現在はオステオパシーの先生に診ていただいているそうで、
それに自身でもセルフケアを考えながら日々メンテナンスをしておられるとのこと。
身体状況は去年の8月より大きな負担の増加にはなっていませんでした。
御本人が時間と労力を自身の体への投資に向けておられた成果でしょう。
私もありがたいことだなと喜んでおりました。
ただお体には、ひとつの課題がクリアされれば次の課題が見えてきます。
終りが見えないといわれますが、そうした積み重ねが、
やがては見違えるほどの姿となり宝物を得たことに気づくものです。
そんなことを思いながら、
お客様の認識している点で気になったこと
(身体が無自覚で体軸をねじる状態で固定されておりました)
(ヤムナボールローリングの使い方でトラクションコントロールをしてない)
(主訴の現状痛覚刺激による痛みが感じ取れた患部は標治扱いのケア対象で、
本治はまったく別の場にある点の指摘)
などなど。
いくつかの安全と効果を考えた現時点で必要とする箇所のケアすべき点を、
対処法と共にお伝えできたと思います。
ご理解いただけて今後のケアの方向性を決めるための
参考にしていただければと願っております。
意外に思われるかもしれませんが、
自分は直立時に体軸をねじって固定していても、
頭部を前面に自動で向けて補正して前方を観る作用が効いて、
体軸異状が自覚できないことはありがちです。
体軸のねじれや側屈等の整体から遠のく状態であれば、
体の中心に据えた骨格が歪み傾斜が生じていますから、
膝・腰・頸の脊椎がねじられた状態ということです。
基本的にこうした状態であると理解できておらず過度なトレーニングをすれば、
疲れますし、足腰頸の疲弊や痛みも現れますし、
なおかつ体の歪みがあるままの運動法を無意識下で工夫し体得してますから、
さらに歪曲化が進むリスクがでてしまうケースがあります。
そのひとつが大腰筋と脊柱起立筋の状態のアンバランスで見て取ることができます。
最近、理学療法士の先生で大腰筋を巧みに認識し操れるようになった方と
メールでやり取りさせていただいております。
大腰筋の背中側のくっついている面と腹部側の方を向いた面とは、
役割や組成が違うだろうという点に気づかれておられるとのこと。
それも自分の体感で!です。
理屈は私にも重々理解しておりますが、
腎虚や腎陽の体質を背負った私には体感ではつかみきれておいらず、
うらやましい限りと、お話を伺っているところであります。
大腰筋のトラブルがあるかどうかは
体軸の状態をみるには欠かせない点です。
施術で腹部大腰筋をみるとき、
だいぶん昔で未熟な考えであった私は、
大腰筋の腹側面を触り固いとか柔らかいといった判断をしていたときがあります。
(現状ではその浅はかさは猛反省すべきと理解しております)
右利きの足をお持ちの方は、
一般的に左大腰筋に負荷がかかるとしますが、
それは大腰筋の腹側面の部位を視てだけのことでしかなく、
実際には右側大腰筋の背中側が直裏に位置する起立筋との重なる面が
左側大腰筋の硬化を凌ぐ硬さになっていることがあります。
ただ右側大腰筋の腹側は左側大腰筋の腹側より柔らかさがあり、
一瞬触ると柔軟な状態が感じ取れることがあります。
場合でわければ、右側大腰筋の深部まで悪按状態が厳しすぎない程度視ていくことで、
本当に右側大腰筋の全体が柔らかい状態であるかどうかがわかります。
解剖学的に視て摂れば、右側大腰筋の全体が柔らかい状態なら問題ないものの、
右側大腰筋の背中側の筋が硬直緊張している状態が強い場合、
大腰筋の緊張は石や鉄ほどの硬度かと思うほどのケースもあって(実際に私がさわったときに感じた感触で、筋硬度計では計測できない部分なのであしからず。。。)、
その位置には横隔膜との重なりがあるんです。
横隔膜はパワフルな膜というより平らな筋肉の厚みある層のような筋肉群です。
ですがそれ以上の筋力獲得をする大腰筋が緊張萎縮しっぱなしであれば、
そうした横隔膜に対し大きな呼吸機能の制約が生じていたのだろうと推測できます。
このことはあまり書などで主張されているものではありませんが、
大腰筋の外周を取り巻く筋膜層が接触または近接した横隔膜には、
相応の機能発揮のブレーキが踏まれていることでしょう。
こうした状態化があるかどうかは、
おおよその点でご確認していただくという方法としては、
立位で右側の肋骨11番と腸骨稜の隙間がこぶし1個分あれば
そこの懸念はありませんが、指が一本とか二本いかないほど狭まっていれば、
問題があるだろうと推測していただけるでしょう。
そうなると呼吸機能が案外厳しい状態、ゆえに空天の精を吸いきれず、
宗気生成に陰りが現れていますよ、ということがみえてまいります。
つまり気虚状態に陥りやすい体の状態ですよというように考えられます。
この場合には構造的に体内の部材が本来は軟部組織で伸び縮みするものが使われるはずが、
代わりに緊縮した状態を維持するためのワイヤーにそれを付け替えられている状況です。
そうなった場合は、このときのワイヤーは感覚神経を逸しており、
麻痺進行が完成した状態ですから本人はそうなった状態であるとは知らないのです。
だからそこを患部が秘められているとは気づきません。
実態としてこのワイヤー状に融通が効かない筋肉を動作上の肩代わりをしようと、
別のある程度の代謝が行き届き軟部組織といえそうな部位を余計に負荷を強いて動きます。
すると本人にとって代謝があってオーバーユースから炎症を持った部分が痛みとして実感され、そちらのみが患部という感じに思えてくるものです。
実はそうした裏手にはさらに厄介なものでありますが、、、
隠れている裏ボスがいることも。
(これって想像以上によくある話ですから、他人事とは思われないお話なんです)
そして昨日はボディチェック後に一通りの気づきを申し伝えさせていただき、
こうした秘められた部分があるから注視して対処しようねということで、
そのワイヤー化した部位の一部をけっこうな手間のこんだスキルの重ねがけで
表面化させて本人にそれを確認していただきました。
いくらわたしが口で、ここにこのようなものがあるからと申し上げたとしても、
そんなものは感じませんといわれてしまってスルーされるのは目に見えてます。。
そしてこのような人体骨格上の大幅な歪んだ状態に固めるものがあったならば、
気虚とか説明してもちょっといまは時期ではないなと判断できる状態でしたし。
昨今、ボディチェックをするときの多くは、
ちょっとの間、中医学の病理体質のどちらにお客様が当てはまるだろうかと
お話させていただくことが多かったのですが、
そこよりも構造体としての課題を正確に認識してもらうこと。
ここで中医学の体質の話をしたら、一気に聞き慣れない言葉があらわれて、
どれも理解が定着することなく忘れられるので、そこは避けたほうが賢明。
そのように判断させていただきました。
スキルの重ねがけで普段なら完璧に体の芯に潜って痛みもなにも麻酔をかけたほどの
無痛状態エリアを一時的に気血を通して感覚を取り戻し自覚できるようにしたのです。
後々に不調を残すことがないように下地をしっかり整えてやらなければ、
その後の体調に異常をきたす要諦ですが、下地を計算式で整えてあげたら、
その後のセルフケアに活かせる状態につなげることが可能なところに着地。
施術する日々を遠ざかったものの、、、、、私の頭は速攻でそこの計算をし始めてくれる。
人間の能力は便利なものです。
ただ体力は極端に低下しているからボディチェックといいつつも、
ポイントを絞って一点・二点を実直に仕上げる施術を付加しているので、
その施術の疲れはどっと現れるのです。
また、脳の使い方も薬膳勉強とは違うところを使っていると、
つくづく感じられますね
この部分って、背負っていたら兪穴をことごとく目を潰して気の取り込みができない。
そうした状態が慢性化したエリアと化し邪気の巣窟のようなトラブルを表しますので、
どうにか『真剣モードで緩めたい!』とお感じになられたらうれしい限りです。
最後に余談ですが、
つくづくですが昨今の山羊肉や羊肉の骨混じりブロックを調理するようになってから、
驚異的に施術するときの理解度が増した実感があります。
私の脳内に描かれたイメージの像に緻密さが明らかに増量されてます。
昨日の施術で大腰筋の背中側の面を探索するさいに捉えた感覚が、
これですよ、これ!!と腹直筋や他の臓器越しにも手に取るように見えてきて、
不思議な気持ちでした。
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