2018年01月09日

「てい鍼」についての考察

「てい鍼って、どうして刺す感じの怖いくらいの痛みがでるのかなぁ」
そんな、疑問を持たれる人も多くおられるようです。

10センチのハニカムてい鍼.jpg

上記が私が削った自作のてい鍼です。
真鍮を削り磨いて整形しました。

施術中では直径3センチの太めの自作てい鍼ばかり使っていますが、
こちらの直径2センチ程度のものも、
私用で大活躍をしてくれています。


使用法としては。
てい鍼を経絡のツボに当てたり、軽擦をする。
ときには二本のてい鍼を使いあて、経絡線のなかのエネルギーの流れを促進させることも。

すると虚といわれるようなエネルギー不足の状態の組織箇所に、
てい鍼から生じる電子エネルギーが通電するかのように供給される。
それにより虚の状態から陰陽のバランスを調整してくれるのです。

気血一致とい言葉があり、
血流が悪くなっている部分は気という電気的作用が行き届きません。
その電気的な作用がしづらい状態では神経という電気で動く部分は、
正常に機能していただけない。

だから外部から気という電気的エネルギーを補佐的に供給してあげるのです。

電気的なエネルギーの不足した神経の働きが悪くなっていたときの筋肉。
脳からは「そこの筋肉を今は使ってないから緩めてもいいときだよ!」
という筋緊張を解くメッセージが出続けていた。
それが受け取れずに緊張しっぱなしだった。
硬化し続ける筋肉のひとつのパターンです。

つまり神経系の誤作動で筋緊張が造られたケースですね。

それがてい鍼から気を外部から補助的に与えられて脳からの「筋肉を解いていい時期だよ」
というメッセージを受け付けられる。

すると硬化した筋肉の神経的な誤作用で緊張しっぱなしの拘束状態がリセットされる。
それで筋緊張状態が緩められる。


上記の説明は、
カウンターストレインというオステオパシー系の施術の
リリースに関するイメージをいれてしまっているのです。
勝手にとっちらかるような曲解をするなといわれそうですが、
個人的に両者を使ってみて筋膜の緩み方の類似性を少しずつ感じだしていて。
おそらくそのような相関がありそうだなと。

カウンターストレインでは、どのような感じでゆるめるものなのか。
いつもの状態では血流が途中で神経が十分には働けないほどに制限されている状態にまで減少。
そのような状態で、脳から筋肉を緩めてもいいというメッセージが届かない人になっている。
それが元で緊張しっぱなしの筋肉を緩められなくなっている場合。

筋緊張をさなさいという神経メッセージを脳から受け取った状態のまま、
脳からのメッセージが届かなくなると、
最後のメッセージに従い続けるしかなくなる。
それがデフォルト。

過緊張な筋肉をゆっくりと適宜更に縮めた状態にしていくことで、
一時的に血流が悪くなってしまった血管が圧迫され血流が抑制された状況から脱出させてしまう。

すると気血で言えば、血の通りをよくして血液が気(電子)を運んでくれたおかげで
脳からの「筋緊張を解こうね」というメッセージが出ていたことを悟る。。。

というような血の流れを回復させて脳と患部の筋緊張部分との神経的なやり取りを回復させていく。

カウンターストレインでは、血を捉えその流れを改善させていくのに対し、
てい鍼では、気(電気)を捉えてその補充により改善を促していく。
どちらも脳と患部との神経メッセージの正常なやり取りを復活させるという点で、
似てるなぁと思います。



ちょっと横道にそれましたね。
てい鍼の話に戻しましょう。

たとえば、息苦しかったりアレルギーがあったりする人。
胸の前の部分にある骨、胸骨部分にてい鍼を軽く当てる。
両方の乳頭の高さを結んだ中央の位置にあるツボの壇中あたりに当てれば、
飛び上がるほど痛みを感じる人もいるんです。

ときにはあまりにも症状が進みすぎていると、
それでさえも「無痛」という人もいるのです。
その場合は体質的に虚の状態が強すぎて大変な状態ということです。
このときは体質的に血のにごりが深くて変えていくことが大変に時間がかかるものでしょう。

壇中部分に陰陽のバランスがよくとれていれば、
さっぱりと痛みなどは感じない。
ただ物をちょっと軽くあてられている程度です。
反応は特に無し。


痛覚を利用した個人の感覚を用いたものですが、
てい鍼をツボに押し当てたときに、
反応が状態を察知できる情報になる。



ただ電子エネルギーが・・・といわれても、
「ほんとに?」といわれそうです。
私も本当かどうかどうにか実証できないものかなと思って、
いろいろ考えてみたんです。

木綿等のタオルや布等通電できるものを体の患部の上に乗せててい鍼を近づけてみると、
なんだかいやぁ〜〜な痛みが、目打ちでズンッと突き刺すような感触の痛みを感じられる。

それがアルミホイルを30センチほど切り、
それを広げた状態で患部の上に乗せて先ほどの要領でてい鍼を近づけてみても、
別段、神経に鋭く刺すような痛みは感じられないんです。
ただ単にものを押し当てられているだけ。

てい鍼としての機能が発揮できず、反応がなんらおきてはくれていない感じだ。

アルミホイルの持つ、
電磁波のような電子的な流れを遮蔽する性質により起こることか。
または電子がてい鍼から照射されたものがアルミホイルに届いた時点で、
アルミホイル全体に電子が広がってしまって患部へ届く影響が低下したためか。

理由までは調査してませんが、確かに。


また神経系の状態を改善させていくためには、
末梢神経の集まる手先や足先などをてい鍼でちょい痛い程度、
日頃から刺激して置くようにするといいでしょう。
それで全身の神経系の流れが促進されることでしょう。
非常に効率がいい健康法のひとつだといえます。



ただ筋膜系の硬化が神経メッセージの筋肉を緩めよというメッセージからきたものではなく、
すでに慢性化した筋膜系のコリが筋膜組織を骨化させている場合。
その場合は、変更される箇所が筋膜組織の骨化された意外部分のみに成果はとどまるので、
改善率は薄いため戻りが早く現れます。
組織の凝りがきつい場合には、
てい鍼では成果が不十分です。

ただ私のような筋膜リリースをするような施術をする場で、
ある程度しっかりと筋肉を緩めていかれた方には、
かなりてい鍼を活かして改善を試みている人もおられますので。

ボディワイズにお通いのお客様は特にセルフワークとしてのツールとして、
てい鍼を自作して使ってみるのもいいのかと思います。 ^-^




ちなみにてい鍼含め、他のさまざまな鍼についての解説は、詳細は、下記に詳しく載ってます! ^-^

ビジュアルでわかる九鍼実技解説 ~九鍼の歴史から治療の実際まで~

posted by スズキ at 12:23| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月14日

『胸郭』という<鳥かごへの思いやり>が、大切なものを守ります

胸郭部分のリリースは、
意外に私は多くの一般の方々にとって、
見過ごしがちな盲点だと思っています。

どちらかのテレビで「骨盤が歪んでいるのが気になるんです」
という言葉を発しているところで、
「私は、この方の胸郭の変位状態がものすごい気になる・・」
と思っていることが多いんですよね。

自分の胸郭のコンディションが整えられているかどうかを知っていて、
それについてさらなる改善を施せば、
どれほど自分の今後の人生に大きな益となるか。

それを真剣に希求できている賢明な人は少ない。

人の胸郭のリリースの前後を知るに及び、
私には、そのようなことを常に考えてしまうのです。。。



では、なぜ、胸郭部にあまり焦点が当てられていないのか。。。
あんまり施術院で、胸郭に着眼してます!と声高らかに、
全面押しする先生が少ないからかもしれませんね。

生理学的な知識を持って胸郭の変位がどのような影響が出るか。
医学的に詳細を語るまとまった本などは見たことはありません。
でも、肋骨という鳥かご状の入れ物の中には、
心臓・肺・胸腺など生命維持に最上級の影響を及ぼすものが。
つまり重要極まりない臓器だから肋骨という骨で守らなければならないんです。
ただその外枠の胸郭部を構成する、
胸椎や肋骨・肋軟骨や胸骨、
そして肋間筋やらその他の筋、靭帯等の軟部組織が、
多くの日本人には理想型の人の割合が少ないのでは。

私は、日頃、外に出てマンウォッチングをする趣味があります。
施術を取り組み始めた昔には、
街角を歩く人の外見部分から、
見える姿勢やフォルムで体の異常箇所を推理する課題をもってから、
今も、何気なしにそのような職業病的なものの見方をしていまして。

100人の人が私の目の前を通れば、
そのうちのほんの5人もいないでしょう。
私が、この人は理想に近い胸郭を持っているなという人は。。。。
あとの95人に対して、決して口にだすことはありませんが、
「もうちょっと、この胸骨部分はこっちに移行させないと、、、」
というように問題部分が目につきます。

そのような胸郭部分。
過半数はやり方によって改善しやすい人も多くいます。
そのような人はちょっとがんばって形状の良し悪しを理解して、
適切な方向へと自分の身を持っていければ。
健康体の体がさらに磨きがかかるでしょう。

実に気分がイイ!そんな爽快感を味わうことができます。

ただその過半数以外の方で、
できればこの人は施術で改善なさられればいいのだが、、、。
と余計なお世話を思ってしまう方もおられる。

それも事実です。

ですから、この後者の施術院で改善させるほど、
改善がセルフでは難しいだろうと言う人もいる。
私が肋間筋部分の特定部位や胸骨の壇中当たりを触れば、
その触られた瞬間に痛みが出るのはまだ良い方の方です。
しこりが折り重なり積もっていて感覚が消えている人もいるほど。
そのような方々は、胸郭部をリリースした後のメリットは計り知れない。

でも、、、
「それならば、なんで胸郭部分をリリースするっていう視点が、
骨盤ほどにないのだろうか?」

そのような疑問を持つ人も出てくるでしょう。



これは単なる私の憶測で恐縮ですが。。。

施術院で、
あまり胸郭部分のリリースを全面に押し出していない。




胸郭の改善が難しい点のひとつ。
それは以前も、ブログに書いたことがあるかもしれません。
手で解くのが、これほど骨な場所はないということです。


ボディワイズにお通いいただいているお客様のなかのお一人に、
とある腱をただしい位置に調整する施術を学び施している方がいます。

その方から、施術上で興味深いお話を聞かせていただいたことがあります。

指先で圧をかけることで、
かけられたものの腱や靭帯などをスパッと切断することができるんだ、
といいます。

なぜそのようなことができるかといえば、
理由があります。
全身骨格の骸骨モデルの人差し指等の指先の骨部分ご覧いただけたら幸い。

そうすればすぐにわかるのですが、
指先の骨は少し先っぽが矢尻の食い込み部分のような返しがついていて、
そちらが手の指先越しでも浸透力のある力で腱や靭帯を弾くようにする。

するとうまく腱や靭帯部分が指先の骨の返しに引っかかることで、
身体操作が優れたものならばその引っかかった部分をスパっと切断する。
表層部分を力任せにこする程度の圧では切れ味はよくないが、
やはりダメージを筋肉、腱、靭帯という軟部組織に与えます。

だから私にお話をしていただけた先生は、
しっかりとそのようなリスクがなくなるように研究と修行をして、
クライアントへダメージを与えないように特別な対応をしているのです。





硬化して柔軟性を失った肋間筋部分に指先の部位でアプローチをすると
非常に痛みがでるので難しいところがあるのだと。

指先の骨の形状が構造上ピンポイント圧をかける性質があるため、
大腿部等の太い筋肉ならばまだしも筋肉の断面が広いため傷もつきづらいが、
肋間筋のような細く短い筋肉は容易に傷ついてしまう弱い筋肉の筆頭ですし。
簡単に肋間筋は傷つけられるものですから、
非常に痛みを感じやすくしてダメージから
身を守ろうとしているのです。

まさに米粒大の小さな肋骨部の関節や胸骨上にできたしこりが
千枚通しで突き刺されるほどの痛みを感じる。
それも指先で、わずか10グラムほどの弱い圧をかけただけで、
のたうちまわるほどの激痛を感じるような部分があります。
その部分はトリガーポイントとして幾つもの筋肉の外枠の筋膜部が、
よれたりねじれたりひっついたり縮んたり、
さまざまな異常な状況下に移行したまま固まってしまっております。

そしてもしそのような強烈なレベルのトリガーポイントエリアが
数個も胸郭部にできてしまえば、肋骨の正常な開閉はできません。
そのような状態では呼吸が浅くなってみたり、
免疫力が低下していったり、
心臓に圧迫等の負担がかかってみるなどの、
悪影響が身に及ぶようになります。。。

胸郭の変位が強く胸椎部の側湾にまで達するものなら
私は自力での復活はなかなか難しいものだなと思います。
そのようなものの対応に役立つメディカルな本は、
側弯症を改善させるためのエクササイズが紹介してあります。
以前に予約順番待ちに並ばれていた側わん症があって
そちらの改善を試みたいという方がおられて、
数冊の本を参考までに紹介させていただきました。
医学的な高度な知識が多く紹介されているもので
一般書ではないため読みこなすのも大変だったと思います。
ですががんばって、自分なりにやってみたとおっしゃいます。

ただ、実際は胸椎部分をストレッチをかけたときに、
眼から涙が溢れて叫びたくなるほど痛みが出てきて。
幾度かはそれにも耐えなければならないかと考えて、
自宅でやってみたがぜんぜん成果を得るには至らなかったそうです。

私に、痛みが強い状態だがどうすべきかと質問をしてこられて、
通常、痛みが強すぎる場合は負荷が過剰な状態のストレッチだから
そのようなものは即座にやめてくださいという回答をさせていただきました。
痛みが強いストレッチは、筋・腱・靭帯を痛めることが多い危険な行為です。
そのようなことはやめて、他のやり方を見つけるべきです。

各人の体ごとの対応法があり、
向き不向きがあるものです。




その方は歌をうたう歌唱の趣味があるそうで、
そのため肋間筋の収縮が悪いことが、
どれほど歌の音程や声量に悪影響を及ぼすか。
そのことも気にしておられました。

それでかつてなさられたのが、
どちらかの施術院に通われていたときのこと。
肋間筋の拘縮したつまり部分を、
痛みを堪えるから解いてほしいとお願いしたそうです。

結果は、
強烈な痛みを堪えてみても肋間筋は緩むどころか硬化が強まり、
日頃の呼吸のしづらさが増したり、
夜寝ても浅くしか寝ておらず、
アレルギー症状がさらに強まってしまったといいます。


ただ、私はその施術院の先生を悪くいうような気にはなれません。

私も指先での胸郭部のリリースをお客様にさせていただきましたが、
痛みがほんとうに厳しいものだということは、
お客様の反応を観て感じ取り。
数名の驚異的に我慢強いお客様が痛みを訴えた時点で、
指先で胸郭部分を解くということは
お客様の痛みの不快感を避けるため辞めただけですから。
他の側臥位で肋間筋をゆるめたり、
広い面を持つ柔軟なブロックでずり圧をかけてみたり、
様々な代替できるようなものはないかと探りましたが、
自作てい鍼を作りだしてアプローチを肋間筋にまで伸ばすまでは、
肋間筋への直接つまり部分などへの圧を封印しただけだからです。

唯一、お客様に肋間筋部分等をカレンドラオイルでマッサージを。
そのようなアドバイスはしてまいりました。
それは状態がそれほど悪くない中ぐらい程度の問題を含んだ人は
有効だったように報告を受けています。

ですがそれで私が十分な成果を期待したレベルまでいかない、
状態が思わしくない方々にとっては打つ手がなかったのです。

つまり肋間筋部分の拘縮しきる部位を筋膜リリースする際には、
肋間筋リリース、特に拘縮がひどく胸郭の変位が大きめな場合、
成果を出しづらいどころか少しのやり過ぎで悪影響もでるので。。。

ちなみに私もハンドマッサージのやり方を工夫して、
いろいろと肋間筋を充分な柔らかさをだせるように
かつて24年以上挑戦し続けてきました。
その研究し続けた限りにおいてということで、
他の施術家の先生方のハンドマッサージについては
十分に存じ上げませんので。

私がかつて編み出したやり方では成果が出にくかった、
ということですので、
その点はご了承ください。



それは肋間筋の位置関係を知れば、
肋骨の骨の奥の内臓よりに付いている筋だから、
表面圧をかけるだけではアプローチが難しくて、
リリースがしづらいし。。。

それじゃ肋間筋に直接指先で力強く触れると、
矢尻状の形状を持つ指先の先っぽの骨が
最弱でちっぽけな筋繊維を切り裂くし。

結構、八方塞がりになるのですよね。




私が制作した自作てい鍼。
一見するとぶっとい真鍮棒なのですが。
自作てい鍼のぶっとさゆえに
肋間筋の筋繊維を指先の矢尻状の骨で傷つける心配はない。
同時に自作てい鍼自体がある程度のウエイトを持っていて、
圧をかけるときに理想の圧をかけるようなことができます。
細かい米粒大の部分にアプローチを加えることもあるため、
その痛みははんぱではないときはあります。
ただ自作てい鍼のてい鍼たる所以で、
不思議なほど軽めに当てているだけ。

それでも患部の神経部位が強烈な炎症を内在させっぱなしであれば、
十分すぎるほどに痛みが神経を通して鋭い鋭利なものとして通ります。
その痛みの質は筋肉の炎症という痛みの質ではない、
目打ちで打たれたような痛み。
靭帯とか腱が問題があるときには、
これと同じような発痛がありますが、
ずっと麻痺したままの胸郭内側で炎症を持ち冷えて固まる部位に
さぁー^ーー^ーっと、
そこに血液が入り込み、
幾度か自作てい鍼を胸郭部にかけていくと、
問題の患部はまったくの別物のような健康的な状態へと徐々に変わります。


そのような変化を遂げてきた方々を、
幸い、かなり多く見させていただきました。
自律神経系の問題がある方々な、
呼吸や循環などの問題が先行して内在し、
負のループを重ねる人が多くおられます。
そのような方々へのアプローチにもいい。


ただもちろん、
素人の方が強めに自作てい鍼で
自分の胸郭を解こうというのは無茶です。
自作てい鍼は術者がそれを使い込んで、
解き方を工夫して使いこなせないとムリですよ。 ^-^
下手に使えば肋骨や胸骨を痛めかねないのです。。。


ただ先の述べた、
側わん症での肋間筋の動きが悪かったことで歌が歌いづらかった女性。
その方に丁寧にリリースを繰り返していくことで、
以前の声の質とは明らかに変わったといわれるように、
ボイトレレッスンでいわれるようになったといってました。
それに鼻水等のアレルギーも、
幸い、胸腺が動きを取り戻してくれてきたためか、
「そういえば、最近、鼻かんでなかった、、、あっ、今気づいた」
^-^v

といって喜んでくれていました。

自作てい鍼を使われて恐怖の時間を過ごしたけど、
今思えば、ほんとうにがんばって乗り切ってよかったと。
私も、自作てい鍼を使い始めのことですし、
一切のマニュアルのない独自の解き方ですから、
痛い思いをさせてしまい恐縮していたのですが。。。
よく、がんばりましたね!!!

ちなみに女性の場合は年齢が進んでの強い胸郭異常があると、
更年期障害の問題がより強く現れる傾向もあるのではと、
私や数名の施術仲間の方が臨床からみています。
だからそのような点においても、
少しずつ改善しているようだともこの歌うたいの女性は教えてくれました。






ちなみに肋間筋のリリースには、
別に自作てい鍼をオンリーで使って、
それで成果を生み出してるわけではありません。

そのように思われると、それは大きな誤解です。

首の筋肉のリリースと腋下のしこりや大胸筋、
そして肋骨の側部全体等を、
側臥位で特別なアプローチでリリースする工夫をしています。
現在も側臥位でのこの部位のリリースを継承しています。

側臥位でリリースを加えるメリットとしては、
狙っている胸郭全体の筋がより緩みやすくなり、
同時に立体的に胸郭の左右半分ずつを観て接して、
アプローチすることができるというダイナミックさ。

そこは自作てい鍼ではカバーできない優れた面を大いに持つものです。

実際は、愚直に、
側臥位と胸郭前と背面のすべてをまんべんなく定量的に考慮して解くから、
画期的と思える変化がうまれ、
ほーら動くもんだよね胸郭って!という成果がでるものなのです。



昨日、施術院をなさっている先生と
そんな胸郭のお話をしていました。

できれば、その先生にも胸郭部位のアプローチ法の研究をしていただき、
情報交換が密にできるようにできるように協力体制が組めればなと願っています。


私の独自のやり方は、私だからできるという個人技があるものです。
それに私の現状のやり方は、成果は出る反面、
利益がまったく消えるほどの時間がかかるし、
難易度も高く、術者の疲労はひどい積もるし。




他の先生に勧められるものじゃないのですが、
部分でもかまわないから
ヒントになったり使えるところがあったら、もってってほしい。

そんなことを感じる、この頃です。 ^-^
posted by スズキ at 18:07| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月07日

合気の術理を施術に活かしたいものでございます

ついぞ先日、
合気柔術のセミナーを受講しに行きました。

合気柔術では、型などについて修練することが多くあります。
ですがあまり座学として、その術の骨子、
ここでいうのは岡本師範流の合気の解釈についてだが、
懇切丁寧に解説をしていただけるような機会は少ない。

貴重な機会でしたので、参加させていただいた次第です。




施術者側に高度な身体操作を必要とする方々の中には、
合気の要素をなさっておられる達者な方々もいるように感じます。

しっかりと訓練なさられ達者になられるまで、
すぐれた恩師や先輩のような先生方から熟練した手を魅せていただきつつ、
指導を受けてこられた方々は、たいへんに幸いです。


私にはそのようなことは一切なかったもので。
自分で、う〜ん、、、どないしょ・・・、と、
知恵を振り絞ってやっていくしかありません。


ただこちらの合気柔術の術理についてわかれば、
私が現時点取り組もうとしている施術に応用できるところもあります。




そして、セミナー受講へ。。。

セミナー冒頭で岡本師範いわく。
合気の定義づけをすれば、
「つながる」技術を使って、相手と一体化するということだそうです。



話は、技の体験を通して
合気の術の基本部分から。
そして徐々に応用へと進んでいきました。


その当日に習った合気についての一部の解説を書かせていただきます。
ただ文章化するのも難しい面もあり、
うまくイメージが当てはまらないところもあります。
「わかったところもちょっとはあるな」という気分になっていただければ幸いです。


基本を伝えれば、
「術をかける側」が先行して筋肉を極力使わない骨組みと腱や靭帯で自身を立脚させる。
立脚の要領がわかれば立たなくとも、寝ても座ってもいいわけだが、
最初の練習では立ち姿であったほうがわかりやすいとのこと。

いくつかある術をかける際の、術をかける側の姿勢どりの一例を紹介させていただきます。

自身の身体部位に意識を持って作りこみをする場所は、
以下の部位で、
それぞれの部位の「靭帯や腱がある部分を働かせ」て体を立位にさせる状態を作っていきます。


(ただ文章で書かれてもどうやったらいいのかっていうのは、
実地でなければ伝えられないと思うので、そこはご容赦ください。)


手掌腱膜部位 - 肘 - 肩 - 項靱帯(首の後ろ側にある靭帯) 
- 腰部靭帯(項靱帯と同じような吊り靭帯部)- 膝 - 足首

ですね。
それぞれ腱や靭帯が備え付けられた関節部となります。


不安定で、ひとところに居着けない状態で立つこととなります。
これで「軸で立つ感覚」がわかる。

不安定さというのは、まさにそれは2秒とてじっとしては立っていられない。
とても倒れやすい状態を作ります。
それでも倒れないように常に素早く軸を立てる方向へと修正をし続けます。

そのような軸で立つ状態を個人的内部感覚で修正次ぐ修正を繰り広げるが、
一般的な他者が見れば外見上は単純に立っている人でしかないでしょう。

そのように他人の目には写るのですが、
この「不思議な腱・靭帯・骨組みだけで立とうとする体姿勢を作ること」には、
様々な利点があります。


そのひとつをあげるとすると。

人間は、相手に体を触られるという外圧を好まないものでして。
それは皮膚抵抗という外圧を加えられても、
皮膚の部分でその圧力を「ぼよよ〜ん」と弾き飛ばし衝撃を和らげる機能が備えられています。

またはたとえば。
人と対峙するときに、
相手の手を筋肉のパワーを使い「グッ」とつかんで引き寄せるようにしたら?
たいていは「グッ」と引き寄せられた方向へ持っていかれないように抵抗しますよね。
その抵抗方法として、一般的なやり方は。
自分も相手が自分を引っ張って引き寄せようとする力の方向とは逆方向へ力を発揮させ、
必死に持っていかれないようにするのです。

そしてここからは人間のミラクルな機能なのですが、
自身に手を触れて操作しようとしてきた相手の筋肉操作の動きを感知できるとのこと。

なんと興味深い本能的な能力を人は持っているものでしょう!


ですがそれがちょっと先に上げた身体姿勢を創りだした人間が腱や靭帯を巧みに活かして相手に接触。
すると
「あれっ?なんだから、こやつの接触方法はいつもとは違って感じられるぞ、、、。なんだろう?」
と、相手が自身へ圧をかけてきたとしても反射的な抵抗を加えるどころか、
まんまと相手の意図した指示や操作のとおりに付いて行ってしまおうとするのです。

これは相手の本能が、いつ相手の筋肉を動かすのかを聴いている状態だから、
それをそのまま聞きっぱなしにさせておいたときの様子です。

だから術をかける側は、筋肉の力を抜いたまま(脱力)にして腱や靭帯でエネルギーを出していくことになります。

そのようにしているので外見上は、
相手には筋肉を使った運動エネルギーを出す際の必要な動きはほとんど見つけ出せずにいます。
こうなると相手への抵抗しようとする本能的な動きを繰り出すタイミングがわからないまま、
あれよあれよと操作操縦される感じへと陥れられてしまう。

ただ私が思うに皮膚抵抗の具合も相手がなす筋肉で圧をかける操作に反応しているのではないか?
個人的な話ですが、重量感あるブロックにしたときのほうが手先で圧をかけるより、
皮膚抵抗の具合が低いような気がしていまして。
腱や靭帯操作で圧のエネルギーを出したほうが、
相手の皮膚に起きる皮膚抵抗も減少するのかもしれないと思います。
ただ腱や靭帯の動きを伴うときには、体中の滑車やら梃子などの物理的にすごいつよい力を出せるから、
皮膚抵抗を浸透力ある圧で素通りしているだけなのかもしれませんが。。。



実際に技化して人に合気を効かせるには、
多関節ロボットの関節部分をひとつ、そしてひとつ、
順送りで動かすような関節部を含めた動きを与え、
多関節を一気に使う複合運動をしないこと。
複合運動をすると、脳が自動で筋肉の出力を抑える反応を示すので、それを避けるためです。

その他にも幾つか習いましたが人間の身体機能を合理的発揮させる要素を工夫して取り入れていく。
それでもって様々な効きのいい技にしていけるのですが。。。
そこは応用として、練習が必要なところでしょう。


触れた相手の身体を操作するために、
岡本師範いわく、相手に「ミラーリング」してもらうんだといいます。
要するに、共感性豊かな状態になられた方にするため、
自分の軸を立ててから、それから相手の軸も立てていく。
それから合気と呼ばれる「つなぎ」、接触をした部位を通し、
自身の身の内側で起こした動きを、
相手への刺激や動きへの鍵として与えて操作できるようになっている。


ここの自分の軸と相手の軸の2つをちゃんとつくっていこうというのが、
身体操作法が下ごしらえとしてうまく作れるよう、
ちゃんとちゃんとできていないと始まらないのでしょう。


あとは相手に動きを起こさせていきたい対象箇所を意識を入れて観て力がそこへ届くように送る。
これは、施術上でできれば活用範囲が、体内の特定の一部分へと伸ばせるようになるということ。

それらを技化する際のヴァリエーション豊かな用法を教えていただきました。
どちらも参考になるものが多く、興味深い内容でした。




ただひとつ気になったところがありました。
「腓骨で立つ」という技もあったのですが、、、
これをする場合には、
そこを使い終わった後に、太極拳で最後にするポーズの「終止」のように、
気の流れをその腓骨操作は終わったというように自身の体や脳に教えなければ、
体へは不要な負担がしばらく続いて腰痛等になる恐れがあるだろう。

腓骨で立つときに呼吸のリズムが狂う苦しい状態を体験すると、
その苦しい体験をまたするんじゃないかと準備を後々までし始めて、
それが腰痛を引き起こす原因になるような気がしました。

特に大腰筋部分をドーンと使ったときは、しっかりそこは終止で切らなければ、
あまり体にいい影響とは言えない状態が残ってしまう恐れもあるので気をつけないといけないのかな。
と、個人的に思いました。 ^-^


技を繰り出した後に「気」を変えて落ち着かせ終了させるポーズは、
基本、身体の伸筋操作をした最後には必ずおこなうのが鉄則のように思います。
そのように中国武術の老師のような方がおっしゃっていた記事を見たか聴いた。
それに生理的にもそうしなくちゃいけないと、お客様が不調を訴える際の多くに、
このことが絡んでいるので気になりました。

ただ一般の多くの日本人は身体操作は屈筋主体にて動いている方が多いでしょう。
その屈筋主体のほうが伸筋主体と比べれば、
体の中の代謝は阻害されやすく呼吸もしづらくなりますので。
その場合は、なおさら腓骨で立つ練習や大腰筋を使う修練後には、
よく気を落として落ち着かせるようにしたほうがいいのでしょう。
気お落ち着かせるとは、
重心を元の下丹田部分に収めると同時に、
使った目的の筋肉部分を、意図的に深い弛緩状態において、
イメージや体感覚等を複合的に使いこなしクールダウンへということです。




私も、いくどか岡本師範にはお会いしておりますが
これほど丁寧に解説して順序立てて教えていただいたのは初めてでした。
系統建てて基礎から順をもって積み上げて教えていただくメリットを感じました。

合気の不思議さのミラクル感が下がるのは非常に悲しいですが、
そんなことは言ってられません。 ^-^


わかりやすい解説、そして技をかけてもらえて体の感覚で理解できた内容の濃いセミナーを、
朝9時から午後5時まで受けてきたのですが。

セミナー前日は、仕事でお客様の様態について調べ物があって。
夜通しそちらに手がかかり、睡眠時間を削らざるを得なかった。
ほぼ徹夜が数日続いて久々に吐くほど眠くて。
失礼なことですが次の日はセミナーで施術じゃないし、
とムリをなおさらしてしまって。。。
密かにけっこう苦しい時間を過ごしてました。

そのような都合により、
なさけないほど体と頭がついていかなかったのですが。

セミナー内容をセミナー主催者側にてビデオ撮影してくれて、
後日、その映像をDVD化して送ってくれるということした。

岡本師範、ありがとうございます。 m__m



そして帰りは、
知り合いの方(伊藤さんありがとうございました)と
秋葉原まで距離がありましたが一緒に話しながら歩き、
それからひとり神田明神にて、
一時間ほどおやつの時間を過ごしました。

なんだか、、、
初めて食べたローソンのひねり揚げがおいしくて感激。
神田明神本殿裏手にある裏鬼門を封じる稲荷の横で、
しばらーく食べてました。 ^-^;

いつものように末広稲荷と浦安稲荷、
そして水神様等の私が愛してやまない神田明神の末社前にいると、
間違いなく体調は信じられないほど回復して体中の緊張や凝りが、
さっぱりとミジンコの涙ほどもなくなって、爽快に復活できました。

いつもお世話になっています。
ありがたいことです。 ^-^
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2017年12月04日

電磁波影響を軽減する実験にアルミ蒸着されたウエアを買いました




人体の内側を通る電圧値の理想値は、
外部由来の電磁波等の影響が体の中に入る過程で狂いだします。
それは人体に通る電圧を、
デジタルマルチメータでちゃんと計測すればでてくるような問題ですから。
体調が悪いなぁという人は、その体の内側の生体電流の状態にもその数値が現れるものなのですね。

一般的にバイタルサインをチェックするというのが通常で、
あまりこのような検査はしないかもしれませんが、
ときとして気を配ってみることも必要な人もいます。


ノートパソコンから電磁波が発生して、
その電磁波を軽減させるために60センチほど離した距離にパソコンを設置したとする。
でもあなたの使っているデスクの素材が、
電気を通しやすいスチール製ならば届くのは当たり前ですよね。
木でしたらそんなことはなさそうだと思う人もいるでしょう。
でも電磁波は、よく木のなかを通ります。
伝って人体に影響が数メートル以上届く仕組みですから。
まさに気を抜いちゃいけません。

電場というものをご存知でしょうか?

電気を通すコンセントに電源コードをさしておくだけで、
その電源コード周囲には電場という特殊な人体のなかにある液体部分に影響を与えてしまいます。
それは電子レンジ調理器から発せられる電磁波は、ほんの数分かけられて浴びるだけで済みます。
でも電場は気づかないところで、自身の体に対して影響が着々と出てしまうもので、
睡眠時などに電場の影響を受けるような場で寝ていると睡眠が浅くなりますし疲れが取れない。
これも住環境を総合的に観てチェックする職業がありますが、
そのような方々のチェック項目に入っている代表格ですね。


ただそれだけでもなくて。
いま、私の住む場所は東京都品川区です。

ここではラジオもテレビも携帯も機能するのは、周囲に大量の電磁波が飛び交っているから。
そしておまけに自分でも自宅のWi-Fiを設置してダメージを自ら作ってしまっている始末です。

ある意味、弱い出力を持った電子レンジにいれられて長時間の電磁波調理を受けているようなもの。

それが今の私の住んでいる場所です。


マルチフィールド 電磁波メーター TM-190
などを使えばおおよそのチェックは可能です。


この計測器は欲しいんですが。
高額商品ゆえにおいそれとは買うこともできませんが。 ^-^;


人工的なデジタルの電磁波は、
人類が電気を使うまで自然界では発生していたものではありませんでした。
それもあり電磁波によるストレスにさらされるという経験に耐性がありません。


そして特に脳神経系へ対して電磁波の影響はとても良く受けるような仕組みでして。
脳が頭蓋骨というドーム型のシェルターに囲まれているのでなのだろうか。
それとも通電物質のシールドが脊髄のように巻かれていない素のままだからだろうか。。。

理由はともかくとして、
脳への負担が電磁波による影響が大きいものだというのは確かだ。

アルミ素材は電磁波を遮断する。
それでもって側頭部をアルミホイルを巻きつけて覆い隠すようにすると、
原因による理由を基づいたもので個人差は当然大きいのだが、
自律神経系の多岐にわたる問題が軽減したりする場合もある。

私は、アルミホイルをくしゃくしゃってしつつ、
ニット帽の下に耳を覆い隠すようにしてかぶるという実験をしたとき。
簡単に集中力が倍化した感じがあらわれてきて、
「ええっ?!これって、ほんとか?」
と驚いたことがあった。

ただあとでネットで調べたら電磁波過敏症の人用に、
すでにアルミ蒸着された帽子って売ってるんですね。 ^-^;
目ざといなぁ・・・。

で、それでは頭部の側頭部は、よくよく電磁波に影響を受ける部分であるのは確かだが、
それだったら
体全身をアルミ蒸着されたウエアを着こめばどうなるか?

関心を持って、下記の商品をAmazonから買ってみた。


TO-PLAN 防寒アルミ寝袋スーツ 男性用 TKHA-001ME

ここからは個人的な観察からくるアバウトな評価だが
概ね、体中の関節部位の緩みが増した感じがした。
ただ電磁波を遮断された感じを受けるかどうかは、
そこにはあまり実感のようなものは持てていない。
ですが計測器で自身の人体のなかの電圧を図ると
いささかの数値上の変化が現れているのはわかる。

この時点で実験的な変化を感じられて満足できた。



考えるに、
体内に被爆したような体内静電気をアーシングで捨てることも健康上大事だと思うのだが、
それだけでは十分とはいいづらいのではないか?

体へ浸潤する電磁波エネルギーをもたらす出力の弱い電子レンジの中にいる状態では
電磁波遮蔽も体内の生体電流の流れの正常化には成果が幾分か出るようだ。

ということだ。



特に私の体質では電磁波が強い場の力があるところに長時間いると、
それだけで自閉的な傾向が強まる反応を示す。
自身を観察した上で、そのような傾向があるように感じる。
おそらくこれは私一人の話ですむものではないと思います。


ただこのウエアは温かいし軽いのでいいのだが、
発汗しても汗を外に捨ててはくれませんので。
ムレムレのサウナスーツ状態になるのが難点。
でも寒い今だから着れるので気に入っている。

それに数日で、右腕の脇部分がベリッと裂けて、
アルミテープで補修するはめになった。 ^-^;


posted by スズキ at 12:57| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月03日

マインドフルな体験で心身を休めよう(ボウエンテクニックにより)

いま、ストレスフルな日々を送らざるをえない。
そう感じている人、おられませんか?

私が数年前に読んだ心理学関係の本には、
現代社会では「5人に一人は軽い鬱状態にある」と説かれていました。

その出典は書かれていたかどうかは記憶にありませんが、
ただ、私自身もなんら深く疑うことなくうなづきました。

たまに電車にのると、感情をむき出しにした怒号が聞こえてきたとき。
過労から、人間関係ストレスから、その他多くのストレスフル要因が。


病は気からと申しますが、
気持ちがウツ傾向にあれば気が滞りがちになる。
そこから病が生じることもある。
心因性の腰痛や肩こり、アレルギー症状や内臓疾患等もあります。

そのような傾向が強くある場合。
肉体的な酷使をしていることだけで生じた改善ルートとは異なります。
体の使い方を改善させるよう促しても、
胸の内側には対応しきれないストレスフル要因が影響を及ぼしてきます。


だから、最近「マインドフルネス」って耳にしたことがある人が多いのでは?

マインドフルネス体験とは、「今、ここに全身全霊意識を向ける」経験です。
こころの平静や平安を取り戻すには、こころの波風が密やかになるひとときが大事になります。
それは思想の理解のみではとどまらず、
実際のエクササイズを通じて経験や体験からくる理解が必要となるものでしょう。

そしてマインドフルネスの本には、
坐禅をしよう!
瞑想をしよう!
などの実戦を推奨されているものが多くありますね。


ただ私には、坐禅から瞑想から深い影響を得るにも、
そちらに関心が深い者でなければハードルが高い面があるように感じております。

坐禅をしたほうがいいよと知っていてもやらないし、
やっても三日坊主で終わる人が多いのですよね。
それだけではマインドフルネス状態にはならず、
マインドフルネスになるための知識を得たに過ぎないのです。


私が坐禅や瞑想等をする長年の夢として、
内省的に自身をつぶさに客観視しきれれば、
なにか人生を豊かにする気づきがえられる。
そのようなものだろうと思い描いています。

ステップアップして感じ取れるセッション。
やはり長年にわたって取り組むうちに、
単なる休息とは違うレベルの気づきが増したように感じます。

でも、それに至るまでは、
禅道場を覗いてみたり、
どちらかのリトリートで様子を知り、
フェルデンクライス・メソッドのようなムーブメントによる瞑想も。

多種多様なものを体験してきて自分にあったものを選び出しました。
そこまで至るまで時間や労力を費やして、もちろん費用もかなり出費してきたんです。

するとようやく益することが多くなる。

今の自身のような気づきが増す状態に至ることがあるのかどうか。
やっていく最初のうちは、成果が上がらずに不安でした。
ずいぶん迷いつづけてきて、たった今も、至りきれないところを受け入れつつ取り組んでいます。
つまりかなり成果を出すにもハードルが高いのが坐禅や瞑想でもある。
むろん、それなりにというレベルならば容易に取り組めるのではある。、
でも深いところがあるという体験は、
それは心身が整えられるまで待たなければなりません。

私がイメージするところでの、ひとつの坐禅・瞑想の型として、
ともに身体が整えられて血流が体中まんべんなく行き渡りだす。
そして脳波の整えられたいつもとは違った感覚に近づくことが、
とっても大事なことなんです。

そうなったときに、意識がチェンジする。
それにより「あっ!」というありえなかった気付き。
それに執着の解放から問題が消えて課題に見えたり。
たしかに成長が早くなってくるターニングポイント。
あるんだなぁと思う次第です。


ただ、そうこうするうちに面白いことも発見しました。



それは私がボウエンテクニックのセミナーに参加したときです。

ボウエンテクニックのセッションを受けている人たちの体の反応をみると、、、。
興味深い状態を味わえているようすが伺えたのです。

体が十分血流があるほどには整えられているとは言いがたい。
そういったことは職業柄、外見で観て感じて、考えればわかる。

、、、にも関わらず。

ボウエンテクニックのムーブという
不思議なほどシンプルでソフトな他動的なセッションを受けているだけなのに、
数名の方々は深い瞑想状態へと意識が運ばれている様子です。

それは私自身、眉間あたりに何かを感じるというと変な言い方ですが、、、。
リアルにそのように感じられてくるのです。


それは「睡眠状態とは異なる」のです。
意識があり周囲の耳は聞こえています。
イメージが現れることもございますが、
自分の体が熟睡して寝息を立てている。


なにせ、何よりも確かなことは、
その状態から醒めた本人がそのような状態だったと申しておられたようですし。 ^-^

意識が起きているが体が寝ている。

時間の感覚が
そのような状態は睡眠ではありえませんよね。

マインドフルネスに、ボウエンテクニックのセッションはすばらしい効果があるよね〜と感じました。



余談ですが、
不思議な体験も繰り返されれば日常に通じる一コマとなります。

たとえば、
私が田町にある御田八幡神社で座しているときに、
10〜20分ほど目を閉じているときにおきます。
それは散歩ででかけたいい感じの疲労感にくわえ、
高野山東京別院や亀塚稲荷や亀塚古墳に寄った後、
日常の疲れにより滞った体中の気が流れだすよう。

何かの気づきを受け取れるんですよね。。。
そして一晩以上の睡眠を超えるほどの疲労回復へ。
体の内側の心理的緊張からの拘縮がさっぱりする。

だから私が知人に話をするときがあります。
私が三田の月の岬と呼ばれるこちらにて施術をすれば、
きっと施術成果は飛躍するんじゃないだろうかという。
それはこんな体験を幾度となくしています。

そんな聖地といえるところはいくつかあるのですが、
日常の世界から隔てられた感覚を誘導する場の力は、
ほんとうにありがたいことです。

だから自宅でひっそりとというより神社仏閣巡りで散歩をしている事が多いんですよね。

それはたまたま私が場の持つ気の影響を感じ取りやすいようになる修行をしてきました。
もともとはこれほどの気をつかむ感覚は目覚めていなかったので、
昔の私がこの文章を読んでいたら眉唾もののように思えたはずでしょう。 ^-^

禅や瞑想もしてきましたが、
私にはそれだけではここまでの感覚は目覚めなかったんじゃないかなと思います。
施術で人の体の改善を悩み続け闘いながら感性を磨きつつ、
体やこころの勉強もしてきてよかったなと思います。


ボウエンテクニックの場合はファシリテーターによるムーブという他動的な影響を必要としますが、
それの代わりを特定の場にいくことで体の中の気の浄化等の影響を受け取ることができたためです。
なんだかふたつのものから同様の質的な影響を感じ取ることができているんですよね。



ただ、ひとつだけいえることですが、
ボウエンテクニックのセッションでは
様々な私が長い年月にわたって坐禅等のみでは体験できなかったほどのマインドフルな体験を。。
こころの満たされた今を感じ取るすばらしい感覚体験を。
私が実践しつづけてきた長年の座禅体験等よりも遥かに容易かつより深いレベルだろう状態へ。


私が日ごろしている重りを必死に操り続けて施術をするというものとは違った影響が得られる。
「ボウエンテクニックの成果」と「筋膜リリースの成果」は目的別で選択されるべきものです。
どちらがどの面で優れているからその良い面を良識を持って理解して応用していといい。
両者ともが貴重なんですね。

受ける人の感覚の問題やこころや体の状態から個人差はあるのですが、
3〜5回もセッションを受けてみられれば、
何らかの『マインドフルな体験が得られそうだ』と予想しています。

私自身、そのマインドフルな体験で命をつなぎ、日頃の疲れを拭い、
こころの成長を促してきました。


できましたら、
別に5人に一人の軽度の鬱になっているという自覚がない方にも、
もしマインドフルな体験ってちょっと興味あるんだけど、、、という方がおられれば
時間を創っていただいてボウエンテクニックのセッションを受けてみて欲しいですね。



そう思っています。

posted by スズキ at 12:36| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月30日

手の指で圧をかける際の工夫への架け橋 ^-^





お客様から「最近はどこに散歩しに行ってるんですか?」
と話をふっていただきました。


ですが残念にも
、秋ですが、紅葉を観に行くゆとりもない近頃。。。




施術で、
より背部筋を酷使するずり圧のかけ方へ変更したため、
私が消費するエネルギーが膨大になっています。
単純なことですが、
滑り止めシートを今までの使っていた様式から、
滑り止めシートを挟み込んだ薄めのシリコンシートをシリコンゴムの糸で縫い合わせて袋状に。
そちらを適宜、圧をかけるポイントにかかるよう丸めて設置してから、
もう一枚の滑り止めシート入のシリコンシートをその上に乗せて圧をかける。
すると今まででは得られないほどの安定感あるずり圧が作り出せるようになったのです。

安定感あるずり圧は、受ける者にとっては圧の強さは増してもフィット感が増した手前、
いつもと同じ程度の圧に感じるか、かえって更に弱い圧に変わったかのような錯覚を覚えるだろう。

ただ実際の圧を加える私への負担は錯覚などではなく、
たいそうなヘビーなものとなっていったため。。。

背中の筋肉が厚くなって仕立てられていく過程で、
多くの血、そして栄養素がそちらへと向けられていく。

おかげで背部筋が少しずつ量がませいてきたのだが、、、。
免疫力は落ちるは、歯にも負担が一気に増したり、
一日の施術が終わると気を失うように寝てしまう。。。
(またかぁ、、、-.-;)



そこに追い打ちかける
ボウエンテクニックで使う手や指の工夫。 ^-^;
「狐型の手」を作って安定的な発力を創りだして、
自分なりに理想の圧を得ようとしているのですが。

手を使う実感として腑抜けた感じが否めない。
十分にコントロールしきった感覚が持てない。
そこに対して内心いらだちを感じていました。

解決法のひとつとして考えたのが、
人差し指と中指との隙間の距離をとって伸筋を活かすことだった。
このようにすることで、手首を詰まらせずに開いた状態にできて、
肘からの操作がダイレクトに指先に伝えられる関係性が得られる。
力の強弱の加減も自在さがついてきます。

これに気づいて少しだけ「光」が見えてきたような気がしました。
おかげさまで、だいぶ精神的にほっとしています。 ^-^

体幹部分から腕の末端へと順繰りに力を伝えるのが本筋なのです。
体幹から骨組みで距離を図り精密な操作を加えることが大事です。

それが指先に真っ先に意識が送られるようでは話しになりません。
手首を柔らかく使うときもケースバイケースで、必要なときもあります。
ただそれを肩甲骨の関連部と肘の操作による動きで同様なムーブメントを作り出したいと思って。
そこをひたすらに練習というか修練を重ねているところになります。

ただこんなことに気づいたあとで、、、
よーく考えてみれば合気道の際に、
手の形を朝顔の型にして発力することがありますが。。。
その際の指の股を大きく開くという操作と基本条件がほぼほぼ同じものだと気づきました。
日本の武道の優れた素晴らしさを再確認した感じになりました。 ^-^


そんな自分なりの真剣な試行錯誤から、ここ最近は手の指がつって痙攣して激痛など。
そうこうしつつ、
あとは右手の指の操作は使い物になってきたが、左手の指は思うように動かせてない。
ここを極めるのは今後の課題ですね。




「ボウエンテクニックの指による操作はソフトに」という鉄則からは、
しっかりした圧で押す試みは本筋から離れて行っているように見受けられるでしょう。

ですが私の経験上わかっていることとして、
しっかりと安定させた圧であれば重さや衝撃はほとんど感じなくなります。
それはお客様に私が普段、ずり圧をかける際に10キロ以上の重りを乗せ、
加圧していてもその状態に気づかないままでおられる方もいるものなので。

この様子から
どれだけ安定した一定の圧量と方向性をコントロールし切るかが大切だといえることでしょう。
そしてそのような圧を加えられた際の影響力としては、
皮膚抵抗を多少かいくぐって奥へと刺激が浸透していくこともわかっている。
それは重いおもりを活かしたずり圧が安定感を増していく過程で、
その圧を加えられているものには圧の強さが順当に増したようには感じられなくなる操作と同じことだ。

そのような意図的にうまく制御されたタッチを指での圧を加える際でも
叶えていきたいと思っています。



大事な部分を深める意図を持った上での遠回りを有意義にこなしつつ、
楽しく研究する日々を送っている今日このごろです。

posted by スズキ at 01:18| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月24日

内なるドクター、健在

バリエーションは豊かな方がいいという考え方があります。

歩き方ひとつとってみても、
多様なものです。
個人的には、それでいいと思います。

たとえ、それで腰痛になる歩き方であったとしても、
たとえ、それで長距離歩いても疲れない歩き方であったとしても。

それぞれに学ぶところがあり、
今後の自身の試行錯誤に活かすための教材にしていけばいいのです。





昨日、施術をさせていただいたお客様が工夫した歩き方は、
胸椎を腕や肩の回転の力を活かした胸椎部の回旋の操作をなさっていたようです。

骨盤の腸骨棘部分が進むタイミングと下脚を前方へ送るタイミングが逆転しているようになっていて、
それは私がイメージする大腰筋をつかった歩き方とは異なる点も見受けられました。


お客様の脊椎の硬さは動きづらさが私の施術を受けていただく方の中でも5本の指に入ります。
脊椎のすぐ脇にある骨化したほどの硬化が進んだ起立筋群は脊椎と肋骨との隙間奥深くへ入り込み、
それを手で指では解くことは、
私が個人的に考えぬいた範囲ではありますがその解は見つかりませんでした。
ただそれも真鍮製の太い自作てい鍼でのリリースを幾度か丁寧に繰り返していくにしたがい、
私が「鈴木さん、痛いぞ」という殺気を感じずにはおれませんでしたが、
そこを必死に話しかけて気を紛らわせてもらったり、
「ここのリリース、ほんとうに意義があって最重要よね〜」といったり、
そんな雰囲気をぐいぐいだしていってみたり。
そんなこんなの格闘をしていくうち、
緩みが出てきたように感じます。

ちなみに胸骨が肋軟骨と結ばっているジョイント部分が緩まないと、
胸椎が動けないままでいるというのが、
知っておくと良い条件のひとつなんですね。
この胸骨周囲も、やはり自作てい鍼でならば安全かつ効果的に緩められます。
ただし、胸骨周囲の固まりが強い人は、
そこには肋間神経やら肺や心臓に向かうような神経の出張部分も、
その胸骨周囲で神経が異常な緊張状態で深刻な問題を持っています。
そのため自作てい鍼を、比較的軽さのあるてい鍼の自重だけをかけて患部の上部を滑らしただけで、
神経に突き刺すような激痛が出てきて驚くことでしょう。

ただこれも幾度かリリースを受けると、
胸の前部分の筋肉がこわばり肋間を動けないほどに固めた張りが消えていきます。
そうやって肋骨の肋軟骨部分の可動が現れてきまして、
ついには胸骨の手押しポンプの動きが現れ出します!

そうなるとはじめて胸椎の側湾やら歪みが緩むという人が、かなり多いんですね。
そのような臨床ごとをいく人ものお客様で確認していて、非常に興味深いです。
もしかしたらコブ値の深すぎない器質的な胸椎椎骨の異常がない状態の
側わん症の診断を受けた子どもたちにも有効かもしれませんね。
子供の施術はボディワイズではほとんどしておりませんので、
その臨床例はございませんが、推測するにそうなるでしょう。

ちなみに通常はこのようになると、
胸骨柄部分も動き出して胸腺が免疫物質を体中に流せるように変わってきますから、
胸腺からくる免疫物質のたりなさからくるアレルギーや風邪が引きやすくて、、、というひとに
とても大きなメリットがあるんじゃないかなと思います。

少し横道にそれました。。。^-^;



ということで、
何度かそのお客様の胸郭を緩めるような施術も進んできて、
ようやく胸椎がゆるさが多少ずつ見えるようになってきました。 ^-^v

その動けるようになったタイミングを、私としては絶対に逃したくない。
代わりばなが変化を受け付けやすいタイミングになることが多くあって。
かなりいつも以上に時間をかけ歩き方のノウハウのディテールまで伝え、
そしてお客様の身体もその解説に通る体の状態であったため反応もよく。

そのうえお客様本人も常日頃から自己メンテのストレッチ等はよくしていただいている方ですが、
それに上乗せして歩き方への改良への意識が高められておられる様子も。
そちらが、かなりいつも以上に伝わってきまして。

うれしいです。


実質、脊椎が硬かったり側湾がきつい状態では
精密機械のように体を左右当分に割った配分で
理想に分けた動きの連続である「歩き方」は、
核心部分は体が動かせないので。

私が伝えたい歩き方が体験を通して腑に落ちることはありません。
ですからできるところまで+α、というところを見極めています。

いきなり定形の理想型の歩き方はこのようなものですよ、といってみても、
それは、最終目的は、その目の前のお客様がそれができるように至るかどうかなのです。
そこに前提条件を定め見極めていくことは、
対面でのセッションを意義あるものへとするために大事なことです。


冷酷な見方かもしれませんが、
片側に意識が逃げてしまいシンメトリカルなデザインを自身の体の動きの中から見いだせない。
そこは実際問題として、私がもしロボット制作キットを作った際に、
支柱になるフレームがいくつか曲がってしまったキットならば、
うまくそれは動くようなことはないでしょう。

そのロボットを動かすには、倒れないようにへんてこな左右の動きがわざとばらばらになる
複雑な歪みの状態に対応させるプログラムを組み込まなければ歩いてはくれないのです。

それに人体も変わることはありません。

体の内側にてつくられた骨格のフレームが歪みが大きかったり、
関節が自在に適切な動きをしてくれなかったり、
等々のネックになる部分を持っていたとすれば。

必死になって、歩き方のスキルとして高いものを伝えようとしても、
体はその流れを受け付けてくれるものではありませんから。
かえってそれは言われれば言われるほど、
真摯にその説明を受け止めようとする人ほどつらい気持ちになってきます。

「あんたの言いたいことはわかるよ。でもねぇ、できねえもんは、できねえんだよ」
とテヤンでぇというような反発心があれば食って掛かってもくれるでしょう。
でもそこから
「なんで私は解説されたとおりにできないんだろう。なんて、自分は融通が利かないんだ。。。」
と落ち込んでしまうようなことがあれば、
そこでひとつ嫌な体験を刷り込まれたことになります。
もう、歩き方についての解説なんて耳に入れたくない!という拒絶感です。

だから「現状ではお体の状態として難しいと思いますが、できる範囲で意識してくださいね」
という言葉を前置くようにしてはおりますが。
そうであっても、慎重さを持っておかねばと。

そのようなトラウマのようなものを得て欲しくはないので気をつけるものの、
どこである程度の動きの精度をあげた歩き方に転換していただけばいいのか。
お客様の性格やニーズ等が千差万別で、正解はあるようでないもののようで。
正直、いつもいつも、ここは悩むところです。




下部胸椎部分という腎臓のある高さ部分が自由に左右回転できるようにならなければ、
大腰筋を使った歩き方がうまくできないように仕組まれているようなところがあります。
そちらも左腰部の裏手にできていた患部に柔軟性が出てきて動きを出せるようになって、
問題が少しずつ改善されていきました。
そんな歩き方を伝えるための下地になる条件を、
私の胸の内ではいくつか用意させていただいておりますので。
それらがパスできるように、施術でも設計されているのです。


そしてそちらのお客様がいくつか私が投げかけさせていただきました歩きのヒントを咀嚼して、
試行錯誤を繰り返した後に完成させた歩き方。
大腰筋も使っているのですが、同時に広背筋の後方への引きが強いタイプに仕上げていました。

かつては上部胸椎部分の上方1番、2番、3番が前方へ湾曲しながら流れていた状態が、
定規を押し当てたかのように少しストレート気味になりつつ上方へと立ち上っていたのですが。

現状は胸椎9番部分が一番後屈した頂点になっているため背骨の曲がりが感じられるものの、
今までは胸椎椎間板部分が狭窄して押しつぶされた感じの詰まり感と動きの悪さがあったが。
それが改善されてきていることが確認できました。 ^-^

胸椎椎間板の関節可動域を改善させる歩き方の工夫により、
胸椎の回旋ができるよう胸椎椎間板の詰まりが解けてきたのです。

ただひとことだけ付け足させていただければ、
私の歩き方のパターンの発想からは思いつけない歩きをお客様がなさっておられて。
その歩きの際の動きが、あまりに胸椎の回旋を誇張させる動きでしたので、
ちょっとその意外性にびっくりしましたが、
こちらのお客さまにとって、
まさに現状を良化するための適切なステップとして機能した歩きになっていました。

それが、脊椎の前に位置するひどく骨化が著しすぎて、
私の施術でも手出しがしようがなかった部分が解けて、
このたびの胸椎の動きや頸部の垂直性等の改善につながったのです!!!

これは最高にハッピーな事なんです。

歩き方の工夫により、
こんな前縦靭帯骨化症の解き方があったんだなって、
相当、私もそちらへ向けてのアプローチを考えてきたが、
落とし所として昨日見せていただいた歩き方だったとは。
お客様に教えられました。 ^-^

本当にここは圧では手の施しようもなく、
カウンターストレインやらマッスルエナジーテクニックやら、
他の手技をなしてもすべて弾かれた状態で。
前縦靭帯骨化症は状態が強ければ、
その改善方法として外科手術で扱うケースですので。
少しずつ胸郭全体が自作てい鍼で緩められていたとしても、
それを維持発展させる手を打ち出し続ける日常の運動に落とし込まれなければ戻りはある場所です。
そこを自助努力で完遂させていかれていたとは。

前回の施術が2ヶ月前でありますが、
いい時間を過ごされてきたのですね。

自分の体を動かす際の観察眼を鋭くして、
体験を通して成果を積み上げていく姿勢。

貴重です。

本人は気づいていないかもしれませんが、
本人の内側にいる内なるドクターがいる。

そう実感させていただけました。
posted by スズキ at 14:15| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月11日

経絡を使って体をシンメトリーにするには?

身体公式のひとつに、「シンメトリック・ボディ」というアイデアがある。

シンメトリック・ボディとは、身体の左右対称性のことです。

ですが、突っ込みどころとしては、
人体は、シンメトリーなんかじゃないよ!
だって体内に在する内臓は右に肝臓があって、左に胃。
心臓は左側の肺を小さくするよう削る。
などなど胴体内部ではアシンメトリーな状態がほぼほぼだから。。。

と思うところもあるでしょう。

ただ胴体内部の臓器は、ゴムで出来たボールに水が入っていて各臓器が浮いている感じ。
臓器内部もですがその周囲も多くの体液組織で支えられたおかげで浮力が働くのですね。

実際は大腸を吊ったり卵巣を吊っていたりなどと幾つかの位置を固定しているところも。
でもそんな部分を感じつつも、宇宙空間を漂うかのようだと表現する人もいるようです。
そんな様式で臓器たちは全体性を保ちつつパッケージされているのです。

おもしろい見方だなと思いませんか。


施術前にお客様の身体バランスをチェックさせていただくときに、
ちょっと意外なことをいうようですが、
体のバランス全体を単純にシンメトリーかどうかという見方と同時に、
体内を通る経脈の伸張や緊張などの状態をイメージし観察するのがセットです。
厳密に言えば、完全には立ち方だけで即効で経脈の状態を即断するには危険で、
十分に取り扱いを注意しなければならなりません。
それは「私はこう観たんだけど・・・」と、
ついつい口走って確からしさの低い情報をお客様に伝えない、
ということに気をつけなければならないのですが。


それでも、実際の施術では、
先入観を入れない程度に見立てとしてそれを参考にしています。



経絡治療という12経絡の流れの情報をキャッチするアラームポイント等を把握することで、
その一本ずつの経絡線の区切りごとにチェックできる。
それは施術者として人の体の健康さ加減を推測するためには大変に都合のいいツールになります。

分析的に過去の先達たちが観察し情報を取りまとめた経絡知識が活かせるようになるのです。
それは膨大な経験則から導き出された経絡に関する知のデータベース化された情報です。

そちらを参照しつつ人体をみていくとすれば。
たとえば一本の経絡の状態を観るだけで、
その経絡の関連筋全体のコンディションをイメージすることもできますし、
機能的なダメージや性格傾向まで、そこに隠されているものなのです。

それは同時に経絡が幾本にも別れて機能分離してあるからこそ、
それぞれの経絡の専門性を高められるのですね!

そしてその機能分化された情報を統合させる司令塔となる脳内へと集めてから、
バランス感覚のいい総合判断を下して体の各部へとリアルタイムに司令を下す。
主に経絡は自律神経的な流れを読むというところに特化していそうに思えるが、
実際は経筋という経絡と筋肉の同体である性質から
姿勢の制御等にも関わってくる運動器についての情報もそこから読み解けます。


体の中の筋膜が癒着が進んだり
プロプリオセプションからくる神経系の誤作動等が生じれば、
一体それはどうなるのでしょうか?

たとえば体の中にある伸び縮み可能な筋肉や靭帯等の軟部組織へ
脳から「動け!」と命令が出ていたとしても伸びたり縮んだりと、
意のままに言うことを聞いてくれなくなるのです。

本来、
人体を物質的な建築構造体として脳は捉えており、
最良の安定した状態へと骨組み強度の高い位置に
ひとつひとつの骨をベストポジションへと設置できるように造られているのですね。
このときの様子は、五重塔を重ねてイメージするかのような左右対称性があります。

それが一番、無駄なエネルギーロスがないため、
生き抜くのに最善の選択をしていることになる。


体内の筋膜の癒着が進んで行ったり、
脳内に造られる自身の体を制御するときの元帳としてつかう体のナビゲーションシステムが管理したものの不備により。。。
それらから筋膜の癒着が発生したりしてなど、など、
それが元として生じた経絡ラインの描かれ方から左右対称性が失われます。




たとえば、下図の背中に膀胱経という経絡線を書いてみました。
本来、膀胱経は背骨を挟んだ形で左右対称に存在する経絡ですから、
左側の膀胱経の線も描くべきですが雑多になり過ぎそうなので割愛しました。
ただ左図のずれているほうの膀胱経を描き込めば、
アシンメトリーさが助長して感じられる状態になるでしょう。

右側図。こちらはよく標準仕様の経絡図を見ればこんな感じに描かれているものです。
左側図。こちらは右利きで腰椎部分がL字に曲がった方のパターンの歪みを描きました。

すると理想型の膀胱経をもつ右図と比較すれば、
全体的には描かれている経絡線の流れはそのままであるものの、
経絡線部分の一部が詰まっていたり、
別部分は引き伸ばされ過ぎて引き連れが生じている感じですね。

膀胱経の緊張と引き連れ.jpg


ちなみに、
実直に私がいつもしているような
筋膜の癒着が進んで骨と同じ程の硬化した組織化したものを緩めることでも、
対応するという手段、手法もあります。

個人的には、そこの技量を増して物を見れる力を自分のものにしたかったので、
そちらへと心血を注ぎまくってきました。



ですが状態によっては、
感覚受容器といわれる部分のクリアリング(加筆訂正などの改良)が進んでいけば
動きのナビゲーションシステムといえる固有受容器へ至る情報が
現実界と合致し始めて理想のレスポンスが取れるようにもなりますから。


つまり、目的はひとつですが、手段はいろいろあるものですよね。


それにより体の操作性を上げていくことで、
毎日がちょっと変わるという時間を積み重ねていく。
それによって傾斜した体を支えるつっかえ棒として使い込んだ筋膜の癒着も緩み、
そしていずれはなくなっていくこととなる。

その体の初期状態がかなり癒着が進んだ人には、
体の内側の状態は相当な複雑怪奇な状態にねじれや断層化した設定が幾多も入っているので。
そのような際は、固有受容器を改善させるにも時間が多くかかったり、
または本人が予測不能な痛みや引き連れなどの不快なブレーキがかかることが多くでてくる。
そのような場合は、ぜひとも、私どものような筋膜リリースのような選択もご検討を願えれば。。^-^
と切に願うものです。。。


私が固有受容器へとアプローチをする手技というと、
「アプライド・キネシオロジー」でした。。。
ちょっと不思議な狐につままれた感じの成果がだせるときもあって、
本当にいざ、、、いざ!!となったときに使うこともありますが、
そちらが私の本業的なものではないから技は知っていても磨きが甘い。
そのような自覚がありますから。
同業の先生方がそのようなところも甘受していただけるときに、
たまにつかってみるというものでした。

動き方で言えば、
たとえばフェルデンクライス・メソッドも、固有受容器へのアプローチをしていると思っています。
脳のプログラミングを改善させて身体操作が書き換わるという。
ほんとうにおもしろいなぁと思って、ずっと愛読しているのが、
フェルデンクライス身体訓練法」です。

固有受容器に語りかけるときに優位性ある変化を生み出すには、
実は交感神経優位の普段使いの私どもの戦うか逃げるかほどの、
体の各戦いや逃走に必要な筋肉へと過剰な血液を送る状態から離れたとき。
ていねいに、疲れる日々の生活をしている自分におつかれさま!といって、
脳波はα波モードに入っているときにだけ、
容易に固有受容器へ加筆修正ができるほど深いアクセスができるものです。


で、じつはここ最近、私が話を出しているボウエンテクニックという手技。
・・・私が、こちらを受けたときに、相当驚きました。

日頃瞑想をする習慣を持っていますし、
神社仏閣で気を静め、気の流れを整えるよう修練しているので、
自身の内側に起きる気の流れの変化には敏感なほうです。

実際に表す面としては、そのような敏感さを周囲に乱されそうな操作を受けるリスクを感じると、
完璧といえるほどの強固な壁やブロック築くという厄介な性格をしているため、
「鈴木くん、生きにくい人生を送ってるよね」と、とある先生に指摘されたようなところがある。

だからどちらかの先生の施術を一回受けるというだけでも、
踏み切ることができないという融通が効かないものでして。。。。



そんな私でも相当に勇気を振り絞ってボウエンテクニックを講師の先生から受けたときがあって。
そのときに驚いたところがありました。

勝手な個人的実感ですから一般性を保証するものではありませんが、、、
脳には固有受容器に至る前に感覚受容器のブレーカーも用意されていて、
そちらが遮断されて動きがぎこちなくなるような問題も創りだされます。

ですがけっこう頑なな自分の性格傾向までが身体の動きのぎこちなさと、
ほぼほぼ同列に扱われているんだなという感情面でのリリースが起きて。

このときには特定の筋肉部分の硬化が特定の感情をレコードしつづける、
ということは私自身の施術をさせ続けていただいてしっていましたから、
こういうことが起きているんだなぁ。。。
と興味深く観察をしていたわけですが。。。。。


すると、、
「まてよ?!
すると特定感情のリリースが起きたということは、
それに関連する筋肉が緩んでるって言うことなの?」

と、はっと気づいて、自分の体をチェックしてみたら、案の定。。。

まぁ、一回だけのセッションしか受けていないので、
数週間後には戻っちゃったところもございますが、
完全に元通りのネガティブなモードに帰った感じではありませんから。

進歩させてもらえたんだなと。  ^-^

その充実した感覚をもってボウエンテクニックの学びの場に足を踏み入れたのですが。


で!!



長い余談になりましたが、
実はボウエンテクニックの手技は、
経絡部分をムーブさせて固有受容器がいい感じに整えられるようシンプルかつ洗練されている。
ひとついえば、体をシンメトリーな状態へ移行させる工夫がたくさん含まれているんですよね。
体を深い安息の状態へ包まれるようにスムースに移行できるところとかも。





たまたま昨日、ボウエンテクニックをともに学ぶ方々の有志で集まり練習会があって。

その方々のなかで、
「やっぱり、このボウエンテクニック、実際にひとりでも多くの方々に体験してほしいですよね」
そのような気持ちでいる方々でした。
その有志の方々以外の人も、実際にボウエンテクニックを受けてみて、
自身の体でその不思議なよさに惚れ込んで可能性も感じられた方々で、
その感覚を多くの人と共有したいという気持ちが大きいのです。


そのボウエンテクニックのファシリテーターの卵の方々。
今は練習をさせていただく意味を込めて1000円ほどをいただきセッションを提供したいです!
といっておられました。
(ただ昨日の練習会の参加者の方の体験セッションについての詳細決定は、これからとなります。乞うご期待!)


ワークベッドが置いてあるレンタルスタジオをお借りするだけで、費用がかさむので、
実質、今だけの持ち出しの体験セッションの提供ということでしょう。

ぜひ、そのような体験セッションを受けられる機会があれば、
皆様、直接、まさに希少なボウエンテクニック体験をしてみてくださいね。
そしてできれば3回ほど体験していただいて、感想をきかせてください。



同じく学ぶたちばなさんが先頭を切って体験セッションの無料提供をしていって、
その後に、情熱を持ったボウエンテクニックのファシリテーターの卵の方々も続く。

ボウエンテクニックって、いいものだと身を持って信じているからそれを伝えたくなるのでしょう。

クラスの皆さんが、行き着く先には、すがすがしい風がそよいでいるようです。


posted by スズキ at 14:03| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月08日

体の改善の最良の友は、自己観察のプロセスを走らせるということ



施術をするときに、
お客様の体の状態をお伺いするときの意識として。

現状の体の状態を教えて欲しいという、
施術を成立させるために必要な情報収集をしようという考えもあります。

たとえば、、、
お客様がお見えになられたときに、私が、、、
「本日は、お体の状態ってどんな感じですか?」

「なんだか、お腹が痛くなって最近ちょっと呼吸も浅くなっている感じもして変なんですよ」
というように、お客様が述べられたとします。
お客様が現状で自身が気づく点について述べてもらうこと。
それが私にとって貴重な情報収集の手段のひとつですよね。

そして、通常はこちらから次に言葉を重ねていきます。
「えっ、それって、どういう感じなの。
もうちょっと詳しく教えてくださいませんか?」

すると、お客様の頭のなかでは、
ここ数週間から数ヶ月の自身の体を動かしてきた内容を振り返りだします。

「そういえば、こんな感じの具体的なエピソードもあったし。。。」
「いつぐらいから、不調感が強まったんですよ。」
「会社が超多忙の感じで、勤務時間が過密すぎるような気がするんです。」
「そういえば、対人ストレスもkこのごろ多く感じているみたいなんだよなぁ。。。」

と、お客様本人が、なにかを積極的に思い出してくれようとするときがあります。

自身の過去の状態を客観視する段階で、
その客観力が増せば増すほど冷静に考えられます。
まったくの他人に対してならば「こうすればいいもんじゃないか?」と、
かなり的確なアドバイスをすることができるのが人間です。
いままで長年生きてきた過程では、多くの知識や知恵や情報が詰まっている。
そちらをリソースとして活用すれば、
かなりのところが自己完結的に解決へ向くステップへ進めようとしてくれるのです。

現状の課題があることに気づき、
自分という人間を外から観ると、
大半の未解消の課題も解けます。

自己解決的に、ひとこと、
「そうなんだよなぁ。それじゃ、こんな感じの運動習慣、つけてみなきゃ。」
と自分の口からいっていただければ、
自分の思考過程で見つけた回答は大事にするという傾向があるため、
ひとつの大きな生活上の学びができて、
生活のクォリティを良くする選択を自らがしたことになります。
人は、自分で物を考えて悟って、そしてやってみたくなった欲求度の高いことしか、
アクションにまでつながらないことが多いものでしょう。

「そうしなくっちゃいけないなぁ、、、」と、気づくことも大事ですが、
同時に、
「あー、なるほど、そうすればよかったんだな!」と、ひらめくときが、もっと大事なんです。

自分が選択して納得したことじゃないと、やっていくに際して長続きなどしやしない。
それどころか、行動に移してくれるようなことはめったにないのです。

だから現状を自身で把握して客観視でき、
そこから気づきを得て、対処をひらめく。

そのような向上のサイクルが回りだすと、
反射的に、または習慣的に自己を変える。
そんな能力を身に備えたことになります。


施術で訪れたお客様に状態を教えて頂き、
過去に起きた様子を思い起こしてもらい、
観察から生まれた気づきをえるようにし。
そこから生まれるひらめきの改善プランをもって自発的に行動へと移していき、
自分の体の状態をさらに深く覗きこむ眼力を養う習慣が大事なのです。


もしも私が助け舟を出すという不遜な下心アリアリで、
「あなたは、運動不足ですから運動習慣をつけてくれないとこまりますね。」
といった不快なこと極まりないおせっかいなことをいわれたら。
私がもしお客様の立場ならば、
「ぜったい、こいつのために運動なんかしてやるものか!!」と、
意固地になって自虐的な行為に出るかもしれません。 ^-^;

それに耳が痛い正論ほど、わかっちゃいるけど出来ません。
耳タコになった言葉なんか、他人から投げられたら、
正直、凹んじゃいますよね。

すると結果的に最悪のパターンが待っています。
私自身、きっと気付かぬところで、
こんなひどいプレッシャーをお客様に投げてしまったこともあるでしょう。。。
あとで、「しまった!!!」と猛反省するような体験を繰り返しつつ、
まさに言葉の大切さと、施術者としての人格形成の必要性を感じる次第です。
まだ十分出来ているとは思いませんが、
しっかりできるようになりたいと願い、
真剣に取り組んでがんばっているところです。 m__m




つまり施術をするものとしては、
お客様が被られた体の負担が生じた事件現場を、
まず客観的に思い起こしてもらうことが大事で、
内省に至る観察を促す指示を出すのが
「本日はお体の状態って、どんな感じですか?」
というとっかかりの言葉なのです。

「そういえば・・・こういうことがあって、おそらくこれが原因かも。」
と過去を振り返り、
「それじゃ、こんな対処法があったかも・・・」
と未来に同様な自体が起きたら対処するための方法を学ぶこと。

それが大切だし質問の本質なのです。

ひとつのところだけに目が向いてしまうと、そこにばかり執着して他が見えなくなる。
一点だけを見つめてしまうフォーカスは、
現状を正確に捉えられているとは言えません。


現状の置かれている状況について理解しているつもりが、
過去の事象の一点にばかりフォーカスが向く傾向を持つ。
そのようになると過去に引きづられているし、
未来に意識が向かないままとなります。

そういったときに、すかさず施術者としては、
「そうですね。それも、なんだか体に負担をかけてしまって、つらくしちゃいそうですね。
なるほど、なるほど。
でも、それ意外にも何か関連しそうな問題ってありませんでしたか?
どんな些細な事でもいいから、思い出してみてくださいませんか!」
と、本人は「これっきゃない!」と思っているところの牙城を崩そうとしていきます。



こちらから新たに畳み掛けるような言葉をかけて、もうちょっと深掘りしていただこうと試みます。
すると経験上、あとひとつやふたつは必ず出てくるものです。
施術者が、「他には?えっそれ興味ある。もうちょっと詳しく言うと?」と探索モードの質問を繰り返すと、
ぼろぼろと驚くくらい「そういえばこういうことも、そういえばこういうことも、、、、」と、
堰を切ったように情報が出てくるときがあります。
そうなったら、しめたものです!


人は、自分の立場からしか物を見ません。
あまり視点を変えて多角的に見つめることはせず、
その人なりの独自の見方があるものです。
多くはひとつの目線で物を見がちなのです。

するとお客様自身が「これが問題なんだよな〜」と思うと、他を探求しなくなるのです。
そこが壁になって先に進めなくなる迷宮の入り口なのです。


そこの間口をもっと開放的に広く開けていって、
周りで何が起きているのか、
自分の内側で何が起きているのか。

そこを見つめ出せたときに、
今まであまり自分では発想していなかった原因も、
どっと多く口から出してみて、自分の耳でそれを聞いたとき。

本人的に「あっ、もしかして・・・」と、何かを見つけてくれることが多くあるんですよね。

そんなときに私の方で、
「いま、おっしゃっていただけたこと。言ってみて、どうでしたか?」
というと、


「・・・・・そうですね。
なんだか、今まではここが問題じゃないかなと思っていたところよりも、
別のこっちのほうが本質をついたクリアすべき課題だなと気づきました」

そんなように思考を拡散させていって、目いっぱい目の前に出させて見える化して、
それから分類して状況判断すればいい。
そうやって集約される過程で、
多くの自己客観視能力が身につけられるようになっていくでしょう。

なかなかここまでのコーチング的な質問を時間をかけてすることも稀ではありますが、
このようにできれば自己観察を自身で促す過程を大切にしていただければと願っております。



というのも、
多くの体の内側で繰り返される肩こりや腰痛など、
いつもの自分がいつものように繰り返される症状。

そのようなものがあると感じられる方々の中には、
自身の身の回りの客観的に環境を把握したり
感情の状態に気づいてみたりする振り返りの習慣を持たず、
自身で十分に対処できる知識や知恵を持っていても発揮できていないことが多いのです。

人は、過去の経験について振り返り対処例を考案することで、
未来に同様なことが起きても問題へと反転させないような改善能力を持っているものです。
振り返り、認知を刷新させる回数をいかに増やすようにできるか。
そこの活動に取り組む姿勢ができている人は、幸いです。

そんな人は「経験値があがってるね」とか「成長してるね〜」といってもらえますから。 ^-^



余談ですが、お客様のハーモニー体操の講師をしている男性ですが、
この内省力がはんぱない感じで。 ^-^
その自己の内側への探索モードに一瞬にして意識状態を変えられて、
自身の経験したことや感情等の内側の事象を描き出しておられます。

そうなんですよね、、、。

内省している際に、ただぼーっと観るのではなく、
自分がそれを見つかるのは、
当然だと信じきって見つける姿勢が大事です。
そんな気持ちで、
そこに焦点を当てたときの集中エネルギーは、たいそうなものです。
外から観ていて、ひしひしと、そう肌感覚で感じられてきますから。

私自身も、こうあるべきなんだろうと参考にさせて頂いております。

posted by スズキ at 11:56| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月03日

結跏趺坐から「左右揺振」するだけでは、十分に経絡が整わないようなとき

座禅を組むとき。

全生庵という谷中にある寺に参拝に行った際。
そちらでは参禅修行を受け付けている。
たまたまその時間にあたったのだろう。

多くのがたいのいい男性が集まり、
見る見る間に禅会場となる本堂がうめつくされていった。

各々、ストレッチに近い柔軟体操を初めている。
どの人を見ても体が十二分に柔らかく仕上がっているようです。

座禅を組むとき。
「坐禅の形をとるだけで座っているだけじゃないか。
それなら、別に柔軟体操なんて必要ないんじゃないの?」

そんな疑問が湧く人もいるでしょう。

通常、禅を組む前に「左右揺振」という結跏趺坐をきちんと組んだ後に、
体を左右に揺するという過程があります。

体の内側に経絡という自律神経系の調整力あるネットワークが張り巡らされています。
経脈には気が流れることにより、肉体的にも安定する状態へと至ります。
その肉体的安定性が、禅における精神的な集中・リラックスへと導くのです。

これは日ごろ体を動かす際の悪癖により、体の片側のみが特に使われる傾向があります。
利き手や利き足があるとなれば、無意識のうちにそちら側ばかりを使いがちになります。
つまり片側へと偏った身体運動の連続が日常生活の上で行われているのです。
体の左右をある程度の機能分化はやむを得ないが、
それが行き過ぎれば不自然な動きにつながります。
歩いているときに、左右の手足の出方がアシンメトリーになってしまうなら、
その四肢に気血を巡らせるために伸びた経絡が確実に縮む結果となるのです。
さすれば、片側の内側に在する経絡が筋の過緊張等で萎縮などからの肉体的不調が起きるでしょう。
そのままでの禅をしても、肉体的なノイズに気が削がれ、
自身の内面を内省する修行成果は実ることはありません。


そこで、まずは結跏趺坐を組んでから7〜8回も左右に体を揺するようにして、
経絡の左右差を解消しなさい。

「左右揺振」について『天台小止観』では、
「(結跏趺坐で手足を組んで)つぎに身体を正しくすべし。
まずまっさきにその体ならびにもろもろの支節を挺動かすこと。
7・8反をおこなうべきです。
自按摩の法のようにして、手足を差異がある状態のままであることなかれ。」
と解説しています。


禅僧の多くは、
おそらく日頃から自身の経脈を左右差をなくさせるような生活を心がけていたはずです。
するとこのような結跏趺坐をしながら左右に体を揺するだけで、
体内の経脈の状態も改善したのでしょう。

そして全生庵に参禅をなさっておられる方々も、
各々が自身の体内で縮みだした経絡を伸ばして。
体内の自律神経系の働きの乱れを正しています。

別に経絡がどうのこうのと硬く考えておらず、
体の節々を緩め筋肉のこわばりを緩めている。
それから禅へと取り組むほうが気持ちがいい。
そのような方々もおられるでしょう。


そしてそれら経絡がどこを走行しているのか。
各々の経絡は特定の筋膜を走行するものです。
つまり筋膜の状態が異常に硬く緊張していたり虚脱していたりなど、
正常な筋膜とはいえない状況であれば、
当然のように経絡上の問題が同時に現れるということになっております。

筋肉には、たとえば「大腰筋ならば腎経の経絡に関係する筋肉だ」というように、
筋肉ごとに一本または数本の経絡が通っているものなのです。

経絡の状態を改善するには筋膜の萎縮等の問題をどのように是正すればいいか。
そのようなアプローチ方法が見えてくるのです。

筋肉があるところに、経絡ありです。

肉体を透視下のもと見つめるならば、
その経絡が通る筋膜ラインは体表部に現れる部分もあれば骨に近い深層部に至るものもあります。

そして皮膚に近い体表部はある程度のセルフマッサージやストレッチで
筋膜部の緊張を解くこともできるかもしれません。

ですが体が生まれながらという器質的な問題があったり、
体の使い方の偏りが深刻であった場合で、
それが「深層の筋膜にまで筋膜の縮こまりが著しい状態」に陥ります。

その様態が厳しければ、
その筋肉に関係する経絡の状態が悪化して異常を示しているということを現します。
そして各経絡ごとに問題が起きればどのような生理的または器質的な症状がでるか。
そちらは先人によりよく研究されており、今の時代は専門的な資料も入手可能です。


そうなった状態の人を指導する際には、
「左右揺振」で自らを按摩するのみでは生ぬるく感じるのです。。。

ちなみに、以前は体内の深層筋が硬化が著しくて、
その部分に詰まりも感じることができなかった人。

そのような方々も多くおられるわけですが、
多くはその状態に気づかずに生活を送っています。

深層筋の硬化が進むときには動脈の位置がその深層筋にかかっている場所にあることが多く、
動脈の圧迫が同時に進んでいくと痛いとかかゆいとか吊れた感じとか緊張しているなどの
体内の深部感覚は少なくなるかまたはほぼなくなってしまいます。
実際はそのような筋肉部分は酸欠気味で炎症を起こして助けを求めているのですが、
痛覚神経等の血液を患部に送るための警報機が鳴らない状態を起こしております。
だからその状態に気づけなくなっているのです。

施術を受けるなどしてそのような状態が改善し変化するにしたがって、
以前は漠然とした自身の体の不調を訴えていたものが、
それがいつしか適切に経絡線に沿った形で

「ここの狭い部分がすごく気になって、気になって。
そしてここも、そうなんです。。。
うずいちゃって、この部分を伸ばしたくて仕方なくなって、
しょっちゅう暇を見つけては、こんな感じでストレッチをしちゃうんです」

という言葉がでてきたとき。

まさに目的の経絡がからんだ部分を含めたストレッチをしておられるんですよね。
ご本人はそのような知識はご存じなくとも、
本能的に体がどのようにして体をリセットせよというメッセージを出し始めたから。


そうなると私は安心します。^-^


自らを癒やすための方法を、
人は本能的なプログラムとして身に備えているのです。
ただその状態は気の鎮まる繊細な身体の分化をかなえた状態でなければ作動しづらいのです。

それが出始めれば、基本、施術を受ければ改善の加速はつきますが、
施術は受けなくとも自力でつねに前進していけるきっかけを得れたわけです。


自己治癒力は確かに人それぞれ持っているものです。
ただ、それは体の各部の気血の流れに沿った経絡の状態に比例しているように思う。
自律神経系に経絡はよく情報のやり取りをする目として作用します。
途中の筋膜の状態が悪化したような気血をせき止める箇所があれば、
その経絡のラインが断線したかのように情報を正常に送れなくなる。
すると絶妙なバランスで体を調整していく能力を潜在的に持っているといえども、
それが発揮しづらくなりますので。

治癒力も低下していくことになるのでしょう。

ただ実感するのは、
現実的にどのレベルまで深層筋が緩まなければ、
そこが私が理想する値まで動かないものなのか。。。

それは言葉に容易にあらわすことはできませんが、
私が施術を始めた際に想像した状態を遥かに上回る難しさがありました。
posted by スズキ at 10:24| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月31日

ボウエンテクニックという施術方法のモジュール2までの通し練習、してみました ^-^




数日前の私の休日にて。

私が今習っている「ボウエンテクニック」の練習台をお願いしていたお客様にお越しいただきました。
遠方から足をお運びいただきまして、感謝いたしております。

先年、コーチングスクールに私が通った際のトライアルも受けていただいた方です。
K様、いつもご協力いただきありがとうございます。 感謝いたしております。m__m



セッション前に、
「今日の不調は?」という私の質問させていただきました。

回答は、
「ちょっと前に、呼吸がしづらくなって、、、でも治ったし」
「ちょっと前に、・・・・でも治ったし」
というどこをみたほうがいいかというヒントを立て続けにいただけました。 
^-^
ラッキーです。


基本的に声の調子や、身体上の外観を観察すれば治ったわけではないと見受けられます。

ですが同時に自身でお体のどのような箇所に問題が含まれているかは
潜在的に察知している状態でもあるということですので。

ボウエンテクニックの施術中に副交感神経が優位な状態になったとき、
意識した部分への状態の改善方向への変化は起こりやすいものです。


ひとつを挙げるとすれば呼吸筋に関連する部分の負担は多いように見えます。

「ちょっと前に、呼吸がしづらくなって、、、でも治ったし」というのは
呼吸がしづらく思える状態から逃れたわけではなくて、
継続的に息苦しい状態が続くときにそれをそのままにしておくと次のようなことが起きているといいます。

脳は、症状があってもいつまでもその苦しさを訴え続けるわけではないんです。

苦痛を感じさせて緊張状態に精神を起き続けるよりも、
呼吸はしづらくなったがどうにか数日か数ヶ月もこの息苦しさでもやってこれたし、
このままで「生き残れる実績は積んだ」。
そうなるとこの常態化した生活状況を受け入れてしまったほうがお得だ。

そうなれば呼吸器が働きづらくなったネックから生じた息苦しさがあっても、
そちらへの意識を向けるよりも他にも優先的に体のケアをしなければならないところもあるし。。。
それじゃ、そちらへと注目して、息苦しさは放置したほうが賢明だろう。

そんな判断を脳はセレクティブにしていくのです。
生き残りに優位な方へと脳はなびきます。

サバイバルにかけては一流の判断を綱渡り的にやってのけるのが脳という側面があるのです。

息苦しい状態は継続しているので呼吸がしづらい苦痛を訴えるホルモンは脳に達し続けてますが、
脳がその情報に反応しづらくなるよう設定を変えてしまうのです。
すると「治ったような感じがする」んです。


でも、、、外的に冷静に体の状態をチェックできる者にとって見れば、
ありありと呼吸のしづらさを作り出している箇所がいくつも目につきますから。


・・・すると、「そうか、そうか。息苦しかった状態が常態化して脳がそれを感知しても反応をスルーするように設定しているのですね。」
というような見方になります。
おそらく相当、息を吸いづらくなっていた期間を過ごされ苦しかったはずです。。。

息苦しい状態の固定化は胸の位置を見れば分かる人には一目瞭然です。
私には息を吐ききった状態で体の姿勢が保持されたままとなり、
特に腹式での呼吸ができづらい状態になっているように見えます。
両肩の上がり具合と肩の前方向への回り込みがそれを表しています。
両肩が持ち上がっているのは、腹式呼吸がほぼほぼできづらい状態になったため
肩を持ち上げて胸式呼吸での呼吸をしようと必死だったという状態でありますから。

胸郭から喉周囲の硬結もけっこう散在しておられるようですし、
特に胸骨の前の部位の心臓に関する壇中の位置は緊張がピークに達して固まった状態に。


特に口に出してそのようなことは面と向かってはいいませんが、
しみじみ、そのように感じました。


基本、ボウエンテクニックのセッションを受けていただくためおいでいただいたのですが、
それだけで改善する状態じゃないというのは、わかります。
この時点で、ボウエンテクニックだけを練習的にさせていただいて、
その後に数日経ってから状態変化をお伺いするのが練習成果の正確な把握にはなるのですが。

そんなことは考えてられない。

そういった状況ですから、私の信条としては、ボウエンテクニックの後に、
ある程度のところまで改善させていただくような別の手技もさせていただこうと決めました。
そこはお客様にお願いされたわけではないため、我ながらおせっかいだなぁと思う次第です ^-^; 



ここからボウエンテクニックのセッションをはじめます。

ボウエンテクニックのテキストを見ながらのセッションでしたが、
環境音楽を背後に響かせながら
「2分そのまま安静に寝ていていただく」というボウエンテクニックの独特な間の開け方を守り、
セッションをしていきます。


「2分そのまま安静に寝ていていただく」って?

どういう意図があっての安息タイムなのかというと、
ボウエンテクニックのムーブという手技は、
体の各所に点在する感覚受容器に刺激を与えるところにあります。

脳内部には感覚受容器を通して得られた、自分像というものが存在します。
ざっくり言うと、、、
固有受容器という、、、説明がちょっとむずかしくなってしまうものを通して、
脳が体の各所を統合して統制して動かしてくれるものとなっています。

脳は体の状態を感覚器官で得られた情報を元に、
自分の体の様々な状態を把握し理解し判断するためのデータベースや
自身の体の認知に基づいた概念のようなホログラム的な像をこさえています。

脳はその脳内に起こした3次元ホログラム状になった自身を参照します。
それが元帳のようなもので、そこが基準になって体の各部の筋肉の動きや他の機能の発揮を、
統合的になせるようにマネージメントしているんです。


その自身像の3次元ホログラムが精密で十分なものである必要があります。

あまりにも大雑把であれば、どこに自身の関節があるものか筋肉があるかなど、
まったく実情にそぐわない状態で誤って把握していたり、
それ以前にまったく描かれてもいなかったり。
そのようなボディマップとしての自身の3次元に描かれたホログラム映像を元にして体を動かすなら、
どこに体の何というツールとしての筋肉や骨や靭帯等々があるかも大雑把だったり未知な状態らば適切な動き方はできませんね。
それに外界の幾多の状態を情報として適切に把握(インプット)できなければ、
適切で必要と判断される作業の量が判断できませんから、
行動(アウトプット)もしごくぎこちないものとなります。

ちょっと文章的にどう言葉で説明すればわかりやすいのかが、
いまだ見つけられていないので、
もし固有受容器について興味を持った人はネットで検索するなりしてみてくださいね。

意外に、、、私もそうしたら余計にわけがわかったようなわからんような、、、
というようなところに追いやられた感じがしていまして。

でもちょうどZ-healshの宮崎さんのセミナー等を受けさせていただく過程で、
言葉で表現説明するのはまだ難しいですが、
私の頭のなかでは概念像がひとつできあがってきたところです。
ある意味、宮崎さんが救世主的に固有受容器とは、、、というところを、
私に皮膚感覚で理解できるきっかけをあたえてくれたと感謝しています!

余談ですが、Z-healthの第二回目のセミナーが開催されるようです。
興味がある人は、下記をチェックしましょう ^-^
https://www.street-academy.com/myclass/26586?sessiondetailid=195007



ボウエンテクニックのムーブは、
大方は経穴に該当する特定部位を特別な接触の仕方で接して感覚受容器を刺激します。

その刺激をゆったりとしたくつろげる状態下で受け取ると
脳内に描かれた自身像の3次元ホログラムへ語りかけることになります。。。

そのときは極々ささやかな特別な圧で刺激を加えるだけでいい。
ボウエンテクニックでの施術中になされる行為を受ける際は、
普段のマッサージを受ける感じとは意識を変えてください。




もしムーブを受けて感覚受容器が刺激を脳へと伝えたときに、
自身を模して描いた3次元ホログラム像が描き方が足りなかったり誤った描き方をしていたようなとき。
その場合は、「あっ!描き方が甘かった」とか「えっ、間違ってるじゃん〜もーっ」というとかいわないとか。

そこに気づけたとき、
脳内での加筆修正をおこなう作業ボタンを押したことになるのです。

そのときに「2分そのまま安静に寝ていていただく」というお時間をいただくといいようです。

そしてこのときに自分像の3次元で描かれた映像を描き直したり描きこむ作業は、
しずまった意識の内側という安全な場にステイするときに、
自らの内側のドクターといえるような存在が始動してケアするのです。

ボウエンテクニックのセラピストは、
そのクライアントの内側にいるドクターを働きやすくなるような環境をお膳立てするだけです。
ファシリテーションするといえばいいのでしょうか。
そんな役回りといえるでしょう。




だから、、、。

状態を変化させようとするのは、
あくまでもクライアント自身です。





ちなみに情報を脳へと書き込み定着させるには
「2分そのまま安静に寝ていていただく」ことがポイントになるのですが。
正確に言えば、脳内の固有受容器が書き換わるのがもっと早く済めば、
さっさと次のムーブに進みます。
どうも書き換えが進まないなぁと観察できれば、
もう一度同じ部分へとムーブをしてみたり、
2分以上の安静にという時間延長を試みていくわけですね。


横たわっているときの顔色や呼吸するときの胸の動きなどから
リアルタイムにクライアントの変化が見て取れますから。
それでセラピストはクライアントの固有受容器の反応具合を把握していくのです。


だからクライアントの心身状態の良し悪しで、
そのときの成果具合も左右されるので、
一様に2分で十分だという見方では済まないことも多くあると考えるのがノーマルなのでしょうか。
ただ・・・そうなると、相当な眼力でクライアントの状態把握をつねに出来ておらねばならないし、
セラピストも初心者モードの時期があるわけで。
そうなると「とりあえず、2分待とう!」としていき、
やっていくうちに待ち時間を伸ばしていくほうがいい状態かどうか見極める力をつけていくのでしょう。




ひとまずは、
一通りのセッションを、つつがなく終了させていただき、
練習台をお願いした方にお立ちいただきました。

私が唯一有利な点は、
もとが施術屋さんですから、
立位を観た時点で重心の変化や呼吸の違いを肌で感じます。


初回のセッションでは満足できた点以上に不満足を感じた改善点ばかりが目につきました。

具体的な課題が冷静に得られたのは、
私と落語ファンという共通の趣味を持たれるお客様でして。
非常にリラックスしてセッションを進められたので
得難い観察力を発揮しまくれたお陰です。 ^-^



ボウエンテクニックのセッションをしたら、
そのままお帰りいただいて、
一週間程度後に2回めのセッションを受けていただく。
それがもっともボウエンテクニックの成果具合をみてとれます。
ボウエンテクニックの講師から、
そのようにお願いしようねとアドバイスを受けています、が。

ですが遠方から再度足を運んでいただくのは申し訳なく、
私も時間が取れそうで取れませんし、、、 ^-^;;;
再度のセッション依頼は口にだすこともなくスルーさせていただきました。

いろいろと融通する心も必要ですし。




練習台をしていただいた方のボウエンテクニックを受けた感想は、
察するに、
ボウエンテクニックの何たるかということをほぼほぼ知らないので、
初体験では「ボウエンテクニックというのはこういうものなのか、へぇ〜」ということで。
新たなものを認知した感じはあるにせよ、いいも悪いもないような。。。
感覚的には、ボーッとしていて終わったという感じでしょう。



ただ、、、先に申し上げましたように呼吸器系全般に呼吸筋関連がそこここが塊が激しくなっているため。
このままで終了ですというのではなく、
ショートバージョンの呼吸器周りのリリースをおこなうための施術をさせて頂きました。
自作の太めのてい鍼を使ったのです。

実はボウエンテクニックでは、ソフトな、、、
いつもの私の施術の圧と比べれば、
極々ソフトな皮膚をスラッグしてクリックとクリッとさせる程度の刺激だけの正式に近いバージョンでおこないましたので。


そのソフトでねむーくなる程度の刺激の世界から、
きっちりと神経的に炎症があっても気づけなくなった悪化した常態化が起きた部分を軽くソフトに自作てい鍼で触れた時と。

痛み具合の落差が、驚異的なものとなりまして。

もともと胸郭の問題が相当に深く内堀していっての状態ですから、痛みの質は明瞭に鋭い箇所が多いのです。



私の自作てい鍼を使った施術もずいぶん時間をかけてしていったせいもあってか、
「本日の施術はどうでしたか?」という、すべての施術の終わりの振り返りでは
「驚異的な痛みにびっくりした〜」というようにボウエンテクニックはどこへやら。。。 ^-^;


ただ呼吸面や立ち姿など、トータルで改善の質を見れば、ボウエンテクニック底力は感じました。


そして最後に、現在お通いいただいているお客様の施術を始める前に、
ボウエンテクニック背面部のリリースを全体執り行ってから施術の主題部に入るようにしています。
そのときに行なっているボウエンテクニックの圧は意図的にしっかりと厚めに「ぐぐぃっ」としています。

それは圧の質が大きく軽重の差がでれば、
重い圧がさらに際立ってびっくりするほどの重さに感じられるはずだと踏んでいてのことです。

案の定そのようになったものだった。。。

ということも、今回のボウエンテクニックの施術練習ではっきりしましたね。



K様。
いろいろ気づきの多い、セッションに付き合っていただきましてありがとうございました。
多謝!!!

^-^
posted by スズキ at 12:22| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月29日

自作ていしんの痛みを軽減するには・・・の研究中

最近、私が愛用しているアクティベーターのバネが弱くなってきた。

それで瞬間衝撃力が目減りしていったため、
あまりお客様用として用いなくなってきた。。。

新たにアクティベーターを購入するにも、
5万円を超える高額な器具です。
最近は使用頻度も高くないため、
再度の購入は躊躇していました。

ただし『どうにかつかえないかなぁ』と
工夫する姿勢は崩していません。

その一貫で
1センチほどの小さなネオジム磁石数個が手元にあり、
そちらをアクティベーター本体に磁力でくっつけてみた。

そして<パチン!>と、私の手首に打ってみたところ、
打感がいい。
手首の関節がネオジム磁石なしよりもよい感触だった。

へたったバネのアクティベーターのはずだが、
良好な結果が出てほしいと思えたからなのか、
不思議と調整圧として使える状態になっていた。
この改善理由は、自分にとってのプラシーボか、
それとも磁力がアクティベーター本体に加味されたとき、
なんらかのプラスとマイナスの電位から極性上の変化が生まれたものなのか。

実際は原因はよくわからないのだが、
わかっているのは自分の身体に変化が良好かつ大きく起きた事実だ。
非常にありがたいなと喜んでいます。

調整圧がちょうどいい。
すると明らかに関節の隙間に打ち込んだ際に、
関節可動域が広がって呼吸が楽になる。
そのような変化は敏感にわたし自身の身体は感じ取れるように訓練している。
そこでの精度は低くはない。
むしろ相当にそこでの状況や状態をかぎ分ける感性は高い方だろうと思う。

アクティベーターに磁力で付けたネオジム磁石の量や質や接着場所を変えながら、
最良なところがないか条件をわけて実験を繰り返してみた。


今は太めの真鍮自作ていしんで、太い自作てい鍼.jpg
神経系へのアプローチをメインに利用している。
実質、痛みに弱いお客様には喜ばれないのだが、
当初は想定していなかったほどの秘めたる成果が自作ていしんから見受けられています。

そのため施術上では、アクティベーターの使用頻度が低下しているのです。


ですが私が自分自身の関節のずれ等をちょっと改善しようという意図で使うのに
アクティベーターはかなり使い勝手がいいグッズでもありまして。
でも自分専用の健康器具に5万円越えは、残念だが見送るしかない。
そう考えて今後のアクティベーターの利用をあきらめていました。

そんな思いでいましたから、
ネオジム磁石をつけたらバネの弱ったアクティベーターも、
使えるようになったというのは、うれしい限りです。

強烈なネオジム磁石がアクティベーターにつくと、
なぜ調整能力が増すのだろうか?
その理由ははっきりとはせずに、
頭の中でいくつかの仮説を作るにとどまります。

強力な磁力が加えられると、
一時的にアクティベーター内のバネの切れが、
なんかの用件がそろってよくなったのだろうか。

または磁力線が影響する磁力フィールドに、
アプローチされる患部が入った際に
リリース効果が高まるというものだったのか?

仮説をいくつかたてるしかないのだが、
そのよな思索をしているときに

『まてよ、、、
真鍮製のぶっとい自作ていしんは磁石ではくっつかないのだが、
ネオジム磁石を活かすことで、リリース成果等が向上してくれないものだろうか。。。』

そんな視点で自作ていしんとネオジム磁石を目の前にして、
いろいろ模索中です。

希望としては自作ていしんでのリリースの時の、
神経系に状態の悪さがある際にだけ感じられる、
針で刺すような鋭い痛みの部分が軽減できないか?
本来的には痛みが麻痺して感じられない悪化した状態が、
自作ていしんで痛覚を呼び覚まされて血流をその悪化した組織の場へ届くよう、
やりくりしてくれるきっかけを作ってくれる。
そこに自作ていしんのすぐれたところと観る。
ただ、反面、神経系の痛みはわたし自身が自身に施してみても、
目の玉が飛び出るほど痛烈な痛みが生じるときだってあります。

そこまでの痛さは、
どなただって嫌なわけでして、
私だって嫌ですし。。。


自作ていしんとネオジム磁石の取り合わせで、
どうにかできそうなのだが、、、と思えたが。
何らかの科学的な裏付けがないので前途多難。

ですが自作ていしんの鋭い痛みのショックが、
ある程度まで軽減できたならばいいのだが。。。
特に幼い子供にも呼吸器疾患やアレルギー、代謝問題がある子も多く、
そんな子供たちに使用することができれば、
けっこう大人以上に成果がでるだろう。
そしてお体に負担があるご高齢の方や、
つらい疾患を持つ方々にも、
やはり体の内部の電気的な神経を伝う気の流れを
良好に通電させるようにしていけた方がいいのだが。

やはり痛みが強すぎるのでは、
どうも、、、かわいそうで、使う気にはなれない。

自作ていしんで数度も同位置をアプローチすれば、
毎回のように問題箇所の状態が改善されて痛みが軽減していく人が
9割以上のほとんどにあたる。

多くのお客様の経過がそのことを私に教えてくれている。
それを観ているから、自作ていしんを使う判断と使わない判断とでは、
私の胸の内ではかなり揺れ動くのです。
自作ていしんを使わないデメリットは、非常に大きい。
そのことを多くのお客様から教えていただいているところですから。

でも、それでも幼い子供やお体の強く弱っている方々には、
使ってみての負担を強いるというところに、どうしても目がいくのです。


もし、何らかの工夫をして、自作ていしんがさらなる快適性や安全性がもてて、
活用の場が広がればおもしろいのだが。

ちなみに、今のところ自作ていしんにネオジム磁石をどう取り付けてみても、
痛みの具合はさほどは変わりません。 =-=;
手持ちのネオジム磁石の種類を新たに仕入れてみて、
あきらめずに実験を繰り返す予定です。

ひとまずここは、がんばらねば。
posted by スズキ at 17:27| Comment(2) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月26日

目と三半規管(Z-healthセミナーを受講して)

先日、Z-healthのセミナーを受講してきました。


日本初上陸!《Z-HEALTH》 神経から身体の歪みを整える!
Z-HEALTHプラクティショナー兼現役プロアスリートの講師が
日本初上陸のボディメンテナンスの方法を指導します!

https://www.street-academy.com/myclass/26586?sessiondetailid=176339


そのようにセミナー参加中にも、独自の思考の波に揺られていたところもありますが、
セミナー講師をなさった宮崎さんが、
レクチャー用の教材を各種用意してくれたことにも感謝です。
非常に楽しい時間が瞬く間に過ぎました。
(宮崎さん、多謝!!)


ワークショップ形式で動きながら体の状態を改善させるエクササイズをいくつも用意してくれていて、
楽しい学びの時間が過ごすことができました。

学んだことの一部をあげると、
たとえば、、、、

■ ジョイントモビリティトレーニング:
脳がその部分をグレーゾーンとしか認識できなかった状態から、
関節部分をしっかりと認識させて動かすことにより、
意外なほどの全身の動き方へと影響が及び改善させられるという感じのトレーニングのこと。
今回は、足部関節についてのエクササイズを念入りに。


■ 三半規管と眼のワーク:
こちらのワーク用シートを利用して、
視点を一点に固定させつつ頭部を上下左右斜めに動かし、
眼が反射的に正確な固定状態でい続けられるかをチェック。
すると人によっては特定の方向へ頭を動かすときに、
うまく目標点に視点の固定ができなくなっているときがある。

その他、いくつものエクササイズを教えていただいたのですが、
私の印象に残ったのは、眼と三半規管のワークでしょうか。

先日、テレビにてボクシングを観ていた際、
「ボクシングの村田諒太選手が、ビジョントレーニングの効果で1.0の視力が2.0に向上した」
と、アナウンサーと解説者が話題にしていた。
そのことが頭をよぎる。

眼は、トレーニング次第で、視力向上って望めるのでしょう。
ビジョントレーニングって、自動車免許の更新前には私には必要そう。 ^-^;
そんなことを真剣に思うところでしたが、、、。



ただ眼の動き自体に、人それぞれの動きにくい方向性があり、
その方向へ向けた際に、おおよそ体の動きが制限が加えられ、
関節の可動範囲が縮んでしまった。

私には右斜が苦手だったように記憶している。
そしてセミナー参加をしていた他の方は、
別の方向に問題を感じていたようでした。

これでどのような事態が起きるかというと、
気付かぬうちに苦手な眼の動作はしたくないという作動ブレーキが掛かり、
眼球の動きに抑制がかけられる結果になるのでしょう。

以前NLPの本を読んでいたときに
「アイ・アクセシング・キュー」という
相手の視線の動きによって相手の考えや感じている事柄を把握する方法が紹介されていました。
視線の動きは脳の活動と密接なつながりがあり、
相手の心理を見抜く手がかりのひとつとなるといいます。

そこからも目の動きがトラウマのような過去の記憶が関連付けられてしまった場合もあり、
すると苦手方向に視線を操ろうとすると
あたかも経絡上のブレーカーが落ちたように力が入りづらくなったり、
まったく力が入らない虚脱へ近づいてしまう。
この動作を繰り返していくと、体が動きが悪くなるだけじゃなくて、
確実に気分が害されていくのです。。。

私が個人的に感じるのは、目は脳と直結している器官だから、
確かにそのような特異な影響を感知しやすくなっているのだろうとは思います。

ですが私が施術をして気づくところでは、
目と三半規管を利用した反射以外にも、同様な反射に似た影響が存在することを感じられます。

人間には、
その人が過去に行なったトラウマに繋がりそうな体験を通じた特定の動作をした瞬間に、
体が固まり制御不能にフリーズしたり、
筋肉が虚脱してしまうこともあります。

そして散見されるのが、
精神的な不安定さが増すような不安感が増幅して交感神経が優位な状態になる反応が観察でき、
同時にアレルギー反応や体の痛みやしびれまで発生させることもあります。
自律神経の乱れといわれたり、経絡上のブレーカーがダウンすると、
それらの不快な症状が起きるともいわれております。

そんなような問題もあるんだよなぁ。。。

目と三半規管の反射に、こういったこともなんらかの関連性があるのだろうか?
そのように意識して考察してみれば、面白い発見が得られるかもしれませんね。

目と三半規管の反射を通じた筋肉の硬化や虚脱反応の関係性をみるリトマス試験紙しとして用いれば、
脳部分過剰反応や誤動作への修正を加えられる可能性が増していく可能性もあるのだろう。
それは試験的に実験を繰り返し確からしさを確認できればと思うところです。


自分の内側で起きている「この動作をしたときに体調が優れなくなる」といった、
生理的な問題に起因する影響を超えた過去の体験から生ずる動きの制限について。
自らがそこに気づくことができるまで観察の眼を育てる繊細な気配りがあるなら、
相当な自己修正能力が発揮できるようになるだろう。
そのように、痛烈に感じました。

posted by スズキ at 05:07| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月20日

前斜角筋の骨化を緩めるには、、、どうすればいいのか検討中。。。

最近の研究項目のひとつとして。

頸部の斜角筋が深く喉の気管へと硬化がひどくなるケース。

お客様もそのような状態で苦しんでいる方も多くおられるのですが、
私自身も。
けっこう自分で斜角筋を奥の奥までさわりだすと、
驚異的な骨化した状態といっても十分通用するものが入り込んでいる様子が伺える。

体を半分前傾させた姿勢で作業をするケースも多く、
足場も不安定で、強力な腕力を発揮させますから。
施術中の多くの時間、
首が固まるような姿勢を強いていますから仕方なし。

ただあきらめてばかりもいられません。

斜角筋の名は、
後ろ側に<後斜角筋>、中ほどに<中斜角筋>、前側に<前斜角筋>のような3本の筋の総称。
後斜角筋は、少しの力を使って圧してもいいが、
中斜角筋は、危険な急所ですし、
前斜角筋にいたっては、多少の圧でもその痛みは突き刺さるほどに激しさがきつい。
前斜角筋はとなり奥にある気管を含め下手な圧仕方をすれば、容易に気絶させられるほど危険。

中斜角筋と前斜角筋の間当たりに胸郭出口の腕の神経叢があるので、
そこに少しでも強く触れたならば、
ビリビリビリッ!!!とひどい神経への衝撃的ダメージを受けます。
そしてその神経と首の筋肉の斜角筋が癒着して押すも引くもかなわずという状態に陥っている。
そのようなケースが、現代社会では蔓延していると言って良いのかもしれない。。。
江戸や明治大正の時代と比べれば、パソコンやスマホの関係で、
雲泥の差でこの部分に問題を生じてしまっている人が年々増えて来ているのだろう。

固めては相当なリリース困難な状態を生み出すのです。



最近では、真鍮製の自作てい鍼で少しずつ後斜角筋と、
非常に弱めた力で中斜角筋を解きやすくなりましたが、
前斜角筋は、骨化まで行けば今のところでは解法がわからない。

もちろん、私のできる範囲での多くの民間医療系の本を当たりました。
個人的に有効性が高いと思えるのは
オステオパシーのカウンターストレインやマッスルエナジーテクニックの頸部のリリース。
それは頸部を痛みなく解くという点で有効性が有力視できるところもあるが、
それは骨化まで進まないうちの筋肉ならば緩められるというのが限度でして。

筋膜リリースで担当できるところに限る呼吸器の問題では、
喉の詰まりや息苦しさを持つ人の中には胸郭の動きの抑制という問題が大きいが、
こころして頸部の奥を探る力を持ち合わせる人であれば、
同時に信じられないほど硬化がきつい斜角筋が喉、気管支を圧迫もしておるので、
斜角筋の周囲の胸鎖乳突筋や肩甲挙筋などなどと斜角筋が強固に癒着しているケースも散見される。


実際のところ、この斜角筋の骨化まで進んだ際の問題は、
個々の状態の差はあるものの、
首という自律神経の要所に矢を射るようなところから、
自律神経の関連でも広域に渡る影響が起きているはず。。。


実際、困っているのはお客様もですし、
私もこの斜角筋がきつくなりすぎると歯が悪くなったり耳鳴りがしてきたりなど
さまざまな手段を用いてそこに奥に密やかに紛れ込んだ問題部分がでるかどうか。
そのような境界線を、ひた歩くようなときには健康管理上気書きではないのです。

ちなみに斜角筋が硬くなって耳鳴りがするっていうのは、
斜角筋が耳下の血管を圧迫して起こす場合もあるのです。
そうなれば頭部への血流量が減少するわけですから、
決して気分のいいものじゃありません。
大脳新皮質への血液供給量が減少することへつながって、
思考力や判断力が低下してしまうのは、
私の場合、仕事をすすめる上で大問題です。

もちろんお客様のなかでも同様に斜角筋が骨化したほどの硬さに変わっていると、
首こりや肩こりや斜頸やその他の多くの問題を引き起こしてしまうものですので、
前斜角筋を含んだところで筋膜リリースでは適応範囲外だから仕方ないとはいえない。

第一、、、私自身、「これは、きついなぁ〜」と悲鳴を上げている一人ですので。

では課題の斜角筋の体軸に近い深部部分の骨化部分。
どうやれば、そこを緩めていけるのだろう?

とりあえず、意識を失うケースもあったといわれる前斜角筋を自作てい鍼で突っつく。
悲鳴を上げつつも少しずつ、着々と溶けて行くのはわかる。。。

だが、自身で体感してみれば、、、
さすがに、これは我慢してくださいねといえる範囲外だろう。
普段、新規なリリース箇所やリリース法を採用する場合には、
お客様にアプローチをする前に、
私自身に同様の部位を少し強めに自身にアプローチしてみて、
耐えられるかどうかを調べてからおこなっているのです。

ですから、お客様にアプローチをするときに、
ほぼほぼどのような痛みの質のものが感じられてくるのかや、
どの程度の手技が限界かを見定めていこうと試みております。

私の体の状態とお客様の状態は違うし、
痛覚の感覚等複雑な過去のトラウマ等の絡んでくるものです。
だから正確なお客様の身になって、
現状の斜角筋を解かれようとして苦痛加減を察知するのは難しいのですが。

ですがおおよそ私自身はお客様を解く前に、その痛みの苦労を知っていて、
同時に、そこが解かれたあとの快方の変化をも知っているのです。。。

一部の私の施術の取り組み姿勢を知っている方にはお話した事がありますが、
そうやって、危険負担を先に自身に役割として課していますから、
ギリギリの線まで前進させようという非常に手を出したくないが、
おこなわなければ放置でそのまま。
そこに気づいていなければ他愛もないのだが、
そこにどれほどの問題が潜んでいるか気づいたときには。
その難しいところを進んでいくための準備をして、
手探りで進んでいくしかありません。


そのようなことをぶつぶつと考えつつ、
できそうなことを徹底的にリストアップして、
実行可能なことを実際にトライして最適性の高いものを選ぶ。
ときとして参考文献があってそちらに直接手技が掲載され紹介された通りしても、
あまり私が求めるレベルの成果が得られないということが多いので。
そうなると私自身が直感で思いついた効率性は悪いが既存の手技に手詰まり感があれば、
試してみてどうなったのかを体験学習するしかなくなるので。

非効率的な、9割以上、失敗の連続に陥るというところまで、
手を伸ばすしかなくなるのです。 ^-^;;





話は脱線してしまいました。
ごめんなさい。

またまた前斜角筋の骨化部分をアプローチするには、、、の実験に戻ります。

ぶっとい真鍮製の自作てい鍼では、その当たる表面積が活きて後斜角筋はアプローチ可だが、
中斜角筋ではほんとうに弱い圧しかかけられず解けるにもまったく至らないし、
前斜角筋は、ほぼほぼ急所を保護すべきというほうが優先させるべき状況でアプローチは不可。。。
やはりカウンターストレインや誇張法など痛みを感じさせないものを採用して、
リリースに至らないがどうにか少しでも前進を繰り返すしかないのだろうか。



そのようなおり、
私の自宅に銀の丸棒が長さが不揃いなもの2本がありまして。
30センチの細い銀製丸棒と20センチのもう少し太い銀製丸棒。

なんとな〜く、削ってみて、
ていしん状に仕立ててみたら、大きいぶん電子量の流れは強力かも。。。
とはたと空想を膨らませまして。

同一経絡上を同時に触れて
その筋肉の硬化を緩める法。

もしかすると2本の凸凹コンビの銀製丸棒から作ったてい鍼からは、
電位差が見えないところで異なることがよい刺激効果になったなら。
(そんなように都合のいいことになる保証やデータはないのですが ^-^;)

思い立ってからは削りの仕事は散々やってきて苦ではありませんので。
てい鍼として呼ぶにはいかがな仕上がり具合かといわれそうなものを、
数時間かけて作りました。
われながら、雑な仕上がりで、初期のデザイン思想がなさ過ぎますね。

美的な存在かどうかは、いまは目をつぶるとして、、、。


そこで前斜角筋をボウエンテクニックで習うムーブのやり方で外皮から緩めていき、
それから前斜角筋の起始と終点に、それぞれの銀製のてい鍼をあてがってみました。

するとやはり当たり始めは痛みもなかったが、
5秒もするとてい鍼独特の神経に触るチクーッというまるで鍼で刺したときの痛み。
「うぉっちぃ」と、よくわからない叫び声を上げながら、
その痛みの状態を観察してみたんです。

すると血管に影響を受けているというのか、
一本のてい鍼を当てただけではあまり感じられなかった脈動のリズムに似た、
痛みの引き潮と満潮が起きるように感じた。
それも血流のリズムに合わせられてなのか、

終点のてい鍼に触れた部分がチクーッとすると、
起始のてい鍼に触れた部分が痛みを消し無痛へ。

次の数秒後、
終点のてい鍼に触れた部分が痛みを消し無痛へ、
起始のてい鍼に触れた部分が今度はチクーッと痛みだした。

それが繰り返されている。

そしてしばらくすると、両方の痛みがぐーんと増したかと思うと、
次の瞬間、無痛へと転じたように感じられた。


同一経絡上を刺激することで効果的に状態を良くするというアイデアがあって、
それは私自身もときどき選択するペインリリースの方法のひとつではあったが。

同一経絡上の離れた二点に同時に刺激を与えることで、
このような反応が起きていたんだと知って驚きました。

もしかすると鍼灸の先生方では当然のことだといわれるかもしれませんが。 ^-^;
私は、そのような仕組みがあったということは存じ上げませんでした。


しばらく前斜角筋部分をそのような形でアプローチをしていたんです。
特段、目的の筋の前斜角筋にマッサージを加える事もなかったのですが。
なんだか骨化した部分がいつもよりも成績がよく緩んだかのような気がする。。。

前斜角筋の骨化部分を軽く指で突かれただけでも、
信じられない程の痛みがでるのでリリースが困難。
それの数十分の一の痛み方で、
どうにかアプローチできそうなやり方があるのだ。
そこを手に入れ始めているのかと思うとうれしい。

ただ、まだまだこの程度のリリースでは、お客様に勧められるものではなくて、、。
しっかり私がリリースができていると判断する合格点には程遠いのが現状です。

そのようにして、
うず高く積まれた9割以上にもなる創作の失敗の山が、築かれていくのです。


ですが今回は、
以前から疑問に感じていた「同一経絡上の二点間を同時に押さえてリリースがなされる」という、
私自身も経験則的にそうなるものだとしか言えていなかったところが、
その裏側で起きている内容の一端を知る、ヒントが得られたことが収穫でした。







posted by スズキ at 16:44| Comment(2) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月16日

自作てい鍼と呼び続ける理由 ^-^

今月は、今年の1月に予約順番待ちに並んでいただいてお客様に
「施術の順番が回ってきました!」
というメールを書かせていただきました。

それで新規にお顔を合わせるお客様が多く、
私としては緊張の連続。

その緊張の内容は、、、。
新たなお客様の一人づつのお体の状況や状態、
それに施術を受けるニーズも大きく違います。

おおよそ一年も前の私ならリリースできない部位も、
おかげさまでずいぶん着眼して研究してきた部分は
がんばって解放することができるようになりました。

いったん一人のお客様に対して成果が見えてくると、うれしくなるものです。

更にその研究しようと考える視点を多様に広げてみたくなるものです。 




と、、、長い前振りのようになりましたが、^-^;

たとえば自作のてい鍼なども自分にとって使い勝手をよくするよう
使い方や小さな削りの変更などアイデアを付加させるようにしています。

ちなみに、、、
自作てい鍼の利用箇所は胸部の胸骨やその周囲の肋骨部分から始まりました。
次に脊椎脇の一側線や臀部の深層筋のリリースなどから、
腋下や鼠径部など。
数種の自作てい鍼を適宜そのアプローチに合わせて持ち替えて利用しています。
単純にマッサージスティックとは違う点が、
お客様の施術をしていくうちに目のあたりにすることが多く現れてきています。
神経系に対して、ビンビンと感じられるツーンと奥に刺さるように入り込む痛み。
ときには鋭敏な感覚をお持ちになられているお客様は、
「今、そのてい鍼を当てられるちょっと手前で、電気が流れたよ!!!」
とおっしゃっていただけました。



そのような言葉を頂戴いたしまして、一応のこと「てい鍼」のような機能もある、
という認識を持った上で「自作てい鍼」と呼ばせていただいているところです。

お客様から「別にてい鍼と呼ぶだけでいいんじゃないの?」といわれましたとき。
なんだか、いまだにそう呼ぶには、心理的に抵抗がありまして。 ^-^;

私がずっと「自作てい鍼」という言葉を使い続けているひとつの理由は、
どうも自作てい鍼づくりをしていて、自分の自作するてい鍼の仕事が粗くて。。。



<Rさん>というお客様から、
その方が丹精込めて制作した純銀製6センチほどのてい鍼をいただきました。
みごとに鋭利な気の流れがビームのように照射される逸品です。
その気の流れは私にも遠目で観て感じ取れますので。
一般の方には、気感を鋭敏に感じ取る感覚を持たれている人は少ないと思いますが。
市販のてい鍼では私はこのように評せられるものは、いまだ目にしたことがなくて。

世の中には、あるものなのですね〜。

持った感じは純銀という金属であるにもかかわらず
粘りを感じ手に吸い付くようで扱いやすいものです。
施術家のプロの方が触れば、欲しくなると思います。^-^

Rさん作の純銀製てい鍼.jpg



Rさんのてい鍼は非常に美しいスタイルですし、
仕上げ方も完成度が高く仕上がっていて、
観ていて気分がよくなるんですよね〜。

美術工芸品ではなく実用性のあるもの。
でも手にしていると、自身の体の芯が、
”スッ”っと延びて呼吸が通る感じで。

私には同じ材料と工具を持っていたとしても、
同じものは造れないでしょう。

自身でもいくつかてい鍼を作ってみたものの、
Rさんのてい鍼のような品質の仕上がり感は、、、。
皆無で不細工な感じでして。


私の自作てい鍼は、伊勢神宮しかり他にも名だたる神社仏閣めぐりを経て、
気の充実を促していますし金属内部に電子の流れが良くなる工夫もしています。
ですがそれに加えていつか私も美術工芸品のような型を持ちながらも
実用がたいそういい感じのものを作りたいですね。
おそらくしっかりと美しくなるほどの設計がなされておれれば、
施術上の成果も当然のように増すように推測されます。

そのようなてい鍼が作れたときに、
てい鍼づくりのアマチュアっぽい「自作てい鍼」という名を卒業して、
出世魚ばりに自分の作ったてい鍼にそれらしい名前をつけてみたい。
10年ぐらい取り組んだらどうにかなるんじゃなかろうか。 ^-^;;
posted by スズキ at 20:19| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月14日

ひさびさに大腰筋について

先日、フェイスブック等でやり取りさせていただいている理学療法士の山中さんという方から、
大腰筋について新たな気付きがあったと教えていただきました。

大腰筋の仕組みは、大局的に把握するのもいいのですが、
細分化して観察していくと奥深いものだと痛感している。


山中さんは私が観てレベルの高いことを気づき研究なさっておられるのです。
私以上に理詰めでの視野の深さもあります。 ^-^;

それもありますが、、、
やはり人それぞれ、自身の視点でそのものを捉え、
自分の体で実験して理解を体験化していく。
そのような意識の高い取り組みをする人は、
ほんとうに観ていてすがすがしく感じます。

そんなことを先月に感じつつおりまして。


そんなある日。
一昨日前、初回のお客様がおいでになられました。

かつて他院で受療した施術について大腰筋の筋肉の硬化緊張部位を触ったとき
思い出し語ってくれました。

「そういえば、長ーい鍼で、背中側から大腰筋へ刺したときがあったんですよ」

本格的に筋へアプローチする鍼灸院にお通いになられているということは、
つい先程の質問表を観て質問させていただいていたのでわかっていました。

するとびっくりしたことにお客様の体感は、
「大腰筋に鍼を刺されたとき以上に、腹部側から押されたとき痛いんですね!」

私、
「 ? 」

てっきり鍼で刺されたとしても、現状左側大腰筋のコンディションからすれば、
ど〜んとすごい衝撃がくるものだろうと思っていたのですが、、、。
実体験は違っていたようで、その仕組に関心を持ちました。

こちらの左側大腰筋の硬化が著しく腰椎の椎間板狭窄や胸椎の傾斜を創りだし、
多くの不調が引き起こされるだけのパワフル筋でしたので。
それに私が触ったといっても本当に大腰筋の痛い部位はさほど押しこむような圧はかけてない。
指先で50グラムほどの圧で触るだけの状態確認をしただけなのですが、
お客様には「えっ、こんなに痛いところがあったの!?」という大発見。

いきなりこれほど強烈な炎症を持った部分を強圧したら、
生涯のトラウマとなりそうです。

けっしてそこを狙っているわけではないので、
かなり控えめなアプローチをしているのです。


ですが、、、
鍼で腰部から大腰筋をアプローチされたときには痛くなかった、という体験を持たれておられる。

「さすがに、○○鍼灸院はやるなぁ」


腹部側からのアプローチでは、仰向けになって横たわっていただいているときに、
脚部を私の膝に乗せていただく形をとりカウンターストレインをしているんです。
いつもこの状態で腹部を押すと同時に大腰筋を緩めている操作をしている。

大腰筋を緩めるカウンターストレインのホームプログラムは、
下記URLの(2)のような姿勢となります。
http://bodywork.s73.xrea.com/member-site/kaunter.htm


実際はこの操作を先行して調整を加えていくことで、
強烈かやや強いような大腰筋の過緊張性炎症を持つお客様がいても、
痛みを軽減させ( 大難が中難、中難が小難、小難が無難 )になるように、
それとなく痛みの感じ方を軽減させる工夫を加えていっております。
ただ実際には大難状況では、
すでに筋硬化が進み過ぎると痛覚麻痺状態で痛みが感じられない自己再生が困難な状態のこと。
その部分をカウンターストレインで筋肉のリリースを図ることにより痛みが感じ得る程度まで、
緩ませることにすることができます。
私の触った際の大腰筋への痛みが明瞭だったのは、
そのような仕組みからだけだったのだろうか?





大腰筋の過緊張が続いて硬化萎縮している方の状況についてもう少し突っ込んで考察すると。。。

アウターマッスルがもともとが相当柔らかいタイプで、
体の外側の筋肉が硬化してそちらでつっかえ棒やらサポーター役をしていただけない。
その分、補完としてインナーマッスルの代表格である大腰筋に頼り硬化が顕著に強まる。
そのような状態が体質的に設定されている方もおられます。
そのような体質の方がお見えになられる割合は、1割ほど。

そして状態のつらさが大きさが進んでいるとき。
体が柔らかい人に起こりやすい胸椎に至る脊椎の歪みが観ることができます。

この状態となる場合、
他にお通いいただいていた同様な状態のお客様からつぶさに体調の様子を聞くと、
とにかく周りの人と比べたら体の疲れが抜けにくいのが困るんだ、といわれます。


大腰筋という筋肉は、「腎経」の経絡に属する筋です。
【 腎が精を司る 】ようなところがあって、
腎経の経絡上の筋肉が硬化萎縮が著しければ精力が弱化して虚弱へと転じていく。
腎臓や副腎への負担増加もあるのですが、それ以外のものも考えられます。

それは肉体の生理的な実態上としても
大腰筋とは左右から同一テンションを腰椎にかけて引っ張るることで、
垂直に腰椎を立たせる作業を担う筋肉です。
大腰筋の左右の筋肉の張り具合が偏れば腰椎が垂直性を失います。

それって、
雑誌や本を数十冊も紐で縛ったときに縛りが甘くてまとまりがない状態と似ているような気がします。
本があっちにこっちに崩れてしまうのを、必死に押さえることばかり気にして運ばないといけません。
実際にこのようにして運搬をすると非常に疲れるものですよね。

ただ人体は構造上、
そんなにもぐらつく腰椎の更に上にいった頂上に頭部という重りがある。
垂直な腰椎であれば、頭部の重りは脊椎のテンションをあげるに役立つ。
だが歪んだ腰椎であれば、頭部の重りは脊椎の湾曲等の歪を強める悪影響を及ぼします。

腎経の経絡上の筋肉が硬化する進度に比例してそうなるのですから、
それが進行すれば調子が振るわなくなりますし、
それの進行を遅らせたりまたは大腰筋等の腎経をいい感じに仕上げれば改善してくれる。
ほっと一息つくことができるようになってきます。

簡単に短期間にそこまでたどりつける保証はありません。
それは各自、体の状態はそれぞれが違いユニークなもの。
ただし、つらい思いを継続してきた人にこそ、
ちょっとほっと一息入れることができればな。
そのような気持ちがしてきます。


もちろん腎経のみが問題があるわけではなく、
脾経や胃経や、、、とさまざまな問題も含まれていると観ますが、
それらは現状でも鍼灸院にお客様はお通いいただけているようで。
詳細はそちらの先生方にご質問いただけたほうが見識も深くわかりやすく安心でしょう。


たとえば
少しずつでも左側大腰筋と同時に少したるみ気味の箇所が増えている右側大腰筋の拮抗を取る。

もちろん股関節をはめるための外旋六筋と大腰筋の筋の状態の連動があるため外旋六筋や
それより下方にある脚部のこりを優先徹底して緩めることも下地作りに必須です。
この下地が出来上がる状態であれば、実はその上に乗せてある体の各部の歪みも、
歪ませ続ける理由を失います。

そのような状態へ移行させていきましょう。

脚部や骨盤部等の不調の本体を緩めてから施術をすると、
成果が定着しやすくもなります。
高価な施術を受けたのですから、
効果の行きつ戻りつの体の不安定さを減らす自衛努力もしてみたいものです。

ただ、現状の自分にあった身体運動についてなにが適切か。
それは体調が思わしくない場合ほど、
数手先を読まなければ長続きできないようです。

運動途中で、不安が増す体の痛みや不調が生じてきたとき、
そのようなときは、基本は早々に取りやて様子を観ましょう。

数手先を読むにも実際に体の状態をどれだけ深く見通せるかが大事です。
そこが一般の方の場合は、難しいときもあります。
意外に私やフェイスブックでお世話になっております理学療法士さんの山中さん等々、
日頃から自身の体を実験材料として、
地雷を踏んで爆発させつつ失敗を繰り返してつかんだものは役立ちます。



頭だけの理詰めで「それは止めといたほうが・・・」というのではなく、
わざわざなぜそれを止めたほうがいいのかを知るために、
それを実践して自身でそれを体験してみるようにしているのです。

私自身の体とお客様の状態とは設定は違っています。
ですから正確には当たらないところもありますが、
少しでも共感的にお客様の状態を把握する努力をすることで、
同時に解法も探っていくわけですね。  ^-^



また大腰筋の片側か両側の変位が強い場合ですが、
元が股関節のはまりが大腿骨を内旋させる筋肉が力を持ちすぎているときがあります。

そのようなとき。

「大腿直筋や外側広筋を使わない立ち方ってどうすればいいのかな?」
といった自問自答をしてみます。

それも、、、
立位で両膝の間に弾力あるボールやタオルを厚みが出るよう重ねてみて挟み込み、
内転筋が効いている状態を確認しつつ模索していくことが大事かもしれませんね。
この挟み込む力は実は挟んだものが落ちるか落ちないかの微調整を続ける状態で。

さほど負担がかからないやり方ですが、
脳には中心軸を作る経験として感じられるでしょう。

意外に徹底した筋膜リリースを受けたあとには体の制限が低減した状態で可動域が容易になる。
そのようなときが一番の身体操作学習の好機です。 ^-^
posted by スズキ at 11:23| Comment(4) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月06日

更に改良した自作てい鍼

先月初旬、
ぶっとい真鍮の丸棒を削りだして、
真鍮製の自作てい鍼を制作しました。

自作てい鍼自体の重さを活かしたかったため、
削る部分を最低限にして太いままにしました。

確かに、、、
筋膜リリースをこちらをマッサージ棒のようにして使うと、
とてもよくリリース出来てしまう。
今まで使っていたグッズのなかで、
これはまたダントツに威力がある。

その点は、予想した以上だ。

だが、丸棒状のままでは握りづらくて手元から転げ落ちそう。。。
相応に木刀等を振る際に手の内を作るよう修練しているものの、
施術では気が遠くなるほど強い疲労感もともなう場合が多いため、
少し小さめなものであるだけ落としそう。
このままではお客様の上に危なっかしい。

そこで仕方なしに、少しこちらのてい鍼の周囲を少しずつ削りだし、
側面に筋目を入れるようにしてみた。

太い自作てい鍼.jpg
(このてい鍼。見た目は悪いですが、何度も工夫を重ねて作っております)


そうすると握りが安定しだして施術成果もグンと上がってきました。
その好変化は予想以上だったからうれしいものでした。



たとえば、起立筋脇の一側線という背骨の左右数ミリのところにある部位の起立筋ライン。

こちらが固くなっている人は、
呼吸がしづらくなっていたり、
腰部ならば腰痛や消化器に負担がかかるし、
胸椎部分であれば循環器や呼吸、免疫系にも悪影響が出る・・・。
この一側線の硬化が進めば自律神経系にも
悪しきコンディションとなっていることが当然のように予想される。
脊椎から自律神経の神経ケーブルが脊椎ラインを通して流れ、
それらの神経ラインは神経根という穴からでてくるものです。
それが強烈な第一側線の起立筋群の癒着やそればかりではなく、
その下に位置する靭帯部の癒着は非常に神経根の穴を狭めます。
それがたたって脳から体の末端までの情報をかき集めたくとも
第一側線のしこりも神経根から分岐した自律神経の神経ケーブルは
過剰な引き伸ばがなされたままにされたり、
または萎縮が根付いて詰まらせたままの状態にまる。
あとは何らかの問題が起きそうだということは想像にお任せいたします。

自律神経の症状は、ほんとうに人それぞれ、出方が異なるので、
それを網羅して伝えるにはページがいくらあってもたりません。


ただこの一側線という背骨のすぐ脇の部分は、
お客様のその部位がひとたび固まれば施術者の指で押しても跳ね返させられて掘れるものではなく、
弾かれる。
多少の刺激は入れられるだろうが、
それが向上的な数日も続くようなリリースにつながる成果はない。

それが私がいつも使っている大きめのブロックでは、
相当に使いこなせて手足と貸してくれているものだが。
ただ大きめな重さが3〜5キロもあるブロックで、
ミリ単位に狙うポイントを緻密に設定したとしても、
道具が最適ではないためうまく奥に届くことはない。
大きすぎるブロックでアプローチをしても精度が悪く、
それだけではなく圧する際にリスクが高まるので出来はしない。
間違って棘突起を強く押しすぎて骨折でもさせれば目も当てられない。

そのような危険箇所でもあるから、適度に安全な圧で、
深層まで緩ませようと言う質の圧はかけることはできない。

ちなみに、それは私だけの残念なところではありません。
私の知り合いの非常に多くの施術院の先生方も同様な悩みを持っておられる。
かなりの難問でもあるのです。


それが今回施術用に作ったぶっとい自作てい鍼では、
少しだけハニカム状のイメージに近いラインを入れ使い出したら、
私がまさに計算し尽くして狙った方向をぴったしと捉えてくれた。
ここに至るまで、さんざん重量あるブロックを自在に使う訓練をして施術をしたおかげで、
ほんとうに自分が思った圧の強さと方向などが絶妙感が増してきた。

それでここ数十年以上、どうやっても解けなかった部位も
サササッとリリースの手が入りだすようになってきました。


そしてその他特筆できるのは、
股関節の深部の外旋六筋やそれに相当する臀部奥の筋肉に、
的確に圧が掛けられるようになった。
この部分は手の指で解いたり肘でとこうとすると、
私が作った自作てい鍼の数十倍も痛みが強く出る。
それでアプローチするにも十分得といえる程は整えられないものであった。

深層筋をリリースするというところでは、
結局はすでにしこり化した部位の筋肉は、
すべてが激しい炎症を持っているものだ。
部分、しこり化が進んで血流が極端に悪くなれば、
状態の進行が進み最悪といえるような麻痺となる。
だがそんな麻痺した部位も、やがて血流が戻れば、
激痛を感じるような筋膜の部位が露呈してくるし。

確実に筋膜リリースをして、その成果を毎回、うず高く積み上げていって、
最終ゴールにつくというのが目的だが、
十分なリリース深度が整えられていない施術では、
結果的に解かれてもすぐまた同じ程度の硬さになるか、
かえって解き方が局所的で計算が行き届いてなければ、
身体上の歪みが増幅するような事にもなりかねません。

だから私個人の印象では、
最近は相応に厚さのでた筋膜の癒着部もサササッとか必死にかがんばって解くのだが、
重量感ある自作ブロックを使うようになって成果が安定して出てくるようになった。
だが重量感あるブロックをてこの原理でうまく加圧して入って解き進めたのだったが、
そのブロックでは細かいところに定点的なピンポイント圧がかけづらかった。
それも英字の「J」の字を書くようなJ(=ジェイ)ストロークなどはムリ。

実際に「ここでJストロークできたら、一気にこのトリガーポイントを打破できるのだが」
というときもあった。

それが今回、太めの自作てい鍼自体を使い出してから、実に思い通りに事が進むのです。

これでまた、数カ月前より、倍もリリース深度が整えられた感じを、私的には持てます。


そういえば先日、
知恵泉に東尾理子さんが出ていて。
「最近のゴルフはゴルフクラブの進化がすごくて、
そちらを積極的に取り入れてアドバンテージを得て戦うんですよ」
というようなことを言っておられました。

彼女はゴルフメーカーが新開発してくれたものを使うユーザーですが、
私は、自分でひたすら自分のやっていきたい望みの仕事を叶えてくれるようなものを、
自分で作っていく感じになっていて。。。

確かに医療器メーカーが出しておられる、
私にとって便利なグッズを購入して利用するのもいいのですが、
究極は自分の仕事は自分にしかどこにどのようにしたいのかという欲求は伝わらない。
するとおもいあまって、
ときどき「なんで私は、いま、一日かけて真鍮にヤスリがけをしているのだろう」と、
我ながら怪訝な思いになるときがあります。

自作に着手したときに、
最終的にどのように使えるかというしっかりした想定ができていればいいのですが、
どこにも自分が望むツールがないようなときには設計図がなくて参考になるものもないので。。。
ほんとうに迷いつつ試行錯誤して作っている感じです。

そして作り終えて使い始めていくうちに、
徐々に修正をかけていけば使えそうだったら使うし、
どうも没だなと思えるものはお蔵入りになりますし。

けっこうお蔵入りにしたものがあるのです。
不思議と経費を多大にかけたもののほうが
お蔵入りになっていますね。 ^-^;

そんな残念なように感じるときにはアドラーがいう勇気のひとつ、
「失敗する勇気」という言葉を思い出します。
それは、成功するまで挑戦し続ける勇気が必要だということです。


今回の太めの自作てい鍼は、
私に多くのリリース深度をあげるきっかけを与えてくれるようになり、
そして深層筋を、今まで以上にひとつひとつを分けて整理して扱えるようにしてくれたと同時に、
繊細な内部感覚を持ったお客様には「ここを本当に解いて欲しかったんだ!」という部分が解けた。
それ以外にも文字通りの深層筋リリースへ進むことで多大なメリットも生み出すことができるように。



posted by スズキ at 16:54| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月05日

ボウエンテクニックの練習

個人的なお話で恐縮ですが、
「ボウエンテクニック( https://www.japanbowen.com/ )」という手技療法を
学びに行っております。

ボウエンテクニックの施術法の基本部分は学びやすく、
施術上でも受けるお客様への危険性が他の多くの施術と比較しても非常に少ない。
おこなうほうも安心してセッションをすることができます。
いつもならば重い腰が上がらない私が学びに行こうというのも、
今後の私が必要として考える重要な学びがそこにいけば得られるのだと感じ取ってのこと。
私の直感的触手が、他の手技療法の講習会ではあまり感じられないような力を感じました。

実際はボウエンテクニックほど、YouTubeで映像によりやり方が紹介されている手技はない。
多くの映像をダウンロードして見たのですが、
なぜ、これだけのことで体が作用するのかが。
真似してみて手技をしてみても、
さっぱり、、、有用性が実感できないのです。

狐につままれたほどのことでしかわからないのです。

ですが多くの体験をした者たちはそれを学び、
自宅で家族におこない、または施術所でセッションをしている。
ボウエンテクニックだけの施術院は海外でも少ないようなのだ。
だがそれでも私が習っている講師の方はボウエンテクニックを一本でやっているといいます。

おそらく体験をしてみなければ、
どのようなことがボウエンテクニックというクライアントにとって内省的な不思議な体験を、
実感を持って感じ取り理解できるものではないのでしょう。

私もやはり、実際に体験してみてその日本におけるボウエンテクニックの将来性を実感した一人です。



そして数日前に、
ボウエンテクニックの同期で学ばれているロルフィングのたちばなさんのところへいきました。

彼のソフトな手技の骨へのアプローチは、
私がボウエンテクニックを学ぶ点でも多くのヒントが含まれて参考になります。
それ以外のところでも
たちばなさんの身体に関する難易度が高い文献に当たり
慎重に自身の考えを証明する記述を探しだそうとする姿勢や、
自身で研究心をたくましくして変わり続ける野太さに勉強になるところが多く、
施術を受ける時間を割いていただいております。

彼いわく、
ボウエンテクニックを練習なさるため、
多数のセッションを積んでいこういう。
そのため一ヶ月に一日ほどと日を決めて、
無料セッションを受け付けているんだとのこと。

そして私のセッションが済んだ後が、まさにその日であったようです。

たちばなさんの手技とボウエンテクニックとの相性はよくて、
日頃からも自己のセッションの中に一部取り入れておられるようで、順調に熟達しておられます。

彼にボウエンテクニックのセッションを受けることができれば
とても幸運な人だと思います。
日本では、その新しい可能性の高い手技を受けられるチャンスは限られています。
先入観なしに受けてみて、心身に起きた変化を感じ取ってみてください。
初回では頭がぼーっと意識が遠のいた状態で明瞭さが失せるものですが、

3回ほどもセッションを受け続けられれば、
多くの方がそのなかの変化を実感しだして、
海外ではボディメンテナンスの一つとして定期的に通っている習慣を持つ人もおられるようです。

おそらく多くの体験者が生まれることが、
ボウエンテクニックの周知されるきっかけを産み、
同時にそれを受け続けて体調管理に役立てようと思う人が増す、
地道かつ確実なアクションとなるのでしょう。


私も、ここは負けてはならないということで、
私も少しずつペースをあげて練習をしなければと。

若干一名のお客様に練習台のお願いをしたところです。

いまのところは、あくまでも控えめなものですが、
他に関わっているところが一段落がついたら、私もたちばなさんのように。
という気持ちはあります。 ^-^
posted by スズキ at 08:37| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月17日

目新しい施術方法の周知法は、とにかく地道に体験してもらうところからでしょう

個人的なことで恐縮ですが、
いま、『 ボウエンテクニック 』という施術の方法を学べる講習会で受講中。

ボウエンテクニックという施術について、
日本では今知っておられる方々は一握り。


個人的な見解ですが、
知られていない施術を受け入れて浸透するには、
未知の世界へと関心を持って取り組む人たちの、
広めるヴィジョンと行動をともなう真剣な決意が鍵でしょう。

目新しい新規な施術方法であれば、
よほどしっかり周知させる広報活動を積極果敢にしてみて。
それはメリットが直感的に伝わってくるメッセージによる。
それ以外については、スパムメールにも等しいわずらわしいものとして感じられることでしょう。

自分に益を痛感していない情報を取り込もうと、
自身の貴重な時間を使おうとはしないものです。

人は「優先順位の高いものであるか、低いものであるのか」を厳密に設定しています。
人には分別があるがゆえに、かえって自身が取り組む門戸が狭まることもあるのです。
自分にほんとうに必要なものと直感したものに対して
勇気を持って取り組むという無分別さでチャレンジができること。
そこから新たな突破口を開くきっかけを得られることもあります。

ただそのような直感が働くことは、極々まれなことでしょうから、
新たな耳慣れない施術法に飛びつく人も少ないことはわかります。
それゆえに、ボウエンテクニックへの優先順位は、あがりづらい。
ただ実際にボウエンテクニックの講習会でデモセッションを体験した鍼灸学校を通っている男性が、
それを受けた際の自身への反応の興味深さから鍼灸学校を休学するという話が出ているそうです。
それはボウエンテクニックがすばらしい魅力があるものだということをあらわすエピソードでしょう。
ちなみにその鍼灸学校で学んでいた男性は、
ボウエンテクニックの講師の学友だというだけで「ボウエンテクニックって、どんなことをするのか?」
という予備知識がまったくない状態で連れてこられたようです。
「僕はただ、このベッドの上で横になってればいいんだよね?」と、
すこし不案内なところへ来てしまった感を拭えませんでした。
それがリラックス状態に早々にいたり、
10分もしないうちに深い寝息を立て始め、
後にまでそのときのセッションを受けた際の印象が残っていたようです。

だから実際、
体験すれば今後もボウエンテクニックの受けたいという優先順位はランクアップすることもあるんですね。

反面、私が知るなかでもボウエンテクニックほど、
実際に受けてみてみないと真価がさっぱり伝わってこないものも少ないでしょう。

私がいろいろな施術やセラピーを知る中でも、
実際に受けて「 体験知 」から、
自身にそれが必要かどうか判断してもらいたいセッションの筆頭じゃないかと思います。


そういうものって、
ある一定の人数がセッションを受けてその評価の星(☆)が高いと実力が認められれば、
SNS等で周知性も伸び浸透することもあるでしょう。
そのある一定の人数まで、体験知 を得ていただけるきっかけづくりをする活動をする。

それこそ、地道などぶ板選挙ではございませんが、
ことあるごとに、プライベートな状況下でも体験知を皆様に持って行ってもらうキャンペーンをしていこう。
そんな草の根運動から始めようと腹をくくるのも大事ですよね。




そのように考えるある日。

私は施術の場で、ボウエンテクニックの手技技術を適宜取り入れてはいますが、
本格的に待ち時間をいれておこなうボウエンテクニックの流儀の通りにすることはほとんどありません。

それがつい最近、私がボウエンテクニックを使うきっかけがありました。
施術者仲間のご自宅に用事があっておじゃまさせていただいたときのことです。


すると、家主がお体の悩みがるとおっしゃられます。

どういう状況かといえば、
かつて起きたことがない不正出血が起きたため、婦人科へいき、検査をうけたそうです。
不正出血は数日すれば改善することもあるから様子をみようという診断となりました。
私としては婦人科へいきなりいかなければならないほど、
相当深刻な状態だったのだと知り驚きました。

私がその方のお顔を拝見すると、
貧血の状態は即座に読み取れる。

「それではお大事になさってください」
といってそそくさと帰宅するのでは私も心配ですから。

習いたてのボウエンテクニックを使い施術を受けてもらいました。

ただ今はまだボウエンテクニックを習いたてですから、
それだけで私が納得できる成果がえられるものではありませんし。
それで日頃使い慣れて成果を出せるオステオパシーのカウンターストレインやポラリティセラピーなど、
道具を利用せず対応できる手技療法をいくつか混ぜて用いてセッションをおこないました。

ただ今回のセッションは、
前日にボウエンテクニックの講習会を受けたことも手伝って、
おおよそ6割ほどボウエンテクニックの技術を利用して対応しました。


施術では、通常、比較的ソフトなタッチで手を触れてのセッションをすれば、
受ける方は眠くなってしまう。
そういったことが多いのです。

このときのセッションでも、途中から意識を失う寝入っておられた様子です。
ですが軽い寝息を立てていたとしても、
「すいませんが、こんどは仰向けになってください」というと、
「は、、、はい。」と、そそくさとむっくりと体を起こして仰向けになります。
だから完全に意識を失っているわけでもなく、耳で周囲の音が聞こえています。

その後、しばらく休まれていて目覚めたとき。



目の下にできた気になる「くま」は、だいぶ消えていました。
それを観て心身に巣食っていたストレスが低減したと感じます。
交感神経の優位状態から少し抜けられたのかなと安堵しました。
^-^

ご本人も、深いリラクゼーションモードに浸ることができて気分がよくなったとの笑顔。
残念ながら疲労の根は深々と刺さる感じで100%問題なしという状態ではないものの、
本人がただただ横たわって寝ていても、ここまでは体が楽にならないだろうと言う感じ。
おそらくボウエンテクニックを受けてみようと言う優先度があがったのかなと思います。
そこを体験していただけて、嬉しい限りです。

後日、その方がまた婦人科へ行く際に、
少しでも不安要素が低減していればと願って止みません。


カウンターストレインやクラニオセイクラルセラピー等々、
他の手で接触する施術でも相応に深いリラックス状態になることは知られています。
だったらそれらに慣れているようであれば、
使い慣れたそれらの手技だけでもいいんじゃないのかと思われそうです。

ですが、ボウエンテクニックの手技を多く取り入れてセッションを組んだのには理由があります。

深いメカニズムまでは理解できていないのですが、
ボウエンテクニックの手技をいれたことによって、
「ストレスリリースの深さ」がかなり上乗せされているような実感を持っているのです。
私自身がそのことを、ボウエンテクニックの講師の方からボウエンテクニックのセッションを受けたとき、
他のセラピーとの違いとして、ストレスフルな状態を鎮める効果がかなりあるぞと驚愕したところでした。
私自身、ミラクルな精神的ストレスのリリースが、セッションを受けている最中に起きた体験をしまして。


それに最近、ずっと施術では自作てい鍼を用いたり、
アクティベーターやゼロプロマッサーを使ったり、
自作の重さのあるブロックを使ったりと、
純粋に手でおこなう手技をする機会が減っていて。 ^-^;

そんな近況で最近ではボウエンテクニックの手技が、
日を置かずして勉強していたというところもあって。


私は現代社会では病のうちの半分ほどは、
心身におよぶストレスから生じると思っています。

ストレスから交感神経が優位になり続けることで、
免疫力が低下したり、腰痛や肩こり等にも至ります。
生命力が削られる大本とは目に見えない心身に影響を及ぼすストレスから生じるはず。

そのような印象を持っています。


今の東京住まいの私たちは、
対人関係や仕事の肉体的かつ精神的ストレスなど、
ストレスフルな状況を暮らし続けているわけです。
その証拠にマインドフルネスのような
ストレス対処法の本が書店で山積みされています。

自身でストレス解消を図るのもいいでしょう。
基本はそのようにしていただいたほうがいい。
それは、他者の力を安易に借りすぎるならば、
自身でそのストレスを乗り越えるための成長への架け橋を渡る機会を損失する可能性もでてきます。
ただし現代日本人のストレスフルな状態が進みすぎたと感じている人にとって。

ボウエンテクニックの先生がおっしゃられるには
ボウエンテクニックで体の全身をケアした後も、
定期的にボウエンテクニックを受けることで、
体調管理をすることもお勧めしていますとのこと。

日頃からストレスフルに自身を追い込み過ぎないようにしていきたいですよね。


また、ボウエンテクニックの練習台になっていただけるというお客様も若干名おられます。
もうそろそろ、落語同好者 ^-^ で練習台をかってでてくれた方に、メールを送らなければ。
ボウエンテクニックの体験知を広める活動をしてみようとも思う、この頃です。 ^-^

そういえばコーチングスクールでは、100人コーチングというもので、
友人や袖すり合うも他生の縁程度の知り合いなどに試しにコーチングをさせてもらう活動をしています。

「コーチングを体験してみて、
そのコーチングの価値を金銭に換算すれば、
いくらぐらいの価値があるとお感じになりましたか?」
という質問をさせていただくことがあります。

すると、
「そういえば、、、このコーチングの時間で大きな発見や動機付けができたようだから、
継続的に金銭を支払っても受けてみたほうがいいんじゃないか、、、」と気づくことがあります。
そうなって継続的にコーチングをさせていただくような契約を結ばせていただくことがあります。

つまり実際に受けてみて、「この商品なら、いくらぐらいが妥当だろう」という評価が生まれる。
コーチングのような、平均的価格帯のあるようなグッズを定価販売するものではない場合には、
なおさらそのソフトサービスに、どれくらいの値がつくのかを、
受けて頂いた方にアンケートをお願いして回答していただいた内容は参考になるでしょう。
アンケート内容に、振り回されてブレブレになるのは無様なことですからよくありません。

費用対効果で、プロとしての十分な期待に応える効果を感じていただけただけの費用をいただく。
時間を切り売りする概念とは違うもので勝負をして研鑽を積まなければならないでしょう。

それをボウエンテクニックの施術というソフトなサービスに置き換えて考えてみても、
日本ではあまりボウエンテクニックのみのセッションだけで生計を立てる人がおらず、
そのようななかで少しずつボウエンテクニックをする日本人も増えていくなかですし。
どれぐらいが相場といえるものなのか。
私も関心があります。

同期のボウエンテクニックの講習を受けておられる方々が、
ボウエンテクニックを提供するサロンをなさられるときに。
そのようなときに目安になり役立つでしょう。


脳梗塞後の後遺症を持った方がボウエンテクニックの施術で改善傾向が期待できるといいます。

私としては、そのような結果を出せる施術を私自身ができるようになってみたいという気持ちで、
ボウエンテクニックにかかわらせていただいております。

ボウエンテクニックの講習会では、モジュール3というものが11月にありまして。
それで習う技術のベースを教えていただけたもので、
それが済んだら次に応用へと進むようです。
応用編へと進みだすとボウエンテクニックでの施術対応力が増していくそうですが、
モジュール3が終了したそのタイミングがきたときに、
練習台を積極果敢に公募させていただければと願っています。

その折を見て必死に練習台になっていただける脳梗塞後の後遺症を持たれた方に頭を下げて
セッションをさせていただいてという時期が来ると思います。
もともとボウエンテクニックはジェントリーで受けた人に負担の少ないセッションですから、
海外では病院等でも取り入れられている場合もあるほど。
クライアントにむりをさせず安全性が配慮されている施術ですから、
時期が来たらボウエンテクニックの講師の先生にどういうようにしたらいいのかを必死にお尋ねして、
挑戦していきたい。

ただその今の私には高いハードルと感じられているその前に、
何人か練習台になっていただき、技を身につけて磨いていき、
ボウエンテクニックの施術で体が自然に動かせるようになっておこうと思います。 ^-^


posted by スズキ at 05:03| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月11日

ボウエンテクニックの圧の「押し手」と「刺し手」というイメージ



現在、私は、ボウエンテクニックという手技を習っています。

そのボウエンテクニックでの圧のかけ方が私には興味深くて。


規定上、ボウエンテクニックの手技に関わる詳細をお話できないので、
興味ある方はぜひ、一度セッションを受けて見て下さいね!となるのですが。 ^-^


ボウエンテクニックの生みの親のトムボーエンさんというオーストラリアの方。
東洋医学系の友人と話をするのが好きで、その下地を自身の施術にも取り入れていたようなのです。

そしてそのボウエンが成した手技の片鱗が、
圧をかけるときのやり方に活かされている。
そんな気がしてならないんです。

それは鍼の専門的な本を読んだり、
実際に鍼灸師に鍼を受けてみればわかるでしょう。

右手で鍼を刺す前に、左手で針を刺そうとする場の皮膚を軽くたぐって引き延ばすような下準備をしている。
そうすることでよりツボ(=経穴)を探索することにもなりますし、
明瞭にツボの一点が見えてきてそこを刺しやすくなる。

経絡というのは、おそらく筋肉と筋肉の隙間の筋膜層を走行しており、
その経絡のラインがなんらかのダメージを受けて流れが滞りだすとツボが生じる仕組みなのです。

なのでもし元気そのものの経絡状態であれば、
ツボなんてできていないいい感じなのですね。

そしてツボ自体は筋膜が体内で引き連れてどこかあらぬところによれてしまえば、
本来教科書的にはここに特定のツボがあるはずだと思う点が、、、
やはりあらぬところへ移動してできてしまうのもツボなんです。
ツボは数ミリかそれ以下の単位の「点」であることも稀ではなく、
その「点」からちょいとずれたところに鍼刺激をいれても効きが弱くなるわけです。


だからこそ左手でツボの周囲を特定するように皮膚表面を引っ張って伸ばして、
「ここにツボがあるぞ!」というところを見つけてから鍼を刺すのです。

私は鍼を刺すことはできませんので、
自分に自作てい鍼でアプローチするときに、
そのような真似事をしておりまして。

その刺す側の手を「刺し手」といい、
ツボを探るため皮膚を引っ張って皮膚のたるみを無くしていく手の側を「押し手」といいます。



ボウエンテクニックの圧のかけ方で、
面白いなと思うところがあるのです。

圧をかける特定ポイントを見定めて、
そのツボ等に関わる一本の筋肉に圧を横に横断させるため、
皮膚をスラッグして圧をかける考え方があるのですが。。。
それそのものが「押し手」が「刺し手」も兼ねている。

ボウエンテクニックの場合、両手で圧をかけることも多いため、
一見すると「押し手」「刺し手」という概念を思い浮かべることも少ないのかもしれませんが。。。

自作てい鍼での研究に余念がなかったから、
「これって鍼を刺すときの手順が感じられるなぁ」と思えた。 ^-^


推測ですが研究熱心で実践鍼灸師をなさっている方は、
押し手が的確かどうかをこだわっておられ成果がほぼそこの時点で決まることをしっておられます。
それとおそらくボウエンテクニックの深いところも共通していくのかもしれないので、
彼らにはボウエンテクニックのマスターは容易ですね。
そんな気がします。


最近は、ボウエンテクニックで圧をかける点を使い、特定の筋肉部分を適宜チェックしているのですが。
もともとはボウエンテクニックの場合は、とてもジェントリーな圧をかけるのを旨としているのですが、、、
私の施術では深層筋の状態を理解するためのチェックとして使っておりますから、
はっきりいって圧がコリッと強めにて深層部の状態をはじき出しています。
ジェントリーな圧では深層筋部分の癒着具合は測れないのでいたし方ない。

それで申し訳ないところですが、
あんまり気持ちいい圧とはならないのです。
むしろ、びっくりした〜という感想の人も。


ただし現在のやり方を推し進めて練磨して圧のかけ方を工夫すれば、
びっくりさせないでも深層に触れて観れるようになるのだろうと思います。
それには今の数十倍も圧のかけ方を試行錯誤すればクリアできるでしょう。
そこは挑みたいところでもあります。


しかしそのようなことを続けていて気づく点もでてきます。
この強目の圧でぱっぱと体を通しでチェックして観ていく。

するとです。
そのチェックを加えただけで施術である程度繰り返し筋膜を緩められているお客様は
さっ〜っと筋硬直した部分が適切に緩みだしていくんですよね。

深層筋まで解けている方は、その変化は目を見張るものがある。

おそらく解かれた本人はほとんど気づいてないと思うのです。
そんな簡単に関係のなさそうなところをコリッと圧をかけられて、
とっとといろんな部位が解けるわけないだろうという思いがある。

ただ解いている私は「えっ、これだけでぐにゃぐにゃってなっちゃったぞ」と ^-^;
諸手を挙げて喜ぶところです。
効率がいいです。

そのおかげで、
さらにステップを深めた部位へまでリリースが進めるということですから。


ボウエンテクニックの圧点を全身の状態を筋を触れてチェックする点としてして圧をかけること自体が、
リリースに直結しているんですね。


そこは非常に興味深い。


ですが、こんなことをしていると完全に自己流が定着して取り返しがつかなくなるでしょうから、
どこかで修正を図りつつ本来のボウエンテクニックの奥深さも理解し触れていきたいと思います。

そこもやはり、バランス感覚なんでしょう。
posted by スズキ at 10:50| Comment(0) | 施術研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする