2005年05月20日

コンピュータサポートについて

先月マウスコンピュータから50000円程度のコンピュータを購入。
そちらのサポートセンターにはいろいろとお世話になりました。

私としては安価なコンピュータは、
壊れるリスクがあるという意識。

うまく動いてくれて感動。

残念ながらDVDドライブが初期状態で壊れていました。
それもままあること。

許せない気持ちがあれば腹も立ちます。
でもサポートセンターがメールで丁寧なサポートをしていただけました。

そして一昨日ついにDVDドライブを取り外し、
サポートセンターに修理依頼のため送付しました。
すると2〜3週間納期をいただくと書いてありましたが、
実質2日で動作確認後に新たなものを送っていただけました。
それもうれしいことでした。

実は代わりに送られてきたドライブも、
ちょっとだけトラブルがあるものです。^^1
ですが利用に際して致命的ではありません。

どうしようもなければ碑文谷のPCデポにいきます。
外付けDVDドライブを別途買えばいい。
それだけのことです。
予期せぬの出費です。
でも時間をロスよりはいい。

私の場合、故障したときに
『壊れたんですよ〜』
と聞いて欲しかった。
それを聴き遂げてくれたとき、
こちらの気も静まります。

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サポートにはコストがかかります。
電話やメールなどでの応対やサポート工場の設備運営など。
かつてはマックのようにサポートを他の企業に丸投げする。
そういう方法もあります。
ただ地球環境を考えれば、
あまりうまくないような。

サポートを削るためには、
丁寧なマニュアルや故障しにくい製品の出荷態勢が必要です。
企業努力が実る形でサポートサービスの負担が軽減できればなにより。

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実はパソコンの故障に対しての忍耐力は、
ソーテックのサポートセンターに飛躍的に伸ばされました。
ソーテックが一時躍進し影をひそめるようになったことが、
納得できます。

「もー、ソーテック製品は買わない!」
と考えている鈴木でした。

LUVMACHINE-468x60
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困ったこと・・・おなかが痛い^^1

それにしてもワークの勉強をして、
困ったことがある。

特定箇所を深く掘り下げて勉強している。

すると必ずといってよいほど、
病理研究中に同様な痛みを自らの体が感じ再現してしまう。
本当に心血を注いで意識を集中して研究をしているからだ。
不思議な現象でもある。。。

たとえば肩甲骨の使い方の研究といえば、
研究をすればそれだけ快適になるかといえばどうか?
時期にはそうなっていく。
体がスムースにその研究成果を受け入れて、
『身につく』ほど理解できたときだ。

だがそこまで至る前に必ず腫れたり、
関連筋にまで影響がでる。

ある意味、
これは局所アプローチをするために生じていることはわかっている。
その特定箇所のみがクローズアップされすぎることで、
体の統合したムーブメントの異常が生じる。
一カ所が強く意識されることで他が見えなくなるからだ。

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だが筋肉痛についてはかなり慣れてきた。
乱暴な言い方だが、
『死ぬようなことはない』。
と安心しているから、
逆にその痛みの観察に余念がない。

そんな痛みの中から見つかる宝石も多いのだ。

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しかし内臓部分の研究をしていて、
それで腹部の調子がおかしくなった。
やはり筋肉の特定箇所を研究すると同様、
またはそれ以上に精神を集中して研究した。
その『成果』です。

TT)

久々に
『やっちゃいました』。

どうしても通り抜けなければならないハードル。
【頭脳は腹脳の出先機関】の秘密がわかれば、
3つある山場の一つが崩せるからです。

だが内臓の不快感は筋肉に発生する苦痛と、
ずいぶん勝手が違う。

「不安感が筋肉の数倍になるものだなぁ」、
と思いつつどきどきものであります。

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意識をひとところに注視して固定させるとき。
全体の意識の流れをせき止めてしまう効果も生みます。
いびつなまでにクローズアップしてそのもののみを見つめる。
そのミクロな眼を養うことは『分ける』こと、
分析につながるので必須です。

ただミクロと同時にマクロの意識も持ち合わせるセンス、
これがあれば全体の流れを止めることはありません。
これが痛烈にほしいと感じる今日この頃であります。
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精神的な痛みの表現力---1

精神的な不安や苦痛により、
緊張が引き起こされて痛みが感じられる。
そのような苦痛が意外に多いものだと思います。

ですが精神的苦痛が身体的機能の不善に乗じることもあるようです。

人は痛みを感じたとき、
その痛みを生じている場所に意識が集中する。
意識が集中することで痛み自体もクローズアップされます。
それにより身体面の異常を気付かされます。
痛みの第一目的は、
身体内部に発生している異常を認識させることです。
痛みが出て意識が集中されることで、
患部に血流が増えることもあります。

痛みの感じ方は相対的。
絶対量の数値を設けられるものではない。
意識が特定の痛みに向かえば向かうほど、
小さな痛みが大きな痛みとして感じられる。
その『痛覚のマジック』が存在しています。

たとえば関節のずれなどが原因で痛みを感じているとき。
同時期に精神的な不安定要素を感じ苦痛を感じる場合、
肉体的痛みと精神的苦痛が加わります。

精神的苦痛は、
『精神』という肉体の特定部位に偏在するものではありません。
ストレスと呼ばれるような自律神経系統の不安定を引き起こします。
ですが肉体的な痛みとは表現が異なります。
『精神のここが痛い!』などとは言わないのです。

ただこれが肉体的な関節のずれや筋肉の過緊張などにより痛みが生じるとき、
事態が変わってきます。
精神的苦痛が肉体的な苦痛を通して不快感を表現しようとします。

たとえば身体的な関節のずれの問題により、
肉体的な苦痛の数値が30%程度の耐えられる痛みでした。
それが精神的苦痛が加味されると苦痛部分への意識の集中が増します。
精神的な苦痛が肉体的な苦痛に姿を借ります。
すると30%の痛み具合が70%とか、
耐えられないほどの100%の痛みに近づきます。

精神的な苦痛が肉体面に訴えかけるというシステムはないのかもしれません。
ですがこの痛みの上乗せ効果を実際に体験したことのある方は、
多くおられるのではないでしょうか。

肉体的な機能不全による痛みと精神的な苦痛。
両者の関係の一局面が見えてきます。

ただ精神的な苦痛が問題で、
肉体的な苦痛以上の痛みを感じていたとき。
恋をして意識が痛みからそれていけば、
耐えがたい苦痛は納まってしまいます。
精神的苦痛を乗り越えられたときも。

精神的苦痛が肉体的苦痛から意識を手放したら、
救われた気持ちになることができるでしょう。
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精神的な痛みの表現力---2

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しかし痛みの継続や不快な原因不明の肉体症状を抱えたとき。
このこと事態が精神的な不安や苦痛を与えるものとなります。
さまざまな医院や施術家を訪れ疲れ果てることもあります。

そのような場合。
即座に完治は難しいのですが、
ある程度速効性がある施術スキルを提供するところに通い、
痛みが一時的にでも治まった上で今後の方針を決めていく。

各人のお身体の状況ごとに、
大きな施術負担のかかりようは変わりますので一概にいえるものではありませんが。

肉体的な痛みが改善して精神的な不安が落ちつきます。
そのときが先を見通すチャンスだと思います。

『なぜ股関節がずれちゃったのだろうか?』
『なぜまっすぐ立てないのだろうか?』
『なぜ一部分の筋肉だけを使いすぎてしまうのだろうか?』

『ではどうやってその問題を解決するか、
アイデアを出してみよう!』

そのように問題を見通すことができれば、
その先が安心ですよね。
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2005年05月19日

バレエ発表会情報

知り合いがバレエに通っています。
そのスタジオで発表会があります。

2005年6月5日(日)きゅりあんにて。
魅力的なプロダンサーの出演もあり、
入場は無料。

バレエに関心がある方は、
下記ballet studio rise のホームページを
ご覧いただければよいでしょう。

『ballet studio rise』
http://cute.cd/rise/index.html

僕も見に行こうと思っています。
楽しみです。^^)
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2005年05月18日

お客様が遊びに立ち寄られました。^^)

今日は以前ワークを受けていただきましたお客様が
お二人でおいでになられました。
(といいますか個人的にはお友達のように考えておりますが。^^1)

同業の方だったり、
同業以上に体についてのさまざまなワークの経験豊富の方々です。
お二人とも体の使い方を伝えるスタジオに通われている方々です。
ボディワークや体の使い方について話がはずみました。
かなり深部の話題までついて来れる方々なので、
その点はワーカーとしてとても話しやすかった。

あと驚くほど効果があった気功の体験談もお話をお伺いできました。
(多謝)

両名ともに好奇心が旺盛で、
良否をシビアに感じ取るセンスのよい方です。

お身体の進化はとどまるところを知らず、
常に努力邁進して頑張っておられました。
その姿を観てとても励まされる一日です。

気付いたら4時間です。
楽しい時間を過ごすことができました。

帰り際に、
「早くワーク受け付けを再開してくださいよね!」
とおっしゃっていただけました。
今取り組んでいる研究内容を一部ご紹介させていただいたので、
関心を持っていただけたのでしょう。

あと一山。
がんばらねば!!
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2005年05月17日

アトピー性皮膚炎の方の内臓硬化位置

できましたら下記URLの絵をごらんください。
【アトピー性皮膚炎の内臓硬化部位マップ】
http://image.blog.livedoor.jp/bodyworker/imgs/1/b/1bcfeb58.jpg

身体的現象面の一つをを捉えてみる。
特徴として左記の内臓部分の硬化パターンがある。

■硬化部分のマーク位置
<黄色マーク:硬い>
・肋骨10番の下端
・みぞおち
・鼠蹊部
・腹直筋上ほぼ全体
<青色マーク:とても硬い>
・肝臓上部分
・へそ下部分

特徴:
(1)硬化した部分にオーバーラップした内臓は働きが抑制される。
(2)大動脈・大静脈の上が強く固まる。
それにより血流を悪くさせている。
へそ下の青マーク部分は石のような硬さ。

硬化している箇所を放置すれば、
その硬化の度合いはほぼ必ず重くなる。
だからこの部分を柔らかくして、
内臓の働きを改善できるように、
そして大動脈や大静脈の流れのダムを開けること。
それは体のコンディションを整えるためには、
必須のことといえるだろう。

だがこの内臓部分の固まりはなぜできたのだろうか?
そう疑問を持てば、
内臓は結果的に固められた訳である。
内臓の内臓部分の硬化エリアマップは、
結果を観て書き出したものにすぎない。
そのことに気付くはずです。

その固められた『原因は何か』を考える必要が出てくる。
その回答を得ることができたとき、
後戻りすることのないケアにつながるだろう。

ワーカーはそれぞれ、
この原因は何かを追求する。
さまざまな知識を総動員して、
その原因を読むのです。
妥当な仮説を立てるといってもいい。

この読みの精度の高さこそが、
ワーカーのワークを奥深くし差別化されたものとなるのです。

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余談ですが、
アトピー性皮膚炎の方にはアトピー性皮膚炎の方の
内臓硬化エリアの標準部位があり、
他の症状の方には他の症状の方の
特徴的な内臓硬化の標準特定部位があります。
特に慢性化した症状がある方や低血圧や冷え性の方、
いくつものパターンがあります。

それらを認識していて腹部をチェックするのですから、
さまざまな情報を手に入れることができるのです。
これなどは業界のひとでなければ知らないことですよね。^^1
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2005年05月15日

顎関節症のこと

顎関節症のとき。

下顎が内屈したり(=顎が内側に引ける状態)、
左右にずれるなど。
痛みだすこともある。

●顎関節症のケアのときに注意すること。

顎関節の関節部のみではなく、
顎関節に関連する筋のチェックもしましょう。

下顎を引き上げる咬む動作には、
側頭筋と咬筋が使われる。
顎関節に問題ある方は、
一方または双方に圧痛点を持つ。
歯列矯正やかみ合わせ改善などに、
深く関係のある筋肉である。

凝り固まった側頭筋を解放することは、
顎関節症の改善に大変意義があります。

同時に注意すべき点。
下顎を下に下げる筋肉、
顎下にある舌下筋周囲なども硬化します。
ここも改善ポイントの一つです。

上記の筋肉群を一度解いたからOKという箇所ではありません。

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ただ歯科矯正などは短くても半年以上継続して矯正を続けます。
お客様の中には6年矯正を続けているという方もいるほどです。
ワークを受けて負担を軽減することができたとおっしゃられた方がいます。
年齢が40歳を超えられてからの歯科矯正をなされた方でした。

一般的に年齢が進めば進むほど矯正が難しくなり時間もかかる。
歯茎部分が年齢に従って硬くなり矯正具をつけて絞めても、
思うような歯の移動を示してくれないためです。
そしてその方は子供の頃からずっと気になり続けていたが、
矯正するきっかけをつかめずに今まで来ました。

歯科医師も「かなり大変な作業になります」とおっしゃられて、
本人もこの際だからとおもいっきられまして。
そのようなおりにたまたまボディワイズのワーク予約受け付けの順番がきて、
歯科矯正と同時進行で行われました。

その際に、
矯正具を締め方が変わるたびに体のゆがみパターンが変わり、
私としてはワークは次にどのように体がなるのかわからず大変でした。
本当にいろいろ大変でした。

ですがその歯科医師の予想を裏切り矯正がスムースに進み、
不思議がっておられたそうです。

それをお聞きして私もうれしくなりました。

関節とは骨と骨とまたいで筋肉が仲立ちをしてくれるところです。
その筋肉が劣化し硬化すれば関節に負担がかかるのです。
そのため関節の負担を解放するために筋肉の負担を軽減させる。
そういう考え方もあるのですね。

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『咬筋と側頭筋』の絵
http://image.blog.livedoor.jp/bodyworker/imgs/7/2/7281f9e6.jpg
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下半身安定と名演奏---1

NHK教育テレビで
スーパーピアノレッスン〜モーツァルト〜
(4月5日火曜から毎週火曜・教育・午後7時25〜7時50分)
名ピアニスト、フィリップ・アントルモンが
ピアノレッスンを生徒につけてくれる番組。

ピアノなぞ弾けはしないくせに、
アントルモンの繊細なピアノのタッチと姿勢に魅せられています。

生徒が隣にいて弾いている。
それを「こんなように弾いて〜」と軽く模範を示すときに弾く音。
生徒の響きとは違う。
それが不思議なほど。

生徒は体を右から左まで上半身を揺するように弾いている。
上半身が揺れるたびに音がバラける。
情熱的で一生懸命だという捉え方もできる。
(注:毎回生徒さんは変わるみたい)

だがその隣で弾くアントルモンを観ると、
その言葉が引っ込んでしまう。
アントルモンは下半身が根が生えたように安定している。
その下半身から上半身が細い繊細な枝葉のように伸びている。
そのような感じ。

ホロビッツがピアノを弾いているときのエピソード。
老朽化した椅子が演奏の最中に壊れて崩壊。
だがホロビッツはこともなく空気椅子状態で、
最後まで演奏を中断することはなかったといいます。

ピアノの演奏は下半身の充実が上半身に伝わること。
そのようなメッセージを伝えているような気がします。

アントルモンの姿勢を観て、
ホロビッツのエピソードを思い出し、
アントルモンを通してホロビッツを感じられたようで感動しました。

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下半身の充実と聴覚の関係について、
体の作用で考えてみます。

股関節部分の正確なかみ合いが実現できているとき。
深く臀部筋が適度に緩み筋力発揮が良好になります。
大臀筋・中臀筋・小臀筋ともにその恩恵を受けます。
正確にいうと小臀筋や中臀筋などの深部の筋は充実。
股関節をはさみ骨盤と大腿骨をよく引きつけてくれます。
それにより大臀筋が緩みだす。
腰の張らない安定したお尻です。
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下半身安定と名演奏---2

するとちょっと説明をさっ引きますが、
臀部筋と側頭筋の関係に着目。
決まり事の一つに
『臀部筋が固ければ同側の側頭筋が固まる』。

そしてもう一つ。

『側頭筋の硬さは聴覚に悪影響を及ぼす』。

つまり上記条件を計算するとA=B。B=C。したがってA=C的に読める、

『臀部筋が固ければ聴覚に悪影響がでる』といえますよね。

耳の真上にある側頭筋が固まれば、
耳の内部組織が側頭筋に牽引されます。
血行不良(ざぁ〜っという耳の中のノイズ発生など)を引き起こす。
(注:本人は聴き慣れてノイズと感じてないことも多いようです)
最小の骨と呼ばれる精密機器の耳の骨や音感繊維毛センサーへ影響がでます。
(実験:耳の上の筋肉を上にずらしあげて音を聞いてみてください。変音しますよね)

私の体感でも股関節をずらしているときと、
股関節をゆるめた出し手からのの聴覚感度では異なります。
股関節が緩んでいるときには、
ウサギが耳を動かして集音するような感覚があります。
実際はあまり動いてないんですけど、
耳とつながる筋肉群が奥で動いている。
すると聴覚意識が前後左右隈なくなり、
聞こえてくるサウンドもリアルです。

それに対して、
股関節が固まっているときは耳の感じが固い。
耳の動きは感じられず音も曇ります。

ですから優れた姿勢を保持できれば正しい聴覚センスを維持できます。
優れた聴覚は優れた音を聞き分けます。
人は自分の耳で認識できた音のみを表現できます。
その認識には明瞭性が重要です。
明瞭にわからなければ表現不可。

演奏者にしてみれば重要ですね。
「良い耳のセンス」と「音のセンス」は比例しますから。
その意味で体の姿勢をみることにより、
演奏者の技量を推し量れる参考になります。
姿勢がよければ名演奏者の可能性がありますが、
姿勢が悪ければ名演奏者の可能性は期待できない。
僕の場合クラシック音楽は特に姿勢重視ですよね。

だが聴衆は明瞭に音が聞き分けられなくとも大丈夫。
明瞭に弾かれた音には、
人の意識を高次へ誘う力があります。
高次の意識に感応し引き上げてくれる。
名演奏者の特徴ですよね。
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2005年05月14日

セルフマッサージのリスクについて---1

先日、お体についてお問い合わせの質問メールをいただきました。

ご自身で適宜マッサージをなされて体の筋肉を解放していた状況。

『その後身体に力が入らなくなったり、
頭の中がグルグル回ったりということが起こりましたので、
変にいじってしまって狂ってしまったのではないかと心配なのです。

オステオパシーの先生は
「そんなに簡単に素人がいじれるもんではない」というのですが・・。

それから5日程立ちますが、まだそんな感覚が残っています。 』

九州のオステオパスにかかられておられる方なので、
その先生に適切なケアをしていただけると期待しております。

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セルフケアをするために自分の体にマッサージを加える。
それは物理的に固い筋肉や炎症を持ち痛みを発する箇所をマッサージすること。
それはもちろん簡単に素人でも対処できます。

比較的自分自身の体に施すマッサージは、
強い圧をかけたときの不快感を嫌うため後々まで続く症状を呼び込みにくいようです。

ですが仙骨周辺および頭蓋骨部分・頸部などは精密機械のごとく、
緻密な歯車が噛み合わさり幾重にも筋肉が複雑に絡み合います。
部分だけ解かれて歯車の強弱加減が以前と不釣り合いに作用する。
そうするとかなりつらい身体的不調がでてくるケースがあります。
このような場所をケアするときには危険を伴います。

逆に危険を伴うような精密部分こそが狂いを生じやすく、
そこの部分を和らげることができれば体の状態は良好になる場所。
私どもはその危険を回避していく術を得るために、
時間を割いて研究をしているというものなのです。

できればまずは大腿部・ふくらはぎや腰部・背部(肩部はのぞく)などの太い筋肉を解きます。
これら筋断面の太い筋肉では大きなダメージを体に残すことはありません。
もし仮に自分でマッサージのしすぎで炎症を起こしても、
自然治癒で解放できるような範囲内でしょう。
この部分も適宜痛すぎないように調節して行いましょう。

ただ仙骨・頭部・頸部などは危険ゾーンでありますから、
よくケアの方法を熟知なされていなければ、
『気持ちよい程度の圧で筋肉の流れに沿うケア』を心がけましょう。
そして長時間の刺激は避けた方がよいので3分くらいを目安に。
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セルフマッサージのリスクについて---2

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また「素人が簡単にいじれる」かどうかですが、
とある整体学院でSOTという頭蓋骨や仙骨を動かす授業実習での一こま。
みんなはじめは初心者ですからうまくありません。
そのなかでも下手な人の実験台になるとき。
そのときほど怖いものはないです。
高熱を発して寝込ませられるひとが続出したからです。

笑い話なようですが下手なモノほど生き残れました。
悲しきサバイバルです。
生き残っても喜べない。

もちろん体の仕組み・ルールを知り、
適切な対処をすれば治療になります。
ですが左右の歪曲ぐあいを読み間違えれば状態を悪化させます。
SOTは強力に圧をかけることは一切ありません。
うまく指を部分に密着させて軽い持続圧をかける。
それでこうなってしまいます。

つまり危険ゾーンのケアには何らかのリスクが伴う。
そのことを承知した上でケアをするように心がけた方がよいと感じます。

私もボディチェックさせていただいたときの終了間際のアドバイスでは、
多くの場合「安全ゾーンを必死に解いてください」
とお願いすることがほとんどであります。

太股とかふくらはぎとか。

実はこの安全ゾーンが硬化しすぎて、
危険ゾーンの仙骨部分や頸部・頭部をゆがませていることが多い。
この安全ゾーンのケアでは、
危険ゾーンをケアしたほどの即効性は感じられません。
ですがこの安全ゾーンがしっかりと自分でセルフケアできていて、
その上で難しい危険ゾーンを治療院などにケアを依頼する。
これが経済的かつ効果的な治療院のかかり方です。
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2005年05月13日

体の中の地球観

自然界の縮図が体内に宿っている。
そのように考えること、ありません?

私には次のように感じられます。

体の隅々まで流れる血管網が『』。
川は細い小川へ分かれ太い大河へと集まります。

そして腹部には『』。
その海はつねに波をうって寄せては返します。

----

自分の体の中の小川のせせらぎを感じる。
そして海の潮騒を聞く。

では自分の体の中の『空』はどこに?
『大地(土)』はどこに?

中国憲法を習われている方は、
「虚実」の表現が「空と大地」にオーバーラップするかもしれません。
ただよく人体の機能を調べてみると他に最適なものがあるように思います。

自分の体の中にある空と大地がどこにあるのだろうか?
そう考えを膨らませ空想してみること。
いろいろと科学的なこじつけをつけてみる。^^1
それはそれ個人の感覚の違いにより、
僕はこう思うとか感じるとかでいい。

そうすることで体の中の平坦なブラックボックスカラーが、
美しい自然界に模した感じがしてくる。
体の中からその自然界の生命力を聴く。
波の立てる粒子のきらめきを体験する。

不思議なものです。

体の中に自然界のミニチュアが模して存在している、
そうリアルに感じられだすとき。
体の中のミニチュアの自然界が、
外界の自然界と同様な広がりと感じられる。
この感覚があるとき僕は胸がすく、
すぅ〜っとした風を胸の広がり部分で感じる。

自分の体を知るときには、
親しみと愛情の芽生えが大切です。
僕には豊かな感性こそが、
人間に与えられた福音のように感じられます。
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2005年05月12日

朝の簡単なトレーニング

朝、目覚めてまず私が行うこと。

バランスボールに仰向けで乗っかる。
仰向けブリッジのような感じ。
脊椎を伸ばし数分キープ。
そのときにはしっかり本を読みながら行っています。
変態的な格好で本と読んでいることになります。^^1

本を逆さま状態で読んでいて、
数ページ目を通したらゆっくり起き上がります。
頭の重さが先程までぶら下げられていてほとんど感じられない世界でしたが、
体を起こす瞬間にずしん!と頭の重さが首にかかります。
首が硬くなっているときにはミシミシ頸椎が音を立てます。
『本当に頭は重いものだ。』と思い知らされます。
それゆえに体を起こしているときの姿勢で、
うまく骨を使って頭を支えることができていなければ大変な負担になる。
そのことを身に沁みる瞬間です。

このエクササイズのメリット。
わずか3分間で、
・背骨が柔らかくなる。
・胸が広げられて呼吸がとても楽になる。
・頭の血の巡りがぐんっと活発化します。

ただ関根はこのバランスボールの乗り方はあわないといいます。
首の硬さや胸の硬さなどにより合うかどうか分かれるようです。

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そしてもうひとつ。
必ず行うこととしては、
股関節のはめこみです。

やることは別に難しいことではありません。

(1)自分の真横に置いた椅子に足を乗せます。
真横に足を開く感じになります。

(2)乗せた足の股関節をはめ込みます。
あたかも自分のお尻に尻尾があるようにイメージして、
その尻尾を左右に大きく振る感じ。
体の中心を動かすことを心がけます。

ポイントは、
そのときにことさらに椅子にあげた足をストレッチしてはなりません。
そのようなことをしたら股関節固い人はダメージを受けるでしょう。
伸びにくくなっているものをいきなり伸ばせばかえって固まります。
目覚めてすぐですから当然体は固いのです。
行いたいのは脚部のストレッチではなく、
大腿骨上端の骨頭を骨盤の大腿骨を納める場所に納めるのが目的。
そうすれば脚部全体および腰、臀部筋も緩むのです。
調子の悪いときは不思議なほど回復できるものです。

『股関節を正しい方向に適切に納めてあげる』ということをするためには、
脚部の筋力が抜けて弛緩していた方が合理的にかなえられるのですね。

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もし気に入ったら試してみてくださいね。
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臀部筋と顎関節

膝を曲げて、太股を持ち上げて歩く。
すると臀部筋のオーバーユースを招きます。
それにより長年股関節のずれが生じ続ければ、
股関節がずれた状態が自分の正常状態と感じます。

臀部筋の深部層の硬さからみれば、
日頃のその方の歩き方は一目瞭然。
そしてたいていは左右の足のうち、
利き足をより多く使います。
利き足ではない方は、
利き足のサポートとして用いる感じ。

それにより利き足側の臀部筋が大変硬くなります。

臀部筋。

この筋肉のコンディションが如実に反映される筋肉はどこかといいますと、
側頭骨を覆う側頭筋。

ちょうど耳の上側にあって、
大きな筋肉です。
頬の筋肉(咬筋)は大きな筋肉に見えますが、
咬筋の4倍近くの広さをもちます。
その筋量に比例して筋力は強力。

下顎を上に引き上げる大きな力を発揮できるのは、
側頭筋が下顎を引き上げる牽引力の源ともいえるでしょう。
一見すると側頭筋は咬むことと遠い存在に思えますが、
解剖学的に機能を読み解けばそういう仕組みです。

たとえば右側の臀部筋がオーバーユースで負担が生じていたときには、
右側の側頭筋が呼応して緊張して収縮します。
そして臀部筋部分の硬さが主になり、
側頭筋が従。
臀部筋の硬さが側頭筋を固める引き金になるのです。

臀部筋が硬化してそれに比例して側頭筋も硬化する。
筋肉は柔軟な状態であれば収縮して強い動きを発揮できます。
ですがはじめから固ければその働きは制限を受ける。
伸び縮みしにくいバネのようなものです。
同時にその硬さが日常的に強くなり継続していれば、
側頭筋の硬化により下顎の位置がずれを生じます。
この場合には下顎が恒常的にずれだすという現象が起こります。

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顎というか歯列に関係するところでは、
会陰部分の筋肉の硬さが、
舌に関係する筋肉を硬化せしめてしまいます。
それで緊張した舌で歯を押してしまうということが、
継続的に行われることがあるそうです。

理想で言いますと体をリラックスさせるためには、
『頬をゆるめ舌をゆるめるように』することが必須。
会陰部分の筋硬化が引き金で舌の緊張をゆるめられない。
この点も問題になるように思います。

他恥骨クランクと顎関節の相互関係もあります。
恥骨部がずれれば顎関節もそれに従います。

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この筋肉の主従関係を読み解ければ、
なぜ顎関節のずれが生じたのかがわかりだします。
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図解する習慣

最近夜中に時間を使ってCGづくりをしています。
趣味半分に今後のワーク用にという実益半分です。

私は芸術家ではありません。
便利なイラスト作成ツールとして3Dを捉えています。
頭の中のイメージを構築する力の養成に役立ちます。
それもよい点ですよね。
書籍に掲載されているイラストとは一味違う、
今自分がほしいイラストが手に入る。
それも強みですよね。

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人体はさまざまなパーツによって構成されています。
すべてのパーツが集まり一つとなる。
同時に一つはいくつにも分かれている。

考えてみてください。
皮膚・骨格・筋肉・神経・血管・臓器などさまざまなパーツが分かれています。
同時にすべてのパーツは一つのものとして相互作用しながら集まっている。
その複雑に絡み合ったパーツの関連性を理解できるお役立ちツールです。
ワーカーには組織同士の関連性がくし刺しで見えなければいけません。


また頭の中でもやもやとしたイメージの詰めの甘さをぬぐってくれます。
私がワークを伝えた方に教えた内容を図示するように頼み誤解点を洗い出します。
言葉で説明していただくとうまくごまかされそうになります。^^1
でも図示していただけば未消化点が容易に発見できます。

ボディワイズでの筋膜のリリースについていいますと、
もともと抽象的な概念を取り扱っているものではありません。
多少の透視図は入りますがすべて絵にできる代物であります。
だからしっかり消化できていれば、
スパァン!としたポイントを押さえた絵を書いてくれます。
絵にする過程で、初めて自分が何を観ていたのかや、
何が見えていなかったのかがわかることがあります。

積極的に3D-CGを体についての説明をするときや、
プレゼンテーション用素材としても活用しようと考えています。
『これこれの状態だからこうしようと考えている』という、
原因と結果を明確に意識しながらワークを構成しています。
そのときにお客様に解りやすく説明できているかといえば、
反省すべき点があります。
ワーク内容が濃ければそれだけ説明時間が伸びます。
それはワークメニューを削らなければならないことを意味します。
そのジレンマを改善するモノを作れればと考えています。

お客様自身が自分の体を理解するきっかけにもなります。
それがワーク成果を大きく向上させるはずです。
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書籍紹介:からだとの対話

野口体操の本を見つけた。
いろいろと野口体操に関する本は集めているのですが、
偶然に古本屋で見つけました。

野口体操の書籍のほとんどは、
野口三千三先生や羽鳥操先生の書かれたものです。
ですがこのたび手に入れた本は
「ぼくの野口体操入門記」という副題。
野口体操を教える側ではなく、
教わる側からの視点で書かれています。
そのぶん共感できるところも多く、
同時に秀逸な解りやすいイラストが役立ちます。
なにせこの本を手にとりイラストを目にしたとき、
しばらく驚いて体がフリーズしていました。
新鮮な体のとらえ方が印象的。
このイラストを見るだけで、
頭の中でインスピレーションが駆けめぐりだす。
これは誇張した表現ではありません。

野口体操関連の昔の著作物にはあまりイラストを付しているものはない。
『原初生命体としての人間』などは最たるものです。
(注:現在は『野口体操入門』などの写真がふんだんにある出版物もある)
野口先生が『からだとの対話』のイラストをみて、
どのような感想をおっしゃられるか興味あるところです。
ただ野口体操の書籍の文章がほとんど。
そしてその書籍の間にはさまれた印象的な写真が、
その真実を伝える。
そういうスタイルに親しんできた。
なぜか印象的にぬめっとした捉えると奥へ奥へと引き込まれる。
そういう印象があり、そこが魅力。

ですがイラスト化されたものを見ると、
合理的にきっちりと頭の中に納まってしまう。
イメージをふくらませる遊びの部分が減ってしまう。
ですがこれはこれですごく解りやすい。
ぬめっとしたところが減り、
がしっと捉えられる感触がある。

この「からだとの対話」を読んでいて、
野口体操の『原初生命体としての人間』の、
ぬめっとした感じがかえって興味深く感じられた。

残念ながら出版もとの現代書館のサイトで調べると品切れ状態。
再販できないものなのでしょうか。

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(http://www.gendaishokan.co.jp/goods/ISBN4-7684-5532-8.htm)

書名: からだとの対話――ぼくの野口体操入門記
著者:阿奈井文彦

体操とはただの健康法ではなく、
からだを動かすことで生き方を変え、
新しい世界の見方を獲得してゆく思考法のことである。
野口体操の実際と、
その元である野口氏の「体液主体説」が
入門体験記をもとにイラスト入りで語られ、わかりやすい。

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2005年05月10日

触覚は原始的な感覚で生命力に通じるはず

ミジンコやゾウリムシなど。
視覚や聴覚が人間ほど発達していない動物。
だが触覚はかなり一人前に発達しています。

本来視覚や聴覚が高度に発達してきたのは、
進化の過程では最近とえいるでしょう。
原始的な単細胞生物から始まりました。
もう少し進んで藻やそれを食す原始的な動物たち。
彼らの便りにした感覚器官は触覚でした。

視覚や聴覚も高度に触覚器官が特化発達して出来上がったもの。
もとをたどれば原始的な動物たちがヒゲのような触手を伸ばし、
情報を手さぐりし、肌で感じたのが感覚器官の事の始まりです。

人間にとって視覚や聴覚は最先端の強力なツールです。
印象の度合いも他の動物とは異なります。
立体把握力に富みます。
視覚の発達に人間の知的活動は支えられています。
視力をなくせば私がいまおこなっている作業も不自由になります。
役立ってお世話になっています。

ですが強力な感覚器官であればあるほど、
便りにして多用してしまいがちになる。

すると触覚という原始的な感覚が、
視覚の裏に隠れて影をひそめる。
脳や意識の資源は無限ではなく、
活用中の感覚器官がクローズアップされて、
他の感覚器官はかすんでいく。
その状態が仕事やテレビを見ているときも、
長期間に渡りキープされている。
そしてその体の使い方が癖となり、
五感のアンバランスが進化していく。
それにより特定の悪影響が発生。
でもこの悪影響の発生原因は本人は気付くことがない。
やっかいなものです。

高度に発達した局部感覚器官(耳・鼻・目など)は、
全身から入る触覚情報を肩代わりできません。
視覚に頼りすぎることは危険です。

触覚ほど体全身から受け入れることのできる器官はありません。
『手で触る』だけではなく足の裏で振れたり、背中で感じたり。
体全体が満遍なく触覚器官。

赤ちゃんはやさしいふれあいが無くなれば情緒が不安定になるそうです。
おそらく触覚を研ぎ澄ますほど、
原始的な生命力を飛躍させるエクササイズはないでしょう。

体の一部の局所から入る情報収集と、
体の全体から入る情報量。
この二つがうまく天秤にぶら下がりバランスをとること。
その視点で捉えてみると新しい方向づけが見えてきます。
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NHKのピラティス講座

昨日たまたまテレビを見ていて驚きました。

フィットネススタイルの外国人女性二人が、
理解できる日本語でピラティスを教えています。

『ニューヨーカーが教える 簡単ピラティス 』
という番組で
講師はキンバリー・コープ/キャサリン・コープ
強烈なインパクトのある髪形の姉妹。

まる得マガジンという趣味や実用のジャンルを、
5分間で伝えるというシリーズでした。
http://www.nhk.or.jp/partner/marutoku/index.html

■放送期間 2005/4/4〜2005/5/13
■放送日・時間 教育テレビ=月・火・水・木 午後9:55〜午後10:00 4/4〜5/12
教育テレビ=火・水・木・金 午後2:55〜午後3:00
(再放送)4/5〜5/13
*5/16〜6/23にも再放送があります

興味のある方はぜひ。
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2005年05月09日

左側脚部の静脈瘤は腹からなおそう!

あるある大辞典2をみて。

左脚部の静脈瘤ができやすい理由がわかった。
もちろん左側脚部が静脈瘤がでやすいことは知っていた。
ボディワイズにお越しいただけたお客様の100%が左脚部に影響がでていた。
テレビでは90%の割合で左脚部に静脈瘤が出るといっていました。

左脚部静脈瘤ができる理由が、
腹部大静脈からきていたという指摘。

なるほど!
私が読んだ解剖学などの本からはここまで詳細な理由は述べられていなかった。

心臓から伸びた大動脈は左側から下に降りてきて、
両脚部に血液を流すことになっている。
それに動脈という心臓のポンプという力がある。

それに比べて、
大静脈は腹部右側に位置していて、
両脚部から下から上に血液を送り出して登っていく。
その際に静脈は動脈ほどのポンピングされる力が生理的に少ない。
脚部のミルキングアクションなど歩いたりすれば、
静脈のポンプ力は強まるが、
立ち仕事だったり座り仕事の方はこれが期待できない。
そして左脚部から右腹部の大静脈の立ち上がり部分へ血液が流れるとき、
すぐ後ろに腰椎がある。
骨という硬度の強いものであるため、
腹部に腹圧が強くなれば骨に静脈が押しつけられることになる。
するとここで静脈の血流がせき止められてしまうような作用が出る。

腹部以下の左脚部全体の静脈が何らかの影響が出てしまうということ。
血液が心臓に返る量も減少する。

ということは静脈瘤をケアするためには、
腹部の柔軟性を向上させていくことがキーになる。
内臓のマニュピレーションは、
ワークテクニックの中でも難しいものですが、
その重要性を改めて感じ入ることができました。

もちろん体内の血液環境をよくするように食事に気をつかい、
コレステロールなどが過分にとらないようにするといいでしょう。
運動も適度に行い静脈の血行促進をしていくようにします。
そうしたことを前提にして、
腹部の柔軟性を向上させるケアは
左脚部にできる静脈瘤改善に役立つのでしょう。

それにしても、
腰椎と腹部静脈の交点がネックになっていたとは。
それにより左脚部の血行不良がおこっているとは。

腹部環境が脚部に多大な影響を与えていたのです。
勉強になりました。
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