2014年06月24日

丁寧に木刀を振ると更年期障害も起きない?

自分の動作を丁寧に。
雑に扱うなら、しっぺ返しをくらうことになるものです。


たとえば私の知り合いの先生。
勝手に登場させてしまうのは申し訳ないのですが、
とある施術関係のセミナーに通われて学んでいる。
そのようなことをお伺いしました。

ちょっと興味深いセミナーで、きっとためになられたことでしょう。

ただ、ひとつだけ、私がお伺いしていて、
お伝えしていただく講師にもうひと押し。
ぜひ、もう少し気を配ってほしいと感じたところがありました。

「木刀を振る」ような修練をしなさいと指導されたそうです。
木刀の振り方が悪いと、力任せに動作させる雑な筋肉を作る。
それで、根性は養えるかも知れません。
筋肉も、それなりに増していくはず。

講師は「とりあえず頑張って振れ」的な指示。
真面目な方々は、一生懸命、言われたままに木刀を振ります。
それで胆力がつくのならばと期待。

ですが、それでは体を壊すリスクがあるのです。

私はここ半月、
木刀振りを趣味化させています。

スキャニングをする作業中。
本のページをめくって、スキャナーが「ガガガガァーッ」と20秒ほど
レーザー光線を本に当てて情報を読み込む作業中に木刀の素振り。
レーザーが当て終わって次のページを自動スキャンする設定にしてあり、
キリの良い所ろでページをめくってスキャナーに3キロほどの重りを乗せ置いて設置完了。

私が持っている木刀の中では重さが一番の「鹿島神宮御神刀」を、
ぶんぶんと。

1ページが読み終わると、ページをめくってセットしてスキャナーが読み込む。
そして木刀を5回から10回ほど振り込むのですが、
1ページごとに新たな部分に意識を変えて振ります。

たとえば手の握りを変える、
肩甲骨を意識して動かし肘で落とし打ち込む、
意識を上空に浮かべて俯瞰で見ながら振る、など。
思いついたままにパターンを変えながら振り込んでいきます。

意識する点をひとつに絞り切ることで、丁寧な動きになる。
幾つもの動きを同時にするようなことをすれば、
人はいついた動き、ブレーキを踏むような動き、
つまり自分の内側に力がこもるような動作になるものだと、
先日、合気柔術の岡田師範もおっしゃっておられたのです。
これ以上ないような、わかりいい教え方でしたから私にも、
それは余裕で伝え聞き、納得が出来ました。

一回ごとの振り方ごとに様子を変えることで、
まんべんなく筋肉を多様に動かすきっかけを与えています。
通常の私の脳の中ではとり行うことがないような操作です。

そして、数百ページの本を取り切るまで木刀を振るのです。

そうやっていくうちに、どのようなパターンをしたときに、
振りの感触がよかったのかを記憶しておきます。

そして感触がよかったパターンを組み合わせて振ってみる。
何度か振ってみると調和が少しずつとれてきます。
するとかなり重い木刀の重さは空気ほどの重さもなくなる。
何かを握って振っている感覚も少なくなって感じられます。

そしてまた明日。そして次の日。

新たに試みた振り方の意識で感じがよかった動作を見つけて、
それをまた乗っけて整えていく。

それでパターン化した動きをしようとするところから脱出。

一人ででも振りのセンスの磨きをかけていくことができる。
誰かに教えられるというものは、
正解を聞くという感じではなく、
深く切り込むためのヒントをもらえたという感謝の気持ち。

その示唆に富んだヒントに自分の工夫を載せていくことで、
組み合わせのバリエーションが広がります。
重要な型を授けてもらえたという意識には、
それを取り込むことができたあとにだけなれるものです。
そこまでいくまでは、借り物競争で他人の借り物を拝借。
そのような感覚が拭えないのかもしれません。

私の友達の合気柔術をなさっておられる方も、
自ら考えて型を自分のものにしようと前向き。

私も、その爪の垢を煎じて飲む感じです。^-^)

武道での修練の殆どは、教えられてできるものではない。
丁寧に自分の体に聞く。
事細かに対話をします。

自らの創意工夫が生きる。

創意工夫力がセンスを磨き、
それで自分の流儀が決まり、
それで終わりのない成長の過程を楽しめる。

そこがとりつかれると、たまらなく面白い。

それは大人になればパターン化した動作を繰り返し、
脳に運動神経系の創作に関する刺激が激減していく。

それが一般的なところでしょう。

年齢があがってくると、
誰もが更年期という時期にさしかかります。

たまたま、私の左隣に『男も女も更年期から始めよう―976人に聞いたその時の変化、これからの準備』という本。
図書館から借りてきたものですが、
男性の不定愁訴、気力の減退、仮面うつ病など突っ込まれどころが多くて。

知性と理性を司る大脳皮質->本能と欲求の大脳辺縁系->内分泌ホルモンの視床下部へと伝わり、
交感神経と副交感神経を制御を正常にすることで男性の更年期障害は軽くなるかなくなるのかも。

常に創造性をもたせた身体操作を繰り返し大脳皮質や大脳辺縁系にまで新鮮な刺激を送り続ける。
私が知る合気道をしていたり、太極拳をしていたり、
まさに創意工夫をして練る動作で自分を成長させている方々は、
更年期障害に悩まれているという話を聞いたことがありません。

筋肉の質が柔軟でさることと、
脳の質が柔軟であることとは、
私は同値であるのではないか?

汗をかきながら必死に修練をして、
自分の体を作り上げている人たちをみると、
そのように思えてなりません。

そのように考えて剣術として修練をしていくこともいいでしょう。

それで究極バランスが釣り合いを持てた時の莫大な力の作用を気づけば、
身体がシンメトリーに美しくなる方向へと移り変わってゆくはずです。

工夫せずに回数をこなそうと振るものと
工夫して振っている人とを比較してみて。

一般の方には、外見上は、ただ木刀を振っているだけで、
さほどの違いもないように思えるかもしれません。


ですが体の内部的な立て付けは、
一年もすれば両者の開きがでてきましょう。


そして施術者セミナーでの木刀の素振りを推奨される際には、
一振りごとに創意工夫をさせていただけるようなステップが、
成長していく過程でありますからね!
そのような宣言をしていただけると、
いいのではないでしょうか?

力任せに木刀を振ると、
間違いなく頚椎がねじれたりショートしたり、
ダメージが蓄積されていきます。
体調に変調を来すものです。
更年期障害時期には、
意外なほど頸部の血管の圧迫により脳内の血流量が低下して仮面うつ病になりやすいと言います。

丁寧に、動きの創造性を。

まずは、自分の体との対話。

ちょっと、一部のひとぐらいにしか馴染まなさそうな考えですが。
やってみて、その良さに気づくと、
気分は高揚するし、生まれ変わる。

すっきりした快感を味わえますよ!
posted by スズキ at 19:38| Comment(4) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月09日

神様がシンプルに創った人体を、人が複雑に作り変えてゆく

神様がシンプルに創った人体を、人が複雑に作り変えてゆくものだ。

イネイト」という、
人間の自然治癒を誘発する際にも効いてくるアイデアの一端となる。

わざわざ調子のいいスーパーマンのような肉体を与えられたのだが、
混乱させていくような状態に、人が書き換えてしまっているのです。

いきなり複雑な状態に至るわけではなく、
徐々に複雑化の根が奥まで入り込むもの。

そこからリバースするにはどうすればいいのか?

そのような方法のひとつが、
合気柔術の稽古会でしょう。



昨日は合気柔術の稽古会に参加

私の友達の伊藤さんが主催の、彼の甥っ子のひとりに
近い将来、介護系の大学に進みたいというしっかりした高校生に贈る、
今から体術的な英才教育をさせるため主催された特別な稽古会でした。
それにちゃっかり私がおじゃまさせていただいた形です。 ^-^;


人体を達者に操るには、
その人体の構造(ストラクチャー)をとらえる。
頭で捉えてもいいし、感覚を研ぎ澄ませていくのもいい。

それは必須ですが、だけでは十分ではない。
そのようなことを、毎回教えられるのが
日本伝合気柔術 岡本眞師範の興味の尽きない稽古会です。


たとえば、
進化の過程で得られた体の使い方の習性が、操作のクセを産む。

発展していって『固定して作業するクセ』を理解して、
他者の動作を読んだり自分の未熟さを感じたり。
そこに相手を制圧する技に転じる可能性を観る。
この固定して作業するクセというのが、
手首だけにとどまらず、体全身に及び、
それを見て解いていくのが私の仕事で。


他にも、意義深い気付きの宝庫です。



まだ私には気づけていない操作の切り口が師範の身体操作にありますから。

深層筋を動かすときに表層筋が動かないままで操作しているというのもそう。
技をかけるときに体の数点を触らせていただきました。
僧帽筋上部と上腕三頭筋、臀筋、二の腕。。。
それだけチェックさせていただいたのですが、
2〜3の疑問点を解消することができました。



そのような不思議とも思える操作を観察するには、
局所に目を奪われてそこだけをみていては、
かえって遠いものに化けていく。
(私にはそれはできません、と・・・)

そう言わないようにするためにも、
一点を注視分析するミクロな分解操作と、
体の全体を引いてみるマクロの視野を行ったり来たりするように、
カメラのズームを操作し続けていくことが大事になってきますね。

人体の解剖学的特性を一般レベルを越えて熟知する。
一般レベルではざるのように要点が抜け落ちている。
そこでは芯がはいった操作に至る前に誤解の宝庫で。

上に行くには、
すでに書店で多数発刊された知識をえればすむことを、
そうせずに新たに自分で人体解剖図を身体操作で感じ、
創りださなければならないような手間がかかっていく。
その手間を効率よく惜しむには、
やり始めのころにしんどくても、
学んでいったほうがお得ですね。

私がかつて施術をさせていただいた方の一人に、
どこぞの合気道の著名な師範の元での高弟が東大での研究員でいて、
そのような身体内部の様子の把握は熟知しているのは当然基礎知識。
そこを軽々とクリアして、その知識を元に自分の体を作りこんでた。
その方を施術させていただいた時のことを思い出されます。
頭がずば抜けてよかった。 

直接的にどのように身体を操作すればいいのかという手続きを教える直接的技の情報は、
かっちりと下地として前提記憶条件が頭に収まった方たちには話の飛躍はみじんもない。
その公式に沿ってプログラムを走らせていくため、
試行錯誤を繰り返していくのもゴールから逸れず。
着実にトライ・アンド・エラーで結果を磨き続け、
道着の奥にある師範の内部操作を割り出しにいく。


氏の才能と努力と根性。
舌を巻くところです。


通常は、下地とする情報が公式的に使えるまで綿密な把握がいかずに
甘さがあるところでわかるつもりになる。
うろ覚えだったり誤認だったり、
理解の深さが足らないとき。
迷宮にさまよい出します。
私も、どれほど迷宮のお世話になっていることか。  ^-^;


それが一端、意味内容を物にでき熟知できたとき、
技をかける際の自信につながります。
技をかける際の原因と結果の間のプロセスが綿密なんです。
論理上の飛躍を許さないようにすることが、ポイントです。
すると「できたらいいな!」から「できたぞ!」といった、
決定的な状態の違いを生み出します。


そこまでゆけば技の応用バリエーションが、生み出される。
それも山のように滝のように、続々とでてきてしまうので、
その応用系バリエーションには圧倒されるところでしょう。


その下地がおぼつかないときには、
不思議な手品を見させられ続ける心境が続いていく。 

それはそれで楽しくもあるので、悪いことではありませんが。
真に迫って踏み込めないことに、時間はかけられませんから。
自分なりに咀嚼して解釈を加え、落とし込みたいと思います。


同時に数種の筋肉を動かそうとする。
幾層も分かれている筋膜層が癒合し、
多層化の意味がなくなる固定化した重たいワンブロックの筋肉へと変貌。

そのところから抜けて行きましょう。

合気柔術の稽古で幾度も口に出され指導していました。
懇切丁寧に繰り返し耳に残るように指導してくれます。

どうしても、一度や二度聞いても、スルーするような。
そんな習性をもつ私にはそこは、本当にありがたい。


動こうという意思があっても、力んだ動きになれば、
自らの筋膜が多層化したそれぞれを分けた層の意味を殺していく。
分厚い一層構造のように筋肉が内部で圧着されてブレーキを踏む。
自ら動きを殺してゆく。

そのような「力感」という実感を感じて生きることに快感を覚え、
それで日頃の生活を送る時点で筋膜の癒着を許しています。
力みは筋膜の癒着の促進剤です。
動きの固定が未熟であれば力みながら体の姿勢を一定にし続けて、
根深いしこりを体内に埋め込みます。
そのしこりがついたほうが体が支えやすいように、
姿勢筋の神経群がもう覚えこんでしまっていれば、
一連のしこりを体内に創りだそうとする操作には、
なんら自覚的な違和感もありません。
そこが怖いところです。

力み出すと、決まって呼吸が浅くなっているか止まるかしています。
呼吸の質をモニターし、呼吸の質を上げるような改善をすることで
しこりの量は減らせますので気を配るといいですね。



私も人体を単層構造化せずに
多層化した概念でいかなければしなやかさは生まれないと思います。

単層構造の大きなブロックはもろいですし融通が効かない。
パワーも出ない。

ただ多層化した時点で細い筋肉をまとめてひっくるめてしかパワーが出せないと
体に信じこませている私達には、そこがあまりにも心もとなく、
パワー不足で非力に感じられるという思い込みが頭を支配する。

そこから抜け出せなければ勝機が訪れない。
言うは易く行うは難し。。。

本当に、ここが、
筋膜の癒着の起因なんです。。。

筋膜とは多層構造体です。
詳しいところを突っ込むと、
それで本が一冊書ける世界ですから割愛しますが、
多層化した使い方をされたときに機能を効率的に引き出せるものです。
生命力を絶やさずに花開き続ける。
その元となる大切な考え。



神がシンプルな人体を作り、
人が歪め複雑化させてゆく。


神の作るままに。

シンプルへ還す。

人がシンプルさを見失い、
複雑に化けていくことは。
体の歪みなどにより行き当たりばったりを繰り返し、
複雑化した操作系が、元ある神様が作成した法則に
そのまま沿って動けばよかったところの道を逸れる。

ひとつの複雑化された動き方の種から、
多くの複雑な種が生み出され拡散され、
いつしか神様が仕込んだ通りの調子を
思い出せなくなってしまう。


そこから元に還るための道を求める。


筋膜をリリースする仕事をしているなら、
筋膜の癒着を作らない方法も把握したい。

すると、ここまで還らないとかなわない。
そのような気がしてなりません。


身体操作術をクリアしていないで、
筋膜をリリースの施術をしても、
一時的なりセットに過ぎない。

身も蓋もない事をいうのは、
このような思いがあるから。


だから、
必ず少しずつでも身体操作を改善させるよう努力する。
そこは、生活の向上には欠かせないと思うのですよね。

それは私自身が身を持って感じられているからこそ、
オススメできるところなのです。


ちなみに、、、
私はどうしても深層筋を動かそうとするときに表層筋も固めるクセが抜けず、
その至らなさから抜けることができれば面白いことになりそうだと思います。

ここが根本的な動きの質の至らないところで、クリアできるためには、
どろどろにくたばりそうなまでの身体内部の書き換え作業が必要です。
まさにどろのように死にそうに眠くなる山を乗り越えなければならぬ。

そんな身体が変わる過程を想像出来るだけ、大変だなと思うものです。 


ですが先にそのようなことを笑顔でクリアしている師範を見て触れる。
それだけでも、すばらしい経験だと感謝する次第です。
そのような機会にお声をかけていただきました、伊藤さんに感謝です。


また数日前に膝下の筋肉をメインにした「触察セミナー」に参加させてもらったことが、
腕の操作の気づきを深めるきっかけとなりました。

なんとラッキーなことでしょう。^-^)



最後に。

個人的なことですが、
一昨日前は、甥っ子のハース池袋一号店でランチ。
http://www.heart-earth.com/

若い人たちが働いているお店ですね。


ガレットというそば粉を利用したクレープがランチメニューにあり、
これは数名で訪れて、ピザのハーフ・アンド・ハーフのようにするといいようですね。



ランチは混んでいるといわれていたが、
豪雨の翌日だからということもあって
ゆったりした感じのスペースで食事を。
甥はいるかいないか厨房は見えないし、
ちょっと残念でしたが。


さりげなく私も甥っ子思いのおじさんでした。 ^-^)

posted by スズキ at 13:04| Comment(6) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月14日

屈筋主体だと亀さんになるからね!

体捌きのひとつの試みとして、
膝や肘の使い方の精査がある。

膝より下は、腓骨と脛骨やいくつにも分割された足首以下の関節が複雑に構成され、
肘より先は、橈骨と尺骨やいくつにも分割された手首以下の関節が複雑に構成されている。


膝より下、肘より先、
そこの使い方は意外なほど難しい。
そこをうまく捌きにくいのにもかかわらず、
その先端に近い方ばかりに気が持っていかれる。

圧倒的に神經の分岐して感じ取れる量が手先や足先のほうが多いから、
致し方ないところがありますが。

関節がいくつも割れていいるというところは、
ともすると関節のずれを用意に生み出します。

まっすぐでしっかりした一本の丸太なら、
ちょっとやそっとじゃそのストレートな形状を崩しません。
ですが複雑に分割された関節部分は荒く使えば関節のずれ、詰まり、ねじれなどがおきます。
そのような際には、「力み」「重心が上滑りする」「呼吸が浅くなる・気づかぬうちに息を止める」など、
こちらの負担を強いた時間が長期継続すると自律神経系が興奮状態に陥り、
無駄にエネルギーロスをし続ける。
いざがんばろうというときに、ガス欠症状が起きて、
それを自分の根性の足りなさと思い違いをして、
自分を責めて精神的なストレスを蓄積していく。
これまた、やっかいです。

そして、傾いた母屋はつっかえ棒や包帯でグルグルに巻いて、
どうにか倒れないようにしたりまとめあげようと苦心します。

たとえばずれた骨格系の構造体を補正しようとするときには、
不本意なところでつっかえ棒のようなしこりを作り出します。

つっかえ棒として緊急避難的に利用した筋肉が三角筋や大胸筋や呼吸関係の筋肉なら、
肋骨や肩甲骨などを動かす呼吸筋まわり全体が張りが強くなることもあります。


そのようなとき。

本来は手先や足先の使い方を、
再教育のようにしていけばいいのです。
それが一番いいので、そのような学習を促すところへご縁がある方は幸いです。

ただそのようなところが見つからない、
通う時間もないということもあるかもしれませんね。

そのようなときには自分の体の状態をつぶさに観察。


膝上の大腿骨や、肘上の上腕骨は一本の骨ですから、
この骨が崩れたり伸びたり縮んだりねじれることは、
まずもってありません。

それが気づかないうちに無意識でも手先を中心に、足先を中心に動かしていると、
膝や肘の地面の垂直下方向へのたれていく重みが、まったく感じ取れない状態に。



たとえば右の肘部分内側を左手で握り右肘を下方に垂れ落ちるように重さをかけてみてください
条件として背筋が伸びるような状態で。
聴覚を発揮させて周囲の僅かな音を逃さずに聞くようにしてもいいでしょう。
目線を5度上に向けてみてもいいでしょう。

そうやりつつ右肘に重りが付いた感じを意識して。
するとある程度の肩周辺の柔軟性がある方ならば、
右肘がずりずりずりっと下方に延びていく状態を
観察できると思います。

その状態にして上腕筋を触ってみてください。
いつもより柔軟度を増してませんか?

右手の指先も軽い感じで関節の根元部分も末端も動かしやすくはないですか?


比較するために、わざと右側の肩や首筋を緊張させて肘を持ち上げるようにしてから、
右手の手のひらを動かすとゴワつくような不自由さを感じられませんか?


肘の下がり具合を調整して、一番、手先や指先に力みがはいらない状態を見つけます。

もちろん、左肘も。
同様に調整を加えてください。



そしてそれとにたような感じで、膝も。。。
膝はやり方が工夫が必要になると思いますが、
たとえば電話帳のようなものに片足を乗せて、
もう一方を宙ぶらりんにする。
そして誰かに膝部分を軽く下方向に引き下ろしてもらう。

すると腰の高い位置、
腎臓部分辺りからずりずりずりっと膝の重さが抜けるのに影響して伸びる感じがあるはずです。

その状態ではパンパンになって気になってしまう脚のむくみも引っ込みますし、
膝下の脛骨や腓骨の膝につく関節部も、足首以下の関節たちも動きの自在度が
増していることが解るでしょう。


気づかないうちにでも
屈筋群を主体にして生活する癖がつくと、
亀のように手足、そして首、それにしっぽも、
体の奥にしまいこもうとしてしまうのですね。

そんなことをしたら息苦しくなるのは、当然
でもそれに気づかないという慣れは恐ろしい

屈筋主体だと亀さんになるからね!.jpg

ここはまず、自分に問いかけて、
「肘は重さを感じていますか?膝はどうですか?」
そうである必要を自分に納得させられるほど説得。
この説得があまいから、体がまたいつもの状態へ、
引き戻されてしまうところがあるのです。

無理しない程度に、
気にかけて定期的に見なおしてください。

それで肩こりや首こり、骨盤のズレや膝痛や体のむくみなど、
改善に向かっていった、頑張り屋さんもおられますから。
やってみて、損はないでしょう。





武術家の中には、背後の筋肉がしっかりと隆起していき、
首が短く見えて、という人もいるのだが、それは別格で。
首のレントゲンを撮れば、頚椎椎間板がボリューミーだ。
質のいい動きをできつつ筋肉をつけると、そうなります。
ただ質の悪い使い方をしてしまうと頚椎の弯曲や椎間板の狭窄が著しい。

そのように、見た目ではわかりづらいときもありますが、
首の頚椎椎間板の伸びがあると精力も著しくよくなって、
魅力的に見えるというところは本能的に見抜く判断基準。
そう判断できるには理由がありまして、
間違いはないでしょう。

そうなれば体だけの話しでもなくなってくるのです。



先日、渋谷で金王八幡宮に足を伸ばしたとき。
たんとう功をしている、若い青年がおられた。

感心。

伸筋へのレッスン.jpg

この馬にがに股で乗っているかのような姿で、
2〜3時間キープすることもあるのですが、
その際には手先の経脈の滞りを消してゆき、
右手の指と左手の指があたかも気のエネルギーラインで結ばれて流れが感じられるかのよう。

そのときにも肘を伸ばし膝を伸ばす状態を意識し続ける。
これが伸筋を使っていこうという脳トレになるのですね。
肘や膝を伸ばす意識は背筋を張り伸ばす反射を産みだす。

この馬に乗っている姿勢をしてみていただけると、
肘を伸ばしたときと、肘を肩の方に縮めたときと、
体感が明らかな差が出て感じられるでしょう。
呼吸の質にも関わることでしょうし、
下腹部に安定した重心を容易に維持しやすくなる。

これで修練すれば、
胴体の立体化の影が追えるでしょう。

ただ胴体を作りこむには、
現代の生活を送る人々の大半はこれだけでは不足な点があると思います。
たんとう功を作られた時代では、誰もが普通に使えていた関節部分でも、
今のデスクワークを続けたりストレス過多であれば、
首やしっぽの萎縮や呼吸との連動が曖昧になります。

動く意識を失いすぎた箇所の影響があまりに大きい。

だからいきなり気功のテキストをみてやってみても、
気の感じがつかめないで深く探りをいれられません。


さらに身体状況の磨き上げをしてからとしたほうが効率的に体を変えられるでしょう。

posted by スズキ at 12:41| Comment(4) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月16日

敬する時は、身、強健なるを覚ゆ。敬弛めば則ち萎でつして、或は端坐する能わず。




敬する時は、身、強健なるを覚ゆ。
敬弛めば則ち萎でつして、或は端坐する能わず。


『言志四録』より

敬いの気持ちで、人に、物事に接することの大切さを説いている。


私自身、不徳と未熟がゆえに『敬う姿勢』が、
十分には身についていない。
いい気になり失敗していく。
「そんなもの、大したことない」と考えてしまう癖。
そうやって、自分を上に押し上げようと努めている。

だから、その気持で自分の身をもさげすみて、
心が自身の体に通わず身体が強健とはならず。

『敬う姿勢』が身につかないから心身が萎える(なえる)。
端坐という姿勢を正して座ることもできていない。
それでは長らく座禅や冥想をしても、益なし。

そこで、敬いの気持ちを持って、
人や物を見るよう考えてみよう。

そう心がけてみた。

それは感謝の気持ちにも通じることです。




目の前のパソコンを敬い、思いの人を敬い、
日頃悪態をついてしまいそうなものを敬い、
他にも多くの敬い不足であった人や物事を。
自分が世話になっていることを、
世話になったことを思い起こす。



心が落ち着き豊かさが身にしみてきます。

自分の内側の気持ち次第で、
冷めたスープがあたたまる。

そんな充足感に満ち足りる。


そのこころもちで端坐する。

体の緊張がほどけていく。
これで、強健
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2014年04月15日

数日前に、お客様から近況をお伝えいただくメールをいただきました。

数日前に、お客様から近況をお伝えいただくメールをいただきました。

バー・アスティエhttp://www.barreastie.jp/)という、
大変優れた身体操作を可能とさせるエクササイズがあります。
バレエをなさっておられる方は、ご存じの方も多いでしょう。

夢をかなえるためお客様がバー・アスティエの講師資格認定(ディプロム)コースに通われ、
修行中。

バー・アスティエに取り組まれ、その奥深さに触れています。
はじめてバー・アスティエに接したとき「これだ!」と感じた。
その直感通りに、すばらしいものと取り組まれ、
充実感に包まれておられるようです。


私もバー・アスティエで、
男性専用の初心者コースを設けていただければ、
習いに行きたいなぁ・・・。
かなり勇気を振り絞らないとならないのですが、
できれば私が体験してみて、
よろしいような実体験を得られたら、、、と思います。

男性はムリ!となれば、知り合いということで
見学だけでもとお願いしようかと思っています。



それは私ももう10年近く前くらいに、
床で行なうバレエがあると知っていまして。

バレエ初心者が6ヶ月ほどみっちりと習い、
3年はバレエやってるんじゃないの?というように見ず知らずの人に言われたという、
驚かれるような体験をした人がいるんです。


その人が特別だったのか?
それとも床でならえるバレエの能力開発ポテンシャルが高いのか?

私は、後者の床でおこなうバレエが身体操作法に優れているのだと考えています。
もちろんレッスンをしていただいた先生の熱心な指導もあってのことでしょうが、
私が頭で計算するだけでも「これは、すごいものになるはずだ」と思えてきます。

学ぶ側の真剣さに比例して、
胴体を活かし芯のしっかりした体に生まれ変わらせてもらえることだろう。

それは私にとって、ものすごく魅力的です。

バレエについてくる立つことの難しさ。。。
その難しさより先に胴体を地面に直接接触させて安定させ、
胴体やそれ以上の部位の重心を脚部でごまかしなく精密に感じ取る。
そして十分に胴体の感性が磨かれてから、
立位でのダンスをしていくならば、
胴体に四肢や頭がはえていること。

私のイメージでは、
胴体が「地球」で四肢や頭はその上に生える「木」のようなもの。
木は風で揺らぐものだが、地球の地殻に従う影響力のほうが強い。
地球のような胴体を地殻を変動させるように割りさばけばよい。
その際に手足や頭を従わせる。
私はそのようなイメージで身体を捉えることもあります。

胴体ついでに、もうちょっとだけ脱線すると、
私の基本的な人体の内部をどう考えているか。

極楽というような清らかな世界があるとすれば、
それは体の外にあるのだと思う人もいるだろう。

私は、見方が少し違うのです。

体の胴体の内側の世界にも清水が流れ風がそよぎ、
極楽世界といって良いような天高く広がり住みやすい世界が、
我が内界にあると見ます。

外界にあるものは、
体内の内界にあるものだ。
そうフラクタルで合致している。



体の外の外界に極楽があるなら、
体の内の内界に「想像上の極楽に負けない世界」を整えられて然るべき。
そう考えて、胴体部分の内界を施術で耕しているのです。

だからこそ、胴体のムーブメントに気づきがよさそうだというものには、
眼から話せないですね〜。


そういえば、、、
太極拳のテキストで、
練習をするときに、手足の所作がほとんどで、
そこばかり追っていって、胴体を気にできないようなテキストがありました。
私のお客様の一人に、太極拳を長年本格的になさっておられる方がおられます。
その方が私がそのテキストを見たことがありますか?と問いますと、
「あれは、よくないです」とおっしゃっておられたことが思い出される。
さすがですね〜。
道理を見定める眼がしっかりなさっておられます。


床で行なうバレエであれば、
もしかすると私にも可能かもしれない。 ^-^;
日頃使わない筋肉を使うような経験は相当きつい。
ですが未知の気づきの宝庫でしょう。

私には学ぶことは多いはずです。



バー・アスティエの講師資格認定コースに通われている方がおっしゃるには、
修得には試練がたくさん。
すでに腕に覚えのある状態で取り組んでおられるのですが、
それでも高いハードルが用意されている。

そのようななかで充実した時間を過ごし、
頑張っておられるようです。




私どものところへお通いの他のお客様たちも、
きっと日々、がんばっておられるのでしょう。



負けてられないですね。
私も頑張ります。^-^)
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2014年04月07日

フレックスバーを小脇に抱えて編、第4回、、、くらいかな。^-^)」

私のブログをお読みいただいている方には、
またまた、フレックスバーか!となるはず。

でも、思い入れが、強いものですから。^-^)


いや、調べたら4回くらいじゃなかった。^-^;;

ボディワーカーの夢とお仕事の記事を「フレックスバー」で検索した短縮URL
http://p.tl/w9oE



今後の自分に必要な取り柄をと考えて、
私の中ではいくつかビジョンがあって。

そのひとつが『フレックスバー』使用。
当初は、これをどう使えばいいのかも、
さっぱり解りませんでしたが。



D&M セラバンド フレックスバー レッド DF-2


6〜7年も前に、
白日夢のようなシーンでこちらを握っていた。
はっきりと、しっかりと、くっきりと見てる。

一昨年前くらいにだったか
始めてリンドバーグというセラバンドを売っているネット通販サイトで
こちらのフレックスバーを観たときは、目が飛び出るほど驚きましたよ。

だから、何かがあるのだろうなと思いました。

ただ、、、てっきり私は、
施術で使うものと思っていたのですが、脇に挟むのだとは。。。
そこまでは気づかなかったのです。

でも、こうやって使うので正解。


手で動く癖があれば、
胴体が怠けてしまう。

それではウエイトシフトもままならず、重みを使えず、圧がブレる。
手先の感覚も、手で動けば手先や、最悪指先に力みが入り悪くなる。
手で仕事をさせる意識が消えなければ、体の軸が見えるわけはない。

指先には意識が乗りやすい。
そちらに意識が集中すれば、
多くの優秀な誉れ高き施術をするような先生方も、
身をきつくしダメージを蓄積していくことになる。

それは武道を熟練するほどなさればわかるはずだ。


私はまだ自分の体でそれがつかめたわけではありませんが、
フレックスバーを小脇に挟んで木刀を振ってみたり、
太極拳の型を2〜3してみたり練習をしていく際に、
はっきりと脇を締め付けずに少し開けておいて動く。

その要諦が意味がわかりました。

フレックスバーに慣れてきたら、
上部肋間が硬さがとれてきます。
そこで始めて卵のような球体をそこに入れるのですね。

昔の体の捌きが自然体で出来ている人たちには、
こんなフレックスバーを挟むことは必要もなく
最初から卵のような球体を挟む感じでという指示で十分だった。

ですが今の私には、
そこへたどり着く前段階、つまりツナギが必要だったのですよ。


ちなみに、体の左右差で右足の大腿直筋が固まってしまう人。
利き足が右だったら、右足の大腿直筋が硬化して骨盤を下方にずりおろして変位させる。
そこから骨盤の異常が生じるわけです。

ただ足は地面の近くにあるものですね。
それも地面に接触しているものですよ。
つまり安定しているものなのですから。


そのような安定帯を崩壊させるものは?
そんなにも不安定な状態を強いられるには、
理知的に考察を加えていけば、
妥当な理由付けがなければおかしいのです。

単純に、
利き足の側の大腿直筋が上に持ち上げられてしまうような歩きをするとか、
立位姿勢でも利き足の太ももの前側が過剰に使われているから骨盤がずれるんだ、
といいます。

ですが、それはそうなんですが、
そうなる前にいくつかの不安定な要素があったため、
その負担を安定帯である脚部がしのいでいるのです。

つまり身体の内側にある不安定な部分が先にあって、
そこが、そこにこそ着眼をしていかなければならなかったのです。

では、そこはどこらろうか?

地面からずいぶん上にある腕や肩。
中空にあって宙ぶらりんで不安定。

基礎となる地面に近い脚部はそれなりにずれても立つには支障は少ない。
骨盤内の脚部両足の中心点から理想とする軸ラインからずれたとしても、
さほど大きく上下左右前後の六方でみればそれほどではありませんから。

基礎地盤となる地面から離れれば離れるほど、
体の正中線のライン上の六方からずれが増していく。
左右ラインでずれているように見えなくても、
そこで大きく上下ライン等のずれが生じているなら、
それはかなり厳しい状況と言えるのです。

そのズレを引っ張りだす可能性の高いものは、
どこにいるのだろうか?

それはあなたが仏師で、仏様の立像を制作するならば、
腕をどう造るか気を配るならわかるでしょう。

腕が生える地面とも言える胴体にうまく設置できなくなったら、
やむなくその胴体のねじれや異常にしてしまうしかないのでは?

そうやって、
ねじれはやがてあなたの膝頭あたりの筋で調子をとってクッションを利かせて支えだす。
それも緊急避難で使う場合は屈筋を使う。
つまりは大腿直筋や外側広筋などとなる。
それらは直接的に腸骨の前傾をさせるための筋肉の付着点となっている。

だから、骨盤の傾斜がでてきてしまうのだ。



それが、骨盤の異常のすべてとは言いません。

ただ私がみれば両肩の左右の上下差があれば、
その量に比例した形で骨盤のズレを見つける。

そして骨盤矯正が、近年流行っていたのだが、
骨盤をいったんは矯正されたとして調子がよくなったとしても、
多くのケースでは不具合は時間の問題として現れていくのです。

傾向として肩の高さがずいぶん違っている人の場合は、
その骨盤のズレが戻る速度が早いように思いますから。
だから、結局は私は骨盤部分のずれをみるのは当然で、
同時に肩関節部分のリリースをしていくようにします。

すると肩を、本当は肋骨全体を緩めないと中途半端で
いつもそこにいたるまできっちりみていっていたので
それはもう、長い施術時間となってしまいました。


ただ腕の位置決めを、なかなかうまく口伝いをして、
これこれ、、、といってみたとしても、うまくない。

思うように伝わるものではなくて、
だから太極拳をやりましょうとか、
動きの方へと関心を持っていただけるようと必死だったわけです。

背中の筋肉を中心に使えるような生活が遠のいて
腕の胴体へのハマりの悪さが目立つようになると
相当な範囲で問題が生じていることはわかります。

そこから骨盤を割って使うことも、
胴体の回転による力の取り出し方、
肘を活かすこと、
肩甲骨のムーブメント感なども、
肩関節がハマる感覚が真っ先になければ意味がわからないのです。



それは、フレックスバーを脇に挟んでおくだけで、
胸の前が詰まり気味であったとしても解消されて
肩甲骨が自然にベストポジションに運ばれている。
息苦しさをあえいでいた人も呼吸が楽になったし、
頭もまっすぐ芯を備えて立ち昇るようになってる。

フレックスバーの重みと下に落ちにくいラバーの貼り付き感がいいんですね。


そういった仕組があるから、
数名の方が実際に自腹でフレックスバーを2本購入されて、
「鈴木くんがいうなら、信じてやってやろうじゃないの」
となさっていただいて、
その成果をきかせてくれました。

やっていて飽きることもあるでしょう。
でも、ときどき思い出したように挾み、
腕と胸と肩甲骨と耳の立つ感覚とを思い出すようにしている。
なかなかの体の使い手さんの感想なのですが、
そのようなことを申される方もおられました。


それはもう、
とてもありがたいことです。



私が居合の指導していただいている先生からも、
「ちょっと興味があるんだが、鈴木くんは何色のフレックスバーを使ってるんだい?」
的なメールを頂戴しました。


こちらの先生ならば、
私がこちらをどう使って欲しいとか、
とやかく言う筋のものではありません。^-^;

ただ、
一般向けではこのフレックスバーを挟んだ状態で、
様々な質のいい動きを実際に指導させていただき
どれほど動いてもさほど疲れないよねとか、
体の今まで割って使ったことがなかった骨盤を、股関節をというようなものが、
胸肋関節を緩め伸ばして作用させることで楽に使えることなどなど。
他にもたくさん、多種多様な遊びを通し、
幾つも気づきがえられるかもしれません。

手を動かさないで手を動かす妙を体験し、
楽しさを感じて欲しいし伝えたいですね。


腕を胴体に据え付けて操作する基本。
そして肩や腕が癖なく使えるように。
それが脚部の安定へと流れを移して、
骨盤の利き足側の前傾等を手放す。


私と同業者の方々も手先や指先に感覚を集中していくことで、
武道やダンス等に熟練していないときには、
どれほどの身体内部の苦しみを蓄積していることか。
そのような苦境を感じている方も少なからずおられるのではないでしょうか。

私の友達の施術を熱心にされている先生も、
自分の身のつらさ、厳しさを感じながらも、
全身全霊で身を削りながら頑張り続けます。
そのような方々には、
正直、フレックスバーだけでは焼け石に水。

相当な動きの修練をしていただけるならば、
いい方向へと進む道もあるでしょうけれど、
なかなかそのような先生方は多忙ですから。
今度の日曜日においでになられるので、
一応、勧めてはみますが。いかがでしょう。 ^-^;


これから施術を始めようという方々には、
利き手の使い癖が付く前に、
この感覚を同時に習得してほしいと願っています。
真剣に施術を生業とするよう志したが、
体を壊して辞めていかれる先生も多くおられます。
私も、何度も腰痛や円形脱毛症やら地味に吐血やら。
そうなると根性なしで様々へこたれてしまう日々を、
首の皮一枚でつながってきたものですから。

ですが今思うのは、辞めなくてよかったと。
続けていけば、技術は身につき広がるもの。
そう身を持って思います。

ただ、最初に体の質のいい操作を習えれば。
人生、変わってたんじゃないかと思います。
まじめに、そう思えるんです。。。


ちなみに私が通った整体学校は、
そういう指導は皆無でしたから。
褒められたものではありません。

他の学校のことは存じ上げませんが、
私が通ったところと同じところでは、
やっぱり私のような苦しみを感じて、
自分の身を保つのに気をとられてしまう。

それでは施術をするときの集中力が切れ、
自分が気に入ったこともできませんから。


最近になり、狭い部屋の中で木刀を振る際に、
少しずつ正確性がでてきた感じがあるのです。
やっぱりフレックスバー、いい感じですから。^-^)



腕からの不安定が下降して脚部クッションで堪え、
やがて骨盤をずらしていくという仕組については、
私は自分の身体内部を見つめ、
リアルに、感じ取っています。

それもフレックスバーを挟んでみて、
普通に質のいい動きをしてみたとき、
リアルに感じ取れた次第なんです。


こういったところを作りこんでいくことで、
私が施術でリリースした状態を維持し増進させられるのでは?

そういったところも研究したいと思います。 ^-^)


posted by スズキ at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月04日

フレックスバーを挟んで素振り!動きの練習

先日、以下のブログを書かせていただきました。


2014年01月11日
フレックスバーを両脇の下に挟んでデスクワークをなさっておられるお客様からの報告!
http://bodywise-note.seesaa.net/article/384907864.html

フレックスバーを小脇に挟んで!.jpg

そして、他の方からも以下の様な利用した際の感想をいただきました。


> 他方、鈴木さんからアドバイスを受けましたフレックスバー色違いを
> 購入しました。
>
> 現在も脇に挟んでタイピングしています。
> 肩と頭の位置が定まり非常に快適です。
>
> フレックスバーを脇に挟んで素振りをしたのち、
> 朝顔の手を意識して3尺の丈(91cmの杖道で使う杖のこと)を振りますと、
> 一瞬、柳生心陰流免許皆伝か!
> という鋭い振りになります。
> 恐ろしいです、人間、やり方次第と痛感した次第です。

実は、私もフレックスバーをはさみながら、
先日教えていただいたような居合の抜きを
練習してます!


手先の動きが制限されているのですが、
まったくもって、肩の高さが整えられ、
このコンパクトでいて精密な動きでは
体の隅々まで割って使う感じが掴める。

これを挟む前は、実に形が悪い。
力みもひどいし、骨盤が割れないし。

これでは1000回振っても下手な動きを身につけ、始末におえない。
いったんへたな動きが身にしみつけば、もうそこの動き癖が抜けない。
実につらいところです。

そう思って、フレックスバー挟もう!
そう、私も思いつきました。

鏡で動きを見たら、なかなか。 ^-^;


だからやることが同じだなと、
ちょっとニンマリ。
posted by スズキ at 13:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月15日

気功の修練の基本は、命門の操作から!!

気功的エクササイズ。

少人数ですが、ボディワイズのお客様の数名でブーム。
実際に修練していくにしたがい、
体調の好転や直感力の冴えなど、
多くの恩恵に預かることもある。



気功とは。

意外に手段用法は幾つもあるが、
それが何であるのかの根本のものは私には定義しづらいもののですが。

筋膜とか神経の中の電気とか血液の中とかさまざまなところにあってめぐる気というエネルギーのようなものを、
外から取り入れたり、
それを内側に順序良く巡らせたりする工夫(=功)のことといえばよいのでしょうか。

気を配るという言葉の表現もあるように、
[配る][配達する]にはどうすればいいか?


シンプルな見分け方があります。

命門(めいもん)というツボの位置が緊張していてはならない。
生命の門という意味で、命にかかわるような出入り口とされて、
精力減退時には。こちら命門が詰まります。

命門おおよその位置.png

このような状態で気功のトレーニング、
たとえば、小周天も、大周天も、易筋経も八段錦も、
おそらくどのような気功エクササイズをしてみても本来の成果が見込めません。

腰椎を、前に反らせば命門が閉じ、後ろに反らせば命門が開く。

命門を閉めたり開けたりする動作が、
腰椎の前後の反りで表現されており、
それぞまさしく腰でする呼吸法です。

命門で前後反り.gif
見やすくするためだいぶ前後の反りが誇張されていますが、
この腰椎部分の前後動作が深い腹式呼吸を作り出す源です。
しばらく、力みなくこの動作と呼吸のリズムを合わせれば、
自然に肩の力みがおさまり首筋が楽になってくるでしょう。

呼吸という外気という気を取り入れ、
それを身体内部まで滞り無くまわす。
そのような経路を確保しようという
効率のよい動作エクササイズが気功。

つまり腰椎の前後の動きがなければ
呼吸力が貧弱。
それでは気を取り入れられもしない。
もちろん気を外に伝えることもない。

それは気功本来の練習とはならない。

だから私がときどき自分の体のチェックをするときに、
腹部の前のへそに右手のてのひらで、
腰部の命門を左手のてのひらでで軽く触れながら、
腰椎の前後動作が起きているかをみます。

若干、へその高さと命門の高さは命門のほうが高かったりと、
個人差はあるものですがだいたいへそと命門を前後セットで。
そう覚えておくとイメージしやすいかもしれません。


ときには後ろに行きにくかったり前に行きにくかったり。
ときには左右どちらかにねじれるような動きだったり。
調子が悪いときには、多くは腰が前に反って固定です。
そのように状態をモニターしていき、
不具合が見つかれば、
手でどのように腰椎の前後の動きをつければいいか導きます。

そのように2分ほど命門を意識した呼吸を繰り返します。
肩のこわばりや首の緊張、股関節のハマりの甘さなどが改善していくでしょう。

(もしこのエクササイズの詳細を感心を持たれた方がおられれば、
施術をお受け頂く際にお尋ねくださいね。)


ふかふかなソファーに腰掛けてお尻が座面に沈み込めば、
なかなかこのような腰椎の前後の反りを作りづらいです。
デスクワークを必死にしているときも無意識に腰が止り、
前後の反りがでてこない。
気づけば命門という命の門がシャッターアウト。

もともと立位状態のときのほうが楽に腰椎が前後に反れ、
命門から命ともいえるようなエネルギーを出し入れする
そのような行為がしやすいものとなります。

座禅を結跏趺坐等で正確な骨格フォームを形成し行なう際には、
かえって膝下の使い勝手の悪い調整具合に脚を引っられないで、
より楽に命門の門からの出入りを活性化させることができます。

すぐれた座禅は合理的な気を練る修練にもなっているのですよ。

気功法のひとつの小周天を行なう方は腰椎の前後の反りが大事。
自然に命門やへそを意識する仕組みでそれで気づくと思います。

ただなんとなく気功の本を見てというときには、
命門の重要性を解説せずにいきなり動作という、
それでは後々の伸びがどうなのかと思うものも。

命門の操作がない状態では気功の修練の成果が起きづらいです。
それに偏差という頭がクラクラしたりする不具合も感じる人も。
なので本格的な気功を楽しんでみようと思う際には、
しばらくのあいだへそと命門を手で挟んで
前後に理想的な動きをつけるエクササイズをしてみるのもいいかもしれませんね。
(腰痛防止にもなりますよ!)

一見すると遠回りに見えても、
急がばまわれになりますから!
posted by スズキ at 13:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月14日

Youtubeでボイストレーニングの映像を見つけまして

施術関係のことではございませんが、
デスクワーク中に両脇にフレックスバーを挟まれてお仕事をなさっている方。

そういえば、
ボイストレーニングを習いにいかれていたんですよね。

もしかすると、そういったところも、
体調改善に功を奏することになったのかもしれません。

呼吸の質をあげるのには、
表現力を身につけること。



それはとても有効だろう!

そこで、
Youtubeでボイストレーニングの映像を検索しました。


意外に映像を見習ってやってみると、
短時間でも成果が感じられるかも。 ^-^)



ボイストレーニング基礎の基礎1週間


ボイストレーニング 基礎の基礎その2


ハイパーボイス基礎の基礎その3
posted by スズキ at 15:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月13日

筋肉と腱や靭帯を使い分ける技術を持てれば・・・老後がしあわせ^ー^

合気道と合気柔術の違いは?

私にはあまりそういった違いにうとかったりするのですが。

合気道というものは華道や茶道のような『〜道』のような、
真理追求のための道とするものと言えるでしょう。

合気柔術というものは忍術や技術のような『〜術』という、
「術=すべ」なんですよね。

『小よく大を制す』という言葉があります。

小さな体でも、
大男を手球にとれる。

そうできるよう日頃から修練する。
対応技術を練りに練っていくのです。

普通では大男に子ども程度の体格ではかなうわけはない。
大男も十分な武道マスターであったりすれば、なおさら。
そこには大男を制するほどの工夫が必要になるわけです。

『秘伝』という雑誌を立ち読みしていたら、
空手の柳川昌弘氏の若かりしときの肉体美。
腱がしっかり張られた写真が掲載している。

一見すると胸板が厚くがっしりと思えるが、
それ以上に腱を活かす重要なスキルを持ち、
『小よく大を制す』をなす工夫がされてる。

そのような的を射ている修練をつみかさね、
今の地位に至る基礎になったのでしょうか。

筋肉を鍛えることも大切です。
特に伸筋群を鍛えて老後のための貯金ならぬ貯筋をする。
そんな日々の生活をとりおこなうことが、
ディープな高齢社会・日本で生きる可能性を広げるはず。

ただ筋肉ばかりメインに鍛えていれば、
老化すれば体内の筋肉量は必ず減少し
いずれ衰えを感じだすこととなるはず。

筋肉ばかりではなく腱を張る使い方をマスターしていれば、
腱部分は老後に減少するような心配はない。
腱部分を活かす使い方は、
スキルフルな感じの修練が必要です。

たとえば4年くらいかかるだろう修練を、
わずか1年くらいで結果を得ようとしても難しい。

そのような甘いものではない世界です。
現実的な達成期日を設けないならば、
結果が出ない焦りが目標実現を途中で諦めさせてしまう。

直感的に力を取り出そうとするとき。
筋肉で頑張って頑張って頑張りぬいて力みながら対応する。
そんな質の運動とは腱の利用は仕事の仕方が違っています。

実際は、私が施術をするときに、
筋膜リリースといいつつも、
腱や靭帯を含めたリリース。
ここが施術の良否を決める。
重要ポイントのひとつです。


腱や靭帯が硬化していると、
それらに関連する筋肉が常に緊張してしまうような影響を受けてしまう。

筋肉の長さを決める神経が狂ってしまうんですよね。
横たわる状態であれば脚部や腰などの力を入れる必要もないのだが、
腰部や臀部、脚部などの腱や靭帯に異常があれば筋肉の長さが狂わされ、
「どうやったら、筋肉の力が抜けるのかわからない」という状態になる。

実際に、そのような状態では関節が詰まり血管やリンパ管の通りが悪く、
血行やリンパの流れに問題が出て疲れが抜け切れないような状態になる。

慢性疲労症候群といえるかのような、
どうしても慢性疲労が抜けなくなる。

そういうことがリセットできるよう、
施術中に主だった腱や靭帯の問題を
しっかり対処していくと慢性疲労が
回復可能な疲労程度に変わります。

ただ腱は痛みがでやすい部分だから、
ソフトにリリースして済まそうとし、
十分なリリース量が稼げないときも。
成果が少ないため戻りが早いようで
やり方を工夫しなければならない。

たとえばボーエンテクニックという
ソフトでも2点を押さえることでの
リリース率を向上させるなどの工夫。
その他、単純に痛がるから触らない、
というのではそこ止まりになるので、
痛がらずに対処する用法を編み出す。
難しいことだというのは当然ですが、
それこそが技術という術なんですね。


腱等のリリースは
施術を受けるばかりだはなく、
そうならないようにするためにも、
腱部分や靭帯部分を意図的な運動。

そうやって腱や靭帯を傷つけない。
そんな動きを身に付けることは重要です。


バレエをなさっておられる方々も、
太極拳をなさっておられる方々も、
筋肉ばかりで対応すると
筋肉は長さの収縮と伸張の差が大きく、
体の絶妙なバランスを取るのは不可能。

ゴム弾性体としての筋肉は、
バランスを維持するのには
繊細さに欠けるのですよね。

骨や靭帯や腱など
収縮と伸張の差による誤差が少ないものを活かせるセンスを備えよう。

そうすることで体の安定をしっかりさせることができるようになるし。
よい先生に指導を受ければ、
鋭く激しい動きの中でも静まり返る静寂感が含まれた、
眼を見張るようなすばらしい動きを指導されることでしょう。

老後に身長が徐々に縮むのが普通だそうですが、
そんなこともないですませることができますし。

うちの母は80歳になりますが、
仕事をさせて頂いております。
会社勤めをすると健康診断は必須で、
健康不安が強いならば雇用の明日は
微妙な状況に陥ることにもなりかねない。

そのような状況ではあるのですが、
どうにかこうにか日々の体のメンテを自助努力も手伝って行われているおかげか、
「80歳も越えると、大抵が身長が短くなるそうだが、私は変わらないんで驚かれるんだよ」と。

頭がさがるところです。

ただ、もし腱の有効活用で張りをつくる素晴らしさを気づいて修練すれば、
これからでも確実に4〜5センチ、身長が伸びるんじゃなかろうか。

私は、そう観ています。 ^-^)


体を動かすための技術に、年齢は関係ない。
これからでも頑張ってほしいなと思います。
私のいうことはあまり聞いてくれないので、
なんだかなぁ〜なんですが。 ^-^;
posted by スズキ at 06:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする