2022年09月26日

背中に手が回りづらくなったと感じたとき。太極拳でおこなわれている手の使い方の巧みさを、参考にしてみませんか?

シャツを脱ぐときに背中の方に手を持っていこうとします。
腕や肩や首になんら問題ないときには、何気ない動作です。

それがひとたび、腕が背中側に持っていくと、
イテテテテッ!と痛みが出てしまうとキツイ。。。
これがまた神経に来るような、
ビリビリ来たり、キーンとなったり、しびれる痛さ。


意外にいま、こんな痛みを感じる人が増えているようです。


基本的には腕の関節等の関節可動域が狭くなっているため、
その可動域を増やすようにすればいいわけです。
ですが実は手足は曲げ伸ばしという動作意外に、
糸をこよるようなねじる動作に長けた部位です。

以下にどのようなねじりをしてらせん形に手足を操作することができるかと、
陳式太極拳という太極拳流派の図譜を持っていてそちらから抜粋させていただきました。

人身纏絲図.png


固定静止点を設けて回転をえがく.png

らせん状に手や足を回転させる要点としてわすれてはならないのは、
中心や任意の点に一点、固定点して静止する点をつくることです。

それは台風が中心に無風状態の目を持つように、
静かな中心を設けられたときに回転力が成立し、
そこに円を描きまわり続ける力の発揮が起こります。

それとにたような操作で手足はらせんを描くようにして使うことができます。
中心に静止固定点を設けずにらせんっぽい操作をした場合、
そこには手の力が伸筋により得ることができずに非力のままですから、
力みがはいって当然という感じでカラダに負担がかかるような誤用です。
すると肩甲骨や腸骨部位に深く付着する筋が負担がかかるため、
せっかくらせんの手や足の操作をしても屈筋主導の手足の関節稼働を制限させる動きに終始してしまうでしょう。
それが行き過ぎれば、手が上がりづらくなるし、手が背中側に届きづらくなるかもしれません。


あまりそんなことを考えて手足を使うことはないぞといわれそうですね。

それにこんなことをしつこく教えてくれる先生も少ないと。
ですが、合気柔術の岡本眞師範のYouTube映像「岡本眞の合気柔術チャンネル」を観ると、
ある程度武道をなさっておられる方々には参考になるでしょう。
たとえば、岡本師範が手をつかまれたときにそういった力を使うようなときが見られます。
実際に技をかけてもらうと、動きには静と動が一体のときに、
チカラの作用が梃子のようになって現れると実体験できるときがあります。


らせんを描く手足の操作は伸筋と屈筋をうまく調和させることになります。
デスクワークが長くなると、屈筋が凝りが進んで伸筋を使う機会が減りますし、
手足の凝りが何度解いてもぬぐえないという方にも、練習をして動きを身につけられるといいかなと思います。




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2022年09月22日

筋肉の脱力をしていいときと、それをしたくてもできないとき。それは拮抗筋と中心軸の状態を観れば明らかです!

武術等を習うとき、
「脱力が大切!」とよく指導者から声をかけられます。

むだな筋肉の筋緊張があれば、緊張して筋肉が短縮しています。
そうであれば様々なデメリットがある。

たとえば、
右側が緊張し、左側が理想的な筋状態だとすれば。
緊張した筋肉は、筋肉の長さを調整するセンサーが正確に働けませんから、精密な動作ができない。

筋パワーの出力は、筋肉の伸張と収縮の差の量によりあらわされるため、
最初から筋肉が収縮していたら筋パワーの出力は大きくは取りだせない。
その場合、反射的に力みをいれた筋出力をしがちである。

筋肉と筋肉の隙間にある筋膜の中を気が通る経があります。
たとえば中国武術では内家拳(ないかけん)または内家と呼ばれる、太極拳・形意拳・八卦掌などは、チカラの発揮に気を重視します。
また合気道等の合気でも気をつなげるとかあわせるといった意識がありますよね。
それは筋肉に無駄な緊張があって気が末端までよく通っているからできることです。
(※)カラダの設定が整えられてきて脱力の質が向上してくるにしたがい、
気の通りがよくなったように感じられます。

ちなみに、
(※)カラダの設定が整えられてきて脱力の質が向上してくる
というのは、昨日、書いた図ですが下記の(a)図の状態に軸が立っていれば、
左右の拮抗して引き張りするロープを同じだけの大きさを持って緩めるなら軸は倒れません。
だから師匠が、もっと脱力して!といわれたらそれに即して筋の拮抗する左右両者の張りを脱力していけばいいのです。

拮抗するロープ.png



師匠に、もっと脱力して!と叫ばれても即、それに従えないときがあります。
(b)図のように左右の拮抗する筋に、一方は弛緩して一方だけで支えるという構造に陥ったときです。
この場合、先に軸を垂直に立てるべきです。
極度の緊張をわざと強いて傾斜の歯止めをしている伸びた筋は、
すでに脱力ができない状態に陥っているのがわかるでしょう。
無意識下で軸になる脊椎を極力垂直の状態でささえて、
自身の脊椎神経を守り、脊椎を立てることでの運動能力を守っています。
そうするために必要だから入れた筋緊張です。
そんな補完的な機能を、ムリに意識の力で抜こうとしても難しい。


そんな状態でも刺激を入れれば筋緊張の解除ができないわけではない。
たとえば大腰筋の上端の付け根にあたる胸椎10番あたりの両サイドをぐりぐりぐりっと、
刺激を入れていくと、左右の大腰筋は一時的に緩みます。
すると筋パワーも一時的に強めることもできるし、前屈等の柔軟性を増すこともできます。
ただしこれはわざと筋緊張をいれて身を守る機能を無理やりリセットして働かせなくしたやり方ですから、
このリセットをやりすぎれば、必ず手痛いぎっくり腰等のつけが回ってくるものです。
傾いた脊椎を放置したまま不用意に緩められては、さらに脊椎の傾斜が強くなるので。。

ですから、師匠に脱力が大事といわれて、その声に即、反射的に力みを抜いていいのは。
中心軸が垂直に立ち拮抗筋が左右そろっている人なのです。


軸が重力線に沿って立てられている状態なら、些細な力加減でそれは支えられる自立がしやすいものですから脱力が可能なんです。
軸が重力線から離れて傾斜していれば、それはすでに筋緊張し続ける筋の緊張がなくなれば虚脱したたるみ筋では自立できません。


実験として、胸の胸骨のなかほどにある「壇中」という経穴部分が人を動かしやすい点なので、こちらを押します。

(a)図の安定体で立てている人の壇中を押してみると、梃子でも動かない。
(b)図の状態で立っている人の壇中を押してみると、軽く押すだけでも容易にぐらつきます。


武術などをなさっている方で、実力が付きやすいタイプは『(a)図の安定体で立てている人』なんですね。
この安定体の度合いを、私の知っている方の合気柔術の流派では{身体づくりが進んだ}という表現で呼ぶのかもしれません。
技を修練を持って覚えることも大切ですが、その前提として(a)図の安定体で立てている人になるよう気を配ることも忘れてはならない。
という思想・哲学を持っておられるのでしょう。



また(a)図の安定体で立てている人となれば、血液を通す血管の詰まりも少なく、経絡の中を流れる気もスムースに循環できるので。
私には健康で長寿な方の姿勢であるようにお見受けいたします。


私は
(a)図の安定体を整えられた身体としての整体と呼び、
(b)図の軸が倒れたよこしまな状態と邪気の入り悪さができる状況下におかれているのだと考えます。

カラダの筋膜を整える理由も左右の拮抗筋の乱れを改善させる意味合いがあり、
体の使い方のノウハウを伝えようとするのも安定した体を定着していくヒントやきっかけになっていただければという思いがあります。

かくいう私自身も、いまだに邪体の状態を引きずって歩いてはいます。
ただ、日々、少しずつでもそれを拭うと決めてゴールへ目指して歩み続けています。
私が求めるゴールは高いから先は長いですが、
昨日までの工夫してつけてきた筋肉の凝りにありがとうと告げて、
これからも別のやり方でぜひ頼むよとお願いする日々です。



最後に余談ですが、ここからは私の私見です。
丹田を持って人体を観るというのは、
ざっくりした概要のとらえ方で、それはひとつずつ分析的に人体を分解して統合するときに思考しやすくするツールにもなります。
頭部を上丹田として、その中心を求めれば「脳下垂体」という、脳から下垂した小さなホルモン等を出す器官が中心。
胴体全体をひとつと統合して観れば、「腎臓」が中心。
胸郭部を中丹田とすれば「心臓の上端」当たりを中心。
骨盤内を下丹田とすれば、男性にはない臓器ですが「子宮」がが中心。

これらの位置取りを中心点に感じ取れて、それらを精妙に下から上へと重さの関係性を感じながら積み上げること。
それはざっくりとした(a)図の安定体を得るための第一段階の要件だと思っています。

ちなみに、上丹田で視床下部が自律神経系の親玉ということもあり中心だろうという方も、だいぶ多くおられるのですが、
個人的には腎臓とホルモンで結ばれる下垂体の関連性と相性と、
それにも増して下垂体の遊走できそうな組織の形態が上丹田の中心にふさわしいように感じられる次第です。
おそらくこれは少し変わった少数派な考えなので、こう考える人もいるんだなっていうことで、その意味で参考になれば幸いです。
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2022年08月30日

「下を向くんじゃねぇ〜!」 の私の考える補足:『だって、屈筋が緊張して伸筋がパフォーマンスが低下するんだぞ!』

Tverでアニメ、ハイキュー。

そちらを観ていてのワンシーン。

鵜飼コーチが、烏野選手が落ち込んだとき、
下を向くんじゃねぇ〜!!」と叫びました。

選手たちを鼓舞するための、一喝です。

でも、それだけなんでしょうか?

頚部が前傾して頭部がさらに前に下にと首折れ状になるとき。
カラダの前面にある前進を抑制するブレーキ筋をかためて支えにして、
身体が前傾する状態を耐えています。
頭部という非常に重い組織を頚部という細い筋で支える関係上、
頚部のみでカバーできないような呼吸力の低下や上部への重心の異常がでれば、
カラダのほぼ全体といえる前面の屈筋群が自動的に緊張して力みがはいります。

屈筋>といわれるカラダの前面の筋群が硬化委縮してカラダを置く方向づけ精度が大幅に鈍ります。
同時に背中側のエンジンを積んだ<伸筋>の力の発揮は半減以下にパフォーマンスが悪化しています。
バレーボールをしているときに頭部がうつむけば、いいプレーができなくなるんですね。




人は、ものごとに一点集中しようとすると下を向いてしまいがちです。


電車内でスマートフォンを観るときもそうですよね。
そのとき、頚部に何が起きているか。


想像できますよね。



解剖学を知っていれば、
頚部裏手にある<項靭帯>の支えが効かず、
首凝りに陥って頸動脈を圧迫し頭部への血行は悪化しています。
それを長年にわたり繰り返せば頚椎が器質的なずれといえるような状態異変から頚椎動脈(頚椎内部を通る動脈)にも、
血行が悪化するところまで、悪化の歩みが進むことになります。



頭部血管と項靭帯.png


それって生理的に起きている当然の状態です。

ですから施術をするときに、
お客様の頭部と頚部の立ち位置の様子を見て、
それから頚部内部の動脈への負荷を読みます。



たとえば、昨日、施術でお客様の歩き方をチェックさせていただいたとき。

ひさびさ、頭上にペットボトル。
置かせていただきました。


どういうことかというと、
人は歩きだしの2歩目くらいに、癖で地面のほうを見るという人が多いと気づいて、
それをお客様本人にも自覚を容易にしていただけるようにしたいので、です。


何気なく下を向いた瞬間。
まさにそのようなことをしたとき、身体を前進させるときのブレーキにしかならない屈筋に緊張が走らされて、
合理的な歩き方の邪魔をしているのです。

そのことに気づくかどうか。
大事なことです。
それを気づいてウォーキングをしたほうがいいにきまっており、
背中側の伸筋が収縮し伸長することで第二の心臓のポンプの役割を果たします。
そのことで動脈の血流が保てるのです。

人体の末端中の末端の毛細血管組織まで血流を送るには、
心臓が15個必要だといわれているんです。
だから背中側にある伸筋の動脈をミルキングアクションする力は、
14個分の血流をうながすポンプの役割。

それが下をむいて頭部をうつむかせると背中側の筋肉群伸筋が力発揮のペースが減じられていき、
14個分の血流をうながすポンプの役割が果たせていません。
血流促進の阻害要因が不用意に下を向くということなのです。



なので。

頭部にペットボトルを乗せて歩く練習をすると。
歩くときに2歩目に下を向く癖があれば、ペットボトルが頭上から落ちます。
そうならないよう、意識を保つための補助具としてペットボトルが使えるんですね。


だから歩き方を学び始めるというきっかけを得たとき。
何度でもそれを挑戦することもできるのですが、
いっとうさいしょに、ペットボトルを頭に乗せて、そのペットボトルを上に押し上げる反力で自身の首を伸長させる術をもって進むよう、
身にしみこませていくとよいでしょう。
運動神経系の学習は、無意図的に動いていては、何度繰り返し動作をしても身につきません。



単純に頭にペットボトルを乗せるだけなら誰だってできるでしょう。

頭にペットボトル1.png


でも頭に乗せたまま歩くとなると、意外にむずかしい。
カラダの軸の乱れからくるブレ、動きの偏り癖がわずかでもあれば容赦なくペットボトルが落ちてしまう。


頭にペットボトル3.png


ちなみに、私が施術をするとき。
そのときも患部を観ようとして下を向かざるをえないときがあります。
手元を患部に近づけている場面を観ようとしてしまう。。。
手元を肉眼の眼で見ずに、手で触れて気の発せられる情報を読めるようになると、
身を崩さずにやっていける施術者になれます。
なおかつ、これができるようになると技術力が飛躍します。。。でも、やってみると慣れないと非常に難しかったりもするわけですが。。。

自身の身体を操ることができているかどうか。決定的な施術力の良否になってそれは跳ね返ってきます。

うまくなりたいから何十時間練習しても、何千かい同じ手技を繰り返しても、
下を向くものの手技は観察力がお取り体を操る力も劣ります。
本人的にはそれが気づきづらいわけですが、
周りにいい指導者がいれば、そこは容赦なく注意を喚起します。
結果、意図したとおりの精度が乱れて効きが悪くならないよう、頑張れる人になるのです。

それを知っているため、私は施術をなさる先生の首の様子を目ざとくチェックしています。
どれだけ手技を知っていても理論をご存知でも、その先生の身体状況以上の回復が患者にあたえられることはないので。


だって施術者の手技は、身体を磨いて雑になって動きの汚れを落としていけば、効きが確かに上がる。
なぜならそうした身体内部の追求をしていく観察眼は、生の人体内部を質感をもって理解を深めます。
こうした理解は本にも書かれていませんし、他の先生から教えていただいてわかるような質のものでもありません。
それでいて、おおかたの人のカラダ内部の状態と共通項が見出せるところでもあります。
この見識が最大限、お客様の施術を組み立てるときに役立つのです。
これは筋膜リリースの場合は、ということではありますが。
でも他の手技療法でも、そういうことはいえていることもあるのかもしれません。
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2022年08月20日

らせんの動きを生活の中に取り入れることの大事さ

個人的な話ですが、
洗濯槽と脱水槽の二層式洗濯機。
こちらの脱水槽が壊れました。
すでに保証期間は過ぎている。

夏の間だけ人力で洗濯物をしぼっていこう。
そう考えてやってってます。

洗濯槽が壊れたら、あきらめてすぐに買い替えたいところですが、
冬物は絞るのも大変すぎでしょうからムリ。
だが夏物はどうにかいけるのではないかと。



中国武術では『纏絲勁 (てんしけい)』という脱力伸長してねじるらせん動作で力を取り出す発力のしかたがあります。
これを自在に使いこなすことで爆発的な打撃が手に入るのです。

筋肉を最初はゆるゆるにゆるめてのばすというのは詰まった関節部もゆるめて引き延ばすということ。
関節(手首関節・肘関節・肩関節など)の向く面が通常の位置とは変化するかもしれません。
そのモードに入ってから腕に関する背部筋を巻き取るようにらせんに動かしていきます。


洗いたての洗濯物から水をしぼるという目的をもっていれば、
このトレーニングにいいでしょう。
やってみて数週間。
背中の肩甲骨裏手当たりの筋がよく使われ、
棘上筋、棘下筋当たりがパンパンになってきます。
そして二の腕の力こぶが出るところの裏手の筋肉、
振袖のような柔らかさが気になるような筋も育ちますね。
広背筋が張ってくるかと思いきや、腕の伸筋群で絞っているようです。

生活するに際して、最近、あまり腕の伸筋群をらせんの動きで使えてなかったんだということが、改めてわかりました。

同時に、面白いなと思ったのが、右手の力こぶが出るところの筋肉(上腕二頭筋)がぴくぴくと微痙攣が起きて柔らかさが増しました。
そして右手側の胸と腕の付け根の部位のつなぎが詰まって感じられだしたため、
少しこの部位をリリースできるよう点圧を持って切り離しをはかりました。

すると。。。

右肩から腕が、ずるずるずつっと、体感では3センチくらい肩の骨から上腕骨が伸びていったような感覚がありました。
不思議な感覚でした。
いつもの右利きで右肩が少し持ち上がる状態を固定していた状態を、最近、微調整で左右の肩の平行性を整えるようにしていた素地があって、
そのおかげもあったのだろうと思います。
右肩の上腕二頭筋側の三角筋を含めた筋群が、想像以上に筋膜組織が内部の奥まで詰まり委縮した状態であったのでしょう。
右肩の裏手にある脇下の筋に、いままで気づかなかったボール状の凝り部分が頭を出してきました。
これ、見つかることがいままでなかったもので、出てきてくれてありがとう〜です。

腕のらせんの動きを先行させて鍛えていたため、この感じにたどり着けたのだと思います。


二層式洗濯機の脱水槽。

壊れてしまったときは面倒だ〜と思ったものの、
昔はたらいに洗濯板だったんですよね。
そのときは使っていた筋肉を使わなくなった。

そしてパソコン等のデスクワークでは伸筋を作動させて骨の位置を正す操作となるらせんの動きをするのは皆無です。

快適な身体バランスを得るには背部筋を活かしたらせんの動き(しぼる動き)を積極的にやっていくことも大事です。
日常生活でらせんの動きを取り入れず、屈筋群の、身体が閉じて詰まって自然な呼吸がしづらくなるんですね。
猫背や体の左右のゆがみが取れづらいのも、のびやかな伸長をさせてからのらせんのねじりモーメントを活かす動作。
これをやらないで猫背矯正を整体院で外圧をかけられてリリースを受けただけでは、必ず猫背が元通りになるのです。



余談ですが、衣替えをするときに洗濯機は買い替える予定です。
夏服でバテてるもので、冬服をしぼるのはムリだと感じました。
ただらせんの動きの大事さは痛感したので、
今後、日頃のトレーニングに積極的に取り入れようと思います。
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2022年08月11日

身体づくりのできた人の安定体崩すのは、私には無理でした。 ^-^; いやぁ、、、おどろいたです。

先だっての施術で、
しんそこ驚いたことがありました。

以前、ブログで書かせていただきました、

身体づくりに取り組むことこそ、ボディワイズの描く理想の社会像(目黒不動尊の福珠稲荷前で)
http://bodywise-note.seesaa.net/article/490270558.html



こちらで紹介した身体づくりは、ざっくりした内容でしか紹介しておりませんが、
施術をお受けいただくお客様に対しては、
ステップバイステップの階段を上に進む形でもう少しわかりやすく詳しい内容をお伝えすることがあります。

そのときのこと。

「身体づくりは、微差を埋める繊細さを読み取る息遣いで自分を制御することだ」という内容を、
人体の部位をいくつかに分けて微修正をかける要領をお伝えしました。
じつはこれは、他のお客様にはまだお伝えしていないことです。

それは、、、コロナ禍の影響のなかでも、
「鈴木君のところは電車ですぐだから」といって、
アフターフォローの施術から現在まで通い続けていただいておりました。
(多謝!!ありがとうございます!)
そしてアスリートではないのでしょうが、
筋感覚や身体をどう操作するかという操作の勘所を的確にとらえることができておられます。

「数ミリの微差変位を感じてそれを埋めると、反動がすごいから、参考にだけ説明を聞いてね」と前置きをしつつ、
身体づくりの微差変位を埋める操作の大切さと、実際にお客様の場合、どのようにそれをなせばいいかをお伝えしました。

複数の微差変位を埋めるよう指導されると、多くの方は、ひとつの部位の位置を決めても、次の別の部位の位置を動かすと先に決めたものが狂う。
それが繰り返されて、まだまだうまくパフォーマンスが底から発揮できるものではない状態になる。
だが、それでも胸の胸骨のこの一点を押されると、重心安定ができてなければカンタンに崩される点を推すと、
それでも先ほどの通常のその方が立った時にはへにゃと崩されたものが、なかなか崩されにくい状態にはなる。

その変化は、圧をかけて胸骨の一点を押して崩そうとする私にも崩しづらさからわかるし、
圧をかけられるものも「あれっ?なんだか安定してるぞ!」と体験を通して理解できます。

そして、私はこれ以上の力をかけてしまえば重心が崩れて倒れるという直前で止めるので、
お客様には、確かに身体づくりの要領が身に付けば身体が安定するんだという印象付けができるのです。
それはある意味、申し稽古のようなもので、お客様の中の潜在している可能性を引き出せることが目的。


ですが、せんだってのこと。
そのお客様が身体づくりの流れの微調整をなされた後、
お客様の胸骨の「ここを押したら大の男でも簡単に崩せるという要点」に触れて圧をかけました。


ここからは、私の心の声です。

「確かに、しっかり重心が安定している。

 それじゃ、もうちょい、圧をかけてみよう、、、

 あれ? 安定しっぱなしで、私の圧が負けてる、、、?

 それじゃ、もうちょい、圧をかけてみよう、、、

 この圧は、私の体重を私の手の骨を通して移動させて20キロの重みを一点に配る圧。
 そんな圧だから、ある程度、合気柔術をなさっておられる方も、揺らぐはずだ。
 (私自身、大人げないと思いつつも、壁に負けて焦りだしています)

 あれ? 安定しっぱなしで、私の圧が負けてる、、、?
 な、なんで、ですか?

 お客様は、普通に話をしている。。。」


そこで感じたこと。


人間って、すごい。


重心の安定がはかられた状態では、
気血の流れ、津液の流れがもっともスムースになる。
それは脊椎のような中心にある大黒柱が、呼吸により下方へと上方へとのびやかに伸長収縮をする。

たとえば、
ぞうきんを絞るとき。

以前は私は濡れたぞうきんの端と端を持って、とにかくねじっていた。
だがそれでは絞ったときの水の切れが悪いことに思案していたのです。
すると、いったんぞうきんの端と端をピーンと引き延ばした状態にしてからねじるときに、
先ほどの倍以上の水が楽々滴ることでしぼり作業が格段に効率が良くなることに気づいたことがある。

これは、私が施術をするときにも筋を伸長させることで、内部の停滞した液を数倍も効率よく流れを創ることができることに気づく元になった。

(身長が脊柱の部分狭窄等によりショートしだした方は、
 多かれ少なかれ、循環器やリンパの流れの問題が内部に現れていることがほとんどです。
 そうなったなと思える方は、注意深く現状を観察していただければ幸いです。)


そして実はこのお客様は、指示の理解の咀嚼力と身体操作の技術と身体感覚のよさから、
理想の脊椎の大黒柱の上下の伸長収縮がなされた瞬間があって、
こうなったときに体液の流動の停滞部が大幅改善されることで、
内部的な血や津液が停滞部位にいつく元が消えていく。




そうなると、私がそこで手を触れてどこに向けて圧をかければ崩せるかが、
まったくもって想像がつかない状態に陥ります。


まだこちらのお客様は胸椎や腰椎で詰まりがあって、この圧勝のパフォーマンス。。。


合気柔術をなさっておられた方だって、
私が脇を絞めて呼吸を読んで、胸骨に手先を当てているが意識は胸椎11番に圧をねじ入れれば、
ぞうさもなく崩せたのに、、、。
まったく、かなわない。だめ、、、じゃん。


あーあ、負けたな。これは、、、と、くらっとしました。^-^; 
私のお客様の胸骨を必死に押す中指が痛々しくぷるぷる震えがとまらないのです。

私は表情に動揺が出ないタイプなのでお客様は気づかなかったと思いますが、
かなり狐に騙されたかのようなことでした。




私自身、実はこのときのお客様から希望をいただきました。
そのおかげで、また自分自身に変異の微差を埋める操作をするように取り組んでいます。

私の場合、これをすると、必ず便秘や下痢のひどい症状が現れてしまう。
下部腰椎のずれが正常に移動されるように強制しているわけですが、
いままでのずれていた自分のそこの起き続けた位置から離れたとき。
そしてそれが微差を埋める微調整であればあるほど。
そしてそこいイメージを描く力が同時進行で歩んだときに、
やっぱり今回も、地味にそこに苦しむことになっているのです。
あとは背中がバリバリになって、緊張がひどいような錯覚を感じた。
それは凝ったためではない。
やわらいだときの麻痺部分からの異常を聞ける状態に移ったときの苦しみです。
実際のところ、筋肉が硬化して苦しむときの苦しみは耐えることはたやすいが、
やわらぎが進んで内部の筋の炎症が顔を出したときの苦しみは耐えがたい。


筋硬化が進むと苦しいんじゃないのかと思われるかもしれませんが、
筋肉の硬化が深部に届けば血行不良の進行で、虚血状態が現れます。
そうした虚血からは痛覚神経を働かせることができなくなるため、
苦痛を感じていた部位が麻痺をし始めるのです。
自らがその苦痛に麻酔を打つからです。



ですがやわらいだときの麻痺が進んだ時は、そうしたマヒが起きることがなく、
さらに麻痺していた痛覚神経が覚醒していく。
心の根っこを削るほどの痛みは、元あるカラダの状態に回帰するときにでます。
そこが癒えるまでのレベルまで微差を埋める微調整をして、乗り切るしかない。
またはその苦痛に負けて、元の変位に帰るか。



情けない私ですが、苦痛に負けて元の変位に戻したことが3〜4回はあります。
まじめに心を折るほどの苦痛だったからです。
私は腎や肺に幼少期から器質的なネガティブなものをもって生まれてきたため、
そこにまで改善への手を出すようなそぶりをみせたときは、
容赦ない苦痛が内側から満ち出てきます。
そして数日、息も絶え絶えで寝込み、計画は途絶えたのです。


そういった失敗談を持つ私ですから、
こちらのお客様には、その私の体験があって、
そういった苦痛や不安がわきおこるところがあって、
参考までにこういったことがあるのですと紹介だけさせていただいたのです。
こちらのお客様も私が微差を埋める微調整を手助けさせていただけなければ、
今回の状態は再現できないと思うので。
「へぇ〜。こういうのってあるんですね」と
自分の体の底に眠る可能性を紹介されたと感じ取っていただけたことでしょう。
それでも客観的に観て、
「なんか、不思議なのよね〜」という体験がでてきたとうのも、
おもしろいもんですよね〜。



そして私が感じたのは。

このような安定体になれた身体づくりのできた者が、施術を提供できたなら。。。
どうなるのだろうか。


そのようなあこがれを感じることができました。





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2022年05月27日

out of control な 手がつけられない筋の裏側に隠れた存在にスポットライトをあてていこう


合気柔術の道場にて稽古をなさっておられる方と、
メールのやり取りをさせていただいているなかで。


通常、先手必勝という言葉があるように、
先に手を出したほうが相手へ得意技を繰り出せるから勝てるのだという考えがあります。

ですが合気道や合気柔術では、
「後の先」という攻防の流れがあります。

「後の先」とは、相手が先に攻撃に出た切っ先を受け、後から攻めたはずのこちらが優位に立つことをいいます。


>「自分と相手のどちらがコントロールできる状態にあるか」のような感覚があって、
> 自分が勝っている状態(コントロールできる状態)でないと技が成立しません>

この場合、コントロールは2つの要素が入ります。

対相手というコントロールと、
対自分というコントロールです。

そして特に{自分が自身をコントロールできている状態}が「後の先」を成り立たせるのだといいます。
そうした状態が相手以上に深みが増した安定を誇ることがあってこそ、それが技と転じるとのことです。


合気柔術について関心のない方には、
かえって難しそうなたとえになり申し訳ありません。
ここでわかっていただければと願った点は、
「対自分をコントロールできている状態」ほど大事なものはないんだということです。

たとえば、
相手がどんなに筋力に優れたパンチ力があっても、
そのものが自身のコントロールを見失う隙があれば、
対自分のコントロールを徹底しているものにはその隙が穴として容赦なく見透かされてしまう。
つまり対相手をコントロールする前に、対自分のコントロールができたものであることが勝負。


この自分の心身をコントロール、制御するという要素は多岐にわたっているのですが、
先日、筋紡錘とゴルジ腱器官についてお話をさせていただきましたので、
そこを中心としてみていければと考えております。



人は寝ているときに、足の筋肉の筋緊張をさせても無駄な労力を割くだけで利益などないため、
脳神経から、足の筋肉は緩めよ!という明確な命令が送り出されています。
それに呼応して足の筋肉がゆるゆるっと緩まればコントロールできている。
それでOKです。

ですが「筋肉の凝りがあって・・・」という状態が継続することがあります。
脳神経が矢継ぎ早に送り続ける足の筋は緩んでよしというメッセージが、足本体にまで届いていないんです。
または届いていたとして足の筋膜組織の状態が悪化して呼応することができない状態にいるわけです。

この後者の脚へいくら脳からの弛緩せよという命令が来たとしても、
筋膜等の膜組織などが癒着が進んだ状態では、
癒着した筋膜や腱、靭帯、骨膜、内臓の外壁などを、
筋膜リリース等の積極的なアプローチで改善させなければ話は進まないのです。
そうした状態につきましては別の回でお話をさせていただきますとして。

シンプルに
筋膜の癒着等は浅い程度だが脳神経が矢継ぎ早に送り続ける足の筋は緩んでよしというメッセージが、足本体に届かずは弛緩できていないとき。

別の言い方をすれば、
「自分の筋肉の長さ(トヌースといいます)がどれくらいだという情報がはかるセンサーが効かず、
 脳から緩めと命令が来ても「緩んでるかどうかわからないから反応しない」という選択をとります。
 結果、筋緊張しっぱなし」

そのものの筋膜組織は線維化が進んだ変異は癒えている状態だから、
前出の癒着状態が多く体内に散見されているような状態ではないが、
日頃の精神的なストレスや肉体の酷使によるストレスの蓄積が押すとき。

前回申した、筋紡錘とゴルジ腱器官という筋肉の長さを測定し緊張の度合いを検知するセンサーに誤作動がしょうじ、
その筋肉の長さを把握して脳に伝え、脳から筋弛緩させて筋の長さを伸長させるような命令に対処できなくなります。


英語で言えば、

out of control. 手がつけられない, 手のつけられない, 制御不能, 収拾がつかない,

という状態ですね。




このようなとき、対処法はいくつかあります。

たとえば自律訓練法では、身体の各部位に意識のスポットライトを向けて、その部位へ多くの気血を通します。
それにより血が虚した状態に陥ったため筋紡錘とゴルジ腱器官が作動が低下した状態から抜け出すことができるときがあります。

フェルデンクライスメソッド等では、このボディスキャンという呼び名で、体の各部に照明を当てて状態や状況を観察していくやり方はよく摂られており、
まさに、すでに筋膜の膜状が筋膜リリース等でしっかり奥の層まで整えられた者には、
ボディスキャンを徹底して全身に意識の目を向けることが大きな体調改善へのステップへつながることがあります。

人間の特性として、たとえば、ひとつ、ふたつ、身体の痛みや張りがしんどいところがでてくると、
その部位ばかりにスポットライトを当てて、痛みをかえって必要以上に増長させてしまうことがあります。
そのまま本能のまま焦った気持ちでおれば、さらにその不調の場に気が向いて、痛みが増す悪循環に陥るのです。

姿勢や運動上で起きた痛みの炎症か所。
強い炎症が出ている箇所だがそこばかり使っている気はしないというとき。
その痛みが出ている患部は、本来、すべきではない苦手な仕事を無理強いされて壊れた傷ついたということです。
そういった筋の裏手にある拮抗筋が、本来はその動作をパワフルに対処できて得意としていたが、そちらを使っていない。
そうした筋肉の仕事のさせ方の誤用という状態に陥っている。


これが多く、私たちを苦しめている要因です。


筋操作のミスが入り込んだ運動神経系のプログラムを持ってしまったため、
自らの筋を痛める使い方を繰り返すため手に負えない状態に陥ったというわけです。

たとえばボディスキャンをもちいて自ら体内の各所隅々における部位の筋紡錘とゴルジ腱器官のセンサーの能力を取り戻す。
そのように、ひとり静かに自身の身体に語り掛ける時間をたのしむこと。

「瞑想」とは、ただ黙して座すのみにあらず。
こころとからだのすべての状態をつぶさに触れ、すべてをあからさまにわかった状態に置くことをいいます。

ゆえにボディスキャンとは体への瞑想ともいえる、気づきを深め洞察する業のようなものです。
これをしてゆく過程で、いままで見えずにいた体の部位の状態がわかりだしたとき、
その部位もコントロール可能な状態にできたたということです。

対自分でコントロールできるようになるというやり方のひとつとして、
特に筋膜リリース等でしっかり筋膜組織の状態がいったん深層まで解けた状態となった方はぜひ取り組んでほしいと切望いたします。


自身の筋肉に対して「 out of control. 」という状態個所を、
日々、少しずつ削っていき、コントロールが効く状態に持ち込んでください。


ちなみにボディスキャン関係の本として、
感情の観察も示唆したボディスキャン瞑想のような本や
MBSR(マインドフルネスストレス低減法)のようなものにも同種の詳細な解説があります。
私にはフェルデンクライスメソッドのATMというセッションがなじみがあります。
フェルデンクライスメソッドの解説された本にボディスキャンについて詳説されるものもあります。
関心あらば、ぜひ、書店にでかけてチェックしていただくか、
またはYouTube動画等に関連がないか探してみてください。

あと洋書では

のような、ワークブック形式になって本に自分がボディスキャンした状態を書き込むことで、
気づきが流れて消えないようにするテキストが多数出版されています
ね。
なんとなくするボディスキャンより、丁寧に日記をつけるような感覚でボディスキャンに取り組むことで、
自身の身体の状態の気づきが増していく。
結果的に豊かな体との付き合いが手に入ることでしょう。
ボディスキャン日記を、ノートやパソコンにつけることは私からもお勧めいたします。
posted by スズキ at 17:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月20日

スタビリティ(安定性)とモビリティ(可動性)



身体操作の要諦は?

そう問われれば、
「スタビリティ(安定性)とモビリティ(可動性)が同時にその動作に含まれていること」だと答えるでしょう。

スタビリティ、安定性とは「重力で得られるバランスがとれた状態」のことをいいます。
モビリティ、可動性とは「重力に逆らってアンバランス状態を作り出した状態」です。

バランスが取れた状態とは、支持力を得てつり合いを持った状態のことともいえるでしょうか?
支持は骨や骨格筋に限らず多くの身体的パーツがかかわってくるでしょう。



太極拳でもダンスでもウォーキングでも、
全身的に協調したバランスが取れているカラダの安静部分を作り置き、
一部の身体パーツを不調和に転じさせアンバランスさから動きという活動を作り出していく。
ただそれは時として逆のことがいえるときもあり、
重力に吊りあわないアンバランスな活動状態のなかに、重力に吊りあったバランスが取れた静的な部位を置くというときもあります。

どちらも見方次第では同じことをいっていますが、
意識の置いたところの違いにより安定と活動の押し出しのバランスが異なってくるでしょう。

動的な可動性をあらわすモビリティ状態を実践中は、ともするとモビリティに意識を奪われてスタビリティ(安定性)がそっちのけになるが、
そのような動きは{死に体}とかいわれるような、意図的な動作・操作がかなわない{生きていない動き}です。
身体を軸として支える部位の安定性が失われた動作をすれば「動作が流れてる」といわれるでしょう。
それは視る人が見ればわかります。






合気柔術をなさっておられる方がメールで、
まさにこのスタビリティとモビリティの共存する操作を修練中という話をお伺いしました。

身体の内部を通る重力線ととらえるか、
身体のパーツを下段からひとつずつ積み上げると思ってみるのか。
可動性を意識すると安定性を見失い、
安定性を見すぎると可動性がぎこちなく起きる。

こちらの合気柔術をなさっておられる方は、頭部に物を乗せて落とさないといった
身体の各部位が重力につり合いがとれた状態が首や頭部で見て取ることができて、
そうした者たちを見つけては粋に輝いていると語っておられる鋭い感性でモノをみておられるので。

技中のスタビリティとモビリティの優先順などの設定や部分上の配分などにおいて、
きっちりクレバーな計算をしていかれそうです。



ただ私にとってはスタビリティとモビリティ、特にまん丸のなかの点の描画のようなスタビリティのデザインが難しくて。
言葉で言うのはたやすいことで、身体でおこなうのは至難の業で。
正直に言って、気を抜けばぼろがとめどもなく出てきてしまいます。
施術中に安定性と可動性を施術者が体現できればいい施術になるのだとわかっているのですが、
いまだに可動性・モビリティに意識が持ってかれて動きの統合が破綻していることがしょっちゅうです。
真剣にどうにかここは身に納めなければと感じて練習することで、少しずつ発見できるものが上乗せされるのですが、
自身の身体を立体化した体をつねにぶれずに持ち続ける難しさにあえいでいるこのごろです。
(お客様の体を観るときは常にスケルトンで立体化を脳内で描く習慣があるのですが、自分の身になると、身体の前面の意識が強すぎて。。
そちらに持ってかれてしまうため、ことさらに手を腹部と腰部に当てて厚みを手作業で確認しなければうまくいきません)
思慮は未熟ながらもわかってるところもある。だがそのわかっているところさえも体がうまくついてきてくれないもどかしさ。。。
私はひとりで自室で稽古をするものの、ひとり稽古の限界を感じざるを得ません。
今日この頃です。





最後に余談ですが、日本古典の能楽の能の舞も、
個人的な見方で恐縮ですが、
きっちりとスタビリティとモビリティが、これほど見事に表現なさっておられ全面にそれが映る芸能は少ないように感じました。
バランスを取り協働し、コアの筋組織がそこに命を吹き込む。

身体の細部に至るまで、きれいにそれぞれのその姿勢上の役割が感じられておられるようです。
まさに重力との釣り合いを大事に感じ続ける素地が修練で体得されておられ、それをもって舞うような、
私どもの一般の者たちとは異なる質の身体の道を通られているように感じます。

抗重力筋(姿勢筋)や骨格で正しくバランスがとれているときほど、無駄な筋の力みは脱力がかなえられ、
繊細な身体の操作も、そして硬さでささえる組織が生きたおかげで他の流動性ある液の流れは順調となり、
生命エネルギーの力は高まって外に気が放たれ広がりがみえていきます。
posted by スズキ at 10:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月09日

主導筋の動き出し前に、ぜったい、しておくべき操作とは?

孤立した筋肉は、ほとんど見当たりません。
多くの筋肉は、直接動かす方向の動きをだす主導筋と、その主導筋の骨を挟んで裏手にある拮抗筋がセットになっている。

その主導筋と拮抗する拮抗筋がどのような動きのルールをもっているのでしょうか?





母の介護の後のこと。
私は、一度こっぴどい五十肩を患ったことがあります。
きびしい神経に刺さる痛みで、涙が出ました。
右手が肩より高くまったく挙げられませんでした。

傷ついたサルが温泉にじっと浸かって湯治をするかのように、
遠赤外線ドーム型サウナとベン石のホットストーンの力で、
ぐったりしつつ治した記憶があります。



同様に、肩の痛みを覚える方もおられると思います。
他人には、五十肩でイタタタタっといって苦悶されても、
外見上は包帯を巻いているわけでもなく、痛さがことのほか伝わりづらいのが切ない。。。


五十肩の場合、
基本、その症状が出た側の起立筋の深層筋まで至る癒着が見受けられます。
こちらが本体ですから、こちらの状態が根深い芯に至ったなら解くのも一苦労です。
通常は、起立筋の深層筋部分の癒着が腎臓のある高さの位置にひとつ深く潜った凝りが形成されることが多く、
同時に肩甲骨の周囲の筋肉(棘上筋・棘下筋、肩甲挙筋、菱形筋、そして最重点が肩甲下筋)とその近辺の起立筋の後屈をともなった硬化が出てきます。
こちらの体幹の異常な委縮という脊椎間を通る神経にも影響する身体上の危機が起きているサイン。
なので、ここを丁寧に解いていくことがファーストステップ。


五十肩が出ている側の肩甲骨の可動域が悪化しているのですが、よく観察していただければ、
同様に患部を持った側の肩のある側の腸骨が動けなくなっていることもよくみられる現象です。
この場合、胴体の基底部である骨盤の仙腸関節のずれが先行して頭骨(後頭骨部)を変位させて、
第一頸椎がずれと関係して胸鎖乳突筋および斜角筋の張りが強まり、その影響も五十肩に載せられ付加しているので。
そうなると、こちらのリリースがファーストステップ前のプレステップといえるかもしれません。


つまり体幹部の委縮が胴体との接合部の肩という腕との接合部に出てしまったということが、
五十肩、四十肩等では見られるケースが多いようです。
その意味で、この症状が出ているときには脊椎全体の詰まりが内部に隠れていることが多く、
肩の痛みはきついんですが、そこ以上に速やかに対処していかなければならないのがこちら。

体幹部の委縮は進行し続けていくようであれば、
胸郭部(肋骨、肋軟骨、胸骨、胸椎などで囲まれた鳥かご状の部位)が動きが狭められて、
その内側に入る心臓や肺などの臓器に対して圧迫等の負担を強いるなどの状態がでてきます。
これによる心臓の動きの低下が与える循環器の問題や、
呼吸筋の活動を妨げる肺の動きの低下が与える呼吸の問題は、
大きな健康上のストレスを強いていくことになるでしょう。
こちらのほうも結果がやがてあらわれてきますから、
注意してみていく必要があります。

それに、これらの体幹部の根幹からきた五十肩は、
こちらの体幹の委縮が内在している間は、
いくら肩だけを対処療法的にケアしても症状は再燃していきます。

ちなみに一度五十肩を患った後に、それが二度と出なくなるということのしくみとして考えられるのは、
痛みが出にくくなるような今までとは違う筋肉を利用して動かすという技を見出したおかげで、
同じところの痛みが出なくなったということがあるのです。

ですが実際は肩関節の直下にある腋下の凝りを診れば、
比較的大きなスーパーボール大の筋が幾筋も錯綜して癒着が進んでいるものを見つけ出すことは容易です。
つまり、症状が出なくなったとか症状が軽減したということは主導筋を変更して痛みを感じにくい使い方を学習した結果、
ありえるのですが、、、。
そのスーパーボール大の筋の凝りがある部位に接したところに腕の神経と動脈が通っております関係上、
それら神経という電気ケーブルと動脈という管を圧して機能発揮させるときに思わしくない状態がある。
なので、五十肩になったときには、可能であれば整形外科、または見識の深い整骨院や鍼灸院などに一度お世話になるほうがいいでしょう。

それにより自身では気づけなかった貴重な現状を教えていただけると思います。


五十肩も放置しすぎると、肩甲骨と肋骨の間いある肩甲下筋の癒着が進みます。
こちらが進むと肩甲骨の骨膜と肋骨の骨膜が触れ合わんばかりという位置に近接し、
リリースが痛みがひどくなりすぎて復活がなかなかしづらいことになっていきます。
私の所ではそこを少しずつちょっと痛いですが〜と声がけしつつ解くのですが、
結果、痛いことばかりすると恨まれてしまいます。
ただここが動かなければ肩甲骨より上の首や頭部に必ずと言っていい悪影響が加えられます。
首の筋もずれた位置で延々固定され続けてますし、
胸鎖関節下のごろっとした凝りは増え続けることになりますし。


あとは腱鞘炎のでる腕の凝り部分が肩まで筋伝いに牽引痛を投げていることもあります。




最後には、腕を持ち上げるときの原動力となる筋を観察しましょう。
主導筋と拮抗筋です。

腕を挙上するときに三角筋・上腕二頭筋を使うやり方で挙げるとすれば、こちらが主導筋。
上腕二頭筋は、力こぶが出る、そのコブの部分ですね。

対して、三角筋や上腕二頭筋の上腕骨を挟んで裏手にある上腕三頭筋。こちらが拮抗筋です。

主導筋に力を入れることで手が挙上すると考えるのが通常ですが、
ボディムーブメントについて学ぶものは、主導筋の操作は拮抗筋の弛緩が先行してよい動きになることを知っています。

つまり。

手を上方へと挙上する動作をする主導筋の裏手にある上腕三頭筋の筋肉が緊張していないかを調べます。
緊張していればそこを先に弛緩させる操作をします。
それから主導筋の三角筋等に力をいれることでスムースに手が持ち上がるのです。


ときどき起こりえることなのですが、
拮抗筋としての上腕三頭筋が委縮緊張したままの状態で主導筋の三角筋等の力を入れることで、
肩の痛みを増長させてしまい五十肩のつらさが倍増しておられるというケースです。
三角筋を使って上に手を挙上させようとしたとき、無意識に同時に上腕三頭筋にも力を入れてしまい、
手を持ち上げることができないようブレーキを踏んでいる状態を指します。
運動としても発力が外へ向かず内側へこもり効率が悪い状況。
それにもまして、五十肩がさらに痛く感じるっていうのは生きた心地しませんよね。



主導筋の動きに先んじて、拮抗筋が脱力する。
それで拮抗筋が主導筋の動きを妨げないことがスムースな動きを可能とする原則です。



この原則について。
いわれてみれば、そういうものだなと思えますよね。

できましたら実際に
「拮抗筋を緩めて〜、そっから、さっと主導筋を動かす!」
という筋操作を、身体の様々な筋肉上で主導筋と拮抗筋を見つけていただいて、
やってみてください。
そして身体にその動き方を学習させていきましょう。


筋肉の凝りが確実に減る動きの質に転換できたことにもなりますし、
慣れて、さっと無意識にそれができるようになると、楽しいですよ。




余談ですが、五十肩の方ですでに拮抗筋の上腕三頭筋がゴリゴリに凝りがはいっていたならば、
主導筋の激痛がする三角筋や肩甲骨裏手の筋、または首の斜角筋の深部などを解く前に、
かならず腕を挙上する上腕三頭筋を先行してマッサージを加えてほどくようにしてください。

通常、拮抗筋が身体の裏手にあるならば、身体の裏手の筋は筋断面が太くたくましいため、
こちらのマッサージは一般の方がなさっても、直感的にやりすぎて多大な負担を強いることはすくないでしょう。
特に慢性的な10年、20年選手の肩こりなどであれば、上腕三頭筋に芯の凝りが入りこんでるケースが多くあるため、
その場合は、なおさら丁寧に拮抗筋のリリースをしっかりなさるべきでしょう。


腕の筋肉のリリースは、全身のどちらの筋肉以上に痛みがキーンと脳に直行して激しいものですから、
自分のペースでやさしく時間をかけて、そして繰り返して少しずつリリースさせて凝りを減らすこと。
そうすることが大切ですよね!
posted by スズキ at 13:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月04日

立ち方の型で、できればちゃんと頭に定着させておきたい姿勢筋のこと

昨日の施術にて。

ピラティス等の動き方のセッションに通われているお客様から質問が投げかけられました。

「先生ごとに、どうやって立つことという指示が違ってて、選べません!」

なっとくです。

理想的な立ち方ですが、それは人それぞれ違ってきます。
それは股関節の関節の組み合わさり方などは顕著なもので、
大腿骨と腸骨のうす状関節と大転子の組み合わせなど、
誰一人として同じ形状ではありません。

たとえばドイツの人体模型メーカーですが、
実際の人骨から型を取って作成しています。
それぞれに生前の型を取った方の名がつけられているのですが、
男女の違いははなはだしいものの、
同性同士でも大腿骨の長さや大転子の大きさ、腸骨の凹ッとしたうす状関節のへこみの大きさや深さなど、
誰一人として同一形状はないので。

「良い立ち方はこうだ!」という、
ひとつの決まった型によって固定できるものではないようです。

そうした自身の特徴を深く理解できていないまま、
立ち方のノウハウが先行するという場合。

言われていることは頭では理解できたが、身体が受け付けない。

はじめは、いきなり新しいことを身体に取り入れたときに起きる軽いショック状態だろうと思っていたが、
腰や膝や首の不調がでてきた、、、これってなんか変だなとなったとき。

それは自分の体の中に備わった骨格や骨格筋というツールに、
まだ、知らない用法が含まれているのだろう。

そう考えることができるでしょう。


だがベースには、
画一的な部材を使って建てる建築物ではないため、
立ち方は、人それぞれでいい。

自信なさげに立つよりも、
堂々と自分なりに凛としていくのが正解だと思う。

気持ちの問題が姿勢を乱しもするし律することにもつながります。

いかなるときであっても微笑むほどの自信をみなぎらせてください!

私的には、つねづね、こういったものが大切だなと思ってます。





ただそうはいっても、、、
施術をうまく成立させるには、気持ちだけで押し切れません。 ^-^;
最低限、基準として守らなければならないルールはあるのです。

それは姿勢筋と位相筋。

私が立ち方をチェックするとき、身体を支える仕事に特化した姿勢筋を委縮させていないか?
凝りとはカンタンに言えば、姿勢筋という体を支えるために優れた筋パワーを持つ筋肉群を、
とっさの使い方で考えあぐねてそこを委縮させて、姿勢筋を使ってモノを動かしたり体を動かしたりしようとする。
本来、身体を支えるのが得意な姿勢筋ですが、ほんらい位相筋というアグレッシブな動きを担当する筋がすべきことを肩代わりしてしまうと、
超苦手なストレスフルな仕事をさせられてへとへとになってしまう。
そこから「凝り」の原石が生み出されます。。

だから動き方のノウハウというのも考えてみれば簡単で、全身にある姿勢筋と位相筋の別を正確に理解して、
うまくそれらが使えているかどうかを観て行けばいい。

たとえば大胸筋は姿勢筋に当たります。
この筋肉を委縮させる動きは、体全体の姿勢を猫背にさせる引き金となります。
だから大胸筋はのびやかに上下、左右に広げる、広がるイメージが維持されていること。

などの見方をしているのです。

だから数あるそれぞれの筋肉ごとに、これは姿勢筋、これは位相筋、分類わけをします。

そしてどの姿勢筋も委縮しっぱなしっていう凝りがある状態でなければ、
おおかたはそれでよい姿勢であるということができるでしょう。

私が施術前、そして施術後に、軽く状態を触ってチェックしているのも、
ひとつには姿勢筋と位相筋をうまく使い分けができる状態か、そうした状態に落ち着いたかをみているのです。



昨日のお客様には、かなり様々な身体操作の知識や知恵を満たされている方ですから、
「ボディナビゲーションムーブメント」という良書内に姿勢筋と位相筋が解説してありイラストがあるので、
そちらを参照していただいて、姿勢筋が委縮しておらずのびやかにゆるやかに広がる感じがよい姿勢だから、と説明させていただきました。
要は、姿勢筋ごとにチェックしていただいて、それを委縮させるパターンを持った筋使用がない状態になっていただければ、
どのようなムーブメント等の先生でも、さして文句が出るようなことにはならない。
おそらくその状態でも問題ありありだという先生がおられれば、その先生の姿勢作りが個性的な部分が多分に含まれている。
そこは習う生徒さまが自分でそれを受けとるかどうか。

ときどきどう考えても、それって変だよねということを、私も後で気づいて恥ずかしくなることをいってたことがあります。
もともとが成長曲線が著しい先生方には、そういったことがよくあるものなので。

そこの渦に巻き込まれないためには、人体の生理学的な範疇で確定的な条件内の姿勢筋と位相筋のことを、
頭に入れて身体操作を自ら判断し構成する参考にするとよいでしょう。


ただこの本のイラストだけだと表層筋のみの参照に留まるためイメージは描きづらいところもありますが、
カラーで描かれた全体像がわかるイラストを、他の本では見たことがないので貴重な資料といえるでしょう。


もし姿勢筋や位相筋のイラストを参照したいなっていう方がおられましたら、
施術のときに私に気軽に声をかけてください。





posted by スズキ at 09:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月25日

前後屈になりやすい、または前後屈が進行が早い人は、姿勢維持や動作の際に腱や靭帯が有効活用できていないってことだと思います

お世話になっております。
ボディワイズの鈴木です。

昨日、前後屈の状態ってよくないよね〜という内容のブログを書かせていただきました。

2022年04月24日
前後屈と理想姿勢のみばえは違う。ただそれだけじゃない!

http://bodywise-note.seesaa.net/article/487052100.html




ここからは仮定の話です。

興味あるかたのみ、お読みください!

では、なんで前後屈になるの?

前後屈って、ちらみすれば老人の姿にみえるんだ。
だから普通、老化すればこうなるものなんだろうとわかる。
だけど高齢者にも姿勢のいい人と前後屈が進んだ人、いるよね。
そして若者にも姿勢のいい人と前後屈が進んだ人、いるんだよね。

これって、どういうことなの?

前後屈2.png


そうなんです。

高齢者のほうが前後屈が進む人は圧倒的に割合が多くなっていきます。
シャキッとして立ててる人のほうが少数派です。

そして前後屈がある方とシャキッとしていられる方の健康上の問題は、
おおよそですがシャキッとしている人のほうが健康な検査数値だといいます。


じゃあ、なにがこの両者の間を隔てているのでしょう?
それって知りたいと思いませんか。


私もかつて不思議でした。

ですが「おそらくここが鍵だな」とわかって人体の動作や姿勢の維持について観察をしていくと、
体の中にある組織のある部分を使えているかどうかにかかわってい来るようです。


こちらのブログをよくお読みいただいている方には、
またまた出てきたよね〜といわれるんで「耳タコだぞ!」と突っ込まれそうです。



そう、体内にて骨格を支える部位となる靭帯や腱といった筋肉以外の軟部組織を有効活用できているかどうか。



私ども、動きをツールとして研究するボディワークを学ぶものは、学究的に腱や靭帯の存在を正確に認識して、
それらをどのように活用すればいいかと意図的な利用を促進するわけです。

特に私は、かつてそのような腱や靭帯を無意識に使えていたような運動神経の優れた人ではなかったため
それらの存在が体内に組織として現存するにもかかわらず、それがないかのように振る舞ってきました。


そうすると、どういったことが姿勢上起きるのか?

そうなんです!
前後屈が進むんですよね。

重心どりがミスっていて、
骨組みがうまく積み上げることができなくなります。
そうなると頭部が前に落っこちてしまう位置にくる。
そうして首が凝って詰まりながら前傾していきます。

首に短縮や傾斜の異変がおきれば、それ以下に位置し存在する胸椎や腰椎や仙椎にも椎間板が縮み傾斜やねじれが起こります。

それが外形上、自身の姿を写真で撮れば見えてくる、側弯や前後屈といった骨組みが正しく並べられない状態。
姿勢筋が過剰に委縮が始まることにより、見栄え上、難ある状態へと置かれてしまったわけです。

それって、私自身が身に覚えあります!



そこから武道や武術、ダンス、そしてムーブメント関係のボディワークなどをむさぼるように研究する過程で、

「腱や靭帯という存在を忘れて、筋肉ばかりに頼っていませんか?」

「あなたはいつまで腱や靭帯を、無視し続けていきるのですか?」

「歴史とした実在する体内の組織である腱や靭帯に失礼じゃないですか?」

ということが実体験でみえてきて、
姿勢が徐々に前後屈から理想形へと移行してきました。
現段階でも、昔からの負の資産が膨大で利子や元本をはらい続け、
まだ理想へと進むための過程におり変化が続きます。

そうではあるが<腱や靭帯という存在>を活かそうとし始めてから、
自分の体感で前後屈が進む要因が腱や靭帯が活かされないからなのかなと見えてきました。

それがわかったのは20年前くらいなんだと思うんです。
だからときおり、施術のときにお客様へ<腱や靭帯って、あるよね!そこ、使ってくださいね>という言葉がでます。

ですが実際に腱や靭帯という存在をわかったからといって、普段使いの身体操作のほうが慣れ親しまれておられたら、
まずもって知識の獲得レベルでそれ以上の興味の探求にまではいたらない。
水泳を学ぶときに本だけ読んで、泳げると確信を持つ人はいないでしょう。
泳ぎ方を理解して身に着けるためには、実際に水に入って泳ぎの練習を繰り返すしかないでしょう。
泳ぎ方のイメージをつかんだら、そこからが次のステップのはじまりです。
体を使って実践、試行錯誤、そのうえでの多々気づきを得ていく過程からのみ獲得できるのが技術なのです。



そんなおり、
私が4年前ほどに合気柔術の岡本眞師範のセミナーに参加させていただいたときに、
明快な腱や靭帯を使うことで合気技がかなえられるという内容の教えをいただきました。

そしてちゃっかり、その教えを数名の身体操作に詳しく頭を突っ込んでおられるお客様や友人にお伝えしたことを覚えています。
実際のレクチャーさせていただいたときの刺さり具合ですが、
やはり先端のアンテナが伸びたボディワークの先生をしている方は瞬時にそれが腑に落ちてしまうわけです。
そして後日お会いすれば、体型が化けてる!
ですがそういった特殊なボディワークの研究に膨大な時間と労力と資材をなげうっている方は少数です。

他の腱や靭帯という存在を実感できるよう合気柔術のセミナーでの受け売りのエクササイズを体験していただいた方には、
すっと、爆発的に運動のスキルが変わって、体躯がそのもの本来の状態へと回帰するなんて思えてきません。

腱や靭帯という存在を実感して動くことが大事だから解剖図などを確認しようね等のことをお伝えするのも、
知識レベルでの補止まりで、そこから徹底した腱や靭帯という存在に慣れ親しんでその活性化を図る務めまで進むのは難しい。

実際には数名、このお客様、気づいたな!という方もおられます。
ですから、そこでよかった〜と、思ったりできるわけで、
身体操作の内容をつたえることの有意義さを知ることとなります。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



そして昨日、非常におもしろいことを目の当たりにしました。

昨日、施術をお受けいただいたお客様。
とあるムーブメント系のボディワークのインストラクターの資格をお持ちです。
ほぼ一年ぶりにお会いいたしました。
お変わりなく体のバランスはよく保たれておられる様子。
そちらのお客様はムーブメント系のボディワークに関心深い方で、
とあるボディワークにてかなりの年月、関わり続け研究なさっておられます。

腱や靭帯という存在を使うこととなる手の内の使い方を、お伝えしました。
すると左手はさっと理想形で無意識に腱や靭帯が作動しているのが見えます。
そして右手は肘で折れて前への巻き肩のままあげようとしていてうまくいきません。

そこからがこちらのお客様のムーブメントに対しての熱心さで、
自身でも右手は動きができていないと気づいています。
小一時間以上、私の前で手を挙げて、という動作をパターンの微差を加えながらなしておられる。

後ろにご予約が入っていればこちらからそこで切り上げさせていただきますが、
そうではなかったため、本人の思考を邪魔しない程度の私の目に映る改善となればいいなというヒントを小出しにします。
そういったときに、これが答えだというのは、いかにも乱暴で失礼なやり方で、
結局は本人がじっくり考えぬいた答えしか、そのものの身体操作の根底や根源を揺さぶる発見にはなりません。
そこを邪魔するのは、そこから先の気づきから定着へのステップを台無しにするわけです。

そして1時間30分ほどしたころに、
自身では、「じゃ、こんどはわざと右手を無様なダメな挙げたかをしてみて、、、」
という動きの幅を持たせ平素の動きを確認させるための試行をしたとき。
「できない!できない!なぜだかできない!」
というところから離れて、左手のような挙げ方ができてしまいました。
私も、そこがそう落ち着くとはおもわなかったので、おもしろいなと。
本人は「????なぜじゃ!」と、大きな疑問符とともに喜びがわく。


昨日のそのお客様の施術では、腰靭帯の短縮(特に右側腎の高さの前の起立筋と腰方形筋)が、
非常に根深い点があり、それが骨盤の右側の前傾を高めることで、内臓下垂等の不具合をおこしています。
そこを中心に立位等でそのような状態から離れられるような仕上がりを目指し、リリースを加えていきました。

かなりいいところの落としどころまでリリースがかなえられたと思います。


そしてたのしみなのは。
自身で腱や靭帯という存在が明瞭に感じ取れるようになってから、
その組織がどのように平素の運動に取り入れるとよいかについて、
応用を深めるよう努められ変化が後々へと継続し続けていかれるか。
です。



こちらのお客様の身体の使い方ややせ方などをみると、
私の昔にちょっと近しいタイプなんです。
体質により体力が画期的に向上しにくいんですね。
いい筋が育ちやすいタイプじゃなくて、
そこに頼れて動きをごまかせるものではないとあきらめて精巧な動きを体得するしかない。

腱や靭帯という存在を自覚して使いこなすことも、そういった課題のひとつです。
そこができていないと、致命傷ともいえる、体力のなさ、ひ弱さ、疲労感につらさを感じてしまう。
私がかつてそうだったから、そのお客様の体質上の内側で起きている苦境は手に取るようにわかる。。。

だからそこを突破するための必要を切実に感じておられ、
合理的なカラダのパーツをそれぞれ余すことで無理無駄むらなくやっていくことに魅力を感じる。

なので腱や靭帯という存在を知って使い方の型を形成してから、次の応用へと進んでいく。
そうなれば、前後屈が起きないような行動をとり続けて行った結果となり、
腹腔や胸腔内に前後圧迫の苦しさから脱していくでしょう。

そこが私の目に浮かびます。

それは私が腱や靭帯という存在を知って使い方の型を形成してから、次の応用へと進んでいくとき、
徐々に、かつ着々と書き換えられ続けてきたことですから。




そういった意味で、確かな運動器系のパターンの改善がその方のその後の様相を大きく変えることの、
ひとつのきっかけになっていただけたのではと感じました。
実際はその方の、よい意味でいうところの貪欲な自身を確変させる動きへの探求心と、それに伴う努力に、
私の遠巻きの助言を吸収して自分のモノへと食べるだけの徳があったということです。

うまいこと、共同作業ができた、、、こういうことって、あるようでいてめずらしいことだと思います。


ぜひ、そのムーブメントの先生には、自身で得られたことを咀嚼していただき、
他者へと教えられる内容をもってつたえていただきたいと願っています。


それが奉仕の実践になるからという側面もありますが、
他の人へ教えようと苦心するときに、自身がもつ知識が鮮明かどうかがわかってきて、
もっとここを追究していったほうがいいなと思うきっかけになるケースが多々ありますので。
自分ができることを言語化するって、
自分と同じ体を持っておらず既存知識の違いがある他者へ伝えることの難しさをとらえなければなりません。

そこのたのしさやむずかしさ。

ぜひ、Yさん、味わってください!
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posted by スズキ at 11:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月05日

力み癖があると、それって、運動するときに意識する部位が間違っているっていうことなのかも。。。そこから筋膜の癒着が増すこともありますし


このブログをお読みいただきたい方:

■ 力み癖がある方でその解消を考えている方

■ 動きをスムースにつかれずにしてみたい方

「力み」がはいると自由な動きが制限されて、
運動していてもパフォーマンスがよくないですよね。

では、「力み」ってどんなことをしてはいることがあるのでしょうか?

いくつもパターンがありますが、
そのうちのひとつを「手首の屈曲」をサンプルにしてお伝えします。

まずは、あまり何も考えず、
いつも通り手首を内側方向へ折り曲げる動作をしてみましょう。

そのときに無意識に手首を屈曲しようとして使っている部分は
@ 指先に意識が入ってましたか? 
A 手首あたりですか?
B 筋腹ですか?
C それとも手首から対角に位置する腱部ですか?


手首の屈曲をするときに、どこを意識しましょうか?.png


どこを意識しても手首が屈曲できた感じがするかもしれませんね。

ただ力みが一番強く入るのは、{@ 指先に意識}ですね。
そして多くの方がしがちなミスです。


なぜでしょう。
それは手首の屈曲は、絵にあるような屈曲筋が体の方向へと引っ張られることで起きる運動だからです。
指先には、そのような屈曲筋の腱があるだけですね。
腱は、筋肉のように収縮や弛緩はせずに、一定の長さのままの組織ですから運動ができない。
そこに動きの意識を持ってみても腱が筋収縮のような運動ができないから、
指先を意識の中心にして屈曲筋を操ろうとするのは生理的にムリなんです。

それは意識を{A 手首}においても同様です。
手首あたりの屈曲にかかわる筋肉を観察してもらえば白色をした腱しかないのがわかるでしょう。
だから手首から先を屈曲するとき、手首に意識がはいってそこの部位の屈曲筋を縮めようとしても、
それはできないのです。

なので @指先 A手首 への意識が先行して入った瞬間、
そのものの手首の屈曲は「力み」がゴリゴリに入っている。
だから実際に屈曲しても、そこにあたえる動きに強弱やスピードなどを自在にコントロールできず、
うまくあやつることが難しいはずです。
何て言っても、非力で持久力があまりなくて疲れがたまりやすい。
たとえば、キーボードで文字入力をしていても、それほどまでは酷使してもいないが腱鞘炎が起きることも。。。


なので合理的に手首の屈曲をするには{B 筋腹}を意識して体幹方向へと収縮させること。
そうすれば、勝手に手首から先が屈曲するし、ほぼ力みゼロでサッと素早く動かすことも、ゆっくりスローに動かすこともできる。
力の発力も軽微なものから強力にも自在に変えられるでしょう。
もちろんこの部位の筋をトレーニングでうまく使えるようにすれば、ということですね。
でもピアニストの手が繊細かつ素早く、力の強弱がつけられているのも、この部位の筋を使えてるからです。
それは私が以前施術をさせていただいたピアニストの方の手の該当部位を触らせていただいて観察済みです。


先に腱に意識がはいると、もう、その時点で動きのブレーキを踏んだようなものです。
先に意識がはいったところは、意図的にそこの意識を抜いてニュートラルにしない限り、ブレーキのペダリングは止まりません。

ブレーキを踏みながらも、どうにか手首を屈曲させようとアクセルを踏むなら、どうなるか。。
ブレーキを踏みながらアクセルをふかすんだから、動けなくなりますよね。
それが「力み」という現象です。

運動として発力するときの非力化もありますが、
筋膜同士や骨膜との癒着が起こりやすくなり、手首関節や肘関節が詰まりだす。
結果、疲れとしてそうした筋肉の疲労は蓄積して寝ただけではリセットが効かなくなります。
それが過ぎれば腱鞘炎にまで進展してしまうことにもなりかねません。

腱鞘炎を筋膜リリースで緩めても、
こうした筋の操作をしているうちは、
何度でも同様の不具合が起こります。
それは自らの身体操作が気づくか気づかないかは別として、
いつのまにか自分で自分の体の一部の健康状態を摩耗させ続けて終わりがありません。


今回は手首の屈曲を例に説明しましたが、
このことは他の筋肉の操作でも同様な法則が成り立つのです。
力みがはいった動作をする方の多くには、
筋断面が太い筋腹部を操作せずに、
末端の腱部などに先行して意識がはいる人がいます。

それがほぼ無意識に操作する動き方の悪癖として定着しているときもありますから、
そういった場合は動きの要点を意識したトレーニングを取り入れたほうがいいでしょう。


それはフェルデンクライス・メソッドのATMセッションやFIセッションでもいいし、
促通反復療法のセルフワークへの導入もいいでしょう。
促通反復療法は、片麻痺回復のためのリハビリテーションでもちいられるのですが、
トライしてみたらわかりますが
「あっ、こんなところを意識して筋肉の収縮操作をしたことってなかった!」
「ものすごく力みがなくて、動く練習が気持ちいい!!」
って、私が自分で促通反復療法をビデオを見てやったら意外なほどといっては失礼ですが、
ほんとうにいい悪癖動作改善のためのリハビリになると実感しました。
そしてこの場合、いつも使っていない部位を意図して他動的に、それも繰り返し操作するため、
強く運動神経系の未使用部位に刺激は走って、新たな動きの学習が容易に成されます。

あまり難しいことを考えつつといった練習ではなく、
促通反復療法の本を見ながら、そのままやれば、未使用だった合理的な筋操作が開発されて、
そこが定着してくれるのです。

すると、あろうことか、いつの間にか楽に全身の身体操作ができるような感覚が磨かれていく。
そうなると、だいぶ、身体がしまって、運動のときの自在性が高まるでしょう。
動くのが楽しい!
動くのが快感!
そんな感じでしょうか。

もちろん、これには個人差があるのですが、
もともと力み癖のある方だったら、やっていけば効果は絶大ですね。


私が利用した本は以下のものです。


他にももう少し平易なやりやすい促通反復療法の本が多数出ています。
もし、新たな動きのトレーニングに関心ありという方がおられれば、
そのようなものを手に入れてやってみるのもいいでしょう。
posted by スズキ at 14:31| Comment(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月30日

オトナになってから、動き方や姿勢の癖を変えるのが難しいワケ

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■ 動き方の質を改善したいと、本気で思っている方



今週の日曜日に成田山新勝寺へお参りに行きました。
成田山新勝寺は日本三大不動で名高い真言宗のお寺です。
江戸歌舞伎の第一人者である初代市川團十郎。
歌舞伎の舞台に暫や鳴神に代表される荒事を取り入れ、人気を博した初代團十郎。
しかし、跡継ぎに恵まれず、成田山の当時の本堂である薬師堂で一心に子授けを祈願します。
すると見事、待望の長男を授かったのです。

というご縁で代々歌舞伎役者の市川團十郎は成田山新勝寺への信仰が深いのです。

幾度か新勝寺には足を運びましたが、本堂のあるおみくじやお札が授けられる裏手に休憩所があり、
初代から現代の市川海老蔵 (11代目)まで大パネルで紹介されておりました。

歌舞伎役者の多くは一子相伝のような技芸と思っていましたら、
歌舞伎への関心が高い素養はあるが十代目 市川團十郎は歌舞伎役者の血を引かず婿養子にて大成した役者もいたのですね。

そのような市川團十郎の流れがあったとは知らず、
少しの間、そのパネル前で想像を膨らませていました。

「よほどの身体能力や動きの呑み込みのよさなど天性のものを授かっていたのだろうか?」

人の身体操作は幼いころの動作のノウハウが白紙かまだ書き込みをする余地がだいぶある状態で学習することで、
動きのプログラムを自らの脳内に書き込みます。
いったん動きのプログラムという動き方の手続きを獲得すると、
その後は過去に独自に得た身体操作を繰り返していくのです。
そしてまったく新たな運動をするよう提示されても、
かつて獲得して基本の運動プログラムがいつづけます。
そこには変更の手をかけずに下地にして、
部分修正という形で、新たな運動コードを追加する。

それがオトナの手癖のついた運動法の獲得パターン。

それはたとえばエクセルのような表計算アプリが更新されバージョンアップするときに似てます。
現バージョンのエクセルのプログラムソースコードを一切捨てて、新たに書き直すには手間暇コストがかかる。
だから部分的な機能を追加したり、バグを取る更新をするようなバージョンアップが繰り返されていきます。

脳内もかつて試行錯誤して多大なコストや手間暇をかけて得た基本の運動部分の膨大なプログラム資源を捨てるのは不経済。
そう考えているので、つねづね、新たな運動の方法を学ぶときも、かつて得た運動プログラムを用いようとしてしまいます。

そうした幼少時に得られた動きのプログラム資源が最高傑作だと期待することは現実的ではありません。
たとえば左右に利き手利き足がるのは通常だと思っている方もいるでしょう。
ですが自動車の左右のタイヤの回転が右がいいが左がダメだなんてないはず。
でも人の歩きを詳細に検証すれば利き足側と対になる足では出し方が異なり、
それで股関節・膝関節の片側に負担を過剰に強いていたならば。。
大なり小なり、人はかつて得た運動プログラムを捨てられずに、
バグがはいったままの運動に新たな動き方の追加分を付け足す。

そしてそうした運動獲得法にも慣れてしまっているため、
「そうすることで何が悪い!侮辱するのか!?」というような感情さえわきたちます。

するとエクセルのプログラムソースはしっかりしてるかもしれませんが、
それほど多人数で練りに練って得た運動プログラムを持たない私どもは、
バグの入った運動に新たな運動を部分付け足しを繰り返していくのです。
そうして得てしまった「複雑な運動プログラムのマイナス面を背負う」。
ですがそれって誰もがする普通のことに感じて疑問の欠片ももてません。





身体のかなめ(要)の腰は下半身と上半身の間に挟まれ、
押し引きするドアの蝶番(ちょうつがい)のように動きが激しく、
強度が求められる身体部位のひとつです。
そうした腰部には姿勢を支える動作や運動での負担がかかります。

だからこそそうした腰部を支えるための筋肉や支柱になる骨は屈強に作られており、
しなやかさのもとに長らく維持できるような負担軽減の仕組みが与えられています。
ですからすでに腰痛がひどくなるような状況であれば、
自然体であれば痛みの起きることなく支えられる組織の力を活かしきれず、
気づかないうちに上述した「複雑な運動プログラムのマイナス面を背負う」ことが見て取れるのです。



それは、、、
あたかも「複雑な運動プログラムのマイナス面を背負う」が、それでも構わずやっていこうという自分。
解離性同一性障害の片割れのような頑固さを持った脳が支配しているもう「ひとりの自分」がそこにいます。



話が戻りますが、、、
だから
歌舞伎役者の血を引かず婿養子でといった幼少の歌舞伎の運動基礎が基本運動として身についていないはずの十代目 市川團十郎。
市川團十郎という重責を背負うことになり舞台上に立ったことの驚きがありました。
オトナから「複雑な運動プログラムのマイナス面を背負う」者が新たな運動を学んだ。
そうしたある意味では歌舞伎の独自の身体操作を体現するにはハンディキャップといえるような役者が、
いったいどのような舞台をつとめたのでしょう。

そのことに色眼鏡なしの関心を持ちました。


ただ勝手な想像をさせていただければ、
幼少時に得た複雑な運動プログラムのマイナス面を捨て去った者だから
告別式で追贈を得て贈十代目市川團十郎と呼ばれる栄誉がかなったのでしょうか。
目の肥えた観客も多く、舞台上で実を人前にさらして感動を得る真剣勝負は力がなければできません。

不退転の一歩も引かずの形相で悪を戒める憤怒の相のお不動様の新勝寺にご縁がある市川團十郎として歌舞伎の舞台上に立つ。

そんなことを思い、いい勉強をさせていただいたと感謝しながら成田山新勝寺を後にしました。




そういえば、コンテンポラリーダンスにて受賞回数の多いお客様がいて。
どうしてもオトナからの「複雑な運動プログラムのマイナス面を背負う」ものの呪縛から抜け出せなかったことが、
振付師の恩師が患われて引退されるときの記念公演で踊るときの前の彼女の動きを見て、体型を、姿勢を見たとき。
驚くような状態を見せてくれました。
そこにはかつての自分の頭では現状が思わしくないと理解していても、
脳という別人格の古い運動方法を書かれたプログラムを手放さなかったものをバッサリ消した姿を見せてもらいました。

身体のパーツが理想位置に移行した体型・姿勢、左肩が無意識に挙げて不可解な緊張も落ちている。
憑き物が去った後のようでした。

そしてもともと身体操作の要領はよく研究していた方で、
古いバグった運動法がかかれたプログラムがデリートされた後は、
それまで得た理想の身体操作法というプログラムが書き終えていました。
天性の運動脳と勉強熱心で細部にわたって描かれた理想の姿のままを勝ち得た。
そういった風格を感じ取りました。

私はそのお客様から、学ぶことが多かったですね。




オトナからの「複雑な運動プログラムのマイナス面を背負う」とき。
ちょっとだけためしに運動の方法を新しいものをつけたそうという、
弱い動機では人は変われないようにできていた。
それは「ちょっとだけためしに運動の方法を新しいものをつけたそう」という声を、
脳という保守的で変化を好まない態度をとりやすい器官は、しっかり聞いています。
だから脳は次のように思うのです。
「こいつはちょっとのあいだ、改善気分を味わわせれば元通りになる」とか、
「こいつは本気で変わろうとはしてないんだから、変える必要なしだ」など。
そうすると、動きの芯が変わらずに、表面ばかりを真似て変わった気になる。
またはついつい運動の方法を変えるなんて面倒くさいからしたくないという(または思う、感じる)のです。



個人的には、大人から動きの質を変えるためには本人の変えたいという強固な意志、
また強烈な好奇心がともなうことが必要だと感じています。
その思いは、実は昨今のお客様の前向きにひたむきにがんばって変化する姿から感じています。


私の性格上、お客様のそれぞれの思いや背景、そして生活環境を感じ取るから、
突き詰めて動き方の変化に夢を希望を期待を持とうと押し付けるのは難しいのです。

ただとにかく耳タコになるくらい、
「あっ、それ、前も言ってたよ!」と言われるように、
時として重要なキーワードを繰り返し述べるようにし、
いまのそのお客様にあった段の動きの原初的なやり方を勧めるようにしています。
ひたすらにゴリゴリと繰り返して耳や体に体験をしてもらうことから学べること。
そこから化ける気づきの入り口を発見してくれればという願いで繰り返します。
※別段、前回私がこうしてみましょうといったことについて、
 できていても、あっ、できてるな〜と思うだけでして、
 できていなくても、あっ、できてないなーと思うだけ。
 そこでの避難がましいことは言うつもりはありません。
 ただできてたら、にこりとほめるような気づかいや心配りは大事だぞと、反省してます。
   

そしてお客様自身が自分の脳の保守的な一度得た動きの用法を手放さない特性に気づいて、
そこを整理しているものといらないものを分けだしてくれるようになったときに。

少なからず各お客様の身体の状態が化け始めているように私には映ります。


脳は、オトナからの「複雑な運動プログラムのマイナス面を背負う」けど、
今まで獲得したやり方を変えようとか変えたいといったときの思いが浅い希望や期待は跳ねのける性状があります。
そうした本来の自分の身体能力のフル活用ができている理想への歩みをとん挫させる不利益をもたらす器官が脳です。

脳は、じゃじゃ馬のように思うように動いてくれない!
これを一朝一夕で収めたいという者には、
じゃじゃ馬のような脳のままで変わりません。

そうした側面を熟知して、よい乗馬の騎手となって乗りこなしたとき。
手あかに汚れた運動の方法のにおいを整理し治めていくことになって。
脳の潜在的に所持していた引き出しから感性や想像力にもとづいて観察から本質に感づきだし、
得難い化け方をして他者に譲ることもかなわない一生の宝を授かることになれるはずです。


つまり乗りこなせなければ間違った道を走りだして止まらない脳が、
ひとたび乗りこなせれば強靭な自然の身体に沿った本来の機能を取り戻すのも脳の力。


贈十代目 市川團十郎。
九代目市川團十郎の婿養子の堀越福三郎 。
実父は日本橋履物商で後に東京市議となった稲延利兵衛。
この十代目 市川團十郎、どんな歌舞伎の舞台をつとめていたのだろう。

私の生前での活躍ですから観劇することもできませんが、重ね重ね、見てみたかったですね。
posted by スズキ at 12:13| Comment(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月28日

部屋等の掃除と整理整頓という改善行動が時間の節約と運気を上げ、歩き方の改善行動が身体パフォーマンスをあげて疲労低減と姿勢向上へ

このブログをお読みいただきたい方:

■ 掃除をしよう、部屋の模様替えをしようという方

■ 散歩のときのウォーキングフォームの参考に、変わった枷をはめてみたい方




こんばんは。
ボディワイズの鈴木です。


部屋の模様替えをしているという知り合いの方から、

「部屋の掃除は大事だよね。
 掃除することで、必要なものだけを整理して手元に置ける。
 そんな部屋にいるほうが気分よく勉強だってはかどるから。」

といいます。

そして以下の映像をお勧めいただきました。



https://youtu.be/WOrn5gkM55Q
掃除で幸せになれる理由 【仏教の掃除のすすめ】


私も家のものを少しずつ処分しだしたころで、
そういえば掃除は仏教修行の大事な作務だし、
掃除から悟りをひらいたバカボンのれれれのおじさんのような方もいたことは存じ上げていました。



私のところは自宅二階がワークスペースでトイレが一階しかありません。
お客様が階段を下りトイレまで足を運ぶときに床が冷たいのです。
そこが気になっていました。

だったら「コルクパズルマットをお勝手に少し敷き詰めよう!」

コルクパズルマットを通販で36枚を一括まとめて購入をと思いましたが、
この枚数で足りるか余るかがわからなくて。
それで近所のダイソーやキャン★ドゥの100均で売り場のコルクパズルマットを買い足して、
ちょうどいい枚数を購入しようということに。
売り場のコルクパズルマットを買い占めても、
枚数がそろわずにいまだ一階は未完成ですがトイレまでの床の冷たさはもうクリアできました。^-^
いずれ敷き詰めるだけの枚数がそろうはずです。

今日、100円ショップのSeria西友大森店へ。
Seriaの気に入ったリメイクシートを買うついでにコルクパズルマットをチェックすると。
ダイソー等よりもどっしりと安定しコルクの粒子が細かくて私好みのものが大量にありました。^-^;
これをダイソー等のコルクパズルマットを手を出す前に知ってたら、よかったのですが。。。

Seria は、なぜ、センスがいいんだろう?



上記に登場した知り合いにこれからSeriaに行くというと、
伸びる靴はスグレモノだと以下のYouTube映像が送られてきました。


【伸びる靴紐比較】ダイソーとセリアのゴム靴紐の比較【コンバースハイカット、スニーカー】

確かに Seria で伸びる靴を手にしてみるといい感じでした。
これがあれば靴を履くときに、靴紐をほどくことなく履けるし、
履いてても脱げそうということもないしっかりした作りですね。

スニーカーを履く方には、私からもお勧めです!






ここから歩き方の独自にしてみた変わったエクササイズです


私の自宅から大森のSeriaまで歩くと4Kmです。

いつもの歩き方をするなら、いつもと同じ結果と気づきしか得られない。
代謝促進を目的とするなら、いつもの歩きで十分です。
ですが動き方の操作向上を得たいなら、気づきや発見を促す実験をする必要があります。

ときおり、今日はこういった縛りで歩きのフォームを変わるようにして注視していこう!
といった変な課題を自分にあたえることがあります。

それで今日は。
散歩のあいだ、左右の手の肘にサポーターをして肘の内側に、
ベン石のかっさを二枚重ねて固定してみました。

施術で腕を酷使するため、
気になるような肘内側の凝りが現れます。
そのような強い凝りにかっさが当たれば自然にしつこい凝りがほどけます。

それはベン石のみがしめす特徴として、
かっさは皮膚に触れる部分が神経筋が大幅に緊張緩和されてほどけます。
ベン石を二重にしてベン石かっさ同士が擦れるようにすると、
多量の超音波をしょうじさせ、その強力なエネルギーは凝りを通し深部にまで届きます。



見た目は肘周囲のみがモコっとして変ですが、
暑かったがウルトラライトダウンを着て隠しました。

これをして気づいたことがあります。

普段、肘の内側を普通に伸ばして脱力していたつもりが、
無意識に力みが入り続けていたんですね。


それも左右の力み方が違っていた

板状のかっさが
肘を否が応でも強制的にまっすぐのばしてくれる。
すると肘内側へ力んで折り曲げて閉じようとすると不快となり、
かえって肘内側を解放的に開こうとすると快適です。
快適なほうへとカラダは向かいたくなるものです。


すると、次の変化が感じ取れました。

■ 腰部が無条件に反射的に伸びたいい姿勢になる

■ 歩くときの歩幅が、平素より10cmほど増した

■ 歩くときの骨盤の回転が、驚くほど左右が同量回転しだした

■ 歩き終えたときの疲労感が、いつもの半分で済んだ


■ 大腿直筋の右側中央部、すこし外側広筋よりに張りと鈍化した痛みを感じた。
  (いつもの歩き方が、このNG部位を使っていたということを知らしめている)

■ かっさで肘内側を伸長させ続けることで、私の全身の骨の並びが変わったため、
  歩くときに周囲の風景に気をとられることなく自己の身体状態の観察に意識が強くキープされた
  (自分の身体を大幅な非日常状態に追い込めたとき、変化変容が起きた割合が大きく、
   自らの意識はそこに注視し続けるようになります。これが得るところの大きい没入モードです)



■ 長時間の散策ですから、肘内側の凝りが30パーセント減ほどと大幅軟化していました!



ぜひ、みなさまも、散歩をする折に歩き方の縛りをもうけていただき、
創造的な改善や変化をたのしんでみてください。
posted by スズキ at 03:35| Comment(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月22日

肥田春充先生の「手」

このブログをお読みいただきたい方:

■ 肥田春充先生のファンの方

■ 手の使い方を研究なさっている方




人差し指と中指を握るか伸ばすか.png

上図の左右の写真。
肥田春充先生の強健術をおこなうときの手の型の2つのパターンです。

一見すると左の写真も右の写真も同様なものに見えてしまうでしょう。

ですが私どもでは目のつけどころで、
手首の反り返りや手首のしわの深さ、
手首の腱部が張り出していないかどうかなど、
他にもそれぞれの特徴の違いを探し出します。

すると明瞭な差異と良否がわかってきます。



以前、強健術の本の読みが甘かったのか私は右側の残念な手でした。 ==;
人差し指と中指を、単純に手の内側方向へと折り曲げてグーにした。。。

これじゃ、普通のグー・チョキ・パーのグーじゃないか!


人差し指と中指を親指で押さえて、薬指と小指と分けた意図を汲み取れていませんでした。
親指を根本的に何に見えるのか。
意味が消化できていませんでした。
独りで本を参照しつつやっていくところのリスクでしょうか。

右側の手の握りで強健術の型をすれば、首、腰、膝がいかれてしまうわけです。。。



正解と私が今考えているのは,以下となると考えています。

左側の手の図は人差し指と中指を親指で押さえつつ橈骨を前方へと押し出しつつ跳ね上げます。
薬指と小指は尺骨を体幹方向へ引きつつ軽く握ります。


意識は、橈骨を前方へ伸長させる操作と尺骨を体幹へ引くそれぞれの量を土台とします。
その上で手指の親指を人差し指と中指を親指による跳ね上げ圧量と
薬指と小指で親指を握る圧量の調和を精密に親指か感じ取るようにするセンサー役を担わせること。


親指への圧感が、薬指と小指が強圧すぎて薬指と小指が弱圧であれば、その手は死にます。
橈骨と尺骨の動作を人差し指と中指と薬指と小指が象徴し、つりあいを見出す触覚化します。

親指への圧感が、薬指と小指のセットと薬指と小指とが拮抗した量に置き、
拮抗が玄妙に一致すればするほど、そこから圧の微差を意図して作れば氷上を滑るように、
最良の手の動き(肩甲骨・肩関節、肘関節、手首関節)のみならず、全身が潤沢な動作する状態が現れてきます。


また動作により橈骨を体幹へ引き、尺骨を前方へ送るといった、逆式も修練する必要があります。



橈骨と尺骨に分かれた2本の前腕部の骨をどう分析しもちいるか。
そのときの肩甲骨周辺のローテーターカフがどう操作されたかを観察し、
そこでの再現性ある動きを作り出せるようになるか。

運動が苦手な私にはだいぶ練習しても、まだ不十分な練習段階です。
ですがそれでも動きの精査が可能となり安定的にいました操作を記録し改変を繰り返すようになりました。
この操作法が納得できるようになってきたため、
施術のときの首筋などで要求されるミリ単位以下の部位に1グラム以下の必要圧を、
必要な方向へ複雑な動きの方向変化をつけながら圧移動ができるようになってきました。


ベン石温熱器等がなければ首筋を深層までリリースするのは、私のやり方ではできませんが、
それをかなえるのも自分自身の身体を道具として使いこなすことがまっさきに要求されてのこと。
そこが整えられ磨かれることも大切だと思います。


人差し指と中指を握るか伸ばすか2.png
posted by スズキ at 10:59| Comment(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月24日

正座習慣で、コアトレができる!? えっ、まじですか・・・

このブログコンテンツをお読みいただきたい方:
■ 手軽にインナーマッスルをトレーニングしたい方
■ 猫背や反り腰を改善させたい方
■ 眠気をふっとばして集中力をアップさせたい方
■ O脚、X脚に悩んでいる方


正座習慣の効用



『 脊椎を支える腹直筋や起立筋が楽な座り方とは? 』

  そういった視点を持ってみましょう。 



強いて言えば。
注意深く自宅にて座る椅子を選びぬいて、座り方も理想の腰掛け方をしてそれをキープできるなら。。。
自宅の椅子に座る場合、自分の身長、体型にフィットさせてカラダへの負担を軽減できるでしょう。


そのような自宅の椅子であっても。
多年に渡って座るも木製で劣化しづらいものもありますが、
それの座面のクッションは経年劣化しプラスチック製の部品が基幹部に使われていたら。
そのような部品のひとつがダメージを受けたときには座り心地の全体に影響します。

ですが先日、渋谷のニトリやイケアにいってみたら。
最近では座面が妙な傾斜がついてい、坐骨が座面に対して垂直に座ることが許されないものが多かった。
座面がフラットで飾りっ気のない椅子は、おそらくハンドメイドで作らない限りは手に入らないのでは?
そう思えました。


もともとカラダに負担がかからない理想の椅子の選択と巡り合いは難しい。
理想の椅子を選ぶのに疲れ、でも早々に椅子が必要なときであれば。
多少の不都合には目をつぶり、勢いで買って失敗することもある。
でも、一度買ったらすぐには廃棄できない。


自宅の椅子は選べるからまだいいのですが、
仕事先の会社、または出張先の椅子、
それらが自分のカラダにぴったりということは期待できません。
ときにはガタついて壊れかけの椅子に座ることになったり。

それじゃ、自分のカラダに細部が合わないどころか、大方が合わないところばかりです。
そうなると仕方がないから椅子に自分の体を擦り寄せて合わせるようになってしまう。
それって、カラダを歪ませるが受け入れるしかないという捨て身の決断になります。



椅子にこだわり過ぎかもしれませんが、
「椅子に座る」ということは、
様々な椅子が条件の別がある。



そこから抜け出すためには、
どのような方法があるのか?



だったら、椅子に座らない。
最近、私がデスクワークをするときは「正座」に変えたのです。


クッション性のある座布団やクッション等の必要性はあるものの、
子供の頃、習字を習っていたおかげで、2〜3時間は楽に正座ができます。

昨今では通販で正座で足のしびれを軽減させる小ぶりの椅子が売られています。





正座姿勢。
他国に正座をする習慣をもつ民族は、めったに見られません。
江戸時代前までは、人物画の絵などから見れば、
正座はあまりなされていなかったようですね。
江戸幕府を開いた徳川家康等も正座の姿が描かれた絵はありません。

それが茶の湯(茶道)の普及により、徐々に正座をする習慣が日本に定着して来たようです。



一日中、正座で過ごすというのは無茶振りですが、
一日のうちの30分ほどでも正座習慣を取り入れればいくつものメリットがあるでしょう


一例をしめせば。。。

正座をしているときは、背筋を伸ばした姿勢をとるほうが楽に感じられるでしょう。
猫背や反り腰で正座をするには無理があります。
胴体が垂直に据えられたため横隔膜の上下動はしやすく呼吸が楽。
すると眠気が消えて集中力も高まります。
横隔膜の上下動が適切に行われればインナーマッスルが活性化されている状態です。

それに足を組んで椅子に座るようなことができませんから、
片側の腸骨が開きすぎたり閉じてしまうようなずれが起きません。

膝を折りたたむことで膝関節が開きます。O脚やX脚が改善する可能性があります。

正座状態で坐骨が自分の足裏に乗るときの左右の重みのかかり具合の差異があればカラダのねじれをそこから知ることができるでしょう。


ただすでに膝に負担がかかっている方は、正座状態では膝関節に負担を過度に強いることになります。
そのような方は様子をみていただいて、状態が良くなってからというようになさるといいでしょう。

posted by スズキ at 04:25| Comment(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月20日

腕の緊張と緩和 特に緊張がうまくできるようになったら緩和を心がけましょう!



個人的なことでしたが、
自分なりの<手の内>を作ろうとして練習していました。

第一に小指側の<尺骨>を体幹方向へ引き寄せる。
次に人差し指側の<橈骨>を体幹から離れた方向へ押し出す。
最後に<上腕骨>を外旋させる。

この操作を手でおこないます。
慣れたら足へも応用を利かせます。


これを日に200回ほどおこなう。

すると手の操作の感覚は増したが、
体幹部を含めて手の筋肉全体を緊張させることばかりに意識が使われていった。
それにより腕の脱力が下手になっていったことが否めません。


なので、ここで修正を。


独自のやり方なので、あまり参考にならないかもしれませんが、書き記させてください。


まずは手の内のやり方と同様のことをなします。

右手の肘を伸ばして、下から45度くらいの高さ、体側の横の位置に置きます。
その状態で、小指側の尺骨を体幹方向に向かって引きつけます。すると多少、小指の第三関節から内側へ30度ほど曲がるかと思います。
次に、人差し指側の橈骨を体幹から離れた遠位方向へ引き離します。すると人差し指は向かう方向へと伸長します。それは肘の内側が上方へ向く力と腕と胸の付け根の前側が前に押し出される力により人差し指側の橈骨の伸長が叶えられます。そしてこのとき右腕は肩関節部をピボットとして動きの中心として、そこから先の腕部分が肩の高さまで自然に引き上げられているかもしれません。
その状態から上腕骨を外旋させ、肩甲骨の外側をより浮かせるような位置に移行させます。

ここまでは、通常の手の内の操作と同様で、それを少し詳しく書かせていただきました。

この状態の右肩甲骨部を含む右腕全体を、いったん、上方へと持ち上げてから脱力をさせたいのですが、
右腕を右腕の筋肉を使って挙上させるようにして持ち上げては脱力はむずかしいことに気づくはずです。
右側の腕を持ち上げるときのやり方は、左側の広背筋を収縮させて左側肋骨部を縮めさせていくことで執り行います。
左肩が下方に左側肋骨部や左腹の外腹斜筋が縮むにつれて、右肩は上方へと持ち上げられて行きます。

それは左右の手でシーソーをするようなイメージです。
右側を持ち上げたければ、左側を重くして下げると勝手に右側が上がるという感じですね。

※私がこの操作を初めてした頃は、左側肩甲骨の周囲の筋肉、特に左側前鋸筋と左側肋間筋が、イテテテっとなるほどつる感じでした。
 ただ慣れれば問題なく稼働できるように変わりますので、心配せずトライしてください。

この状態で右手が上方に持ち上がったときには、右手先などが上方へ向かって吊り上げられた感じです。
息を吸う感じにすると持ち上がる操作がより自然に感じられるかもしれません。

そしてその右手を吊り上げているイメージの糸を、プツッと切って、手、前腕、上腕、肩、肩甲骨を共に一気に自由落下させるのです。
『ドサッ』という音が響く感じになるでしょう。
そのときは先程吸った息を一気に「はぁ!」と爆発的な短く力強い呼気を出すようになるかもしれません。


以上が右腕全体の脱力方法です。
それを左右を逆にして左腕もおこないます。

武術などをしておられる方は、この体幹の伸長と収縮を使った呼吸操作のなかに爆発勁(ばくはつけい:爆発的な力を一気に発する発力方法)にも近いものを感じる方がおられるかもしれません。
この、ドサッという脱力落下のスピードを操作することで、筋肉の収縮により力を外に発するときの、何倍もの速度で瞬間に到達する力が発せられるので、私は施術中にはこの操作で圧をかけることもあります。
筋力でグイグイ押すやり方では、患者様の皮膚抵抗でブロックされて効かないという事態もおこりますが、この脱力による発力では抵抗させる間合いを削ってきますから、押された瞬間に圧は芯に来て、皮膚抵抗を起こす皮膚表面をすり抜けています。


施術のときに、
普通の筋肉の収縮の力で与えられた力への抵抗の仕方は、人は本能的にどうやって防ぐかをしっているのですが、
この爆発勁のような寸勁かつ瞬時に芯にくる力の質には慣れていないので。
施術をするときに、私がそれとなく使うやり方です。

そちらを、ことさらにオーバーアクションで、
腕を持ち上げて吊り上げて、吊り下げて、急にその糸を切って自由落下させるというものに転用して、
腕の全体を脱力させるやり方として表したものです。



以上のやり方は、文章だけではわかりづらいかもしれませんが、
絵を描くのが複雑でうまく描けそうな気がしません。 ++:


なので。
もし、やってみたいがわかりづらい、デモみせてほしいという方がいたら、施術の前後でデモしますので。
気軽にお声がけしてください。

posted by スズキ at 16:13| Comment(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月09日

体の骨格が整えられて骨組みが完成できたら、次のステップです。 今度は、ムダな筋肉の収縮を、どんどん、緩ませてくださいね!


ここ最近、お客様の中で、
私が「もう、あなたは筋肉に力を入れてがんばるよりも、力を抜くことを覚え練習してくださいね!」と、
脱力の勧めをさせていただける方が増えてきました。


それは、私にしても、お客様にとっても、ものすごく嬉しいことです。

体質がある程度安定できるような基礎的な条件が整えられ、同時に身体操作の概念が頭に収めるよう試行錯誤をなさり、
自身の身体を正しく導けている方でなければ。
私は、あなたは無駄な筋肉の力を抜くのが課題ですねとは、笑顔でいうことはできません。

むかし、脱力が大事だと書物等で訴えられていたタイトルを見て、思慮浅くそうしてみて、
手痛い失敗をしたという人、いませんか?

私、そうした失敗を、恥ずかしながらしたことありますよ。。。
とりあえず脱力、脱力、、、そして脱力。。
するとカラダの骨格構造を無視した脱力をしたツケが腰や首の激痛になり悲鳴を上げました。

それは、25年ほど前のことだと思います。




ただ、脱力するということに意義がないわけではありません。


カラダの筋肉の緊張を緩めるのは、次のような意味があります。

すでに筋肉が収縮して緊張を起こしていると、もっと筋肉をさらに緊張させ力を発揮しようとしても無理があるのです。

柔らかめなゴムまりを押しつぶすときと同じで、
押しつぶすはじめはたやすくつぶれても、
半分もつぶれたらつぶれにくくなるような抵抗が感じられます。

そしてその抵抗を無視して、さらに、強烈につぶしたらどうなるか?

「パンッ!!」っていって、爆発して壊れてしまうんです。


人間の筋肉も、ゴムまりと同様なことが起こります。
すでに筋肉が収縮しているが、さらにもう一度、ぎゅっと筋肉を緊張収縮させようとすると、筋繊維がプチプチと断裂しだすという形で壊れ始めるのです。
ですが人体の優れた点は、そのような筋繊維のダメージを避ける機能があるのです。
なのでいったん筋肉を収縮させてから、さらにもっと収縮させようとがんばっても、筋繊維を助けに来た機能が抵抗して収縮をストップさせるわけ。
つまり、ちょっと力を出して筋収縮しただけでも、筋力をさらに発揮させて筋収縮をさせたくても。
自己防衛本能的な筋肉の過剰な収縮から筋断裂を避ける機能によりパワーが本来の状態より劣る出力しかだせません。

そういった筋肉の特性を知っていれば、相手が自らの筋肉を収縮させてパワーを発揮させて襲いかかってきたときは、その筋収縮を多少でも助長させるような操作を反射的に加えてあげます。
そうやって過剰の筋収縮から筋断裂を避ける機能のスイッチを入れてあげれば、相手には攻撃色をだせなくなる。
つまり意識では筋肉を収縮して力を出せと命令がだされるが筋肉をそれ以上収縮させるのはまかりならないと言っている。
そうなったときは、よほどの命の瀬戸際で筋断裂から身を守る必要があるときなら過剰の筋収縮を避けるリミッターが外れて筋収縮ができますが、
そこまでいかないなら、さらなる筋収縮をさせる意思は負けて、そのものの筋肉は硬直したフリーズ状態に陥るわけです。
通常はこうしたフリーズが起きればとっさの抵抗はできません。





なので、中途半端な筋肉に収縮がされている状態って、その時点で終わってるんです。
たとえ、無意識に筋肉に力を入れる癖があっても、その時点で負けているといえます。

そうした状態に陥らないようにしたいですよね。
しっかりと筋肉の収縮をほどいて深く緩められた状態にいることが、次の瞬間に最高の筋肉の力を発揮させることにつながります。


無駄な筋収縮を減らせば減らすほど、次の瞬間にいいパフォーマンスができます。


それは一流といわれるようなスポーツ選手を分析してみたときに、このような筋肉の弛緩状態を引き出すことができているようです。
一連の決まった動きをすることで筋肉の弛緩と心理的な無駄な緊張収縮をもゆるめることで、パフォーマンスを引き上げられる状態を作ります。



そうできる人の条件があります。


・すでに十分に骨格を正しておけるような筋肉の弛緩が深いレベルでかなえられていること

・そのうえで骨格や全体の構造をバランスを感じつつ理想位置に配置することができること


そうした条件がかなえられた度合いの高さに比例して、筋肉の弛緩のあり方が見直すことができるようになります。

ただ、、、残念ながら、体幹となる脊椎の湾曲が強いときには、がんばって意識的に筋肉を弛緩させようとしても、
そうすることにより体調を悪くする人がでてきます。
なので体幹に関係する仙骨の立ち方や脊椎の上方へのつらなり具合からみると、
筋肉を弛緩させることをがんばろうと言ってしまう前に、
骨格構造を正しい位置に置く理解を実際的に体験して深めてもらうことのほうが大事になります。
骨格構造体が、ずれが生じているから筋肉をわざと固めて崩れた骨組みを崩壊させないよう必死にカバーしている。
そういうことが多くあれば、
そういったときの骨組みを支える操作は、カラダの体制が崩れて、頭や顔が地面に打ち付けられ損傷することを避けるため、
不用意にそれらを緩めることはいたしません。
それができないようにする身を守る強烈な優先度の高いプログラムが効いての反射で筋硬化を作って弱化した骨組み構造の補完をする機能なのです。
通常、おとなになってから、自らの努力のみでこちらの状態を良好に変更させることがむずかしいため、
運動系のボディワークや、私どものような筋膜リリースによるボディワークなどにより、
徐々にそのものの本来の骨格構造上の骨組みの正しい位置へ身を置けるように外圧や動きの指示で良好な改変への道筋を体験していただ来ます。
そうすることによりかつてからのミスアライメントの骨格構造の弱いままの状態と、
安定的な強度の増した骨格上の安定した位置を比べてもらいます。
通常は、前者の骨格のずれをもったかつての馴染みをもった状態を心地よいと感じるでしょう。
筋膜のリリースが進んだ後に関節可動のキャパが増えて骨格上の安定位置を体験できるようにできたとき。
だいぶ、自覚的にはいままでしてきた姿勢と具合が違って違和感を感じるものの、
私がその人を前後左右から押しても根が生えたような安定した崩れにくさを実感します。
その実感が皆無であれば、、、おおよそ、大抵は新たな生理的に理想の位置に骨格を置いてみても、
早々に以前の慣れによる悪癖を秘めた体感により垂直性が崩れたミスアライメント状態に陥らせる方向へカラダの芯を導いて、
カラダをどこに置けばいいかわけが解らなくなる迷宮に入ることが多いでしょう。




だから、十分な下準備で新たな骨格構造の状態位置に開眼できるよう、
そこに手当ができていないうちに、筋肉を緩めろと言われても、、、。
それは「こんにゃく腰」のような不安定で新たな歪みを作り出して複雑なコリの状態を助長するので気をつける必要があります。
( ※ 自身の骨格構造が理想的な自立をかなえられない状態のまま、筋肉をゆるませることばかりを意識する指導を受けた方が、体調不良が多発したことを、私は知っております。約半分はギックリ腰になってました。。)



ということで。

すでに十分に筋肉にあった癒着がほどけて弛緩できた。
(たとえば、腕や足の筋肉の上から触ってみて、骨の細い輪郭が触って識別できる者のこと。もちろん、カラダの他の部位も同様に骨の輪郭が筋肉越しに見える状態です)
そうして正しく骨格構造の位置を理解して、その位置に自らの力で持っていけること。
正しい位置に骨格を据え置くために移動させるときには筋力を使うわけですが、
正しい位置に骨組みをこさえて強い身体構造を作り終えたとき。

それが理想の筋肉の弛緩をしうる状態ですね。

この方向に意識して進むことで、あらたな身体操作の用法を見つけることもできます。



だからお客様の中に、特に、特別な運動系のスポーツを激しくなさっておられない方のなかに、
私が「もう、あなたは筋肉に力を入れてがんばるよりも、力を抜くことを覚え練習してくださいね!」と、
笑顔でいえるシーンを迎えられることは、ほんとうに嬉しい。
ボディワーカー冥利に尽きる。

多謝です!
posted by スズキ at 19:26| Comment(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月10日

デスクワークで椅子に座って仕事をすると、疲れるよね〜

デスクワークで椅子に座って仕事をすると、疲れるよね〜

どういう点をチェックして評価するのか?

下図を参照ください。


デスクワークでの脊椎負担.jpg


■ 右側<立位姿勢>

耳近くにある頭部重心点から骨盤の中心部に当たる重心点を結んだ(A)⇒(B)線。

わかりやすくするため、意図的にアバウトな表現にしてあるが、
線の(A)⇒(B)は、脊椎の並びと、頭部重心点から鉛直下へ引いた線が重なります。

これが脊椎を立てた状態での最も椎間板にかかる負担が少なくて済みます。



■ 左側<デスクワーク座位姿勢>

耳近くにある頭部重心点から骨盤の中心部に当たる重心点を結んだ(A)⇒(C)線。
傾斜していることが確認できるでしょう。

耳近くにある頭部重心点から鉛直方向に線を引いた(A)⇒(B)線。

物理的な脊椎椎間板への負担量は、(B)⇒(C)の距離に比例して大きくなり疲労負担は増加します。



ただこれは物理的な側面をみるだけで、実態を反映しているとはいえません。

下記、3点は確認すべきでしょう。

デスクワークの継続時間の量(長時間の同一姿勢は、筋腱の同一部位を休みなく継続使用し過労し回復困難におちいる)

・仕事中に感じる緊張の度合い(仕事に対し前向きかどうかでも変化します)

すでに蓄積されている脊椎椎間板のダメージ量が多ければ、筋緊張の度合いは相乗して椎間板を委縮緊張させていきます(重要)
  カンタンに言えば、腰痛症や頚椎症(首凝り)を感じて、
  すでに椎間板の形状がつぶれ気味であれば脊椎を固定する靭帯、起立筋は多少の負荷をかけただけで硬直委縮する傾向にあります。





補うならば。

クッション性の高いソファーでくつろぐときも、(B)⇒(C)の距離が伸びます。

そのような座位姿勢では長時間の作業は不向きであると考えたほうがよいでしょう。
posted by スズキ at 15:16| Comment(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月09日

デスクワークのときに、椅子の選択は何でもOK?  いえいえ、そうではなさそうです。

柔らかいソファーに腰掛けて、長時間過ごすことが多いという方々が緊急事態宣言中に見受けられました。

柔らかいソファー、それも膝下の長さより座面が低くなるようなクッションの沈み込みがあれば、
腰にかかる負担はどうなるでしょうか。

目で見る動きの解剖学。
シンプルでわかりやすい姿勢のノウハウと動きについての教科書的な存在です。

そちからかみると、
立ち姿の腰の椎間板にかかる負担量をみると、、。
頭部が重心線が支点(腰椎)から5cm前方にあります
するとその重さ(400N)を背筋力(400N)が支えることになります。
すると腰椎には800Nが加わるのです。


では、ソファーではなく、姿勢がよく座れるような椅子にすわったときは、どうでしょう?

座ると、上体はやや前傾するため、重心線が立ち姿よりも前にでることになるのです。
まぁまあいい姿勢で座ってるよね、という人がいたとします。
重心線が腰椎という支点より15cm前にでたとします。
このときは背筋群は1200N(=400×15)の力で支えます。




いくらいい姿勢で座ったとしても、
1200Nー800N=400N分、腰部に縮む萎縮させられる力が加わっているのですね。




ただこれは座面が安定して骨盤が立てられる椅子でのこと。

ソファーでは骨盤が後傾したり前傾します。
すると新たに腰にかかる負荷が加算されるのです。

通常、立ちでも座りでも、骨盤が理想的に座骨が鉛直方向へおろされていれば、
腰椎免荷(ようついめんか)という腹部の圧力がかかることで、
腹部が風船のようなエアーバッグが開いているかのように腰椎にかかる負担を軽減させることができます。

ですがソファーでは座骨が傾斜していたりよじれるような量が増加する傾向にあります。
すると腰椎免荷による腰椎の負担軽減がなされずに、そのまま腰椎がつぶれていきます。

椎間板の腹側が圧迫される力が強く働きます。
この状態が長時間化すれば、
骨盤底筋群が膀胱や消化器、女性なら内性器などを支えられずに機能が思わしくなくなることもあります。


なので<ソファーは短時間くつろぐためのもの>と考えるといいでしょう。




結局は個別具体で、どのような椅子に座るか、ソファーに座るかで、
腰椎にかかる負担は変わるわけですが。




最近は緊急事態宣言も終わったものの、自宅勤務態勢が定着してお勤めの方もいますから、
作業姿勢についてバイオメカニズム上どのようにすれば理想かを理解しておくといいでしょう。
ネット等でも学術的な視野を持って解説しているホームページなどもありましたから、
検索して確認していただければいいでしょう。

「そんな椅子はだめに決まっておるだろうが!」って容赦ない正論パンチが腹にめがけてドスドス打ち込まれるはずです。 
いたたたたっ、、って感じです。


椅子.jpg
長時間のソファー座り作業はカラダに負担蓄積が多大でNG

新たに椅子を買う必要がでても、
住宅事情などがからんでくるので、ただ「だめだ」といってすませるのは能がないと思います。
身体にどのような影響が来ていて、それが継続するとどうなるかの法則実体を理解して、
どれだけの手をかけたほうが自分の場合は妥当かを考えて、、、そしてDIYしましょう!

腰椎に負荷がかかって腹で呼吸ができない苦しさのまま作業することから抜け出れて、
楽な姿勢で効率よく能率高く仕事ができるるほうがしあわせですよね。


posted by スズキ at 12:37| Comment(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月04日

腕&脚の使い方。その後の気づきと変化、諸々〜。

以前も腕の使い方で、朝顔の手の内といった内容でブログに書かせていただいたことがありました。

それを元に現在進行形で、磨き続け、気づきを増やし続けています。

その中間発表として、関心ある方はお読みいただければ光栄です。



施術を受けておらず、手先の使い方をどうすればいいか、、、とか、実地で聞いたことがない方々には、
何をいってることやらとなると思います。

またはすでにすぐれて武道やダンスなどで身体操作上の十分な発想と自己研鑽の上に考慮が行く人には、
すでに「当然だろ、そういったことは」となることかもしれません。




ですが私は、この年になって、ようやくわかった気がします。

まずは腕の骨をどの手順で動かすかという目線で操作を分析していきました。




基本の動作は。

(1)尺骨を体幹へ向け、移動

(2)橈骨を体幹から遠位へ、移動

(3)上腕骨を外旋させ肩関節がはまりが深まるほうへ、回転

です。



(1)と(2)の尺骨と橈骨の操作は、指の第二関節まで軽く伸長する状態を保ち、
尺骨の移動が肩甲骨を後方へ浮かしてから、
橈骨の移動が肩甲骨の下端が内側へとローテーターを促す。

ここまではシンプルに、まんまなんですが。

もうひとつう解せなかったところがありました。
腕の骨には<尺骨・橈骨・上腕骨>の3本あります。
「尺骨と橈骨」は操作手順が俗に知られているもの。
ですから腕の操作法をお伝えしたお客様は耳にしていると思います。

質のよい動きをするには、
どの骨も順序だてて手の運動をかなえるようそれぞれが役割を持っているものです。
だが「上腕骨」を語る文献を目にしたことがなかったのです。



結果的に私が出した答えですが、
上述したものに付け加えると「上腕骨を外旋の回転を{わずかかつ軽妙に}与える」という操作でした。

上腕骨の肘部と肩部の両方を固定して外旋するならば、
角度を5度外旋させただけでも手先は数センチ動くことになります。
施術での手先の操作に活かすというのが主たる目的であり、
体操をするわけではないので、これでいいのです。


ただそのときに忘れてはならない点があります。
尺骨を含めて外旋し移動させたとき、脇が甘くなりやすいのです。
脇が甘くなった時点で三角筋鎖骨部などの屈筋に力みがでていく。
それでは骨格的に弱化するような崩壊が起きてしまうでしょう。

なので尺骨をその場で固定させて
橈骨を遠位に動かして外旋させる。
そう操作をおこなえばいいのです。


腕の操作のパターンが、平素とは大きく様変わりしましたが、不思議となじみます。

10月4日の現状、まだ不慣れで、使うべき筋が貧弱でそちらが鍛えられておらず、
上腕骨の外旋をする前段階での手先が筋が無意識に力がこもってしまうマイナス点はあります。
平素使っていた筋肉ではないところに筋のパンプアップがみられます。



(X Y Z)のベクトルへの操作感が格段に高まり、
検査する部位を手のセンサーがなぞりモニターするときの情報量が格段の伸びを感じました。
例えは悪いが皮下の目に見えない世界を探るとは、泥の深くに生息中の糸ミミズを手探りで探すようなものです。
それは凝りが大きければ見つけやすいといっのは一般の方でも直感的に触ればわかりますが、
髪の毛より細い筋繊維が皮下数センチ下で断裂していたり歪曲していたり他の筋と粘っているなどを、
それもミリ単位以下のものをキャッチして施術にいかすのが仕事だと考えて取り組んでいます。
それをかなえるには意識の集中も必要だが、
患部の情報を集める触覚になる手先が精密に患部状況をなぞりスキャニング作業をこなせるのが前提です。
そう断言できるのは、(X Y Z)のベクトルへの操作感が上がった瞬間に、
見えている情報の確からしさ、つまり信頼性がはるかに高まった感覚をえられ、
それを元に施術をさせていただいた結果が、
使用前使用後の使用後がこんなに変わった!と言えるような成果が私には実感できていたからです。

意識の集中とかでカバーできるものではありません。


変な言い方かもしれませんが、
わかってみれば、きわめて自然の道理に通ることをそのまま再現しているだけのことしかしていません。
ひとつずつの手の骨の操作を順を追ってやってみていただければ、
ある程度、体のできているものでしたらわかるかもしれません。
これができるようになったあとに、
ハイハイすると猫のような軽やかな前腕さばき。


手の動きには操作のノウハウや型はあったほうがよろしいですが、
特別な技とかいうものが必須かといえば施術上の必要事項としてはなくてもやっていけそうですね。
シンプルに、意図的に上記にあげてある(1)〜(3)の操作をしてはリセットして、を繰り返すだけでいい。



脚は、以下の公式が

(腓骨・脛骨・大腿骨:腸骨)=(尺骨・橈骨・上腕骨:肩甲骨)

(腓骨と尺骨を対応・脛骨と橈骨を対応・大腿骨と上腕骨を対応:腸骨と肩甲骨を対応)

させて考えていただいて、
あとは腕でおこなった操作手順と同様のことをしていただければ、それでOKです。

ようは、腕ならどうやって肩甲骨とその肩甲骨回りの胴体背部の筋を活動させるか、
脚ならどうやって腸骨とその腸骨を動かす胴体背部や大腰筋のような内部の筋を活動させるか。

腕を使うときに肩から先の手の筋は固めずに行くことが肝要で、
脚を使うときは股関節から先の筋ばかり使おうとしないことが大切です。
それをかなえる引き金の引き方があるのだと理解していただければ幸いです。


※ ただ注意する点は、
  すでにこれはある程度の筋膜の癒着がフリーになっている方のほうが感じ取りやすいでしょう。
  屈筋主体で動いている方は、筋膜の癒着が必然的に量がかさむので感じ取りづらいです。
  伸筋主導で動いている方は、試行すれば腑に落ちる点を体が見つけるでしょう。

※ 補助的にやりやすくするには、
  この動作ができるものが目の前の自身に声がけがされるほどの影響エリア下でレクチャーしていたりすると、
  人間が誰しも根本的に持っている身体操作上のミラーリング感覚のおかげでわかりやすくなるはずです。
  いったん、このような感覚が実感できれば、足が地面をとらえるグラウンディングの精度も向上するかもしれません。






最後に。

ここ1年以上、つねにホットストーンを脊柱起立筋に当ててということを施術でしてきましたが、
昨日はお客様のお体の状態のこともあって、ホットストーン用の石を加熱はしたのですが、使用を見送りました。
起立筋のリリースをするときに、私の手による手技であれば、どれほどの緩みを作り出すかは制御できるのです。
でもホットストーンをあてがうと、その際はどれほどそれに反応して脊柱起立筋やその関連部位が緩むかがわかりません。

そうなると半年以上前とはなりますが現状も外科手術をなさったあとのリハビリを欠かせないときで、
脊柱起立筋の緩み過ぎはかえってバランスをご本人が取りづらくなって膝腰に負担がかかるようになる可能性がでてきます。

そのような場合を危惧して、「起立筋へのホットストーンの敷石」を見合わせたのです。

ですが上記し解説させていただいた腕の操作を磨いた後であったため、
筋膜の癒着が極端に一年で進んでいた個所もいくつか散見されて深部にしまわれていたものの、
「ホットストーンを見合わせてもここまで、解けたのか」と想定以上の私が欲した完成体のリリースがかなっていました。


包丁型ベン石と呼ばれる器具を使ってリリースができたおかげもありますが、
もしかしたらホットストーンを起立筋に当てて加熱しなくても、
皮下数センチへと影響を入れることができるようになったのか。

包丁型ベン石.png


そのような感触が得られました。


お客様にとって、適温に温められた遠赤効果が期待できる石の上に寝て10分以上いれば、
皮下の4〜5センチもの奥まで熱が到達しています。
その個所の代謝は改善し、同時に筋は自然に効果的に弛緩するのです。
その熱は、血に乗り全身へと広がり離れた体内の組織も温められます。
そのおかげで、特に頚部のリリースには欠かせない下準備となります。
これをするかどうかでリリースの深さが段違いだということは、
幾度かの実証実験によるテストのうえ、見つけ出した結論です。


・・・。
ただホットストーンをメインになさるエステサロンなら、そこへの設定等に時間をかけられるでしょう。

私の所ではそのような時間が、時には長時間にわたる施術間のお客様の休憩時間になりえますが、
用意するものとしてホットストーンの数自体が握りこぶしほどの大きさのもの等が10個前後利用されるため、
総勢で4キロの石を敷くのって、やってみると、施術のさなかの術者が疲れてきているときの作業としては。
やってみていただくとわかると思いますが、これだけでお金をいただく方がいるほどの労働なのです。。

自分でホットストーンを手繰り寄せてみたものの、
オペレーションに労が多くかかりすぎてしまって。

ホットストーンの敷石以外のベン石の温熱器やベン石のスティックはいいが、
敷石は、私の首を絞めてまして。

コロナの影響で現状、一日に一人までと決めて施術をしていまして、
それでこの感じです。
一日に3名を受け付けていた以前を思い出せば、100%これは採用不可とさせていただくしかない。


もちろん、ただ「やーめた」というような無責任なことができるわけもなく、
命がけでホットストーンの敷石に代替できるオペレーションもよく成果がでるものを探していました。


そこで代替に採用したのがレッグロックが特徴のボウエンテクニックの仙腸関節のリリーステクニックと、
包丁型ベン石でした。

自身に包丁型ベン石を使って筋膜リリースをかけても、どうも思うまでのリリースをかなえられなくて試行錯誤をしていたのですが、
それが既出で説明させていただいた(1)〜(3)の手順での手の操作をすることで、
筋膜のリリース反応が大幅にアップグレードしていたことに気づきました。

そしてさんざん、自身の脚や手や首でリリース反応を確認して、安全性も確認して、
そして昨日は初めてお客様の身体的な状態を考慮してホットストーンの敷石を使えないという状況もあったため、
日頃、自身に試行しつづけた包丁型ベン石(リリース個所によってホットストーンを温めるウォーマーで加熱しておきます)によるリリースをさせていただきました。

施術をしながら、そして施術後も、ホットストーンの敷石をしなくても手の内が変わればこれほど解けたかと思える感動の仕上がりでした。

まだ私の手が新たな操作に対応する筋の発達が未熟で、
そこが完成するまで研鑽を積まなければなりませんが。
ですが、これならホットストーンの敷石を割愛しても私自身が納得できるという結果を見せていただくことができました。




このときそこで感じたのが
「生まれて初めて、手がうまく使えた」という驚きです。


これは施術のために研鑽してきたものであったのですが、
根源的に自身の身体の非力さに対してこんなものじゃないという悲しみや悔しさが、
昔から明確に付きまとっていました。
そういった負の実感から虚無を感じ、自信を喪失し続けてきたんだなと。
そこがあがなえるような落ち着きを得て、身体からくる充実感を味わっています。


あと数日もすれば、この体の使用感も慣れて、また新たなものを求め始めますが、
それまでは気分よく過ごしたいと願っています。 ^-^

posted by スズキ at 17:04| Comment(0) | 体の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする