2005年07月01日

『体はいつも落ち続けている』という気づき

体の上半身は、
今も『落ち続けて』いる。

それに気付かなければなりません。
気付いたとき支え続けていることを理解します。

体が反る。
反りつづけている。
上半身は落ち続け、
支えが弱化している。
だが支え続けている。

支え続ける努力。
そこに筋力の習慣的な使い過ぎが介在します。

支える筋肉は無意識に使われている。
後に使っただけの疲労に気付く。
動かしたつもりのない筋肉がくたびれてくる。

直立して落ち続けています。
椅子に座っているときも落ち続けています。
今も頭・上半身が容赦なく落ち続けています。

そう気付いて支えを見つけ出さなければなりません。
体の中心に重力が流れ込む道をみつけだしましょう。
自分の体の中の「体を支える骨の位置」を把握して、
縦に積み上げましょう。

呼吸の動きや歩行などでグラグラ骨が揺れ始めます。
その揺れを緊張で固めてはなりません。

前後・左右・斜めのバランスを常に瞬時にとり続けることで対応しましょう。
一輪車に乗るような高度なバランス能力を発揮させましょう。

うまく乗りこなせるようになったとき、
落ち続ける体を感じる力とは良い姿勢を創るガイドだと気づきます。
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彼らの日常の所作振る舞い---1

お客様に『薔薇色のイストワール』(著者:養道希彦/出版:講談社)
という本を教えて頂きました。【YAKOさまに感謝】

ナチ占領下のパリを震撼させた舞踏家・原田弘夫の92年を記した本です。

そのなかで舞踏の奥深さ。
そして各優れた技芸や芸術に貫かれる身体操作法の重要さなど、
興味深い内容です。

身体操作方法については、
あまり具体的には描かれていません。
ただ原田がポーズを決めて写真をとられれば、
多くの写真に白い光のブレのようなものがでる。
ポーズした瞬間に舞台上の精神状態に至り、
彼よりほとばしるオーラの光でまともな写真がとれないとカメラマンが不思議がる。
優れた芸術性と精神集中をもつアーティストから発せられる独特な輝きです。

このエピソードからも、
芸術を愛するパリの人々が原田を愛したことを察することができるでしょう。

----
話は少し飛びますが、
原田がパリで知り合う旧ロシア王侯貴族達のエピソードにひかれました。

過去、ロシア王侯貴族がソ連より他国へ亡命した。
200万人が亡命。
そのうちの40万人がフランス、
多くはパリに定住しました。

着の身着のままででやってきたため、
タクシーの運転手になったり、掃除婦になったり。
多くは労働者として働いたといいます。

そのロシア貴族たちが密やかに夜会『宮廷の夜会』を行っており、
原田が招待されました。
控えめな照明のマンションの一室。

『原田は、一瞬、目眩を感じた。
人々の振り返り方が、あまりにも美しかったからだ。
年齢もまちまちの男女が、
静かにこちらに顔を向けた、その何気ないしぐさが、
まるで舞踏のようだ。
やさしく、穏やかな視線を投げながらこちらを見つめる姿は、
この人たちの身体運用術の高度さを示していた。

一幅の宮廷絵画のようだ!
原田は目眩に耐えながら、陶然とその美しい絵を見つめた。』

なんという感動的な情景でしょう!

ただ振り返る。
それだけで相手を陶酔させてしまう。
それも名代のアーティストとしてフランスで勲章を得た原田を。
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彼らの日常の所作振る舞い---2

日常生活の所作振る舞い。
優雅かつ高度な身体運用術が息づいている。
『日常生活に』という意味をかみしめてみます。

私は日舞の先生で舞台上では腰がしゃんとしているが、
平素は腰が曲がっている方を見知ったことがある。
習い事のレッスンをするときにだけ、
姿勢を注意する方もおられます。
『特別のとき』時間を区切って気を配る。

シェークスピア『ハムレット』の一節。
「習慣という怪物は、
悪い行いに対する感覚を食いつくし増すが、
その反面、天使でもある。
この次には我慢するのがいくらか楽になり、
次にはもっと楽になる。
習慣は我々の天性すら変えられる。」

日常生活で習慣化された動きの質は、
その方の身体運用の多くを決めると思います。
そして高度な身体運用術は体の神経一本一本に入り込むものです。

<高度な身体運用術と一体化>した『宮廷の夜会』に集う男女。

何気ない動きに動きの品や質、
美しさが漂う。
高度な身体運用術には体全身が、
無理や無駄やムラがなく優雅に動く。
筋肉の一部を過労させない。
理想的な動く様子は美しい。
姿勢は縮こまることはない。
ゆがむこともない。
背筋が活きている。

滞りを知らない肉体は、
それに見合う心の豊かさとともにあるだろう。
自分の心の豊かさは他のものに接するときの礼節として働く。
自分の体に確かな『誇り』を感じていることも伺える。

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僕は『宮廷の夜会』に集う人々のように、
自分も少しでも近づきたい。

僕が求めたいものは、
彼らのような日常に根付いた身体運用術。
だから『ボディワーク屋さん』にこだわります。
身体運用術をベースにして話をしたいのです。
治療屋さんではなく。
ただ体のゆがみや症状があれば、
身体運用術と向き合う気にもなれません。
だから手技のワークは「カンフル剤ですよ」といいます。
自分の体を慈しみ身体運用術に関心を寄せて長けてきたとき。
ここに『宮廷の夜会』に集える人々が一人、
増えたことになります。

それが理想です。
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2005年06月30日

高度な身体運用術は彼らの日常の所作振る舞い

お客様に『薔薇色のイストワール』(著者:養道希彦/出版:講談社)
という本を教えて頂きました。
ナチ占領下のパリを震撼させた舞踏家・原田弘夫の92年を記した本です。

そのなかで舞踏の奥深さ。
そして各優れた技芸や芸術に貫かれる身体操作法の重要さなど、
興味深い内容です。

身体操作方法については、
あまり具体的には描かれていません。
ただ原田がポーズを決めて写真をとられれば、
多くの写真に白い光のブレのようなものがでる。
ポーズした瞬間に舞台上の精神状態に至り、
彼よりほとばしるオーラの光でまともな写真がとれないとカメラマンが不思議がる。
優れた芸術性と精神集中をもつアーティストから発せられる独特な輝きです。

このエピソードからも、
芸術を愛するパリの人々が原田を愛したことを察することができるでしょう。

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話は少し飛びますが、
原田がパリで知り合う旧ロシア王侯貴族達のエピソードにひかれました。

過去、ロシア王侯貴族がソ連より他国へ亡命した。
200万人が亡命。
そのうちの40万人がフランス、
多くはパリに定住しました。

着の身着のままででやってきたため、
タクシーの運転手になったり、掃除婦になったり。
多くは労働者として働いたといいます。

そのロシア貴族たちが密やかに夜会を行っており、
原田が招待されました。
控えめな照明のマンションの一室。

『原田は、一瞬、目眩を感じた。
人々の振り返り方が、あまりにも美しかったからだ
〜静かにこちらに顔を向けた、その何気ないしぐさが、
まるで舞踏のようだ。
やさしく、穏やかな視線を投げながらこちらを見つめる姿は、
この人たちの身体運用術の高度さを示していた。

一幅の宮廷絵画のようだ!
原田は目眩に耐えながら、陶然とその美しい絵を見つめた。』

なんと魅力的な表現なのだろうか。

ただ振り返るだけ。
それだけで相手を陶酔させてしまう。
それも名代のアーティストとしてフランスで勲章を得た原田を。
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2005年06月29日

写真集『ヒトが人間になる』

写真集『ヒトが人間になる』
副題「さくら・さくらんぼ保育園の365日」
川島 浩●写真 斎藤 公子●文
太郎次郎社
【在庫なし】---図書館で借りるしかない!--1




10年間8万枚のなかから選ばれた260枚の写真です。

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昨日図書館から借りてきたのですが、
生き生きとした子供たち。
生命力が半端ではない!

真剣な瞳。
四つ足ではい回る。
青鼻を垂らしながら食べる。
どろで遊びまみれる。
けんかをする。
絵を描く。
みんなで作業する。
体で学ぶ。

強いエネルギーのほとばしりを感じる写真ばかりです。
ここまですばらしい写真ばかりだとは思いもしなかった。

日本で今起きている子供たちの問題。
体力低下。
集中力、気力の低下。

意気消沈させられる。
そのような心配もこのようなすばらしい写真集を観ればほっとさせられる。

こちらの「さくら・さくらんぼ保育園」では障害児保育実績もあります。
(書籍『さくら・さくらんぼの障害児保育』/青木書店より)

自然に接し、
たくましさを体感する。
ダウン症の子供、
脳性マヒの子供。
生き生きと笑っていて力強い。

彼らが描いた絵も、
はじめは単純な○程度。
それがみるみるひとが幾人も描かれ、
背景が書き込まれていく。
感受性が飛躍していく様子がありありと解ります。

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多くの方が、
こちらの保育園の存在を知ることがあればどうでしょう。
他の保育園に同様なことを期待することは、
園のご事情もあり難しいかもしれません。

ただまずはこのような
ヒトが人間になるストーリーがあると気付けば、
子供たちの自由の息吹が吹き上がるように感じます。

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3歳くらいまでで、
体の使い方の一生のプログラムが決まります。

こちらの保育園で育って巣立っていった子供たち。

大人になっても体の骨折率が少ないというデータがあるそうです。
そして社会的にどのような活躍をなさっているのでしょう。
ますます興味がでてきそうな結果を期待してしまいますね。^_^)
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新聞紙一枚分の感覚の目覚め---1

体は満遍なく使うこと。
健康を維持・促進する基本です。

使い過ぎていてもだめ、
使わなすぎていてもだめ。
ちょうどいいしかよくない。

暑すぎるお風呂も飛び上がっちゃいますし、
冷たすぎても凍えてしまう。
ちょうどいい温度が一番です。

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ちょうどいいかどうかを、
もう少し突っ込んで観てみましょう。

ちょうどいいくらい体を使う。
それが筋肉にも脳にもいい刺激を与えます。
この状態が最高ですね。
健康にも能力にも。
いうことありません。

■使い過ぎは神経的にもトラブル原因に。
情報がさばけずに錯綜するものです。
神経が興奮し過ぎ暴走するならば、
それを抑制させる機能を働かせます。
正常な神経伝達の働きができません。

筋肉の使い過ぎはこれが目立ちますね。
使いすぎにより炎症が起きることもある。
痛みが出て『意識されやすい』ものです。

■使わなすぎは神経を退化させます。
使わない神経は無駄はので退行・死滅します。
神経が退化すれば働きが悪くなります。
情報量が欠落します。

筋膜が癒着して慢性化すればこうなります。
使わない体の箇所(未利用箇所)もこうなります。
このときには、
やっかいな特性があります。
神経がマヒして『意識の上に登らなくなる』のです。

意識のできていない部分、
たとえば背中や身体の深部の筋肉などは意識量が小さいことになります。
それに対して意識し過ぎている体の箇所、
炎症が起きて痛みが強い腰部などは意識量が大きいことになります。

その意識量のばらつきを基にして自分の身体の全体像を描いてみてください。
きれいに元の体のアウトラインそのままで線が引かれていれば、
まさに体の機能が理想状態で正常に働いています。

『すばらしい!』と感嘆したくなります。
才能豊かで体の隅々まで意識を配ることができる、
貴台のダンサーやアーティストなどのレベルでしょうか。
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新聞紙一枚分の感覚の目覚め---2

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私は自分の体を使いこの意識量のばらつき図を造ってみました。
体に圧迫をかけて抵抗量を図る装置で、
体中の感覚のばらつきをグラム単位で測りました。
「触感」を使って意識量を探ろうと思ったわけです。

するとどうでしょう。
ずいぶんと描かれた絵がゆがみます。

痛みが強い箇所などはごくわずか。
左腰と左肩甲骨中の斜角筋部と左首筋。
多く見積もってB5サイズくらいです。

問題は意識できなくなっている体の箇所の部分。
この部分が体に多く点在していました。
おそらく誰もがこの自身の実態を知れば驚くでしょう。
概算ですが微妙な箇所も含めれば新聞紙一枚分。

つまり痛みを感じるような場所は一握り。
意識量が減少した体の部分は大変多くある。
それら両者は神経に問題があると言えます。

でもたいていが痛みがでた部分が意識に昇り、
意識に登らない後者のエリアは問題にしません。
これでよいのでしょうか?

体の神経の働きと病を癒す働きには深い相関関係があります。
神経が正常に働いてくれることにより、
病を見つけだします。
改善させるよう免疫系へと命令が送られます。
癌でも風邪でも他の疾病も等しい扱いです。
何世代も培って死滅を逃れてきた強力な免疫システムが始動します。
医者がいなかった太古の時代もこのお蔭で生き抜けたのはこのお蔭です。
でも神経が怠けて病を見過ごせば免疫系の発動は鈍ります。
優れた秘薬も使っていただけなければ宝の持ち腐れです。

また神経が偏りなく働いてくれる状態では、
脳全体へちょうどいい刺激を与えていることになります。
脳は統合して働けばムリ・ムラ・ムダがなくなります。
脳の活躍は互いのエリアが協調し連鎖してスムースに働く。
そうすればいつも以上に働いてくれる頭の回転が、
自分の自身にもつながりますよね。^^)

神経の情報を処理する箇所が『脳』です。
すべての神経系統の刺激は脳に到達して、
脳を興奮させます。
ちょうど良い過不足のない刺激が脳には重要です。
そのお蔭で脳の神経細胞が健康な状態を保てます。
その刺激を与え続けられるようにしていけば、
健康維持や能力の向上につながると思います。
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2005年06月28日

新聞紙一枚分の感覚の目覚め---3

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新聞紙一枚分の広さの感度が鈍ったエリアに注目します。
こちらを『意識に再浮上』させることができればどうでしょう?

意識に再浮上させるための調整刺激をインプットする。
(全身マッサージを受けるときも受取側の意識次第で、
調整刺激と早変わりします。)
この刺激が実際の力による調整刺激を使う部分もあります。
手の届きそうもないところは意識をその箇所に飛ばして、
冷た過ぎたお風呂に使っていないかどうか観察します。
ちょうどいい意識の湯加減に入れるように調節します。

それによりどのような変化が起こるでしょうか?
という実験です。

このことがこのたびの私的な成果となりました。

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新聞紙一枚分、
いまは寝かしてあります。
その隅っこが少し目覚めた程度です。
これからが楽しみです。

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ダンスや技芸や武道、スポーツを楽しむ方にも良いはずです。
飛躍につながればラッキーですよね。
私的には体の中の筋肉が、
以前は2層程度に分かれた感じしかありませんでした。
深層と浅層と中間はぼんやりです。
でもその中間層が脳内ででリアルに描き出され感じ取れることに驚きました。
感じて初めて
『あっ、今まで俺感じてなかったんだ』と気づきました。
ダンスや技芸、武道等々全身に気を回す本格的なものを取り組むときに、
おそらくこのような感覚は役立ちますよね。
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最近の私的成果---1

ここ3ヶ月。

私自身、精神的に安定しています。
長い期間、継続して安定しています。
そして半年前では考えられないほど、
頭の中の回転が増したように感じています。

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何か問題を抱えています。
それを可決する大切なことを気づくとします。
するとそのときはとても浮かれた気分となり、
『やった〜!』と声を上げてうれしくなる。
いい意味でハイな気分になる瞬間です。

それがずっと長続きするかといえば、
そうでもありません。

長く続かない理由。
すぐに新しい感覚や気づきに慣れてしまうときと、
強烈に居つこうとする過去の習慣に引き戻される。
この二つの場合があります。

自分のモノにできたならばうれしい限りですね。
ですがしばらくすると決まって違和感を感じだす。
その違和感の実態を突き止め改善します。
つまり『違和感を感じること』で、
現状を改良していくことができます。

たとえば劇的な考えが浮かび、
喜びがひとしおになっても高揚感は引いていきます。
そのときにどっと潮が引いていき、
かえってつらく感じることもある。

「自分が持っていない力や知識・技術がいかに多いか。」
その言葉が頭の中で鳴り響くのです。

盛り上がった気分ほど急激に下降線をたどるものはありません。
気ばかりが焦らされてしまう。
心が騒々しく乱れる状態です。

だがこのたびの自分の中で感じる変化は、
この急激な下降線がありません。
前に進むのみでうまく回転しています。
自分の可能性を否定する言葉が出る前に、
手足が動いています。

自分の力が発揮できないスランプもありません。
デスクワークの仕事の量は以前の倍こなしています。
以前よりモノが見えている感覚があります。

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この状態がなぜ続いているかといえば、
『感覚』の豊かさが見えはじめたためです。

たとえば誰もが触覚感覚を持っていますよね。
ただこの入り口を通り少しずつ奥に入る道を見つけた。
奥へ少し入っていくと芳醇な生命力を感じられました。
『感覚こそ力』といわれた野口三千三先生の言葉が、
頭を打つのではなくて身に沁みて入ってきます。
身体のなかで目覚めを待っていた感覚があった、
そのことに気づいただけです。

同時にいかに多くの感覚が眠っていたものだと、
驚きます。

今もその感覚をひとつずつ目覚めるように、
注意を払っています。
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2005年06月27日

最近の私的成果---2

それが以前の気づきを渇望していた気持ちではありません。
渇望という重すぎた感覚が失せていきました。
スイッチをちょんと押すくらいの感覚でいい。

私にとってこれほどのありがたい変化はありませんでした。

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今回の研修の仕上げのステップ3は次の定義でした。
「この感覚を誰もが持つことができるようにできないか?」
というものでした。

うまくいけば、

・自分に潜んでいた能力や可能性を引き出してくれる道具となるでしょう。
・集中力が強化されたおかげで分析力や表現力も向上するでしょう。
・仕事の能率が上がるから成果が見えて楽しい。
・病気を治す能力もそのうちのなかの一つに含まれています。
脳の働きの活性化と免疫力発揮のキーの関係です。
・リハビリテーションに応用が利くはず。
◎精神的な面での私なりの打開策になるかも。

また体感として、
他のものに気分を左右されにくくなります。
そして良質な感性を維持できることの喜び。

『これはいい!』

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こんな面白いものが、
多くの人と共有できればうれしい。

この仕組みを伝える方法はないか?
自分なりのプログラムは組めないものか?
そう考えていろいろ試行錯誤。
これが第三のステップでした。

自分なりに今までいろいろ体のことについて勉強してきました。
そしてお客様からも多くのことを教えていただきました。
他の先生からもお教えをいただきました。
斉藤一人氏の本や他のすばらしい本も読み参考にさせていただきました。
それらが熟成されたのでしょうか?
そのヒントはいくつかありました。

これは魅力的な分野だと思います。

実際面での難しい面も多いこともわかりました。
それでちょっとしょげたところもありました。
また私の思考力が減少すれば即NGというのもわかりました。
当分は身内のワーカーに協力を願って研究です。

うまくいくかどうかはやってみなくっちゃわかりません。
壮大な企画倒れになることも慣れています。

ただ、
私自身がこのような体感をもてたこと。
そのことが第一歩なのかもしれません。

なんとなく。
もう私的には元が取れたように感じられる。
今回はそう感じられるほどの貴重な体験でした。
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腹部をゆるめることはとっても大切!

腹直筋。

腹部の表面に位置する筋肉です。
付着点はみぞおちのちょっと上の剣状突起から恥骨まで。
縦のバンド状に伸びています。

故意に腹直筋を鍛える運動は、
あまり好きではないので勧めません。
正しい腹筋運動が適わなければ、
腹直筋を固めることになるからです。

ですが腹直筋をストレッチさせることとなると話は別です!
腹直筋は柔らかく伸ばしてあげる運動は大切です。

[腹筋が柔らかいメリット]
・内臓の圧迫を避けられる。
・腹式呼吸をしやすくする。
・腹直筋が和らげば腰部がゆるみます。(腰痛低下)
・股関節の柔軟性にも影響を与えます。(股関節が緩めば全身が緩みます!)

たとえば腹筋が緩める操作をするだけで
前屈が『ぐっぐぐぃ〜』と驚くほど曲がる人もいます。
てのひら分くらい余計からだが柔らかく伸びるし、
それがそれで苦もなく気持ちいい。^^)
個人差はありますが、
それほど大切なところですということ。

日頃から全身を隈なく筋肉を伸ばすトレーニングすることが大切。
そうすれば腹直筋もストレッチしていることになりますから。

ですがデスクワークで座りっぱなしの作業を行うと、
自然と前傾になり腹部を縮めます。
足を組みたくなる人もいます。
姿勢が正しい常態から長時間遠のけば、
必ず腰に負担がかかります。
それは同時に腹部にも筋緊張を強いることを意味します。

腹筋よりも腹部はやさしくストレッチ。
これがポイントだと思います。

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簡単に手を使って腹筋をストレッチすることもできます。

腹直筋を左右に分けて行います。
まずはおへその右側の腹直筋部分に左手を置き、
右側肋骨下部の腹直筋部分に右手を置きます。
そして手をおいた腹直筋部分を上下に引っ張ります。
引っ張る強さは300gくらいから試してみてください。
痛ければ引っ張る強さを弱めるように。
そのストレッチした状態を60秒〜90秒保持します。

次は右のおへそと右恥骨部分にそれぞれ手をおきます。
そして上記の要領でストレッチをしましょう。
右側が終了したら同様に左側も行いましょう。

気に入ったら定期的に行うようにしてください。
地味なテクニックですが大変有効なものです。
ぜひトライしてみてくださいね。
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2005年06月25日

問題定義が明確化されれば問題は半ば解決!

『もしも、問題が正しく定義づけられた(明確化された)ならば、
その問題は半ば解かれたに等しい』

問題の定義は自分でする。
後はその問題に対して技術的に解決すれば良い。

創造的な仕事には、
問題をかぎ分ける力が必要です。

『体を改善するときに自分が何を取り入れれば良いだろうか?』
という疑問をもったとき。
「どのようなモノがおすすめですか?」
と質問を受けることがあります。

自分で何をどうしたいのか、
問題を正しく定義づけできるまで突き詰めれば幸いです。
そこまでいけば今の時代さまざまな情報が入手できます。
入手できた多くの情報から最適なものを取捨選択できる。
その取捨選択できた解答がその人にとって、
一番効果的な心から受け入れられる『合った』ものです。
「誰彼が勧めるもの」以上に役立つものです。

自分の中で正しく問題定義しておらず、
『どのようなモノが良いか?』と人に質問をするとき。
その人に合ったアドバイスをすることはできません。

十分に問題を定義付けしている方でしたら、
その内容をこちらが尋ねる前におっしゃいます。
そしてそのおっしゃられた言葉のなかに、
本質的に求めているものがあります。
質問者はすでに問題の解答がイメージされています。
だから質問をしながら自分の中で解答を出していることさえあります。

質問を受けた側も明快な問題が定義された質問内容を聞き、
その人に合ったものを回答できます。
『この人は明確な問題定義しているな』と思えば、
深く突っ込んだことを楽しそうに述べることもできます。

ですが問題定義が十分なされていない(伝わってこない)とき、
できるだけの概要を伝えるように勤めます。

ただこれは冷たく突き放したいのではありません!!

問題定義をするのはその人自身の役割。
それを肩代わりしてはいけないのです。

問題に正しい定義をするまで取り組まなければどうなるでしょう?

問題に直面せず他の人に尋ねれば問題の所在が解らなくなります。
すると「小難が中難」に、「中難が大難」と転じていくそうです。
もし問題をしっかり定義して小さな問題のとき取り組めば、
大難が中難に、中難が小難に、小難が無難に変わっていく。
後者となってほしいと願い問題定義の肩代わりは断るべき。

人は困ったとき初めて『問題』を発見し取り組みます。
それが問題から多くのことを学ぶ機会なのです。
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骨盤を活かす脚部の筋肉たち--1

【内転筋群とハムストリング筋】

脚部の体を立てて支える部分の筋肉はここである
外側の筋肉群や太股前側の大腿直筋ではありません。
この前提を間違えてはなりません。

そして下の図。
骨盤を立てるよう制御するための脚部の筋肉群。
観る人がみれば解る重要リリースポイントです。


内転筋群とハムストリング筋は
骨盤底部の座骨や恥骨に付着している。

観察していただければ解るように、
付着部分がいかにも緻密に密集した印象を受ける。

内転筋群は以下の6本の筋肉の総称である。
恥骨筋、長内転筋、短内転筋、大内転筋、薄筋、外閉鎖筋
ハムストリング筋は
大腿二頭筋(長頭・短頭)、半膜様筋、半腱様筋の総称。

これらの筋肉が恥骨や座骨という狭いエリアに密集して付着。
筋肉が9本に分かれて骨盤の緻密な制御が可能となる。
各筋肉は筋断面も太く強力な筋力を発揮できる。
骨盤こそが上半身を合理的に支える受け皿。
骨盤の受け皿を平行にしてモノを乗せたほうが効率的。
それをかなえるための機能を果たすために、
これほどまで各筋肉は分化したのです。

そしてこの筋肉群は、
直立し二足歩行する主導筋となる。
支え続けるだけの筋力と能力を保持しているのです。

だがこの骨盤底部の座骨や恥骨の筋肉の付着部。
付着部はアキレス腱のような腱という
白くほとんど伸び縮みしない組織で付着しています。
この付着部分に本来はあってはならない癒着が進むことがあります。

たとえば右側恥骨筋が癒着が進んだとします。
すると腱が骨に癒着をすると、
その癒着量に比例して筋肉全体が硬化して伸び縮みする能力の低下が起こります。
それに常にその癒着した筋群は短縮傾向を強めます。
右側恥骨に付着した筋群が短縮して、
左側恥骨に付着した筋群が正常ならばどうなるでしょう?
骨盤が右側恥骨部が下へ引き下げられて『右下へ下がり』ます。
そして同時に『右側の腹部側が下降』していきます。
骨盤のねじれが生じます。

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日頃、「直立した感覚が傾いているような不安定さを感じる」。
そのときには骨盤底面の付着部に癒着が進んでいることがあります。
経験的には大腰筋を使って歩く技術を持たない方は、
ほとんどの方が癒着が進んでいるようです。
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骨盤を活かす脚部の筋肉たち--2

江戸時代以前の大腰筋をフル活用した歩き方なら、
利き足を使い過ぎて骨盤底面部を癒着促進させなくてすんだのですが。。。
残念です。

この骨盤底面の付着部の癒着をリリースすれば、
骨盤のゆがみが減少させることができます。
体を立てる能力を取り戻すことができます。

この骨盤底面付着部を解かれた後に、
太股の裏や会陰部分などを深くまで触ってみてください。
ときとしてマシュマロのような柔らかさに転じています。
同時に骨盤底筋群も和らぎ腹式呼吸が楽になります。
長時間立ったり歩いたりしても、
絶妙に骨を使い支えることができるので疲れません。
骨盤を微塵も傾いたままにしない繊細な制御を、
この筋肉達がかなえてくれるようになるわけです。
もちろんそうするための練習は必要ですけど。
このこの骨盤底面の癒着がある上で立つ練習をする以上の成果が、
リリース後に感じ取れることになるでしょう!

私自身も自分の体でこの部分をリリースする前と後を比較したことがあります。
その感触の違いに驚いた記憶があります。
奇跡が起きた感じでした。^^1

ただこの付着部。
体調回復やバランス能力や胆力回復に大変重要な部分です。
重要な部分とは体全体に大きな変化をもたらす箇所であり、
左右の脚バランスが収拾つかなくなりつらい目にあう場所。
不用意にリリースすれば内臓の下垂を助長させられます。
やり方を知らなければ解放に危険をともなう場所です。
その意味においてこの部分を直接マッサージにて解くのは、
ロルファーの先生方や、
筋膜リリースに精通している方々くらいではないでしょうか?

カウンターストレインなどで骨盤低面部をリリースをする場合、
直接筋膜リリースマッサージを加えるより効果が減ぜられるように感じます。
ただお客様の状態が重くないときにはこれだけで対処することも可能でしょう。
理論的にはある程度これでもリリースできるはずです。

そしてカウンターストレインでのリリースでは直接マッサージで起こるほどの
リスクはないように思います。
骨盤底面を解く作業に慣れていないワーカーの方は
カウンターストレインでリリースする練習をして感触をつかむ。
その次に直接法をとっていくようにすればよいのではと考えます。
私はこのステップを踏んだのですが数年かかりましたけど。。。--1
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2005年06月24日

内臓の不調をオリモノでチェック

内臓の不調をオリモノでチェック


オリモノがなぜ発生するのでしょうか?
『オリモノ』は文字通り「降りてくるもの」です。
各内臓器官から降りてくるメッセージのようなものです。

ピンクのオリモノでは心臓に関係します。
ピンクは血液を薄めたような色です。
このオリモノが出てきたら
『心臓や循環器全体の経路に問題がありますよ』
というメッセージ。

白のオリモノは肺に関係します。
肺の機能が低下することで呼吸が浅くなります。
気持ちの余裕がなくなります。
ものすごくかゆみを伴います。

緑のオリモノは肝臓に関係します。
肝臓は全身の筋肉のコンディションと血液に影響を受けます。
筋肉が硬くなっていませんか?
肌の色も筋硬化で血行不良のため黒くなります。
血液も肝臓の解毒能力が減少。

黒のオリモノは脾臓に関係します。
脾臓は以下の臓器を支える機能をもつそうです。
大腸・小腸・膀胱・胆嚢・胃、
女性は子宮・卵巣。
黒のオリモノがでてきたとき、
上記の臓器に何らかの異常が観察されます。

茶色のオリモノは腎臓に関係します。
腎臓の血液を濾過する能力が機能せず、
汚れた血液が体内をめぐります。
そして腎臓と膀胱は関係深い臓器で、
オリモノは尿のきつい臭いをともなう。

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オリモノというと女性特有のものと考えられがちです。
ですが男性にも関係があるのです。
男性にも内臓の不調があります。
そのメッセージを体の外へオリモノとして排泄され伝えられます。
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ハイハイのすばらしさ情報

四つんばい運動のメリット
・立つために必要な脊柱の湾曲や腰部を始め全身の骨や筋肉を鍛える
・胸幅を広げる
・股関節は、四つんばいになって初めて安定します
・手足の協調運動が全身の体のリズムを正常化させる

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深谷市さくらんぼ保育園で実践されている事例の紹介。

四つんばい運動を中心にしたリズム運動を
ゼロ歳児から毎日徹底的におこなうことで、
脳などの障害を持った子供のほとんどが、
健常に育っていくということだそうです。

また手足を中心に体を十分に動かすことが、
文字などを早期に教えることよりも子供の脳の発達に役立つ。
それが絵を描かせてみると解るそうです。

驚くほどの成果です。
そして大学で体育を専攻した女子学生が園児と走り競争をしたところ、
ほぼ同じ速度で走ります。
ボール投げのスピードもすばらしい。

というように紹介されております。

幼児のときにハイハイをした子のほうが、
しなかった子よりあらゆる年齢で骨折が少ないという報告があるそうです。、
四つ足動物には、
股関節の脱臼や骨盤の剥離骨折はありません。

(出典:丹羽昇著『名医のわかりやすい姿勢の矯正』出版:同文書院より)

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私立さくらんぼ保育園 (さくら会)
さいたま県深谷市大谷2185-3
電話572-1345
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以下にさくら・さくらんぼ関係の出版物を紹介します。
関心がある方は絶版本もあるので図書館等でお借りください。
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[書名=著者/出版]
ヒトが人間になる 写真集=川島 浩/写真 太郎次郎社
さくら・さくらんぼのリズムとうた=斎藤 公子/著 群羊社
さくら・さくらんぼの障害児保育= 斎藤 公子/編 青木書店
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2005年06月23日

胸郭の左右非対称

胸郭の左右非対称
胸郭は左右対称に揃っているものか?

左右対称のものと左右非対称のものを人数的に比較すれば、
圧倒的に後者が大勢を占めています。
これは多くの方の体を観るワーカーはよく知っている事実。

右手が利き手といわれる方は、
ほとんどの方が(状態の差こそあれ)右胸椎側彎[=そくわん]傾向が生じています。
左利きならば左胸椎側彎へと傾きます。
つまり利き手や利き足があれば、
左右の筋肉の利用負担量が変わります。
その差と負荷の量に比例して胸郭バランスがずれてきます。

側彎症と診断されていないからと安心してはいられません。
側彎症の診断では背中のコブ値が一定以上達すると、
そのように診断を受けるのですがそれ以下は許容範囲内とされます。
ただ許容範囲内の側彎傾向でも呼吸のしにくさ、
上半身の力みが抜けない、
背中や腰の張り、
みぞおちへの差し込む圧迫感など感じられることがあります。

なぜ胸郭の左右非対称が起こるのか、
諸説ありますがそのメカニズムは仮定の域を出ておりません。
ただいくつか注意すべき定説はあります。
右利きで右手を使い過ぎることで右大胸筋が肥大することで、
この傾向は強められて胸郭の非対称度合いが増加していきます。
ですから手荷物を持つときなどは左右対称になるように分けたり、
定期的に持ち替えたりすることというアドバイスが成り立ちます。

他、スポーツをするとき。
ゴルフで右スイングばかりし、
あとは左スイングをして胸郭バランスをとるようにする。
など日常生活のなかでできるだけバランスを崩しそれを
助長させるような行動を抑制していくようにしましょう。

施術的にも胸郭の肋骨(特に肋軟骨や鎖骨)は骨折事故が多発する場所。
ワークを受ける側もそのリスクを負うことになります。
それになかなか最適な改善の糸口が見つけにくいのも、
この胸郭の左右非対称です。

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左右非対称の胸郭であれば運動的にもデメリットがあります。
息が上がりやすく、
体の中心軸が見つからない。

合気道の師範が『合気道は整体すれば強くなる』といいます。
バランス力や集中力が大幅アップする方もおられますから。

以外に胸郭の非対称は盲点になっています。
ちょっと自分の胸郭を触ってどうかな?って探ってみてください。

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O脚VS正常姿勢『仙腸関節編』---1

正常姿勢とO脚姿勢では、
骨格的な違いが生まれます


O脚の仙腸関節の過屈曲図(巨大画像ですので興味のある方のみどうぞ)
http://image.blog.livedoor.jp/bodyworker/imgs/b/0/b0b01f97.jpg

O脚のデメリット。
身長がつまり低くなる。
骨格が前傾し、
下腹部が前に突き出る。
膝が曲がって伸びない。
首が短くなり顎が前に突き出される。

そして仙腸関節にも違いが現れている。

仙腸関節という人体最大の関節接触面。
正常では仙腸関節耳状面は
『L』字型に曲がっています。
図の仙骨のオレンジ色の『L』型面ですね。
接触面が大きく複雑なのが特徴。

O脚等では仙腸関節耳状面は
『一』字型です。
図の仙骨のオレンジ色の『一』型面ですね。
接触面が小さく単純なのが特徴。
それで関節のかみ合い力が低い。
仙腸関節がずれやすくなります。
ずれを補正するため臀部筋などの
仙腸関節をサポートする筋肉が常時硬化し続けます。

関節の中で最大かつ最も重要な
仙腸関節の関節力を発揮すること。
これが胆力を活かした運動性能に、
決定的な差を生みすのです。
仙腸関節の『L』字型が全身の関節を自在に操るための、
調節押さえ止め役を果たします。
全身の関節がココのお蔭で効いてくるのです。

中心軸の感覚をつかもうとするとき。
正しい姿勢では骨が踵から耳まで、
美しいストレートラインです。

比べてO脚は、
膝が曲がり、
腰の前側への反りがきつく、
身長が縮んでいます。
スタイルを重視すれば、
O脚は解消したいところですね。

骨格の歪曲に比例して筋肉は硬化します。
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O脚VS正常姿勢『仙腸関節編』---2

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余談ですが。。。
室井佑月さんがコメンテーターをしているワイドショーで。
とあるO脚矯正治療院がでていました。
室井佑月さんが『私。そこで100万円以上使ったのに〜!』
と頬を膨らませてシャウト。
スタジオの皆がひやひやです。

その後にそちらの治療院の一回無料チケット一名様プレゼントの紹介。
室井佑月さんの体験は、
治療院の甘言より正直なコメントですね。^^1

O脚になる仕組みを知らなければ
簡単に治るといわれて納得できるでしょう。
ですがこの仙腸関節部分の曲がり部分こそ、
人間最大の靱帯です。
ここより硬く強烈な靱帯はありません!!

膝や股関節のゆがみやしこりなどはかわいいものです。

O脚改善ではこの部分を変えていかなければならない。
本当に大変な作業なのです。
エステなどでO脚矯正を依頼する方は、
そのことを念頭にいれておくとよいでしょう。
簡単に改善できると自信を持って勧められたとき、
ちょっと怪しいのではと考えておいたほうがいい。

改善率は状態の個人差があるのでケースバイケースです。
ただ強いO脚などが感じられる方は、
正直にO脚矯正の手間隙がかかるという説明をするところへいかれた方が
よい結果が出ているようです。
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2005年06月22日

五体の庭師は自分の意志

シェイクスピア『オセロー』
『この五体が庭だとすれば、
その庭師はおのれの意志だ。

そこにイラクサを植えようと
チサの種をまこうと、
ハッカを生やそうと、
麝香草を引っこ抜こうと、
一種類だけ植えようと
何種類でもまき散らそうと、
ほったらかして荒れ放題にしようと、
せっせと肥やしをやって育てようと、
おれたちの意志しだいさ。』

(産調出版「図解アレクサンダーテクニーク」p20より)

『無計画では良い庭は育たないよ』
とシェークスピアが告げています。

あなたはどのような庭を造るのでしょう?
花が咲き飾られる姿に夢を馳せて、
計画的に種をまいて育てましょう。
すばらし庭師になりたいですよね。
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