2025年09月09日

中医学、先生の違いなどによってか表現の差異に唖然とする。 不眠症になりそう!



中医学について。
漢方薬局を経営し中医学に基づく漢方処方をなさるがんじゅうふぁみりー様のYouTube映像を視聴し勉強を進めています。

パワーポイントを使っての講義が主で、初心者にわかるゆっくりとした口調で解説をなさり、大切なところは繰り返していただけます。

1500本以上の映像アップ数のため、すべてを視聴するには時間がかかりすぎであきらめました。
重要な事案テーマは、同様な講義を繰り返しているそうですから、最近の300本を1日10本ペースで繰り返し視聴しています。



他の漢方のYou Tube映像をアップし講義する先生もおられますが、先生ごとに同じ症状を解説しているにもかかわらず一致しないことがあります。
中医学の対応は弁証論治がベースです。
弁証は、四診という検査で患者様から客観的なデータを集積分析すること。
論治とは弁証結果にもとづいて治療方針を決めることです。
ただ弁証の仕方や論治上の判断解釈の違いから、
同じ症状でも異なる治療方針が述べられることがあります。



ようやく少しだけ中医学の方剤にも馴染みを覚えたと感じられて、本草薬膳学院のテキストを2ヶ月半経過して初めて開きました。
通信教育で自分のペースで勉強を進められるからできることでしょうか。

今日はがんじゅうふぁみりー様の映像で「不眠症」を学び、本草薬膳学院の実用中医薬膳学という専門書レベルのテキストの不眠症の項目を開きました。

するとどうでしょう!

当初から薄々予想していたものの、
がんじゅうふぁみりー様で学んだ内容と本草薬膳学院のテキストでは、弁証論治上の差異がございました。


「人は陽が陰になると寝て、陰が陽になると起きる」

といいます。

ここから不眠症について、
がんじゅうふぁみりー様の講義内容を端折って解説します。

行動モードの発熱を沈静化させて、心身の熱を冷まして寝入ることができます。
それが不眠では、熱が寝ようとしても収まらない。
すると明日に備えて寝ておきたいが、目が冴えて眠れずにいる。
中医学ではこのときに起きる入眠困難を生じさせる熱を把握分析して、
「陰虚虚熱」か「実熱」に分けます。
「虚熱」は、体質という内部からの熱。
「実熱」は、感情や過度な疲労からの熱です。

「実熱」というと難しく感じますが、
メンタルが仕事疲れでネガティブループして目が冴えて眠れなかったり、
恋しい人を思い出したら幸福感が高まって心臓が激しく鼓動し寝れなかったり、
気に食わない上司や友人にされた態度が思い出されて怒りで熱を帯びたりする。

そういったこと、
人生で一度や二度あったかもしれません。
それが実熱による入眠困難な状態です。


対して
「虚熱」は、血や津液が足らない体質のこと。
陽(気)という陽の分類になる熱を帯びたエネルギーは、
恒常性の作用で常に体内を巡るようできているのですが、
寝入るときは陽(気)の熱の亢進を血や津液という陰液で冷ますのです。
(私には原発で使う制御棒のようなイメージのほうがしっくりくるんですが、)
ガソリンを燃やしてた熱を帯びたエンジンを、水冷式のラジエーターの働きでクールダウンさせるイメージです。
でラジエーターを使ってエンジンの熱を下げたいのだが、ラジエーターに水が枯渇していて冷めないままになってしまった。そうなると挙句の果てに熱暴走のトラブルが起こるでしょう。
それと似たことが体内でも起きれば、
寝たくても陰液により気の熱が冷まされず熱いまま。
それにより入眠困難が起こります。


また陰液の中でも特に「血が足らない血虚」のときにも、
睡眠トラブルがおこるのです。
ただ血虚の特徴は入眠はしやすいものの夜間覚醒やうつらうつらとして深く眠れない、多夢といって夢を起きたのちもしばらく覚えている、などの状態が起こります。

結果として、それぞれの弁証による検査結果に対してどのような漢方薬を用いればよいかがわかります。

虚熱」であれば「天王補心丸」または「桂枝加竜骨牡蛎湯」+「六味丸」、「加味帰脾湯」+「六味丸」

「実熱」であれば、心火旺「三黄瀉心湯」、肝鬱「加味逍遙散」、肝心火旺「柴胡加竜骨牡蠣湯」

「血虚」であれば、「加味帰脾湯」

不眠症の道理を中医学的に解説していただいたことにより、
出てきた方剤を観て
なるほどなるほど!です。



と、いつもはここまで学んだら次のがんじゅうふぁみりー様の映像を視聴するのですが、
今回は本草薬膳学院テキストの不眠症の章を開きました。
本草薬膳学院テキストは薬膳学習に特化した専門書で、
本書監修の本草薬膳学院校長、辰巳洋氏は本場中国の方です。
一部、がんじゅうふぁみりー様のご提案いただいた漢方の処方とは異なる点は見受けられました。
まぁそこは本テキストの分類法がよりがんじゅうふぁみりー様の講義よりも、突っ込んだ詳細な分け方をしているからでしょう。
本書内容には高い信頼性があると判断しております。

ただ・・・懇切丁寧ながんじゅうふぁみりー様の講義のような学びやすさは排除され、
大量データが書き連ねられデータ量が20〜30倍に化けた辞典の簡潔さです。
私含め初学者は、相当な苦痛を味わうことになるでしょう。

これを、そっくりそのまま頭に入れるのか!!

そうとわかった瞬間、
不眠症になりそうでした。


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posted by スズキ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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