中医学的に考えれば、
腎臓と腰部は関係があるといいます。
たとえば急性症状で腰部・膝裏に不調感が高まれば、
(腎を邪気)が襲っています。
腎経の経絡を持つ大きな筋肉に(大腰筋)があります。
大腰筋は、大きな腰の筋肉で
大腰筋が腰椎を立たせる要の鍵になっています。
腰椎の腹側に左右の腎経の大腰筋があり、
背側に膀胱経の起立筋があります。
主に起立筋は脊椎を静的に立たせ維持し、
腎経の大腰筋は脚の筋肉で動的に動きをかなえます。
まず、手技ではどんな感じで腰痛をほどくか。
そちらを観てまいりましょう。
立位で腰部の垂直性を正しく保てないとき。
たとえば猫背だったりふんぞり返ってたり、
腰が横に反ってねじれているようなケースです。
そうなると本来は起立筋側で腰椎を効率よく支える
背中のバックライン全体を活かしたシステムが効きが悪くなります。
起立筋で負担が支えられなくなった部分を
大腰筋に肩代わりさせる仕組みがあります。
起立筋は本来はアキレス腱の腱反射や首後ろの項靭帯が伸びれば、
自然に腰部の腰靭帯も伸長するものです。
それが項靭帯等が伸長せぬままの姿勢が続けば、
起立筋が自ら伸長することはできずにこんにゃくのようにぐらつく。
そのぐらつきをカバーして腰椎を支えようとしてしがちなのが
大腰筋への負荷の肩代わりです。
これが過剰になって大腰筋の筋膜が癒着が甚だしくなり、
その癒着部が断裂すればぎっくり腰となります。
このギックリ腰になるころには大腰筋も萎縮緊張が観られますが、
腰部の起立筋や臀部筋群などが凝りが深く入っているでしょう。
ぎっくり腰を手技療法でリリースするなら、
仙骨と腸骨の可動がおかしく制限されていますから、
その仙腸関節のリリースをすること。
それが先行されます。
そして流れで軽度に腰仙関節部が埋まっているので、
そちらも腰椎5番と仙骨との間を開けるように仕込みます。
(ここがあまりに深く落ちくぼみ入り込むと仙骨の存在を誤認します)
次に膝裏の凝り(ひかがみという)を緩める。
次に大腰筋の患者側を緩め左右差を減らしつつ均等化する。
最後に背中側の起立筋をきっちり骨盤部から首に至るまで、
左右差を軽減するように仕上げます。
つまりぎっくり腰は大腰筋の筋膜や筋繊維の断裂からきたものですから、
腎経上を全体観ていきますと膝や足首の内側靭帯等の異常等が見つかります。
膝や足首等のへんてこな動きや姿勢が大腰筋の緊張のきっかけになりますし、
膝等を手つかずにすれば
大腰筋の緊張や萎縮を緩めても痛みが半減したとして不調は長引きます。
逆に言えば。
トータルで腎経の緊張と膀胱経のトラブルを全体を通して直せれば、
ぎっくり腰の不調は早々におさまります。
これは臨床例として多くみてきたことです。
簡単にぎっくり腰になられるお客様
(ガラスの腰部を持つお客様)がおられたため、
ぎっくり腰対策は必然的に40通りほど試行錯誤して深めてきましたから。
手技ではどこまでの改善が見込めるか、
私の施術の範囲内ですがよく存じ上げております。
横隔膜と大腰筋の上端の靭帯が交わるところがあり、
おそれや恐怖などの不快感という感情が引き金になり、
ぎっくり腰を患うことがとても多く感じます。
ただし恐怖等の感情を受ける前に
大腰筋はすでにぱつぱつに固まってなければ
ぎっくり腰にはなりませんので。
日頃の良質な運動習慣などが大切でしょう。
なので私が中医学の漢方の勉強をする前は、
これらの要点が手順よく絵で浮かんできました。
お客様を前にして、
リリース箇所の解く左右差を含めた深さや幅を割り出すために、
皮膚の上から触ることで、その箇所の温度、湿り気、
柔軟さ、気の異常、等を見て取っていきます。
一見すると急性症状かと勘違いされそうですが、
ぎっくり腰はすでにがっちがちに大腰筋に負担を蓄積させた慢性病です。
それが漢方を勉強すると、
『疎経活血湯(ギックリ腰や急激な関節痛、神経痛、筋肉痛)そけいかっけつとう』
疎経活血湯を構成する生薬は多く17種類で。
ぎっくり腰のときに処方される定番です。
私は服用したことがないのですが、よく効くらしいといいます。
こちらは常用するものではなく、頓服のようなあつかいで、
ぎっくり腰になったら処方してもらってみるとよいでしょう。
疎経活血湯は、ある意味、ぎっくり腰のレスキューレメディのようなものですね。
こうした急場をしのぐための処方がある一方、
慢性的な腰部の弱さを補うために腎虚を改善する対策をいたした処方も。
上述したように大腰筋という腎経の経筋を持つ筋肉がぎっくり腰のトリガーですから、腎虚体質を持つ人がなりやすいんです。
私も一度、こっぴどいぎっくり腰になったことがあります。
私は腎陽虚体質で、ぎっくり腰になりやすい体質です。
だから私自身、補腎となる食素材を意図的にとるようにしたが、
思うほどまではその成果が実感できるものではなかったのです。
そこのなぜ補腎の食素材が効きが悪いかは、
私の腎が虚弱し過ぎだというだけと察するものですが、
そういった者はどんなようにすればいいのかのサンプルとして、
自分の身体を活かせることのありがたさを実感して取り組んでいます。
(ここは今も実験、実食中)
漢方の方剤で、<腎虚>では六味地黄丸、八味地黄丸をつかう。
詳細に言えば、
腎陰虚では(六味地黄丸)。
腎陽虚・腎両虚では(八味地黄丸)。
だから私は(八味地黄丸)を選択しましたが、
(牛車腎気丸){八味地黄丸に牛膝と車前子が加わった処方}は、
”老人性のかすみ目を良くする”という肝をさらに補う車前子をいれたもの。
こちらを選択することも考慮できるが。
といったように腎陽虚(腎虚)体質を漢方で改善させること。
腎を整えて腰部の状態を内部からバックアップさせることができる。
腎陽虚という腎の気・熱が足らない状態を根本から見直すことが、
将来的に最良の対策となるだろう。
これができたら絶対にぎっくり腰にらないかといえば、
私に限ったことでは、そんなこともないと思います。
ただしっかりと腎虚を手当する習慣を持つことで腰部や下半身が
痛みや張りや引き連れ等の不具合は出にくくなったり、
出ても早々におさまる状態に移行できると考えます。
手技療法をしていたときには、
経絡を知るか知らないかでは、
お客様の身体の内側の構造に新たなルールがわかり、
明らかに施術の捉え方が変わりました。
経絡を徹底して学び始めたときはプレッシャーがきつかったが、
わかってくると施術成果が飛躍して驚きました。
願わくば、食養生素材研究と漢方薬の方剤の知識が、
体質を改善するという目標目的において、
実を結んでくれるような時が来ればとがんばってます。
またここでいう体質を改善するという『体質』について、
中医学上の見方があります。
たとえば腎虚体質というのも体質のひとつだと考えてください。
いずれ、こちらは大事なことですから、
改めてご紹介できればと考えております。
2025年08月27日
2025年08月26日
乾燥殻なし竜眼肉、ライチやぶどうのような甘みにびっくり。
最近の食養生マイブーム。
乾燥した殻なし竜眼肉(りゅうがんにく)。
武蔵小山アーケード内の八百屋にあり試しに購入しました。

(竜眼肉画像)
---------------------------
■ 竜眼肉
性味 温/甘
帰経 心脾
効果 補益心脾・養血安神
適応 心脾両虚の動悸、不眠、健忘、食欲不振、倦怠無力
---------------------------
上記の性味に(甘)とあるように、甘いんです。
乾燥した殻なし竜眼肉を、そのままおやつに頂くのもいい。
枸杞子は上薬として常食を勧められていますし、
補腎にいいかと考えて摂るように心がけてます。
ただその枸杞子より竜眼肉が気に入りました。
湯煎で戻したらライチかぶどうのような甘みと食感から
料理にも使い勝手がいいと感じます。
殻付きの竜眼肉も食べたことがありフレッシュさがあります。
乾燥した殻がむかれた竜眼肉のほうが味が濃縮されています。
個人的には殻がむかれた竜眼肉が好みですね。
これで血を養い精神的安定をはかる。
心と脾にもよいとのことで、
脾を益することで気も底上げできる。
暑さから汗を多量に排出しているこの頃。
そうなると否が応でも胃・脾がストレスを受けて働きづらい。
消化不良・食欲不振などに襲われる時期です。
竜眼肉は五味(温)で身体を温める作用で清涼感はありません。
人により好き嫌いはあると思いますが、
食してみて実感するのはやさしさです。
これは心が虚する状態をリカバリーしてくれる効果でしょうか。
話は変わりまして、
漢方薬の方剤試用です。
私自身の{陽虚体質}の対策に(クラシエの八味地黄丸)、Amazonで購入。
製薬メーカーは、コタローにしようか迷ったが、ひとまずは手頃なクラシエ。
私はがんじゅうふぁみりーさまというYouTube上で
中医学ベースの漢方指導をなさっておられる方のチャンネルを
視聴させていただいております。
こちらの先生から「Amazonで漢方を買うときは、アフィリエイトをよろしく」と呼びかけておられ、Amazonで購入いたしました。
じゃなかったら昨今、Amazonの印象が最悪と感じることもあって、
最寄りの漢方薬局で話を2〜3伺いつつ購入するところです。
八味地黄丸。
陽虚と少々の陰虚と診てで八味地黄丸の所望するのですが、
シンプルに八味地黄丸の名前だけかかれたメーカーもあるが、
ほとんどが頻尿押しのパッケージが目に飛び込みます。
【夜間頻尿とおしっこに時間がかかる、尿もれ】
と書かれている。
陽虚は、気が停滞して血が目まで運びづらくなり、
「かすみ目」を起こすことが知られています。
かすみ目では本の文字が大きければ幸いですが、
中医学用語集など米粒の半分サイズですし、
読みづらくて勉強にも支障がでてきます。
そこで対策の一つとして、
目の機能後退は肝血虚のときもあるため、
そこを対策する(四物湯(しもつとう))を考えました。
血を補い、肝の働きを良くする漢方です。
ただ生来の腎虚体質のほうが気になっており、
八味地黄丸で気を補うほうが先と判断しました。
今の自分が必要なのはどのようなものか?
そうした視点で勉強をしつつ、
実際に漢方を試してどうなるか。
正解かどうかは結果がそれでわかります。
自己責任で自分に試し、
その挑戦は自分の体質をどう作用したかの結果が見える。
極力、無駄なく結果をだしたいという思いから、
よく学ぼう、賢くなろうとがんばれるようです。
そうしたことをデータにとれるのが薬膳や方剤。
自分で手技の新たなやり方を模索するときより、
明らかに参照できるデータが多く教科書もある。
お客様の体調からどのような手技をなせばいいかを考えて、
施術法を自作してきたときと考えれば、
食養生の素材選びや漢方選びは
法則や定理がある数学に近しい。
そのような感じがしてきました。
現在、私がイメージできたところは、
中医学体質判断をベースにした選択を優先し、
併用して生薬や食養生素材であれば
食物性味表のデータを読み込み突き合わせる。
それで四診を必死に勉強してきた意味がでる。
[東洋医学ポケット用語集]の漢字ルビは1ミリ以下サイズで
がんばってみようと思っても精神的に萎えてしまい困ってます。
見えてはいるものの非常に疲れるんです。
とにかく「かすみ目」解消できたらうれしい。
乾燥した殻なし竜眼肉(りゅうがんにく)。
武蔵小山アーケード内の八百屋にあり試しに購入しました。
(竜眼肉画像)
---------------------------
■ 竜眼肉
性味 温/甘
帰経 心脾
効果 補益心脾・養血安神
適応 心脾両虚の動悸、不眠、健忘、食欲不振、倦怠無力
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上記の性味に(甘)とあるように、甘いんです。
乾燥した殻なし竜眼肉を、そのままおやつに頂くのもいい。
枸杞子は上薬として常食を勧められていますし、
補腎にいいかと考えて摂るように心がけてます。
ただその枸杞子より竜眼肉が気に入りました。
湯煎で戻したらライチかぶどうのような甘みと食感から
料理にも使い勝手がいいと感じます。
殻付きの竜眼肉も食べたことがありフレッシュさがあります。
乾燥した殻がむかれた竜眼肉のほうが味が濃縮されています。
個人的には殻がむかれた竜眼肉が好みですね。
これで血を養い精神的安定をはかる。
心と脾にもよいとのことで、
脾を益することで気も底上げできる。
暑さから汗を多量に排出しているこの頃。
そうなると否が応でも胃・脾がストレスを受けて働きづらい。
消化不良・食欲不振などに襲われる時期です。
竜眼肉は五味(温)で身体を温める作用で清涼感はありません。
人により好き嫌いはあると思いますが、
食してみて実感するのはやさしさです。
これは心が虚する状態をリカバリーしてくれる効果でしょうか。
話は変わりまして、
漢方薬の方剤試用です。
私自身の{陽虚体質}の対策に(クラシエの八味地黄丸)、Amazonで購入。
製薬メーカーは、コタローにしようか迷ったが、ひとまずは手頃なクラシエ。
私はがんじゅうふぁみりーさまというYouTube上で
中医学ベースの漢方指導をなさっておられる方のチャンネルを
視聴させていただいております。
こちらの先生から「Amazonで漢方を買うときは、アフィリエイトをよろしく」と呼びかけておられ、Amazonで購入いたしました。
じゃなかったら昨今、Amazonの印象が最悪と感じることもあって、
最寄りの漢方薬局で話を2〜3伺いつつ購入するところです。
八味地黄丸。
陽虚と少々の陰虚と診てで八味地黄丸の所望するのですが、
シンプルに八味地黄丸の名前だけかかれたメーカーもあるが、
ほとんどが頻尿押しのパッケージが目に飛び込みます。
【夜間頻尿とおしっこに時間がかかる、尿もれ】
と書かれている。
陽虚は、気が停滞して血が目まで運びづらくなり、
「かすみ目」を起こすことが知られています。
かすみ目では本の文字が大きければ幸いですが、
中医学用語集など米粒の半分サイズですし、
読みづらくて勉強にも支障がでてきます。
そこで対策の一つとして、
目の機能後退は肝血虚のときもあるため、
そこを対策する(四物湯(しもつとう))を考えました。
血を補い、肝の働きを良くする漢方です。
ただ生来の腎虚体質のほうが気になっており、
八味地黄丸で気を補うほうが先と判断しました。
今の自分が必要なのはどのようなものか?
そうした視点で勉強をしつつ、
実際に漢方を試してどうなるか。
正解かどうかは結果がそれでわかります。
自己責任で自分に試し、
その挑戦は自分の体質をどう作用したかの結果が見える。
極力、無駄なく結果をだしたいという思いから、
よく学ぼう、賢くなろうとがんばれるようです。
そうしたことをデータにとれるのが薬膳や方剤。
自分で手技の新たなやり方を模索するときより、
明らかに参照できるデータが多く教科書もある。
お客様の体調からどのような手技をなせばいいかを考えて、
施術法を自作してきたときと考えれば、
食養生の素材選びや漢方選びは
法則や定理がある数学に近しい。
そのような感じがしてきました。
現在、私がイメージできたところは、
中医学体質判断をベースにした選択を優先し、
併用して生薬や食養生素材であれば
食物性味表のデータを読み込み突き合わせる。
それで四診を必死に勉強してきた意味がでる。
[東洋医学ポケット用語集]の漢字ルビは1ミリ以下サイズで
がんばってみようと思っても精神的に萎えてしまい困ってます。
見えてはいるものの非常に疲れるんです。
とにかく「かすみ目」解消できたらうれしい。
2025年08月24日
セミの抜け殻もりっぱな生薬。炎症を鎮めてくれるんですね〜
セミの抜け殻も生薬のひとつ。
神社社殿の柱に、セミの抜け殻。
テカテカな殻はつぶすとバリバリと砕けます。
生薬の勉強をすると、こうしたセミの抜け殻をみつけると、
気になることがあります。
セミの抜け殻は<蝉退(せんたい)>と呼ばれる歴史とした生薬です。
生薬というと、甘草や芍薬など草木由来が多いものの、
それ以外にも動物や鉱石も生薬としてもちいられるのです。
<蝉退(せんたい)>
分類(辛涼解表薬)
五味(鹹味{塩からい}・甘)
五性(寒)
帰経(肺肝)
効能(疏散風熱<そさんふうねつ>・利咽喉<りいんこう>・退目翳<たいもくえい>・定驚癇<ていきょうかん>)
常用量(3〜15g)
このようなことが生薬の教科書に書かれています。
これら内容を読み解くと、
セミの抜け殻の味は塩辛さと甘さを併せ持ち、
身体の肺と肝をよく冷ます作用を持っております。
効能は炎症を鎮めることができ、
熱を持ちすぎた肝をクールダウンさせてかすみ目を改善したり、喉の熱を除いて調子を整えますなど。
様々な作用が期待できます。
散歩途中でセミの抜け殻がみつかると、
「どれ、ひとつだけ持って帰ろう」となります。
いざ蝉退を漢方薬局で買えばかなり高いのです。
ですが必要な事態に我が身が陥ったとき。
セミの抜け殻を薬研でゴリゴリすりおろし
服用しようと考えると躊躇します。。。
「これ、口にして大丈夫?」
まだそうした思いが先走ります。
勉強の勢いが足らない。
本来なら五味のしょっぱい・甘いの味覚部分だけでも、
ちらっと舐めて確かめるほうがいいと思いますから。
しょっぱければ腎に、甘ければ脾に影響を与えます。
植物園の多くの植物は生薬としての特性があります。
それらを調べながら目黒の自然教育園を巡ってみる。
または小平まで足を伸ばして東京都薬用植物園まで、
薬膳食典 食物性味表のような食養生として、
同時に生薬としての成分が書かれた本を持参して巡ってみる。
それも楽しいと感じるこの頃です。
神社社殿の柱に、セミの抜け殻。
テカテカな殻はつぶすとバリバリと砕けます。
生薬の勉強をすると、こうしたセミの抜け殻をみつけると、
気になることがあります。
セミの抜け殻は<蝉退(せんたい)>と呼ばれる歴史とした生薬です。
生薬というと、甘草や芍薬など草木由来が多いものの、
それ以外にも動物や鉱石も生薬としてもちいられるのです。
<蝉退(せんたい)>
分類(辛涼解表薬)
五味(鹹味{塩からい}・甘)
五性(寒)
帰経(肺肝)
効能(疏散風熱<そさんふうねつ>・利咽喉<りいんこう>・退目翳<たいもくえい>・定驚癇<ていきょうかん>)
常用量(3〜15g)
このようなことが生薬の教科書に書かれています。
これら内容を読み解くと、
セミの抜け殻の味は塩辛さと甘さを併せ持ち、
身体の肺と肝をよく冷ます作用を持っております。
効能は炎症を鎮めることができ、
熱を持ちすぎた肝をクールダウンさせてかすみ目を改善したり、喉の熱を除いて調子を整えますなど。
様々な作用が期待できます。
散歩途中でセミの抜け殻がみつかると、
「どれ、ひとつだけ持って帰ろう」となります。
いざ蝉退を漢方薬局で買えばかなり高いのです。
ですが必要な事態に我が身が陥ったとき。
セミの抜け殻を薬研でゴリゴリすりおろし
服用しようと考えると躊躇します。。。
「これ、口にして大丈夫?」
まだそうした思いが先走ります。
勉強の勢いが足らない。
本来なら五味のしょっぱい・甘いの味覚部分だけでも、
ちらっと舐めて確かめるほうがいいと思いますから。
しょっぱければ腎に、甘ければ脾に影響を与えます。
植物園の多くの植物は生薬としての特性があります。
それらを調べながら目黒の自然教育園を巡ってみる。
または小平まで足を伸ばして東京都薬用植物園まで、
薬膳食典 食物性味表のような食養生として、
同時に生薬としての成分が書かれた本を持参して巡ってみる。
それも楽しいと感じるこの頃です。
2025年08月23日
中医学上の身体の見立てる力により手技力もあがるものだろうか!?
過度なストレスや過労など。
できれば避けて通りたいものですが、それでは暮らせないことも出てきます。
昨今の物価高は、のんびりした生活を拒むかのようです。
仕事がたんまり溜まっていてげんなりというのもあるでしょうし、今後の社会情勢の見通しがわからなさからの金銭上の精神不安だってあるでしょう。
他には私の自宅周りのまちなかを歩くと、信じられない多くの家が解体され早々に新築物件が建てられます。そんな建築現場で働く交通誘導警備員さん(←私も大学時代バイトでやってました)に大工や電気工事(←私も大学時代バイトでやってました^^;)などなど。炎天下でのしごとは快適環境での労働と比べて3〜5倍もの疲労を実感するといわれるそうです。
すると、どうなるでしょうか?
各人の体力値や気の持ちようにもよりますが、
ストレス由来の自律神経の乱れがでてきます。
これが自律神経失調状態です。
(自律神経失調)は、中医学では{疏泄失調}といいます。
自律神経は、交感神経と副交感神経のふたつがバランスをとり成立しています。
交感神経と副交感神経の関係性は、
「 交感神経は、アクセル
副交感神経は、ブレーキ」
と例えられることも。
中医学では疏泄失調を改善させることを<疏肝(そかん)>という用語で表します。
ただ、ほんとうに疏泄失調だけで患ったすべてなの?
そうした疑問を持った方はおられるでしょう。
実は心身へのストレスが過剰に加わるときに肝にがつんと影響して疏泄作用という気が身体の各部へ送り届けられる作用に不具合がしょうじ、気の流れが停滞するのです。
これを「気滞」といい、この気滞の改善を<理気(りき)>という用語で表します。
多くのケースでは<疏肝>と<理気>のふたつを同時に改善させねばならず、
そんな場合のことを{疏肝理気(そかんりき)}と言い表すのです。
以前の私ならお客様から最近のお仕事の状態を伺い、その多忙さが極みになっていると見れば「自律神経失調状態ですか。大変つらすぎですね・・・」となりました。
つまり気が滞ってしまい経脈内の気の流通がおろそかになっているのは状況的に身体を見ればわかっていたものの、それから気滞というキーワードを思い起こす引き出しがなかったと反省しています。
ストレスは肝から胃にきたり(肝胃不和という)、肝から脾にくる(肝脾不和という)ときもありますし、
状態がさらに深刻なストレスであれば肝から胃と脾の両方の働きがわるくなる(脾胃不和)となることもでてきます。
こうして身体状態をよく観察し、さまざまなパターンに分けることができたとき、
「それじゃ、肝胃不和だから対処できる方剤は四逆散だね」といったようにう、それぞれのパターンごとに対処方法がまったく異なっていくことがわかります。肝脾不和では逍遙散、脾胃不和では半夏瀉心湯を、
といったように処方がそれぞれ異なってくるのです。
詳細に観察した末に違いが導き出されるものでして、
それは詳細に分類するための視点が具体的に設けられるとよいでしょう。
中医学を学び進める過程で、
以前なら想像もしていなかったものの見方がなされていたシーンが多数見受けられました。
こうすることでより深く真に切り込む力を授けてもらったように感じています。
同時に知らなかったこととはいえ、中医学を学ぶ前の見立てと学びだした今では人体の理に触れた感触の味わいの違いに驚かされます。
「そうか、こうしたしんどいストレス下では、
単に自律神経失調だと見るだけじゃなく、
同時に気の停滞がどこかに現れているから、
その経絡上の具体的な箇所を見つけ出して
気滞症状を改善させることもあわせていく。
そういった疏肝と理気を同時に必要とする
複合パターンも割合として多い。
ここは慎重に見極めよう!」
そう考えて精密な四診をおこなっていけば、
手技療法をもちいる際も、
だいぶん体質論から人体を見る判断も加わり、
手技の具体的なもちいかたが刷新したことでしょう。
それ以上に精密な分析として精度が高まれば高まるほど、
施術者としての現状把握から手技技術の選択からその後のお体の変化の見立てなどに自信があらわれだし、
それまで以上に自信を持った施術ができることだろう。
そうしたことが実感できるまで、
少しずつは中医学の勉強が進んできたと感じます。
ほんとに奥が深い。
ただそうであるが故に、勉強する事象の量や目新しさが膨大です。
中医学の勉強は、かつて施術の仕事をしながら学んできても時間も体力もまったく足らないで遅々として高い山の頂上が見えず。
強烈なフラストレーションを感じていました。
いまはそのフラストレーションは消えましたが、
「施術の手技とのかけあわせた対応がもしできたら、
どういった改善効果の変化が現れるだろうか?」というところをお客様に知って体感していただく機会がえられないフラストレーション。
これは大きい。。。
2025年08月21日
テーマ「尿もれ」手技療法を使った手当てと中医学を使って得た方剤や薬膳素材による対処は、相乗するものか?
今日、私の中医学勉強のひとつのテーマは「尿もれ」です。
尿もれ外来は、多くは女性が通われる方が多いようです。
では男性が尿もれがないかといえば、そうではなくて。
ネットで尿もれ用の漢方薬がないか調べるも、
漢方薬を押しのけて先に表示されたのが
男性用尿もれパッド付きパンツでした。
Amazonでチェックしたら驚くほどの品数です。
ニーズの高さを実感できました。
手技療法では。
尿もれをしやすいタイプとして、
消化器が正しい位置から下垂して膀胱を押しつぶし圧迫。
こうなると臓器や筋肉が正常な位置におらず、胴体内の最下部にある膀胱にのしかかって膀胱サイズが縮小してしまいます。
多くは肩の緊張が過度であって、これが大腸の横行結腸の端と端をつりあげ過ぎていることに大きな発端のひとつとなっているため、
この肩の位置を正常な位置へとするのみでは足らず、
上部肋骨や鎖骨角や胸骨等の上行変位固定を修正を図る必要があります。
または尿の出口の開け締めに関係する部位にある筋肉が虚脱する場合。
骨盤の骨格自体の歪みから骨盤底にかかる過度な緊張で疲れ果てたり、
そもそも骨盤内部への血管の圧迫か仙骨の特定部位の硬結により
肛門や尿道口に通じる神経が正常稼働できていない場合も散見されます。
左右どちらかかまたは両方の梨状筋が過度に固く萎縮していれば、
恥骨のズレが生じて尿道口周囲の筋膜はねじれて作動が狂ってきます。
こうなるととっさにおしっこにいこうとトイレに駆け込んだが、
一歩手前で先に出てしまった・・・。
またはこうした場合には、残尿も同居することも多く、
追っかけ漏れにもあってしまう。
なので上述した場合にあてはまるものは、
物理的な施術で理想の状態に戻すデザインの手技を行えば一定量の改善がみこめます。
では中医学では、この尿もれをどうとらえるか?
以下の2つが絡んでくるようです。
(1)固摂失調 (こせつしっちょう)
(2)腎虚
(1)固摂失調 とは、体内の体液(汗、涙、血液、精液、おしっこなど)を、
必要以上に外に漏れ出さないようにする機能(固摂作用という)が失われること。
この場合ではおしっこが意図せず体外にもれでてしまったこといいます。
固摂作用の働きは(気の作用)により生じるため、
気が足りていないか滞っている状態によ固摂失調状態は引き起こされます。
ざっくり要点のみ述べれば、つまり
[ 固摂失調 ]=気虚=脾虚
気を生成する脾の機能が働きがわるくなって気虚が起こった結果、
固摂失調となったわけです。
なので脾が正常に機能できるように補うことで気を生成量を増して
本来の固摂作用を発揮させること。
なので<補脾>という処方がなされます。
(2)腎虚 です。
腎で血液を濾して不要物をおしっことして排泄します。
その関係上、腎の機能が正常に働かなければ
おしっこが漏れ出てしまうこととなります。
ただ腎虚といっても(腎陽虚・腎陰虚)という2つのタイプにわかれます。
それぞれがまったく別物のように考えてもいい症状があらわれます。
なので腎虚でもタイプ別にそれぞれの処方は異なってくるわけです。
ちなみに私は昔、陽虚と陰虚の違いを、
正しく理解できてなくて苦しみました。
要は
陽となる気・熱が足らない状態が陽虚で、
陰となる血・津液が足らなくて陽の行き過ぎを制御できなくなるのが陰虚。
ここが曖昧になると計算式が狂い始めます。
ということで、尿もれでは。
中医学上、固摂失調対策が必要か、腎虚対策が必要かを見極め対処します。
現在は私が施術をしておりませんから実証できることができていないのですが、
中医学を学ぶことで、長年かけて磨かれた対処技術との積極的相乗がなせれば、
両者の利点を複合させることで改善の精度が高まるのではないでしょうか。
そういった想像をしております。
尿もれ外来は、多くは女性が通われる方が多いようです。
では男性が尿もれがないかといえば、そうではなくて。
ネットで尿もれ用の漢方薬がないか調べるも、
漢方薬を押しのけて先に表示されたのが
男性用尿もれパッド付きパンツでした。
Amazonでチェックしたら驚くほどの品数です。
ニーズの高さを実感できました。
手技療法では。
尿もれをしやすいタイプとして、
消化器が正しい位置から下垂して膀胱を押しつぶし圧迫。
こうなると臓器や筋肉が正常な位置におらず、胴体内の最下部にある膀胱にのしかかって膀胱サイズが縮小してしまいます。
多くは肩の緊張が過度であって、これが大腸の横行結腸の端と端をつりあげ過ぎていることに大きな発端のひとつとなっているため、
この肩の位置を正常な位置へとするのみでは足らず、
上部肋骨や鎖骨角や胸骨等の上行変位固定を修正を図る必要があります。
または尿の出口の開け締めに関係する部位にある筋肉が虚脱する場合。
骨盤の骨格自体の歪みから骨盤底にかかる過度な緊張で疲れ果てたり、
そもそも骨盤内部への血管の圧迫か仙骨の特定部位の硬結により
肛門や尿道口に通じる神経が正常稼働できていない場合も散見されます。
左右どちらかかまたは両方の梨状筋が過度に固く萎縮していれば、
恥骨のズレが生じて尿道口周囲の筋膜はねじれて作動が狂ってきます。
こうなるととっさにおしっこにいこうとトイレに駆け込んだが、
一歩手前で先に出てしまった・・・。
またはこうした場合には、残尿も同居することも多く、
追っかけ漏れにもあってしまう。
なので上述した場合にあてはまるものは、
物理的な施術で理想の状態に戻すデザインの手技を行えば一定量の改善がみこめます。
では中医学では、この尿もれをどうとらえるか?
以下の2つが絡んでくるようです。
(1)固摂失調 (こせつしっちょう)
(2)腎虚
(1)固摂失調 とは、体内の体液(汗、涙、血液、精液、おしっこなど)を、
必要以上に外に漏れ出さないようにする機能(固摂作用という)が失われること。
この場合ではおしっこが意図せず体外にもれでてしまったこといいます。
固摂作用の働きは(気の作用)により生じるため、
気が足りていないか滞っている状態によ固摂失調状態は引き起こされます。
ざっくり要点のみ述べれば、つまり
[ 固摂失調 ]=気虚=脾虚
気を生成する脾の機能が働きがわるくなって気虚が起こった結果、
固摂失調となったわけです。
なので脾が正常に機能できるように補うことで気を生成量を増して
本来の固摂作用を発揮させること。
なので<補脾>という処方がなされます。
(2)腎虚 です。
腎で血液を濾して不要物をおしっことして排泄します。
その関係上、腎の機能が正常に働かなければ
おしっこが漏れ出てしまうこととなります。
ただ腎虚といっても(腎陽虚・腎陰虚)という2つのタイプにわかれます。
それぞれがまったく別物のように考えてもいい症状があらわれます。
なので腎虚でもタイプ別にそれぞれの処方は異なってくるわけです。
ちなみに私は昔、陽虚と陰虚の違いを、
正しく理解できてなくて苦しみました。
要は
陽となる気・熱が足らない状態が陽虚で、
陰となる血・津液が足らなくて陽の行き過ぎを制御できなくなるのが陰虚。
ここが曖昧になると計算式が狂い始めます。
ということで、尿もれでは。
中医学上、固摂失調対策が必要か、腎虚対策が必要かを見極め対処します。
現在は私が施術をしておりませんから実証できることができていないのですが、
中医学を学ぶことで、長年かけて磨かれた対処技術との積極的相乗がなせれば、
両者の利点を複合させることで改善の精度が高まるのではないでしょうか。
そういった想像をしております。
2025年08月20日
気を滞らせますと、コリコリが自然にキツくなるものなのです
ストレス過多は血の巡りを悪くさせて凝りを作り出すもの?
凝りを作り出す要因には、肉体的要因と精神的要因があります。
肉体的要因として、
悪姿勢や負担がかかる動作からきた疲労蓄積から。
筋肉や腱・靭帯のオーバーユースから、それら軟部組織が異常をきたした状態です。
手技療法による凝りを低減させる施術成果は一過性にせよ、
これら肉体的要因から生じた凝りは本人に改善の大切さを訴えやすいぶん、
改善状態がキープできるような対策をすれば成果は短期一過性にとどまらないよう仕込みがしやすい。
ただ精神的要因が凝りを作り出すときが、
比較して対処がはまりづらいものです。
では凝りを作り出す精神的要因とは?
内因としての精神的ストレスの過剰さから、血流への悪影響が与えられるのが原因とされます。
中医学では正常な血流に関与する要素として、
(1)血に過不足なくあること
(2)気が滞りなく流れていること
の2点が必要と言います。
肝血虚であれば血が不足してますから、そもそも血流は弱々しくなる。
その場合は<血を補う>必要がありますね。
また気が滞りなく流れなくなれば問題になります。
{過剰な精神的ストレス}が加われば(気が滞りだす)のです。
気の役割には血を目的地まで押し運ぶ(推動作用)があります。
気が滞れば、たとえ血が十分あっても血を運ぶ気の推動作用が不足します。
その結果、血流が滞るのです。
気という運搬業者がいてくれて血という荷物を目的地まで運べます。
でも運搬業者が少なくなっては荷物の運搬能力が低下して届きませんよね。
そういったイメージです。
すると血液消費が多い肩や腰に、十分な血液が運ばれなくなれば、
同時に腰や肩などに来た使用済みの排泄すべき血液がそこに停滞。
患部が張る感じがするのがコリですね。
こうした精神的ストレス過多が引き金になっているものは目に見えません。
目に見えるような悪姿勢や不調和なムーブメントのようには指摘できない。
するとこころのなかにもぐって潜在した精神的ストレスがたまっていたら、
施術が終わって気や血を流すよう手技を施したとしても、
早々に気滞を患う状態に自らを陥らせてしまいます。
凝りがすぐできてしまう原因です。
こうしたこととなるおそれは人それぞれなのですが、
基本的に慢性的な不調感が継続する方々にはこうした気滞傾向を持つ方が少なくないよう見受けられます。
(戻りが早い人)のタイプです。
こうしたお客様と理解できれば、
施術の手技療法のみにより対応するよりも、
気滞を持つ方に、気の停滞を理気作用で気を通すようにしたり、
もし気の量自体が少なければ脾を養い気を補うことも必要です。
こうした人の体質を把握しアプローチをすることで、
格段に合理的にその方の体質を安定化させることができます。
それは漢方の方剤や薬膳素材をもちいたりすることにより、
気の乱れを制御することができます。
方剤を用いる場合は医師や薬局にて相談していただくことが必要です。
ですが薬膳素材の指定では日頃の食生活上、
あなたの体質ではいまは気滞ですから
気の滞る状態を流れを正常化する理気作用をもつものを
適量いただくように指示させていただくことができます。
現在、私自身に対し日にちをかけて実験中です。
ただ暑さが激しいおりで食欲が落ち気味ですし、
そこが気になりますが。
こうした悪条件下でも、まぁまぁいい成果が実感できてきています。
長期の机にかじりついての勉強で、
肩や腰の凝りが気になっていたが。
それが硬化が半減しております。
精神的ストレスがよくないということで、
勉強の休憩時間をとるようにしましたが、
それだけではここまで柔らかさがでるはずはないでしょう。
先月の中旬頃は、シリコンカッピングで、
肩や首や起立筋(腰)を刺激しながら凝りをちらしていた。
いまはそれをする必要は、あまり感じられません。
薬膳素材を自分の体質を考慮して安定させる技術。
そこには合理的なルールがあります。
興味深いですね。
凝りを作り出す要因には、肉体的要因と精神的要因があります。
肉体的要因として、
悪姿勢や負担がかかる動作からきた疲労蓄積から。
筋肉や腱・靭帯のオーバーユースから、それら軟部組織が異常をきたした状態です。
手技療法による凝りを低減させる施術成果は一過性にせよ、
これら肉体的要因から生じた凝りは本人に改善の大切さを訴えやすいぶん、
改善状態がキープできるような対策をすれば成果は短期一過性にとどまらないよう仕込みがしやすい。
ただ精神的要因が凝りを作り出すときが、
比較して対処がはまりづらいものです。
では凝りを作り出す精神的要因とは?
内因としての精神的ストレスの過剰さから、血流への悪影響が与えられるのが原因とされます。
中医学では正常な血流に関与する要素として、
(1)血に過不足なくあること
(2)気が滞りなく流れていること
の2点が必要と言います。
肝血虚であれば血が不足してますから、そもそも血流は弱々しくなる。
その場合は<血を補う>必要がありますね。
また気が滞りなく流れなくなれば問題になります。
{過剰な精神的ストレス}が加われば(気が滞りだす)のです。
気の役割には血を目的地まで押し運ぶ(推動作用)があります。
気が滞れば、たとえ血が十分あっても血を運ぶ気の推動作用が不足します。
その結果、血流が滞るのです。
気という運搬業者がいてくれて血という荷物を目的地まで運べます。
でも運搬業者が少なくなっては荷物の運搬能力が低下して届きませんよね。
そういったイメージです。
すると血液消費が多い肩や腰に、十分な血液が運ばれなくなれば、
同時に腰や肩などに来た使用済みの排泄すべき血液がそこに停滞。
患部が張る感じがするのがコリですね。
こうした精神的ストレス過多が引き金になっているものは目に見えません。
目に見えるような悪姿勢や不調和なムーブメントのようには指摘できない。
するとこころのなかにもぐって潜在した精神的ストレスがたまっていたら、
施術が終わって気や血を流すよう手技を施したとしても、
早々に気滞を患う状態に自らを陥らせてしまいます。
凝りがすぐできてしまう原因です。
こうしたこととなるおそれは人それぞれなのですが、
基本的に慢性的な不調感が継続する方々にはこうした気滞傾向を持つ方が少なくないよう見受けられます。
(戻りが早い人)のタイプです。
こうしたお客様と理解できれば、
施術の手技療法のみにより対応するよりも、
気滞を持つ方に、気の停滞を理気作用で気を通すようにしたり、
もし気の量自体が少なければ脾を養い気を補うことも必要です。
こうした人の体質を把握しアプローチをすることで、
格段に合理的にその方の体質を安定化させることができます。
それは漢方の方剤や薬膳素材をもちいたりすることにより、
気の乱れを制御することができます。
方剤を用いる場合は医師や薬局にて相談していただくことが必要です。
ですが薬膳素材の指定では日頃の食生活上、
あなたの体質ではいまは気滞ですから
気の滞る状態を流れを正常化する理気作用をもつものを
適量いただくように指示させていただくことができます。
現在、私自身に対し日にちをかけて実験中です。
ただ暑さが激しいおりで食欲が落ち気味ですし、
そこが気になりますが。
こうした悪条件下でも、まぁまぁいい成果が実感できてきています。
長期の机にかじりついての勉強で、
肩や腰の凝りが気になっていたが。
それが硬化が半減しております。
精神的ストレスがよくないということで、
勉強の休憩時間をとるようにしましたが、
それだけではここまで柔らかさがでるはずはないでしょう。
先月の中旬頃は、シリコンカッピングで、
肩や首や起立筋(腰)を刺激しながら凝りをちらしていた。
いまはそれをする必要は、あまり感じられません。
薬膳素材を自分の体質を考慮して安定させる技術。
そこには合理的なルールがあります。
興味深いですね。
2025年08月18日
瘀血(おけつ)体質は、血虚から?気滞から?気虚から?
瘀血(おけつ)体質は、血虚から?気滞から?気虚から?
手技療法で対処しやすい状態としづらい状態の一例の考察
瘀血体質、、、
そんなことを言われると、いやな感じ。。
たとえば瘀血体質では、シミが皮膚に現れやすくなりますし、
皮膚の下の血管の色が浮いて見えたり、
下肢静脈瘤などもその特徴の一つ。
また瘀血体質のものの一部には、体内に筋肉の硬結を作り出しやすい。
他にもいくつもの特徴があるんです。
その瘀血体質をつくる要因には、中医学的に考えれば、
血虚か、気滞か、気虚か。またはそれらが組み合わさったか。
といういくつかの場合が見えてきます。
では、ここでいう血虚は、血が足りてない状態のことをいいます。
血液が足りていない方の体質では、手技療法をもちいたら、
次のような不具合が現象的に現れやすくなります。
その一例として、
明らかに身体の内側にできた硬化した筋肉組織が血管を圧迫し、
血液の流通を妨げている状態にある方もおられます。
たとえば。
肩甲骨の位置がずれた肩こり等の不具合を感じるものには、
左右の手で脈をみると、右利きのものの場合、
右手は血管の太さや硬さは適正だが、
左手の血管は細く血液の流入量が減っていることが散見される。
こちらは左手の腋窩や肘等にできた筋肉の硬結が撓骨動脈管に触れて圧迫しておこるものです。
なのでそうなった原因のひとつの左手の不調部位を正常に戻します。
するとある人はそれ以降、問題がない状態が継続されます。
しかしある人はそれ以降、身体のふらつきなどを感じる人があらわれます。
この場合の両者の差異の一つに血が十分に足りているかどうかがあげられます。
血が十分ある状態なら、左手の血流が正常な量を足りずにいたものが、
そっとその左手に流れて充足し体調上の調和が図られるでしょう。
血が不十分である状態なら、左手の血流が再開できれば、
左手以外の部位の血がさらに減少することになります。
(実際は左手が血行が戻ると同時に同側の脚の血行阻害も改善されていることがあるため、左手と左脚の両方に多くの血液が流れば他の部位の血が薄まることになります)
それにより身体のふらつきや体調上の不調和を感じる場合が出てくるのです。
手技自体に血液を新たに作り出して補う作用を誘発させることを期待するのは難しいことからおこることです。
造血させるための調整させるキー部分はありますから、そうしたところは手技で対処することはできます。
ただし一撃で変化させうるものじゃないため、補血作用のある飲食物の摂取を一定期間していただくよう勧めるほうが現実的で成果があがるでしょう。
つまりこの場合の対処法としては、血虚とわかって居る場合には、補血作用をもたらすような他の対処方法を検討し、同時またはその手技に先行しておこなうならば、施術後のふらつき等の不調を感じることなく過ごすことができるでしょう。
そしてそうした安定した状態でふらつき等のない状態でおさまれば、好調感は持続し発展する展開も期待することが望めます。
もしふらつきが起こりました場合、多くは二歩進んで一歩下がる程度のところ、または一歩進んで二歩下がることもあるわけです。
こうしたところは私が施術をさせていただいていた際、
経験則上、この方はいっぺんの施術で安定して向上へ乗るが、
この方はそうした状態にまで安定するには期間が要しますという違いは感じていました。
そうした理由がこうした中医学的視野で眺めるとだいぶん説明がつくようになってまいります。
なら対処も具体案が述べられるもので、
血虚単体なら四物湯で気血両虚なら人参養栄湯か十全大補湯だが十全大補湯は夜が服用させられないときもでてきますから、人参養栄湯が無難か。
また瘀血体質が気滞が原因なら、四逆散と加味逍遙散や他、血虚が気虚のときなら補中益気湯が血虚の場合に足して考慮される、など。
それゆえに手技には手技の得意分野があり、
他のアプローチにはそちらの得意分野があります。
中途半端に両方に手をだすのは成功が瀕することもあり、
まずはひとつのアプローチ方法に精通することは必須です。
ですがひとつのアプローチ方法を得てある程度のことができるとき、
他のアプローチの使い方がサクッと腑に落ちることがでてきます。
それらをうまく相互に補完させて用いるアイデアが浮かぶのです。
もちろん他のアプローチのほうも一般書を読む程度では、
実践的にはまったく思うようには使えないわけですから、
かなりきっちり腰を据えて学習することが求められます。
私は手技と方剤・食養生を組み合わせたアプローチは
いままで実践したことがありません。
ですが理論上、手技での得手と不得手を知り、
不得手を方剤・食養生がカバーしてくれるなら。。
その場合にはどういったメリット、デメリット、またはリスク管理の仕様が必要なのか。
そういった実務上のことを頭の中で計算式が建てられるところです。
もう少し勉強が進みグレーゾーンが払拭できたら、まずは自分の身で。次に身内で試すことができればと考えているところです。
手技療法で対処しやすい状態としづらい状態の一例の考察
瘀血体質、、、
そんなことを言われると、いやな感じ。。
たとえば瘀血体質では、シミが皮膚に現れやすくなりますし、
皮膚の下の血管の色が浮いて見えたり、
下肢静脈瘤などもその特徴の一つ。
また瘀血体質のものの一部には、体内に筋肉の硬結を作り出しやすい。
他にもいくつもの特徴があるんです。
その瘀血体質をつくる要因には、中医学的に考えれば、
血虚か、気滞か、気虚か。またはそれらが組み合わさったか。
といういくつかの場合が見えてきます。
では、ここでいう血虚は、血が足りてない状態のことをいいます。
血液が足りていない方の体質では、手技療法をもちいたら、
次のような不具合が現象的に現れやすくなります。
その一例として、
明らかに身体の内側にできた硬化した筋肉組織が血管を圧迫し、
血液の流通を妨げている状態にある方もおられます。
たとえば。
肩甲骨の位置がずれた肩こり等の不具合を感じるものには、
左右の手で脈をみると、右利きのものの場合、
右手は血管の太さや硬さは適正だが、
左手の血管は細く血液の流入量が減っていることが散見される。
こちらは左手の腋窩や肘等にできた筋肉の硬結が撓骨動脈管に触れて圧迫しておこるものです。
なのでそうなった原因のひとつの左手の不調部位を正常に戻します。
するとある人はそれ以降、問題がない状態が継続されます。
しかしある人はそれ以降、身体のふらつきなどを感じる人があらわれます。
この場合の両者の差異の一つに血が十分に足りているかどうかがあげられます。
血が十分ある状態なら、左手の血流が正常な量を足りずにいたものが、
そっとその左手に流れて充足し体調上の調和が図られるでしょう。
血が不十分である状態なら、左手の血流が再開できれば、
左手以外の部位の血がさらに減少することになります。
(実際は左手が血行が戻ると同時に同側の脚の血行阻害も改善されていることがあるため、左手と左脚の両方に多くの血液が流れば他の部位の血が薄まることになります)
それにより身体のふらつきや体調上の不調和を感じる場合が出てくるのです。
手技自体に血液を新たに作り出して補う作用を誘発させることを期待するのは難しいことからおこることです。
造血させるための調整させるキー部分はありますから、そうしたところは手技で対処することはできます。
ただし一撃で変化させうるものじゃないため、補血作用のある飲食物の摂取を一定期間していただくよう勧めるほうが現実的で成果があがるでしょう。
つまりこの場合の対処法としては、血虚とわかって居る場合には、補血作用をもたらすような他の対処方法を検討し、同時またはその手技に先行しておこなうならば、施術後のふらつき等の不調を感じることなく過ごすことができるでしょう。
そしてそうした安定した状態でふらつき等のない状態でおさまれば、好調感は持続し発展する展開も期待することが望めます。
もしふらつきが起こりました場合、多くは二歩進んで一歩下がる程度のところ、または一歩進んで二歩下がることもあるわけです。
こうしたところは私が施術をさせていただいていた際、
経験則上、この方はいっぺんの施術で安定して向上へ乗るが、
この方はそうした状態にまで安定するには期間が要しますという違いは感じていました。
そうした理由がこうした中医学的視野で眺めるとだいぶん説明がつくようになってまいります。
なら対処も具体案が述べられるもので、
血虚単体なら四物湯で気血両虚なら人参養栄湯か十全大補湯だが十全大補湯は夜が服用させられないときもでてきますから、人参養栄湯が無難か。
また瘀血体質が気滞が原因なら、四逆散と加味逍遙散や他、血虚が気虚のときなら補中益気湯が血虚の場合に足して考慮される、など。
それゆえに手技には手技の得意分野があり、
他のアプローチにはそちらの得意分野があります。
中途半端に両方に手をだすのは成功が瀕することもあり、
まずはひとつのアプローチ方法に精通することは必須です。
ですがひとつのアプローチ方法を得てある程度のことができるとき、
他のアプローチの使い方がサクッと腑に落ちることがでてきます。
それらをうまく相互に補完させて用いるアイデアが浮かぶのです。
もちろん他のアプローチのほうも一般書を読む程度では、
実践的にはまったく思うようには使えないわけですから、
かなりきっちり腰を据えて学習することが求められます。
私は手技と方剤・食養生を組み合わせたアプローチは
いままで実践したことがありません。
ですが理論上、手技での得手と不得手を知り、
不得手を方剤・食養生がカバーしてくれるなら。。
その場合にはどういったメリット、デメリット、またはリスク管理の仕様が必要なのか。
そういった実務上のことを頭の中で計算式が建てられるところです。
もう少し勉強が進みグレーゾーンが払拭できたら、まずは自分の身で。次に身内で試すことができればと考えているところです。
2025年08月15日
身体を冷ます性質をもった食物素材をとって、寒熱のバランスを平らにしよう
先日の熊本豪雨により、
刈り取り前の稲が泥を被り脱穀が難しくなり収量が減るとの被害がでました。被害にあわれた農家様の心中、さっしてあまりあります。
お米の貴重さ。
痛切に感じるこの頃です。。。
私ごとで恐縮ですが、
昨日、始めて政府備蓄米を食しました。
西小山のアジア食材店から買ってきた、
何年産・精米業者等書かれてない怪しめ米です。
一昼夜、吸水させるとブランド米より強めの白濁した色へ。
お米のでんぷん質が経年で変質したのでしょう。
実食感想は、普通においしい。
食感はブランド米に劣りますが、
ブランド米の半額の値段ですし、十分に納得できます。
ここで昨日、亜東書店で買ってきた【薬膳食典 食物性味表】で
「うるちまい(白米)」を調べると、
【 うるちまい(白米) 】
五性:平
五味:甘
帰経:脾胃肺
効能:補中、益気、健脾、和胃、止瀉
適応:脾胃虚弱、消化不良、煩渴、消渴、泄瀉、虚労、 嘔吐、口渇、自汗 ※粥は益精強志
となっております。
政府備蓄米は保管時は玄米で保管され、
業者にわたりそれが精米されて出荷されました。
発芽できる玄米であれば2年は栄養を内部で保てますが、
3年以上となれば発芽率が下がるときがあります。
仮に栄養上の成分の変化が発芽率に影響するとしたら、
食養生の上述した効能の効力が低減しかもしれません。
気になりネットで調べても、そこは回答されてません。。。
真実を知りたい、この頃です。
ちなみに。
【 うるちまい(白米) 】
(五性:平 )の「五性」とは、
食材が持つ「体を温める」「冷やす」といった性質のことです。
具体的には、「寒性」「涼性」「平性」「温性」「熱性」の5つに分類されます。
うるちまいの「平」とは身体を暖めるでもなく涼めるでもないといったもの。
猛暑のときはうるちまいに、あわ、緑豆(豆が剥いて半分になったもの)、大麦、小麦などは身体を冷ます「涼性」です。
うるちまいにオオムギなどをお好みで適量混ぜるといいでしょう。
それにより過剰な体熱を冷まし<寒熱のバランス>を整えることができます。
刈り取り前の稲が泥を被り脱穀が難しくなり収量が減るとの被害がでました。被害にあわれた農家様の心中、さっしてあまりあります。
お米の貴重さ。
痛切に感じるこの頃です。。。
私ごとで恐縮ですが、
昨日、始めて政府備蓄米を食しました。
西小山のアジア食材店から買ってきた、
何年産・精米業者等書かれてない怪しめ米です。
一昼夜、吸水させるとブランド米より強めの白濁した色へ。
お米のでんぷん質が経年で変質したのでしょう。
実食感想は、普通においしい。
食感はブランド米に劣りますが、
ブランド米の半額の値段ですし、十分に納得できます。
ここで昨日、亜東書店で買ってきた【薬膳食典 食物性味表】で
「うるちまい(白米)」を調べると、
【 うるちまい(白米) 】
五性:平
五味:甘
帰経:脾胃肺
効能:補中、益気、健脾、和胃、止瀉
適応:脾胃虚弱、消化不良、煩渴、消渴、泄瀉、虚労、 嘔吐、口渇、自汗 ※粥は益精強志
となっております。
政府備蓄米は保管時は玄米で保管され、
業者にわたりそれが精米されて出荷されました。
発芽できる玄米であれば2年は栄養を内部で保てますが、
3年以上となれば発芽率が下がるときがあります。
仮に栄養上の成分の変化が発芽率に影響するとしたら、
食養生の上述した効能の効力が低減しかもしれません。
気になりネットで調べても、そこは回答されてません。。。
真実を知りたい、この頃です。
ちなみに。
【 うるちまい(白米) 】
(五性:平 )の「五性」とは、
食材が持つ「体を温める」「冷やす」といった性質のことです。
具体的には、「寒性」「涼性」「平性」「温性」「熱性」の5つに分類されます。
うるちまいの「平」とは身体を暖めるでもなく涼めるでもないといったもの。
猛暑のときはうるちまいに、あわ、緑豆(豆が剥いて半分になったもの)、大麦、小麦などは身体を冷ます「涼性」です。
うるちまいにオオムギなどをお好みで適量混ぜるといいでしょう。
それにより過剰な体熱を冷まし<寒熱のバランス>を整えることができます。
2025年08月14日
中国書籍の亜東書店にいってまいりました。
昨日は上野駅入谷口を降りて7分ほどにある亜東書店へ。
8月17日まで中国書籍のセール本もあるオトクな時期です。
備忘録的に、購入した本を記録させていただきます。
当初から購入予定だった和書。
■ 薬膳食典 食物性味表-食養生の知恵

日本中医食養学会編著/日本中医学院監修
日販アイ・ピー・エス
2025年4月
ISBN:9784991411502
備考:A5/287p/精装/
4,400円 (10%税込)
(私のコメント:辞典で使われる薄い紙質でハンディなわりに、食物性味のみならず、薬膳に必要な広域の知識もまとめて書いてあるスグレモノ。中医薬膳師必携のと帯にある通りの本です)
衝動買いした舌診マップ。
■ 実用舌診マップシート

高橋楊子著
東洋学術出版社
2012年06月
備考:B4/
2,860円 (10%税込)
(出版社より:
東洋医学の治療や患者指導を行う際には,まず「証」の陰陽・寒熱・虚実,さらに臓腑・気血津液の異常を見分けなければなりません。そして舌は「内臓の鏡」といわれており,舌診は四診のなかでも体内の異常をいち早く察知することができる重要かつ客観的な診断法です。この「舌診マップシート」は,厳選された30枚の舌の色と状態を参考に,陰陽・寒熱・虚実,さらに気血津液の異常を簡単に見分けられるように考慮して作られたものです。
本シートの特色として次の5つを挙げることができます。
@B4サイズの大きさで見やすく,手元や机の上に置き,患者さんの舌と対比しながら説明したり,「証」を探りだしたりするのに役立ちます。
A代表的な30枚の異常舌写真と,上に被せて使う透明シートの色分けにより,舌の陰陽・寒熱・虚実・瘀血の傾向が一目でわかります。
Bシートの裏面では,陰陽・気血・津液の8証型の代表的な舌写真を分類しており,詳しく弁証したり,患者さんへ説明したりする際に利用できます。
C舌と臓腑との関係の図示は臓腑弁証を行う際に参考になります。
D付録の冊子には30枚の舌の説明があり,主要証型・治則・代表方剤・代表ツボ・代表食材が記載されており,臨床における治療や患者指導の参考になります。また舌苔の変化から病気の進行や予後を推測するコラムもあります。
『[実用]舌診マップシート』は,拙著の『CD-ROMでマスターする舌診の基礎』(東洋学術出版社)の内容を凝縮したものです。東洋医学の臨床現場で多くの医師,薬剤師,はりきゅう師,マッサージ師,栄養士,さらにその他健康に関心のある方々に便利に使っていただけることを心から願っております。
(高橋楊子))
(私のコメント:こちらのマップは通常は書店に置かれないため、見る機会がありませんでした。ところが亜東書店には在庫あり。値札がなく店員さんに価格を伺うと、2800円ほど。ちょっと高いかなと思いましたが、すかさず店員さんがサンプルがあるから見てみなさいと持ってきて、手にしたら最後、買うしかない!と判断したわかりやすさと使い勝手のよさ)
衝動買いした中国語による経絡図解。
■ 经络图解(第4版)

伝統針灸経穴数字化互動系列
藺雲桂編著
福建科学技術出版社
2021年03月
ISBN:9787533548926
備考:B5小/439p/精装/
特価 2,244円 (10%税込) ←定価4,488円(8月17日までの特価)
古代の経絡路線の分布を研究。中華書局の『素問・王冰注・霊枢経・難経・集注』合訂本及び商務印書館の『鍼灸甲乙経』を藍本として、各家注解や関連書籍を参照し、関連の経絡路線と分布区域を整理し、図を作成。1985年初版。今回、第3版を基礎に修訂。(簡体字横組)
(私のコメント:You Tubeで中医学を教える未病協会の先生が使っている本かもしれない。任脈・督脈合わせた正経十二経絡の経筋分布示意図解が秀逸。足少陰腎経経筋分布示意図解の図には目が点になった。まさに腎は骨{脊椎}を司るというイメージそのまま。この本との出会いは、非常に大きいものでした。筋肉同士が連鎖して影響を渡すイメージが手に取るよう)
当初より購入予定だった中国語による砭石の書籍。
◆外治鼻祖:砭石療法臨床図解

中医古籍出版社 高俊虹,辛娟娟等編著
2022年09月
ISBN:9787515219752
備考:B5小/267p/
特価 2,789円 (10%税込) ←定価 5,577円(8月17日までの特価)
(私のコメント:購入予定だったため書棚を探すも、予想外の分類棚の端っこに隠れて見つけ出せず。店員さんに探していただいた本です。病状各論ではイラストは少ないもののすっきりしたまとめ方がなされております。弁証論治の、弁証を病因を中医学上の言葉でまず最初に解説した項目部があり、あとに対応する処方としての論治が解説してある。いずれも助長的な解説はなく、要点がまとまってみやすさが抜群にいい。ただ中医学をある程度わかってなければ中医学用語に翻弄され使い勝手が非常に悪く感じられるでしょう。すでに中医学を収めた人に向いた砭石を治療として療法に取り組むための本です。)
余談ですが、亜東書店を出て浅草まで歩きました。
途中にあるかっぱ橋商店街を横目に通り過ぎ、
浅草寺横の浅草神社から、その足で待乳山聖天へ。
いつもなら余裕で体力が持つはずの距離ですが、
わずか2時間前後の徒歩で体力が尽きました。。。
自宅にこもってひたすら中医学の勉強に取り組むと、
曜日や月日も忘れ、数日、外出を忘れることがあります。
今後の目論見に限ったことで
必要最小限に見合った勉強をしているだけでも、これですから。
真面目にやっておかなきゃ、終わりが見えないため、
これも致し方がない。
それにより筋持久力が劣化したのでしょう。
せっかくのお休みでひとりさんぽですから、
もうちょっと足を伸ばしてみたかったです。
あと2ヶ月はバタバタしてると思いますが、
これからは体力消耗が激しい施術はせずとも、
体力はちょうどいいくらいはキープするよう、
もうちょっと考えて行きたいと思った一日でした。
8月17日まで中国書籍のセール本もあるオトクな時期です。
備忘録的に、購入した本を記録させていただきます。
当初から購入予定だった和書。
■ 薬膳食典 食物性味表-食養生の知恵
日本中医食養学会編著/日本中医学院監修
日販アイ・ピー・エス
2025年4月
ISBN:9784991411502
備考:A5/287p/精装/
4,400円 (10%税込)
(私のコメント:辞典で使われる薄い紙質でハンディなわりに、食物性味のみならず、薬膳に必要な広域の知識もまとめて書いてあるスグレモノ。中医薬膳師必携のと帯にある通りの本です)
衝動買いした舌診マップ。
■ 実用舌診マップシート
高橋楊子著
東洋学術出版社
2012年06月
備考:B4/
2,860円 (10%税込)
(出版社より:
東洋医学の治療や患者指導を行う際には,まず「証」の陰陽・寒熱・虚実,さらに臓腑・気血津液の異常を見分けなければなりません。そして舌は「内臓の鏡」といわれており,舌診は四診のなかでも体内の異常をいち早く察知することができる重要かつ客観的な診断法です。この「舌診マップシート」は,厳選された30枚の舌の色と状態を参考に,陰陽・寒熱・虚実,さらに気血津液の異常を簡単に見分けられるように考慮して作られたものです。
本シートの特色として次の5つを挙げることができます。
@B4サイズの大きさで見やすく,手元や机の上に置き,患者さんの舌と対比しながら説明したり,「証」を探りだしたりするのに役立ちます。
A代表的な30枚の異常舌写真と,上に被せて使う透明シートの色分けにより,舌の陰陽・寒熱・虚実・瘀血の傾向が一目でわかります。
Bシートの裏面では,陰陽・気血・津液の8証型の代表的な舌写真を分類しており,詳しく弁証したり,患者さんへ説明したりする際に利用できます。
C舌と臓腑との関係の図示は臓腑弁証を行う際に参考になります。
D付録の冊子には30枚の舌の説明があり,主要証型・治則・代表方剤・代表ツボ・代表食材が記載されており,臨床における治療や患者指導の参考になります。また舌苔の変化から病気の進行や予後を推測するコラムもあります。
『[実用]舌診マップシート』は,拙著の『CD-ROMでマスターする舌診の基礎』(東洋学術出版社)の内容を凝縮したものです。東洋医学の臨床現場で多くの医師,薬剤師,はりきゅう師,マッサージ師,栄養士,さらにその他健康に関心のある方々に便利に使っていただけることを心から願っております。
(高橋楊子))
(私のコメント:こちらのマップは通常は書店に置かれないため、見る機会がありませんでした。ところが亜東書店には在庫あり。値札がなく店員さんに価格を伺うと、2800円ほど。ちょっと高いかなと思いましたが、すかさず店員さんがサンプルがあるから見てみなさいと持ってきて、手にしたら最後、買うしかない!と判断したわかりやすさと使い勝手のよさ)
衝動買いした中国語による経絡図解。
■ 经络图解(第4版)
伝統針灸経穴数字化互動系列
藺雲桂編著
福建科学技術出版社
2021年03月
ISBN:9787533548926
備考:B5小/439p/精装/
特価 2,244円 (10%税込) ←定価4,488円(8月17日までの特価)
古代の経絡路線の分布を研究。中華書局の『素問・王冰注・霊枢経・難経・集注』合訂本及び商務印書館の『鍼灸甲乙経』を藍本として、各家注解や関連書籍を参照し、関連の経絡路線と分布区域を整理し、図を作成。1985年初版。今回、第3版を基礎に修訂。(簡体字横組)
(私のコメント:You Tubeで中医学を教える未病協会の先生が使っている本かもしれない。任脈・督脈合わせた正経十二経絡の経筋分布示意図解が秀逸。足少陰腎経経筋分布示意図解の図には目が点になった。まさに腎は骨{脊椎}を司るというイメージそのまま。この本との出会いは、非常に大きいものでした。筋肉同士が連鎖して影響を渡すイメージが手に取るよう)
当初より購入予定だった中国語による砭石の書籍。
◆外治鼻祖:砭石療法臨床図解
中医古籍出版社 高俊虹,辛娟娟等編著
2022年09月
ISBN:9787515219752
備考:B5小/267p/
特価 2,789円 (10%税込) ←定価 5,577円(8月17日までの特価)
(私のコメント:購入予定だったため書棚を探すも、予想外の分類棚の端っこに隠れて見つけ出せず。店員さんに探していただいた本です。病状各論ではイラストは少ないもののすっきりしたまとめ方がなされております。弁証論治の、弁証を病因を中医学上の言葉でまず最初に解説した項目部があり、あとに対応する処方としての論治が解説してある。いずれも助長的な解説はなく、要点がまとまってみやすさが抜群にいい。ただ中医学をある程度わかってなければ中医学用語に翻弄され使い勝手が非常に悪く感じられるでしょう。すでに中医学を収めた人に向いた砭石を治療として療法に取り組むための本です。)
余談ですが、亜東書店を出て浅草まで歩きました。
途中にあるかっぱ橋商店街を横目に通り過ぎ、
浅草寺横の浅草神社から、その足で待乳山聖天へ。
いつもなら余裕で体力が持つはずの距離ですが、
わずか2時間前後の徒歩で体力が尽きました。。。
自宅にこもってひたすら中医学の勉強に取り組むと、
曜日や月日も忘れ、数日、外出を忘れることがあります。
今後の目論見に限ったことで
必要最小限に見合った勉強をしているだけでも、これですから。
真面目にやっておかなきゃ、終わりが見えないため、
これも致し方がない。
それにより筋持久力が劣化したのでしょう。
せっかくのお休みでひとりさんぽですから、
もうちょっと足を伸ばしてみたかったです。
あと2ヶ月はバタバタしてると思いますが、
これからは体力消耗が激しい施術はせずとも、
体力はちょうどいいくらいはキープするよう、
もうちょっと考えて行きたいと思った一日でした。
2025年08月12日
砭石の可能性はすさまじい!?仙骨のリリースにだって、欠かせない!
東急目黒線西小山駅のアジア食材店にて、
政府備蓄米10Kg(だいたい4000円)購入。
半月前は山積み50袋が8袋まで減ってました。
精米され白い粒も含まれ、米は小粒です。
ブランド米と価格から考えても比較はできませんが、
ですが個人的には予想より印象はそれほど悪くない。
私同様、試した方がいたら、いかがでしたでしょう?
明日はひさびさ一日勉強を休みにして、
上野の中国書籍を売る亜東書店で数冊、
【薬膳関係の本】を購入する予定です。
ただ一冊だけ【砭石】の本が在庫があり、
そちらも入手する予定。
(気)について理解が深まると、
瘀血を効果的に対処する砭石に、
凄まじい気を制御する手助けをする力を感じます。
砭石が刮莎(かっさ)として利用されれば、
他の素材の刮莎以上に皮下出血等が起きる。
そのことを不思議と感じ、
ともすると使い勝手が悪いとしたが、
そういった部位は皮下に瘀血が溜まっている。
固形化したり粘性が強く動きを逸した瘀血を
砭石の持つ気を優れて補う素材の力により流れを取り戻そうとする。
たとえば、私の左側胸鎖関節下の靭帯の凝りに対し、
砭石の細めのスティックを利用してこすりだしたら。
ちょっとびっくりするくらいざっくり流血が。。。
「これは、さすがに整体の施術じゃ使いづらいな。
お客様が痛みがあるだけではなく傷つけては、
訴訟問題になりかねない」
そんなに強い加圧をしたわけじゃなかったから、
あまりの惨状に驚きました。。。
関節部分の傷は収まりづらいはずが、
2日目に痛みが半減くらいに収まりました。
左側胸鎖関節下の靭帯の骨化した部位には、
動きが取り戻されていました。
傷も残らずきれいに消えました。
通常の手技療法では可動域の制限は戻りがでやすい部位ですが、
砭石での刮莎では長期に好調な改善状態が取り戻されています。
ちなみに砭石の素材が優れているのかどうか、
気になって他の素材の刮莎や棒状で同様の刺激をしても
そこまで簡単にざっくりいって流血は起こらないままで。
そうしてできた傷は一週間くらい痛みが引かなかった。
試した素材は、
玄武岩、ブラックシリカ、黒曜石、水晶、翡翠、真鍮です。
砭石は割れやすい素材で、ちょっと落としたらパリーンと。
それもありこぶりな割れやすい刮莎やスティックの砭石は、
あまり手に入れてませんでしたが。
今回、小型の砭石の使い勝手の良さを見直した次第です。

最近に心底そこを実感して、砭石の中国語の本。
いいものがあればなと期待しつつ、明日は亜東書店へ!
楽しみです。
いま私が持っているアイデアで、
思い描いていることがあります。
寒川神社でおみくじを引いたら、
「完成、一歩手前です!」と。
私の究極の課題は仙骨周囲のリリース。
虚証の対策成果の実感を得るためには、
といった体質に関わるレベルの変化を効率よく生み出したい。
そこのキーになる部位として天と地の気のめぐりを取り戻す。
仙骨周囲は、そうした成果が得られるほどの要所です。
実は私が仙骨周囲のリリースに使っているのが砭石です。
他の素材で代用するにもここまでしっくりとはいかない。
中医学では、<標治>と<本治>という考えがあります。
「標」とは疾病の現象を治し、
「本」とは疾病の本質を治すということ。
わかりやすく言えば、
標治とは対処療法ということです。
私には仙骨周囲の部位の性質上、
<本治>と深く関わるものであり、
その成果は一時的なものととどまらない。
実際にそのような成果の現れが見えてきたとき、
寒川神社のおみくじでの神様のお言葉をみたら
私をしっかり観てくださっているんだと実感した次第です。
尖すぎる眼差しを想像して、
身震いいたしました。
ですが私が一定の完成形としたリリース法も、
かなり施術者には負荷が強いられるものです。
そういったところを、
なにかでカバーができないものか?
考えていました。
カバーできれば仙骨周囲のリリースは再開でき、
体調的に安定したい方がおられれば助かるはず。
でもそこが噛み合うことが現れなければ、
個人技で仙骨周囲のリリース方法は、
これでおしまいになりますが、、、
そうはしたくないと考えています。
そこで次に繋げるために取り入れることで
施術者の体力消耗が過大にならないならば。
私も、それやってみたらどうなるだろうか?
そのような興味を持ってくれる人もでてくるでしょう。
そこは私がイメージしている落とし所で、
そこで私が使えそうなものが、
人の体質上、扱いを間違えてはならない、
虚実、寒熱、その他を評価してバランスを取ること。
これは十分な弁証論治がおこなわれれば本治の鍵になります。
そうした体の内部に取り込みバランスを取ることと、
カラダのひとつの要となる仙骨周囲のバランスを取り戻すと。
1+1も、その2つの要素の両方を私が把握して噛み合わせれば、
結果が2になるかそれともそれ以上に増えるものだろうか。
食養生では現状では成果の実感が持てずにいるところであっても、
方剤の勉強からその可能性を知って見えてきたこともあります。
(方剤の勉強は、がんじゅーふぁみりー様のYou Tube映像を、
ひたすら観ました。
がんじゅーふぁみりー様に、多謝!)
まだ勉強も半ばですが、
願わくば、私は私が幼少に極端な虚弱でした。
私と似た道を進み、つらい思いをしてきた方がおられれば。
このようなことでも、だいぶ負担が小さくできる可能性がございますよと。
笑顔でお伝えしたいんですよね。
政府備蓄米10Kg(だいたい4000円)購入。
半月前は山積み50袋が8袋まで減ってました。
精米され白い粒も含まれ、米は小粒です。
ブランド米と価格から考えても比較はできませんが、
ですが個人的には予想より印象はそれほど悪くない。
私同様、試した方がいたら、いかがでしたでしょう?
明日はひさびさ一日勉強を休みにして、
上野の中国書籍を売る亜東書店で数冊、
【薬膳関係の本】を購入する予定です。
ただ一冊だけ【砭石】の本が在庫があり、
そちらも入手する予定。
(気)について理解が深まると、
瘀血を効果的に対処する砭石に、
凄まじい気を制御する手助けをする力を感じます。
砭石が刮莎(かっさ)として利用されれば、
他の素材の刮莎以上に皮下出血等が起きる。
そのことを不思議と感じ、
ともすると使い勝手が悪いとしたが、
そういった部位は皮下に瘀血が溜まっている。
固形化したり粘性が強く動きを逸した瘀血を
砭石の持つ気を優れて補う素材の力により流れを取り戻そうとする。
たとえば、私の左側胸鎖関節下の靭帯の凝りに対し、
砭石の細めのスティックを利用してこすりだしたら。
ちょっとびっくりするくらいざっくり流血が。。。
「これは、さすがに整体の施術じゃ使いづらいな。
お客様が痛みがあるだけではなく傷つけては、
訴訟問題になりかねない」
そんなに強い加圧をしたわけじゃなかったから、
あまりの惨状に驚きました。。。
関節部分の傷は収まりづらいはずが、
2日目に痛みが半減くらいに収まりました。
左側胸鎖関節下の靭帯の骨化した部位には、
動きが取り戻されていました。
傷も残らずきれいに消えました。
通常の手技療法では可動域の制限は戻りがでやすい部位ですが、
砭石での刮莎では長期に好調な改善状態が取り戻されています。
ちなみに砭石の素材が優れているのかどうか、
気になって他の素材の刮莎や棒状で同様の刺激をしても
そこまで簡単にざっくりいって流血は起こらないままで。
そうしてできた傷は一週間くらい痛みが引かなかった。
試した素材は、
玄武岩、ブラックシリカ、黒曜石、水晶、翡翠、真鍮です。
砭石は割れやすい素材で、ちょっと落としたらパリーンと。
それもありこぶりな割れやすい刮莎やスティックの砭石は、
あまり手に入れてませんでしたが。
今回、小型の砭石の使い勝手の良さを見直した次第です。
最近に心底そこを実感して、砭石の中国語の本。
いいものがあればなと期待しつつ、明日は亜東書店へ!
楽しみです。
いま私が持っているアイデアで、
思い描いていることがあります。
寒川神社でおみくじを引いたら、
「完成、一歩手前です!」と。
私の究極の課題は仙骨周囲のリリース。
虚証の対策成果の実感を得るためには、
といった体質に関わるレベルの変化を効率よく生み出したい。
そこのキーになる部位として天と地の気のめぐりを取り戻す。
仙骨周囲は、そうした成果が得られるほどの要所です。
実は私が仙骨周囲のリリースに使っているのが砭石です。
他の素材で代用するにもここまでしっくりとはいかない。
中医学では、<標治>と<本治>という考えがあります。
「標」とは疾病の現象を治し、
「本」とは疾病の本質を治すということ。
わかりやすく言えば、
標治とは対処療法ということです。
私には仙骨周囲の部位の性質上、
<本治>と深く関わるものであり、
その成果は一時的なものととどまらない。
実際にそのような成果の現れが見えてきたとき、
寒川神社のおみくじでの神様のお言葉をみたら
私をしっかり観てくださっているんだと実感した次第です。
尖すぎる眼差しを想像して、
身震いいたしました。
ですが私が一定の完成形としたリリース法も、
かなり施術者には負荷が強いられるものです。
そういったところを、
なにかでカバーができないものか?
考えていました。
カバーできれば仙骨周囲のリリースは再開でき、
体調的に安定したい方がおられれば助かるはず。
でもそこが噛み合うことが現れなければ、
個人技で仙骨周囲のリリース方法は、
これでおしまいになりますが、、、
そうはしたくないと考えています。
そこで次に繋げるために取り入れることで
施術者の体力消耗が過大にならないならば。
私も、それやってみたらどうなるだろうか?
そのような興味を持ってくれる人もでてくるでしょう。
そこは私がイメージしている落とし所で、
そこで私が使えそうなものが、
人の体質上、扱いを間違えてはならない、
虚実、寒熱、その他を評価してバランスを取ること。
これは十分な弁証論治がおこなわれれば本治の鍵になります。
そうした体の内部に取り込みバランスを取ることと、
カラダのひとつの要となる仙骨周囲のバランスを取り戻すと。
1+1も、その2つの要素の両方を私が把握して噛み合わせれば、
結果が2になるかそれともそれ以上に増えるものだろうか。
食養生では現状では成果の実感が持てずにいるところであっても、
方剤の勉強からその可能性を知って見えてきたこともあります。
(方剤の勉強は、がんじゅーふぁみりー様のYou Tube映像を、
ひたすら観ました。
がんじゅーふぁみりー様に、多謝!)
まだ勉強も半ばですが、
願わくば、私は私が幼少に極端な虚弱でした。
私と似た道を進み、つらい思いをしてきた方がおられれば。
このようなことでも、だいぶ負担が小さくできる可能性がございますよと。
笑顔でお伝えしたいんですよね。
2025年08月10日
体の内部に移動する痛みって、どうして起きるの?!
米を買って持ち帰るのが大変でネット通販で購入しています。
玄米30キロ。
これでしばらくは持ちますので。
去年まで1万円前半だったものが、
2万6千円ほどとなっております。
2倍以上になっていると驚きます。
令和7年産の新米は、まだ市中に出回る量が少ないようで、
去年の玄米も売られていますが、だからといって安いわけでもありません。
ならば政府備蓄米。
一度、政府備蓄米を買って試してみたい。
どのような品質管理がなされているのか?
興味があります。
玄米でも売ってるところがあるそうです。
ですが私の周りではないようです。。。
政府備蓄米を試しなくなったころに、
令和7年産の玄米の値がこなれるよう期待しよう。
気候の影響からなども手伝ってもっと値上がるリスクもないことはないから、
ドキドキです。
と、話は変わりまして。
蒸し蒸しする今の時期。
湿っけにやられて、
食欲不振、腹部の膨満感、胃腸障害の影響を被ることも多く、
または暑さといった患部が熱感を持って赤く腫れ、
炎症をあらわす影響も受けやすいのです。
風、寒、暑、湿、燥、火などの自然界の要素が、過剰となれば外邪といわれて肩こりや重だるさや神経痛や運動性がなどをもたらします。
風も、寒さも、湿り気も適度にあるときはさいわいです。
でも風が強すぎれば、寒すぎれば、湿度が高すぎれば、皮膚の体表から体内に邪気となって侵入してきます。
するとこれら邪気は、筋肉や関節の神経痛のような痛みやしびれ、運動障害をともなったダメージを受けることがあります。
こうした神経痛を患っている方の話を聞くと、
「昨日は腕の肘が痛くしびれてしかたなかったが、
今日はその上の肩が痛くしびれてしかたがない。」
痛む箇所が流動して位置が変わるというのです。
以前に痛みの位置が変化する話を数名から伺って
不思議に感じていました。
その理由付けが中医学を学んでスッキリ!!
これは風邪という過度な風に侵入された結果で、
風邪は体表を風が吹いて流れていくように痛みの位置が変化する特徴があります。
風邪の痛みの位置が流動的するゆえに、
頭痛や目の充血、鼻詰まり、咽頭痛、咳嗽などと、
多岐にわたる箇所に影響が飛び火していくようです。
中医学では(風邪(ふうじゃ))が経絡内に侵入して、
その侵入経路に沿って不調(痺証)が現れると知ると。
確かに、たしかに!
この経絡内に侵入して暴れるとすれば、
その経絡の進む延長線上で痛みやしびれ(風痺)がくるんじゃないのかな?
というと、そうなってびっくりしたことがあります。
やっぱり、そうなったかというより、驚きましたね〜
わけがわからず痛みの位置が移動するのは、
ほんとうに恐怖そのもの。
怪我をして炎症した患部は痛みが移動することはないでしょう。
それが体内にネズミがいて逃げ回るような移動をしてくる。
自分の内側にエイリアンのような別の生物がいるんじゃないのかって、想像するわけです。
でもわけがわかれば、そうした恐怖心は下がります。
風邪とともに寒邪が入れば痛みがかなり強く出ます。
寒邪では強い痛みと同時に、
悪寒がはしったり、
四肢が冷えたり、
冷えが増せば痛みが悪化するのです。
寒邪は固定性があるのであまりうごきませんが、
風邪の影響が強ければ風邪の移動する性質により体内で痛みや痺れが移動します。
対して湿邪という湿度が高すぎて不快な状態が風邪とともに体内に侵入すれば、
どうなるでしょう。
カラダが四肢が重だるくなって、鈍い痛みがでる。
関節や筋肉が動かしづらくなって、
頭は重い帽子をかぶって脱げない不快感を味わう。
そうしたパターンがあるんですね。
ちなみに風邪が単体で体の内部に侵入することは珍しいそうで、
風邪と寒邪、風邪と湿邪、または風邪と寒邪と湿邪のような組み合わせとなります。
玄米30キロ。
これでしばらくは持ちますので。
去年まで1万円前半だったものが、
2万6千円ほどとなっております。
2倍以上になっていると驚きます。
令和7年産の新米は、まだ市中に出回る量が少ないようで、
去年の玄米も売られていますが、だからといって安いわけでもありません。
ならば政府備蓄米。
一度、政府備蓄米を買って試してみたい。
どのような品質管理がなされているのか?
興味があります。
玄米でも売ってるところがあるそうです。
ですが私の周りではないようです。。。
政府備蓄米を試しなくなったころに、
令和7年産の玄米の値がこなれるよう期待しよう。
気候の影響からなども手伝ってもっと値上がるリスクもないことはないから、
ドキドキです。
と、話は変わりまして。
蒸し蒸しする今の時期。
湿っけにやられて、
食欲不振、腹部の膨満感、胃腸障害の影響を被ることも多く、
または暑さといった患部が熱感を持って赤く腫れ、
炎症をあらわす影響も受けやすいのです。
風、寒、暑、湿、燥、火などの自然界の要素が、過剰となれば外邪といわれて肩こりや重だるさや神経痛や運動性がなどをもたらします。
風も、寒さも、湿り気も適度にあるときはさいわいです。
でも風が強すぎれば、寒すぎれば、湿度が高すぎれば、皮膚の体表から体内に邪気となって侵入してきます。
するとこれら邪気は、筋肉や関節の神経痛のような痛みやしびれ、運動障害をともなったダメージを受けることがあります。
こうした神経痛を患っている方の話を聞くと、
「昨日は腕の肘が痛くしびれてしかたなかったが、
今日はその上の肩が痛くしびれてしかたがない。」
痛む箇所が流動して位置が変わるというのです。
以前に痛みの位置が変化する話を数名から伺って
不思議に感じていました。
その理由付けが中医学を学んでスッキリ!!
これは風邪という過度な風に侵入された結果で、
風邪は体表を風が吹いて流れていくように痛みの位置が変化する特徴があります。
風邪の痛みの位置が流動的するゆえに、
頭痛や目の充血、鼻詰まり、咽頭痛、咳嗽などと、
多岐にわたる箇所に影響が飛び火していくようです。
中医学では(風邪(ふうじゃ))が経絡内に侵入して、
その侵入経路に沿って不調(痺証)が現れると知ると。
確かに、たしかに!
この経絡内に侵入して暴れるとすれば、
その経絡の進む延長線上で痛みやしびれ(風痺)がくるんじゃないのかな?
というと、そうなってびっくりしたことがあります。
やっぱり、そうなったかというより、驚きましたね〜
わけがわからず痛みの位置が移動するのは、
ほんとうに恐怖そのもの。
怪我をして炎症した患部は痛みが移動することはないでしょう。
それが体内にネズミがいて逃げ回るような移動をしてくる。
自分の内側にエイリアンのような別の生物がいるんじゃないのかって、想像するわけです。
でもわけがわかれば、そうした恐怖心は下がります。
風邪とともに寒邪が入れば痛みがかなり強く出ます。
寒邪では強い痛みと同時に、
悪寒がはしったり、
四肢が冷えたり、
冷えが増せば痛みが悪化するのです。
寒邪は固定性があるのであまりうごきませんが、
風邪の影響が強ければ風邪の移動する性質により体内で痛みや痺れが移動します。
対して湿邪という湿度が高すぎて不快な状態が風邪とともに体内に侵入すれば、
どうなるでしょう。
カラダが四肢が重だるくなって、鈍い痛みがでる。
関節や筋肉が動かしづらくなって、
頭は重い帽子をかぶって脱げない不快感を味わう。
そうしたパターンがあるんですね。
ちなみに風邪が単体で体の内部に侵入することは珍しいそうで、
風邪と寒邪、風邪と湿邪、または風邪と寒邪と湿邪のような組み合わせとなります。
2025年08月08日
神田神保町の薬膳関係の本を探し巡ってきました
昨今では、各書店が独自にネットで取り扱い商品が、在庫あり、取り寄せ、など検索でわかるところもあります。
そちらで購入はできますが、
実際手にとって内容をざっと目を通さなければ
購入しても自分に役立つかどうかわかりません。
そこで昨日、神田神保町へ薬膳関係の書籍探しへ。
農文協書籍センターは、
料理本で台湾料理がシンプルでいいと同行者が感心するも、
現状の薬膳で勉強となる素材は収穫ありませんでした。
中国台湾等の書籍を販売する内山書店
こちらで気になった本が一冊ありました。
書名:薬膳食典・食物性味表
著者:一般社団法人 日本中医食養学会編
価格:4400円
を発見。
類書を観てからの判断ですが、ほぼ次回購入予定。
他の薬膳関係の和書はあまりございませんでした。
ただ一点、感動したのは、
ひとつの方剤の用法や使用例が一冊の本になったものが、
10種類前後出版されてずらーっと並んでいました。
私が普段見たことのない方剤も。。
私の勝手な印象ですが、
中国の中医学の研究者たちは、多くが古典を大事にしつつも、
現状の臨床成果を実利的にデータを集めて研究を深め成果を公開する。
現状の私には必要範囲を超えた内容ゆえに購入はスルーしましたが、
ひとつひとつの方剤が大切に研究される姿に感動しました。
ネット等で、独自の処方などを研究者のみならず、
一般のものにも役立てばと公開するページを見たことがあります。
全文中国語ですが、Googleレンズで撮影して翻訳にかければ、
おおよそ内容はわかる時代です。
中国語圏の東方書店。
こちらは中国語の本草学図鑑で衝動買いを誘う本があった。
結局買いませんでしたが、次行ってあったら買うかも。。
神保町に東洋医学の本を在庫する書店が少なくなったが
和書も2棚分くらいありました。
現在は夏のセールなのか、
中国の鍼灸穴位図譜ポスターが、定価2500円が1500円。
これが今回の書店巡りでの唯一の買い物となりました。
あとこの度のもう一つの目的として。
中国語書店で抗癌防癌関係の本、またはその食養生系の本があればと、
願っていました。
残念ながらございませんでした。
現代中国での中医師やその関係のセカンド・オピニオンが
どのような治療や対応をするのか調べたかったのです。
幸い、その分野の中国語の本はAmazonでちらほらあります。
Amazonではそれらしい書名と、書籍の表紙しかわかりません。
詳細内容が附してありません。
書店で現物の本を立ち読みチェックなしで、
直感買いするにも高額な本が何冊も類書としてでているため、
それらのなかからどれを選べばいいか。
全部買うなんて数十万円の出費ですし難しいところです。
今回は、神田神保町範囲を周り帰途についたが、
上野入谷口を降りたところの
中国語の本を扱う亜東書店があります。
砭石の中国語の本を、数冊取り寄せで買った書店です。
後日、こちらにも足を伸ばす予定です。
なにか参考になる本があればうれしいのですが。。
そちらで購入はできますが、
実際手にとって内容をざっと目を通さなければ
購入しても自分に役立つかどうかわかりません。
そこで昨日、神田神保町へ薬膳関係の書籍探しへ。
農文協書籍センターは、
料理本で台湾料理がシンプルでいいと同行者が感心するも、
現状の薬膳で勉強となる素材は収穫ありませんでした。
中国台湾等の書籍を販売する内山書店
こちらで気になった本が一冊ありました。
書名:薬膳食典・食物性味表
著者:一般社団法人 日本中医食養学会編
価格:4400円
を発見。
類書を観てからの判断ですが、ほぼ次回購入予定。
他の薬膳関係の和書はあまりございませんでした。
ただ一点、感動したのは、
ひとつの方剤の用法や使用例が一冊の本になったものが、
10種類前後出版されてずらーっと並んでいました。
私が普段見たことのない方剤も。。
私の勝手な印象ですが、
中国の中医学の研究者たちは、多くが古典を大事にしつつも、
現状の臨床成果を実利的にデータを集めて研究を深め成果を公開する。
現状の私には必要範囲を超えた内容ゆえに購入はスルーしましたが、
ひとつひとつの方剤が大切に研究される姿に感動しました。
ネット等で、独自の処方などを研究者のみならず、
一般のものにも役立てばと公開するページを見たことがあります。
全文中国語ですが、Googleレンズで撮影して翻訳にかければ、
おおよそ内容はわかる時代です。
中国語圏の東方書店。
こちらは中国語の本草学図鑑で衝動買いを誘う本があった。
結局買いませんでしたが、次行ってあったら買うかも。。
神保町に東洋医学の本を在庫する書店が少なくなったが
和書も2棚分くらいありました。
現在は夏のセールなのか、
中国の鍼灸穴位図譜ポスターが、定価2500円が1500円。
これが今回の書店巡りでの唯一の買い物となりました。
あとこの度のもう一つの目的として。
中国語書店で抗癌防癌関係の本、またはその食養生系の本があればと、
願っていました。
残念ながらございませんでした。
現代中国での中医師やその関係のセカンド・オピニオンが
どのような治療や対応をするのか調べたかったのです。
幸い、その分野の中国語の本はAmazonでちらほらあります。
Amazonではそれらしい書名と、書籍の表紙しかわかりません。
詳細内容が附してありません。
書店で現物の本を立ち読みチェックなしで、
直感買いするにも高額な本が何冊も類書としてでているため、
それらのなかからどれを選べばいいか。
全部買うなんて数十万円の出費ですし難しいところです。
今回は、神田神保町範囲を周り帰途についたが、
上野入谷口を降りたところの
中国語の本を扱う亜東書店があります。
砭石の中国語の本を、数冊取り寄せで買った書店です。
後日、こちらにも足を伸ばす予定です。
なにか参考になる本があればうれしいのですが。。
2025年08月06日
頻尿も、夜間と日中では、漢方の方剤ではお薬が変わってくるの?!
たまたま私の知り合いN氏(50代半ば男性)から電話。
「この夏になって頻尿で、いま、かなりきびしい!」
私:「う〜ん、頻尿。そうなんですね。
(腎虚(※)かな?)
では、ちょっとだけおしえて。
それは日中?それとも夜?」
腎虚(※)【下肢痛、腰痛、かゆみ、老人のかすみ目、むくみ、排尿困難、頻尿、耳鳴り、難聴】などがある。
N氏:「圧倒的に困ってるのは夜なんだよね。
しょっちゅう寝て起きてで、
細切れ睡眠で寝た気がしなくて。
これほど夏ばてしたことって記憶にない」
私:「夜の頻尿ですか。それだったら腎陽虚か。
それで日中は問題ないの?」
N氏:「日中も多くなったけど、
自宅勤務だから好きにトイレいけるんで」
私:「日中も夜間も頻尿であれば、腎陰虚と腎陽虚」
夜間頻尿だと腎陽虚
日中頻尿だと腎陰虚
腎陽虚も腎陰虚も、腎虚のくくりに入ります。
なら腎虚の対応を考えればいいだけと思いきや、
たとえば漢方で腎陽虚なら八味丸、腎陰虚なら六味丸。
といったように、服用する漢方のお薬が異なるわけです。
つまり腎虚体質ですねとざっくりいっちゃえば、
それは当たりです。
ですが適切な対処法がざっくりでは見つけられず、
さらにもう一段、
腎虚+陰虚
といったふうに、
それは陰虚を併せ持ちますという付加情報がきて、
精度のいい対処法がはじきだされます。
つまり一般書の漢方薬の本では、
さらにもう一段の精度のいい内容は
紙面量の都合からか割愛しています。
腎虚の対策までは一般書でもあるが、
腎陰虚か腎陽虚かは専門書レベルか。
結果的に、最終的な対処法精度が異なってきます。
当然それは、効果の有無や強弱の差異を生みます。
そのようなことは理解しておくとよいでしょう。
ふつうに腎陽虚で夜間頻尿であれば(八味丸)ですが、
同時に腎陰虚が重なって(六味丸)もとなるのは不都合がおこりそうです。
そういった場合はどうすれがいいかは臨床経験が必要でしょう。
なので漢方薬局でみていただくように勧めたほうがいいだろうと思いまして、
そう伝えました。
いちおう、本草薬膳学院では薬膳の勉強に漢方薬分野の方剤学もあります。
私はまだ方剤学のテキストにはたどり着いていませんが、
そうした知識を動画で教えてくれているものもあり、
現在はそちらを視聴して勉強するようにしています。
で、たまたまN氏の頻尿という条件は、
彼が耳鳴りがあってという腎虚体質だと知っていたため、
そこで頻尿の起きる時間で、陰虚か陽虚のどちらかかまたは両方かがわかるという映像を観た直後でした。
また昨今は書店で薬膳の棚を観れば、
薬膳・漢方 食材辞典のような出版物が多く目に入ります。
一般書でもほんとわかりやすくコンパクトにまとめてあったり、
写真やイラストが美しくわかりやすいものが使われていたり。
ついつい手に取って購入したいという衝動させる本も増えて参りました。
私が普段利用するのは
【薬膳素材辞典】
主編 辰巳洋
出版 源草社
です。
この本は薬膳の素材辞典として、一般書にはかかれていない情報も詰め込んであり、他の追随を許さない信頼度の高さです。
ただイラストや写真はあるものの白黒です。
それもあってより生薬や素材となる食材の写真を見るために、
ほかに一般書的なきれいでわかりやすい写真が掲載される本を一冊、これから新たに購入する予定です。
つまり私が情報的に頭に入れるのは
【薬膳素材辞典】 です。
あきらかに効果効能どころか忌避等が一般書には、
ざっくりとしかかかれていません。
注意書きの忌避に関しては複雑になるからか、
ほぼ割愛された一般書を多くみうけられます。
一般書ももちろん役立つ内容です。
それは専門書を書いている先生と同じ人が書いているケースもあるから、
紙面の制限によるところで書きたくても書けないことがおおきいのでしょう。
ただし利用する側がこのトラップにかかってしまうと、
ていねいに一般書レベルの学習をしてトライしたが、
期待するような改善がちっともなくて幻滅したということが起こりえます。
そういったこともあり、効果を期待するならそのものが一般書レベルの教科書を使ったのか専門書レベルの教科書で学んだのかの差異を知る必要がでてくるものでしょう。
そのようなことを、
たとえば薄荷(はっか)で、薬膳素材辞典と他の一般書を数冊との差を丹念に見比べ、目の当たりにしたとき。
かなり驚きました。
著作物な為、それらをそのまま載せられないのが残念です。
でも比較していただければ、うなる人もでてくるでしょう。
ただしお客様に絵でわかりやすい生薬の説明をするときは
わかりやすいカラー写真で表現された本を見ていただくようにしたいなと思って、
なにか一般書でちょうどいい価格帯のうちの一冊を求めて、明日や明後日、書店にいって選んでこようかなと考えているところです。
「この夏になって頻尿で、いま、かなりきびしい!」
私:「う〜ん、頻尿。そうなんですね。
(腎虚(※)かな?)
では、ちょっとだけおしえて。
それは日中?それとも夜?」
腎虚(※)【下肢痛、腰痛、かゆみ、老人のかすみ目、むくみ、排尿困難、頻尿、耳鳴り、難聴】などがある。
N氏:「圧倒的に困ってるのは夜なんだよね。
しょっちゅう寝て起きてで、
細切れ睡眠で寝た気がしなくて。
これほど夏ばてしたことって記憶にない」
私:「夜の頻尿ですか。それだったら腎陽虚か。
それで日中は問題ないの?」
N氏:「日中も多くなったけど、
自宅勤務だから好きにトイレいけるんで」
私:「日中も夜間も頻尿であれば、腎陰虚と腎陽虚」
夜間頻尿だと腎陽虚
日中頻尿だと腎陰虚
腎陽虚も腎陰虚も、腎虚のくくりに入ります。
なら腎虚の対応を考えればいいだけと思いきや、
たとえば漢方で腎陽虚なら八味丸、腎陰虚なら六味丸。
といったように、服用する漢方のお薬が異なるわけです。
つまり腎虚体質ですねとざっくりいっちゃえば、
それは当たりです。
ですが適切な対処法がざっくりでは見つけられず、
さらにもう一段、
腎虚+陰虚
といったふうに、
それは陰虚を併せ持ちますという付加情報がきて、
精度のいい対処法がはじきだされます。
つまり一般書の漢方薬の本では、
さらにもう一段の精度のいい内容は
紙面量の都合からか割愛しています。
腎虚の対策までは一般書でもあるが、
腎陰虚か腎陽虚かは専門書レベルか。
結果的に、最終的な対処法精度が異なってきます。
当然それは、効果の有無や強弱の差異を生みます。
そのようなことは理解しておくとよいでしょう。
ふつうに腎陽虚で夜間頻尿であれば(八味丸)ですが、
同時に腎陰虚が重なって(六味丸)もとなるのは不都合がおこりそうです。
そういった場合はどうすれがいいかは臨床経験が必要でしょう。
なので漢方薬局でみていただくように勧めたほうがいいだろうと思いまして、
そう伝えました。
いちおう、本草薬膳学院では薬膳の勉強に漢方薬分野の方剤学もあります。
私はまだ方剤学のテキストにはたどり着いていませんが、
そうした知識を動画で教えてくれているものもあり、
現在はそちらを視聴して勉強するようにしています。
で、たまたまN氏の頻尿という条件は、
彼が耳鳴りがあってという腎虚体質だと知っていたため、
そこで頻尿の起きる時間で、陰虚か陽虚のどちらかかまたは両方かがわかるという映像を観た直後でした。
また昨今は書店で薬膳の棚を観れば、
薬膳・漢方 食材辞典のような出版物が多く目に入ります。
一般書でもほんとわかりやすくコンパクトにまとめてあったり、
写真やイラストが美しくわかりやすいものが使われていたり。
ついつい手に取って購入したいという衝動させる本も増えて参りました。
私が普段利用するのは
【薬膳素材辞典】
主編 辰巳洋
出版 源草社
です。
この本は薬膳の素材辞典として、一般書にはかかれていない情報も詰め込んであり、他の追随を許さない信頼度の高さです。
ただイラストや写真はあるものの白黒です。
それもあってより生薬や素材となる食材の写真を見るために、
ほかに一般書的なきれいでわかりやすい写真が掲載される本を一冊、これから新たに購入する予定です。
つまり私が情報的に頭に入れるのは
【薬膳素材辞典】 です。
あきらかに効果効能どころか忌避等が一般書には、
ざっくりとしかかかれていません。
注意書きの忌避に関しては複雑になるからか、
ほぼ割愛された一般書を多くみうけられます。
一般書ももちろん役立つ内容です。
それは専門書を書いている先生と同じ人が書いているケースもあるから、
紙面の制限によるところで書きたくても書けないことがおおきいのでしょう。
ただし利用する側がこのトラップにかかってしまうと、
ていねいに一般書レベルの学習をしてトライしたが、
期待するような改善がちっともなくて幻滅したということが起こりえます。
そういったこともあり、効果を期待するならそのものが一般書レベルの教科書を使ったのか専門書レベルの教科書で学んだのかの差異を知る必要がでてくるものでしょう。
そのようなことを、
たとえば薄荷(はっか)で、薬膳素材辞典と他の一般書を数冊との差を丹念に見比べ、目の当たりにしたとき。
かなり驚きました。
著作物な為、それらをそのまま載せられないのが残念です。
でも比較していただければ、うなる人もでてくるでしょう。
ただしお客様に絵でわかりやすい生薬の説明をするときは
わかりやすいカラー写真で表現された本を見ていただくようにしたいなと思って、
なにか一般書でちょうどいい価格帯のうちの一冊を求めて、明日や明後日、書店にいって選んでこようかなと考えているところです。
2025年08月05日
免疫は「肺」と「脾」の2つが大活躍
外から身体内部へと入ってくる細菌やウィルスを、中医学では外因の邪気(=外邪)のように呼ぶことがあります。
とある呼吸法の先生がいってたんだよ、と先日知り合いの施術者さんから
「免疫力発揮は肺だ!」という勢いのいい声を聞きました。
確かに、肺は免疫の要のひとつです。
ただ呼吸法が大事と念押しをしたくって、
<肺をクローズアップしすぎ>て他を語っていなかったようです。
実際、人体の体内に入る侵入経路は、鼻と口。
それらの侵入を拒もうとする役割分担として、
鼻から入ってくる外邪には「肺」が免疫でブロックし、
口から入ってくる外邪には「脾」が免疫でブロックします。
なので「脾」という部分も、
免疫で強力なブロックをかけているんですね。
「脾」が正しく働くには、「脾」自体が気や血を生み出す源であるため、
それをかなえるよう以下の2つの要件があります。
・飲食物が正しいこと
・脾の運化作用(※)が正常であること
(※)「運化作用」とは、東洋医学における「脾」の重要な機能の一つで、飲食物を消化・吸収し、体に必要な栄養分(水穀の精微)を作り出して全身に運ぶ働きを指します。この作用が正常に働くことで、気血が生成され、全身の生理活動が維持されます。
脾の運化作用が生み出した気や血に免疫が関わるわけです。
「飲食物が正しいことは、当たり前じゃん」といえるようなことでしょう。
私も同感です。
ただ人により正しく栄養あるものを食べたくとも、長夏の食が細くなる時期は食欲が減ることもありますよね。
すると脾が働きが弱り気血の生成が追いつかず免疫がひ弱になる。そんなときに口から入った勢いのいいウイルスや細菌がやってきたら、腹痛や消化器全般の働きが落ちるなどの被害を受けるわけです。
そうして夏風邪もひきやすくなるわけです。
【夏風邪のときは:薄荷3g、緑豆30gを煎じて服用するといいでしょう】
私がいま、勉強に取り組んでいる薬膳による食養生は、こうした「脾」におこるトラブルを各人ごとの体質に寄り添って飲食物が正しいものを提案して体調管理をバックアップする役割を果たします。
体質を変えたい方には、
ここからが大事なところかもしれません。
「脾」の2要件が揃わなければ、
「脾は生痰の源」といわれます。
痰とは、口からぺっとだす粘液をイメージされることでしょう。
ですが「脾」が2要件が揃わず作る痰は、
さらに範囲が広いもので体内のネバついた物質が痰とされます。
たとえば、
「脂肪」も痰ですし、
「腫瘍」も痰です。
痰は、鍋におかゆをつくるとき、
熱し方に似ています。
熱し方が浅ければさらさらしたおかゆもありますし、
熱し方がグツグツしたら蒸気が揮発しおかゆの水分の多くが揮発しねばつく感じになりますよね。
「脾」により、
適量に熱されたら血はさらさらで正常ですが、
過剰に熱せられた血は粘度が高まります。
血の内部にあった組織が固形して化けることで、脂肪や腫瘍などを生成してしまうといわれています。
<悪性腫瘍>のことを中医学では<血の病>といいます。
いままでのお話で、そのことがなんとなくイメージできてきた方もおられるかもしれませんね。
つまり【脂肪や腫瘍といった痰が生成されたというのは、
血を生む(脾)が正常な活躍ができていない】といえる状況だとわかります。
だから中医学では腫瘍を検査で見つかれば(脾)を補助するための補脾という対処をいれていきます。
ただ脾の免疫力が落ちた上で腫瘍が生成されることを把握した上で、
では、{日頃から(脾)を大事にしていけばいいんだね}という習慣を持つこと。
より具体的に言えば、専門性の高いアドバイザーから各人の特別な個人差を見積もった助言や指導を定期的に受けとっていただくことで、
未病で対策可能となるのではないでしょうか。
といったことを、私は考えています。
なので文頭に呼吸器が免疫だというのはうなづきますが、同時に脾が痰を生み出さないようコントロールすることを鑑みると、こちらの脾の免疫も侮るようなことなかれ。
そう、突っ込みたくなりますね。
ですがこれは各々、人にわかりやすさを優先した説明をするとき。
それは事実じゃないと知りつつも、
印象に残って覚えていただきやすいように
話の要点を絞る取捨選択をかけることは誰でもいたしますから。
察するに、そうしたお話だったのでしょうか。
とある呼吸法の先生がいってたんだよ、と先日知り合いの施術者さんから
「免疫力発揮は肺だ!」という勢いのいい声を聞きました。
確かに、肺は免疫の要のひとつです。
ただ呼吸法が大事と念押しをしたくって、
<肺をクローズアップしすぎ>て他を語っていなかったようです。
実際、人体の体内に入る侵入経路は、鼻と口。
それらの侵入を拒もうとする役割分担として、
鼻から入ってくる外邪には「肺」が免疫でブロックし、
口から入ってくる外邪には「脾」が免疫でブロックします。
なので「脾」という部分も、
免疫で強力なブロックをかけているんですね。
「脾」が正しく働くには、「脾」自体が気や血を生み出す源であるため、
それをかなえるよう以下の2つの要件があります。
・飲食物が正しいこと
・脾の運化作用(※)が正常であること
(※)「運化作用」とは、東洋医学における「脾」の重要な機能の一つで、飲食物を消化・吸収し、体に必要な栄養分(水穀の精微)を作り出して全身に運ぶ働きを指します。この作用が正常に働くことで、気血が生成され、全身の生理活動が維持されます。
脾の運化作用が生み出した気や血に免疫が関わるわけです。
「飲食物が正しいことは、当たり前じゃん」といえるようなことでしょう。
私も同感です。
ただ人により正しく栄養あるものを食べたくとも、長夏の食が細くなる時期は食欲が減ることもありますよね。
すると脾が働きが弱り気血の生成が追いつかず免疫がひ弱になる。そんなときに口から入った勢いのいいウイルスや細菌がやってきたら、腹痛や消化器全般の働きが落ちるなどの被害を受けるわけです。
そうして夏風邪もひきやすくなるわけです。
【夏風邪のときは:薄荷3g、緑豆30gを煎じて服用するといいでしょう】
私がいま、勉強に取り組んでいる薬膳による食養生は、こうした「脾」におこるトラブルを各人ごとの体質に寄り添って飲食物が正しいものを提案して体調管理をバックアップする役割を果たします。
体質を変えたい方には、
ここからが大事なところかもしれません。
「脾」の2要件が揃わなければ、
「脾は生痰の源」といわれます。
痰とは、口からぺっとだす粘液をイメージされることでしょう。
ですが「脾」が2要件が揃わず作る痰は、
さらに範囲が広いもので体内のネバついた物質が痰とされます。
たとえば、
「脂肪」も痰ですし、
「腫瘍」も痰です。
痰は、鍋におかゆをつくるとき、
熱し方に似ています。
熱し方が浅ければさらさらしたおかゆもありますし、
熱し方がグツグツしたら蒸気が揮発しおかゆの水分の多くが揮発しねばつく感じになりますよね。
「脾」により、
適量に熱されたら血はさらさらで正常ですが、
過剰に熱せられた血は粘度が高まります。
血の内部にあった組織が固形して化けることで、脂肪や腫瘍などを生成してしまうといわれています。
<悪性腫瘍>のことを中医学では<血の病>といいます。
いままでのお話で、そのことがなんとなくイメージできてきた方もおられるかもしれませんね。
つまり【脂肪や腫瘍といった痰が生成されたというのは、
血を生む(脾)が正常な活躍ができていない】といえる状況だとわかります。
だから中医学では腫瘍を検査で見つかれば(脾)を補助するための補脾という対処をいれていきます。
ただ脾の免疫力が落ちた上で腫瘍が生成されることを把握した上で、
では、{日頃から(脾)を大事にしていけばいいんだね}という習慣を持つこと。
より具体的に言えば、専門性の高いアドバイザーから各人の特別な個人差を見積もった助言や指導を定期的に受けとっていただくことで、
未病で対策可能となるのではないでしょうか。
といったことを、私は考えています。
なので文頭に呼吸器が免疫だというのはうなづきますが、同時に脾が痰を生み出さないようコントロールすることを鑑みると、こちらの脾の免疫も侮るようなことなかれ。
そう、突っ込みたくなりますね。
ですがこれは各々、人にわかりやすさを優先した説明をするとき。
それは事実じゃないと知りつつも、
印象に残って覚えていただきやすいように
話の要点を絞る取捨選択をかけることは誰でもいたしますから。
察するに、そうしたお話だったのでしょうか。
2025年08月04日
五臓(肝・肺・脾・心・腎)の臓器を外見でみてわかることってあるの?
「最近、眼が疲れてかすんじゃって。。。」
とか、
「透明の鼻水がずっと出続けて困るなぁ」
とか、
「歳かなぁ。耳鳴りがひどくなってきた」
とか。
そんなとき、もしかしたらその器官に対応する臓器を治せばいいんだということもあるようです。
(これからの話は、「そうした傾向がある」ということでとらえてください)
カラダの外に通ずる器官や穴(眼や鼻や耳や唇や舌・表情)をチェックすることで、対応する五臓の調子がわかってきます。
では、五臓において具体的にみていきましょう。
【肝は眼!】
眼に肝の状態があらわれるのです。
肝の血が不足すると疲れ目や視力低下が起こります。
だから肝の調子を整えるとよくなることがあります。
(眼のトラブルの多くは肝血不足といい、肝の血が不足することでおこります)
【肺は鼻!】
鼻水に肺の状態があらわれるのです。
鼻水が無色透明なら、肺が冷えてる。
鼻水が黄色なら、肺が炎症で熱を持つ。
鼻水が乾燥してたら、肺も乾燥してる。
というように、
鼻水の色や状態から肺の状況が3パターンでてきます。
すると、肺が冷えて透明な鼻水がでてるときと、
肺が炎症して黄色の鼻水がでているときでは、
肺の状態が異なりますから、
漢方の対処法も異なります。
【脾は唇!】
唇に脾の状態があらわれるのです。
唇が乾燥していたら、脾も乾燥してます。
唇が荒れていたら、脾も荒れています。
唇が乾燥したときに、同時に指のササクレがあれば、
脾がだいぶん荒れていそうです。
※ 脾は、脾臓のみを指すのではなく、胃を除く、大腸・小腸・膵臓など消化器全般をさします。
【心は舌や表情!】
舌と表情に心の状態があらわれるのです。
話していてろれつが回らないなら、心が乱れています。
そのときには表情にも、そうした様子が如実にあらわれるものです。
【腎は上下にわかれております。
上は耳!
下は外性器の穴とおしっこの出るところと肛門!】
耳に上の腎の状態があらわれるのです。
外性器の穴とおしっこの出るところと肛門に下の腎の状態があらわれるのです。
だから耳鳴りや難聴は腎をよくすることで改善することが多い。
そして泌尿生殖器系の異常から腎を改善することで治ることが多い。
※ 特に肝(眼)と腎(耳と二陰)と肺(鼻)は、臨床でよくつかわれます。
※ カラダの外に通ずる器官や穴(眼や鼻や耳や唇や舌・表情)のことを 、中医学により<開竅(かいきょう)>と呼ばれております。
2025年08月03日
がんになられたとき、漢方薬はいかが役立つものか?
8月に入って連日の暑さや蒸し暑さ。
蓄積熱射病に陥るリスクがかさ増しされていきますが、
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
私の家は気密性がなく、冷房の効きがいまひとつです。
原始的ですが、熱くなったら屋上に水をまいたり、
栽培中のミントやハッカを活かしたミントウォーターで体温を調整しています。
漢方の生薬としても知られるハッカ(薄荷)は、カラダを冷やし頭もすっきり。
暑さによる腹痛や嘔吐や下痢、気の滞りを改善し上部胸痛を抑え、
ストレスが軽減されてイライラもおさまります。
私は中医学の勉強の日々。
椅子に座り、映像教材を繰り返し見ながら理解を深めています。
そこで日々、だいぶ溜め込んだ本や映像を見て、知らなかった知識を増やしているところです。
そしてさっき見て、興味深かった内容をご紹介しますね。
You Tubeで漢方薬を扱われている(がんじゅーふぁみりー様)の映像からです。
https://youtu.be/B8t7CqC5QPo?si=hRgsYEdKdZ7EYqwl
中医学ががん治療にできることについて、
解説した映像のなかの一節です。
中国でもがんに対して化学療法のみでの治療をすることも多いのですが、
化学療法に加えて漢方薬を使った治療をした延命効果をはかるデータをご提示いただけていました。
河南中医大学第一附属病院が発表した20年前の古いデータだけれども、ということですが、
(1)1年生存
(3)3年生存
(5)5年生存
化学療法のみ (1)72.7% (3)27.3% (5)0%
化学療法+漢方薬(1)84.6% (3)78.9% (5)33.3%
とのこと。
1年生存はあまりかわらないものの、3年生存でこれほどの差異があらわれるとは、正直驚きました。
残念な点は20年もすれば化学療法も進化しているので、
どこまでが現状をこのデータが反映しているかはわかりません。。
それに漢方薬を使われる先生たちの技術も向上があったかと思われます。
ですが、がんじゅーふぁみりー様が解説する化学療法をもちいたときにどのような漢方薬で、副作用負担を軽減するのか、またはがんとなる前進の状態からがんになる率を下げることができるか。
専門的な知識が随所に語られており、参考になりました。
これを知っていればがんになられたお客様に対し、漢方薬でのメリットを私の言葉ではなく、この映像を見てみていただいてご判断いただければといえるかも。
蓄積熱射病に陥るリスクがかさ増しされていきますが、
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
私の家は気密性がなく、冷房の効きがいまひとつです。
原始的ですが、熱くなったら屋上に水をまいたり、
栽培中のミントやハッカを活かしたミントウォーターで体温を調整しています。
漢方の生薬としても知られるハッカ(薄荷)は、カラダを冷やし頭もすっきり。
暑さによる腹痛や嘔吐や下痢、気の滞りを改善し上部胸痛を抑え、
ストレスが軽減されてイライラもおさまります。
私は中医学の勉強の日々。
椅子に座り、映像教材を繰り返し見ながら理解を深めています。
そこで日々、だいぶ溜め込んだ本や映像を見て、知らなかった知識を増やしているところです。
そしてさっき見て、興味深かった内容をご紹介しますね。
You Tubeで漢方薬を扱われている(がんじゅーふぁみりー様)の映像からです。
https://youtu.be/B8t7CqC5QPo?si=hRgsYEdKdZ7EYqwl
中医学ががん治療にできることについて、
解説した映像のなかの一節です。
中国でもがんに対して化学療法のみでの治療をすることも多いのですが、
化学療法に加えて漢方薬を使った治療をした延命効果をはかるデータをご提示いただけていました。
河南中医大学第一附属病院が発表した20年前の古いデータだけれども、ということですが、
(1)1年生存
(3)3年生存
(5)5年生存
化学療法のみ (1)72.7% (3)27.3% (5)0%
化学療法+漢方薬(1)84.6% (3)78.9% (5)33.3%
とのこと。
1年生存はあまりかわらないものの、3年生存でこれほどの差異があらわれるとは、正直驚きました。
残念な点は20年もすれば化学療法も進化しているので、
どこまでが現状をこのデータが反映しているかはわかりません。。
それに漢方薬を使われる先生たちの技術も向上があったかと思われます。
ですが、がんじゅーふぁみりー様が解説する化学療法をもちいたときにどのような漢方薬で、副作用負担を軽減するのか、またはがんとなる前進の状態からがんになる率を下げることができるか。
専門的な知識が随所に語られており、参考になりました。
これを知っていればがんになられたお客様に対し、漢方薬でのメリットを私の言葉ではなく、この映像を見てみていただいてご判断いただければといえるかも。
2025年08月02日
高輪の味の素の社員研修所にある【食の文化ライブラリー】に行ってきまして
薬膳について勉強しだして、
書店で資料を買わせていただくこともありますが、
そこの棚には基本、売れ筋商品しか置かれてません。
そうなると良書との出会いがえられないこともある。
大学で薬学部があれば、
薬膳や食による健康関係の書籍は充実してます。
ですが一般の私には利用できません。
そこでどこかいい施設がないものか、さがしました。
ときおり散歩で高輪の高野山東京別院にいきますが、
その途中に【味の素社員研修所】があります。
そちらに敷設している施設に、
【食とくらしの小さな博物館|知る・楽しむ|味の素株式会社】
https://www.ajinomoto.co.jp/kfb/museum/
や【食の文化ライブラリー】という図書館施設があります。
えっ【食の文化ライブラリー】・・・!?
で、一般の方も拝見できるとネットで知り足を運びました。
【食とくらしの小さな博物館】
味の素の宣伝がメインです。
明治時代から始まる味の素の歴史から丁寧に現代まで時代を追った展示。
明治から昭和などレトロな雰囲気を表現した食卓のセットが、
来館者を昔にいざないます。
味の素の製品、同行者も含め、改めていいなと実感しました。
食の研究家で「味の素」をつかうリュウジ氏のYou Tube映像を見ても
調味料としての「味の素」って買ったことがなかったのですが。
一度、どのようなものであろうかと試してみたいと思います。
いまは子どもたちが夏休みの時期。
【食とくらしの小さな博物館】は入館が無料の博物館。
子どもたちが押し合いへし合いの混雑必至かと思いきや。
他の来館者がおらず、ゆっくりマイペースで見学させていただけました。
企画展もなさっておられ、新たな企画展ごとに訪れるのが楽しみです。
【食の専門図書館 食の文化ライブラリー】
薬膳について、どういった資料があるかを調べようと考えましたが、
一般書もありますが高価な専門書レベルの本もいくつかおいてあり、
それが手にとって閲覧することができます。
気に入った本が数点あり、2時間があっという間に過ぎました。
食関係のdancyuのバックナンバー等、雑誌もあり、食の専門雑誌も。
飲食関係の研究者や職人が通うそうです。
書店で見ない古い本ですが、
これはすばらしいといった本をみつけて。
おかげで、自分にも必要な生薬をさっそくネットで注文できました。
皆様のなかに、たべものについて関心をもっておられる方がいたら、
ネット等で詳細をしらべ、訪れてみるとたのしいでしょう。
書店で資料を買わせていただくこともありますが、
そこの棚には基本、売れ筋商品しか置かれてません。
そうなると良書との出会いがえられないこともある。
大学で薬学部があれば、
薬膳や食による健康関係の書籍は充実してます。
ですが一般の私には利用できません。
そこでどこかいい施設がないものか、さがしました。
ときおり散歩で高輪の高野山東京別院にいきますが、
その途中に【味の素社員研修所】があります。
そちらに敷設している施設に、
【食とくらしの小さな博物館|知る・楽しむ|味の素株式会社】
https://www.ajinomoto.co.jp/kfb/museum/
や【食の文化ライブラリー】という図書館施設があります。
えっ【食の文化ライブラリー】・・・!?
で、一般の方も拝見できるとネットで知り足を運びました。
【食とくらしの小さな博物館】
味の素の宣伝がメインです。
明治時代から始まる味の素の歴史から丁寧に現代まで時代を追った展示。
明治から昭和などレトロな雰囲気を表現した食卓のセットが、
来館者を昔にいざないます。
味の素の製品、同行者も含め、改めていいなと実感しました。
食の研究家で「味の素」をつかうリュウジ氏のYou Tube映像を見ても
調味料としての「味の素」って買ったことがなかったのですが。
一度、どのようなものであろうかと試してみたいと思います。
いまは子どもたちが夏休みの時期。
【食とくらしの小さな博物館】は入館が無料の博物館。
子どもたちが押し合いへし合いの混雑必至かと思いきや。
他の来館者がおらず、ゆっくりマイペースで見学させていただけました。
企画展もなさっておられ、新たな企画展ごとに訪れるのが楽しみです。
【食の専門図書館 食の文化ライブラリー】
薬膳について、どういった資料があるかを調べようと考えましたが、
一般書もありますが高価な専門書レベルの本もいくつかおいてあり、
それが手にとって閲覧することができます。
気に入った本が数点あり、2時間があっという間に過ぎました。
食関係のdancyuのバックナンバー等、雑誌もあり、食の専門雑誌も。
飲食関係の研究者や職人が通うそうです。
書店で見ない古い本ですが、
これはすばらしいといった本をみつけて。
おかげで、自分にも必要な生薬をさっそくネットで注文できました。
皆様のなかに、たべものについて関心をもっておられる方がいたら、
ネット等で詳細をしらべ、訪れてみるとたのしいでしょう。
2025年07月26日
びわの種をたべたことありますか? いざ、がんのそのとき、どうするか迷いどころです
本 :家庭でできる自然療法
著者:東城百合子
にて、
がんもなおすびわの種として紹介しておられます。
本書92ページに
「ビワの葉にはがん細胞を正常細胞に変えるアミグダリンが多量に含まれ、その紅葉は詳しく紹介いたしましたが、びわの種には、葉の1,300倍ものアミグダリンがあります。
ビワの葉で外から温灸や、温湿布、生葉を当てて体温で温めても細胞の中にまで入り、細胞を変えてしまう力があるから、がんその他凝り固まった治りにくい病気の人なら、この種をそのまま食べたらいいということで、骨髄のがんのひとでもう助からないと言われた人が、毎日朝晩1個ずつびわのたねを生でガリガリかじって食べて、一ヶ月でがんが消えてしまったという事実があります。もちろん食物と手当て療法、こころの安静をこころがけ、それらの相乗作用でびわの種ばかりではないことを忘れないでください」
私の玄関前にびわが植えてあります。
日陰に育つため樹勢は弱いが、自身の身体的な凝りがひどくなったと感じたとき、
ビワの葉を1枚、とってきます。
葉は大きく色が濃いほうがアミグダリンが豊富なので、よーく育ったものを探します。
ビワの葉のツルツルの面を皮膚に当てて、その裏側からベン石温熱器で加熱します。
これで簡易版のビワの葉温灸。
本書中にはこんにゃくを芯まで温めてタオルを巻いて熱源にしてビワの葉温灸にするといいとも紹介されていますが、ベン石温熱器のほうが私にとって用意が楽なので、これで使用します。
ベン石温熱器を持っていて、ギックリ腰や腰痛などは即効的治療が期待できるビワの葉温灸をためしてみてください。1日に午前と午後の2回、当てるところは肝臓と腎臓のエリアです。
これで凝りやどうしても取れなかった疲れが抜けていきます。
でもうちのびわは樹勢が弱く実がついて種がとれたことがなく、びわの種の利用はしたことがありませんでした。
どういった効果効能があるものだろうかと興味しんしんですが、びわの実は高価で、果物店の前でみかけてもスルーしていました。
それが先だって施術をずっと受けていただいていたお客様から、最後の施術となった当日、千葉県茂原産のびわを頂戴いたしました。(U様、感謝いたします!)
びわの実はおいしくいただきましたが、びわの種は、大切にいざというときのために保存しています。
いっとき保管方法が悪くよく乾かせていなかったためカビにやられそうになりましたが、なかまでは入られる前でよく洗って2週間ほど乾燥させ保管しております。
いざ、なにかしらがんなどアミグダリンとの相性のいい病を得たとき、ミキサーで種を粉砕し生薬としていただく考えです。
健康なときに摂取すれば体調を崩すこともあるでしょうし、なにより、無駄に使ってはもったいない。
たとえ、がんを得たがどうにか食養生や手技等でよくなったとします。
ですがそれはいっとき、がんの細胞が正常に変わるかアポトーシスさせるといった非常事態の手当て療法を用いた場合、がんになる体質上の傾向は変わらずに持ち続けていることを忘れてはなりません。
そこでほっとして、今までのまま変わらなければ、繰り返されます。
だから仕事や食生活やこころの安静などまで含めた計画的ライフプランを練って、
その後の体質改善をこころがけたいところです。
そんなときにも本草薬膳学院の校長先生が書いた「防がん、抗がんの薬膳」といった本には、各種類のがんに対応した食用のやり方が解説してあります。
こちらの本は中医学や内科系の基礎理論に精通して読める専門性が高いもののため、現状の私には読みこなせていないのです。
ですがある程度の薬膳のほうがわかってくれば、みえてくることもあるだろうと期待して、今後の勉強の進捗を楽しみにしています。
ここで一般的な自然療法と中医学との違いについて、
ちょっとだけ診断面に関しての考察をしたいと思います。
ナチュラルメディスンとしてのハーブの使い方を紹介する自然療法、方剤の効果的使用を紹介する中医学。
それぞれ最終的な目的は同一の頂きがありますが、
現状の私の考えでは、中医学のほうが多少次の点は秀でているように感じます。
四診による診断学に十分なウエイトを置いて学ぶよう教育システムがあります。
それによりひとりひとりの個別具体的な対処を導き出して対応する姿勢がある。
やってみてたまたまよかったとかだめだったとか悪化したというリスクが、
十分な診断を経ているため低減させることができます。
ですが私が通信教育課程で学ぶ実用中医学の本では、、、
切診の脈診や舌を見る望診などはテキストのペーパーだけ。
舌診の一覧表が描かれたシートは気に入ってますが、
これを観ただけで使えるようになるとは思えません。。。
というのも東洋医学公益講座の映像で初歩をでた中医学を学ぶ機会を得て、
わかってないことがわかりはじめたという、使い勝手に自信をさらに喪失することに。。
通信教育課程では学べない脈診講座のような診断を直伝で教えてくれるコースの設置があれば、
自信を持って使えるようになると思うのですが。
有料で単科としていただいてOKですから、
特に脈診講座と腹診講座は、あってほしい。
私自身、脈診の本を著した先生が脈診講座を開講なさっておられ、
そちらでお世話になれたから脈診が少しできるようになりました。
腹診講座は私は受けたことがなく本とDVDのみ。
お腹の診方は頭に記憶させたが、脈診ほどには自信が持てない。
直伝での教育過程で時間をかけて教わることがなければ、
中医学のほうが四診があるから診断面で秀でているとは言い難くて。。
悩ましく感じております。
2025年06月26日
アニメ異世界食堂 ふしぎな料理アニメです。
個人的なことで恐縮いたします。
7月以降、薬膳料理の勉強を考えています。
健康志向で自炊をしますが
こったおいしいものはつくれず、
これは断然うまいといった評価よりも、
カラダにプラスになればよしとしました。
そんな私が手の込んだ薬膳料理は見当がつかず、
ハードルが高すぎてついていける気がしません。
ひどくプレッシャーを感じます。
人はひとりひとり体質が異なります。
食薬として食材をとらえたときには、
お客様の中医学上でみる気血津液や五臓の状態など特性を把握し、
過不足をなくしていくように食材でコントロールする。
そこが個別具体の薬膳レシピづくりの基本の考えです。
中医学を積極的に学び理解が深まった方々は、
100の人がいれは100通りの個別に具体的なレシピがなりたつ。
そこは高価な健康食品云々の摂取のすすめではありません。
どんな健康増進が知られた食材も、
ある人には薬にもなり、
ある人には毒になります。
病で体調が悪化し管理が難しい方は、
益する食材の選択も大切なものの、
毒となる食材をとるリスク回避を計算することが必須となります。
そうしたことが中医学を勉強していくことでわかってくるのです。
用があるのはカラダによい影響を与えることだから、
そこがクリアできていればよしとしようという姿勢。
美味しさ追求の味覚重視の気持ちまでは気が回らず後回しになる。
という感じでした
そんなさなか、
【アニメ 異世界食堂】が期間限定でYouTubeにアップされ
料理の勉強となればと観てみました。
https://youtu.be/gV8_cxRmgC0?si=BiI8P3bi9CFDTMng
内容は。
うまい料理をだしてくれる食堂と通じる扉が異世界にあらわれ、
そこから訪れる異世界人が料理の虜になっていくようなアニメ。
観ていてほのぼのとしたさわやかな気持ちにもなります。
料理って人をあたたかい気持ちにさせてくれるものなんだなと、
つくづく感じさせていただけました。
きっと自分が作ったレシピでおいしいと人に言ってもらえたら、
うれしいんでしょう
そこ、あこがれますね
7月以降、薬膳料理の勉強を考えています。
健康志向で自炊をしますが
こったおいしいものはつくれず、
これは断然うまいといった評価よりも、
カラダにプラスになればよしとしました。
そんな私が手の込んだ薬膳料理は見当がつかず、
ハードルが高すぎてついていける気がしません。
ひどくプレッシャーを感じます。
人はひとりひとり体質が異なります。
食薬として食材をとらえたときには、
お客様の中医学上でみる気血津液や五臓の状態など特性を把握し、
過不足をなくしていくように食材でコントロールする。
そこが個別具体の薬膳レシピづくりの基本の考えです。
中医学を積極的に学び理解が深まった方々は、
100の人がいれは100通りの個別に具体的なレシピがなりたつ。
そこは高価な健康食品云々の摂取のすすめではありません。
どんな健康増進が知られた食材も、
ある人には薬にもなり、
ある人には毒になります。
病で体調が悪化し管理が難しい方は、
益する食材の選択も大切なものの、
毒となる食材をとるリスク回避を計算することが必須となります。
そうしたことが中医学を勉強していくことでわかってくるのです。
用があるのはカラダによい影響を与えることだから、
そこがクリアできていればよしとしようという姿勢。
美味しさ追求の味覚重視の気持ちまでは気が回らず後回しになる。
という感じでした
そんなさなか、
【アニメ 異世界食堂】が期間限定でYouTubeにアップされ
料理の勉強となればと観てみました。
https://youtu.be/gV8_cxRmgC0?si=BiI8P3bi9CFDTMng
内容は。
うまい料理をだしてくれる食堂と通じる扉が異世界にあらわれ、
そこから訪れる異世界人が料理の虜になっていくようなアニメ。
観ていてほのぼのとしたさわやかな気持ちにもなります。
料理って人をあたたかい気持ちにさせてくれるものなんだなと、
つくづく感じさせていただけました。
きっと自分が作ったレシピでおいしいと人に言ってもらえたら、
うれしいんでしょう
そこ、あこがれますね
頭がよくなりたい!集中力をアップさせたい!そして賢くなりたい! なら バコパ・モンニエリは最高かも
健康寿命を延ばすには、
筋肉を貯める貯筋が大事。
頭脳の健康も大事です。
加齢とともに記憶力が下がるといわれますが
たとえば軽度認知機能障害の状態なら脳トレをすることで、
改善が図られたり現状からの進行を遅らせる事ができるといいます。
積極果敢脳トレ実施も大切ですよね。
それにアーユルヴェーダでは別のアプローチ方法も勧められています。
ブレインブースターとして知名度の高い〈バコパ・モンニエリ(和名:オトメアゼナ)〉。
去年晩秋に刈り取ったバコパ・モンニエリを
6ヶ月間かけてウォッカで成分を抽出しティンクチャーをつくりました。

(バコパ・モンニエリ写真)
昨年はこのバコパ・モンニエリのティンクチャーを半年ほど摂取し続け、
いきなり耳にしたYouTubeの英語のコンテンツの意味が脳にわかり始めた。
こうした状態は集中力も優れ仕事中もアイデアがどんどん湧き出します。
英語が聞き取れない私がこのことにまさに耳を疑ったわけですが、
バコパ・モンニエリのティンクチャーの在庫がなくなり1ヶ月取らないと、
英語脳が消えてしまった。。。
こんなことを身をもって実体験をできて、
脳を活性化させる作用は期待通りでした。
これから還暦に鞭打って自宅にこもって中医学の研究をはじめるにあたり、
分量と難解さは根性だけじゃ到底こなせないものと知ります。
やってみて体力消耗著しく、
ノイローゼ気味に4〜5回繰り返してわかりました。
だから頭のなかの脳が、いつものさまざまな計算速度を上回る必要があり、
そこにバコパ・モンニエリの脳活性化の作用の手引を期待しています。
どうか一筋の光明を見いだせるまで導いてくださいと祈る気持ちです。
最後に、
どんなバコパ・モンニエリのティンクチャーでもOKというわけではありません。
以前にiHerbで通販で買ったバコパ・モンニエリのティンクチャーは、
ぼやっとした成果しか実感できなかったのです。
自分で育てて刈り取りティンクチャーづくりをすることで
市販製品以上の効能を発揮することも散見されるんですよね。
皆様の中でも私同様にバコパ・モンニエリを育てチンクチャー作りを試みたい人がいたら、
今の時期からバコパ・モンニエリを地植えや水耕栽培することで、
鉢のサイズの大きさに比例してびっくりするほど増産できます。
それでたっぷり自作チンクチャーづくりの素材が手に入ります。
皆様も、記憶力を現状からさらなるアップをさせたいときには、
バコパ・モンニエリのティンクチャー。
試してみてください。
筋肉を貯める貯筋が大事。
頭脳の健康も大事です。
加齢とともに記憶力が下がるといわれますが
たとえば軽度認知機能障害の状態なら脳トレをすることで、
改善が図られたり現状からの進行を遅らせる事ができるといいます。
積極果敢脳トレ実施も大切ですよね。
それにアーユルヴェーダでは別のアプローチ方法も勧められています。
ブレインブースターとして知名度の高い〈バコパ・モンニエリ(和名:オトメアゼナ)〉。
去年晩秋に刈り取ったバコパ・モンニエリを
6ヶ月間かけてウォッカで成分を抽出しティンクチャーをつくりました。
(バコパ・モンニエリ写真)
昨年はこのバコパ・モンニエリのティンクチャーを半年ほど摂取し続け、
いきなり耳にしたYouTubeの英語のコンテンツの意味が脳にわかり始めた。
こうした状態は集中力も優れ仕事中もアイデアがどんどん湧き出します。
英語が聞き取れない私がこのことにまさに耳を疑ったわけですが、
バコパ・モンニエリのティンクチャーの在庫がなくなり1ヶ月取らないと、
英語脳が消えてしまった。。。
こんなことを身をもって実体験をできて、
脳を活性化させる作用は期待通りでした。
これから還暦に鞭打って自宅にこもって中医学の研究をはじめるにあたり、
分量と難解さは根性だけじゃ到底こなせないものと知ります。
やってみて体力消耗著しく、
ノイローゼ気味に4〜5回繰り返してわかりました。
だから頭のなかの脳が、いつものさまざまな計算速度を上回る必要があり、
そこにバコパ・モンニエリの脳活性化の作用の手引を期待しています。
どうか一筋の光明を見いだせるまで導いてくださいと祈る気持ちです。
最後に、
どんなバコパ・モンニエリのティンクチャーでもOKというわけではありません。
以前にiHerbで通販で買ったバコパ・モンニエリのティンクチャーは、
ぼやっとした成果しか実感できなかったのです。
自分で育てて刈り取りティンクチャーづくりをすることで
市販製品以上の効能を発揮することも散見されるんですよね。
皆様の中でも私同様にバコパ・モンニエリを育てチンクチャー作りを試みたい人がいたら、
今の時期からバコパ・モンニエリを地植えや水耕栽培することで、
鉢のサイズの大きさに比例してびっくりするほど増産できます。
それでたっぷり自作チンクチャーづくりの素材が手に入ります。
皆様も、記憶力を現状からさらなるアップをさせたいときには、
バコパ・モンニエリのティンクチャー。
試してみてください。








