2020年07月09日

押してダメなら、引いて! それから平行圧で引っ張ってみましょう! 

私が筋膜の癒着部を解くために施術で使う圧の種類陽圧・陰圧・平行圧


陽圧陰圧平行圧.jpg

あまり聞いたことがない単語ですが、これから少しずつお話していきますね。


刺激には、人体へ与える影響の想像がついてカラダが反応できる既知刺激と、そうではない未知刺激があります。




外圧は刺激を受ける前にリアルな想像ができる「既知の圧」です。
リアルな想像がわくものに対してカラダは対処を準備できます。
既知の圧に対しては、少なからず皮膚抵抗や筋肉プロテクターによりブロックされる傾向にあります。


対して陰圧(皮膚を引っ張り上げられる圧)は「未知の圧」です。
どのような対処をカラダがとることでその刺激を避けられるか。
正解が見出せません。
自然界で陰圧を受ける経験がないため、
どのような刺激の質だったかも想像がぼやけています。
リアルな想像ができません。想像できないからわからないのです。
だからカラダにどのような反応を起こせばその圧に対抗できるかの指令はない状態です。
刺激に対して準備ができないどころか、対処法を探るため未知の刺激を観察し始めるのです。

施術は「既知の圧」を採用することもありますが、「未知の圧」の採用に鍵があります。





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


まずは一般的に用いられそうな外圧刺激から。





野球をしていてボールがカラダに当たったとき、その衝撃的な刺激から身を守る。
ボールがカラダに当たる.jpg
ボクシングで、相手ボクサーに腹部を殴られたとき、皮膚や腹直筋を緊張させて硬度をあげて内臓を守る。


私たちにとってこのような衝撃は未知の状態ではありません。


プロテクター作用は、特に衝撃を受けることがわかっている意識があったとき、しっかり利く作用です。
でも思わぬ段差に気づかないでコケて尻もちをつくとっさのときさえ、
地面につく寸前でお尻の皮膚を固めて自己防衛をはかります。
反射的に外部からの刺激から体の内部にダメージをつたえないようにすることで、
私たちは体を守るようできています。

皮膚や筋肉は外圧または外部からの衝撃から身を守るという
「プロテクター(外部刺激からの保護作用)」プログラムが組まれています。



だから人や他の動物も含めて、強烈な圧を外部より身体内部へ向けて加えられても、
皮膚抵抗や筋肉を無自覚的に緊張硬化させて内部を守る作用により、
私がお客様へ加えた圧の大部分は弾き飛ばされているわけです。


一般の方が圧と聞くと、この効率の悪い圧法を思い起こすと思います。

施術者としてはもっとも筋膜リリースをなすには効率が悪い圧で、
この圧を回避する別法での対処の追求。
これが施術の技術上の研究テーマとして、多くを占めます。




外部から体の内側へ加えられた刺激として、
陰陽で言うところの【陽(プラス +)刺激・陽圧】といわせてください。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


対して。
陽圧より、ちょっと賢い圧のかけ方もあります!




カッピングのような皮膚にカップを付けて吸引して皮膚を持ち上げる圧を加えたとき。
それも身体に対して加えられた外部刺激ではあります。

ですが元々自然界では皮膚を吸引されるような刺激がほとんどありません。
タコの吸盤に吸われるくらいしかとっさに思いつきません。
ほんとうに稀な刺激なんです。
人間も、そして他の生物でさえも、
そのような稀な刺激には、わざわざ反射行動を起こしてまで耐性を付けるような脳への負担のかけ方はしないのです。
外部圧をはじくよう自動救済装置のようなものを常時アイドリングさせているので、とっさのときに働くのです。
それがめったに起きない吸引刺激に対して備えるためエネルギーを使い続けるなんて経済的じゃありません。

吸引刺激に対しての抵抗をする反射的なプロテクター行動をとるプログラムは組まれていません。
皮膚をつまんで骨から遠位へと引き上げるという刺激に対しても同様です。

ほぼほぼ無抵抗に、引き上げられる感じでしょう。
持ち上げられた初期には意識的に皮膚を緊張させて多少抵抗できても、
30秒もしないうちに引っ張り上げられてしまうでしょう。

外部から体の内側へ加えられた刺激ではありますが、
吸引圧または引っ張り圧のような身体に対して持ち上げられる圧の場合。
陰陽で言うところの【陰(マイナス −)刺激・陰圧】といわせてください。



陰刺激は筋膜をリリースするとき応用すると、いい成果がでやすいようです。



私がホットストーンを筋膜の癒着部分に当てて「 トントン! 」と叩くとき。
お客様は叩かれた体の奥へ伝わる刺激でしこりが解けていると考えている人もいるでしょう。

ですが私の意図は違います。


筋膜が癒着した部位の端っこに、筋膜同士を剥がすための2枚の紙(こちらの前のブログ内容参照願います)のはがれ目のようなところを作りたいのです。
うまくいけばはがれて引き離せるような目になると見込んだ部位にホットストーンを当てます。
狙いを定めて3ミリ単位以下の狂いを抑えてホットストーンを叩いて刺激を加えるのですが。

でも、もし私がお客様のカラダへと、ガツンガツンと身体内部へダメージが与えられる圧を加えてていたら。
どういったことになるか考えてみてください。



それは体の筋膜の癒着を解くどころか、体の内部炎症を改めてこさえつづけるようなことになります。



でもそこまでのことがおきることがなく、筋膜部位はリリースが起こるのです。

実は、「トントン!」とインパクト圧を与えたときのポイントは、
体内内部へ加える陽圧を抑え気味にして(残念ながらこれがゼロにはならないのですが)、
体外へ跳ね返る陰圧を起こすような圧をつくることで、患部の癒着部を解くようにしているのです。
これはインパクト圧を加えるときに使っている私のツールが、その秘密を握っています。
なにかリリースに役立ついいものはないかと、片っ端から試したときに見つけたのです。




「陽圧」で、ガンガンと強めの圧をかけて解くこともできます。
ですが、それは私どもとしてはとるべき手法ではありません。

なぜかといえば、陽圧による刺激の特徴が皮膚抵抗が甚だしいため、
内部の筋膜の癒着部まで刺激が通りづらいし、
プロテクター筋以下にあって無理やりに改変された組織も、
早々に以前の施術前の状態に戻すように「回復作業」をします。
だから施術前の状態への戻りが速攻で起きるのです。



お客様がそのような施術を受けられたとき。
施術直後は楽になった気持ちを味わえたとしても、すぐに戻ってしんどくなるはずです。
施術費を払った甲斐がない。


それに対して「陰圧」は、皮膚抵抗がかからないためか。
「陰圧」で調整をしたときは施術後の改善状態が長く維持するという特徴があるのです。
なので、この手を使わないわけにはいきませんよね。





たとえば、スティック状のホットストーンを2本持って胸鎖乳突筋を緩めたいなら?

それらを使って起始・停止を同時刺激をして緩める使い方もします。
それも正解です。

ですがもし胸鎖乳突筋の筋腹部分が斜角筋と交わり、そこがきつく癒着が進んでいるときは。
スマホ首の人たちのことですね!
そのようなときは、斜角筋と胸鎖乳突筋の隙間に一本の適温加熱したホットストーンを設置固定して、
もう一本のホットストーンで胸鎖乳突筋を頚椎から遠位になるように引き上げるようにします。

これは首筋は人を殺せる急所ですから、首の奥へ向けての加圧は避けたいので陽圧をかけられないのです。
なのでうまく陰圧として引っ張り持ち上げていくような刺激ではがしていく。
すると陽圧で喉に押し付けるような圧をかけても一切解けなかったところが、
徐々に、着々と緩みだしていくのです。

このときにもちいるホットストーン。
それがいただいた「白かっさ」が使い勝手がいいんじゃないかなとみています。

白かっさ3.jpg

(※ 喉の陰圧は、やり方が相当に繊細かつ難しい個所です。不用意にはなさらないでください。)





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




他にも、さらに使い勝手のよい圧があります。

私の今の施術では、7割がたがこれから申し上げる圧をかけることで構成されています。

実用的なのです。


やり方の概要を申し上げますと、
たとえばですが、、、一定の圧(たとえば100g)を加えます。
そして一定圧を維持し続けたまま、筋肉の繊維の流れに沿って特殊な平行圧をかけるやり方です。
ボウエンテクニックというボディワークで習う、ムーブというテクニックを応用したものです。

そのときの手の動きは加速運動にしてはいけません。
等速運動でおこなわなければリリースが起きにくいでしょう。
それどころか加速運動での平行圧は筋組織にダメージを残すかもしれない。
安全と効果向上を考えて等速運動での圧をかける練習をすることでしょう。

他にもいくつかポイントがありますが、ボウエンテクニックを学んだときの規約のため、
お話しできないので申し訳ありません。残念です。。。
もう少し私らしいやり方にアレンジを加えて独自の様式にできたところまでいけば、
お伝えしても大丈夫じゃないかなとは思うのです。


この等速一定圧運動でのリリースをベン石温熱器で背中や他、大きな筋肉を緩めるときに、
最大の武器になっています。
リリースが陽圧の2〜5倍も稼げる感触があります。


普通にベン石温熱器で患部をこすって緩めるだけでも、確かに解けることは解けるんです。
ですが、それでは意図した筋膜の癒着部位にダイブして乖離させることはできないのです。
精密なアプローチができてこなければ成果がだせない緻密な作業をする場も、
身体にはたくさんあって。
そのようなところへの精度を高めてくれております。



現在の私はボウエンテクニックの施術をできますという看板は掲げてはおりませんが、
もしボウエンテクニックの講習会を1年間通っていなかったら、
トントントンなどの陰圧止まりだったと思います。

それでは筋膜の癒着をはがすベン石温熱器の活躍は、半減しています。



かなりの受講料と学習時間や期間をかけましたが、
間接的にお客様へとその成果が還元することができて、うれしいです。


posted by スズキ at 18:21| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

うまい筋膜リリース、へたな筋膜リリース。その違いは?

先日、お客様から。
いまは販売していないレアで貴重な「かっさ」をいただきました!

その名も:白かっさ!

白かっさ2.jpg
ボディ専用天然石かっさプレートつき 白かっさ美点マッサージ@BODY


白かっさ1.jpg



ありがとうございます!!


複数個いただきまして、個々のかっさの形状の微差があります。
それぞれの使い勝手が、その違いによりだいぶ変わりますね。

そこがまた職人手作りの味!



小さな斧状で握れば指にフィットします。
使ってみた感想は「顔・首・胸・腕」のケアがしやすいですね。

軽くて女性も使いやすいでしょう。



また2つのこのかっさを同時に使うことで、
お客様への施術にもちいれば、
頚部のリリースに特化して画期的に役立つ可能性を感じています。



私が普段使いでクールストーンという、
冷却用ストーンセラピーと同じ素材です。
すると珪石質で、薄さもあり強く落としたらガラスが割れるように。。。


だからとりわけ丁寧に使わせていただきます!!




( 出版元:主婦の友社 のページより http://shufunotomo.hondana.jp/book/b177422.html )

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




一般的な考えでは「かっさ」といえば、
皮膚をこすりつけることで刺激を与えて、
患部の血行促進を図る目的で使われます。



ただ皮膚を一般の方がイメージするようなかっさの使い方では、
かっさ本来の用途となって効果が表れるものですが、
筋膜がリリースされているかといえば、どうでしょう?

どう、思いますか?




筋膜の癒着はそのまま残って、はがされてはいないんです。
皮膚を一生懸命こすると、皮膚抵抗が増してリリースのための操作圧が弾かれてしまうので。


筋膜の癒着をはがすときには他の工夫が必要なんですね。

たとえば、2枚の紙がはがせるノリで糊付けしてあるとき。


2枚の紙をはがすには.jpg

そちらをはがすときには、2枚の紙の端っこの2枚の紙に分離しているちょっとしたはじっこ部分を見つけますよね。
それで両方の紙を一枚ずつ両手で摘まんでから引き離すんです。
すると、はがれますよね。



そうしますよね〜。


決して2枚の紙の中央部分の糊付けしてある部分を、
めちゃくちゃ必死に「こすって、こすって、こすって、こすって!!」
なんていうことはしないと思います。


だから筋膜リリースでも、同じことなんです。
上下で重なり合った筋肉同士の筋膜が癒着しているとき。
癒着して固定している部分をこすってもはがれませんよ!


かっさ効果の、血行改善やリンパの流れがでることはあるでしょう。

でもそれは筋膜リリースをしているわけじゃないんです。
だって2枚の紙の糊付けしてある固定された紙の個所をこすっても、
はがれる糊でさえ、はがせないのと同じことです。
(実際にやってみていただければ、はがせないんです)



筋膜リリースでも、
2枚の紙の端のはがせる部分を見つけ出すのと同様に、
癒着した部位のはがせる場所を見つけ出せば解けます。



接着固定された2枚の紙の中央部分をゴシゴシいくらこすってもいいでしょう。
紙がはがせるわけじゃないですが、紙はやぶれる程度の被害ですみます。


しかし人体のなかにある筋膜同士の癒着をはがすときに、
むちゃくちゃな部分をゴリゴリしすぎると、
筋膜がはがれるどころか、筋繊維がプチプチ断裂します。

筋繊維は多少断裂しても隣の筋繊維が肥大して仕事をカバーします。
だからある程度のことは問題なく、筋膜の癒着をはがす成果を取りに行けるのですが。
ですが、あまりプチプチ断裂させ過ぎると、確実に後遺症が遺ります。


そういう理由により、一般の方が自己流で筋膜リリースをしすぎては、
患部が腫れたり、体全体のバランスが崩れてしまわれたり。
人為的に起こされたダメージという、
リカバリーには施術者でも難しい事態に陥ることがあります。


なのでずり圧をもちいてリリースするという場合であっても、
様々な注意をもってあたらないとならないでしょう。



一般のお客様がセルフマッサージをするときは、
オイルマッサージをお勧めすることが多くあります。

マッサージオイルを用いたものとしていただけると筋繊維にダメージをあたえずに、
うまく筋膜の癒着が進んでオイル切れになった患部の油を刺して復活させる部分があるので。

オイルマッサージの勧め.jpg




うまいこと筋膜リリースができる”わけ”は。。。

施術をする先生方が筋膜リリースをするときは、
的確にはがせる場所を見つけ出しています。
またははがせる場所を作り出しているのです。

それにより安全性を高めつつ、
同時にリリース効果が出るわけなのです。


私もそういった様々な工夫をしていますが、
他の先生方もきっとそうでしょう。

どうしても大幅にリリースを企てると、
筋繊維のプチプチは否めないときもありますが、
極力、プチプチいわないように心がけています。





癒着した筋膜は乾燥してべかべかな糊づけ固定している部分を彷彿させます。


筋膜リリースでは、干からびたままの筋膜を無理にはがそうとすれば膜組織や筋繊維を損傷させます。
それは2枚の紙にはがせる糊ではない通常のヤマト糊で貼り付けたとき。
糊部分は干からびて2枚の紙を硬く接着する仲立ちをしています。
それを無理やりにはがそうとすれば、紙が破けますよね。
同様なことが起こるのです。



ならば!

2枚の糊付けされた紙の糊付けした部分。
そちらにお湯をかけて接着を弱めることができます。
はがれやすくするなら、容易にはがれるのです。


だったらホットストーンを用いての温熱対応で、
干からびた筋膜癒着部を温めてからリリースするとどうなるでしょうか?

結論として、蓄熱された患部には血液が集まりリンパの流れが促進されます。
それは永続的にではありません。
ホットストーンをどけて熱が冷めれば早々にまた干からびた筋膜の癒着へと戻ります。

それは2枚の糊付けされた紙の糊をお湯で接着を緩めたときと同じでしょう。
糊付け部分は放置すれば、再び乾燥して接着を強めるのです。

なので!


「あ〜ぁ、また徐々に固まっていく・・・」なんて言う暇はないです。
はがれやすくしたら、さっさと剥がすんですね!


そこで適切な筋膜の癒着をはがしやすい部分を端的に見つけ出して、
たったと、ちゃっちゃと、とっとと、はがしてしまう作業をします。


ポイントは、適当にベン石温熱器でこすりつけても、筋膜ははがれません。

意図的にはがせる場所を見つけてはがさない限り、
ホットストーンを外したら、患部の筋膜の癒着は早々に元通りになろうとします。

ここがわかっているかどうかが成果の大小を決める分岐点です。



はがしやすくしてはがすという発想です.jpg










posted by スズキ at 13:23| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月06日

ばね指のヒットマンを黙らせろ:『浅指屈筋と深指屈筋』

2か月ほど前、男性のお客様で
「【 ばね指 】の発痛が不快でつらい!」と訴えられた方がおられました。


仕事で工具をつかうとき、車の運転でハンドル操作をするとき、手を全体使ってモノを握ろうとするとき。
強い痛みも感じるといわれます。


痛みの場所は右手の中指、薬指。
そちらがばね指と診断されて医療機関で治療を受けたが改善せず、
すでに10年以上経過したといいます。

なかなか治らないというケースが多いようだと説明されて、
治癒はあきらめているといわれていました。



「ばね指」を引き起こす筋肉は、どこにあるの?


痛みが出ている箇所が障害を受けていると誤解されやすいようです。

一般の方は今回は「右手の中指と薬指の痛みが出ている箇所の組織」が炎症を持つ主たる筋肉と考えがちです。
それで痛い指に湿布を貼ったり、痛み止めの軟膏を塗るがいつまでたってもよくならない。
次にマッサージ院に行って、患部をごしごしと強めなマッサージをしてもらったら、
痛みが引くどころか、腫れ上がって10日間も眠れないほどだった。
そのような体験をした方がおられます。



なぜ、治そうとしたのにうまくいかなかったのでしょう?



こちらは対処の仕方が間違って迷宮に入りしたたため、
障害が増したケースです。



打撲して打ち付けられたか所の打撲痛を除いて
実際には痛みを発生させる引き金を引く筋肉は、
遠位の関連している筋肉や腱、靭帯などにあります。
時にその痛みは一本の筋肉の端から端にとどまらず、
関連筋をまたいでしまうような遠位な広がりを遂げることもあります。
たとえば経絡線伝いで、頭の頂点から足のつま先までという遠位まで痛みが飛ぶことさえあります。


ですがこれは筋筋膜系の障害が起きたときの特性として、
専門家の間では通常のものの見方です。



それは、わかりやすく考えればどのようなイメージでしょうか?


ばね指でたとえてみれば、下図のようなものでしょう。

トリガーポイント.jpg


引き金を引かなければ、所持した拳銃で傷つく者はいない。
ですがいったん拳銃の引き金を引かれたとき。
遠くまで玉が届いて傷害を負わせることができます。


ヒットマンが痛みが続くように連射してるんだから痛みが継続しているんです。

浅指屈筋部分のヒットマンがいる部分に筋膜の癒着ができたので、
そこから銃が乱射されて右手の中指や薬指が負傷し続けてます!


だったら、施術をする者がやることは決まってますね。

そうです。
泣きながら銃を連射し続けているヒットマンを止めよう!


ヒットマンの使命と悲しみ.jpg

それをやってかないと〜。


指先のばね指部分を痛み止めの湿布しても、
ヒットマンは乱射が続いてるのです。

指先の組織が障害を受けつづけていることに目を背けさせて、
一時的に薬で痛みを散らして軽減させても内部の状態悪化は止まりません。
特にばね指はヒットマンの乱射を早めに留めさせなければ、
確実に障害が指への蓄積していくことで細胞組織が壊れて慢性化してしまうのです。


筋膜の癒着を観る力をつけるには、
ヒットマンを見つけ出して、

「話を聞かせてください。
 そのうえで対処しますから銃を撃たないようにしてもらえませんか」


と問いかけます。
何をしてほしいかを詳しく聞かせてもらうのです。
その結果からもう銃を撃たなくていいように、
穏やかになれるよう導くということです。
それがスピーディーな対応なら優秀ですね。

単純にヒットマンを見つけだしたとき、
その者の「なぜ銃を乱射しているか?」を聞かず、
無理やりそのヒットマンをこん棒で殴打するようなことで殺すなら。

さらに複雑な事態が起こり、
さらに強力なヒットマンを招くことになる。
最悪に導かれるときもあるから、注意が必要ですね。




その「ヒットマンがなぜ撃たざるをえないか」という深みある探求が必要です。
ここに気を配っていることができるなら、
さらに好意的に受け入れられてほしい対応ができていて優秀です。

施術をする先生方に、私がそうしなければ、対処的なことをするねと言われてしまうこともあるでしょう。

もう少し高めて感じたほうがいいということです。

それがなければいくらヒットマンを叩いても叩いても叩いても。
ゾンビのようにヒットマンがやってくることもあるのです。



私は感じるのです。

ヒットマンも、実際は私たちの敵ではない。
自分のカラダの状態を探求することが未熟ゆえに犯しがちなミスを修正してほしいと訴えている。


その思考の声を受け止めていけば新たな探求の成果を発見することがでてくるのです。


ヒットマンが去る.jpg

その発見をさせるのが目的で、目的が達成されたときに、
天使役でもあったと気づくこともでてきます。

サプライズするほど、体が生まれ変われるチャンスです。

そのような駆け引きを私たちはいくつもいくつも繰り返します。
カラダとの声なき対話をしています。




体内ではこのような会話が頻発しています!!!




と、、、私が勝手に考えることも付加して、
トリガーポイントのイメージをお伝えいたしました。 m__m



話を元のばね指に戻しましょう。


浅指屈筋と深指屈筋.jpg


浅指屈筋と深指屈筋を上図に描きました。

起始:
・深指屈筋は尺骨の内側面と背面の近位4分の3
尺骨鉤状突起の内側面。骨間膜の尺側半分。
・浅指屈筋・上腕頭:共同屈筋腱を通して上腕骨内側上顆
・浅指屈筋・尺骨頭:尺骨鉤状突起の内側面
・浅指屈筋・橈骨頭:橈骨の斜線

停止:
・深指屈筋:四指の末節骨底
・浅指屈筋:それぞれの腱は分岐して、深指屈筋の腱をつつみ、四指の中節骨側面に付着する


作用:
・両方:手首での手の屈曲
・深指屈筋:四指の末節骨の屈曲
・浅指屈筋:四指の中節骨と末節骨の屈曲

原因となる筋肉が腕の前腕の深部に位置する筋肉なので、
対処が浅部の筋肉のようにたやすいものではありません。




こちらのお客様のばね指は、以前の私ならばリリースが難しい状態です。
腕の筋肉が癒着が進む、それも過去10年さかのぼった癒着は筋膜が骨化して、
冷えがひどくなるよなダメージの蓄積があります。
腕の部位はずり圧ではリリース痛が強すぎて、その痛みを我慢してもらうにも限度があります。

前腕の肘の近くにヒットマンが連射してそうな部分が強固なようです。

ただすでに他の部位もひどく硬さがでているようです。


なので少しずつ緩めていきましょうと、時間をかけて痛みが過ぎない耐えられる範囲の上限を狙い、
患部を削るように緩めていきます。
カウンターストレインやマッスルエナジーテクニックなどで、
ある程度の緩みを持たせるような下準備をおこなうこともあります。
それで今回も、やってみました。
ただし10年もの経過があり硬化が進んでいたため、
痛みがなく解けるカウンターストレインのような手技では3度手技を繰り返しても焼け石に水。


それに浅指屈筋と深指屈筋は前腕の深部にあるため、
皮膚の直下に他の筋肉があり、それらが浅指屈筋と深指屈筋を覆い隠しているのです。
専門家でも丁寧に観ていかなければ解くのは難しい。


皮膚の直下の筋より奥に入った筋の対処は、
今の私も難易度が高いと感じることもしょっちゅうあります。



浅指屈筋と深指屈筋 深部.png


そして今回は前腕のヒットマンが連射していそうな場を私の指先で検討を付けて、
それから特別なベン石温熱器の使い方(2〜3つのベン石温熱器を用意して、ヒットマンを上下左右に温熱対応する)で
持続温熱対応をおこないます。

それは前腕の厚みが胴体や脚部、臀部などのような厚みある組織と比べれて薄くあり、
ベン石温熱器が3〜4センチ、3分以上加熱すれば皮膚を乗り越え熱が患部まで届いてしまう。
その計算をして緩ませてから、ベン石温熱器という炎症痛を抑えるベン石の力を活かしてのずり圧をかけていくのです。


そうすることで、以前で私が浅指屈筋と深指屈筋の部位を緩めればばね指は改善できると大事なのが分かっていても、
それに対する解決先が打てなかったところから抜け出していける。

新たな施術方法で、そのような明るい印象を持てた。

10年以上のキャリアをもつばね指は、
一度や二度でリリースが可能なはずはないが、
以前にマッサージ店で受けたゴリゴリした解かれ方が涙が止まらないほどいたさが指先に感じられたため。
私に、ばね指はあるが解かれるのは怖いといっていたのだが、


「これは暖かくて気持ちいい。指先のしびれが半分まで、今日で落ちました。
少しでも良くなっていくと明るい気持ちになれます。ありがとうございます!!」


とおっしゃっていただけました。

私も手ごたえを感じられたため、明るい気持ちで次のセッションのご依頼を受けさせていただけます。 ^-^
私も2年前は浅指屈筋と深指屈筋が問題があるとわかっていたとしても、
ホットストーンを用いる前であって、温熱器で対応する考えはなくて。
お客様に対して、かなり痛い思いをさせていました。
患部の発見はできているため改善はなされるものの、
激痛い個所は特には限界が手近なところに生まれるため。
改善を積むことで治癒のゴールにたどり着きたくとも、
2歩進んで1歩下がるを繰り返していたようです。

そこからは温熱対応が効いて抜け出せました。
私自身、うれしい限りです。^-^;



最後に。

筋・筋膜系の痛みの開放を期待してリリースを考えている一般の方へ。

患部にフィットした加熱して気持ちいい暖かさのホットストーンを使って
ヒットマンがいるトリガーポイント部分を15分ほど温めるのを繰り返してみてください。
それで被弾した発痛個所の苦痛が軽減したり、無痛になることもありますから。


筋・筋膜系の慢性痛があって対処を苦慮している方は、
ぜひ、施術院に出向いて自分のトリガーポイントの部分を教えてもらい一度試してください!




ちなみにばね指のお客様は、ホットストーンを通販で買って、
私が指示させていただいた前腕の肘から2センチほど離れた部分を、
上下左右と腕をぐるりと取り囲むように4つのホットストーンで加熱をすること、3週間。



こちらは自宅で私がアドバイスさせていただいた「自身でもこのような石を買って(石の販売しているショップを教えてました)ホットストーンのセルフワークをしてくれると、本当にうれしいんだけど。。。どうかな?」とお願いしてのこと。

彼は繰り返し繰り返し患部の浅指屈筋と深指屈筋を温めて、
患部周辺を治癒促進を図る立役者といえるヒートショックプロテインを出すまで丁寧にセルフ温熱対応をしてくれたのです。



先日、結果報告をいただきました。

「指のしびれがひどくてデスクワークがばね指のせいでできなかったけど、
それがもう、不快感が治まり、これならやっていけます。

モノやペンが利き手の右で握れないつらさを10年続けてきて、
一生続くとあきらめてたけど。
ほっとしました。」


という内容でした。


ばね指以外にも、骨間筋・虫様筋の硬化があって「ヘパーデン結節」という症状も出ていたので、
ペンが握れなくなっていたようです。


そこは浅指屈筋と深指屈筋と同様に骨間筋・虫様筋をホットストーンの温熱対応を用いて緩めてもらっていたのです。


よかったです!!!
posted by スズキ at 12:30| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月04日

ラジアルタイヤのベルトと同じ二層構造の筋:「肋間筋」



「胸郭」は、理想形が{お寺の釣り鐘}です。

胸郭の理想形.png

施術をする経験上、
左右のシンメトリーな身体にするには、
もっともやっかいな部位のひとつはココ、「胸郭」です。


それは、どういう意味でしょうか?


いくつかその要素があるのですが、
ひとつの筋肉、肋間筋に焦点を当てて観察してみましょう!


肋骨の形状を形作る構成筋として、肋間筋があります。

肋間筋は、2層構造。
内側に内肋間筋、外側に外肋間筋

こちらの2対の筋肉が重なります。
(※ 外肋間筋のイメージを拡張するとき。
   外肋間筋と似た流れで肋軟骨の間を「外肋間膜」という白色の膜系組織がある。
   外肋間膜を外肋間筋に関連すると含めて便宜上扱うときがありがあります)



肋間筋の構成.png


内肋間筋と外肋間筋の筋肉の流れのベクトルを観察します。
内肋間筋は、上から下に向かう筋の流れは外側に向かい、
外肋間筋は、上から下に向かう筋の流れは内側に向かいます。



肋間筋の外肋間筋と内肋間筋の筋の流れ.png


肋間筋の外肋間筋と内肋間筋はラジアルタイヤのベルトと同様の構造です。

ラジアルタイヤのベルト.jpg

ラジアルタイヤのベルトは、
カーカスというさらに奥にあるパーツを緊縛し強く締付け、トレッドの剛性を高めているのです。


肋間筋に本質的に似た構造を持つ腹斜筋という筋肉があります。
その筋肉は内腹斜筋と外肋間筋という2層構造となっており、
引き締まった脇腹を作る力を持つ筋肉です。

それらタイヤ構造や腹斜筋のイメージからも
肋間筋には強く引き締める力、または働きを持つ非常に強力な筋肉でとわかります。



肋間筋の<作用>として、
・胸椎の回旋
・静かな強制的な吸気
・強制呼気

呼吸をするときの息を吸う吐くための肋骨の動きを作り出す筋肉です。


詳細に観れば、

外肋間筋を緊張させて筋の長さを短くすることと
内肋間筋を弛緩させて筋を緩める。

内肋間筋を緊張させて筋の長さを短くすることと
外肋間筋を弛緩させて筋を緩める。

そうすることで
静かな強制的な吸気や強制呼気などの肋骨の動きを起こし呼吸活動ができるものです。
非常に強力なラジアルタイヤのベルト構造の肋間筋により支えられているのですね。


ただ・・・。



もしも、です。

別々の方向へと肋骨を動かす機能を持つ外肋間筋と内肋間筋のどちらかまたは両方が、
互いに癒着し始めたとしたら。



通常肋間筋は、
肋骨を動かすには「前鋸筋」という肩甲骨から肋骨に起始と停止を持つ筋肉と協力しています。

肩甲骨の位置が悪く前鋸筋が使いづらい位置にいつづけることで、
肋間筋に肋骨を動かす負荷が過剰にかかります。
それにより肋間筋のストレスが解消されないまま使い続けることで、
外肋間筋と内肋間筋が筋緊張が元の弛緩へと戻せない硬化へと進みます。


それは息苦しさを感じていれば、
肋骨を広く拡張させ膨らませたままを維持しやすいよう固めてしまう。
これは外肋間筋と内肋間筋の癒着のせいもあるのですね。



だったら肋間筋をリリースすればいい!

肋間筋の上をなぜるようにすれば、解けるのでしょうか?

それが癒着があまりないならば、いいでしょう。

でもすでに胸郭の釣り鐘型から遠のいていると、
たやすく解けることは期待できないんです。


なぜでしょうか。

肋間筋の硬化部を見つけることが、
施術をする方でなければ正確に見出すことが難しいというのが、
そもそもの難易度の高いところなのですが。

他にも、、、。


理由、1

肋間筋が、起始と停止が近接しており、
起始から停止への筋の流れに沿ったリリースができない。




理由、2

肋間筋の奥が骨部ではないため、硬化部へ押し付けてのリリースができない。

洗濯物を手洗いするとき、洗濯板という硬さがあるものに洗濯物を押し付けて摩擦で汚れを落としました。
効率的な深刻な癒着が進んだ筋膜を効果的にリリースする場合には、
カラダの芯にある骨などの硬さがある部位に患部を押し付けて固定して圧かけるとよく解けます。
肋間筋は、奥が肺という臓器等で、それが困難です。


理由、3

内肋間筋は外肋間筋に隠れた部分という重なった部位のリリースは置きづらい。
それと同時に外肋間筋と内肋間筋の筋の流れ方向が異なる。


以前、私のブログで書かせていただきましたが、
多層化した筋の奥まった部位のリリースは専門家以外の方には手が出ないところでしょう
肋間筋の筋の厚みはそれほど厚くなく、無理にちからまかせの圧をかければ、
神経に突き刺すような激痛が感じられます。
同時に厚みがないため外圧からの外傷障害が起きやすい部位でもあります。

外肋間筋の問題部分を見つけ出すのは手で触ってわかるかもしれないが、
内肋間筋は肋骨の骨の位置のずれ(変位)等が推測できる目がなければ、
手で触れられない内肋間筋部位の状態を読めない。



理由、4


シンプルですが。
肋骨と肋骨の隙間は、1センチ前後。
特に肋間が狭窄(せまくなる)するパターンの方は、
肋骨同士が数ミリほどしか間がない。



そのような場所は、激烈な痛みが押圧すればでてしまう。
すでにその肋間筋は柔軟性を失しており痛覚がマヒを起こす状態となっており、
押圧をかければ非常に質のよくない炎症があることに気づくのです。
胸郭の状態が異常があるとわかっていたとしても、
たいていはこの炎症をかいくぐってリリースを推し進めることができない。

私が持つマッサージの専門テキストでも、
そのような場合の解き方を書かずに、
そのような炎症の強い場所は解かないようにせよと、
忌避事項と述べるにとどまるものが大半です。

肋間の狭窄が進んだ方の解き方が、効果が目覚ましいやり方で適切に語られた本などを、
私が知る範囲では見つけたことがありません。


手の指先でこのような狭窄が進んだ肋間筋を強めに押圧すれば、
強烈な痛みが出るが、それに見合っただけのリリースはほぼ起こることは期待できない。
かえって痛みが強いことにより、その部位の緊張度が増してしまい、
その後のリリースをしようとするも、仕事がしづらくなります。

そのような患部への対応は、特別な道具がなければ解くことは難しいでしょう。

歯医者さんが、歯科医療をなすときにいくつもの特別な鏡やドリルなどの道具を用います。
素手のみで治療する歯医者さんはいないでしょう。
それと同じことで、適切な道具を見出して対応するようにすべきです。




以上、肋間筋のリリースのしづらさを、ほんのわずかだけお伝えいたしました。
他にも、私がかつて感じたリリース困難な理由は多数あるのです。




それでは、どのような肋間筋の解き方があるのでしょうか?




下準備として、
外腹斜筋と内腹斜筋という腹斜筋が、
外肋間筋と内肋間筋に似たラジアルタイヤのベルトのような構造になっているといいました。

肋間筋をリリースする前に、腹斜筋を先行してリリースすることです。
腹斜筋のほうがリリースをしやすいのです。
もちろんすでに外腹斜筋と内腹斜筋のどちらかかまたは双方が癒着が進めば、
リリースのときは痛みが笑いながら叫び声をあげたくなるほどに強いときがあります。

ただこちらの体側の腹斜筋は、リリースも比較的安全かつ効果的におこないやすいでしょう。

たとえば、簡易なやり方では、脇腹を手で前後をつまむようにします。
腰のほうの腹斜筋の発痛場所を触診して割り出します。
脇腹の状態がわかりづらいときには、体側を左右に側屈するようにして見つけられることがあります。
繊細なチェックができなければリリースがあいまいになりますが、
発痛場所の特定できないときは、成果は弱まりますがだいたいでというところでつまんでください。
脇腹を腰の部位を四本指で挟み、そちらは固定して動かさないようにします。
脇腹の腹の側を親指で挟み、こちらを動かして腰部のしこり部分を狙って緩めます。
時には自身が脇腹の患部を手で挟み込んだ状態で、体側を右へ左へと側屈させることで解くようにしてください。


腹斜筋が緩むと、肋間筋の緊張が低減する場合がありますので丁寧におこなうことです。



あとは肋骨の狭窄が猛烈に進んでおれば、
肋骨の上に位置する皮膚層が肋骨や肋間筋に癒着しています。
そのような肋骨の上にある皮膚層を指でつまんで持ち上げて肋骨から乖離させるようなリリースも
効果的に肋間筋を緩ませてくれる場合があります。


またこの皮膚を上方向へ持ち上げるというやり方は、「カッピング(吸い玉療法)」によりおこなってもよい。
腋下の肋間筋の詰まりが強い場所は、肋骨へ皮膚の癒着も進んでおります。
自身の手でおこなう皮膚を持ち上げたリリースより、カッピングのカップを皮膚に持続的吸引をさせたほうが
複数の肋骨上の皮膚の癒着した場所を同時にカッピングをおこなうことができて効率的です。






そして鎖骨下や腹側の肋骨と横隔膜の付着点を緩めてください。



以上のような下処理がされて後、少しずつ肋間筋がリリースしやすくなるでしょう。



スモールサイズのベン石温熱器1.jpg

個人的に、ホットストーンを筋膜リリースに応用するようになってから。
スモールサイズのベン石温熱器や他のホットストーンを利用してリリースする場合は、
肋間筋の癒着部をリリースのアプローチ前に、最低でも90秒ほど温熱対応してから、
やはりベン石温熱器等の温熱利用をした道具でリリースをするようにしています。

ベン石温熱器などでは、肋間筋の裏に骨のような固定した押さえ込んで摩擦を起こす部位がなくても、解けます。
ずり圧が壊滅的にやりづらいような委縮が進んだ肋間の場合は、その恩恵は大きいものとなるでしょう。



ただし大胸筋のリリースのときに申しましたが、
男性の場合は、胸部前部をベン石温熱器で全体を緩める圧をかけられるのですが、
女性の場合は、それがバストがありますのでできません。

できればそのような場所は、スモールサイズのベン石温熱器を使うなどなさって、
自身で丹念にリリースをしていけば、解けていくでしょう。
それはハンドマッサージの数倍以上のリリースがホットストーンを使うとできるといわれていますが、
肋間筋の詰まりが強く炎症が強い場所は、アプローチ自体がなされないようなところですから。
そのような場所もベン石温熱器を使えばベン石の消炎効果の高さが効いて、
アプローチを可能としてくれます。
その意味で、ベン石温熱器とは画期的な肋間筋リリースに対応可能ですね。





さまざまな各人の体質や体型、そして課題に即した肋間筋のリリースアプローチをおこなうことにより、
徐々に胸郭の形状が、上で観ていただきましたお寺の釣り鐘に近づいていきます。

胸郭が理想形となれば。。。すると、、、、

胸骨が動きが正常化して心臓や肺をマッサージを受けることができて、
血液の循環や呼吸代謝の改善がなされます。
胸腺の働きが改善され免疫力が安定的に発揮されます。
そして腕の位置がシンメトリックに配置され、肩甲骨が正しい位置へと向かいます。
肩甲骨のポジションとお尻の腸骨は動作上密接な関連があり、
肩甲骨が正しい位置におさまることで骨盤が正しい状態で地面を捉えたてるようになるのです。
それにより姿勢の改善が起こります。
胸郭が理想形でなければ、物理的に全身の無駄な力が抜けた立ち方ができません。
posted by スズキ at 09:53| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月01日

免疫力が低下しているとは、胸骨の手押しポンプの動きが悪くなったってことで見れるの?

過剰なストレスが免疫力低下に、私たちを追い込みます。

オーバーワーク:適度な休息をとれず働きすぎによる過労。
精神的ストレスが常態化すれば、過度な緊張が抜けなくなる。
様々な原因により、
結果、「呼吸が浅くなり(←キーワード)」免疫力が低下することがあります。


免疫力が低下すると。

ウイルス感染に負けて風邪をひいたり、
消化器が弱くなり口内炎ができたり、
各人固有のアレルギー反応が過度に起きやすくなる。

大きなところでは、免疫性疾患がんのような命に係わるケースもあらわれてきます。

他に目を向ければ自己免疫疾患には、
バセドウ病、関節リウマチ、橋本甲状腺炎、1型糖尿病、全身性エリテマトーデス、血管炎など。
生命体として生き続けるために、自己の細胞を守る免疫系が適切な制御が困難になることも怖ろしい。



免疫は、外部からの細菌やウイルス等を様々な機能特化したリンパ球により攻撃し身を守る生命維持に欠かせない機能です。
リンパ系がつかさどります。

具体的に観察していきましょう。

下図はリンパ管。リンパ球を全身へ送る水路ですね。

リンパ系.png

あなたは、リンパマッサージをご存知ですか?

リンパ管内部の”老廃物”がリンパ管内をふさぐように流れを停滞させたとき。
カラダにはむくみ等がおきます。
リンパマッサージは、そのようなリンパ管内の老廃物をリンパ節という老廃物を処理する器官へと送り進める意図を持った手技のことです。
またはリンパ管が筋肉の凝りで圧迫されてリンパ液の流通を阻害するときなどがあり、
最近ではそのような凝りも同時に緩めるようにしているという先生方もおられるようです。

リンパ球を運ぶためのリンパ管という水路の運行障害を取り除くことで、
リンパ管の末端まで免疫物質を送り循環させることは重要ですね。


ですがリンパ管はリンパ球を作る器官ではありません。
リンパ管の内部の通りがよくなったが、肝心のリンパ球が源流から流れてこないとしたら?

通行しやすくなった道路を作っても、誰も何も通らない道なら意味がない。
通り道の舗装だけでは、人によって十分とは言えないのです。
それだけではリンパ系システムが機能してくれません。。


そのような状態にある方がいるこを理解していただきたいのです。


あなたが免疫を強めたいと考えたならば、
リンパ球を「育てる」器官の特性を熟知してみたいと思いませんか?



免疫機能を強化するには、
(1)機能性高いリンパ球の製造を促進させる(リンパ球のエリート製造工場の機能)
(2)リンパ球をリンパ管に適切に送り込む(「在庫を出荷しない病」)
このふたつが欠かせません。

免疫機能を強化するための土台作り。
こちらに取り組めば、
体液のpHの影響でリンパ管内の老廃物もたまりづらくなります。
それゆえにリンパマッサージと同時にか、
または幾分先行してリンパ球を育て送るという点に手を差し伸べるべきでしょう。



では、リンパ管の中を通る「リンパ球」は、
どこで、どのように作られているものでしょう?

私たちは、うまくリンパ球を育てているのでしょうか?
育てたリンパ球を、リンパ管へと送り出しているのでしょうか?
自身のそのような実態を把握できているでしょうか。




ただ今回は免疫系の詳細なお話をするには場が違います。
施術系の話がぼやけるため、ばっさりと割愛させていただきます。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今回、取り上げるのは免疫機能をつかさどる器官は『胸腺』です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

『胸腺(きょうせん、英: thymus)』は胸腔に存在し、T細胞の分化、成熟など免疫系に関与する一次リンパ器官。
胸小葉とよばれる二葉からなっており、胸骨の後ろ、心臓の前に位置し、心臓に乗るように存在する。(Wikipediaより)

胸骨前から.png

胸腺横から.png

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

胸骨はココに!.gif

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

『T細胞』はリンパ球の一種で、骨髄で産生された前駆細胞が胸腺での選択を経て分化成熟したもの。
細胞表面に特徴的なT細胞受容体(T cell receptor;TCR)を有している。末梢血中のリンパ球の70〜80%を占める。
名前の『T』は胸腺を意味するThymusに由来する。 (Wikipediaより)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

骨髄(B細胞分化)や胸腺(T細胞分化)の一次リンパ組織と呼ばれる器官で、
免疫細胞の原型が作られます。
ただこのままでは免疫機能が発揮できるわけではないのです。
それらは脾臓・リンパ節などの二次リンパ組織に送られ、
さらに練りに練られて優れた免疫行動をとれる細胞へと変わることで活躍できるわけです。

優れた免疫行動がとれる細胞には、どういう細胞があるのでしょうか?
たとえばがんのような細胞に対抗してくれる免疫系の細胞にNK細胞(ナチュラルキラー細胞)です。
自己のカラダのなかにあるT細胞のなかで優れたT細胞を選抜して鍛え上げた進化系がNK細胞です。

強力な免疫力を備えたNK細胞の存在は、胸腺内のT細胞が元になるのです。
素材となるT細胞を十分に製造し、そしてそれを次のステップに運ぶのです。
脾臓などの二次リンパ組織に運ばれて強力な免疫細胞に練り訓練された免疫部隊を組織してカラダを守る流れです。

つまり端的にみれば、
胸腺が活躍できなければ、
その時点で次のステージに進めなくなり免疫機能全体の活躍ができなくなるという、
負のドミノ倒しのようにバタバタと倒れる仕組みなんですね。


ここまでお話をさせていただいたことから、
「胸腺は、大切な免疫系の要でもあるな」と感じていただけたら、うれしいです。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ある意味、胸腺の中に、免疫系の大事な素材がストックされているといえるでしょう。


子供のころに胸腺は最も大きく、大人になっていくと徐々に縮小していくともいわれています。
事実、そのようなことがいわれるほど、大人になると胸腺が縮みこまってしまった人を観ることができます。

食生活等の影響もあるようですが、
胸腺は心臓にも負けないくらいハート型の形状をしています。
情緒が安定してしあわせホルモンが出ている人ほど、
オトナになっても胸腺は大きいといわれています。

胸腺が委縮すればT細胞を製造するには制約が加わります。
単純に敷地面積が広い工場のほうが製造能力が高いのです。

なので気を付けてストレスフルな気分での生活上の切なさを上回る、
自己を充実させて喜びを感じられる暮らしを追求すること。
それが大切な胸腺の状態をよくする戦略となります。
こどものように純真無垢な明るさで、やさしさで生きられておれば、
胸腺の大きさは大きいことでしょう。




次に胸腺の内部に蓄積したT細胞を送り出す必要があります。

たとえば血液を送り出すときには?
心臓のポンプの力で、勢いよく動脈管へ血液を送りますね。
心臓から体の末端まで血液を送るには、
15個分の心臓の力がないとだめだといわれています。

実際は血液を動脈を通して送る力のあとの14個分の心臓のパワーは、
筋肉の収縮と伸長により血管内の血液を絞って送り出す力により運用されています。


胸腺は、心筋というパワフルな心臓のようなポンプの力を持ってはいません。
胸腺は、免疫物質が貯められた、静止したままの袋のようなものです。

ちゃっかりとしたところは、胸腺は心臓真上に設置してある臓器ですから。
多少なりとも心臓のポンプの動きによる振動波をいただき、
胸腺がポンプを持たない状態をカバーしようとしてくれるのかもしれません。
ただしこれだけの力では、胸腺内の貯まったT細胞を送ることはできません。



それでは強力なポンプ力が必須な胸腺には、
いったいどのようなポンプが与えられたのでしょう?


強力なポンプ力といわれれば、
鋭い方は察してくれたでしょう。


呼吸をするときに、胸が膨らみ縮みという繰り返しがおこります。
そのときにポンプ現象が起こっています。

スムースに肋骨が、胸骨が動くのです。

「息を胸に吸い込めば」肋骨が前後左右に拡張します。
その時は胸骨は前方へ移動します。
「息を胸から吐き出せば」拡張した肋骨や胸骨が大きくスムースに縮みだします。

少し小さくなりますが下図のようになります。

呼吸時の胸郭の動き アニメ.gif

この胸骨が前方に出たり、後方に引っ込む様子を、
私どもは{井戸の手押しポンプ}といいます。


胸骨と胸椎に挟まれた位置に、胸腺はおります。

うまく胸郭が拡張し収縮するというムーブメントが起きていれば、
胸郭が拡張するときには胸骨と胸椎の距離が離れ、
胸郭が収縮するときには胸骨と胸椎の距離が近づきます。

このような動きにより、私たちの心臓や肺なども自己マッサージを受けられているものは、
非常にタフな力を発揮できます。

同時にこの胸郭呼吸が強力な胸腺からためられた免疫物質を排出して
二次の処理システムへと送るためのポンプ力にしているのです。


免疫力の良い方々の胸郭を観察すればわかります。
井戸の手押しポンプがしっかり機能して、前後に動いています。

その逆に、
免疫力が思わしくない方々の胸郭を観察すればわかります。
井戸の手押しポンプが、あまり動けておらず機能していないのです。
その機能していないというのは、
胸腺内の免疫物質を次の二次リンパ組織へ送る力がないということを意味しています。

このような胸郭のポンプ力が低減されている方々の場合には、
リンパマッサージを受けてリンパの流れを改善させたが、
リンパ管の水路に免疫物質がまばらに流れるだけの様子がイメージされます。
それでは強力なウイルスや細菌から身を守れません。


なので、私どもは、お客様の胸骨の呼吸時の手押しポンプの動きがあるかどうか。

そこを観て、免疫系の問題を持たれているかどうか。
同時に手押しポンプの動きの振幅の正常ではない減少の量から、
どれほどの根が深いものかをみています。



一般的に胸骨の動きが正常な状態と比較して異常なといえるほどすぐない振幅の手押しポンプ状態であれば、
それは胸郭全体に問題を感じることがあります。

・ある方は肋骨が拡大したまま固定なさっておられる拡張型のパターンをもつ胸郭。

・ある方は肋骨の前側の肋軟骨が内側に陥没するロート胸のパターンをもつ胸郭。

・ある方は右側肋骨が前後に拡張しており、左側肋骨は前後がつぶれるようなパターンをもつ胸郭。

・または器質的に胸郭形成不全ということもある。
(こちらの場合では筋膜リリースをすることで、骨格上の配置を変える適応範囲外となります)


などなど、
各、それぞれのパターンが他種にわかれてあります。



それらのパターンがどのような状態で構成されているかを思い出すままちょっとだけ観察分類すれば、

・肋間筋が緊張して委縮したまま固定していた、

・腋下の肋間筋が縮み過ぎてしまったり(特に左側)

・胸骨と肋骨を結ぶ靭帯(胸肋靭帯等)が骨化して動けなくなったり、

・肋軟骨の配置異常から肋軟骨同士で癒着がなされたり、

・胸椎に細かな左右屈が多数入った状態が慢性化していたり、
 (この場合は、「全脊椎の作用と性質」を参照すれば多くの身体情報をキャッチできるでしょう。)



胸骨の手押しポンプの様子は、
本人も視覚的に状態を確認できるため、
容易に理解し受け入れることができるでしょう。
その現状が自身の免疫系のコンディションに関連するという理解があれば、
もし動きが悪いようであれば改善することで状態の良化を図れると信じて対処していただければ幸いです。

多くの場合、物理的な落ち込みを改善すれば結果がでていきます。


ですが肋骨の周囲のリリースは、
痛みが強く出るという点、
それに肋骨および肋軟骨等が容易に骨折に至る点、
ハンドマッサージ等でセルフリリースをするにも
難しく感じるところがいくつもありました。

つまりなかなか成果が出ないんですね。。。

私もかつて、多くのお客様に、
「少しでもいいから肋骨の変位した部分を緩めるように、セルフマッサージをしてくださいね!」
とお願いし続けたことか!!


きっとまじめなお客様が多くおられるので、しっかりお風呂に入ったり、
柔らかくなるときにがんばったことでしょう。
ですがすでに硬化が進みが強くなっている方々は特に変化が非常に起こりづらいのです。




それはなぜでしょう?
ここからは一般の方にはさほどわからなくてもいいレベルのことかもしれませんが、
実際に施術で胸郭のリリースをするときに、胸椎のずれがある場合に、
その修正が難易度が高くリスクもあって困難であると思えることが多い。
そんな感想を漏らした先生を知っています。



私と一緒に施術の詳細を話し合うと、やはり胸椎の緩ませ方は他の部分とは違うという意見を聞くことがあります。



もちろん、他の部分も解きづらいところは山ほどある。

でも、胸椎がずれて固まり、胸椎らしい動きが取れないことが、
実は先ほどから申し上げている胸骨の手押しポンプの動きが起きない原因になっているのです。

背中を触って胸椎の左右への湾曲が多くある場合、
特に上部の心臓等へ脊髄神経が分枝されている神経根が閉じるような部分があれば、
大幅に免疫力を後退させる「風が吹けば桶屋が儲かる」的な問題を含んでいますので。

このような部分。

私も、以前はどのようにうまくこの部位をリリースすれば、
より安全かつ効果的に改善をなされるかを、いろいろ手技で考えていましたが。
結果としては、うまく私自身が納得できるような成果まではあらわれませんでした。
相当、寝食忘れて研究して、施術中もその成果をもとにお客様へ対応させていただいて、
がんばってはいたのですが。。。

申し訳ありません。


ただ現在、ホットストーンを使って、長時間の置石、敷石を使って、
胸椎のこの胸郭の根に当たる部分。
計算して長時間温め続けさせていただいてから、
後にリリースを私の手で加えていきます。

そのようにさせていただくことで、
お客様へのリリースにかかるときの肉体的な負担、それに派生する精神的な負担も軽減しました。
同時にホットストーンを使ったリリースを受けられたお客様の多くが、
状態が改善されたままでいられる時間が長期にわたり持続するようになった。
また、その状況で再度施術を受けるようにすると、
改善の深まりが以前よりもさらに上向くようになったとおっしゃっていただける同業者の施術家の先生もいまして。

私にとって、ホットストーンを総合的に利用することで、
いまだかつて対応できていなかったもどかしかった部分をきれいにしていける。
そのようなことはうれしい限りです。




そして、施術で施術者の手で脊椎のなかの胸椎を稼働できるように緩められていき、
そのうえでスモールサイズのベン石温熱器を用いて胸部の手が届く肋骨や胸骨部を解いた人から感想をいただきました。

「自分の胸が、こんなしなやかに躍動するものだったなんて、今もまだ信じられません!」

そして、
「以前は定期的に体調不良の波が押してきたが、最近は、ひどい状態にはならなくなった。
 ひどくなりそうな気がすれば、少しまたスモールサイズのベン石温熱器を使って
 首(後ろ側)と腕と胸、そしてお尻の仙骨と腰椎5番の間の腰仙関節のところを解くと、
 あれほどひどい片頭痛もしなくなったし、まだ期間は短いけど梅雨なのに精神的にうつにもならなくなったわ」

とのことです。

意外に免疫力が高い体の状態のときは精神的耐性が上向いていて、うつになりづらくなります。
免疫力が低下すると、体内の代謝が不良となっているせいもあり頭部の血流が減少することによるうつが起きやすいようです。



ただまだ課題として残っているのは、
すでに胸椎の椎間板が狭窄が強くなって凸凹しながら固定されている方の場合。

スモールサイズのベン石温熱器を使っただけでは、
手持ちのスティックでアプローチできるのは自分の手の届く胸部の前面止まりになりますから。
他者によりうつ伏せで施術を受けたり、または長時間ホットストーンを背中に置いたままにするような過程がなければ、
成果が出るとは言えない状態です。

もちろんある程度の身体上の柔軟性があれば、その状況も違うのですが。。。
どうも、変化改善のペースが遅いという点と、胸の前だけ緩んで、胸の後ろは放置して硬化したままでは、
体質上、前後の動きに動と静のコントラストが異常につきすぎるのは新たな問題が出る可能性もあります。

なので、今のところは、脊椎がL字パターンで曲がる人はまだ大丈夫ですが、
すでにS字のゆがみがあると胸椎のゆがみを指摘された方の場合には、
施術者等に頼んで背中の胸椎のリリースをしていくことを先行して改善させたほうがいい結果につながると思います。



そのようなご希望がございましたら、気軽にお声がけください。

posted by スズキ at 17:01| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月30日

「私、痛みの耐性があがったみたい!」といわれるお客様の言葉に、にんまり。 ^-^

今日の施術でのお客様のひと言。

「私、痛みの耐性があがったみたい!」

『主訴(※お客様の、いま、一番、困っている改善してほしいところのこと)』は、
左肩・首が一定方向へ向くと、痛みで悲鳴をあげるほどといわれます。

左腕を伸ばし内旋・外旋は大丈夫だが、
内転、外転をしようとなさるとき、挙上しようとするときに痛みがでておられます。

左腕が痛い.jpg


私が観察すると、状態として左肩の全体が前方へと3〜4.5センチほど出っ張た状態のままになっている。
(本人は気づいていないと思われます。肩甲骨と肋骨の隙間にある肩甲下筋が外にずれたまま癒着しています)
起立時に左側の起立筋の幅が右側の4倍に膨れ上がっております。
中心軸が背骨から左起立筋へとずれて固定されているのがわかります。
このお客様は関節等が柔軟なため、中心軸がずれるような脚部の支えが誤ったパターンを記憶再現し続ければ、
いくら施術で左肩や首に関連する部位をリリースしても、早々に戻るでしょう。

いまはまだ臨時施術として施術時間を長めに設定して対応させていただいているので、
お客様に時間をいただく許可を得て歩行時の脚部操作を小一時間かけてレクチャー。
動き方が合理的になっていくよう構築するための脳トレです。
臨時が終わったときには、施術時間を規定していく予定ですので、
このような十分な時間はおとりすることができなくなります。

そのようなときは私のお世話になっている
フェルデンクライス・メソッドの先生にセッションを依頼なさるよう勧めるのがよいのでしょうね。


あと気になる点。
胸椎が左右に蛇行している点があり、胸椎4番の左への側屈がきつくなっております。
心臓へ向かう神経根に問題がでているということ。
私の手を、その周囲にかざすとチリチリと神経の接触不良時に発する違和感が察知できます。
左肩裏手が内部的に血流のうっ滞が感じられる熱をこもった状態で、
かつ左首が横方向へと2センチほど物理的に肥大している様子です。

また上部胸椎が詰まりが強くなって歪曲度が大きく、かつ複雑になっているときは、
免疫力が後退しているときです。
その点も気を付けなければなりません。


左手の脈をとったとき、状況からすれば遅脈で細脈(さくみゃく)という脈圧が小さめになるだろうと想定していたが、
思ったよりも強かったので。
私、「あのぉ、こちらへお見えになられるとき、小走りになりました?」とお伺いすると「はい、そうです!」とのこと。

やっぱり。 ^-^


左腕を内転、外転するときの痛みの主たる原因筋は、
ゴルフのスイングをした以降に急激に痛みが感じられたという
「首・肩・腕のねじり」という動作が内側で複雑な肩や腕への神経の圧迫に通じる。

ということで
先日、以下の私のブログ書き込みで斜角筋の説明をさせていただきましたところに関係がありそう。


2020年06月23日
首の横が緊張委縮すると腕がしびれて腕の脈が乱れる!「斜角筋」(大事な筋肉で長編になりましたm__m)

http://bodywise-note.seesaa.net/article/475887404.html


私も去年あたりから今年の前半まで左腕の挙上がつらかったんです。
それは斜角筋の上部あたりとその周囲の筋肉が異常な硬化をしめし、
それが腕への神経を圧迫していたのです。

そのお客様のパターンでは、斜角筋の下部の肋骨の一番周囲に位置ずれの問題が極端にでています。

体幹部の問題を左肩甲骨がずれて固定することで補助していた。
補助を別の言い方でいえば、ごまかして使うようなパターンを自己内で無意識に学習習得して、
肩甲骨が上がりっぱなしで前方向と外方へとずらされたまま問題ある肩や腕の使い方を覚えて強化し続けています。

となれば斜角筋の比較的地面に近い肋骨1番付近に腕の神経を圧迫して、
手の内転・外転動作で異常な激痛をあおるのだろうと判断。


斜角筋は胸鎖乳突筋の下にある.jpg

そこからいつものように体の外方からのずれを解いて丁寧に積んでいく仕事を、時間をかけておこなってまいりました。


こちらのお客様は今年の早々にもおいでいただけて、
そのときも私は上記のような見立てに近い内容で施術をしていました。


そのときも腕に痛みがあり負担があったわけです。
施術によるリリースの効果は、ある程度はあったものの、4カ月ほどして今回の運びになったのです。


ただ今回は、前回のリリースよりもはるかに深部までリリースの手を伸ばすことができました。

スモールサイズのベン石温熱器ですね。



スモールサイズのベン石温熱器スイッチ.jpg


こちらの小回りを利かせたい要所、
そこを的確にピンポイントで打ち抜けたから。
リリースが飛躍したといえるでしょう。

こちらにより腋下から肩関節の大きくなったしこりを緩め、
鎖骨下、大胸筋等の肩を前に持ってきて猫背を作る筋も細やかに解けた。

胸郭部の腕や首の根元の地盤が凸凹に整理されていない状態を整理できた。
これができなければ首の筋肉、特に斜角筋の中部や後部のような深層で胸鎖乳突筋等に隠された部分は
触れることさえかないません。

実際、私自身、以前から当然のように斜角筋の特性は知っていたのです。

でもスモールサイズのベン石温熱器のようなツールがなかったため、
既に石のごとく硬化した場合は、リリースしたくても、
喉元で頸動脈の近所であって致命的事故が生じる場所だと知っていたため、
問題が生じる3歩手前で手を止めることで対応するしかありませんでした。


ここで、でてくる、先にあげたお客様の言葉。

今日の施術でのお客様のひと言。

「私、痛みの耐性があがったみたい!」


です。 ^-^

施術の痛みという嫌なこと極まりない負担が大幅に減った流れで、
リリースの進行がなされたことをつたえていただいた言葉。

私も、この言葉は最高に、うれしいのです。





以前、首筋をリリースするときは、ベン石やネフライト製のスティック状のツールを加熱して使っていました。
それでリリースすれば、ある程度の対応ができました。

以前は、そのダメージが蓄積して炎症が進んだ斜角筋や周囲部位を触れば容易に腫れ上がる。
だからお客様自身も、すでに首がそのようなレベルの硬化状態に達したら対処するすべがなく、
私自身も自分の左首がそのようになってしまったら座して進行を遅らせるよう工夫するしかない状況でした。

加圧してずり圧で二つの組織が筋膜を通して癒着したものをはがすというのは、
接着して固定された状態を破壊することという激しい変化を起こすという側面があります。
筋肉の個所によっては、喉元のような人の生命にかかわる急所近くは、その破壊リスクは他の部位とは意味が違う。

ですがどう見ても、斜角筋の奥の奥が問題となれば、すぐにでも壊れて崩壊しそうな急所を、
丁寧に少しずつ崩していくしかない。
またはあまりにも危険すぎる状況だと把握できれば、
アプローチすること自体、お客様に後遺症を負わせるため決して安易に手を出してはならない。
そのような判断をします。

去年までは、ネフライトやベン石のスティックさえもちいられてはいませんでした。

去年までは、そのように申し訳ありませんがスルーするしかないという対応をさせていただいたことがあります。
少しずつ外壁を削って深部へとたどり着くという回数を経て変えるという工程に任せるのです。


ネフライトやベン石をホットストーン化させると、単なるずり圧という圧迫しての摩擦で解くだけのときと、
温熱で溶かしてから緩まった部分を少しずつはがすという作業に変えてリスクを低減させることができました。

ただネフライトやベン石をホットストーン化させるとき。難点があります。
「温度設定が最適なまま維持できない」のです。

スティック状という放熱しやすい形状であるが故、
熱を患部に送り筋膜の癒着部を緩めてくれる量が冷えれば減少します。
でもしょっちゅうとっかえひっかえしての施術は、
ホットウォーマーという業務用加熱器を使っている私でも作業的に5倍の時間がかかります。
すると少し高めの温度に加熱させてから患部を羊皮で覆って減温させてホットストーンを使うことになります。
それは途中で急激に冷めだしますから、すると患部のリリースが数分で別の状況になってしまうという不安定さ。

その部分が、前回、お客様の首筋のリリースをする、または腋下のリリースをするときに負担になったのでしょう。

それがこの度はスモールサイズのベン石温熱器という
温度管理が以前のものとは比較にならないほど楽で、
加熱状態が電熱でキープでき、
首をリリースするための応用が利く形状であるというツールが手元にあります。


それにより狙える的確さ精度が上がったことが第一ですが、
同時に筋膜のリリースが数センチ奥まで届かせることができたのです。
リリースのときに、さほどの恐怖する激痛をあたえずに、です!!!


首の深部に眠って時折、腕の内転外転で激痛を起こす部分に対して、
こちらの機器をコアにして、別のベン石のスティックや大き目のベン石温熱器を併用するような応用をして解きました。
スモールサイズのベン石温熱器だけでは、熱量が足らない場合があります。
今回のような首の骨を大幅に左へとずらすほどの深層部のねじれが入り込めば、
かなり緻密に工程をわけて解かないと、、、一回で解くのは無茶を強いることになるため無理だと思います。


前回よりもはるかにリリース上の仕上がりはよく、
おみえになられたときに腕を痛みが出るほうに動かそうとするだけで、
カラダがぴくんっとびっくりストップ現象が起こっている状態が見受けられたものが、
すっかり掻き消えてました。

痛みのレベルは、腕を動かした際、0〜10でスケーリングすれば、
前回の今年の初頭の施術では10の激痛が一時的半減し5になる状態くらい。
今回の施術では2〜3まで低下して日常生活上支障ないまでいったでしょう。


お客様自身、うつ伏せで腕立て伏せのような状態をとって、いつもなら激痛だったのが、
「ありゃ、痛くない!」
左腕を後ろに引く(外転)、左手で右肩を抱く(内転)しても、
「ほら、痛くないよ!」
と、施術後の状態をパフォーマンスしていただけました。

^-^

わかりやすいデモ、ありがとうございます!!


まさに一つの画期的なツールを導入することにより、
施術成果が、別物といえるほど飛躍することがあります。

そのような好例を、私も今日、体験させていただきました。

ありがとうございます!!

posted by スズキ at 02:03| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月28日

猫背を治す!:「大胸筋」

昨日6月27日、臨時受付の施術。

お客様のプライバシーがありますから、
詳細はお伝えすることは差し控えさせていただきますが。

数年来、腰部が気になってきたが、
これ以上の深層はないという部位のリリースが進みました!

付着点以外に多く骨膜に癒着が進んでいた部分から、癒着が解け剥離して浮かび上がってくれた。
想定上、現状のような様子としてあらわれてくるとわかっていたものの、
こちらのお客様ほど大腰筋部位の過剰パンプアップから委縮に転じた方は私もお目にかかったことがなかった。

ひとつ、いい勉強をさせていただきました。

お客様は、ホットストーンを使う施術での改善もあったと、前回の施術から振り返って語ってくれました。
「腰部には敷石、腹部に置石
そういったホットストーンの設置をして、熱エネルギーが転写されて筋膜の癒着がはがれる下地を付けてからのリリース。


お客様の現状では、コロナウイルスの影響によるお仕事の作業量の減少等の、
肉体へかかる負担量が減少したことも、この度の変化を起こすための、
いい休養となったものと思います。


大腰筋の状態改善により、
その上に乗る胸椎と肋骨、そして胸骨、鎖骨とそれに関連する筋肉群の対処が深まった。

腰椎の側屈が、過去に何度も繰り返された形跡があり、
腰部の筋肉部位では内部的な筋の断層の状態は褶曲する部位が感じられていたが、
それらがなだらかとなっていた。

腰部の腰方形筋や起立筋部分は、その周囲は肋骨のような骨で取り囲まれたわけではない。
そのためこなれるような脊椎の伸長を起こす流れがでれば、徐々にスムースな様相へと移り変わっていくのです。


ただ腰部の上に乗る「胸郭」は、脊椎の一部となる胸椎を根に持ち、
肋骨が前に向かってカーブして伸び、
それから骨は肋軟骨というコラーゲン組織のみの構成と変わり、
それが胸の前を胸骨で留められている。

性質上は体幹の胸郭と腕の付け根としての鎖骨では別物。
だが、そこには胸郭という大地に鎖骨という腕が生える。
まるで「地球の大地にそびえる樹木」のような関係が成り立っている。


腰椎の状態以上に胸椎のほうがはるかに緻密な作業が要求されるのです。


そんななかで今日、お客様に説明させていただいてリリースを丹念にさせていただいた筋肉に大胸筋があります。

大胸筋は、鎖骨下筋とほぼ同時に硬化委縮し、
そうなると「悪い姿勢化」をもたらす筋肉です。
カンタンにいうと、大胸筋の柔軟性が失せて縮みっぱなしが「猫背」です。
大胸筋や鎖骨下筋に、異常なトリガーポイントが発生するとあたかも心臓発作を起こすような不快感を感じ始めます。


大胸筋も、こちらのブログを最近の筋肉解説部をお読みいただければ察していただけるように、
複数の異なった筋の起始を持つ筋肉です。

下の図、Gifアニメにさせていただいたので、
ダウンロードが重くて申し訳ありません。


大胸筋起始停止.gif

大胸筋は、イメージで言えば、落語家が持つ扇子を広げたような筋肉といえるでしょう。
構造はかなり複雑です。
関節も胸鎖関節、肩鎖関節、肩甲上腕関節にまたがり影響を与えます。


<起始>

・鎖骨部:鎖骨の内側半分
・胸骨部:胸骨
・肋骨部:第2〜第6または第7までの肋軟骨
・腹部:外腹斜筋腱膜、ときとして腹直筋(こちらは発達している人とそうではない人で開きが大きい)

<停止>
・上腕骨大結節稜


<作用>
・上腕の内転、水平屈曲、内旋
・肩の前方移動の補助
・上腕の屈曲(特に鎖骨部の上部の筋繊維)
・肩甲帯の下制(下部の筋繊維)
・挙上位置からの上腕の伸展(胸骨部、肋骨部、腹部)


<リリース>
男性の大胸筋のリリースは、
スモールサイズのベン石温熱器では熱量不足で、
もちいるのは大きいサイズのベン石温熱器です。
下方のベン石の写真の「丸型」か「角型」を凝りの状況にあわせて選択します。
ただ大胸筋の上の脂肪層が多いときは「スパイク型」で、食い込ませる選択となります。
そして脂肪層がこなれた下部の筋膜層と離れてきたら適宜「丸型」か「角型」に移行することとなります。


男性は大胸筋は筋の厚みがあります。
鎖骨・胸骨・肋骨のそれぞれの起始から停止に向けて、
しっかりとしたずり圧をかけていきます。
大胸筋の下に位置する肋骨との関係を考慮してのずり圧です。

※ 腹部の付着点部位には強い垂直圧をかければ、
  肋軟骨はカンタンに骨折しますから注意が必要です。

比較的、男性の場合は、大胸筋は厚みがあったとしても表層筋であるためリリースは容易ですね。



ただ、大問題があります。
女性の場合は、大胸筋自体の厚みは男性より薄いことが多い。
それだけリリースは男性よりも容易なはずですが、
実際は、解きづらくてしかたがない部分の筆頭に挙げられるところなのです。

女性は性差によりバストが発達しています。
そのため男性に施すようなずり圧をかけて、徹底したリリースは望めません。


それで新たな対処法を工夫しなければなりません。
で、独自に考えた対処法のひとつは、
ベン石温熱器が二つ使える状態が理想です。
起始、停止にひとつずつ加熱されたベン石温熱器を置きます。
そうするとリリース効果は格段によくなります。

ベン石温熱器をひとつだけ所有しておられるときは、
そちらを起始のリリースで使ってください。
鎖骨〜胸骨〜肋骨〜腹部のような流れで置く場所をずらしながらアプローチします。


停止は、適度な圧で固定です。

起始に動きを加えます。
動きの与え方は、くるくると小さな2〜3センチ大の円を描くように。
ある程度の胸骨が動きだすまで続けていきます。
なかなか動かない時は、途中であきらめて切り上げましょう。
無理をしすぎずに、明日に作業を引き継いでください。

力の入れ加減は、この部位はその人の状態により胸肋靭帯や胸骨筋が骨化しているケースもあります。
そのときは相当な目打ち針で刺されるような鋭い靭帯を解くとき特有の発痛を感じます。

ベン石の温熱器でリリースを図るときは、その発痛は大幅に減少して感じられるのですが、
手で押したり他の器具では耐えがたい痛みになりますから注意が必要です。
そのときはリリースは一時期あきらめて、全身の代謝を挙げていくことを先行させることで様子を見るか、
一度でリリースを深めようとせずに弱い圧でかなりの長期をもって緩めるようにしてください。


特に胸骨部の心臓の真上の部位のリリースは、
心臓というトラウマ記憶が刷り込まれやすい器官がそばにあるため、
たとえ解けなくてもムリをしすぎないことが大切です。

無理をすれば胸骨周辺は肋軟骨もありますし、
経絡の任脈があり、それを乱せば事故につながる恐れがありますから。
事故によるダメージは避けるべきです。



またスモールサイズのベン石温熱器のPRになりそうですが、
胸や首筋のデコルテラインはスモールサイズのベン石温熱器でのリリースを図ることで、
私もこれだけのダメージを持った状態なら解くのが難しいだろうと思えた大胸筋コンディションの女性が、
セルフリリースで2週間ほどかけたら、しこり化した表面から中ほどまでを解いておられました。
ハンドマッサージ、それもオイルを塗ってのマッサージをセルフでもなさっていたそうですが、
それではさっぱり解けなかったが、このスモールサイズのベン石温熱器では気持ちが落ち着いて心地よさを感じながら。
それだけでおもしろいように解けていったそうです。


ご自宅で自宅での勤務となって、そのパソコン仕事の合間にスモールサイズのベン石温熱器で解いていたそうで、
その姿は決して他人には見せられるものではないと言ってましたが。


私の施術研究の歴史では、
女性の大胸筋の解きづらさをどうするか知恵を絞ってもうまくいかなかった過去があります。

それが、、、ぜんぜん、気合を入れて解こうとせず、片手間でここまで大胸筋が緩むと知った私は。

開いた口が塞がらない。

いままでの私の苦労はなんだったんだ!?
と _| ̄|○ 

しそうな気持に襲われましたが。



これで心臓への負担や呼吸のしやすさや猫背の改善ができる。
それも女性が自分一人で、片手間に。。。  ^-^;

それって、凄いことがわかったと他の方にも伝えたくなりました!


所有中のベン石温熱器各種2021-5-27.jpg


posted by スズキ at 06:48| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月27日

私が最近、「ブログで首筋の筋肉をスモールサイズのベン石温熱器で解こうよ!」と言い出した背景をお伝えします・・・

私の勝手な考えですが、
自分の身の内側に巣食った「気の病」とは、
自己重要感、または自己効力感を見失ったときにおこるカラダの変化。

頭で起きた脳を傷を受ける思念の刺激が、
肉体に具現化したものなのかもしれない。


ときとして、それは癌として、自己細胞をアポトーシス誘導することもある。



5年後の、2025年問題。

そのときまでに自己重要感を感じられる行動をとらなければ、
私の精神は持たず、身を亡ぼす方向へ向かうと考えます。


そう、信じるようなハードな未来が待っている。



心構えをしておこう。
人類史上初めての2025年問題。


いまの自分がどんな状況か、気が付いていますか?


いつか来るといわれている大地震。
私たちは近年の大震災の教訓から備えをしています。
防災グッズ、一週間分の水や食料の備蓄、避難場所の確認。
そして避難訓練。

来る来るといわれてもいつかは予測ができない大地震には備えるが、
確実にくる5年後。
団塊の世代が75歳を迎えたときを備えているのか?

『2025年問題』についてご存知ない方は、
さまざまな問題はあるものの「2025年問題 厚生労働省」のような検索語で調べてみてください。
医療と介護について、医療費についてだけを調べ把握しただけでも、
ただならないきな臭さを感じることでしょう。



人それぞれが、自分が関心を持った分野で、ベストパフォーマンスを発揮するよう努めることが重要です。
ダイバーシティといいますか、多様性があって、多種多様なものの考え(ヴィジョン)をもつことで、
解決へのいとぐちをつかみ取ることができると信じています。


私が2025年問題の課題のひとつに関心をもったのが、
厚生労働省等の公が公開している以下の認知症についての資料です。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/nop1-2_3.pdf

認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)
〜認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて〜(概要)


○わが国の認知症高齢者の数は、2012(平成24)年で462万人と推計されており、
2025(平成37)年には約700万人、65歳以上の高齢者の約5人に1人に達することが見込まれています。
今や認知症は誰もが関わる可能性のある身近な病気です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


去年の3月半ば。
私の母が亡くなる一ヶ月前に言ってました。

「私は、〇〇さんが認知症になって、息子もわからなくなっていて。
 そのお母さんを介護をし続けていて。
 息子さんが、いかに大変だったかって、お母さんのお葬式のときに泣きながらこぼしていたよ。
 だから、政春さんは、そのような思いをしなくてよかったよね。
 ほんとうに、よかった。。。」

私も、母と仲良くなさっておられたそこのお母さんのことを存じ上げておりました。
その息子さんは、私の母が仲人をしたという縁もあります。

私も、本当に母が認知症になることなく、
最後まで私をわかってくれていたことに感謝しています。

母の首の左側の血管は十分な太さがあり、脳へ送る血流は確保されています。
5年前ほどの一時期、母が認知症の手前に差し掛かった様子をみせたものの、
それから左側の首筋当たりへ血管圧迫をしている部位を取り除き、
元の意識状態に戻すことができたことがあります。

それは母が首の血管が太かったためできたことです。


最近の若い女性やまたは50代以下の方々の傾向で、
OA機器を扱っている女性には首の血管が細くなっている人が増えているようです。
スマートフォンの使い過ぎでも同様なことが起こります。

後頭骨が下方へのずれが生じ、
後頭下筋の短縮で第一頸椎がずれて脳への血流量が減少する人を見かけることが増えてきました。

頭部でこのような血流状態が長期にわたり続けば、脳内の末梢血管は後退し委縮します。
そうなったら。
左首の動脈管の圧迫を除いても、非常に厳しいです。
(ここでゴツコラを食べれば脳内の末梢血管を拡張するという作用を充てて対応できるのではと考えたのですね)


私が対応させていただくお客様は人数は限られておりますが、
私同様の視点でお客様への首へのケアを考え実践している施術家の先生も多数おられることでしょう。


首の筋肉を具体的に言えば、
斜角筋、胸鎖乳突筋、顎二腹筋、僧帽筋、肩甲挙筋、頭板状筋などの首のケアが必要な方が
定期的な施術を受け続けてそれらの筋肉の凝りをとることもできるかもしれないが、
すでに骨化した喉の筋肉、首の筋肉を、丁寧に芯まで解こうとする先生には私はあまりお会いしたことがないのです。。。

私の施術を遠方から何時間もかけて通うお客様には、
私が首の筋肉を解こうと挑戦して、
その技術が向上していくことを期待して通っていただく方もいます。
その方々の期待を背負い研究して首には詳しくなりました。


去年から今年にかけて、お客様の首の不調、舌癌から首へのがんの転移があったお客様がおられ、
その方のケアを考えて、なりふり構わずにいました。
私が解けなければ他の先生で解く人がいればその人のところへ紹介していってほしい。
がんの進行がはやかったものですから急いで調べる必要があるが、
ちょうど私は体調を壊していたため施術院再開を延期して調べる時間があったのです。

それで彼のケアをしてくれそうな先生をネットで、本で、または知人の施術家さんに問い合わせる。。。
今年の中ほどまで、継続的に手を尽くしたのですが、間に合いませんでした。



そのお客様のために私自身が何かさせていただけることはないか。
そういう思いで、はじめてスモールサイズのベン石温熱器を購入しました。

それまでは私はベン石温熱器では、力強い対応ができる機種のみを多く手に入れていて、
美容目的と感じたスモールサイズのベン石温熱器は、眼中になかった。
買う気も一切、起らなかったのです。



だが彼の「首の不調部位を、すずきさん、どうにかリスク承知でもいいから解いてよ」という言葉の裏に、
いま、どれほどのつらさや苦しみを抱えているかを感じかみしめても、

癌化した首に直接的な圧をかければ、すでにがん化した弱化した壊される力にもろさを持つ組織は大事故になります。

それでずっと「ごめんね。解いてあげたいけど、、、その、周囲をできるだけ解くから、それで、いい?」
という会話をすることが多かったです。


ただ私が中国のベン石温熱器を販売するショップページをみていたとき、
スモールサイズのベン石温熱器が目に飛び込んできました。
「 この機器ならばがん化した部分は当てなくても、小回りが利くから、
  安全圏のぎりぎりまで、解いてあげられるんじゃないか!?
  今まで私が手持ちにしていたベン石温熱器では、精密なミリ単位の半分を攻めるようなことはできなかったが。
  この形状ならできる!!! 」


そのような絵がヴィジョンとしてスパークして、
速攻、彼のために使いたいという思いで注文しました。

ただ、本当に悔いることですが、そのお客様に使わせていただくことはできませんでした。
中国発送で納品まで日数がかかります。
約一ヶ月です。
その間に、他界なされたと知らせをいただきました。
ご自宅まで弔問にいかせていただいたときは、
悲しみや申し訳なさで感情が爆発しそうでしたが、
ご家族の方々は暖かく迎えていただき、
故人となられた方の話を聞かせてもらいました。



彼がいなければ買うことがなかった「スモールサイズのベン石温熱器」が手元に、シーンと残りました。



このことが私がこの機種「スモールサイズのベン石温熱器」を手にしたきっかけです。



その後、スモールサイズのベン石温熱器は使わずに封印したい気持ちでしたが、
彼が左首筋のリリースを頼むよといった言葉が忘れることができなくて。

コロナウイルスの影響で外出自粛だったころに、
私が自身でこれを使ってみました。

すると私が見たスモールサイズのベン石温熱器が首筋を緻密に対応してくれていることに気づきました。

そして母の「お母さんが、認知症にならなくてよかったじゃない!」と、
真顔でいったときの絵がでてきて。



「あぁ、そうか。
 スモールサイズのベン石温熱器とは、
 左首頚椎4の横にできる骨化して頸動脈の血管を緩める役を負ったものだね」と思えたのです。


 この左首筋の特定場所に、非常に硬く脳へ血液を送る血管を圧迫する危険な筋膜の癒着ができるんです。
 そしてこのしこりができたとして、それをうまく解ける方法を、それ以前の私は知りませんでした。
 手技療法のうち頸動脈を圧迫するような危険な手技はできません。
 ですがソフトな軽擦で解けるようなかわいげのあるものではないのです、できている器質が変位した癒着部は。。。

 
 それは・・・はずかしい話、
 私は施術で体を前傾させて無理してきました。
 そのため左首筋にできた骨化した凝りは半端のない硬さと量がありました。
 やがては若年性認知症となる予備軍だとあきらめていました。


 でも丁寧にスモールサイズのベン石温熱器で繰り返し温熱対応していったら。
 別に痛いこともしていないし、熱すぎる熱対応でもない。
 心地よい暖かさを日々、一定時間加えて行っただけなのですが、着実に凝りが減っていったのです。



あなたも、使ってみればわかります。

そうやって使う目的で設計された形状ですね。
首筋に絶妙にフィットするんです。
(フィットさせるような使い方のノウハウがあるのですが)




そして、いま。

認知症を防ぐための目的で、「たべるIQ」の異名を持つゴツコラ(和名:ツボクサ)を、同時に実食しています。
私の脳に血流がいくかどうか。
血流増加を調べる検査機器はありません。

デスクワーク中の集中力をみれば、
以前は2時間で切れていたところ、
現在は6時間で切れる感じに。



私はこれを待っていました。
長時間の集中は施術ではできます、デスクワークでは気が散っていたのです。
デスクワーク中も、気分良い作業ができるようになりました。


その変化はゴツコラを、スモールサイズのベン石温熱器でのリリースにかけ合わせたときに起きたように感じます。

作業効率や仕事の手早さが増したわけではなく、
単に集中していても苦痛がないというべきか?


それでも、もし私が大学受験をすれば、
昔に通った大学より、
偏差値が高いところに行けそうな気がします。


このような状況で若年性認知症になったとすれば、
母が軽度認知症に足をつっこんだときの対処法で対策できると思います。

左頚部の詰まりやすい動脈管の圧迫を緩めるのです。





独身の友人と将来なりたくない病について話をすると、
「独り身では、がん以上に認知症になるほうが怖ろしい」と話をしています。

「一気に認知症が進むわけではなく、重症化するまでの認知力がある期間。
 そのときに多くの人に迷惑をかけて、多くの人にお荷物のように扱われるんだ。
 そのような人生を終生送り続けるのは、いやだよ。。。

 2025年以降は、国、自治体もお金がありません。
 頼れない。ない袖は振れぬです。
 そして病院も、そのあおりを受けて、減少の一途をたどっている。
 医師の人数を減らしてきたあおりをうけてのことです。

 認知症になる前に財産管理の後見人を先に立ててもいいが、
 そこを必要とする財力もないしな。。。」

2025年には、年金等の支給も大幅に減額されて支給開始年齢も伸びていく。
資産家ならば年金を当てにしなくてもいいが、そうでもなければ、
75歳まで働かなければ食べていけなくなるでしょう。

そのようなときに
認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)で
「2025(平成37)年には約700万人、65歳以上の高齢者の約5人に1人に達することが見込まれています。
 今や認知症は誰もが関わる可能性のある身近な病気です。」


この部分の5人に1人という割合を、少しでも下げられるアイデアを自分なりに考えて、
そのうえでの結果を見てみたくなりました。

5人に1人の他の1〜4人は、その一人の認知症になられた方の介護役で認知症関係にかかわる戦力です。

計算上、認知症による経済的課題も大きいが、それだけではないと思えてきます。
2025年が来たとき。
厚生労働省の予測通りの結果となりませんように。

そのようにならないようなアイデアをもって、絵に描いた餅ではなく、実際に行動に移して結果をえられれば。


自分の身の内側に巣食う「気の病」の元の、
自己重要感、または自己効力感を見失わずに済みそうです。




こちらが私が最近、「ブログで首筋の筋肉をスモールサイズのベン石温熱器で解こうよ!」と言い出した背景。


posted by スズキ at 23:38| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月26日

【 筋肉 】の<起始><停止>の腱部に触れると、自動的に筋肉が緩みだすんです。それをさらにスモールサイズのベン石温熱器で触れると。。。


はじめに。

筋膜の癒着をリリースするって、
私たちはどの山に登ろうとしているわけなの?


私の考えですが。。。
筋膜をリリースするのは山登りをするための、
登りやすいいい靴やリュックサックを手に入れたようなものです。
それぞれの筋肉や軟部組織がもつすばらしい機能性を発揮する下準備に過ぎません。


だから、、、。
ひとつ目の理由。

体内の、筋膜という膜組織が自然な状態にもどされて、
自由でたくましいパフォーマンスが発揮できるようにするため。


【 筋膜がよれて委縮して筋肉が縮んだままになっている 】とか

【 隣り合う筋肉・靭帯・腱などの軟部組織と癒着している 】とか

【 隣り合う筋肉等の軟部組織と骨(骨膜部)が癒着している 】など。

【 隣り合う筋肉等の軟部組織と内臓(内臓の膜部)が癒着している 】など。

筋肉その他の軟部組織にはさまざまな癒着のパターンがあります。
(ここでそれを説明すると長々と脱線しすぎになるので、割愛させていただきます。それはいずれ、また! m__m)


隣り合った筋膜と筋膜、筋膜と靭帯や腱、筋膜と骨膜、筋膜と内臓・・・etcなど。
元は互いに『適度な距離(※膜組織間の潤滑油の潤いがある状態のこと)』を置き、
個別に最良の機能を発揮できたら肉体は絶妙かつ適切な調和ができていたはずです。

そうなるための手順として、
それぞれの筋・腱・靭帯等の軟部組織がもってしまった、
『癒着』という<もたれあい関係>を清算すること。


癒着は、衝突事故や落下事故等の外部からの強圧等で作られる場合もあります。
そのような急性組成された癒着は<もたれあい関係>とは呼べないものです。
そして他にも不可抗力的な癒着としては出生時の特徴的な生まれ方や遺伝による場合もあります。


それら以外の多くの筋膜等の膜系の癒着は、
各人が自身の身体をフル活用させる術(すべ)を熟知していないがゆえに、
身体内部の筋膜等にわざと癒着化を促進させています。

癒着させた組織を活かして動くことを覚えた結果、
急場の動作をすることができるようになりました。
そこで、ほっとしてしまったのです。

そのような癒着化による安心や安定を覚えてしまうと、
いつしかそこから抜け出す気にもならなくなって、
徐々にアリジゴクの深みにはまっていくのです。


ときとして。
自分で作った癒着が、
急に炎症が強く感じるような引きつりが感じられることもでてきます。
つまりトリガーポイントのような筋膜が癒着した場所があると、
決まった特定の個所に痛みが出てくるような不具合が起こるときもあります。


そのような痛いつらさを避けるためにも、
各筋膜等の膜組織の各々の「独立性」を保つこと。
そのような考えもありますよね。



そして、もうひとつ、派生した考えとしては。。。

悪い意味でのもちつもたれつという癒着をはなれた一人前に独立できた筋肉だけが、
多数の筋肉などの軟部組織の協調協力関係を、スムースにかなえてくれる素地となるからです。
動きに対しての主要筋が癒着がすすんでいたら、神の設計通りの動きをかなえようと努力しても、なかなかうまくいきません。



座った椅子から立ち上がる動作をするのも、数百もの筋肉が各自の持ち場の仕事をしています。
複数の筋腱は、力を入れる部分と抜く部分を使い分けてバランスを感じながら動きます。
そのときに脳から大量の命令が運動系の神経へと送られます。
その情報をキャッチした筋腱などがスムースに動こうとするのですが、、、。
いったんはスムースな動作を試みようとしたかもしれませんが、
それが癒着化により、筋肉のばねの歯車が精密な回転を拒まれて。
身体が本能的に知っていた理想の動きは捨てられ、とにかく動かなければというものが優先となります。
とにかく、、、動きたかったから、癒着していても動けることの工夫をしてしまう。

多くが癒着が消えるような動き方を得るきっかけとは、
距離のある方法を選択して新たな動きを作り出していく。
新たな独自の姿勢を作り出していく。




そのような傾向があります。



それぞれの筋肉が、独自のパフォーマンスをしやすいように独立させてあげること。
そうすることで、よりスムースに動けます。

身体に負担がかからない操作もできます。


まずはそのような筋肉等のパフォーマンスがスムースに発揮できるような、
自然体に肉体条件を戻してから、
脳に後天的に覚え込ませた癒着化を思考を打ち砕くための、
動きの再学習をしていくことができたとしたら。。。


癒着化を手放して、それ以上の動きのパフォーマンスを発揮できるやり方が、
意外なほど楽に身につくようです。
つまり肉体の円滑な活用スピードが上がるだけでなく、身に定着しやすいのです。


オトナになってからだと、体の使い方を根っこを掘り下げて書き換える難しさは尋常ではありません。。。

一般的なオトナのほとんどは(現状の私も含めてですが)、
筋肉が他の組織との癒着中では、本来の与えられた作用ができなくなります。


その筋肉が個別に力を発揮できなくなれば、他の筋肉や腱・靭帯等に負担を飛ばして動けるように補完します。
すると負担を肩代わりした筋肉等の軟部組織にかかる負担は蓄積しやすい特徴を持ちます。
それがもとでさらに複雑な癒着化への火種となります。



ときとしてそれも「老化」と呼ばれます。
はたしてそれは避けられない生理現象なのでしょうか?




頭の重さを支えるには。
頚椎の椎骨を地芯を天に貫くよう積み上げて、
首後ろの項靭帯のロープの吊りの力と
後頭下筋の第一頸椎を使いこなすバランシングセンスと。
それが理想と、昨日のブログの後半で申し上げました。

それがすでに大胸筋や鎖骨下筋がコリコリになって、
肋骨やその他各部と癒着が進んでいたとしたら。
大胸筋や鎖骨下筋は、それらが凝れば姿勢を悪くさせる筋肉と知られていますが、
実際は頭を前に突き出したままにしてしまうと、
頭の重さを乗せる力学的な頚椎の積み上げのような台がなくなり、
大胸筋という胸の前の強大な筋力を持つ筋肉を、
頭を仮想で支える台の替わりに使った補完をしたものです。

オトナになってからでは、
このような理詰めの理由を聞かされて、
なんとなく納得できたとしても、
すでに大胸筋が硬く周囲への癒着化が進んでいたら。

理想形のバレエダンサーのような頭のポジションに頭部を持っていこうとしても、
息苦しくて、体のバランスもとりづらくて、目が回る気分です。
そんなことをしたら体に悪いと、体の内側の声が叫ぶことになります。
すると、たいていは頭の位置が悪ければ不都合を背負っていると知りつつも、
そのままのやり方での生活が続いていきます。



大胸筋や鎖骨下筋のコリ、
それに他にも首を立てるにはその人に必要な癒着化した部位のリリースを進める必要があるのですが。
それらの癒着が緩んで、理想の頭の位置に頭部を移動させても、大丈夫。
息苦しくない、頸動脈も圧迫されない、目も回らない、、、
それどころか、頭が天井のほうへ吊り上げられているかのような「スカイフック」感覚がいい。
気が付けば、いつも肩が上に上がってるとヨガの先生にいわれていたのが、
楽にちょうどいい位置に肩がおろせて肩甲骨が肋骨からわずかに浮いた感じになっている。。。

のようなことを、
筋膜の癒着化した部分を除いていくことが進むことで、
体感的に体験できるように変わっていきます。

すると今まで以上に心地よい状態を見つけたときには、
身体の奥からの声も、さすがに声を潜めるのが普通です。
オトナでも新たな快適な身体操作の再学習が進んでいき、
多くの人は、その後の身体の軽さや快適さに驚くでしょう。


私も、おおいにその自由闊達さや快適性に驚いた一人です。
以前の自分の状態に、いま、戻れといわれたら?
全財産を渡しても、避けたいほどです。



身体の状態の認知認識や、動作の在り方は、
いくつになっても磨きをかけることで伸びしろが見つかります。

むろん、肉体上の老化現象といえるところは消えないものもありますが、
身体の豊かな教育が進むことで、進化しつづけ磨かれるものがでてきます。


そのようなカラダの再教育をするときの下準備として、
筋膜が癒着していたら、リセット・ボタンをポンッとスイッチオンするというのも手です。






そして、筋膜の癒着が進むと見た目がどうなるのか?

顔のパーツの配置から。
そして立位で前、横、斜めと写真撮影をした情報からでも、
多くのことが見て取れます。


癒着が進むほどに、
身体のパーツの配置や動作はアシンメトリーになっていくのです。
左右非対称になっていくということですね。





■〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜■

【 健康キープのための気づき 】

人は自身の身体がアシンメトリーにおちいっていることに、気づきにくい。
そして人はアシンメトリーな身体じゃ、病になりやすい。
シンメトリーな身体のほうが、免疫力が強く、病にかかりづらい。

だったらシンメトリーな身体を、めざそう!

■〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜■




なぜ、自分のアシンメトリーにおちいっていることに、気づきづらいのでしょう?

調べてみましたが科学的なことはわかりませんでした。
なので私の想像で恐縮です。


人は他人を観察して識別する必要があります。
人は一人では生きられない。
多くの人と関わり、生き抜く社会性の基本でしょう。

自分の親の顔や恋人や子供の顔、それに仕事上の関係者を識別できないと困りますよね。
興味関心の深い関係にある初見の人に対して、人は本能的に鋭利な視点で人物の情報をキャッチしようとします。

しかし自分を他人を見分けるほど客観視しても、さほど、どうということもないのかもしれません。
さすがに自分は、二物に分けて離すことのできない自分です。 
他人を判別するほどの客観視をしなくてもかまわないでしょう。

それと同時に、自身を観るときには、
他者を観る以上にフィルタリングしているようです。

ときには自己を否定したくなるような状態を発見しても「これでいい」と思ってみたり。
ときには自己を肯定していいようなときでも「これじゃだめだ」と感じてみたり。

自己を他人であるかのように客観視できるならば、
適切な判断を脳が勝手にしてくれるものも、
「主観というフィルター」がかかると、合理的判断が遠のいてしまう。
脳が改善への橋渡しをする機会を失ってしまうのです。
現状維持を安全策という内側の声にしたがってしまえば、脳を怠けさせ、


どのようにして主観という幻想化が得意なフィルターを外して、
具体的に体の状態を客観視できるか?


やり方は、多数ありますが、
「【 筋肉 】の<起始><停止>のとらえ方・使い方」というやり方でお伝えしようと思います。。。



が。



私事で恐縮ですが、気づいたら、長時間、パソコンに向かって書いていました。


簡単にやり方を言えば、
【 筋肉 】の<起始>と<停止>に手を添えます。


たとえば、「胸鎖乳突筋」を例にとります。

胸鎖乳突筋の起始と停止.jpg

筋肉が骨に付着する部分は「腱」となります。

その腱部に、極力正確な位置を確かめながら触ります。
左手で胸骨柄・鎖骨上部。
右手で乳様突起部です。


すると、現状の左側胸鎖乳突筋の長さが何センチくらいあるかが両手の距離で実感できるでしょう。

頭を右に水平回転させると左側胸鎖乳突筋は短縮します。左右の手が近づいていきます。

頭を右に回転させ同時に左側へ頭を倒します。すると最も左側胸鎖乳突筋が短縮する位置が見つかります。

今度は、
頭を左に水平回転させると左側胸鎖乳突筋はかなり伸長します。左右の手が遠のいていきます。

頭を左に回転させ同時に頭を右側方に倒します。すると最も左側胸鎖乳突筋が長くなる位置が見つかります。



これで脳が、胸鎖乳突筋は頭を回転させることに関係ある筋だなと気づくでしょう。

そして同様のことを、
今度は右側の胸鎖乳突筋で行ってみます。




手の置く位置を注点としてマークを付していくことで、
多くの方が自身の胸鎖乳突筋がアシンメトリーな状態であることに気づくでしょう。
今までもアシンメトリーな状態にあいまいな量や質で気づきはあったかもしれない。
だが脳は、そのあいまいさがあれば正確な改善するための式が描けずに、
計算ができないのです。

個々に、具体的に客観的情報をキャッチできなければ、
脳からの改善レスポンスはないと思ってください。

あいまいとかファジーとかは、ほとんど受け入れられないのです。
主観というフィルターが、邪魔なんですね。
正確で最適な改善情報なしにおこなう修正なんで、現実問題として崖から落ちるのがおちです。
その危険を含んでいることを、本能的に知っているから変化への制限・抑制が加えられるのです。

そういう場合には、保守的な声が聞こえてきます。
「今までの通りでいいじゃないか」と。

私たちのカラダは、そのようになっています。



ですが脳は、進化を好む側面も持ち合わせています。
カラダを客観視したうえでの正確な理解が進み、必要な改善情報を与えられれば、
適切な修正作業を喜んでやってくれます。
それは無意識下での複雑な計算をも可能とします。


脳に客観視力が開眼できたときは、頼もしいインテリジェンスなコーディネーターとして活躍してくれるのです。



今回は胸鎖乳突筋を使って説明しましたが、
カラダには左右対称に配置された筋肉が多くあります。

大胸筋も、大腿直筋も、腰方形筋も、、、、。

それが「アシンメトリーな状態におちいっている」という気付きを得られるようにすればいいのです。

ただし、一気に複数の筋肉にその気づきを与えると、脳がパニックを起こしますから。
多くて3本ほどの筋肉にとどめるのがよいかと思われます。

最適は、一日に1本の筋肉のアシンメトリーな発見を心がけるのもいいでしょう。



注意点ですが、
人により、自分で自分の筋肉の起始と停止に同時に触れるときですが、素手で触るとうまくいかない時があります。
自分の手で触ると、それもまた主観のフィルターが入るのでしょうか。
やっかいです。。。

その時は両手を滑り止めのついた軍手手袋をはめてみるといいでしょう。
または両手にかっさ等のマッサージツール等での極力フィットをさせるように工夫をした接触をしていただけるといいようです。







最後に、これは重要なお知らせですが。

私は施術中に、何気なくお客様のカラダをチェックして触れるようにしていると思われているかもしれませんが、
筋肉の起始と停止に同時に手を添えるだけで、その筋の無駄な緊張は速やかに軽減してくれます。
そのような生理的な反応と呼べるような反射が起きるのです。


いま、自身に実験しているのは、スモールサイズのベン石温熱器を使って、
筋肉の起始と停止に同時に温熱対応をします。
するとミラクルなほどに自動的に対象の筋肉の筋紡錘の状態が馬鹿になって筋緊張がしっぱなしだったものの改善がなされます。

筋膜は硬化すると冷めてしまうため熱を欲する状態となり、
温和でやさしさの伝わるほどの温度を腱部に加えられると、
無駄なくリリースの反応が起こりそうです。

筋紡錘が脳からの筋肉を弛緩させる命令を受け取ってやわらいでから、
ずり圧でリリースをかけてさらに内奥を解くほうが、
掘り進めるのが容易かつ効率的になります。
そしてリリース時の発痛も抑えられます。


スモールサイズのベン石温熱器では熱量が足らないため、脚部や腰部、体幹部の太い筋肉には対応できないため、
より大きなベン石温熱器を使って筋肉の起始と停止に同時に温熱対応を施すと、
ずり圧等をかけなくても筋腹部分まで緩むような反応が起こります。


ベン石温熱器を使ってのこのリリース法は、
まだリスクの不測を排除しきれないためお客様に利用してはいないのですが。
手では以前から行っていることなので、早々に利用できるようになればと考えています。





posted by スズキ at 17:53| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月25日

頭を{後屈・前屈・側屈・回旋}させて、揺らしながら、バランスコントロールをする:「後頭下筋」

皆様、こんにちは。


今日は、ついにもっともリリース上、やっかいだと感じざるを得ない筋肉のお話がでてまいります。
とっておきのリリースのハードルが高い筋肉があるんです。

脳への血流をよくするための関門部分をコントロールする筋肉。
ここをアプローチするようになったことが
最近、ゴツコラ(和名:ツボクサ)の実食実験をしていることと相乗して、
集中力を向上させる結果を生みだしてくれた。


そう感じさせてくれる、飛躍を感じる筋肉とは。。。?




パソコン仕事.jpg


上部頚椎と頭蓋骨を結ぶ深層筋にあたり、
物理的な押圧刺激が届きづらい筋肉があります。

カイロプラクティックや整体の手技で、
治療家がお客様の頭部をいきなり急速回転運動をさせて、
首がバキッと音がなるような手技を受けたことってありませんか?

私は、施術を自分がするようになる前に受けたことが、あります。 

複数の先生がいて患者がランダムに手のすいた先生に診ていただくという治療院で、
うまい先生と、危険なにおいのする下手な先生と、
技量が大きく分かれるような気がしつつ受けていました。

この首のスラストをされたとき、うまい先生ですと、
首根っこの後ろがすーすーと涼しげな風が入ってきて肩の力がさっと抜けた。

今考えると、それはかつて私の姿勢が悪く、首や頭がかなり前方に出ていて、
しょっちゅう揺れていたような状態だったように記憶しています。
すると「後頭下筋」という筋肉が凝りがひどくなって
環椎(第一頸椎)と後頭骨の必要な隙間が詰まってしまうのでしょう。
それで後頭骨あたりが下方にずれると、
脳内に通じる後頭部にある動脈管が圧迫されてしまいます。
すると血液が足らないから{脳の栄養不足、脳の酸欠}が起こります。
一生懸命勉強しても、おバカだったという理由の一端でしょう。
それが施術を受けると脳内に血流が届き、脳の正常な活動ができたためか、さわやかな気分になれたのです。

体全身が軽く感じて、なんだってやってやろうという、開放的な意識になりました。

ただ、その快適さは、長くは続きません。
首をスラスト調整された翌日には、
すでに、どんよりし始めて、数日しないで元に戻る有様でした。。。



後頭下筋(こうとうかきん)は、
短背筋のうち、後頭部の最深層に位置する筋肉です。


まずは下図を観察してみましょう。

後頭下筋後ろから見た図1.jpg


ごらんいただいてわかるように、後頭下筋は一本の単体筋ではありません。
「 大後頭直筋」、「小後頭直筋」、「上頭斜筋」、「下頭斜筋」の4部にわかれて構成されております。

非常に短くて小さな筋肉です。


■ 後頭下筋の<起始>は

大後頭直筋 第二頚椎の棘突起
小後頭直筋 第一頸椎の後結節
上頭斜筋  第一頸椎の横突起
下頭斜筋  第二頚椎の棘突起


■ 後頭下筋の<停止>は

大後頭直筋 後頭部の下項線の外側部
小後頭直筋 後頭部の下項線の内側半分
上頭斜筋  後頭部の上項線と下項線の間
下頭斜筋  第一頸椎の横突起



■ 後頭下筋の<作用>は

頭の前後屈・側屈・回旋の動作をコントロールする
(前後屈、横揺れ、上方回旋、傾ける)




第一頸椎は、頭部へ流れる血流の調整弁の役割を負っております。
後頭下筋が第一頸椎に起始部と停止部を持つ筋肉を持つでけではなく、
第二頚椎と後頭部を結ぶ筋が硬さの追い打ちをすることになると。
こちらの後頭下筋を過剰に使いすぎて癒着が進めば「深刻な頭痛」を引き起こすこととなります。
脳内への血流が減ってしまいます。
頭部を正常に活動機能させるために不十分な血液しか送れなくなると、
頭部に血が足らなくなった非常事態をつたえるための虚血性頭痛は激しい痛みを感じる場合が出てきます。
三半規管が狂った状態でめまいが感じられ、めまいの気持ち悪さから嘔吐する方もでてきます。
それは後頭下筋の緊張が強い側にでる片頭痛となることも多い。



それでは、どうにか、その不都合を改善したい。


ただ後頭下筋部分を手技でリリースする場合。
この部位は弱い刺激を与えただけでも時として激しい反応がでる個所として三本の指に入る部分です。
それゆえに、正直にいえば、あまり一般の方が不用意に触ったりもんだり、
マッサージ器具でぐいぐい押したりは、感心できない場合があります。

むろん、元々がそれほど加重なストレスが溜まっていない方に対してなら問題はありません。

だがすでに三半規管に異常が達するほど、後頭下筋が委縮硬化していたり骨化が進んでいれば、
触診が正確にできない状態で状態を客観視ができていないままの無計画なアプローチは危険です。

特に自分で頭を急激に回旋させてバキ!と言わせるようなことは、
なかなか繰り返せば繰り返すほどに、骨化した後頭下筋やその周囲の靭帯が破砕されて、
元に戻せなくなる器質的なダメージを背負うことになるので。

そしてバキッ!とまではいわせなくても、
力強くもんだり、叩いたり、突っつくような刺激も絶対にいけません。


私たちが触診をするときも、この部位はほんとうにやさしく行います。

第一頸椎は脳から脊髄神経が下りる極端に神経にとって重要な出入口部分です。
刺激が強ければ脊髄神経全体に外的衝撃となり全身がマヒしたり気を失うような事態も起こります。


たとえは悪いですが、プロレスラー。アントニオ猪木の延髄蹴りのような刺激を与えてはなりません。
あとあとまでそのときのダメージがむち打ちの後遺症のような形で残り続けることもあります。

第一頸椎部位の詰まりが気になって、血が頭に行かなかったり、
頭部に溜まった血が静脈管も圧迫されて循環しづらい状態の停滞感など、
つらい思いをするものですが、
腕の良い施術院で診ていただいて改善していただけばと思います。


めまいが起こるような片頭痛が後頭下筋の異常のため出ている方で、
すでにかなり長い年月がその不調状態で継続している人の場合。




上記にもうしましたように、
強い圧はかけられない敏感な場所で、
ダメージが蓄積している人には弱い圧では焼け石に水。

後頭下筋の骨化と呼べるほどの硬さが慢性化し方へのリリースは、
圧でのリリースではリスクが高すぎてダメでした。
オステオパシー系のカウンターストレインや他の中程度の後頭下筋の硬化なら解ける手技もありますが、
慢性化した人には、その手技をする前段階で、気分が悪くなったり、
首を物理的に後頭下筋を短くするポジションにもっていき維持する姿勢が痛みがでたり苦しすぎたりして、
それも使えない。
使ってある程度の成果はでるのですが、だとしても理想と思えるところまではたどり着けないのです。

他のやり方も、、、と様々なものを用いていましたが、
この後頭下筋ほど頭部の位置がずれたままではすぐにまたずれてしまうという筋もないのです。

そしてそのようなお客様への、圧刺激について、
専門家のなかでも危険極まりないから忌避事項として治すことはあきらめ、
不用意に触って事故を起こしてお客様に不利益を与えることを避けるというようにしている方もいます。
(それはその先生が腕が悪いというわけでもなく、慎重なためでしょう)






私もこの後頭下筋のリリースは、
最近はベン石温熱器を使った温熱対応で、外圧的刺激を避けてリリースできる手段を得られて、
徐々にこの部位へのリリースに自信がでてきた、、、という次第です。

私も自分自身にスモールサイズのベン石温熱器を使って、
一日に20分は、こちらの後頭下筋の硬化した癒着をはがすために温熱対応で緩めて血流を確保させたことでしょう。
3週間ほど、それを毎日することで、温熱対応であればセルフリリースもできるんだなと感じました。


後頭筋は深層筋.jpg


後頭下筋は、首の中でも深層筋です。
後頭下筋より皮膚に近い位置に僧帽筋、頭板状筋、頭半棘筋や、外側方向では胸鎖乳突筋など。
それらの筋肉の奥に後頭下筋は隠れています。
だから後頭下筋を解く前に、
中層、浅層にある僧帽筋、頭板状筋、頭半棘筋などの器質的柔軟性を先行して取り戻さなければ、
後頭下筋にアプローチはできないということです。



私がスモールサイズのベン石温熱器を使って日々、お客様に解いてほしいと考えている筋肉の筆頭が、
この「後頭下筋」なのです。

そして特にの特にですが、ご本人が気づかれないうちに「左側後頭下筋」に支障が出ている人が多い。
そのことを憂慮しております。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



こちらの「後頭下筋」。

首と頭の位置に対して、
どのようなポジションにすべきかが理解できていない方への施術やセルフケアでは、
ひとつ重要な考慮すべき点があります。



普段から、
自身が頭をどこにおいて立っていますか?
仕事をしているときは、どうでしょう?


下の2つある図の上図姿勢が常であれば、
「後頭下筋」が、すっかり解けるという状態に落ち着くことは、
あまり見込みはないでしょう。

強制的に外圧を用いて「後頭下筋」をほどいたとしても、
数日内にまた硬くなりだします。
そればかりではなく上図姿勢のままをとり続けようとする人の「後頭下筋」を深く緩めれば、
かえって危険な場合がでてきます。


この首の骨を前傾させて倒したポジションに首を置き続けた人のリリースでは、
解き進めること自体が難しいほどそれらを支える筋群が硬くなっているので
リリースしようとがんばっても、なかなか奥にある深層筋にまで、
刺激自体が届かないものですが。。。

ですが{ほどほどまでのリリースにとどめる}のが正解でしょう。



頭と首のポジション悪い.jpg



首と頭の位置を下図姿勢にする重要性を理解して、
「後頭下筋」がほどきます際は、
リリース後にこちらの姿勢へ移行してくれて、
首の筋肉に過重な機能的負担を強いないようキープするならば。


頭と首のポジション良し.jpg


徐々に時間をかけてベン石温熱器を使うなどで温熱対応をして、
凝り固まって冷えて血流が悪くなった干からびた組織に対し、
少しずつ血や体液を含ませる量を増やしていくのです。

またこの後頭下筋部分は繊細で敏感な部位であるため、
急激な変化を好みません。
好まないどころか、強いストレスと、変化を感じれば、
緩むどころかかえって、さらなる緊張を、そして筋硬化が起こり、
患者様自身、気を失いかねません。

たとえそれが後頭下筋がリリースされて柔軟度が増すという、
良性の刺激でさえも、急激な変化であれば好みません。


なので、慢性化した後頭下筋の硬化を持っている方の場合は、
施術院で一発で治すというのはあまり期待しないほうがいい場所です。
私には想像だにできない神業のお持ちの先生もいるのかもしれませんが、
この後頭下筋の凝りをつくる正体を知って、
そこの根っこを取り去らないまま後頭下筋を解きすぎるのは、
第一頸椎のずれを増す恐れがあるのでしたくないところです。



とりあえず、後頭下筋が骨化していたならば、
一定の距離を保ったままで固まっています。
その状態では頭部へ血流を送る動脈管が血を送れているのです。
それが後頭下筋やまたは後頭部付近の筋肉群が姿勢理解が進まないうちに解かれると、
かえって柔軟度を増した筋肉は、骨化していたとき以上に筋緊張力に富んで、
収縮することができるようになります。
そのときに、先ほどよりも頭部に流れる血液を送る動脈管を、
いつも以上に圧迫されるとき。
身体は非常につよい緊急事態反応を起こします。
その反応が起こると命がいくつあっても足らないようなことで、
それを起こすことは避けるべきです。




それゆえに、私が思い願うところでは、
ご自宅でスモールサイズのベン石温熱器を使っていただき
3週間ほど、一日20分ほど時間をかけて、後頭下筋の周囲を緩めてほしいということです。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



最後に。

私は、数年前、愕然としました。

2025年問題
の現実を知ってです。



着実にそのときは近づいてきています。
それはコロナウイルスの事態がおきる前よりも、
はるかに高い足かせをして歩かなければならないという状態にも陥りました。

医療制度も、これからの日本。
見直されるでしょう。
本格的な自助努力といえそうなセルフケア方法を、前倒しで学び実践なさることで。
そのときに備えていくよう努めたいと願っております。

そのようなところの選択肢のひとつとして、
私が学んで自信をもってお勧めできるものをお届けしたい。

そのように願って、
研究させていただいております。 m__m


それには生のツボクサの力が、キーになるというのは、私の直感です。
posted by スズキ at 14:18| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月24日

窮屈に頭を締め付けるヘルメット筋は、かぶるな!:「後頭前頭筋(前頭筋・後頭筋・帽状腱膜)そして側頭筋」

「スモールサイズのベン石温熱器を使ったセルフケア」をしていただけるように考えていますと、
以前、ブログでお伝えいたしました。

スモールサイズのベン石温熱器は、たいへん小回りがきくツールですから、
そのケア範囲は、
・頭部と首
・胸部(腋下・鎖骨周辺・胸骨・肋間)
・腕
のような部位にリリース効果を発揮できるでしょう。


まずは「頭部と首の解説」が先と考えて、
早々にそちらの部位の解説を少しずつブログに解剖学的な知識を書かせていただいております。
深いところはわからなくとも、事前に「へぇ〜、私の中身ってそんなふうになってるんだ」と。
そのような感じで眺めていただけたらうれしいです。

それで、少し急ぎでブログにアップとなります。
今日、2つ目のブログ投稿です。 m__m




■ 窮屈に頭を締め付けるヘルメット筋は、かぶるな!:「後頭前頭筋(前頭筋・後頭筋・帽状腱膜)そして側頭筋」



前頭後頭筋と側頭筋1.jpg



まず、お知らせしておきたいこと。


■ 帽状腱膜は、ゴリゴリ、解かないで! 「前頭筋」と「後頭筋」を緩めるのが先です!




前頭後頭筋と側頭筋と帽状腱膜.jpg



頭部の頭頂部には筋肉がなくて、そこは自力では動けない組織です。

「帽状腱膜」という{腱膜}は、自力で収縮弛緩して動きを表現する{筋肉}とは違います。
「前頭筋」と「後頭筋」という、2本の筋肉により引っ張られることで受動的に動かされます。


「帽状腱膜」が緊張しすぎで固定したときには、
筋骨格性(緊張性)頭痛・眼精疲労・不眠などの症状は出ますが、
本来的には自力で筋肉が拘縮して委縮するような凝り方はできないのです。
それゆえに「前頭筋」と「後頭筋」という、2本の動きの主導権を持つ筋肉が先に凝りが出て、
その凝りに乗じて帽状腱膜の組織が直下の頭部の骨や頭皮に癒着が始まったという流れとなります。

「帽状腱膜」部分を通常の筋肉を解くようにゴリゴリとずり圧をかけても、
元から薄い腱膜層ですからその解き方は通じません。
通じないどころか、無茶にゴリゴリすれば、
帽状腱膜なり頭皮なりの組織はダメージを受けてしまう。

( 貴重な毛根を死滅させたくなければ、絶対にすべきではない悪行です         )
( 一度、毛根組織をつぶしたなら、それが再生して元通りにはならないと思ってください )


帽状腱膜にダメージがあるときのリリースする手順として、
硬化した「前頭筋」か「後頭筋」の2本の筋肉のどちらかかを、
またはその両方の硬化した筋を先行してリリースを十分にしておくことです。
そうすると張りが強く頭部を圧迫している帽状腱膜は、
そこを解かなくても緩んでくれる分があります。

特に後頭筋は厚みがあって、こちらが張ると帽状腱膜には悪影響が前頭筋にまで及びます。
しっかり後頭筋を緩めるようリリースをしていきましょう。


※ <後頭筋部分のリリース>は、
  頭骨が直下にあるため、筋を押し付けて解こうとするとダメージがでてきます
  {かっさ}などの軽擦により解くようにするのが効率よいといえるでしょう
  ただ後頭筋が硬さが強すぎて骨化したときには、
  個人的な経験上の話ですが、ハンドマッサージでリリースできた試しはありません。
  温熱対応以外ではなかなか解けないように感じます。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



前頭筋・後頭筋は
・頭皮を後ろに引っ張る。
・眉を持ち上げる
・額にしわを寄せる
という作用があります。


額にしわを寄せ続けるようなしかめっ面をしがちな人は、
前頭筋・後頭筋をしっかり深めに緩めるようにすると、
さっぱり、すっきりするようです。




ちなみに。

通常は「後頭前頭筋(こうとうぜんとうきん)」として前頭筋・後頭筋と帽状腱膜をひっくるめて一本として扱います。
ですが施術では
・前頭筋がダメージをうけたとき
・後頭筋がダメージをうけたとき
・帽状腱膜がダメージをうけたとき

それぞれが別々の違った症状が出るので、
症状別に部位を把握して整理して頭に入れるようにします。

そのような分解整備をしてパターン化して人体を観ていくのですが、
臨床を積むと本に書かれている個別症状も一例でしかなく、
個別の筋に対して新たな症例を先生の経験値があがることで付け足されていくことになります。


一般的には、
・前頭筋がダメージをうけたとき
 額の上方に疼痛を訴える(比較的、範囲が狭いですね)
 前頭部の頭痛としてあらわれるときもある

・後頭筋がダメージをうけたとき
 後頭部から頭蓋部をとおり前頭筋、そして瞼周囲まで疼痛(頭頂部広域に疼痛範囲が及びます)
 頭頂部や後頭部の頭痛としてあらわれるときもある

・帽状腱膜がダメージをうけたとき
 筋骨格性(緊張性)頭痛・眼精疲労・不眠などの症状など



また側頭筋についてもお伝えしておきますね。


側頭筋の影響範囲は歯にもおよびます.jpg

・側頭筋がダメージをうけたとき
 側頭痛がおきる
 側頭部の頭痛となるときもある
 上顎の歯痛

私事で恐縮ですが、
12年ほど前のこと。
急に上の右奥歯が歯茎も腫れて激痛で歯医者に駆け込んだことがありました。
患部のレントゲンを撮っていただきました結果、
「特に歯には問題はないですけどね〜」という診断でした。
それで取り立てて治療は受けず、
痛み止めを出しましょうかと言っていただいたのですがお断りして。
3日間、右上奥歯の激痛で苦悶した覚えがあります。
日に日に不安が膨れ上がって、ほぼパニックでした。
でも一週間すると、けろっと痛みが消滅。
ほっとしたことを覚えています。


右側の側頭筋が引き起こした歯痛だったのでしょうか。。。
本当に歯も歯茎も、上方に引き連れた牽引痛がしびれるほどの痛みで、
その当時に側頭筋の影響が歯に及ぶと知っていたとしたら。。。。

ただ残念ながら側頭部への刺激の与え方は難易度が高くて、
ここもまたベン石温熱器を使った温熱対応をしないと深めに解くのは難しいんですよね。
posted by スズキ at 19:10| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

デコルテラインを美しく、そして健康的に「胸鎖乳突筋」^-^

おはようございます!

首回りの筋肉の中で、
対面者が前から見て目立つ筋といえば「胸鎖乳突筋」でしょう。

バレエダンサーが、首筋を伸ばすと胸鎖乳突筋がくっきり「V字ライン」があらわれます。


胸鎖乳突筋のVライン.jpg


首筋から肩周り+胸元までを{デコルテ}と呼びます。
うつくしいデコルテラインは、見た目もいいでしょう。



でも、美容視点だけではなく、運動性能や健康面にも影響が出てきます。


頚椎が屈曲が強すぎてたわんだ状態で胸鎖乳突筋の「V字ライン」が出てこないとき。
鎖骨の位置が理想から離れているのか、首や頭の位置や筋肉の状態に問題があるか。

すると頚椎の骨で支える力が減ります。
それを補うため頚椎関連筋群に強い緊張を起こさせて頭部の重さをささえだします。

そのような首筋の緊張は、弱い力でも頚椎を傷つける恐れがでてきます。
首のしなやかさが失われると外圧や動いたときの遠心力に弱くなり傷つきやすいため、
無自覚のうちに全身的に運動能力を制限して、動けないことで体を守る反応を起こします。
すると全身の姿勢や動作をも窮屈となるのです。

「V字ライン」がでてこない首の状態が続けば、
頚椎後部の骨の中を通る脊髄神経にも頚椎同様の屈曲を強いられ、
脊髄神経内の情報のやり取りにも影響をあらわします。
それに気管支やその内側の食道の圧迫という自らの筋で自らの首を締め付けてしまうのです。




様々な胸鎖乳突筋の癒着による不都合を避ける視点からも
「首筋のVライン」をきれいに保ちたいですよね。



では、胸鎖乳突筋について、詳細を観察してみましょう!



私がいつも使っている解剖学図が立体で観察できるソフト。
ビジブル・ボディシリーズのなかの『MUSCLE PREMIUM』という筋肉関係の専用ソフトがあります。
『MUSCLE PREMIUM』  
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.visiblebody.musclepremium&hl=ja

それは医学を学ばれている方も使っておられるものですが。
そちらで「胸鎖乳突筋」を観ると以下のような絵が現れます。

「ほぼ胸鎖乳突筋とは1本の筋肉で、 起始の付着点が違うところにもついているんだな」

としか思えない絵です。


胸鎖乳突筋を『MUSCLE PREMIUM』で.jpg


多くの方々のニーズでは、この上図で十分カバーできるでしょう。




ただし施術をさせていただくものの場合には、
この図をみると、
「あちゃぁ〜、よくないね!」といいたくなるのです。

施術で扱う場合は、
胸鎖乳突筋を1本の筋肉と見てはいません。
2本の筋肉として個別に調べ、そのうえで個別にアプローチを施していきます。
なぜかというと、胸鎖乳突筋の起始の異なる2本の筋肉は、
それぞれが異なったトリガーポイントを発生させるからなのです。


(別々の起始を持つ筋肉ですから、それは当たり前といえばそれまでですが、
 胸鎖乳突筋自体が首の筋肉としてボリュウームがあり存在感高く周囲への影響も大きいので、
 胸鎖乳突筋は2スジの筋肉で構成されているとみるべきでしょう)




すると私が最近、あまり使ってない別のandroid OSタブレット用解剖学ソフト「Essential  Anatomy 3」により描かれた図のほうが
じゃっかん『MUSCLE PREMIUM』よりも実情を把握しやすいでしょう。

それが以下の図です。


胸鎖乳突筋の上下が緊張すると.jpg


「胸鎖乳突筋」

<起始>
・ 胸骨柄(上となる胸鎖乳突筋)

・ 鎖骨内方(下にある胸鎖乳突筋)

<停止> 側頭骨の乳様突起



上図で観察していただければわかりますが、
側頭骨の乳様突起部に付着する停止部はひとつですが、
胸骨柄からと鎖骨内方からと起始部が2か所に分かれております。

この2つの胸鎖乳突筋が協調して以下のな動きをもたらします。
<作用>
・反対側へと回旋し、情報に傾ける(片側性)
・頭部と頚部の屈曲(両側性)
・吸気時の補助筋(両側性)
・後頭部と頚部の動作のコントロール(両側性)




この作用にある
反対側へと回旋し、情報に傾ける(片側性)というところから、
空間識失調や、めまい、回転性めまいなどの固有間隔の障害を訴える人もでてきます。


ちなみにこちらの胸鎖乳突筋は、手で触ろうと思えば簡単に触れる表層にある筋肉です。

だから自分でのオイルマッサージや筋膜リリースマッサージのようなアプローチをしやすい筋肉です。

私が自分の胸鎖乳突筋を解くときには、他者によるリリースよりもセルフリリースのほうが、
痛みの調整を的確にでき急所を刺激されたときに感じる恐怖心も起こりません。




簡単な胸鎖乳突筋の筋肉をリリースするやり方を、ご紹介いたします。



胸鎖乳突筋は筋断面もそこそこありますから筋力が強く、
胸鎖乳突筋が硬くなって喉が詰まってるし息苦しいなというときは。
私は自分で胸鎖乳突筋を乳様突起から鎖骨内方と胸骨柄の2本を別個にイメージして筋を
痛気持ちいい程度に、親指と人差し指でつまみ上げて「コリッ・コリッ」と胸鎖乳突筋の筋を横断刺激を与えて解いていきます。
けっして無理をするほど強くつままないように。
少し物足らない程度の刺激でも、定期的に繰り返し行うことで成果は必ず出てきます。

そして胸鎖乳突筋の筋緊張が強いときには、
右側の胸鎖乳突筋を解くときは少し(20〜45度の角度)頭を右に回転させてから
胸鎖乳突筋をつまみ上げてみてください。
そのほうがつまんだ時の痛みも軽減しますし深くリリースできます。


またこちらの胸鎖乳突筋の硬さがあまりにも強すぎるという状態ですでに大きな影響が身体にも起きているような方のとき。
たとえば、メニエール病などもともなうとさらになのですが、
胸鎖乳突筋の刺激を受けると回転性めまい、めまいなどが強くあらわれることがあります。
そのようなリスクを避けるためにも、もし、自身で胸鎖乳突筋を触ってみて石のように硬いと感じたならば。
セルフリリースはいったん置いておいて、かかりつけ医に相談していただくようにお願いいたします。



余談ですが、
胸鎖乳突筋のリリースは、
スモールサイズのベン石温熱器を使ってみて、
私自身が「へぇ〜、私の首筋ってこんなに柔らかくなれるんだ・・・」と驚くような成果が実感できました。



スモールサイズのベン石温熱器1.jpg

ベン石温熱器を使っての表層筋部分の快適なリリースは、一般の方も、直感的にやりやすいので。
一般的にホットストーンでのリリースは、ハンドリリースの3倍も解けると言わしめることがありますので。

効率よく自身のデコルテラインをきれいにしようとお望みの方は、
ぜひ、1週間。
だまされたと思ってスモールサイズのベン石温熱器を試してほしいです。

このスモールサイズのベン石温熱器のヘッド部分の窪んだ部分が、
ほぼほぼ胸鎖乳突筋を解くために作ったアーチだと思えるほど、
絶妙にフィットして効率よく胸鎖乳突筋に熱をつたえてリリースしていってくれますよ。
posted by スズキ at 11:40| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月23日

首の横が緊張委縮すると腕がしびれて腕の脈が乱れる!「斜角筋」(大事な筋肉で長編になりましたm__m)

お客様の中に、
「腕がしびれるんですが・・・」という方がおられました。



しびれの症状の裏側には「痛みを感じる」ときよりも、
はるかに危険なサインが隠れているときがあります。

だから、しびれているとお伺いすると、
一瞬、ドキッとして冷静さを取り戻そうと躍起になります。



私は通常の顔で
「そうですね。しびれるんですね。
しびれの強さを表現するとどのようなレベルでしょう?
そのしびれは、いつからでしょう?
そして範囲は、どれくらいでしょう?」
など具体的な情報を極力詳しく教えてもらいます。

腕の肘から先がしびれているというときは、
指の伸筋群に関する腱鞘炎のような状態かもしれません。

それがさらに広域にわたって、
肩から肘、そしてその先までときどきしびれるんですというとき。
かなり広域にわたってしびれがあるという状態ですね。


それに私も覚えがあります。
私事で恐縮ですが、10年も前の話ですが。

施術がハードにつづいて休めなかったとき。
右手の肘から末端への手先がしびれて腱鞘炎のような状態になったことは、
幾度もありました。
それはそうなる理由がわかっています。
「オーバーワークだから、休みをとりましょう!」です。

ですがそれ以上の、不都合な状態が起こりました。。。
施術が立て込んでいて、休みの日も出張で働いてという状態のとき。
夜、寝て目覚めたら、左手が全体、しびれている。
自分の手が消えて、何かが肩からぶら下がっているがわずかにしびれを感じて、
それが自分の腕だとわかるというように。
左手が一本、まるまるマヒしてほぼ無感覚です。
手は死んだようで血の流れる暖かさを感じられないほど、冷たくなっています。

さいわい、起きて動き始めると、腕のマヒは解けてしびれに変わり、やがて普通に使える。
だから施術を休むこともなく、働かせていただいてました。
数か月も続けてしまったことがありました。


これほどまで、頑強な問題をもたらした原因の筋肉は、どこか?


脊髄から分枝した神経が腕へと向かうときに、途中でそこを強い力で圧迫を加えられていたという筋肉。
そして手への血流を止められたような止血をする腕への動脈管を圧迫する筋肉とは。


「斜角筋」です。



斜角筋です.jpg



上図は、斜角筋の筋肉の位置を表示するだけの絵です。

この絵からだけでは「なぜ、手がしびれたの?」という理由はつかめません。


{一本の筋肉だと思っていたものが、単に一本の筋肉で構成されたものではなかった}ということ。

平易なわかりやすさを重視した一般の解剖図では、
そこは描かれていないことが多いのです。
ただその程度の知識では、
施術の手技での改善個所をイメージできないままです。
そのようなグレーゾーンがあれば施術は成立してはくれません。
ジグソーパズルのピースを、そこにしか置けないという箇所にはめなければ、
身体は最適なパフォーマンスを取り戻してはくれないのです。


だから、しっかりと観察するために、
複数の筋肉で構成された一本の筋肉は、それぞれを分けてひとつずつ個別に機能を理解する。
その作業を積んでいくことが大事です。

具体的に筋肉状況をチェックすると、
一本の筋肉ではなくて、数本の筋肉で別々のものとして見えるものだが、、、
ひとつの作業を協力的に成すグループに分けると、ひとつの筋肉としておいたほうがわかりやすいだろう。
だったら、総称として『〜〜筋』のような、ひとくくりさせる筋肉名を与えようじゃないか。

というものです。




一般の方が、複数の筋肉の寄り集まった総称を持つ筋肉を、
あたかも一本の筋肉だと思って施術をしていても、治せないのはこのためです。
専門的に学ぶと数本の筋で構成され複雑な機能を発揮できるので、
その複数の筋肉で構成されたどれが問題があるかが見つけ出すことが必要です。


「斜角筋」

まさに、そのような複数の筋肉が集まったような筋肉。
その複数の筋肉は、<前斜角筋>、<中斜角筋>、<後斜角筋>、<最小斜角筋>の4つです。
それらの筋の協力体制のおかげで、次のような複雑な首の操作がかなうのです。



「斜角筋」を、詳細に観察すれば、、、

「起始」は
・前斜角筋:頚椎3〜頚椎6の横突起
・中斜角筋:頚椎2〜頚椎7の横突起
・後斜角筋:頚椎5〜頚椎7の横突起
・最小斜角筋:頚椎6〜頚椎7の横突起

「停止」は、
・前斜角筋:第1肋骨
・中斜角筋:第1肋骨
・後斜角筋:第2肋骨
・最小斜角筋:第1肋骨


「斜角筋の作用」は、

・頚部の前屈
・同じ側への側屈
・外側への動きに対して、頚椎を安定させる
・無理やりに吸気したときに、第1、第2肋骨の挙上を補助します


ただ<最小斜角筋>は、
その筋肉がある人とない人がいるということが知られています。
そこは、各人の個性ということでしょうか?
少し不思議な気がします。(なくても、いいんかい?! ^-^;)


斜角筋を右肩から見た図1.jpg

ちょっと、絵がごちゃごちゃしてわかりづらいから、
シンプルな絵を下に載せておきましょう。

斜角筋を右肩から見た図シンプル2.jpg



前斜角筋と中斜角筋と第1肋骨。
この隙間に、腕に向かう神経や動脈管が通っているんです。



なんでまた、こんな窮屈そうなところに、大事な神経や動脈を通すのかと不思議に思いますが。

四つ足で歩く動物なら、この部分は絶妙に外部からの攻撃や衝撃から守られた深奥な個所なんですね。
それが、人間が二足で立つようになったら、なんて窮屈な狭苦しいところから神経や動脈を通すんだと、
不利な状態を嘆くことになります。
4足歩行の名残が、いまも、体の中に入ってるんですね。


前斜角筋と中斜角筋と第1肋骨。
この狭い隙間のトライアングルに、
腕に向かう神経や動脈管が通っている。

の話に戻しましょう。 ^-^;

要するに前斜角筋か中斜角筋のどちらかが。
または両方共が委縮して緊張したり、
それら筋がパンプアップしていたり。
または第1肋骨が上方へと持ち上げられたり。
などの状態に陥れば、
腕に向かう神経や動脈が物理的な圧迫を受けることになります。

それにより起きたのが神経機能障害が、腕のしびれ、
動脈の血行不良を起こさせたために腕の血行不良による冷たさなどです。



その状態がひどいものとなると。
私が10年前に感じたような、
「自分の肩からわずかなしびれしかわからなくなった感覚がマヒしたものがぶら下がっている」
というようなことにもなりかねません。

ただ、私の場合、数か月間、急激に施術が忙しくなって腕や首への負担が増した状況だったので、
慢性的な腕への血流異常となるまえに手を打てたのが救いでした。
筋膜の癒着のリリースは、
3か月以上も負担が続いたような慢性期となると筋膜部の器質が変化してなおしづらくなりますが、
ですが急性期ならば速攻でリリースが可能ですので。

ちょうどいいお正月休みのときに、きれいに自力でそのような問題を改善することができました。


ですが急性期とはいいましても、オステオパシーの手技のカウンターストレインのみでは、
十分なリリースまでは至りませんでした。
それまでも長年にわたり、腕や首を酷使してきたつけがたまっていて、
そのようなダメージの下地があって、そのときの状態がおきたからです。

手技名は明かせませんが、他のオステオパシー手技に直接的に筋膜の歪曲を均す過激な痛みがでるやり方があります。
お客様には、痛すぎてできませんが、自分に対してなら5分痛みを我慢するだけだと言い聞かせて、
苦悶しながら石のように固まった筋膜の癒着部を解いた記憶があります。
リリースが病根の近場まで解けたときには、
涙がでるほどいたかったのです。


ただ慢性化した斜角筋のコリは解きにくいのです。
なぜかというと分厚い胸鎖乳突筋の下に斜角筋の上部は隠れているからです。



斜角筋は胸鎖乳突筋の下にある.jpg


こちらの最近のブログをチェックしていただいている方には、
また、来たね〜といわれそうですが。

筋肉は皮膚に近い表層筋から、徐々に奥まった筋肉と移行して骨まで至るという多層構造になっているので。

表層筋は、直接、手で触って圧をかければどのような状態かをチェックしやすいでしょう。
ただしすでに表層筋自体が硬ければ、
その奥に位置する中層筋や深層筋の状態は隠れて見えなくなっています。
なので、すでに表層筋が状態が悪いときは、
一般の方が容易にアプローチできるのは、表層筋止まりというのが妥当と思います。

施術をして経験が豊富になると、
現状のすべての立ち方や関連筋、筋の温かさや湿り気、気の状態などを複数情報を集めて
かつての施術で得られたデータに照らし合わせて推理をすることがあります。
不確定要素が人体には多いため100%その推理や推測があたることは稀ですが、
アウトラインが正解であってそれを元に描いた隠れた筋肉状態をイメージ化して、
それにもとづいてリリースをすることで的確に先へとリリースを進める力を持っています。

もちろん、隠れた筋肉をむやみにわけもわからず強圧すれば、
筋繊維がだんだんプチプチと切れて再生しないようなダメージばかりが積まれていくような。
ひどいことに必ずなりますので。


一般の方は表層筋が硬ければ、それをセルフリリースしようとするならしっかり表層筋を緩めていくのに時間をかけましょう。
そしてそれが十分解けていけば、その下の硬さを持った筋肉が頭を出していきます。

そのような地道なリリースを繰り返すと、時間はかかりますがやがてはいい感じに筋肉が柔らかさを取り戻していきます。
このような解き方を「玉ねぎの薄皮から、一枚一枚、丁寧にはがすように」ということがあります。

十分に時間をかけていけるときには、
無理な痛みを感じない程度の圧で、徐々に表層からしっかり緩めるようにすると、
とてもいい仕上がりになるはずです。







ただ、前斜角筋や中斜角筋が、すでに深刻な委縮があれば、
腕への神経や腕への動脈に組織が癒着をしているケースもあります。

その場合は不用意に触れば、多大な危険を被る可能性もありますから、
自分自身がどうであるか不安が強い場合は、
自分では解かないほうがいいでしょう。

力を使わない軽擦で、マッサージオイルを刷り込むことで筋肉の作動をよくするという程度ならばかまいません。
ですが無理な力をかけるのはやめたほうがいいでしょう。

たとえスモールサイズのベン石温熱器を持っていたとしても、
ここに不安がある方は、不用意に力を入れたアプローチは避けてください。


そのときは整形外科等の病医院で診ていただくことを優先していただくべきです。




そして昨今。
斜角筋と胸鎖乳突筋が接している筋膜部分が、完全に一体化したような癒着をしめす方が、増えています。



「スマホ首」ですね。

スマホ首.jpg

スマホをやりすぎれば、斜角筋が棘(トゲ)のような異物化が始まります。。。
OA機器を長時間使って作業なさる方々も、首が前に少し出ているようであれば、
やはり斜角筋に過度な負担がかかります。

この斜角筋。

この書き込みの最上図で観てもらえればわかるように、
筋断面は細いもので、けっしてパワーや持続力がある筋ではないのです。

その筋肉を過度につかえば、、、
それも、女性のほうがこの筋のコンディションが男性より細く弱い傾向があるので、
かなり強く斜角筋が骨化が進みやすいようです。

(線の細い男性も同様に、そのような傾向がありますのでご注意を!)



そして一度、斜角筋が骨化が進めば、どちらの施術院でもそこを適切に解いてもらえず、
そのまま苦痛のまま過ごさなければならなくなるという方々も増えているようです。
場合により、斜角筋部分をボトックス注射をすることで改善をはかるようなこともあるので、
病院に問い合わせをすることも必要にな方もでてくるでしょう。

ここは刺激を与えるのが注意を要する危険個所であるがゆえに、
私自身、長年、解きたくてもリスクが高すぎてアプローチを躊躇してきた経緯があります。

でも、そこに一筋の光を見いだせたのは、
ホットストーンを使って工夫をしていけば対処できるようなお客様もでてきた点です。
かなりそこにはノウハウを詰め込んでいるのですが、
ようやく少しずつ目鼻がついた感じです。



ですが、、、やっぱり、斜角筋をいたわるような姿勢をとるような気づかいがなければ、
いくらこちらを解かれても、非力な筋肉であるがゆえに、カンタンにまたしこり化するのです。


そのような意味でも、
立位や座位での頭や首を置く位置が客観的に合理的な場所であるかどうか。
それがわからなければ、一度、斜角筋を固める癖をつけた方は、
戻りやすいため細心の注意が必要です。




長くなりましたが、、、
最後に。

腕へ向かう動脈管が斜角筋の硬化や緊張で圧迫された場合ですが、
その際の血液はどのような動きとなるのでしょうか。

もちろん、斜角筋の圧迫部より先にいく血流は減少します。
それはそうなのですが、
斜角筋で圧迫された血液が逆流して心臓や動脈管自体に血の跳ね返りが、
内部的になんらかの負担を強いているようにイメージしています。


それは、ホースで庭の植木に散水するとき、誰かが気づかずに途中でホースを踏んづけたとき。
水道の水はホースのなかをぱんぱんに膨らませます。
そのふくらみが頂点に達したとき、ホースをつないだ蛇口がすっぽ抜け、
ジャージャー水が蛇口から流れるでしょう。
それでみんなが、何事が起きたかとびっくりするものです。

おそらくそれと同様な事態が、体内でも起きているはずです。

そして左手と心臓の位置が近接しているため、ホースは長くはありません。

それゆえ、斜角筋で圧迫された腕の動脈管は、私にはその水面下でなにが起きているか、
正確なことはわかっていないのですが、非常に強い危うさを感じるものであるのは確かです。



posted by スズキ at 15:22| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月22日

口を大きく開けようとしたとき。痛み、出たことありませんか?「咬筋」

皆様、おはようございます!

今日は、東京はあいにくの梅雨の雨です。



え〜、さて。

こちらのブログをお読みいただく方のなかで、
あまり多くの方ではないと思われますが、、、。

口を開けると思うように開かない人、おられますか?
「さほど痛くはないがという方」と、「痛みが感じられるという方」にわかれると思います。

このようなカラダの不調が起こるとき。


「咬筋」が問題ですね。


咬筋とは.jpg

<起始>
は、頬骨弓
<停止>は、下顎角、下顎角の外側面

<作用>は、下あごを持ち上げて口を閉じること。
      下あごを後方に引くこと。


絵でみていただくとわかりますが、
咬筋とは、一本の筋肉じゃないんです。
「浅層」と「深層」にわかれています。
「浅層」と「深層」にわかれているから、より複雑な口の閉じ方や後方に引くこともできるんですね。

もしも咬筋が、一本の筋であれば、単純な口の開閉しかできないのです。



咬筋の筋繊維の流れに沿って.jpg


プロの施術をしている人であれば、
筋繊維の流れに沿って圧をかけておけばほどきやすいことを体験上知っています。

もしも筋繊維に斜めった感じで筋への流れを持った押圧をかければ、
硬化した筋繊維をプチプチと切断していくだけではなく、
筋繊維の表面の表層をなめす程度の影響しかだせない。


せっかくリリースをしっかりしようとしても、まったく解け方が甘いんです。
非常にもったいない!

だとすると、、、
咬筋が2本の筋肉にわかれているということは、
筋繊維がどのような方向性をもっているか。
それぞれを客観的に把握するんです。


そのうえで解こうとすると、圧を筋繊維に沿ってかけていく流れが違いが出てくるのです。
そのような繊細なことが、見えないところでそっと潜ませて施術しているから。


一般の方が、顎の筋肉をなんとなくゴリゴリするのとは違った結果を出せるのです。

なので、皆様も、もし左右に顎の出っ張りが気になったり、顎を開けづらければ、
咬筋の浅層と深層の二つを別々の筋肉と、絵を見て感じていただいて。
それを自分の身体に当てはめてみてください。

その意識を向けて、自分でマッサージを加えていくようにするといいでしょう。

咬筋のリリースに注意が必要なのは、すでに咬筋の不調が強すぎて炎症が強いときに、
この筋肉の筋繊維の流れを無視して無理にゴリゴリやると容易に腫れ上がりやすいのです。


なのでこの咬筋を詳細が見えて意識が向けられない場合には、
成果をあせらずに軽擦程度の刺激でとどめておいたほうがいいでしょう。
自身でのアプローチの回数を多くしていこうとしてください。


またこの咬筋の不調からは、顎関節の関節円盤顎に症状がでた顎関節症に似ているものがでてくるので。
そこの違いをちゃんとゴールが明確にわかっていないと、アプローチがちぐはぐになりますので。
その点は気を付けないといけないでしょう。




人間は自分の身体を真剣に客観視して把握するとき、勝手に修正する機能がついているんです!
そうやって得られた理解に基づいたイメージの書き換えの過程によりパフォーマンスがあがります。




客観視にいたらない主観的な思考だけでは、何一つ、信頼できる自分の身体が得られることはないし、
新たな学習が深まることはないようです。


それは身体操作の錬磨のときにも必要なことですし、
マッサージや手技療法をおこなうときにも必須なの条件です。


しっかり観察して気づくこと。


要は、五感を使ってしっかり観察することです。

鏡で自分の解こうとしているところをひたすら観察する。
指で患部を触ってください。
患部やその周囲の温度を、湿度を、ちりちりした電気的なものを、
わかさを弱化を、凸凹状態を、繰り返し新鮮に自分を触れてください。

客観視できるほどそこをみつめたときには、
脳はそれをどのような対処をすればいいかという結果をクリアに自動的にみせてくれることも多く出てきます。


客観視が足らなければ、おおかたはゴールにたどり着く道からそれて歩き遠ざかることになります。





咬筋が決まって硬くなっている人のパターンを観ると。。。
・頭部が前に常にでっぱってる人は咬筋、硬いです。

・緊張しっぱなしだったり怒りの感情が絶えずあれば、咬筋が硬くなります。

・歯ぎしりをしている人も咬筋、硬いです。

・かみ合わせが悪い人も咬筋が硬くなります。

あとは咬筋の深層上端の付着部にトリガーポイントがでてしまうと「耳鳴り」が起きることもあります。
それは多くが片側性で片側の耳鳴りなんです。
もし両側の耳鳴りがあるときは、
単純に咬筋の部分的な不調が問題ではなくて、顎関節の問題から生じた全身的原因からきていることが多いようです。
人体のルールに、顎関節がずれると、全身の関節がずれるようにできているというものがありますから。
顎関節のダメージのほうが、咬筋のリリースをするよりはるかに難易度が高く、厄介なことが多いようです。

なので片側の耳鳴りが気になりだした初期段階で、咬筋のリリースを早々にしていただいたほうがいいでしょう。

その耳鳴りを気にしないようにと努力をして咬筋が硬さが増していけば、
やがて側頭筋も硬さが増して顎関節の関節部に器質的なダメージをあたえてしまうことになります。

まずは自分の片側耳鳴りがあるんだと受け入れてもらい、そこからなにが自分ができることなのかを発見できれば。
そういったときに右側のみの耳鳴りがあれば右側咬筋を緩めてください。
試しにやってみて、改善すれば儲けものですし、良好な反応がでなければ他に問題があるのです。
もちろん、自己診断は危険なので、先に病院でみていただくようにしてください。
そのうえで、やってみることが望ましいでしょう。






最後に、またかぁ〜といわれそうですが。


咬筋は、サイズが小さな筋肉であるにもかかわらず、
これほど強力な筋力を発揮する筋肉はめずらしい!!

かなりの緊張に耐えてすごい凝りがここに入り込むんです。

凝りがきつくなったら、容易にほどけないし、
強圧をかければ、ヒエッ!!!というような痛みもでます。


そんなとき。


下準備を温和な気持ちで温熱対応法をするといいでしょう。

たとえば、もしスモールサイズのベン石温熱器を持っているならば、
使って咬筋部分を3分くらい以上の暖かい気持ちよさの加熱をしてください。
ベン石の特殊な人体に与えるリリースパワーが、
通常の遠赤外線効果をしのぐ成果を出してくれます。



それはアゴの張り出しを小さくして小顔に維持する成果が高いんですね。

私も以前、咬筋を顎関節症のあるお客様のリリースをしましたが、
どうしても戻りが出るんです。
それがベン石温熱器を使ってやってみたら、
温熱を加えない手技とは違ったほどの成果を見出すことができて、
「おっ、これってすごくない?!」とびっくりしまして。







あとは、先日、腰方形筋のリリースのときに解説しましたが、
筋肉が層状に上下に重なっている場合。


咬筋の浅層と深層の重なり部分.jpg


皮膚に近い部位のリリースは見たままとけるので容易ですが、
浅層の筋肉の下に隠れた位置にある深層部の筋は、
個別具体なそのところの状態をイメージを描いて正解がえられなければ、
なかなかリリースが起こりづらいんですね。


かなりの工夫したテクニックが必要です。

私もそこは、極秘の秘中のテクニックで対応しているんです。
そのテクニックは相当、難易度が高いし、痛みがでるし、
ということで正直に言えば私もお客様に「痛いことばっかするなよ!」といわれるのも嫌でして。
解きたくないけど、ここがとけないと先に進めないと判断したら、
笑顔で「がんばろう!ね!!」とごまかしごまかしとくような。
やっかいなところなんです。。。

それを一般の方にも同様なことをやってくださいとはいえません。
第一、、、リスクもあるため極秘のテクニックですから、教えられませんし。



つまり、一般の方でも咬筋浅層は解けても、咬筋深層は解けづらいのです!!



ただそんな場合でも、咬筋にベン石で温熱対応していただければ。
着々と咬筋の深層まで熱が届いて、
その部位の血行を良くしてくれるようですといった報告を受けていますよ。



そういった意味で言えば、
プロの技でなければ対応ができなかったところも、
スモールサイズのベン石温熱器を使っていけば一般の方でも安全で快適な対応ができるんです。
それにリリースのパフォーマンスも、すばらしいものです。


^-^


posted by スズキ at 13:39| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月21日

「肩甲挙筋」は肩こり筋!

皆様。

デスクワークを、休息をとらずに頑張りすぎると、肩、凝りますね。



肩こりの多くは「肩甲骨の位置のずれ」によって起こります。

疲れて猫背気味になっていくと、左右の肩甲骨が離れて来たとき(大円筋・小円筋・前鋸筋などの筋肉が凝っていること)。
あとはもうひとつ、
肩甲挙筋」とい肩甲骨と頸骨に付着点をもつ筋肉が緊張して肩甲骨が上に上がりっぱなしになるとき。

肩甲挙筋 肩こりの筋肉2.jpg



「肩甲挙筋」の付着点は、

<起始>が第一頸椎〜第四頚椎の横突起
<停止>が肩甲骨上角と肩甲棘根部の間の肩甲骨の内側縁




肩が凝りすぎると、頭がぼーっとしてきて思考力がガクンとさがるとき。
ありますよね。


そのようなときはどういうことが起きているかというと、
肩甲挙筋が緊張してパツパツになると、頚椎第一に<起始>という付着点を持つため、
第一頸椎が下方へとずれてしまうんです。

頚椎第一という骨が、頭部への血流の調整弁のような機能が含まれているため、
肩甲挙筋が凝りがきつくなると、常に頭部への血液流入量が乱れてしまいます。

肩甲挙筋が緊張しすぎたら、きまって頭部の血行に悪影響が起こりますから、
日頃からこちらの筋肉のコンディションを観察して整えておく必要があります。



この肩甲挙筋は心理的な緊張にもよく反応します。
精神的な緊張状態が高まると、体におこる自然な反応として、
手の指をぎゅっと握って手を固めて、緊張させた肩甲挙筋により肩甲骨を持ち上げたままにします。
この反応は意識的に行うことではなく、「無意識」にしてしまう反射行動です。



今後の社会的な背景からも心理的な緊張はつくられていきます。




またこちらの肩甲挙筋のリリースをするとき。

すでに炎症をもった肩甲挙筋を、圧をもちいてぐいっと押したとき。
かなり強烈な痛みを放ちます。
それは滑液包を含む部位が2点存在し、
その滑液包が滑液包炎に近しい痛みを持っている状態だからです。



セルフ・マッサージで頑張って肩を揉まれると、
腫れ物に触られたような痛みが感じられるときには、
このような滑液包に炎症をもった状態なんですね。


炎症を持った部分を、無理やりにでもマッサージをして解こうとするのが正しいやり方だとは、
結果がときとしてかえって炎症が強まってしまってえらい目にあうようなこともあるので。
なかなかどのようにリリースすればいいのか。。。
判断に苦しむことがあります。

とりあえず肩甲挙筋のリリースをするときには、
肩甲骨を患者の耳のほうへと持っていくことで肩甲挙筋が緩みます。

たとえば側臥位になり、肩甲骨をその位置においてからリリースをするようにしたほうがいいでしょう。
リリースのときの痛みも減少しますし、よく解けます。





または別のやり方としては、
肩甲挙筋の最上端の頚椎第一の部位を頭部の骨を含めて温めること。
肩甲骨上縁の内側あたりにある肩甲挙筋の付着点を温めておくこと。


肩甲挙筋 肩こりの筋肉加熱場所.jpg

十分にこの2点を温めてほっとするような気持ちになってから、
肩甲挙筋をマッサージすると、痛みもないか少なくなって、
とてもよく解けます。




そしてスモールサイズのベン石温熱器を使ってセルフリリースですと。
こちらの肩甲挙筋部分も、とてもよく小回りが利いた解き方ができるんですよね。
このようにどこを温めて解けば、どのようなメリットが享受できるかを知っておくといいでしょう。

施術知識がわかるテキストがあれば、びっくりするくらい自分を助けてくれますからね。

もちろん、私と同業の施術家の方々にもお勧めです。


スモールサイズのベン石温熱器スイッチ.jpg


^-^
posted by スズキ at 09:09| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月20日

腰の筋肉が固まって股関節が痛み出すことって、あるんです!そしてここ、非常に解きづらいのです。でも、解けないと姿勢も歩きも変えられない、厄介な筋。それは「腰方形筋」です

街中での人物の観察をすると。

歩き方、立ち方、階段の上り下りなどを私が見させていただいて、
ときどき、股関節がうまくはまっていないような動きをしている人がいます。

股関節部分が歩くと痛みがでたり、
それどころか立っているだけでも痛い。
(腰裏の脇腹付近に手を添えている人です)
そしてなんだか、、、立っていると深く呼吸ができずに疲れてしまっていそう。。。


重症度の高い人はそれほどいないものの、
100名中4〜5人は、この方はつらそうだなと思える人がいます。




そのような方々の、股関節の痛みだした理由。



直感的に感じられる部分と、ちょっと離れた感じの部分と。

いろいろ見ていく必要があるんですよね。





臀部筋のコリ.jpg

大殿筋、中殿筋、小殿筋、梨状筋などの緊張やしこり化、虚脱などによる影響や、
上双子筋、下双子筋、外閉鎖筋、内閉鎖筋、梨状筋のような
大腿骨を外旋させるための筋肉などの緊張やしこり化、虚脱などを疑うのは常套手段です。

つまり臀部にある筋肉群を緩めることで、
骨盤や大腿骨のずれた位置への固定に由来する「股関節ずれ」を調整するということです。

これも大事ですよね!

股関節が痛かったり不調があれば、お尻の筋肉を緩めよう、股関節周囲をほどこう!
そのようなことを、よくなさるのでは?





ですが、それをやってみても、不調の様子が思うように改善してくれない。
股関節の周囲に付着する関係する筋肉を、
もっとぐいぐい解いて解いて解いて!!

そんなことを頑張らなければならないのでしょうか?



実は、こうしてみてもなかなか不調がおさまらない人も多いんですよね。



そういう方のパターンは姿勢を診てわかります。
骨盤が前傾してお腹の内臓が前に突き出すかんじの方です。
そして腰の裏側が詰まったような緊張が見受けられます。
腰辺りに私が手を近づけると、独特なチリチリした異常な電気的なノイズを受け取ります。

その不調原因になる筋肉とは。

専門の先生なら、もうわかっていることですが、
「腰方形筋」ですね。

起始、停止は以下のようになります。
「起始」が腸骨稜後部と腸腰靭帯。
「停止」が第12肋骨の内側半分の下面と腰椎1〜腰椎4の肋骨突起。

作用として骨盤を引き上げる(片側性)があるため、
この腰方形筋という筋肉がしこってしまい縮み続けると。
緊張したりしこり化した腰方形筋がある側の骨盤が上に引き上げられつづけるのです。


それで腸骨がずりあがったままで正常位置に戻れなくなるんですね。

腰方形筋による腸骨のずりあがりで大転子滑液包炎に.jpg


腰方形筋が緊張しすぎて腸骨稜線が持ち上げられると、
骨盤底筋が地面から水平にというイメージがなりたたなくなって、
内臓を乗せるバスケットが前傾して内臓が骨盤の骨に乗れなくなります。
内臓が前方にだだこぼれる感じになっていると、
泌尿器系の切迫感がでたり、
女性では生理不順や生理痛がきつくなったり、
大腸小腸の消化吸収が不良となったり。



で。

では。


腰部の腰方形筋が緊張しているならほどこう!
そのように思って、圧をかけてマッサージをしてみます。

すると、困ったことがおこります。。。

腰方形筋位置断面.jpg


腰方形筋の位置が起立筋群の奥にあるんです。



すると腰方形筋のトリガーポイントを見つけるのも困難です。
アプローチしたくて皮膚の上から押圧をかけてみても、厚みある起立筋に力は阻まれてしまう。

そして。
セルフワークでのマッサージをかけても、ストレッチをしようとしても。
あまり成果があがらないようです。


すでに数か月以上もこの部位に不調を抱えて慢性化した腰方形筋の硬化が著しい方のときは、特にです。。。。

また腰方形筋の硬さがある人のほぼ100%が、
起立筋も硬直して緊張がほどけていない人がほとんどですから。
起立筋を緩めるにも、ほんとうに一苦労するものです。
だから一生懸命、腰部を緩めようとマッサージをしても、
ほぼ、腰方形筋の凝りをほどくまでは手が行ってないので。


ずっと腰の裏の深層部で、腰方形筋の硬さは続いて、
骨盤のずれをキープし続けたままでいる。

そしてこの状態が続くことで、鼠径部にある鼠径靭帯が硬さがきつくなって、
脚部への血流やリンパの流れを悪化させて末端の冷えや静脈瘤などを起こすようなことに。
腰方形筋は、それらの症状からは遠方に位置する筋肉ですが。

テキストに書かれていない、いろいろな不具合を引き起こすように感じています。

そういったやっかいな腰部の深層にある腰方形筋。

ホットストーンの熱で、血液やリンパ液が届けられず冷えて枯れた状況の筋に、パワーを充電してほしいですね。




現在、ボディワイズで施術をさせていただいているとき。
仰向けで寝ていただく時間がかなり長いです。


実は、このときに腰部の腰方形筋の硬さを緩めるまで温めて、
そして血流を再開されて緩んだときに、
一気に起立筋と腰方形筋ともにリリースをかけているんです。




いつもの腰部の硬さのままであれば、
このような起立筋と腰方形筋を両方をアプローチして状態をかえようなんてことは、
まずもってできないような方の場合でも。

それが、かなりしっかりできちゃうんですよね。

ちなみに、お風呂の入浴でもだいぶ起立筋は緩むのですが、
お風呂の湯の力では起立筋の中層までを緩めるのがようやっとです。
お風呂ではホットストーンの熱の遠赤外線の4.5センチもはいるような熱の届きがないのです。

それでホットストーンをもちいると、結果がいいんですよね〜。




ちなみに長時間の腰部のホットストーンの加熱により起立筋がほどけた状態を作り出して、
その下の腰方形筋のコリ、つまりトリガーポイント部分が見えだしますから、
私どもはそれを的確に見つけだし、あたかも起立筋を素通りして圧をとどけるようにアプローチをしてるのです。



あとはこのようなひとつの大きな筋肉を素通りして深部の筋にアプローチをするときは、
普通のずり圧では、ダメです。
力が奥へと届きません!!

普通に起立筋をこすってるだけで終わります。。。




そこはさざ波を立てるような波状圧を加えたり、
起立筋を手で持ち上げて稜線を立ててから圧をかけたり。
工夫をしていかないと、「おぅ、いま、解けたね!」とはいかないのです。

そこまでのレベルはセルフワークでは対応できないところなのでしょう。


そのようなところを打破してリリースしてみようというときは、
ぜひ、施術をご用命いただけましたらと切に願っております。


プロの仕上がりは、なんだか違うよね、と感じていただけるように、
ベストをつくさせていただきます!!



posted by スズキ at 10:35| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月18日

顎関節機能障害には外側翼突筋をスモールサイズのベン石温熱器を使ってセルフリリースを試すのも、一手か?

顎を少し大きく動かしただけで、
顎関節が、「かくっ、かくっ」とか「ごりっ、ごりっ」とか、「ガクッ」とか。

これは顎関節機能障害の手前に来ているときのサインですね。

とりあえず以下の咀嚼筋群をしっかりとリリースすることができていなければ、
改善はおぼつかないものです。。。


側頭筋と咬筋.jpg


ただ、顎関節を改善させるための専門家ならば、
「これだけでは、ダメだよ」というでしょう。

そうなんです。

これだけでは、100点中50点とれたかどうかでしょう。

なので咀嚼筋の硬化緊張が緩むことで、
50点取れただけの顎関節の不調の改善は見込めます!


でもそこから、もっと先にも解かなければならない筋肉があるんです。

それは、、、外側翼突筋。


一般の方は聞きなれない筋肉名ですね。

これは、咀嚼の浅い層の筋肉のひとつです。

「起始」が、2頭で、蝶形骨から、また側頭下稜から、上外側翼状板から下
「停止」が、下顎骨顆および側頭下顎関節の関節円板前縁

そして「作用」が、下顎頭および関節円板を前方に引き出します。



こちらが直接、顎関節機能障害にかかわっている筋肉といえるものです。


外側翼突筋のこと.jpg


ただこの外側翼突筋。
絵のなかにも書きましたが、圧ではなかなかリリースが難しいと書きました。

頬骨と下顎骨、それに側頭筋や咬筋などの咀嚼筋の下に位置するため、
直接、皮膚の上から触って目的筋を見つけてアプローチをかけることができません。


ただやり方としては、
口の中に指を入れてリリースする方法もあるのですが、
日本では医師以外は器物や指等をいれることでの治療は法律により禁止されております。
それにより私では、そのようなアプローチはできないのです。

それにこの筋肉は、加圧でのリリースをしようとするときは、
炎症があればかなりの圧痛になりますから。
圧で解くにも、痛みの耐性に限界があるという感じなのです。。。



では、どのようにしてリリースを加えるか、
加圧という圧により摩擦熱をもってしこり部に代謝を起こさせてほどくやり方を変えて、
ホットストーンの熱で熱量をしこり部につたえて代謝を起こさせてほどくようにします。


私自身も、去年に体調を壊したときから顎関節が、かくっとなるようになっていたため、
ホットストーンの熱でのリリースを試みていました。
具体的に言えば、
スモールサイズのベン石温熱器を使って側頭筋および咬筋の咀嚼筋群をまず徹底的に緩めました。
そのリリースの深さが十分となったところを見計らい、
次に自分の外側翼突筋の位置を適切に割り出して、
その起始と停止の外側翼突筋の腱部に気持ちいい程度か少し熱さを感じるほどで加熱を、左右、15分ずつ。
4日間にわたってアプローチをしてまいりました。

ただ左側の側頭が肌荒れがあったため、以前よりそうとう丁寧に時間をかけてリリースをしていたため、
かえって左側外側翼突筋が緩んだかと思われます。

顎関節の機能的な障害は、おかげですっかり左側は消えました。



どれほどの時間をかけて、どれほどの熱を、どの位置にかけるかなどは、
各人の現状の身体状態によって変えて対応すべきだと思います。


ひさびさに、以前ならこのようなところに下顎を持っていこうとすると鳴ってたのに、、、
「どうやったって、ならないなぁ」という感じ。


顎動脈がこちらの外側翼突筋に血液を供給しているのですが、
この動脈部分を押さえ込むような凝りがあったので顎関節の不調はなかなか治る気配はなかったのです。


顎関節とは非常に興味深い性質を持っているもので、
仙腸関節というお尻の部分の関節と同期して動き支える仕組みを持っています。

体の中で最も大きな関節が仙腸関節です。
身体の全体を通しての影響が大きいのが仙腸関節。
こちらがずれますと、他の関連する大多数の関節に負担を強いて体の動作や姿勢維持をするようになります。

そのため顎関節がずれると仙腸関節がずれて、仙腸関節がずれると脊柱がずれて全身の関節にずれが生じるといった具合。

まさに「風が吹けば桶屋が儲かる」というほどの影響を、顎関節部分は握っているのです。




スモールサイズのベン石温熱器を使ってセルフリリースをするだけで、
外側翼突筋のリリースまで、確かにリリースの手を伸ばすことができました。


ただもちろん、
人体は非常に複雑にできておりますし必ず改善が起こるとはいいきれません。
すでに顎関節機能障害から手術をなさった方もおられるでしょう。
軽重でいうと、重度の位置にまで症状が進まれた方には、
まずは顎関節機能障害を専門に診ていただける医師に相談してください。


軽重でいうところの軽度、中度の方は、今のところ私を合わせて3例ほどの施術者がセルフリリースを試みて、
いい結果を出しています。

なので比較的軽度の方で、
どうやって改善させていけばいいか、出方がわからないで苦慮しているという場合には、
スモールサイズのベン石温熱器を使ってセルフリリースをしていきたいという人もいる?!

そのようなときは、いちど、チャレンジしてみていただきたいですね!!


posted by スズキ at 17:48| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月17日

追加購入した中国から発送のスモールサイズのベン石温熱器が、一ヶ月早く到着!

一昨日前。
中国より、注文したスモールサイズのベン石温熱器が届きました。

7月15日着ということで納期をつたえられていたので、
2週間で中国から発送されて到着。
つたえられた納期よりも、
一ヶ月も早く即配にて送っていただきました。

まさか、、、中国のいつものお店がそのような気を使うとは。。。
正直、驚きました。 ^-^;



すでにスモールサイズのベン石温熱器を今回の4つの追加を含めて6器購入しています。
他にも8個ベン石温熱器を購入させてもらっているので。
私が一般ユーザーではなく、
施術を職業としている者だろうとわかってくれたのでしょうか。


2週間の納期で発送してくれるならば、
いろいろといいほうに展開できて、非常にうれしいです。


新着のスモールサイズベン石温熱器4.jpg


こちらの機器のよさを私は追求してきました。

実際に施術にも多用させていただいています。

それにとどまらず「セルフケアで自然治癒力系のシステム」を始動させること。
そこにこだわりをもって利用したいと考えています。



1. 咀嚼筋を含む顎関節、
2. 頚椎第一周囲、
3. 後頭骨周囲と仙骨周囲のこり
4. 首の奥にできたしこり
5. フェイスライン等の表情筋の凝りのリリース
6. 胸骨周辺の肋軟骨や特に脇下の凝りを含めた肋間筋、
7. 手のコリ、
8. 脚部膝周りや鼠径部、足首回り

など。



私は、スモールサイズのベン石温熱器を使って、
上記の項目を自身へのリリースで試みています。

自分の脈診や腹診、舌診などフル活用してます。

外出自粛の期間を自己へのカラダへの投資をしてきました。
それなのに自分の身体コンディションが「難あり」ということでは、
お客様への「セルフケアのすすめ」をする説得力がないので。

去年の私の状態が、病が奥に入り込んで抜けずに苦慮し続けていました。
そのような相当な劣悪な身体状態を引きずってきたため、
そのマイナスからの改善というプラスにするには結構距離がある。
それでひとりで部屋にこもって、黙々と、セルフケア。

地道に課題設定をしては解決する。
それの繰り返しです。
そうやってつかんだベン石温熱器を使ったセルフケアのノウハウです。



ただ中国の業者から、あとひと月ほど納期がかかるものと思っていました。 ^-^;



それで各体の改善項目たちについて全体の薄いレジュメをつくるよりも、
丁寧に(特に自分が気になるところを深堀して)研究をし続けてきました。

ちなみに私が気になっていたところは以下のところで、
1. 咀嚼筋を含む顎関節、
2. 頚椎第一周囲、
3. 後頭骨周囲と仙骨周囲のこり
4. 首の奥にできたしこり
5. フェイスライン等の表情筋の凝りのリリース
こちらの部位のリリースに力をいれてきました。

そのおかげで、最近、好転反応由来の眠気やだるさが厳しい日々が続いてます。
以前では比べられないほど、上記の関連筋は緩みましたね。
当初の私には、それは想像できないほどの成果となりました。
顎関節や、首凝りや、呼吸の深さなど、
本当に楽になりました。
それに土壇場だった危険なサインが含まれた左肩が激痛であげられなかった原因。
左首筋奥にできていた危険なしこりがそうさせていたと気づけたのです。
それは、もうひどい左首の頸動脈部分を圧迫してきた状態であって、
そこに気づいてリリースが進められて命拾いをすることになりました。
この命拾いというのは、文字通り、これが私の病がカラダの芯にまで入り込んで
永遠と思えるほどの絶望から抜け出すことのきっかけをいただいたことになります。


ほんとうに、着々と病の進行は止まることがないということが脈でわかっていて、やばかった。
ほんとうに、このようなところを気づかせてくれて、
スモールサイズのベン石温熱器を買うきっかけをあたえてくれたお客様に対して感謝いたしております。


「自分自身にセルフケアで成果をあらわせなければ、お客様にお勧めする説得力がない」ので。
がんばってきました。
でももうちょっと機材の納期が先なので頑張る時間がいただけると思っていたのですが。


それが機器が急に手元にきてくれて、うれしい悲鳴をあげています。


どうしましょう? ^-^;


ブログに、少しずつスモールサイズのベン石温熱器を使うノウハウを描きながら、
興味を持ってくれる方をモニターとして内々で募ろうと考えています。
そこから私が持っていない有益な視点から意見をいただければと願っています。

posted by スズキ at 20:25| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ストレートネックの筋肉 <頭長筋・頚長筋>を計画的に自己調整していくこと


ある人がいいました。
バレエをしている人の首を見て、
「あいつは、ストレートネックだ!」と。


そのような声をあげたのは、施術家の駆け出しの方でしたので、
「ストレートネックの定義がわからずに、適当なことをいうのはだめだよ。恥をかくから」
と、やんわりとたしなめることがあった。
バレエをしている人の中にも、ストレートネックの定義がわからずに、
自分が病気のように思ってしまうようなことが起こりかねません。
そうなれば、後にその駆け出しの施術家は、恨まれることになります。

ストレートネックになる人は、かつてむち打ちをしてその損傷が治りきらずに継続している。
または頭部前方移動した姿勢(つまり頭が前に突き出されて胴体の真上に積まれていない姿勢のこと)。

そのような場合になります。

多くのケースではストレートネックになっていると、頭が前に移動した状態が観察できますから、
バレエをして首筋がきれいに整えられて上に伸び、胸鎖乳突筋がくっきりと視認できるならストレートネックではないのです。


ただバレエをしている方の中にも、かつてむち打ちの強い衝撃を受けて、その際の損傷が継続している人もいます。
その方は美的センスの良さから頭をどの位置に置けばきれいに見えるかを分析しています。
それで頭部が前に移動したかっこがいいとは呼べない状態に置くことはありません。

ですがそれでも頭長筋・頚長筋という、首の後ろ側の深層筋が炎症を持っていますから、
その部位のトリガーポイントを探ってアプローチをすれば激痛を感じる部分があります。
そのような専門的なチェックをおこなうことで、多分にストレートネック化していて、
頚椎の椎骨間の椎間板が狭窄し始めているだろうとみることができるのです。


そのようなことがチェックをすることでわかったとしても、
首の筋肉が問題があって緊張して引き連れてるといわれると気持ちのいいものではありません。
実は首に異常を指摘されると呼吸が浅くなるほど肩を上に持ち上げて首をすくめて首の筋や肩の筋を使い、
首の筋肉群を守ろうとする反応をとる人がでてきます。
それは意図的にしているというよりも、首に問題があると尋常じゃないことがおきていると深く認識し、
無意識にその部分をかばおうとする危険回避の反射のようなものです。

それはかなり影響が強く出る場合があるから、同業者の先生方の施術の時には素直に告げられても、
一般のお客様に対してはやんわりと遠巻きに概要をつたえて徐々によくなるようにアプローチしていきましょうということにとどめます。

頭長筋・頚長筋という筋肉は、後ろ側の首の筋肉のなかでも骨の近くを通る深い位置を占める筋肉で、
これらが緊張しすぎてストレートネックになった場合は、容易に解ける部分ではないのです。


オステオパシーの手技のカウンターストレインやマッスルエナジーなどを使ってみて、
それらでリリースがうまくいく程度のものであればいいのですが、
損傷がひどければ改善はあってもそれは少なく一時的です。
頭長筋・頚長筋が緩まるような首や背部筋や頭部の後面を十分に緩める準備をして、
それから頭長筋・頚長筋を見れる分を見ていくということです。
徐々に首の後部のリリースを深める必要が出てきます。

それはすでにストレートネックの状態が長期にわたって固定化された方の場合は特にですが、
専門家のアプローチを一度や二度受けたとしても、改善は容易ではありません。
急性のむち打ちによるストレートネックの場合は、カウンターストレイン等でかなり改善できるケースがあるのですが、
慢性化したストレートネックは、頭長筋・頚長筋周囲の頸動脈や神経を癒着という形で巻き込んでしまうことがあり、
その首に対しての急激な変化は非常に危険な事態を引き起こすリスクが高いのです。

新たなる頚椎のむち打ちや、吐き気から実際に吐いたり、ぎっくり腰になったり、等々、不測の事態が生じます。
この部位を大きく変えるには下準備と高い見立てと、それに磨かれた対応技術なしでは、
専門家の方であったとしても無理に負担をかけるほど触るべきではない箇所です。



それよりも日々、自分自身の首の後ろ側をセルフリリースとして、少しずつ少しずつ緩めるようにしたほうが、
安全かつ確実にストレートネックにも改善がみられるようです。
たとえばスモールサイズのベン石温熱器を使って首の後ろの周囲の筋の凝りを含めてリリースをするようにしたほうがいいでしょう。
セルフでのオイルマッサージなどは勧められるところではあるものの、頭長筋・頚長筋はあまりにも深い筋肉ですから、
その圧刺激も届かずオイルの患部への注入も思うように任せられないのです。
それゆえにいくらアプローチをしても成果は乏しいでしょう。
それがベン石温熱器の石部分の加熱が熱刺激として4センチほど奥まで到達できる力がありますから、
そうすると頭長筋・頚長筋にまで熱刺激を使ってその絡まって緊張したかのような部分をほどく操作になります。

そういった点をみていただいたうえでホットストーンの筋の内奥まで至る熱刺激のすばらしさを知れば、
自分のカラダのダメージ個所を、書き換える魔法使いのスティックのようなもののように、
スモールサイズのベン石温熱器を操ることができるようになるでしょう。

事実、石を温めずに圧をかけてリリースする場合と石を温めて圧をそれほどかけずにリリースした場合。

後者のほうが、あきらかに固まった筋のリリースや関節の可動域の拡大などが起きるのです。

そのような実際の成果がおこるようなアプローチで、深い位置まで体の奥に入り込んだ患部の炎症をもった癒着構造個所を自己調整をしていきます。


すると、今までそのような慢性化した患部部分には長い年月をかけて紆余曲折しつつ様々な歪曲しながら多層化したしこりの層が、
薄皮を折り重ねるように積もり積もった状態となります。
患部が急に痛みが出たからと言って、いっきにそれができたというのは誤認です。
そのような薄皮を積もらせてきた過程を通して積層させた患部を改善させる、最良のやり方があります。
その患部をこさえてきた逆をいくのです。
こんどは患部の幾重もの癒着部分の薄皮を、何年もかけてできたものを、やはり時間をかけて薄皮を剥いでいくのです。

それが体にとって多大なストレスとなる急激な変化を強いられることがないリリースの方法です。


私が一気にその患部の部位をアプローチするのには、事前にそれをかなえるような下準備を相当数計算して差し込んだあとだからできることです。
相当に難しい計算をしていると思っていただければ幸いです。


ただそのような計算をしての施術よりも、
しっかり自身の状態を把握できて、そのうえで患部の積層された癒着の薄皮を、
日々、少しずつはがすようにしたほうがすぐれた治療です。
はるかに最終的な仕上がりがいいでしょう。

日々、歯を磨いて汚れを落とすのが当たり前のように、
日々、体の奥に作られた癒着をほどいて多層化したけがれの薄皮をはがすようにすること。

そうした習慣を身につけて実践していく人と、そうではない人では。
将来的な迎えるところに違いが生じると思います。


最近、つとにそのように思えてなりません。。。
posted by スズキ at 03:24| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月14日

ゴツコラ(和名:ツボクサ)とベン石温熱器をつかって、育毛は可能か?という実験にも今日から着手

年齢がいくと、頭皮の硬さがつよまっていき、
男性の中には毛髪が薄まっていく人も少なくはありません。

私も、そこは悩むところです。
自分の目では見えないから、
普段は気づかないのです。

雨が降ってきて、まっさきに頭皮にあたりヒヤッと冷たく感じだしたとき。
おのずと悟るものです。


ついに、来たか。。。


そんなとき、たとえばベン石を櫛状にしてあたまをとかすといいといいます。
それはやってみました。

ですがそれだけじゃ、まったく収まりようもない。

じゃあ、ベン石温熱器を使ってみようか。
(大き目のベン石温熱器を使ってのとき)
それでもまだ収まりがつかないです。

高価な出費につながる育毛剤は使いたくはない。
そこに貴重な小遣いが消えるのは、きびしいのです。


そこで。
いまは、スモールサイズのベン石温熱器を使ってみて実験を今日から始めました。

というのも、ゴツコラのエキスを絞って患部につけてからのスモールサイズのベン石温熱器を使って頭部左側の肌荒れマッサージ。
こちらの状態が徐々に収まってきたのです。
以前は、かゆくなって、カサカサして、つらく感じる時もあったのですが、
いまはそのような不快感はまったくありません。

あと一週間ほどで、さらにきれいにおさまるでしょう。

数十年も継続して徐々に悪化傾向が厳しい状態だったのに。
比較的短期間でここまで改善したというのは、興味深いと我ながら感じ入ります。


ゴツコラとベン石温熱器は、
機能的に皮膚の再生を図るコンビネーションで、
状態改善をスムースに進めてくれると感心するばかりです。

ゴツコラもベン石も、
女性が美容に使うもので、なぜ使っているのか納得ですね。


その部分が収まりがついたため、
つぎに何を治療ターゲットにしようかと考えて、「頭頂部の育毛」に目を付けました。

ただ、スモールサイズのベン石温熱器を使って、手荒くやりすぎれば、
確実に頭皮がべかべかになって惨憺たる結果を呼び起こすと推測しております。



ここは実にリスクが高いんです。



ただゴツコラの実食をはじめて血中の酸化物質が徐々に浄化されていくことを計算すると、
単純に悪いほうばかりにころがると思い込むのも、思慮が浅いものです。
頭皮の状態が悪化している人のうちの過半数は頭皮の栄養状態が悪化していることで起きます。

栄養状態の悪化傾向を助長するのが、腸の冷えと、それにより生じる血液の酸化です。
これらが手つかずで頭皮ばかりを操作することは、私には考えられません。
特に肺の状態が悪化したときに頭皮のコンディションも悪くなってしまうため、
その点についても自己治療を進めていく必要を感じます。

そのような付帯するアプローチ部分を、他にもいくつか見つかるところがありますから、
そこも同時並行してアプローチをしながら、頭皮部分も対処して観ていこうと考えています。



数か月ほど、時間はかかると思いますが、どうなるか。



失敗したら、爆笑されそうです。
posted by スズキ at 18:13| Comment(0) | ホットストーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする