2015年02月20日

体の使いようは、思いやりある「もう一人の自分」が決めています



前回にブログで
アレクサンダー・テクニーク系のボディ・マッピングの本を紹介させていただきました。


ボディ・マッピング

単にボディ・マッピングといわれても、何がなんだか、、、。
用語が専門的すぎて、馴染めなくて敬遠したいなという人がおられました。 ^-^;

確かに、確かに。

ならば、私が噛み砕いて脱線しつつ説明しましょう。

たとえば、
今までは「どこからが手か?」と質問されたときに、
肩の付け根から先が手ですと答えていたとします。
それでは自分の体の認識が甘くてマッピングミス。
運が悪く負担を強めにかけているならば、
腱鞘炎を得たり、
肩が持ち上がったり下がったりして肩こりやルーズショルダーにしようと、
気づかぬうちに自分を追い込んでいるようなものです。

手の構造は、鎖骨も手の骨ですし、肩甲骨も手の骨なのです。
つまり手を動かす際には、鎖骨や肩甲骨を活かして利用する。
だから鎖骨や肩甲骨を活かして使えるように練習して磨きをかけるならば、
故障してしまうリスクは、大幅に軽減されるものです。

たとえば股関節や膝の使い方など、骨盤の正確な認識。
その他、体の各部の認識が、正確な体の構造上からかけ離れれば離れるだけ、
故障してしまうリスクが高まるのです。


正確に人体構造を認識して使えていれば、
故障リスクが低減できるわけですよ!
思い込みで誤認した人体構造図を元にし、
それで使い倒せば故障リスクが増えます!

ざっくりと言ってしまえば、そのような話しです。


例えが適切ではないかもしれませんが、次のようなイメージです、、。

日曜大工で木工の椅子を作ろうとする。
トンカチで釘を打とうと思ったのだが、
手元になかった。
しかたがないから適当な代用品として、
手近にあったドライバーでガツンガツンと打ち付けて釘を打った。
そうとうムチャなことをしているとイメージをしてみてください。
ドライバーはネジを回す機能はしっかりしているのですが、
釘を打ち付ける想定はありませんから、
しばらくすれば強打に負けて壊れます。

そのときにドライバーに向かって
「なんて、役立たずな製品だ」と怒るのは、
ちょっとお門違いだと思いませんか?

「トンカチを買ってきてから、作業を始めたらよかったな。」と後悔するのが普通でしょう。

ただ日曜大工なんて経験したこともない方が、
トンカチの存在を知らずに、自らの思いつきで手元にたまたまあったドライバーを使って、
ガツンガツンと打ち付けてみたとします。
やがてお決まり通り、壊れて使えなくなるのです。

そのときにドライバーに向かって
「なんて、役立たずな製品だ」と怒るのです。
トンカチの存在を知っている人にしてみれば、
ちょっとむちゃくちゃなことをいう人だと思えてしまうものです。
でも当の本人は、壊れたことに対してしか問題を注目していない。

様々な状況で、その作業に適した工具を選択して使うならば、
いい製品の工具であれば相当長持ちをさせることができます。

そうであるにもかかわらず、
ドライバーのメーカーにクレームをつけたとしたならば、
慎重に理解して使うべき使い手の責任を投げ出してしまっている。
そのようにたしなめられるのです。
社会通念上、当然としてわかりきったことまで説明文をつけなければならないというなら、
メーカーは大変ですよね。

ただ自分の人体を創ったのは自力ですとは、いえません。
神様が作ってくれたというのでもいいでしょうし、
進化論的に創造されたものだといってもいい。


元来、こちらの世界では、
利用の仕方を教わる権利があるのではありません。

神様も、遺伝子も、
体の使い方や認識を修正せよとは指導もしません。
それらメーカーにクレームをつけても意味がない。

利用者がさらに賢明に生きいようと選択するなら、
利用者責任を先行させて考え、
「自分の体」というツールを、
理解しようと積極的に打って出るべきなのでしょう。

正確な体のパーツごとの認識が得られるように学び、
既存の思い込み部分を修正することが大事なのです。

身体操作を高い技術でおこなうには、
体の部分部分の機能的認識を正確に。

そこを徹底させることが先行すれば、
後々になって、気付きが増えますし、
大きな飛躍にもつながります。



また、、、体の使い方をテキスト無しに自学自習していくというのも悪くありませんね。
私は好きですよ。
そのような観察型の研究も。

ただ『誰かが先にもう開発してしまった技術を、改めて同じものを再度開発していく』
ということをすることにもなります。
根底から理解を深めたい人は、そうすべきだと私は思います。
ですが体の賢いユーザーとして要所を知りたいなら、
手間とリターンが釣り合いがとれなくなるでしょう。




ただ、蛇足として付け加えなければなりません。

「手の骨はどこから?」ということがテキストや映像から明瞭にわかったとしても、
なかなかそれを修正できない人もいます。

それは事実です。


人は、過去につらかった体験をしたことがあると、学ぶのです。

デスクワークを、スポーツを緊張しながらがんばってしていたとき。

一生懸命に姿勢を固めたり息を潜めながらチャレンジしたときに、
肉体や精神がつらい痛みや苦しみを得ます。

仕事やスポーツも、
うまくいくことばかりだとは限りませんから、
体も痛くなりますし、恥だってかきますし、
窮地に立つようなつらさだってあります。

それで勇気がくじかれる経験をするとき。

たとえばそれが、
学生時代にバイトでウエイトレスをしていて、
お盆をもつ手の使い方を教えられもしなくて、
手のひらをパーのままで広げて持っていたら。

それでは手首の機敏な動きが制限されるため、
肩を持ち上げて固定して持つようになります。

30分もすれば肩や首や腰が筋緊張がひどく、
呼吸だってしづらくなるものです。

それを数年繰り返せば、
頭のなかにある手の使い方のボディ・マッピングを修正し書き換えてみたとしても、
現実的な問題として体の中の運動神経を司る部位にまでそれが届くほどの理解は、
そう、容易いものではありません。

そこには潜在意識に、「お盆を落とさないための肩の位置はここしかないの!」
という言葉が鳴り響いているでしょう。
お盆を落としてお客様にコーヒーや食事をぶちまけて謝っている自分を観ているのかもしれない。
絶対に、店長からの信頼を失わせて失望させたくはないし、
自分自身に対して恥をかいてしまうのは嫌でしかたがない。

お読みになってわかりますように、
責任感があればあるほど自らを緊張状態に追い込んでいき、
ドツボにはまることもあります。
適度な緊張状態はいいが、過度な緊張状態は、
未来永劫といえるような「身体操作の悪癖」へ転化します。
そのようなチェックをする際には、
緊張状態では腹部での呼吸が制限がかかりますので、
そちらの様子をモニターすれば読めるときもある。

人って、他人からの評価を気にしてしまう社会的動物です。

もうひとりの「自分のなかにいる自分(あなた)」が、
いつも最悪な状態に陥らないようカバーしてくれています。

そのような精神状態は、
ほどよく肉体的な姿勢や動作に反映され続けます。

それは単純にボディ・マッピングの修正だけでは、
リセットが効かないように思います。

つまり、しっかりボディ・マッピングを学び、
これでいいのだろういった誤認した身体操作を改善を済ませた後。
それでもなかなかボディ・マッピングによる修正手続きだけでは
十分な客観的成果が現れてこないような部分があるとするならば。

もうひとりの「あなたのなかにいる、あなた」が、
活躍中かもしれません。
もうひとりのあなた自身は、
自分を守ろうと必死にかばってくれているのです。
実にけなげすぎるほどに優しい、いいやつです。

ただ、ときどきトンカチを使うべき状況下で、
ドライバーを持って釘を打ち付ける癖がある。 ^-^;
緊急避難のとっさのときに、
とりあえずの対処法として。
その後にもトンカチを見ても反応せずに、
ドライバーばかり使おうとするのですね。

ですが、、、そのもうひとりのあなたは、
いじましいほどにあなたを守りたくて必死です。
その誠実な感情に、顕在意識もありがたさを感じています。
だから人の動きや姿勢の修正は一筋縄ではいかないのです。


このように人間の動作の癖(または悪癖)を決めるものは、
過去に感じたストレスへの対処法として生じたものが少なくありません。

少なくないどころか、
そういったものの集大成で、
人体の姿勢や動作が構成されている。
私自身の自己感覚で評価すれば、
いまでも7割ほどは、
そんな悪癖でこさえられているんじゃなかろうか。
そう思えてなりません。


だから、
徹底的に身体操作を改善するためには、
次の潜在意識から自分をけなげに守ろうとするもうひとりの自分に、
やさしく感謝の言葉をかけて別れを告げるステップも必要なのです。

体という客観的に触れる見れるというハンドルのいいものから離れ、
過去に生み出されたその人のサポーターたちとの会話になります。


そこまでくると、
カウンセリング的レベルの世界に入り出すものでしょうね。 ^-^

まさに心のなかの緊張が解放されたときに、
それにともない体の姿勢や動作が改善する。

世の中にはそのようなことができるような工夫した技術もあるようです。

実に興味深いことですし、
感動的シーンの連続でしょう。

ボディワイズで行われている範疇を、大幅に外に出ているわけです。

ですが、そのようなところにまで今後の人体の姿勢や動作の改善ツールが話が及ぶことを、
期待してやみません。
posted by スズキ at 13:01| Comment(4) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月09日

『太極の推手』について、Youtubeの映像紹介

先日、ずっとお会いできないでいるフェイスブックでつながる友人と、
年始にわたり互いの一年の抱負を語り合った。

私は、あいも変わらず『仕事』。
その精進することは相変わらずですが。
仕事の潮流を変え整える下地つくりも。

ということを短く要点の得ない文章で。

友人からは。。。
太極拳に精進なさっておられることは、
彼のフェイスブックにかかれている内容からわかっておりました。

仕組みの詳細はわかりませんが所属なさる太極拳の会の進級をなさる試験を受けるそうです。
そして翌年には、師範になる試験へ。

数十年も昔から、
指導者としての格の高さが際立つ方です。
だから面倒見のいい、
優れた先生になってくれるのだろうと楽しみ。



ここからは私ごとですが、
施術をする前に、体の使い方をちょこっとだけお伝えするとき。
太極拳の訓練のひとつに『推手』という、訓練法がありまして・・・>と、
話をさせていただくことがあります。

はっきり申しまして、
私が人に太極拳についてとやかく言うようなことは、したくありません。
それはひとえに太極拳の奥深さを知るにつけ、
「私は、な〜んにもわかりませ〜ん。^-^;;」
という思いがふつふつと湧いてくるものです。

あまりわかりもできてないことを口にすると、
「わかっているんだろう」と誤解されるので。
かなりそれは、いたたまれない気持ちになる。

知ったかぶるのは不本意で居心地が悪いのです。
堂々と「私は少しだけしか知らないのです」と言い放ってみたい。

私は単純に太極拳が好きなだけなのですよね。
友人のような師範になれる器ではありません。

ですが施術前の身体操作を説明の都合上、
太極拳の推手についてザッと話をさせていただいている次第です。


もしかするとそのようなお客様の中に「推手とは?」と、
本格的に知識欲に燃えておられる方がおられればと思い、
音声は中国語中国語漢字と英語テロップ付きの楊式太極拳の先生の推手の教則映像を紹介させていただきます。



http://youtu.be/-wVpXzbnyWs
楊氏太極推手 楊軍


多くの推手の映像をチェックしての、
お勧めというわけではないのですが、
見やすく解説してくれていますよね。

私は英語テロップよりも中国語漢字。
こちらのほうが観てわかりやすくて。^-^;

最初の7分位までは推手実演の映像がありません。
実演を即見たいという人は飛ばしてくださいね。

ただこちらの映像だけでは、
お遊戯にしか見えないという人もいるはず。

呼吸を感じ取り、向かい合う両者が手の甲を当てています。
その皮膚の皮のミリ単位の繊細なセンサーで、感じる世界。
この映像の様子に注意深く沿って動きを学んでいくならば、
質のいい動きのポイントがいくつもゲットできるでしょう。

また推手といっても、手先だけをチェックするのではなく、
全身の作動に手の動きを助けている点も観察してください。

いつか前述させていただきました太極拳の師範を目指す友人に、
推手の手ほどきをしてほしいと思っております。
posted by スズキ at 12:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月28日

自分の呼吸筋をつかまえる

骨格筋は、
関節をまたいだ骨と骨を結んでいる筋肉です。
骨格筋の例.jpg
上腕二頭筋という、ポパイの腕の力こぶ部分。
その筋肉は肘関節と肩関節をまたいで付着していますね。

骨格筋という筋肉を収縮させることで、
関節を折り曲げるようにして動かすのです。

つまり骨格筋を使うには「縮めろー」です。

別の視点で観ていただければ縮むというのと緊張と同じ意味合いあれば、
「緊張しろー」といったところでしょうから。

運動神経のいい人ならば、
上腕二頭筋を緊張させるならば、
そのう裏側に拮抗している筋肉の緊張を緩めれば緩めるほど効率的だと体が教えてくれるでしょう。

しかしそんな拮抗筋のリリースができなくなるほど緊張が先走るなら、
気づくとそのままで体が硬化して凝り固まるということも起きるので。
気をつけなければならないところですよね。


「私が理想にする」というところを前置きさせていただければ、
質のいい動きは骨格筋の過剰な筋パワーを削ることから始まる。


骨格筋から動き出すのは、NGと考える。
そして自らの身体操作の基礎を作りだす。


骨格筋の筋パワーが貧弱すぎては、
生活するにも消極的になりがちで、
ものには限度があるのですが。
私には骨格筋は必要最低限あれば、
それで十分じゃないかと思います。

自分の体の骨格筋の筋肉量を増やす意識は消したい。

それよりも、
骨格筋を動かす前に、呼吸筋!!!!


呼吸筋を大事に扱う意識。
これは動き出しのきっかけを与えてくれることになりますし、
中心からの動き出しという体の体幹や芯からの動きの始まりを叶えてくれる。

呼吸筋とは、詳細に解説するとこれだけでも相当な分量の知の体系になります。
だからこの場では、大胆に端折りますが。 ^-^;;;

合気道なり太極拳なりバレエなり、
呼吸筋を使い倒さなければならないものを実践なさっておられる方々は、
「呼吸筋」という言葉を使わずに、
「呼吸を大事にしましょう」という教義を受けたなかに含まれているのです。

たとえば呼吸筋も、幾つもの隔膜という名で呼ばれ複数ありますが、
そのなかのわかりやすいひとつの例をあげれば、
横隔膜が有名ですね。

呼吸筋の例.jpg

腹腔と胸腔を分ける仕切りです。
横隔膜が上下することで呼吸を促します。

息を吸えばダイナミックに胴体を風船を膨らましたかのように膨らましたり、
息を吐けばダイナミックに胴体の風船が縮まっていくわけです。

この呼吸筋を活かした動き出しを心がけることで、
体の芯から動き出しがはじまります。
そして筋肉の中心から末端への筋肉の動きの連鎖が起きます。

筋肉の使い方が下手で力んでしまう人の特徴は、
体の芯部分がガチガチに固められて動きを失い、
手先などの末端部分が力みでプルプルいってる。

それは体の芯と末端が、まさに分離されている。

観察していただければわかるでしょう。
そのようなときには呼吸が止まっている。
生命感の薄い運動に終始していることでしょう。

そこから抜け出していくには?

そのひとつのヒントになるのが、
動きの達人と目されるものの動きに、
どのような特徴があるのかを観察し、
常人が活用していないところを知る。

理解できたら自らも使えるように、
意図的に練習をしていくのです。


最近、少しずつ呼吸筋が大事ですと、
私が理解できている範囲内ですがお伝えしようと試みています。

呼吸筋の良否と自律神経コンディションと相通じる関係性は深い。
つまり呼吸筋の探索ができていなくて初歩的な機能発揮に倒錯し、
そこに気づいていないのならば。

良好な改善変化が生まれてこないのかもしれません。

基本的に骨格筋のノウハウを告げてきたほうが、
世の中にそちら関連のテキストが豊富にあって、
共感を容易に得ることができると思います。

そのほうが話が進めやすくもあるのですが、
そろそろ呼吸筋による運動の元締め役には、
顔を出してきていただければいいのだろう。

そういえば、
社交ダンスなども、
軸を複数に分ける必要がある。
骨格筋のみで考えておいたら
散々な体のバラけ方を示すでしょう。
呼吸筋を生かしているかどうかにかかってくるところが大きいのかもしれない。

体内に分散して置かれる呼吸筋を理解していく。
新たなるフォームの支える概念を作り出し、
骨格筋の主導した収縮してばかりの一軸を得意にする筋肉の使いから
呼吸筋の主導した膨張してなめらかな多様な軸も通せる動きへの転換。

それぞれの呼吸筋をパートごとに作業させる訓練は必要だし、
部分ごとに同時かまたは時間差で必要な量だけ意図的に始動させて
動きを作り出したりフォームを支えてみたり。


本格的に呼吸筋と付き合うときに面白さを増すには、
私が以前に「これ、すごいよ〜」といっていた、
ヒップホップの一派のアニメーションダンスの世界に迷い込んだトレーニングが必要になるでしょう。
動きの原理はポッピングとは違う種類の動きだとはわかっていますが、
私には動きの巧みさのレベルではそれを想起させられるものです。

(アニメーションダンスってなに?という人は、Youtubeの以下のビデオ教義がわかりやすいでしょう。
私もずっと前に、ヒップホップをなさっておられる女性にこのDVDを見せていただいたことがあります。 ^-^
アニメーション・ダンスの基礎 http://youtu.be/J0qkjfYB7jU )


ところで、なんで、最近急に呼吸筋が大事だよねと言い始めたのかというと。

そのことを私が今まで知らなかったのではなくて、
最近、お通いいただいているお客様方が、
体が整えられてきて動きの選択を固定化させる保守的な歯止めが緩んでおられ、
新たなことをお伝えしても受け入れてくれそうな様子が目に見えてきましたので。

それがうれしくなってきて、
ついつい、こういうのもあるんだよと紹介するようになってきた次第です。
そして、
そのように紹介させていただくに連れて、
呼吸筋の活用と身体の整体効果の持続と発展の関係性について、
ものすごく強烈な可能性を感じられるようになってきました。




屈筋群と伸筋群に分けた骨格筋のコントロールもままならないときに
呼吸筋もといわれるならば、
動きの質が云々以前に雑な動き方を脳に伝えるのみになってしまいます。

私は動きの指導について、
他の先生に教えてもらうようなことは一切なくて、
(昔に私が太極拳等を習ったときも、ほとんど口での解説はなかった)
バレエのレッスンを通っておられるお客様が、
バレエ教師と生徒とのミスコミュニケーションについてお話をしていただいたり。

それを聞くたびに、
私は自分のベースは施術屋さんだからと、
動きの指導をおまけ的なバックアップグッズとしてきたのかもしれません。
言葉足らずで動きの内容を伝えるところの逃げ腰があったのでしょう。
私には、そこが辛く許せないところです。


ただ、、、
私自身、自分が自分を変えたすべては、
自らの動き方を、以前の状態から改良させ決別させてきた量に比例しているというのが実感です。

たとえば、
今の私は年に数年に一度、風邪をひくこともあるということですが、、、。
小学校のときには、一学期のうちに15日位は熱を出して風邪で寝込んでました。
それが普通でした。
ほんとうに体が弱かったんです。

それを変えてくれたのが、
施術知識の獲得。
そして予防医学的スタンスで関心を深めていった、
施術に勝るとも劣らない成果が動きを良質にする試み。
実際は私の体は、自分が思っているような動きをせず、
歯がゆいところがほとんどですが、、、
それであっても、だいぶ変わりました。

そして
どこかの合気道の本のタイトルにあったように記憶していますが
「すべては呼吸から」という言葉があります。
私は呼吸筋の存在を感じられるようになり、
そこの部位の奥への道を進み始めてから、
体は少しずつ整えられていきました。
骨格筋ばかりとか骨での支えばかりでは、
体がぼろぼろになります。
ついつい私も呼吸筋の活性化を忘れて、
ときどき長期休業を余儀なくされたが、
その復活するたびに呼吸筋の巧みさを
一歩ずつ熟考して理解を深めてきた。

だから過酷な施術にも耐えられるようになりました。

つまり骨格筋だけで施術をしている人は、
私と同様の施術を見よう見まねでしてみても、
決して真似できないでしょう。

その秘密は、
、、というか、秘密にしているわけではなく、誰も聞いてくれないだけなんですが、^-^;
私が呼吸筋を意図的に活かしながら圧を作りだし施術をしているというところにあります。

他の先生方から観て頂いて、
危険な施術をしているにもかかわらず、
事故が皆無という秘密も私の身体操作中に呼吸筋を活かしているからのこと。
そうなるには、そのようにできるような計算があってのことです。

呼吸筋の操作は私は地味な気功のエクササイズを、
むかしにやってきたところが原点です。
ただ今は自由に自分で呼吸筋の操作を創作して楽しんでいます。


来年は、風船を膨らますところから呼吸筋へという、
簡単なエクササイズからもうちょっと巧みなところへ話ができれば。

そこ、とても重要視すべきであろう。

posted by スズキ at 17:13| Comment(4) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月17日

バルーン・エクササイズによる呼吸筋活性化

昨日、施術中にお客様から「『バルーン・エクササイズ』をするといいんだよ」と聞いたと教えていただいた。

バルーン・エクササイズとは?

風船.jpg


シンプルにお伝えすれば、
風船を膨らますことです。

以前、風船ダイエットって流行りました。

風船を膨らます際に肺活量をフルスロットル。
いつも使えきれていない呼吸筋全体を使用へ。
特に横隔膜の動きに注目していただければと。
胴体の上下の真ん中に位置する大きな筋肉で、
横隔膜の上下運動で上にある肺や心臓を圧し、
下にある胃や肝臓、そして大腸や小腸も圧し、
効果的な内臓内部のマッサージをしてくれる。

いわば内臓は「最たる深層筋群」といえよう。

内臓も骨格筋が硬くなるのと同様に硬化する。
たとえばオーバーユースでオーバーヒートだ。
胃が消化液を出すときにも胃の筋層が活発化。
利用が過ぎれば肩や首が凝ってしまうように、
胃の筋肉が硬化著しい状態に陥れられるのだ。

首や肩なら手でマッサージを加えればいいが、
内臓の消化器や呼吸器や循環器に関わるもの、
それら全体をマッサージするというのは困難。

内臓マニピュレーションという専門的なリリース法はあるのだが、
一般の方が型通りを真似てやれば事故が起きかねないだろうから。

そうなると風船ダイエット流に、
横隔膜(数日前に他のお客様がハラミと呼んでいた^-^;)を活性化させて、
凝り固まった血行不良の温床となった内臓全体をマッサージを加えればいい。

非常に効率的に、呼吸筋の活性化で胴体の歪みも内側から修正が加えられて、
丁寧なバルーン・エクササイズで、姿勢も整えられていく効果が期待できる。

たとえば風船を膨らますとき、
肩のほうで息を送り込むとか、
胸部から息を送り込もうとか、
腹部から息を送り込もうとか、
腰部から息を送り込もうとか、
横隔膜や骨盤底筋群の上下を誇張しようとなど、
いったんは部位ごとにセグメント分けをします。
そして各部ごとにスムースに機能できるように、
工夫しながら息を送り込む練習をしていきます。

各部の箇所ごとに効率よく息を送り込めるように鍛えていったら、
たとえば肩と胸部から同時に息を送り込む感じにするなど、
いくつかのパーツを合わせて機能させて息を送り込む。
胸部と腹部を同時に、
横隔膜と骨盤底筋群を同時に、
など呼吸筋部分を幾つか分け
分解的に機能をスムースにできるようにしていく。

最後に、肩、胸、腹、腰、横隔膜、骨盤底筋、
そして感度のいい人は手足の回旋や重心移動を適切に執り行いつつ、
全体の呼吸筋すべてを機能発揮させて風船を膨らましていきましょう。

統合した動きにより一回の呼吸をするためのエクササイズが、
風船というものを使っておこなうことで容易に実現できます。


すると、
いつもは肩ばかりで呼吸をしている人は、腹部で息をするのが苦手だったと気づきますし、
腹部で息をできている人なら、肩の部分ももっと肩甲骨の動きをおっつければ効率よく息ができると気づく。


ポイントとして、
2つあります。

ポイントのひとつ目は、「ダイソーの風船が、いい」そうです。

ダイソーの風船.jpg
武蔵小山のダイソーでは数種類のサイズ違いの風船がありました。
15個入りで、赤、青、黄色その他の色違いの風船が入っています。

ポイントのふたつ目は、「やり過ぎるとくらくらするので、ほどほどに楽しくやりましょう」です。


こちらのエクササイズをしてみた私的感想は。

腰部の凝りが癒やされたり、
肩こり首こりがスッキリして、
酸素がたくさんとりこめたから目もはっきり。
取り組んでみた一日目だから、
呼吸の質の変化はこれから。

100円ショップへ、108円の投資でどこまでリターンがあるか?

興味深いところです。

(実際は、お客様にきいたエクササイズは上記のようなメニューの流れではなかったのです)
(意図的にフェルデンクライスっぽく変更させていただきアレンジささせていただきました)
N様、貴重なアイデアをありがとうございました。感謝いたしております m__m)
ラベル:呼吸筋活性化
posted by スズキ at 11:43| Comment(4) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月05日

どこかのお母さんが、『口で呼吸しないようにしなさい!そうしないとダメなんだから!!』というが、、、

よく子供の施術をなさる女性の整体師さんから、聞いたことがあります。

最近の子どもたちの多くには、集中力がなくなってきている」と。

私は子供の施術をしたという例は、
ほんの数えるほどしかありません。

ですがぜんそく等の呼吸器系やアレルギーなどの免疫系などの
様々な増加傾向の公的に公開されているデータを見ます限りは、
そのように言えるのかもしれないと思います。

なぜそのような傾向があるのか?

不思議です。。。
複雑な原因があるのでしょう。

ちょっと遠位から、
観察してみましょうね。

鼻呼吸ができなくなっている子が増えていて、口呼吸に傾いている
お母さんが、『口で呼吸しないようにしなさい!そうしないとダメなんだから!!』
と自転車に子供を乗せながら、いらつき叱りつけるように絶叫していたのです。

数日前の散歩中のことですが、
お母さんの気持ちはわかります。

ただ無茶苦茶なことを言っているように感じました。

お子様の体の状態が現状として観察すれば、
鼻呼吸がしづらくなっている構造になっている。
胸骨の手押しポンプの動作がしづらくなるので。

だから口呼吸に頼らざるをえない。

自転車の荷台に乗せられた子供を私がちらっと見ただけですが、
そのような状態であろうかと思う。

胸骨がスムースに上下するよう構造であるなら、
口呼吸をするよりも鼻呼吸をしたほうが自然で、
すでに口呼吸をしていて久しいならば、
胸骨の動きが反射的に起こりづらい体型なのでしょう。

私がかつて施術で観させていただきましたお子様のケースは、
予想通りに、口呼吸をしているときには、
胸椎部分が少なからず歪みがありました。

胸椎の棘突起の特定部分を軽くだけ押す。
(大人の場合は、鈍っているので500g程度の圧をかけるようにするといい)
『チクッ』という靭帯がずれた際に感じられる、
針で刺されたようなきつい痛みが感じるはずだ。

そのような状態であれば、
すでに鼻呼吸がしづらい。

それはお子様が苦境に立たされて、
あえいでいる状態でもありますし、
優しく注意するのはいいのですが、
きつく叱りつけるのはよくありません。

大人の体の場合。
胸椎は肋骨と胸骨で鳥かご状になって、
腰椎ほどのダイナミックな動きはない。
胸椎の歪みが固定されてしまうならば、
そこはとても改善しづらくてしつこい。

腰椎は容易に姿勢を変えればゆがみやすい構造ですが、
胸郭の鳥かごになった胸椎は歪みにくい構造ですから。


それに対して小学校に通う前の子供の時期であれば。
骨の骨化がまだ固まりきらない時期です。

3歳までなら、良好なのです。 ^-^

だから、自分の子供に対して、
ハイハイを赤ちゃんのときに長くさせて、
わざわざ立つのを食い止めようとします。
かなり大きくなっても乳母車で運搬した。

そんなボディワークの先生もおられます。

超英才教育ですね。 

超、健康優良児で、動きの敏捷性などや、
筆舌に尽くせない子供になったそうです。
おそらく頭のキレも見事なはずですよね。

大腰筋をどう使えばいいのかなんてこと、
一切思い悩むことなどなく活用できます。
脊椎も美しくしなやかに。
頭部からしっぽまで一連の機能がなされています。


そんな体のフォームを整えられた状態に、
一定時間キープできる経験を持てるなら、
その後の人生における福音となります。

そのようなしなやかな脊椎が機能的な動作をするのが通常ならば、
最も機能的で楽ちんな理想姿勢に慣れている。
習慣は継続していきます。
もしその路線から離れようとすれば、
強烈な勢いを持って脳が元通りの理想姿勢に改善させてくれる。

子供のとき、、、
そのときに、整体をした自己の体を備え付けてもらえるならば一生の宝だと思います。


昨日のブログで書かせていただきました内容。
【クラップ式這行法の本のコピーの数枚を発見して( http://bodywise-note.seesaa.net/article/410067276.html )】

こちらの運動法は、いい加減にではなく、
しっかりとフォームを確認しつつやれば、
胸椎のずれを改善させることでしょう。

子供のときに推奨すべきエクササイズのひとつとして、
脊椎をダイナミックに動かすチャンスを増やすクラップ式這行法やその展開型などは、
大変に成果が生まれる可能性を感じられます。

また器質的に胸椎やそれを取り囲む胸郭に問題がない場合の側わん症の場合、
股関節部分の強烈な骨化がうかがい知ることができるでしょう。

【ゼロプロマッサーで股関節部分の靭帯をリリースできるように( http://bodywise-note.seesaa.net/article/409728290.html )】
で取り上げられました股関節の骨化やずれのような問題です。

子供の場合はやわらかすぎて固定できない状態。
大人の場合は、子供のときに股関節に外れる等の問題があれば、
大人になるにつれて股関節周りを靭帯や筋肉等を骨化させます。

それで自前のギブスを植え付けて固定するので、
そのため脚部の左右脚長差(脚部の長さの差)が生じてしまう。

それが子供のときの靭帯や腱、筋肉が緩くなっているときには、
胸椎部分も容易に側弯させゆがめさせてしまうことになります。
その状態をうまく補正できなくて大人になったときには、
すでに体の各部の骨が癒合が完成してしまいますので、
歪みが固定してしまうのです。

そうなると下図のような部位に
相当な骨化の症状がでてしまうようです。

股関節の可動性異常、その1.png

このような大人の側わん症の場合に、
注意深く慎重に股関節部分に出来た
靭帯や筋肉等の骨化部分を緩めます。

骨盤の左右腸骨平衡性が整い出すと、
それに連れて腰椎の連なりの改善へ。
それがしばらく過矯正にならないように要注意なのですが、
ペース配分を考えて、全身の運動でヨガやストレッチなど
実践していただくことと平行に進めていくことで
状態が少しずつモアベターに改善することもあるようです。



ただ実際は、私も含めて多くの子供から大人まで、
胸椎がきれいに立ち並び機能している人は多くはないと思える。

私が街で行き交う人をみている限り、
「おっ、この人は動きが素晴らしい」
という人がほんとたまにいるのです。
実はその方が目立つのは、
うまく歩けていない立てていない人。
そのなかにおられるから、
目立ってしまっているだけなのです。


ゼロプロマッサー利用の股関節周りの靭帯等のリリースや、
クラップ式這行法やその展開型の実践などは、
やってみれば胸椎の並びを正して胸骨の動きを改善させて、
呼吸器や循環器に関わる改善が期待できるのかもしれない。

ちょっと数日間、資料を見つつ、
クラップ式這行法やその展開型をやってみようかなと思う。

この頃です。 ^-^
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2014年12月04日

クラップ式這行法の本のコピーの数枚を発見して

15年以上も前のこと。

とある側わん症のお客様の施術をしていました。
そのときに資料として多数、書籍を買い込んだり図書館から借りたり。

そのなかの一冊にクラップ式這行法を丁寧に写真付きで解説。
たまたま先ほど、そのときに抜き出したコピーがでてきました。

大方の人には脊柱の側湾は強くないといえども、
真っ直ぐな背骨でいる人は少数派のような傾向がある。
そのような場合にはどのような運動がいいのだろうか。
そのひとつのご提案として、
ずっとこのコピーを探していたんですが、
残念ながら今まで発見できずにいまして。

見つけられて感動しています。 ^-^;



ページの一部のみを抜粋
クラップ式這行法.jpg

【お願い】このコピーに書名が控えていなくて、
もし下記の写真でご存知の方がおられたら、
ぜひ教えて下さい。 m__m;

こちらの本。

すでに10年も一昔前のことですから、
今現在では、さらに進化しているはず。
すばらしい側わん症を改善させる運動法を開発されているのでしょうか。

当時の私としては、得られた貴重な情報でした。
お客様に勧めようと考えていたので、
本書を読み込んで自分も四つん這いでハイハイで、
どんなものかなと思いつつ大まじめに試行します。

もし、納得できなければ、
そのような本を手にしたことも明かさずお蔵入り。
自分でやって良質と体感できたら勧めようと思う。

「膝が痛いなー」とぶつぶついいながら施行する。
鏡があれば姿勢を確認できるのですが、
姿見がないからなんとなくという形で。

ただ、、、気づいたのですが、
自分が側わん症ではないので、
効果的対策になるかどうかは?

そんなことを考えながらも数日ほど、大まじめにトライ。
すると、ある変化に気づきました。

ひとつは、日頃に使わなかった部分の筋肉が筋肉痛でひぇ〜となる。
やさしい動作でも動作確認をしつつゆっくりやってみると、かなりきつく感じました。
いつもの自身の身体操作がばらつきがあることを痛感しました。

同時に体の左右差が減少したように感じました。

やっている動作は、単純な四つん這いでのハイハイではない。
手を伸ばしたりうねらせる、いくつかバリエーションがある。
このバリエーションのもたせ方が工夫されているのでしょう。

この時点で、お客様に勧めようと決心しました。

ただ実際にお客様に勧めたところ、
「あぁ私、それやったことある。あの四つん這いで屈辱的な運動で嫌だったのよ」
という第一声が返って来て断念に。 ^-^;


お客様が病院で指導されたときは、不評でしたが。
ですが私の体験上、体幹力がしっかりと備えられるエクササイズとして、
こんなに素晴らしい物があったんだと感動した覚えがあったのです。

それも手伝ってでしょう。

四足で自分の体の手足と胴体の関係を見つめなおすように心がけるのは。
事あるごとに、ちょっと四つん這いの姿勢で確認してみましょうか、と。
お客様の姿勢のチェックの時の、
便利なツールとして使わせていただいているのは。

クラップ式這行法。
確かにやってみるとこっ恥ずかしい動作といえばそうもいえるのですが。

クラップ式這行法を伝えることで、
身体の操作がしやすくなって、
背中がきれいに伸び、
ウエストも絞まってとなるなら。
やってみたいという人も出るのかもしれませんね。



あと左右差の減少の他に、
もうひとつのメリット。

『声』の響きが心地よくなっている
発声に磨きがかかるのを感じました。

声の出方が、自然にいい。
うれしくなるものですね。
発声練習をするときにも、
とりいれてもいいのかも。


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2014年11月20日

『胴体の存在感』>『腕の存在感』



小手先は意識無用、
胴体意識が重要。

そう記憶してください!




私達は手先を使って道具を操作する。

触るという意識は、
てのひらでの触感。

パソコンを操作するときの入力装置として、
キーボードを叩き、
マウスを動かしクリックする。

そのような操作をし続けると、
やがて自分の胴体の存在感を
ころっと忘却してしまいます。


その理由は、どこからくる?


脳の中では、
手先の神経が大きい。
下図を参照してください。
すると体性感覚という、
視覚や聴覚といった特殊感覚と異なり、
感覚器が外からははっきり見えず、
皮膚・筋肉・腱・関節・内臓の壁そのものに含まれる情報を
キャッチする感覚があって図で表現したものです。

左が一次体性感覚野の地図。右が一次運動野の地図。.png

手のエリアと胴体のエリアを御覧ください。

手と胴体のエリアを比較してみると、、
圧倒的に手のエリアが多くの脳の部位を占めていて、
それは胴体の2倍にもなっていることがわかります。


手の感覚は胴体がキャッチする情報よりも
割合にして倍以上の大きな情報を得られるようですね。

黙って自然にパソコンのキーボードを操作していると、
手先の鋭敏な感覚の目が大きく見開かれていくことこの上なし。
胴体の意識なんて吹っ飛んでしまうのです。

ホムンクルス理論人形.jpg

それは脳科学上、生理的に起こりやすいことだといえるのかもしれませんね。


ただ武道などを嗜む者たちにとって、
手先を鋭敏に感じ取り使いこなすのは必須だが、
それ以上に胴体部分の操作を優先させています。

小手先と胴体が連携して動きを醸しだす。
それぞれの分業がなされているのですが、
それは生きた胴体の動きが優先されます。



胴体の動きが先に起こる。
その動きに乗じて手先や足先が胴体の動きだしに乗って動かされる。

そのような連携が起きていなければならない。


腰が入った剣捌きをするにもそうであろうし、
胴体の心臓部分を目標物に正確に向きを捉え、
様子を伺うようにしていく。


腰椎と頚椎の前傾と後傾作業と、
胸椎の回転作業が組み合わさり、
胴体を確実に正確に作動させる。

ムリとムダとムラがない動きへ。


そこがあれば、
あとは綿密な呼吸力の力を引き出せばよい。
(この呼吸力とは、一般レベルのイメージを越えての呼吸力です ^-^ )

それが最終ラウンドまでできあがっていれば、
あとは手足が自在に乗ってついてくるのです。


常に、この流れです。


この動きの整え方をすれば、十分イケテマス。


この流れを見失って、
脳の体性感覚野の地図や運動野の地図通りに、
生きていってはならない。

常識的に機能通りの動きをしていては、
隠されている財宝を掘り起こせません。


目で見ることも必要だが、
心臓部分を目標物にしっかりと向けて情報をつぶさに捉えるよう設定すること。
心臓の向きという胴体の目で見ること。

頭部は、胴体から伸びた手足と同様の出張機関のひとつに過ぎないのです。


胴体の目で感じ取れなければ。
そうできていなければ、
手先や足先だけが浮足立つ、
うわっ滑りした動かされようで、
根無し草が漂う「小手先の動き」にしかならない。


その動作の仕方だけしか体験したことがないというのは、
人生における損失のようなものだと言えるでしょう。




つまり。

人は、脳に支配されれば、
体性感覚エリアの広い手先に注意が持って行かれていて、
胴体の存在をないがしろにしやすい生き物なのですよね。

小手先の動きであれば、
非力で、重心を損なう。



達者な動作とは程遠い。



そこから一歩を抜け出すために、何をすべきか。

どうあるべきか、実態を解明するチャレンジをするのか。

そうすることで、合理的に体が機能を発揮作用し始めて、
それで人生を生きるのと、
小手先を使う脳の生理という色眼鏡で囚われ、
胴体の重要性に気づかずに生きる人生は違う。


それは衝撃的に、
本質が違ってくるのだと思う。


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2014年10月14日

ベリーダンスのお話から、ヒメヒコ制へ転化していって

数日前書かせていただきました下記ベリーダンス関係のつづきの書き込みです。 m__m

「ベリーダンスエクササイズで体幹力を飛躍させた方のお話」
http://bodywise-note.seesaa.net/article/406962643.html



私は、ベリーダンス界のことは深く存じ上げませんので、
何か、的確なコメントなど申し伝える力もありません。

本当ならば、こういう先生はいいんじゃなかろうかと、
お勧めできるようであれば、
次のステップへ進みやすい人も出てくるのでしょう。。。
すいません。


バレエはお客様のなかに教室で踊る際のチェックを頼む、
といわれバレエ教師とも話を付けたからといわれたので
出かけたことはありました。

ただベリーダンスのスタジオに足を運ぶのは、
私にはあまりの馴染みのなさに足が向きません。
一昨日前に男性のお客様とベリーダンスについて話をしたら
「男性がベリーダンスをするなんて変なやつだと目を白黒されそうだ」と。

ただ私どものお客様の男性のお客様はスポーツジムのベリーダンス教室に、
嬉々として参加なさっておられると聞きます。



Youtubeの映像のベリーダンスレッスンをチェックして、
これは使えそうだなとかチェックするにとどまるところ。

重要極まりない胴体力を向上させるトレーニング方法が、
いくつもあるものですね。
そのことを再認識させていただきました。

そういえば、、、昔。
ベリーダンス関係のYoutube映像をチェックしていたときがありました。
が、、、ボロボロな映像が多くて、、、。  ^-^;

どうしてもより美しい映像で視聴したいとなれば、
DVDの購入をする必要があったものです。
ちょっと懐かしい、、、思い出の時代です。

Youtubeでベリーダンス系の映像を視ていると、
まさにベリーダンスの歴史からわかる概説的なコンテンツがありましたので、
紹介させていただければと思います。

つまりここ一週間くらい?、「ベリーダンス的な動きでは〜」という表現で
動き方のエクササイズ的なものを、無謀に伝えようとしているところがあり、
そういったことをお聞きになられるときのイメージ作りに役立つと思います。
そしてベリーダンスが、年齢や性別を超えて踊られているものだということ。
その一端が伝わるものと思います。


http://youtu.be/TyHjt15-TgU
Nourah BSフジ出演 イスタンブール "ベリーダンス" Part1


http://youtu.be/GpstqTLVlWY
Nourah BSフジ出演 イスタンブール "ベリーダンス" Part2



私の周りの多数の女性たちが、
『女性性』の重要性について
今後の時代を切り開く重要な鍵といいます。

先日、私が個人的によくして頂いております先生から、
「読んでみてください」と勧められた文章のなかには。。。

男性が仕切り屋になってきた時代の閉塞感を向かえる時代には、
女性の創造性や繊細さ、協調性の優れたところを活かすことが
これから仕切り役として、存在感を増していかなければ困ると。

そしてそのようなことが優れた仕組みになると気づいた男性が、
そのようなビジョンを伝えていきましょうというメッセージを!
(私が読ませていただいた文の著者は80歳を越える男性です ^-^)


政治的な仕切り役としての女性の感性は、
男性を凌ぐところがあると伝統が物語る。

お客様のおひとりから、
ヒメヒコ制』という、
古代制度を教えられました。

Wikipediaで『ヒメヒコ制』を調べると。。。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A1%E3%83%92%E3%82%B3%E5%88%B6
「ヒメヒコ制とは、
弥生時代後期から古墳時代前期(紀元前1世紀から紀元後4世紀)にかけて
日本各地で成立した男女別集団の共立的統治形態をいう。
農耕的女子集団の長を主にヒメ、
軍事的男子集団の長を主にヒコといったことからヒメヒコ制と名づけられた。」


私の、勝手な考えでは、
男性は左脳的女性は右脳的
両者がそろえられて機能的に。 ^-^
まんべんなく使うことが大事。


左脳は、
思考や論理を司る人間的な脳。
文字や数字を論理的に分析するような働きをするそうです。

右脳は、
五感を司る動物的な脳。
五感で吸収したイメージを大量かつ高速に処理するのに長けています。


中医学の勉強をしていくと。

ほぼ森羅万象多くの事物は
陰陽の二極に役割が分かれ、
それぞれのバランスを整え
調子をあげていく考えです。

その流れで男女の分割も陰陽二極とされて、
それぞれを滞りなく機能させ整えられた状態へと導くように。

どちらか一極が強すぎて、もう一方が弱いというのは乱れた状態だとされます。



進化の過程では、
手足の末端を巧みに利用していくことで人間の文化や文明が開花したといえますが、
胴体の体幹が手先や足先に意識を取られて活かせなくなってきたのは事実でしょう。

ベリーダンスは女性性を強調しているようなダンスのひとつです。
好みとして好き嫌いの別れるようなところもあると思われますが、
胴体の細やかな操作性を向上させるムーブメントとして採用して
生命の根幹が揺すぶられることにより潜在した脳が活性化します。

手足のない動物はいても、
胴体のない動物はいません。

手足の末端は左脳でも(左脳で動かせば雑な動きに終始しますが・・・)楽に動かせますが、
胴体は左脳で動かしづらく右脳で動きのイメージを伝えたほうが反応してくれるものです。

どちらかと言えば、、、という私の経験則ですが、
男性と女性では、
女性は胴体を割って使うとか分けて使うという要領がわかると、
相当な巧みな動きを容易にやってのけられるようになりますね。
なぜか、男性は、坂東玉三郎ほどの動きの名人芸はめったにできるものはあらわれません。

胴体部分に、原始的な能をたくさん含んだ開発すべきものが多く、
そこを、私は気づかないうちに多く手放して失敗したと感じます。


様々なダンスをしていたものが、
ベリーダンスをしたことを契機に、
体幹力の感覚が芽生えたというのも、
納得できます。


1つでも2つでも、
ベリーダンスのこのモーションは武術に役立つ具体的な要点を見つけだして、
自分なりにもアレンジし取り入れてみたいと思います。


画期的なことになると、期待しています!


腕力や脚力という胴体から離れたものから目を戻して、
胴体、特にベリーの部分に意識を向けていくことです。

おそらく女性性について体で理解しようと本気ならば、
腕力や脚力という男性性の権力的な象徴の声を弱めて、
胴体の根本力を得られたときに見えるものもあるはず。

男女の二極が分離した感覚を統合させる大人物を生む、
体からのアプローチにもつながっていくもしれません。

武術に取り入れてというところからは、
男性目線で描かせていただきましたが、
そのような体からの変革も、
あっていいんじゃないかな?

男女半々ぐらいには女性性が取り入れられた政治がなされていくことで、
社会が安定していく可能性があるかどうか。
不思議と私自身が胴体をイメージでコントロールができるようにまで
気を使いうるようになったときに、
論理的思考から得られた結論ではない
ひらめき様なものから分かったといえるのかもしれません。

本当に、いろいろと社会のシステムが、
過去の延長線上では立ちいかなくなり、
改善を期待している今日このごろです。

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2014年10月12日

ベリーダンスエクササイズで体幹力を飛躍させた方のお話

今日、遠方より施術を受けにお出でいただきました女性のお客様。

長年バレエを東京でなさっておられたのですが、
関西方面へ職場が変わりました。
その際に、引越し先でいいスタジオがないか探したものの、
自分の目に叶うスタジオが見つけられなかったため、
フラメンコやジャズダンス等の他のダンスに転身。

ただ本日、お越しいただいて近況をきかせていただきまいたら、
バレエスタジオを見つけてそちらで再開をしたとのことでした。

おめでとう! ^-^


バレエをなさるまえに、
ベリーダンスにも取り組む。

ベリーダンスでいい先生がおられた。
それがそちらにのめり込むきっかけ。

ベリーダンスを教えてくれる先生の力量で、
生徒のダンスのレベルは大きく上下します。

ベリーダンスは、胴体部分を巧みに操ります。

以前、他のお客様でバレエをなさっておられた方が、
ベリーダンスブームがかつて到来した際に、
興味津々でベリーダンス教室にも通った方がいました。

そのときにバレエの教室で、がんばって修行していても、
なかなか胴体の操作について目が行く前に、
手足へ気が取られがちになっていて体幹力が育てなかったという悩みが、
ベリーダンスを練習するようになってから大きく改善した人がいました。

その話を聞いて、バレエをなさっているお客様に、
ベリーダンスのエクササイズを取り入れるといいとお伝えしていたことがありました。

バレエをなさっておられる方が、
比較的バレエ以外のダンスを同時に取り組むという人は、
次のような傾向があります。
もともとがヒップホップダンスをしていて、
ダンスの基礎充実を図りたいからバレエスタジオにも通うようにした。
というケースです。

バレエにぞっこんの方が、他のダンスに目を向けてということは少なく、
私が、ベリーダンスのエクササイズは体幹力増強になるよと助言しても。

誰一人、耳を傾けてくれそうな人がいませんでした。

^-^;

気持ちはとてもよくわかるんです。

そのようなことが続いていたので、
ベリーダンスのエクササイズを同時に行おうと推奨することは控えるようになりました。

ただ、本日お出でいただきましたお客様は、
バレエを目指していたが、気に入ったスタジオがなかったから、
他のダンスに一時的に転身したためベリーダンスに取り組めた。

それがきっかけで何が起きたかというと、
以前にあった腰部の前弯が大幅改善した。

これは実に画期的なことであります。

体の前面方向に意識が行きがちになるのだが、
体幹を操作するときに、
体の背面方向にも意識が大幅に増していった。

それがきっかけに、
脊椎全体の並びが整えられていった。


そういえば、先程述べたバレエをなさっていた方がベリーダンスを同時に取り組んでみて、
体幹力を一気に意識しやすいようにバージョンアップされるようになったときと似ていた。
そのときのことを思い出しました。

そのようなことが起きたのは、
ベリーダンスを教えてくれる先生が細やかで的確な指示を生徒に与えて導いてくれたから。

そのような尽力があってこそ、すくすくと実力が伸びっていったのでしょう。


体の外側にあるアウターマッスルを利用したムーブメントでベリーダンスを踊ると、
ぎこちなさがあって、しなやかさにかけてしまう。
それが体の内側にある内臓が最深部のインナーマッスルだと気づいて、
深層部から動き出しを募っていこうとするような身体操作を取り入れ、
ちゃんと使いこなせるようになったとき、
脊椎のしなやかな動きが促進されていき、
脊椎のねじれや前後左右の湾曲が減少していきます。


そして本日おいでいただけましたお客様のベリーダンスの先生は絶賛できる先生だとのこと。

長年バレエスタジオで先生の質の検証をしていた目から見れば、
鋭く先生の良し悪しを確認する目が養われていたのだから、
それで感じ取れ評価できるような指導をしてくれていた。

そのおかげと、ご本人の日々のベリーダンスをなさる際のモーションエクササイズを通して、
以前と比較すれば体幹力が大幅に向上しているように私の目に写った。

お客様本人は、別に、以前と変わらないですとおっしゃっておられるのですが、
私には、胴体の背面の意識が増し、体を支えるための起立筋等の作用に頼らず、
椎骨をきれいに縦並びさせることで骨で体幹を支える力が増し、
それにより脊椎の伸長をなしていこうとする様子が伺えていた。

これは非常にいいことです。

このようにして得られた体幹力は、
知らず知らずのうちに体の疲労を蓄積する癖を軽減させてる。
以前より腰背部の負担は減少しているのは、
思い出してもらえれば、、、そう、いえば、、、、と思い当たるはずだ。

体の柔らかさが増した状態で踊りやすいコンディションを維持・促進できている。

体幹が動き出し、きっかけを得て手足に動きだしを起こすものだという気づき。
体幹を操作する感覚がない状態で手足が動いているようならば、
けっして優雅にも正確な動作だとも観客の目には映りません。
それが、ずいぶん違ってきているんですね。


まさに、彼女にしてみれば、バレエスタジオから足を遠のかせたのはキツイ経験だったと思いますが、
他ジャンルのダンスに触れるきっかけを得られたことで、
非常に貴重な経験を得られ、
喉から手が出るほど欲しい体幹力を発揮できるような体になった。

本当に、転んでもただでは起きない人と思いました。

すばらしい。
posted by スズキ at 03:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月30日

背中側を活かすことが理想状態で立つ要素のひとつ



ずーっと以前に、同種の内容を書かせていただいたことがあるのですが、
文章だけで述べてあっただけかもしれませんので、
イラストを入れてみました。

背中側を活かして立たねばならない!!.jpg

胴体をおへその高さで輪切りにすると、
腹部側は内臓ととても体を支えるための部材には成り得ない筋肉群。

背中側が脊柱という骨の柱と、それを四方から支える大腰筋と起立筋。
体を重力に対して自由に支えるヂカラを得るには、
背中側「脊柱と大腰筋&起立筋」が精力的に活躍せざるを得ない。
背中側の支え部位を植物的に体を支え続けようとする幹に例える。

この幹の下方の根が勢いよく地面に潜り込み、
幹になる脊柱が緊張せず伸びやかに上方へ効率よく伸び上がる。
それがとてもしなやかで周りの圧からの負担を軽減させますし、
立位の安定感を増すことになる。

ただ伸びやかに上方へという流れを勘違いして、
上に頭を単純に引き上げようとしていたのでは、
地面の根付きが台無しになるから工夫が必要。

ここではちょっとコツが必要になってくる。

十分に脊柱の並びのなかで軸を中に取りつつ、
起立筋や大腰筋で十分な筋肉の始動が必須だ。

疲れてしまっていたり背中の張りがある人は、
起立筋や大腰筋が硬化萎縮したり肥大したりしつつ、
左右の状態が変わってしまっていて均一ではない。
なかには大腰筋が使われず萎縮して量がなくなり
脊柱を支えるための部材としては活躍できません。

背中に勢いを持たせ、お腹側を虚に緩めるという『姿勢』のコツを誤解すると、
徐々に体全体の統一性を見失います。

そのようなときは腹部側の腹直筋や腹横筋等の、
腹式呼吸をする際に、柔軟性が必要不可欠な部分を異常な硬化を強いさせて、
ここで支えようとする習慣が付いているケースが多いように見受けられます。

それはすでに先に述べたような、
起立筋や大腰筋、それら背中側の筋肉群の理想状態から離れただけではなく、
腹部側の呼吸筋を硬化させて腹式呼吸を不能にさせる筋肉の使い方によって、
本人が気づかないうちに下丹田部分に意識的に重心を維持できない。

この状態で、身体操作をするのが慣れすぎているのならば、
そこから自らの力だけで理想状態へと引き返せることは困難なことが多い。

それは、、、
重力線にそぐわない立ち方をしていることが、
理想的な姿勢で暮らせている人の、
幾倍もの負担を自らに強いていることに気づかずにやり過ごしているからでしょう。
理想的な姿勢で暮らせている人が、
幾倍もの楽な状態で日々を送る事実に
実感が持てないからかもしれません。

背中が張って不快だと思えたとしても、
その不快さを齎す源がわからなければ、
局所的な問題としてしか発想しづらい。
「先生、腰がいたいから、痛いところを緩めて!」
というのが真っ先に起きることでしょう。
危機回避のため逃避行動を誘発する感情。
不安感から痛みの部分だけが見えてくる。

その気持は、よ〜くわかります。
私も、腰が痛くなったら、
真っ先にそこに意識がいきます。

ただそれではいつまでも、
その苦痛からは逃れられません。

その解決の一つの糸口が、
「私は、脊椎や起立筋や大腰筋が活かしきれていますか?」
という自問自答からはじめていくことも大事でしょう。

実際は起立筋や大腰筋の筋肉を感知できる人は少数で、
容易にその活かせているかどうかわからない人が多い。
ですが問題の起こりの源を把握してから、
健康知識を獲得し、身体への気づきを得たほうがいい。


私の場合は、
背中の使い方の未熟な点をチェックして改良しようとします。
これがなければ、
痛みや不快感という動きの改善方法を教えてくれている指導教官からの言葉を、
なんら耳を傾けることないこととなるでしょう。
そこから気づきをえなければ大損しています。

そして起立筋や大腰筋をどうやれば活性化していけるか実験。
筋肉の使い方を精査しつつコンディションを改善するのです。
このコンディションの改善には、
起立筋や大腰筋の左右差を消す意味もあります。
左右の筋肉の硬化度やしこりの出来具合に太さなどでしょう。
弱く細っているならば、日々のトレーニングが欠かせません。

私の場合ですが、そのコンディションのチェックには、
脊柱の立ち方を、最初自分の感覚器官からの情報は無視して、
ひたすら客観的に状態を観察し続けて見つめつつ、
全体像のアウトラインが固まってから、
身体の内部に意識を潜り込ませ内部感覚的に不具合を見つけて修正をかけていきます。

これはおそらく、
相応の柔軟な筋肉を備え、運動神経系や他感覚神経を動員できることや、
自分の身体像を内観できるようなことがそろわなければ難しいことかもしれません。



すでに相当な身体の硬化が先んじておられる方の場合は、
あまり参考にならないかもしれません。
それにすでに身体的な柔軟性があったとしても、
容易にやってのけることは難しいことでしょう。

本当は、速攻で役に立つんですよといいたいのですが、
浅薄な、スキルではないのが立ち姿の理想形ですから。

いずれ背中側を活かして使えるコンディションになった時、
記憶の隅から思い出していただけまいたら幸いです。
続きを読む
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2014年09月01日

デスクワークだって丹田部分に重心をキープしておこう!

長時間にわたるデスクワーク。

はじめは
ミスしてはいけない緊張感を維持していても、
3時間〜6時間もすれば、集中力も切れます。
姿勢も猫背になってしまうし、
ときには片肘をつくようにも。

理想的な姿勢で座ってくださいねとお願いしたとしても、
ものには限度がありますから。
心身ともにかなりつらいです。

長時間デスクワークによる姿勢変化S.jpg

たとえば、パソコンを使う作業では、
マウスを握りキーボードを操作する。

そのときに手先に意識が集中します。
正確に言えば指先という末端部です。

指先に意識が集まると、どうなるか?
次第に手先の末端が重くなっていく。
すると胴体全体が、手先の方に傾斜。

数時間後、
気づけば猫背になるわけです。


ここでの注意すべき点は?

姿勢維持でポイントになることは、
臍下丹田という臍下三寸に重心を置くこと。

座ったときの、座りの瞬間が大事です!
座った瞬間に、
丹田に意識を持っていくのです。

丹田の位置.jpg

お腹の中にある丹田の位置。

女性はわかりやすく、子宮のある位置が丹田だと思うようにしてくださいね。
そうすると、マークがしやすくなるでしょう。


中国の気功や武術を学ぶものには、
意守丹田(いしゅたんでん)という言葉を耳にしたことがあるでしょう。

意はイメージで、守るは保持するキープ力のような意味合いでしょう。
つまり丹田に意識をずっとキープして置くイメージを絶やさないでね、
ということです。

デスクワーク中に、マウスを握る手をどうやって制御して動かすか。
それも意守丹田(いしゅたんでん)をし続けるために、ひと工夫へ。


意守丹田イラスト.jpg

からくり人形に自分を置き換えたように意識してください。
丹田部分から指先まで力の伝わってゆくロープをイメージ。
そのロープを動かすには丹田をちょこちょこっと動かして、
遠隔操作で指先を動かせるのですよという条件付けをする。

そうすることで、指先を意識するのではなく、
丹田を意識し続けることができるようになり、
丹田を操作して手や足や頭や胴を動かすよう、
自分の体を工夫してコントロールするのです。

その技がちょこっとだけ使えるようになれば、
デスクワークの疲労も、半分ぐらいには低減。

それは姿勢の崩れを防ぎ、質のよい呼吸が維持できて、
仕事上のミスが大幅に改善できるため。
精神的にもそれは余裕を生む結果に。

丹田からの四肢末端までの遠隔操作の術が板につけば、
丹田という気のストック場所がいつも精気で満たされ、
疲労回復や美容やアンチエイジング、
それに武術だって強くなります。 ^-^


また施術者をする方々でも、丹田に重心がキープできていないと、
自身の骨格構造の歪みを生み、気を漏らして体を壊してしまいます。
だから気をつけましょうね。

自分の重心が丹田部分にあるかどうかは、
施術中の姿勢を思い出していただきます。
とりあえずはいつも以上にしっかりと
自分が骨格を整えたつもりの姿勢になり、
肩や背中を軽く押してもらうといいでしょう。
できれば前後左右斜めなど六方向から押して、
どちらからの押しからの力が弱いのかなどを
しっかりチェックして、対策を取るといいでしょう。

私も丹田に重心をキープするように心がけてから、
施術の成果が上がりました。
疲労も丹田にしっかり重心を保持していく意識を絶やさないようにした分だけ、
軽減しています。

手足や頭や胴体だって、いつも丹田からの遠隔操作の賜物で動かすのです。
それが私にとって、理想ですね。


なかなかずっと意守丹田のキープはできずに、
気を抜けば、でろっとした姿勢になるのですが、
自分の心身を守るためにしていきたいことには、
きっちりと対応していきたいと考えております。


posted by スズキ at 18:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月01日

体の前後へ取っ手の設置。地面に対して垂直であれ、そして水平であれ。

前後の中心軸を把持できている動きを意識していますか?

からだを動かす際に、
肩関節や股関節は、体の体側からカポッとはめこまれた臼状関節。
体側の意識は肩関節や股関節のはまりを正せばわかるはずです。

耳の真横に置かれいるときだけ、
なだらかに左右首筋が美しく伸びてくれる。
肩関節が前に行き過ぎてはよくありませんし、後ろ過ぎてもだめ。
肩の位置が前過ぎれば気づかぬ内に持ち上げていてムダな力を使う。
呼吸効率を悪化させている状態になります。

股関節も同様ですね。

ここまでは、
私どもでは普通に目で見えるところですからわかりいい。

それでは次に体の前後面を考えてみよう。
肩関節が肩を両側から挟み込んだように、
体の前後を挟み込むような補助線を描き出そう。
前後のポール.jpg
3本の前後の取っ手たち 正しい.jpg

私が考えるのは上図。

三本のポールが体を貫通する形で描かれている。

それぞれを持ち手とし、
そこからムーブメントを起こす。
たとえばわかりやすいから、
『回転』をさせてみることにしよう。


『胸骨柄と胸椎1・・・』
こちらの前後に手を軽く握るようにしてもらい、
あたかもポールが刺さっているところの柄を持つようにして、
回転をしてみよう。

すると容易に腕が軽々、首の乗せもよく回転してくれることがわかるだろう。
かなり素早い回転をすることもできるはずだ。
手を動かす際にこの部位の取っ手が前後に入り動き出せば、
利き手に引きずられることなく正確に手の延びを演出できるはずだ。



『心臓部(経穴では壇中)と胸椎6あたり・・・』
上例と同様にこちらの前後に手を軽く握るようにしてもらい、
あたかもポールが刺さっているところの柄を持つようにして、
回転をしてみよう。

胸を向ける方向を強力なトルクを得られつつ感じ取れるだろう。
胸骨柄と胸椎1とは違い、あまり早く回転はできずもたつくが、
パワーと肩関節と股関節の向きを両者が折衷して感じ取ってくれる。



最後に、
『恥骨上端と仙骨中央辺り・・・』
(注:本当は尾椎のほうに取っ手の正確なものがあるのですが、
そこを押さえると骨折等のダメージが及ぶようなことがあるといけないから、
わざと位置をずらしてしていしています。
体感が鋭い人は、それを感じ取れるでしょう)

こちらの前後に手を軽く握るようにしてもらい、
あたかもポールが刺さっているところの柄を持つようにして、
回転をしてみよう。

するとちょうどその部分に重心が落ち着いたかのようで、
体の胴体以上の上半身が虚になり、下腹部あたりが実、つまり充実してくるだろう。
そして股関節や膝関節、足関節など左右差のない様子で気持よく回転してくれるはずだ。
ここは足を容易に動かすための取っ手としても使える部分となる。


上記に挙げられた回転させた際の感覚は、ごく一部を抜き出したものです。
実際に試してやってみていただければありがたいところでしょう。


私が、すばらしいダンサーや武道家などの動きを見て感動する際には、
実際にこのような取っ手が、ライトサーベルのように力のベクトルとして存在を露わにして、
それに見とれてしまうのです。
私には施術をするものの目として、
他人の軸を見取る力は長けている。

すごいな〜。

そうでありたいと思いつつも、そうなるにはどれほど難しいことか!
自分でそれができていないし、
そうしようとすればするほど、
どんどん脳は混乱してしまう。

そこをムリにでも突っ張って、
がぁ〜ーっとそちらに行こうと押していくわけですが、
その際の反動のきついこと、きついこと。。。

たったこれだけの意識だけなのに失神するんじゃないかと思えたことも。

大幅に体の軸がずれている際には、それをこのような流れがいいと
矯正しようとしても現実離れして感覚的には遊離しているから。。。
さほどの、反動はこないですみます。
ぐらつかず、いつもの軸にすっと戻りますから。

でもある程度、方向性を見定められてくると、
あっちにいこうか、ここへもどろうかと、
そのグラつきは本当に心底きついところ。

おそらくそれが詰めなんでしょうね。


私がみる前後軸が右側に過ぎた右利きモードの方の場合。
次のように、私の目には写っていることがあります。

3本の前後の取っ手たち 右利き過ぎ.jpg

体を前後にパッケージする梱包の仕方、とらえどころがよくなければ、
どのように動けば楽か、どこに向かいたいのか、思うように正解がでてきません。
前後に伸ばした取っ手の部分も真っ直ぐな棒ではなくてときには曲がり、グニャリ。
そして水平に浮身をつけるという骨の効いた立ち居振る舞いをできていない状態に。
それに骨に当たる部分を前後で挟み込むのが鉄則ですが、
いつの間にか骨じゃないところを挟んでしまうことも。
力がそれではない。

もちろん体を回転させるときに、こちらに向けるのは楽だがコッチはきつい!とか、
全身を回転させるピルエットなどもブレがでてきてしまうと思います。
胸が十分にはれて前後の幅が作れていなければ、力強い回転もないでしょう。
恥骨上端と仙骨部分に中心を作らなければ、
こちらの足は上がるけど、こちらは難しい。
真ん中の正中線から動き出しが始まります。
そこ以外から動こうとすれば体を正確に中心から割って使うことができない。
それは息を詰まらせるような理想的な操作感を手放したものとなるでしょう。


ただ、、、困ったことに、私も意識を抜くと、このパターンに近づくし、
理想型にしようとすると、めちゃくちゃきつい。
だから座禅をするときに、理想型をさぐります。
木刀を振るときにも、そうします。
簡単な気功の型をするときもです。
いつもと違ったモードになるとき、
その際はきつく当たらずにいます。

体の常態化した姿勢から離れ、
動作を練ろうとしているときは、
新たな気づきをもとに変化を受け入れる受容的な脳が働くのでしょう。

そしていつか、この理想の体の型を全神経が受け入れて、
今までの状態からスイッチした時が楽しみなのです。
生きているうちに、それが訪れてほしいと願います。
気分、いいんだろうな。 ^-^)


地面に対して垂直であれ、そして水平であれ。

そんな幾何学的な美しさを身体内の所作により表現できていれば。

そのような設計通りに体を戻せば、
自分のつかまえどころが安定する。

そうやって生きてみたいものです。 ^-^
posted by スズキ at 16:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月23日

からだのなかの気の流れを練るレッスンを勧めたい気持ちがあるのですが。。。 

体に負担のかかる仕事、運動。
それらによる体に蓄積する筋疲労や筋を縮み続けさせるアイドリング状態。
そこから脱出するために、どのようなリセット法があるのだろうか。
それも日々、仕事や運動で疲れた体を自身で癒せることが大切です。

ここ数日、やはり施術をしてお客様に触れてみると改めて
「どうにか、ひとつの回答を出さなければ」という想いが。

選択肢は数々あります。
それぞれにあった包括できるエクササイズなど、
あってほしいものですがなかなか見当たらない。



そのようなおり、
昨日、太極拳で長年修練を積まれている方から、
陳式心意混元太极拳:馮志強老師のお話を聞かせていただきました。
SS様、多謝!

太極拳に詳しい方ならば、
日本にいくども来日なさったことがあるとのことで、
演舞を直接お目にかかられた方もおられるでしょう。


陳式太極拳の身を沈め著しい変化を表すイメージからは想像しづらいほど、
馮志強老師の自由闊達な套路は、流暢で流れるよう。


馮志強老師。
最初は生粋の陳式太極拳をしていたが、
中国気功の父と言われる胡耀貞に気功を習う。
そこで太極拳と気功の流れが一体となったような陳式心意混元太极拳という
太極拳ができあがったのでしょう。


http://youtu.be/u3A_0zCbYNM
Feng Zhiqiang Chen Taiji 馮志強 陳式太極拳

このような気の流れを大切にした動きを私ができるわけではありませんが、
やれたら楽しそうだなと、深く共感を覚えます。

私がこちらの映像を見だすと目が離せなくなり、
早々に術中にはまるかのように注視しています。


ちょっと見は、
手足の動きの滑らかさに感嘆するかもしれません。

その軽妙な手足の捌きは吹けば飛ぶ軽さではありません。
体幹部が目をみはるほど充実した状態が維持されています。
最初から最後まで。

生きた体幹部が手足の粘りつくような力強い動きを強烈に印象づけています。
表情豊かな手先足先が舞う様子の土台は、
常時集中し続けその強さは驚くほどです。

身体内部の深層から沸き立つ気の流れを感じて、
気を練り变化する様子がそこにあるのでしょう。

そのような舞に見えるから、目が離せなくなる。

事実、私の目には動きの残像と、次の動きとが、
同時に映像に映しだされているように見えます。
粘りつく動きで残像が生まれ、
強い気の流れの行き先が見え次の動きを感じる。

世の中にはすごい人がいるものですね。

Youtubeの映像を見ることで、
相当な情報量が詰まっています。
本当に勉強がはかどる時代です。



このような複雑な太極拳をいきなり舞うのは難しいです。

ですから簡単な気功の動作のようなものをとっかかりに、
少しずつ自分の内側の気の泉の源流を探り、
その流れるルートを整備していくといいでしょう。

気功は、好き嫌いがありますが、
私は、気に入っているエクササイズで、
表面上での動きだけを学ぶのではなく、
体内を行き交う気のルートを感じとり、
気の停滞箇所があればそれを解消する。

気の行き届かないところがあるから、
感覚器官が感知できない箇所ができ、
そこから代謝不足を呼び、
体の平衡感覚は鈍り、
筋肉の硬直が始まる。

そのような流れを体内で感じ取り、
修正作業をする際に利用している。

気血の流れを自分でモニターできて、
問題箇所があれば修正できれば理想。

そちらに関心が深い方の場合には、
私でもなにか大切なものを伝えられるのかもしれないなと思いました。

ただ、気功というと怪しげでという視線があり好き嫌いが別れるところだから。 
強くお客様に勧めるようなこともなくて。
わかりやすい肉体面の操作という別言語に訳して伝えるようにすることが多い。
すると動きの粘りや気の練り躍動する生命感が抜け落ちるような気がしてます。

なにかと難点がありますよね。  ^-^;
posted by スズキ at 17:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月21日

『雲手』の思い出と、∞ラインを描く施術の工夫と


施術の成果は、ディテールを得られるようになりました。
ワークベッド分の高さを得られたためウエイトシフトやてこの力を利用して、
なにげに今まで以上の力を発揮することができるようにしてあります。

施術を再開してきて、半月が過ぎました。

最近、思うところがあって、のラインを描く手先の動きを研究中。
思うところがあってというのは、
私の場合は施術で必要に迫られてということなのですが。

この手先を作り出す全身の体動ができなければ、
厚みのあるアンゴラ入の毛糸の靴下を足の保護剤クッションとして履いていて、
その上にもう一枚滑り止めの靴下を履いている。
それに室内で履いているだけですから
破けるようなものではないのです。

ですが、
わずか2回の施術をしたら
アンゴラ入りの毛糸の靴下が擦り切れて踵に穴があきます。

昨日は、それがビリビリに中で破けていまして、
糸で補修をしていくのですが、繕えるものでは
すでに次元が変わってしまっています。。。


ちなみに3日ほどは私が歩きまわった際に履いていても問題がなかったのですが、
一日の施術でぼろぼろになってしまう。
それは実際の話、私の身に負担が入り込み蓄積するようなところで、
お客様に余分な力がかからないように緩衝材化させているのですが。
スパイク用としての負担だけでしたら容易にカバーできるのですが、
自分の体を緩衝材として使うときには身の捌きが高度になります。

私が想像していた、以前の2倍ほどの体力消耗をするが、
それ分だけ、深部へ短時間で入り込めるようアプローチ。

それは、成果が出ましたし計算通りでしたが。

私に係る負担量がやってみなければ想像が付かなかった。
一日に一人ならばどうにかこなせる。
本当言えば、現状では余裕を持って対処できる限界だろうと思います。

でも、それでは予約受付人数が少なくて、
受け付けられないことがでてきてしまう。

だから新たな試みをストックから出して、
そこに取り組まなければなりません。

昔懐かしい、ぎりぎりのところですね。


新たに試行錯誤させた手の動きや体動で、
のラインを描く手先の動きだすことで、私の体にかかる負担量を調整させる。

それを今回のために出し惜しみなく使いましょう。
その時期に来たのだと思います。
昨日から、それを試しているのですが。

それを持ってしてみても、
施術後に気を失って
5時間ほど倒れて寝てました。

いろいろと大変なところです。

ですが、感触としては、これを応用して極めていくことで、
私の施術のレベルは数倍には持ち上げられるのではと思う。


『オーソペディックマッサージ』の本でも、そのの手の操作が語られています。
ただそれを模しているわけではなくて。

着想は別のところから、数十年前から。


そのようにしている際に、
Youtubeで雲手をチェックしていた時に、
下記の映像を見つけました。


http://youtu.be/Gcwf0l-r44U
陳國鎮教授 氣功教學 雲手
中国語がわからないので、なにを言われているのかは、とんと理解できず。。。 ^-^;
漢字の字幕テロップを入れて欲しいところです。

陳國鎮教授の雲手の所作。
丁寧な指先の粘りは水中にいるかのようです。
手首の緩み具合も、末端主導で動かずに肘が生きている。
両手がよく双方隧道しており、舞を見るかのようですよね。


私が、昔に数度お会いして簡単そうに気功の動作を演舞していただいた方がいました。

先程までの雑談をしていたときの空気感と、
瞬時に様子が変わるものすごい様子に驚いて、
わけも分からず涙がでていたことがありました。

あまり感動しいのほうではありませんでしたが、
求めてやまないものはそこにありそうだなと感じました。


雑味がなく、丁寧で、見惚れる。


相手を包み込み懐にいれて慈しむような気功の末のものです。
でも一転して用法の気合を変えれば、人が吹き飛ばされると。

私には未だにどう工夫を加えても、
そのような操作ができないでいます。
粗い画質のこの雲手の解説映像から、
私がかつてお会いしたおじいさんを思い出されてきて、スイッチが入りました。

これができれば、
心身ともにハードな施術でも生き残れるのではなかろうか。
そのような象徴として、数度、繰り返して観させていただきました。

定時で、きっちりということで終われば、
深いところへまでアプローチするなら部分に絞るしかないし、
全体をみるには浅くなるアプローチになる。
一般の方が人の体を扱う体験をなされば、
どれほどのことをすればどう変わるかを、
目のあたりに見れば。
私の施術法がけっこうストイックに徹することの意義が見えてくると思います。



実際は、
お客様ごとに身体状況は大幅に違うのです。

症状的に重いならば、一定時間では、
やることは帯に短し襷に長しという。

ですが、一様に私はよくさせていただきたいのです。


ただ、まったなしに、
時間回転数をあげていかなければと思うので、
時間の制限を守らなければ運用できなくなるでしょう。

諸事情で自宅開業から、
場所を借りてということへ固定費増がでてくるように。

近い将来、そうなるだろうと考えているので、
どうにか、工夫をしていかないといけません。

私が、お客様の状況に左右される量を低減し、
当たり負けしないような備えをして、
単位時間あたりの施術密度を上げるしかない。

計算上は、そういったところでしょう。



または現状ででも、
そこそこ他と引けをとらないからいいじゃないかと、
自分を納得させることも、ひとつの作戦背はあります。
せっかくの上り調子で行く成長を止めるかでしょうか。

自分で自分にハードルを課すのは、厳しいことですね。


昨日の午後は、「施術を再開したんだ」という実感を、改めて持ちました。^-^)
そのような気持ちにさせて頂いて、本当にいい意味で感謝をしております。

どうにか∞ラインのムーブメントを体に染み込ませて、
私は負けませんといい放つようになりたいと思います。
posted by スズキ at 19:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月24日

丁寧に木刀を振ると更年期障害も起きない?

自分の動作を丁寧に。
雑に扱うなら、しっぺ返しをくらうことになるものです。


たとえば私の知り合いの先生。
勝手に登場させてしまうのは申し訳ないのですが、
とある施術関係のセミナーに通われて学んでいる。
そのようなことをお伺いしました。

ちょっと興味深いセミナーで、きっとためになられたことでしょう。

ただ、ひとつだけ、私がお伺いしていて、
お伝えしていただく講師にもうひと押し。
ぜひ、もう少し気を配ってほしいと感じたところがありました。

「木刀を振る」ような修練をしなさいと指導されたそうです。
木刀の振り方が悪いと、力任せに動作させる雑な筋肉を作る。
それで、根性は養えるかも知れません。
筋肉も、それなりに増していくはず。

講師は「とりあえず頑張って振れ」的な指示。
真面目な方々は、一生懸命、言われたままに木刀を振ります。
それで胆力がつくのならばと期待。

ですが、それでは体を壊すリスクがあるのです。

私はここ半月、
木刀振りを趣味化させています。

スキャニングをする作業中。
本のページをめくって、スキャナーが「ガガガガァーッ」と20秒ほど
レーザー光線を本に当てて情報を読み込む作業中に木刀の素振り。
レーザーが当て終わって次のページを自動スキャンする設定にしてあり、
キリの良い所ろでページをめくってスキャナーに3キロほどの重りを乗せ置いて設置完了。

私が持っている木刀の中では重さが一番の「鹿島神宮御神刀」を、
ぶんぶんと。

1ページが読み終わると、ページをめくってセットしてスキャナーが読み込む。
そして木刀を5回から10回ほど振り込むのですが、
1ページごとに新たな部分に意識を変えて振ります。

たとえば手の握りを変える、
肩甲骨を意識して動かし肘で落とし打ち込む、
意識を上空に浮かべて俯瞰で見ながら振る、など。
思いついたままにパターンを変えながら振り込んでいきます。

意識する点をひとつに絞り切ることで、丁寧な動きになる。
幾つもの動きを同時にするようなことをすれば、
人はいついた動き、ブレーキを踏むような動き、
つまり自分の内側に力がこもるような動作になるものだと、
先日、合気柔術の岡田師範もおっしゃっておられたのです。
これ以上ないような、わかりいい教え方でしたから私にも、
それは余裕で伝え聞き、納得が出来ました。

一回ごとの振り方ごとに様子を変えることで、
まんべんなく筋肉を多様に動かすきっかけを与えています。
通常の私の脳の中ではとり行うことがないような操作です。

そして、数百ページの本を取り切るまで木刀を振るのです。

そうやっていくうちに、どのようなパターンをしたときに、
振りの感触がよかったのかを記憶しておきます。

そして感触がよかったパターンを組み合わせて振ってみる。
何度か振ってみると調和が少しずつとれてきます。
するとかなり重い木刀の重さは空気ほどの重さもなくなる。
何かを握って振っている感覚も少なくなって感じられます。

そしてまた明日。そして次の日。

新たに試みた振り方の意識で感じがよかった動作を見つけて、
それをまた乗っけて整えていく。

それでパターン化した動きをしようとするところから脱出。

一人ででも振りのセンスの磨きをかけていくことができる。
誰かに教えられるというものは、
正解を聞くという感じではなく、
深く切り込むためのヒントをもらえたという感謝の気持ち。

その示唆に富んだヒントに自分の工夫を載せていくことで、
組み合わせのバリエーションが広がります。
重要な型を授けてもらえたという意識には、
それを取り込むことができたあとにだけなれるものです。
そこまでいくまでは、借り物競争で他人の借り物を拝借。
そのような感覚が拭えないのかもしれません。

私の友達の合気柔術をなさっておられる方も、
自ら考えて型を自分のものにしようと前向き。

私も、その爪の垢を煎じて飲む感じです。^-^)

武道での修練の殆どは、教えられてできるものではない。
丁寧に自分の体に聞く。
事細かに対話をします。

自らの創意工夫が生きる。

創意工夫力がセンスを磨き、
それで自分の流儀が決まり、
それで終わりのない成長の過程を楽しめる。

そこがとりつかれると、たまらなく面白い。

それは大人になればパターン化した動作を繰り返し、
脳に運動神経系の創作に関する刺激が激減していく。

それが一般的なところでしょう。

年齢があがってくると、
誰もが更年期という時期にさしかかります。

たまたま、私の左隣に『男も女も更年期から始めよう―976人に聞いたその時の変化、これからの準備』という本。
図書館から借りてきたものですが、
男性の不定愁訴、気力の減退、仮面うつ病など突っ込まれどころが多くて。

知性と理性を司る大脳皮質->本能と欲求の大脳辺縁系->内分泌ホルモンの視床下部へと伝わり、
交感神経と副交感神経を制御を正常にすることで男性の更年期障害は軽くなるかなくなるのかも。

常に創造性をもたせた身体操作を繰り返し大脳皮質や大脳辺縁系にまで新鮮な刺激を送り続ける。
私が知る合気道をしていたり、太極拳をしていたり、
まさに創意工夫をして練る動作で自分を成長させている方々は、
更年期障害に悩まれているという話を聞いたことがありません。

筋肉の質が柔軟でさることと、
脳の質が柔軟であることとは、
私は同値であるのではないか?

汗をかきながら必死に修練をして、
自分の体を作り上げている人たちをみると、
そのように思えてなりません。

そのように考えて剣術として修練をしていくこともいいでしょう。

それで究極バランスが釣り合いを持てた時の莫大な力の作用を気づけば、
身体がシンメトリーに美しくなる方向へと移り変わってゆくはずです。

工夫せずに回数をこなそうと振るものと
工夫して振っている人とを比較してみて。

一般の方には、外見上は、ただ木刀を振っているだけで、
さほどの違いもないように思えるかもしれません。


ですが体の内部的な立て付けは、
一年もすれば両者の開きがでてきましょう。


そして施術者セミナーでの木刀の素振りを推奨される際には、
一振りごとに創意工夫をさせていただけるようなステップが、
成長していく過程でありますからね!
そのような宣言をしていただけると、
いいのではないでしょうか?

力任せに木刀を振ると、
間違いなく頚椎がねじれたりショートしたり、
ダメージが蓄積されていきます。
体調に変調を来すものです。
更年期障害時期には、
意外なほど頸部の血管の圧迫により脳内の血流量が低下して仮面うつ病になりやすいと言います。

丁寧に、動きの創造性を。

まずは、自分の体との対話。

ちょっと、一部のひとぐらいにしか馴染まなさそうな考えですが。
やってみて、その良さに気づくと、
気分は高揚するし、生まれ変わる。

すっきりした快感を味わえますよ!
posted by スズキ at 19:38| Comment(4) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月09日

神様がシンプルに創った人体を、人が複雑に作り変えてゆく

神様がシンプルに創った人体を、人が複雑に作り変えてゆくものだ。

イネイト」という、
人間の自然治癒を誘発する際にも効いてくるアイデアの一端となる。

わざわざ調子のいいスーパーマンのような肉体を与えられたのだが、
混乱させていくような状態に、人が書き換えてしまっているのです。

いきなり複雑な状態に至るわけではなく、
徐々に複雑化の根が奥まで入り込むもの。

そこからリバースするにはどうすればいいのか?

そのような方法のひとつが、
合気柔術の稽古会でしょう。



昨日は合気柔術の稽古会に参加

私の友達の伊藤さんが主催の、彼の甥っ子のひとりに
近い将来、介護系の大学に進みたいというしっかりした高校生に贈る、
今から体術的な英才教育をさせるため主催された特別な稽古会でした。
それにちゃっかり私がおじゃまさせていただいた形です。 ^-^;


人体を達者に操るには、
その人体の構造(ストラクチャー)をとらえる。
頭で捉えてもいいし、感覚を研ぎ澄ませていくのもいい。

それは必須ですが、だけでは十分ではない。
そのようなことを、毎回教えられるのが
日本伝合気柔術 岡本眞師範の興味の尽きない稽古会です。


たとえば、
進化の過程で得られた体の使い方の習性が、操作のクセを産む。

発展していって『固定して作業するクセ』を理解して、
他者の動作を読んだり自分の未熟さを感じたり。
そこに相手を制圧する技に転じる可能性を観る。
この固定して作業するクセというのが、
手首だけにとどまらず、体全身に及び、
それを見て解いていくのが私の仕事で。


他にも、意義深い気付きの宝庫です。



まだ私には気づけていない操作の切り口が師範の身体操作にありますから。

深層筋を動かすときに表層筋が動かないままで操作しているというのもそう。
技をかけるときに体の数点を触らせていただきました。
僧帽筋上部と上腕三頭筋、臀筋、二の腕。。。
それだけチェックさせていただいたのですが、
2〜3の疑問点を解消することができました。



そのような不思議とも思える操作を観察するには、
局所に目を奪われてそこだけをみていては、
かえって遠いものに化けていく。
(私にはそれはできません、と・・・)

そう言わないようにするためにも、
一点を注視分析するミクロな分解操作と、
体の全体を引いてみるマクロの視野を行ったり来たりするように、
カメラのズームを操作し続けていくことが大事になってきますね。

人体の解剖学的特性を一般レベルを越えて熟知する。
一般レベルではざるのように要点が抜け落ちている。
そこでは芯がはいった操作に至る前に誤解の宝庫で。

上に行くには、
すでに書店で多数発刊された知識をえればすむことを、
そうせずに新たに自分で人体解剖図を身体操作で感じ、
創りださなければならないような手間がかかっていく。
その手間を効率よく惜しむには、
やり始めのころにしんどくても、
学んでいったほうがお得ですね。

私がかつて施術をさせていただいた方の一人に、
どこぞの合気道の著名な師範の元での高弟が東大での研究員でいて、
そのような身体内部の様子の把握は熟知しているのは当然基礎知識。
そこを軽々とクリアして、その知識を元に自分の体を作りこんでた。
その方を施術させていただいた時のことを思い出されます。
頭がずば抜けてよかった。 

直接的にどのように身体を操作すればいいのかという手続きを教える直接的技の情報は、
かっちりと下地として前提記憶条件が頭に収まった方たちには話の飛躍はみじんもない。
その公式に沿ってプログラムを走らせていくため、
試行錯誤を繰り返していくのもゴールから逸れず。
着実にトライ・アンド・エラーで結果を磨き続け、
道着の奥にある師範の内部操作を割り出しにいく。


氏の才能と努力と根性。
舌を巻くところです。


通常は、下地とする情報が公式的に使えるまで綿密な把握がいかずに
甘さがあるところでわかるつもりになる。
うろ覚えだったり誤認だったり、
理解の深さが足らないとき。
迷宮にさまよい出します。
私も、どれほど迷宮のお世話になっていることか。  ^-^;


それが一端、意味内容を物にでき熟知できたとき、
技をかける際の自信につながります。
技をかける際の原因と結果の間のプロセスが綿密なんです。
論理上の飛躍を許さないようにすることが、ポイントです。
すると「できたらいいな!」から「できたぞ!」といった、
決定的な状態の違いを生み出します。


そこまでゆけば技の応用バリエーションが、生み出される。
それも山のように滝のように、続々とでてきてしまうので、
その応用系バリエーションには圧倒されるところでしょう。


その下地がおぼつかないときには、
不思議な手品を見させられ続ける心境が続いていく。 

それはそれで楽しくもあるので、悪いことではありませんが。
真に迫って踏み込めないことに、時間はかけられませんから。
自分なりに咀嚼して解釈を加え、落とし込みたいと思います。


同時に数種の筋肉を動かそうとする。
幾層も分かれている筋膜層が癒合し、
多層化の意味がなくなる固定化した重たいワンブロックの筋肉へと変貌。

そのところから抜けて行きましょう。

合気柔術の稽古で幾度も口に出され指導していました。
懇切丁寧に繰り返し耳に残るように指導してくれます。

どうしても、一度や二度聞いても、スルーするような。
そんな習性をもつ私にはそこは、本当にありがたい。


動こうという意思があっても、力んだ動きになれば、
自らの筋膜が多層化したそれぞれを分けた層の意味を殺していく。
分厚い一層構造のように筋肉が内部で圧着されてブレーキを踏む。
自ら動きを殺してゆく。

そのような「力感」という実感を感じて生きることに快感を覚え、
それで日頃の生活を送る時点で筋膜の癒着を許しています。
力みは筋膜の癒着の促進剤です。
動きの固定が未熟であれば力みながら体の姿勢を一定にし続けて、
根深いしこりを体内に埋め込みます。
そのしこりがついたほうが体が支えやすいように、
姿勢筋の神経群がもう覚えこんでしまっていれば、
一連のしこりを体内に創りだそうとする操作には、
なんら自覚的な違和感もありません。
そこが怖いところです。

力み出すと、決まって呼吸が浅くなっているか止まるかしています。
呼吸の質をモニターし、呼吸の質を上げるような改善をすることで
しこりの量は減らせますので気を配るといいですね。



私も人体を単層構造化せずに
多層化した概念でいかなければしなやかさは生まれないと思います。

単層構造の大きなブロックはもろいですし融通が効かない。
パワーも出ない。

ただ多層化した時点で細い筋肉をまとめてひっくるめてしかパワーが出せないと
体に信じこませている私達には、そこがあまりにも心もとなく、
パワー不足で非力に感じられるという思い込みが頭を支配する。

そこから抜け出せなければ勝機が訪れない。
言うは易く行うは難し。。。

本当に、ここが、
筋膜の癒着の起因なんです。。。

筋膜とは多層構造体です。
詳しいところを突っ込むと、
それで本が一冊書ける世界ですから割愛しますが、
多層化した使い方をされたときに機能を効率的に引き出せるものです。
生命力を絶やさずに花開き続ける。
その元となる大切な考え。



神がシンプルな人体を作り、
人が歪め複雑化させてゆく。


神の作るままに。

シンプルへ還す。

人がシンプルさを見失い、
複雑に化けていくことは。
体の歪みなどにより行き当たりばったりを繰り返し、
複雑化した操作系が、元ある神様が作成した法則に
そのまま沿って動けばよかったところの道を逸れる。

ひとつの複雑化された動き方の種から、
多くの複雑な種が生み出され拡散され、
いつしか神様が仕込んだ通りの調子を
思い出せなくなってしまう。


そこから元に還るための道を求める。


筋膜をリリースする仕事をしているなら、
筋膜の癒着を作らない方法も把握したい。

すると、ここまで還らないとかなわない。
そのような気がしてなりません。


身体操作術をクリアしていないで、
筋膜をリリースの施術をしても、
一時的なりセットに過ぎない。

身も蓋もない事をいうのは、
このような思いがあるから。


だから、
必ず少しずつでも身体操作を改善させるよう努力する。
そこは、生活の向上には欠かせないと思うのですよね。

それは私自身が身を持って感じられているからこそ、
オススメできるところなのです。


ちなみに、、、
私はどうしても深層筋を動かそうとするときに表層筋も固めるクセが抜けず、
その至らなさから抜けることができれば面白いことになりそうだと思います。

ここが根本的な動きの質の至らないところで、クリアできるためには、
どろどろにくたばりそうなまでの身体内部の書き換え作業が必要です。
まさにどろのように死にそうに眠くなる山を乗り越えなければならぬ。

そんな身体が変わる過程を想像出来るだけ、大変だなと思うものです。 


ですが先にそのようなことを笑顔でクリアしている師範を見て触れる。
それだけでも、すばらしい経験だと感謝する次第です。
そのような機会にお声をかけていただきました、伊藤さんに感謝です。


また数日前に膝下の筋肉をメインにした「触察セミナー」に参加させてもらったことが、
腕の操作の気づきを深めるきっかけとなりました。

なんとラッキーなことでしょう。^-^)



最後に。

個人的なことですが、
一昨日前は、甥っ子のハース池袋一号店でランチ。
http://www.heart-earth.com/

若い人たちが働いているお店ですね。


ガレットというそば粉を利用したクレープがランチメニューにあり、
これは数名で訪れて、ピザのハーフ・アンド・ハーフのようにするといいようですね。



ランチは混んでいるといわれていたが、
豪雨の翌日だからということもあって
ゆったりした感じのスペースで食事を。
甥はいるかいないか厨房は見えないし、
ちょっと残念でしたが。


さりげなく私も甥っ子思いのおじさんでした。 ^-^)

posted by スズキ at 13:04| Comment(6) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月14日

屈筋主体だと亀さんになるからね!

体捌きのひとつの試みとして、
膝や肘の使い方の精査がある。

膝より下は、腓骨と脛骨やいくつにも分割された足首以下の関節が複雑に構成され、
肘より先は、橈骨と尺骨やいくつにも分割された手首以下の関節が複雑に構成されている。


膝より下、肘より先、
そこの使い方は意外なほど難しい。
そこをうまく捌きにくいのにもかかわらず、
その先端に近い方ばかりに気が持っていかれる。

圧倒的に神經の分岐して感じ取れる量が手先や足先のほうが多いから、
致し方ないところがありますが。

関節がいくつも割れていいるというところは、
ともすると関節のずれを用意に生み出します。

まっすぐでしっかりした一本の丸太なら、
ちょっとやそっとじゃそのストレートな形状を崩しません。
ですが複雑に分割された関節部分は荒く使えば関節のずれ、詰まり、ねじれなどがおきます。
そのような際には、「力み」「重心が上滑りする」「呼吸が浅くなる・気づかぬうちに息を止める」など、
こちらの負担を強いた時間が長期継続すると自律神経系が興奮状態に陥り、
無駄にエネルギーロスをし続ける。
いざがんばろうというときに、ガス欠症状が起きて、
それを自分の根性の足りなさと思い違いをして、
自分を責めて精神的なストレスを蓄積していく。
これまた、やっかいです。

そして、傾いた母屋はつっかえ棒や包帯でグルグルに巻いて、
どうにか倒れないようにしたりまとめあげようと苦心します。

たとえばずれた骨格系の構造体を補正しようとするときには、
不本意なところでつっかえ棒のようなしこりを作り出します。

つっかえ棒として緊急避難的に利用した筋肉が三角筋や大胸筋や呼吸関係の筋肉なら、
肋骨や肩甲骨などを動かす呼吸筋まわり全体が張りが強くなることもあります。


そのようなとき。

本来は手先や足先の使い方を、
再教育のようにしていけばいいのです。
それが一番いいので、そのような学習を促すところへご縁がある方は幸いです。

ただそのようなところが見つからない、
通う時間もないということもあるかもしれませんね。

そのようなときには自分の体の状態をつぶさに観察。


膝上の大腿骨や、肘上の上腕骨は一本の骨ですから、
この骨が崩れたり伸びたり縮んだりねじれることは、
まずもってありません。

それが気づかないうちに無意識でも手先を中心に、足先を中心に動かしていると、
膝や肘の地面の垂直下方向へのたれていく重みが、まったく感じ取れない状態に。



たとえば右の肘部分内側を左手で握り右肘を下方に垂れ落ちるように重さをかけてみてください
条件として背筋が伸びるような状態で。
聴覚を発揮させて周囲の僅かな音を逃さずに聞くようにしてもいいでしょう。
目線を5度上に向けてみてもいいでしょう。

そうやりつつ右肘に重りが付いた感じを意識して。
するとある程度の肩周辺の柔軟性がある方ならば、
右肘がずりずりずりっと下方に延びていく状態を
観察できると思います。

その状態にして上腕筋を触ってみてください。
いつもより柔軟度を増してませんか?

右手の指先も軽い感じで関節の根元部分も末端も動かしやすくはないですか?


比較するために、わざと右側の肩や首筋を緊張させて肘を持ち上げるようにしてから、
右手の手のひらを動かすとゴワつくような不自由さを感じられませんか?


肘の下がり具合を調整して、一番、手先や指先に力みがはいらない状態を見つけます。

もちろん、左肘も。
同様に調整を加えてください。



そしてそれとにたような感じで、膝も。。。
膝はやり方が工夫が必要になると思いますが、
たとえば電話帳のようなものに片足を乗せて、
もう一方を宙ぶらりんにする。
そして誰かに膝部分を軽く下方向に引き下ろしてもらう。

すると腰の高い位置、
腎臓部分辺りからずりずりずりっと膝の重さが抜けるのに影響して伸びる感じがあるはずです。

その状態ではパンパンになって気になってしまう脚のむくみも引っ込みますし、
膝下の脛骨や腓骨の膝につく関節部も、足首以下の関節たちも動きの自在度が
増していることが解るでしょう。


気づかないうちにでも
屈筋群を主体にして生活する癖がつくと、
亀のように手足、そして首、それにしっぽも、
体の奥にしまいこもうとしてしまうのですね。

そんなことをしたら息苦しくなるのは、当然
でもそれに気づかないという慣れは恐ろしい

屈筋主体だと亀さんになるからね!.jpg

ここはまず、自分に問いかけて、
「肘は重さを感じていますか?膝はどうですか?」
そうである必要を自分に納得させられるほど説得。
この説得があまいから、体がまたいつもの状態へ、
引き戻されてしまうところがあるのです。

無理しない程度に、
気にかけて定期的に見なおしてください。

それで肩こりや首こり、骨盤のズレや膝痛や体のむくみなど、
改善に向かっていった、頑張り屋さんもおられますから。
やってみて、損はないでしょう。





武術家の中には、背後の筋肉がしっかりと隆起していき、
首が短く見えて、という人もいるのだが、それは別格で。
首のレントゲンを撮れば、頚椎椎間板がボリューミーだ。
質のいい動きをできつつ筋肉をつけると、そうなります。
ただ質の悪い使い方をしてしまうと頚椎の弯曲や椎間板の狭窄が著しい。

そのように、見た目ではわかりづらいときもありますが、
首の頚椎椎間板の伸びがあると精力も著しくよくなって、
魅力的に見えるというところは本能的に見抜く判断基準。
そう判断できるには理由がありまして、
間違いはないでしょう。

そうなれば体だけの話しでもなくなってくるのです。



先日、渋谷で金王八幡宮に足を伸ばしたとき。
たんとう功をしている、若い青年がおられた。

感心。

伸筋へのレッスン.jpg

この馬にがに股で乗っているかのような姿で、
2〜3時間キープすることもあるのですが、
その際には手先の経脈の滞りを消してゆき、
右手の指と左手の指があたかも気のエネルギーラインで結ばれて流れが感じられるかのよう。

そのときにも肘を伸ばし膝を伸ばす状態を意識し続ける。
これが伸筋を使っていこうという脳トレになるのですね。
肘や膝を伸ばす意識は背筋を張り伸ばす反射を産みだす。

この馬に乗っている姿勢をしてみていただけると、
肘を伸ばしたときと、肘を肩の方に縮めたときと、
体感が明らかな差が出て感じられるでしょう。
呼吸の質にも関わることでしょうし、
下腹部に安定した重心を容易に維持しやすくなる。

これで修練すれば、
胴体の立体化の影が追えるでしょう。

ただ胴体を作りこむには、
現代の生活を送る人々の大半はこれだけでは不足な点があると思います。
たんとう功を作られた時代では、誰もが普通に使えていた関節部分でも、
今のデスクワークを続けたりストレス過多であれば、
首やしっぽの萎縮や呼吸との連動が曖昧になります。

動く意識を失いすぎた箇所の影響があまりに大きい。

だからいきなり気功のテキストをみてやってみても、
気の感じがつかめないで深く探りをいれられません。


さらに身体状況の磨き上げをしてからとしたほうが効率的に体を変えられるでしょう。

posted by スズキ at 12:41| Comment(4) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月16日

敬する時は、身、強健なるを覚ゆ。敬弛めば則ち萎でつして、或は端坐する能わず。




敬する時は、身、強健なるを覚ゆ。
敬弛めば則ち萎でつして、或は端坐する能わず。


『言志四録』より

敬いの気持ちで、人に、物事に接することの大切さを説いている。


私自身、不徳と未熟がゆえに『敬う姿勢』が、
十分には身についていない。
いい気になり失敗していく。
「そんなもの、大したことない」と考えてしまう癖。
そうやって、自分を上に押し上げようと努めている。

だから、その気持で自分の身をもさげすみて、
心が自身の体に通わず身体が強健とはならず。

『敬う姿勢』が身につかないから心身が萎える(なえる)。
端坐という姿勢を正して座ることもできていない。
それでは長らく座禅や冥想をしても、益なし。

そこで、敬いの気持ちを持って、
人や物を見るよう考えてみよう。

そう心がけてみた。

それは感謝の気持ちにも通じることです。




目の前のパソコンを敬い、思いの人を敬い、
日頃悪態をついてしまいそうなものを敬い、
他にも多くの敬い不足であった人や物事を。
自分が世話になっていることを、
世話になったことを思い起こす。



心が落ち着き豊かさが身にしみてきます。

自分の内側の気持ち次第で、
冷めたスープがあたたまる。

そんな充足感に満ち足りる。


そのこころもちで端坐する。

体の緊張がほどけていく。
これで、強健
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2014年04月15日

数日前に、お客様から近況をお伝えいただくメールをいただきました。

数日前に、お客様から近況をお伝えいただくメールをいただきました。

バー・アスティエhttp://www.barreastie.jp/)という、
大変優れた身体操作を可能とさせるエクササイズがあります。
バレエをなさっておられる方は、ご存じの方も多いでしょう。

夢をかなえるためお客様がバー・アスティエの講師資格認定(ディプロム)コースに通われ、
修行中。

バー・アスティエに取り組まれ、その奥深さに触れています。
はじめてバー・アスティエに接したとき「これだ!」と感じた。
その直感通りに、すばらしいものと取り組まれ、
充実感に包まれておられるようです。


私もバー・アスティエで、
男性専用の初心者コースを設けていただければ、
習いに行きたいなぁ・・・。
かなり勇気を振り絞らないとならないのですが、
できれば私が体験してみて、
よろしいような実体験を得られたら、、、と思います。

男性はムリ!となれば、知り合いということで
見学だけでもとお願いしようかと思っています。



それは私ももう10年近く前くらいに、
床で行なうバレエがあると知っていまして。

バレエ初心者が6ヶ月ほどみっちりと習い、
3年はバレエやってるんじゃないの?というように見ず知らずの人に言われたという、
驚かれるような体験をした人がいるんです。


その人が特別だったのか?
それとも床でならえるバレエの能力開発ポテンシャルが高いのか?

私は、後者の床でおこなうバレエが身体操作法に優れているのだと考えています。
もちろんレッスンをしていただいた先生の熱心な指導もあってのことでしょうが、
私が頭で計算するだけでも「これは、すごいものになるはずだ」と思えてきます。

学ぶ側の真剣さに比例して、
胴体を活かし芯のしっかりした体に生まれ変わらせてもらえることだろう。

それは私にとって、ものすごく魅力的です。

バレエについてくる立つことの難しさ。。。
その難しさより先に胴体を地面に直接接触させて安定させ、
胴体やそれ以上の部位の重心を脚部でごまかしなく精密に感じ取る。
そして十分に胴体の感性が磨かれてから、
立位でのダンスをしていくならば、
胴体に四肢や頭がはえていること。

私のイメージでは、
胴体が「地球」で四肢や頭はその上に生える「木」のようなもの。
木は風で揺らぐものだが、地球の地殻に従う影響力のほうが強い。
地球のような胴体を地殻を変動させるように割りさばけばよい。
その際に手足や頭を従わせる。
私はそのようなイメージで身体を捉えることもあります。

胴体ついでに、もうちょっとだけ脱線すると、
私の基本的な人体の内部をどう考えているか。

極楽というような清らかな世界があるとすれば、
それは体の外にあるのだと思う人もいるだろう。

私は、見方が少し違うのです。

体の胴体の内側の世界にも清水が流れ風がそよぎ、
極楽世界といって良いような天高く広がり住みやすい世界が、
我が内界にあると見ます。

外界にあるものは、
体内の内界にあるものだ。
そうフラクタルで合致している。



体の外の外界に極楽があるなら、
体の内の内界に「想像上の極楽に負けない世界」を整えられて然るべき。
そう考えて、胴体部分の内界を施術で耕しているのです。

だからこそ、胴体のムーブメントに気づきがよさそうだというものには、
眼から話せないですね〜。


そういえば、、、
太極拳のテキストで、
練習をするときに、手足の所作がほとんどで、
そこばかり追っていって、胴体を気にできないようなテキストがありました。
私のお客様の一人に、太極拳を長年本格的になさっておられる方がおられます。
その方が私がそのテキストを見たことがありますか?と問いますと、
「あれは、よくないです」とおっしゃっておられたことが思い出される。
さすがですね〜。
道理を見定める眼がしっかりなさっておられます。


床で行なうバレエであれば、
もしかすると私にも可能かもしれない。 ^-^;
日頃使わない筋肉を使うような経験は相当きつい。
ですが未知の気づきの宝庫でしょう。

私には学ぶことは多いはずです。



バー・アスティエの講師資格認定コースに通われている方がおっしゃるには、
修得には試練がたくさん。
すでに腕に覚えのある状態で取り組んでおられるのですが、
それでも高いハードルが用意されている。

そのようななかで充実した時間を過ごし、
頑張っておられるようです。




私どものところへお通いの他のお客様たちも、
きっと日々、がんばっておられるのでしょう。



負けてられないですね。
私も頑張ります。^-^)
posted by スズキ at 02:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月07日

フレックスバーを小脇に抱えて編、第4回、、、くらいかな。^-^)」

私のブログをお読みいただいている方には、
またまた、フレックスバーか!となるはず。

でも、思い入れが、強いものですから。^-^)


いや、調べたら4回くらいじゃなかった。^-^;;

ボディワーカーの夢とお仕事の記事を「フレックスバー」で検索した短縮URL
http://p.tl/w9oE



今後の自分に必要な取り柄をと考えて、
私の中ではいくつかビジョンがあって。

そのひとつが『フレックスバー』使用。
当初は、これをどう使えばいいのかも、
さっぱり解りませんでしたが。



D&M セラバンド フレックスバー レッド DF-2


6〜7年も前に、
白日夢のようなシーンでこちらを握っていた。
はっきりと、しっかりと、くっきりと見てる。

一昨年前くらいにだったか
始めてリンドバーグというセラバンドを売っているネット通販サイトで
こちらのフレックスバーを観たときは、目が飛び出るほど驚きましたよ。

だから、何かがあるのだろうなと思いました。

ただ、、、てっきり私は、
施術で使うものと思っていたのですが、脇に挟むのだとは。。。
そこまでは気づかなかったのです。

でも、こうやって使うので正解。


手で動く癖があれば、
胴体が怠けてしまう。

それではウエイトシフトもままならず、重みを使えず、圧がブレる。
手先の感覚も、手で動けば手先や、最悪指先に力みが入り悪くなる。
手で仕事をさせる意識が消えなければ、体の軸が見えるわけはない。

指先には意識が乗りやすい。
そちらに意識が集中すれば、
多くの優秀な誉れ高き施術をするような先生方も、
身をきつくしダメージを蓄積していくことになる。

それは武道を熟練するほどなさればわかるはずだ。


私はまだ自分の体でそれがつかめたわけではありませんが、
フレックスバーを小脇に挟んで木刀を振ってみたり、
太極拳の型を2〜3してみたり練習をしていく際に、
はっきりと脇を締め付けずに少し開けておいて動く。

その要諦が意味がわかりました。

フレックスバーに慣れてきたら、
上部肋間が硬さがとれてきます。
そこで始めて卵のような球体をそこに入れるのですね。

昔の体の捌きが自然体で出来ている人たちには、
こんなフレックスバーを挟むことは必要もなく
最初から卵のような球体を挟む感じでという指示で十分だった。

ですが今の私には、
そこへたどり着く前段階、つまりツナギが必要だったのですよ。


ちなみに、体の左右差で右足の大腿直筋が固まってしまう人。
利き足が右だったら、右足の大腿直筋が硬化して骨盤を下方にずりおろして変位させる。
そこから骨盤の異常が生じるわけです。

ただ足は地面の近くにあるものですね。
それも地面に接触しているものですよ。
つまり安定しているものなのですから。


そのような安定帯を崩壊させるものは?
そんなにも不安定な状態を強いられるには、
理知的に考察を加えていけば、
妥当な理由付けがなければおかしいのです。

単純に、
利き足の側の大腿直筋が上に持ち上げられてしまうような歩きをするとか、
立位姿勢でも利き足の太ももの前側が過剰に使われているから骨盤がずれるんだ、
といいます。

ですが、それはそうなんですが、
そうなる前にいくつかの不安定な要素があったため、
その負担を安定帯である脚部がしのいでいるのです。

つまり身体の内側にある不安定な部分が先にあって、
そこが、そこにこそ着眼をしていかなければならなかったのです。

では、そこはどこらろうか?

地面からずいぶん上にある腕や肩。
中空にあって宙ぶらりんで不安定。

基礎となる地面に近い脚部はそれなりにずれても立つには支障は少ない。
骨盤内の脚部両足の中心点から理想とする軸ラインからずれたとしても、
さほど大きく上下左右前後の六方でみればそれほどではありませんから。

基礎地盤となる地面から離れれば離れるほど、
体の正中線のライン上の六方からずれが増していく。
左右ラインでずれているように見えなくても、
そこで大きく上下ライン等のずれが生じているなら、
それはかなり厳しい状況と言えるのです。

そのズレを引っ張りだす可能性の高いものは、
どこにいるのだろうか?

それはあなたが仏師で、仏様の立像を制作するならば、
腕をどう造るか気を配るならわかるでしょう。

腕が生える地面とも言える胴体にうまく設置できなくなったら、
やむなくその胴体のねじれや異常にしてしまうしかないのでは?

そうやって、
ねじれはやがてあなたの膝頭あたりの筋で調子をとってクッションを利かせて支えだす。
それも緊急避難で使う場合は屈筋を使う。
つまりは大腿直筋や外側広筋などとなる。
それらは直接的に腸骨の前傾をさせるための筋肉の付着点となっている。

だから、骨盤の傾斜がでてきてしまうのだ。



それが、骨盤の異常のすべてとは言いません。

ただ私がみれば両肩の左右の上下差があれば、
その量に比例した形で骨盤のズレを見つける。

そして骨盤矯正が、近年流行っていたのだが、
骨盤をいったんは矯正されたとして調子がよくなったとしても、
多くのケースでは不具合は時間の問題として現れていくのです。

傾向として肩の高さがずいぶん違っている人の場合は、
その骨盤のズレが戻る速度が早いように思いますから。
だから、結局は私は骨盤部分のずれをみるのは当然で、
同時に肩関節部分のリリースをしていくようにします。

すると肩を、本当は肋骨全体を緩めないと中途半端で
いつもそこにいたるまできっちりみていっていたので
それはもう、長い施術時間となってしまいました。


ただ腕の位置決めを、なかなかうまく口伝いをして、
これこれ、、、といってみたとしても、うまくない。

思うように伝わるものではなくて、
だから太極拳をやりましょうとか、
動きの方へと関心を持っていただけるようと必死だったわけです。

背中の筋肉を中心に使えるような生活が遠のいて
腕の胴体へのハマりの悪さが目立つようになると
相当な範囲で問題が生じていることはわかります。

そこから骨盤を割って使うことも、
胴体の回転による力の取り出し方、
肘を活かすこと、
肩甲骨のムーブメント感なども、
肩関節がハマる感覚が真っ先になければ意味がわからないのです。



それは、フレックスバーを脇に挟んでおくだけで、
胸の前が詰まり気味であったとしても解消されて
肩甲骨が自然にベストポジションに運ばれている。
息苦しさをあえいでいた人も呼吸が楽になったし、
頭もまっすぐ芯を備えて立ち昇るようになってる。

フレックスバーの重みと下に落ちにくいラバーの貼り付き感がいいんですね。


そういった仕組があるから、
数名の方が実際に自腹でフレックスバーを2本購入されて、
「鈴木くんがいうなら、信じてやってやろうじゃないの」
となさっていただいて、
その成果をきかせてくれました。

やっていて飽きることもあるでしょう。
でも、ときどき思い出したように挾み、
腕と胸と肩甲骨と耳の立つ感覚とを思い出すようにしている。
なかなかの体の使い手さんの感想なのですが、
そのようなことを申される方もおられました。


それはもう、
とてもありがたいことです。



私が居合の指導していただいている先生からも、
「ちょっと興味があるんだが、鈴木くんは何色のフレックスバーを使ってるんだい?」
的なメールを頂戴しました。


こちらの先生ならば、
私がこちらをどう使って欲しいとか、
とやかく言う筋のものではありません。^-^;

ただ、
一般向けではこのフレックスバーを挟んだ状態で、
様々な質のいい動きを実際に指導させていただき
どれほど動いてもさほど疲れないよねとか、
体の今まで割って使ったことがなかった骨盤を、股関節をというようなものが、
胸肋関節を緩め伸ばして作用させることで楽に使えることなどなど。
他にもたくさん、多種多様な遊びを通し、
幾つも気づきがえられるかもしれません。

手を動かさないで手を動かす妙を体験し、
楽しさを感じて欲しいし伝えたいですね。


腕を胴体に据え付けて操作する基本。
そして肩や腕が癖なく使えるように。
それが脚部の安定へと流れを移して、
骨盤の利き足側の前傾等を手放す。


私と同業者の方々も手先や指先に感覚を集中していくことで、
武道やダンス等に熟練していないときには、
どれほどの身体内部の苦しみを蓄積していることか。
そのような苦境を感じている方も少なからずおられるのではないでしょうか。

私の友達の施術を熱心にされている先生も、
自分の身のつらさ、厳しさを感じながらも、
全身全霊で身を削りながら頑張り続けます。
そのような方々には、
正直、フレックスバーだけでは焼け石に水。

相当な動きの修練をしていただけるならば、
いい方向へと進む道もあるでしょうけれど、
なかなかそのような先生方は多忙ですから。
今度の日曜日においでになられるので、
一応、勧めてはみますが。いかがでしょう。 ^-^;


これから施術を始めようという方々には、
利き手の使い癖が付く前に、
この感覚を同時に習得してほしいと願っています。
真剣に施術を生業とするよう志したが、
体を壊して辞めていかれる先生も多くおられます。
私も、何度も腰痛や円形脱毛症やら地味に吐血やら。
そうなると根性なしで様々へこたれてしまう日々を、
首の皮一枚でつながってきたものですから。

ですが今思うのは、辞めなくてよかったと。
続けていけば、技術は身につき広がるもの。
そう身を持って思います。

ただ、最初に体の質のいい操作を習えれば。
人生、変わってたんじゃないかと思います。
まじめに、そう思えるんです。。。


ちなみに私が通った整体学校は、
そういう指導は皆無でしたから。
褒められたものではありません。

他の学校のことは存じ上げませんが、
私が通ったところと同じところでは、
やっぱり私のような苦しみを感じて、
自分の身を保つのに気をとられてしまう。

それでは施術をするときの集中力が切れ、
自分が気に入ったこともできませんから。


最近になり、狭い部屋の中で木刀を振る際に、
少しずつ正確性がでてきた感じがあるのです。
やっぱりフレックスバー、いい感じですから。^-^)



腕からの不安定が下降して脚部クッションで堪え、
やがて骨盤をずらしていくという仕組については、
私は自分の身体内部を見つめ、
リアルに、感じ取っています。

それもフレックスバーを挟んでみて、
普通に質のいい動きをしてみたとき、
リアルに感じ取れた次第なんです。


こういったところを作りこんでいくことで、
私が施術でリリースした状態を維持し増進させられるのでは?

そういったところも研究したいと思います。 ^-^)


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