2015年05月20日

無意識に伸筋と屈筋が同時に縮んでいては、体によくないんですよ

<伸筋と屈筋が同時に働いているとき>、「『対抗』してますよ!」といいます。

『対抗』とは、わかりやすく言い換えれば『力み』に近い感覚だと思ってください。
伸筋と屈筋は、同時に働かせることができます。

自動車のアクセルを踏み込み、同時にブレーキを踏み込んだ状態にすると
「空ぶかしのガソリンのムダ」と「エンジンの故障」が起きてしまいます。
それと人の体の内部でも、同様なことが行われている。

伸筋と屈筋の対抗について.png

精神的にストレスを貯めこみやすい人、
オーバーワークな人疲労蓄積が多い人、
虚弱体質や慢性的な体調不良の方などは
いつも無意識に伸筋と屈筋を対抗させているケースが多いようです。

本人的には、そんなに体を動かしていないぞという人も、
実は対抗で筋力をムダに発揮させて疲れているということもあります。


伸筋と屈筋の対抗について2.png


無意識に対抗させていたならば、
本人は対抗に気づかないものです。

無意識に行う対抗グセがついていると、
その癖が消えるまで、
体調は繰り返し、繰り返し元の不調状態に移行していく。

私は、対抗を消すことができるような指導がなければ、
施術を受けても元に戻ってしまう原因になっているのだと思います。

事実、そうです。

だから対抗に対抗してほしいと、常々、願っている次第です。 ^-^


ただ本人的には無自覚に起きる体調の不良化ですから、
狐につままれる感じでしょう。


ですが明らかに対抗は脳が命令を下して
自分でしている行為です。

だから自分でそうしていることに気づき、
それをやめなければならないと気づくことが大事なのです。
伸筋と屈筋を同時に力ませるような使い方は辞めなければ、
本格的な本来のフィジカル面でのハイパフォーマンスが表せません。

それはとても損をしていると思いませんか?

まずは屈筋に対して、
「屈筋さん、もう、今の時間は緩んでくれていていいんだよ。お疲れ様」と、
「私は、私の屈筋を緩めるための許可を与えます」とか、
屈筋に緩んでいいという許可を与えてあげることです。
そのような言葉を、直接口にだして言ってみるのもいいでしょう。

そうすることで屈筋本来の動きの方向を鋭敏に司るハンドリング能力が発揮しやすくなります。
そして伸筋の強力なエンジンと噛み合わせて動き出すときに、
筋力の発力に自由を得た状態になると言えるでしょう。

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2015年05月18日

日本人の大多数が『 伸筋も使える身体操作 』へと変わればいいな

屈筋主体で、緊張してばかり。

私は以前、そうでした。

だから疲れっぱなしで、
友達からも「いつも疲れてそうだよね」といわれて、つらかった。
でも、子供の頃から、特になにかした覚えがないのに疲れていた。

その理由がわからなかった。

でもたまたま合気道の吉丸慶雪先生の本を見つけた。
そこに「屈筋」と「伸筋」という、
筋肉を分化して考察するという見方を教わることができた。

「もしかすると、私は屈筋ばかりをつねに極度緊張状態で使っているのではないか?」
そのような視線を自分の身体に向けてみたとき。

そこで私が変動する大きなきっかけを得られた!


腕の屈筋動作と伸筋動作.png


私は子供の頃から体が極端にきゃしゃでしたから、
体力はなかったし、それでは気力やテンションも失われていた。

そして数十年以上かけて、少しずつ屈筋主体から伸筋主体へと、
身体操作の誤操作の可能性あるところをあぶりだしていった。

すると気づいたら、
ひ弱な過去と比べれば、
大幅に生きやすくなった。





自分が伸筋主体へと移行できた割合に比例して、
お客様の身体操作の良し悪しが瞬時に自分の身が反応して察知しやすく変わった。

自分の体が正常化していく度合いが上がれば、
自分の体との差異を具体的に感知することができた。

そして差異を埋める操作が、
施術の課題となっていった。

つまり自身の伸筋主体へと進む度合いが上がっていけば、
自分の身体操作は自在度が増していく。
その歩みに寄り添い進むかのように、
施術の成果が進化していくのは確か。

そのような内的実感があるから、
優れて伸筋主体で動けている者を見て感動すると、
「この人だったら、私よりはるかにいい施術をする」と、
正直、うらやましくて仕方がない気持ちに襲われてしまう。


先日、八極拳の呉連枝老師セミナーを見学させていただいたとき、
武医同道』と筆で目の前で書いていただいた色紙をいただいた。
武道と医道は同じ道ということの意味合い。

そのときも、呉連枝老師をみて、
「この人だったら、私よりはるかにいい施術をする」と痛感した。
目の前に、ひとつの大きな可能性を見せていただけて感謝!
もちろん一朝一夕で、老師は今に至ったわけではない。
やる気が出てきますよね。


私は伸筋主体へというメカニズムを分析的に思考するのが好きです。

それは自分が思いついた気づきが得られた瞬間、
取り立てて運動パターンを変えるエクササイズをしてもいなのに、
一瞬で動きの質が「自分の内側で変わった!」という実感ができる。
だから面白いのです。


伸筋主体へと変わる道。
それはデッサンをするときのように、
最初はおおまかにラフな図を写しとり、
徐々に詳細な図を描いていき、
やがて彩色をしていく。
幾つもの過程を通り抜けて作品が仕上がる。


武道は、一朝一夕で上達しません。

呉連枝老師や日本伝合気柔術 岡本真師範のようには、
数日の講習会を受けるだけでなれるものではありません。

昨今の風潮では、
『安・近・短』的なやり方をマネるハックできる者が要領がいいと思われる方もいるでしょう。
ですが本物になりたければ、それが最良の方策だとは思えません。

言語化情報は、外側からの見た目に騙されて芯がつかめない程度のことしか把握できません。
つまり共通言語を理解できるまでの上達がなされた者同士ならば、
言語でも内容の濃い知恵をキャッチすることができるのです。
そしてキャッチできる知識や知恵とは、
たいていがすでに自分自身が疑問を持ち解法を求め思い悩んだときにのみ、
師の言葉が「ビビビッ」と自分の根底を揺さぶり気づきの連鎖を生み出してくれるでしょう。

自分の脳に汗をびっしょりかいたほうがいいんです。
そうやって培われた力量が育まれているかどうか。

そのような力量が育まれていないようで
なんら疑問を持ったこともなければ貴重な真理や真実を聞いても、
「ふーん、そんなものなのね」程度で記憶の領域に留まりません。

それは、本人的には惜しくはないでしょうがもったいない話です。

もちろん、くじけそうな高いハードルを設定する必要はないです。
自分の生活に関わるところで、
「屈筋を使っている場面を客観的に観察し認識」できてくれば、
今後の発展が出てきますし期待増です。

私は、まだまだ屈筋主体から抜け出ていないのです。

ですがわずかずつでも、
自分の足で頭で伸筋主体へという夢を追い続けたら、
・ 集中力の向上
・ 直感力
・ 疲労回復力
・ 身体操作技量アップ(施術力の飛躍)

その他にも、
多くのお釣りが来るほどの素敵な福がやってきました。


屈筋主体から伸筋主体へ変わろう.png
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2015年05月15日

「施術を受けていれば、それだけで十分だと考えないでください」

私がこれから施術をしていこうという学習段階で
がんばっている人物がおりまして。

私の日頃している施術法は、
はっきり言えば施術者の体を壊しまくる内容ですから、
そちらを伝えていこうとは考えていません。

特に現時点では、
施術についての心構えや小技のようなものを伝えようとしております。

そのような施術を少しだけ勉強してみようかなという方に、
私の考えている視点で、
私も思い違いや考え違いもあるでしょうし、
了見が狭いところもあります。

だからたたき台として参考になっていただくという活用でもいいでしょう。

そのような考えで、
しばらく思いついた施術やマッサージのノウハウや考え方などを書かせていただきますね。



・=============================・

筋肉が、硬く伸び縮みしないほどまで凝り固まるとき。
痛み』や『張りや引き連れなどの不快感』がでてきてしまいます。


それは体の中で、
どのような状態を体験しているのでしょうか。


凝りから痛みへのメカニズム.png

(※)この図での『ストレスの発生』とは、
   筋肉を収縮させ続けるような緊張状態を維持させる原因ということです。

   それには機能的な姿勢や動作から遠ざかった姿勢を保持することもありますし、
   たとえ理想姿勢を気をつけたとしても
   長時間の座り続けるという使いすぎによる負担の蓄積も含みます。
   筋肉を使ってパンプアップさせたときには、
   運動強度に合わせて筋肉の組織を作り変える作業をしてくれますが、
   筋膜の癒着が進んでしまうと筋肉のコンディションが悪化したまま、
   理想型の状態へと移行する可逆性が失われてしまいます。

   そんな状態になっているのが『ストレスの発生』状態です。



それでは、
込み入ったことを文章で書いてみますね。


・-------------------------------------------------------------------・


筋肉を緊張させてストレスが加えられている
(例えば:デスクワークを長時間して肩こり状態へというのは肉体的ストレスが加えられた状態ですね)

     

(1)血管収縮
(筋肉の収縮と伸張によりミルキングアクションという血行促進力がある。
筋硬化が進むとそれが起こらず、血管を圧迫し続けることがある:
肩こりでは例えば:肩の周囲や背中、胸の前側の筋肉が固定されて、その直下の血管が圧迫される。
全身のミルキングアクションの作用力はだいたい心臓14個分だからかなり影響力が大きいものなのです。)

     

(2)うっ血・酸素不足
(うっ血して酸素不足なら、体内の細胞各部では兵糧攻めを受けているようなもの。
細胞レベルで、すでに苦しんでいるのですね。)

     

(3)代謝異常
(血液の滞留という静脈血などの流ればかりではなく、
血行がうっ血で悪化しすぎれば動脈の血流も静脈血が滞って先に進みづらくなっていく。
余談だが、そうなると代謝力が弱化するので末端まで血流が滞りがちになる。
末端の踵あたりで血流の値を計測しているので、血液の届く量が少なければ、
心臓をさらに強く打つようにメッセージを送って、当面をやりくりして凌ぐのです。
たださらなる代謝異常が起きて、もっと心臓を強くポンピングしなさいと連呼されると。
いくら丈夫な心筋でも、疲労が蓄積して命が短くなりますから、その要求は断ります。
心臓の心筋の負担を上げすぎると危険ですから低血圧にして血行が悪いまま生活をするようになっていきます。
この場合には、適切な施術でなければ復調できないようです)

     

(4)老廃物の蓄積
(リンパ液の流れも滞りますから、さらに体内に疲労物質等の老廃物を蓄積して排泄できない状態に。
一種例えは、、、考えたくもないのだが、ゴミ屋敷化していくのです。
症状がある方の多くは、そのような状態を体内にこさえています。
そのような汚れを落とすために、施術が長引くのですね。
各人の身体的状況によりますが、
不良姿勢、呼吸の劣化、低血圧や他内臓疾患等の悪化の度合い、
それに高齢化などで多くの多くの老廃物の蓄積があります。
そちらを修復なさるには、各人の復調力にかかっています。
代謝力が向上しない限りは、なかなか積み上げられた老廃物の処分は進まない。
長年に渡る「低血圧」である場合は、
老廃物の蓄積度合いが大きく加算されているケースがあり、
特に時間がかかるケースが多くなるようです。)

     

(5)痛み・不快感
(血流量が減少して酸素が届かない部位は『炎症』を起こし、
血液が足らないことを知らせてくれているのです。
自然治癒を促す一貫として、痛みが使われています。
痛みがあれば、そちらが血行不良であったり、
または怪我をして傷ついて体の組織を蘇らせるのに、
多量の資材としての血液という栄養素を欲している。
そのようなお知らせが痛みというサインなのですね。
血流をその場所まで引っ張って持ってこようとする。
『痛い!』のはつらいが、自然治癒が発動して安心。
ただ血流量が低下しすぎると、炎症を感じることもできなくなる。
痛みは消えて『麻痺』が起こります。
すると、もうその場所に血流を多量に送り治癒させられません。
放置地帯化、または無法地帯化してしまう。)


     


さらなる筋肉の緊張強化
(痛みを感じることで、発痛部分を伸ばさないように工夫した生活を送る。
それはシンメトリーに体を使うことを放棄したようなものです。
体をよじったりねじったり姿勢の悪化が進んでしまう。
それが元で複雑なねじれの入った姿勢を作り出し、
新たな筋肉のストレスを増していくことになります)


・-------------------------------------------------------------------・

かなり、ややっこしい文章になりましたね。

これから施術を勉強しようという人はまだしも、、、。

ここまでのことは、ちょっと。。。
覚えろと言われてもつらいですよね。


^-^;;;


覚える必要はない!.png


施術で筋肉が硬化したところを緩めるというのは、
それはすべき仕事の全体の中にある一部でしかないという理解です。

施術でできることは、過去の負債として積み上げられたものを減らすのがメインです。
特に慢性化した体の不調を訴える方々には、そのように言い得ているでしょう。


私は、将来に発生する負債を減らすことが、
リッチな人生を展開するには必要だと思う。
さらに人生の価値を増すには、
施術と負債の蓄積を避けるための対策とが、
かっちりと噛み合わさるときに
改善変化は後戻りで繰り返される悩みが減少していき、確定していくのでしょう。


残念ながら、施術で受けたリリースの状態を高止まりしたままにしたり、
さらなる体調を向上させて快調にさせていきたいのでしたら、
『施術だけ』では、足りません。


これから発生し続けるストレスの発生原因となるような
体の使い方を改善していったり、
生活習慣や環境を切り替えたり、
チェックしてストレス発生の量や質を軽減させる必要があります。



ただ、、、。
そこの本質に切り込むことは、
手間暇時間がかかるだろうし、
そこは手技療法を施す施術家のテリトリーではないとの意見もあるでしょう。

それも、わかります。

ですがここからは私個人のこだわりですが、
もっと本質に『ざっくりと』切り込んみたい!」のです。


仮に、
過去に蓄積されたしこりが生活の問題を引き起こす人生への悪い影響度が10だとする。
その影響度の強さは、人それぞれの環境的な要件や仕事によりかかる負担等、
現状に寄るものですから一様で可変するものです。

将来的に生じるストレス原因に切り込まずに繰り返される筋肉の凝り。

そちらの悪影響の度合いは、
過去に蓄積された影響度よりもはるかに高い。

その理由は、
現時点では、そのような負債が生まれるとわかっている。
そうわかっているにもかかわらず自分を磨かずにいては、
その分だけ、自分を見捨てていやしないだろうか。

ずっと先にこうむる被害は放置していいのだろうか?

明日の自分、そして明後日の自分、10年後の自分。
将来の自分を想像してみてください。
今の自分が将来の自分を決めています。

まさに自分自身のことなのに、
他人行儀ではいけませんよね。
ぜひとも面倒を見てください。

いたわってあげるように
声をかけてくださいねと。

自分やお客様にも伝える。

そうせずに場当たりで施術だけで過ごせば、
いずれ自身がつらいしっぺ返しを食います。
将来の自分をないがしろにしているのでは、
精神的にも悪い影響度は、はかりしれない。

生きているあいだじゅう、
過去からの自分の負の思いが、
今の自分を縛り続けています。

それよりも、
過去の自分からの思いやりが、
今の自分を支えていくべきでしょう。

施術を受ける際に、
お客様の身体は身体的変化と同時に、
身体操作のブロックから解き放たれやすい状態にもなります。

そのような変化改善を享受しやすいグッドタイミングのとき、
体の使い方を同時に伝えるということは、
効率よく身体状況が変わるチャンスです。


うまくいえませんが、
明日の自分へ、風当たりが強い選択を避けて、
楽して生きなよ!」と送り出す爽やかさが大事な考え方です。
未来の自分を、優しく手当したいと思う気持ちを育てましょう

ストレス値を低下させるのが凝りの予防へつながる.png


残念ながら、
施術で受けたリリースの状態を高止まりしたままにしたり、
さらなる体調を向上させて快調にさせていきたいのでしたら、
『施術だけ』では、足りません。

「私の施術を受ければ、すべて大丈夫」とはいわなくていいのだろうと思います。
そのように伝えれば、施術者の自信はお客様への安心感につながるかもしれない。
それで施術をリードしていくことで進みがよくなることもあります。
そのような考えもあります。

ですが、たやすく成果が出しづらいお客様もいますから、
お客様と施術者が両者が体の改善という目的を共有して、
共にアイデアを出して試行錯誤を繰り返して学んでいく。
そのような横並びになった状態でいかなければ、
大きな山をこすことができないこともあります。


お客様が、施術者の言葉をどう選ぶかは、
お客様自身の選択でなされるべきですが。。。


施術を受けていれば、それだけで十分だと考えないでください」と、
性根を据えて改善を図らなければならない方に対しては、そのようにいうだけでもいい。

お客様の人任せの気持ちが先行しないように考えていただくきっかけにもなるでしょう。


自分が「自分の体のあるじ(主)」です。

施術を受けなくても、
体が健康を取り戻し、
最良の結末を得られる人々も多くおられます。

病ではなく内に秘めた生命力を向上させる可能性の扉を開けるようつとめることで、
世界が開いて新しいものを見せてくれるときがあります。
少しだけストレス発生から遠ざかる工夫を長けていけば、
私達の幸せは豊かになっていくことでしょう。


施術を生業をするものにとって、
「施術だけでは不十分だ」なんて言えば自虐的な言葉に聞こえるかもしれませんね。

ですがお客様の体の全面的な改善を推し進めたいならば、
「施術を施すのみ」から、一山越えた広い視野に立って
施術の作用と性質を考察してみるのも勉強になるでしょう。


個人的にそのように考えています。
posted by スズキ at 09:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月12日

取り残されている体使いの癖

本日、施術をしていてのこと。
詳細は述べられませんが、
かつて腰部の痛みが強く、
つらい思いをなされたお客様。

長い年月をかけて施術をさせていただきました。

そしてかなりのクォリティにまで状態が改善へ。
筋肉の質が以前とは異なり、
私には自律神経系の落ち着きが出てきているように見えています。

交感神経から副交感神経へとスイッチが入れ替わるとき。

そのようなときには、
施術中に、瞬間、意識を失って寝息を立てる等の反応が起きます。
そのような様子が観察できるとき、
自律神経系の状態が整えられたかどうか。
そのときに脈や脳脊髄液の流れをチェックするとわかるものです。

一般的に、右利きで脊椎が弱いL字を持つ背中側の筋肉の硬化パターン。

歪みがまだ少ない右利きの背面の筋肉硬直パターン.png

日本人の多くがこのパターンですね。
シンメトリーな背中のパターンを持つ人は私はあまり診たことがありません。
体に自信がある人でも、今の日本人には歪みがあるように見て取れます。

すでに私どもの施術をお通い頂いているお客様の筋肉の状態は、
上図のような状態になっていて不思議はない状態です。

ですが・・・。

歪みがまだ少ない右利きの背面の筋肉硬直パターンを逸脱.png

(※)青くマークしたところは、上半身は硬さがあるが、
右臀部とハムストリングは左右差を出すため色付けをした程度でさほどの硬さはありません。



上図を見ると、左臀部と左ハムストリングの虚弱した状態が際立っている。


その理由は、なぜだろうか。

本人的には、そのようになっている自覚はまったくないといいます。

こちらのお客様。
以前に腰部にかかる症状が甚大ではなかったことがあった。
苦しみは、筆舌に尽くし難いものであったことでしょう。
本当に、よくぞ、そこから乗り越えて今に至ったことか!

施術を始めた当時、
左側大腰筋の硬化が強かった状態があったことを確認していました。


痛みが出ていた当時、
左側腰部の痛みがことのほか強かったものと思われます。

痛みが出ていたときに左臀部と左ハムストリングに力が入れば、
左側の腰部の腫れ上がった部分が引き伸ばされることで
信じられない程の強烈な牽引痛が現れたことと思われる。

私ならば気絶しているほどの痛みを瞬間的に感じただろうし、
その痛みを感じた瞬間なかなか引くようなことはないだろう。

そのような状態であっただろう。
強烈な痛みを味わうということは、
まさに苦しみの恐怖そのものです。

そうなると、
人は動き方を工夫し始めます。

痛みから逃れようとするのです。

それは意図的に行うときもありますが、
無意識にそのようにしているときもある。

こちらのお客様は具体的にどのようなことをしたか。
左臀部と左ハムストリングに力を入れないように努めて、
炎症が強い患部を引き伸ばして牽引痛を起こさないようにしたのでしょう。
そのようにしたほうが問題部分の治りもいいでしょう。
余計に加算される苦痛からも退避できているわけです。

これは大きなメリットですね。

痛みを軽減できるということです。
自分の体にとって大きな安心です。


ただ問題も出てきます。


実はすでに何年も前に、
この激烈な痛みを体験。

現在も幾分かの不安なところはあるのですが、
その当時の状態からは大きな安全圏へと体が移行できたのです。

それにもかかわらず、
恐怖心から逃れるための体の使い方だけは、
未だに激烈な痛みを避けようとした、
そのときのままでキープしています。

それが左臀部と左ハムストリングを虚脱したままにしておくということです。

この場合は自分自身では自分の身を守ろうとする行為からの工夫をしているので、
「いいことをしている」という認識で違和感を感じるようなことはないのですね。

体のバランスが大幅にずれていたとしても、
自分の身を守るためにしているという場は、
なぜか見逃してしまうのです。。。

そこに盲点がでてきます。

そして極端なまでに左側の臀部とハムストリングが虚脱気味になっている状態が、
くっきり見えてきました。

以前からあったのですが、
この度ほど、これほどくっきり内側から現れてきたことはないと記憶しています。

そして、腰部のダメージがあったときにや役立っていたのだが
今はもう手放していい時期に来たということを、
体が訴えかけてくれているかのように感じられた。

そのような訴えは、他の部位からも読み取れました。

私が左側臀部の力を入れてくださいとお願いしたところ、
「左側臀部の力の入れ方がピンとこない!」とのことでした。
本人的にも、その事実に気づいて驚かれたでしょう。


左側臀部とハムストリング。

こちらを使う工夫は、
こちらのお客様ならクリアできる能力を持っておられます。

ですからその答えは、
いずれお客様が私に教えていただけることでしょう。


自分の身体のなかに隠された過去のやさしいサポーターでもある遺物に気づくとき。

今後の生活にそれがもう不要になったことを告げて、
痛みに耐え忍ぶ以前の自分の身体に戻るときだろう。

ちなみに、
この方のようなケースは珍しくはありません。
ですからボディワイズでは施術をさせて頂く前に、
かなり詳しい質問表をお書き頂き、
それを元に質問をさせていただき確認作業をします。
そのときにかつてどのような症状や問題があったのかを教えていただけると、
後々になって体のなかに内在し続けていた、
自分をかばい続けるサポーターの状況が読めてきます。

これがわかると、施術を進める上で参考になります。
本当にありがたいところです。

自覚の網から漏れでてしまったような筋作用の癖は、
このようなところからも発生するわけなのですよね。

そんな身体状況をリセットするには、
相当に丁寧な施術をするしかないと。
私は感じています。



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2015年04月19日

神道のおもしろさ

神道のおもしろさ


神道の生き方 (Esoterica Selection)
という本を読んでいて。



天照大神の教訓

・見直し、聞き直し、宣(の)り直すこと
・みずからの霊を祟め拝むこと(自霊拝)
・清く、明るく、正しく、素直であれ

と語られていた。

多くを語らずシンプルに説く姿が見えます。

そこが神道の興味深い悟りの道のように感じます。


体の使い方の開眼を期して語る言葉を天照大神流にいい伝えるとすれば。。

日常生活を漫然として送る中でも見直しなさい。
「これでいいかな?」と自分で確信していることも、
それをそのままにしていては、よくありませんから。
しっかり見直しなさい。
しっかり聞き直しなさい。
そして宣言をし直すのです。

そういったことでしょうか?


これは体が使われる様子で、
リパターニングという意識に通じています。

たとえば、あなたが「最近、頭痛がひどいな」と悩んでいたとします。

もしあなたが施術を施術家から受けたとします。
的確に体のこりを捉えて問題部分を緩めました。
ですがまたそれがぶり返されたのです。

そのときに、いったい何が根底で起きている?

いくら施術者が無能だと責めたとしても、
痛みは収まらないのです。

施術者を見直すということも有効な手段でしょうが、
他にも見なおすべきところはあるはずです。

そこには『あなたが頭痛を作り出す生活パターンをもってしまった』ということが含まれていたら、
そちらも改善させていかねばならない要素のひとつ。
見直し案件になるのです。

そして多くの場合、
そこにメスを入れずに治まるものは、
急性の症状です。
何ヶ月も、または何年も前から不具合を感じているような慢性の症状と化したものは、
ほぼ100%、自分の身の操作を美しく機能的に洗練されたものへと書き直すことへ。
そこに向かってこそ、凝りや張りや関節の詰まりや歪曲した体からくる痛みやしびれ、
動きの制限や不具合が改められて、楽に生活を送れるための基礎を得ることができる。

たとえば、

私は、お客様の立ち方を観させていただくときに、
おおまかにどのようなパターンをその方が持つか。
そちらに見当をつけ、改善した後の絵を頭に描き、
目標へと近づくように施術でサポートを加えます。

それだけで話が済むと力説するのは、
いささか不具合が生じると思います。

たとえば次のような傾向がある人が、
施術を受けたあとにまたいつものように、
パターン化した動きを繰り返すならば、
新たにまた自身の身を壊しだしている。

スマホをずっと観ながら歩道を歩いているひと。
ひどい人は乳母車を押しながら、自転車に乗りながらです。
文字を読むときに肩や腕を固定させて文字の動きを静止させなければなりません。
同時に自分の頭や目も常に動きがある分を補正しながらですから。

また日常の姿勢で、脇が甘い人もいます。
重心が高止まりしていて、下丹田に置けていない人もいます。
デスクワークのときに前傾をしなければならない人もいます。
介護の現場では不自然な姿勢で大きな力を発揮しなければならない人もいます。

つまり仕事をするうえで必要悪として、
そのような作業姿勢をとらざるをえないところもでてくるものですから。
つらいところですよね。


自分の日常何気なくしている姿勢や動作のなかに、
肩が持ち上がったり
肩が前に巻き込んだり。
呼吸が浅くなったり、
前かがみになったり、
骨盤が前傾したりする。
その他、多くの問題があります。

それでどうなるか?

たとえば・・・
僧帽筋が固まります。
頚椎の椎間板が縮んだり前屈したりします。
肩甲挙筋が萎縮します。
斜角筋が骨のように骨化していきます。
後頭骨がずれます。
そして第一頚椎がずれて、脳内の血液循環が異常をきたします。
顎の食いしばりを続けて顎関節がずれてしまいます。
その他、多くの問題がでてきます。

そのようにするパターンが普通のあなたのなさる動作に含まれているならば。
すでにその人にパターンが定着していたら。。。



施術を受けたとしても、
自分でいつもの頭痛を創りだすパターンに引きずられてしまう。

そのことに気づいて見直す心構えをお持ちになられるかどうか。

神道の生き方ではいつからだって、
見直して聞き直して素直になって。

不具合を産み落とすことをしていたと自らの身の内側を見出して、
そのパターンを再構築すればいい。

その末に、見直されたあとには当初感じていた頭痛は消えていく。
ただ、そののちに、また新たに体の芯の方に眠っていた不具合が、
ぽっこりと目を覚ましでてきます。
それをまた、見直していく努力で対処していくと、
同じようにまた奥から、でてきます。

なかに眠る問題の量はそれぞれですが、
それをずいぶん回数を繰り返して行くうちに、
自分で自分の体を書き換えていく要領がわかっていきます。



それが『リパターニング力』です。
または私はこれを『動作を練る』とも呼んでいます。


多くは人は不具合があってもそれに気づかずにいます。
不具合があるといわれても自分のこととは思えません。
他人ごとのように感じるものなのですね。

自分に不具合があるということを見つめよというのは、
決して「自己を否定せよ」ということではありません。

そのように勘違いされると
私がかつてしてきたような遠回りをすることになるので大損です。

純粋に自身を拝むよう生きてください。
そうして愛しく思うものであるならば、
見直して聞き直して穢れを削りぬくことは
自分を清く、正しく、素直さへ向かう道を開きます。

しなやかさを生み続け、
新たな生命の誕生を向かえるような
若さと自信へ通じるものとわかるのでしょう。

そんなメッセージを語っているんじゃないかなと思いつつ、
『神道の生き方』というぶっとい本を読んでいます。 
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2015年04月11日

脇が甘くならないようなグッズを自作してみました ^-^



100円ショップのキャンドゥで『GGグリップボール1P ソフト』を購入していた。
GGグリップボール1P ソフト.jpg
何に使おうかというと、
脇の下に挟んで置くようなグッズになれればと考えて。
ですが使用感悪くボツ。

よく、あることです。 ^-^;

そんなときに、以前私はクラニオセイクラルセラピーに使う
枕に似たようなものをご紹介させていただきました。

ビカームボール(スティルポインター)/Becalm Balls−クラニオセイクラル/リラクゼーションボール
http://bodywise-note.seesaa.net/article/394576399.html

こちらですが、ちょっと価格帯が高いよねという施術家の友達。
長く使用すると考えればいいところを付いているのでしょうが、
試用してみなければ買えないねということでした。

そんなおりに、アマゾンで次のようなグッズを見つけました。

【肩こり グッズ 解消グッズ ストレッチ 器具 マッサージ 足 肩 太もも】 パワーポジションボール(B414)
肩こりグッズ1.jpg肩こりグッズ2.jpg

興味があります。
試してよければ、
お客様に勧める。

いずれ購入する機会があるかもしれません。 ^-^
興味はあるんですよね。

しかしこちらのグッズは
仕組みはシンプルだから
自作できるんじゃないの?

そんなことを考えていて。。。

GGグリップボール1P ソフトs.jpgを2つ用意して針金で突き刺してみて結んでみました。

するとボリュウム感が物足りない、似たものが出来ました。 
使い勝手が思ったまではいかなかった。

GGグリップボール1P ハードs.jpgGGグリップボール1P ハード.jpg

ハードタイプで少しだけボリュウム感が増されたものがあるので、
こちらのものも用意して作ってみました。


ボール2.jpg
するとピンクのボール☓2とブラックのボール☓2の2つが完成


じっと眺めてみて、これを何に使えばいいのか思案してみました。

これなら安定した脇が甘くならないような矯正具的になるかもしれない。
それで、脇に挟んでみました。

そうしたら、
これならばフレックスバーを挟むよりも血行も悪くなりづらい。
フレックスバーは、それはそれで重さやグリップ力などはいい。
ですがフレックスバーを2本は値が張ります。
そして脇が開いてフレックスバーを落とすと、
ボンッというちょっと大きな音がしますから。

それが自作の脇に挟んで置くためのグッズは
GGグリップボールを4個と針金だけですから540円でいい。
落ちてもさほどのびっくりすることもありません。
そして挟んでみるとわかりますが、
フレックスバーほど目立たないし。

肩こりのない腕のおろし方を覚える事ができれば、
素晴らしいのではと思います。

私は、まだここ数日ですが、
日々30分ほど、
こちらを入れたトレーニングを継続中。

長時間、いきなり矯正しすぎてしまうのも、
かえって急激な過矯正になって調子が悪くなりますから、
徐々に時間を長くしていくのがいいでしょう。
トレーニングとはそのようなスロープランが良い結果を生みます。


私の体感ではフレックスバーのほうが、
脇を開かないようにするためには最適。
ですがGGグリップボールでの自作は
圧倒的に手軽さがあるからいいですね。

施術は、肩が上がっていると上達しづらいのです。

それにビカームボールやパワーポジションボールほど目的に最適化はされていないものの、
ある程度の代用は可能であろうと感じますので、
興味がある方は、ぜひ試してみてください。

posted by スズキ at 12:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月19日

背後の気を感じ下がれ!社交ダンス

最近、少しだけ社交ダンスの研究中です

以前、社交ダンス競技のプロをなさっておられる方からご連絡を頂いたことがあります。
連絡の趣旨は、
もちろん私は社交ダンスについてはまったくわかりません。
それは先方もご存知ですので期待されていないとのことで。 ^-^;

広く他ジャンルの身体操作法を興味を持っていただいての連絡と知りました。

「面白い!」と思いました。

この面白いというところは、
私が社交ダンスの身体操作を知ることで
新たな動きのバリエーション展開が望めると思ったからです。


社交ダンスで関心を持ったところ。

たとえば、
バックステップという後ろに向かって歩くステップ。
普段、武術等をしていても、これは出てきませんし。

競技ダンスとなれば、
背後に動きのある者が近づいてきてはぶつかりそうになる。
背後の気を感じつつ、自分たちの踊りやすい場を確保する。

この背後に気を配るという力がなければ、
人はまっすぐに立つということは困難で。
バックスステップをする際の気の察知を、
どのようにしているのだろうかと思って。

また日本人と海外のトップダンサーとの、
身体操作感の違いが大きいものですから。
具体的にどう差があるのかが知りたい。
そこにも関心を持っています。

他にもいくつかの疑問点を持っています。
それに回答をいただければ、何よりです。

というところで勉強になるところも多く、
興味深いと感じたのです。

ただ。
ご連絡をいただきました当時は、
私のほうが忙しい時でしたので。
私からご連絡を後日にいたしますということで、
すでに年をまたいでしまいました。

ずいぶん時間が経ってしまったのですが、
ようやく時間ができて落ち着きだしました。
そしてようやくご連絡をしようかなという、
延び延びになってからのご連絡です。

ご連絡を頂いた方の状況も変わったと思います。 ^-^;

ネットでご活躍をチェックさせていただきましたら、
毎月のように社交ダンスの大会にご出席なさっておられる様子。
ほんとうに日々、自主的な大会用のレッスンをしつつ、
生徒さまたちに、レッスンをなさっておられるので。
お忙しいところでしょう。


「社交ダンスとは?」との概要を調べるために、
図書館に行って関連するDVDを借りてきました。

運動系のものは最初からテキストに向かうよりも、
幾度か繰り返し見て頭に叩き込むというより目に焼き付ける。
それから本に目を通したほうがいい。

映像を白紙の目で見たほうが、
素人しかわからない気付きが多くありますからね。

それで頭でっかちではありますが、
すこしの要点はつかめるでしょう。
ここのピュアな視点や疑問を持つ、
その過程を大事にすべきでしょう。


バレエダンサーの身体操作については、
何冊も本を映像をそして研究をしてきました。
それに私のところでは、
ダンサーの故障しやすいところについてなど、
痒いところに手が届く見方ができます。

つまり故障するということは、
ミスムーブメントをしている。

それを本人が気づいていない。

ただ痛みが急に降って湧いてきたように思えてしまうので、
そこに自分の継続的な身体の誤動作を繰り返したなどとは、
なかなか思えないのが人情です。 
私もいきなり予想外の痛みが出ると、かなりひるみますし。^-^;

体は正直です。

身体操作を誤動作をしていると、
筋肉や関節に負担を強いてしまい故障するようにできています。
つまり故障するというところから、
身体操作の改善や改良を促されて、
そこをクリアしては前に進みます。

動きの癖を捨てて新たな概念を導入するように、
刃を突きつけられているような迫力があります。
そこを押して進むか、留まるか、辞めるかです。

そこでたまたま研究熱心なものが身近にいれば、
自分にもその研究熱心さが伝染していくもので。
たとえば野口体操の野口三千三先生の本を読み
思いもよらない身体への透視法を感動しながら経験するならば、
自分もいろいろと自らのセンスを活かして仮説検証で実験しながら前進しようと思えるでしょう。


そのような経過ではしんどい感じにも陥ることは幾度もあるでしょう。
(突然の予期せぬ腰痛やら寝こむような倦怠感やら便秘や下痢や・・・いろいろです)
(私も様々なシビアな経験を重ねてきましたが。。。。それでもどうにか生きてます)
(無理しすぎては取り返しに時間がかかるので、ほどほどで再検討をすべきでしょう)

本当に繊細な心地よい動きを選択できるセンスがある感性と理論を同時に操る人や、
すばらしい身体操作の方法を教授していただく先生を知る人はかなりのハイペースで伸びます。

そうでなければ、、、相応に苦しみながら伸ばしていくことができます。 ^-^
ただ、苦しみ抜いたあとに自らの力でつかみとったものほど、
喜びの感情が沸き立つものはありません。
そのような苦しみの過程が変化の定着を決定づけるのですね。

動きの質の良い方法を伝え聞いたとしても、
自分の身に染み込まなければ無意味ですし。
自己修練の末に築きあげたものは尊いです。
そのような修練をする過程で出会えた師匠。
そんな出会があれば水を得た魚のようです。

まずは、正面から向き合う姿勢を持てるか?

自分の体の痛み等の叫びに負けず闘いつつ。 ^-^;;

そんな容易ではない未知の身体操作実験の繰り返しを100回も200回もすれば、
誰でも身体操作のセンスが磨けていきます。


動きの身体操作の要点が
うっすらと感じ取れて
絵にかけるようになる。


私にとって身体操作の面白いと感じるところは、
研究心の密度をあげれば、
そのリターンを確実に受け取れるところですね。
そしてそれは、
多くは自分の関心事に触手が伸びていきますし、
やがては自分の望んだような体を手にできます。

100人の人がいれば、
100通りの自分の思い描く身体像があります。
そのような多様な進化を大切にしたいですよね。

だから本来は動きの要諦の最低限はきっちり学び、
それを収めたら自分なりの目的地に立てるように、
各々が試行錯誤を楽しみながら修得するもの。
それが自分にとってのベストの身体操作です。

長寿に至る目的の身体操作や、
競技にひとまずマッチさせて
頑張ろうという身体操作など。
目的により様々にわかれます。

一概に容易には統合しきれず、
多様な身体操作を研究する際に深めることが大事なのでしょう。
究極はひとつのところへたどりつくものなのかもしれませんね。




すいません。




いつの間にか、大幅に横道にそれて『ざっくりと語る身体操作を極める苦行論』になってました。 



社交ダンスに話が戻ります。

複数の社交ダンス解説のDVDをチェックすると、
1分も観ないうちにこれは見る必要がないという、
講師のダンサーの動きに難を感じたりするのです。

そのようなものを弾きたいので、
まずは図書館で多くの資料を集めいいものを厳選。

その手順を飛ばすと、
ろくな事にはなりませんから。
アマゾンのカスタマーレビューのコメントは、
ここではあまり、宛にすべきではないのです。

まずは影響力の大きい人にアドバイスをいただくことが一番ではありますが、
その前に下調べをしておくのはいいことでしょう。

ただ社交ダンスも競技ダンスとなれば、
私が借りた初歩の初歩のDVDでは話しにならないのですが、
そこは、、、まぁ、ファーストステップはこのようなもので。
(もうちょっとお金をかけて調べなさいといわれそうですね ^-^;)



そういえば、、、
私が太極拳の競技を観ていたときに、
私がこの人はすばらしいと感動した演舞をする人が、
点数はさほど伸びずに、
この人はダメだなと感じられる点がいくつもあげられるというところが、
点数が伸びていたり。

あまりにも当たらなかったという経験がありました。

戦ったりしたら私が感動した演舞をした人のほうが、
絶対に強いと思います。 

重心どりだったり、
関節の向きが正確だったり、
気のねり方がうまく感じられて伝わってきたり。

私なりの加点ポイントにマッチしてくれていますから。

でも競技ではそこを見ないんだなということを感じて、
ショックを受けたことがあります。
観ていて胸のすくような演舞が点数が伸びない場合は、
悲しい気持ちになるのです。。。
そういうときは私の胸の内で、
大拍手を打っているのですが。


つまり私にとって好き・嫌いが、
評価基準には当てはまりません。

高評価かどうかは、、、
どうも私のあずかり知らぬところできまっています。 -_-)


そして社交ダンスも競技ダンスとなれば、
私が観て気に入るところが重視されずに、
スルーされるようなことにもなるのか?

それはよくわかりません。。。

そんな疑問を脳裏に回想させながらも、
楽しく社交ダンスの映像を観ています。

映像を見る限り、
数名の先生をお見受けして見る際に、
先生ごとに身体感覚がずいぶん違う。

そこが見るものにも好き嫌いにつながりますが、
それは身体操作のレベルの高低の現れでもあり、
私でも少しだけ語ることができる領域でしょう。

「レッツダンス 1-3」というDVDがあって、
そちらの「二ツ森 司先生」の映像を
目に焼き付けようと思います。




最後に。
余談ですが、
ウッチャンナンチャンのウリナリ芸能人社交ダンス部。
以下の番組がやっていたのですね。
知らなかった。
今度みてみよう。 ^-^;


ウリナリ芸能人社交ダンス部 世界選手権大会出場スペシャル

posted by スズキ at 10:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月20日

体の使いようは、思いやりある「もう一人の自分」が決めています



前回にブログで
アレクサンダー・テクニーク系のボディ・マッピングの本を紹介させていただきました。


ボディ・マッピング

単にボディ・マッピングといわれても、何がなんだか、、、。
用語が専門的すぎて、馴染めなくて敬遠したいなという人がおられました。 ^-^;

確かに、確かに。

ならば、私が噛み砕いて脱線しつつ説明しましょう。

たとえば、
今までは「どこからが手か?」と質問されたときに、
肩の付け根から先が手ですと答えていたとします。
それでは自分の体の認識が甘くてマッピングミス。
運が悪く負担を強めにかけているならば、
腱鞘炎を得たり、
肩が持ち上がったり下がったりして肩こりやルーズショルダーにしようと、
気づかぬうちに自分を追い込んでいるようなものです。

手の構造は、鎖骨も手の骨ですし、肩甲骨も手の骨なのです。
つまり手を動かす際には、鎖骨や肩甲骨を活かして利用する。
だから鎖骨や肩甲骨を活かして使えるように練習して磨きをかけるならば、
故障してしまうリスクは、大幅に軽減されるものです。

たとえば股関節や膝の使い方など、骨盤の正確な認識。
その他、体の各部の認識が、正確な体の構造上からかけ離れれば離れるだけ、
故障してしまうリスクが高まるのです。


正確に人体構造を認識して使えていれば、
故障リスクが低減できるわけですよ!
思い込みで誤認した人体構造図を元にし、
それで使い倒せば故障リスクが増えます!

ざっくりと言ってしまえば、そのような話しです。


例えが適切ではないかもしれませんが、次のようなイメージです、、。

日曜大工で木工の椅子を作ろうとする。
トンカチで釘を打とうと思ったのだが、
手元になかった。
しかたがないから適当な代用品として、
手近にあったドライバーでガツンガツンと打ち付けて釘を打った。
そうとうムチャなことをしているとイメージをしてみてください。
ドライバーはネジを回す機能はしっかりしているのですが、
釘を打ち付ける想定はありませんから、
しばらくすれば強打に負けて壊れます。

そのときにドライバーに向かって
「なんて、役立たずな製品だ」と怒るのは、
ちょっとお門違いだと思いませんか?

「トンカチを買ってきてから、作業を始めたらよかったな。」と後悔するのが普通でしょう。

ただ日曜大工なんて経験したこともない方が、
トンカチの存在を知らずに、自らの思いつきで手元にたまたまあったドライバーを使って、
ガツンガツンと打ち付けてみたとします。
やがてお決まり通り、壊れて使えなくなるのです。

そのときにドライバーに向かって
「なんて、役立たずな製品だ」と怒るのです。
トンカチの存在を知っている人にしてみれば、
ちょっとむちゃくちゃなことをいう人だと思えてしまうものです。
でも当の本人は、壊れたことに対してしか問題を注目していない。

様々な状況で、その作業に適した工具を選択して使うならば、
いい製品の工具であれば相当長持ちをさせることができます。

そうであるにもかかわらず、
ドライバーのメーカーにクレームをつけたとしたならば、
慎重に理解して使うべき使い手の責任を投げ出してしまっている。
そのようにたしなめられるのです。
社会通念上、当然としてわかりきったことまで説明文をつけなければならないというなら、
メーカーは大変ですよね。

ただ自分の人体を創ったのは自力ですとは、いえません。
神様が作ってくれたというのでもいいでしょうし、
進化論的に創造されたものだといってもいい。


元来、こちらの世界では、
利用の仕方を教わる権利があるのではありません。

神様も、遺伝子も、
体の使い方や認識を修正せよとは指導もしません。
それらメーカーにクレームをつけても意味がない。

利用者がさらに賢明に生きいようと選択するなら、
利用者責任を先行させて考え、
「自分の体」というツールを、
理解しようと積極的に打って出るべきなのでしょう。

正確な体のパーツごとの認識が得られるように学び、
既存の思い込み部分を修正することが大事なのです。

身体操作を高い技術でおこなうには、
体の部分部分の機能的認識を正確に。

そこを徹底させることが先行すれば、
後々になって、気付きが増えますし、
大きな飛躍にもつながります。



また、、、体の使い方をテキスト無しに自学自習していくというのも悪くありませんね。
私は好きですよ。
そのような観察型の研究も。

ただ『誰かが先にもう開発してしまった技術を、改めて同じものを再度開発していく』
ということをすることにもなります。
根底から理解を深めたい人は、そうすべきだと私は思います。
ですが体の賢いユーザーとして要所を知りたいなら、
手間とリターンが釣り合いがとれなくなるでしょう。




ただ、蛇足として付け加えなければなりません。

「手の骨はどこから?」ということがテキストや映像から明瞭にわかったとしても、
なかなかそれを修正できない人もいます。

それは事実です。


人は、過去につらかった体験をしたことがあると、学ぶのです。

デスクワークを、スポーツを緊張しながらがんばってしていたとき。

一生懸命に姿勢を固めたり息を潜めながらチャレンジしたときに、
肉体や精神がつらい痛みや苦しみを得ます。

仕事やスポーツも、
うまくいくことばかりだとは限りませんから、
体も痛くなりますし、恥だってかきますし、
窮地に立つようなつらさだってあります。

それで勇気がくじかれる経験をするとき。

たとえばそれが、
学生時代にバイトでウエイトレスをしていて、
お盆をもつ手の使い方を教えられもしなくて、
手のひらをパーのままで広げて持っていたら。

それでは手首の機敏な動きが制限されるため、
肩を持ち上げて固定して持つようになります。

30分もすれば肩や首や腰が筋緊張がひどく、
呼吸だってしづらくなるものです。

それを数年繰り返せば、
頭のなかにある手の使い方のボディ・マッピングを修正し書き換えてみたとしても、
現実的な問題として体の中の運動神経を司る部位にまでそれが届くほどの理解は、
そう、容易いものではありません。

そこには潜在意識に、「お盆を落とさないための肩の位置はここしかないの!」
という言葉が鳴り響いているでしょう。
お盆を落としてお客様にコーヒーや食事をぶちまけて謝っている自分を観ているのかもしれない。
絶対に、店長からの信頼を失わせて失望させたくはないし、
自分自身に対して恥をかいてしまうのは嫌でしかたがない。

お読みになってわかりますように、
責任感があればあるほど自らを緊張状態に追い込んでいき、
ドツボにはまることもあります。
適度な緊張状態はいいが、過度な緊張状態は、
未来永劫といえるような「身体操作の悪癖」へ転化します。
そのようなチェックをする際には、
緊張状態では腹部での呼吸が制限がかかりますので、
そちらの様子をモニターすれば読めるときもある。

人って、他人からの評価を気にしてしまう社会的動物です。

もうひとりの「自分のなかにいる自分(あなた)」が、
いつも最悪な状態に陥らないようカバーしてくれています。

そのような精神状態は、
ほどよく肉体的な姿勢や動作に反映され続けます。

それは単純にボディ・マッピングの修正だけでは、
リセットが効かないように思います。

つまり、しっかりボディ・マッピングを学び、
これでいいのだろういった誤認した身体操作を改善を済ませた後。
それでもなかなかボディ・マッピングによる修正手続きだけでは
十分な客観的成果が現れてこないような部分があるとするならば。

もうひとりの「あなたのなかにいる、あなた」が、
活躍中かもしれません。
もうひとりのあなた自身は、
自分を守ろうと必死にかばってくれているのです。
実にけなげすぎるほどに優しい、いいやつです。

ただ、ときどきトンカチを使うべき状況下で、
ドライバーを持って釘を打ち付ける癖がある。 ^-^;
緊急避難のとっさのときに、
とりあえずの対処法として。
その後にもトンカチを見ても反応せずに、
ドライバーばかり使おうとするのですね。

ですが、、、そのもうひとりのあなたは、
いじましいほどにあなたを守りたくて必死です。
その誠実な感情に、顕在意識もありがたさを感じています。
だから人の動きや姿勢の修正は一筋縄ではいかないのです。


このように人間の動作の癖(または悪癖)を決めるものは、
過去に感じたストレスへの対処法として生じたものが少なくありません。

少なくないどころか、
そういったものの集大成で、
人体の姿勢や動作が構成されている。
私自身の自己感覚で評価すれば、
いまでも7割ほどは、
そんな悪癖でこさえられているんじゃなかろうか。
そう思えてなりません。


だから、
徹底的に身体操作を改善するためには、
次の潜在意識から自分をけなげに守ろうとするもうひとりの自分に、
やさしく感謝の言葉をかけて別れを告げるステップも必要なのです。

体という客観的に触れる見れるというハンドルのいいものから離れ、
過去に生み出されたその人のサポーターたちとの会話になります。


そこまでくると、
カウンセリング的レベルの世界に入り出すものでしょうね。 ^-^

まさに心のなかの緊張が解放されたときに、
それにともない体の姿勢や動作が改善する。

世の中にはそのようなことができるような工夫した技術もあるようです。

実に興味深いことですし、
感動的シーンの連続でしょう。

ボディワイズで行われている範疇を、大幅に外に出ているわけです。

ですが、そのようなところにまで今後の人体の姿勢や動作の改善ツールが話が及ぶことを、
期待してやみません。
posted by スズキ at 13:01| Comment(4) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月09日

『太極の推手』について、Youtubeの映像紹介

先日、ずっとお会いできないでいるフェイスブックでつながる友人と、
年始にわたり互いの一年の抱負を語り合った。

私は、あいも変わらず『仕事』。
その精進することは相変わらずですが。
仕事の潮流を変え整える下地つくりも。

ということを短く要点の得ない文章で。

友人からは。。。
太極拳に精進なさっておられることは、
彼のフェイスブックにかかれている内容からわかっておりました。

仕組みの詳細はわかりませんが所属なさる太極拳の会の進級をなさる試験を受けるそうです。
そして翌年には、師範になる試験へ。

数十年も昔から、
指導者としての格の高さが際立つ方です。
だから面倒見のいい、
優れた先生になってくれるのだろうと楽しみ。



ここからは私ごとですが、
施術をする前に、体の使い方をちょこっとだけお伝えするとき。
太極拳の訓練のひとつに『推手』という、訓練法がありまして・・・>と、
話をさせていただくことがあります。

はっきり申しまして、
私が人に太極拳についてとやかく言うようなことは、したくありません。
それはひとえに太極拳の奥深さを知るにつけ、
「私は、な〜んにもわかりませ〜ん。^-^;;」
という思いがふつふつと湧いてくるものです。

あまりわかりもできてないことを口にすると、
「わかっているんだろう」と誤解されるので。
かなりそれは、いたたまれない気持ちになる。

知ったかぶるのは不本意で居心地が悪いのです。
堂々と「私は少しだけしか知らないのです」と言い放ってみたい。

私は単純に太極拳が好きなだけなのですよね。
友人のような師範になれる器ではありません。

ですが施術前の身体操作を説明の都合上、
太極拳の推手についてザッと話をさせていただいている次第です。


もしかするとそのようなお客様の中に「推手とは?」と、
本格的に知識欲に燃えておられる方がおられればと思い、
音声は中国語中国語漢字と英語テロップ付きの楊式太極拳の先生の推手の教則映像を紹介させていただきます。



http://youtu.be/-wVpXzbnyWs
楊氏太極推手 楊軍


多くの推手の映像をチェックしての、
お勧めというわけではないのですが、
見やすく解説してくれていますよね。

私は英語テロップよりも中国語漢字。
こちらのほうが観てわかりやすくて。^-^;

最初の7分位までは推手実演の映像がありません。
実演を即見たいという人は飛ばしてくださいね。

ただこちらの映像だけでは、
お遊戯にしか見えないという人もいるはず。

呼吸を感じ取り、向かい合う両者が手の甲を当てています。
その皮膚の皮のミリ単位の繊細なセンサーで、感じる世界。
この映像の様子に注意深く沿って動きを学んでいくならば、
質のいい動きのポイントがいくつもゲットできるでしょう。

また推手といっても、手先だけをチェックするのではなく、
全身の作動に手の動きを助けている点も観察してください。

いつか前述させていただきました太極拳の師範を目指す友人に、
推手の手ほどきをしてほしいと思っております。
posted by スズキ at 12:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月28日

自分の呼吸筋をつかまえる

骨格筋は、
関節をまたいだ骨と骨を結んでいる筋肉です。
骨格筋の例.jpg
上腕二頭筋という、ポパイの腕の力こぶ部分。
その筋肉は肘関節と肩関節をまたいで付着していますね。

骨格筋という筋肉を収縮させることで、
関節を折り曲げるようにして動かすのです。

つまり骨格筋を使うには「縮めろー」です。

別の視点で観ていただければ縮むというのと緊張と同じ意味合いあれば、
「緊張しろー」といったところでしょうから。

運動神経のいい人ならば、
上腕二頭筋を緊張させるならば、
そのう裏側に拮抗している筋肉の緊張を緩めれば緩めるほど効率的だと体が教えてくれるでしょう。

しかしそんな拮抗筋のリリースができなくなるほど緊張が先走るなら、
気づくとそのままで体が硬化して凝り固まるということも起きるので。
気をつけなければならないところですよね。


「私が理想にする」というところを前置きさせていただければ、
質のいい動きは骨格筋の過剰な筋パワーを削ることから始まる。


骨格筋から動き出すのは、NGと考える。
そして自らの身体操作の基礎を作りだす。


骨格筋の筋パワーが貧弱すぎては、
生活するにも消極的になりがちで、
ものには限度があるのですが。
私には骨格筋は必要最低限あれば、
それで十分じゃないかと思います。

自分の体の骨格筋の筋肉量を増やす意識は消したい。

それよりも、
骨格筋を動かす前に、呼吸筋!!!!


呼吸筋を大事に扱う意識。
これは動き出しのきっかけを与えてくれることになりますし、
中心からの動き出しという体の体幹や芯からの動きの始まりを叶えてくれる。

呼吸筋とは、詳細に解説するとこれだけでも相当な分量の知の体系になります。
だからこの場では、大胆に端折りますが。 ^-^;;;

合気道なり太極拳なりバレエなり、
呼吸筋を使い倒さなければならないものを実践なさっておられる方々は、
「呼吸筋」という言葉を使わずに、
「呼吸を大事にしましょう」という教義を受けたなかに含まれているのです。

たとえば呼吸筋も、幾つもの隔膜という名で呼ばれ複数ありますが、
そのなかのわかりやすいひとつの例をあげれば、
横隔膜が有名ですね。

呼吸筋の例.jpg

腹腔と胸腔を分ける仕切りです。
横隔膜が上下することで呼吸を促します。

息を吸えばダイナミックに胴体を風船を膨らましたかのように膨らましたり、
息を吐けばダイナミックに胴体の風船が縮まっていくわけです。

この呼吸筋を活かした動き出しを心がけることで、
体の芯から動き出しがはじまります。
そして筋肉の中心から末端への筋肉の動きの連鎖が起きます。

筋肉の使い方が下手で力んでしまう人の特徴は、
体の芯部分がガチガチに固められて動きを失い、
手先などの末端部分が力みでプルプルいってる。

それは体の芯と末端が、まさに分離されている。

観察していただければわかるでしょう。
そのようなときには呼吸が止まっている。
生命感の薄い運動に終始していることでしょう。

そこから抜け出していくには?

そのひとつのヒントになるのが、
動きの達人と目されるものの動きに、
どのような特徴があるのかを観察し、
常人が活用していないところを知る。

理解できたら自らも使えるように、
意図的に練習をしていくのです。


最近、少しずつ呼吸筋が大事ですと、
私が理解できている範囲内ですがお伝えしようと試みています。

呼吸筋の良否と自律神経コンディションと相通じる関係性は深い。
つまり呼吸筋の探索ができていなくて初歩的な機能発揮に倒錯し、
そこに気づいていないのならば。

良好な改善変化が生まれてこないのかもしれません。

基本的に骨格筋のノウハウを告げてきたほうが、
世の中にそちら関連のテキストが豊富にあって、
共感を容易に得ることができると思います。

そのほうが話が進めやすくもあるのですが、
そろそろ呼吸筋による運動の元締め役には、
顔を出してきていただければいいのだろう。

そういえば、
社交ダンスなども、
軸を複数に分ける必要がある。
骨格筋のみで考えておいたら
散々な体のバラけ方を示すでしょう。
呼吸筋を生かしているかどうかにかかってくるところが大きいのかもしれない。

体内に分散して置かれる呼吸筋を理解していく。
新たなるフォームの支える概念を作り出し、
骨格筋の主導した収縮してばかりの一軸を得意にする筋肉の使いから
呼吸筋の主導した膨張してなめらかな多様な軸も通せる動きへの転換。

それぞれの呼吸筋をパートごとに作業させる訓練は必要だし、
部分ごとに同時かまたは時間差で必要な量だけ意図的に始動させて
動きを作り出したりフォームを支えてみたり。


本格的に呼吸筋と付き合うときに面白さを増すには、
私が以前に「これ、すごいよ〜」といっていた、
ヒップホップの一派のアニメーションダンスの世界に迷い込んだトレーニングが必要になるでしょう。
動きの原理はポッピングとは違う種類の動きだとはわかっていますが、
私には動きの巧みさのレベルではそれを想起させられるものです。

(アニメーションダンスってなに?という人は、Youtubeの以下のビデオ教義がわかりやすいでしょう。
私もずっと前に、ヒップホップをなさっておられる女性にこのDVDを見せていただいたことがあります。 ^-^
アニメーション・ダンスの基礎 http://youtu.be/J0qkjfYB7jU )


ところで、なんで、最近急に呼吸筋が大事だよねと言い始めたのかというと。

そのことを私が今まで知らなかったのではなくて、
最近、お通いいただいているお客様方が、
体が整えられてきて動きの選択を固定化させる保守的な歯止めが緩んでおられ、
新たなことをお伝えしても受け入れてくれそうな様子が目に見えてきましたので。

それがうれしくなってきて、
ついつい、こういうのもあるんだよと紹介するようになってきた次第です。
そして、
そのように紹介させていただくに連れて、
呼吸筋の活用と身体の整体効果の持続と発展の関係性について、
ものすごく強烈な可能性を感じられるようになってきました。




屈筋群と伸筋群に分けた骨格筋のコントロールもままならないときに
呼吸筋もといわれるならば、
動きの質が云々以前に雑な動き方を脳に伝えるのみになってしまいます。

私は動きの指導について、
他の先生に教えてもらうようなことは一切なくて、
(昔に私が太極拳等を習ったときも、ほとんど口での解説はなかった)
バレエのレッスンを通っておられるお客様が、
バレエ教師と生徒とのミスコミュニケーションについてお話をしていただいたり。

それを聞くたびに、
私は自分のベースは施術屋さんだからと、
動きの指導をおまけ的なバックアップグッズとしてきたのかもしれません。
言葉足らずで動きの内容を伝えるところの逃げ腰があったのでしょう。
私には、そこが辛く許せないところです。


ただ、、、
私自身、自分が自分を変えたすべては、
自らの動き方を、以前の状態から改良させ決別させてきた量に比例しているというのが実感です。

たとえば、
今の私は年に数年に一度、風邪をひくこともあるということですが、、、。
小学校のときには、一学期のうちに15日位は熱を出して風邪で寝込んでました。
それが普通でした。
ほんとうに体が弱かったんです。

それを変えてくれたのが、
施術知識の獲得。
そして予防医学的スタンスで関心を深めていった、
施術に勝るとも劣らない成果が動きを良質にする試み。
実際は私の体は、自分が思っているような動きをせず、
歯がゆいところがほとんどですが、、、
それであっても、だいぶ変わりました。

そして
どこかの合気道の本のタイトルにあったように記憶していますが
「すべては呼吸から」という言葉があります。
私は呼吸筋の存在を感じられるようになり、
そこの部位の奥への道を進み始めてから、
体は少しずつ整えられていきました。
骨格筋ばかりとか骨での支えばかりでは、
体がぼろぼろになります。
ついつい私も呼吸筋の活性化を忘れて、
ときどき長期休業を余儀なくされたが、
その復活するたびに呼吸筋の巧みさを
一歩ずつ熟考して理解を深めてきた。

だから過酷な施術にも耐えられるようになりました。

つまり骨格筋だけで施術をしている人は、
私と同様の施術を見よう見まねでしてみても、
決して真似できないでしょう。

その秘密は、
、、というか、秘密にしているわけではなく、誰も聞いてくれないだけなんですが、^-^;
私が呼吸筋を意図的に活かしながら圧を作りだし施術をしているというところにあります。

他の先生方から観て頂いて、
危険な施術をしているにもかかわらず、
事故が皆無という秘密も私の身体操作中に呼吸筋を活かしているからのこと。
そうなるには、そのようにできるような計算があってのことです。

呼吸筋の操作は私は地味な気功のエクササイズを、
むかしにやってきたところが原点です。
ただ今は自由に自分で呼吸筋の操作を創作して楽しんでいます。


来年は、風船を膨らますところから呼吸筋へという、
簡単なエクササイズからもうちょっと巧みなところへ話ができれば。

そこ、とても重要視すべきであろう。

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2014年12月17日

バルーン・エクササイズによる呼吸筋活性化

昨日、施術中にお客様から「『バルーン・エクササイズ』をするといいんだよ」と聞いたと教えていただいた。

バルーン・エクササイズとは?

風船.jpg


シンプルにお伝えすれば、
風船を膨らますことです。

以前、風船ダイエットって流行りました。

風船を膨らます際に肺活量をフルスロットル。
いつも使えきれていない呼吸筋全体を使用へ。
特に横隔膜の動きに注目していただければと。
胴体の上下の真ん中に位置する大きな筋肉で、
横隔膜の上下運動で上にある肺や心臓を圧し、
下にある胃や肝臓、そして大腸や小腸も圧し、
効果的な内臓内部のマッサージをしてくれる。

いわば内臓は「最たる深層筋群」といえよう。

内臓も骨格筋が硬くなるのと同様に硬化する。
たとえばオーバーユースでオーバーヒートだ。
胃が消化液を出すときにも胃の筋層が活発化。
利用が過ぎれば肩や首が凝ってしまうように、
胃の筋肉が硬化著しい状態に陥れられるのだ。

首や肩なら手でマッサージを加えればいいが、
内臓の消化器や呼吸器や循環器に関わるもの、
それら全体をマッサージするというのは困難。

内臓マニピュレーションという専門的なリリース法はあるのだが、
一般の方が型通りを真似てやれば事故が起きかねないだろうから。

そうなると風船ダイエット流に、
横隔膜(数日前に他のお客様がハラミと呼んでいた^-^;)を活性化させて、
凝り固まった血行不良の温床となった内臓全体をマッサージを加えればいい。

非常に効率的に、呼吸筋の活性化で胴体の歪みも内側から修正が加えられて、
丁寧なバルーン・エクササイズで、姿勢も整えられていく効果が期待できる。

たとえば風船を膨らますとき、
肩のほうで息を送り込むとか、
胸部から息を送り込もうとか、
腹部から息を送り込もうとか、
腰部から息を送り込もうとか、
横隔膜や骨盤底筋群の上下を誇張しようとなど、
いったんは部位ごとにセグメント分けをします。
そして各部ごとにスムースに機能できるように、
工夫しながら息を送り込む練習をしていきます。

各部の箇所ごとに効率よく息を送り込めるように鍛えていったら、
たとえば肩と胸部から同時に息を送り込む感じにするなど、
いくつかのパーツを合わせて機能させて息を送り込む。
胸部と腹部を同時に、
横隔膜と骨盤底筋群を同時に、
など呼吸筋部分を幾つか分け
分解的に機能をスムースにできるようにしていく。

最後に、肩、胸、腹、腰、横隔膜、骨盤底筋、
そして感度のいい人は手足の回旋や重心移動を適切に執り行いつつ、
全体の呼吸筋すべてを機能発揮させて風船を膨らましていきましょう。

統合した動きにより一回の呼吸をするためのエクササイズが、
風船というものを使っておこなうことで容易に実現できます。


すると、
いつもは肩ばかりで呼吸をしている人は、腹部で息をするのが苦手だったと気づきますし、
腹部で息をできている人なら、肩の部分ももっと肩甲骨の動きをおっつければ効率よく息ができると気づく。


ポイントとして、
2つあります。

ポイントのひとつ目は、「ダイソーの風船が、いい」そうです。

ダイソーの風船.jpg
武蔵小山のダイソーでは数種類のサイズ違いの風船がありました。
15個入りで、赤、青、黄色その他の色違いの風船が入っています。

ポイントのふたつ目は、「やり過ぎるとくらくらするので、ほどほどに楽しくやりましょう」です。


こちらのエクササイズをしてみた私的感想は。

腰部の凝りが癒やされたり、
肩こり首こりがスッキリして、
酸素がたくさんとりこめたから目もはっきり。
取り組んでみた一日目だから、
呼吸の質の変化はこれから。

100円ショップへ、108円の投資でどこまでリターンがあるか?

興味深いところです。

(実際は、お客様にきいたエクササイズは上記のようなメニューの流れではなかったのです)
(意図的にフェルデンクライスっぽく変更させていただきアレンジささせていただきました)
N様、貴重なアイデアをありがとうございました。感謝いたしております m__m)
ラベル:呼吸筋活性化
posted by スズキ at 11:43| Comment(4) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月05日

どこかのお母さんが、『口で呼吸しないようにしなさい!そうしないとダメなんだから!!』というが、、、

よく子供の施術をなさる女性の整体師さんから、聞いたことがあります。

最近の子どもたちの多くには、集中力がなくなってきている」と。

私は子供の施術をしたという例は、
ほんの数えるほどしかありません。

ですがぜんそく等の呼吸器系やアレルギーなどの免疫系などの
様々な増加傾向の公的に公開されているデータを見ます限りは、
そのように言えるのかもしれないと思います。

なぜそのような傾向があるのか?

不思議です。。。
複雑な原因があるのでしょう。

ちょっと遠位から、
観察してみましょうね。

鼻呼吸ができなくなっている子が増えていて、口呼吸に傾いている
お母さんが、『口で呼吸しないようにしなさい!そうしないとダメなんだから!!』
と自転車に子供を乗せながら、いらつき叱りつけるように絶叫していたのです。

数日前の散歩中のことですが、
お母さんの気持ちはわかります。

ただ無茶苦茶なことを言っているように感じました。

お子様の体の状態が現状として観察すれば、
鼻呼吸がしづらくなっている構造になっている。
胸骨の手押しポンプの動作がしづらくなるので。

だから口呼吸に頼らざるをえない。

自転車の荷台に乗せられた子供を私がちらっと見ただけですが、
そのような状態であろうかと思う。

胸骨がスムースに上下するよう構造であるなら、
口呼吸をするよりも鼻呼吸をしたほうが自然で、
すでに口呼吸をしていて久しいならば、
胸骨の動きが反射的に起こりづらい体型なのでしょう。

私がかつて施術で観させていただきましたお子様のケースは、
予想通りに、口呼吸をしているときには、
胸椎部分が少なからず歪みがありました。

胸椎の棘突起の特定部分を軽くだけ押す。
(大人の場合は、鈍っているので500g程度の圧をかけるようにするといい)
『チクッ』という靭帯がずれた際に感じられる、
針で刺されたようなきつい痛みが感じるはずだ。

そのような状態であれば、
すでに鼻呼吸がしづらい。

それはお子様が苦境に立たされて、
あえいでいる状態でもありますし、
優しく注意するのはいいのですが、
きつく叱りつけるのはよくありません。

大人の体の場合。
胸椎は肋骨と胸骨で鳥かご状になって、
腰椎ほどのダイナミックな動きはない。
胸椎の歪みが固定されてしまうならば、
そこはとても改善しづらくてしつこい。

腰椎は容易に姿勢を変えればゆがみやすい構造ですが、
胸郭の鳥かごになった胸椎は歪みにくい構造ですから。


それに対して小学校に通う前の子供の時期であれば。
骨の骨化がまだ固まりきらない時期です。

3歳までなら、良好なのです。 ^-^

だから、自分の子供に対して、
ハイハイを赤ちゃんのときに長くさせて、
わざわざ立つのを食い止めようとします。
かなり大きくなっても乳母車で運搬した。

そんなボディワークの先生もおられます。

超英才教育ですね。 

超、健康優良児で、動きの敏捷性などや、
筆舌に尽くせない子供になったそうです。
おそらく頭のキレも見事なはずですよね。

大腰筋をどう使えばいいのかなんてこと、
一切思い悩むことなどなく活用できます。
脊椎も美しくしなやかに。
頭部からしっぽまで一連の機能がなされています。


そんな体のフォームを整えられた状態に、
一定時間キープできる経験を持てるなら、
その後の人生における福音となります。

そのようなしなやかな脊椎が機能的な動作をするのが通常ならば、
最も機能的で楽ちんな理想姿勢に慣れている。
習慣は継続していきます。
もしその路線から離れようとすれば、
強烈な勢いを持って脳が元通りの理想姿勢に改善させてくれる。

子供のとき、、、
そのときに、整体をした自己の体を備え付けてもらえるならば一生の宝だと思います。


昨日のブログで書かせていただきました内容。
【クラップ式這行法の本のコピーの数枚を発見して( http://bodywise-note.seesaa.net/article/410067276.html )】

こちらの運動法は、いい加減にではなく、
しっかりとフォームを確認しつつやれば、
胸椎のずれを改善させることでしょう。

子供のときに推奨すべきエクササイズのひとつとして、
脊椎をダイナミックに動かすチャンスを増やすクラップ式這行法やその展開型などは、
大変に成果が生まれる可能性を感じられます。

また器質的に胸椎やそれを取り囲む胸郭に問題がない場合の側わん症の場合、
股関節部分の強烈な骨化がうかがい知ることができるでしょう。

【ゼロプロマッサーで股関節部分の靭帯をリリースできるように( http://bodywise-note.seesaa.net/article/409728290.html )】
で取り上げられました股関節の骨化やずれのような問題です。

子供の場合はやわらかすぎて固定できない状態。
大人の場合は、子供のときに股関節に外れる等の問題があれば、
大人になるにつれて股関節周りを靭帯や筋肉等を骨化させます。

それで自前のギブスを植え付けて固定するので、
そのため脚部の左右脚長差(脚部の長さの差)が生じてしまう。

それが子供のときの靭帯や腱、筋肉が緩くなっているときには、
胸椎部分も容易に側弯させゆがめさせてしまうことになります。
その状態をうまく補正できなくて大人になったときには、
すでに体の各部の骨が癒合が完成してしまいますので、
歪みが固定してしまうのです。

そうなると下図のような部位に
相当な骨化の症状がでてしまうようです。

股関節の可動性異常、その1.png

このような大人の側わん症の場合に、
注意深く慎重に股関節部分に出来た
靭帯や筋肉等の骨化部分を緩めます。

骨盤の左右腸骨平衡性が整い出すと、
それに連れて腰椎の連なりの改善へ。
それがしばらく過矯正にならないように要注意なのですが、
ペース配分を考えて、全身の運動でヨガやストレッチなど
実践していただくことと平行に進めていくことで
状態が少しずつモアベターに改善することもあるようです。



ただ実際は、私も含めて多くの子供から大人まで、
胸椎がきれいに立ち並び機能している人は多くはないと思える。

私が街で行き交う人をみている限り、
「おっ、この人は動きが素晴らしい」
という人がほんとたまにいるのです。
実はその方が目立つのは、
うまく歩けていない立てていない人。
そのなかにおられるから、
目立ってしまっているだけなのです。


ゼロプロマッサー利用の股関節周りの靭帯等のリリースや、
クラップ式這行法やその展開型の実践などは、
やってみれば胸椎の並びを正して胸骨の動きを改善させて、
呼吸器や循環器に関わる改善が期待できるのかもしれない。

ちょっと数日間、資料を見つつ、
クラップ式這行法やその展開型をやってみようかなと思う。

この頃です。 ^-^
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2014年12月04日

クラップ式這行法の本のコピーの数枚を発見して

15年以上も前のこと。

とある側わん症のお客様の施術をしていました。
そのときに資料として多数、書籍を買い込んだり図書館から借りたり。

そのなかの一冊にクラップ式這行法を丁寧に写真付きで解説。
たまたま先ほど、そのときに抜き出したコピーがでてきました。

大方の人には脊柱の側湾は強くないといえども、
真っ直ぐな背骨でいる人は少数派のような傾向がある。
そのような場合にはどのような運動がいいのだろうか。
そのひとつのご提案として、
ずっとこのコピーを探していたんですが、
残念ながら今まで発見できずにいまして。

見つけられて感動しています。 ^-^;



ページの一部のみを抜粋
クラップ式這行法.jpg

【お願い】このコピーに書名が控えていなくて、
もし下記の写真でご存知の方がおられたら、
ぜひ教えて下さい。 m__m;

こちらの本。

すでに10年も一昔前のことですから、
今現在では、さらに進化しているはず。
すばらしい側わん症を改善させる運動法を開発されているのでしょうか。

当時の私としては、得られた貴重な情報でした。
お客様に勧めようと考えていたので、
本書を読み込んで自分も四つん這いでハイハイで、
どんなものかなと思いつつ大まじめに試行します。

もし、納得できなければ、
そのような本を手にしたことも明かさずお蔵入り。
自分でやって良質と体感できたら勧めようと思う。

「膝が痛いなー」とぶつぶついいながら施行する。
鏡があれば姿勢を確認できるのですが、
姿見がないからなんとなくという形で。

ただ、、、気づいたのですが、
自分が側わん症ではないので、
効果的対策になるかどうかは?

そんなことを考えながらも数日ほど、大まじめにトライ。
すると、ある変化に気づきました。

ひとつは、日頃に使わなかった部分の筋肉が筋肉痛でひぇ〜となる。
やさしい動作でも動作確認をしつつゆっくりやってみると、かなりきつく感じました。
いつもの自身の身体操作がばらつきがあることを痛感しました。

同時に体の左右差が減少したように感じました。

やっている動作は、単純な四つん這いでのハイハイではない。
手を伸ばしたりうねらせる、いくつかバリエーションがある。
このバリエーションのもたせ方が工夫されているのでしょう。

この時点で、お客様に勧めようと決心しました。

ただ実際にお客様に勧めたところ、
「あぁ私、それやったことある。あの四つん這いで屈辱的な運動で嫌だったのよ」
という第一声が返って来て断念に。 ^-^;


お客様が病院で指導されたときは、不評でしたが。
ですが私の体験上、体幹力がしっかりと備えられるエクササイズとして、
こんなに素晴らしい物があったんだと感動した覚えがあったのです。

それも手伝ってでしょう。

四足で自分の体の手足と胴体の関係を見つめなおすように心がけるのは。
事あるごとに、ちょっと四つん這いの姿勢で確認してみましょうか、と。
お客様の姿勢のチェックの時の、
便利なツールとして使わせていただいているのは。

クラップ式這行法。
確かにやってみるとこっ恥ずかしい動作といえばそうもいえるのですが。

クラップ式這行法を伝えることで、
身体の操作がしやすくなって、
背中がきれいに伸び、
ウエストも絞まってとなるなら。
やってみたいという人も出るのかもしれませんね。



あと左右差の減少の他に、
もうひとつのメリット。

『声』の響きが心地よくなっている
発声に磨きがかかるのを感じました。

声の出方が、自然にいい。
うれしくなるものですね。
発声練習をするときにも、
とりいれてもいいのかも。


posted by スズキ at 14:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月20日

『胴体の存在感』>『腕の存在感』



小手先は意識無用、
胴体意識が重要。

そう記憶してください!




私達は手先を使って道具を操作する。

触るという意識は、
てのひらでの触感。

パソコンを操作するときの入力装置として、
キーボードを叩き、
マウスを動かしクリックする。

そのような操作をし続けると、
やがて自分の胴体の存在感を
ころっと忘却してしまいます。


その理由は、どこからくる?


脳の中では、
手先の神経が大きい。
下図を参照してください。
すると体性感覚という、
視覚や聴覚といった特殊感覚と異なり、
感覚器が外からははっきり見えず、
皮膚・筋肉・腱・関節・内臓の壁そのものに含まれる情報を
キャッチする感覚があって図で表現したものです。

左が一次体性感覚野の地図。右が一次運動野の地図。.png

手のエリアと胴体のエリアを御覧ください。

手と胴体のエリアを比較してみると、、
圧倒的に手のエリアが多くの脳の部位を占めていて、
それは胴体の2倍にもなっていることがわかります。


手の感覚は胴体がキャッチする情報よりも
割合にして倍以上の大きな情報を得られるようですね。

黙って自然にパソコンのキーボードを操作していると、
手先の鋭敏な感覚の目が大きく見開かれていくことこの上なし。
胴体の意識なんて吹っ飛んでしまうのです。

ホムンクルス理論人形.jpg

それは脳科学上、生理的に起こりやすいことだといえるのかもしれませんね。


ただ武道などを嗜む者たちにとって、
手先を鋭敏に感じ取り使いこなすのは必須だが、
それ以上に胴体部分の操作を優先させています。

小手先と胴体が連携して動きを醸しだす。
それぞれの分業がなされているのですが、
それは生きた胴体の動きが優先されます。



胴体の動きが先に起こる。
その動きに乗じて手先や足先が胴体の動きだしに乗って動かされる。

そのような連携が起きていなければならない。


腰が入った剣捌きをするにもそうであろうし、
胴体の心臓部分を目標物に正確に向きを捉え、
様子を伺うようにしていく。


腰椎と頚椎の前傾と後傾作業と、
胸椎の回転作業が組み合わさり、
胴体を確実に正確に作動させる。

ムリとムダとムラがない動きへ。


そこがあれば、
あとは綿密な呼吸力の力を引き出せばよい。
(この呼吸力とは、一般レベルのイメージを越えての呼吸力です ^-^ )

それが最終ラウンドまでできあがっていれば、
あとは手足が自在に乗ってついてくるのです。


常に、この流れです。


この動きの整え方をすれば、十分イケテマス。


この流れを見失って、
脳の体性感覚野の地図や運動野の地図通りに、
生きていってはならない。

常識的に機能通りの動きをしていては、
隠されている財宝を掘り起こせません。


目で見ることも必要だが、
心臓部分を目標物にしっかりと向けて情報をつぶさに捉えるよう設定すること。
心臓の向きという胴体の目で見ること。

頭部は、胴体から伸びた手足と同様の出張機関のひとつに過ぎないのです。


胴体の目で感じ取れなければ。
そうできていなければ、
手先や足先だけが浮足立つ、
うわっ滑りした動かされようで、
根無し草が漂う「小手先の動き」にしかならない。


その動作の仕方だけしか体験したことがないというのは、
人生における損失のようなものだと言えるでしょう。




つまり。

人は、脳に支配されれば、
体性感覚エリアの広い手先に注意が持って行かれていて、
胴体の存在をないがしろにしやすい生き物なのですよね。

小手先の動きであれば、
非力で、重心を損なう。



達者な動作とは程遠い。



そこから一歩を抜け出すために、何をすべきか。

どうあるべきか、実態を解明するチャレンジをするのか。

そうすることで、合理的に体が機能を発揮作用し始めて、
それで人生を生きるのと、
小手先を使う脳の生理という色眼鏡で囚われ、
胴体の重要性に気づかずに生きる人生は違う。


それは衝撃的に、
本質が違ってくるのだと思う。


posted by スズキ at 10:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月14日

ベリーダンスのお話から、ヒメヒコ制へ転化していって

数日前書かせていただきました下記ベリーダンス関係のつづきの書き込みです。 m__m

「ベリーダンスエクササイズで体幹力を飛躍させた方のお話」
http://bodywise-note.seesaa.net/article/406962643.html



私は、ベリーダンス界のことは深く存じ上げませんので、
何か、的確なコメントなど申し伝える力もありません。

本当ならば、こういう先生はいいんじゃなかろうかと、
お勧めできるようであれば、
次のステップへ進みやすい人も出てくるのでしょう。。。
すいません。


バレエはお客様のなかに教室で踊る際のチェックを頼む、
といわれバレエ教師とも話を付けたからといわれたので
出かけたことはありました。

ただベリーダンスのスタジオに足を運ぶのは、
私にはあまりの馴染みのなさに足が向きません。
一昨日前に男性のお客様とベリーダンスについて話をしたら
「男性がベリーダンスをするなんて変なやつだと目を白黒されそうだ」と。

ただ私どものお客様の男性のお客様はスポーツジムのベリーダンス教室に、
嬉々として参加なさっておられると聞きます。



Youtubeの映像のベリーダンスレッスンをチェックして、
これは使えそうだなとかチェックするにとどまるところ。

重要極まりない胴体力を向上させるトレーニング方法が、
いくつもあるものですね。
そのことを再認識させていただきました。

そういえば、、、昔。
ベリーダンス関係のYoutube映像をチェックしていたときがありました。
が、、、ボロボロな映像が多くて、、、。  ^-^;

どうしてもより美しい映像で視聴したいとなれば、
DVDの購入をする必要があったものです。
ちょっと懐かしい、、、思い出の時代です。

Youtubeでベリーダンス系の映像を視ていると、
まさにベリーダンスの歴史からわかる概説的なコンテンツがありましたので、
紹介させていただければと思います。

つまりここ一週間くらい?、「ベリーダンス的な動きでは〜」という表現で
動き方のエクササイズ的なものを、無謀に伝えようとしているところがあり、
そういったことをお聞きになられるときのイメージ作りに役立つと思います。
そしてベリーダンスが、年齢や性別を超えて踊られているものだということ。
その一端が伝わるものと思います。


http://youtu.be/TyHjt15-TgU
Nourah BSフジ出演 イスタンブール "ベリーダンス" Part1


http://youtu.be/GpstqTLVlWY
Nourah BSフジ出演 イスタンブール "ベリーダンス" Part2



私の周りの多数の女性たちが、
『女性性』の重要性について
今後の時代を切り開く重要な鍵といいます。

先日、私が個人的によくして頂いております先生から、
「読んでみてください」と勧められた文章のなかには。。。

男性が仕切り屋になってきた時代の閉塞感を向かえる時代には、
女性の創造性や繊細さ、協調性の優れたところを活かすことが
これから仕切り役として、存在感を増していかなければ困ると。

そしてそのようなことが優れた仕組みになると気づいた男性が、
そのようなビジョンを伝えていきましょうというメッセージを!
(私が読ませていただいた文の著者は80歳を越える男性です ^-^)


政治的な仕切り役としての女性の感性は、
男性を凌ぐところがあると伝統が物語る。

お客様のおひとりから、
ヒメヒコ制』という、
古代制度を教えられました。

Wikipediaで『ヒメヒコ制』を調べると。。。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A1%E3%83%92%E3%82%B3%E5%88%B6
「ヒメヒコ制とは、
弥生時代後期から古墳時代前期(紀元前1世紀から紀元後4世紀)にかけて
日本各地で成立した男女別集団の共立的統治形態をいう。
農耕的女子集団の長を主にヒメ、
軍事的男子集団の長を主にヒコといったことからヒメヒコ制と名づけられた。」


私の、勝手な考えでは、
男性は左脳的女性は右脳的
両者がそろえられて機能的に。 ^-^
まんべんなく使うことが大事。


左脳は、
思考や論理を司る人間的な脳。
文字や数字を論理的に分析するような働きをするそうです。

右脳は、
五感を司る動物的な脳。
五感で吸収したイメージを大量かつ高速に処理するのに長けています。


中医学の勉強をしていくと。

ほぼ森羅万象多くの事物は
陰陽の二極に役割が分かれ、
それぞれのバランスを整え
調子をあげていく考えです。

その流れで男女の分割も陰陽二極とされて、
それぞれを滞りなく機能させ整えられた状態へと導くように。

どちらか一極が強すぎて、もう一方が弱いというのは乱れた状態だとされます。



進化の過程では、
手足の末端を巧みに利用していくことで人間の文化や文明が開花したといえますが、
胴体の体幹が手先や足先に意識を取られて活かせなくなってきたのは事実でしょう。

ベリーダンスは女性性を強調しているようなダンスのひとつです。
好みとして好き嫌いの別れるようなところもあると思われますが、
胴体の細やかな操作性を向上させるムーブメントとして採用して
生命の根幹が揺すぶられることにより潜在した脳が活性化します。

手足のない動物はいても、
胴体のない動物はいません。

手足の末端は左脳でも(左脳で動かせば雑な動きに終始しますが・・・)楽に動かせますが、
胴体は左脳で動かしづらく右脳で動きのイメージを伝えたほうが反応してくれるものです。

どちらかと言えば、、、という私の経験則ですが、
男性と女性では、
女性は胴体を割って使うとか分けて使うという要領がわかると、
相当な巧みな動きを容易にやってのけられるようになりますね。
なぜか、男性は、坂東玉三郎ほどの動きの名人芸はめったにできるものはあらわれません。

胴体部分に、原始的な能をたくさん含んだ開発すべきものが多く、
そこを、私は気づかないうちに多く手放して失敗したと感じます。


様々なダンスをしていたものが、
ベリーダンスをしたことを契機に、
体幹力の感覚が芽生えたというのも、
納得できます。


1つでも2つでも、
ベリーダンスのこのモーションは武術に役立つ具体的な要点を見つけだして、
自分なりにもアレンジし取り入れてみたいと思います。


画期的なことになると、期待しています!


腕力や脚力という胴体から離れたものから目を戻して、
胴体、特にベリーの部分に意識を向けていくことです。

おそらく女性性について体で理解しようと本気ならば、
腕力や脚力という男性性の権力的な象徴の声を弱めて、
胴体の根本力を得られたときに見えるものもあるはず。

男女の二極が分離した感覚を統合させる大人物を生む、
体からのアプローチにもつながっていくもしれません。

武術に取り入れてというところからは、
男性目線で描かせていただきましたが、
そのような体からの変革も、
あっていいんじゃないかな?

男女半々ぐらいには女性性が取り入れられた政治がなされていくことで、
社会が安定していく可能性があるかどうか。
不思議と私自身が胴体をイメージでコントロールができるようにまで
気を使いうるようになったときに、
論理的思考から得られた結論ではない
ひらめき様なものから分かったといえるのかもしれません。

本当に、いろいろと社会のシステムが、
過去の延長線上では立ちいかなくなり、
改善を期待している今日このごろです。

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2014年10月12日

ベリーダンスエクササイズで体幹力を飛躍させた方のお話

今日、遠方より施術を受けにお出でいただきました女性のお客様。

長年バレエを東京でなさっておられたのですが、
関西方面へ職場が変わりました。
その際に、引越し先でいいスタジオがないか探したものの、
自分の目に叶うスタジオが見つけられなかったため、
フラメンコやジャズダンス等の他のダンスに転身。

ただ本日、お越しいただいて近況をきかせていただきまいたら、
バレエスタジオを見つけてそちらで再開をしたとのことでした。

おめでとう! ^-^


バレエをなさるまえに、
ベリーダンスにも取り組む。

ベリーダンスでいい先生がおられた。
それがそちらにのめり込むきっかけ。

ベリーダンスを教えてくれる先生の力量で、
生徒のダンスのレベルは大きく上下します。

ベリーダンスは、胴体部分を巧みに操ります。

以前、他のお客様でバレエをなさっておられた方が、
ベリーダンスブームがかつて到来した際に、
興味津々でベリーダンス教室にも通った方がいました。

そのときにバレエの教室で、がんばって修行していても、
なかなか胴体の操作について目が行く前に、
手足へ気が取られがちになっていて体幹力が育てなかったという悩みが、
ベリーダンスを練習するようになってから大きく改善した人がいました。

その話を聞いて、バレエをなさっているお客様に、
ベリーダンスのエクササイズを取り入れるといいとお伝えしていたことがありました。

バレエをなさっておられる方が、
比較的バレエ以外のダンスを同時に取り組むという人は、
次のような傾向があります。
もともとがヒップホップダンスをしていて、
ダンスの基礎充実を図りたいからバレエスタジオにも通うようにした。
というケースです。

バレエにぞっこんの方が、他のダンスに目を向けてということは少なく、
私が、ベリーダンスのエクササイズは体幹力増強になるよと助言しても。

誰一人、耳を傾けてくれそうな人がいませんでした。

^-^;

気持ちはとてもよくわかるんです。

そのようなことが続いていたので、
ベリーダンスのエクササイズを同時に行おうと推奨することは控えるようになりました。

ただ、本日お出でいただきましたお客様は、
バレエを目指していたが、気に入ったスタジオがなかったから、
他のダンスに一時的に転身したためベリーダンスに取り組めた。

それがきっかけで何が起きたかというと、
以前にあった腰部の前弯が大幅改善した。

これは実に画期的なことであります。

体の前面方向に意識が行きがちになるのだが、
体幹を操作するときに、
体の背面方向にも意識が大幅に増していった。

それがきっかけに、
脊椎全体の並びが整えられていった。


そういえば、先程述べたバレエをなさっていた方がベリーダンスを同時に取り組んでみて、
体幹力を一気に意識しやすいようにバージョンアップされるようになったときと似ていた。
そのときのことを思い出しました。

そのようなことが起きたのは、
ベリーダンスを教えてくれる先生が細やかで的確な指示を生徒に与えて導いてくれたから。

そのような尽力があってこそ、すくすくと実力が伸びっていったのでしょう。


体の外側にあるアウターマッスルを利用したムーブメントでベリーダンスを踊ると、
ぎこちなさがあって、しなやかさにかけてしまう。
それが体の内側にある内臓が最深部のインナーマッスルだと気づいて、
深層部から動き出しを募っていこうとするような身体操作を取り入れ、
ちゃんと使いこなせるようになったとき、
脊椎のしなやかな動きが促進されていき、
脊椎のねじれや前後左右の湾曲が減少していきます。


そして本日おいでいただけましたお客様のベリーダンスの先生は絶賛できる先生だとのこと。

長年バレエスタジオで先生の質の検証をしていた目から見れば、
鋭く先生の良し悪しを確認する目が養われていたのだから、
それで感じ取れ評価できるような指導をしてくれていた。

そのおかげと、ご本人の日々のベリーダンスをなさる際のモーションエクササイズを通して、
以前と比較すれば体幹力が大幅に向上しているように私の目に写った。

お客様本人は、別に、以前と変わらないですとおっしゃっておられるのですが、
私には、胴体の背面の意識が増し、体を支えるための起立筋等の作用に頼らず、
椎骨をきれいに縦並びさせることで骨で体幹を支える力が増し、
それにより脊椎の伸長をなしていこうとする様子が伺えていた。

これは非常にいいことです。

このようにして得られた体幹力は、
知らず知らずのうちに体の疲労を蓄積する癖を軽減させてる。
以前より腰背部の負担は減少しているのは、
思い出してもらえれば、、、そう、いえば、、、、と思い当たるはずだ。

体の柔らかさが増した状態で踊りやすいコンディションを維持・促進できている。

体幹が動き出し、きっかけを得て手足に動きだしを起こすものだという気づき。
体幹を操作する感覚がない状態で手足が動いているようならば、
けっして優雅にも正確な動作だとも観客の目には映りません。
それが、ずいぶん違ってきているんですね。


まさに、彼女にしてみれば、バレエスタジオから足を遠のかせたのはキツイ経験だったと思いますが、
他ジャンルのダンスに触れるきっかけを得られたことで、
非常に貴重な経験を得られ、
喉から手が出るほど欲しい体幹力を発揮できるような体になった。

本当に、転んでもただでは起きない人と思いました。

すばらしい。
posted by スズキ at 03:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月30日

背中側を活かすことが理想状態で立つ要素のひとつ



ずーっと以前に、同種の内容を書かせていただいたことがあるのですが、
文章だけで述べてあっただけかもしれませんので、
イラストを入れてみました。

背中側を活かして立たねばならない!!.jpg

胴体をおへその高さで輪切りにすると、
腹部側は内臓ととても体を支えるための部材には成り得ない筋肉群。

背中側が脊柱という骨の柱と、それを四方から支える大腰筋と起立筋。
体を重力に対して自由に支えるヂカラを得るには、
背中側「脊柱と大腰筋&起立筋」が精力的に活躍せざるを得ない。
背中側の支え部位を植物的に体を支え続けようとする幹に例える。

この幹の下方の根が勢いよく地面に潜り込み、
幹になる脊柱が緊張せず伸びやかに上方へ効率よく伸び上がる。
それがとてもしなやかで周りの圧からの負担を軽減させますし、
立位の安定感を増すことになる。

ただ伸びやかに上方へという流れを勘違いして、
上に頭を単純に引き上げようとしていたのでは、
地面の根付きが台無しになるから工夫が必要。

ここではちょっとコツが必要になってくる。

十分に脊柱の並びのなかで軸を中に取りつつ、
起立筋や大腰筋で十分な筋肉の始動が必須だ。

疲れてしまっていたり背中の張りがある人は、
起立筋や大腰筋が硬化萎縮したり肥大したりしつつ、
左右の状態が変わってしまっていて均一ではない。
なかには大腰筋が使われず萎縮して量がなくなり
脊柱を支えるための部材としては活躍できません。

背中に勢いを持たせ、お腹側を虚に緩めるという『姿勢』のコツを誤解すると、
徐々に体全体の統一性を見失います。

そのようなときは腹部側の腹直筋や腹横筋等の、
腹式呼吸をする際に、柔軟性が必要不可欠な部分を異常な硬化を強いさせて、
ここで支えようとする習慣が付いているケースが多いように見受けられます。

それはすでに先に述べたような、
起立筋や大腰筋、それら背中側の筋肉群の理想状態から離れただけではなく、
腹部側の呼吸筋を硬化させて腹式呼吸を不能にさせる筋肉の使い方によって、
本人が気づかないうちに下丹田部分に意識的に重心を維持できない。

この状態で、身体操作をするのが慣れすぎているのならば、
そこから自らの力だけで理想状態へと引き返せることは困難なことが多い。

それは、、、
重力線にそぐわない立ち方をしていることが、
理想的な姿勢で暮らせている人の、
幾倍もの負担を自らに強いていることに気づかずにやり過ごしているからでしょう。
理想的な姿勢で暮らせている人が、
幾倍もの楽な状態で日々を送る事実に
実感が持てないからかもしれません。

背中が張って不快だと思えたとしても、
その不快さを齎す源がわからなければ、
局所的な問題としてしか発想しづらい。
「先生、腰がいたいから、痛いところを緩めて!」
というのが真っ先に起きることでしょう。
危機回避のため逃避行動を誘発する感情。
不安感から痛みの部分だけが見えてくる。

その気持は、よ〜くわかります。
私も、腰が痛くなったら、
真っ先にそこに意識がいきます。

ただそれではいつまでも、
その苦痛からは逃れられません。

その解決の一つの糸口が、
「私は、脊椎や起立筋や大腰筋が活かしきれていますか?」
という自問自答からはじめていくことも大事でしょう。

実際は起立筋や大腰筋の筋肉を感知できる人は少数で、
容易にその活かせているかどうかわからない人が多い。
ですが問題の起こりの源を把握してから、
健康知識を獲得し、身体への気づきを得たほうがいい。


私の場合は、
背中の使い方の未熟な点をチェックして改良しようとします。
これがなければ、
痛みや不快感という動きの改善方法を教えてくれている指導教官からの言葉を、
なんら耳を傾けることないこととなるでしょう。
そこから気づきをえなければ大損しています。

そして起立筋や大腰筋をどうやれば活性化していけるか実験。
筋肉の使い方を精査しつつコンディションを改善するのです。
このコンディションの改善には、
起立筋や大腰筋の左右差を消す意味もあります。
左右の筋肉の硬化度やしこりの出来具合に太さなどでしょう。
弱く細っているならば、日々のトレーニングが欠かせません。

私の場合ですが、そのコンディションのチェックには、
脊柱の立ち方を、最初自分の感覚器官からの情報は無視して、
ひたすら客観的に状態を観察し続けて見つめつつ、
全体像のアウトラインが固まってから、
身体の内部に意識を潜り込ませ内部感覚的に不具合を見つけて修正をかけていきます。

これはおそらく、
相応の柔軟な筋肉を備え、運動神経系や他感覚神経を動員できることや、
自分の身体像を内観できるようなことがそろわなければ難しいことかもしれません。



すでに相当な身体の硬化が先んじておられる方の場合は、
あまり参考にならないかもしれません。
それにすでに身体的な柔軟性があったとしても、
容易にやってのけることは難しいことでしょう。

本当は、速攻で役に立つんですよといいたいのですが、
浅薄な、スキルではないのが立ち姿の理想形ですから。

いずれ背中側を活かして使えるコンディションになった時、
記憶の隅から思い出していただけまいたら幸いです。
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posted by スズキ at 12:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月01日

デスクワークだって丹田部分に重心をキープしておこう!

長時間にわたるデスクワーク。

はじめは
ミスしてはいけない緊張感を維持していても、
3時間〜6時間もすれば、集中力も切れます。
姿勢も猫背になってしまうし、
ときには片肘をつくようにも。

理想的な姿勢で座ってくださいねとお願いしたとしても、
ものには限度がありますから。
心身ともにかなりつらいです。

長時間デスクワークによる姿勢変化S.jpg

たとえば、パソコンを使う作業では、
マウスを握りキーボードを操作する。

そのときに手先に意識が集中します。
正確に言えば指先という末端部です。

指先に意識が集まると、どうなるか?
次第に手先の末端が重くなっていく。
すると胴体全体が、手先の方に傾斜。

数時間後、
気づけば猫背になるわけです。


ここでの注意すべき点は?

姿勢維持でポイントになることは、
臍下丹田という臍下三寸に重心を置くこと。

座ったときの、座りの瞬間が大事です!
座った瞬間に、
丹田に意識を持っていくのです。

丹田の位置.jpg

お腹の中にある丹田の位置。

女性はわかりやすく、子宮のある位置が丹田だと思うようにしてくださいね。
そうすると、マークがしやすくなるでしょう。


中国の気功や武術を学ぶものには、
意守丹田(いしゅたんでん)という言葉を耳にしたことがあるでしょう。

意はイメージで、守るは保持するキープ力のような意味合いでしょう。
つまり丹田に意識をずっとキープして置くイメージを絶やさないでね、
ということです。

デスクワーク中に、マウスを握る手をどうやって制御して動かすか。
それも意守丹田(いしゅたんでん)をし続けるために、ひと工夫へ。


意守丹田イラスト.jpg

からくり人形に自分を置き換えたように意識してください。
丹田部分から指先まで力の伝わってゆくロープをイメージ。
そのロープを動かすには丹田をちょこちょこっと動かして、
遠隔操作で指先を動かせるのですよという条件付けをする。

そうすることで、指先を意識するのではなく、
丹田を意識し続けることができるようになり、
丹田を操作して手や足や頭や胴を動かすよう、
自分の体を工夫してコントロールするのです。

その技がちょこっとだけ使えるようになれば、
デスクワークの疲労も、半分ぐらいには低減。

それは姿勢の崩れを防ぎ、質のよい呼吸が維持できて、
仕事上のミスが大幅に改善できるため。
精神的にもそれは余裕を生む結果に。

丹田からの四肢末端までの遠隔操作の術が板につけば、
丹田という気のストック場所がいつも精気で満たされ、
疲労回復や美容やアンチエイジング、
それに武術だって強くなります。 ^-^


また施術者をする方々でも、丹田に重心がキープできていないと、
自身の骨格構造の歪みを生み、気を漏らして体を壊してしまいます。
だから気をつけましょうね。

自分の重心が丹田部分にあるかどうかは、
施術中の姿勢を思い出していただきます。
とりあえずはいつも以上にしっかりと
自分が骨格を整えたつもりの姿勢になり、
肩や背中を軽く押してもらうといいでしょう。
できれば前後左右斜めなど六方向から押して、
どちらからの押しからの力が弱いのかなどを
しっかりチェックして、対策を取るといいでしょう。

私も丹田に重心をキープするように心がけてから、
施術の成果が上がりました。
疲労も丹田にしっかり重心を保持していく意識を絶やさないようにした分だけ、
軽減しています。

手足や頭や胴体だって、いつも丹田からの遠隔操作の賜物で動かすのです。
それが私にとって、理想ですね。


なかなかずっと意守丹田のキープはできずに、
気を抜けば、でろっとした姿勢になるのですが、
自分の心身を守るためにしていきたいことには、
きっちりと対応していきたいと考えております。


posted by スズキ at 18:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月01日

体の前後へ取っ手の設置。地面に対して垂直であれ、そして水平であれ。

前後の中心軸を把持できている動きを意識していますか?

からだを動かす際に、
肩関節や股関節は、体の体側からカポッとはめこまれた臼状関節。
体側の意識は肩関節や股関節のはまりを正せばわかるはずです。

耳の真横に置かれいるときだけ、
なだらかに左右首筋が美しく伸びてくれる。
肩関節が前に行き過ぎてはよくありませんし、後ろ過ぎてもだめ。
肩の位置が前過ぎれば気づかぬ内に持ち上げていてムダな力を使う。
呼吸効率を悪化させている状態になります。

股関節も同様ですね。

ここまでは、
私どもでは普通に目で見えるところですからわかりいい。

それでは次に体の前後面を考えてみよう。
肩関節が肩を両側から挟み込んだように、
体の前後を挟み込むような補助線を描き出そう。
前後のポール.jpg
3本の前後の取っ手たち 正しい.jpg

私が考えるのは上図。

三本のポールが体を貫通する形で描かれている。

それぞれを持ち手とし、
そこからムーブメントを起こす。
たとえばわかりやすいから、
『回転』をさせてみることにしよう。


『胸骨柄と胸椎1・・・』
こちらの前後に手を軽く握るようにしてもらい、
あたかもポールが刺さっているところの柄を持つようにして、
回転をしてみよう。

すると容易に腕が軽々、首の乗せもよく回転してくれることがわかるだろう。
かなり素早い回転をすることもできるはずだ。
手を動かす際にこの部位の取っ手が前後に入り動き出せば、
利き手に引きずられることなく正確に手の延びを演出できるはずだ。



『心臓部(経穴では壇中)と胸椎6あたり・・・』
上例と同様にこちらの前後に手を軽く握るようにしてもらい、
あたかもポールが刺さっているところの柄を持つようにして、
回転をしてみよう。

胸を向ける方向を強力なトルクを得られつつ感じ取れるだろう。
胸骨柄と胸椎1とは違い、あまり早く回転はできずもたつくが、
パワーと肩関節と股関節の向きを両者が折衷して感じ取ってくれる。



最後に、
『恥骨上端と仙骨中央辺り・・・』
(注:本当は尾椎のほうに取っ手の正確なものがあるのですが、
そこを押さえると骨折等のダメージが及ぶようなことがあるといけないから、
わざと位置をずらしてしていしています。
体感が鋭い人は、それを感じ取れるでしょう)

こちらの前後に手を軽く握るようにしてもらい、
あたかもポールが刺さっているところの柄を持つようにして、
回転をしてみよう。

するとちょうどその部分に重心が落ち着いたかのようで、
体の胴体以上の上半身が虚になり、下腹部あたりが実、つまり充実してくるだろう。
そして股関節や膝関節、足関節など左右差のない様子で気持よく回転してくれるはずだ。
ここは足を容易に動かすための取っ手としても使える部分となる。


上記に挙げられた回転させた際の感覚は、ごく一部を抜き出したものです。
実際に試してやってみていただければありがたいところでしょう。


私が、すばらしいダンサーや武道家などの動きを見て感動する際には、
実際にこのような取っ手が、ライトサーベルのように力のベクトルとして存在を露わにして、
それに見とれてしまうのです。
私には施術をするものの目として、
他人の軸を見取る力は長けている。

すごいな〜。

そうでありたいと思いつつも、そうなるにはどれほど難しいことか!
自分でそれができていないし、
そうしようとすればするほど、
どんどん脳は混乱してしまう。

そこをムリにでも突っ張って、
がぁ〜ーっとそちらに行こうと押していくわけですが、
その際の反動のきついこと、きついこと。。。

たったこれだけの意識だけなのに失神するんじゃないかと思えたことも。

大幅に体の軸がずれている際には、それをこのような流れがいいと
矯正しようとしても現実離れして感覚的には遊離しているから。。。
さほどの、反動はこないですみます。
ぐらつかず、いつもの軸にすっと戻りますから。

でもある程度、方向性を見定められてくると、
あっちにいこうか、ここへもどろうかと、
そのグラつきは本当に心底きついところ。

おそらくそれが詰めなんでしょうね。


私がみる前後軸が右側に過ぎた右利きモードの方の場合。
次のように、私の目には写っていることがあります。

3本の前後の取っ手たち 右利き過ぎ.jpg

体を前後にパッケージする梱包の仕方、とらえどころがよくなければ、
どのように動けば楽か、どこに向かいたいのか、思うように正解がでてきません。
前後に伸ばした取っ手の部分も真っ直ぐな棒ではなくてときには曲がり、グニャリ。
そして水平に浮身をつけるという骨の効いた立ち居振る舞いをできていない状態に。
それに骨に当たる部分を前後で挟み込むのが鉄則ですが、
いつの間にか骨じゃないところを挟んでしまうことも。
力がそれではない。

もちろん体を回転させるときに、こちらに向けるのは楽だがコッチはきつい!とか、
全身を回転させるピルエットなどもブレがでてきてしまうと思います。
胸が十分にはれて前後の幅が作れていなければ、力強い回転もないでしょう。
恥骨上端と仙骨部分に中心を作らなければ、
こちらの足は上がるけど、こちらは難しい。
真ん中の正中線から動き出しが始まります。
そこ以外から動こうとすれば体を正確に中心から割って使うことができない。
それは息を詰まらせるような理想的な操作感を手放したものとなるでしょう。


ただ、、、困ったことに、私も意識を抜くと、このパターンに近づくし、
理想型にしようとすると、めちゃくちゃきつい。
だから座禅をするときに、理想型をさぐります。
木刀を振るときにも、そうします。
簡単な気功の型をするときもです。
いつもと違ったモードになるとき、
その際はきつく当たらずにいます。

体の常態化した姿勢から離れ、
動作を練ろうとしているときは、
新たな気づきをもとに変化を受け入れる受容的な脳が働くのでしょう。

そしていつか、この理想の体の型を全神経が受け入れて、
今までの状態からスイッチした時が楽しみなのです。
生きているうちに、それが訪れてほしいと願います。
気分、いいんだろうな。 ^-^)


地面に対して垂直であれ、そして水平であれ。

そんな幾何学的な美しさを身体内の所作により表現できていれば。

そのような設計通りに体を戻せば、
自分のつかまえどころが安定する。

そうやって生きてみたいものです。 ^-^
posted by スズキ at 16:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月23日

からだのなかの気の流れを練るレッスンを勧めたい気持ちがあるのですが。。。 

体に負担のかかる仕事、運動。
それらによる体に蓄積する筋疲労や筋を縮み続けさせるアイドリング状態。
そこから脱出するために、どのようなリセット法があるのだろうか。
それも日々、仕事や運動で疲れた体を自身で癒せることが大切です。

ここ数日、やはり施術をしてお客様に触れてみると改めて
「どうにか、ひとつの回答を出さなければ」という想いが。

選択肢は数々あります。
それぞれにあった包括できるエクササイズなど、
あってほしいものですがなかなか見当たらない。



そのようなおり、
昨日、太極拳で長年修練を積まれている方から、
陳式心意混元太极拳:馮志強老師のお話を聞かせていただきました。
SS様、多謝!

太極拳に詳しい方ならば、
日本にいくども来日なさったことがあるとのことで、
演舞を直接お目にかかられた方もおられるでしょう。


陳式太極拳の身を沈め著しい変化を表すイメージからは想像しづらいほど、
馮志強老師の自由闊達な套路は、流暢で流れるよう。


馮志強老師。
最初は生粋の陳式太極拳をしていたが、
中国気功の父と言われる胡耀貞に気功を習う。
そこで太極拳と気功の流れが一体となったような陳式心意混元太极拳という
太極拳ができあがったのでしょう。


http://youtu.be/u3A_0zCbYNM
Feng Zhiqiang Chen Taiji 馮志強 陳式太極拳

このような気の流れを大切にした動きを私ができるわけではありませんが、
やれたら楽しそうだなと、深く共感を覚えます。

私がこちらの映像を見だすと目が離せなくなり、
早々に術中にはまるかのように注視しています。


ちょっと見は、
手足の動きの滑らかさに感嘆するかもしれません。

その軽妙な手足の捌きは吹けば飛ぶ軽さではありません。
体幹部が目をみはるほど充実した状態が維持されています。
最初から最後まで。

生きた体幹部が手足の粘りつくような力強い動きを強烈に印象づけています。
表情豊かな手先足先が舞う様子の土台は、
常時集中し続けその強さは驚くほどです。

身体内部の深層から沸き立つ気の流れを感じて、
気を練り变化する様子がそこにあるのでしょう。

そのような舞に見えるから、目が離せなくなる。

事実、私の目には動きの残像と、次の動きとが、
同時に映像に映しだされているように見えます。
粘りつく動きで残像が生まれ、
強い気の流れの行き先が見え次の動きを感じる。

世の中にはすごい人がいるものですね。

Youtubeの映像を見ることで、
相当な情報量が詰まっています。
本当に勉強がはかどる時代です。



このような複雑な太極拳をいきなり舞うのは難しいです。

ですから簡単な気功の動作のようなものをとっかかりに、
少しずつ自分の内側の気の泉の源流を探り、
その流れるルートを整備していくといいでしょう。

気功は、好き嫌いがありますが、
私は、気に入っているエクササイズで、
表面上での動きだけを学ぶのではなく、
体内を行き交う気のルートを感じとり、
気の停滞箇所があればそれを解消する。

気の行き届かないところがあるから、
感覚器官が感知できない箇所ができ、
そこから代謝不足を呼び、
体の平衡感覚は鈍り、
筋肉の硬直が始まる。

そのような流れを体内で感じ取り、
修正作業をする際に利用している。

気血の流れを自分でモニターできて、
問題箇所があれば修正できれば理想。

そちらに関心が深い方の場合には、
私でもなにか大切なものを伝えられるのかもしれないなと思いました。

ただ、気功というと怪しげでという視線があり好き嫌いが別れるところだから。 
強くお客様に勧めるようなこともなくて。
わかりやすい肉体面の操作という別言語に訳して伝えるようにすることが多い。
すると動きの粘りや気の練り躍動する生命感が抜け落ちるような気がしてます。

なにかと難点がありますよね。  ^-^;
posted by スズキ at 17:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする