角由紀子さんのYouTube映像で、興味深い対談がありました。
対談者が語るには、自身のお母さんが病により危篤となり、一年間の延命をと切なる祈りを。すると宇宙人のような金色の3名が降りてきた。。。すると対談者が、病の母の体を透視ができるように。母の体内に病巣をみて、それを流すようになさったそうですが、それで医師も奇跡としかいいようもない状態の回復を遂げたといいます。
高次元からのメッセージはどう受け取ればいい?宇宙人や神様
過去中国の文学では、
患者を透視して体内の病の原因を突き止め治療をおこなう扁鵲が活躍する物語があります。
『史記』扁鵲倉公列伝
《越人の方たるや、切脉、望色、聴声、写形を待たずして、病の所在をいう。病の陽を聞けば、論じてその陰を得、病の陰を聞けば、論じてその陽を得。病の応は大表に見る。千里を出ざれば、決するもの至っておおし。曲止すべからず。・・・》
アニメも同様に主人公が病を透視で見抜く作品があります。『異世界薬局』: 主人公の少年ファルマ・ド・メディシスが、指で輪っかをつくり片目で除くと、身体が透視でき患部は色が青く見え、正しい診断がついたら患部の色が白に変わる。そうした規格外の能力から周囲に「薬神の化身」として恐れられる場面がある作品です。
以前見たテレビ番組では、**確かロシアの患部が見える**少女がいて、医の道を歩んだという実話を聞いたことがあります。
残念ながら私どもは通常、体表を透視して病を見つけ治療する特殊技能の持ち合わせはありません。ただ中医学を学ぶと、体内の気血津液や臓腑等の病的傾向を的確に把握する目的で、体表に現れる気血津液の特徴、たとえば血が足らなければ蒼白な肌で乾燥を持つとか、気が足らないことで水分が体内に停滞して溜まる体型がみられるといった、現状から兆候を把握していきます。たとえば、臓腑が体表に兆候をあらわす例は開竅です。
「開竅」とは、「五臓が特定の部位(竅:きょう)とつながっており、その部位の状態を通じて五臓の機能や生理的変化が反映される」という考え方です。中医学の「整体観念(人体は一つの有機的な統一体である)」に基づき、体の内側にある臓腑の状態を、外側の目、耳、鼻、口などの感覚器を通して観察し、診断や治療に役立てます。
(開竅図解)
開竅の他にも、体表から体内の状態を把握する観測法がいくつもあり強力ですが、他は次回に回させていただきます。
では、**仮に角由紀子さんのYouTube映像**で語られた方が観たお母さんの体を透視して観た像とは、どういった絵になったのでしょうか?
病がどのように体内で代謝を阻害して見えていたのか。そうした映像は今の時代、3D-CGで再現はできるでしょう。それは相当に制作費等もかかる事柄でしょうから、私が観たいと思っても難しいでしょう。
体内で体質に虚証と実証といった気血津液の量が足りなかったり、物理的な経脈や血脈が圧せられ流れが停滞し虚と実が強まり実証となったり。さまざまな変化が体表を透視した映像を観察すれば、直感的に理解できるものでしょう。
そうしたデザインワークを、AIで作図してもらいました。
何枚か出力したものを掲示させていただきますね。
私は施術中にお客様の体の形態形状や体表の温度や湿度、ちりちり感など、いくつか情報を集めては、
脳内でこういった画像を描き出して施術をしています。こういった絵が私の右脳と左脳の共同作業で描けていない複雑なイレギュラーな状態を持ったお客様もおられます。正直に言えば、もうこの時点で手技は諦めてお帰りいただきたい。ですがそういったことを言われたらショックで凍りつくことで、私がそうされたら人間不信にもなりかねません。だからそうもいきませんので、安全管理ができるギリギリを狙って対処するという、数倍以上も計算が難しく疲労困憊して施術後にぶっ倒れる施術回になります。ただ、もし、いま中医学で学んで見つけられた高度なチェック技術があれば、こうしたことも、もっと楽になっていたとわかります。
忙しく判断と施術を繰り返して仕事をするなかではそこまでしている時間はないにせよ、
できればお客様にこんな印象なんですとお伝えしたかったが、そこは施術業の範囲を越えたサービスになって難しかったわけです。ですがいまはイメージに近い絵が得られそうな時代がきたんだなと思えます。
拡大してご覧ください。
ご参考まで。
ちなみに、筋膜リリースで瘀血のトラブルを拭う専門的な話となりますが、
瘀血の場合は、症状を聞けばどこにできておるかがわかってますから、あとは瘀血ができる定位置を確認し瘀血の量と範囲と硬さ等の質を確認して、どこから手を付けて解くのが正解かと考えて解き進めればいいのです。
病理物質の瘀血は固定性で図示の意味があります。
ですが痰湿は遊走性のため図示しても体内を透視して参考になる意味が薄くなります。
私どもには痰湿の量を多く持たれた方の内部は瘀血ほどは透視映像を描くことはできません。
体のここかしこに痰湿は散らばってしまい、圧せば横に逃げるだけで、多少溜まりやすい場がわかるとするとそこは瘀血の隣にできた痰湿だけという様子です。
上掲した絵とは似ても似つかな複雑さ。
以前こちらのブログで施術の手技療法は痰湿体質で生成された痰湿(津液が熱せられ乾燥して粘つく物質)ができて体内の脈管等をつまらせていても、その病理物質を発見して解こうというのは現実的ではないと述べたことがあります。
つまり精密に描けない絵で原因箇所の特定もできないのだから、適切な手技の仕様がありません。
それは手技療法では痰湿体質に対して、脾の状態を底上げするといった大切なバックアップはできますが、瘀血の塊を緩めていくような即時的に状態を改善に向けるような反応は期待できないということです。
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