2026年06月14日

梅は体を引き締めて夏の脱水した水分を補いやすくしてくれます。夏にうれしいですね!

個人的なことですが、昨日、千葉県香取にある両親の墓参りにいきました。
お盆期間は先ですが、酷暑の墓参りを避けて今にしました。
朝、始発で都営浅草線と京成電鉄、JR銚子線を利用しJR香取駅へ。そこから香取神宮まで歩き参拝し、そこから1時間強をかけて農道や高速道路に沿った道など坂の上下を延々と繰り返されます。体力が削り取られ両親の眠る墓所までたどりつきます。田んぼには30cmほどの稲が風に揺れていて、気持ち、和みます。

話がそれますが、スーパーマーケットや八百屋でも青梅が販売されていて梅酒に梅シロップを楽しみたい人が手を伸ばしています。東京では大方の熟れた梅の実が落ちましたが、香取では今が梅のピークのようです。成田山新勝寺裏の成田公園の梅木の下にも、たくさん梅の実です。完熟して落ちた梅の実は甘さが青梅よりも優れていて私好みです。私は去年、梅シロップを作りましたが今年は砂糖の種類を変えて体に優しいコクをプラスしたいと考えています。そのための組み合わせとして、、


■てんさい糖(砂糖大根)で作る

​お腹の環境を整える「オリゴ糖」が含まれ、体を冷やしにくい性質があります。まろやかなコクが出ます。

■​きび砂糖・黒砂糖で作る

​精製されていないため、カリウムやカルシウムなどのミネラルが豊富です。独特の力強いコクと、琥珀色の美しいシロップに仕上がります。

■​純粋蜂蜜で作る

​砂糖の代わりに蜂蜜(梅1kgに対して蜂蜜1kg〜1.2kg)で漬けます。蜂蜜の潤いを与える働きと梅の酸味が合わさり、喉や体にとても優しいシロップになります。


今年は、これから梅をつけようと(**きび砂糖かてんさい糖)で悩んでいるところです**。


皆様も、もしかしていろいろと工夫なさっておられ、梅を楽しんでおられるのでしょうか。



中医学的に梅をみてみましょう。

1. 梅の基本プロフィール(性味・帰経)
​五味:酸(さん)・甘(かん) ※生の青梅は強い酸味、熟すと甘味が加わります。
​五性:平(へい)〜 微温(びおん) ※体に極端な熱を持たせず、冷やしもしない扱いやすい性質です。
​帰経:肝(かん)・脾(へん)・肺(はい)・大腸(だいちょう)

​2. 主な中医学的効能
​梅の最大の武器は「酸味」です。中医学において酸味には「収斂(しゅうれん:引き締める・漏れを防ぐ)」作用があります。

​@ 生津止渇(せいしんしかつ)
​酸味と甘味が合わさることで、体内に必要な潤い(津液)を急速に生み出す「酸甘化陰」の代表格です。
​喉の渇きを癒やす
​夏バテによる脱水や、寝汗で消耗した水分を補う
​慢性的な微熱や乾燥による口の渇きを収める

​A 斂肺止咳(れんぱいしけい)
​肺の気をギュッと引き締めることで、長引く空咳や慢性の咳を止めます。
​風邪の初期の咳ではなく、**「熱や乾燥のせいで肺が潤いを失い、コンコンと続く長引く咳」**に効果的です。

​B 渋腸止瀉(じゅうちょうししゃ)
​大腸を収斂させ、過剰な排泄をコントロールします。
​慢性の下痢や、お腹の冷え・虚弱からくる軟便をとどめます。

​C 安蛔(あんかい)
​中医学の古典的な効能として、お腹の虫(回虫)の動きを鎮め、それによる腹痛を和らげる作用があります。現代でも、突発的な腹痛や消化不良のケアに応用されます。
​3. 状態によるアプローチの違い
​日常の食養生(薬膳)と臨床(中薬)では、使い分けることでより狙った効果を引き出せます。




1781399868910.png
(梅の中医学的な解説図)

梅は夏バテによる脱水等の水分を補う作用からわかるように、夏にもちいるとしあわせになれる逸品です。
posted by スズキ at 10:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック