2020年07月30日

膝の「おけつ」をベン石温熱器を2本で押し流そう。それで全身もスッキリ。「おけつ」総量を減らすには、膝が大事です!


気のめぐりの悪さは血液のめぐりを同時に停滞させます。
血液の停滞「おけつ」が体内に現れだす場所があります。


ここでいう「おけつ」とは、中医学の概念で、
西洋医学では認められてはおりません。


凝りなどの不調か所にもマッチすることもあり、
どのようなところに「おけつ」があるだろうか。
または「おけつ」がたまりやすいのだろうか。

それを把握して人体を観れば、
問題個所を見つけ出す効率が高まります。



カラダの深層にも「おけつ」は現れますが、
今回は、体表の「おけつ」の現れやすい場所の一例をマークしていきましょう。


体表のおけつ.png


図を観察してください。


下腹部
腰部、首の裏側
膝、それも膝の前側と後側
足首周辺






一見していただければおわかりいただけるように、
膝の前側と後側。
こちらのおけつがたまるエリアはえらく大きいし、

前後ともに影響が出るというのは、
腰部と下腹部と同様に、膝でも起きている。
それだけ「おけつ」の根深さを感じさせられます。



別の視点で、カラダの前面と背面という見方でみていきましょう。

カラダの背面「バックライン」と呼ぶ脊柱起立筋を含む膀胱経に当たる筋肉の連関する流れで読めば、

足首(特に外側)が縮むと、膝裏が縮みます。
膝裏が縮むと、腰の裏が縮みます。
腰の裏が縮むと首の後ろが縮み緊張するという連鎖が起こります。


カラダの前面「フロントライン」と呼べそうな脚部から頭部に至る前面の流れの関連から読めば、

足首(特に内側)が緊張し縮めば、前側の膝上が固まり膝下もつられます。
膝上が緊張すると下腹部の緊張度が増していきます。
下腹部の緊張が増すと、顎関節を無意識のうちに強くかみしめて顎関節の緊張によるずれを引き起こします。



特に脚部の筋腱の力は全身を支え移動するための筋の強さがあり、
こちらが筋拘縮して緊張状態がほどけなくなると、
芋づる式にバックライン沿いやフロントライン沿いに、同時に「おけつ」をためだすのです。



たとえばですが、
膝裏のしこりを「ひかがみ」という名で呼ぶことがありますが、
こちらのしこりが強く緊張して炎症まで持っているとすれば。
「足首外側の凝りがあり、腰の腰仙関節周囲に委縮があって、首後ろの緊張が抜けない人」だな。

そのように身体状況を表現することが妥当な場合が多いのです。


つまり膝が問題があったら、胴体も首も問題がでてきてしまう。



人体構造上、そのようにできているのです。

私も、膝には不調を抱えていて、
そのような関連した不調経験を体験しています。


膝は、全身を巧く立てバランスを修正するには、
これほど機敏で操作しやすい部分はありません。
行先の方向づけしたり、膝を固めて立ったりと、
胴体のコントロールが乱れたら、
大幅に膝への負担は増すばかり。

私は施術をするときに、長時間前傾で集中している。
そのときに膝で動きをつけてしまい、
右ひざを緊張させて半月板面を委縮させて固定させ、
動きがぎこちなくなった右膝をかばうように左膝が横ずれを起こしながらひしゃげていく。

私の膝ずれのパターンです。

これは私特有というよりも、
右脚が利き足となる方々の多くの膝に不調を覚えさせる共通するものともいえるでしょう。


膝は、動きが複雑で体を支え続ける役目も負って負担が半端ない関節部です。
リリースが難しい場所の筆頭でもあり、
同時にリリースのときに圧で迫れば激痛も出るという場所でもあります。



なので、、、どうやって、緩めていけばいいかを考えていたのですが、、、。


シンプルに以下のやり方が、リリース後の不調も起きにくいようです。
そしてリリースのときの激痛は皆無。
ただし大腿骨や脛骨腓骨の骨部分に熱をあたえて加熱して緩めるので、
若干温度設定が高めで、時折、あちっという感触はでてきますが、
そうなったときは温度設定を下げても大丈夫です。
熱すぎず、さりとて心地よい暖かさの上限を狙う。

そのような感じで、
ベン石温熱器でアプローチをしていくと、
膝周囲の筋の凝りが徐々に緩みだします。
膝周りのしこりによりできた出っ張りが消えて細くなってくるようです。

このような状態のほうが、足の骨を活かして立つ、歩くなどの操作が感覚的にしやすいですね。

ベン石温熱器で膝をはさむリリース.png



難点があります。


膝周囲の筋の凝りは、生まれてから今日まで加算してきたものであれば。
特に膝の不調を感じた経験がある方の場合は特に、繰り返しこの操作をして解くことで、
成果を上乗せすることができる。
そして膝周りのコールタールのようなお血が処理が終わったほどに、
膝周りの靭帯もゆるみ、膝関節の詰まり過ぎ状態を改善してくれるようになるでしょう。


そうなると、自宅に、絵のような大きいサイズのベン石温熱器を2本。
用意して持っていなければならない。
私は、施術用に余裕を持って仕入れているわけですが、
一般の方では高価な器具ですからなかなかそれもできないでしょう。

そこが、「いいやり方を見つけて実践してもらいたいんです。が!」と語尾が濁るところでしょう。


ただベン石温熱器を2本はムリであれば、
手で握って大きさを感じる厚手のホットストーンを2個用意してもらって、
そちらを湯煎して、膝を左右、前後、挟んで気持ちいい程度のマッサージを加えてみるのもいいでしょう。


玄武岩のホットストーン.jpg

最後に繰り返しますが、
膝が、しっかり深いところまで日々、ホットストーンを使ってリリースして改善を積み重ねていただければ。

それはやがて全身の体表部のおけつをためない身体になっていくことでしょう。
全身へのアプローチをしているつもりで、膝の痛みを感じたことがある方は、試してほしいです。

※ ただしすでにお医者様に通われているほどの状態であれば、
  やる際にはかかりつけ医に許可を得てやっていただくようにしてください。
  また私自身、少しずつこのやり方を工夫を積み重ねてます。
  膝のダメージのパターンは人それぞれです。
  もしお通いいただいているお客様が自身でもやってみたいと思った方がおられれば、
  質問を受け付けてますので、なんでも気軽に聞いてください。

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posted by スズキ at 18:39| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日本でもドイツ基準の自然療法士制度があればいいのに。。。

日本では、医療というと西洋医がメインです。
または東洋医学としての鍼灸等でしょうか。


ですが他の国々では、
草木等を利用して健康を維持するためにもちいられる自然療法を生活に取り入れる人々は多いようです。




去年。
私の施術のこころの師匠と慕っております先生が、
アメリカで薬草を学ぶコースを受講していると連絡をいただきました。

先生は、野草で目的のかなう薬草となる植物を求め歩くそうで、実践的。
得た薬草は、チンクチャーとしてエキスを安定したウォッカのような蒸留酒や蒸留水などに移し保存するそうです。

ワイルドライフを、いまも送っておられるでしょう。

新型コロナウイルスのような危険はおのずと避けて通る知恵を持っている先生なので、
不思議と大丈夫だと。
もう少しアメリカが静まったころに連絡をいれるつもりです。


アメリカでは、そのような自然療法講座も主宰されて、
高額な受講料でも多くの生徒が集まって学んでいるそうです。







他国でも自然療法について受け入れられている国があります。

中国は、日本にもなじみが深いでしょう。
『神農』がみずから草木を口にして、薬効を語ったという話。





他には?
例えば、ドイツ。


ドイツでは、自然療法士(ハイルプラクティカー)という職業があるほど補完医療が市民権を得ております。
ドイツでは薬局で補完医療分野のホメオパシーやフラワーエッセンスで処方されたレメディが手に入ります。


自然療法を学ぶ場も多くあって、関連書籍や雑誌が多数出版されています。


ドイツは、新たな医療機器が開発されたとき医療認可を受けるとき、
徹底して検証をする国として知られてます。
私が知るドイツで開発された医療認可待ちの機器は、
日本の医療認可も大変なものだという印象を凌駕する認可ハードルの高さでした。
「その検査、まじめに必要?」と思えるような、
落下防止どころか2メーターほどの高さからガシャン!と落下させて壊れないかまで検査します。
精密機器を容赦なく床に落下させて壊れては駄目だしするという国です。
日本では、そこまではしないんだが、とドイツ人が苦笑してました。


同様な高いハードルを突きつけて認められたドイツ人基準の自然療法は、
自然療法士という補完医療の担い手を育成され国民全体の6割が、
補完医療で治療体験を持つ療法です。
だから一般的な病院でも取り入れて効果を上げております。



一見すると『薬草学』はおばあちゃんの知恵袋。
「この薬草は、便秘に効くよ」と薬草ツボから出したセンブリを煎じて飲むような感じ。

自然療法が効くのかどうかと疑う人もいそうですが、
その多くは質の高い自然療法に接した経験がないか浅い人が持ちやすい感想です。

事実に基づくほどの知識がないときには、
疑うことがリスク低減になります。。。



自然療法が身近かに利用できる環境で心配ないものだと知っていれば。
信頼する親や身の回りの人たちが自然療法を利用してしあわせな顔をしていたならば。

親しみを込めて自然療法に目を向けることができるはずです。


とっても身近に感じられることでしょう。



またドイツ在住の日本人がドイツで長男が腹痛で入院したら、
抗生物質ではなくホメオパシーのレメディが処方されたそうです。
効果の裏付けや科学的根拠があるということ。


日本の病院では、現状、ありえないことです。

ドイツの職人気質な補完医療の番人となるには、
そうする権利があたえられるほど高度なトレーニングや試験が必要です。
ここが前提条件として安全や効果が担保されている必要があるのですが、
そのうえでなら抗生物質の処方を差し置いて代替医療を採用するという天秤が用意されている。


その選択肢の幅広さが日本でも実現できれば、私にはありがたいです。


レスキューレメディのような緊急事態を治めるためのホメオパシー等の処方もあります。

ここでは詳細は触れませんが、緊急な腹痛等の病気のみがカバーする領域ではありません。
心身ともに日頃から安定した自分を手に入れるサポートを積極的おこなう対応がなされて、
よりよき人生へのサポートが受けられる。




病気にならないための自然療法も大切ですが、
よりよい生活を楽しむための自然療法に、
それが含まれているというのが理想です。


個人的な願望では、ドイツのような国レベルの自然療法士の資格が制度化してほしいです。

今の各人が各人の体質に合った免疫力を向上させていくことへの取り組みを、
自然療法でバックアップしてくれるようであれば、
ぜひ、受けてみたいときです。







最後に余談です。

私ごとで恐縮ですが、
最近、大自然感を味わうことがめっきり消えた生活を送っています。


自然に触れるためこの夏、初の式根島を考えていたら。
与論島で新型コロナウイルスの感染が大変な状況だそうですね。

それで式根島観光協会の方に、式根島の方々も小さい島ですががんばってくださいと送りました。

「離島での感染は、時間の問題ともいわれておりますが、

 出来る限りの対策を取りながら、何とか無事に終わるまで頑張りたいと思います。」


とのレスを頂戴いたしました。
「いまは、来てほしくない」とは言えない観光推進したい立場の方です。

でも与論島に知り合いがおられて大変だという声が入っておられるようで、
そんななか東京品川区在住の私が行っていいものか?


思考は迷宮に入りつつあります。
外的状況が変わってほしいです。



とりもなおさず、
何とか無事におさまって、島で暮らす方々もつつがなきよう祈っております。



下に貼り付けた映像は、
式根島ではなく三宅島の映像です。
タブレットやスマートフォンで、動きながら観ると楽しいです。
パソコンで視聴している方は、マウスで画面上をドラッグして左方向へ動かしてみましょう。

こういうのを、期待して行ってみたいと思うのです。
(いいよね〜)


https://youtu.be/NvchzPwsNCw
VR対応360°映像で三宅島体験【七島展望台】

posted by スズキ at 16:41| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月29日

社会・心理的ストレスが{気滞}をうみ、自律神経や内分泌の機能を悪化させて体調不良を招く

今回は施術関係の話ではありません。

数日前、東京内の貴重なゴツコラ(和名:ツボクサ)の群生地へ。
いま、私の家のゴツコラ(和名:ツボクサ)が種つきだしたので、
群生地で新鮮な発芽率のいい種を分けてもらおうと考えまして。

前回に群生地へ訪問した5月。
そのときよりだいぶ成長したと思いきや、
葉は勢いをなくし、群生エリアも深刻な縮小傾向でした。


7月は、一日中晴天だったという日は4日間のみ。
日照が悪すぎたため私の家のゴツコラも勢が悪いものは枯れたり、
カビ等に腐食されました。
他の植物もそのような影響を受けたものも少なくありません。

だから群生地もその影響が出ていてもしかたがない状況です。
群生地で種を少量のみ採取したが、種の粒は小粒で生命力が弱そう。


今日は、採取した種をお参りさせていただく寺社エリアに撒く予定です。
神仏のご加護をいただき発芽を期待してます。



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新型コロナウイルスから派生した社会的影響は心理的な負担を余儀なくし、
同時に巣籠ステイホームが続いたため運動不足も。
そのうえ極端な長梅雨による日照不足でビタミンD、特にビタミンD3が不足。



皮膚が太陽光を浴びることでつくられるビタミンDは、一般的に「太陽のビタミン」と呼ばれています。
ビタミンD は、必須栄養素です。
腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です。カルシウムの働きに関わり骨などの健康に関与します。
それだけではなく、ビタミンDには、免疫機能を調節する働きもあります。
体内に侵入したウイルスや細菌などに対して、過剰な免疫反応を抑制し、必要な免疫機能を促進します。
このため、かぜやインフルエンザ、気管支炎や肺炎などの感染症の発症・悪化の予防にも関与することが分かってきました。
その他、がんや高血圧など、さまざまな生活習慣病を予防する効果も期待されています。



ビタミンDを体内に増やすには、、、。
ビタミンDは1日20分程度、日光に当たることで体内でつくることができるので、散歩やウォーキングなど、外に出る習慣をつくりましょう。
天日干しのしいたけやきくらげ、鮭、いわしなどの魚類、卵黄などに多く含まれています。
またはビタミンD3配合サプリ。



ということで、
ビタミンD3サプリで免疫機能をアップしてくれるなら、
新型コロナウイルス対策の微力貢献はしてもらえる?





ですがこれだけで十分対応できているか?

自信なさげです。



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ストレスにさらされている自覚がある人もいますが、
自分ではストレスを感じていなくても身心症状がストレスからきたものだという人もいます。

私たちは外界の刺激や体内環境の変化を脳の視床下部が察知して、
自律神経系・内分泌系などを制御して、身体を一定に保つようにしています。

しかしストレスが続いてしまえば視床下部が過剰反応を起こします。
それにより自身の臓器の弱いものへと悪影響が及び、
自律神経や内分泌系のバランスが乱されることとなります。

自身がすでに病を得ていたならば生理的ストレスを蓄積するでしょう。
新型コロナウイルスによる心配や恐怖、そして継続中でいつ終わるかわからない緊張からは
社会・心理的ストレスがかさみます。


それにより自律神経や内分泌の乱れが発生し、
身心に臓器の機能の異常などをもたらします。



ストレスが多くなると中医学では「肝」の気のめぐりが悪化して{気滞}に陥ります。
西洋医の視点でみる解剖学的な肝臓という臓器と、
中医学の視点でみる肝とは別の意味を持ち混乱を避けられると思います。
詳細の解説は見送りますが、中医学でいう「肝」は肝臓が任された特別な役割・機能をあらわすものです。

気滞}となれば、いらいら、胸やわき腹が張ったり、ガスやげっぷが多くなります。
そして動悸、息切れ、食欲不振、下痢が現れ、悪化すればのぼせや頭痛、目の充血へ。


そしてやがては気が滞り続けてカラダの隅々へと栄養を送る血を配送することができなくなればエネルギー不足に陥ります。
これが{気虚}。
食欲不振、気力不足、疲れやすく風邪をひきやすいようになる。

そして血液が不足するときもあり、これは{血虚}。
血が滞るため顔色が悪くなり、めまいや抜け毛、手足のしびれや月経不順など。

または潤い不足に陥れば{陰虚}。
口が渇いて手足がほてり、寝汗をかく。


そしてこのようなストレスが継続すれば、ストレスに対しての抵抗力はさらに弱まります。
それがさらに{気滞}{気虚}{陰虚}を強めることで身体を虚弱化させていくでしょう。



社会・心理的ストレスから気滞へ.png



こうした気のめぐりの悪さは血液のめぐりを同時に停滞させます。
血液の停滞が「おけつ」が体内に現れだして、頭痛、肩こり、皮膚のがさつき。

この物理的に血流を妨げる作用をもたらすおけつが生じると、
自律神経や内分泌の異常も進み、
当初は神経ネットワークの問題が内臓諸器官の働きを乱す自律神経が失調した状態で、
内臓器官自体は異常がなかったものです。
ですがやがておけつが蓄積されて主要な臓器等へのエネルギーを送り老廃物を除去する代謝機能が阻害されれば。
阻害影響を強く受けた<臓器組織の虚弱化>が起こりかねません。

ここまで進行しては改善が危ぶまれることもあります。


このように社会・心理的ストレスが引き金となり、
{肝}の気を送りだす機能を抑制させれば、気をとどこおらせ血液の停滞まで至らしめます。

その引き金が様々な身体的悪影響を及ぼすということは、中医学では常識。




ひと、それぞれがオリジナルの社会・心理的ストレス対策を講じられるよう工夫が必要なときです。




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私の気滞気分を一気に変える方法を、最後に、ご紹介いたします。
一部、汎用性がないやり方もあり、すいません。

音叉やティンシャのような打楽器的に自分の手で握りながら打ち鳴らすことができるものを使います。
音を鳴らしたとき、自分の手に振動が伝わり、ストレス脳が急速にリセットする感覚が味わえます。







ただ、実はこれで十分かというと、私の肩コリはこれでは、もう手に負えない。

長雨でも体を鍛えておかなければと思って、
最近、長距離を歩くようにして負担がカラダに蓄積した。
それが抜けにくくて体がどんよりしていたのです。

それをどうにか処理するには?


というところで思い出しました。^-^

ブラス.png


今は施術で使わなくなったが、以前、上記写真の2本真鍮製円柱の棒をトントンとノミと金づちを使うようなイメージで、
インパクト圧を使って、しつこい筋膜の凝りをほどいていたことがありました。

実は、そのとき。

多くのお客様が、この真鍮がカチン!となった時の音をうるさいと思わずに、
「ホッとする」「音で体が緩む」と言ってくれていたのです。


それを聞いて、私は思いました。
もしや、この真鍮製の棒を二つ、空中でカチン、カチンと音を鳴らしただけで、
カラダが緩むのではないか?




実験したら、
実際に、私が想定していた以上の筋膜部の癒着が緩んでいた。
私の肩コリが、瞬時に魔を切ったかのようにぬぐえたのです。



真鍮製の棒を自作しておられるお客様のA様。
ぜひ、試してみてください。

まじめに、これ、即効です!!!
posted by スズキ at 13:37| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月27日

ベン石温熱器による気の促進効果を、私は声を大にして、訴えたいです。 ^-^

昨日のこと。

この日は夜通し終電まで神田や皇居周辺の神社仏閣巡りを予定していたので。
土砂降り手前で稲光する天候の中、太田稲荷神社でベンチに腰掛けて一時間、
ゆっくりと雨宿りです。

そのとき。




天空で光る稲光をみていたら、
気血津の「気」は、神経を通る「電気」とは違う。
筋膜内を通じる気は、別の通信だから混同するな。

と、ふと、いわれたような気がしました。


私は一般の方に「気」を説明するときは、わかりやすい説明をしようと考えています。

それでちょっと間違いを含んだ説明をすることがあります。
 神経に電気が通り情報伝わるランケーブルで共有される
 デジタルなイメージで理解を促すことがあります。

わかっている人がこれを聞くと、
「間違いを教えちゃいかん!」というはずです。



なぜなら「電気がデジタル的に流れる神経」と「気が流れて情報を流通する経絡」では、
情報伝達の仕組みも違えば役割も違うのです。



ではここで、
多様な作用を持つ「気」を理解するため、
中医学で規定する「気」の6つの作用・働きを見ていきましょう。


(1)【栄養(えいよう)作用】、血と協力して五臓六腑等へ栄養を送る

(2)【推動(すいどう)作用】、主に血や津液を身体中に巡らすはたらきです。血や津液を推し進めて動かす気の作用です

(3)【温煦(おんく)作用】、カラダを温める作用です。

(4)【防御(ぼうぎょ)作用】、外邪から体を守る作用です。
   (※ 外邪は、寒邪・暑邪・火邪・湿邪・燥邪・風邪からなる六淫の邪のこと)

(5)【固摂(こせつ)作用】、カラダにとって必要なものをカラダの内側にしっかりキープする作用です。

(6)【気化(きか)作用】、おもに気・血・津液・精の相互に変換させる作用です。



体内を流れる「気」に過不足があれば、様々な不具合が生じるのは、これら多様な作用を気が担っているからなのです。

(※気には機能別に『元気(げんき)』、『宗気(そうき)』、『営気(えいき)』、『衛気(えき)』という異なった呼び名があります)




お客様のお体の現状を見て、どの気の作用の低下があるか?
【推動作用】であれば肝機能に不調があるだろうなど、読みとけるのです。


ベン石温熱器のベン石と温熱効果を利用することで、
お客様の気血の通りがよくなるようアプローチをしていきます。


そのときにお客様への不調原因の説明を入れようとすることもあります。
「カラダのこの部分が筋膜の癒着が動脈を圧迫して止血されているようですね」

血管の圧迫が血流を停滞させているという現象は、
それはイメージが伝わりやすいため混乱を引き起こさずに、
どうすれば改善できるかという印象まで想起できるでしょう。
しこりで血管を圧迫され続けて止血されているのは、
どう考えたってカラダに悪いだろう。
誰でもが、そう想像しますよね。




ですが施術では<動脈の流れの改善のみ>を、対象にしているわけではありません。

中国では「気は、筋膜の中を通る」といいます。


筋膜に癒着があって筋膜組織の流れが複雑化すると、
筋膜内を流通する気の流れが停滞して不具合を起こすようです。


そうして気の通る一連の筋膜組織、つまりそれが「経絡」ですが、
その流れが阻害されれば、自律神経系を制御しづらくなるのです。


気と筋膜との関係も、多様な気の作用のひとつに含まれています。


ですがお客様に対し、経絡内の気の流れが滞っているなどと説明はしづらい。
血管が筋膜で圧迫されて止血されているというような、
わかりやすい説明がしづらいのです。
物質的に血は流れていて脈打ちますが、
気は流れていても脈打ちませんから。。。

「この部分の気の流れが停滞している」といわれても、
正直、ピンとくるものではないでしょう。

ゆえに実態を把握しづらく、不調実感が湧かないのです。



ですが脈診で気の状態がチェックできるようになると、状況は変わってきます。
脈診をするようになると、
脈状から「気が足りてない」という状態を読み取ることもできます。
「気が過不足ある」とわかれば、対処法に、ひとつ精度が増します。




私は皆様に、このようなことをわかっていただければと願って、
脈診関係の解説をブログで重ねてきたと言ってもいいでしょう。



ただし手首で観る脈のみでは、
{カラダのどこの気が滞っているか}という<場所の特定>ができません。


だから手首の橈骨動脈を診るときと同様に脈を診れそうな部位をカラダの各部で見つけ、
そこの脈を診ています



「筋膜の中を気が流通する」という性質から、
気の滞りが筋膜という気が進むための道路の状態にも影響が及びます。
ただ私が独自にチェック法として取り入れるだけで体系化された見方ではありません。
手探りではあるものの、推測する通りの結果がわかることも多くあります。

これで筋膜の状態が正常か異常かを読めるようになると、
「この部分の筋膜のしこりや癒着が、一連の気の流れを妨げているのでは?」
というように思考が働くようになってきます。

(※ 脈診は本当は五臓六腑に関係するような見立て以外のやり方ですから、
   中医学云々ではない見方であることはわかってます。
   ただし脈を診て状態を知ることが慣れてくると、
   体内の内部を把握する力が増していきます。
   その延長線上にある見立て方だと考えてください m__m)

   この見立て方は、筋膜リリースに精通した人の独特な診方かもしれません。
   かつて多数の施術をおこない改善したときの様子が頭に収められています。
   おおよそそのときの情報がなければ筋膜の異常を推理推測すには至らないと思います。)





筋肉を皮膚の上から触るだけでは、表層筋の情報を理解できるだけ。
その奥の中層や深層の筋肉の硬化度や癒着状態など、わかりづらい。
内部の奥の情報は吸い取れません。

ですが脈で筋膜内部を通過する脈で気のチェックをすれば別ルートの情報源にできます。



カラダの特定部位の気の異常を脈でみることで、
そこに関係する筋膜がダメージを負っていることがわかるとすると。

脈がカラダの内部に位置して、その周囲の情報をもたらしてくれる。
するとカラダの奥の情報が脈にも表れており入手しやすくなります。






そこで現在、私のところで活躍している気の調整に優れた道具とは?


私も自分のブログでさんざん書いてきたので、
もったいぶられてもといわれそうですが。。。
「ベン石温熱器」です。




ベン石がマッサージ用の素材として古来より用いられてきた理由は、
ベン石の特徴が『気の流れを促進させる力が長けている』からです。

今でも多大な中医学に影響をもたらし続ける黄帝内経にも、
そのようなことが語られているようです。

ですがそれ以上に、私自身が去年、生きた心地がしないほどの、
ひどい体調不良からベン石の力で助けられたのです。
ベン石に対しての信頼性は、絶大なものがあります。

そこから復活できたのはベン石が大きく貢献しています。

体調不良の最初頃は、様々な健康増進のための食品やら、
施術法とか様々を参考にして執り行っても、回復せず。
回復しないどころか、徐々に悪化した傾向でした。

ただ途中からベン石をホットストーン化して使うケアに絞りました。
ベン石と心中覚悟です。
そしてその期待に、ベン石は答えてくれました。




細かいことを言うようですが、
気も不足しているところと過剰なところの二種があります。
ベン石で患部をめちゃくちゃにこすればいいというものではなく、
気を補うようにしたり、気を瀉(外に捨てる)するようにしたり、
気の流れを読み場所により適切な対処法を用いるようにしました。

これができるとプロといわれて信頼されるような成果が出せます。


ベン石温熱器を用いるときに、
2本それを持って気を補ったり瀉したりを使い分けることで、
「圧の無駄打ち」というもったいないことを避けております。


ベン石温熱器を2本使った補瀉.png

・固定側ベン石温熱器を、経絡ラインが動きを止めるように適切な量の力で圧し、動かないように固定します。
・動く側ベン石温熱器は、気が足らなくて増していこうというときは固定側の向きにムーブ(※)をかけ、
            気が過剰であれば固定側から遠ざかる向きにムーブ(※)をかけます。

(※ ムーブとはボウエンテクニックセッションで習った、特別な圧のかけかたのことです。
   通常のこすり方よりも筋膜をリリースする成果が高くなります)

こうすることで経絡線の状態が改善し、気の流れが正常化するよう導いていきます。


posted by スズキ at 13:58| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

書籍紹介:『COVIDー19と中医学』

連休は外出自粛中してました。
仕事も自宅ですから、見事に巣籠。


ですが最後の一日のみ書店へ行こうと思い人が少なくなるだろう午後5時に家を出ました。
久々に神保町界隈の書店と神社仏閣巡りです。


コロナウイルス関係の最新本について調べるためです。
コロナウイルスの影響で三省堂書店が午後7時に閉店だそうで、本のチェックは急ぎ足です。
閉店間際ということもあり三省堂書店内のお客様方は想像以上に少なかったですね。



コロナウイルス対策関係で収穫があったとすれば、以下の本。




COVIDー19と中医学 (中医臨床シリーズ)
単行本 – 2020/6/1
日本中医協会 (編さん)

以下が出版社の当該本の紹介ページ。

http://www.chuui.co.jp/book/002908.php

・〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・

新型コロナ(COVID-19)に中医学を活用する。


◆本書の紹介◆
COVID-19によって逼迫する日本の医療関係者に向け,
日本にいる中医学専門家14名が編集委員会を組織し,
COVID-19に対する中医学の考え方・方法を網羅的に紹介する。
日本で応用するための代用方剤を併記した「COVID-19の予防・治療方剤一覧」付き。


■本書の内容■
◇ COVID-19の病因・病位・病機を紹介。(辰巳 洋)
◇ COVID-19の臨床分類・症状および診断を「診療GL」にもとづき紹介。(藍澤 宝珠)
◇ COVID-19の予防・治療に用いる方剤を詳解。日本で応用するための代用方剤も提案。(菅 沼栄ほか)
◇ 衛気を中心とした感染症・疫病に対する中医針灸の選穴を提案。(賀 偉)
◇ COVID-19の治療現場で用いられた中医気功法を具体的に紹介。(王 暁東)
◇ 予防に薦める処方・薬膳茶・日常生活での養生法・ツボ養生法などを紹介。(何 仲涛)
◇ 国医大師・路志正先生が提案するCOVID-19の治療方――三路分消飲。(路 京華ほか)

・〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・


ページ数64頁 定価:本体1,000円+税
手に取ると薄い本で高い本だと思いつつも、専門性が高く、十分な資料性のある本です。

COVID-19の病因・病位・病機。
複雑だがこの本で一覧したら、
「なるほど!」とうなづけました。

解剖学的に部分を切り取る西洋医学的な診方をしない中医学。

カラダから観る表象を集めて総合し、「証」を立てます。
中医学基礎に基づいた大量のデータ収集をして分析する。
わかってそれを見ると合理的で、目が行き届いています。


一般人の私にも手軽にこのような本が手に入るのは、ありがたいです!








ただ空を観ると上空は不気味な稲光が不連続にフラッシュしています。
買った本が濡れそうで、後日購入としようとあきらめました。  ^-^;


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2020年07月26日

脈診講座:脈を診ることで、どうやって対処法がわかるの?

脈診講座入門編2.png


2020年07月21日
脈を診ることで、五臓六腑の状態を知ることができるの?
http://bodywise-note.seesaa.net/article/476439052.html

で、書きましたが、
私が習った脈診では下記の図のようなチェックをおこないません。

占いのような脈診チェック?.png

たとえば、
クライアントの左手寸口を診たら浮脈・沈脈どちらかの病脈が見えたとします。
上図では左手寸口は『心』に関係し、心の機能に不調があると推測いたします。
これにより見事に心機能の不調を発見するような先生もいます。


ただ中医学を学んできた、私が習った脈診の先生は、
この診断法について触れることはありませんでした。




「それでは脈診してなにがわかるの?」

と突っ込まれそうです。




私も、以前なら、そこを突っ込んでたと思います。

ですが今は、何がわかるか?ということの、わかることの多さを驚嘆します。

ただ困ったことがあります。
陰陽虚実気血津の過多や不足ほかの組み合わせが原因になり現れる脈の状態の多さに、
記憶力が追い付いていきません!


脈診のテキストをつぶさに観て、
自分の脈を厳密にチェック。
その繰り返しから脈診が、役立つと実感できました。



独りで脈診を学ぼうとしていた時のこと。
こまったことがあります。


脈診の本に書かれている病脈の現れ方を表現する文章の文言がピンとこない。
いったいどう状態を言ってるかがわからない。
そこへの不満が満載でした。


それで数冊、脈診の本を並べて同一項目の事項を読むことで、
言い現わしたいおおよそのことを感じ取る。
そんな地道な作業を積んでいくしかありませんでした。


のちに脈診講座で先生からのアドバイスは適切で腑に落ちました。
知られた脈状でさえも判別がつきづらいことはある。
そういう脈状の種類がいくつかある。
それは脈を診るに長けた先生方でも、
同一脈を診ても診断が違ってくることがあるほど。




そして脈診は四診のひとつで、他の診断法との関係上、成り立つものだといいます。
中医学では以下の流れで四つの診断(四診と呼びます)を順繰りに診断をしていくのです。


(1)望診:ぼうしん(顔色・舌の色・肌のつや・肉付きなどを目で見て診察する方法)
(2)聞診:ぶんしん(患者の口臭・体臭・分泌物の臭気をかいだり、音声・呼吸音・腹部の異常音などを聞いたりして診察する方法)、
(3)問診:もんしん
(4)切診:せっしん(脈診・腹診含む接して診察する方法)


脈診をする前に、
先行して「望診・聞診・問診」をすることで、
おおよそのカラダの状態は把握をします。
望診等のひとつの診断法でわかった気になることなく、
3つの診断法を通して現状のカラダの理解を深めます。
この時点で、かなりの肉付けされた層の厚い検査をしています。

その後に「切診」をおこないます。

脈診を含む切診は、望診・聞診・問診の結果を得てから、
その答え合わせとして四診の締めにおこなうのです。


答え合わせですから、すでにどのような脈状が現れるかは、
脈を診る前におおよそのイメージが固まっているのです。
イメージ通りであれば納得してうなづく。
イメージとかけ離れた結果がでていたら、
何らかの見落としやさらに深く突っ込んで確認すべきところがあることをしめし、
改めて四診の初めに戻って検査をします。

そうやって検査の精度を高めていくのです。


それは中医学の本に書かれていましたが、
脈診講座の先生は、新たに別の言葉を足していきました。

脈診をしても類似した脈状のものは、見分けがつかない。
そのようなときは望診・聞診・問診や腹診などで得られた情報を念頭に置くことで判断がつくことがあるといいます。


確かに病脈には28脈、でも類似していてどちらに分類すればいいか迷うものも多く、
それはよほどの優れた脈診をなさる先生たちであったとしても、
複数人が同一の患者様を診て同一の脈診結果が出ないこともあるといいます。

ただし優れた先生方は総合的な見立てがすばらしいため、
同一の脈診結果がそれぞれの先生が出されていなくても、
治療成果が優れていいといいます。



私にははっきりいって自信をもって見分けられる脈が10脈あるかどうかで、
他は判別つけられないのが現状です。

だからこそ望診・聞診・問診や腹診などで点数を稼がなければ。
そのような思いが強くあります。





ちなみに
中医学の脈でわかる診断法は、
項目数が多いのもさることながら、
専門的な医療知識が必要なのです。

脈診のテキストを単に丸暗記するだけでは、
私には理解が浅く使い物とはならないのです。

それで、いまも、地道にお客様の脈を診ながら、
「あの脈状からわかることは?」
を調べることが日課です。


ちなみに、
それでも私がまず丸暗記にチャレンジしたのは




図説 東洋医学<基礎編>

こちらの本の198ページの

脈でわかる診断法
という一ページでした。

基本的な脈の状態が16項目、表になっているものです。

脈診講座の先生は脈理を理解することで、
原因を導き出して病状を理解せよといいうでしょう。
そうすることで応用が効くのです。
脈理がわからずに暗記に頼ると、
臨床ではしょっちゅうテキストに書かれていない事態が起こりえます。
そのようなときのために、そのような脈がなぜ現れたかの理由を知ることが大事です。

中医学の基礎力を持つものが脈理がわかっておれば、
自らそこで起きている状態をよく理解できるのです。
その理解の上に脈状を当てはめればいい。
そうした結論を見いだせる力を養えます。


そこまでいくと有効性の高い脈状ごとの適切な対処法を採用できます。


なので脈理を差っ引いて丸暗記してますといったら、
「おぃおい、鈴木君」といわれるでしょう。 -.-;

非常にふがいないですが。。。

中医学の文章を読んでも、
中医学基礎がないため、
頭の中でイメージが思い浮かべられない。


砂を口に入れてもぐもぐしている感じで、
中医学基礎が身につくまで3年間はかかるといわれています。
すると現状でのお客様の脈診から、もう一歩突っ込んだことまでわかるには、
だいぶ先になるので。

基本、そういうものだと思いつつも、
とりあえず、私が愛読している図説 東洋医学<基礎編>
の『脈でわかる診断法』の16項目くらいは覚えようということでした。


すべての脈診の情報を頭に叩き込むのは無理でも、
頻出するいくつかが、正しく記憶にとどめられて使えるなら役立つだろう、と。



例えば、一番目のひとつだけを取り上げると、
1、脈状: 脈の手ごたえが短い(短脈)
  原因: 陽気不足  
  病名: 頭痛があることをしめす


とだけ書かれています。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

丸暗記しようと努力したんですが、記憶にのこらない。

なので、結果として、下に書いたような補足を重ねて、
調べていくうちに、なんとなくイメージが定着してくる。
そのようなことを続けていきます。。。

(中医学等興味ない方には、???という感じでしょう。
 私も理解が不完全で、用語の誤解や誤認も多くて、間違いがあればご指摘ください m__m)


■--------------- 補足 はじめ -----------------■

つまり、「短脈」が現れていて、その「原因」は陽気不足で、<頭痛>となっている。
ということがわかります。


原因が「陽気不足」。
陽気の不足分を補う対処をすれば、効果的な改善が見込まれるだろうということ。

ラフな補足では、
図示すると、陰陽:🔴〇 昨日述べた気という血の配達人の人員不足がたたって、
血の量が充実していたとしても、頭部まで血を十分な量を送り届けられない。
それにより頭痛が起きるのだということでしょう。

なので不足した気を補うための臓器への対応等を図ります。
他にも例えば補気(気を補う)ようにするといいからねと、
漢方薬局などを勧めるなどの手も打てます。



少し専門的な補足では、

「脈状」を補足すれば、
脈診の基本位置の脈管に3本の指を乗せたとき。
脈が短くて、関部では触れるが、寸・尺では触れにくい状態です。
心臓からの輸出が低下しているが、血管壁の弾力性はなお、ある程度保持されており、
血管の拍動が小範囲に限局されながら伝達している状態です。

「原因」は、陽気不足ということで、陽気が気して血脈を鼓励する力が弱いため、短で無力をあらわす。

「病名」でわかるように、このような状態であれば、頭痛になるんですね。

■--------------- 補足 おわり -----------------■


この第一項目よりも、もっと難解なものも含んだ他の15項目を書けば、
だれも読む気が失せるような気がしまして割愛させていただきます。



脈の状態を診て、病の様子を聞くことができれば、原因がわかって対処できます。
そのようなことをご理解いただけましたらと思い、書かせていただきました。
ただし、現状の私ではまだ初学者の域を出ておりませんので、今後もしっかり勉強していきます!

posted by スズキ at 16:48| Comment(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画紹介:『美しき緑の星』 

だいぶ前から、
私の知り合いがフランス映画『美しき緑の星(La Belle Verte 199 仏)』を観るよう勧めてくれました。

Nさん、ありがとう!



昨日、ネット検索したら
ニコニコ動画でアップされてました。

ようやく観ました!



美しき緑の星(La Belle Verte 1995 仏)』1h39min 日本語字幕 - ニコニコ動画





内容は・・・。

『 ハリウッドで大ヒットしたコメディ映画「スリーメン & ベビー」の原作者、
 フランス映画界の巨匠コリーヌ・セロー監督が描く、宇宙から見た地球という惑星の世界。

 地球よりも遥かに小さな惑星である美しき緑の星は、豊かな自然に恵まれ、
 人々は自給自足で助け合う循環社会を形成している。
 大都市も身分制度もないユートピアの美しき緑の星の住民にとって、
 貨幣制度や戦争を繰り返す地球という惑星は、極めて原始的な文明レベルにあるだけでなく、
 まるで地獄のような星。
 美しき緑の星には「星外派遣」という任務があり、文明化が遅れている惑星に美しき緑の星の住民が派遣され、
 その星の現状を調査したり、文明の方向性を軌道修正したりする。

 「わたし、行ってみたいわ」 危険な惑星である地球への派遣に、美しき緑の星の住人は誰も手を挙げて行きたがらない中、
 勇気ある主人公ミラ(コリーヌ・セロー)が地球派遣の任務に1人手を挙げる。
  そして、美しき緑の星、宇宙の常識から見た、今の地球は一体どんな視点で見えるのか。 』


単なるコメディ映画の枠を超え長きにわたり人々に見続けられている映画です。

見どころは他にも多く、
考えさせられるシーンも。



他のこちらの映画を評したコメントでは
あまり取り上げられていませんでしたが、
ダンスシーンが、いい!!!

アクロバティックなダンス、
木にぶら下がったブランコに乗って自在な動きを楽しむ。
トランポリンを使ってるのかな、という空中に舞う姿。

カッコイイです。
大きなスクリーンで観たくなりました。



お時間がある方は、ご覧くださいね。
posted by スズキ at 11:55| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月25日

「気と血の関係」について。

「気と血の関係」について。

「血」とは血液のことです。
察しがつきますよね。

ですが「気」のイメージがつかみづらく誤解をしておられる方もいます。
たとえば「”気”は中国気功法の大家が造り出す、ミステリアスな力」と、
勘違いをする人もいます。

もちろん、そのような位置づけで扱おうと考えてはおりません。


「血」は血液のこと。さまざまな組織へ栄養をあたえる物質です。
物質は陰陽の「陰」にあたります。



「気」は、物質代謝作用を起こすエネルギーのことです。物質ではありません。
気は陰陽の「陽」にあたります。



物質である血と、それを運ぶ機能を持つ気の存在の両者が協力し合い、血液の循環が起こる仕組みです。
『気血一致』ともいいます。

気と血がともに充実し、バランスがとれているとき、
理想的な血液の代謝が体内で起こります。


「気」を宅配業者気.png)にたとえ、
「血」を送り物血ボックス.png)にたとえると、わかりやすいでしょう。


すこぶる健康的な状態とは、
気と血がともに過不足なく充実している。

そのような状態を指します。

陰陽が充実してつりあう.png


対して、
気と血のどちらか一方、
または両方が欠けても、
血液循環が滞ることになります。




【 例1 】
「気」が多くても「血」が少なければ、
運び手は多くても運ぶモノが不足します。
結果的に血は滞ります。


陰が不足した場合.png



【 例2 】
「気」が少なくて「血」が多ければ、
血を運ぶための人員不足で血は滞ります。


陽が不足した場合.png



【 例3 】
気と血の両者ともに減少し不足すれば、
血液循環は滞ります。


陰陽ともに減少.png





【 例1 】・【 例2 】・【 例3 】
ともに血液が滞るという同様の結果があらわれてきます。


しかし病状の深刻さについて考察すれば、
違った局面が見えてくるでしょう。

同時に対処の仕方も変わるべきだということも見えてくるはずです。


たとえば、【 例1 】。
『「気」が多くても「血」が少なければ、運び手は多くても運ぶモノが不足します』
という場合には、減少して不足する「血」を補います。

そうすると漢方薬や食による対応の薬膳等による対応も、
「血」の量を増す目的で選択するとよいでしょう。

まさにこのときは良質な食物をいただいて血を増やすことが先決です。
血が足らない方に対して、私が施術をしても、
血が施術で一気に増えるような栄養供給ができるわけではないのです。



たとえば、【 例2 】。
『「気」が少なくて「血」が多ければ、血を運ぶための人員不足で血は滞ります。』
という場合には、減少して不足する「気」を補います。

そうすると漢方薬や食による対応の薬膳等による対応も、
「気」の量を増す目的で選択するとよいでしょう。

気が少ないときには、空気を吸うことで呼吸代謝があげられれば、
気が補えるときもあります。
急激な過度な運動は、かえって気を損傷します。
少し早歩きか自分の心地よいペースで30分程度歩くというのもいいでしょう。

または施術での対処もあるでしょう。
たとえば、
お客様には複雑な話になるため説明しておりませんが、
肝の気を推動させる力を増すようにする意図をもって、
施術をすることで滞った気を送る力を強めるように操作をしています。



そのように「気」と「血」のどちらが不足して血流を阻害する結果に至るかの原因がわかれば、
適切な対応をとりやすくなるでしょう。



そして【 例3 】。
「気と血」の両方が減少して血液を循環させる機能が低下している場合。
病状として回復が困難な状態に移行している時期とみることができます。 
このような状態に気づいたときは、緊急をもって対応をなされたほうがよいでしょう。
かかりつけ医に相談の上、信頼できる病院や鍼灸医院等に足を運ばれることをお勧めいたします。




また、上記の例示はしておりませんが、
気、血のどちらか一方かまたは両方が<過剰>になる場合もあります。

そのときは補うという対処法はいたしません。
過剰となった部位を見つけて、
気血の流通を悪化させてしまうよう堰き止めた部位等の原因部を見つけて取り除き、
血流の流れを取り戻すようにします。
そのような対処を「瀉(シャ)」という言葉で呼びます。

基本、筋膜リリースをおこなうことにより、
気血の流れを促進させる仕組みのベースは、
凝った筋肉等の組織により血管を圧迫して血流をせき止めている場合には大きな変化を感じることとなります。

内科的には気も血も十分な量があるし充実した動きをしようとするが、
それが部分的に動脈管を圧迫されて血管を止血されたため、
止血された部分から内側の血管内は血が滞って溜まっていき、
止血された部分から外側の心臓から遠くなる部分は血の届く量が減少して冷えていく。
そして体温の落ちた組織が体内にできてしまい弱化していくようなケースです。
そういった状態を虚実の実としますが、その不安定な状態が長期にわたれば、
やがては虚実の虚という力を失した状態に移行していくようになり、
状態悪化が進行していくでしょう。



時には補い、時には瀉する。

圧をかけるやり方に、この使い分けの方法があります。
そこを語ると、本一冊の内容量を語る世界ですから割愛します。
ですが、同じようなストロークで圧をかけているように見えても、
ここは「補」のストロークで
こちらは「瀉」のストローク。
などと分けてカラダ内部のエネルギー代謝を整理しているのです。


それはお客様自身のカラダに、
どのような対処をすればよいか書かれています。

カラダのパーツごとに状況を読んで、適切な対処を選択します。
そうして意図的に血の流れを制御することが、
私の意識する筋膜リリースの仕事のなかには入っております。


西洋医的に考察すれば、
物質として認識できる「血液」は語りますが、
「気」という目に見えない機能に名を与えることはありません。
東洋医学では、なぜ、目に見えない気という力作用に着眼したのでしょうか。
そこは中医臓腑学のように中医学の専門的な分野を学ぶときに、
「気と血を分けて正解だ!」と思えてくると思います。




気は、気持ちの問題にも大きくかかわりますから、
気が沈んだり落ち込んだりすれば、気の量は減少します。
結果として血の運搬者が減って血流が滞ります。


ときには空元気でもいいから、
気を強くして前面に威勢よく押し出していきましょう。
その気になって、そうしていただければ、確実に血流は良化していきます。





余談ですが、私が行きつけの神社仏閣等に足を運ぶとき。
神社に訪問をするお参りの人の気の滞りを改善させてくれるようなところもあるのです。

それは神社全体でというよりも、
神社のこの一部の30センチ四方の空間のみからという狭いエリアで、
強く気の代謝を助ける流れを感じるときがあります。

目ざとくそういうところで、気のエネルギーチャージもできるかも?
posted by スズキ at 17:49| Comment(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

一昨日前、脈診方法の基礎をお伝えしまして

脈診講座入門編2.png


一昨日、
脈診の方法を多少のコツを含めて知り合いにお伝えいたしました。

彼は、アーユルヴェーダに関心がある人です。
アーユルヴェーダ医は「脈診」を重視します。

だから使えるよう役立ててもらえるかと思いまして。


脈診について基本の手ほどきを受けたとしても、
すんなり技術が伝わるわけではないです。
ただわかって実用している人に教えてもらうと、
幾ばくかの気づきがあります。



脈診専門書等で脈診シーンを写真やイラストで見たはずです。
ですが実際に脈をとってみようとすると、勝手が違うのです。

10秒ほど手の脈を診る。

■ 脈位は_?  脈は、皮膚の表面の位置に感じるか、深く沈んだところで感じるか。

■ 脈管の形状(硬さ)は_? 脈管が、ちょうどいい硬さか、柔らかすぎか、硬く緊張しているか。

■ 脈のリズムは_? 脈が速いか遅いか。

■ 脈の太さは_? 太いか細いか。



という情報を丁寧にひとつずつ、チェックしています。
それだけで具体的なコンディションが伝わってきます。

病脈」と呼ばれる正常な脈とは異なる状態を察知することで、
内部で生じる問題が見えてきます。
脈が浮いていて咳をしておれば、
「正気が免疫等を使ってウイルスなどと格闘を繰り広げてる真っ最中だな」
などのような情報を読み取れます。




すごい効率のいい健康状態チェックですよね。



脈診シーン.png




一昨日前のレクチャーでは、
脈位(浮脈・平脈・沈脈)、脈の速さ(数脈・遅脈)、脈の強さ(柔和脈・軟脈・硬脈)について伝えました。


もう少し知りたいといわれたので、
難しいだろうという前置きを述べて、脈の太さ(大脈・細脈)について解説をしました。

だいたいこの4つを正確に診れると、多くの役立つ人体内部の気血等の循環器に対しては優に及ばず、
他広くにも視野を広く観ることができるでしょう。


脈の太さの病脈の(大脈・細脈)は、一般の方には見分けづらいだろうと思います。
脈をとられる人の脈の太さを精度高く推測できたうえで、
脈管の1/16の微差状態を観る必要があるためです。

男性の平均的な成人サイズなら1mm、
女性の平均的な成人サイズなら1mm以下、
もっと小さな小児であれば1mm以下をさらに下回るサイズの状態を診ていきます。
指先の神経に繊細さを身につけてなければ、明瞭な判断はできはしません。
微差を感知できる指ができるよう練習を積まなければわかりません。
練習しようにも、自分のいまの脈の太さをとらえる基準の正誤がわからないのです。
ひとりで練習すると、まったくわからない。。。

そういったところは、脈診講座に通うか、
熟練した人に基準となるサンプルを見分けていただいて腑に落ちることが必要です。
識別基準を得た後から、練習が始まると考えてください。
脈診は施術者の体が精密な検査器具のように育てるにも、
識別基準が不安が差し込まれていては訓練になりません。

脈診を本だけで身につけるのは難しい、という所以です。


ただ脈の太さ以外は、初心者でもセンスがあれば比較的読める人もいます。
なので、解説初めの当初、そちらについての解説にとどめていたわけです。





実践的に脈診を練習するとき、
どのようなことに気を配ればいいでしょうか?




脈診するベタータイムがあります。
それは『 早朝 』です。
外界の影響が少なく人体が安静状態だからです。
この時間帯がいちばん{ 病脈 }の鑑別をおこないやすいのです。

日中の生活時間帯になれば、様々なストレスが心身に及びます。
体内の奥が影響して脈に出るカラダの好不調を訴える声よりも、
今を感じる肉体的・精神的な活動中のストレスが脈に現れます。

私どもが知りたい情報は、
純粋な身体内部でどのような蓄積するダメージがあるかを知ることです。
それ以外の情報を含まない活動前の寝起きの安静したときは
活動ストレスの与える脈への雑音がない。

だからそのときに調べた脈は、純粋な身体奥からの現状をつたえる信頼性高いデータ。
早朝計測時の脈診情報の価値は、何倍にも跳ね上がります。

実際に調べてみたのですが、
私が早朝に脈を診たときの結果と、
日中の活動時に脈を診た結果は一致しません。
微差より大きなストレスが日中の脈状に影響していることがわかります。



ただ早朝から治療院がやっているところも少ない。
だから自分で脈が診れる人は、
早朝に脈診を診て病脈を正確に察知できる人です。


病の初期段階の熱証時期に手を打てるのです。
カラダの回復する力が十分に残っています。

その時期を過ぎて寒証時期に至れば、
回復にたどり着けるかが心配になります。


ここはぜひ、知っておいてほしい点です!!!!!


話が変わりまして、
日中にて、治療院等で脈診を受ける時。

精神的に緊張していてもダメなんです。
可能ならほっとしていただけるように深呼吸をしたり、
呼吸や脈が落ち着くまで時間を空けてみてください。

特に走って施術院へきた直後の脈は、
脈が速まり浮きぎみになり、脈の強さも強く変化するので、
脈が落ち着くまでのインターバルが必要になります。





脈診するときの先生側とクライアント側の姿勢について


クライアントを座位か仰向け寝になってもらいます。
腕は曲げずに伸ばしてください。
心臓の高さで保持できるような台に乗せます。
てのひらを上に向けてください。
私が脈診講座を受けたときには、
脈診用のクッションを置いた台がありました。


この姿勢に対して正確にという意識をむけることは大事です。

手首で測る血圧計でもいえることですが、
心臓のある高さの位置で計測をしてください。
計測時に心臓より低い位置に置けば血圧数値が高めに計測されます。
それにより正確な数値をあらわせません。
脈診でも、同様です。
患者様の心臓の高さで測らなければ、
脈拍は変わらないが脈位、脈圧や脈管の形状などが正確に測ることができません。



脈診の指の置き方

脈診時の指を置く順番.png


最初は(1)手首の橈骨茎状突起内側にある「関部」に中指を軽く橈骨動脈の上に置きます。

次に(2)人差し指を軽く橈骨動脈の上にある「寸口」に置きます。

次に(3)薬指を軽く橈骨動脈の上にある「尺寸」に置きます。




触れた指は伸び切ることはなく、弓のようなカーブを描きます。
接触は、指の腹部分が基本です。


ただ私が脈診講座でやって先生に注意された邪道ですが、
指の爪を深めに切り、
その爪の先の爪の生え際で診ます。
この部分は触覚神経上の感覚が特に鋭敏です。
異常な神経の興奮状態があれば、私はここでその異常を感じ取ります。

感知しづらい脈管を持っておられる方の脈診を探る探索でも、
この部位を使い鋭敏さから多くの情報をキャッチしていきます。

まずは爪先で情報を読み取りづらいなと感じたらつぶさに透視してから、
次に通常の脈取りのときの指の腹で情報を読んでいきます。
邪道ですが、本道を押さえつつ自分なりに工夫することも、
臨床的には必要な場合がでてくることもあると思います。



指の置き方ですが、
三本指を添えた状態をとらないときがあります。
寸関尺の部分ごとの脈の状態をつぶさに観察するときには「単按」といい、
寸を診たいときには人差し指一本のみを当てて、他の指を外して診ていきます。



指を置く間隔は背が高い人は少し広げて、背が低い人は間隔を詰めます。
小児のときはカラダのサイズが小さすぎて三本の指を添えることができません。
そのときは「一指定関法」という脈のとり方で、1本の指だけで脈を取り、
寸関尺の3つに分けません。



※私の脈診講座では、片手ずつ脈を診て、両手を同時に脈診することはありませんでした。
もしかしたら私が、最後まで脈診講座に参加できていなかったため、
終わりごろに実践的にクライアントの両手の脈を両手を使って一挙に診ることもしたのだろうか?
私が知っている漢方医の先生方は、カウンセリングのとき両手で診る、片手で診るを使い分けていました。






座学で学ぶ脈理理論の把握も大事ですが、
それに先行した「脈を診る正確な技術」が身につく実践練習が基本です。

職業ごとに手の使い方が変わります。
脈診講座の先生の指先はソフトで塊がない繊細なもので、
脈を診るに最良の指をお持ちでした。

まさに鋭敏に些細な違いさえも見通す指先に機能特化していそうです。

その指に見入りながら、改めて優れた職人は自身のカラダの手入れをして、
最高な状態で技術を提供できるようになさっておられると感心しました。



中国武術を学ぶときには、本場のすぐれた先生を実際にその目で観て感じる必要があると思います。
脈診の中医学知識や技術が必要な局面では、
それと同様に、必ず優れた先生に診ていただくなど手ほどきをいただくこと。

それが成長のカギだと感じました。


posted by スズキ at 07:11| Comment(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月23日

累積疲労、してませんか?

昨日、武蔵小山のブックオフに立ち寄って「累積疲労―心療内科医からの警告」という本をみつけ、手に取りました。

施術系の本ではないという安直な理由で、
購入には至らなかったのですが。

自宅に帰ってから「累積疲労」についてネット検索で調べてみました。
最近ちょっと疲れてて休んでも疲れが抜けないという人は、要チェックでしょう。

日々の睡眠や休息で回復できなくなった過剰疲労は蓄積して、
 カラダのなかの90%を占める毛細血管やリンパ管が詰まる。
 成長ホルモン分泌の減少で、死んだ細胞が体内に蓄積される。
 さらに進行すれば、胃腸の虚弱化、体内酵素活性力減少、脳機能の低下に至ります


というのが「累積疲労」というものだそうです。


元気に日々疲労を解消できる人と、
死んだ細胞が体内蓄積する人との差のイメージを膨らませると。。。

累積疲労.png


のような感じでしょうか。

「カラダの血流等の代謝が滞り毛細血管が詰まる等により、細胞が死ぬ」というのは、
細胞の餓死もありそうですね。
わが身の中で起きていたとすれば、あまりに不憫です。





累積疲労と似た言葉のイメージに慢性疲労があります。
ただ慢性疲労は、現状はどのような原因で起きる症状化が解明されていないそうですが、
累積疲労は違います。

肉体上に起きた疲労も、やがて心理的疲労にまで展開しうつや他の精神的な症状も起こることもありますが、
日々蓄積する疲労原因になる事象を減らせば、やがて改善に向くといいます。






最後に、累積疲労をネット検索すると、
厚生労働省のホームページ
こころの耳 https://kokoro.mhlw.go.jp/
というページがでてきました。

そちらにある「働く人の疲労蓄積セルフチェック」というコンテンツ。
20問の質問に答えて、あなたの傾向を教えてくれる優れものです。
https://kokoro.mhlw.go.jp/fatigue-check/worker.html





私のことですが、
最近、改めて神社仏閣へと足を運ぶような時間を持つようにしています。
木々が生い茂るマイナスイオンがでている場所とかもいいですね。
なにかそれで仕事の生産性が向上するわけではないです。
むしろ汗だくで疲労する時間になります。

ですがステイホームを抜けて気分が入れ替わるだけでも
累積疲労の元本を削って減らせるようです。


自分の気を鎮める場に赴くことも、お勧めです!

posted by スズキ at 13:04| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする