2019年09月13日

日頃のやさしくきめ細やかな自分の体の情報集めがあってこそ、あと一歩、前で踏みとどまれるのでは。

最近売られているパソコンは、起動ディスク用に「SSD」を積んでいる機種が増えていますね。


私も旧型のノートパソコンを、去年の8月にSSDに載せ変えました。
そしてそのSSDがクラッシュしまして。。。


主要な資料部分はバックアップ用データを取る習慣はあるので、
これはなくせないというものは外付けHDDに入れてはいます。
ですが最近のデータやバックアップしきれていないものもあり、
非常に厳しいですね。


ここ数日、パソコンに負荷をかける作業をしていました。

そのときときどき画面がフリーズしてリセットを繰り返し、
メモリーが少ない状態で作業していた結果と思っていたら。
SSD式のディスククラッシュの予兆だったのです。。。。


あぁ〜。なんて愚かだったんだ!!


SSDは論理的にひとつのフラッシュがダメになれば障害は連鎖し、
復旧が困難と聞いたことがありましたが、これほど、ひどいとは。
システムが入ったパテーションはデータが出荷当時状態になっています。
データ用パテーションもボロボロでコピーもほぼできません。

HDDなら論理的障害だけなら
ディスク上に書かれているデータは消えてないため、
読み出そうとあの手この手を使えばある程度は復活できます。

ただSSDは、いかなる努力をしてもムリでした。。。

SSDの障害は、ひどいものです。
ネットで同様な症状から抜け出せた人はいないかと探しても、やはりそのような意見が多数。

これを体験したら、日々のバックアップの必要性を今まで以上に感じざるを得ませんでした。


ただデータを別のハードディスクに刻々と移しかえるシステムを構築するとなると、
私にはちょっとハードルが高いような気がします。
Wifiでデータを飛ばしていけばいいのですが、
そうするだけで家の中に飛び交う電磁波の量が飛躍して多くなります。

それはなかなか難しいのですが、
SSDを使うなら、
せめてHDD以上に検査を日々か同等の定期的に行う必要がありますね。





と、ここまでが、落語で言えば「枕」のようなものです。


日々の点検が大切だというのは、
人間の体だって同じことじゃないですか?
そのほうが未然におおごとが降って湧いてくる前に対処ができます。

私の母のことを引き合いに出して申し訳ありませんが、
私の母は80代半ばですがとある会社の正社員でした。
おかげで定期的に健康状態を検査する機会に恵まれています。
母の兄弟が、がんを患った方もいてがん検査もしていました。
ただそれでも末期となった膵臓がんは見つからずにいました。


先日、オイシックスの社長がカンブリア宮殿で「食に関する社会問題に取り組む」という言葉を述べていました。

私にはこの検査によりみつからないがんがあるということに対して「健康に関する社会問題」といいたくなった。



母が病院で担当医から病状を告げられたときに、私や親族もいました。
そのときの母の不安や恐怖、苦しさは、凍りつくほどでしょう。
母同様に、私も気が動転して凍りついていました。

私自身の体に対しての無知さ加減にあきれ、
母に申し訳ないというしかなかったのです。



そして母の他界した家で、一人母の位牌の前で。
母が感じた苦しみや悲しみがなくなればいいと、
寝ても覚めても考えていました。




そうするにはどうすればいいか。
無策のまま夢想ばかりするのではいけません。

単純なところですが、
「症状が進んでからでは対処ができるものではない」のです。

自身の施術法が末期のすい臓がんに効くわけではないが、
私の持てる力の限りをするしかなかった。
心身ともに硬直し切った母の体を、
いくばくか和らげることはできた。
ですが、そこまででしかなかった。

奇跡は、どんなに必死に祈ったとて、たやすく起こりません。
それも、嫌というほど思い知りました。


現実的に考えるとすれば、
本当に未病のときにこそなすべきことを決めておくべきです。

日々、刻々と移り変わる心身の現状を観察し分析して理解を深めていくのです。
自分へ向けられたセンサーがやさしい気配りや心配りをしながら関わるならば、
やさしさを受け取る体から、より細やかなメッセージが聞こえてきます。

そこを他人まかせにしすぎないことも大事だと思います。

自分で自分の体に気を配るということの背景として、
やさしい言葉がけを自らの体にしてあげるような。
いい意味での暗示をかけるかのように、
「コチコチからゆるゆると〜」とか、
「もっとやさしく呼吸を繰り返して」とか。



中医学診断の脈診を学び、
少しずつほかの中医学診断も学び、
東洋医学の本をかじり出したとき。


いままで体の状態を察知して表現する明瞭な基準がなかったから、
健康法が幾多あったとしても、それが活かせなかったんだなと感じました。

このストレッチをしてどのように自身の体がバランスが良くなったかとか判断できなくて、
中途で辞めてしまったり、
逆に辞めるべきなのにやめなくてえらいことになったり。


以前、私のブログでもレコーディングダイエットのように脈診を日々しながらデータを記録しているといいました。
レコーディングダイエットでは、100グラム単位のメモリーの体重計ではなく、
できるだけメモリーの細かい精密なもののほうがいいと。
計量化されたわずかな変化を知ることで、
日々の体重増減に関わる活動がどのようにメモリーに反映するかが小刻みに分かること。

そのような細かく計量できるようにすることが、
健康面のバロメーターにも必要でしょう。

バイタルサインのような、脈拍や血圧等の状態を見ることからわかることもあります。
まさに数値化して計量できるので記録をしやすいため、
非常に便利で、ぜひ、日常の健康管理に使っていただきたいものです。

ですが、それに加えて、
私が脈診や他の中医学診断を少しずつ学ぶにつれて、
非常にすばらしい刻々と移り変わる自身の状態を見つめられることや、
危険な状態だからその先に行くなというような指針を与えてくれるものでもあると知りました。

脈を取ることや舌や腹を診ることは技術ですから。
容易にわかるものではないですし、
その裏側にある東洋医学の考えがなければ深い読みができずに、
パターン化された状態を暗記する暗記物になって応用がききません。


ただしそれらの技術を高いレベルで習得するには、
並大抵のことではできないことも自らこの数箇月で思い知りました。

それなりの十分なレベルではないにせよ、
自分の体が変調をきたしており、そこから改善の緒を与えてもらえたのも、
脈診と舌診と腹診の実験台として日々、自分を自分なりにみてこれたから。

それは過去に多くの書物として後世の私に知恵と技術を残していただいた先人の偉大さにあります。
脈診講座の先生のおかげや、書籍にもDVDにもお世話になりました。


その後に、脈診を、平素の病気になるまえにするようにしていけば、
徐々に自分自身の状態を察知する気配りセンサーが育っていくはず。

それを、、、もし、母が生前の元気なときに受け取っていたならば。

たとえば、
普段はいい脈だったがいきなり「沈脈」が数日も立て続けてでたならば、
その身体内部の奥で起きる異変を察知して、
東洋医学の先生なりかかりつけ医に行って、
診てもらおうしていただろう。

西洋医学的には、私の母ががんが発覚する3ヶ月前に会社の健康診断を受け検査結果的に問題はなかった。
なので治療には至りませんでしたが。
ですが東洋医学的には、あきらかに問題が出ている状況だから、
その場合の対処法があります。

そして私がもしその当時に脈を診る習慣があって母の脈をみてあげていられたらどうだったろうか。
そのような想像をしても、母に対してなんらできることは今はないのですが。
おそらく、私も母に対して動かねばならない時期だとわかって、動いていただろう。



自分の体の状態を精密にわからないから、
不調さはあったとしても疲れていただけとうっちゃってしまったり、
弱音をはけないとか仕事を休めないというほうが先になってしまう。

そのような立ち位置から、
自分で自分の身体状況を観れることへと、
多くの人が自身への中医学的検査に関心を持ってもらいたいのです。
そしてちょっと陰陽のバランスを崩したというところで、
容易に引き返そうという気づきを自らがえられるように、
または家族の誰か一人にそういう人がおられるようになれば。




世の中には検査をしても見つかりづらいがんもありますし、
その他の慢性疾患や症状などを被る前の不安や不幸や恐れ、
または実際にそのようになったときに自分の状態を冷たく感じて生活を送らなければならないとき。

そのようなこともあるでしょう。

ただそうなる前に、少しでも自分の体の生の声を聞いてあげて、
日頃から暖かい陽光がさしたときのようなやさしい声で
自分の心身をいたわる思いやり習慣があるならば。

自然にそれ以上の無茶をしないようにしようと、
自らをいつものようにいたわろうとするでしょう。



つらい局面であれば、なおさらそうです、、、

自身の体に対して、
「なんで出来が悪いのか!」と罵倒したくなる気持ちが出てくることもあるでしょう。
悔しさや、恐怖、切なさなど様々な感情から、
寝れない日々が続くようなときもあります。

ただ荒れた感情のままでいるつらさから離れ、
やさしい自らの身に感謝を述べる気持ちでいたほうがしあわせです。


「自分は十分、この体で生かさせてもらいました。感謝です」と。
息も絶え絶えでたどたどしい、、、。

私の母が死の間際に、そのことを教えてくれました。



そのような母にですから、
未病のうちに脈を診る技術が身に備わって使える人になっていたならば。

もう少しだけ温和なひなたで現世でくつろいでいかれたかもしれません。





うまくこの脈診等の診断とベン石の温熱器を対処法として取り入れてみて、
私はセルフワークで、ある程度の成果があげられたと思っています。

やはり脈で不調がわかったとしても、
それを改善させるための対処法がなければそのままでしかないので。
古代中国の、ベン石が産出する地域で主に用いられた隕石由来の石ですが、
エネルギーが減少した状態を補うような場合には、実に心強い道具ですね。

現状の私の施術のやり方ではベン石温熱器の使いどころに苦慮するのですが、
交換した温熱器が送られてきたら体験会的なささやかなものは必ずやらせていただきます。

お時間がある方は、ぜひ足をお運びください!

これは私としても、データ集めの色合いがありまして。
お腹や背中を直接皮膚の上に温熱器をかけたりしますので、
それもあって男性の方がやりやすいので、
体験してくれる方がいると嬉しいです。

m__m

もうじきに、送っていただける手はずなので、
きたら、すぐ体験会のお知らせをさせていただきます!!






余談ですが。。。
「東洋医学の先生で信頼できる医院にいけばいいじゃないの?」という、
そのようにしたほうが
確かな技術で見てもらえるし、
勉強をわざわざしなくてもいいし、
などの考えを持つ人もいると思います。


たぶん、以前の私もそう考えていました。

ですが東洋医学の見方は素人ではわかりづらくて先生から解説をされても、
私には未だにわからないことばかりですし、とにかく難しい。
基礎的な勉強が進んでいなければ、かえって先生の話をきくと得体のしれない不安を感じました。
未知の邪悪なものが悪さをしているような、ダークな想像がされてしまい。。。
そして説明をしっかりしてくれる先生もいますが、
そのような先生ばかりではないようです。
すると自分自身の状態を東洋医学的にはどういう傾向があるかわかりません。

そのような様々な疑問を持つ人のために、
最近では東洋医学の良く出来た一般書が、
書店に行くと山積みになっているんだと感じました。

私はやさしく経験豊かで頼りがいのある先生に診ていただくことはすばらしいことだと思います。



それと同時に、自分のことは自分で責任をもって病気を防いだり、若さを保ったり、ストレスに克つために。
自信をもって、自分の状態を自分で把握できるようになる技術を持っていたほうが、人頼みよりいいだろう。


それは歴史上の人物として、伊達政宗公をあげればいいのかもしれません。
伊達政宗公は70才まで大病もなく。
日頃から運動をしっかりしておられ、
自分で漢方の調合をして飲んでいて、
5人ほどの侍医にアドバイスを貰い。

そして、そして。
日頃から「自分で脈を診て体の異常を早期発見」していました!


政宗公は、なんども死の淵を歩いてきましたが、
平時には自分の健康管理に様々な保険をかけるほど丁寧な生をまっとうした名将ですね。

ぜひ、見習いたいです。






※ 最後に ※

もしお客様の中に脈診に関心がある方がおられれば、
ある程度のアドバイスはできると思います。

直接私が教えるというわけではなく、
いい先生を教えるとかも。 ^-^;


posted by スズキ at 12:21| Comment(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月09日

お腹の具合が、寝相でわかる!?

中医学での診断法のひとつに望診があります。

【望診】とは?

患者様のようすをみて、
・精神状態を見たり、
・顔色をみたり
・舌の様子をみたり
・患者様の姿勢や形態をみる



このなかの「患者様の姿勢や形態をみる」ところで、
おもしろいお腹の状態のチェック方法があります。


人は寝ながら病気のあるところをかばうもの.jpg


患者様が寝ているときの寝相で、
臓器のなかで問題があるところを手でかばうんです。


自分の弱っている部分を本能的にほかのものから攻撃されないように、
無意識のうちに隠しています。
または弱っている臓器を自ら手当てをしているという説もあります。


胃をかばうようであれば、胃に問題がある。
腸をかばうようであれば、腸に問題がありそうだ。

そしてもうひとつおもしろいことがあります。
卵を胸に抱くような姿勢であれば、
心臓に悪いところがあるということをつたえてくれているそうです。



このチェック方法、意外に当たるんです。

posted by スズキ at 00:23| Comment(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月23日

お腹を診る下地知識です

中医学診断の<腹診>は「難経」という本では、
腹部の各部位と五臓を割り当てています。

腹部の位置と五臓の関係(難経).jpg

心臓の状態をチェックする際は、
(心)の部分を「おせばかたくなっているか(=按せば牢くなっているか)、もしくは痛みます」となります。

同様に、
肺臓をチェックするには(肺)の部分を「おせばかたくなっているか、もしくは痛みます」となります。
脾臓をチェックするには(脾)の部分を「おせばかたくなっているか、もしくは痛みます」となります。
肝臓をチェックするには(肝)の部分を「おせばかたくなっているか、もしくは痛みます」となります。
腎臓をチェックするには(腎)の部分を「おせばかたくなっているか、もしくは痛みます」となります。



つまり図中の(心)をおしてみたら硬くなっている感じがしたし、痛みを訴えられたとなるとすると、
心臓の状態に不具合があるのかもしれないなと思うということです。

ただ、、、鳩尾の下の部分の(心)をおして硬さがあり痛みがあったとなると、
心下痞硬(しんかひこう)という脾臓や胃に疾患があらわれるというのが主な場合なので、
単純に心臓に問題があると鵜呑みにするというのは性急なときもあるから注意が必要です。



またお腹を触ることで、実証または虚証を判断することもあります。

お腹を押してみて、ピンッとくるような弾力があれば<実証>。
お腹を押してみて、ふにゃっとして弾力を感じられないときは<虚証>。









専門的な腹診をしたときの症状の呼称を理解するとき。
腹部の位置の名前を覚えておくとわかりやすくなります。
そのための「傷寒論」という本からの規定図を、下に記しておきます。

腹診のときの位置の呼び名.jpg

心下は「みぞおち、胸骨剣状突起の下」
胸脇は「肋骨の下のくぼみ」
胃院は「上腹部」
大腹は「へその上」
臍上(さいじょう)は「へその上」
臍傍(さいぼう)は「へそのまわり」
小腹(しょうふく)は「下腹部」
少腹は「腹直筋で、左右一対になっている」
虚里(きょり)は「左側乳下で第4・5肋間の心尖拍動部分」
脇肋は「腋の下で胆経の流注周辺」

posted by スズキ at 11:06| Comment(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月21日

舌をみて調子をチェックしよう!

舌を見ること。

それを難しく考えすぎるより、
日頃からの観察眼を養うことが大切だろう。


たとえば、熱証か正常か寒証かを判断するには、色で大まかに見分けることができます。


舌色.jpg

中医学では陰陽のどちらかに傾くのはあまりよいものではなくて、
真ん中のバランスが絶妙にとれたところを健康体と考えています。

そこでのバランスが崩れておれば、そこに病邪が見られるということです。


上図でいえば、

■「淡白舌」は、血液の量があまり流れてきていない状態です。
十分な血の巡りがなければ熱を体中におくれていません。
それで血が足らない寒い状態ですね。
【気血両虚】


■「淡紅舌」は、これが絶妙な血流が確保された状態で、正常。


■「紅舌」は、血液量が正常より少し多くなってきた感じで、
正常よりも、少し血液の流れが多くなっているということ。
熱の強い症状を表します。
どこか腰痛とかの強めの炎症があるのかな?
などの状態を察知することもできるでしょう。


■「絳舌(深紅舌)」は、紅舌よりも熱が盛んになっています。
状態が少し悪化した様子ですね。
ちょっと体調が思わしくないから、施術のやり方にも注意が必要です。


そしてこちらには描きませんでしたが、
■「紫舌(青紫舌)」という舌色が青紫のとき。
すでにこのときは裏証といい病邪が体の深いところまで潜り込んでいるときもあります。
多くの熱が体内にこもって熱が極まったか寒が極まった状態です。
このときは、内臓部にまで病邪が入り込んでしまっているときがあります。
お医者様への診察を勧めるようにすべきでしょう。




ただ、人の皮膚の色もそれぞれ違いがあるのでもわかるように、
舌診で診る舌も個人差があるのです。
それ以外にも日頃、コーヒーをたくさん飲んでいたり、
色素の濃い食品をいただくことが多くある方の場合、
舌に色素沈着があってわかりにくいところも出てきます。

一見、陰陽のバランスを失っているような舌色に見えたとしても、
実は健康体だったり、
一見、健康体にみえる舌色であっても、
実は注意すべきということもあるのです。


そのような判断をするときに、問診、脈診等の他のチェックを同時にしているからこそ、
これは問診や脈診で問題ないようだから舌の色は参考程度に止めておこうということを見るわけです。
そういうことが可能なのが中医学診断の<望診・聞診・問診・切診>の診断をいっぺんにして総合して判断するからできることです。


そのような判断が難しいところは、
現状の私には、まだ、そこの正確は判断力はございませんので、
他のちゃんとした鍼灸師等の中医学を学ばれているところでチェックをお願いするといいでしょう。


ただ診断というと重々しく感じてしまうので、
基本的な病的な舌のパターンを知っておれば
見た目で認識しやすい。

脈診のような、脈をとる技術は実に繊細かつ難易度が高いものです。
こればかりは習いにいかなければ身につくものではないと思います。
それが舌を診るときには、そこまでの難しさはありません。
それでいて特に脾臓や胃などのコンディションを舌をみることもできる手軽さがあるでしょう。





臓腑と舌の関係図を、紹介させていただきます。

舌診の内臓対応位置.jpg

これにより臓腑の虚実の変化を読みます。
posted by スズキ at 11:09| Comment(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月20日

中医学診断は脈診ばかりではなく、舌診や腹診もあるんです、、、

脈診講座で先生から「脈診」を受けるときに感じたこと。

まさにフェザータッチで、ソフトな指先でした。

それは一番最初に脈診を受けたときには感じなかったのですが。
私が、少しずつ脈を取ることに慣れてきたときに、先生のプロの技を実感できました。

不思議なものですね。


脈診の位置.jpg


「脈診」を学に際して3ステップに階段を登ります。


(1)脈を診るための正しい位置への指の当て方
(2)指を置いたときの圧の設定(軽・中・重)を確実に
(3)(浮脈・平脈・沈脈)という脈の深さ
(4)(柔和脈・軟脈・硬脈)という脈の強さ
(5)(遅脈・数脈<さくみゃく>)という脈の速さ
(6)(滑脈・渋脈)という脈の流れ
(7)(大脈・細脈)という脈の太さ

その他。。。

など、専門的なことはたくさん教わることになりますが、
実際に私が施術で使う際にはどのように役立てるだろう。

そう考えてみると、
思い当たるところがあります。





たとえば、
いちばんシンプルな脈の深さを診るだけでもいいのです。

もともと脈を診るというのは橈骨動脈の脈管に触れて情報を読むということですから、
心臓に関係する循環器系の状態を読むことができそうだなということは直感的にわかるはずです。

脈が浮いていれば(浮脈)、お客様の身体に腰痛等があって熱がこもっていることを想像できます。
脈が沈んでいれば(沈脈)、お客様の身体が冷えていれば筋肉量が少ないとか慢性的な疾患が隠れていそうかなと想像します。

またそれだけでもなく、脈を診ようと指を置いた瞬間に、
脈を診たとき橈骨動脈の脈菅が硬くてコリっとしているか、軟化して感じられふにゃっとなっているかで
気の流れが潤沢かちょろちょろかということも読むこともできるます。

詳細を分析的に診ることもできますが、
慣れてくると少しずつ指を脈の上に置いた瞬間に、
いくつもの情報をくみとることができるものですね。

うまく脈菅の上に指を置けるようになれるかどうか。
それは脈診講座の先生の手の感触でわかってきました。
ここは本からではいくら頑張ってみても学び取れませんでした。

私にとって脈診が中医学診断でわかりづらかったのが、
この脈診の際の指を置く感触が自信が持てないというところでした。






ただ、中医学診断では、
舌診そして腹診という、
他の診断法があります。

ものすごくざっくり言うと、
舌診では、脾臓や胃などの消化系を判断が直感的にしやすいものです。
腹診では、その腹部の高さの臓器の調子がわかりやすいものです。


舌診の資料はかなり出版物もあるので手に入れました。


CDーROMでマスターする舌診の基礎

こちらは脈新講座の受講生の鍼灸師および薬剤師さんにお勧めしていただきました。
T様、ありがとうございます。



ただ腹診の資料はほとんどなくて困っていました。
腹診の情報は、データ的に羅列された本はあるのですが、
実際に腹診をしている先生の手順を流れ的に見なければ。
どのように自分の身を動かせばいいかがわかりません。

それならば映像メディアで視聴したほうがわかりやすいということで、
ほんとうの入門という内容のものなのですが以下のものを手に入れました。


DVDの臨床家のための腹診入門

ちなみに腹診については、youtubeで中国人の先生が中国語で腹診をしている映像はたくさんあります。
そちらは参考になると思います。

たとえば、次のような腹診の映像ですね。

https://youtu.be/bhbMEz_pUWQ
張孟超醫師-腹診(肋弓狹小+全腹正中蕊+腹直肌緊張+右脅緊張+腹力中等)


逃げられない気持ちで、
やっております。
posted by スズキ at 19:59| Comment(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月09日

耳鳴りで、腎虚パターンというのが、いまの私なのでしょうか

中医学での問診は、古典として10項目ほどのことを伺えばいいといいますが、今では月経帯下もその項目に入ります。



問診では、

・ どのような苦痛や違和感であるか
・ どうしたらより悪くなるのかやどうしたらより良くなるのか
・ 病気の勢いが増しているか、衰退しているか
・ 病気にともなう感情変化、あるいは今の気持ちを尋ねます


実際は問診項目も、詳細に時間をかけて聞いたほうがいいのでしょうが、
時間をかけても、聞いた情報から結果がどのような状態であるかわからなければ意味がありません。 ^-^;


知り合いの美容系の施術院ですが、無料カウンセリングをおこなうということ。

そのお店に来店なさるお客様は、小顔になるためには、むくみを改善させていくには、、、など、
容姿端麗となるためのサポートをするエキスパートの先生がおられるところですから。

いきなり、聞き覚えないような、「あなたは腎虚です!」とか言われても、
お客様はぽかーんとしてしまいそうです。
そこのところを求めている方は、人気の美容整体院にいくお客様ではないですよね。




でも、私のボディワークでは、
施術でのアプローチポイントの特定や、
体全体の読みを深めるためにとてもその情報は生きてきます。


たとえば、問診のときのひとつの項目に「耳鳴り」というものがあります。

それについて考察していきましょう。

「耳鳴り」といっても、なったことがない人には、
なんのこっちゃということでしょう。

私の亡くなった父は、耳鳴りを患って、
一人で「うるさいなー」と言ってました。
そのことを思い出します。。。
うっとおしいを通り越して、集中力を削ぐような段階だったんでしょう。




ただ、私もときおり疲れてきたりすると耳鳴りを感じます。
施術でコンを詰めて、、、倒れそうなときなどは、
決まって耳鳴りがして、頭がぼーっとしています。

そして数日前も、けっこう強いストレスを感じて、
そこから少し右の耳に耳鳴りを感じてしまいます。

血が滞って回らない、気が滞って回らないという感じです。




そこで中医学の問診の専門書で耳鳴りについて、調べてみました。


すると、
耳鳴りのときにお聴きするポイントは3つ、

・耳鳴りの表現
・耳鳴りのときにおこる他の随伴する症状
・発症時期

です。


では、私自身が耳鳴りになっていたときをチェック。

■ 耳鳴りの表現
どんな感じの耳鳴りか?

「潮騒や太鼓音のような音」か
「音が小さくセミの鳴き声のような音」か
の二つのパターンがあります。

私の場合、そういえば、小さなジーィという感じの音がするよな、、、。
となると、そこでわかるのが「音が小さくセミの鳴き声のような音」に該当しますね。
そうなると、

→ 気血両虚・腎虚に多い

という傾向があると判断できるそうです。
私は腎虚の傾向がありますので、、、納得もできますが、
気や血が両方とも足りてないとは、、、まさに、とほほです。


ちなみに、私には当てはまらなかった「潮騒や太鼓音のような音」のようなザーッとかドンドンという激しい耳鳴り音の場合、

→ 熱証で肝火・痰火に多い

という傾向があると判断できるそうです。




次に、
■ 耳鳴りのときにおこる他の随伴する症状

耳鳴りしているんですが、同時にどんなことがおこってますか?

「眩暈(めまい)・口渇」や
「急な耳鳴りで、頭痛・発熱・口渇などをともなう」など。

私の場合、そういえば、めまいはしませんが、少し朝方口の渇きを感じるよな、、、。
となると、そこでわかるのが「眩暈(めまい)・口渇」に、やや該当しますね。
そうなると、

→ 肝火、痰火に多い

ということになります。



ちなみに、私には当てはまらなかった「急な耳鳴りで、頭痛・発熱・口渇などをともなう」のようなときは、
カーと言う感じがして、ずきんずきんとした拍動痛をともなうとき、

→ 風寒の邪が耳部で化熱するか少陽に入る

という傾向があると判断できるそうです。




■ 発症時期

では、いつからでしょうか?

というのでは、急になったというときには、

→ 実熱か外感病に多い


とのことです。が、母の介護の過酷な日々に、小さな耳鳴りの不調を感じたこともあって、
そこを軽く尾を引く形になっていますから急になったともいえないよな、ということでしょう。



結果。

私の「耳鳴り」の問診結果としては、

「音が小さくセミの鳴き声のような音」から → 気血両虚・腎虚に多い

「眩暈(めまい)・口渇」から       → 肝火、痰火に多い


という情報が手に入ったということになります。



ということで、

気と血を貯め送る肝臓の勢力が低下している点。

腎臓がうまく活動しておれないという点が改善すべきですね。

そして精神情緒をつかさどる五臓の肝の気の流れが鬱滞して熱を帯びて肝火になるそうですから、肝気の流れをよくして肝火を鎮めること。


そこで漢方や食養生や、対応する経絡刺激等で改善を促そう!
という、、、のは、拙速です。 ^-^;


もちろんのこと、
問診項目に該当するものは耳鳴りだけではなく、
他にも多数引っかかりますから、それらも調べていかないと。。。
ちなみに他の代表的な問診項目として、

発熱、鬱熱、悪寒、冷え、汗、頭痛、胸痛、脇痛、胃痛、腹痛、肩こり、
背部痛、腰痛、口乾・口渇、むくみ、飲食、味覚、大便小便、
失眠、疲労、精神状態、月経、そして耳なりなどでしょう。


そればかりではなく望診、聞診、切診などの他の判断材料の要因もいろいろ調べていって総合判断していかなければ、
適切な行動にはいたらないのです。




奥の深いものですね。

学び身につくには、早くて数年かかるというのもうなづけます。
ほんとうにこういったことは、ちゃんとテキストを手にいれて触れていないと、
さっぱりわからないものです。。。。。
posted by スズキ at 16:58| Comment(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月24日

中医学診断では立体的に人を見ることができるよう、複数の診断法を寄せ集めた!?

中医学の診断法を学んでみると。


中医学では、
おおよそ以下の流れの順でチェックしていくのです。



1.「望診(ぼうしん)」といって、見た目での判断をします。
姿勢をみたり、顔つきを見たり、身体の手足などの局所を見たり、そして特化して舌をみたり。

2.「聞診(ぶんしん)」といって、耳と鼻を使います。
声を聞いたり、呼吸をきいたり、咳をきいたり、においを嗅いだり。

3.「問診」もします。
たとえば、寒と熱を問い、発汗を問い、頭身の痛みを問い、胸腹の痛みを問い、
耳目を問い、睡眠を問い、飲食や味覚を問い、口渇を問い、大小便を問い、月経を問う。

4.「切診(せっしん)」といって、患者様に手を触れてチェックをしていきます。
たとえば、お腹をみたり、脈をとったり。




ずいぶん多くの検査項目がありますね。


学ぼうという側は大変な負担でもある。。。。
その大変さに、今の私としてはなんだかなぁ、とぼやきたくなるわけです。
あさはかにも、、、。


ではなぜ、これほど多くの検査をして情報を集めようとしたのでしょうか?

ちょっと違った視点で考えてみれば、
たとえば、もしあなたが就職面接の時の面接官になったつもりで感じてみてください。

就職希望者の履歴書を見ただけで解った気にはならないものですよね。

履歴書内のデータは、大切な情報が集まってはいますが、
五感で面接官が得られる情報はときとしてそれ以上の有益な人物性の判断材料となります。

直接面接官が会って話をして、その履歴書には書ききれない事項をチェックするものです。
その人物の印象や発話や発声に身だしなみなどなど。
そのものの仕事に対しての信条なども伺うものです。

面接官は五感を使い鋭い目で貴重な情報を集めていき、
総合した手抜かりない判断をしていくわけです。



その様子と中医学診断をするときは似ている側面があるわけですね。



特別な陰陽五行説に基づき人体を気・血・津液の様子などから読み解いて、
陰陽のバランスが正常からドロップアウトした状態を分析的にみて分類しました。
そして身体をチェックしていくことで、どの分類に当てはまるかを決定づけることとなります。
そこから対処法を見出して漢方や鍼灸などの治療へと進むわけですね。
かなりシステマチックで利益の高い教えをまとめ上げたものです。

中医学診断では面接官がなさるように、
面接を受ける方の履歴書にもにた問診もいたしますが、
それと同時に自分の目で見たり、鼻を使ったり、耳で聞いたり、手で触ったりという五感を通して
患者様の内部状況が体表等に現れている表れ方を知って、
病因や病起がどうであるかを当てはめて理解していきます。
そうしたほうが、情報量も層の厚みがでてきます。

すると、
この部位をみたこの検査では虚だが、この検査では実になってみえるが、、、など、
一見すると矛盾しているように見えることが現れることもあるのですが。
複数の検査法で見ていくことで、そこに気づくきっかけを得られますし、
そうすればその部分をより深く掘っていって貴重な情報をゲットできる。

そこは大きいことですね。






また多様な検査法が複数使われる理由のひとつとして、
中国独特の百花繚乱の検査法がかつて存在していたことから起こります。

中国武術も百花繚乱、中国思想もそうでした。
だから中医学上の検査法もそうだったのです。

中国人独特の価値観から役立つ検査法が取捨選択されました。
そして現在の中医学診断ができたのでしょう。
これで寄せ集めの検査法だと言う人もいます。

ただひとつだけの検査法では「点」でしかみえていなかったものが、
もうひとつのものの役立つための検査法を加えることで、点から「線」になりました。
それから線を増やして「面」にして、
それをもとに「立体化」させて最上のものの見え方ができるようにしていく工夫をなさったようです。

それを寄せ集めというのはちょっと手厳しい。
もともとが別々の質の検査法を合わせようとすると、
なかなか整理できずに困ってしまうこともでてきたり。
いろいろと理解を進めるうちに大変な事柄もあったのでしょうね。
それで、寄せ集めといいたくなったのでしょうか。。。






中医学の話から一歩引いてみますが、
中国武術は、容易には先生が深い秘技を教えてくれないんです。

中国武術は心臓部分の大切な教えは
門下生の中でも門弟として尽くすものにしか教えてはくれないのが常識です。
その心臓部の工夫は、合理的かつ画期的なもので、
容易には一般の私どもが思いつけるものではありません。
それは日本武道でも同様な傾向があるのですが、
中国武術をしているものは、
特にそのことをつくづく感じるエピソードはざらにございます。

そのことを脈診講座の受講生の方ももうしておられました。
まったくそのとおり。。。

その中国人気質を知っていると。
中医学の診断法もおそらく、そうなんだろうなと思えてなりません。


秘伝的な知識や技術などは、
残念ながら諦めなければならないところが出てくるものです。
ただ現在は書籍を読んで頭に叩き込むだけで、ヒーヒー言ってるので、
いきなり秘伝をさずけられても「?」と理解不能だと思います。
ひとまず中医学では門外漢の私の手にできるところの上限までを
得ていければと願っています。





ただ少しおもしろい想像をしてしまうんですよね。
それは中医学の診断法を本場の中医学をなさっておられる先生たちから要訣を口伝されて、
しっかりと人体を立体的に見る目を養えたもののみている像はどういったものだろうかと。

「扁鵲(へんじゃく)」という透視能力をもって病を診て治した医師が活躍する物語がありました。
扁鵲のような透視でものをみえているわけではないが、
それ以上の像の厚みと層を創る立体感を持ってみえていた中医学の猛者たちがいたということなのでしょうね。

そのような気がいたします。





posted by スズキ at 11:00| Comment(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月23日

咳といっても、いろいろ分類するとわかることもあるんだなぁ〜

私の施術研究を手伝ってくれている人が、
最近、咳が止まらないといいます。
同業者なので、施術中に咳がでそうになるのが、ものすごく困ると、そのようなことを申しておりました。



では中医学では「咳」のことを、どのように分類するものでしょうか?




聞診に分類される診断項目のひとつに{咳嗽(がいそう)}があり、
こちらの内容を検証して分類して当てはめていくわけです。



ちなみに、「咳嗽」とは?
咳と嗽のふたつの症状を合わせた呼び名です。

咳は、声があって痰がでないものです。
嗽は、痰がでて声がでないものです。


確かに、咳をしても痰がでないときがありますね。
咳払いのような感じで、後ろから人が来て「どいてくれ!」というときも。 ^ー^;?



「咳嗽」は、肺病証という「肺」に問題があるときに起こりやすいものです。
それは五動・五変で、肺に関係するものが咳嗽ということからもわかります。
または他にも「脾臓・腎臓」の病証により生じることもあります。
なので肺か脾臓・腎臓かのどちらかの問題の可能性があるということですね。



咳の声が低くて弱々しいと、虚証。
咳の声が重くて濁るときは、実証。


咳嗽の分類と病証をみると、4つに分けることができます。

1. 外感風寒の咳 :鼻が詰まっている、痰は水様です、咳の声が重い
2. 火熱の咳   :乾いた咳、痰が少なく、あるいは少量の粘稠な咳
3. 肺熱の咳   :痰は黄色くて濃く咳が出しにくい、咳の声がこもる、鼻息が熱く粗い、咳が乾燥して疼痛を呈する
4. 肺実の咳   :発作的な咳が止まらない、咳をしてもスッキリしない




上記の1、外感風寒の咳は、風邪を引いちゃったからこうなった、というのは周知のことでしょう。
なんとなく咳というと、風邪、引きましたか?といわれそうです。

ですが他のパターンもいくつか用意されていて検証してみる必要があるのです。


また特別な見分けとしては、
咳の声が重くて痰がともなうときは、「痰湿」が原因でおこります。
痰がでなかったり、または少量の粘稠痰がでるような咳を「燥咳」といいます。
咳の声がかすれて、犬が吠えるような咳嗽を「白喉」といいます。




私の施術を手助けしてくれている同業者の方がいっていた咳をする際の状況や内容は、

「鼻が詰まって、鼻水がでっぱなしということではない。
どちらかというと乾いた勢いある咳が出ると連発する。
痰も少しはでるがほとんど気にならない程度の量です。
数ヶ月単位の期間を咳が出る状態が続いている」


咳をだす臓器の代表格が「肺」です。上記の情報では肺に着眼してよさそうですね。
咳の声が重くて濁るときは、「実証」
痰が少ないので「燥咳」
「火熱の咳」乾いた咳、痰が少なく、あるいは少量の粘稠な咳

というようなところがマークされることでしょうか。

この乾いた状態とは、津液(しんえき)を消耗させ、潤いを消失させてしまっているということ。
その結果から、口渇、目、鼻、口の乾燥を起こしやすくなります。
そして肺のように潤いを好む臓器は燥邪に侵されやすく、その結果乾いた咳や喘息で胸痛する症状が現れるものです。

どのような方法で津液を補うようにしていこうかという視点で、飲食物をチョイスすることも大切なのかも。
たとえば本人が気づいていたとおりウーロン茶は痰湿にいいという体の中のうるおいを排泄する機能があるものでして、
乾燥しているときに摂るのはよくない飲み物のようです。
現状でのお飲み物としては、
ミント茶・ジャスミン茶・バラ茶・ラベンダー茶・カモミール茶・緑茶・ラフマ茶・柿の葉茶・菊花茶のようなもののほうがいいのかも。
これは実証や虚証をもう少し詳しく気・血・陰陽・湿痰などで分類していくと、このようなお飲み物のほうがいいぞということがはじきだされるのです。


「肺」は、五志という病となる感情面での傾向をみると、
「悲しみや憂う」ことが過剰となると傷つきやすいといいます。

「悲しみや憂う原因」は心当たりがあるでしょうか?
という問いも有益な気づきを得られることもあるでしょう。

肺に関して養生させるような食養生、していきましょうね。
そして「悲しみや憂う」ような職場環境の嵐のような場となっているのは、自身のせいではないから気にしすぎないこと。。。
タフに図太くなって欲しい。



また、肺に関係する経絡上のつぼの
中府(ちゅうふ)
尺沢(しゃくたく)
孔最(こうさい)
列欠(れっけつ)
魚際(ぎょさい)
などを定期的に刺激をいれるというのも効果的でしょう。




中医学の分析をしていなかったときの私は、
「咳をします」というお客様の回答から、
どのような咳がという概要は聞いたとしても、
そこから肺に問題があるというところや、
風邪かどうかなどの判別ぐらいまでしか気が届いていなかったように反省しています。
さまざまな咳の質を聞いていけば、
そこからも多くの分析結果として情報収集ができるんですね。
興味深いです。
posted by スズキ at 15:05| Comment(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聞く?診断法の「声」にかかる分類チェックについて



中医学の診断では、
お客様の発声を聞くのも情報ゲットのひとつ。

それは「聞診(ぶんしん)」といわれるもの。

聞と題されてはいますが、
実は<耳で聞くこと>と<鼻で嗅ぐこと>の二つのジャンルを合わせて「聞診」といいます。
ちょっとこのショートカットのしかたは誤解を生みそうな気がしますが、
こうなったなんらかの理由があるのでしょうね。



ひとまず、
電話等で会話をすれば情報を得られるといった
<耳で聞くことの聞診>について今回のブログ内容では取り上げていきたいと思います。



五行のながれから五音という分別法があるんです。


五音

角(かく)・徴(ち)・宮(きゅう)・商(しょう)・羽(う)の五つの音。

「角」が、五臓の「肝臓」に関係して音階で言うと(ミ)となります。<かきくけこ>の牙音で強く鋭い音を放つという特徴があります。
「徴」が、五臓の「心臓」に関係して音階で言うと(ソ)となります。<たちつてと・なにぬねの・らりるれろ>の舌音。
「宮」が、五臓の「脾臓」に関係した音階で言うと(ド)となります。<あいうえお・やいゆえよ・わいうえを>の喉音。
「商」が、五臓の「肺臓」に関係した音階で言うと(レ)となります。<さしすせそ>の歯音。
「羽」が、五臓の「腎臓」に関係した音階で言うと(ラ)となります。<はひふへほ・まみむめも>の唇音で力がこもらない音。


お客様の音声がどの音階に収まっているのかを耳で聞いて、
五臓のどちらに病体があるのかを判断するんですね。

つまりお客様の話している声を聞いて、
音階で言う(ミ)の高さに聞こえたならば肝臓に狙いをさだめ、
それが<かきくけこ>の音が強いかどうかを同時に聞いて符合するかどうかチェックするということでしょう。
特徴がまったく当てはまらないようであれば、別段そこをさらにつっこんで調べる必要もございません。

ただ、音感がいい人じゃないと聞き取れなさそうです。。。



また別の声の表現に対して、五声という病人が発する特徴を捉えたものがあります。
こちらの分類は、発音というよりも言葉を発するときの表現のしかたなのでしょう。

五声は 呼(こ)・言(げん)・歌(か)・哭(こく)・呻(しん) の5つ。

呼(こ )が、五臓の「肝臓」に関係し、痛みなどの病気の苦痛を訴えるのが特徴。
言(げん)が、五臓の「心臓」に関係し、無口のものでも言葉が多くなるのが特徴。
歌(か )が、五臓の「脾臓」に関係し、歌うように話しかけるのが特徴。
哭(こく)が、五臓の「肺臓」に関係し、泣きやすく、泣き言が多くなる。内向的になるというのが特徴。
呻(しん)が、五臓の「腎臓」に関係し、あくび、唸り声が出るというのが特徴。


個人的な感想ですが、
病気になると多くは痛みを訴えてしまいそうですが、、、、特に熱烈に訴えてくるのでしょうね。
それよりも脾臓の歌うように話しかけてくるって、、、
歌うように話すような宝塚のようなドラマ仕立てのお客様はお越しいただいた記憶がありません。

いろいろと興味深いチェック法があるんだなと思います。





あとは言葉を発するときの音声

これからのところは、なかなか聞いたまんまのような気がしますが、


声が大きくてよく話して活動的であれば、   実証・熱証
小声で無力、言葉数が少なくて物静かであれば、虚証・寒証

となります。





以上の流れから自己チェックをしていこうと思います。

私自身はと問えば、
滑舌は全体的に悪いのですが、
「商」が、五臓の「肺臓」に関係した音階で言うと(レ)となります。<さしすせそ>の歯音は特に出しづらいです。

「小声で無力、言葉数が少なくて物静かであれば、虚証・寒証

「哭(こく)が、五臓の「肺臓」に関係し、泣きやすく、泣き言が多くなる。内向的になるというのが特徴」
で、おおよそ間違いないですね。



だったら食養生を考えてみて<肺>と<虚証・寒証>を養うようなものを食べていこう!!
といった対応をとるといいのでしょう。





そのように客観的に取られれば、人体内部の問題点もわかるものですが、
このままのスタイルで仕事をし続けていくのは危機的状況だと感じます。。。。

聞診は、客観的に自分を見つめるきっかけにもなるものですね。








それがもうちょっとみていって

声がでなくて、外感病があれば、       実証
声がでなくて、慢性で反復発作があれば    虚証


のように実証・虚証と熱証・寒証を判別していきます。


これぞ、
お客様と会話が続かなければ、
なりたたないチェック法ですね。



また語勢の虚弱でいえば他にも、、、
濁った声ならば、肺気不宣、というものがあります。




あとは言語を使いこなすときの錯乱の仕方で分類しますと、、、

言葉がつかえるならば、風痰上擾。
ひとりごとがたえねば、心気虚
理性が消失したならば、痰火擾心。
思考の乱れがあり同じことを繰り返して話せば、虚証、心悸の大傷、精神錯乱
うわごとがあれば、実証、熱が心神をかき乱す

のようなチェックがあります。






あとは、呼吸の様子、咳の様子、気味(体臭。口臭。腋の臭い。大便、小便、帯下)などの臭気のチェックがあります。

こちらは、別のブログの項で概説させていただこうと思います。


posted by スズキ at 13:05| Comment(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月22日

人の顔色を気にして、みてみよう!

顔の色とツヤをみる。

中医学の見方で「望診」という<見た目チェック>では、
皮膚の血色という血・陰をみて、疾病の盛衰の反映を読み、
皮膚の光沢(ツヤ)という気・陽をみて、精気の盛衰、病状の反映を見ます。


血液は、実際ある物質ですよね。
物質は、陰と分類されます。

気は、目に見えないものです。
物質に属さないエネルギーや力そのものは、陽と分類されるのです。


なんだか、わかったようなわからないといわれそうですが、
話をさっさと先に進めます。 m__m;




そして、そして。

顔色をみることで、
お客様のお腹のなかの臓器のどのようなところに問題があるのか。
察することができるのです。
(あくまでも察して感じるということで、診断ではないのですが)


「顔色が青いなぁ(青いか、青紫)」
、、、というときは<肝臓>の血が足らなくなっている状態。
これは血に関係するもので、寒症、血瘀。
血瘀の瘀とは、停滞を意味する言葉です。
つまり血瘀とは血液がよどんだり滞ったりねばっこくなって、正常には流れてくれない状態ですね。
疼痛が血瘀の状態では起きるのです。
また驚風という、小児のひきつけを起こす病気の称も起こります。


「顔色が白いなぁ(顔面蒼白)」
、というときは<肺>の状態に深い関連があります。
陽の気の力が勢力をなくした状態で血液が推し進められる力がなくなっています。


「顔色が黄色味がかってるなぁ(黄色)」
、というときは<脾臓>に関係します。
湿症で黄疸がでている状態です。
消痩といって現状かまたはやがてやせ細っていくでしょう。


「顔が赤いなぁ(顔面紅潮、頬紅)」
、というときは<心臓>に関係して、熱症、実熱症。
心臓が過剰に働き熱をもった状態です。


「顔がすす黒いなぁ」
、というときは<腎臓>からの影響をみて、腎虚、寒証、血瘀のような状態か。
水飲とよばれるような平素から水毒がある人ともみられます。
腎臓を働かせる機能が停滞して、濾すべき排泄物が漉しきれなかったり、排泄すべき体中の水が捨てられず停滞しています。



つまり、顔色と臓器の関係を感じ取れば、、
顔が青いなというと肝臓に問題を感じ、
顔が白ければ肺に問題を感じ、
赤ら顔では心臓の活性度を読み、
顔が黄色ければ脾臓を疑り、
顔がすす黒ければ腎臓に狙いを定める。

ということでしょう。




そのような体内の臓器に負担があるときには、
精神状態としても苦痛などにより顔の表情に出てきやすいものです。
表情としては病気が進行してくると顔面の表情が少なくなって眼光がくぐもってきます。



また別な視点で顔色を読むこともあります。
そのような顔色の見立ても大事なのですが、
同時に顔または全身に湿潤された艶っぽさがあるかどうか。
私は顔や皮膚をチェックするときに顔のツヤはとても重視します。

湿潤と乾燥のバランスですね。

不思議と個人的な経験からの言葉ですが、
顔のツヤが失せた状態では開運がしづらく、
そして病状の回復もしづらいのです。
乾燥が強い傾向があると、体外からの邪気を防ぐバリヤーのパワーが目減りしているかのようです。

posted by スズキ at 15:19| Comment(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする