2017年11月11日

経絡を使って体をシンメトリーにするには?

身体公式のひとつに、「シンメトリック・ボディ」というアイデアがある。

シンメトリック・ボディとは、身体の左右対称性のことです。

ですが、突っ込みどころとしては、
人体は、シンメトリーなんかじゃないよ!
だって体内に在する内臓は右に肝臓があって、左に胃。
心臓は左側の肺を小さくするよう削る。
などなど胴体内部ではアシンメトリーな状態がほぼほぼだから。。。

と思うところもあるでしょう。

ただ胴体内部の臓器は、ゴムで出来たボールに水が入っていて各臓器が浮いている感じ。
臓器内部もですがその周囲も多くの体液組織で支えられたおかげで浮力が働くのですね。

実際は大腸を吊ったり卵巣を吊っていたりなどと幾つかの位置を固定しているところも。
でもそんな部分を感じつつも、宇宙空間を漂うかのようだと表現する人もいるようです。
そんな様式で臓器たちは全体性を保ちつつパッケージされているのです。

おもしろい見方だなと思いませんか。


施術前にお客様の身体バランスをチェックさせていただくときに、
ちょっと意外なことをいうようですが、
体のバランス全体を単純にシンメトリーかどうかという見方と同時に、
体内を通る経脈の伸張や緊張などの状態をイメージし観察するのがセットです。
厳密に言えば、完全には立ち方だけで即効で経脈の状態を即断するには危険で、
十分に取り扱いを注意しなければならなりません。
それは「私はこう観たんだけど・・・」と、
ついつい口走って確からしさの低い情報をお客様に伝えない、
ということに気をつけなければならないのですが。


それでも、実際の施術では、
先入観を入れない程度に見立てとしてそれを参考にしています。



経絡治療という12経絡の流れの情報をキャッチするアラームポイント等を把握することで、
その一本ずつの経絡線の区切りごとにチェックできる。
それは施術者として人の体の健康さ加減を推測するためには大変に都合のいいツールになります。

分析的に過去の先達たちが観察し情報を取りまとめた経絡知識が活かせるようになるのです。
それは膨大な経験則から導き出された経絡に関する知のデータベース化された情報です。

そちらを参照しつつ人体をみていくとすれば。
たとえば一本の経絡の状態を観るだけで、
その経絡の関連筋全体のコンディションをイメージすることもできますし、
機能的なダメージや性格傾向まで、そこに隠されているものなのです。

それは同時に経絡が幾本にも別れて機能分離してあるからこそ、
それぞれの経絡の専門性を高められるのですね!

そしてその機能分化された情報を統合させる司令塔となる脳内へと集めてから、
バランス感覚のいい総合判断を下して体の各部へとリアルタイムに司令を下す。
主に経絡は自律神経的な流れを読むというところに特化していそうに思えるが、
実際は経筋という経絡と筋肉の同体である性質から
姿勢の制御等にも関わってくる運動器についての情報もそこから読み解けます。


体の中の筋膜が癒着が進んだり
プロプリオセプションからくる神経系の誤作動等が生じれば、
一体それはどうなるのでしょうか?

たとえば体の中にある伸び縮み可能な筋肉や靭帯等の軟部組織へ
脳から「動け!」と命令が出ていたとしても伸びたり縮んだりと、
意のままに言うことを聞いてくれなくなるのです。

本来、
人体を物質的な建築構造体として脳は捉えており、
最良の安定した状態へと骨組み強度の高い位置に
ひとつひとつの骨をベストポジションへと設置できるように造られているのですね。
このときの様子は、五重塔を重ねてイメージするかのような左右対称性があります。

それが一番、無駄なエネルギーロスがないため、
生き抜くのに最善の選択をしていることになる。


体内の筋膜の癒着が進んで行ったり、
脳内に造られる自身の体を制御するときの元帳としてつかう体のナビゲーションシステムが管理したものの不備により。。。
それらから筋膜の癒着が発生したりしてなど、など、
それが元として生じた経絡ラインの描かれ方から左右対称性が失われます。




たとえば、下図の背中に膀胱経という経絡線を書いてみました。
本来、膀胱経は背骨を挟んだ形で左右対称に存在する経絡ですから、
左側の膀胱経の線も描くべきですが雑多になり過ぎそうなので割愛しました。
ただ左図のずれているほうの膀胱経を描き込めば、
アシンメトリーさが助長して感じられる状態になるでしょう。

右側図。こちらはよく標準仕様の経絡図を見ればこんな感じに描かれているものです。
左側図。こちらは右利きで腰椎部分がL字に曲がった方のパターンの歪みを描きました。

すると理想型の膀胱経をもつ右図と比較すれば、
全体的には描かれている経絡線の流れはそのままであるものの、
経絡線部分の一部が詰まっていたり、
別部分は引き伸ばされ過ぎて引き連れが生じている感じですね。

膀胱経の緊張と引き連れ.jpg


ちなみに、
実直に私がいつもしているような
筋膜の癒着が進んで骨と同じ程の硬化した組織化したものを緩めることでも、
対応するという手段、手法もあります。

個人的には、そこの技量を増して物を見れる力を自分のものにしたかったので、
そちらへと心血を注ぎまくってきました。



ですが状態によっては、
感覚受容器といわれる部分のクリアリング(加筆訂正などの改良)が進んでいけば
動きのナビゲーションシステムといえる固有受容器へ至る情報が
現実界と合致し始めて理想のレスポンスが取れるようにもなりますから。


つまり、目的はひとつですが、手段はいろいろあるものですよね。


それにより体の操作性を上げていくことで、
毎日がちょっと変わるという時間を積み重ねていく。
それによって傾斜した体を支えるつっかえ棒として使い込んだ筋膜の癒着も緩み、
そしていずれはなくなっていくこととなる。

その体の初期状態がかなり癒着が進んだ人には、
体の内側の状態は相当な複雑怪奇な状態にねじれや断層化した設定が幾多も入っているので。
そのような際は、固有受容器を改善させるにも時間が多くかかったり、
または本人が予測不能な痛みや引き連れなどの不快なブレーキがかかることが多くでてくる。
そのような場合は、ぜひとも、私どものような筋膜リリースのような選択もご検討を願えれば。。^-^
と切に願うものです。。。


私が固有受容器へとアプローチをする手技というと、
「アプライド・キネシオロジー」でした。。。
ちょっと不思議な狐につままれた感じの成果がだせるときもあって、
本当にいざ、、、いざ!!となったときに使うこともありますが、
そちらが私の本業的なものではないから技は知っていても磨きが甘い。
そのような自覚がありますから。
同業の先生方がそのようなところも甘受していただけるときに、
たまにつかってみるというものでした。

動き方で言えば、
たとえばフェルデンクライス・メソッドも、固有受容器へのアプローチをしていると思っています。
脳のプログラミングを改善させて身体操作が書き換わるという。
ほんとうにおもしろいなぁと思って、ずっと愛読しているのが、
フェルデンクライス身体訓練法」です。

固有受容器に語りかけるときに優位性ある変化を生み出すには、
実は交感神経優位の普段使いの私どもの戦うか逃げるかほどの、
体の各戦いや逃走に必要な筋肉へと過剰な血液を送る状態から離れたとき。
ていねいに、疲れる日々の生活をしている自分におつかれさま!といって、
脳波はα波モードに入っているときにだけ、
容易に固有受容器へ加筆修正ができるほど深いアクセスができるものです。


で、じつはここ最近、私が話を出しているボウエンテクニックという手技。
・・・私が、こちらを受けたときに、相当驚きました。

日頃瞑想をする習慣を持っていますし、
神社仏閣で気を静め、気の流れを整えるよう修練しているので、
自身の内側に起きる気の流れの変化には敏感なほうです。

実際に表す面としては、そのような敏感さを周囲に乱されそうな操作を受けるリスクを感じると、
完璧といえるほどの強固な壁やブロック築くという厄介な性格をしているため、
「鈴木くん、生きにくい人生を送ってるよね」と、とある先生に指摘されたようなところがある。

だからどちらかの先生の施術を一回受けるというだけでも、
踏み切ることができないという融通が効かないものでして。。。。



そんな私でも相当に勇気を振り絞ってボウエンテクニックを講師の先生から受けたときがあって。
そのときに驚いたところがありました。

勝手な個人的実感ですから一般性を保証するものではありませんが、、、
脳には固有受容器に至る前に感覚受容器のブレーカーも用意されていて、
そちらが遮断されて動きがぎこちなくなるような問題も創りだされます。

ですがけっこう頑なな自分の性格傾向までが身体の動きのぎこちなさと、
ほぼほぼ同列に扱われているんだなという感情面でのリリースが起きて。

このときには特定の筋肉部分の硬化が特定の感情をレコードしつづける、
ということは私自身の施術をさせ続けていただいてしっていましたから、
こういうことが起きているんだなぁ。。。
と興味深く観察をしていたわけですが。。。。。


すると、、
「まてよ?!
すると特定感情のリリースが起きたということは、
それに関連する筋肉が緩んでるって言うことなの?」

と、はっと気づいて、自分の体をチェックしてみたら、案の定。。。

まぁ、一回だけのセッションしか受けていないので、
数週間後には戻っちゃったところもございますが、
完全に元通りのネガティブなモードに帰った感じではありませんから。

進歩させてもらえたんだなと。  ^-^

その充実した感覚をもってボウエンテクニックの学びの場に足を踏み入れたのですが。


で!!



長い余談になりましたが、
実はボウエンテクニックの手技は、
経絡部分をムーブさせて固有受容器がいい感じに整えられるようシンプルかつ洗練されている。
ひとついえば、体をシンメトリーな状態へ移行させる工夫がたくさん含まれているんですよね。
体を深い安息の状態へ包まれるようにスムースに移行できるところとかも。





たまたま昨日、ボウエンテクニックをともに学ぶ方々の有志で集まり練習会があって。

その方々のなかで、
「やっぱり、このボウエンテクニック、実際にひとりでも多くの方々に体験してほしいですよね」
そのような気持ちでいる方々でした。
その有志の方々以外の人も、実際にボウエンテクニックを受けてみて、
自身の体でその不思議なよさに惚れ込んで可能性も感じられた方々で、
その感覚を多くの人と共有したいという気持ちが大きいのです。


そのボウエンテクニックのファシリテーターの卵の方々。
今は練習をさせていただく意味を込めて1000円ほどをいただきセッションを提供したいです!
といっておられました。
(ただ昨日の練習会の参加者の方の体験セッションについての詳細決定は、これからとなります。乞うご期待!)


ワークベッドが置いてあるレンタルスタジオをお借りするだけで、費用がかさむので、
実質、今だけの持ち出しの体験セッションの提供ということでしょう。

ぜひ、そのような体験セッションを受けられる機会があれば、
皆様、直接、まさに希少なボウエンテクニック体験をしてみてくださいね。
そしてできれば3回ほど体験していただいて、感想をきかせてください。



同じく学ぶたちばなさんが先頭を切って体験セッションの無料提供をしていって、
その後に、情熱を持ったボウエンテクニックのファシリテーターの卵の方々も続く。

ボウエンテクニックって、いいものだと身を持って信じているからそれを伝えたくなるのでしょう。

クラスの皆さんが、行き着く先には、すがすがしい風がそよいでいるようです。


posted by スズキ at 14:03| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月08日

体の改善の最良の友は、自己観察のプロセスを走らせるということ



施術をするときに、
お客様の体の状態をお伺いするときの意識として。

現状の体の状態を教えて欲しいという、
施術を成立させるために必要な情報収集をしようという考えもあります。

たとえば、、、
お客様がお見えになられたときに、私が、、、
「本日は、お体の状態ってどんな感じですか?」

「なんだか、お腹が痛くなって最近ちょっと呼吸も浅くなっている感じもして変なんですよ」
というように、お客様が述べられたとします。
お客様が現状で自身が気づく点について述べてもらうこと。
それが私にとって貴重な情報収集の手段のひとつですよね。

そして、通常はこちらから次に言葉を重ねていきます。
「えっ、それって、どういう感じなの。
もうちょっと詳しく教えてくださいませんか?」

すると、お客様の頭のなかでは、
ここ数週間から数ヶ月の自身の体を動かしてきた内容を振り返りだします。

「そういえば、こんな感じの具体的なエピソードもあったし。。。」
「いつぐらいから、不調感が強まったんですよ。」
「会社が超多忙の感じで、勤務時間が過密すぎるような気がするんです。」
「そういえば、対人ストレスもkこのごろ多く感じているみたいなんだよなぁ。。。」

と、お客様本人が、なにかを積極的に思い出してくれようとするときがあります。

自身の過去の状態を客観視する段階で、
その客観力が増せば増すほど冷静に考えられます。
まったくの他人に対してならば「こうすればいいもんじゃないか?」と、
かなり的確なアドバイスをすることができるのが人間です。
いままで長年生きてきた過程では、多くの知識や知恵や情報が詰まっている。
そちらをリソースとして活用すれば、
かなりのところが自己完結的に解決へ向くステップへ進めようとしてくれるのです。

現状の課題があることに気づき、
自分という人間を外から観ると、
大半の未解消の課題も解けます。

自己解決的に、ひとこと、
「そうなんだよなぁ。それじゃ、こんな感じの運動習慣、つけてみなきゃ。」
と自分の口からいっていただければ、
自分の思考過程で見つけた回答は大事にするという傾向があるため、
ひとつの大きな生活上の学びができて、
生活のクォリティを良くする選択を自らがしたことになります。
人は、自分で物を考えて悟って、そしてやってみたくなった欲求度の高いことしか、
アクションにまでつながらないことが多いものでしょう。

「そうしなくっちゃいけないなぁ、、、」と、気づくことも大事ですが、
同時に、
「あー、なるほど、そうすればよかったんだな!」と、ひらめくときが、もっと大事なんです。

自分が選択して納得したことじゃないと、やっていくに際して長続きなどしやしない。
それどころか、行動に移してくれるようなことはめったにないのです。

だから現状を自身で把握して客観視でき、
そこから気づきを得て、対処をひらめく。

そのような向上のサイクルが回りだすと、
反射的に、または習慣的に自己を変える。
そんな能力を身に備えたことになります。


施術で訪れたお客様に状態を教えて頂き、
過去に起きた様子を思い起こしてもらい、
観察から生まれた気づきをえるようにし。
そこから生まれるひらめきの改善プランをもって自発的に行動へと移していき、
自分の体の状態をさらに深く覗きこむ眼力を養う習慣が大事なのです。


もしも私が助け舟を出すという不遜な下心アリアリで、
「あなたは、運動不足ですから運動習慣をつけてくれないとこまりますね。」
といった不快なこと極まりないおせっかいなことをいわれたら。
私がもしお客様の立場ならば、
「ぜったい、こいつのために運動なんかしてやるものか!!」と、
意固地になって自虐的な行為に出るかもしれません。 ^-^;

それに耳が痛い正論ほど、わかっちゃいるけど出来ません。
耳タコになった言葉なんか、他人から投げられたら、
正直、凹んじゃいますよね。

すると結果的に最悪のパターンが待っています。
私自身、きっと気付かぬところで、
こんなひどいプレッシャーをお客様に投げてしまったこともあるでしょう。。。
あとで、「しまった!!!」と猛反省するような体験を繰り返しつつ、
まさに言葉の大切さと、施術者としての人格形成の必要性を感じる次第です。
まだ十分出来ているとは思いませんが、
しっかりできるようになりたいと願い、
真剣に取り組んでがんばっているところです。 m__m




つまり施術をするものとしては、
お客様が被られた体の負担が生じた事件現場を、
まず客観的に思い起こしてもらうことが大事で、
内省に至る観察を促す指示を出すのが
「本日はお体の状態って、どんな感じですか?」
というとっかかりの言葉なのです。

「そういえば・・・こういうことがあって、おそらくこれが原因かも。」
と過去を振り返り、
「それじゃ、こんな対処法があったかも・・・」
と未来に同様な自体が起きたら対処するための方法を学ぶこと。

それが大切だし質問の本質なのです。

ひとつのところだけに目が向いてしまうと、そこにばかり執着して他が見えなくなる。
一点だけを見つめてしまうフォーカスは、
現状を正確に捉えられているとは言えません。


現状の置かれている状況について理解しているつもりが、
過去の事象の一点にばかりフォーカスが向く傾向を持つ。
そのようになると過去に引きづられているし、
未来に意識が向かないままとなります。

そういったときに、すかさず施術者としては、
「そうですね。それも、なんだか体に負担をかけてしまって、つらくしちゃいそうですね。
なるほど、なるほど。
でも、それ意外にも何か関連しそうな問題ってありませんでしたか?
どんな些細な事でもいいから、思い出してみてくださいませんか!」
と、本人は「これっきゃない!」と思っているところの牙城を崩そうとしていきます。



こちらから新たに畳み掛けるような言葉をかけて、もうちょっと深掘りしていただこうと試みます。
すると経験上、あとひとつやふたつは必ず出てくるものです。
施術者が、「他には?えっそれ興味ある。もうちょっと詳しく言うと?」と探索モードの質問を繰り返すと、
ぼろぼろと驚くくらい「そういえばこういうことも、そういえばこういうことも、、、、」と、
堰を切ったように情報が出てくるときがあります。
そうなったら、しめたものです!


人は、自分の立場からしか物を見ません。
あまり視点を変えて多角的に見つめることはせず、
その人なりの独自の見方があるものです。
多くはひとつの目線で物を見がちなのです。

するとお客様自身が「これが問題なんだよな〜」と思うと、他を探求しなくなるのです。
そこが壁になって先に進めなくなる迷宮の入り口なのです。


そこの間口をもっと開放的に広く開けていって、
周りで何が起きているのか、
自分の内側で何が起きているのか。

そこを見つめ出せたときに、
今まであまり自分では発想していなかった原因も、
どっと多く口から出してみて、自分の耳でそれを聞いたとき。

本人的に「あっ、もしかして・・・」と、何かを見つけてくれることが多くあるんですよね。

そんなときに私の方で、
「いま、おっしゃっていただけたこと。言ってみて、どうでしたか?」
というと、


「・・・・・そうですね。
なんだか、今まではここが問題じゃないかなと思っていたところよりも、
別のこっちのほうが本質をついたクリアすべき課題だなと気づきました」

そんなように思考を拡散させていって、目いっぱい目の前に出させて見える化して、
それから分類して状況判断すればいい。
そうやって集約される過程で、
多くの自己客観視能力が身につけられるようになっていくでしょう。

なかなかここまでのコーチング的な質問を時間をかけてすることも稀ではありますが、
このようにできれば自己観察を自身で促す過程を大切にしていただければと願っております。



というのも、
多くの体の内側で繰り返される肩こりや腰痛など、
いつもの自分がいつものように繰り返される症状。

そのようなものがあると感じられる方々の中には、
自身の身の回りの客観的に環境を把握したり
感情の状態に気づいてみたりする振り返りの習慣を持たず、
自身で十分に対処できる知識や知恵を持っていても発揮できていないことが多いのです。

人は、過去の経験について振り返り対処例を考案することで、
未来に同様なことが起きても問題へと反転させないような改善能力を持っているものです。
振り返り、認知を刷新させる回数をいかに増やすようにできるか。
そこの活動に取り組む姿勢ができている人は、幸いです。

そんな人は「経験値があがってるね」とか「成長してるね〜」といってもらえますから。 ^-^



余談ですが、お客様のハーモニー体操の講師をしている男性ですが、
この内省力がはんぱない感じで。 ^-^
その自己の内側への探索モードに一瞬にして意識状態を変えられて、
自身の経験したことや感情等の内側の事象を描き出しておられます。

そうなんですよね、、、。

内省している際に、ただぼーっと観るのではなく、
自分がそれを見つかるのは、
当然だと信じきって見つける姿勢が大事です。
そんな気持ちで、
そこに焦点を当てたときの集中エネルギーは、たいそうなものです。
外から観ていて、ひしひしと、そう肌感覚で感じられてきますから。

私自身も、こうあるべきなんだろうと参考にさせて頂いております。

posted by スズキ at 11:56| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月03日

結跏趺坐から「左右揺振」するだけでは、十分に経絡が整わないようなとき

座禅を組むとき。

全生庵という谷中にある寺に参拝に行った際。
そちらでは参禅修行を受け付けている。
たまたまその時間にあたったのだろう。

多くのがたいのいい男性が集まり、
見る見る間に禅会場となる本堂がうめつくされていった。

各々、ストレッチに近い柔軟体操を初めている。
どの人を見ても体が十二分に柔らかく仕上がっているようです。

座禅を組むとき。
「坐禅の形をとるだけで座っているだけじゃないか。
それなら、別に柔軟体操なんて必要ないんじゃないの?」

そんな疑問が湧く人もいるでしょう。

通常、禅を組む前に「左右揺振」という結跏趺坐をきちんと組んだ後に、
体を左右に揺するという過程があります。

体の内側に経絡という自律神経系の調整力あるネットワークが張り巡らされています。
経脈には気が流れることにより、肉体的にも安定する状態へと至ります。
その肉体的安定性が、禅における精神的な集中・リラックスへと導くのです。

これは日ごろ体を動かす際の悪癖により、体の片側のみが特に使われる傾向があります。
利き手や利き足があるとなれば、無意識のうちにそちら側ばかりを使いがちになります。
つまり片側へと偏った身体運動の連続が日常生活の上で行われているのです。
体の左右をある程度の機能分化はやむを得ないが、
それが行き過ぎれば不自然な動きにつながります。
歩いているときに、左右の手足の出方がアシンメトリーになってしまうなら、
その四肢に気血を巡らせるために伸びた経絡が確実に縮む結果となるのです。
さすれば、片側の内側に在する経絡が筋の過緊張等で萎縮などからの肉体的不調が起きるでしょう。
そのままでの禅をしても、肉体的なノイズに気が削がれ、
自身の内面を内省する修行成果は実ることはありません。


そこで、まずは結跏趺坐を組んでから7〜8回も左右に体を揺するようにして、
経絡の左右差を解消しなさい。

「左右揺振」について『天台小止観』では、
「(結跏趺坐で手足を組んで)つぎに身体を正しくすべし。
まずまっさきにその体ならびにもろもろの支節を挺動かすこと。
7・8反をおこなうべきです。
自按摩の法のようにして、手足を差異がある状態のままであることなかれ。」
と解説しています。


禅僧の多くは、
おそらく日頃から自身の経脈を左右差をなくさせるような生活を心がけていたはずです。
するとこのような結跏趺坐をしながら左右に体を揺するだけで、
体内の経脈の状態も改善したのでしょう。

そして全生庵に参禅をなさっておられる方々も、
各々が自身の体内で縮みだした経絡を伸ばして。
体内の自律神経系の働きの乱れを正しています。

別に経絡がどうのこうのと硬く考えておらず、
体の節々を緩め筋肉のこわばりを緩めている。
それから禅へと取り組むほうが気持ちがいい。
そのような方々もおられるでしょう。


そしてそれら経絡がどこを走行しているのか。
各々の経絡は特定の筋膜を走行するものです。
つまり筋膜の状態が異常に硬く緊張していたり虚脱していたりなど、
正常な筋膜とはいえない状況であれば、
当然のように経絡上の問題が同時に現れるということになっております。

筋肉には、たとえば「大腰筋ならば腎経の経絡に関係する筋肉だ」というように、
筋肉ごとに一本または数本の経絡が通っているものなのです。

経絡の状態を改善するには筋膜の萎縮等の問題をどのように是正すればいいか。
そのようなアプローチ方法が見えてくるのです。

筋肉があるところに、経絡ありです。

肉体を透視下のもと見つめるならば、
その経絡が通る筋膜ラインは体表部に現れる部分もあれば骨に近い深層部に至るものもあります。

そして皮膚に近い体表部はある程度のセルフマッサージやストレッチで
筋膜部の緊張を解くこともできるかもしれません。

ですが体が生まれながらという器質的な問題があったり、
体の使い方の偏りが深刻であった場合で、
それが「深層の筋膜にまで筋膜の縮こまりが著しい状態」に陥ります。

その様態が厳しければ、
その筋肉に関係する経絡の状態が悪化して異常を示しているということを現します。
そして各経絡ごとに問題が起きればどのような生理的または器質的な症状がでるか。
そちらは先人によりよく研究されており、今の時代は専門的な資料も入手可能です。


そうなった状態の人を指導する際には、
「左右揺振」で自らを按摩するのみでは生ぬるく感じるのです。。。

ちなみに、以前は体内の深層筋が硬化が著しくて、
その部分に詰まりも感じることができなかった人。

そのような方々も多くおられるわけですが、
多くはその状態に気づかずに生活を送っています。

深層筋の硬化が進むときには動脈の位置がその深層筋にかかっている場所にあることが多く、
動脈の圧迫が同時に進んでいくと痛いとかかゆいとか吊れた感じとか緊張しているなどの
体内の深部感覚は少なくなるかまたはほぼなくなってしまいます。
実際はそのような筋肉部分は酸欠気味で炎症を起こして助けを求めているのですが、
痛覚神経等の血液を患部に送るための警報機が鳴らない状態を起こしております。
だからその状態に気づけなくなっているのです。

施術を受けるなどしてそのような状態が改善し変化するにしたがって、
以前は漠然とした自身の体の不調を訴えていたものが、
それがいつしか適切に経絡線に沿った形で

「ここの狭い部分がすごく気になって、気になって。
そしてここも、そうなんです。。。
うずいちゃって、この部分を伸ばしたくて仕方なくなって、
しょっちゅう暇を見つけては、こんな感じでストレッチをしちゃうんです」

という言葉がでてきたとき。

まさに目的の経絡がからんだ部分を含めたストレッチをしておられるんですよね。
ご本人はそのような知識はご存じなくとも、
本能的に体がどのようにして体をリセットせよというメッセージを出し始めたから。


そうなると私は安心します。^-^


自らを癒やすための方法を、
人は本能的なプログラムとして身に備えているのです。
ただその状態は気の鎮まる繊細な身体の分化をかなえた状態でなければ作動しづらいのです。

それが出始めれば、基本、施術を受ければ改善の加速はつきますが、
施術は受けなくとも自力でつねに前進していけるきっかけを得れたわけです。


自己治癒力は確かに人それぞれ持っているものです。
ただ、それは体の各部の気血の流れに沿った経絡の状態に比例しているように思う。
自律神経系に経絡はよく情報のやり取りをする目として作用します。
途中の筋膜の状態が悪化したような気血をせき止める箇所があれば、
その経絡のラインが断線したかのように情報を正常に送れなくなる。
すると絶妙なバランスで体を調整していく能力を潜在的に持っているといえども、
それが発揮しづらくなりますので。

治癒力も低下していくことになるのでしょう。

ただ実感するのは、
現実的にどのレベルまで深層筋が緩まなければ、
そこが私が理想する値まで動かないものなのか。。。

それは言葉に容易にあらわすことはできませんが、
私が施術を始めた際に想像した状態を遥かに上回る難しさがありました。
posted by スズキ at 10:24| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月31日

ボウエンテクニックという施術方法のモジュール2までの通し練習、してみました ^-^




数日前の私の休日にて。

私が今習っている「ボウエンテクニック」の練習台をお願いしていたお客様にお越しいただきました。
遠方から足をお運びいただきまして、感謝いたしております。

先年、コーチングスクールに私が通った際のトライアルも受けていただいた方です。
K様、いつもご協力いただきありがとうございます。 感謝いたしております。m__m



セッション前に、
「今日の不調は?」という私の質問させていただきました。

回答は、
「ちょっと前に、呼吸がしづらくなって、、、でも治ったし」
「ちょっと前に、・・・・でも治ったし」
というどこをみたほうがいいかというヒントを立て続けにいただけました。 
^-^
ラッキーです。


基本的に声の調子や、身体上の外観を観察すれば治ったわけではないと見受けられます。

ですが同時に自身でお体のどのような箇所に問題が含まれているかは
潜在的に察知している状態でもあるということですので。

ボウエンテクニックの施術中に副交感神経が優位な状態になったとき、
意識した部分への状態の改善方向への変化は起こりやすいものです。


ひとつを挙げるとすれば呼吸筋に関連する部分の負担は多いように見えます。

「ちょっと前に、呼吸がしづらくなって、、、でも治ったし」というのは
呼吸がしづらく思える状態から逃れたわけではなくて、
継続的に息苦しい状態が続くときにそれをそのままにしておくと次のようなことが起きているといいます。

脳は、症状があってもいつまでもその苦しさを訴え続けるわけではないんです。

苦痛を感じさせて緊張状態に精神を起き続けるよりも、
呼吸はしづらくなったがどうにか数日か数ヶ月もこの息苦しさでもやってこれたし、
このままで「生き残れる実績は積んだ」。
そうなるとこの常態化した生活状況を受け入れてしまったほうがお得だ。

そうなれば呼吸器が働きづらくなったネックから生じた息苦しさがあっても、
そちらへの意識を向けるよりも他にも優先的に体のケアをしなければならないところもあるし。。。
それじゃ、そちらへと注目して、息苦しさは放置したほうが賢明だろう。

そんな判断を脳はセレクティブにしていくのです。
生き残りに優位な方へと脳はなびきます。

サバイバルにかけては一流の判断を綱渡り的にやってのけるのが脳という側面があるのです。

息苦しい状態は継続しているので呼吸がしづらい苦痛を訴えるホルモンは脳に達し続けてますが、
脳がその情報に反応しづらくなるよう設定を変えてしまうのです。
すると「治ったような感じがする」んです。


でも、、、外的に冷静に体の状態をチェックできる者にとって見れば、
ありありと呼吸のしづらさを作り出している箇所がいくつも目につきますから。


・・・すると、「そうか、そうか。息苦しかった状態が常態化して脳がそれを感知しても反応をスルーするように設定しているのですね。」
というような見方になります。
おそらく相当、息を吸いづらくなっていた期間を過ごされ苦しかったはずです。。。

息苦しい状態の固定化は胸の位置を見れば分かる人には一目瞭然です。
私には息を吐ききった状態で体の姿勢が保持されたままとなり、
特に腹式での呼吸ができづらい状態になっているように見えます。
両肩の上がり具合と肩の前方向への回り込みがそれを表しています。
両肩が持ち上がっているのは、腹式呼吸がほぼほぼできづらい状態になったため
肩を持ち上げて胸式呼吸での呼吸をしようと必死だったという状態でありますから。

胸郭から喉周囲の硬結もけっこう散在しておられるようですし、
特に胸骨の前の部位の心臓に関する壇中の位置は緊張がピークに達して固まった状態に。


特に口に出してそのようなことは面と向かってはいいませんが、
しみじみ、そのように感じました。


基本、ボウエンテクニックのセッションを受けていただくためおいでいただいたのですが、
それだけで改善する状態じゃないというのは、わかります。
この時点で、ボウエンテクニックだけを練習的にさせていただいて、
その後に数日経ってから状態変化をお伺いするのが練習成果の正確な把握にはなるのですが。

そんなことは考えてられない。

そういった状況ですから、私の信条としては、ボウエンテクニックの後に、
ある程度のところまで改善させていただくような別の手技もさせていただこうと決めました。
そこはお客様にお願いされたわけではないため、我ながらおせっかいだなぁと思う次第です ^-^; 



ここからボウエンテクニックのセッションをはじめます。

ボウエンテクニックのテキストを見ながらのセッションでしたが、
環境音楽を背後に響かせながら
「2分そのまま安静に寝ていていただく」というボウエンテクニックの独特な間の開け方を守り、
セッションをしていきます。


「2分そのまま安静に寝ていていただく」って?

どういう意図があっての安息タイムなのかというと、
ボウエンテクニックのムーブという手技は、
体の各所に点在する感覚受容器に刺激を与えるところにあります。

脳内部には感覚受容器を通して得られた、自分像というものが存在します。
ざっくり言うと、、、
固有受容器という、、、説明がちょっとむずかしくなってしまうものを通して、
脳が体の各所を統合して統制して動かしてくれるものとなっています。

脳は体の状態を感覚器官で得られた情報を元に、
自分の体の様々な状態を把握し理解し判断するためのデータベースや
自身の体の認知に基づいた概念のようなホログラム的な像をこさえています。

脳はその脳内に起こした3次元ホログラム状になった自身を参照します。
それが元帳のようなもので、そこが基準になって体の各部の筋肉の動きや他の機能の発揮を、
統合的になせるようにマネージメントしているんです。


その自身像の3次元ホログラムが精密で十分なものである必要があります。

あまりにも大雑把であれば、どこに自身の関節があるものか筋肉があるかなど、
まったく実情にそぐわない状態で誤って把握していたり、
それ以前にまったく描かれてもいなかったり。
そのようなボディマップとしての自身の3次元に描かれたホログラム映像を元にして体を動かすなら、
どこに体の何というツールとしての筋肉や骨や靭帯等々があるかも大雑把だったり未知な状態らば適切な動き方はできませんね。
それに外界の幾多の状態を情報として適切に把握(インプット)できなければ、
適切で必要と判断される作業の量が判断できませんから、
行動(アウトプット)もしごくぎこちないものとなります。

ちょっと文章的にどう言葉で説明すればわかりやすいのかが、
いまだ見つけられていないので、
もし固有受容器について興味を持った人はネットで検索するなりしてみてくださいね。

意外に、、、私もそうしたら余計にわけがわかったようなわからんような、、、
というようなところに追いやられた感じがしていまして。

でもちょうどZ-healshの宮崎さんのセミナー等を受けさせていただく過程で、
言葉で表現説明するのはまだ難しいですが、
私の頭のなかでは概念像がひとつできあがってきたところです。
ある意味、宮崎さんが救世主的に固有受容器とは、、、というところを、
私に皮膚感覚で理解できるきっかけをあたえてくれたと感謝しています!

余談ですが、Z-healthの第二回目のセミナーが開催されるようです。
興味がある人は、下記をチェックしましょう ^-^
https://www.street-academy.com/myclass/26586?sessiondetailid=195007



ボウエンテクニックのムーブは、
大方は経穴に該当する特定部位を特別な接触の仕方で接して感覚受容器を刺激します。

その刺激をゆったりとしたくつろげる状態下で受け取ると
脳内に描かれた自身像の3次元ホログラムへ語りかけることになります。。。

そのときは極々ささやかな特別な圧で刺激を加えるだけでいい。
ボウエンテクニックでの施術中になされる行為を受ける際は、
普段のマッサージを受ける感じとは意識を変えてください。




もしムーブを受けて感覚受容器が刺激を脳へと伝えたときに、
自身を模して描いた3次元ホログラム像が描き方が足りなかったり誤った描き方をしていたようなとき。
その場合は、「あっ!描き方が甘かった」とか「えっ、間違ってるじゃん〜もーっ」というとかいわないとか。

そこに気づけたとき、
脳内での加筆修正をおこなう作業ボタンを押したことになるのです。

そのときに「2分そのまま安静に寝ていていただく」というお時間をいただくといいようです。

そしてこのときに自分像の3次元で描かれた映像を描き直したり描きこむ作業は、
しずまった意識の内側という安全な場にステイするときに、
自らの内側のドクターといえるような存在が始動してケアするのです。

ボウエンテクニックのセラピストは、
そのクライアントの内側にいるドクターを働きやすくなるような環境をお膳立てするだけです。
ファシリテーションするといえばいいのでしょうか。
そんな役回りといえるでしょう。




だから、、、。

状態を変化させようとするのは、
あくまでもクライアント自身です。





ちなみに情報を脳へと書き込み定着させるには
「2分そのまま安静に寝ていていただく」ことがポイントになるのですが。
正確に言えば、脳内の固有受容器が書き換わるのがもっと早く済めば、
さっさと次のムーブに進みます。
どうも書き換えが進まないなぁと観察できれば、
もう一度同じ部分へとムーブをしてみたり、
2分以上の安静にという時間延長を試みていくわけですね。


横たわっているときの顔色や呼吸するときの胸の動きなどから
リアルタイムにクライアントの変化が見て取れますから。
それでセラピストはクライアントの固有受容器の反応具合を把握していくのです。


だからクライアントの心身状態の良し悪しで、
そのときの成果具合も左右されるので、
一様に2分で十分だという見方では済まないことも多くあると考えるのがノーマルなのでしょうか。
ただ・・・そうなると、相当な眼力でクライアントの状態把握をつねに出来ておらねばならないし、
セラピストも初心者モードの時期があるわけで。
そうなると「とりあえず、2分待とう!」としていき、
やっていくうちに待ち時間を伸ばしていくほうがいい状態かどうか見極める力をつけていくのでしょう。




ひとまずは、
一通りのセッションを、つつがなく終了させていただき、
練習台をお願いした方にお立ちいただきました。

私が唯一有利な点は、
もとが施術屋さんですから、
立位を観た時点で重心の変化や呼吸の違いを肌で感じます。


初回のセッションでは満足できた点以上に不満足を感じた改善点ばかりが目につきました。

具体的な課題が冷静に得られたのは、
私と落語ファンという共通の趣味を持たれるお客様でして。
非常にリラックスしてセッションを進められたので
得難い観察力を発揮しまくれたお陰です。 ^-^



ボウエンテクニックのセッションをしたら、
そのままお帰りいただいて、
一週間程度後に2回めのセッションを受けていただく。
それがもっともボウエンテクニックの成果具合をみてとれます。
ボウエンテクニックの講師から、
そのようにお願いしようねとアドバイスを受けています、が。

ですが遠方から再度足を運んでいただくのは申し訳なく、
私も時間が取れそうで取れませんし、、、 ^-^;;;
再度のセッション依頼は口にだすこともなくスルーさせていただきました。

いろいろと融通する心も必要ですし。




練習台をしていただいた方のボウエンテクニックを受けた感想は、
察するに、
ボウエンテクニックの何たるかということをほぼほぼ知らないので、
初体験では「ボウエンテクニックというのはこういうものなのか、へぇ〜」ということで。
新たなものを認知した感じはあるにせよ、いいも悪いもないような。。。
感覚的には、ボーッとしていて終わったという感じでしょう。



ただ、、、先に申し上げましたように呼吸器系全般に呼吸筋関連がそこここが塊が激しくなっているため。
このままで終了ですというのではなく、
ショートバージョンの呼吸器周りのリリースをおこなうための施術をさせて頂きました。
自作の太めのてい鍼を使ったのです。

実はボウエンテクニックでは、ソフトな、、、
いつもの私の施術の圧と比べれば、
極々ソフトな皮膚をスラッグしてクリックとクリッとさせる程度の刺激だけの正式に近いバージョンでおこないましたので。


そのソフトでねむーくなる程度の刺激の世界から、
きっちりと神経的に炎症があっても気づけなくなった悪化した常態化が起きた部分を軽くソフトに自作てい鍼で触れた時と。

痛み具合の落差が、驚異的なものとなりまして。

もともと胸郭の問題が相当に深く内堀していっての状態ですから、痛みの質は明瞭に鋭い箇所が多いのです。



私の自作てい鍼を使った施術もずいぶん時間をかけてしていったせいもあってか、
「本日の施術はどうでしたか?」という、すべての施術の終わりの振り返りでは
「驚異的な痛みにびっくりした〜」というようにボウエンテクニックはどこへやら。。。 ^-^;


ただ呼吸面や立ち姿など、トータルで改善の質を見れば、ボウエンテクニック底力は感じました。


そして最後に、現在お通いいただいているお客様の施術を始める前に、
ボウエンテクニック背面部のリリースを全体執り行ってから施術の主題部に入るようにしています。
そのときに行なっているボウエンテクニックの圧は意図的にしっかりと厚めに「ぐぐぃっ」としています。

それは圧の質が大きく軽重の差がでれば、
重い圧がさらに際立ってびっくりするほどの重さに感じられるはずだと踏んでいてのことです。

案の定そのようになったものだった。。。

ということも、今回のボウエンテクニックの施術練習ではっきりしましたね。



K様。
いろいろ気づきの多い、セッションに付き合っていただきましてありがとうございました。
多謝!!!

^-^
posted by スズキ at 12:22| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月29日

自作ていしんの痛みを軽減するには・・・の研究中

最近、私が愛用しているアクティベーターのバネが弱くなってきた。

それで瞬間衝撃力が目減りしていったため、
あまりお客様用として用いなくなってきた。。。

新たにアクティベーターを購入するにも、
5万円を超える高額な器具です。
最近は使用頻度も高くないため、
再度の購入は躊躇していました。

ただし『どうにかつかえないかなぁ』と
工夫する姿勢は崩していません。

その一貫で
1センチほどの小さなネオジム磁石数個が手元にあり、
そちらをアクティベーター本体に磁力でくっつけてみた。

そして<パチン!>と、私の手首に打ってみたところ、
打感がいい。
手首の関節がネオジム磁石なしよりもよい感触だった。

へたったバネのアクティベーターのはずだが、
良好な結果が出てほしいと思えたからなのか、
不思議と調整圧として使える状態になっていた。
この改善理由は、自分にとってのプラシーボか、
それとも磁力がアクティベーター本体に加味されたとき、
なんらかのプラスとマイナスの電位から極性上の変化が生まれたものなのか。

実際は原因はよくわからないのだが、
わかっているのは自分の身体に変化が良好かつ大きく起きた事実だ。
非常にありがたいなと喜んでいます。

調整圧がちょうどいい。
すると明らかに関節の隙間に打ち込んだ際に、
関節可動域が広がって呼吸が楽になる。
そのような変化は敏感にわたし自身の身体は感じ取れるように訓練している。
そこでの精度は低くはない。
むしろ相当にそこでの状況や状態をかぎ分ける感性は高い方だろうと思う。

アクティベーターに磁力で付けたネオジム磁石の量や質や接着場所を変えながら、
最良なところがないか条件をわけて実験を繰り返してみた。


今は太めの真鍮自作ていしんで、太い自作てい鍼.jpg
神経系へのアプローチをメインに利用している。
実質、痛みに弱いお客様には喜ばれないのだが、
当初は想定していなかったほどの秘めたる成果が自作ていしんから見受けられています。

そのため施術上では、アクティベーターの使用頻度が低下しているのです。


ですが私が自分自身の関節のずれ等をちょっと改善しようという意図で使うのに
アクティベーターはかなり使い勝手がいいグッズでもありまして。
でも自分専用の健康器具に5万円越えは、残念だが見送るしかない。
そう考えて今後のアクティベーターの利用をあきらめていました。

そんな思いでいましたから、
ネオジム磁石をつけたらバネの弱ったアクティベーターも、
使えるようになったというのは、うれしい限りです。

強烈なネオジム磁石がアクティベーターにつくと、
なぜ調整能力が増すのだろうか?
その理由ははっきりとはせずに、
頭の中でいくつかの仮説を作るにとどまります。

強力な磁力が加えられると、
一時的にアクティベーター内のバネの切れが、
なんかの用件がそろってよくなったのだろうか。

または磁力線が影響する磁力フィールドに、
アプローチされる患部が入った際に
リリース効果が高まるというものだったのか?

仮説をいくつかたてるしかないのだが、
そのよな思索をしているときに

『まてよ、、、
真鍮製のぶっとい自作ていしんは磁石ではくっつかないのだが、
ネオジム磁石を活かすことで、リリース成果等が向上してくれないものだろうか。。。』

そんな視点で自作ていしんとネオジム磁石を目の前にして、
いろいろ模索中です。

希望としては自作ていしんでのリリースの時の、
神経系に状態の悪さがある際にだけ感じられる、
針で刺すような鋭い痛みの部分が軽減できないか?
本来的には痛みが麻痺して感じられない悪化した状態が、
自作ていしんで痛覚を呼び覚まされて血流をその悪化した組織の場へ届くよう、
やりくりしてくれるきっかけを作ってくれる。
そこに自作ていしんのすぐれたところと観る。
ただ、反面、神経系の痛みはわたし自身が自身に施してみても、
目の玉が飛び出るほど痛烈な痛みが生じるときだってあります。

そこまでの痛さは、
どなただって嫌なわけでして、
私だって嫌ですし。。。


自作ていしんとネオジム磁石の取り合わせで、
どうにかできそうなのだが、、、と思えたが。
何らかの科学的な裏付けがないので前途多難。

ですが自作ていしんの鋭い痛みのショックが、
ある程度まで軽減できたならばいいのだが。。。
特に幼い子供にも呼吸器疾患やアレルギー、代謝問題がある子も多く、
そんな子供たちに使用することができれば、
けっこう大人以上に成果がでるだろう。
そしてお体に負担があるご高齢の方や、
つらい疾患を持つ方々にも、
やはり体の内部の電気的な神経を伝う気の流れを
良好に通電させるようにしていけた方がいいのだが。

やはり痛みが強すぎるのでは、
どうも、、、かわいそうで、使う気にはなれない。

自作ていしんで数度も同位置をアプローチすれば、
毎回のように問題箇所の状態が改善されて痛みが軽減していく人が
9割以上のほとんどにあたる。

多くのお客様の経過がそのことを私に教えてくれている。
それを観ているから、自作ていしんを使う判断と使わない判断とでは、
私の胸の内ではかなり揺れ動くのです。
自作ていしんを使わないデメリットは、非常に大きい。
そのことを多くのお客様から教えていただいているところですから。

でも、それでも幼い子供やお体の強く弱っている方々には、
使ってみての負担を強いるというところに、どうしても目がいくのです。


もし、何らかの工夫をして、自作ていしんがさらなる快適性や安全性がもてて、
活用の場が広がればおもしろいのだが。

ちなみに、今のところ自作ていしんにネオジム磁石をどう取り付けてみても、
痛みの具合はさほどは変わりません。 =-=;
手持ちのネオジム磁石の種類を新たに仕入れてみて、
あきらめずに実験を繰り返す予定です。

ひとまずここは、がんばらねば。
posted by スズキ at 17:27| Comment(2) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月26日

目と三半規管(Z-healthセミナーを受講して)

先日、Z-healthのセミナーを受講してきました。


日本初上陸!《Z-HEALTH》 神経から身体の歪みを整える!
Z-HEALTHプラクティショナー兼現役プロアスリートの講師が
日本初上陸のボディメンテナンスの方法を指導します!

https://www.street-academy.com/myclass/26586?sessiondetailid=176339


そのようにセミナー参加中にも、独自の思考の波に揺られていたところもありますが、
セミナー講師をなさった宮崎さんが、
レクチャー用の教材を各種用意してくれたことにも感謝です。
非常に楽しい時間が瞬く間に過ぎました。
(宮崎さん、多謝!!)


ワークショップ形式で動きながら体の状態を改善させるエクササイズをいくつも用意してくれていて、
楽しい学びの時間が過ごすことができました。

学んだことの一部をあげると、
たとえば、、、、

■ ジョイントモビリティトレーニング:
脳がその部分をグレーゾーンとしか認識できなかった状態から、
関節部分をしっかりと認識させて動かすことにより、
意外なほどの全身の動き方へと影響が及び改善させられるという感じのトレーニングのこと。
今回は、足部関節についてのエクササイズを念入りに。


■ 三半規管と眼のワーク:
こちらのワーク用シートを利用して、
視点を一点に固定させつつ頭部を上下左右斜めに動かし、
眼が反射的に正確な固定状態でい続けられるかをチェック。
すると人によっては特定の方向へ頭を動かすときに、
うまく目標点に視点の固定ができなくなっているときがある。

その他、いくつものエクササイズを教えていただいたのですが、
私の印象に残ったのは、眼と三半規管のワークでしょうか。

先日、テレビにてボクシングを観ていた際、
「ボクシングの村田諒太選手が、ビジョントレーニングの効果で1.0の視力が2.0に向上した」
と、アナウンサーと解説者が話題にしていた。
そのことが頭をよぎる。

眼は、トレーニング次第で、視力向上って望めるのでしょう。
ビジョントレーニングって、自動車免許の更新前には私には必要そう。 ^-^;
そんなことを真剣に思うところでしたが、、、。



ただ眼の動き自体に、人それぞれの動きにくい方向性があり、
その方向へ向けた際に、おおよそ体の動きが制限が加えられ、
関節の可動範囲が縮んでしまった。

私には右斜が苦手だったように記憶している。
そしてセミナー参加をしていた他の方は、
別の方向に問題を感じていたようでした。

これでどのような事態が起きるかというと、
気付かぬうちに苦手な眼の動作はしたくないという作動ブレーキが掛かり、
眼球の動きに抑制がかけられる結果になるのでしょう。

以前NLPの本を読んでいたときに
「アイ・アクセシング・キュー」という
相手の視線の動きによって相手の考えや感じている事柄を把握する方法が紹介されていました。
視線の動きは脳の活動と密接なつながりがあり、
相手の心理を見抜く手がかりのひとつとなるといいます。

そこからも目の動きがトラウマのような過去の記憶が関連付けられてしまった場合もあり、
すると苦手方向に視線を操ろうとすると
あたかも経絡上のブレーカーが落ちたように力が入りづらくなったり、
まったく力が入らない虚脱へ近づいてしまう。
この動作を繰り返していくと、体が動きが悪くなるだけじゃなくて、
確実に気分が害されていくのです。。。

私が個人的に感じるのは、目は脳と直結している器官だから、
確かにそのような特異な影響を感知しやすくなっているのだろうとは思います。

ですが私が施術をして気づくところでは、
目と三半規管を利用した反射以外にも、同様な反射に似た影響が存在することを感じられます。

人間には、
その人が過去に行なったトラウマに繋がりそうな体験を通じた特定の動作をした瞬間に、
体が固まり制御不能にフリーズしたり、
筋肉が虚脱してしまうこともあります。

そして散見されるのが、
精神的な不安定さが増すような不安感が増幅して交感神経が優位な状態になる反応が観察でき、
同時にアレルギー反応や体の痛みやしびれまで発生させることもあります。
自律神経の乱れといわれたり、経絡上のブレーカーがダウンすると、
それらの不快な症状が起きるともいわれております。

そんなような問題もあるんだよなぁ。。。

目と三半規管の反射に、こういったこともなんらかの関連性があるのだろうか?
そのように意識して考察してみれば、面白い発見が得られるかもしれませんね。

目と三半規管の反射を通じた筋肉の硬化や虚脱反応の関係性をみるリトマス試験紙しとして用いれば、
脳部分過剰反応や誤動作への修正を加えられる可能性が増していく可能性もあるのだろう。
それは試験的に実験を繰り返し確からしさを確認できればと思うところです。


自分の内側で起きている「この動作をしたときに体調が優れなくなる」といった、
生理的な問題に起因する影響を超えた過去の体験から生ずる動きの制限について。
自らがそこに気づくことができるまで観察の眼を育てる繊細な気配りがあるなら、
相当な自己修正能力が発揮できるようになるだろう。
そのように、痛烈に感じました。

posted by スズキ at 05:07| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月20日

前斜角筋の骨化を緩めるには、、、どうすればいいのか検討中。。。

最近の研究項目のひとつとして。

頸部の斜角筋が深く喉の気管へと硬化がひどくなるケース。

お客様もそのような状態で苦しんでいる方も多くおられるのですが、
私自身も。
けっこう自分で斜角筋を奥の奥までさわりだすと、
驚異的な骨化した状態といっても十分通用するものが入り込んでいる様子が伺える。

体を半分前傾させた姿勢で作業をするケースも多く、
足場も不安定で、強力な腕力を発揮させますから。
施術中の多くの時間、
首が固まるような姿勢を強いていますから仕方なし。

ただあきらめてばかりもいられません。

斜角筋の名は、
後ろ側に<後斜角筋>、中ほどに<中斜角筋>、前側に<前斜角筋>のような3本の筋の総称。
後斜角筋は、少しの力を使って圧してもいいが、
中斜角筋は、危険な急所ですし、
前斜角筋にいたっては、多少の圧でもその痛みは突き刺さるほどに激しさがきつい。
前斜角筋はとなり奥にある気管を含め下手な圧仕方をすれば、容易に気絶させられるほど危険。

中斜角筋と前斜角筋の間当たりに胸郭出口の腕の神経叢があるので、
そこに少しでも強く触れたならば、
ビリビリビリッ!!!とひどい神経への衝撃的ダメージを受けます。
そしてその神経と首の筋肉の斜角筋が癒着して押すも引くもかなわずという状態に陥っている。
そのようなケースが、現代社会では蔓延していると言って良いのかもしれない。。。
江戸や明治大正の時代と比べれば、パソコンやスマホの関係で、
雲泥の差でこの部分に問題を生じてしまっている人が年々増えて来ているのだろう。

固めては相当なリリース困難な状態を生み出すのです。



最近では、真鍮製の自作てい鍼で少しずつ後斜角筋と、
非常に弱めた力で中斜角筋を解きやすくなりましたが、
前斜角筋は、骨化まで行けば今のところでは解法がわからない。

もちろん、私のできる範囲での多くの民間医療系の本を当たりました。
個人的に有効性が高いと思えるのは
オステオパシーのカウンターストレインやマッスルエナジーテクニックの頸部のリリース。
それは頸部を痛みなく解くという点で有効性が有力視できるところもあるが、
それは骨化まで進まないうちの筋肉ならば緩められるというのが限度でして。

筋膜リリースで担当できるところに限る呼吸器の問題では、
喉の詰まりや息苦しさを持つ人の中には胸郭の動きの抑制という問題が大きいが、
こころして頸部の奥を探る力を持ち合わせる人であれば、
同時に信じられないほど硬化がきつい斜角筋が喉、気管支を圧迫もしておるので、
斜角筋の周囲の胸鎖乳突筋や肩甲挙筋などなどと斜角筋が強固に癒着しているケースも散見される。


実際のところ、この斜角筋の骨化まで進んだ際の問題は、
個々の状態の差はあるものの、
首という自律神経の要所に矢を射るようなところから、
自律神経の関連でも広域に渡る影響が起きているはず。。。


実際、困っているのはお客様もですし、
私もこの斜角筋がきつくなりすぎると歯が悪くなったり耳鳴りがしてきたりなど
さまざまな手段を用いてそこに奥に密やかに紛れ込んだ問題部分がでるかどうか。
そのような境界線を、ひた歩くようなときには健康管理上気書きではないのです。

ちなみに斜角筋が硬くなって耳鳴りがするっていうのは、
斜角筋が耳下の血管を圧迫して起こす場合もあるのです。
そうなれば頭部への血流量が減少するわけですから、
決して気分のいいものじゃありません。
大脳新皮質への血液供給量が減少することへつながって、
思考力や判断力が低下してしまうのは、
私の場合、仕事をすすめる上で大問題です。

もちろんお客様のなかでも同様に斜角筋が骨化したほどの硬さに変わっていると、
首こりや肩こりや斜頸やその他の多くの問題を引き起こしてしまうものですので、
前斜角筋を含んだところで筋膜リリースでは適応範囲外だから仕方ないとはいえない。

第一、、、私自身、「これは、きついなぁ〜」と悲鳴を上げている一人ですので。

では課題の斜角筋の体軸に近い深部部分の骨化部分。
どうやれば、そこを緩めていけるのだろう?

とりあえず、意識を失うケースもあったといわれる前斜角筋を自作てい鍼で突っつく。
悲鳴を上げつつも少しずつ、着々と溶けて行くのはわかる。。。

だが、自身で体感してみれば、、、
さすがに、これは我慢してくださいねといえる範囲外だろう。
普段、新規なリリース箇所やリリース法を採用する場合には、
お客様にアプローチをする前に、
私自身に同様の部位を少し強めに自身にアプローチしてみて、
耐えられるかどうかを調べてからおこなっているのです。

ですから、お客様にアプローチをするときに、
ほぼほぼどのような痛みの質のものが感じられてくるのかや、
どの程度の手技が限界かを見定めていこうと試みております。

私の体の状態とお客様の状態は違うし、
痛覚の感覚等複雑な過去のトラウマ等の絡んでくるものです。
だから正確なお客様の身になって、
現状の斜角筋を解かれようとして苦痛加減を察知するのは難しいのですが。

ですがおおよそ私自身はお客様を解く前に、その痛みの苦労を知っていて、
同時に、そこが解かれたあとの快方の変化をも知っているのです。。。

一部の私の施術の取り組み姿勢を知っている方にはお話した事がありますが、
そうやって、危険負担を先に自身に役割として課していますから、
ギリギリの線まで前進させようという非常に手を出したくないが、
おこなわなければ放置でそのまま。
そこに気づいていなければ他愛もないのだが、
そこにどれほどの問題が潜んでいるか気づいたときには。
その難しいところを進んでいくための準備をして、
手探りで進んでいくしかありません。


そのようなことをぶつぶつと考えつつ、
できそうなことを徹底的にリストアップして、
実行可能なことを実際にトライして最適性の高いものを選ぶ。
ときとして参考文献があってそちらに直接手技が掲載され紹介された通りしても、
あまり私が求めるレベルの成果が得られないということが多いので。
そうなると私自身が直感で思いついた効率性は悪いが既存の手技に手詰まり感があれば、
試してみてどうなったのかを体験学習するしかなくなるので。

非効率的な、9割以上、失敗の連続に陥るというところまで、
手を伸ばすしかなくなるのです。 ^-^;;





話は脱線してしまいました。
ごめんなさい。

またまた前斜角筋の骨化部分をアプローチするには、、、の実験に戻ります。

ぶっとい真鍮製の自作てい鍼では、その当たる表面積が活きて後斜角筋はアプローチ可だが、
中斜角筋ではほんとうに弱い圧しかかけられず解けるにもまったく至らないし、
前斜角筋は、ほぼほぼ急所を保護すべきというほうが優先させるべき状況でアプローチは不可。。。
やはりカウンターストレインや誇張法など痛みを感じさせないものを採用して、
リリースに至らないがどうにか少しでも前進を繰り返すしかないのだろうか。



そのようなおり、
私の自宅に銀の丸棒が長さが不揃いなもの2本がありまして。
30センチの細い銀製丸棒と20センチのもう少し太い銀製丸棒。

なんとな〜く、削ってみて、
ていしん状に仕立ててみたら、大きいぶん電子量の流れは強力かも。。。
とはたと空想を膨らませまして。

同一経絡上を同時に触れて
その筋肉の硬化を緩める法。

もしかすると2本の凸凹コンビの銀製丸棒から作ったてい鍼からは、
電位差が見えないところで異なることがよい刺激効果になったなら。
(そんなように都合のいいことになる保証やデータはないのですが ^-^;)

思い立ってからは削りの仕事は散々やってきて苦ではありませんので。
てい鍼として呼ぶにはいかがな仕上がり具合かといわれそうなものを、
数時間かけて作りました。
われながら、雑な仕上がりで、初期のデザイン思想がなさ過ぎますね。

美的な存在かどうかは、いまは目をつぶるとして、、、。


そこで前斜角筋をボウエンテクニックで習うムーブのやり方で外皮から緩めていき、
それから前斜角筋の起始と終点に、それぞれの銀製のてい鍼をあてがってみました。

するとやはり当たり始めは痛みもなかったが、
5秒もするとてい鍼独特の神経に触るチクーッというまるで鍼で刺したときの痛み。
「うぉっちぃ」と、よくわからない叫び声を上げながら、
その痛みの状態を観察してみたんです。

すると血管に影響を受けているというのか、
一本のてい鍼を当てただけではあまり感じられなかった脈動のリズムに似た、
痛みの引き潮と満潮が起きるように感じた。
それも血流のリズムに合わせられてなのか、

終点のてい鍼に触れた部分がチクーッとすると、
起始のてい鍼に触れた部分が痛みを消し無痛へ。

次の数秒後、
終点のてい鍼に触れた部分が痛みを消し無痛へ、
起始のてい鍼に触れた部分が今度はチクーッと痛みだした。

それが繰り返されている。

そしてしばらくすると、両方の痛みがぐーんと増したかと思うと、
次の瞬間、無痛へと転じたように感じられた。


同一経絡上を刺激することで効果的に状態を良くするというアイデアがあって、
それは私自身もときどき選択するペインリリースの方法のひとつではあったが。

同一経絡上の離れた二点に同時に刺激を与えることで、
このような反応が起きていたんだと知って驚きました。

もしかすると鍼灸の先生方では当然のことだといわれるかもしれませんが。 ^-^;
私は、そのような仕組みがあったということは存じ上げませんでした。


しばらく前斜角筋部分をそのような形でアプローチをしていたんです。
特段、目的の筋の前斜角筋にマッサージを加える事もなかったのですが。
なんだか骨化した部分がいつもよりも成績がよく緩んだかのような気がする。。。

前斜角筋の骨化部分を軽く指で突かれただけでも、
信じられない程の痛みがでるのでリリースが困難。
それの数十分の一の痛み方で、
どうにかアプローチできそうなやり方があるのだ。
そこを手に入れ始めているのかと思うとうれしい。

ただ、まだまだこの程度のリリースでは、お客様に勧められるものではなくて、、。
しっかり私がリリースができていると判断する合格点には程遠いのが現状です。

そのようにして、
うず高く積まれた9割以上にもなる創作の失敗の山が、築かれていくのです。


ですが今回は、
以前から疑問に感じていた「同一経絡上の二点間を同時に押さえてリリースがなされる」という、
私自身も経験則的にそうなるものだとしか言えていなかったところが、
その裏側で起きている内容の一端を知る、ヒントが得られたことが収穫でした。







posted by スズキ at 16:44| Comment(2) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月16日

自作てい鍼と呼び続ける理由 ^-^

今月は、今年の1月に予約順番待ちに並んでいただいてお客様に
「施術の順番が回ってきました!」
というメールを書かせていただきました。

それで新規にお顔を合わせるお客様が多く、
私としては緊張の連続。

その緊張の内容は、、、。
新たなお客様の一人づつのお体の状況や状態、
それに施術を受けるニーズも大きく違います。

おおよそ一年も前の私ならリリースできない部位も、
おかげさまでずいぶん着眼して研究してきた部分は
がんばって解放することができるようになりました。

いったん一人のお客様に対して成果が見えてくると、うれしくなるものです。

更にその研究しようと考える視点を多様に広げてみたくなるものです。 




と、、、長い前振りのようになりましたが、^-^;

たとえば自作のてい鍼なども自分にとって使い勝手をよくするよう
使い方や小さな削りの変更などアイデアを付加させるようにしています。

ちなみに、、、
自作てい鍼の利用箇所は胸部の胸骨やその周囲の肋骨部分から始まりました。
次に脊椎脇の一側線や臀部の深層筋のリリースなどから、
腋下や鼠径部など。
数種の自作てい鍼を適宜そのアプローチに合わせて持ち替えて利用しています。
単純にマッサージスティックとは違う点が、
お客様の施術をしていくうちに目のあたりにすることが多く現れてきています。
神経系に対して、ビンビンと感じられるツーンと奥に刺さるように入り込む痛み。
ときには鋭敏な感覚をお持ちになられているお客様は、
「今、そのてい鍼を当てられるちょっと手前で、電気が流れたよ!!!」
とおっしゃっていただけました。



そのような言葉を頂戴いたしまして、一応のこと「てい鍼」のような機能もある、
という認識を持った上で「自作てい鍼」と呼ばせていただいているところです。

お客様から「別にてい鍼と呼ぶだけでいいんじゃないの?」といわれましたとき。
なんだか、いまだにそう呼ぶには、心理的に抵抗がありまして。 ^-^;

私がずっと「自作てい鍼」という言葉を使い続けているひとつの理由は、
どうも自作てい鍼づくりをしていて、自分の自作するてい鍼の仕事が粗くて。。。



<Rさん>というお客様から、
その方が丹精込めて制作した純銀製6センチほどのてい鍼をいただきました。
みごとに鋭利な気の流れがビームのように照射される逸品です。
その気の流れは私にも遠目で観て感じ取れますので。
一般の方には、気感を鋭敏に感じ取る感覚を持たれている人は少ないと思いますが。
市販のてい鍼では私はこのように評せられるものは、いまだ目にしたことがなくて。

世の中には、あるものなのですね〜。

持った感じは純銀という金属であるにもかかわらず
粘りを感じ手に吸い付くようで扱いやすいものです。
施術家のプロの方が触れば、欲しくなると思います。^-^

Rさん作の純銀製てい鍼.jpg



Rさんのてい鍼は非常に美しいスタイルですし、
仕上げ方も完成度が高く仕上がっていて、
観ていて気分がよくなるんですよね〜。

美術工芸品ではなく実用性のあるもの。
でも手にしていると、自身の体の芯が、
”スッ”っと延びて呼吸が通る感じで。

私には同じ材料と工具を持っていたとしても、
同じものは造れないでしょう。

自身でもいくつかてい鍼を作ってみたものの、
Rさんのてい鍼のような品質の仕上がり感は、、、。
皆無で不細工な感じでして。


私の自作てい鍼は、伊勢神宮しかり他にも名だたる神社仏閣めぐりを経て、
気の充実を促していますし金属内部に電子の流れが良くなる工夫もしています。
ですがそれに加えていつか私も美術工芸品のような型を持ちながらも
実用がたいそういい感じのものを作りたいですね。
おそらくしっかりと美しくなるほどの設計がなされておれれば、
施術上の成果も当然のように増すように推測されます。

そのようなてい鍼が作れたときに、
てい鍼づくりのアマチュアっぽい「自作てい鍼」という名を卒業して、
出世魚ばりに自分の作ったてい鍼にそれらしい名前をつけてみたい。
10年ぐらい取り組んだらどうにかなるんじゃなかろうか。 ^-^;;
posted by スズキ at 20:19| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月14日

ひさびさに大腰筋について

先日、フェイスブック等でやり取りさせていただいている理学療法士の山中さんという方から、
大腰筋について新たな気付きがあったと教えていただきました。

大腰筋の仕組みは、大局的に把握するのもいいのですが、
細分化して観察していくと奥深いものだと痛感している。


山中さんは私が観てレベルの高いことを気づき研究なさっておられるのです。
私以上に理詰めでの視野の深さもあります。 ^-^;

それもありますが、、、
やはり人それぞれ、自身の視点でそのものを捉え、
自分の体で実験して理解を体験化していく。
そのような意識の高い取り組みをする人は、
ほんとうに観ていてすがすがしく感じます。

そんなことを先月に感じつつおりまして。


そんなある日。
一昨日前、初回のお客様がおいでになられました。

かつて他院で受療した施術について大腰筋の筋肉の硬化緊張部位を触ったとき
思い出し語ってくれました。

「そういえば、長ーい鍼で、背中側から大腰筋へ刺したときがあったんですよ」

本格的に筋へアプローチする鍼灸院にお通いになられているということは、
つい先程の質問表を観て質問させていただいていたのでわかっていました。

するとびっくりしたことにお客様の体感は、
「大腰筋に鍼を刺されたとき以上に、腹部側から押されたとき痛いんですね!」

私、
「 ? 」

てっきり鍼で刺されたとしても、現状左側大腰筋のコンディションからすれば、
ど〜んとすごい衝撃がくるものだろうと思っていたのですが、、、。
実体験は違っていたようで、その仕組に関心を持ちました。

こちらの左側大腰筋の硬化が著しく腰椎の椎間板狭窄や胸椎の傾斜を創りだし、
多くの不調が引き起こされるだけのパワフル筋でしたので。
それに私が触ったといっても本当に大腰筋の痛い部位はさほど押しこむような圧はかけてない。
指先で50グラムほどの圧で触るだけの状態確認をしただけなのですが、
お客様には「えっ、こんなに痛いところがあったの!?」という大発見。

いきなりこれほど強烈な炎症を持った部分を強圧したら、
生涯のトラウマとなりそうです。

けっしてそこを狙っているわけではないので、
かなり控えめなアプローチをしているのです。


ですが、、、
鍼で腰部から大腰筋をアプローチされたときには痛くなかった、という体験を持たれておられる。

「さすがに、○○鍼灸院はやるなぁ」


腹部側からのアプローチでは、仰向けになって横たわっていただいているときに、
脚部を私の膝に乗せていただく形をとりカウンターストレインをしているんです。
いつもこの状態で腹部を押すと同時に大腰筋を緩めている操作をしている。

大腰筋を緩めるカウンターストレインのホームプログラムは、
下記URLの(2)のような姿勢となります。
http://bodywork.s73.xrea.com/member-site/kaunter.htm


実際はこの操作を先行して調整を加えていくことで、
強烈かやや強いような大腰筋の過緊張性炎症を持つお客様がいても、
痛みを軽減させ( 大難が中難、中難が小難、小難が無難 )になるように、
それとなく痛みの感じ方を軽減させる工夫を加えていっております。
ただ実際には大難状況では、
すでに筋硬化が進み過ぎると痛覚麻痺状態で痛みが感じられない自己再生が困難な状態のこと。
その部分をカウンターストレインで筋肉のリリースを図ることにより痛みが感じ得る程度まで、
緩ませることにすることができます。
私の触った際の大腰筋への痛みが明瞭だったのは、
そのような仕組みからだけだったのだろうか?





大腰筋の過緊張が続いて硬化萎縮している方の状況についてもう少し突っ込んで考察すると。。。

アウターマッスルがもともとが相当柔らかいタイプで、
体の外側の筋肉が硬化してそちらでつっかえ棒やらサポーター役をしていただけない。
その分、補完としてインナーマッスルの代表格である大腰筋に頼り硬化が顕著に強まる。
そのような状態が体質的に設定されている方もおられます。
そのような体質の方がお見えになられる割合は、1割ほど。

そして状態のつらさが大きさが進んでいるとき。
体が柔らかい人に起こりやすい胸椎に至る脊椎の歪みが観ることができます。

この状態となる場合、
他にお通いいただいていた同様な状態のお客様からつぶさに体調の様子を聞くと、
とにかく周りの人と比べたら体の疲れが抜けにくいのが困るんだ、といわれます。


大腰筋という筋肉は、「腎経」の経絡に属する筋です。
【 腎が精を司る 】ようなところがあって、
腎経の経絡上の筋肉が硬化萎縮が著しければ精力が弱化して虚弱へと転じていく。
腎臓や副腎への負担増加もあるのですが、それ以外のものも考えられます。

それは肉体の生理的な実態上としても
大腰筋とは左右から同一テンションを腰椎にかけて引っ張るることで、
垂直に腰椎を立たせる作業を担う筋肉です。
大腰筋の左右の筋肉の張り具合が偏れば腰椎が垂直性を失います。

それって、
雑誌や本を数十冊も紐で縛ったときに縛りが甘くてまとまりがない状態と似ているような気がします。
本があっちにこっちに崩れてしまうのを、必死に押さえることばかり気にして運ばないといけません。
実際にこのようにして運搬をすると非常に疲れるものですよね。

ただ人体は構造上、
そんなにもぐらつく腰椎の更に上にいった頂上に頭部という重りがある。
垂直な腰椎であれば、頭部の重りは脊椎のテンションをあげるに役立つ。
だが歪んだ腰椎であれば、頭部の重りは脊椎の湾曲等の歪を強める悪影響を及ぼします。

腎経の経絡上の筋肉が硬化する進度に比例してそうなるのですから、
それが進行すれば調子が振るわなくなりますし、
それの進行を遅らせたりまたは大腰筋等の腎経をいい感じに仕上げれば改善してくれる。
ほっと一息つくことができるようになってきます。

簡単に短期間にそこまでたどりつける保証はありません。
それは各自、体の状態はそれぞれが違いユニークなもの。
ただし、つらい思いを継続してきた人にこそ、
ちょっとほっと一息入れることができればな。
そのような気持ちがしてきます。


もちろん腎経のみが問題があるわけではなく、
脾経や胃経や、、、とさまざまな問題も含まれていると観ますが、
それらは現状でも鍼灸院にお客様はお通いいただけているようで。
詳細はそちらの先生方にご質問いただけたほうが見識も深くわかりやすく安心でしょう。


たとえば
少しずつでも左側大腰筋と同時に少したるみ気味の箇所が増えている右側大腰筋の拮抗を取る。

もちろん股関節をはめるための外旋六筋と大腰筋の筋の状態の連動があるため外旋六筋や
それより下方にある脚部のこりを優先徹底して緩めることも下地作りに必須です。
この下地が出来上がる状態であれば、実はその上に乗せてある体の各部の歪みも、
歪ませ続ける理由を失います。

そのような状態へ移行させていきましょう。

脚部や骨盤部等の不調の本体を緩めてから施術をすると、
成果が定着しやすくもなります。
高価な施術を受けたのですから、
効果の行きつ戻りつの体の不安定さを減らす自衛努力もしてみたいものです。

ただ、現状の自分にあった身体運動についてなにが適切か。
それは体調が思わしくない場合ほど、
数手先を読まなければ長続きできないようです。

運動途中で、不安が増す体の痛みや不調が生じてきたとき、
そのようなときは、基本は早々に取りやて様子を観ましょう。

数手先を読むにも実際に体の状態をどれだけ深く見通せるかが大事です。
そこが一般の方の場合は、難しいときもあります。
意外に私やフェイスブックでお世話になっております理学療法士さんの山中さん等々、
日頃から自身の体を実験材料として、
地雷を踏んで爆発させつつ失敗を繰り返してつかんだものは役立ちます。



頭だけの理詰めで「それは止めといたほうが・・・」というのではなく、
わざわざなぜそれを止めたほうがいいのかを知るために、
それを実践して自身でそれを体験してみるようにしているのです。

私自身の体とお客様の状態とは設定は違っています。
ですから正確には当たらないところもありますが、
少しでも共感的にお客様の状態を把握する努力をすることで、
同時に解法も探っていくわけですね。  ^-^



また大腰筋の片側か両側の変位が強い場合ですが、
元が股関節のはまりが大腿骨を内旋させる筋肉が力を持ちすぎているときがあります。

そのようなとき。

「大腿直筋や外側広筋を使わない立ち方ってどうすればいいのかな?」
といった自問自答をしてみます。

それも、、、
立位で両膝の間に弾力あるボールやタオルを厚みが出るよう重ねてみて挟み込み、
内転筋が効いている状態を確認しつつ模索していくことが大事かもしれませんね。
この挟み込む力は実は挟んだものが落ちるか落ちないかの微調整を続ける状態で。

さほど負担がかからないやり方ですが、
脳には中心軸を作る経験として感じられるでしょう。

意外に徹底した筋膜リリースを受けたあとには体の制限が低減した状態で可動域が容易になる。
そのようなときが一番の身体操作学習の好機です。 ^-^
posted by スズキ at 11:23| Comment(4) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月06日

更に改良した自作てい鍼

先月初旬、
ぶっとい真鍮の丸棒を削りだして、
真鍮製の自作てい鍼を制作しました。

自作てい鍼自体の重さを活かしたかったため、
削る部分を最低限にして太いままにしました。

確かに、、、
筋膜リリースをこちらをマッサージ棒のようにして使うと、
とてもよくリリース出来てしまう。
今まで使っていたグッズのなかで、
これはまたダントツに威力がある。

その点は、予想した以上だ。

だが、丸棒状のままでは握りづらくて手元から転げ落ちそう。。。
相応に木刀等を振る際に手の内を作るよう修練しているものの、
施術では気が遠くなるほど強い疲労感もともなう場合が多いため、
少し小さめなものであるだけ落としそう。
このままではお客様の上に危なっかしい。

そこで仕方なしに、少しこちらのてい鍼の周囲を少しずつ削りだし、
側面に筋目を入れるようにしてみた。

太い自作てい鍼.jpg
(このてい鍼。見た目は悪いですが、何度も工夫を重ねて作っております)


そうすると握りが安定しだして施術成果もグンと上がってきました。
その好変化は予想以上だったからうれしいものでした。



たとえば、起立筋脇の一側線という背骨の左右数ミリのところにある部位の起立筋ライン。

こちらが固くなっている人は、
呼吸がしづらくなっていたり、
腰部ならば腰痛や消化器に負担がかかるし、
胸椎部分であれば循環器や呼吸、免疫系にも悪影響が出る・・・。
この一側線の硬化が進めば自律神経系にも
悪しきコンディションとなっていることが当然のように予想される。
脊椎から自律神経の神経ケーブルが脊椎ラインを通して流れ、
それらの神経ラインは神経根という穴からでてくるものです。
それが強烈な第一側線の起立筋群の癒着やそればかりではなく、
その下に位置する靭帯部の癒着は非常に神経根の穴を狭めます。
それがたたって脳から体の末端までの情報をかき集めたくとも
第一側線のしこりも神経根から分岐した自律神経の神経ケーブルは
過剰な引き伸ばがなされたままにされたり、
または萎縮が根付いて詰まらせたままの状態にまる。
あとは何らかの問題が起きそうだということは想像にお任せいたします。

自律神経の症状は、ほんとうに人それぞれ、出方が異なるので、
それを網羅して伝えるにはページがいくらあってもたりません。


ただこの一側線という背骨のすぐ脇の部分は、
お客様のその部位がひとたび固まれば施術者の指で押しても跳ね返させられて掘れるものではなく、
弾かれる。
多少の刺激は入れられるだろうが、
それが向上的な数日も続くようなリリースにつながる成果はない。

それが私がいつも使っている大きめのブロックでは、
相当に使いこなせて手足と貸してくれているものだが。
ただ大きめな重さが3〜5キロもあるブロックで、
ミリ単位に狙うポイントを緻密に設定したとしても、
道具が最適ではないためうまく奥に届くことはない。
大きすぎるブロックでアプローチをしても精度が悪く、
それだけではなく圧する際にリスクが高まるので出来はしない。
間違って棘突起を強く押しすぎて骨折でもさせれば目も当てられない。

そのような危険箇所でもあるから、適度に安全な圧で、
深層まで緩ませようと言う質の圧はかけることはできない。

ちなみに、それは私だけの残念なところではありません。
私の知り合いの非常に多くの施術院の先生方も同様な悩みを持っておられる。
かなりの難問でもあるのです。


それが今回施術用に作ったぶっとい自作てい鍼では、
少しだけハニカム状のイメージに近いラインを入れ使い出したら、
私がまさに計算し尽くして狙った方向をぴったしと捉えてくれた。
ここに至るまで、さんざん重量あるブロックを自在に使う訓練をして施術をしたおかげで、
ほんとうに自分が思った圧の強さと方向などが絶妙感が増してきた。

それでここ数十年以上、どうやっても解けなかった部位も
サササッとリリースの手が入りだすようになってきました。


そしてその他特筆できるのは、
股関節の深部の外旋六筋やそれに相当する臀部奥の筋肉に、
的確に圧が掛けられるようになった。
この部分は手の指で解いたり肘でとこうとすると、
私が作った自作てい鍼の数十倍も痛みが強く出る。
それでアプローチするにも十分得といえる程は整えられないものであった。

深層筋をリリースするというところでは、
結局はすでにしこり化した部位の筋肉は、
すべてが激しい炎症を持っているものだ。
部分、しこり化が進んで血流が極端に悪くなれば、
状態の進行が進み最悪といえるような麻痺となる。
だがそんな麻痺した部位も、やがて血流が戻れば、
激痛を感じるような筋膜の部位が露呈してくるし。

確実に筋膜リリースをして、その成果を毎回、うず高く積み上げていって、
最終ゴールにつくというのが目的だが、
十分なリリース深度が整えられていない施術では、
結果的に解かれてもすぐまた同じ程度の硬さになるか、
かえって解き方が局所的で計算が行き届いてなければ、
身体上の歪みが増幅するような事にもなりかねません。

だから私個人の印象では、
最近は相応に厚さのでた筋膜の癒着部もサササッとか必死にかがんばって解くのだが、
重量感ある自作ブロックを使うようになって成果が安定して出てくるようになった。
だが重量感あるブロックをてこの原理でうまく加圧して入って解き進めたのだったが、
そのブロックでは細かいところに定点的なピンポイント圧がかけづらかった。
それも英字の「J」の字を書くようなJ(=ジェイ)ストロークなどはムリ。

実際に「ここでJストロークできたら、一気にこのトリガーポイントを打破できるのだが」
というときもあった。

それが今回、太めの自作てい鍼自体を使い出してから、実に思い通りに事が進むのです。

これでまた、数カ月前より、倍もリリース深度が整えられた感じを、私的には持てます。


そういえば先日、
知恵泉に東尾理子さんが出ていて。
「最近のゴルフはゴルフクラブの進化がすごくて、
そちらを積極的に取り入れてアドバンテージを得て戦うんですよ」
というようなことを言っておられました。

彼女はゴルフメーカーが新開発してくれたものを使うユーザーですが、
私は、自分でひたすら自分のやっていきたい望みの仕事を叶えてくれるようなものを、
自分で作っていく感じになっていて。。。

確かに医療器メーカーが出しておられる、
私にとって便利なグッズを購入して利用するのもいいのですが、
究極は自分の仕事は自分にしかどこにどのようにしたいのかという欲求は伝わらない。
するとおもいあまって、
ときどき「なんで私は、いま、一日かけて真鍮にヤスリがけをしているのだろう」と、
我ながら怪訝な思いになるときがあります。

自作に着手したときに、
最終的にどのように使えるかというしっかりした想定ができていればいいのですが、
どこにも自分が望むツールがないようなときには設計図がなくて参考になるものもないので。。。
ほんとうに迷いつつ試行錯誤して作っている感じです。

そして作り終えて使い始めていくうちに、
徐々に修正をかけていけば使えそうだったら使うし、
どうも没だなと思えるものはお蔵入りになりますし。

けっこうお蔵入りにしたものがあるのです。
不思議と経費を多大にかけたもののほうが
お蔵入りになっていますね。 ^-^;

そんな残念なように感じるときにはアドラーがいう勇気のひとつ、
「失敗する勇気」という言葉を思い出します。
それは、成功するまで挑戦し続ける勇気が必要だということです。


今回の太めの自作てい鍼は、
私に多くのリリース深度をあげるきっかけを与えてくれるようになり、
そして深層筋を、今まで以上にひとつひとつを分けて整理して扱えるようにしてくれたと同時に、
繊細な内部感覚を持ったお客様には「ここを本当に解いて欲しかったんだ!」という部分が解けた。
それ以外にも文字通りの深層筋リリースへ進むことで多大なメリットも生み出すことができるように。



posted by スズキ at 16:54| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月05日

ボウエンテクニックの練習

個人的なお話で恐縮ですが、
「ボウエンテクニック( https://www.japanbowen.com/ )」という手技療法を
学びに行っております。

ボウエンテクニックの施術法の基本部分は学びやすく、
施術上でも受けるお客様への危険性が他の多くの施術と比較しても非常に少ない。
おこなうほうも安心してセッションをすることができます。
いつもならば重い腰が上がらない私が学びに行こうというのも、
今後の私が必要として考える重要な学びがそこにいけば得られるのだと感じ取ってのこと。
私の直感的触手が、他の手技療法の講習会ではあまり感じられないような力を感じました。

実際はボウエンテクニックほど、YouTubeで映像によりやり方が紹介されている手技はない。
多くの映像をダウンロードして見たのですが、
なぜ、これだけのことで体が作用するのかが。
真似してみて手技をしてみても、
さっぱり、、、有用性が実感できないのです。

狐につままれたほどのことでしかわからないのです。

ですが多くの体験をした者たちはそれを学び、
自宅で家族におこない、または施術所でセッションをしている。
ボウエンテクニックだけの施術院は海外でも少ないようなのだ。
だがそれでも私が習っている講師の方はボウエンテクニックを一本でやっているといいます。

おそらく体験をしてみなければ、
どのようなことがボウエンテクニックというクライアントにとって内省的な不思議な体験を、
実感を持って感じ取り理解できるものではないのでしょう。

私もやはり、実際に体験してみてその日本におけるボウエンテクニックの将来性を実感した一人です。



そして数日前に、
ボウエンテクニックの同期で学ばれているロルフィングのたちばなさんのところへいきました。

彼のソフトな手技の骨へのアプローチは、
私がボウエンテクニックを学ぶ点でも多くのヒントが含まれて参考になります。
それ以外のところでも
たちばなさんの身体に関する難易度が高い文献に当たり
慎重に自身の考えを証明する記述を探しだそうとする姿勢や、
自身で研究心をたくましくして変わり続ける野太さに勉強になるところが多く、
施術を受ける時間を割いていただいております。

彼いわく、
ボウエンテクニックを練習なさるため、
多数のセッションを積んでいこういう。
そのため一ヶ月に一日ほどと日を決めて、
無料セッションを受け付けているんだとのこと。

そして私のセッションが済んだ後が、まさにその日であったようです。

たちばなさんの手技とボウエンテクニックとの相性はよくて、
日頃からも自己のセッションの中に一部取り入れておられるようで、順調に熟達しておられます。

彼にボウエンテクニックのセッションを受けることができれば
とても幸運な人だと思います。
日本では、その新しい可能性の高い手技を受けられるチャンスは限られています。
先入観なしに受けてみて、心身に起きた変化を感じ取ってみてください。
初回では頭がぼーっと意識が遠のいた状態で明瞭さが失せるものですが、

3回ほどもセッションを受け続けられれば、
多くの方がそのなかの変化を実感しだして、
海外ではボディメンテナンスの一つとして定期的に通っている習慣を持つ人もおられるようです。

おそらく多くの体験者が生まれることが、
ボウエンテクニックの周知されるきっかけを産み、
同時にそれを受け続けて体調管理に役立てようと思う人が増す、
地道かつ確実なアクションとなるのでしょう。


私も、ここは負けてはならないということで、
私も少しずつペースをあげて練習をしなければと。

若干一名のお客様に練習台のお願いをしたところです。

いまのところは、あくまでも控えめなものですが、
他に関わっているところが一段落がついたら、私もたちばなさんのように。
という気持ちはあります。 ^-^
posted by スズキ at 08:37| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月17日

目新しい施術方法の周知法は、とにかく地道に体験してもらうところからでしょう

個人的なことで恐縮ですが、
いま、『 ボウエンテクニック 』という施術の方法を学べる講習会で受講中。

ボウエンテクニックという施術について、
日本では今知っておられる方々は一握り。


個人的な見解ですが、
知られていない施術を受け入れて浸透するには、
未知の世界へと関心を持って取り組む人たちの、
広めるヴィジョンと行動をともなう真剣な決意が鍵でしょう。

目新しい新規な施術方法であれば、
よほどしっかり周知させる広報活動を積極果敢にしてみて。
それはメリットが直感的に伝わってくるメッセージによる。
それ以外については、スパムメールにも等しいわずらわしいものとして感じられることでしょう。

自分に益を痛感していない情報を取り込もうと、
自身の貴重な時間を使おうとはしないものです。

人は「優先順位の高いものであるか、低いものであるのか」を厳密に設定しています。
人には分別があるがゆえに、かえって自身が取り組む門戸が狭まることもあるのです。
自分にほんとうに必要なものと直感したものに対して
勇気を持って取り組むという無分別さでチャレンジができること。
そこから新たな突破口を開くきっかけを得られることもあります。

ただそのような直感が働くことは、極々まれなことでしょうから、
新たな耳慣れない施術法に飛びつく人も少ないことはわかります。
それゆえに、ボウエンテクニックへの優先順位は、あがりづらい。
ただ実際にボウエンテクニックの講習会でデモセッションを体験した鍼灸学校を通っている男性が、
それを受けた際の自身への反応の興味深さから鍼灸学校を休学するという話が出ているそうです。
それはボウエンテクニックがすばらしい魅力があるものだということをあらわすエピソードでしょう。
ちなみにその鍼灸学校で学んでいた男性は、
ボウエンテクニックの講師の学友だというだけで「ボウエンテクニックって、どんなことをするのか?」
という予備知識がまったくない状態で連れてこられたようです。
「僕はただ、このベッドの上で横になってればいいんだよね?」と、
すこし不案内なところへ来てしまった感を拭えませんでした。
それがリラックス状態に早々にいたり、
10分もしないうちに深い寝息を立て始め、
後にまでそのときのセッションを受けた際の印象が残っていたようです。

だから実際、
体験すれば今後もボウエンテクニックの受けたいという優先順位はランクアップすることもあるんですね。

反面、私が知るなかでもボウエンテクニックほど、
実際に受けてみてみないと真価がさっぱり伝わってこないものも少ないでしょう。

私がいろいろな施術やセラピーを知る中でも、
実際に受けて「 体験知 」から、
自身にそれが必要かどうか判断してもらいたいセッションの筆頭じゃないかと思います。


そういうものって、
ある一定の人数がセッションを受けてその評価の星(☆)が高いと実力が認められれば、
SNS等で周知性も伸び浸透することもあるでしょう。
そのある一定の人数まで、体験知 を得ていただけるきっかけづくりをする活動をする。

それこそ、地道などぶ板選挙ではございませんが、
ことあるごとに、プライベートな状況下でも体験知を皆様に持って行ってもらうキャンペーンをしていこう。
そんな草の根運動から始めようと腹をくくるのも大事ですよね。




そのように考えるある日。

私は施術の場で、ボウエンテクニックの手技技術を適宜取り入れてはいますが、
本格的に待ち時間をいれておこなうボウエンテクニックの流儀の通りにすることはほとんどありません。

それがつい最近、私がボウエンテクニックを使うきっかけがありました。
施術者仲間のご自宅に用事があっておじゃまさせていただいたときのことです。


すると、家主がお体の悩みがるとおっしゃられます。

どういう状況かといえば、
かつて起きたことがない不正出血が起きたため、婦人科へいき、検査をうけたそうです。
不正出血は数日すれば改善することもあるから様子をみようという診断となりました。
私としては婦人科へいきなりいかなければならないほど、
相当深刻な状態だったのだと知り驚きました。

私がその方のお顔を拝見すると、
貧血の状態は即座に読み取れる。

「それではお大事になさってください」
といってそそくさと帰宅するのでは私も心配ですから。

習いたてのボウエンテクニックを使い施術を受けてもらいました。

ただ今はまだボウエンテクニックを習いたてですから、
それだけで私が納得できる成果がえられるものではありませんし。
それで日頃使い慣れて成果を出せるオステオパシーのカウンターストレインやポラリティセラピーなど、
道具を利用せず対応できる手技療法をいくつか混ぜて用いてセッションをおこないました。

ただ今回のセッションは、
前日にボウエンテクニックの講習会を受けたことも手伝って、
おおよそ6割ほどボウエンテクニックの技術を利用して対応しました。


施術では、通常、比較的ソフトなタッチで手を触れてのセッションをすれば、
受ける方は眠くなってしまう。
そういったことが多いのです。

このときのセッションでも、途中から意識を失う寝入っておられた様子です。
ですが軽い寝息を立てていたとしても、
「すいませんが、こんどは仰向けになってください」というと、
「は、、、はい。」と、そそくさとむっくりと体を起こして仰向けになります。
だから完全に意識を失っているわけでもなく、耳で周囲の音が聞こえています。

その後、しばらく休まれていて目覚めたとき。



目の下にできた気になる「くま」は、だいぶ消えていました。
それを観て心身に巣食っていたストレスが低減したと感じます。
交感神経の優位状態から少し抜けられたのかなと安堵しました。
^-^

ご本人も、深いリラクゼーションモードに浸ることができて気分がよくなったとの笑顔。
残念ながら疲労の根は深々と刺さる感じで100%問題なしという状態ではないものの、
本人がただただ横たわって寝ていても、ここまでは体が楽にならないだろうと言う感じ。
おそらくボウエンテクニックを受けてみようと言う優先度があがったのかなと思います。
そこを体験していただけて、嬉しい限りです。

後日、その方がまた婦人科へ行く際に、
少しでも不安要素が低減していればと願って止みません。


カウンターストレインやクラニオセイクラルセラピー等々、
他の手で接触する施術でも相応に深いリラックス状態になることは知られています。
だったらそれらに慣れているようであれば、
使い慣れたそれらの手技だけでもいいんじゃないのかと思われそうです。

ですが、ボウエンテクニックの手技を多く取り入れてセッションを組んだのには理由があります。

深いメカニズムまでは理解できていないのですが、
ボウエンテクニックの手技をいれたことによって、
「ストレスリリースの深さ」がかなり上乗せされているような実感を持っているのです。
私自身がそのことを、ボウエンテクニックの講師の方からボウエンテクニックのセッションを受けたとき、
他のセラピーとの違いとして、ストレスフルな状態を鎮める効果がかなりあるぞと驚愕したところでした。
私自身、ミラクルな精神的ストレスのリリースが、セッションを受けている最中に起きた体験をしまして。


それに最近、ずっと施術では自作てい鍼を用いたり、
アクティベーターやゼロプロマッサーを使ったり、
自作の重さのあるブロックを使ったりと、
純粋に手でおこなう手技をする機会が減っていて。 ^-^;

そんな近況で最近ではボウエンテクニックの手技が、
日を置かずして勉強していたというところもあって。


私は現代社会では病のうちの半分ほどは、
心身におよぶストレスから生じると思っています。

ストレスから交感神経が優位になり続けることで、
免疫力が低下したり、腰痛や肩こり等にも至ります。
生命力が削られる大本とは目に見えない心身に影響を及ぼすストレスから生じるはず。

そのような印象を持っています。


今の東京住まいの私たちは、
対人関係や仕事の肉体的かつ精神的ストレスなど、
ストレスフルな状況を暮らし続けているわけです。
その証拠にマインドフルネスのような
ストレス対処法の本が書店で山積みされています。

自身でストレス解消を図るのもいいでしょう。
基本はそのようにしていただいたほうがいい。
それは、他者の力を安易に借りすぎるならば、
自身でそのストレスを乗り越えるための成長への架け橋を渡る機会を損失する可能性もでてきます。
ただし現代日本人のストレスフルな状態が進みすぎたと感じている人にとって。

ボウエンテクニックの先生がおっしゃられるには
ボウエンテクニックで体の全身をケアした後も、
定期的にボウエンテクニックを受けることで、
体調管理をすることもお勧めしていますとのこと。

日頃からストレスフルに自身を追い込み過ぎないようにしていきたいですよね。


また、ボウエンテクニックの練習台になっていただけるというお客様も若干名おられます。
もうそろそろ、落語同好者 ^-^ で練習台をかってでてくれた方に、メールを送らなければ。
ボウエンテクニックの体験知を広める活動をしてみようとも思う、この頃です。 ^-^

そういえばコーチングスクールでは、100人コーチングというもので、
友人や袖すり合うも他生の縁程度の知り合いなどに試しにコーチングをさせてもらう活動をしています。

「コーチングを体験してみて、
そのコーチングの価値を金銭に換算すれば、
いくらぐらいの価値があるとお感じになりましたか?」
という質問をさせていただくことがあります。

すると、
「そういえば、、、このコーチングの時間で大きな発見や動機付けができたようだから、
継続的に金銭を支払っても受けてみたほうがいいんじゃないか、、、」と気づくことがあります。
そうなって継続的にコーチングをさせていただくような契約を結ばせていただくことがあります。

つまり実際に受けてみて、「この商品なら、いくらぐらいが妥当だろう」という評価が生まれる。
コーチングのような、平均的価格帯のあるようなグッズを定価販売するものではない場合には、
なおさらそのソフトサービスに、どれくらいの値がつくのかを、
受けて頂いた方にアンケートをお願いして回答していただいた内容は参考になるでしょう。
アンケート内容に、振り回されてブレブレになるのは無様なことですからよくありません。

費用対効果で、プロとしての十分な期待に応える効果を感じていただけただけの費用をいただく。
時間を切り売りする概念とは違うもので勝負をして研鑽を積まなければならないでしょう。

それをボウエンテクニックの施術というソフトなサービスに置き換えて考えてみても、
日本ではあまりボウエンテクニックのみのセッションだけで生計を立てる人がおらず、
そのようななかで少しずつボウエンテクニックをする日本人も増えていくなかですし。
どれぐらいが相場といえるものなのか。
私も関心があります。

同期のボウエンテクニックの講習を受けておられる方々が、
ボウエンテクニックを提供するサロンをなさられるときに。
そのようなときに目安になり役立つでしょう。


脳梗塞後の後遺症を持った方がボウエンテクニックの施術で改善傾向が期待できるといいます。

私としては、そのような結果を出せる施術を私自身ができるようになってみたいという気持ちで、
ボウエンテクニックにかかわらせていただいております。

ボウエンテクニックの講習会では、モジュール3というものが11月にありまして。
それで習う技術のベースを教えていただけたもので、
それが済んだら次に応用へと進むようです。
応用編へと進みだすとボウエンテクニックでの施術対応力が増していくそうですが、
モジュール3が終了したそのタイミングがきたときに、
練習台を積極果敢に公募させていただければと願っています。

その折を見て必死に練習台になっていただける脳梗塞後の後遺症を持たれた方に頭を下げて
セッションをさせていただいてという時期が来ると思います。
もともとボウエンテクニックはジェントリーで受けた人に負担の少ないセッションですから、
海外では病院等でも取り入れられている場合もあるほど。
クライアントにむりをさせず安全性が配慮されている施術ですから、
時期が来たらボウエンテクニックの講師の先生にどういうようにしたらいいのかを必死にお尋ねして、
挑戦していきたい。

ただその今の私には高いハードルと感じられているその前に、
何人か練習台になっていただき、技を身につけて磨いていき、
ボウエンテクニックの施術で体が自然に動かせるようになっておこうと思います。 ^-^


posted by スズキ at 05:03| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月11日

ボウエンテクニックの圧の「押し手」と「刺し手」というイメージ



現在、私は、ボウエンテクニックという手技を習っています。

そのボウエンテクニックでの圧のかけ方が私には興味深くて。


規定上、ボウエンテクニックの手技に関わる詳細をお話できないので、
興味ある方はぜひ、一度セッションを受けて見て下さいね!となるのですが。 ^-^


ボウエンテクニックの生みの親のトムボーエンさんというオーストラリアの方。
東洋医学系の友人と話をするのが好きで、その下地を自身の施術にも取り入れていたようなのです。

そしてそのボウエンが成した手技の片鱗が、
圧をかけるときのやり方に活かされている。
そんな気がしてならないんです。

それは鍼の専門的な本を読んだり、
実際に鍼灸師に鍼を受けてみればわかるでしょう。

右手で鍼を刺す前に、左手で針を刺そうとする場の皮膚を軽くたぐって引き延ばすような下準備をしている。
そうすることでよりツボ(=経穴)を探索することにもなりますし、
明瞭にツボの一点が見えてきてそこを刺しやすくなる。

経絡というのは、おそらく筋肉と筋肉の隙間の筋膜層を走行しており、
その経絡のラインがなんらかのダメージを受けて流れが滞りだすとツボが生じる仕組みなのです。

なのでもし元気そのものの経絡状態であれば、
ツボなんてできていないいい感じなのですね。

そしてツボ自体は筋膜が体内で引き連れてどこかあらぬところによれてしまえば、
本来教科書的にはここに特定のツボがあるはずだと思う点が、、、
やはりあらぬところへ移動してできてしまうのもツボなんです。
ツボは数ミリかそれ以下の単位の「点」であることも稀ではなく、
その「点」からちょいとずれたところに鍼刺激をいれても効きが弱くなるわけです。


だからこそ左手でツボの周囲を特定するように皮膚表面を引っ張って伸ばして、
「ここにツボがあるぞ!」というところを見つけてから鍼を刺すのです。

私は鍼を刺すことはできませんので、
自分に自作てい鍼でアプローチするときに、
そのような真似事をしておりまして。

その刺す側の手を「刺し手」といい、
ツボを探るため皮膚を引っ張って皮膚のたるみを無くしていく手の側を「押し手」といいます。



ボウエンテクニックの圧のかけ方で、
面白いなと思うところがあるのです。

圧をかける特定ポイントを見定めて、
そのツボ等に関わる一本の筋肉に圧を横に横断させるため、
皮膚をスラッグして圧をかける考え方があるのですが。。。
それそのものが「押し手」が「刺し手」も兼ねている。

ボウエンテクニックの場合、両手で圧をかけることも多いため、
一見すると「押し手」「刺し手」という概念を思い浮かべることも少ないのかもしれませんが。。。

自作てい鍼での研究に余念がなかったから、
「これって鍼を刺すときの手順が感じられるなぁ」と思えた。 ^-^


推測ですが研究熱心で実践鍼灸師をなさっている方は、
押し手が的確かどうかをこだわっておられ成果がほぼそこの時点で決まることをしっておられます。
それとおそらくボウエンテクニックの深いところも共通していくのかもしれないので、
彼らにはボウエンテクニックのマスターは容易ですね。
そんな気がします。


最近は、ボウエンテクニックで圧をかける点を使い、特定の筋肉部分を適宜チェックしているのですが。
もともとはボウエンテクニックの場合は、とてもジェントリーな圧をかけるのを旨としているのですが、、、
私の施術では深層筋の状態を理解するためのチェックとして使っておりますから、
はっきりいって圧がコリッと強めにて深層部の状態をはじき出しています。
ジェントリーな圧では深層筋部分の癒着具合は測れないのでいたし方ない。

それで申し訳ないところですが、
あんまり気持ちいい圧とはならないのです。
むしろ、びっくりした〜という感想の人も。


ただし現在のやり方を推し進めて練磨して圧のかけ方を工夫すれば、
びっくりさせないでも深層に触れて観れるようになるのだろうと思います。
それには今の数十倍も圧のかけ方を試行錯誤すればクリアできるでしょう。
そこは挑みたいところでもあります。


しかしそのようなことを続けていて気づく点もでてきます。
この強目の圧でぱっぱと体を通しでチェックして観ていく。

するとです。
そのチェックを加えただけで施術である程度繰り返し筋膜を緩められているお客様は
さっ〜っと筋硬直した部分が適切に緩みだしていくんですよね。

深層筋まで解けている方は、その変化は目を見張るものがある。

おそらく解かれた本人はほとんど気づいてないと思うのです。
そんな簡単に関係のなさそうなところをコリッと圧をかけられて、
とっとといろんな部位が解けるわけないだろうという思いがある。

ただ解いている私は「えっ、これだけでぐにゃぐにゃってなっちゃったぞ」と ^-^;
諸手を挙げて喜ぶところです。
効率がいいです。

そのおかげで、
さらにステップを深めた部位へまでリリースが進めるということですから。


ボウエンテクニックの圧点を全身の状態を筋を触れてチェックする点としてして圧をかけること自体が、
リリースに直結しているんですね。


そこは非常に興味深い。


ですが、こんなことをしていると完全に自己流が定着して取り返しがつかなくなるでしょうから、
どこかで修正を図りつつ本来のボウエンテクニックの奥深さも理解し触れていきたいと思います。

そこもやはり、バランス感覚なんでしょう。
posted by スズキ at 10:50| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月30日

使いづらい側が、使えるようになる過程

私は最近、
「促通法」という脳梗塞後遺症からくる患側の動きを促進させるテクニックを勉強していたのだが、
動ける方の健側の動作を「促通法」で促進させていくエクササイズをしていくことで、
健側の動きの巧みさを増すことができるようにすればよいと考えていた。

多くの方々の身体操作法は、屈筋優位な動作が主だ。
その屈筋を支配する脳の部位は、
新皮質部分の脳の浅く多くの場合の脳梗塞によりダメージを受けやすい部分です。
だったら屈筋優位な動きは、
武道やダンスでも関節の入りが浅くなって力みグセがひどい
パーフェクトな運動性能を引き出すにはお粗末なものでしかない。
その屈筋優位な動きのモーションパターンしか持っていない能であれば、
そこを切り離してしまってもいいのかもしれない。
(実際は武術では、伸筋も使いすぎて疲れてきたら屈筋も混ぜて伸筋のオーバーヒートを低下させる技を使う)
伸筋部分は体幹という自分の身体を支えてくれる生き続ける生命線となっている。
だから伸筋部分は脳の中でも奥まった部分に位置しており、
脳梗塞が発生したときの場所によるが、
比較的浅い部分に症状が出たのなら伸筋操作は本来的には影響がでにくい。
ただ、
多くの人々は意図的に伸筋を身体操作のなかの効率的運動の支柱とせずに、
使った試しがなかったから、
屈筋が動けなくなったとき、
もう動けないと早合点したに過ぎない。
ならば伸筋が動くような誘導をさせる。
そこが「促通法の賢い秘密」だ。


また、
山元式頭鍼療法の応用でてい鍼で脳梗塞が出た部分を活性化させるスキルを使ってみたり。


または、
自作てい鍼を2本利用して、
施術者の体の内側の神経から生ずる電流を利用し、
ポラリティセラピー等でおこなうようなクロスポイントを
適宜サーキット状に順次当てて気の流れを促進させ補助させることで、
副交感神経を優位に持っていかせると同時に患側内部の神経への状態テンションをあげる。


それに
ボウエンテクニックの「脳神経を刺激して、 身体の変化を促す」というのも、
今は私の経験上、こちらは力不足で一番伸ばしていきたいところなのだが、
有効打にできないかと模索し続けている。




以前、私のブログで紹介させていただいたZ-HEALTH の宮崎さん。

2017年08月11日
あなたは ”Z-health” って、ご存知でしょうか? ^-^
http://bodywise-note.seesaa.net/article/452598938.html



彼から脳梗塞後遺症による患側の動きづらいか動かなくなった身体部位を動かすためのヒントを頂いた。

> 脳梗塞に関して、Dr. Eric が面白いことを言ってました。
>
> 「ダメージを受けた側の脳に対応する半身が動かなくなったとき、 動く半身をあえて動かさない事が脳を回復させる」と(笑)
>
> 動く方を動かしていると、 非ダメージ半球がアクティベーションされすぎて、 ダメージ半球をより抑制し始めるのだとか.....
>
> 何れしても、 単純に刺激を与えて上げることが脳の機能を回復させるようです。


おぉ、、、。 ^-^;

なーるほど。

右利きの人間は、右ばかりを使う。
それでいつも右手で文字を書く習慣があれば、
左手は上手に繊細かつ思い通りに文字の筆記ができるものではない。

ならば、その人間は、右が使えれば左は使わなくてもいいとなるはずだ。

わざわざやりづらいことをさせて、
身体や脳に強いストレスを感じさせたいわけはない。

つまり、右利きの人間は、右が使えれば左を切り離して使ってしまう。
左手で文字を書こうと練習することも稀だから、
そのまま右利きのままでいようとする。
そのままでよくて、それ以上を望まなくなる。

だったら、たとえば左手しか使えない状況に追い込まれたときはどうだ。

右手を怪我して包帯でぐるぐる巻かれて肩から吊り下げられた状態で数ヶ月も固定されたままならば。
それでも仕事では文字を書かざるをえない。
そこで左手を使って文字を書くしかなくないと追い込まれてしまった。

そうなると、
「それじゃ、左手で書くしかないな」と腹をくくることができた。
腹をくくるほどの必要性を痛感して念をいれられなければ、
人は変わらないんだ。。。

つまりこれが、

> 「ダメージを受けた側の脳に対応する半身が動かなくなったとき、 動く半身をあえて動かさない事が脳を回復させる」と(笑)

ということだ、な。。。
それは、道理だ。

私にとって盲点でもあった。

> 動く方を動かしていると、 非ダメージ半球がアクティベーションされすぎて、 ダメージ半球をより抑制し始めるのだとか.....

動かない側を動かす秘訣は、
それは例えば、
右利きの人間に、利き腕の右ばかりを使わせないことだ。
右手を抑制して動きを封じ左手を活かそうと脳が必死になったとき、
そうして欲しいんだという必死さが通じた時にだけ、
その必死さに対して脳は「信頼してくれ」と答えてくれるのだろう。

ここへの手当が手ぬかっていたとしては
成果がトレーニング中の一時期に終える。

そのような推測をすることがだきるだろう。

実際にどのような手法として、この考えを落とし込めばいいのかは、
今はまだ想像がつきません。

前提として、患側の動きがおこるよう脳ばかりではなく全身が集中した状態になっていくことだ。
患側と健側が互いを目的の状態へむかえるてチームになり
大事に手を握ることまで俯瞰して全体像を描き直すことだ。

そのようにイメージをリライトする必要性を感じさせられた。

少し、見方を先に進められたようだ。
posted by スズキ at 06:09| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月21日

ハニカムてい鍼

自作てい鍼のジャンルのうちでも、
少しずつ多様性を持たせて研究しています。

新たに数本作ってみたのが、ハニカム形状のハニカムてい鍼

自分用に経穴の学習用にてい鍼を自作するにおいて、
「円形」の丸棒を用いて幾つか自作してきたのだが、
この度は「六角形」の断面を持つ六角柱状の真鍮製てい鍼を作ってみた。

10センチのハニカムてい鍼.jpg
(写真的には「円形」に見えなくはないが、それぞれすべて「六角形」です)




ハニカム構造(ハニカムこうぞう、英語:honeycomb structure)とは、
正六角形または正六角柱を隙間なく並べた構造のことで、
ハニカムは蜂の巣をあらわします。

面を隙間なく敷き詰めることを平面充填(へいめんじゅうてん)といい、
平面充填できる形状は「三角形」、「四角形」、「六角形」の3つのみ。

たとえば「四角形」ならば、以下の様に隙間なく敷き詰めることができる。
■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■


上記3形状以外は、
たとえば「円形」を敷き詰めると、円と円との間には空間が開いてしまう。
●●●●●●●●●●
●●●●●●●●●●



円形でつくられたてい鍼は、
平面充填できない分、指で持つと少し隙間が空いている。
そこに対して、さほど不自由さを感じる程ではなかった。

だが平面充填ができて、指にフィットする感覚は、
指と指の間に挟んで持つ場合には、
個人的な感想はハニカム形状のハニカムてい鍼は、上々。

各人の手指の大きさなどから、
六角棒の直径のフィットするサイズは違ってくるのだが、
私自身、8ミリサイズがもっとも使いやすく感じました。

そして考えてみると
私が日頃お世話になっている「 SK センターポンチ CP-100 」

に似た形状で、使用感もそれに準じるものになっていることに気づいた。
つまり、こちらのセンターポンチって、お安いですが賢かったんだと、
改めて実感した次第です。

ホールド性は私の使い方では円形よりも六角形のほうがいい。

市販てい鍼を調べる際に、
六角形の形状をしたてい鍼を私は見たことがなかった。

 六角形が市販されていないという理由は?

 もしや気の流れが弱くなるのでは?

 など、、、他にも不測のデメリットがあるのではないか?

等々の問題があるのか含めて自作して試すつもりであったが、
ホールド性が良くなった分、
指の延長線上としての使い勝手がよくなったメリットがあり、
力の微妙な入れ具合の精度がかなり想いのままに反映できるようになった。

円形てい鍼とはハニカムてい鍼のなかを生じる電子の流れは違い、
指向性が高まり鋭さが増したような感じを受けた。
同じサイズの直径の円形よりも六角形のほうが平面充填されている分、
素材の量感は増えているが、
指と指に沿わせるように挟みこむとフィット感が高く、
かえって軽く感じるほどだ。


実際使ったハニカムてい鍼のメリットのなかで最大のものといえば。
円形だとコロコロと転がって、気づいたら手元になかったということがよくあるのだが、
六角形ではある程度の角度がある傾斜面でも転がらずにいてくれる。
これは実に、大きいですね。


もしかしたらハニカムてい鍼に磨きをかければ、
施術中に経穴のアプローチをこちらでおこなうというようなシーンも生まれるかもしれないですね。


【追伸】
2017年8月23日

 六角てい鍼の素材について

丸棒から角を六角形に削ったのだろうか?というご質問を頂戴いたしました。
六角てい鍼の真鍮製六角棒は、
東急ハンズ渋谷店で購入いたしました。

丸棒から角を削って六角棒に仕上げるには、
固定台がしっかりしていると同時に磨きの大変さが想像できませんでした。 ^-^;

同じ寸の幅を持つ丸棒よりも、六角棒のほうが多少値がはるかもしれませんが、
東急ハンズ等で六角棒がありますから、そちらをチェックしてくださいね。



■ 鍼灸師の方から六角てい鍼についてコメントをいただきました
  Rさん、多謝!!!

> 通信欄:6角のてい鍼は初めて見ましたが、似た形状の物は中国の王墓から出土しています。そちらの用途は不明ですが、先端は鈴木さんが作られた物と同様に非常に鋭利でした。
>
> 宝石のカットの事を考えると丸より角の方がビーム発射用には良いのかも知れませんね。
>
> 因みに六角の鍼管は業界でもメジャーなアイテムです。元は盲人が床に落とさない様に考案されましたが、使いやすいので今では特に盲人用ということもありません。

中国の王墓から出土したというのも興味深い。。。

また「六角の鍼管は業界でもメジャーなアイテムです。」という点。
存じ上げませんでした。 ^-^;
posted by スズキ at 07:20| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月06日

もしも、、、金製の自作てい鍼を造ったとしたら、どうなっていた?

昨日、施術をさせていただいたのが鍼灸師さん。

そこで「てい鍼」の話をしていたときのこと。

金属内には自由電子がたくさんあるのでして、
それら電子は、金属内を自由に動き回っています。
その様な金属に電圧を掛けると自由電子の向きが電圧を掛けた方向に綺麗に揃って金属内を電流が流れだす。

そういった特性を持っているわけで、
てい鍼では金属棒を太さを違えた太い方と細い方の2極をもたせています。
そうすることで、
太い方から細い方へと自由電子の流れは起こりやすいというのも金属の持つ特性としてありますので。

金属内部にある自由電子の流れの向きを太い方から細い方へと電流として流れるものです。
そちらを応用しているツールがてい鍼なんですよね!

細い方を当てれば自由電子は磁力的な特性を併せ持ちつつ
体内へと渡り自由電子のエネルギーが渡されていきます。
エネルギーのやりとりの補瀉のうちのエネルギーを補う
補瀉の補の力を発揮します。

太い方を当てれば自由電子は磁力的な特性を併せ持ちつつ
過剰になった体内の自由電子のエネルギーを捨てることへ。
エネルギーのやりとりの補瀉のうちのエネルギーを瀉する、
補瀉の瀉の力を発揮します。



そして、そして。

金属内部に流れる自由電子の様子は、
金属ごとに異なってくるのですよね。

私の自作てい鍼は真鍮の丸棒を削りだしたもので、
真鍮製」です。

ただ真鍮よりも、
純銀のほうが電流の流れがいい。
それにも増して、
純金のほうが電流の流れはもっといい!

ゴールド、金、それも純銀が金属のなかで一番、電流がよく流れるのですよね。
それもあって治療師でてい鍼を用いるものは、本格的な人ほど金製を持ちます。

ちなみに電圧をかけたときに電流が流れるわけですが、
その電圧を誰がどのようにかけているものなのかです。

そこには施術者ごとに、てい鍼を使うと成果が異なる。
それに起因する理由は、施術者の人体の気と呼ばれるようなエネルギーを使っているのかと。
てい鍼内部の自由電子の動きを一定に流す電流を方向づけるための電圧が施術者の肉体由来。
私は判断するわけです。
そこがてい鍼をてい鍼たらしめるエンジン部分です。
(ちなみに、もし電流の流れは、電気的なエネルギーの高いところから低いところへ、送られていく・・・)


だからちょっとふつうの金属の棒なら生じることがない不思議なことも起こることも。。。

それが、軽くこするだけで、患者の患部の神経組織が炎症を持っている部分に電子が流れ、
不思議なほどの痛みがでていくということで、体内の問題箇所が浮き彫りになってしまいます。

ちょうどそこで起きているものは
「邪気論」や「体性感情解放法(ソマトエモーショナルリリース)」などの本のイラストにあるような、
エネルギーが流れることができなくなって膿がたまるような状態で内在し続けるままになって、
その周囲にも悪影響を与えているものの存在を感じ取れるのはありがたいものだと、
私は実感できています。

それは私が想像した以上に、自作てい鍼でその部分の内在した部分への解放をおこなわせていただいたとき。
すでに体の状態がかなり底上げされて完成度が上がっている方々がメインだとは思うが、
今までの私の施術ではどう逆立ちしても届かなかったところの成果が、
それぞれのお客様に現れてきたことから前向きに真鍮の丸棒を削った成果が出てよかったと思う。

真鍮の丸棒は、思った以上に硬かった。
直径が1センチほどの細いものは、
そこそこ楽に削り成形できました。

ですが2センチを超える太さがあるものを5本ほど削った。
鉄のヤスリでひたすら削るときには、
削っているうちに体のこわばりは末期的にカチカチになる。

上記のような自由電子のやり取りが起これば何か見て取れる成果が生じるはずだろうと、
淡い期待をするものの、そんなこととなる確証はなくて。。。
それはもともと私が今利用している自作てい鍼ほどの太さを持つものが市販されてはいないようで、
自身で削りださなければならなかった。

ほんとうに、私は夢でも自作てい鍼を手にする印象を受けて、
それはもう、作るしかないと腹をくくったのですが。
そこで見たほどのことが起きると想像するのも不安でしたが。

で、金製の自作てい鍼はコスト的に、
一本の直径2.5センチ☓長さ10センチの金の丸棒は50万近くするようで、
もし仮にこれを自身の手でこさえて施術で使いこなせるならば、
現状の真鍮製のものよりも成果は飛躍するだろうと想像できた。



だが、そのときに昨日のお客様の鍼灸師さんが、教えてくれた。

金製のてい鍼を使う人は、特別と呼べるほど施術者自身のエネルギーを消耗して、
それはもう、、、他の金属製とは別格で、大変な、気の消耗となるという。
ここではいえませんが、そのために、
私も驚いた「えぇ!!それって、本当にそんな対策の仕方があるのか!!!」という、
想像だにしなかったやり方で対処している鍼灸師がいるのだと聞いた。
それの内容でなおさらどれほどの心身のエネルギーが金製てい鍼で消耗がなされるか、
直感することもできて、正直、芯から背筋が凍りついた思いをしました。


施術者が気を使い電圧を生じさせて金の内部の自由電子を方向づけさせて電流を流す際に、
多くの気を使い流すことになる。
それにより施術者は強烈な気枯れ状態を受けるのでしょうか。
私は個人的にそのような印象を身を持って感じています。

確かに、電流の流れが金製であればベストということは、
そうなるというのも、一歩引いて見通せばそうなるだろう。
金製を用いればそうなるのではないかとは感じてもいたが。。。


だが迂闊にも、純金という金には特別な潜在する力が作用していて、
施術者にもクライアントにも両者とも金を介してしあわせになると。
柄にもなく、勝手な論理を超えた希望的な見方をしていたことに気づいた。


それが鍼灸師さんは、経験則的にも、またはご友人の同業からの知恵や情報からも、
金製のてい鍼を使うと施術者の体が来がれ状態になるのは当然だと教えてくれた。
さすが専門家のなかでは実質重視の知識が隠されているものだと驚きました。



真鍮製の自作てい鍼で、対策が必要になっていたほど気枯れが身におきていたので、
それが金製になれば、逃れられるんじゃないかと漠然と思えていたのが愚かしい。。。

まずは真鍮製の自作てい鍼を余裕を持って使いこなせるノウハウを得られなければ、
金製の自作てい鍼は私は手を出す時期じゃないといえるだろう。

もしも私がお金持ちで200万円ほどで金の丸棒を用意して
金製自作てい鍼を造っていたらどうなっていたことだろう。。。

それほどの経済的余裕がなくて、救われたような気持ちだ。 ^-^


金製の自作てい鍼は、費用的に私の収入では現実的ではないが、
純銀の自作てい鍼は、どうにかつくれるんじゃなかろうかと、
お客様の鍼灸師さんがアドバイスをしてくれている。

この純銀で制作をするというのでも数十万ほどかけることになるが、
こちらならば清水の舞台から飛び降りたつもりでいけば、
独創的なさらに自由電子を司る力を秘めたツールが手に入るということになるだろう。
かなり画期的な使い勝手の良さで、施術のやり方を一変させる力を秘めていると思う。

そこには、正直に言えば、関心があります。

まずは真鍮製の自作てい鍼で気枯れを解消させるノウハウを積まれたときには、
手を出せれば面白いですね。
posted by スズキ at 22:07| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月04日

ネコへのボウエンテクニックワーク

他愛もない話ですが、
先日、月参りコースのひとつの大井鹿島神社にでかけたとき。
大井鹿島神社は、大森貝塚近くにあります。

本殿の隣にある昔に稲荷を祀った社の前で、
一匹のノラネコが寝ています。
前回参拝に訪れた際はいませんでしたから、
どこからか流れてきたのでしょう。

お参りに拝殿近くに進みますれば、
だみ声で近寄ってきます。
微妙に腹を立てているのかと思いきや、
そうではありませんでした。

人懐っこく顔を寄せてきます。
体は毛づくろいをしている様子もなく、
ボロボロ状態で、私のズボンは猫の毛だらけで、
懐かしい猫のノミとかたくさんいたことだろう。 ^-^;


そこでたまたまいま私が習いに行っている
ボウエンテクニックという施術方法は非常にソフトなタッチのもので
老若男女どころかネコにもできるとのことでしたので、
トライしてみました。

なんとなくこんな感じで正確性はありませんが、
嫌がる素振りもなく、ネコはワークに付き合ってくれました。

楽しい時間が過ぎましたが、
おかげで蚊に30箇所ほど、
献血を余儀なくされました。

今までネコに気功はしていました。
以前にうちにいたネコが元気がなかったときにしていたのですが、
ネコにワークをしようと言う意識は皆無でした。

鹿島神社にいたネコは人のいい猫だから、
初見にもかかわらずワークに付き合ってくれたのでしょう。

今はまだペットブームが衰える兆しはございません。
街には綺麗なショーケースにネコや子犬が遊ぶ姿を売りにするペットショップ。
テレビでも連日のようにネコやイヌは取り上げられています。

以前、家にネコがいたものの、あまりに気高いタイプだったので、
触ったことはあまりなかった感じだったのですが、
ワークを受けて気持ちよさそうにするノラネコさんをみて、
楽しい時間を過ごせているなと思えた次第です。


このテクニックを施すことでどんなメリットがノラネコに訪れたのか。
最近のペットショップで売られているネコ等は、
交配などの関係で器質的に体に問題があるという子もいるといいます。
一部でしょうが、そのような対処にもなるようなことを聞いたことも。。。

実際やってみても、
ネコにアンケート用紙を配って記入してもらえるわけでもなくて。
成果の程は良くはわかりませんが、
また、今度行ったときに会えればいいなと思い、家路につきました。

ボウエンテクニックは普段の私の施術では、かけ離れた施術法なのですが、
習ってみてよかったなと感じました。 ^-^
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2017年07月29日

ボウエンテクニック講習会へ



先日、ボウエンテクニックというテクニックを習いに行きました。

こちらは筋膜リリースの手法ではなく、
ことさらに強い圧をかけてコリコリになった筋肉部分を緩めるものではありません。

先日習ってきたのは、
いくつかの定位置と定められた体のポイントを
指や人差し指の指先を使って、
数十グラム程度の軽妙ともいえそうな刺激を与えていく。

体が外界からや体内からの刺激を受け入れる受容器(=レセプター)に、語りかける。


そのような意識と言ってよいのだろう。
あくまでも筋膜を剥がす意識ではない。

そのセッションをしていて、
興味深い生理的な現象が内側に生じているということは、
以前に私がそのセッションを受けて理解することができました。

ちなみに痛みの発生には、
次の3つがあります。
ひとつは、カッターで指を切ったような場合に感じる怪我による痛みですね。
ふたつは、なんらかの原因で神経が障害を受けて感じる痛みです。
みっつは、対人関係などからくる精神的な不安や社会生活でのストレスが引き金になる緊張から生じた痛みです。

私が、こちらのボウエンテクニックのセッションを受けたときに一番感じられたのは、
3つめの、対人関係からくるストレスが不思議なほどリセットされたことで落ち着きが増したという経験です。


私が習ってきたボウエンテクニックのモジュール1のテクニックを数名の方にさせていただきました。
ボウエンテクニックの練習に付き合って頂けそうな方とは時間が合わないので、
自学自習で下地を考え深める座学中心になりがちですが、
練習を積まないといけないですよね。

施術中、ほぼほぼ途中で意識を失うように寝入ってしまい、
感想を聞いても「寝ていたからわからない」ということに。

ただ顔をみると、先程までの疲れがすっきりと拭えていた。
それが数十分でのセッション中の休息が、
4〜5時間の休息にも匹敵するという人も。

今回の講習内容はリラクゼーションが主ですが、
後続する講習ではさらに体の改善を促すものへと展開されるといいます。

たのしみですね。


私がボウエンテクニックのセッションの体験をさせていただいたのは
施術家の方にセッションを施したので、
日頃施術をすることで疲れているから、
静けさで体を癒やすセッションをおこなうと起きてはいられないのだろう。


しっかりとこちらのテクニックが身につけば、
脳梗塞後の片麻痺が改善する可能性がでてくるそうです。
ただそれも十分にボウエンテクニックの使い手になれなければ話にならないので。
ボウエンテクニックをなさる先生を呼んでくるというのもいい。
だが自分ができるようなものであれば、自分がそれを学んでみて、
実情を深く見聞理解してから判断すべきだろう。

そんな気持ちで、
今回、ボウエンテクニックの講習会に参加させていただきました。


それ以前に、講習会の開催間隔が広いため、
自学をせねば、前回の内容を忘れてしまう。
練習機会を増やすようにしていこうと思います。

いつも私の施術自体の構成が深層筋に届くまで緩めるというところに感覚や意識を合わせているため、
こちらの施術法をするときに、いつもの意識のチャンネルが開くと練習にならなくなってしまうので。
注意深く『触れ合気』の感覚を思い出しつつ、
まず基礎中の基礎を覚えていこうと思います。

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2017年07月24日

自作てい鍼での軽擦をさせていただいての経過報告

自作てい鍼のおもしろさを感じています!

たとえば胸郭前部や内転筋や腸脛靭帯・大腿筋膜張筋などなど。
20ミリの厚みある自作てい鍼で軽くてい鍼自体の重みだけを用いて擦るようにする。

そのときに強い痛みを覚えることがあるのだが、
特にそれは急性の炎症を持っている場合が多い。

実は私はおかげさまでその痛みが感じられない。
神経系に響くほどの痛みがないことが正常です。


ただお客様のなかには痛みが強く感じられるし、
それが半端ではないという人も多くおられます。

そしてそれは今まで長い間、
私の施術をお受けいただいていた方々でも同様。
今までの私の施術のみではカバーできていない。


そのような隠された場が、まだまだあったのだ!


神経が過敏に反応せざるを得なくなったような
問題が内包されたダメージ箇所がそこにあった。

そこを緩めようとすると痛みがきつい。

患部は、私には「シンスプリント」に近い状態になっているように観えている。

お客様に痛みの質を分析していただいて、
次のような表現をしていただけた人もいた。
冷たいものを食したときに歯や歯ぐきに問題があると
知覚過敏症状になって「いてぇーーーっ」となる人がいますよね。
問題がなければ、まったく痛みなんて感じられないはずが、、、。

「腫れ物に触るようだ。。。」

それがキーワードで、触られなければ痛みはさほどは感じられず。
つまり、すでに腫れがひどく内在している事実は、
麻痺の進行により痛覚情報がすっかり消えてます。

このようなステルス機のような。
目に触れない(意識できずに)隠れた状態が、
様相の悪化を留まりなく早くさせてしまいます。
重篤な症状が出たことがある方や、
現状でなにかの問題を持っておられる方々の多くの体を触れたときに
その理由はわかってくるだろう。



自作てい鍼で軽擦するというアプローチをしだしたのが数ヶ月前。
それで最近は数回に渡り、
自作てい鍼でかる〜くこすらせていただいたお客様の変化を観察できるようになってきました。
(貴重な経験をさせて頂き感謝します!)

初回に感じられた神経が過敏になりすぎて感じた
神経系に刺さるかのごときシンスプリントのような痛みは、
次回にも感じることがあるのだが。

前回よりも痛みが軽減しているものが過半数を超えていた!

^-^

前回同様に痛みが出るというのは、
実は当てる深さを前回より奥へ入れ込んだためだ。

前回と同様な軽いタッチで自作てい鍼でこすられても、
痛みはもうさほど感じないか無痛だということとなり、
それでは胸郭の前胸部にできた肋間筋の萎縮部や胸肋靭帯の骨化部分を緩めようということができてきた。

実は本当に解きたかった部位は、
皮膚表層部の知覚過敏症状になってその奥を包み隠したところの
さらに奥にある深部の痛覚麻痺をした部位なのですよね。
ここが動かなければ、、、。

そして、ここを動かす大事さに気づいてもらえなければ、、、、。



それも自作てい鍼ではミリ単位の半分ほどの高い精度でアプローチできるから、
安全で効率的に癒着して動けなくなっている胸郭の鳥かご状の固定した状況が溶けて行く。

それでさらに心臓の負担や呼吸の深さが増し、
同時に胸腺が体全体にアレルギーを改善させ癌をもなりづらくさせる免疫物質の流れや、
脇下や鎖骨下のリンパ節というリンパの漉し器が働きやすさが促進されていくようだ。

ただ痛覚に関しては、個人の痛覚感覚が尺度で曖昧だし、
一度感じた痛みだから二度目は慣れたという人もいるのかもしれません。

だがシンスプリント状態になったところは、
慣れを作れる程度の甘い痛みではないので。
腫れ物に触るような痛みが身をすくませてしまうから。

状態の変化がなければ、次回も初回と同等の痛みがあっても不思議はない。
それが徐々に問題部分は収められていき改善が促され、
シンスプリント状の神経過敏症として感じる痛みは自作てい鍼で減じられていくようです。


まだまだ正確に言えるところではありませんが、
実直に隅々までリリースをしていくことが大事。
そう考えれば、さらにサポート部位でも大切な、
かゆいところにまで手が届くようになった。

そういえるのかもしれません。




ちなみに、大腿筋膜張筋や腸脛靭帯が固い場合のシンスプリントのような痛みがある方は、
大腰筋を使えて歩けるようにしようということが徹底できれば改善しやすくなっていくし、
内転筋群がシンスプリント状態の痛みを感じられるのならば内臓下垂がありそうなので
骨盤の前傾を修正し腰部の反りを正すことと横隔膜を使った腹式呼吸への意識を強める。

そして大腿筋膜張筋や内転筋群は、自分の手のひらのようなクッションがついたところで
ゆっくりと痛みが出ない程度にずり圧をかけて緩めるような操作を日々無理のない程度で
繰り返していく習慣をつけるのもいいだろう。
かなり日数はかかるものの、
ここに問題があれば体調が良化した状態で維持するのは難しいのだろうと推測できるので、
がんばって取り組んで欲しいです。

ただ胸郭周りも手のひらのクッションがあるところで緩める程度がよいのだが、、、
すでにアレルギーや胸郭の変位が側湾やロート胸、それに左右の胸郭部の拡張と萎縮の差が強ければ、
ほぼやってみても焼け石に水に近いようだと報告を受けています。
その場合には、個人的にセルフで対応しようとする場合、
適切なトレーナーを付けた形での側弯症を改善させるヨガプログラムなどが有効な場合があるようだ。
またはやはり何らかの形でその部位を緩める方策をとらなければなかなか改善しづらいところのようだ。
その方策の中のひとつに、私の自作てい鍼というものがあるのですが、
痛みが強く感じられてしまうところもありますから、
上述したような別法でのケアをするなどの対処を選択するのもいいのだろうと思います。


posted by スズキ at 10:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月16日

自作てい鍼の身体チェック機能についての考察

私が自作てい鍼で施術をしているとき。

自作真鍮てい鍼 いろいろ.jpg

50グラム以下程度の浮かせた圧で、
軽くこするような過敏になった神経を落ち着かせる操作をするときがあります。
やり方自体は、多種多様な筋肉の知識をフルに理解している必要がありますし、
煩雑になるでしょうから書くのは控えさせていただきます。

これは今までの重いブロックではできなかった操作、
手での軽く擦る軽擦でもまったく起きない反応を示す人がいることに、
驚きを禁じ得ないところです。


そのときに各人のそのときのコンディションにより、
おおざっぱな分類では次の4タイプです。

・まったく痛みがない人
・激痛を感じる人
・くすぐったい人
・無感覚の人

激痛という人のなかには、
最近該当箇所をトレーニング等で酷使したから急性の炎症が起きている人もいる。
その場合は、実際の筋肉のコンディションはソフトな柔らかさが皮下組織に広がるため問題はないでしょう。
それは私は、判別しているのでわかります。


ただ激痛を感じるというパターンの場合、
日頃、その箇所をオーバーワークするような使い方を続けていると同時に、
その皮下組織に老廃物等での組織液の滞留があり芯が冷えていたりうっ滞して熱が抜けずにこもるなど、
一瞬でも触れてみれば急性の炎症ではないということはわかるものです。

ときには伸筋に属する筋肉を屈筋に近いか、ほぼ8割ほど屈筋として使用する誤用をした場合。
激痛に感じられる場合があるというのもわかりました。
伸筋を屈筋として使われる方の特徴としてあるのは、
伸筋は多数の関連した筋肉がひとまとまりに連携し連動して動くもので、
その力はかなり強力な緊張収縮力を持っている。
伸筋が内臓部に影響を与える種のものであれば、
その伸筋の影響エリアの臓器の位置がずれます。
それにより疾患と呼べるような状態が引き起こされてしまうこともあるようです。

現状で感じられうる痛みという警報は、
自ら内側の状況を教える作用から生まれるものです。
ただすでに体の不調部位が、たとえば、10もあれば、
その上位の1番めが一番わかりやすく、それ以降の2番、3番はかろうじて感じ、
4番以降は不調の存在はあるが、ほぼ自覚できないようになっている人がほとんどです。
痛みの対処には血液を当てて治癒させる性格があるため、
治癒に使える血液量は有限で限りあるもの。
だから順位付けをして上位は対処しようと懸命になるが、
4番以降の部位に回せる血液量を確保できていない人は、
そのまま患部を放置しておくだけになり、
状態は当然悪化を余儀なくされますし、よくて現状維持。

そのような仕組みになっている。

それが自作てい鍼により、
他者が4番手以降の問題箇所の声を容易に聞き取れるのは、
非常に興味深いことです。
つまり患部があると本人が感知できていなければ誤用で悪化をしている場合は、
確実に悪化は進んで現状よりも将来は問題が根深くなるものです。
それが自作てい鍼で本人が痛みを感じ不思議と感知できた瞬間、
自覚的にそこに患部があると気づけた場合には治癒に使える血液の量を、
日頃の日常活動での血液消費を抑えて確保するように仕向けてくれるようになる。

余談だが、自覚的に感じられていない筋緊張があって血行を阻害するようなネックは、
体の内側に点在していて炎症をもたらしている。
それは現代の屈筋主体で動作を行う方々の場合は数百はくだらないだろうと思います。
そして自覚的に痛みや不調を感じ取れるのは、上位の3つ程度まで。
それ以外は内側に、すべて隠れている。
実際はそこの隠れている部分が、その人の体調の停滞を作っている。
そのことに気づけた人は、幸いだと、私は思います。
ほんとうに大物となる厄介なものは、
上位の順位には並ばずに、かなり後ろに並んでいる。。。
それは施術をさせていただいて、だんだんと実感を持ってわかってきたことです。


次に、
「くすぐったく感じている人」は、激痛よりも状態がいいのか、、、というと、
実は、違うケースも有ります。

患部の周辺や関連筋の筋緊張の状態や、
心臓にかかる圧迫に際していたり、
呼吸代謝が思わしくないときには。
その部位へ送られるべき血流量が減少しているなど、
血中酸素量が減少することで痛覚神経が麻痺した状態に陥りやすいのです。

その典型のときは、激痛を感じているときよりも
改善には道のりがある場合もあるのです。
予断を許さない楽観視できない状態です。

同時にこのパターンの場合、
相当、念入りに深々と筋膜部を細密に分析してとかれなければ、
自立的に自ら内側にある筋膜の緩みを作るよりも固める量のほうが多い日々を暮らすことになります。
体質が恒常的に改善状態を維持できるようになるまで、
自分自身の内側に不安を察知する感覚はだいぶあるので
外形上、前回よりもかなり改善した面があることを見て取れても、
内側の自分の内なるドクターが「ここを解いて!」と訴え欲するところが緩まなければ、
ほぼほぼ改善を認めないという人が多いのも興味深いところですね。

ただ、くすぐったく感じている人も、
血行が改善するにしたがい、くすぐったいというのは耐えられない、
という感じからめでたく離れることができて、
血行がいくと改めて「ゲゲッ、なんじゃ、これは!!!」というほど、
新鮮な痛みが感じられだしていくものです。



最後に。
「無感覚の方」の場合は、くすぐったく感じられる方の比ではないほど、
リリースには必要な険しい道程が待っていることが多くあるでしょう。

バイタルサインをみても生命力低下が読み取れる状況の中でもあり、
非常に対処が難しいように感じています。

自らを改善させる意志を固めて粘り強く自己研鑚をする一環として、
そこで他の施術等を部分取り入れるという考えでなければ、
施術を受けてみても、かなりの長い期間、施術成果に停滞が続く人が多いといえるでしょう。
内部的な状況云々を申し上げるのも見えない世界を
私が適当に言いくるめているようなものしか感じられることもないでしょう。
過去の臨床経験から得た類似症状を持った方を観させていただいて比較したものや、
直感としか言えないようなインスピレーションも思い浮かんできますもので。。

過去の臨床経験からという場合は、
「あなたとはすべてが条件が同じというわけではありませんが、過去に・・・」と説明させていただくこともありますが、
直感の方は大方は伝えても確証がないし、説明をするにも過程がないので黙っています。
ただ不思議とその直感通りに事が運ぶことも多く、人間の能力ってすごいなと思うのですが。

感覚が戻り始めてくすぐったさを感じ、やがて痛覚神経以外にも感覚神経が正常化してくれるような、
麻痺を脱した安定した鋭敏に自身の状態の良否を判断でき修正可能な体質の状態に至るのは難しいでしょう。




また、実際には自作てい鍼でさささっと体の上を軽擦するときに、
お客様の体には反応はないようですが、
私自身のなかにお客様の内側の流れと言いましょうか、
何かの状態をそこ一点に集中をした瞬間察知できるときもあります。


そのように施術の際の治療的な側面以外にも、
状態を推測するためのチェック機能が優れているところがあると感じているこの頃です。
posted by スズキ at 12:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする