2022年08月02日

身体づくりに取り組むことこそ、ボディワイズの描く理想の社会像(目黒不動尊の福珠稲荷前で)

私が知っている身体操作術を教えるところでは、
骨格上の並び(=身体つくり)ができているかどうか。
もっとも重視します。

身体づくりとは?.png

これでカラダのもち(疲れにくさと回復の速さ。カラダの壊れにくさ)、
骨が腱を活かした梃子となる強力なパワーの出力
脳が正常に働くための血液のめぐり
全身におよぶ前後左右上下等へおよぶバランスのよさ(安定)
身体の精密な操縦が可能となる空間把握ができるセンス


これらが発揮できるようになるのが左手の身体づくりができたときだ。


おもしろいほど、おどろくほど、パフォーマンスが違ってくる。
だからトップパフォーマーと、その次のものとの開きをみると、
こうした身体づくりができた身体を持っているかどうかによる。



「百獣の王」と呼ばれてバラエティーなどでも人気の武井壮さんは、
みずから、この骨格の並びと精密で無理無駄むらのない身体操作を旨として、身体訓練を積んだといいます。
身体がゆがんだまま多大な運動負荷をかけ大きなバーベルを持ち上げて筋力を増量する暴走運転をするより、
早い時期に身体づくりの威力に開眼することに、貴重な時間と労力をつぎ込もうとする人が増していくこと。

ひとりひとりに、そうしたところにかけた舞台にあがり、
終わらぬ青春をかけ、身体が開眼するあこがれに挑む。
そういう人に期待を込めて、緊張感をにじませるようなサポートをしていけるようになりたい。




昨日、ちょっとだけ、不思議なことを目黒不動尊のお参りで感じました。

目黒不動尊の池のほとりの福珠稲荷にお参りしたとき。

身体づくり、それを阻む壁を突き崩して100年続くような仕事をなされよ」と告げられた気がしました。
ボディワイズの土台は、当初からここ。
昔から、ここです。
中医学や西洋や東洋の民間療法を学び得て、
それら付帯知識を多く得ることが壁を突き崩す戦いの武器として与えられたものだと。


あと、もうひとつ。
「8月の予約表更新に悩むも、必要とする者が少数訪れるのみ。安心せよ。なにをそこで悩むのか?」
とも、声が聞こえた気がしました。
そういわれて、もしお客様が施術の行き帰りやこちらにてコロナウイルス感染の引き金とならないかという恐れの行き過ぎが是正され、
8月も施術の仕事をさせていただこうと感じました。

この福珠稲荷にてお参りさせていただくまでは、
コロナウイルス感染が収まるまでは完全休業をすることが、
自他ともに守ることと感じて一時休業にさせていただく考えでいました。


おおよそ、自身の潜在意識の中で冷静さを得られたときに聞こえ来る声なのかもしれません。
ですが、そのときの声に、いたく納得して、意気揚々と帰宅させていただいたことを覚えています。
posted by スズキ at 09:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月06日

我を抜く修行 筋感覚を疑え!

ヨガのポーズのひとつ「屍のポーズ」。
いわゆるこれは仰向けに寝た姿勢です。

一見すると簡単すぎるポーズといわれそうですが、
究極のポーズのひとつに数えられるのがこちらです。


下図は仰向け寝になっていると思ってみてください。
屍のポーズ.png


この男女とも、自分の体のもっとも心地よい位置となるよう、状態を探っているのですが、、、
この男女とも同程度ほどの凝りが体内に内在しているという条件を満たしているとします。
それなのに2人の屍のポーズには違いが現れています。

左の男性は、
カラダの正中線が上下を正しく貫き、
手足の先、肩や骨盤なども左右対称にカラダの各部が配置されています。

右の女性は、
カラダの正中線に傾きが生じており、
手足や肩・骨盤など左右が非対称になっています。


なぜ、このふたりの違いが現れたのでしょうか。


右の女性は、自身の筋肉の筋緊張という筋肉の凝りがゆるむことに注視してカラダの手足の位置や肩や骨盤、そして頭の位置を配置しました。
するといつもの筋肉の緊張癖という我に着目してそこを抜いていこうという試みをしたわけです。
それでも一定以上、成果があらわれます。
なにげなくいつものまま仰向けにこの女性が寝れば、
この状態以上に曲がりがあらわれるから、それに比較すればシンメトリーに近づけたからです。

ですがこのような筋肉の緊張している部位ばかりを眺めて意識して、
筋肉の緊張していない部位はお構いなしといった盲点部位を放置するのでは、
このものの気づきは穴だらけです。
その結果が、実像の姿勢はゆがんでいるものの本人にはゆがんだ状態から完全に脱したという感覚で感じています。





左の男性は、自身の筋肉の筋緊張に意識をフォーカスすることは捨てました。
シンプルに座標軸でカラダの骨をどこにおくか、それなら肩関節は左右のどこに置くか、骨盤はどうか。
足の左右の開きはかかとやつま先の位置をみて厳密に確認を取って正しき場所に設置していきました。
すると何が起きるか?
筋緊張がある凝った部分を、上記の女性は弛緩させて伸張させるイメージを持っていたのだったが、
この男性は、凝った筋肉の緊張した部位をさらに筋緊張を上乗りさせるような収縮を強いてみたり。
こんなことをしていいものだろうか?と、やってみて不安がよぎる。。。
ですが骨をどこに置くかについて不具合を感じさせるほどまでは筋肉の凝りがないのをいいことに、
物差しで測り分度器で足や手の広げる角度を厳密にして設置足するがのごとく、
部の位置を決め、骨盤の位置を決め、肩甲骨の位置を決め、手の場所を決め、それらの関節の向きを正し、頭の位置を決めていきました。

そのようにして【偉大な骨組みの位置が正された状態】となった。
次の瞬間、呼吸がいつも以上にすんなり体の芯まで取ちなみり込まれる。
その自然に起きる力強い様子に驚きます。


筋肉の凝った部位に意識が配れてはいるが、そのほかは見向きもしない感じであれば、
屍のポーズはいつまでたっても完成することはありません。

筋肉はもともと伸びたり縮んだりする性情を持つものです。
そこが一時的に凝っているというのも生理的現象ですが、
そこにばかりことさらに注視してみたとしても見えるものは限られます。

骨は筋肉のように伸びたり縮んだりするものではありません。
それゆえに、肉体内部の内部感覚的な位置や状態を固定的に、なおかつ再現性ある状態で設定していくこともできるし、
それを繰り返すことで、その姿勢を学習することができます。



深層筋の癒着が多々ある方には、骨の位置を設置するには制限がかかります。
だからなかなか屍のポーズをしようとカラダの細部にわたって骨を正しい位置に持っていこうとしても、
関節の向きに左右のシンメトリーがかなわないような部位が多々見つかるのです。

そしてそのような屍のポーズを繰り返すと、その状態を運動神経系がぎっちり記憶してしまい過ぎると、
それもまた誤った体感覚を正常と誤認させるミスリードがはじまるでしょう。

ですから他にある多くのヨガのポーズでカラダの各部の柔軟度を高めていくのです。
または筋膜リリースをストレッチポールを使ったり等でおこなったっていいでしょう。
徐々に深層筋までリリースが進んでいったとき。

私たちは筋感覚で体を操作していけばいいという常識を捨ててください。

過剰な筋感覚の優性した意識には「我」が入りこみます。
そうした「我」を抜くには神が設計した人体のひな型へ。


すでに凝りがあったり感受性ある感覚神経の分布にはばらつきがあって、
そうした筋感覚は、参考にすべきものですが、伸び縮みして番地が定まらないようなことに頼みにするのはやめてしまうこと。

立体的な空間認識、空間把握を骨の配置を厳密に選択するとい方法をとります。




身体のゆがませ方には千差万別な答えとしてのやり方があるわけです。
ですがこうした自身のツールとしての骨の位置を基準にして、どこにどう配置するかの答えは、究極はひとつにいきつきます。

それが屍のポーズの型ですね。


posted by スズキ at 11:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月24日

頭部を安定させるスタビライザー筋の価値、高めよう

昨日は頭部の安定性を向上させるスタビライザー筋として活躍する、
後頭骨の下に位置する後頭下筋群について触れました。

人体頭部のスタビライザーとサスペンション.png


少し詳しくみていきましょう。


後頭下筋の位置.png

後頭下筋の状態.png

つまり、たとえば背部の後頭骨周囲に付着点をもつ起立筋や僧帽筋が硬ければ、
後頭下筋群も一蓮托生。
その筋の本来為すべき頭部の安定機能の発揮がかなわない。
また僧帽筋等が柔軟でも、かつて頭部や背部に強力な衝撃を加えられたときには、
後頭下筋群はそのときの影響が持続し続けて状態の悪さが継続していたということもあります。



後頭骨下の血管.png

施術のときに、この後頭下筋群が詰まりが強い場合、
頭部の裏側から入る動脈の血管が圧迫を受けてしまう。
そのぶん、脳への血流量が減少する。

血管とは血液を通すチューブですから、
ストローでジュースを吸うときに、ストロー途中で圧迫を加えてつぶしたらどうなるか。
それと同じことが体内でも起きてしまいます。




自動車でのスタビライザーは、硬軟の設定を選んで据え付けるものです。

自動車足回りのサスペンションとスタビライザーの支え.jpg

スチール製ですが軟性のあるスタビライザーは、走行中に凸凹や揺れがあれば
自らが捻じれることにより揺れの力を吸収する機能を持ち、車体を安定させます。

スタビライザーにも硬軟があります。
超硬ければ車体は安定しやすくなりますが乗り心地が悪い旧式トラックにてガタつく感じです。
少し軟らかいスタビライザーであれば安定性は下がるものの乗り心地はいい高級乗用車に乗る感じです。




私は、、、。
「私だったら・・・」という個人的な考えで恐縮ですが、
将来にわたっての医療費を下げるために自分の体をメンテしようとは思ってません。

大脳への主要な血流ルートを確保したほうがいいというのはわかっていますが、
そこ以上に動物的な直感で、この部位の使い手となった後のすこやかさをあじわいたい。
そう思えてならないのです。


自身のスタビライザー筋は
固まった安定性ばかりを優位に据えたトラック仕様で乗り心地を削ったものより、
最適な硬軟のバランスを追究して、いまの生活を楽で気持ちいい頭の乗せ心地の体験を増していきたい。
そうした末の、身についたしあわせが欲しい。


私自身、身体操作の研究が進むにつれて、
以前の不具合から徐々に脱皮できたこと。

そこで感じた落差を体験しているからこそ、いまの自分のスタビライザー筋の状態は一般車まで来たが、
これからはこれをもっとも上質なセダンの乗り心地に進化させることを試していきたい。

そこに本来の神が設計してくれた本来の自分の姿があるのでしょう。


おそらくそのときの頭部の乗せ心地は、空に開放され舞うがごとし。

おもしろいじゃないですか!!
posted by スズキ at 12:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月23日

頭部は天然のスプリングでささえられているって、マジですか・・

突然ですが。

自動車をたとえとして話の枕に使います。


自動車の凸凹走行を安定.png


自動車足回りのサスペンションとスタビライザーの支え.jpg



サスペンション(英: Suspension)または懸架装置(けんかそうち)は、主に車両において、路面の凹凸を車体に伝えない緩衝装置としての機能と、車輪・車軸の位置決め、車輪を路面に対して押さえつける機能を持つことで、乗り心地や操縦安定性などを向上させる機構。
{Wikipediaより}



サスペンション.png
Macrovector - jp.freepik.com によって作成された car ベクトル

スタビライザー (自動車部品)
自動車におけるスタビライザー(英: Stabilizer)は、車体のローリングを防ぐため、サスペンションに追加される部品の一種である[1]。意味は英語で「安定させるもの」という意味。

一般的にはモノコックやシャーシに吊り下げるように配置された、U字またはコの字型のトーションバーで左右のサスペンションを連結した構造[1]が採られることが多い。コーナリング時など左右のサスペンションのストローク量に差異が生じた時にだけ、バーに捻れ応力が発生し、その復元力により左右サスペンションのストローク量を同一となる方向に是正することで、車体(キャビン)の傾き(ローリング)を抑え水平安定を保ち、コーナーリング時に外側の車輪だけに大きく車重がかかるのを低減しコーナーリング性能を上げることができる[1]。
{Wikipediaより}




人体の頭部を支える機能には、自動車の走行安定に該当するサスペンションとスタビライザーに相当したものがあるのです。

人体頭部のスタビライザーとサスペンション.png

たとえば、サスペンション
斜角筋や僧帽筋など。

たとえば、スタビライザー
後頭骨の下に位置する後頭下筋群。


姿勢による頭部サスペンションとスタビライザーの活躍状況.jpg

つまり、
上図をみてわかるとおり。
右側姿勢に準じるキープができれば
頭部を軽妙にサスペンションとスタビライザーが効いて快調にのびやかに支えております

中図姿勢に準じるキープがなされれば、
頭部のサスペンション筋である斜角筋や僧帽筋に筋緊張が生じて硬化短縮へ転じ、
それが長期にわたれば筋委縮となるでしょう。

左図姿勢に準じるキープがなされれば、
頭部のサスペンション筋である斜角筋や僧帽筋とスタビライザー筋の後頭下筋群に筋緊張が生じて硬化短縮へ転じ、
それが長期にわたればそれらが筋委縮となるでしょう。


中図と左図では、
それぞれ首凝りがみうけられます。
その状態の軽重がどうであるのか?

そこを明確にみていくことで関係する筋状態のダメージ部分の動きを改善させるよう対処していきます。



個人的には、いまだ推測でありますが、
中図と左図で凝りをつくる場所により、
「頸動脈および頚静脈の圧迫」が観察されます。

それによる脳への血行が悪化することによって、
脳内の機能が低下すること、
そしてそれが長期にわたることにより、
脳内のデブリといえるような物質の排泄不良によってしょうじる初期認知機能障害などとの関係があるものか。

今後、5人に一人が認知症となる恐れがあると厚生労働省関係からの注意喚起がなされております。
それは統計的にみて妥当なものかとされますが、
コロナ禍や社会情勢が負のストレスを多大に私たちの心身に残した結果、
認知症となる方々のさらなる増加が懸念されております。


そのような時期ですから。。。


せめて自身のサスペンションとスタビライザー筋。
傷つけないように守っていきませよう。


ちなみに。
サスペンションとスタビライザー筋といっている筋には、
他の筋肉には存在が認められないような多量の筋紡錘など筋肉センサーがはいっております。
それらセンサーが瞬時に機能するおかげで頭部の衝撃を軽減させ、脳へ入る血管の流通も確保するのです。
ですがそれらのセンサーが密になっているということは、
その部位に対して外圧をかけるような圧は最も障害を受けやすくリスクも感じる部位です。

そういったリスクは本能的にも得ており、
そちらへの手技や圧法では強い痛みや不快、恐怖を感じられるようにできております。

それゆえに、一度、その部位が大きく正常な状態からかけ離れてしまえば、
手が付けられない。手が付けづらい筆頭です。

たとえば、センサーばかりの筋は痛覚神経も多く配置され守られるようにできており、
激痛という痛みがでる、
刺激を受けることでめまい、それから助長された吐き気や嘔吐、
その後に後遺症といえるようなダメージの継続などが起きるリスクがあるのです。
だから施術者としては、そういった非常にリスキーな部位はアプローチしたくないのがホンネです。
怪我により骨折等の外傷はでないものの、責任問題に発展しやすい筆頭だからです。

実はこれらのセンサーがつまった部位のアプローチは、
すでにカラダの基幹部きれいに立て直されて後になら、
施術をさせていただいたとしても、
お客様の体がその状態の大きな変化を受け止めてくれますから手を出すことができます。

ですがすでに相応に問題が身体内部に含まれるような進んだお体の状態であれば、
そこまで引き上げる底上げのワークが極端に時間がかかってしまうでしょう。
だから、施術者とお客様が十分な信頼関係がなければ結果的にそこまでたどり着けません。



そういうこともあるので、
施術でどうにかなるだろうというそれほどの問題が内部に含まないお客様は問題ないのですが、
それでも多年にわたって姿勢が理想姿勢を離れて、機能的姿勢と呼ばれるどうにか凝りを創ってやりくりする状態が板につくと、
どなたでも頚部につらいサスペンションとスタビライザー筋の凝りを作り出してしまうようです。

できることでしたら、そのような経過を進むことは手放して、
理想姿勢へと転化していただければと切望いたしております。


姿勢筋群は、無意識下で自律的に最善な状態へとやりくりしてくれるよう脳の指令で働きます。
それが理想姿勢以外の癖のある姿勢では。
その脳の自律神経を働かせる部位への血流が下がる失調の度合いと姿勢筋の弱化による姿勢の乱れには、
多少なりとも関連付けがなされるようです。
必要十分な脳幹部への血流があれば自律神経系の機能低下は収まるはずです。
「姿勢筋群の弱化・筋虚脱」は、すでに少なからず頭部内へ内部への血流が阻害し始めたから引き起こされた場合もあるのでしょう。
そのような視点で注意を払う必要も感じます。





だから、私たちは日頃から。

果たして自分は、首の横の筋と後の筋を、しっかりしたスプリングが効いたサスペンション筋として活かしていますか?

スタビライザー筋としての後頭骨の下の後頭下筋群は、
そこがくぐもっている感じ程度しか感じ取りづらいかと思いますが、
手指でその個所を触り、後頭骨の下縁の骨の硬さを明瞭に感じ取れていますか?



などのチェックをことあるごとに繰り返して習慣化することが必要では?




もし、そのようなところに不安があるようでしたら、
早いうちに手を打つ必要があるでしょう。

姿勢改善をするための、日頃からのフィードバックを受ける環境づくり。
さらなるサスペンションとスタビライザー筋の酷使の予防と手当の実践。




最後に、これは余談なんですが、
いまの時代、認知症となる方々が増えたということが一因で、高齢者が、
たとえ多額のお金を持っていたとしても借家を借りられないという事態が不動産会社で起きているといいます。
認知症となられた方とのトラブルが少なからず起きていたようで、
それを経験したオーナーが貸したがらないのが理由のひとつです。
先日、ビルオーナーをなさっておられるお客様より、
そういった話をお伺いすることもありました。


公的機関で、すでに5人に一人が認知量となる恐れありといっているのですから、
その点のバックアップ体制を、どうにかしてほしいと願いますが公的機関もない袖は振れないといわんばかり。
超高齢化社会に進む日本では途方もない人数が不安定な状態へと身を置かれるようになっていくのでしょうか。

生きていくために必要な衣食住の「住」です。。。

私自身、そういった不利なことがあるとは知らなかったため、
ショックを受けました。



ですが少子高齢化で人口が少なくなるので、賃貸オーナーも貸し渋りばかりできないはず。
そういったときに認知機能検査などのテストが入室に課されたとしてもクリアできるよう、
いまの状態を悪化は避けるように維持していきたいですよね。

posted by スズキ at 18:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月18日

自分の体のゆがみが自覚しにくいワケ

【 自分の体のゆがみが自覚しにくいワケ 】
歪体」でも、
頭部だけは
垂直性が維持されてしまうため、

体の全体がゆがんでいるのに気が付かないから



身体の重要なルールのひとつに、
身体の運動は頭部が進むのちに体がついてくる仕組みがあります。

そのためには頭部が動きの先導をするには、しっかりと地面に対して垂直性を保ち続ける必要性があります。

もし仮に頭部が大きく斜めになってかしいだ状態であれば、かしいで倒れたほうへばかり進行方向を偏らせ、
まともに前進することさえできなくなります。
それはカンタンな実験として、
いつもなら難なくできているだろうあたりまえの全身がある程度統合されてまっすぐな線の上を歩くのは容易ですが、
頭を右に30度かしげた状態で倒しながら歩いてみると、まったく思うようにまっすぐな線の上を歩けなくなります。

そういった頭部の垂直性が乱れて傾斜することによりおこる運動系の誤操作を防ぐために、
頭部の後頭骨の下に位置する後頭下筋群に、頭部の地面に対し平行と垂直を感知する大量な筋紡錘やゴルジ腱器官が入れられております。
これらの機能により頭部の位置が常に垂直性を保てるように監視し続けられています。

もし頭部が傾斜したら後頭下筋の監視により頭部の垂直性を確保せよとけたたましい具合に強烈な修正運動を起こせと信号が出されるおかげで
自覚的に頭部を垂直に据えようとしないでも、無意識のうちに頭部の傾斜はつねに修正させられて垂直になるよう配慮されています。
そうすうことにより立ち直り反射と呼ばれる頭部を垂直にキープする反射を支えています。


つまりこの立ち直り反応により頭部が垂直に設置されることで、
自身の身体がゆがんでいる状態(歪体)であってもみたものが斜めになって見えることもなく、
耳の水平をキャッチする高感度なセンサーは頭部の水平状態で安定しているからOKだというメッセージを出す。
これらのセンサーが脳の認識上でも強烈な印象を与える最有力な情報源として信頼性が高く設定されています。
頭部が垂直性を保てていれば、その他のボディにゆがみが内在している頭部以外の身体上の実態は歪体でも
よほどのことでないかぎり気にならなくなるようできています。



歪体が気づけないわけ.png


上図の、左側の女性は正しく左右シンメトリーな整体状態です。
だから当然、自分はゆがんでいないという正しい反応がでます。

上図の、右側の男性は胴体や脚が左右がアシンメトリーで歪体と呼ばれる状態です。
ですが頭部のみ立ち直り反射により垂直水平となるよう自動修正される仕組みのため
頭部の垂直性を感じたものの延長線上に他の身体部位もあると錯覚してしまい、
自分はあたかも整体だといった錯覚をしてしまうことになります。

頭部のみの垂直になる反射が作用して、
なんとなく他の身体部位もあたかも垂直なような気がしてしまう錯覚に陥ります。
写真撮影等の結果から定規で肩や骨盤部の水平性や脊椎の垂直性を分析すれば乱れていることはあきらかにみてとれますが、
そうした客観的な資料を見せられない限りは、自身の歪体を見つけ出すことが難しくなる仕組みが素地としてあるわけです。


自分の立位や座位などでの垂直性は頭部により導かれる側面があるわけですが、
左側整体の女性は頭部、首、胴体が一連隣、頭部と首や胴体が動きや姿勢上も分断されることがありません。
左側歪体の男性は、頭部と胴体が分断され、その両者に挟まれた首はその両者の不具合を感じて詰まりだし、
頭部と他の他の胴体部等との連動性が崩れて肩こりや首凝り、腰痛等のもとともなっております。


施術の場では、施術者がお客様の芯の垂直性が正されているか、
または歪体であれば、どの個所がどれほどの量の不具合があるかを丁寧に観ていきます。

先生がお客様に対して適切な量の部位の状態をつたえてくださるという場合には、となりますが、
そういった自己では歪体部位があってもどうしても整体と錯覚してしまうトラップから抜け出すために施術者を活用することは、
お勧めできるだけの費用対効果はあると思います。

たとえば、自分で脊椎のずれの傾向について、ひとつひとつを検証して、
かかわる椎間板の詰まりやひらき、捻じれや傾斜などを視てとることにより、
そのジェンガのようにつまれた椎骨を、どのように調整していけばスムースな改善が図れるかを考察していきます。

本人では歪体でも整体と錯覚した上でアプローチする誤差の大きな修正行為となりがちですが、
施術者はお客様が自身に感じた整体に感じた錯覚がおこることはありませんから。
その意味でも他者の目があると都合がいいといえるのでしょう。

posted by スズキ at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月08日

硬化した筋肉の裏には、日陰者になっている筋が。 そちらの筋の活用を前向きに取り組めば、硬化した筋は正常に蘇るでしょう

昨日は男性の新規のお客様でした。
感謝いたしております!


アフターフォローのお客様のお体の状態は私の頭に強烈に情報が書き込まれています。
皮膚の下の世界がリリース対象ですから、施術をしているときの作用からリターンがさまざま起こり、
そこから新たに内側がより鮮明に判明していく。
そうして気づいてきた情報を元にして、施術の次ではさらにこの部位の核心を変えることとしようと。
個別で具体的なプランをたててお客様のお越しいただく前にシミュレーションを何度となく繰り返します。

それが新規のお客様がお越しいただけるようになり、
まっさらなところから体内の皮下情報をメモには書ききれないほどの量をキャッチしていくに際し、
真新しさを感じています。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


話が変わりまして。

人体の状態をみるときに基本面で分析的に観察し考察を加えることを、
昨日、ブログで書かせていただきました。


カンタンなおさらいでは、
基本面の3パターンは次の通り。
矢状面(左右で分ける)
前額面(前後で分ける)
横断面(上下で分ける)

たとえば矢状面のこと。

矢状面.png


身体の左右に対し、真ん中の脊椎が通る重心ラインを正中矢状面と呼びます。
その正中矢状面に対して、左右の筋の硬軟がバランスが取れているならば、
もし仮に左右が硬さがあったとしても一様の整えられた状態となります。
側屈と呼ばれる脊椎のゆがみパターンは、その場合はさほど生まれません。

ですが、たとえば左側は筋が軟または正常程度の感触であるが右側は筋が硬で左側の硬さの2倍以上、
部位によっては5倍か?!と思えるほど、左右差の含まれている方もおられます。


基本的な筋肉の生理的なルールとして、
筋肉は使えばパンプアップして膨張し、
使わなければ廃用性萎縮と呼ばれるような筋収縮が起きて軟化します。
その廃用性萎縮が過度になれば、虚脱と呼ばれるような力が抜けて入りづらい筋肉へと変質することもあります。

なので、本人の自覚があってもなくても、筋の凝りが著しく存在する部位においてみれば、
まずもってオーバーワーク気味に使い込んでいる結果があらわれたとみることが正解です。

人体は、使いもしない筋肉部分に大切な血液という、人間社会で言えば現金を湯水のように投入することはせず、
使いもしない使用頻度が低下しているところだったらそこに貴重な現金をどっと投資しようなんてしません。

インフルエンザのような病気になって一週間寝たきりになると、
筋肉隆々のアスリートでさえ、筋肉が軟化して力の入れ方がよくわからないという状態に陥ってしまいます。



なので凝っているところは、
本人がその凝りを創っている自覚的な動作が認識できていれば、それは当然だと受け止めることができます。
そうなると、そのムリ・ムダ・ムラの入った動作や姿勢がどのようなシーンでどのように負荷を身体にかけているかを、
より具体的に観察を進めていきます。
そして一定量、その観察により情報がストックできたとしたら、
現状に対して的確性の高まった対処がとれるよう、自身で調べるなり、先生に聞くなりするでしょう。

自覚的な運動の認識がないままに、筋肉を誤用していることもあります。
多くは本来使うべき筋肉を使わずに、
他の本来それを使わなずに済ませる筋肉を使ってしまうことで、
凝りが進んで芯に入ることがあります。
というのは、本来的に、その運動はその筋肉で対処すればタフにいけるという理想の連携であれば、
その動作を終えたとき、うまく力を引いて、後の影響を残さずに済ませることができます。

対して、本来的には、その運動にはそこの筋肉で対処すべきではないというときもあります。
それは本来使う筋肉が使えてないことが原因で、その仕事が得意な筋肉が使われずに、
その他の本来はその仕事をするのは苦手で負担がぎっちりかかる筋肉を無意識に本来の筋の代用としてもちい、
同時にそれを過度に強く負担が根っこに滑り込むようにして必死に苦手な動作を下請けした結果があらわれます。
その結果とは、、、
本来その運動や仕事を為す理想の筋肉なら、10の負担で済んで、寝れば回復できるものを。。。
本来その運動や仕事がぎこちなくしかできず苦手な筋肉を使ったなら、理想の筋肉より2倍か3倍、時には芯に凝りがはいるときには10倍も、
負担を加重して蓄積していくのです。

それは実は、本来その仕事をすべき筋肉を使わずに代償した別の筋肉をもちいたときには、どえらい負担が増しまたときに起きる現象にも似てることが起きてます。

たとえば、10キロの重さの手提げバッグを2〜3時間持ってあるいたとしたら、いざ、よっこらせと、その荷を下ろしても手はそのバッグの持ち手を握っていたときのまま。
ぎっちりと固定していて、なかなかその縛りがほどけないということ、ありますよね。
それと同じようなことで、きつい負荷がかけられた筋肉には、その仕事が終わっても、あたかもその仕事をし続けているかのような余韻が続く。
別の考えでは、またその仕事をさせられるだろうというときをみこして、そこで培った誤用により固めた筋を使える道具だと判断し、その部位の筋硬化を解こうとしないまま、それ以降、いつづけるという場合もあります。

それらは多くの場合、無自覚に本来使うべき筋肉以外の部位で対処したため生じるというのがバイオメカニクスにて筋の動作を読む過程で見当がついてきます。

それは10キロの重さの手提げバッグを長時間漏った後にそれを降ろすとき。
手がバッグの持ち手を持った形に固まっていたら、固定された指をギューッと伸ばしたり手をぷるぷる振ってみて、
短期でねばりついた筋膜の癒着部をリセットしようと、誰もが務めるでしょう。
そうすることで、そのときについた運動神経系のバッグの握りのプログラムもリセットされるわけです。


ですが無自覚のうちに、そのような誤用による筋の緊張しっぱなしが起こると、
自覚的な硬化した筋のリリースをおこなうことは、ほとんどなされません。
そればかりか過剰に本来使うべき筋肉じゃない部位をつらい状態で使う使い方を学習してしまいます。
運動神経系のプログラミングが、体内に滑り込む。
そしてそうして獲得したその筋を使えば使うほどつらさを再燃する筋の始動をさせる癖がついていく。
すると、「なんだかこんなところの筋肉を、つかってるつもりないけど、硬いぞ!?」という凝りを体内に忍ばせてしまうのです。


そうした凝りのパターンは、無自覚のうちに自動的に起動させるようなスイッチが、{姿勢、運動パターン、こころ、イメージ}など、
さまざまなものと紐づけされているものです。
ただ自分の潜在意識上のとらえ方とすれば、以前、その部位の筋肉を筋緊張させて耐えたからやってのけられたという成功行為として、
その凝りの作成プログラムを獲得している善なるものだと受け止めているようです。
けっして、何らかの間違っている筋肉の操作を自分はしているなんて思えません。

そういった沼にはまっているのだろうか、、、と
私どものような運動神経系のミスプログラミングが、芯の凝りをこさえるものだと考える、
ムーブメントを大事にするボディワークをする者は、考えます。

すると、いま、足を一歩前にだすという歩くときの動作をする。
その瞬間に、「ちょっと待てよ。この脚の出し方、誤用、入っとるんじゃない??」という眼で探索し、
さまざまな他の足の出し方を試してみてよりよい動きに改めていきます。

そうしていくことで、一か所の体の部位の同じ場に、同じように重ねて凝りを積み上げることもなくなり、
徐々に長年かけて得てしまった凝りの多層化した皮を一枚、一枚、それをめくって減らすことができます。
私はかなりの部分、そうやって自分の体を徐々に徐々に脱皮させてきました。
なのでそのようなやり方は、身体の凝りが逆戻りすることがない、
恒久的な改善を約束してくれる貴重なアイデアが詰まっていると確認できています。


もしそういった動き方の改善が自身の身体内部の凝りとの関連があるのだろうかと興味を持った方がいれば、
ぜひ、フェルデンクライス・メソッドのATMセッション等をなさる先生方の門をたたいてみるなり、
またはそのような書籍に当たってみるようにしていただければよいことがおこることでしょう。






たとえば、もし身体の左右の半身の右側だけが全身通してなんだか硬すぎだというようなことが判明したら。
そしてそうなってしまうよう自覚的に身体運用をおこない操作をしていないようなとき。

ときとして、右側が酷使される背景に、左側の半身を使い忘れているか、不用意な鉄壁なカバーをしていたりというケースもあるでしょう。

つまり、使い過ぎている筋の裏には、使わないで済ましている筋があって。
そこの左右を等量使えるように使いきりの筋の用法をもってアンバランスを修正するというアイデアがあってもいいでしょう。

おもに施術を受けていると、
「あっ、なんで、そんなところに、がっつり硬くてでかいこりがあるんだ!?」ということには気づかされますが、
使われていない筋や使い損ねている筋で、まぁまぁの柔らかさがあるようなところにはリリースの時間をかけづらいのです。
すでに深層筋までリリースが進んでいる方の場合は、実際は使われていない筋を活性化させるような賦活の刺激をいれるという圧法があり、
そちらをもちいて全体のバランスをより前向きへとトータルで変えるのですが。
施術をし始めのことであればがっつりと硬い部分のリリースに、そこの対処は終始します。

だからこそその硬化した筋の裏に、陰陽の陰に当たる日の目が当たらない部分の利用を見出すよう努めてくださいね。


どうぞよろしくお願いいたします。

posted by スズキ at 11:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月07日

身体の外見を読むツール、基本面(矢状面・前額面・横断面)を見抜く目を持とう!

昨日、浅草方面へ出かけまして。
浅草神社の掲示板に、川柳教室、巫女舞教室、こどもの歌舞伎教室のチラシが貼ってありました。

浅草神社張り紙.png

月一回程度のものですが、
コロナ禍が全盛のときには見られなかった教室の生徒募集です。

こんなところでも楽しいゴールデンウィーク、With コロナを感じたこの頃です。

ということで、整体を学ぶ教室では最初に教えられる必須な基礎をひとつ。





動きや姿勢を判断するツールには基本面の把握があります。

矢状面(しじょうめん):体を左右に分ける面。
矢状面.png

前額(冠状)面:体を前後に分ける面。
前額(冠状)面.png

横断(水平)面:体を上下に横断して分ける面。
横断(水平)面.png




たとえば、矢状面。
矢状面で、左右を真ん中で分けた面は、特別に正中矢状面と呼ばれます。
ですが矢状面自体は線引きのしかたにより無限に存在するわけです。
左の外側の矢状面とか、正中に近い右側の矢状面などと、いう具合ですね。

それは同様、前額面でも横断面でも正中面はひとつだけ設けられて特別な扱いをしますが、
線引きのしかたにより無限に存在するというのは変わりありません。


これは座標軸で観察するようなものとも言えております。
特に施術では( X、Y、Z )という数値設定を仮に設定して人体上の起点を作ることで、
たとえば、Aさんの姿勢の特徴を把握するときに、
矢状面は左重心極端な側方、前額面は前で特に頭部が前方、横断面は骨盤部や肩部が斜して写っている。

などのように気づいた点を基本面に紐づけて整理してみていきます。
お客様に直接数値上の変化をお伝えすることはないのですが、
かならず数値化するようにしております。
※ 私の個人的な傾向ですが pやmm ではなく、寸や尺のほうで測っています

人体を観察する基準として、
基本面を念頭において当てはめ考慮しない直感の見立ては、施術前と施術後の変化の基準があいまいとなります。

すると内部で起きた変化の「微差」を見過ごします。

この基準点となる基本面を複数、お客様の身体に描いていきます。
それには重要な点がいくつもあって、それらの点と点を結び絵を私の脳内に描いた結果が透過した骨格位置が見える絵が現れたり、
臓器の位置が見えて来たり、といったようにみえてきます。



でもさ、鈴木さん。
触ってみたらわかる手を持ってるんだったら、別に基本面なんて見なくてもいいんじゃない?

と同業の先生に突っ込まれたことがあります。

たぶんこちらの先生の方が多くの先生方の感想だと思います。

矢状面を10本引いて、前額面を10本引いて、横断面を10本引いて、、、とかいうのは、
けっこうやっていて脳がパンパンになるほど集中力が必要ですから脳疲労の原因になるし、
そこまでしなくても、ある程度は人体を把握するという面においては可能です。


ですが基本面を使うのは一定の立位姿勢ばかりではなく、
手を挙上したときに手の向きはどちらに向くかという点で、手のみに矢状面をつかって屈曲位置の状態を見分けることもできますよね。
一見するとわずかだけ矢状面の向きが違うと読めれば、その方の肘関節の位置の補正が必要だとわかりますし、
運動の様子を観察するときにも、基本面を胴体だけではなく手足や首頭部につけて、それを表現することができます。

こういった運動によるダイナミックな体動変化こそしっかり精密なメジャーをもちいて観察しなければ、
一瞬にして身体の誤用が内に隠れている点を発見して、どの程度のそれが矢状面上の腕の補正が必要かなどと言葉がでてきません。
自身の身体についてなら何となくこれぐらいというのもいいでしょう。
でも、武井壮さんならそんな曖昧なことはしないだろうと思いますし、
ましてや他者の身体をみてどうしてほしいかを伝えたいならなおさら曖昧な表現は混乱させるだけで結果を残せないでしょう。

そのようなときに互いに矢状面、前額面、横断面のようにそれぞれの向きをどうやってもちいるかの表現が容易にできるなら、
いう側も的確な内容が伝えられますし、受け取る側もやってみた結果がでて腑に落ちます。

なので実は施術を習う者以外でも、身体の操作を精妙になさりたいかたは、自己動作の良し悪しを判断するときのツールとしても使えますし、
たとえばゴルファーのプロの身体操作を連続写真で読むときにも、四肢などでどう基本面が変わるかを分析し認知して見えてくると、
そのゴルファーの傾向が見えるようです。
またそうやって基本面での正確な把握が認識できるまで分析をすると、不思議なことですが、動きのコピーがだいぶんしやすくなってきます。

おそらく脳内のミラーニューロンも、基本面というとらえどころがしっかりと認識できてくると、より正確で迷いなく動きのコピーができるんでしょうか。
それはもちろんバレエなどのダンスでも、同様です。






あと、、、
余談ですが。

今の時代、写真があればリアリティあるフォトリアリスティックな
3Dモデルをパソコン上で描いてくようなことができるように!?
私自身、まだ、写真一枚でなんでこんなのが描けるのかって、
理解が追い付いてません。 ^-^;


Photorealistic Monocular 3D Reconstruction of Humans Wearing Clothing - CVPR 2022

なんだか便利な時代になってきましたね 
posted by スズキ at 13:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月05日

筋肉内部の配管工と電気技師




ここ最近の施術にて、
「 だいぶ本格的に緩んできたから、
  いまは痛感がダイレクトに感じられだした状態かもしれません。
  だから圧の掛け方を、より感覚が戻ってきた右側は弱めますね 」

ということがありました。

実際、いままで棒状かっさでゴリゴリッと深層の撤去が不可能かと思えていた凝りを解くにあたって、
そこで与えていたリリース圧の20分の1ほどの圧に減圧しての施術をさせていただきました。
それでも十分、いまだかつてないほどするっと筋がほどけるのです。

だからいつもの10倍の気づかいを上乗せして、
圧の深さや方向そして質、
お客様の呼吸のタイミングを読みながらのワークでした。
ちょっとでも圧が強いとシビアな鋭いうぅ!という痛みがでるので、
そこは神経上、ここでの状態下でのその痛みは芯に影響がきて残る痛みです。

この場合は、痛みを下げることとリリース個所の厳選によるショートアプローチが効くのです。

ちょっとこの状態はすごいんじゃない!?と内心思いました。

^−^


よく体の使い方に疑問を持ち、自己理解を深めて行かれ続けた結果がでてのことでしょう。
うれしい限りです。



左半身は軸として使われておるため、
そちらには右半身のような痛覚神経の鋭敏さはなくて、
痛覚麻痺はあるものの。
それでも以前の様子と比較したら、その麻痺による感覚低下が大幅に減じられていました。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



家をつくるとき。
水道工事のような配管工事に電気を通すための電気工事が必要です。
配管と電気が通っていない家を作ったら住みづらいですからね。


筋肉組織内にも、家の建築と似たような配管工や電気技師が働いています!


筋肉の作動は生活に欠かせない水(液)を供給する配管があります。
つまりここでは血管やリンパ管という栄養や免疫に関係する液を流す配管が設定されています。

あとは皆様も自宅では電気を使ってテレビを視たり、冷蔵庫を働かせ、煮炊きするIH機器を作動させたり、照明をつけますよね。
電気が配線されていてできることは生活に欠かせない。
人体も同様に筋肉の薄い膜の内側に、
筋肉をどう動かすか指示命令を受け、筋肉の状態をモニターして情報を中枢へと送ります。
それは電気仕掛けの神経という中枢神経へとつながる電気ケーブルが敷設されています。


特に骨格筋はよく運動をするため、筋肉の内部には、多数の血管やリンパ管そして神経があるのです。




筋肉内部を通る血液を流す配管は毛細血管と呼ばれ、太さは5〜20μmといった細いものです。
成人男性の血管を一列に並べたら、赤道を2.5周する長さでそのほとんどが毛細血管です。

太い配管は曲げに強さがありますが、
髪の毛よりも細い毛細血管は圧迫により格段に詰まりやすいんですね。
筋の凝りのため完全に詰まれば組織が壊死して困りますので、
たとえば半分は通ってるが半分の疎通は阻害されたような不調が起こります。

凝りが初期段階であるか慢性化したかにより疎通の阻害状態は変わりますが、
多くの場合において凝りの慢性化はより重く疎通の阻害を引き起こします。
すると血液をあたえられなくなる毛細血管は徐々に滅して減少していきます。


では次に筋組織内を通る電気工事をおこなって通した電線。
この神経は血液という酸素を含む液があって初めて働きます。
血の供給を受けて神経が働いているときは順調に機能します。
ですが血が滞れば神経の働きが鈍るのですね。
筋肉内の電線も維持できなくなると感度が悪くなってきます。

血流悪化は、人は冷えなどから感知することもありますが、
どちらかというと、漠然とした感じ方しかできません。
特に施術を受けているときに、そこは血行が悪いなとか思えることもないでしょう。

ですが神経の痛覚状態は、感度の良し悪しはダイレクトに脳に届けられます。




神経がしっかり働けるほど血流が戻る筋の凝りがなくなった方にとって、
これからがある意味正念場です。



それは身体の内側からのどのように体の姿勢動作を為してほしいかと、
本能の声が聞ける体になってきたという点です。

いくつも積層された身体操作の誤用のパターンはだれしもあるもので、
そうした誤用から作り出した凝りから縁を切って、
芯の正されたさらに自然体といえる赤子が自らの内側の体全体の道具を余すところなくもちいて
本能の作用を受けて立とうとする姿に近づく道が開けてきます。



実際の話、すでにだいぶん神経状態がよくなっているところをさらに磨きをかける場合、
身体操作の繊細さや合理性に気づいた方ですから
立派に自身のいまの状態に必要とするものへの気づきが得られるでしょう。

えてして自分の内側から着想した身体知を得たならば、
人は良く変わり改善もするし変化が現れますが、
たとえ先生であっても他者の言葉を得ただけでは、
人はそれをうのみにして変化するようなことは本能的に避けるため変化は起きません。

身体上の姿勢や動き方からきた変化は、
よい変化であればそれをよしとして受け入れていけばいいですし、
悪い変化であってもそれがなぜ不具合があったか気づいたときに強烈な良い変化を産み
それを一気に受け入れて化けるたたき台だったとわかるはずです。




ただひとつ。
神経の麻痺が改善するためには酸素の供給が鍵になるため、横隔膜が正常に働かなければ神経が機能しづらいということ。

横隔膜は上下動することが大事だといわれていますが、
横隔膜のその層の部位に静電気のようなものが帯電し蓄電しているかのような層があると
ヨガのテキストで読んだことがあります。

横隔膜の背側に付着した部位にあたるところ。
骨盤の前後屈が強く起きている方の傾向としては、
ちょうど腎臓の裏手当たりに深くまで起立筋や大腰筋の凝りが入り込んでおり、
そこに横隔膜の付着があって引き連れをおこされてしまっていることがおこります。

骨盤底筋が上下動しなければ横隔膜はそれに従って上下動して腹式呼吸の代謝をおこす仕組みなので、
そこからもその問題が見透かされます。

骨盤隔膜骨盤底筋と横隔膜の並行位置が理想.png

立位のそのものの自然体の姿勢にて、
骨盤底筋が地面と並行位置になければ、
その人がほんらいなさるべき呼吸の深さ・充実さが得られていないといえるでしょう。
なぜかといえば、この状態が一番スムースかつゆったりと大きさをたたえた腹式呼吸が自発的に起きるからです。

上図の右のモデル仕様に骨盤底筋と横隔膜がいれるようにすることで腹腔内の呼吸による適度なマッサージ圧が
腹部内部の代謝促進によい作用もなすことといわれております。






ここからは長々しい余談ですが。。。

ただ、、、こうなるべきだというのはカンタン。
じつのところ私もまだまだ骨盤の前傾度合いがきついんです。
少しずつ私も自己修練をして、改善を積み重ねていってるところです。

長年かけてなった状態だからこそ、
そうなったあとはずれた状態になじみ過ぎています。
そこに異常さを感じ取れなくなってきてしまい、
気づけば理想形に窮屈さや違和感を覚えていく。

そのような沼にずっぷりはまり切ると、
どうしても誰かにあなたはそのような沼にはまってますといわれてもわからなくなりますし、
なんて失礼なことをいうやつだ、と逆恨みだってしたくなるのが人情です。
ものごとには言い方を工夫することが大事なので、
やんわりと気分を害さないよう事実に基づいた資料を提示して説明できればいいのですが。

できれば横から撮影した全身骨格レントゲンがあれば、
一目瞭然なんですが。。。 ^-^;



というのも、昔、私が整体の専門学校に通っていた当時、
レントゲン撮影を動画でとって骨格やその動きをみるということをやってまして。

それを私が自身のものを録画でみたとき、
「ありゃりゃ、こりゃ大問題だぞ ー−;」と絶句したことを覚えています。

胴体、首、手足の関節が不用意なところで曲がっていて、
椎間板が詰まっているところがいくつも目につきます。
あからさまに分度器で骨盤傾斜角をチェックしたら、
なんだか他の講習生よりも成績がわるくて、
「自分って体が弱いってこんなところからもわかっちゃうのね・・・」
と悟ったのです。


なので、レントゲン撮影の素材からくる説得力はすごいぞと信仰しており、
ときおりお客様に
「横から全身のレントゲン撮影の写真をお見せできれば一発でわかると思うんですが・・・」
という説明力のなさからきた言い訳にも似たことを言ってしまったこともあります。

お客様の概要からできるかぎりの骨格状態の情報を探り出して、
脳の中でスケルトン像を描くものの、
実際はレントゲン撮影した素材の絵と似てはいるが非なるもの。
そのようなことが多くあります。
それは深層筋が骨以上に強く塊化した場合、
それが骨か筋かが見当がつきづらいためグレーゾーンを含んだ絵になるからです。



単純に言えば、
上図の右の骨盤底筋と横隔膜が並行位置にあるものは血管や神経が理想的な活躍をしている傾向が強く、
上図の左の骨盤底筋と横隔膜が並行位置にないものは血管や神経が理想的な活躍をしていない傾向があります。

たとえば左側の骨盤底筋と横隔膜が斜めッている立ち方をなさる方の場合、
膝裏(特に利き足側は顕著に)に大きなボールや団子上のこぶのような凝りができていますから。
そちらを触り、発痛があるか、痛みの度合いや鈍痛か鋭利な痛みかなどを聞き分ければ、
どの程度、その骨盤底筋の問題が深刻かが察しが付くものです。

そういうのも骨盤底筋と膝内側にある半月板を含む膜状のクッション部分も、
双方、地面に対して並行位置にあるという関連性があるのは変わりのないもので。

たとえば右側の膝内側の半月板を含む膜状クッションの凝りが裏にできた出っ張りと、同様左側の膝内側のそれの両方を調べることで、
骨盤底筋の上下左右の斜めり方やねじれの傾向が推測できるので重宝します。
骨盤底筋部分はさすがに施術する部位としては対象外とするような場ですから、
そこを膝裏(および足裏の足底腱膜も合わせて)で遠隔をもって調整をおこなっていきます。
実際、自身で自分の骨盤底筋を必死になって調整しても、数歩歩けば元通りになってしまうものの、
膝裏や足首や足裏の足底腱膜での調整を加えると、骨盤底筋の地面に対しての水平性が長期にわたり維持されます。
それは施術にてお客様のアプローチをしていても、
そのようにいえるようだと感じております。
膝裏を通る血管や神経が、膝裏にできる凝りに圧迫された関係上、足裏への血液や神経機能の発揮に問題がおそらく生じているようで、
そこをうまく調整してあげなければ、施術のもちが一気に悪くなるんですね。

膝裏に大きなしこりをもっているお客様からは、
「いたたたぁたぁ!!」といわれるものの笑顔でごめんなさいとごまかしてリリースをしてしまうのですが、
この文の冒頭ででたお客様の膝裏の凝りは、やや大きさはあるもののやわらかめのグミのような状態で血管の圧迫をする様子は見られません。
このお客様も以前は、「いたたたぁたぁ!!痛いのは嫌いです!」という感じでしたのに。。。

そして、もちろん、立ち方は上図の右側の姿勢で立たれていました。
posted by スズキ at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月09日

『お尻の脱力』をしてから『肩の力を抜こう』が、かしこい!!

筋肉の体積.jpg

上図を、ご覧ください。

広背筋、大胸筋、などは非常に大きなエリアを占めてますね。

なので体積としても大きいと思われがちです。

ですが、実態は下記のようです。


[順位]  [筋肉]  [体積]
----------------------------------
1位  大殿筋  860cm2

2位  三角筋  800cm2
 
3位  大胸筋  680cm2

4位  上腕   620cm2
    三頭筋
5位  広背筋  550cm2




お尻の筋肉、大殿筋
ここが圧倒的に体積、厚み。
足を動かす原動力になる筋肉です。

長時間の座業は、しらずのうちに大殿筋が力みが入り、脚部をふんばってます。
お尻の筋肉が固まると呼吸が浅くなる。

三角筋の力みからくる肩の力を抜こうというのはよく言われ意識に上りますが、
筋肉の体積からすると大殿筋の血からを抜くことが効率よく全身を緩めることにつながることがわかるでしょう。


だから

『肩の力も抜こう、その前にお尻のこりを緩めて!』


が新しいリラックスを促す掛け声になってほしいですね。
単に肩の力を抜く以上の落ち着きが、即、感じられるかも?!
posted by スズキ at 17:56| Comment(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月24日

人の身体は直立二足歩行をしだしたときから、生理的な現象としてゆがみだすようにできている!!

私ども、施術をする者として、ほとんど脊椎のゆがみがなく立てている人を見つけられるようなことはありません。

それはかつて私が診させていただいたプロスポーツ選手もそうでしたし、
ボディワークの研究をしている先生もそう。
彼らは優れた方々の特徴として精密な身体操作の仕方を研究したり修練で習得なさってきた方々ですから、
脊椎の歪み方は、実生活を送るうえで、またはその競技や武道をなさる上で許容される範囲内に収めています。


生活上、支障をきたすことがない。

そこは重要ですよね。

ただあまり身体操作に関して気を配らない方々は、
少なからず一定のパターンを持った背骨の歪み方をする方々が多くなっています。

脊椎のゆがむ流れ.png


それには理由があります。


人体の胴体部分を左右真っ二つに分けて重さをはかってみる。
すると右側に肝臓という血液ばかりの集まりで重い臓器がある。
肝臓は人体の中でもっとも大きな臓器で、重さは成人男性で約1.5kg、女性で約1.3kgあり、体重の約50分の1を占めています。
このもっとも大きく重い臓器である肝臓が、
立位や座位では、肝臓は右側の骨盤、右腸骨部を左側にかかる骨盤への重み以上にのしかかるようにできています。

その右側腸骨を下方へと沈み込むことは右側骨盤が鉛直方向へ落ちる力がかかることとなるのです。
ここまでは生理的に、人間って、そのように進化の過程でなっているというわけなので、受け入れるしかありません。

ただ大腿部の前側の筋肉(大腿直筋や外側広筋など)を使って利き足として使う意識が右側の脚部に傾倒してしすぎる場合、
その右側腸骨は前傾するようなゆがみを誇張される方向へと移動していきます。


この場合、腰椎5番4番あたりは特に強力な椎間板により仙骨と腰椎5番4番と接合され固定されるような強さがあるため、
骨盤が右へ傾けば、その骨盤の右傾斜に追随して下部腰椎 腰椎5番4番あたりも右へと強制的に傾斜することとなります。

これが図のAです。

ただこのAの姿勢では、上半身が全体右に傾斜して中心の軸より離れすぎる形状となり、
これでは頭部等を骨で支えるための台が作れません。

そのためB図のように腰椎3〜2〜1などの任意の部分を左へと倒して胸の部位を中心軸に沿わせるようにする。

頭がBのままでは左側に落ちていて支えの中心軸から離れている状態を嫌い、
C図のように頭を中心軸に近づけるように右方向へ首を倒します。

この状態が腰部が「く」の字とか「Ⅼ」の字のように見えることで、
現状、どれほどの「Ⅼ」字の側弯があるかという話になります。

ですが人間の身体もよくできたもので、
このL字に腰椎が曲がった状態でも、
相応の負担がかかりすぎない程度の傾斜なら、
なんら不都合を感じることなく過ごせるようになっております。


なので、ある程度のL字はコブ値という側弯度が側弯症にまでかからずにおれば、
このような脊椎の曲がりをしていても、そこそこ循環器も呼吸器も、消化器も働いてくれるのです。

その曲がりが度が越したり、椎間板に委縮負荷がかかりすぎて椎間孔が狭められて神経的な問題が起きるようなときもあります。
それは注意が必要なことでしょう。

できるだけ大きな問題となる前の未病状態で、このような自分の腰椎の曲がり方の値を知り、
その上で根本を見極めて見定めていきたいですよね。


ですが通常レベルのL字は、さほどの暮らし向きを悪くするものとはなりませんから、
気にしすぎるというのは、、、かえって気になります。
ある程度はおおらかな気持ちでいたほうが賢明です。


ただ、精密な身体操作を必要とするスポーツをなさる方、武道をなさる方、そしてさらにこころを平和に近づけていきたい方などは。
かえって自分の現状があからさまに見えて感じて、理想状態との差異を創造的なやり方で改善したいと切望しだしたときがあります。
そういう人達は、わずかなゆがみでも気にしだすときが訪れます。
そこにアンバランスを受け入れていくか、
バランスの上位を得て完全燃焼するか。

それは個人個人、状態の差異や歪み方の特徴や傾向は違っています。
あまりにも些細なゆがみなのに気づけるようになっているという人は、
少数ですがそういう人は、丁寧に改善方向へと大化けしやすい傾向にあります。


でもそこまでではないという人が大多数でしょう。
私自身もまだまだなので、いまだに大多数に含まれています。 
微妙なところですが、、、-.-;


上記のようなL字にカラダの状態がなっているというと「えっ!!」といわれそうですが、
小さなころから徐々に時間をかけてそのような状態を形成してきた場合には、
すでにそのL字に曲がった状態になじんでいます。

かえって正常な理想的な骨盤の位置や脊椎の垂直性などが体験できる状態に他動的に助けを借りて持っていかれると、どうなるか?

グラウディングがよくなったなどの興味深い変化を作られて、
いつもとは違った状態の強さが感じられもしますが。
けっして、理想の骨格位置が現在のその方にとって居心地のいい骨の並びではない場合があります。
かえって、それを無理に続ければつらくなる。。

そうなると無意識が理想状態の@の骨の並びに移行させることを拒むようになります。
またはカラダの自身の脊椎の状態を正確に良い点も不具合を感じる点も同様に全体的な巨視できないときは、
意識して理想状態の骨格の並びはカラダにとて危ないものだと信じて、そちらに進むことを拒むこともあります。

そうなると通常の身体感覚を研ぎ澄ませるという漠然としたやり方では改善ができない。
進む道がCから@へ、移行するのは難しいでしょう。



なのでちょっと自分の身を、平素の生活から離れたところにおいて、
自身の身体、または心身を見つめなおすことができる時間や機械を持つことが有効でしょう。

たとえば、木刀を正確に左右差なく降るためにはと工夫をしつつ振ってみたり、
ヨガの左右差を実感できるポーズをなさって意識と実状態とのギャップを埋めたり、
フェルデンクライス・メソッドのATMセッションを受けてみたり。

今までの自身の身体状態の認知を揺さぶって変化をあたえることでかつての状態が至上という主義を脱して、
新たな純粋に自分を作られた設計図に則った機能を探り出すことが必要なような気がいたします。


上述したところでは、さも、いろいろと工夫をしていかないと理想状態の、
ハイスペックにカラダの機能を使いこなせ快調さを味わえる状態にはいけないものだと言っているように思われるかもしれません。

でも、そういったわけでもなく、(少数派かもしれませんが)なかには私が目が点になるほど、
自分の根本部分の状態に気づかれて修正を施された方々もみています。
どぶ板を外しながら落とし物を探すような苦労をしながら、
少しずつ失われたカラダの機能を見つけ出して、取り戻していく私にはうらやましくもなります。
が、意外にそういった短期に大化けする人の話を、よーく聞いてみると、
そうなることが宿命づけられた人なんだなという理解に落ち着くことも多くあるのです。



私自身が、@の理想状態を味わえたためしがありません。
なので私も自身に合った合理的な改善法を見いだせるよう、いまもじたばたしています。

崇高な自己実現の一環として、
@の理想状態になって自身の潜在されたままの力に触れることができればと願っています。


posted by スズキ at 18:40| Comment(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月29日

カラダを活かした自己成長を表す稽古(レッスン)を受ける大切さ。痛感しています。

数日前の施術のとき。


バレエを熱心にレッスンなさっておられるお客様の立ち方が、いつもと違っていました。


玄関先でお会いしたときには気づきませんでしたが、
立った姿勢を横から見たとき。

私:「地面をしっかりとらえた姿勢をキープしている!!」

脚の筋肉を触ってみても、以前とは違った筋肉の使い方をしていることがわかります。

私:「???」


お客様が、そうなった体についての研究し実践していることを教えてくれました。
足裏を鍛えることと、地面を押すことの意味を理解したうえで実践することでした。
そうすることに、大変役立ったYouTube映像があったと教えてくれました。


石井久美子さんとい日本人女性のバレエダンサーで、
海外で活躍している方がバレエのレクチャー映像を多数アップしておられ、
そのなかに地面を押すという解説が大変伝わりやすいコンテンツがあったといいます。

教えてくれましたお客様のK様、ありがとうございます!!多謝!!


さっそくYouTubeで、足をバレエでどう活かすかについて関係する複数のコンテンツを視させていただきました。
すると驚くほどわかりやすい。

お客様の言葉で「この人の話しは聞ける」と、表現しているのが的を得て実感できます。


カラダの使い方を教える人の動き方の理解の深さも大事です。
つたえようとする意欲や誠意も大切です。
そして解説する言葉の使い方、言葉の選び方など表現力、
そしてその人のキャラクターからも、
「この人の話を聞きたい!」という気になってくるのです。

そういった意味でも、バレエをなさっておられる方々にすばらしい教材になると思いました。


それはバレエをなさっておられる方々のみにとどまらず、
私が今まで持っていた疑問点も解消できたところも多数、
気づかなかったことの気づきもあたえてもらえました。


お客様はバレエやシンクロナイズドスイミング、合気道や合気柔術、太極拳などなど、
様々な運動をなさっておられる方々が多くおられるのです。
私自身は不定期に合気柔術のセミナーを受けたり、
ムーブメント系のボディワークを受けるなどはしてまいりましたが、
定期的な稽古に通うという習慣がなくなっておりました。

いま、しっかり自覚的にカラダを動かしていく修練を新たに積むことがなければ、
徐々に自身の身体操作は刷新され続けることも停滞していきます。
そのときからいきなりカラダの各機能は衰えが加速していきます。

私自身の年齢的にもそういえると思いますが、
それだけではありません。

置かれた社会的立場、コロナウイルス流行の影響する時代背景など。
様々な高い身心に対して与えられるストレスは尋常ではありません。
人体を観続けていると、筋腱のみならずカラダの諸器官や臓器に、
こころの不安がどのようにネガティブな影響を強いるものか。。。


そんなときでさえ、
真摯に様々な稽古を積んでいるお客様方は、
成長し続けているんだという実態を垣間見ることが多々あるのです。

今回のバレエをなさっておられるお客様も、
「えっ??」と私を目を点にさせてくれて、
きっとこれからも進化の速度を緩めることなく成長し続けるでしょう。



それっていい人生の時間を過ごせているということだと思うのです。


個人的なことで恐縮ですが、
私も、何らかの稽古に通うことができればと考えて、道場などいくつか見学に回っていました。

そしてお客様が通っておられる合気柔術の稽古を見学させていただいて、
来年の1月あたりから通わせていただきたいと考えています。
なので、来年、営業再開ができた折には、その稽古に通う時間を確保させていただく予約受付のスケジュールになり、
お客様には多大なご迷惑をおかけいたしますが、どうかよろしくお願いいたします。

施術の技量は、合気柔術での稽古をさせていただく過程で、
さまざまなレベルアップへとつながるヒントをいただけそうです。
それにより、あらたに施術上の体裁きや道具の使いこなしに磨かれていくことでしょう。
そのようなところで、お客様に、合気柔術の稽古を通うようになってよかったねと感じていただけるときがくればと期待しております。

posted by スズキ at 13:13| Comment(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月19日

『楽していこうぜ!みんなぁー!!』

カラダの操作を学ぶとき。
「がむしゃら」に動けばいいっていうもんじゃない。






わけもわからず頑張り通すことも必要なときはあります。
そこはとっかかりとしてもちいることはあるものの、そのままでは進化に疎くなります。
それどころか心身ともに余裕がない動きは、経験則上、身体を傷つける傾向があります。


がむしゃらとは、
【 一つの目的に向かい、血気にはやって 向こう見ずになること。
  また、他のことはまったく無視して、ひたすらあること をすること。 】


がむしゃらである熱心さは評価できますが、
その反面、視覚や聴覚、触覚などの感覚器官に注意を向けにくい状態です。
感情面で言えば、無になるほどの悟りに至るわけでもないなら、
焦りから視野が狭まり物が冷静に観察できなくなり体が緊張した状態という抜けがでてくる。
そんな心身の状況なら論理的思考を深め、創造的な対処ができません。



がむしゃらが先行したトレーニングをし続けたときにおきるのは、
カラダと脳をまんべんなく機能的かつ合理的に生理学に合った使われようがなされないまま、
徐々にダメージの蓄積をし続ける体内器官の形成が気になっていくことでしょう。

脳には負担を強いる運動のしかたを強化学習しつづけたつけが神経系に刷り込まれ、
カラダが正しい操作を学ぶときの障壁をこさえることとなります。
筋膜リリースを得意にしている私どもは、
そのようなカラダの内部に多くのパターン化された部位にしこりができてしまうことを、
経験上理解しております。
そのためお客様の筋肉の凝りの場所、エリア、質、体軸のずれなどを観察すれば、
どのような質の動きのトレーニングをなさっておられたかをかなり精度よく把握できるようになっております。

ただ、がむしゃらに動くときは無自覚な動きを元にしているため、
凝りをつけた本人としては、
自分がこさえたしこりだというのは確かだと理性ではわかっていても、
自分以外の誰かが押し付けたしこりとしか感じられないままでいるのです。



自身で現実的にこのような過程を通してしこりを作ったという実感が乏しい場合は、
脳内の動き方の修正に手をつけることはめったにないです。


だから、そうなると、お客様ががむしゃらになったときにしこりを作り出して、
その凝りを施術者がリリースするという繰り返しになります。



私どものところへお通いいただいているお客様は、
どなたも真剣に自身の身体を整えること楽にすることに取り組んでいる方々です。

がむしゃらになったときの動きは自分のものという感覚がないものの指摘を受けるとき、
理性では自分のことを言われているのはわかるが、
感覚的には他人のやっているしりぬぐいをしなさいといわれているというようにいわれているという。
無理難題を押し付けられているとしか思えないシーンが設定されて、
感情はわだかまるのです。。。




私がいくら、次のようなフレーズを口にし気分を害されないようフォローをしようと試みても。
やぶさかではないと思います。
私がお客様の立場であれば、そう感じるからです。



「 しこりを作り続けているのは無自覚なままパターン化した動きですから、
  わざとお客様がしこりをつけようとしてるわけじゃないということは、
  よく存じ上げています!

  だから少しずつ無自覚なところから抜けていくよう、ともに頑張りましょう! 」



では、私がここでいう頑張りましょうという意図するものは、
がむしゃらになってイケイケドンドンを推奨しているわけではないのはわかっていただければうれしいです。

私が施術前や施術後につたえさせていただいているカラダの操作は、
主に今までのお客様がなさっていた動き方とは違ったパターンの動きをつたえることで、
過去の動作との違いを感じるという「ゆらぎ」を起こさせることがメインです。

実際は動き方以前の、
視聴覚などの感覚器官の使い方や歩きや立つ姿勢のときの意識を置く場所の設置サンプルの提示したり、
いままで考えてはいなかったな〜というところに着眼点を持つというささやかな実体験をしていただいております。
(ここ最近、四つ足での「はいはい」をお伝えすることがおおいです^-^)


オトナになってからの体の操作の変更は、
本人が以前のものを捨てて、刷新する準備ができていなければ。
それは身体的にもメンタル的にも変えたいという強烈な喉の渇きを感じてない限り、
変わることは少ないでしょう。

ですが徐々にかつての自身の動き方ではないやり方を仕入れていき、
一定量以上の獲物がストックできたとき。
そのやり方が、実はがむしゃらになって動かずに省エネを目指したものだと気づいた人は、
「もっとあなたのカラダは楽していいし、そうなったら壮快だよ」という突き抜けた気分を味わうための伏線だと気づいたら。




ときおり私がお客様に、
カラダの使い方が良化した方向へと変えられると、カラダの運動器官がまったく新たな生命力を発揮できる自分を求めて再構築を起こす。
そういうような化けた人がいるんですよ、とお伝えすることがあります。

そうした人たちは、もう、施術を受けなくても、
カラダが勝手に快適な方向を求めて動き出します。

そうやって洗練された方々は、後々になって一人で身体操作の探求をしていかれても、
センス良く新たな課題を見つけ、さらなる進化を繰り返しておられるようです。





蛇足ですが、
楽していこうというメッセージが伝わりやすい

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

高校バレーボールのコミック。
アニメーションになって放映もされていますから、
ご存知の方もおられるでしょう。

そして『ハイキュー!!』(25巻)

https://vod-halloffame.com/e-book/23068.html

がむしゃらに動く黄金川選手と省エネで動く選手、国見。

主人公の日向は、国見が、
試合の後半に温存した体力を発揮したかつての試合を思い出す。
がむしゃらにはない省エネで無駄ない考えられた動きの凄さに気づく。

そんなとき2メートルの身長を持つバレーボール経験が浅い百沢が、
他の熟練した選手にはありえないミスを繰り返し落ち込んでいた。
他の選手にも百沢とは組みたくないと、陰でささやかれている。。。

そんな百沢に日向は、がむしゃらにがんばれとは言わずに、

苦しそうにボールを繋げる百沢に、日向が言います。
「楽してこうぜ、百沢ァー!!」
その言葉を聞いた百沢は、山なりの高いボールをあげます。
日向のおかげで、自分も味方も楽になるプレーを見つけたのです。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



と、『ハイキュー!!』をご存知ない方には、
なんのこっちゃというたとえ話で恐縮ですが。



自分を積極的に楽にするような簡単なやり方を学ぶことで、自分のリズムを整え、いろいろできる!

それはバレーボールも、身体操作の学習でも変わりません。

ハイキュー!!ファンには、
「なーるほどね」と感じていただけるたとえだと思いますが、いかがでしょうか?

posted by スズキ at 12:48| Comment(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月11日

「貴人(高貴な人)」の首の相で、いたいですね

個人的なこだわりですが。

『健康体質』の人の特徴をひとつだけ挙げるとすると?
そのように問われれば。

私は『首』と答えます。

「頭」と「胴」を{首}がつなげます。

「頭部の役割」は、大脳や小脳、延髄等が機能を発揮して、
身体動作の制御や内臓の動き、血液の流れや呼吸などに対して、
全身に絶妙な制御をする名指揮者です。
パソコンが機能するにも中央集積回路(CPU)が必要なように、
人間にも神経系の中枢として情報を集めて処理して伝達する装置が必要です。

もし頭部の脳へ負担が及ぶことで、全身的に及ぶ制御が正常に働けなければ?
イメージしただけでもおかしなことが起こりそうですね。


首の骨は、一般的に頚椎と呼ばれています。

その頚椎からも脊髄神経から分かれて目や耳や鼻等の器官へ神経が伸びて情報が電気的にやり取りをされています。

それだけではなく形状から環椎とも呼ばれる第一頸椎は、
脳への血流の調整弁のような機能を果たすともいわれて、
重要な働きを担っております。
頭部から降りる脊髄神経の脊椎部へのジョイント部にもなっており、
このジョイントがうまく接合させることができなければ全体の神経系の作動にも悪影響が及びます。

「自律神経」と呼ばれる神経系に対して、
多大な影響を及ぼす要素を、首が含んでいるのです。

首の骨.jpg

上図でみるような個所が首の骨ですね。


では、では。。。


首の筋肉は、どこからどこまででしょう?

とりあえず背面で、一番範囲の広い部分は?

首の筋肉.png


それは「僧帽筋」ですね。

僧帽筋は腰の後ろ位置から頭の筋肉が頚部をはさみつつ頭部まで延びています。
僧帽筋の持つ特徴として、広域をひとつの筋肉で統括でき表面積や厚みからも、
かなりパワーがある首や頭の支えとして機能する筋肉だとわかるでしょう。


僧帽筋を使うときのコツがあります。
少し肩甲骨が後方に肋骨から浮き上がるような位置に設置するときのみ、
うまく僧帽筋も頭を支えたり動かすための筋肉として機能し始めます。

それはおそらく四つ足で歩いていたときの肩甲骨の状態がそのようになっていて、
いまだにそのときの骨格形状を私どもが引き継いでいるから起きることでしょう。




ただ体の前面にも背面の僧帽筋に相当する支えや動きの機能を維持する骨格筋があってもよさそうです。

おおよそ前胸部は僧帽筋に相当する筋肉は見当たりません。
ですがたとえばですが、体の前面は呼吸する際に大きな骨格上の可動をかなえるため、
僧帽筋の役割を担うパートを数本の筋肉に分けて設置したように感じられます。

すると筋肉の性質上、
首筋の胸鎖乳突筋、胸骨前にある胸骨筋、鎖骨の下にある鎖骨下筋、そして小胸筋。
それらを合算すれば僧帽筋のような役割を示すような気がいたします。


頭部を前後の体幹から支えるツール.jpg


ちなみに大胸筋は、付着する部位が僧帽筋や小胸筋のような肩部とは遠い、「腕」です。
つまり大胸筋の機能が腕を動かすための筋肉で体幹の維持にかかわるものではないため、
小胸筋のほうが僧帽筋の一部のつなぎに似つかわしいと感じます。
(小胸筋は、このユニットには入れなくてもいいかもしれませんが。。。)
蛇足ついでですが、
胸郭の前後をそろえる際は、
大胸筋の位置感覚は前に落とす感じにし、
肩甲骨は肋骨から少し後方へ浮かせる感じにして、落ち着くのを待ちます。




背面からだけからの頭部の制御よりも、
前面も背面同様に制御できたほうがいいと感じて、
これによりより繊細な頭部の位置決めができます。


頭部を前後の体幹から支えるツール横.jpg

また横から見た頭部を前後から支える際のベクトルは、
前面は胸骨筋・鎖骨下筋・胸鎖乳突筋は上方へと向け、
背面の僧帽筋は下方へと向けられます。

それはちょうど胸郭の横隔膜の後面付着部あたりまで落ちた頭部の重さを、
前面の胸骨筋や胸鎖乳突筋などの支え上げの方向性を維持して持ち上げる性情が受け取り頭部を救い上げる力で支えるようなイメージです。
うまく下降と上昇のベクトルが呼吸の力を助け、そして助けられて循環しているときの胸郭の動きはスムースです。


以上は、私が自己の体内で現状、作り出した個人的な感覚です。



現在、多くの方々は電車内で、または路上でもスマートフォンを見ながら移動しているように見受けられます。

長時間のスマートフォンを観るときの首は僧帽筋に負担をかける.jpg

その際にかかる僧帽筋の負担は、
電車内や移動の歩行というスマートフォンのスクリーンが揺れる状態を、
自身の腕の固定と、もうひとつ、頭部を前傾させて固定させるという二つの強力な固定でかなえます。
いわばそれは筋肉の緊張維持による作用です。

僧帽筋などの頭部を支え位置を固定させる筋肉へかける負担は想像以上に大きくなるといわれています。
たとえば50キログラムの体重の人であれば5キログラムの頭部の重さとなります。
頭部が前傾し頚椎の骨で支える力が減少した量に応じ、
僧帽筋等の筋緊張により頭頸部を支え続けるようになります。
それは短時間であっても、日々のその動作の繰り返しから、
筋肉の疲労が蓄積し続けることになり、やがては後頭骨と第一頸椎の隙間を狭めてしまうようになります。

そのときにはすでに述べましたような頭部への血液量が減少や脊髄神経へのストレスを与えて自律神経の乱れを作り出します。

首ほど精神的なストレスがたまりやすい場所もないので、
一概にスマートフォンばかりが悪いわけじゃないのです。
ですが身体に負担がかからないよう工夫しておかないと、
後々になって頭部血管に異常な凝りを作り出すことで認知力を後退させるような方向へ進みかねません。
そのことは、記憶にとどめておいてもいいでしょう。

そして基本、自律神経の乱れが大きいようであれば、
脳という指揮者でもあり識者でもある存在との交流がおろそかに。
そうして各臓器や器官、または運動器などに対して適切な指示が適切なものから距離を置くようになれば。
それは自律神経失調症とも呼ばれる多岐にわたる症状があらわれて、健康をむしばむでしょう。



統計学で構築された人相でも健康を占うことがありますが、
首の相でも貴人の相と、凡人の相と、下人の相にわけて観ます。

すると理想形の頭頸部を維持するものを貴人の相と尊び、
首が頚椎が詰まることで短くなってしまったり、頭部が前へと押し出される相は。。。
あまりいい首の相とは呼ばれないようです。

同時に首の様子を多くの事例観察してくると、
神経に問題がありそうだとか、
血行に影響があり頭痛がありそうだとか。。。
首の様子を外見的に観るだけで、
触る前にわかることもあります。


できれば理想の首を持ちたいですね。

また先日、お客様で歌を本格的に歌っている方が、
最近はこの人の首をイメージしていると、
スマートフォンにお目当ての人の姿を映して見せてくれました。

そのときに見た人物の首は「貴人」の相をしていました。
私にはその見せてくれた映像のシンガーから、
歌うときも、普通の会話のときでさえも。
機能的に胸や背中を活かしていると、
見せてくれた方と同様に思いました。

そのお客様。
さすが、だとうならされました。
身体操作についても精通しておられる方ですが、
それ以上に動物的なところで引き寄せられているのでしょう。
すばらしい目利きですね。


首を貴人の相へと変えることは、
それは容易な作業ではありません。

胴体や脚部や腕等で構成された、足首、手首、それに他のすべての関節等や筋肉のずれがあると、
それらの悪影響を頭部が受けないようにするため、
それらすべてを首がショックアブソーバー的に働いたり、
つっかえ棒に変わるなどして様々なカバーをするものです。

胴体以下の状態のずれがあれば必ず首に影響が出る仕組みですから。
先行して首以下の胴体部位のすべての筋膜の癒着等の課題をクリアしない限りは、
いくら首のみを調整して緩めたとしても、早々に胴体以下のずれから必要的にまた首を緊張させて固めるようになります。
特にこれは数か月以上の慢性化した状態異常があるときには、戻りが早いといえるでしょう。
なんど調整しても戻りますし、首の筋肉はそこばかりが緩められると、
むち打ちを起こしたかのように徐々に首の長さが短くなっていきます。
そうならないよう注意をしたほうがいいようです。


つまり胴体以下を先行して、徹底してずれや異常をリセットしていくと、
首は独りでに正位置に移動しだそうとします。
そうなったら、後は首の周囲についた緊張や筋膜の癒着を丹念に解けばいいのです。
するといい首の相のまま、キープできるでしょう。



ですが、そこまで徹底した細部のリリースまでしていただける治療院等を見つけるのは、
現実問題として困難なことです。

ならば、せめて日頃から自分の僧帽筋に向き合いましょう。
今の自身の僧帽筋のささえは、緊張しすぎていないかな?
仕事で酷使していたら、それをリセットするためにケアをして疲れを明日に持ち越さないように。
相当な大変な僧帽筋の状態なら、信頼と実績のある施術院などを必死に見つけだして、解放を依頼するのも手です。
そのときに頚椎第一に対しての手技を任せられるところを見つけられるかどうかがカギになります。
首全体を通して、施術上の難易度が高い場所です。




みなさま、そのように僧帽筋に気を配って愛の視線を送り続けてください! 
ぜひとも、自身が貴人の首の相となったイメージをもってみませんか。

よろしくお願いいたします!!!



自分の僧帽筋に愛を!.jpg


posted by スズキ at 19:12| Comment(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月15日

体の現状イメージを、お客様に伝えやすくするためには、、、の工夫のひとつが、人体図を描いての図解でしょうか

先日、フェルデンクライス・メソッドの先生から、
「なにか、使い勝手のいい人体骨格モデルを作図できるものはないか?」と質問されました。

フリーソフトでちょうどいいものとなると、意外に細かいところの微調整ができなくて、
作図に手間がかかることが多いのですが。
最近では、androidソフトでも、フリーでも使えそうな解剖学ソフトが多数出てきてますね。
ただそれもしっかり使いたければ課金しなさいという仕組みではありますが。

私はandroidタブレットで愛用している「Visible Body ヒューマンアナトミーアトラス 2021」で、人体内部を観察し、
そこから人体像を見透かすようにしていきます。


ですがこちらのソフトは、関節の動き等が表現できるものではないため、
人体が歪曲した悪い姿勢をとらせるといったことはできません。
私はそこはWindowsの「Poser」ソフトにお世話になっております。



こちらのソフトで骨格を入れた人体を動きをつけているとき、
意外な発見をすることがあります。
たとえば次のようなことも、その一つです。


理想姿勢と歪曲姿勢のフォルムを描いていたときに、
なぜ、右利きの人には左側肋骨や左首に問題が出やすいかというイメージが、
わかりました。



それは長年施術をしていて、経験的にはわかっていたことです。

ですが仕組みが、図示できるほどには理解できていなかった。
だがPoserで実際に作図してみたら、容易にポイントが目に飛び込んできました。


理想姿勢と歪曲姿勢の上半身フォルム1.jpg

上図を見ていただきたい。

左図は理想姿勢・右図は歪曲姿勢。
その違いを観察してほしいのです。




観察から差異等を着眼した分析事項を、ひとつひとつ取り分けていきます。




たとえば、鎖骨の高さをチェックするとどうだろう。


理想姿勢と歪曲姿勢の上半身フォルム1鎖骨高さ.jpg

理想姿勢は、地面に対して水平です。
歪曲姿勢は、地面に対して右鎖骨末端が高くなり、斜めになっています。

また左右の耳の上端の高さが水平かどうかを観察すれば、
外形をみて骨格の現状を容易に想像しうるものです。




中心軸は、どうでしょう。


理想姿勢と歪曲姿勢の上半身フォルム1中心軸.jpg

上下が一直線になって骨を几帳面に積み木して支える理想姿勢。
上下が蛇行して骨のずれが生じて傾倒している歪曲姿勢。

この違いを、観察してみてください。




胸郭のフォルムは、どうでしょう。


理想姿勢と歪曲姿勢の上半身フォルム1胸郭.jpg

台形状で安定する理想姿勢。
右のラインが伸ばされて開きすぎとなり、左のラインは詰まって狭窄する歪曲姿勢。


この違いを、観察してみてください。


きれいな台形状なら、きれいに寺の釣り鐘を吊り下げた状態にフォルムが落ち着いて見て取ることができます。
台形から形状がいびつさが増したときは、脇の下の深部の凝りがひどくなり、左側腋窩リンパ節に異常を起こし、
胸郭の呼吸時におきるはずに拡張収縮が起きないため、呼吸量が正常値より低下します。
それは呼吸計測器で息を吹くときにはさほど他の正常作動している人とは変わりがなくても、
安息時に呼吸量が低下していく傾向があり、それを補うために肩を上へ前へと持ち上げて粗悪な呼吸に頼ります。
そうやって猫背姿勢をとりやすくなります。
つまり、猫背の方々は、胸郭のフォルムが理想から離れていて肋骨の可動が悪くなった状態です。






首の状態にフォーカスすると、どうでしょう。


理想姿勢と歪曲姿勢の上半身フォルム1首の負担.jpg

垂直に頚椎が並ぶ理想姿勢。安定していますね。
左右の肩のライン自体が水平を失い、その上から伸びる首のラインは、想像以上にカーブがきつくなるのが歪曲姿勢。
力学的な頭部の重さが落ちる力のベクトルラインが、首のカーブに描かれています。

この違いを、観察してみてください。

(首の頚椎椎間板は左右での詰まりと開きすぎというアンバランスなくさび型が描かれた部位の左側側部に、
 棘状の骨棘にも似た硬さの筋肉が骨化した棘が突き出ていることがあります。
 これは頭部への血流を悪化させ、非常に危険なものです。
 本当にそれがあると気づいた人は、大病になる前にしっかり緩めてください。
 そのことを切に、切にお願いいたします)





以上の骨組みのラインを抽出してワイヤーフレームにしてみます。
すると、次のようになります。


理想姿勢と歪曲姿勢ワイヤーフレーム.jpg


私が施術前にボディチェックするとき。

骨格のアライメント。
つまり骨格が上下につり合いを保つことで、体を支えられているかどうかを見るとき。
私の脳内で、お客様のカラダの評点を観察した末に、
このようにシンプルな図形化した絵を描いています。


地球には9.8Gという重力があることも、
脳内での図示には欠かせません。

理想姿勢と歪曲姿勢ワイヤーフレーム98G.jpg




人体構造上、立位・座位では頭部の重さが、頂点にあります。
すると「頭部の位置ずれ」があれば、
たいていが複雑なゆがみが混在するパターンであって正確性には欠けるものの、
ずれのパターンがいくつかありまして。
そのパターン認識ができるように、私どもは訓練しています。

お客様の人体骨格上のワイヤーフレームの絵を見て、
鉛直方向に働く重力との釣り合い関係をみます。

歪曲姿勢であれば。。。
水平面に傾斜が生じたときの力学的な支え負担の様子、
それは肋骨の肋間筋や鎖骨の鎖骨下筋などの首の下面の柔軟性ある筋をこわばらせて固定させるという
自前のコルセット装着を強いさせている。
首では弧を描く外側に対して大きな力学的な負担を常に計上させ蓄積させる。
これは本当に怖いことだと思います。


歪曲姿勢を見るには、そのお客様自身の理想姿勢が正確に描き切れていなければ、
そこから離れているかどうかを知ることができません。

多くのお客様と私どものカラダの見立てのひとつの違いは、
この理想姿勢を客観視していくつかの評点をみてるかどうかです。


理想姿勢と歪曲姿勢の上半身フォルムからわかる異常2.jpg


以上のようなことが、Poserで描いた「理想姿勢と歪曲姿勢」を並べた図から見えたわけです。





この見方は、基本、施術をする上では初歩の初歩。
見たままのことですから難易度の高いものではありません。



ですが実際に左首筋の奥のコリや左側胸郭部の狭窄や異常位置へのずれがあると、
それは月一度の他者による施術でうまくリリースできる程度の状態であるお客様ならばいいのですが。

芯にまで、すでにその影響がもぐりこんでいる方の場合(病位が奥に来た状態と等しい意味)には、
自身の状態をチェックする見立ての力を教えてもらって、
同時に自分でもそこを緩める操作やセルフリリースをするようにしていただいたほうがいいと願っております。



そのときのセルフリリースを、自分の手の力でなどのハンドワークでできるかどうか。
私も自分で、自分の課題点を見つけてアプローチを苦心しながらしつづけたわけです。
ですが、正直に言えば、
・リリースでの痛みの負荷が高い、
・リリースの効率が思うほど深まらず、あきらめてしまう
などこれは絶対に勧めたいといえるものまでではなかったような気がします。


ですがそれが、いまのところスモールサイズのベン石温熱器を使って、
私の問題の深い上図の歪曲姿勢のときに生じるしこりや骨の狭窄部分を解くと。



うれしくなるほど、快適で簡単に解けていくのです。
セルフリリースの時間は十分に取りますが、そうしただけの見返りが十分にあります。




そして骨盤のずれが問題、仙骨、仙腸関節のずれが問題だというケースもありますが。


実際はそれらの部位を緩めて調整してみたとしても、
状態によってはそれほど長い時間待たずに元通りに戻ってしまうこともあるでしょう。
それはよく聞く話です。

そのような方々の身体をみれば、
すでに上半身部分の胸郭や首回りに何層にも及ぶ深い筋膜の癒着したものがあることも散見されます。

頭の位置ずれが起きると、頭部の裏にある後頭骨が理想位置からずれますので、
後頭骨と仙骨の連動連鎖の性質から、
やがては初期状態が思わしくないお客様のときは時を待たずして仙骨もずれるわけです。

そうすると、施術は山登りのように、次から次へとさらなる高みへといざなうものですが、
一歩進んで半歩戻るを繰り返すようになります。。。

頭部の凝りや胸郭周り、肩回り、首回りなどに十分に深まる手が差し伸べられてケアされないと、
下半身のずれを上半身のずれが引き起こしてしまうことになるのです。




それは実は日々のセルフケア、
歯医者さんに行くと「毎日、ちゃんと1回はしっかり歯のよごれをしっかり落とすまで磨いて」といわれますが、
それと同じことです。
歯を磨くのを一週間〜半月もおこたれば、きつい将来が待っています。
それと同等のことだと思ってください。



自分で毎日、ちゃんと一回はしっかり体の汚れをしっかり落とすような磨きをかける習慣です。



私の反省からくるある理由から、
ぜひ、そのような習慣を持つ方が増えるようにと切望しています。

そのためにもわかりやすいどのような部位を、どう解けばいいか、つたえられるようになりたいのです。


posted by スズキ at 15:41| Comment(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月13日

筋肉は、さほど痛まない、、、のです。

「昨日、木刀をひさびさに振りすぎて、筋肉痛がぁ・・・厳しい!」
といったりしますね。

ですが、そうは思いつつも、
生理学的に観察するとNGです。


痛みが出る組織部分.jpg


上図に示したようになります。

筋膜や骨膜などの膜組織は、連続したコラーゲン組織で作られていて、
皮膚という外部からの圧や熱や乾燥湿度などからの防衛作用が強い組織同様に、
非常に感受性が強いということが知られています。

それに対して、
皮下組織や筋組織はあまり痛みがないのです。

もちろん筋組織も無痛じゃありませんから痛いのは痛いのですが、
引き連れるような痛みを感じたときは、
ほぼ筋膜が癒着が生じてしまっている。

伸ばすといたい、引き連れた痛み、ジーンとする、、、となると、
靭帯や腱などもいきなり木刀を振りすぎて普段使ってない筋を使いすぎて緊張が維持されっぱなしとなった問題が生じてしまう。

この靭帯や腱も、筋膜や骨膜と同様にコラーゲンで作られていて非常に感受性が強い組織なのです。


そして筋膜リリースといってワークをするときには、
筋膜や靭帯や腱などのコラーゲン組織を緩めるためのずり庄をかけていったり、
ときには筋緊張を作りっぱなしになってしまった誤動作中の神経を改善します。

連続したコラーゲンで作られているとい膜組織などは、
どこか一箇所が体内部分で引っかかって引き連れてしまうと、
その連続し連携して動作するように仕組まれたコラーゲンラインが全体的に引き連れてしまうのです。


ちょうどそれはウエットスーツを着た際に、ねじれた感じで着てしまうと、
全体を通しての着心地が悪く感じるかのようなものです。


この体内で引っかかりやすい部分というのが「どこにあるのか」を、
施術をする先生方は知っているので、
そちらをリリースすると楽になるのですね。
ただ一般の方には、痛みが感じられる患部から突拍子もなく離れた部分に引っかかり部位があるのがよくあることなので、
なかなかみつけられません。





そしてコラーゲンでできた部分は、急性であれば傷害でもない限り組織の繊維の流れに沿って
引っかかったり固まった筋膜部分を撫ぜていくような操作をすれば、
よくリリースを示します。

また筋紡錘の問題で引き連れているだけの場合にも、
カウンターストレイン等のリリーステクニックで良い成績でリリースできるでしょう。



ですが慢性化してコラーゲン組織部分が連携した組織の流れを通せないような根を持つと、
骨組織以上の硬化がしめされて容易にリリースできるものではありません。
そしてそのような部分の筋膜の炎症は麻痺をして無感覚となっているのか、
または痛みの一部を感じ取れているのかという範疇にいることがほとんど。
いずれにせよ内部的には非常に感受性豊かな筋膜に重ねられた問題からは、
その部位のリリースには大量の体液が固まった板ゼラチンのような癒着した膜を溶かすため、
体液をそちらへ流れるように意図的に流れを操作するようにしていきます。

すると麻痺していた炎症箇所に血流がいくことで、
麻痺が解除か軽減され痛みが実感できるようになることがあります。

そのような痛みのきついのが一気に出過ぎないようにする瀬戸際の見極めが難しいところです。

ただ・・・慢性化して数年も経っているという場合は、
表面上の中層の中分くらいはリリースができても、
その奥の深層筋膜が癒着が強いと、
場合によってはすぐに状態が戻りますので。

施術を受けると毎回の変化は感じるが、
徐々に本質的な部分まで変わっていく感じまではないという気がしてきます。

それは特に慢性化した筋膜の癒着が骨膜へと最奥部まで癒着が進んだ場合ですね。

筋膜も骨膜も両方とも感受性が強い痛みが出やすい部分です。
関節部などに最奥部分の筋膜と骨膜部までコリが入り込むと動脈菅の締め付けがきつくなって現れてきます。

おそらくこのような最奥部分まで筋膜の癒着が進んだ時は、
筋膜リリースを得意になさっておられる専門の先生方に見ていただいたほうがいいでしょう。 ^-^

エクササイズ等でリリースするのは、かなり厳しいようです。



posted by スズキ at 11:44| Comment(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月25日

身体操作の学ぶ機会は、、いつでも、そしてどんな状況でも、得られるものです・・・


手足の筋力は非力だから、力むのです。体幹をつかって手足を最大限活用しなさい」という理論。


手の肘から先や足の膝から先を使いこなすのは「難易度が高い」のです。

肘や膝が微塵でも力む体制であれば、
曲がったり、詰まったり、動き回ったり。

たとえばそのときは、
腕を前ならえ状態で前に出してもらい、
手首当たりを下方に向けて圧すると三角筋という屈筋がガチガチになってしまう方がおられます。

すると力を外に向かって発することはできない状態になってしまいます。
それは外に向かって力を出そうとしても、
自分の体の中に力が返ってきてしまっています。
そうなると非力です。

すると腕であれば肩や肩関節が負担がかかってその関節を取り巻く靭帯や筋肉がダメージを受けます。
首にも多大な負担が生じますね。

その腕の操作をしているならば、
施術を受けてもなかなか改善できないという人も出てきてしまうほど、
この腕の操作の仕方がうまくなければ自ら腕を使い生活する中で肩や首を緊張させ、
該当する関節や筋肉のダメージを蓄積させ続けるのです。




だったら肘からもう少しだけ肩に近い部位を圧し、
ちょっと上に腕を持ち上げてくださいというと、
強力な力をおおかたの方は発揮できるようです。


これは「肩甲骨が自然に動き出して背中側の大きな筋肉群が連動して機能」した結果です。
体幹を支える筋肉群と腕が連動したときには、
腕の非力な筋群に頼ることがなくなります。


そうか、、、肘から先は非力で使えないのか、、、。

ざんねん!!

と諦めてしまうのも、潔すぎます。

ただ肘から先の手首あたりや手のひらでも力を発揮させたいというのが、
普通の感覚を持った方の発想でしょう。

肘関節、手首関節の腕の骨部を腱の操作で、
さらに強力な力を発揮することもできるのです。
合気柔術などで技を使う際に、それを用いることがあります。

その技を受けると、
予想外の力の厚みを受けたとき、一瞬にして相手は抵抗を手放して「えっ、それって、なに?」と、
聞き耳を立てるというモードへと反応を起こしてしまうのです。
その同調作用を生み出してからであれば、たやすく相手がこちらの動きの指定に付き従ってくれる。
そのような、周囲で見ているとへんてこな操作がそのときに起こる時も。。。

そこにはけっこう高度な技があり、日夜の修練と練磨がなければ悟れないと思います。
動きのノウハウを先生に教えていただいても、それを身につけるのは自分ですし、
自分が先生が何を意図して動きの注意点を教えてくれているのかを解らなければ、
迷宮に落とし込まれたまま、出て来れなくなるような気がしてなりません。




足でも同様な作用があります。

たとえば、仰向けになっていただいて、
膝から上の部分で操作する感じで足をあげてもらうときと、
膝から下の部分(たとえば足首や足先)部分で操作する感じで足を上げてもらうとき。

第三者が膝下に少し強めの庄をかけられて、それを持ち上げようとするとなかなか持ち上がらない人が多いのです。

それが第三者により膝上に手を置いて圧されると、
相手の手をはねのけて脚が持ち上げられるのです。

そのときに観察をすれば、膝下に意識を置いて持ち上げようとすると、
足の大腿直筋のようなすねの前側の筋肉が使われています。
そして鼠径部あたりが窮屈に詰まりを感じさせられる状態に追いやられ、
足を持ち上げることを拒んでいるのです。

それが膝上に手を置いて、そこを持ち上げようとする意識をしたときは、
骨盤の一部の腸骨から動きがはじまり、ハムストリングや背中の筋肉群といった伸ばして使うとパワーが出る筋肉が働いてくれる。

その筋肉郡のパワーは、数百キロも容易に持ち上げる潜在能力を秘めたものですから、
相手の手の庄が30キロ程度なら簡単にはじき飛ばせるのが道理です。





そのような脚部の操作の要点があります。



ただそのような実験をしてみたとしても、
頭の中ではなるほどとつぶやいてみたが、
肘の使い方や膝の使い方を示唆するヒントは配ることができても、
なかなかそれをきっかけに奥へと自力で踏み入って身体的な動きの再プログラミングが起きるまではいたらないこともあります。
以前から自分がどのような手足の使い方をしているのかを客観視する必要もあります。
そしてたとえば合気柔術ならば先生が与えてくれた動きの所作の型を学ぶ上で、
なぜ、そのような操作をすることになるのかという知的な肉付けをしていかなければなりません。

その知的肉付けをしようとしなければ、
ヒントは胸にとどまり刺さり続けることなく流れてしまい、
忘れ去られてしまうでしょう。
そうなればいつもと同様な運動操作のしかたを繰り返すのみです。

一番重要なのは、
自分の頭で思考を深めるプロセスなのです。





「どうしてそうなるのか?」という課題の発見ができる人は、幸いです。
その観察は、やがて、ほかの部位の観察へと視野が広がったときに知的観察眼は層を積み上げて、
直感を持って最適化された回答を与えてくれるようになるでしょう。


「どうやったらそうできるのか?」
とは、知的観察のストックが貯まりだしたときに、
勝手に生み出されるだけのものだと、私は感じます。



お客様の中には、
常に前向きに自問自答を繰り返される方がおられまして、
長年かけていくつものブレイクスルーを起こす発見をし、
着々と成長を積み重ねる人もおられます。

身体操作に関しての自問自答とは、
自分の日頃の行いを振り返ってそこから実地で学び教訓を得ることのできる人です。
そしてそこからひらめきを得るためのプロセスです。

たとえ合気道の先達や先輩や先生がおられたとしても、
彼らがその技術を生み出す前までは、
私たちと同様な自問自答を繰り返し、
多様な研究課題の設定から発見を蓄積なさったことでしょう。



私は、基本的に人の身体的素養として備えられた力は絶大なものであり、
その絶大さは誰もが持つもの。
その視点で能力には、決定的な差などないと思います。

たとえ身体の一部が多大なダメージを蓄積していても、
疾患があったとしても、です。
そのようなつらい状態であったとしても必ず内側には、
いまも目覚めることを期待してやまない能力や機能が寝たままであって、

覚醒を待っている人が、そこにいるのです。

覚醒して、すごくなる人が、いま、私の目の前に居るんです!!!

つまるところ自問自答で微塵の知の力の血を蓄積して気づきが増やせれば覚醒するはずでしょう。


人とは、そういう存在です。




私の尊敬する尼僧の方が認知症となられて、
そのような自問自答はできるものではなく、
非常にシビアなご家族の方々の生活状況を聴くときなど。

誰もが100%、
自問で自動に高みに押し上げられるのは容易ではなく困難さがあることもわかります。。。
そう思い知るときもあります。。


私が申し上げたいのは、
いま、このブログをお読みいただいている方が、
身体操作について自問自答やフィードバックを得ようという習慣を受け入れていただければと切望しているということです。
少しだけでももちろんOKですので、ぜひ!!


私の信念として、
自問自答をして、自分を高みにステップアップさせるか、そうはしないか。

人は身体機能のルールを紐解かれて成長の喜びをいったん知ってしまえば、
自分の体を管理する、よき管理人となろうと務めるようになるのでしょう。

そのようになれる存在では、誰でもがあるのです。





ちなみに、、、。
私の母に、とある高齢者にもやさしい身体訓練法を教えてくれる講座が近くで開かれており、
そちらにいってみるようにアドバイスをさせていただきました。

現在、まだまだ体調がすぐれてはおらない健康面では弱気な気分モードでいる母ですから、
以前の元気なときは120%断っていただろうところにも通いだしました。
というのも、以前に、行ってみたら?というと、
ばっさりと「忙しいからいけないわね〜」とのお返事でしたから。
体の状態を現状を脱して脱皮したいという熱望の機が熟したのが、
からだのつらくなってしまった、今のことなのでしょう…

息子としては早めにやれば賢明だよといっても、
その言葉に真剣さが足らなかったということでしょう。
自分へ対しての不甲斐なさや一抹の悲しさを覚えるところです。



実際にその講座に一度、母がお邪魔させていただいてのこと。
なかなか奥の深いもので、初回の講座を受けてみて「?・・・?」という、
その体験の流れから自問自答を深めるまでにはいたらないようでした。


私はいま、なにをしているのか?
私はいま、なにがたのしいのか?

そしてこれでなにがよい状態へと変わっていくのか?

まったく見当がつかない様子でしたが、
でも、少しずつ通ってみようとのこと。



80代半ばからの身体訓練法の手習いです。
年齢は問題ではありません。
いつからでも初めていいのです。


ただ現状では体がつらい感覚器官がくぐもった不透明状態に陥ってから始めたものです。
そうなると身体感覚も、感度が悪くなり繊細に動きの質の善し悪しがわかりませんから。
その状態で気づきを増すのは、私であっても困難を極める状態だといわざるを得ません。。。




ですがそのような母の現状であっても、
新たな視点で自分の体と向き合ってみて身体操作の地肉を増やすことで、
やがては「自分の体はかしこいんだよ」と笑ってくれるときがくると信じています。




posted by スズキ at 09:50| Comment(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月18日

長寿の秘密は、腸が握っている!!!

先日、お客様のおひとりに、
腹部のレントゲンおよびCT撮影をなさった資料をお持ちいただきみせていただきました。

ずっとお客様自身、お腹の特定部分に負担感が感じられ横隔膜の動きが制限されている実感を訴えておられます。
そのことは幾度か私もお伺いしていて、
腹部に手を触れて硬さもある。
お腹のぐるぐるぐるぐるーーーーっと水分が移動する際の快音が聞こえてきます。

いくつかのお腹のなかにある違和感は感じても、
大腰筋くらい位置決めがしっかりしていれば手で流れを正確に追うのはたやすいが、
大腸は表面に出ていたり奥まっていたり。
流れの一部は追えても追いきるのは私ごときの腕では困難でした。


そこを自身でしっかり現状の自身の体を見える化させる必要があると判断なさられ、
私がいつも散歩する池上本門寺のご近所の病院へおもむき腹部の撮影を願い出たそうです。



あとは個人のプライバシーの部分がございますので詳細は申し上げられませんが、
見せていただいて正確な現状を把握出来たときに、
なにをしなければならないかははっきりしました。

とりあえず炭酸マグネシウム便秘薬「ミルマグ」!


酸化マグネシウムE便秘薬

こちらを定期的に取られることをお勧めさせていただきました。
私も断食修行をしたときにミルマグはお世話になったんですね。

腸内がいい感じに浄化できた感じです。
腸内で膨らんでくれて掻き出してくれるのは、いいですね。
おかげでげっそりとしました。


おそらくそのお客様も、げっそりするのかもしれませんね。
がんばってくださいね!!!! ^-^




実はお腹のコンディションと聴くと思い出すことがあるんです。

それは、以下の本で読んだ内容でして。


汚れた腸が病気をつくる―腸をクリーンにする究極的方法



世界で最も長生きした人

トマス・パーです。
享年一五二歳


1483年 誕生
トーマス・パーは、サロップ地方、シュロップシャー州のシュルスベリーから10マイル程離れた、
アルバーバリー地区の小さな村ウイニングトンで、ジョン・バーの息子として生まれる。

1635年2月 152歳
伯爵式部官トーマス・ハワード(Thomas Howard)は、驚くべき長寿のトーマス・パーの噂を聞き、
彼をロンドンに連れて行き国王に見せようと思い自分の保護下に置きました。
この年、馬2頭と寝台車をトーマス・パーのために用意しロンドンに向けて出発しました。
一行は、ロンドンまで150マイルを2〜3週間をかけて旅をしました。
ケリー氏は行く先々で次第に増える見物人を整理するのに忙しかった。
152歳のトーマス・パーを一目見ようと無秩序に群集が詰め掛けほうほうのていで一行は、ロンドンに到着した。
1635年9月
 国王、チャールズ一世(Charea 1)に拝謁する。宮殿を下がってからも、ロンドン滞在中は、152歳の彼の長寿にあやかろうとする人々に囲まれ、あたかも見世物のようであったという。


1635年11月14日
ついにパーが死ぬと、チャールズ王は、彼がそんなにも長生きした理由を突き止めるた
め、有名な外科医( ハーベイ(血液循環の発見者)に命じ、死体解剖を行わせた。ラテン語
で書かれ、今も保存されているその医師の報告書によれば、パーは慣れぬ王室のぜいたく
な食事に耽溺したせいで『急性の消化不良』を起こして死んだという。
彼はウェストミンスター寺院の有名な詩人シェークスピアの眠る(Poet Corner)の一隅に埋葬された。
現在も寺院で墓碑をみることが出来るそうです。

その老人の内臓器官はすべて完璧な状態だった。
しかもハーベイが描いた大腸はきちんと正常な位置にあり、あらゆる点で青年の器官と遜色がない。
そのような解剖図が描かれていたそうだ。

現代の微生物学者によれば、このレポートの中にパーの長寿の秘密があると言う。
それは腸に関する短い描写の中で、生来の保護力を持つ細菌叢が若者のそれと同様で、
殆んど損なわれていなかったことを証明しているからです。


・・・といいます。


これが、この本の締めくくりです。

「そうか、、、腸のコンディションを整え置くことは、本当に長寿の秘密なんだな!!!」
と思える私の胸に刺さったエピソードです。



余談ですが、彼は、

80歳 で、妻を迎え、
122歳で、再婚しました。
130歳で、私生児を産んだ女性から子供の父親だと訴えられ、それが事実だったそうです。

元気でモテモテだったのでしょう。




今はトマス・パーの肖像画が描かれたイギリスのオールドパーというウイスキーで、
彼を偲ぶことができます。




私は、ほとんどお酒を嗜むことはないものですが、
トマス・パーの御利益を期待して一本買いたくなりますね。 ^-^


posted by スズキ at 21:15| Comment(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月04日

胸骨にある感情的心臓検査経穴って?

最近、胸骨部分(下図を参照:胸前の青く囲った骨部分が胸骨です)を巧みに使おう!
という掛け声をお客様へかけさせていただいています。

^-^

胸骨部分の操作については、
武学入門 武術は身体を脳化する〈新装改訂版〉
など他に多数著述なさっておられる「日野晃 」氏は、
武術愛好家やフォーサイス等のダンサーに関心が深い方々にはおなじみでしょう。


日野氏は、胸骨の巧みな使い方について詳しく著書等で紹介しておられます。
実際に書かれているとおりにまねて身体を裁いてみる。
するとある程度の身体の動きが出来上がっているものならば、
容易に身体的なパフォーマンスが向上してしまうのです。


とても実践的で面白いですよ〜。 ^-^



胸骨部分は身体操作の要のひとつの基準点にもなるほど大事な部分です。
そしてそれは胸郭全体のスムースな動きをつかさどる一端でもあります。

ただこの「胸骨」。

胸骨の骨の形状が各人ずいぶん違って見えるのです。
定型どおりという通例の標準形に収まるものではなく、
実にバラエティに富んでいます。

だから誰でもが等しく胸骨部分の操作をしてみても、
一定の成果や感じ方にはならないという場合もあるのです。


胸郭がうまく動いているかどうかの状態は、
胸骨や胸骨柄、肋骨や肋軟骨、それに胸椎などの骨関係を逐一チェックすることが大事になります。

特にそれは呼吸の呼気と吸気の動きにより十分な胸骨の動きがあるかどうかをみれば、
ある程度の胸郭全体のコンディションの良し悪しの全体が推測できます。

たとえば、胸骨上にある心臓の状態の良し悪しを壇中という経穴部分でみるのですが
それ以外にも呼吸の質も、胸骨柄部位に目をやれば免疫系の状態もみえてきてしまう。

下図の身体的心臓検査経穴と書かれた部分が壇中の経穴部位で、
こちらをある程度、身体を緩めて感覚を鋭敏な状態にして押されたとします。
すると心臓部になんらかの問題もなさそうな方は、
別に痛くもかゆくもなく、骨を触られた程度の感触を持つのみです。
それが心臓部分に難点となるような悪条件かにありそうなときには、
それはもうツーンと厳しい痛みや熱傷の痛さにも似た深いさが感じられます。
それもわずかな指先を壇中に触れるかどうかでも。


だから案外とそのような状態に陥ってしまっているときには、
リリースするのも大変なんです。
リリースされる側もアプローチされる瞬間。

「こんなに激痛があるなんて、この施術者、強圧してるんじゃなかろうか!?」
と思われてしまったり。
肋軟骨部分の間がつぶれすぎて状態が悪すぎるときなどでは、
実際に少しだけ強く押さねばならないときもあります。
ですが基本はなでる程度の軽い10円玉3〜5枚分の重さの圧しかかけません。

だって、ほんとうに激痛がくるところだとしっているので、
それ以上痛いとなると、
無意識に施術者へと攻撃が始まります。。。。

まぁ、少しくらいはぺしっとたたかれてもいいのですが、
本当に「トラウマになる」ほどの痛みの感じ方なのです。


実は・・・・このトラウマになるほどのというところは、
いいえて妙なるところがあります。

下図に描いた部分の剣状突起部分。
この部分あたりを感情的心臓検査経穴として
感情エネルギーのつまりや問題がこちらに集まって、
そのエネルギーの流れが滞られるという経穴ポイントでもあるからです。
それは「病気よ、さようなら」という本に書かれています。

胸骨をチェック.jpg




そういったセンシティブな部分は強圧は避けるというのが常套手段です。

かつてのトラウマを受けたときのシーンが突如として思い出されて、
実にいやな気持ちになりますから。
それはほんの些細な力で押してみても、そのような反応が出てくることもあるんです。。。


なのでその胸骨上のラインは刺激することは避けて、
その周囲の肋軟骨部分の変形した状態を戻すために、
関連する靭帯部分の骨のような硬さに変わっているところにアプローチを持っていくわけです。

赤ちゃんや身体の柔らかく正常な方々は、理想的な胸骨のムーブメントがおきているのですが、
現代で生活をする私たちの多くは、いつしかその生活の中で胸骨の動きを抑制させてしまっている。
それも気づかないうちに。

個人的には胸骨部分がしっかり動いて心臓の血液を送る力や酸素をしっかりとりこむ肺の力があれば、
だいぶ今の私たちが被ってしまっている体調不良部分も削られていくだろうと思っています。

私の施術では、少ししっかりこの胸郭周りを解いていって、
体調の向上をはかるように心がけています。

ただ、、、人によってですが感情的心臓検査経穴ポイントを触るときには、
ひやひやするときがあります。

そのような意味も含めて、胸骨部分はリリースのし甲斐のある部分ですね。





もし胸骨の動きをちょっと研究してみようかなと思ったら、
日野氏の本などから関心を深めていくのもいいかもしれませんね。

posted by スズキ at 15:39| Comment(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月30日

脳に栄養を送る2本の血管

脳に栄養を与える血管として、
頚動脈」と「椎骨動脈」の二つがあります。

脳の動脈.jpg

「頚動脈」は、皆さんも、聞いたことがありますよね。

のどぼとけの高さで、のどぼとけのもう1〜2センチほど首の骨に近い方を指で押さえると、
「どくっ!どくっ!」と脈打っているのがわかります。

こちらが頚動脈。

こちらの頚動脈。
首に関係する筋肉群の筋緊張が強まりショートしたり張りが強まれば、
左右の頚動脈の脈の強さがけっこう大きく差が出ていたり、
頚動脈の脈圧が弱く感じられたり等の異常がでてしまう方もみうけられます。


そしてもうひとつの脳へ血液を運ぶ動脈として、
頚椎のなかを通る「椎骨動脈」があります。

こちらの動脈の脈を取ることをできませんが、
たとえば、頚椎が詰まっていたり、斜頚しているときには気をつけなければなりません。
それは第二頚椎から上部胸椎までぐらいの並びをみるのですが
尋常じゃないつらい肩こり首凝りがあってという場合には、
私が見る限りではほぼ頚椎の椎間板の狭窄(詰まっているということ)があって、
おそらくのことその部位の「椎骨動脈」には動脈がねじれて伸ばされたり詰まらされたりして細くなっているようです。


頚動脈や椎骨動脈に問題があると、
脳内の血液が十分な量が送られてこなくなってしまいます。

通常は、心臓から送られる血流の1/3が脳へ配分されているのです。
それはひとつの器官でこれほどの量の血液を必要とするとは驚異的。
ですがそれだけの仕事をするのが脳内の神経調整力なのでしょう。

もし1/3の量が首の筋肉の筋緊張等で確保できなくなるとどうなるか?

そのときは、まっさきに大脳部分へいく血液量を減少させていきます。
それは脳の中でも呼吸器や循環器や生きるために必要で生命維持に欠くことのできないものは、
脳のなかのほうの奥にあって、そちらへは優先的に血流を送ってサバイバルできるようにするのです。

大脳部分が少しぐらい働かなくても、
息もできれば消化吸収もできるので、
生命維持にはさほど問題ないからと、
ばっさり落としてしまいがちなのです。



するとなかにはそのような脳内に届く血流量が減少して、
思考力が落ちたり、
意欲が減退したり、
性欲が減少したり、
精神的にうつに近い様子を映し出す人も出てくるようです。

または話を広げていえば、
低血圧で上が90台かそれを切るほどになってくるときには、
私の経験上というつたないものですが、
少なからず脳内の血流量も減少していることも多くあります。


だからときとして、
首の筋緊張が解かれて、
首の問題がただされたとき。

頚動脈や椎骨動脈の流れが理想に近づきだすと、
大脳の働きが活発になってきて、
いままでの大脳への血液量ではエネルギー不足というガス欠状態で
うまく活躍できなかった状態〜抜け出すことができるようになった。

すると、けろっと、
「あれっ?私って今までどうしちゃってたのか。。。
 気分の優れなかったときのことなど、もう思い出せないなぁ ^-^;」
といえてしまうようになっていく。



ただ首の筋肉の扱いは、硬いからといって、むやみにあまり強い力をかけてはなりません。
施術をするものとして、圧の質を考慮したり、圧をかける方向を計算づくで安全を確保するなど、
いろいろしているから、アプローチをされても後を引かないですむのですが。
一般の首の筋肉特性をご存じない方が無理をされて、
かえって斜頚へとつながったり肩こり鞭打ちなどと、
やっかいなことをこうむることもありますから。
あまりここは自分でがんばりすぎないことも大事です。

顎二腹筋という舌骨を引き上げるためにつかう筋肉の異常があると、
首の筋肉の硬化が緩まりづらいということもあったような気もするし。

また手首や足首という、首という名のつく、頚椎以外の首たちも首で。
頚椎部分を解くと同時に、手首、足首も緩めておかないと、
頚椎部分をいくら解いてもすぐに戻ってしまうケースがあります。


それは斜角筋等が骨以上に硬く感じるほど固定化している方もすくなくなく、
その場合には頭蓋骨部分の縫合部がずれが著しいこともあって、
そちらも相応量平行して緩めていくようにする必要の出るケースもあるので。
そうなると頭蓋骨部分(額関節関連部位を含む)にもリリースの手を伸ばす。

そこまでしても、まだまだ十分にはとりきれないということもあります。

それは首ほど頭部を乗せてその重さに耐えたり、
左右上下前後に動きを持たせたり、
自律神経系のリリースの必須ポイントでもあるし、
かなり複雑な状態に落ち込んでしまっている人が多くいる。

おそらくタブレット状のゲームやスマートフォン等を過剰に使うひとには、
首や肩が異常をきたしやすくて、
それらを使いすぎた人は特に首等のリリースを受けても
自らがまたスマートフォンを見たりゲームをするに対し
もっともそれをやりやすいようなずれた状態に戻してしまうのです。
そこは自分の身を守るためには何をすべきかを、よく考えてください。
賢くならなければならない点だと思います。



最後に。

それじゃ、自分で首を解いていこうかと思うのだがという問いに対して。

頚椎部分は体全身や脳にも変化の影響が出るものなので、
自己責任といって勇気を持って自己治療したとしても、
容易に成功は望めない難しいリリースポイントです。
成功より失敗して後始末が大変。
そんなことで担ぎ込まれる感じになる人もおられます。

最低限、首の解き方についてすこし専門的な本を目を通したほうがいい。

そう思います。

また一般レベルの首の解き方を伝えるものは、
かなり大雑把で効果が薄くしか出ないものか、
施術基礎の力がない方には舌足らずで危険なものも。
第一に、人それぞれ頚椎部分の問題のパターンは多様に違っているのだから、
それぞれにあった対処法をしていかないと、
ある人には効いても、ある人には効かない、またはダメージが加えられるなど、
難しいところもあるので。。。

私ごとですが、私が今までみた首について書かれた一般書レベルのマッサージ本には、
あまりこれいい!といううならされたものはなかったので。
それだけ注意が必要です。
(またむろん、私がすべての首関係の本を熟知しているわけではないので、
それだけ慎重に選ぶ目を持とうという警鐘を鳴らさせていただいたことになります。
それは実際に、6名ほどのお客様が、自己流で首を緩めようとして、
シビアな状態に陥っていったことを経験して後悔したとのこと。
そして首がずれるということは第一頚椎がずれて硬膜部の引き連れもおきるので、
それがもとで自律神経系の問題にまで発展してしまうことがあるものなのです)

posted by スズキ at 02:30| Comment(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月06日

中斜角筋による首をゆるめ伸ばす方法

首を伸ばすときのやり方

首の周囲の筋肉が極度に凝り固まっている方は、
これからの話は除きます。

すでに起立筋が上下全体が深くリリースされている方に有効なアイデアです。

すでに抗重力筋としての起立筋群がゆるんでいるのだが、
なかなか首の詰まりがあって伸びない人にとても有効なものです。


首を緊張させて短縮させるパターンを持っている人は、
かなりの割合で奥歯の噛みぐせがあります。
別段、奥歯を強く噛むような必要もないのだが、
つい習慣的に奥歯を無意識的に噛んでしまう。

すると、この癖が強い人は、
頭部の側頭部にある左右の両側頭筋を捉えホールドしつつ、
後頭骨下端を支えあげていくことで、
頭部の蝶形骨を水平に、そして耳と肩峰を並べようとしたとき。

瞬間芸的には理想状になるかもしれないが、
それはまったく長続きできないものです。

そればかりか修正を短期間に繰り返しすぎれば、
過矯正による反動が襲いかかってくるものです。
それは頚椎第1の状態が不安定になってしまい、
全身にそのずれの不具合が及ぶこともあります。

専門家が繊細な微調整をしてどのような落としどころへ調整をするのかがわかっているならまだしも、
そうでなければ、
一般の方は過ぎた矯正はかえって体に甚大な後へ残るダメージを与える。
そしてこのダメージを治せる人は専門家でもそんなに多くはおられません。
そのような注意すべきリスクが含まれているのですね。




それではもう少し安全に、より良い状態を習慣化させてケアしていきたいでしょう。

そのような方の場合、
私がお客様の首をチェックする際には
中斜角筋が少し外方へでっぱって緊張している形状が見て取ることができます。

これは私自身が施術をして気づいたところなので、
ほかの方も同様のことを見ているかどうかはわかりませんが、
ある程度の実施成果が挙げられているものです。


この左右の中斜角筋を同時に軽微な継続的なずり庄をかけることで、
首がほっそりしだしていった人を、私は幾例も見ております。


やり方は実際にレクチャーしなければ感覚的にはつかみづらいと思いますが、
要点をかいつまんで説明させていただくと、次のよう。

お客様自身で中指と薬指を使い、
自身の左右の中斜角筋を比較的に軽い30グラム程度の庄で上方へと牽引(ずり庄)するのです。
これくらい軽い庄なら頚動脈に悪影響が起こる心配もでてきません。

中指があたっている部分の斜角筋の硬化部分は、
呼吸に合わせて筋肉が上下に動く様子をつぶさに観察するようなセンサーモードの手指にすればするほど、
不思議なほど緩み出す瞬間を迎える反応がでる人もいるので興味深い。

このエクササイズ状態を、
一日に30秒程度を2〜3回繰り返します。
(※ もしおこなっているときに、体調が悪くなる等感じた際は、筋緊張が強すぎか、またはずり庄が強すぎるときもあります。
    様子を見ながら観察的に行うか、やめるかをご判断ください)

やってみると個人差もありますが
早くて二週間もすれば、
見た目上、首が長くなり出した印象を対面する相手に与えられるようになるでしょう。

この中斜角筋のずり庄をかけると、
それと同時に、頭の重さがフッと軽く感じだし、
体の前面が上方に軽く浮き立つような感覚へ。
そして胴体もよく上下に伸びつまりが消えていく。
腰の詰まりが減っていく感覚ももてるでしょう。

そして視点はいつも見ている目の高さよりも、
明らかにちょっと高いところから見ている。


結構気分がいい。

みぞおちが緩み伸び上がり呼吸もしやすくなってくる。


最後に、
これはある程度、起立筋群が上から下まで全般的にすでにリリースが進んだ時にやってみることをお薦めします。


背中側の筋肉が全体的に柔軟性が薄まって感じられる人は、
私の施術をお受けいただけるのがベストだと思いますが、 ^-^
たとえばランブルローラーやストレッチポールなどを使って起立筋群を緩める習慣をもった方などにも、
いい効果がでているようです。



posted by スズキ at 12:35| Comment(0) | 体のイメージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする