2019年03月02日
ボディクッションを使って上部胸椎を緩め、呼吸の質をあげよう
そこには必ず「常態的な炎症」を持ったことがわかります。
逆に言えば、炎症が起こらない場はがんが育たないのです。
では「炎症」が起きているとは?
炎症反応は、その組織部位に血液が足らない状態になったとき起こります。
血液が100% 目的の組織まで送り届けられていれば快適です。
それが70%に減少したり、60%に減少したり、、、すると、
血液を必要十分量を確保したい組織がどうするかというと。。。
脳に対して、「もっと炎症箇所に血液をよこしてください!」
というメッセンジャー物質を送りこんだときの場を特定する旗印のようなものが炎症箇所です。
その炎症の旗印部分には、必要な血液量を満たすために普段の3倍も5倍も送り込まれる仕組みです。
血液が足らなくなるような原因はいくつか考えられるでしょう。
身体の古い組織を壊して新しいものに作り替えようとするとき。
ものすごく血液が必要です。
でもこの場合は新陳代謝がしっかりしているため、
新たな栄養素を受け取り酸素も受け取り、
古くなった老廃物を排泄し二酸化炭素排出をすることができます。
このような際は、組織が腫瘍化することなく、
生命力が大変に活気づいた状態を保ちます。
ただそれが血液循環が滞った場を作り出し、
あたかも新築建て替えができなくなり古くなり崩壊し荒れ果てた困窮疲労した状態に陥ったならばどうでしょう。
その血液循環が滞ることで
新たな栄養素を受け取り酸素も受け取る量が組織が機能する最小限となり、
古くなった老廃物や二酸化炭素が排出しにくくなって組織間に居座ります。
そのような組織は、不浄な場で死に瀕する状態になるものと思われます。
もしかしたら、もろく弱化した組織は腫瘍状態に陥らなければ、
その時点で即刻命が失われてしまう様子へと至るようなものだといいます。
それは組織が壊死を起こすような状態へと即移行するならば、
本当にその時点で待ったなしで死に至るといわれておりますから。。。
本来の調子のいい生命力のある組織でいられなくなったところなのだが、
それでもどうにかこうにか生きていこうとする人間のもつ生命維持装置。
そのような側面を腫瘍は持っているものだと語るお医者さんもおられました。
その話をした先生がどなたかは忘れましたが、
そのような内容の文章を読んで目から鱗が落ちたときがあります。
では、なぜ、患部へと血流が滞り炎症が起きていったのでしょう?
組織へと送られる血液の量が減少していく、
それもかなり度を越した状態にまで至るとどうなるでしょう。
組織の感覚が麻痺を覚える状態にまで陥ってしまうのです。
私がいままでがんになられた方々の施術をさせていただいたとき、
炎症という状態にとどまりきれずに、
血液等の代謝不足がさらに進んだ感覚が麻痺した状態に陥っている。
私自身がそのように感じられた方もおられました。
それと同時に呼吸の状態が悪化した緊張姿勢状態に体全身が陥っている。
そのように見受けられるケースも散見することとなります。
基本、がん化した組織への対応として私にできることといえば、
数は限られています。
単純にいえば、
ひたすらに呼吸の深さを取り戻せるだけの姿勢や動作や筋肉やこころのリラックス状態をお膳立てすること。
そこに終始して歩を進めていく。それで、ひとまず成果が出るかどうかやっていくことが実情です。
有効打となるなるかどうかは、
やってみなければわからない。。。
物言いは心もとなく思えるものですが、
私が得意としている点で活躍できるところといえば、
ここしかありません。
ちなみに、
私の施術ではカバーしきれないようなところも多いため、
適宜、いくつかのサポートするための方法を採用しています。
白寿という会社のヘルストロンという電位治療をする機器を姉がこのたび母にプレゼントしてくれたり、
波動調整をした水を、、、という私らしいやり方で体内の水分クラスターを細かく割って入りやすくしてみたり、
そしてこれからひまし油湿布に、取り掛かろうと考えています。
ただ私自身、母の脊椎の様子をみるにつけ、
確かに、、、みぞおち部分の膵臓や肝臓や胃や脾臓に対して圧迫を強いる姿勢をしているのです。
特に上部胸椎部分の後弯のリリースがどうにもこうにも、できるのですが。
母が数時間内に、その部分を母にとってみれば平素の姿勢をなさることで、
柔らかく柔軟化した脊椎を再三にわたり萎縮硬化させて固定しようとします。
ここの癖を抜くことができなくて、
みずから、ゆるめられた脊柱起立筋を固定化させて背骨を立てていこうとし、
起立筋の部位を解けば解くほど、さらに緩んだ筋肉を今まで以上に短くなるまで固め脊椎を短縮させてしまおうとするのです。
通常のセッションであれば、
私はお客様が背中の起立筋を伸ばすことで姿勢維持をできるまでは、
深く起立筋を意図的に解かないようにしています。
ですが母の場合には、余命宣告を受け、
そのような時間的余裕がないので、解くしかない。。。
もうひとつ、この部位のリリースへの進展が思うようにいかずにやり方を悩んでいました。
むろん、長年、母にきびしく姿勢指導等をしてきたのですが、
実にのらりくらりと私の姿勢に対しての説明を聞いてもくれません。
私がフェルデンクライス・メソッドの先生になろうと試みて、
動きや姿勢の専門家だという威光を持つようなことがあったなら、
もう少しは聞き耳を立ててくれたのでしょうか。
いま、非常にこの点を後悔しています。
いま、さすがにこの状況になったため、
少しずつ母が協力的に私の話を聴き始めてくれはいます。
ですが、もう、根っから起立筋を縮めて姿勢維持をするというところを抜け出せずにいて。
それにより頭の重さをモロに乗せて芯が塊がハードになりすぎた部分が、どうしても緩まない。。。
ここが緩まないと、本当に先に進めない状態だ。。。
そんなほんとうにここ2日間ほど、悩みに悩んだとき。
「そういえば、私のこころの施術の師匠Y様から母のことを按じアドバイスをいただいたメールが来たな。。。」
と思いつつ、部屋を少し見渡してみますと、
その私の師匠からながらくお借りしている<ボディクッション>があることを思い出しました。
実は、母がうつぶせ寝をすると、胸椎の一部の問題の硬化が強い箇所が辛くて、
どうしてもその状態では深くまでリリースが進まない一点があったのです。
もしかしたらボディクッションを使って母のうつぶせ寝をする胸椎や頚椎の緊張状態を緩めれば、
さらに解き進めることもできるのではないか?
そう思って、今日の午前11時ごろ、
ボディクッションを使っての施術をトライしてみました。
すると、うつぶせ寝で、いつもならば通常の施術用の胸当てやフェイスマットでは母が「もう、首が痛いから勘弁、、、」となっていたのが、
ボディクッションを使わせてもらうとすやすやと寝息を立てているんです。TT)・・・ よかった。
そしておかげで、少しずつ脊椎の上部胸椎の芯となり硬化が著しい部位に縦の柔軟性を付けることができました。
おそらくまたそちらの柔らかくなった部分を、母の姿勢の癖がつぶしにかかるでしょう。。。。
ですが、上部胸椎が楽になれれば、呼吸の質を向上させた状態を数時間なり維持できます。
そこは大きいものと思えてなりません。
Y様、本当にありがとうございます!
あとでY様に、ボディクッションを貸してくれていて本当に役立ってますと感謝メールを送ります!!! m,__m
2019年02月28日
youtube映像でオームチューナーによる筋膜・骨膜・関節・靭帯等を高速微振動リリースをしているシーンをご参照ください!
あんまりイメージが持ちづらいかもしれません。
以下が私が使っている¥ 1,860の安価なオームチューナーです。
音叉 f = 136.1Hz ヒーリング
おそらくもっと高価なもののほうが振動の正確性や持続性があるのだろうと推測いたしますが、
予算には限りがあります。
どのようなイメージで使うものなのか。
youtubeの映像にいくつもございますので、
2〜3参考に貼り付けておきますね。
書籍でも理論からくわしく解説したものが出回っています。
ただしオームチューナー利用のものは洋書がほとんどです。
https://youtu.be/ihCl2ImrOYE
Sound Healing with Ohm Tuning Forks - www.soundhealingtools.com
https://youtu.be/GsQuvZaA-Ew
Sound Therapy - How To Play Tuning Forks: Part 3
OTTO WEIGHTED tuning forksという、
フォークの先に錘がついた音叉を使います。
こちらの音叉。
こちら高い周波数の音叉とは違います。
低い振動でビリビリと震え続けてくれる音叉といった感じ。
または音叉というよりも、マッサージ用のバイブレーター。
だからこそ、筋膜層がリリースできるのです。
ただ私は筋膜に対してのリリースというよりも、
骨の骨膜部に振動するオームチューナーのしっぽ部分をすりあてることで、
骨に癒着した深層筋部分が骨膜へと癒着している部分の境目を乖離させるようにして使うこともあります。
これが非常に効きます!!!!
この骨膜への振動で、
多少でも深層筋癒着部や硬化部にリンパや血液が入り込むようにすると、
その後の筋膜リリースが深層部分からのリリース影響が増すようです。
ただひとつ、絶対に注意していただきたいことがあります。
やりすぎには注意が必要です。
関節や靭帯等の緩みが強くなって体調を悪化させるおそれがあるためです。
たとえば頭蓋骨部分で不用意にやりすぎれば、
頭蓋骨の縫合部分が開きっぱなしになって戻らなくなるという、
大変に不幸な状態に陥ることさえあります。
靭帯部分のコラーゲン組織が振動が強すぎて破壊されたのです。
コラーゲン繊維が緩むことでリリースが生じる反面、
緩ませすぎると繊維がちぎれてしまい、
それは終生再生ができない状態に陥る。
取り返しのつかない状況に追い込まれるのです。
そのような事故が何例も起きているということは、
私の耳にも届いておりますから。
だから使い方をわかるようになるまでは、
少ない振動の与え方から少しずつ上限リミットを探るというのでもいいのではないか。
そのように感じます。
ただ使い方を熟知していけば、
これほど安価な筋膜や関節や靭帯やらのリリース・ツールは少ないのかもしれません。
現に今、私は母の施術で、ほんとうに助かってます。。。
これがなければ、頚椎部位の前の喉の筋膜硬化部が、
どうやっても緩まなかった。
また頭蓋骨部分の縫合噛みが強い場のリリースにも使いました。
それに脊椎の椎間板を緩めるために、棘突起部分のオームチューナーでのリリースは、
非常に大きな成果があがったと思います。
つまり高齢化して骨密度が低下した状態では、
強い庄を骨部にかければそのまま骨や肋骨が砕けてしまう恐れがあるので、
庄を最低限にして緩める要領をもったリリース法の多様を選択するしかないのです。
現状での施術上での骨折は、
直してるんだか壊してるんだか、
訳の分からないことになりますから。
だから比較的、高齢者にもやさしい筋膜を緩めるリリースが容易に。
それがオームチューナーでのリリースです。
また脳梗塞後遺症で神経の麻痺を起こしている側をこちらの音叉で刺激をすると、
改善が見られた例もあったといいます。
そのことを聞いて、私は、個人的に以前から、オームチューナーの利用の仕方を研究していて、
このたびは母に生かさせていただいているんですね。
ではなぜバイブレーターではなく、音叉か?
音叉は、叩いた瞬間が振動が強くなり、
時間経過と共に振動が減衰します。
その振動の変化が身体の内側では傾聴に近い聞き耳をたてさせる影響を植え付けるよう。
この減衰する振動と、そして新たに音叉を叩かれて復活する振動。
その変化が人体に大きな作用を及ぼすようです。
一本調子のままの同じ振幅で同じ強さでといった振動は、
人体の内部の神経は単調さを受け入れる場合もありますが、
かえってそれは無視をしていいものだという扱いをして環境に馴染もうとします。
そうなったら、神経が聞き耳を立てるようなことはしませんから。
人体への作用させる効きが悪くなるんです。
それと同時に、人が直接自分の内側に聞き耳を立ててくれて状態向上に貢献している。
そのような人間味のある印象がオームチューナーのリリースでは感じられます。
だから私は、けっこう好きですね〜。
ちなみに136hzオームチューナーは2本所有しており、
もう一本128hzの音叉も予備で持っています。
より振動の深いものが必要な場では128hzの音叉を使っています。
ただ振動が暴れ馬のような強さがあってオームチューナーのほうが、
叩いてポイントに持っていくという動作はしやすいので。
常日頃のほとんどのリリースはオームチューナーで作業しています。
2019年02月27日
花粉症はこころの緊張も悪化の引き金になるということと、母の上部胸椎と頚椎を緩めて脳脊髄液の流れを取り戻そう
テレビでは杉花粉の飛散がすこぶる多いとのこと。
昨日から、いきなりの花粉症が!!
鼻水とくしゃみの連発です。。。
いつもならば、
「スマーティ(家庭用遠赤外線ドーム型サウナ)に、数時間も入ればやり過ごせるだろう」と、
それほど深刻にならずに対処してました。
まったくもって対処療法的な考え方でした。。。
でもこの度は、花粉症になったところでの、
捉え方を変えなければなりません。
「そうとう自分は緊張しまくっているんだな。
緊張して免疫力も低下して花粉症というアレルギー症状がでているじゃないか!
これじゃ、施術成果が思うように発揮できるわけがない!!!」
そのような気づきをいただき、猛反省しました。
自分で自身を客観視することは難しいものです。
主観的視野は狭く、色めがねで自分自身を見ている。
えてしてそこは致命傷を負わせるような冷静な判断力を狂わせる元凶となります。
それは冷静さを保つことが難しくなると、改めて感じます。
精神的なバランス感覚の維持は、肉体面以上に扱いづらい。
今の大事な時間、
体内の血や気の流れを停滞させてはならず、
今だからこそいつもにも増して心地よく循環させるようにしたい。
もっと心身ともに脱力をしなければなりませんね。
力んだ時点で、ろくな成果は期待できません。
集中力を切らさずに、目的にひた走るには、
筋肉にかかる力みを抜くこと。
成果のあがる施術には、
それが原資となります。
得たいものがあるから、
自分と折り合いをつけるよう努めるべきです。
それには自己の感情を素直に認めてうなずき、
納得を積み重ねていくことも大事なことです。
感情エネルギーがぶつかり合って葛藤しているときほど心身のエネルギーロスにつながり、
ケアレスミスを多発させて身を滅ぼす元となるものはありません。
そのうえ、そもそも何をしたらいいのかという目的意識を鈍らせドツボにはまれば、
小さな視野しか持てなくなった自分ならば失敗が待っています。
事実が人を混乱させるわけではなく、
事実を受け取るものの感情の混乱が、
集中力を削ぐ正体のように思います。
潜在意識に隠れ潜む絡まった感情の糸を見つけてほどくことです。
これは、大事なことでしょう。
感情を言語化して抽象度を下げて認識しやすく表現すれば、
闇の底で方向性を見失い団子状にからまった糸も解けます。
視野を広げて多様な見方をしながら検討を深めるならば、
少しずつでも解答へと近づく発想を見いだせるものです。
つまり、鼻なきくとか直感力が得られる素地を得た状態。
そこまでの自分の感情を自分で面倒をみていく必要があります。
今回のけっこうしんどい花粉症は、
まさにそのような感情面の自分と向き合うことを迫られた気持ちがしております。
そして案の定、
ここ2時間ほど、
自分の感情面のあせりや恐怖等と面と向かって話し合いを続けましたら、
それだけで体感上の花粉症の鼻やくしゃみ等の症状は半分に減りました。
アレルギー性疾患の半分以上な感情面からの問題が起因するといわれますが、
本当にそのとおりですね。
あまりにいきなり鼻がすっきり通り初めたので、
私自身も驚きました。
その半分ほどの花粉症の症状部分は。
感情面の混乱から起きる主要な抗重力筋群の筋力弱化による筋緊張や姿勢悪化等から、
リンパの流れの悪化がおきた部分での花粉症の原因だということでしょう。
この部分は、いくらスマーティ頼みをしても、花粉症は改善しませんから。
そしてあとの半分の花粉症の症状は、
連日の試行錯誤をしながら神経をすり減らしつつの施術と
それに至るまでの研究による睡眠不足からきています。
それらは末期的な何かであるわけではなく、
寝れば改善するものでしょう。
母の施術について。
今日の目標は、糖尿病部分を改善させるため、
(1)後頭骨の下降の矯正と
(2)頚椎部分全体の前湾の矯正(首が短くなって頚椎の中程が前に出っ張っている)
(3)上部胸椎の後湾の矯正(後ろに出っ張っている)
を主に改善させるようにアイデアを出していきました。
基本、姿勢均整術の本では「後頭骨の下降が問題だ」とあるので、この部位のみを手当すればよさそうですが、
その後頭骨の下降を引き起こしている原因となった下降牽引をしている部位が、
現状で頚椎と胸椎上部となっています。
また現状でも腰椎の前弯や仙椎の後弯などの問題はあるものの、
以前から母の首を延ばして後頭骨部位を正しいところへ導く目的で、
先行して腰椎や仙椎等の抗重力筋部分にはリリースによる改善の下地づくりをしてきました。
そしておそらくそれは100%ではないものの、
かなりの状態の変化を生み出していけたようです。
それら腰椎の上に、胸椎や頚椎を垂直に積む操作をしていくことが許されるでしょう。
もちろんすでに胸椎や頚椎にいく度となく施術で改善に向けてのアプローチをしてきたが、
それらは胸椎等の下に位置する腰椎や仙椎等の周囲の深部層の筋群の硬化緊張による垂直性の乱れから、
一時しのぎの操作に過ぎない状態です。
つまりカンフル剤的な、一時楽にさせて脳波を穏やかにさせて眠らせるために、
などの目的をもってする頚椎等のリリースだが永続的にそれが維持できないのはわかっている。。
あくまでも、それら上部胸椎以下の脊椎たちの垂直性があってこそ、
それの上に位置する胸椎や頚椎なども垂直性を下からの並びで継承できるということなのです。
だから後頭骨を調整するためのステップのための胸椎中部以下が解けるお膳立てのアプローチ。
筋膜の癒着部位を掘っても掘っても、掘っても、ほっても、、、
硬化した下層部分が顔を覗かせてでてくるごとに、
「もう、そろそろ勘弁してください・・・」と声を上げていいたくなったことか。。。
時間的に焦ってなければ、冷静に我慢強く作業をし続けて、
ゴールを引き寄せるための工夫を続けるのですが。
今日は胸椎上部を主にリリースをし、その後に頚椎を喉側のしこり部から緩めるという作業を計画しております。
午前中に、その第一段をおこないました。
上部胸椎部分の両サイドを昨日の夜にプルパで多少深めにリリースを加えました。
ただ胸椎4番の右横はインシュリンの出を抑制させる箇所だから控えめにアプローチしなければならないんです。
そのことを注意しながらリリースを加え、一晩寝てもらいました。
ただ胸椎椎間板の狭窄部位がいくつもハードなものがあったため、
これらは到底、ハンドマッサージやプルパでの庄でもリリースが難しいものです。
ならば、どう解くか?
それに関する資料として、
私は、母ほどの硬さの胸椎上部を容易に解く方法は見たことがないです。
そうなれば、やはり自分で工夫して急場を乗り切らないといけません。
必死に、30分ほど考えました。
そしてなんとなく行けそうな気がするアイデアが浮かび、
トライしてみました。
私が思いついたやり方は、
一見すると手荒い感じの解き方に見た目で見えるのですが、
フレックスバーを2本用意して上部胸椎を挟むように両サイドに設置し、
その上に鹿島神宮からの木刀を縦に並ぶ椎骨と重なるように置いてフレックスバーと密着させずり庄を起こす。
かなりダイナミックな操作で庄を加えるものです。
ダイナミックさゆえに効果もあります。
部分の局部加圧となると棘突起の骨折の恐れもありますが、
フレックスバーという人工ラバーの柔軟性と密着性により、
多くの棘突起を挟み込んで無理をしない流れの庄をかける。
案の定、けっこうあれほど硬かった上部胸椎の後弯曲部が、
少しずつこなれた状態へと移行していくのです。
この私考案の施術を受ける母は、
プルパを乗せられたほどの痛みもまったくなくて、
とても気持ちがいいという言葉を連発しています。
快適な上部胸椎のリリース方法なのです。。。
「ほんとにね、そこがいままでずっとといてほしかったところなのよ〜。ようやっと解いてくれたわね〜」という母からの感想。
私も、同感です。。。
いままで私がこの部位の適正なアプローチをするために様々な下準備をした上で、ことに臨んだこと。
その上でようやっと上部胸椎をリリースできるようになったという理解は、
母の頭にはまったく思い浮かばない様子です。
そこを説明しても、わかってもらえる自信がなかったのでスルーしました。
これは、いつものことです。 ^-^;
あとは頚椎部位の前弯を緩めるために、
喉部分をオームチューナーの振動でリリースを丁寧にしていきました。
それが済んでから頭蓋仙骨治療の手技で頭蓋骨のパーツを少しずつ動かす。
ちなみに頭蓋仙骨治療中は、母は爆睡しています。
そして今晩も、この上部胸椎と頚椎へのアプローチをおこなう予定でいます。
どうにか後頭骨の位置を正せて脳脊髄液の流れを取り戻していきたいのです。
この脳脊髄液の流れが十分にでてくれるように仕上げていかないと、
なかなか身体の深い臓器にいたるまでの改善はのぞみはあまりない。
そのように言えるような重要な部分です。
後頭骨は、仙骨の位置と相関があります。
その両骨同士が呼吸の吸う吐くのリズムにより、
同期して前後に動く仕組みになっております。
そしてこの脊椎の呼吸時の前後のムーブメントが頭蓋骨のいくつも縫合部分で結ばれたパーツを拡張収縮をさせる力となり、
頭蓋骨のパーツの拡張と収縮により脳脊髄液が脊椎部を沿って自律神経系に流れていきます。
脳脊髄液は、自律神経組織にとっての栄養源なのです。
この脳脊髄液がうまく各自律神経全体へ流ることができなくなるような減少状態に陥れば、
そこから自律神経により動かされる各臓器の動きが正常を維持できなくなります。
その初期段階は自律神経失調症といわれてしまうような、
なんだか体調が優れないんだけど、その訳が分からない。。。
という感じであったでしょう。
そしてさらにその脳脊髄液減少状態が強まればもっとも血や脳脊髄液の通りが悪い臓器には、
思いもよらない異変が生じてしまいます。
つまりそのような状況下で、元気のないダメージを受け続けた臓器に、
「元気になってください、お願いしますよ〜」と懇願したとしても、
「私、もーだめ、脳との交信もできない孤立した状態だし、気や血も届かないし。不浄な環境へとどんどん陥っていくし。。。」
という臓器の嘆き悲しむメッセージが、私の耳には聞こえてくるような気がいたします。
多かれ少なかれ、慢性的な疾患と化した臓器には、このような嘆きとSOSの声がでています。
そういったところをうまく流すためには、脊椎全体の柔軟性。これが基本です。
曲がった背骨は、良くないのです…
そしてそれは呼吸のリズムをつかんで動く仙骨と後頭骨の前後への自然なムーブメントが起き始めると、
背筋が伸びてきて腹腔の上下サイズが整い出して内臓部位の上下圧縮に終を告げることができる構造へ。
そこにもっていってあげられれば、、、。
母の元気も、内部的にでてくるものと思われます。
とりあえず、ここまでくるのに日々の施術の突貫工事で2月を丸々使いました。。。
私が当初予定していたよりも、
施術の進度は遅れているのが実情ですが、
かなり今までのやり方では解けない部分も多々でてきたりして、
そこをひとつひとつ、クリアしながらどうにかこうにか、
脳脊髄液の流れを恒常的なものへとする部位への直接的アプローチまでたどり着きました。
今日一日で、この部分に明るさが十分灯るほど甘い状況ではないのですが、
丹念に母の骨組みに話を伺いながら、
削ったり伸ばしたり曲げたりひねったり。
相当な試行錯誤をさせていただきながら作りこんでいこうと思います。
2019年02月26日
目黒不動尊でプルパの浄化 と 深層筋へ血液が入って緩み始めると驚異のだるさ、眠気、、、です。特に内臓疾患がある方は。
本当にここ最近は、病院と自宅との行き来のみで、
神社仏閣へ参拝するようなこともございませんで。
ひたすら施術での対応を研究しまくっておいて、
そこでもう万策が突きた感じがしますとなれば、
神社仏閣へお願いをしたいと考えていました。
まだ苦しみながらの
研究が足りていない。
そのように思えていましたので、
どちらの神社仏閣へも行くことはありませんでした。
ただ昨日は、目黒不動尊の湧き水を利用して3本のプルパを浄化しにいきました。
プルパたちはあまりに母の施術で酷使された3週間を過ごしたため、
特に30センチの長さの2本のプルパの輝きが消えかかっていました。
プルパの先端から気の出るとか出ないとか、
目には見えない世界です。
ただ真鍮製のプルパが輝きを失ったときには、
ほぼほぼ経絡の線をつたった足を解くと腹が緩むような
身体への遠隔部への影響を届かせるような成果が上がらなくなるんです。
自宅の流水でしばらく浄化させるという手もありますが、
目黒不動尊での浄化はあきらかに実感するところでは、
レベルが格段に違っているんです。
たとえば、ここ数日は、くすんだプルパになっていて、
どうも思うようなリリース成果がでてこないような気がしていたんです。
「これじゃ、普通の真鍮の棒のようじゃないか・・・」
そう思えるような手応えのなさを感じてしまうときも。
それが昨日、目黒不動尊の湧き水で浄化してピカピカになったプルパを、
母の左足首前側の支帯中央に1.7キロの巨大プルパをちょこんと置いた瞬間に、
「あっ、スコーンと胃にあった重い嫌な感じが吹っ飛んだ!」と母が叫びました。
それと同時に、わかりやすいように胃もグルーグルッと快音をうちならしました。
できるだけ遠隔からの操作で、腹部の問題箇所を修正していこうと狙っています。
だから手や足、それもそれらの末端や肘や膝、または肩や臀部鼠径部のリリースで、
内臓部分を緩めていこうと考えて試行錯誤を繰り返している次第です。
なのでほんとうに目黒不動尊は、ありがたいのです。
こちらでプルパや自作ていしんを浄化しなければ、
私の施術の効きが2割から4割は減っていてもおかしくはありません。
不思議とさっきまでは重厚感がある感じだったプルパが、
軽妙になったかのようで軽々と持ち上がり出すので扱いやすくなるんです。
もちろん重量は、一切変わっておりません。
でも手にプルパが触れた時のサラサラ感が、
軽さを感じさせてくれる変化を生んでいるのかもしれません。
プルパの金属部分から生じる通電させるような本来の金属特性部分は。
やっぱりくすんでしまうと、まったく威力が消えてしまうものですね。
そしてその冴えを水道水よりも、はるかにすばらしい状態にまで仕上げてくれる。
この目黒不動尊の一部の湧き水は、
温泉の水脈地層から汲み上げられている節があります。
それがなんらかの特別な科学的な作用がそこに生じさせてくれるものだと思います。
今更ながらに、自宅から歩いていける位置に目黒不動尊があるって、
なんてすばらしいのだろう!
そんなことを感じます。
また昨日は、母が緊急入院したときから初めて、夜に施術をすることはありませんでした。
それは母が、それはもう立って歩くのもままならないほど、
くたびれてくたびれて、ということでした。
姉と、武蔵小山にある清水湯という銭湯の料金で温泉に入れるところがあって、
そちらへ電車で通っているのです。
そちらから帰ってきての第一声でした。。。
そのような状況は肝臓に問題が生じていてという由来ならば、ひどいことです。
その母の話を、緊張しつつ聞いてみて、とりあえず両手の脈を見ました。
すると脈自体はしっかりと打っている。
案外力強いんです。
おそらくのこと、今回の場合の疲れは、
身体のどちらかの組織が血液を欲して直しにかかっている。
という場合におこる、極度の疲労感のような気がしました。
母は帰宅後、3時間、死んだように眠り続けておりました。
そして起きたあとは少し、だるさが抜けていましたが、
「今日は、施術はやらなくていい」といいます。
そして私も、体の内側で直しにかかっているならば、
それを外圧での施術をおこなえば妨げることとなり、
施術をしないほうが得策だと判断しました。
これは母の体内部でかなり深層筋部分の骨に近い部位に血が寄って溶け出したときの反応です。
それは何度も何度も、お客様で私は見ていることですから不安なく思えるのですが、
母にはとても驚いたようすで、「もう、、、ダメかな、、、」と内心弱気になった。
そのような感じだったといいます。
はじめに深層筋が緩んだ時の反応を、
説明してあげておけばよかったと反省しました。
ほんまものの深層筋が緩んだ時の反応。
それも内臓に疾患を負った方の反応のつらさは、
ほんとうに起きてられないし、眠くてつらくてだるくて、歩きたくもない。。。
そうなるんですね。
ほぼほぼ、そうやって、改善の道を歩み出すのです。
ちなみにもし今回のようなときに、そとから施術等でちゃちゃを入れるとどうなるか。
施術を無理にすると治癒がすべきところを自分で判断して血をそこに集めようと
集中計算して血を通して組織修復をおこないだしたサイクルを台無しにします。
その結果はろくでもない結果を生み出してしまうものなのです。
治りが極端に悪くなり、
自らが自らの力で治ろうとしづらくなって、
その後に長らくの迷宮に入ります。。。
そのことも、よく存じ上げておりますので。
それで昨日は、私も夜、いつもならば午前1時半くらいまで、
なんらかのソフト系の神経を通す施術をしているのですが、
それをせずに、そしてなんらかの施術研究をすることもなく。
そして今日、母の脈や顔色をみれば、どうにかそのだるさは一日で飛んだなということ。
母はホッとしていましたが、私としてはあと数日、
そのままの酩酊状態に近いような
脳への血流を患部に当てて癒してくれるのに使ってほしかったです。。。
でも、母としては、ホッとした、、、とのこと。
いろいろと各人の思惑で、反応の解釈もそれぞれです。
2019年02月25日
プルパ3本で筋のしこりを挟んでリリースが、ものすごくいい感じにほどけます!
胃の下垂した部分を押し上げる操作を丁寧にしていきました。
左ひざ内側のしこりを外していったり、
左鼠径部内側および外側のしこりをリリースしたり、
左腰部の胃下垂に関係しそうな前屈を作り出そうとした部位をリリースしたり、
左側大腰筋を緩めて知ったり。
がんも大幅に進行した状態となれば、
施術自体が忌避となる箇所が非常に多くなり、
思うようなリリースに効果的な部位へのアプローチができなくなります。
ほんとうに薄氷を踏むかのように、
アプローチを進めていくものです。
そして100%安全という保証もありませんから。
身内でなければ責任問題として訴えられかねません。
なので、どうにか母にだからできること、
というところのオンパレードのような施術セッションが続きます。
たとえば内臓部位は強圧は内臓部の癒着がいきなり引き伸ばされればリンパ管や血管、神経等が切れるなどのおそれが予想されます。
左へそ脇の大腰筋のしこりといった内臓部位のリリースは、
メカニカルリンクのリコイル技法の高速微振動に頼ります。
実際はリコイルという高速微振動というよりも、
怖いところでは中速微振動から低速微振動となってしまいます。
なかなかどうして、、、、、
いやな波動が指先のセンサーに送り届けら察知すると、
恐怖に手が止まるときもありまして。
リリースの量は小刻みに小さくするしかなく、
積み上げるのが手間が非常にかかります。。。
骨格筋部分のリリーススピードが遅いと、
母の体力が徐々に失われていくだろう。
だからどうにか安全箇所はとっととさばいて解いてしまいたいのです。
ですが、そこを今までの私の筋膜リリースのやり方では思うとおりに、
進んではくれないもどかしさがありました。。。
もし安全箇所をもう少し深く解けるようならば、
リスキーな箇所を触る量を減らして解き進めることができるだろうに。。。
本当にそれは切なくも悔しいことですし、時間がないためあせります。
そんなときです。
1.7キロの巨大な50センチを超えるプルパを1本と40センチ弱のプルパを2本、
所有しているのですが。
なんとなく、
この三つのプルパを同時に使えば患部臓器に対して遠位置にあるリリースポイントなら、
ものすごく効果的に溶けるんじゃないだろうか?
じーっと、並べられた3本のプルパを見ていたら、
そのように訴えているかのように感じました。
たとえば腰部の深層起立筋がどうしても解きづらい部分がありまして。
定点的に一箇所にのみプルパの突端を強くあてがって解こうとすると、
どうにか解けるかもしれません。
ですがそれはかなり無茶な力任せをすることとなり、
解くのか壊すのか、、、どちらかといえば壊す方に軍配が上がります。
そこは乗れない船です。
そこで起立筋の出っ張っているところを3本のプルパで挟み込むよう設置して、
それからローリングしながらのリリースを加えました。
むろん、プルパの先端には多少厚手のタオルを6枚折りくらいした状態で養生させて安全を図ってのリリースなのですが。
それが、私が想像していた以上に、リリースがちょうしよく進んで深くまで解けていくのです。
それだけではなく、母が感じる痛み自体も比較的少ないためか、解かれながら爆睡してます。
このやり方を起立筋でいくつか根強いしこり部分をアプローチして解き方の練習をしていき、
それから腕と胸の付け根のしこりや胸鎖関節下の鎖骨下筋のほんとうにシビアなしこりなど、
いままでどうやってとこうとしても反発されてうまくいかなかった箇所が、
ことのほかリリースがしやすくて画期的でした!!!
プルパを予備や過剰に買っておいてよかった! ^-^;
買う前は、3本も高額なプルパはいらないんじゃない??と思っていたのだが、
これがなかったら太刀打ちできんかった。。。
そして左側腰部や腕の付け根、そして首部分、それから左鼠径部などを解くと、
母のお腹はひっきりなしに「ぐるぐるぐるぐるーーーー」と、動きに動く感じ。
逆に言うと本当に固まって動けないほどにまで緊張してしまったのでしょうね。
胃やその他の内臓部位も、大関節の側部にできたり真上に出来たしこりたちに、
大幅に影響をしていて窮屈に内臓をひきつらせ続けていたということでしょう。
そしてどうにか少しずつ胃の位置の修正ができていったようです。
そして同時に下降結腸や直腸部分などの問題も。
それで母いわく、
「今日はお通じがよかったよ〜」と笑顔でした。
ただ、実はいきなりでかいプルパを3本束ねて使うというのは、
相当な無理な話だと思うのです。
本当に扱いにくいものでして、
もし落としてしまえば、
骨折ものですから。。。
でもそれが事故無くそれができた背景は、
私の母が緊急入院したときに、
病床では手だけで施術をしていたときがあり、
そのときに合気柔術のぐい呑みの手さばきを
何千、何万回と繰り返していて武具を使う手さばきが巧みになってきました。
そのときに3本のプルパをまとめて扱えるような手先の力が身についたのだと思います。
それは先月のボディワイズの施術でお客様に対応するにも、
一本の中堅どころのプルパの扱いだけでも四苦八苦してましたから。
道具の使い方もステップアップして習得できていけて、幸運でした。
そして今日は、少し目先を変えて、
斎藤一人さんの「大宇宙エネルギー療法」というものにトライしました。
たまたま7年ほど前に義兄ががんのときに、
母がその義兄の病気の改善のために、
斎藤一人さんのお店の砂町でしたかに行ってまして。
母の友達の斎藤一人ファンの方に、勧められたそうです。
そのときに斎藤一人さんの波動入り水晶をいただいてきて、
仏壇の中に入っていたんです。
ならば、これなら施術で事故るリスクもないし、
もともと母は私同様に気の操作もある程度こなせるので。
なんとなく、今後の自信になりそうなものとなればと考えて、
やってみよう!となりました。
おそらくこの手のことは嫌い!という人も多いと思いますが、
そこはまぁ、置いておかさせていただきまして。
^-^
母自身、以前に小さな水晶玉をいただいたときには、
「?」これどうするのぉ?という感じでしたが、
やり方をネットで調べてトライしてみたんですが。
やはり母は長年、ずっと指圧をしてきましたので、
多くの人たちに尽くしてきておりました。
だからその手からは何かができやすいようですね。
なので母も、ちょっとまんざらでもない感じで、
「大宇宙エネルギー療法」を楽しんでいました。
ただあまりおおっぴらにやると、
やっぱり変な宗教に入っているのではと言われそうなので、
こっそりやるほうが無難だよねといって楽しむ母の今日この日でした。
^-^
2019年02月24日
糖尿病と左肘
またはその予備軍だといわれております。
母の食事上の不摂生も手伝って糖尿病の問題もでてきており、
そちらを改善させるためにはどうすればよいのか。
そこを考えるところであります。
「秘蔵 黒川ノートと身体均整法」
こちらの本のP693 すい臓(糖尿病)などは参考になります。
著作権上の問題がありますので、詳細は述べられませんが、
糖尿病では棘突起の特定部位に圧痛を感じると述べられており、
矯正、調整点として下記のような内容が紹介されています。
・膵臓機能を鼓舞する膵頭動脈矯正点(糖尿病の腹部矯正点)や
・糖尿病の特効穴(けんすう・ちくひん・ちき)について、
・後頭部について、
・頚椎第一横突起部について、
・左肘関節(肘頭)について、
これらを一通りすべてをなおせばいいというわけでもなく、
どちらかをしっかりケアすればいいとかかれています。
が、確かに、私の母でチェックしてみると該当するところがある。。
後頭部が少し下降して来ている点、
左肘関節にしこり化した部位が内在し可動の制限がある、
その他、いくつかの問題点でも合格したようには思えないのです。
たとえば一見すると
左肘関節(肘頭)が関節可動域が悪化していたり、関節の動きが生じると痛みが出るとき、
なんですい臓のインシュリンが出にくくなるの?という疑問も出てくるわけです。
もちろん膵臓に問題があって左肘が辛くなっている場合ばかりではないのですが、
どこがどう飛び火して左肘がすい臓のインシュリン分泌に影響が出るのか。
関心深いところとなります。
実際に、母の左肘頭部分をとこうと考えたのですが、
おそらく左肘頭ということで神経系につながりもあるのかと思うのですが、、、
もしかしたら胸椎11あたりの動きと左ひじの動きはリンクするところもあって
その影響が膵臓という胸椎11の真ん前の臓器の機能低下へと話が及んだというものなのか。
もしそうであれば、
左肘頭部分の使い方が巧みとなれば、なお、すい臓の活性化は期待できるというものなのか。
小さなところの点数をしっかり稼ぎたいので。
ここは、重要な母へのレクチャーポイントかもしれません。
あとは、構造的にすい臓の位置は十二指腸に隠れているという場所にあります。
そしてすい臓の機能が問題が生じてしまったというのであれば、
その周囲の臓器にもその影響があるか、
またはその周囲の臓器の影響がすい臓に飛び火したのか、
その2点のパターンが考えられます。
すい臓の機能を改善させるためのひとつのやり方として。
胃が下垂していて膵臓機能の問題が生じている人のときには、
下垂した胃を正しい位置まで引き上げる必要が出てきます。
もともと胃という臓器は、
食物を食べて大きくなったり、消化して小さくなったり、
大きさや位置にも変化に富む臓器です。
それに左側大腰筋が硬化萎縮すると、
胃がその大腰筋に引きずり込まれるように下垂して、
固定されるという特徴もあり。
なにかと変化に富む臓器が胃であって、
それが周囲への臓器への悪影響を与えることもしばしば見受けられます。
みぞおち部分が硬化して横隔膜の上下動が減少していると、
十二指腸とすい臓は隣り合う臓器でそれぞれが「癒着」しはじめます。
すると胃が落ちると十二指腸にも落下傾向に至り、
すい臓を本来機能できる自分の位置とは異なる場所に引きずり下ろされるのです。
そうなると膵臓の内部の血管も引き伸ばされて細くなったストローのように通りが悪化して
消化液などをだす機能に問題が生じてくることもありますし、
それが行き過ぎれば器質的な変異などの問題へ転化してくることもあるといいます。
なので、私の母は胃が多少落ち気味ですから、まずはそちらを理想位置に修正を加える矯正を数日かけて徹底して行います。
すると胃が正しい位置にくれば十二指腸にも正しい位置に戻る機会を与えられます。
するとおそらく十二指腸に膵臓は癒着しているだろうから、
十二指腸の位置の修正につられてすい臓の位置も正されるでしょう。
人体は、構造的に問題ある部位に臓器が置かれることを嫌います。
それは本来稼働すべき機能発揮ができなくなることを意味するからです。
ひとまずは、このような胃を上に動かして、十二指腸を上げて、膵臓をもともとあった位置に送り届けたいと考えています。
脳性の糖尿病ではなく真性の場合には、これである程度、改善する率がありますので、
それの延長線上に何かいいことは起きないか。
試みたいと思います。
構造は機能に先んじる。
それがオステオパシーの精神に通じます。
2019年02月23日
母、緊急退院と、舌骨周囲をリリースしてみぞおち部分を緩める工夫
昨日、母がいきなりの緊急退院。
あと数日は大学病院のほうでお世話になる予定でお願いしていたのですが、
次に入る患者さんはもう決まっているから、
「午前中に退院してください!」とのこと。
母も、寝耳に水のようで驚愕。
私もあわただしく病院へ走り、
私のプルパや母の持ち物を担いでタクシーで帰宅しました。
それからがいろいろと介護には狭い部屋をベッドにしたほうがいいかどうかとか、
そうすると荷物を縦積みにしてコンパクトに収納できるようにしなければとか。
他、用事が多岐にわたってあわただしい一日として過ぎました。
病院内の緊張した場で、
母の今後の人生プランを「思考の整理」をしながら方向づけしていく予定でした。
未来への目的地の設定が不安定であれば、体調にすべてが流される恐れがあって、
そこに先手を少しでも打つことができれば。
コーチング的に、ソリューション・フォーカスして、
負担感の強い未来から、明るい陽光の未来をイメージしたほうが、得策です。
それが急遽退院となって、そこが瓦解して。
緊張感の薄まった思考の整理にならないよう頑張らねばと思っています。
あと病院の医師がすぐそばにいなくなった今。
私の意思や姿勢が試されるときです。
頭蓋仙骨治療で有名なDrアプレジャーの著書「インナーフィジシャン」P121に
シスターでもありドクターでもあるアンというアプレジャーと親交のある方に
「いったい回復するための決め手となるのはあなたはなんだと思うかと尋ねた。
シスターアンがきっぱりと答えたのは、姿勢と意思が80%、あとの20%は、
鍼、栄養摂取、頭蓋仙骨セラピー、その他すべてをひっくるめたもの、とのことだった」
という。
そこでアプレジャーがシスターアンの言葉に対し、
足していうところでは、
セラピストが絶対に忘れてはならないことがあるという。
それはセラピストが患者や治療に対しての反応に対してもつ意思、姿勢、期待には、
途方もない力があるということだ。
もしヘルスケアをする治療者が、その程度しか期待が持てないという思いであれば、
患者もその程度しか期待できなくなるのも無理のないことです。
そして、その逆も真なりという。
施術をするもの自身がもつ患者への意思や姿勢がどうであるのか。
もし興味関心が薄くなっていたりネガティブであらば、
回復する決め手が欠けているといわざるを得ないのでしょう。
ましてや自身の施術技術に自信がなく期待していないというのはもっての外ですが。
セラピストとしての技量や腕にすぐれたものを持っていたとしても、
たった20%しか影響が及ぼすことしかできないハード面の存在だけで勝負しても、勝てるものではない。
私はそのような会話から、学ぶべきところが多く感じます。
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昨日、施術について。
アンドロイドタブレットで動く解剖学3Dソフトで、問題箇所をぐるぐると回転させたり、
引きで見たり、クローズアップさせたり、内側から外をみたり、、、
問題箇所を中心にして関連しそうな部分はないかを調べていました。
すると、膵臓あたりは脊椎の前面の靭帯部分にほぼ付着影響を受けるため、
首部分あたりの曲がりが前縦靭帯・後縦靭帯に引き連れ等があれば膵臓を無碍に引き上げそうなところだなと感じました。
喉の部位に舌骨という、
骨の中でも唯一他の骨と触れて関節を持つことのなく筋肉や靭帯だけで位置を固定された骨があります。
その舌骨に関係する舌骨喉頭蓋靭帯と前縦靭帯に相互の影響エリアを共有していそうな気がしました。
舌骨に関係する舌骨喉頭蓋靭帯とは、舌のかなり厚めの筋肉層を下支えに関係する舌骨を支え上げるため、
想像するに相当なテンションの高い勢力をもっているものでしょう。
もしかすると、、、この舌骨喉頭蓋靭帯と頚椎前にある前縦靭帯に両者が硬化して引き合う関係性を占め、
みぞおちや腹腔内部を上方へと異常に持ち上げ続けてしまう影響場を持つものとなっているのではないか?
ということで、
母の舌骨やオトガイ舌骨筋、舌骨喉頭蓋靭帯、そして甲状軟骨の上部で癒着部を指先で感じ取り、
50分ほどかけてオームチューナーの高速微振動でリリースをしていきました。
すると、もしかしたら想像があたっていた部分もあったのかもしれません。
左側の脾臓奥と、おそらく左鼠径部上のソケイリンパ節の上部あたりから、
緩みが出たときの体内の停留がすの移動音が聞こえてきました。
またこの喉の部分は生命維持にも深く関わる部分でもあるため、
たえず錐体外路系の自身への歪み等の問題があれば自動的に修正をかける作用が発動していた。
それで母は、自分の身体のつまりや歪みがあるところを、ぴくぴくとかたかたと、
無意識化で修正のための最適な身を動かす方向へと動き始めてリリースをしはじめる。
その母の姿を姉がみていて、
「??」
なんなのだろうか、寝相が悪いな、とでも思っているようです。
^-^;
私自身、喉の奥をリリースするというのはボディワイズの施術ではカウンターストレイン等で見るか、
プルパで刺激するかということであったのですが、
おおよそオームチューナーのような音叉でのリリースの方が受け手の痛みや不安感がなく、
ちょうしよく整えられていくと実感しております。
くれぐれも、解剖学的な知識や施術上の技量がない方には、
不容易なアプローチはケガのもととなります。
それもここは影響が深いため、適当にやってみて試してどうなるかということさえも、
避けていただいたほうがいい箇所かと思います。
ただ反面、施術をなさっておられる先生方には、
興味深い成果が得られるアプローチポイントのひとつなのかとも思いました。
無論このような研究は自己責任となりますから、
注意深く模索していただくといいのかもしれません。
2019年02月21日
感情ストレスの解放(ESR)に取り組まなければ、、、と、音叉療法による脊椎のゆるくなったというご報告
よく言われることですが、
頑張りすぎる傾向があると、良くないことが起きるものです。
車を運転するとき。
アクセルペダルとブレーキペダルの両方を同時に踏んで走ろうとする。
アクセルは、走れという。
ブレーキは、止まれという。
その両方を同時に踏むならば、
アクセルの踏む力の量が10で、
ブレーキを踏む力の量が10ならば。
釣り合いが取れて一見するとただの静止状態です。
ですがその内側ではエンジン内部の異常な発熱とブレーキディスクも熱を持ち摩耗します。
冷静さ、客観的視野の広がりがあれば、
静止状態を作りたいならば、
アクセルもブレーキも踏まずにサイドブレーキを引いて放置したっていいんです。
だったら、どうすればいいのか?
ブレーキを踏まなければいいじゃないか。
と言われる方もおられますが、
単調な高速道路でのスムースな走行ならまだしも、
暗がりの田舎のくねったあぜ道をゆくならばブレーキがなければ、すぐ事故に。
やはりブレーキがなければいいという問題ではなく、ブレーキは機能なのです。
行動を積極的に試みようとするチャレンジしようとする行動機能と
行動を慎重にさせて事故をおこさないように調整をする抑制機能と。
ブレーキがない車を運転するのは危険なことで、
ブレーキがあってこそ安心した走行ができるのです。
それらを同時に踏むというところに問題があったのでしょう。
ただそれは何らかの問題発生により、
不安を一気に煽られて。
「どうしよう、どうしよう!!わからないわよ、とっさになんか!」
というときに交感神経が過剰に優位になってしまったが、
実際に走ったり体を動かしたりすれば済むという問題でもないとき。
行動はこのままではいけないと感じつつも、
でもどうすればいいかの道筋が冷静に自分やその際の状況を観察できずに見失っているとき。
そのようなときはあぜ道に落ち込まないようにさせるための機能として
よーく周りを観察しなさいモードの行動抑制をさせるブレーキを踏み込む。
でもアドレナリンが、ぱっと多量に放出されて動こう、動こうとしている。
こうなったときの、
表面上には現れることがないエネルギーロスが甚大です。
リアルに野犬に襲われて命からがら逃げきったというなら、
そこで一件落着をしていますから、
それ以上のエネルギーロスはない。
だが現代社会で感じる不安や恐怖やつらさは対人関係から、
社会保障制度の変更からくる不安など、牧歌的な昔とは異なるサイクルで、
様々な自分の身が蟻地獄にかかってもっていかれる異様な恐怖感をつねに持ち続けている。
手足が縮みこんで逃げるにも、戦うにも不自由で、
それがよけい不安な感情をあおってしまうと、
パニック状態におちいることでしょう。
それでは安心などできるはずもなくて。。。
もちろん人それぞれ生活環境や感受能力から、
潜在意識に落とし込まれた漠然としているが明瞭に感じ続けている不安内容は異なります。
それに、そんなにそのような不安を感じることなく、安全なセーフティゾーンで生きている
ただそのようないつ止むとも分からない心理的な安全を失った場にいる危機感を感じたとき。
人は余剰エネルギーを早々に使い果たし、生命維持にかかわるエネルギーまで使い込みます。
私の個人としての考えですが、
そのような生命維持エネルギーまで枯渇させる負の遺物のことを、
マイナスのカルマと呼んでいます。
そしてこのマイナスのカルマが自分の内側に巣食っていることは、
意外なほど盲点となり、見つかりづらいものです。
なぜかといえば、
自分自身はやむにやまれぬ不安や危険を拭うための緊急避難的な対応をしているだけですし、
そこにはしっかりとした正当性が感じられる分、
客観的広域視野を持って自身を振り返るものでない限りは、
自分に不利益な状態にいつの間にか陥っているという自覚が現れないのです。
感情は、実際に起きた物事や物語(ニュース)を通じて感じわき起こるものです。
実際の事象を、そのときの自分がどう感じたのか?
それが遠い過去のこととなると、思い出して、
そのときの思い込み感情をリセットしたり書き換えるにも手間ひまがかかります。
・・・
蛇足ですが、
今日、私が寝ていた時の夢で、
とある数メートルの起伏ある沼のほとりに腰をおろしたとき。
いきなりその沼が、心臓の鼓動のようなリズムで水面が上昇したり下降したり。
気づくと私の身が固まって身動きが取れません。
暗黒の沼に引きずり込まれそうになった恐怖をめいっぱい感じたときに、
目が覚めました。
正確にいえば、深い眠りがかなえられている訳ではないここ最近なので、
夜に見た白昼夢のようなもののような気もいたします。
ただいま、このブログを書きながら冷静になってみれば。
夢の中の沼の土の上にはツボ草という地下に根を渡すランナー系の植物が密集していたのです。
夢の中の私が腹ばいになりそのツボ草のひとにぎりを優しくしっかり握れば、抜けづらいので。
きっとそれで助かったはずです。
生き残るための試練では、かならず助け舟が与えられている。
そのような思いを深めることができました。
それと同時に、自分自身にも感情ストレスががっつり蓄積している真っ最中で、
そちらをリリースしなければ、冷静な判断がままならないような気がしました。
ただ事細かな感情のリリースを試みるカウンセリング等の時間を惜しもうとするならば、
タッチフォーヘルスのセッションを自分に施すのもいいのか?
そのように思いついたところです。
完全版 タッチフォーヘルス―誰でもが使えるホームケアの決定版!指圧を使った自然健康法の実践ガイド
上記の本の
感情ストレスの解放(ESR)P88
感情ストレスの解放(ESR)の発展テクニック P306
実際問題として、
人はストレスを本当はどの程度の量だったり質だったりを正確に判断せず、
「漠然としたもの・なんとなく感じるのだが」という状態で放置しておくから
対処のしようが具体的な検討までいかないのです。
漠然としたままの不安や恐怖の実態を把握して正体を脳が把握しはじめたときには、
適正な判断やアイデアが思いつきだすものです。
それだけでも感情のブレーキを踏む力を緩めて気分的に肩の荷物がおろせて楽になるか、
やっていこうという対象がみつかって闘士を燃やすものです。
そのようなコーチング的なというかカウンセリング的な、
漠然としたこんがらがった思いの糸をほどくような言葉のやりとりもあります。
ただ額のところにある神経血管ポイントの一部を触りながらというものや、
筋反射テストをいれているようなところがキネシオロジー系セッションらしい。
また発展テクニックでは、過去のトラウマのためのセッションと、
未来のパフォーマンスのためのセッションその他が紹介されています。
未来のパフォーマンスが上がるという前向きさアップという視点はいいですね。
私自身には使い勝手のよい、効果も速攻で期待できるテクニックです。
ただキネシオロジー系のセッションに慣れがなくて要領がわからないとき。
自信なくやるとほぼ効き目が乏しい感じになりやすいので注意しましょう。
無意識に身がすくみ飲み込まれていくことから必死にもがき逃げようとする心境からセーフティゾーンへ一時的に移行して現況を見てみる。
アクセルとブレーキのブレーキを強く踏みすぎて行動に移れない状態に客観的に気づくときにくる感情ストレスの低下は、
目に見えてエネルギーロスが軽減し目の輝きが増すようなシーンが見えてくることもあるのです。
多少、車の車体をこすったりへこませたりしても、
致命傷を追わなければそれでよしとするものです。
こすったりへこましたりさせながら、人は生き方を学ぶのです。
そんな気がしています。
そんなこんなで、今日は、メンタル面でのセッションを母の施術に取り入れる予定。
今の私は、母に対してタッチフォーヘルスの手順を追ったセッションをしていけ!
そこで少しでもいいから、生きる点数を加点せよという発想なのですが、
母は、自分が感情のストレスをためているなどとはピンと来てくれなさそう。
なかなか難航しそうな予感がします。
大学病院では、すでにステージ4でがんについての治療は一切されずにおります。
それで緩和病棟を持つ他の病院を勧めていただいております。
母は、いまは入院して治療中という意識があるので
素直に私の施術を受けてくれます。
ただしおそらく母が退院した瞬間、
悪い意味でほっとしてしまって気が抜けるようでしょう。
我が家に、生きて帰れたのですから当然でしょう。。。
ほっとする瞬間。
気が張っていたときはアドレナリンがでて活気づいていてどうにかやってこれたものの、
それが消え失せた瞬間が、魔の瞬間になるといわれております。
それも退院後を推測するに、
長年の母との付き合いでわかるのですが、
私の施術もいい加減に受けるという流れになりそうです。
メンタル面で、
未来のパフォーマンスが上がるためにはというセッション等から、
そこを書き換えていく必要を感じています。
母には口で説得をしてもあしらわれるだけなので、
「<思い(またはよりよき思い込み)>が自分にどれだけ影響を与え役立つものなのか」
を、どうにか実演販売のプレゼンテーションのような勢いで魅せられるか。
今後、母が賢明なくらしぶりを選ぶかどうかの分岐点となりそうです。
手技以外のところに手をだすタイミングは、今、と考えています。
余談となります。
施術上の昨日の気づきですが。
昨日、母の起立筋群はすでにかなり緩まった状態を創り出しているため、
母の脊椎の棘突起部分が後方へ飛び出ている部分や変位している部位を作り出している椎骨同士をつなげている靭帯のリリースに、
オームチューナーを使いました(オームチューナーは昨日の私のブログを参照してくださいm__m)。
棘突起が出っ張っているので、その出っ張っているところの側面にオームチューナーで振動を加えていきました。
そのオームチューナーは横倒しにされた状態をとり、背中に触れるスレスレの状態にすることになります。
ラバーマレットで音叉を叩くわけですが、そのままの重さでは振動が弱いと感じたため、
ダイソーで購入したぶっとい輪ゴムを6本ほどマレット先端のゴムの周囲にキツめに巻きました。
それで脊椎の変位部分や椎骨前後にしこりがあるかどうかなどを判断して、
ポイントを見極めで1回〜3回〜8回〜20回など、私の脳裏に描かれた回数を叩いていきました。
するとかなり詰まっていた椎間板の部分の微細な改善が促せたようです。
そこでは100%のうちの45%程度の詰まり具合に。
脊椎の椎間板の緩みが出てきたようです。
さらにそこを進めて70%くらいに椎間板や椎骨の萎縮を取り除き押し上げられれば、
自律神経系等の動きは促進されて、
体内の異物を探し出したり環境を整える力へとつながるかと思います。
とにかく深い横隔膜のムーブメントの復活が、緊急課題ですので。
あまり脊椎を音叉で解くのもやりすぎは体のバランスがいきなり大きく変わりすぎて負担を感じる(過矯正になる)ので、
一般的にはごく注意しながらということなのです。
ですがその注意事項もケースバイケースですから。
今日も、椎骨への音叉による高速微振動をかけて、
リリースを図ろうと考えています。
緊急入院したときは、脊椎のつまり度は、
私が見たところでは、緊張が最高で一切動きが取れずにいました。
脊椎の前後運動は自律的な呼吸に関係するため、
ほぼほぼ息を止めて引き取ってしまっていた状態でしたから。
本当に苦しかったことでしょう。
鼻の穴が両方とも巨大に大きく開け広げられていました。
それは少しでも息を吸わなければという本能的な行動です。
そのときと比べると、
ずいぶんと呼吸は深くできるようになってきた。
ただ呼吸の変化改善は、起きた直後は感動ものですが、
数分もすると当たり前の状態になって、
もっと深くできるはずというメッセージが体が元気になると出てくるのです。
そんなところを感じ取りだしてくれれば、非常にうれしい。
ちなみに、音叉療法として参考となる和書は以下に。
もちろん、私はアマゾンで買って所有し参考にさせていただいております。
洋書を和訳したものです。
Human Tuning
2019年02月20日
音叉による高速微振動リリースと施術での接触点から作用点への遠隔刺激、そして母の身体の使い方の悟り
音叉と言って思いつくのは、
ギター等を弾く方にはチューニングをするときにつかう道具というイメージでしょうか。
下に挙げた2つの音叉ですが、
ご覧いただくとフォーク状の先端部分に重りのようなものが付いています。
この先端部分をレンチで微調整をすると、周波数をちょっとは思うように制御できるという優れものです。
音叉 f = 136.1Hz ヒーリング 癒し 銀色 おんさ ラバーマレット 専用 ポーチ セット 浄化 サウンドヒーリング 瞑想
音叉 f = 128Hz ヒーリング 癒し 銀色 おんさ ラバーマレット 専用 ポーチ セット チューナー 128 Cps アルミニウム音叉 チューニングフォーク クリーニングクロス付き ヒーリング エネルギー
このフォーク状の先端部分につく重りのようなもの。
いうなれば、出荷されたものを周波数を計測できる機器でチェックすると、
その時点で、微妙に本来設定してあるべき周波数とはずれがあることも多く、
自分で正確な周波数に修正をすることができるという保険付きのようなものです。
・音叉 f = 136.1Hz (別名 オームチューナー)
・音叉 f = 128Hz
上記の二つの音叉を母の病床に持っていきました。
これらの周波数は音として感じるには
一般的な「キーンと高らかな快音」を鳴らすことはなく、
「ブルブルブルと震える低い振動」として感じられるものです。
なんとなく実際にこの重りのついた音叉を手にしたとき。
キーンという快音がなかったため、
「?・・・なんだか、つまらない」という微妙な印象を持ちました。
でも実際には、こちらの音叉の使い勝手の良さというと、
筋緊張の部分や骨部分にフォークの持ち手部分を押し当てて振動させるというもの。
「骨伝導」という言葉は聞いたことがある方も多いと思いますが、
骨は非常にスムースに振動を遠距離まで伝えてくれる性質があります。
高い周波数の振動は相当な強さ(エネルギー量)がない限り途中で振動はかき消されるのです。
それは音叉では高い周波数のものは比較的こぶりなもので、結構しっかり叩いて振動させても、
音の持続性に欠けるものとなっております。
低い周波数の振動は音叉の大きさで言えば比較的大きいもので、
こちらを振動させると長時間振動し続けるという特徴があります。
こちらの低い周波数の振動が得られる音叉は、
たとえば胸骨とか鎖骨とか様々な骨部分に押し当てて振動させることで、
骨全体が振動して骨に癒着している筋肉等の軟部組織を緩めるという効果が得られるのです。
もちろん大きな筋肉のしこりがそこかしこと付いている状態で、
こちらの音叉を使って振動を起こしたとしても取れる量は、
そこそこ程度です。
ですがしっかりと筋膜リリースを大きな筋肉部分を済ましてからであれば、
微妙なネックになっている部分を緩めるというには、
これほど繊細でピンポイントの部分リリースを叶えてくれるツールはない。
それは海外ではオームチューナーと呼ばれる(音叉 f = 136.1Hz )を使って、
画期的なリリースをなさっておられる方もおられるようです。
youtubeでは、そのような映像がいくつも参照することができます。
ただそれを私のボディワイズでの施術では活用してはいませんでしたが、
その理由は、まだこちらは研究段階で、使い込んではいないためでした。
ただ病院の病床で私の母に使うには、
音もでない音叉というのはもってこいです。
私の狙いは、
膝の内側の肝臓に関する(曲泉)(膝関)のツボに振動を加えて
膝の骨部のみならず靭帯部分にまでリリースを加えたかったからです。
音叉 f = 136.1Hzで右の膝内側を狙い通りの部分に振動を加えました。
すると思ったとおりです。
肝臓と横隔膜との隙間部分のガスが「ぎゅるぎゅるっ」と、
大きな音ではないにせよ、かなり継続的に長い時間動いている様子が見て取れます。
あまり多くの音叉でのアプローチを一時にするのは良くないことだとは知っています。。。
ですが、本当に悠長なことをいっていられる場合ではないため、
腸管等のガスも同時に抜けきるまで膝内側を音叉 f = 136.1Hzでリリースし続けました。
その間、「昨日はまったく夜眠れなかったんだ・・・」という母は、熟睡していました。
つまり膝内側のしこり化した部分により、
肝臓部分まで引き連れた緊張が飛んでいたのです。
そして恥骨部や坐骨部にできたしこりはみぞおちの奥を引き連れさせて下方へと強烈に引っ張っていって張った状態を作り出しています。
ただ膝内側だけといただけでも、相当な立方の急激な変化が起きているため、
それ以上に立位や呼吸状態に大きな変化を与える坐骨や恥骨部に大きな刺激を与えるのは得策ではない。
そのため、その部位にはあっさりとしただけの振動をあたえるにとどめておきました。
近日中にはしっかりと骨盤底筋部分に関係も深い、
それら坐骨部や恥骨部などの内臓を下支えをする部分の隔膜の引き連れを緩める必要があります。
おそらくはその部分の膵臓部分の緊張度合いが関連しているような部分もあると思われます。
またすい臓の経絡は12経絡上では設定されてはおりませんが、
多く経絡をみる文献を読めば膵臓は脾臓の経絡を持ってあてる、とされております。
すると実は下脚部分の「肝経の経絡線」と「脾経の経絡線」は、
脛骨内側で本当にすれすれな感じで膝部分では交わるほどの関係性を持ちます。
ということは、、、。
私の母の場合は、歩く時や立つときに膝の外側に大きな負担をかける胆経の経絡部位に力みが相当入る使い方をしていたため、
その膝の外側の影響が内側に出てしまったという影響のバウンド効果が出ての「肝経の経絡」と「脾経の経絡」のダメージ化。
それが起きていたと推測されます。
だからもともとの脚部外側の胆経の経絡ラインが十二分にリリースされておかなければ、
いくら脚部の内側を解いてもダメで、かえって外の鎧をはがしてから内側を解くという手順を守らなければ、
一時は楽になったと感じても、
早々に脚部外側の胆経の緊張が柔らかくなった内側の経絡を以前以上に縮み上がらせて問題を押し広げてしまう。
だからちょっと痛い顔はされるものの、脚部外側の筋肉のしこりの層をボウエンテクニックのムーブにより処理。
この下ごしらえは忘れてはならないケースです。
つまり、
私はこのたび音叉を用いた意図は、下脚の膝内側下の「肝経の経絡線」と「脾経の経絡線」を解くためなのです。
手で解けばいいじゃないのと言われそうですが、
この部分は筋肉量が落ちた母の足ではしこり部が明瞭に浮かび出ているため激痛化している状態なので。
手で解くのは難しいんです。
強い庄をかけても我慢させるというのでは、現状では解けないケースですから。
そこの橋は渡らずに、他の方法を模索するしかありません。
それに手で解くといっても、音叉の高速微振動のほうが骨伝導で通るし、
骨伝導ではしこり化した固くなった部分には骨同様に振動がぶつかりアタックしてリリースしてくれて、
振動を加えている音叉のお尻を当てた部分だけが緩んでいるわけではありません。
そして柔軟な筋肉部分は水のごとく振動を次に伝えるということになります。
脚部の筋肉量が落ちたため的確にしこり化した部分に関係ある骨部分を見つけられて振動を的確に伝えられたり、
音叉でのリリースでは非常にやりやすい状態でもありました。
また音叉でのリリースだけではありませんで、
庄をかけるときや振動を加えるときには、
接触点部分が影響点とは限りません。
つまり膝内側に音叉を押し当てて振動をさせているのですが、
私自身の意念で肝臓部位へと経絡のルートを通じて振動が届くようイメージを作って操作をすることにより、
その庄やアプローチの影響は意図したところへと届けることもできるのです。
接触した部位を入口にして、身体の中を通して影響を与えたい部分へと気持ちを送る感じというのでしょう。
それは合気柔術の先生も、実に的確に相手の関節を逐一しっかり決めて固定させてつなげていき、
影響を与えたい部分に力をたどり着かせて「どーん」と強烈なアタックをかけてきます。
合気柔術の先生が接触した部位にはまったくもってソフトなタッチとしか感じられない。
ですが先生が意図した影響させようと考えた作用点には強烈なインパクトを与えられる。
実に見事なものです。
驚きます!
まだまだ練習が足らない私には、それは使いこなせてはいませんが、
少しでもそのような作用を届かせることができるよう、
接触した部分から本当に影響させていきたい喉から手が出るところへのインパクトを狙っています。
右ひざ内側を音叉でアプローチしたときも、肝臓周囲に影響を飛ばすように意図して力を操作しました。
それも手伝っての肝臓部分の周囲のガスの抜けが起きたのだろうかとも思います。
ただ、体の姿勢・身体の使い方の改善について話したとき、、、母とはひと悶着ありました。
体が緩んだ事で腹腔の上下を広げた状態をかなえていって、
そして内臓の全体的な密着度を下げたいという説明をして、
「あぁ、わかったよ」といってくれはするものの、
ぜんぜん、わかったようには見えない状態でして。
母のお得意の空返答なのです。
あまりうるさいことをいわれるのも面倒なので、
速攻でわかったと返答をして、その場を逃れる。
いつもの手で、そこから先は、逃げ遂せる感じ。
私には取り付くこともできません。
ただ腹腔を広げられるほど腰を緩めて伸ばすという意識をもって、
腰を作ることができなければ、
もうこれ以上、母の背中の伸筋群を緩めることはかえって問題がでてきてしまう。
だからどうしても、母には、そこを、今の今だからわかってほしいし、聞いて欲しいのですが。。。
それでいつもよりも厳しく説明を繰り返せば、
下顎の先っぽが機嫌が悪そうな梅干のようなごわごわ凸凹に。。。
母とは長い付き合いだから、きっとそうなるだろうと思っていたのですが、
予想たがわぬ思ったとおりの結末でした。
その後、情けないことに私自身、露骨にふらふらになったのは、
肉体的なストレスはいいにせよ、
この後に及んでまたこの問答を繰り返すというのか・・・という、
私の焦りからでもあったのでしょう。
ある程度、母の体力がある時点でなければ、
この運動神経野の書き換えはあきらめるしかなくなるのです。。。
どうにか少しの割合でもいいから屈筋主導の動きから伸筋主導に書き換えておかなければ。
そうなるかどうかで、今後、母の身体の状態に雲泥の差が現れるのだろうと信じているので。。。
そのせっぱつまった事態で、母の下顎の梅干のようなご機嫌ななめをみたときに、
「私は、いったい、何をしようとしているんだろう。。。」と、
悲しさやら悔しさやらもどかしさやらで、
強烈な偏頭痛に襲われ久々にへたりこみました。
すると母は心配そうに私を見ていたようです。
口を開くのも私自身そうとうつらいのですが、
ふと思いついて、
母に他人の身体の標準を知ってもらおうと考えました。
とりあえず母に、姉と私の腰の距離を手で触って見てもらうことにしました。
姉の腸骨上端と肋骨下端との間が指四本分あるのを確認させて、
私の腸骨上端と肋骨下端との間が指三本分あるのを確認させました。
そしてそれから自分の腸骨と肋骨の隙間を指で確かめてもらうと、
指一本入るかどうかというほど接近していることにようやく気付いてくれました。
実は私は口で、ここが狭くなっているからと何十回も言い続けていたんですが、
母は、耳障りのよくなさそうなことはスルーする癖があったのでまったく聞いてなかったんですね。
それが自分の手で自分の体を触れて「これは、おかしいぞ!」と気づいたとき、
ようやく私が母に対して、いちゃもんをつけていたり否定や非難をしているのではないのだと悟ったようです。。。
ずっと耳を閉ざして聞いているフリをしていたところから、一歩だけ、前進することができました。
そのときはすでに面会時間終了の間際で、「仰向けに寝て膝を立てて左右に膝の重さで倒すエクササイズを!」
と指示をだしたら素直に、「あぁ、なるほど。やってみるわ」となりまして。
どう、母の胸には刺さったことでしょう。
今後、母が自分から積極的にがんばってくれたら、嬉しい限りです。
動き方の自動化は小脳でなされ、
そこをブラッシュアップするか、
根幹から書き換えなければなりません。
動き方の悪癖は、なかなか自分では盲点となり気づけないものですが、
厳しい言い方ですがそれを自分で見つけていかなければならないのです。
(もちろん援護射撃として気づきやすくするような助言はするのですが)
そのような運動神経野の書き換えには、
自主性や動きの刷新への好奇心が鍵になります。
私からのお仕着せは、母の脳を書き換える力はないのです。
2019年02月19日
横隔膜上下動をもって、肝臓や膵臓や胃を癒すことへ
私の母のことといった私的な書き込みで恐縮いたします。
母が緊急入院してから、20日間経ちます。
そして母の体は施術により起立筋等の胴体の伸筋部位は柔らかさを常人以上に取り戻せてきました。
そこで少しずつ胴体の長さが長くなると思いきや、そんなに甘いものじゃない。
そこをふたたび痛感させられました。
最近、母はずっと昔の自身が娘時代だった頃、
そして若かりしときのよく働いたときのこと、
すでに亡くなっている父のこと。
常に昔のことを思い出し、話をし続けているのです。
その話を、うなづきながら、私と姉が聞いています。
今後に希望を持ってなにかに取り組もうという視点で話をすることは、めっきりなくなりました。
母は周囲への気遣いで常に明るい笑顔は絶やさないのですが、
病状を聞かされていて、どう感じているか、どう考えているか。
私には察することができないことです。
ただし昔話ばかりを聞かされて、貴重な時間を使うようなことばかりで過ごす私ではありません。
ボディワーカーとしての観察では、
臓器の変異が起きた場所は、何らかの縛りがきつくなった交点でおきたというケースも多々見ている。
すると「なぜ、みぞおちの下にある臓器が固くなってしまったんだろうか?」という見方も出てくる。
膵臓が傷んだという捉え方をいったん横に置いておいて、
単純すぎる話に聞こえるが、
横隔膜の下にある肝臓や膵臓や胃が被害を受けていると言えそうな気がする。。。
胸郭の動きは自由になれるようなリリースは済んだ。
起立筋は緩んだ。
立位での背中も伸びてきた。
だったら横隔膜等の隔膜も動き出していいはずではないか?
でもどうやら使おうとはしていない様子が見受けられます。
それはなぜだろうか?
ひとつは、理想的な身体操作を脱力可能な状態で体験したことがなかったから。
今までの固くなっている筋骨格により動き方を小脳が記憶していたため、
そちらの縛りが強くて身体の緩みが現れているにもかかわらず、
運動神経系では脳からの以前の硬かった体の状態のままの動きをやろうとする。
とりあえず、多くを教えると母の頭が混乱をするため、
常に右脇が締まった状態にして所作をひとつだけ身に付けてほしくて
猿のハンドパペットを渡して右脇に挟むようにお願いしておきました。
その猿のぬいぐるみを脇に挟むと、すっっと背筋が自然に伸びていき首もしゃんとしている。
このままをキープしてもらえれば。
これ、最低必要条件。
私が面会している時は、口やかましくならない程度に、ぬいぐるみを右脇に挟ませて食事や歓談です。
でも、なぜ、急速に母のみぞおちが固まりだして横隔膜の下の臓器が悲鳴をあげたのだろうか?
そちらは、私がみても、あまりにも急激な変化だったように感じます。
私が不甲斐なくも、姉が一昨年前から私の家に理由あって来ており、
その姉が母のマッサージ等をするからいいというようなことをもうされたため。
それが姉にとっての母との過去のやりとりの状況を変える大切な時間になると思って任せていたのですが。
その期間に状態は急速に変わっていったようです。
私の記憶にも残っているのですが、
半年以上前になりますが母が以前、足をくじいたときがありました。
カラオケ教室にかよっていて、暗室のような部屋の裏を通る時。
足元が階段になっていることに気づかずにいました。
そしてガタンッと右足首をくじいたのです。
その後には痛みが左膝や左足首に飛んで、
そちらの側の痛みがあまりにも本格的に出てきた。
それらはどうにかオステオパシーの手技と養生で終えたかと思っていましたが、
もしかするとその足の先をかばって、がに股、O脚で歩くというやり方が、
さらにその時点で問題が進行してしまったのではないか?
それでは肝経などの脚部内股側を通る経絡がだらりと緊張感もなくなりますから、
脚部の骨で体を支えずに、胆のうに関係する胆経という脚部の外側を通る部分に力みが常に入り続ける。
そこからは呼吸を押し殺して横隔膜が上下するスムースさを奪うこととなります。
そして呼吸の隔膜の最大の司令塔の骨盤底筋群の動きがなくなります。
そのような視点を修正していかなければなりません。
今日は母に、脱力した動きのすばらしさについて。
2〜3例を話せればと思います。
緊張した固まった気のめぐりが悪い動きよりも、
腰が緩み伸びて首筋が通った動きの方がよりよいという印象づけをしよう。
血がめぐると、気がめぐるのです。
気というと、いろいろな解釈ができますが、
ここでは生体電流という電気的なものとして考えていただければよいでしょう。
血液も、一箇所にたまって流れが滞ると、
その場の周囲の組織は酸欠ですし栄養もなくなり老廃物という廃棄物がそこの場にたまりにたまる。
そのような場に、がんや腫瘍はできやすいといいます。
よくいわれることですが、体の中の臓器で、ひとつだけ絶対がんにならない臓器があるのですが、
それはどこかといえば、心臓です。
やはり心臓は血液が活発に通り過ぎるポンプで、そこで血が滞ることは生きている上では起こりづらい。
そしてマッスルポンプとして各筋肉や臓器が動きをしっかりなされ、
血を滞らせず循環させている場は、やはりがん化しづらいものです。
それには筋肉の伸筋の伸長する動作も必須ですし、
それが呼吸による身体全体の膨張し収縮する運動が常になされていることも必要です。
そのような体はすっきりと体内の状態を浄化しつづけられるものでしょう。
それには骨格筋の筋緊張を緩めること、しこりを緩めること。
そして体の骨の置き場を考えて関節をどう向きを整えるのか。
注力して創造的に作り出していくこと。
とても大事なことだと思います。
もし母が、半年以上前に足をくじいた時から胆のうにかんする経絡部位に問題を生じて、
そこからの悪化も横隔膜上下動を狭めたと仮定してそこを改善させることが課題のひとつだと考えれば。
流れを、0.001%でも、こちらにもって来られそうなものであるのなら、試さないわけには生きません。
そしてもし筋肉の操作法を緊張がつづけるものがよしと習慣化したものがほどければ、
それは施術で他動庄をかけて緩めるというのは非常にリスクがあって忌避事項に係ることでして、
そこの施術を受ける側の負担を軽減できるようなメリットも頂戴できれば上々ですし。
「脱力の極意」などは、私も未だに見当がつかないところです。
ですが、その影くらいは見えてきました。
体の使い方について、私が母に何かを伝えようとしても、
つねに「あーわかった、わかった。そうなのね。」とうなづくが決して頭に落とし込まずに、
「やっぱりねぇ、長年使い続けてきた体だから変わらないんだから、しかたがないですわね」
で結局はシャッターがガラガラっと閉められて変えないままでして。
もう100回以上、トライしてもこんな感じで…
ただ私の説明する態度にも問題があったと思います。
いまさら母が急にしおらしく話を聞きたいというような奇跡は起こらないと思いますので。
私自身の身内に対して説明をする姿勢を正すことで、
今日の成果をつかんでいこうと考えています。
これからまた母の面会にいってきます!
お読みいただきまして、感謝いたします。 m__m
2019年02月18日
右肩はまさに「肝臓の肩」のリリースと星状神経節へのアプローチへ
そのように書籍「末梢神経マニピュレーション」では語られています。
それは昨日のブログで書き込ませていただいた通りです。
確かに、そうなんですよね。
それほど大したことはない肝臓の負担程度ならば、
右肩部分の筋肉系のコリや神経の過緊張や腋下リンパ節の硬結化したものを
丁寧にリリースしていくことにより、改善方向へ向かうケースも出てきます。
意外にこれでの、改善する方向へ進む反応は悪くはありません。
ただし症状化している方の場合には、
事前に医療機関での治療後に施術をすることが大事でしょう。
その上で施術院をセカンドオピニオンとするかたもおられます。
様々な見方で自身の状態を知りたかったり対処したい方は、
オステオパシーや整体等でもしっかりメディカルな面まで
学んだ先生がおられるところの門も叩いてみようとします。
それで、ときとしてよい選択だといえる結果もでてきます。
この症状化した状態の「右肩を解く」というときには、
実は右側の肘や手首や腕全体や部分胸部大胸筋や肩甲骨裏や腋下筋なども含んだ広域のリリースがまんべんなくされて、
初めて揺るぎない成果がでたと安堵できるものです。
なので施術院にお世話になったほうが、
全体像を客観的に把握してリリースをしていただけますから、
改善までのかかる費用はかさみますが、
自身で独学で一から学ぶよりも時間の節約が可能となるはず。
ただ実際には右肩を云々する前に、
頚椎や胸椎が猫背を背負っていて、
おまけに腰椎中程の前弯(前方向に出っ張っていること)が強いとき。
それも加齢による長年の筋肉の硬化が骨化と言えるほど固くなったら、
到底普通の施術では解けるものではございません。
そのような加齢等による猫背状態でも、
一瞬にして、状態を変えるという技もありますが。。。
それでは付け焼刃的な応対手技を放つやりかたで、
残念ながら改善したままの状態で固定できるようなものではありません。
早々に元通りの歪みに戻っていってしまいますし、
かえって局所的なリリースを受けたときはぐらつかされた際に、
新たな身体のしこりを作って体を支える必要が生まれてしまう。
それにより今までにはなかった部位に、
新たにしこりを創り出してしまうといった、
前進したのか後退したのかよくわからない状態に陥ることもあるようです。
なので、特にご高齢の方の場合には、
施術院や施術をなさる先生選びは慎重さが必要となります。
実は右肩部分は肝臓の肩と称されるのですが、
その肩部分付近の鎖骨下動脈と胸膜円蓋の間に「星状神経節」があります。
以前、ロルファーのたちばなさんに、
「星状神経節ブロック療法」というお医者様のなさる術があると教えていただき、
図書館で「星状神経節ブロック療法」の本を借りて目を通させていただいたことがあります。
その中の解説での大変機能的なアイデアとして、
「免疫系の機能異常が正されることで健康になる!」
ということで、
免疫系が機能異常を起こし、
抗体をつくってほしいけどつくってくれない際には、反応不良となれば感染症やがんとなり、
抗体をつくらなくてもよいのに作ってしまう際には、反応過剰となってアレルギー性疾患や自己免疫疾患に。
とのこと。。。
そして上述のような抗体を作ってくれなかったり勝手に作ってしまい過ぎたりするような免疫系機能異常があれば、
星状神経節ブロック療法をなして免疫系を正常化させて、
健康へと転じさせることができるといった治療法があります。
たしかこの星状神経節とは、交感神経と副交感神経を切り替えるようなスイッチのような作用があったと思います。
(詳しくはネットで ^-^ )
星状神経節に問題が生じた際には、交感神経が優位な状態のままから抜け出せずに、
困ったことにもなるというわけです。
ただ星状神経節は体表に現れている神経ではないため、
見つけるのには大変骨が折れるのです。
そして体表に現れていない皮下の奥にあるがゆえに
星状神経節に対してアプローチをかけること自体が至難の業なのです。
お医者様の場合、神経ブロック注射を星状神経節に打つことで成果をあげるわけです。
または鍼灸師の免許も持っておられる先生は、鍼でアプローチをすることもできます。
ただ私にはそのようなことができるような資格はありませんから、
なので直接的に星状神経節に注射や鍼で刺激をするアプローチはできないのです。
私の母の星状神経節周辺の筋群は、鎧を着込んだようにかなり固まっていました。
だから星状神経節へ自作ていしんやプルパで庄をかけるなどでするよう試みても、
その周囲の筋硬化が星状神経節への庄をかけて刺激を送ろうとした際の妨げになります。
すると私の母のような場合であっても、
注射や鍼ならば、そのような鎧を着込んでいたとしても、
針を刺すことで刺激を届かせることができるのですが。。。
そうはいきませんので、星状神経節へのアプローチでは、
お膳立てのアプローチを層状に積み上げなければならず、
かなり苦労するわけです。
私のとった方法は、星状神経節を含む頚部をとにかく深く緩めていくようにしました。
起立筋の左右を一対にしてプルパを2本並べ同時にリリース庄を配ると、
片側のみに庄をかけたときよりも大幅にリリース深度が増すことがあります。
ただすでに硬化萎縮が進んだ起立筋全体のリリースが進んでからでなければ、
このプルパを2本起立筋の左右一対にして設置してリリースするのは困難です。
それはほぼ全体の起立筋がトリガーポイント状態に陥っているため、
局所的なリリースをおこなえば起立筋全体のバランスを調整し解くことが至難の業となるからですね。
そして昨日、どうにかこうにか、個人的な母のお話で恐縮ですが、
母の起立筋をだいぶ全体的に緩めることができてきて(まだ完全な理想とはなりませんが)
頚部を深く解けるような段まできておりました。
それでようやく頚部をだいぶ全体をゆるまるほど解いて、
容易に星状神経節が触れるまでとなりました。
そうなればリコイルという弱い庄しかかけなくとも効果的な変化を与えられる高速微振動をかけたり、
プルパの穂先をただ単にじーっと充てがったまま3分ほど置いたままにしてみたり。
するとその皮下の奥の様子が浮かび上がってきて複雑な形状をしたような神経っぽいものが感じられます。
ただ実際には星状神経節に触れているかどうかは私にはこれだ!という確証を感じられてはいません。
それは普段は星状神経節の周囲を緩めておくとよいコンディションに転化するという考えであって、
本当に星状神経節に指先を触れて確認して、その神経の引き連れや癒着等をはがしていこうなどは、
作業の手間ひまがあまりにも膨大すぎてなしておりませんでしたから。
なので星状神経節がどこにあるかはわかりやすい図版があるためおおよその見当はついているものの、
触れてみてそれを認識するのは難しいといわざるをえない状態なのです。
定期的にやってくる看護師さんに「星状神経節って、どこにあるんです?」と質問したくてうずうずしていたのですが、
おそらくそんな質問をされても困ってしまわれるでしょうから。。。
ただいつも以上に星状神経節のリリースにこだわって対処をしていかなければ、
結果が出せないことが分かっていますので。。。
私が知る上では中途半端にはしておけない、
重要な鍵となっていただけるはずです。
なので今日は星状神経節に対してのアプローチとして
音叉 f = 128Hz オームチューナー(136.1HZ) という音はでないが長時間振動が伝わるものを持っていこうかと思います。
これが人力のリコイル以上に、ここちよい振動で星状神経節の緊張箇所を緩めてくれるでしょう。
母への施術ができる限られた時間。
その貴重な時間を使って、
できることをコツコツと、、、という日々を送っている今日このごろです。
2019年02月15日
筋骨格の構造の歪みをリセットして呼吸を確保、それから対話介助の試みへ
もう2週間弱。
母の身体の筋骨格部位でのコリを解いていきました。
特に背中の起立筋最奥の部分に至るまでのリリースは、
プルパの大がなければ歯が立たなかったと思います。
起立筋の最奥まで緩み出したところで、
副交感神経優位の治療脈が出てくれる脳波に変わりやすくなるのです。
そしてここが入院中に施術をし始めたときには、
安全に副作用的な反動も心配少なく解けて、
今後の体力を緊張状態や過ぎたストレス状態から、
エネルギーを貯められる蓄積モードに転じさせる鍵になりますから。
手が抜けないところで、丁寧に解いていく必要があります。
そしてある程度の起立筋の奥まで緩まり出せば。
やがて血液の回り方から脊椎の椎骨同士の棘突起や横突起をつなぐ85年分のコリが積もった部分を緩めだしてくれる。
そうなったとき、腹部の上下の高さが圧縮されたかのように縮が出たために起こされた、
内蔵部全体にかかる押し詰め圧迫状態から抜け出すことができるようになります。
そうならなければ血流やリンパ流が滞る管を、内臓の奧や内臓自体に作ってしまいます。
そうなるとお薬をいたき服用したとしても、その作用がそちらまで届きにくくなるようです。
身体の構造体として、より胴体を伸びやかで広々とした立体化へと変化させること。
そこにより骨が体を支えるという、
本来の骨と筋肉の分業をさせるように。
過酷な仕事から、ついつい悪い姿勢が板についてしまうと。
やがては姿勢が崩れてしまい体を支えるべき骨をうまく強固な場所に設置する能力を見失い、
いつしか筋肉を急場を凌ぐ意味で骨のかわりの固定をさせる目的で硬さをもたせた仮の骨として扱い出します。
骨は、それ以上は縮まないという、圧縮の制限があるわけですが。
筋肉は、緊張の度合いでさらに縮んだり、それだけでなく緊張がすすめば筋肉が使われるだけパンプアップして太く強力になりだして、
いずれは姿勢の骨格上の歪みを元通りにさせる最大なネックとして君臨するようになるわけです。
私がみさせていただいた消化器系の内臓疾患があるかたの多くは、
やはり起立筋深層にある骨に近い部分の筋肉が固まっていました。
そしてそこを繰り返し、繰り返し、丁寧に解いていくようにしていました。
そして働き者の私の母の場合、
やはり起立筋奥の奥が過労になってコリが容易に解ける範囲を超えていました。
ただ昨日で、その部分のリリースは進み、椎間板の上下の圧縮がゆるまりだし、
脊椎の棘突起部分が緩み動くようになってきました。
母、いわく。「あー楽になったよ〜。なんだか生まれ変わっちゃったわね〜」
そして昨日は、上述の起立筋等の特に伸筋層の筋群を緩めた後にやろうと考えていた、頭蓋骨部のリリース。
クラニオサクラルセラピー、頭蓋仙骨治療の手技をつかい
しこつや鋤骨の曲がりの問題からくる副鼻腔の狭さ、またはその部位の炎症を低下させました。
あとは口の中に指をいれてもらい口蓋の一定の部位を上方に押す(15gほどの軽さの庄で治療脈がでるまでの持続庄)ことで、
蝶形骨という脳の台座になるような骨部分のずれの修正をおこないました。
脳が体の箇所に現れた問題箇所をみつけてくれないと、
画期的な自然治癒はほとんど起きてくれません。
頭がクリアになるほど脳に血液を流し込みたい。
それには血中の酸素量を増しつつ、
脳に血を送り込み、
同時に蝶形骨を正確に地面に対して水平に設置させることです。
あとは首のこりをリリースというのを4〜5回ほど繰り返し、
頭部へ流る血管の頚動脈にかかる圧迫という問題を減少させるお膳立ても必須です。
プルパの中を使いYNSAの首診を参考にしつつ、
リリース点をしぼって解いていきました。
すると案の定、
「なんだか、はじめて息がすえるようなきがしたわよ。ほんとすがすがしい。」
ということで喜んでる様子。
そして今日は、昨日、私の中で不発に終わったソマトエモーショナルリリースに書かれている対話療法。
そちらにも突っ込んでいく時間が持てればと思っています。
ちなみに下にあげた本が、その対話療法に特化した本です。
インナーフィジシャン―あなたの中にいる名医に気づいていますか
手持ちで書棚にあるので読んでみようかと思いましたが
ある程度厚みのある本で、いまは読書に時間をかけるよりも、
骨子を押さえて直感で対話を成立させていこうという考えです。
体内で体を守るインナードクターと話したり、体内の器官と話してみているような感じを抱いて言葉に出したり。
不可思議なセッションといえそうなものですが、私は以前からこのセッションの世界観が好きでした。
人という存在を深く覗き見るには、
この対話療法に助けられるところがあります。
ただ実際に施術上で使うこともなく、ただの興味深い読み物として上記の本を読んだに過ぎませんでした。
ですがこの度は、実践的につかうシーンです。
その機会が訪れて、リアルな不思議さを体験する準備が整えられたというところなのでしょう。
今日、これから母のお見舞いに行き、
母の内側のおさなごたちとの対話をする対話介助者としての試みをしてまいります。
2019年02月06日
リコイルとVスプレッドと口蓋押し上げ
膵臓へのリコイル
ほぼ個人メモに近い物書きで、
わかりづらい内容の文となり申し訳ありません。
<メカニカル・リンク>という
オステオパシーの手技療法の一分野があります。
リコイルという高速に手を微振動させることで、
筋膜や骨や臓器のブロックされて動きが悪化した部位へリリースを起こすものです。
神経的にも活性の度がみられ、
患部の電位電圧の向上という部分も大きな患部改善につながります。
私がときおりリコイル操作を使わせていただいて、
それは比較的安全なリリース操作の代表格だと私は思っています。
体の患部によって手を置く部位が変わります。
たとえば、
膵臓部分ならば十二指腸の裏手にあるから右側肋軟骨8番目に両手を適切な位置に設置し、
リコイル操作をするのです。
リコイルをかけていると、徐々に患部のどの部分がブロックされているかをみつけられ、
ブロックが特定できたとき。
そのブロック上をまたぐような精密なリコイルの振動へとステップをあげていきます。
そしてリコイル中にブロックが解除されると、ブロックから手に伝わる感触が変化し、
それで終了となります。
ただ十二指腸に膵臓は隠れているため、直接さわることが難しく、
十二指腸にはリコイル圧が届くがその下に隠れる膵臓には刺激が届きづらいという難点があるのです。
もちろんだからといって強圧をかけてリコイル操作をするのは御法度です。。。
内臓は一様にタフに見えても、
すでにダメージを受けた弱化したもろい細胞で成り立っているときは、
非常に壊れやすいものです。
個人的に施術をしていて恐ろしいと感じるのは、
現状のダメージを取り除くなどということは、
人体の特性上とってつけたようなに新たな新品パーツに部品取り替えをできない以上、
不可能に近いということです。
あくまでも現状の栄養を与えられず傷つき飢えてもろくなった細胞で構成されたまま。
そのような部分への直接修正はせずに栄養を絶つ状態を作り出した部分をみつけて
そちらを通すようにする訳です。
そのことを把握が甘いと、患部に差し障るような後に続く問題を残すことになります。
ではその賢明なブロックをした場所をどのように見つけていくのか。
まさに<へんじゃく>という、中国の透視能力を持つ医師の目を持つか、
CT画像を見せてもらうか、、、。
それとも手先に微弱な患部からくる変な振動をキャッチして、
その振動を超音波の帰りで体内の赤ちゃんの画像写真を撮るかのように
見て取るようにするものか。。。。
私の場合、透視能力などはもちろんないのですが、
手先にぴりぴりとかチリチリとかジリジリとか様々な識別ができる指先を持っています。
そちらを活用して体内の画像を私の右脳内部に3D構成して回転してみていく。
これは日頃の施術で行っていて慣れていることでもあります。
ここに勝負をかけるようにしていきましょう。
それらの見方がうまくできるよう意識を集中して取り組んでいかなければ、
なかなか先々に進む注意点がわからず、進むことができません。
泣いても笑っても日頃の施術の姿勢が試されるわけでしょう。
また<Vスプレッド>という、エネルギーの弾道とも称されるテクニックがあります。
エネルギーワークと呼ばれる、一種のリリース行為と考えてください。
たとえば、足をくじいて痛みがでたとき。
くじいている患部が左くるぶし下だとします。
その患部を、左手の人差し指と中指を、じゃんけんのチョキをだしたようなV字状にして、
挟み込んだ状態で固定します。
つまり人差し指の先端と中指の先端の間に、患部の痛いところがあるわけです。
次に、右手の人差し指を左足の内くるぶし下に。
ちょうどその右手人差し指は患部の方向へと向けられます。
その状態にして、リリースを待ちます。
そうすると私がおこなってきた範囲では、
痛みが半減したり炎症が軽減してきたり。
おそらく炎症自体は変わらないのですが、
筋肉の硬直がVスプレッドで生体電位でエネルギー場の力の作用があがったため
ゆるみだすような作用がおき、患部周辺の緊張が和らいだための痛みの軽減でしょう。
またこのVスプレッドは、合気の手の内をつくった状態では、
そうしないときの数倍以上の変化量が起きているような気がします。
また呼吸を量的に増すこと。
それは横隔膜下の膵臓や肝臓に問題がでた際に、
大きな成果を約束してくれるものとなってきます。
横隔膜の上下動が肝臓への、膵臓へのマッサージをし始めて、
血流を呼ぶのみにあらず、横隔膜の筋肉層のパワフルな動きには
その周囲の臓器の温度を上げるという作用があるのです。
胸郭が拡張してうまく収縮できていない人の場合。
まずは胸郭や周囲の起立筋群、腹部、鼠径部、頸部などを深層までゆるめること。
これがすべてその先に進めるためのお膳立てとなります。
それから口蓋上部の状態をみます。
口蓋が下へ落ちていると、副鼻腔内部の血行が悪化して充血し、
鼻からの呼吸が滞りがちとなります。
その状態が胸郭の拡張のしたままという様子を作り出しやすい。
そのときはクラニオサクラルセラピーの、
口蓋を上方に押し上げていく操作や、
じょこつのゆがみをただすというステップを採ること。
一般のお客様におこなうのは法的禁止事項となります。
ただ母に同意の元でおこなうようならば、
緊急時でもあるのでゆるされるでしょう。
母から施術代を受け取ってもいませんから。。。
仕事、抜きでのことですから。
あとはこの口蓋をゆるめた後。
お産の時に、自然分娩中、お産婆さんが今にも赤ちゃんが出てきそうなときいいます。
『ふぁー。ふぁー。ふぁー』といいながら呼吸をしてくださいね
いきまないでね。
『ふぁー。ふぁー。ふぁー』です、いっしょに!
3分もやってみるとわかるでしょう。
この呼吸は横隔膜を自然に深く下方へと押して
赤ちゃんの緩やかな出方をかなえるだけではありません。
消化器を全体にマッサージを加える呼吸です。
他動的な腹部を圧する以上に、
肝臓や膵臓にはこの呼吸を、日に5度ほど1分間やってみるほうが、いい。
そのように感じています。
とりあえず、母の起立筋硬化部は今日を含めず6日間かけて、
ステップを踏んで段階的にゆるみを増していくよう計画の通り進めました。
そして副交感神経優位体験をボウエンテクニックを利用し、気の力を使い、
進めるようにしてきました。
今日は、メインが患部その周囲のリコイルに口蓋操作。
明日が第一回目の手術なので、どうにかがんばってほしい。
それではもうちょっとで、またお見舞い兼施術出張をしてきます。