気血を必要な組織や器官に送る疏泄作用が失調して、
自律神経が乱れてしまうことをご存知でしょうか?
先日、母の田舎にいき、いとこのお宅にお邪魔したとき。
大所帯がてつだって乗用車が3台、自家用で所有しておられました。
これからが自動車税の払込時期ですし、ガソリン代も徐々に高騰していると嘆いておられます。
今後どれほどあがっていくのか?
不安でしょうがない
出費を抑えられるところを、工夫しながらどうにかやってますよ......と。
私も不安に感じることを数えれば、両手の指の数では足りません。
じたばたしても仕方がなく、できるタイミングで粛々とこなし続けるしかありません。
まずここで不安を定義づけましょう。
《将来への不安》といいますね。
《不安》とは、未来に課題があるが、取り組めていないと感じるときの感情。
不安の取り組み方はいくつかあります。
・不安事案もすぐに挑めば不安感は消えていきます。
こころのモヤモヤが脳のメモリ領域をぶんどり続けることはありません。
建設的な行動を起こせば集中力を高めながら未来の課題解決へと歩みだします。
・不安を不安のままで先延ばしする選択肢もあります。
脳のメモリ領域は不安が解消されずに減ったままが続きます。
不安の感情は、本来的には未来に起こるであろう課題を放置して痛い目にあわないようにする警告メッセージですから、課題が取り組まれるまで警報はなり続けております。
不安もひとつだけを選択して取り組むとき、集中力を高められるでしょう。
ですがふたつ、みっつ、よっつと複数の不安がひっきりなしに思い出されれば、
脳は同時並行処理をしようとすると限られた思考領域を逼迫させてしまいます。
そのときに未来の課題を見て見ぬふりをして先延ばしをするようになります。
先延ばしをしても課題に取り組めていないときの不安感は消えないまま。
この状態が継続すればストレスフルな感情へ移行して、
肝の気を持って血を送り届ける疏泄作用が滞るようになり自律神経が乱れます。
不安感というこころのマイナスが脳の思考領域を奪い気の流れや血液の循環に悪影響を与えるのです。
先延ばしをしないようにするコーチングセッションは、
次のようなステップで解消を目指していきます。
@ 不安なことをすべて思い出してもらいリストアップしていきます。
A リストのなかからコーチングで取り上げたい課題をひとつだけ選択してもらいます。
B 課題について、《1》直視《2》大目的に気づく《3》系統的脱感作(強度の弱い対象から段階的に慣れていく)といった手法のなかで最適な方法を採用し、取り組みやすくなるようにしていきます。
C 取り組んでみた結果からやってみてどう感じた?といった質問を送り、未来の課題に対して取り組めた実績を経験値として実感していただき、どのように取り組めば合理的な対処ができるかについて考えを深めてもらいます。
D ひとつだけ選択して課題をクリアしたやり方が気に入ってもらえたら、
自分で他の課題を同様に取り組むよう促していきます。
こんなこと知識としては知ってるよ!でもできないんだよという方もおられるのでは?
【 知っている → できている → やっている 】の違いからでしょう。
知らなければできませんから知っていることは一歩前進です。
知識を活用して取り組むことで知らなかったことが明らかになってきます。
欠けた知識を補うよう試行錯誤をしながら苦労してやった末にできているといえます。
やっているとは、ベテラン運転手のように苦労せずとも自在に手足や思考が働いて運転できてしまうような状態です。
知っているだけでは、実戦では使えない未完成品です。
できている状態までの体験学習を通して錬成へ導くのがコーチングです。
自動思考に近い反応で先延ばしを繰り返し生活を送っていくとき。
体調も思わしくないのです。
それは生理的な現象となって身体を緊張させ呼吸が浅くなるからです。
優先順位付けをしながらひとつずつ粛々と、
腰を据えて取り組む習慣がもてたとき。
未来の課題が次から次へと押し寄せて渦に飲まれなくなります。
すると未来の課題を先延ばししなくなって、
肝の疏泄失調による自律神経の乱れがおさまっていきます。
一見すると不安感と自律神経の失調状態は無関係に見えますが、
こうして不安感というストレスが減ったことにより、
眠りが深まったり、お通じが良くなったり、いらいらがなくなる人が実際に観られるのです。
身心一如とは、よく言ったものでしょう。
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