2023年04月09日

顎関節系耳鳴りは【外側翼突筋】:これもまた触りづらい筋肉となっておりまして、、、、、

耳鳴りの問題について。
内耳の機能的疾患など、耳に関係した問題が起因する場合もあります。

そのようなものは私ども、筋膜リリース系のプログラムを実践する者には対応外で、
耳鼻科にお通いいただくべきとお勧めするものです。

ですがなかには顎関節上のトラブルから耳鳴りが発生するという場合があります。

どういったことか?

お客様が若い時分に下顎が前方に突き出すうけくち状を矯正したというお話をお伺いしました。
そのときより「キーンという耳鳴りが両耳でしていた」とのこと。


「それって、もしや、、、【外側翼突筋の不具合】で決まりじゃないですか!?」

Screenshot_20230408-094727~3.png

ここまで、それってこの筋の問題だよね〜と、
明瞭な状況証拠を挙げてくれて回答が落とし込める場合もめずらしいケースなんです。
通常、耳鳴りは頭部へ入る血管を圧迫する原因が、
頭蓋骨の側頭部の側頭骨や後頭部下部の後頭骨などズレや、
斜角筋の問題や、
それとも遠位経絡上の牽引からなどによるなど
他、さまざまな場合が考えられるようで、
それらをひとつひとつ見て取っていきます。
多くが加齢が加えられると上述したいくつもの組織上の問題が同時にいくつものものが含まれることもあるので、
単純にひとつの原因を取り除ければそれですべて解決というようにはならないのですが、
一つ取り除くと耳鳴りのトーンが下がるものです。
下がったものの、
残ったものに集中して意識を向け始めると以前同様に気になり続けるし。
原因筋の状態が安定して緩んだ状態を叶えられなければ、戻りもあるし。
そういう根気がひつような対応を迫られるのが耳鳴り対応には必要です。


そのようななか、
完璧にこちらのお客様の場合、
外側翼突筋上のトラブルがあって耳鳴りが発症したという原因が推測できます。

なので、、、
身体全体を精密にリリースして、それがぜんぶ済んだあとの最後の最後。
その外側翼突筋の不具合がどういった状態であるかをチェックしようと試みました。
ただ絵に示したように、外側翼突筋とは頬骨の下にもぐりこんでいる筋肉ですから、
筋腹を触り高度を確かめることはできません。

そしてすでに60年以上の経過があるコリであって、そちらは筋組織の軟部性あり水分を含んだ組織がはじかれて失せており、
水っ気を失ったコラーゲン組織ばかりが骨と同様かそれ以上の硬化が進んだ状態になっておりまして。。。
こういった水分を十分に含まず冷えた状況に変質した組織はもろくて筋断裂が容易におこりますし、
骨に付着した腱の乖離も生じやすい。
それらが起きれば取り戻し不可能の状態に陥るわけで最悪の状態に移行することになります。

なので力強く外側翼突筋を押圧するなどのリリース行為はその場では取ることはできず、
鍼灸の鍼治療をしていただける難治性の突発性難聴をわずらった方などの通われるところの
はり治療院の名をお伝えし、
あとはひとまず咀嚼筋として顎関節の状態に関わる【側頭筋・咬筋】のふたつの筋を
お風呂などで湯煎したベン石かっさをつかって緩めるようにしてくださいとお願いしました。

側頭筋と咬筋が頬骨への癒着が強く観られていたため、
頬骨の左右の位置に変位があります。
その左右差の量から考えて推察して、
右奥の外側翼突筋が特に硬化が進んでいるようで、
下顎をあけるときの様子を観察してもそのところが見受けられます。

お客様の頬骨の位置ずれが減少し始めたころあいで、
次回いつぞやかお客様がお見え頂く前までに、
【100円均一でも手に入るゴム製のボールを利用して外側翼突筋のリリースができないか・・・】
そこを調べて置こうと考えております。




ここからは私の反省点。

そちらのお客様とは長くお世話いただいている方なのですが、
初耳の貴重情報でした。。。

内心、私がもっとしつこく、何か気になることはないですかと、
どんな些細に感じられたりすることでもお話くださいと
もっとしつこくださなければならなかったと猛反省しているところです。。。

お客様がお体に感じられる不調感。
どう考えても筋膜系ではないから私に話してもしかたがないだろということもあります。
私も「うん、それは私の出る幕ではございません。申し訳ない!」とお伝えすることもでてきます。
ですがお客様には筋膜リリースでどうにかなるはずないというものも、
筋骨格系のトラブルからでたものと判断できるものも含まれていることもございます。

そういった部分には助言なり施術対応なりすることができるものもございます。
なので「だめもとで、とりあえず話してみる」という姿勢で、
気づいたことや昔に困ったことなど「そういえばさぁ〜」とお話くださると助かります。

どうぞよろしくお願いいたします!!

posted by スズキ at 10:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月08日

ゼロプロマッサー 2号!参戦!!

最近、ゼロプロマッサーが大胸筋周りのリリースに大活躍してくれています。

もう、これなしで脇下や鎖骨下、胸肋靭帯部位、
それに上部僧帽筋に肩甲挙筋の癒着部位などのリリースをどうやればいいかわからないと言えるほど!

ゼロプロマッサーの振動を使ってのリリースを受けられた以前同業で働かれていたの方の感想は、
「いままで感じたことがないようなパワフルで、振動の感じが奥の芯まで届く感じがするし、
それになんか、首の場合、喉の奥がくすぐったくなって咳が出て、振動は結構つらいけど。
効くって感じが大きい!!」
「ゼロプロマッサーの振動を受けたとき、なんかだるいな〜と思っていたのが、
まさかそこまで硬かったんだと驚いた!」とおっしゃられます。
ゼロプロマッサーで、コリの芯の硬い部分を見つけ出して当てると、
振動の質がガラッと変わることに気づかれるでしょう。
そうしたゼロプロマッサーの振動圧の特徴から、
自分の深部の筋のコリの状態が耳とカラダでくっきり理解できて驚かれるのですね。


いままで手元にあったのに使えてなかったのが、申し訳ないと頭を下げるしかない感じです。
そんな勢いでゼロプロマッサーを使ったら、
ハードな仕様に作られた業務機も壊れるもので。。。

昨今、途中でゼロプロマッサーの振動がうんともすんとも言わず止まってしまう現象が起きて困っていました。


制作したメーカーがメンテナンスしてくれそうもないため、
しかたなく設計図もないまま、こわごわ振動するガン部分を分解し修理。
結果、そこそこ直せて動き出しはいい感じに収まったのですが、
いつ止まるかは定かではなく、使用中に常に不安がありました。

すでにゼロプロマッサー本体を作るメーカーは、
本機を制作する部品がないため製造中止に。
しかたなく筋膜リリースガンの代用をと考えて
家電量販店の筋膜リリースガンが展示しているスペースに足を運んでいたところでした。
試用感想は筋膜リリースガンのほうが軽くて扱いも容易です。

ただゼロプロマッサーのほうが私の手に馴染んでいるだけじゃなく、
おそらく空気圧エンジンが使われている本機の特性から筋へのあたりが深く届いていいように感じます。
数機の筋膜リリースガンを手にして比較してみて、そうした違いが強く印象付けられていきました。
業務用に使うため自分が納得した状態にて仕事をしたいわけですが、
なかなか世の中、うまくはまいりません。。。

そんな切ない心情のさなか、
先だってゼロプロマッサーの調子が悪いとブログに書かせていただいた内容を読んでいただいた
ボディワイズに通っていただいておられるお客様のSさまから連絡をいただきました。

「ゼロプロマッサーを私も持っていますので、そちらをお譲りしますね!」
という驚くようなありがたいお言葉。

そしてお客様が西小山桜並木へお友達と花見、その際に本機をお届けいただきました!!

それで我が家にはゼロプロマッサーが2機に。

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上写真:ゼロプロマッサー本体2機を縦積み


これで施術の最中に故障したとしても、すぐもうひとつへスイッチすることでしのげます。
私にとって、施術中の故障トラブルに不安が消えて精神的な余裕を生むことになりました。


ほんとうに助かります!!


posted by スズキ at 09:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月06日

不眠症は? どの筋肉で改善するのか【答え:烏口腕筋です】


【不眠症】に悩んでいる方も多くおられるようです。
横になっても緊張したまま。
すると長い時間、寝て体力の回復をはかれずに時間が過ぎていきます。

そんなとき、筋膜リリースではどこの筋肉にアプローチをするでしょうか?

聞き慣れない筋肉ですが、
【烏口腕筋】に問題がないかをテストします。

Screenshot_20230406-140537~3.png

私がお客様の上腕に対し、こするような刺激を与え、
烏口腕筋の状態が過緊張状態に陥っていないかを調べます。

こちらの筋肉は構造的欠陥があれば肩の疲れや腕の疲労を感じさせます。
そして肺に関係する筋肉でもあるため、慢性的な咳が出たり、
他に肺疾患という影響が現れることもあります。
肺に関連する組織特有の神経過敏をしめすものでもあるのです。

不眠傾向が顕著な方の烏口腕筋の筋腹を解くとき、
上腕骨の骨膜にそれがべったり癒着していることも散見され、
そうなるとリリースされるときの痛みがかなり強めに出るようです。
そして烏口突起に付着する点を解くときはチクッっ程度だが、
上腕骨の付着点部分のコリは筋腹の癒着以上の状態で、
付着する腱部分が骨同様かそれ以上の硬さとなる人もおられます。

そうなると神経に刺さる激痛中の激痛。
強めの圧や摩擦によるセルフリリースをするのは思いっきりがつかず、
難儀することが多いでしょう。

ホットストーンで患部となる烏口腕筋へ注熱してリリースのときの痛みの出方を極力抑えるようにして、
それから的確に烏口腕筋の上腕骨の付着点を捉えて別法にて、効率の良いリリース圧を加えるといいでしょう。

または筋膜リリースガンのような器具を利用することでも、
ある程度、リリースの際の痛みを低減させた状態で癒着を解けることもわかってきました。
ただし筋膜リリースガンの振動等を的確に患部の状態にマッチさせて施術をおこなわなければ、
腕の内側を通る神経に対して負担が及ぶことが懸念されます。
一般の方が筋膜リリースガンを使い烏口腕筋のリリースを試みる際には、
最初は負担がほぼほぼ感じられないほどの弱い振動から様子を見てもちいるべきでしょう。
烏口腕筋のコリの強度に比例して振動が弱すぎれば痛みがないと同時に効果も薄い。
そのためちょうどいい振動を見つけ出しながら試みていく必要があるでしょう。

不眠傾向がある方は、烏口腕筋のリリース。
よかったらやってみてはいかがでしょうか。
posted by スズキ at 14:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月05日

不安、情緒的緊張、精神的疲労。ありませんか?

人の姿勢から、その方の肉体的な傾向および精神的な状態を読み解く技法として
(ボディリーディング)といわれるようなノウハウがあります。
それは膨大なデータを蓄積し、経験則上より見出した場合もありますし、
筋肉系の経絡上の関係から見いだせるものもあります。
関連の知識が書かれた本もありますから、
同業の先生方は関心を持ってそれらを手にした方も多いことでしょう。



先日、お客様に立ち方をおつたえしていたとき。

現在は凛とした大黒柱の支えを活かし、骨組みを理想位置に置くことができたときに、
はじめて無意識に緊張させ続ける抗重力筋以外の筋緊張の無駄を抜けるものだと理解した方から。

「そういえば、昔は、だらっとした感じのカラダを歪めた姿勢が粋な感じだと思ってたわ」
といい、片足が前に出て骨組みをぐでっとした状態をつくってみせてくれました。
ラフな姿勢で写真に映るモデルさんたちにも観られるような立位姿勢で、
それなりに小粋なかっこよさで様になっています。


でも私どもボディリーディングが反射的に頭に浮かぶものは、
肩甲骨が外転した状態で{棘上筋}が硬直した分、
【不安、情緒的緊張、精神的疲労あり】と反射的に判断しています。


Screenshot_20230405-111545~2.png

これは棘上筋が脳へのストレスの引き金になる性質を持つ筋肉だから起こることです。

左右どちらかの棘上筋が硬いだけでも脳内の血行が阻害されストレスが大きいのですが、
その両方の棘上筋が問題ありの状態ならば、
本人は気づかないうちに不安等の精神状態にいるのです。



悪姿勢により起きた棘上筋に起きた異常な緊張が引き起こす【不安、情緒的緊張、精神的疲労】。
これらは生理的に起きてしまう条件反射にも似た発生ですから、
こうしたこころの状態に陥っていたとしても原因が思い当たらないことも、まま、あるのです。
漠然とそう感じるという、そうした状態の低迷を感じられて居ればいいのですが、
そうした低迷が日常茶飯事で日々を送り根を張れば、
それが本来の自分だと勘違いしだす人もでてきます。


でも、もしもちょいだらっとした姿勢で肩甲骨が思わしくない位置に行くことで、
健康的な爽快な気分を感じづらくなるとわかっていたら、、、。

「そんな、損、したくないなぁ」って思うのでは?

それにこの棘上筋が問題ありで不安等の感情が湧きやすい人の特徴として、
いざというときに自分のもつリソースにアクセスできず、
多くが判断ミスを得てドツボにハマりやすいといいます。

自分の持っている知識が膨大にあるにも関わらず、
それらを鳥瞰して見にくい傾向があるようで、
そうしたところでも損しているようなのです。
不安の感情が常に煽られやすくて、
冷静に自分がしあわせになるための判断をする材料を見つける視野が狭まるためですね。

健康的な棘上筋が施術で仕上がるにつれ、
その人が本来持っている知能や情報が眼の前に並べられて、
それらを組み合わせていけばやっていけるといった工夫の面白さに関心が移ります。
そうなると棘上筋が問題で不安で動き出しが鈍かったところが消失して、
なにかと動きやすくなる。
そういった変化を感じるという方もでてくるようです。

背中で活躍する棘上筋というひとつの筋肉の変化で、
そこを深読みできるノウハウが蓄積されておれば見えてくるものがたくさんあります。

その他の筋肉にもこういった特徴を備えるものはございますし、
それを知りながら施術で調整を加えることに意義があると感じます。
やはり「なんとな〜く硬かったから解いたよ」といわれるよりも、
精一杯、その部分のリリースの意味をわかったところで、
琴線に触れるような改善を目指すというほうが施術成果がでます。

posted by スズキ at 12:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

上部肋骨の上方変位による影響

首の頚椎や頭蓋骨と上部肋骨(肋骨1〜2)の付着点をもつ筋肉。
{広く観れば僧帽筋のような中部肋骨まで影響する筋肉からの影響も加味すべき}

そういった首の筋肉といえば斜角筋がありますが、
その深部が緊張萎縮の状態が続けば、
恒常的な首の状態の短縮固定された影響から次のような影響が現れます。


Screenshot_20230405-091740~2.png
・頚椎の椎間板を圧迫して縮めたため、
(これが進行すれば頚椎の前弯がきつくなります。次のステップでストレートネックへ変化します)


・肋骨上部が恒常的に釣り上げられて、そこで鎖骨下筋などと癒着が進み肋骨部の異常固定が進行します
(肩ごと上方に挙上したまま固定されています)


・肩甲骨が恒常的に外転した状態がつづき、肩甲骨の骨の上に位置する(棘上筋)に影響する。
(棘上筋は脳への影響が懸念され筋肉で、不安感、情緒的緊張、精神的疲労が生じます)


ほかは、
・呼吸が浅くなる、
・肋骨全体の形状が理想とは離れる、
・その他諸々

意外とこうした状態は本人には気づきづらくて、
いつのまにか状態の悪化が進行していきくのです。
私もそういったことがあることは理解していたのですが、
極度にこれらの首の深層筋が萎縮して頸部や肋骨に変位を受けた人のリリースを
安全性を担保しながらおこなう方法が見つけることができませんでした。



首を長くさせることは緊張し短縮した首の筋群に一時的にスラストなどのさらなる緊張を強いる刺激をくわえれば、
一瞬芸的にその首は緩むんですよね。
ですが、これを繰り返しても首の筋の深層が変わるのではなく、表層と中層が一時的に強制的に虚脱弛緩しただけ。
時間が経てば歪んで傾斜した頭部を支えるための理由で元通りの硬さに戻ってしまいます。
そんなときに首への矯正が、頭部と頚部と背部のつながりを観ておらず下手な見立てでなされれば、
さらに首の筋の緊張が増すことで状態悪化がさらに上乗りになるでしょう。
失敗したらきつい頸部のむち打ちです。


それが大胸筋鎖骨部と小胸筋を芯までリリースを進めることと
頸部の筋硬化による萎縮した筋を緩めることを同時進行させることで、
上部肋骨の上方変位へ改善の糸口を見つけることができるようになってきました。
まだ試行錯誤を加え完成度を上げている過程ですが、
ただ鎖骨に隠された位置にある上部肋骨は、
鎖骨下筋も異常な緊張で短縮状態が見受けられることが散見され、
こちらのリリースを先行して、
鎖骨の下にある上部肋骨へのアプローチの道を用意する準備段階があります。
すでにこの前胸部の胸郭を構成する骨組みの変位が進行している場合、
首の上方から前胸部に向けて覆われる広頚筋の鎖骨部への癒着が強く現れて、
この部位のリリースに解かれる方の負担が大きくのしかかります。
そうした負担が少なくなるように先行して腋窩のスーパーボールやゴルフボールほどの硬さになった肩関節下のしこりをほどき、
大胸筋鎖骨部・肋骨部や小胸筋までリリースをする準備があれば、
どうにかリリースを加えることができるまでの鎖骨上の表層筋群の軟化をもたらすことができます。
もっとも痛覚神経が発達した部分が表層筋群ですから、そこの筋緊張を事前にほどく作業をするのです。
そうすることでほぼほぼ痛みがなく、快適な状況でリリースできる人もでてきます。
それでも、、、痛みがなく解けるというまではいかない人がいますから、
そのときは、そのお客様への負担の様子をじーっと観察してぎりぎりの線を見つけ、
解けるところまでの極限をしっかりといて次に繋げるようにしていくのです。

そしてここ数回のセッションでは、はたと、、、
前胸部と後胸部の肋骨癒着部のリリースを促進させるには、
ヤムナボール、使えるんじゃない?と思いつき、
それを組み合わせてダマダマなくきれいに肋骨部の癒着をアプローチできる箇所は解くことができるように工夫を加えています。
ただ問題として、ヤムナボールでの肋骨上部の筋の癒着がクリーニングされて解けることで、
いままで入ってこなかった上方の肺の部分の呼吸が行われるようになる変化が起き出す様子がみられます。
こうした場合の呼吸の質の変化量の大きさは強いもののため、
施術後にいつもなら大丈夫なお客様がくらくらした感じがする場合があらわれます。
それが強く現れるのも問題を含みますから、どこまでのリリースで止めるかを探るよう考えているところです。


ただ・・・ここの作業は、施術中に見えない筋繊維の一本ごとや硬化したまとまりなどを脳内でビジュアル化して、
どこにどのようなバランスが作られていて解く手順を見つけ出しながらとなります。
そこは各人の状態がまったく異なると言えるほど個性的なため勝手な決めつけができないため、
慎重かつ大胆に観ていきます。
各器官や気管や血管に強すぎる癒着があれば触れれば地雷ですので、
触ってはならない組織は触らずに。
硬化が進んだ筋膜の癒着部は骨より硬度が高い状態に陥っているといったときも人によって見受けられ、
緻密さも必須ですが、それに大胆さが合わさらなければ、それらの硬化筋が一生解けることはないでしょう。。。
そういった兼ね合いを考えながらリリースをするには、
対応できるお客様の人数は少なくするしかないため、
いろいろと、そうしたところでの難題もあるのですが。

施術により対応できる側面の深さが増すことができて、私にとって興味が尽きないところです。
posted by スズキ at 11:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月03日

筋膜癒着がもたらす麻痺とは

施術中の出来事。

お客様が、長い年月を経て筋膜の癒着を内部へと進行された部分をリリースしているときのこと。
先程まではお客様は平気な状態でリリースを受けておられました。
かつての私からの解説「筋膜が癒着が著しい場合、癒着箇所の炎症があったとしても麻痺が進行して痛みがでないことがあります」という内容を記憶されていて、
お客様「筋膜が癒着して痛みが麻痺して感じられないというときだけど、そういった癒着が解けて血行が蘇ったら。瞬間で痛みがでてわかるもの?それとも後々になってですか?」
という質問ををいただきました。

筋膜の癒着箇所は、虚証が進行しすぎていない場合で炎症物質をだせる力を有している場合。
すべからず血行不良を生じて酸欠で栄養不足を警告し、
血液を優先的に回してくれという要望を脳に伝えようという「炎症物質の排出」をしています。
ただ血液の流れが極端に減少すれば、炎症物質の排出をその血行が停滞して虚血状態に陥るも、
排出された炎症物質の量も減少し脳はその部位の異常を選択的に問題なしと判断するのです。
炎症があっても痛みがでないという麻痺の進行があらわれます。
その麻痺が進行した状態がひどく栄養の補給が困難な状態に陥れば痛覚神経がいなくなりますから、
そこまでの状態になれば血行が再開されて炎症物質が組織から出ていたとしても無痛でしょう。
その麻痺が進行した状態が、上述ほどまでは退化侵食されておらず痛覚神経がある場合、
血行が再開された瞬間に、癒着組織から出ていた炎症を痛覚神経が感知して痛みの警報を鳴らします。
その場合は、先程までは麻痺状態があってまったく痛みがなくて平気だったところが、
状況一転して間髪おかずに痛みが襲ってきます。

お客様は、先程までは痛みがなくて余裕でリリースを受けていたところが、
リリースが進み血管を圧迫して止血停滞した血流が再開した瞬間、
「あれっ?おかしい、痛いじゃないか!?」と驚いた。
それで私に、質問したのでした。


実際のところ、麻痺した状態の癒着組織があれば、
筋肉の収縮ができないエリアと化しています。
静脈血は静脈血管を、それを取り囲む筋肉の弛緩と緊張の繰り返し圧迫が血液を心臓へ戻すポンプですが、
そうしたポンプの働きが低下して血が滞り、その滞る血があるため新たな動脈からの血を受け取れないでいます。
そうなった組織は酸素や栄養を得られず、粘度が強い排泄物と二酸化炭素のガスが居座ります。
そうした組織は一定期間で自らその組織を分解してあらたな健康な組織を再生する力が状況に比例して減少し、
壊れかけのあばら家状態と例えられるようなもろい状態になっているから、取り扱いが難しくなります。
筋膜の癒着が進行した箇所は、そこまで進むと、ちょっとやそっと休息を得たとしても改善が期待できず、
かえってそうした虚弱した組織が周囲の組織の脚を引っ張る現象が起きて、コリや癒着のエリアが増殖していき、
徐々にそれは深層部位に沈みだします。
そういった状態を「表を通り越して裏に入った」という言い方をすることもあります。

そこに陥った状態から抜け出すことがえられるきっかけが、
老廃物が貯まる血が居座って新たな血の足らない結果起きた虚血状況を抜けることです。

そのときのサインの一つとして、今回のお客様が感じられた、
さっきまで無痛が、一転していたたたたっと痛みを感じる状態の訪れです。
脳がその痛みを感じたところに問題を感じた瞬間、選択的にそちらへ血液を多く回す仕組みがあります。
それが役立って癒着で弱った組織には新たな栄養を多く届けられ、徐々に汚れもゆるく拭い去られていき、
そのステップが安定しだしたときそうした旧来から使い続けるしかなかった傷んだ組織を取り壊して
新たな組織の再興に乗り出していきます。
そうした流れが一連で終了したあとは、しなやかで生命感のある筋肉や組織へ転化した状態が見受けられるのです。



そうした流れからも、
できることなら体組織内に炎症を出しても感じ取れない麻痺状態箇所を自身のカラダが持っていないかどうか。
若いカラダを維持運営していくには調べていく必要があるのでは?

そうした意味合いで筋膜リリースの研究を得意にして
麻痺がどのように起きているかを見抜ける施術者の活躍の場はあるのかもしれませんね。

ただし古くからの裏に入った状態のコリを持っている方の場合、
通常、変化が起きるには、相応の計算と適切な量の手間をかける必要があります。
個人的にできる範囲でそうした手間を惜しまないようにと考えて施術をさせていただいております。
そうしたことを徹底的にすることで、わかってきたこと、みえてきたこと、それがたくさんあるもので、
それも私自身の宝物のように感じています。
posted by スズキ at 13:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月26日

大胸筋リリースの決め手がゼロプロマッサー!、、、そんなゼロプロマッサーが動かなくなる前に。

ゼロプロマッサーを胸郭部のリリースにハードに多用しています。

img58057861.jpgゼロプロマッサー

一般的な圧を用いた筋膜リリースでは、特に女性の大胸筋肋骨部は解くことができないのです。
これぞマシンの利器の力を借りて起こすことができた奇跡のリリースともいえるでしょうね。

こちらの機器、しっかりしたウエイトがあって一般の筋膜リリースガンより重厚で、
振動のリズム(一拍抜いて等)、強さ、速さが可変組み合わせ的に調整ができます。


ただゼロプロマッサーに対して最近の悩みがあります。。。

短時間利用であれば問題ないタフな業務用のマッサージツール。
いままで故障は一切なく使えてきたわけです。
それがこのたび大胸筋等の精密なリリース箇所を長時間解く負荷は、
このマシーンでさえ調子が悪くなるほどあまりにハードなんです。
振動体部分が動けなくなり止まってしまう現象がでてきました。
このマシーンが壊れるのも、私自身に蓄積する負荷量をみれば、
それも当然だと思えるものの、私自身の負担は養生していけば治るが、
マシンは放置しても治るものでもない。。。

ハンドマシン内部の潤滑油が切れだしたようにみえるのですが、
私がゼロプロマッサーを買った販社はトワテックという医療器具を商うところで、
いま、そちらの販社サイトをみてもゼロプロマッサーのゴムアダプターの販売はあるが、
本体は売ってないようで。

おおよそ8万円弱のゼロプロマッサーは、新手の筋膜リリースガンに駆逐されたかのようで。
ネット検索で製造メーカーのページが見つかりませんでした。
非常にざんねん。。。


基本、私が現在行っている女性への大胸筋のリリースとは、
実態的には小胸筋といったさらに大胸筋より深部にある部位の解放が目的でものを見ており、
その小胸筋リリースでは一定の方向性と一定の圧を保った刺激を与える必要があって。
それには無骨で把持したときの安定感が絶妙かつゼロプロマッサーのハンドガン部分のしっかりめな自重を使うことで、
こちらの小胸筋リリースがかなえられています。
ゼロプロマッサーのアタッチメントできるアダプター種類数も多く、それに最適なものも用意されています。



どうにかこうにかだましだましですが、使えている現状。
それを見切りで分解して取り返しがつかなくなるのは避けたいのです。
完全にゼロプロマッサーがにっちもさっちも動かなくなったら、
マシンのハンドガン部分を分解しないといけませんが、
分解して直せる確証はありません。

おそらくゼロプロマッサーが壊れて利用できなくなれば、
価格的に10万ほどの定価で売られる点と、
メンテナンスがメーカーで受けられない状況のゼロプロマッサーを買うのは難しいため
高機能版でもその半額以下でコストが抑えられる筋膜リリースガンを買うことになるでしょう。

ただお客様からや同業者の施術院来院時に筋膜リリースガンを持たせていただいたことはあるのですが、
重心の違いやハンドガン部分の重みの違い、それにアタッチメントゴムの差異から、
現在利用して成果がだせているゼロプロマッサーにそのまま置き換えて、
同様な成果がだせるかは不安が残ります。

基本、ガン部分を握る状態で操作するときもあるのですが、
ガン部分を握らずにガンの重みのみをつかい、
なかば吊り下げて一定量に整えられた振動を与えることで、
胸骨柄や大円筋・小円筋と一部肩甲下筋が解くことができています。
この部分がうまくリリースができるということ自体が奇跡的なことなんです。
そりゃ、かんたんに表面を削る的なリリースは容易ですよ。
でも、芯に変化を与えるような劇的な変化を鮮やかに起こすにはこの使いようのノウハウが現状では必須と考えています。
(解き方も工夫で進化して変化も加えられますが、ハンドマッサージや持続的押圧によって解くことはできない場です)
それが私が数機観た筋膜リリースガンではハンドガンの重心点が前目に寄り過ぎて、
ゼロプロマッサーでする同様のことをしようとしてみたら半分もリリースができてきません。
かといって私の手を使って圧をかけるなら一定圧を保持できずに表面を跳ねるだけで弾き飛ばされます。
芯のコリの部分に、狙いの振動が届けられないから駄目なんですね。

今後、使用中のゼロプロマッサーが本格的な故障を起こして一定期間使えなくなったとき。
自分でメンテナンスを試みたり、
新たにゼロプロマッサー本機を購入の検討も鋭意いたしますが、
筋膜リリースガンで代用することも場合により起こり得ます。

その際は申し訳ございませんが、
大胸筋部分のリリース、特に女性の場合、リリース制限が加わる可能性があります。

ですので、、、私から積極的なお勧めをするのも極めて珍しいことですが、
女性で、
アレルギーをお持ちの方、
呼吸のしづらさを感じる方、
肩こり首コリが根深く感じられる方、
肺経の問題により女性器系の疾患傾向がある方、
などには特に大胸筋部分のリリースを経て、
改善がみられるといった報告を受けています。

繰り返しのリリースで上半身のトルソー部分がきれいな伸びがでてくるので、
そういったところに焦点を当てておられるバレエをなさっている方々が
特にこちらのリリースで熱心に通いだされておりますし、
同時に成果もみられています。


そういったカラダの変化に興味がございましたら、
ゼロプロマッサーが動いている、いま。
お試しいただければ嬉しい限りです。
posted by スズキ at 10:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

腰椎がまっすぐに・・・という場合、大腰筋の萎縮状態が観られ、そこに炎症があります。施術によるケアのしかたはかなり繊細かつ難易度が高いものです

腰痛がつらいものがでたとき。



第一は、病院にて状態を見ていただくことが必要です。
それは腰痛は単に筋肉の硬化が原因にとどまらず、
内臓反射区の問題でてくる場合などと他さまざま原因が考えられるからです。
私としてはそうなさられる過程を通ってから、筋肉上のトラブルだとなった上で施術を受け付けられることは、
非常に安心して施術をさせていただくことができるので、とてもありがたいのです。

施術にて。

第一1腰椎〜第五5腰椎の椎間板が全体的に狭くなった方のとき。
このような状況になると椎骨を囲んで内臓側の大腰筋、背部側の起立筋や腰方形筋。
そして腰部を取り巻くはらまきのような腰部を支えるコルセット役の腹横筋や腹斜筋、腹直筋などや、
それら筋肉の上を取り巻くまさに腹巻き状に巻かれた筋膜層。
これらのバランスが狂うような影響を産む場所といえば、
その多くが大腿部前方や側面の筋群の筋緊張が根付いて大腿骨へと癒着が進行しているときが多いようです。
それらの筋緊張による腸骨の前傾を起こすことで仙腸関節炎のような不快な痛みを覚えることもあります。
2〜3週間ほどの長期にわたり極力それら筋肉への活動を制限させるようにして腰痛を耐えるようにしていけば、
それら大腿部の前面側面の筋を使う機会が減ります。
すると単純にいえば大腿部の問題の筋緊張が軽減すれば腰部の痛みが減っていくのです。
ですがそういった軽減が起こったあとも継続的に、腰部を捻る、体側を伸ばす動作をすると、
痛みや張りなどの不快感が続くときがあります。

そのようなときは多くがすでに大腿部の前面や側面の筋肉群が大腿骨の骨膜へと癒着が進行している場合があります。
この場合、2〜3週間ほど筋肉の活動を軽減したとしても、筋膜と骨膜の癒着の強さが点で数か所つくだけの軽度では収まらず、
面の広さで癒着があれば、単純に筋を不活動の状態にキープしただけでは剥がれないことが多いのです。
そして深層部のその癒着した筋群は、腹部の大腰筋づたいにお腹の中の臓器を下降させつつ、
徐々に大腰筋の筋繊維を引っ張りを強めていき、線維化を図ります。
通常の初期段階では腸骨が前傾するときにテンションが高まるきんは腸骨筋ですが、
それに加え大腰筋が萎縮し始めると、その大腰筋に血液を送るための血管が細って血流が減少しだします。
すると大腰筋の柔軟度がある赤みの筋組織が弱化して減少し、白さのある大腰筋の束の筋層ごとの筋膜の膜組織が残ります。
このような状況になると内臓側の椎間板がじわじわと縮みだして、
結果、腰椎部位が全体的に椎間板がつまり出すという状態へと展開されていきます。
このような大腰筋の筋膜の張りが続く期間が長期化すると、大腰筋自体の組織が干からびる感じに変化して治りづらくなるため、注意が必要です。

このような場合の施術を行うとどうなるか?
特徴の一つに、
大腿部の筋膜が大腿骨の骨膜に癒着している深層部を緩めれば、
内臓のほうから「きゅるきゅるっ」とか「くぅーっ」といった、
胃内停水のごぼごぼとかの水の滞りが動く音とは明らかに違った音が聞こえだします。
そして十分に大腿骨に癒着した部分を緩め、その上で鼠径部と大腰筋や腸骨筋の癒着部、及び小転子の大腰筋と腸骨筋の付着部位の緊張を解くこと。そして往々にして踏ん張り筋と言えるような下脚の外側の腓骨筋や膝窩筋が固まっていることが多いため、
そのような部位にも必要なリリースを加えること。
そのようにした上で、カウンターストレイン等のソフト系の手技で大腰筋のリリースを加えることで、
かなり安定した状態をかなえることができます。

そのときどきの状態の進行度により、
この作業は何回にもわけて施術を受けることが必要な状態だと言えるようなこともあるのです。
自身で大腿部の前面と側面の筋膜の癒着が起きているだろう部分を十分な柔軟性を取り戻せるようにマッサージをすることなど、
自宅で自分でケアする方法を実践したり、
日常生活上で大腿部の前面等の筋肉が過剰に使われているときがないかをチェックして、
それが見つかれば、その際の姿勢を変えるよう努めるなどの対策を積極的に取ることで
改善を安定させ定着化させることにつながるでしょう。


ただ・・・余談ですが大腿部の前面等の筋群がきっかり大腿骨の深層に癒着が進むと、大腿筋が分厚く固くなります。
なまやさしい圧や刺激ではまったく深層筋までたどり着けません。。。
そんなときは他者による施術により体重を生かしたものなどでなければなかなか追いつかないでしょう。




痛みが強い状況下では、冷静になって自分のカラダの状態を観察する余裕も持ちにくいと思います。

大腰筋が起こす筋萎縮による硬化状態は繰り返されやすいので、
そのようになったなったときは、セカンドオピニオン的に施術を受けに施術院にいくことも勧められます。

ただ大腰筋の状態と仙骨の反りや腰椎椎間板の狭窄の緩和などの調整など、ミリ単位修正的な精密かつ正確な調整も必要なところもあるため、
日頃からちょっと腰に不調感があるという方は、いざというときのためにいい施術院がないか、口コミ等でチェックしておくといいでしょう。
posted by スズキ at 09:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月16日

ソフトバンクの不透明さに憤りが。。。でも、花粉症の症状改善報告からは透明感がでてきました!

ソフトバンクのサービスを気に入って利用している方は、ごめんなさい。
一個人の特殊なケースですが、

ソフトバンクのADSLによるインターネット接続サービスが本年1月末日で終了にともない、レンタルした接続機を返還した。
するとソフトバンクより「まだADSLモデムを返却していませんから、このままなら違約金を徴収します」という内容の手紙が届いた。
4年前にADSLモデムが故障したため、ソフトバンクに電話をかけて代替え機をだしてもらい、故障機は返却。
今回は、私の手元にない【返却済み故障機】を返しなさいといってきたソフトバンク。
返却しなければ高額ペナルティ付きです。
事情を話したく連絡を試みたくても役に立たない自動回答のみの電話番号しか記載されていない。
ネットでソフトバンクホームページの当該問題の受付窓口を探すにもたらい回しで見当たらないまま、半日潰しました。
一方的すぎる失礼な経営姿勢に困惑中です。
ひとまず消費生活センターに連絡予定ですが、不透明さに割り切れない。。。


世の中、不透明さに困惑することってありますよね。

施術でも、そういうことってありまして。

実は以下のような内容のブログを書きまして、
大胸筋のリリースをさせていただくことが、それから増しました。

2023年03月05日
女性版・肝経の大胸筋胸肋部に対し戦略的なリリース法
http://bodywise-note.seesaa.net/article/498437301.html

大胸筋は肝経でアレルギーに関与するものではないが、
胸骨柄下に位置する胸腺の状態改善を意図したリリースを同時にしていくことで、
花粉症になっていたお客様には、ぜひ、と勧めていました。

すると、、、なにやら数件、
メールなり電話なりで、花粉症の改善がだいぶいい!と
連絡を頂戴することになりました。

一応は胸腺を狙ったリリースではありますが、胸骨柄という骨の裏側奥に位置する臓器であり、
これほどまでのアレルギーに対しての好影響が出る理由が、ちょっとわからなかった。。。

ですが立て続けて改善報告があれば、
何らかのアレルギーを引き起こした原因に対し、
一様に適切なアプローチをしていたということでしょう。

そして、ふと、思いついたことは、
大胸筋胸肋部を解くという視点でリリースをかけたが、大胸筋鎖骨部もきっちり解いていた。
大胸筋鎖骨部を解く理由は、
(1)鎖骨部上を通りそれと癒着が強い広頸筋を緩める
(2)鎖骨裏の肋骨1番に付着する前斜角筋の緊張を緩める
といったところを同時に処置し、
頸部前面側面の筋肉群はアレルギーに関与したものが連なっているからだ。

ただ、頸部のそれらアレルギーに関与する筋を積極的にリリースをさせていただいた過去の施術では、
ここまでお客様からいい感じだったよという連絡は、、、ありませんでしたので。ーー;
それゆえに不思議だったんです。

それでアプライドキネシオロジーの専門書で、私が愛読しているもっとも精密に筋肉の内科的徴候を解説する本を取り出し大胸筋鎖骨部を調べると。
大胸筋鎖骨部は{胃経}に属する筋で、
【消化不良、アレルギー、肝疾患、たんのう疾病、脾臓疾病、潰瘍、情緒不安定】
とありました!
そのうえ、明瞭に〈大胸筋鎖骨部は、左右のそれぞれ筋が弱ければアレルギー状態〉と書かれております。

ゼロプロマッサーと大判木製かっさのてこ圧、そしてべんせきやベン石温熱器、ネフライトの温熱など、
考えてみれば、いままで私が研究してきたすべてのノウハウを
大胸筋鎖骨部のリリースに注ぎ込み、今までにないほどの時間と労力をかけてきっちり精密に仕上げきりました。
構造上、大胸筋胸肋部の下に位置する大胸筋鎖骨部は、肋骨の1〜3番の骨膜に対し癒着が甚だしく、
大胸筋鎖骨部のコリは骨同等かそれ以上の硬さがあらわれて一般の方がそれを触れば見分けが付きません。
そうした上部肋骨の正常位置からは著しく変位が認められます。
たまたま女性の大胸筋胸肋部を解きたくてゼロプロマッサーを使いだしたら、
それが進化して工夫された他のリリース技術と融合して大胸筋鎖骨部をも緩めることができるようになりました。
大胸筋鎖骨部の肋骨1〜3や鎖骨にきつい癒着が影響する硬化したものは、
解き方を工夫しなければ筋全体の位置が深部を通り、激痛が厳しいにとどまりません。
角度が垂直に当たれば骨折のおそれがでる危険なエリアです。
そのため解きづらく、実際に効果があがるリリースを加えるには安全を最大限に考慮し確保しつつ、
なおかつ鎖骨部のせいで変位した上部肋骨や鎖骨を正しい位置に戻せるよう落とし所をつけ、
胸郭全体を立体的に見据えて成形することができなければうまくいかないでしょう。
大胸筋鎖骨部って、一旦、骨化したかと観られるほどの硬さになる方の場合には、
難易度が高い筋膜リリースポイントなんですね。


ざっくり言えば、
胃経に問題ありで胃の冷えがあることで鼻水につながりますし、
目のかゆみがつよければ肝に問題ありで肝経を疑うところ。
それで鼻水がひっきりなしに出たお客様は胃経の大胸筋鎖骨部、
ここが大きく停滞してブレーカー落ちしたため花粉症のアレルギー症状を出していた。
それが大胸筋鎖骨部が緩和したため、
わざわざお客様からの花粉症の症状改善報告をいただけたのでしょうか。
そのようになられたお客様に対して行った施術内容とウエイトのかけ方からすると、
そう推測することができます。


【大胸筋】といっても、
それは(胸肋部)と(鎖骨部)といった別々の性状を持つ筋を、
あたかも一つの筋肉であるかのようにひとくくりしたものです。

(大胸筋胸肋部)は{肝経}に属し、
内科的徴候として〈緑内障、目のシミ、肝臓疾病〉となります。

(大胸筋鎖骨部)は{胃経}に属し、
内科的徴候として〈消化不良、アレルギー、肝疾患、たんのう疾病、脾臓疾病、潰瘍、情緒不安定〉となります。

大胸筋の胸肋部・鎖骨部。
この両者とも肝に影響を与え相互の結びつきはありますが、それぞれ別々の内科的徴候を持つため、注意が必要ですね。




以上、花粉症の症状改善報告の理由は透明感がでてきたものの、
ソフトバンクとの間では不透明さに困惑し続けるところでした。 m__m;



追伸:2023/03/21
本日、ソフトバンクより電話を頂きました。
送られてきた封書に私書箱宛の連絡先の記載があり、
そちらへハガキを送り、その返答です。
結果、返却済みとしていただきホッとしました。😅
おさわがせいたしました

posted by スズキ at 08:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月14日

急に右側の膝が激痛! この場合、膝を即座に解いていいかどうかの見極めが、その後の回復に天と地の差を生み出します

個人的なことで申し訳ないです。

昨今、施術で大型木製カッサを用いててこ圧を多用することで、
精密かつパワフルに筋膜リリースを行うことができる様になりました。

そこでこの手技を多用していた結果、
踏ん張りで胆経を傷つけ、右膝、膝窩筋が激痛・・・。
少しずつ不調な実感が積み重なってきていた。
そうした小粒な負担で手当をすればいいものを、
ある程度はあるき方を工夫して膝の過伸展を修正できていたため、
根本的な改善作業に手を出していませんでした。

それが昨日、外出時に右膝の膝窩筋がつって激痛が起きたことで、
足を引きずって帰宅しました。

30年前くらいにも同様の膝窩筋が激痛となって
懸命にびっこを引きながら目黒不動尊から帰った記憶が蘇ります。
いまもそうなったということは、
昔の身体操作の傾向が完全に拭えてはいない証拠。

なさけない。。。。。

では、どういうメカニズムでこの度の右膝窩筋がつったため、
膝の大腿骨と脛骨・腓骨といった骨同士の関節のズレまで及んだのか?



IMG_20230314_094752~2.jpg
黒い線が過伸展している箇所の印です

要は、腰椎部位が右側へ湾曲し、
右膝の外側の過伸展、右足首内側の過伸展。
左膝の内側の過伸展、左足首外側の過伸展。
同時に左右股関節の状態を観察すれば、
右側股関節は坐骨と大腿骨の間が狭まり、
左側股関節は坐骨と大腿骨の間が広がっている。

そのような状態が観察できます。


より詳細をお知りになりたい方は、下記の本がわかりやすいと思われます。

内臓体壁反射による異常観察と調整テクニック 概論 単行本(ソフトカバー) – 2018/1/1
南 一夫 (寄稿)




ではなぜ膝窩筋がつるような激痛がでたのかというと、
右膝外側の過伸展部分を通る経絡が胆経で、
その過伸展する胆経近くに位置する関連筋が膝窩筋です。

なので右膝の不調を軽減させるには、
膝の問題は2〜3割ほどの影響で小さく、
腰部の湾曲と右側股関節の大腿骨と坐骨の狭まりを修正するのが8〜7割といった影響です。
それはなぜかといえば、
私が棒状カッサ等でてこ圧を使って筋膜リリースをしだした時期から計算すれば、
まだ膝の状態自体は慢性化した組織の破壊が起きる手前であることがわかります。
今回の右胆経の胴体脇から脚の体側を含む異常な過緊張のテンションが発生しており、
それはそちらのテンション全体の問題にあるにもかかわらず、
膝というユーティリティに使われ動きが大きい部位が負担感を真っ先に実感しやすかった。
そういうことでしょう。

年単位で膝の痛みを堪えていたり、反対の膝でばかり歩きだしていたようであれば、
膝周りのパッケージ力のある靭帯や半月板に深いダメージが入り込むため、
膝内部の複雑に折り重なって癒着が密になったものを観ていかなければなりません。
そうなると膝は激痛ポイントの筆頭ですから、大変なことが起こります。
幸い、私のこの度の状況は、そういったところまで進んでいないため、
膝はいじることなく別の箇所の修正により痛みは改善できるはずです。

そのため昨日は休日にもかかわらず早々に帰宅して、
セルフケアに勤しみました。

温熱を使って右側胆経や胃経、脾経の経絡線上を修正を加えたのですが、
そのとき膝に触れてもいないのに、
膝の骨が「ゴキぃ」と野太い修正音を立てて正常な位置へと移行し、
その後、数時間前の右膝窩筋の痺れで下脚が言うことを聞かなかった状態から復活。。。

余談ですが、
私のような主たる原因が膝由来ではないというものなのに、
膝をまっさきに解いてしまうと、どうなるでしょう。
主訴は、膝が痛いというものだからいきなり膝を解くよう、
「ここを解いて!」と訴えがあるからその要望に従うという場合です。

実は、膝の骨のズレが一気に倍加して激痛が増します。
そうした激痛が胆経を更に緊縮状態へと追い込んでしまうため、
これをすると治らないどころか悪化するのです。

手順ミスは命取りになるため、見極めが大事で、
ひざ痛を生じさせた他の主たる原因部分を先に直しておきましょう。
すでに脆く壊れだした膝へ不用意に外圧を加えて壊すべきではない。
無理や無茶を受け付けないのが膝なんですね。
そういったこともあって「膝を治す見立てはむずかしい」と言われます。

自分自身顧みて、
芸は身を助けると気楽なことは言ってはいけないと猛反省中です。
posted by スズキ at 11:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月13日

花粉症症状の対策は肺経ばかりとは、限らない。。。そっかー

言志四録より

一二七、病気について
聖人は強く健やかで病気にならない。
賢人は摂生をして病気にならないように努める。
普通の人は虚弱で病気になりやすい。


数日前の仕事が休みの日。
スギ花粉の飛散が多い日の起床時、無色透明の鼻がずるっと。

黄色い鼻水は熱性のものでウイルス性の風邪によるもの。
でも無色透明の鼻水はアレルギー性の花粉症などの影響。

今年も花粉症がでたか〜、、、。
数時間でポケットティッシュ分のティッシュを消費。

と、ちょっとがっくり。

ですが、言志四録に語られるよう、
「 賢人は摂生をして病気にならないように努める」しかありません。

花粉症だったら肺経をまず調整します。
ですがこの度のわたしの症状から、
肺経による花粉症の症状ではないことがわかりました。

経絡のどちらが問題ありかをチェックすると、
花粉症に関係なさそうな膀胱経、小腸経、三焦経などがでてきました。

背中側の肩口に、それらの経絡線が集まるエリアがあるため、
そちらを30cm×60cmのヒーティングパッドを利用して
べんせきのカッサを8個ほど温めてからその上に仰向けで寝る。
その状態で4〜5時間、ゆっくりとした時間を過ごし、
気がつけば寝ていて汗びっしょり。
その結果、花粉症の症状は体感で十分の一ほどに軽減しました。
日常生活上、さほど問題ない状態へ収まっております。

例年、もし花粉症が出た場合は、
肺経によるブレーカーが落ちてアレルギー症状を出す箇所をつなぐことで花粉症を消してきました。
それで解決できていたんですが、
今回は肺経をつながなくても花粉症の症状が落ち着いたという理由は?
そこが興味深いところでした。

肺経と小腸経・三焦経は、それぞれ手を通る経絡線で、
それぞれが引きつれの関連性も影響出てくるものでしょう。
感覚的には三焦経の改善が花粉症の症状軽減になるようで、
その後に改めて三焦経を全体気を通すようにすることで更に花粉症の症状が軽減。

私が観ている経絡の専門のテキストからは三焦経を花粉症のアレルギー対策に使うイメージがなくて、
テキスト通りにアプローチを加えただけでは思うように良好な成果が得られないことがある好例です。

余談ですが、膀胱経はワークベッド越しに施術を長時間することで、
私の上半身が前傾を保持し続ける必要で経を痛めているのがわかり、
疲れがここに蓄積している量が半端ではありませんから。
そしてこちらは兪穴という各経絡の調整に必要なエネルギーを注ぐ注ぎ口があるため、
膀胱経の兪穴に的確に注熱することで自律神経系のトラブルを解消する助けをしてくれます。

自己を摂生し、自己防衛の方法を自分なりに学ぶ課題として
経絡の自己調整をすることで学べることは少なくありません。
posted by スズキ at 11:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月09日

仙骨変位は上下垂直から前後にねじり等々バリエーション豊かなのです

骨盤の歪みというと、腸骨のどちらか左右が下がったり前傾するなど、腸骨目線で変位を見つめることもあります。
たとえば右側腸骨の上前腸骨棘が下方移動して左右の腸骨のバランスがとれていない、などがその例です。
このパターンの骨盤のゆがみは一般的な健康関連の本にもよくイラスト付きで解説あるわけで見覚えあるでしょう。

ただ他にも骨盤のゆがみパターンはあるんです。
たとえば仙骨が上下に垂直シフトした場所で固定する変位パターンもあります。
腸骨間の仙骨の上方へ垂直方向へシフトした状態と腸骨間の仙骨の下方へ垂直方向へシフトした状態です。
Screenshot_20230304-135046~2.png

ここまでは施術系のテキスト等で見受けられるものでしょう。



ただそれにとどまらず腸骨の間にある仙骨が後方へシフトした状態と前方にシフトした状態で固定した場合もあります。
腸骨の間にある仙骨が前方かつ垂直下方にシフトしている場合、リリースが特に困難なことが多いでしょう。

その理由のひとつは、
仙骨から下にある尾骨が仙尾関節で前方へ曲げられて入り込むか、
さらに尾椎ごとにそれぞれ歪みがでてしまう。
そうした様子に陥りやすく、そうした際の尾椎はもろく骨折しやすいのです。

それだけではありません。
仙骨の骨が前方位置にシフトした場合、
その仙骨の実態把握が非常に困難となることが多いのです。
その仙骨上にある靭帯群が骨化した硬さに変質しもするし、
反対に仙骨の上にある皮膚層が虚脱軟化してぶよっとする。
いずれにせよこのようになれば仙骨の状態がどの深さにあって、
どのようなねじれとなるか上方または下方のシフト量はどうか?
などの正確な情報が、まったくてにはいらないといえることも。
もちろん、だいたいこんな状態だろうかという推測はできます。
ですが仙骨はいのちを失うようなリスクをもつ骨ですから、
そういった推測を信じて見切り発車で圧を不用意にかけるのは
絶対にやめるべき行為です。

仙骨が正常に位置していない割合が高いようであれば、
多くは上方下方垂直シフトや前後シフト、
それにねじれや回転などの変位が複合して混じっております。
そういった変位をかなえるには多層化した複雑な癒着が折り重なった筋膜が複数あるわけで、
どれをどの順に剥がせば安全で効率的かなど推し量ることはできないでしょう。
安全確保が必須だとしても、手探りで危険のないほどほどを解くのでは、
いつまでたっても仙骨の癒着の親玉にたどり着けずに癒着の揺り戻しが置きます。
そうならないようにお客様に立ち方や歩き方の所作ノウハウを伝えて仙骨や脊椎に負荷蓄積を
避けるような使い方をお願いするものです。
とにかく仙骨変位を起こさないためにはどう所作すべきか、
という視点でお客様ご自身に協力してもらうという感じでしょう。


そういった仙骨の実態が把握できないとき、
私「もし、骨盤部分のレントゲンとかCTとかあったら見せて!」
とお願いすること、多々、あります。

実は、最近は大型木製カッサで骨盤部のリリースがテコ入れできたお陰で
こういったお願いをすることは少なくなりました。
ですがそれ以前は、ほんとうにそういった骨盤部のレントゲン等の資料が
喉から手が出るほど欲しかったんです。ほんとうに。

posted by スズキ at 15:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仙骨が動かないと頭に悪影響って?

後頭骨と仙骨の関係性。

カイロプラクティックのSOTやオステオパシーの頭蓋仙骨治療などを学ばれた先生方には既知のことで、
せんだってコメント (http://bodywise-note.seesaa.net/article/498234820.html#comment)で
山中さんが「頭蓋骨がガチガチ固まった石頭は危ないです。脳梗塞を起こして片麻痺になった患者さんは仙骨が前傾でロックしてます。当然頭頂骨が締まりっぱなしです。」とおっしゃっておられました。
ほんとうに、そういった傾向があることが、脳梗塞を起こされた方のお体を観れば、
現象面でそのような仙骨と頭蓋骨の状態に陥っていることを観察することとなります。
脳梗塞以外にも付け足すならば、認知症になられやすい方の傾向と当てはまるという先生もおられますね。





正常な仙骨であれば、呼吸の吸う吐くのタイミングで前後に動きます。

NG20230309-115929.png

仙骨の上に手をおいて呼吸をしていただくことでモニターできるでしょう。
こうした仙骨の前後に動く力が原動力として活用され、
頭蓋骨内の後頭骨が仙骨の動きに同期して前後に動きます。
仙骨が前に動けば後頭骨も前に動き、
仙骨が後ろに動けば後頭骨も後ろに、という動きの規則があるのです。
頭蓋骨内の後頭骨が仙骨の動きを無視して単独で動くことはありません。
必ず仙骨の動きに連動して後頭骨が動きます。
そしてスムースに仙骨が動くことで後頭骨の動きもありますし、
骨盤を構成する仙骨ともうひとつの骨の腸骨の動きや位置を
頭蓋骨のこめかみ辺りにある側頭骨の動きが倣って動くこともあり、
それら仙骨と腸骨の動きが順調に呼吸で稼働する量に準じて、
頭蓋骨の後頭骨や側頭骨の動きが現れます。

だから仙骨に手をおいて動きの質を観れば、
その人の頭蓋骨の動き方、位置がどのようにずれているか、そのずれの量などを推測することができるのです。

仙骨が恥骨側に近づいたまま固定しているなら、後頭骨は顔の前面へと近づいたまま固定します。
仙骨がねじれていたまま固定しているならば、後頭骨も多くの場合、ねじれが生じているでしょう。
後頭骨のねじれの様子は、胸椎等でねじれが進めば仙骨と後頭骨のねじれ方は違うこともあります。
または仙骨に恥骨側に近づき同時にねじれがあれば、それらの兆候は同時に後頭骨により起きます。

脳内では脳脊髄液という液体が生成され、脊髄神経のための栄養源として使われており、
仙骨の動きにより起きる頭蓋骨の拡張収縮が起こされたときに起きるポンプの力で、
脊髄へ向けて脳脊髄液を送り流します。

頭蓋骨内の脳は、頭部の脳脊髄液の液体をたたえた特設バルーン状プールにちゃぽんと浮いたフロー構造になっています。

仙骨の動きが理想なら、順調に脳内の脳脊髄液を脊髄へ運べれば、自律神経系もしっかり動けます。

でも仙骨の動きに制限が加えられれば、頭蓋骨内の特設バルーン状プールの脳脊髄液が胴体へと送れません。
すると頭蓋骨内に脳脊髄液が理想の限度を超えてたまりだし、そのプールは脳脊髄液でパンパンになります。
そうなると脳脊髄液が脳へと圧迫の力となってギッチギチと締め付けが始まり、
脳内に入ろうとする血液を受け取りづらくしたり、脳内で生まれた排泄すべき物質が外へと運べなくなります。
こうした脳内部へ積み重なった圧迫の過剰により脳内の血管に負荷がかかることもおこります。
この状態と高血圧に加えて精神的な強烈なストレスがくわわると、脳梗塞の引き金になりやすいとみられています。
また脳内で使い終わって排泄すべき物質も、脳圧が高まって脳内に貯まればアルツハイマー型の認知症へ向かう傾向が観られるといいます。

生理学や解剖学的なベースあっての理詰めで話がほとんどなので、
そういったベースになる知識を丁寧に解説すれば誰でもなっとくの話です。
ただ、そうした傾向があるだろうということは把握しておりますが、
わたしども施術をするものは医者ではありません。
お客様から直接的にその事案について知りたいと要望がない限り、
私どもが進んでこういった仙骨の状態はこれこれのおそれが懸念されるためよくないなど、
お話することはありません。
お客様が懸念材料を羅列されて不安なこころを誇張させるのは得策ではありませんし、
そのようなことは役分ではないと考えています。


ですが山中さんのようにしっかりした施術のこころえのある先生には、
施術により得た独自の臨床による見立てもふくめて
「こういうことって、あるよね」
「そうなんだよね」OR「えっ、マジですか!?教えてくれてありがとう」
という話がでてきます。
そうした言葉掛けをしてくれるって、うれしいんですよね。

posted by スズキ at 13:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月07日

一般的にみられる経絡図と経絡と筋肉の関係を示した経筋図との違いについて

私の施術をお受けいただくとき。
鍼灸師さまや東洋医学に詳しい方は、私がワークベッドの上で横たわっていただいているお客様をチェックするとき。
的確に経絡の流れを見て経穴を押さえていることがわかると思います。
経絡・経穴をもちいて改善をはかるボウエンテクニックのムーブの手技を使い、
体全体の状態をチェックしているからです。



幾日前の施術をさせていただいているときのこと。
そのようなチェックをしているまっただなか、お客様から声が上がりました。
それはお客様の手の左手の手三里をチェックしたときです。
『あっ!いま、一瞬、右耳の耳鳴りが収まったわ』
と、ご自身の身体上起きた気づきを私に知らせてくれたのです。

通常【耳鳴り】は耳に届く経絡線を持つ「手の太陽小腸経」によりみるとされています。
ただ小腸経でアプローチしたときは、左手の小腸経をふれたなら左側の耳といった同側に影響がでるのです。
だからこの度のように左手の小腸経を刺激して右耳に影響が起きるわけはありません。
経絡の流れをわかっていれば、そんなイレギュラーな反応は起きることはないのです。


そもそも、私がお客様の左手のムーブをかけた経穴の手三里は、手の陽明大腸経。
耳に直接的な影響が起こるルートは通りません。
手三里は脳充血や脳貧血のようなものを対処する経穴です。
ですが、日頃から他より優れて体に起きる感覚をモニターなさるお客様です。
その方がおっしゃられる体感サインは信用できます。

陽明大腸経は頭部の上部を回り込んで顔の反対側に影響が起こりますが、
その頭頂部を通るライン状には経穴がある訳では無いが経絡線上のそばを耳がある。
そのため気の通りに問題がでていた手三里の経穴に刺激を加えて気が流れた瞬間、
お客様の頭頂をまわり通って気が流れることとなり、右耳にでていた耳鳴りの影響が収まった可能性もあるのだろうか。
そのように推察することができると思われます。


今回、基礎知識としてご理解いただければ思う点がひとつあります。
一般的な経絡図は、
手の陽明大腸経は扶突という首筋の経穴から口元を通ってかりょうという左右反対位置に当たる経穴に最短距離での線が引いて描かれているものが多いでしょう。
これだけしか知らなければ、このたびの、左手三里の気を通して右耳を好意的な影響を与えるイメージは持てないと思います。
こちらの経絡図は学びやすい反面、誤解を生じやすいところもあり気をつけたほうがいいことがあるようです。
筋膜リリースをする者としては【経筋学】という経絡と筋肉の関連にフォーカスした内容の本に目を通して、
そちらに描かれた経筋図をもとに考察したほうがすっきりわかる場面が多々見受けられます。
そしてこの度の件は、その好例でしょう。

経絡感覚がするどいお客様の施術は、私が学ばせていただくことが多いのです。
非常に興味深い臨床を学ばせていただくことができました。
感謝です!
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2023年03月05日

女性版・肝経の大胸筋胸肋部に対し戦略的なリリース法

経絡の特徴は、筋肉を取り巻く筋膜をつたい経絡は通ります。
それゆえ筋肉と経絡は深い関係性と影響を与えるものであり、
各筋肉にそれぞれ関係対応する経絡をみることで、
その筋肉の健康状態を改善させることで経絡のもつ様々な兆候をケアすることができます。

たとえば。。。
■ (筋肉)大胸筋胸肋部 をケアすると(経絡)肝経に影響を与え次のような意味を持ちます。


Screenshot_20230305-074402~3.png

この筋肉は、肝経に属し肝臓の健康状態をつくることになります。
大胸筋胸肋部に深い凝りが差し入っているならば、
肝臓の機能が思わしくないことをあらわします。
肝機能は有毒なガスやアルコールや腐敗した食べ物の毒などを解毒する解毒作用に関わります。
こちらの肝臓への負担がかかりすぎると、長期的な頭痛が引き起こされるのです。

中医学の肝臓(肝経)は目の影響を見るものですから、
・緑内障
・飛蚊症 ※
 ※ 飛蚊症とは、モノを見ているときに黒い虫のようなものが動いて見える状態のことです。
   黒い虫のようなものの形や大きさはさまざまで、
  視線を動かすと追いかけてくるような動きをする場合もあります。
   症状が出る年齢もさまざまで、20代から症状を自覚する人もいます。

などの肝経改善の意味を含んだ筋肉となります。


■ 整体的に見れば、
大胸筋胸肋部は硬化萎縮したままになると、
肋骨の形状を変位させ胸骨の起始部の胸肋靱帯を硬めゆがませる。
往々にして鎖骨下筋との癒着が進みます。
また付着点の凝りの影響が高まれば脇下が詰まり肩関節直下にボール状の凝りの玉をつくることも。
肩胛骨の位置を外転固定や腕の内旋の不調を強いる。
肋骨開閉に不具合を生じさせ呼吸制限を与えております。

ケアするとき。男性ならば、そのまま大胸筋が肋骨骨膜に癒着が進んでいるならべんせき温熱器で注熱しつつ丁寧にリリースを繰り返していきます。
痛みが強く出るところですから、施術の回を分けて、繰り返し、繰り返しリリースをはかって凝りを減らしていく必要があるときも。

ただ女性では、大胸筋の上にバストがありますから肋骨骨膜部の進行した癒着部に対し、
直接べんせき温熱器を用いて熱を注いでムーブをかけてとくことはできません。
それで、リリース可能箇所が限られます。
・鎖骨下筋に沿った直下ライン
・(大胸筋胸肋部 起始部)胸骨上の胸肋靱帯と胸骨付近の肋軟骨
・(大胸筋胸肋部 付着点)上腕骨と大胸筋胸肋部の付着する箇所

といった制限がでてきます。

ですが女性の場合でも、デスクワークが根を詰められておられれば、
多くは肋骨骨膜と大胸筋の癒着は激しい方も少なくありません。
その場合、上述したリリース可能箇所を圧をかけただけではリリースはまったくもって不十分。
これをしても男性にリリースをさせていただいた成果には至らないのが実状です。



そこで個人的にこまっていたんです。



それに対し私がひらめいたアイデア。

ゼロプロマッサーという振動系のマッサージ器で肋骨の骨部に骨折の負担をかけない方向で振動をあたえ、
バスト下の大胸筋と肋骨骨膜のきつい一体化した凝りが減少することはないか?
ゼロプロマッサーは、いまはやりの筋膜リリースガンの先行したマッサージ機器で、
振動のスピード・強さ・断続タイミングなどを精密に制御することができるものです。
肋骨・鎖骨・肋軟骨という骨折したりひびがはいりやすい危険地帯。
振動系機器の利用特性を熟知して危険を予測してアプローチをしなければなりません。

ですがちゃんと使い方を消化していくスキルが必須ですが、
胸骨・肋骨などの骨部に方向性と圧の加減を調整した振動を与えることで、
大胸筋胸肋部が肋骨骨膜に癒着が進行したところにも振動が波として伝わります。
その波を合気の手で流れる道を造り流すテクニックをもちいることが前提で、
合理的かつ効果的な大胸筋リリースにつながっていきました。

ほかにも注意点があります。大胸筋がもとで上部肋骨が上方へ前方へと変位が著しく、
首の筋の凝りに芯として緊張がある方の場合、
鎖骨下の振動を受けるとのどの奥がかゆみが出てゲホ、ゲホッとせき込む場合がでてきます。
あまりにも咳込みが激しい場合は、無理にこれを断行することは避けたほうがいいときもあります。
強い咳込みで頚部の変位へつながることがあるからです。
問題が軽減するよう振動圧やスピードを軽減したりという対応ですませることも人によりできますが、
すでに頚部の硬さや肩の凝りがひどい場合は軽度の振動でもむち打ちにつながるのです。





昨夜の施術では筋膜リリースガンをお持ちの女性のお客様に、
この大胸筋胸肋部のリリースをさせていただきました。
通しで私のリリース圧やリリース箇所を実体験されておられます。
すでに私のほうで危険な難しい肋骨一本一本の変位してばらけてしまっていた部位を並び替えしております。
その前提でご自宅でも無理のない範囲で所有なさる筋膜リリースガンでセルフケアをしてみてくださいとお伝えいたしました。
長年かけて固形化して身に一体化した凝りをはがすときには、時間をかけたほうがきれいに溶けて再生されていきます。
自宅で自分で取り組めるって、理想的ですよね。 




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2023年03月04日

手首、つまってませんかで?

合気柔術の攻め方のひとつに、
相手の手首を握るだけで全身の身動きをとれないようにすることができます。

なにをしているかというと、橈骨と尺骨の間にある骨間膜という膜組織に詰まりが生じるように、相手の橈骨と尺骨を近づけるよう工夫した持ち方をするんです。
手首をふつうに握っても、日々腕力トレーニングを余念のない相手なら瞬間で振り払われるでしょう。

でも、たとえば相手の橈骨を相手の肘のほうにこすり近寄らせるようにさせてから、相手の尺骨を相手の手首のほうにこすり近寄らせるようにさせます。
相手の橈骨や尺骨にこする操作を与えるときには相手の皮膚を覆う表層の筋膜層を数センチ移動させるだけでよいのです。
数十グラムほどの圧でこするだけなんですが、こんなに軽い力で相手が制せられるかというと、、、実は、そうなんです。
骨間膜が詰まらされると、それほど人は動きづらさを与えられ、正常な身動きがとれなくなります。


Screenshot_20230304-095314~3.png


手には肺経・大腸経・三焦経・心包経・心経・小腸経などの経絡線が通ります。
手首がそれらの経絡のすべてが通るほっそりとした通り道です。
手首にあるリストバンドのような支帯という組織がきつく閉じるようになってますから、
細い経絡の流れとなる渋滞しやすい道のようになっているところなんです。
だから相手のそこに軽微な外圧を与えるだけで相手を制することができるのです。
それをねらったんですね。

心経・小腸経は尺骨側、肺経・大腸経が橈骨側を通ります。
これらの4つの経絡が通るところの上に手を添えて、
どのようにこすり押したりこすり引いたりするかで技の効き方が変わってくるんです。
尺骨は心経をとり橈骨は肺経をとるとしたり、
この経絡の取り方を相手がしてきそうだと気取られれば、
瞬時に尺骨は小腸経をとり、橈骨は大腸経をとることに変更して相手の防御を出し抜きます。==

外的には相手の手の手首をさっと握るように見えるかもしれませんが、
握っているわけではなく、相手の手首を浮かし円の固定点となる支点を作り出してから尺骨側と橈骨側を回すようなイメージの軽微にこする操作をしているんです。
すると技を受けなれていない方は、手首を握られると思い、ぎゅっと握られたら払いのけようとして準備しているんですが、
握ってくれないから『こいつはなにをしたいんだ?!』と疑問に持って触られてたら、
術中にはめられて身動きがとれなくなってしまいます。



ただ私が合気の技を相手の手首に施す必要がないときもあります。
相手が回内筋、回外筋といわれる筋肉が過緊張のまま萎縮しているなら、
腕の力が正常に入ることはなくなっている非力な状態です。
同時に呼吸もしづらくなっている。
肺経がつぶれていて免疫上の乱れがでているため、
今の時期ならアレルギー性の花粉症とかになっていやすいですよね。
骨間膜がつぶれて詰まっていたら、不具合がでた経絡の通り道として関連する肩や首が凝るのです。
たとえば肩の背中側がコリコリになって不快感があれば、
三焦経と小腸経が通るところですから、そちらのどちらかか、または両方が不具合があるわけです。
肩の直上なら大腸経が問題ありで、肩の前なら肺経が問題あり。



私が施術中に腕を調整しているとき。
腕の腱鞘炎になるような部分の凝りもしっかりリリースするわけですが、
それ以上に回内筋や回外筋が緊張し続けて萎縮した状態を解くことを優先しています。

独自にセルフマッサージをしている方々には、
この骨間膜の詰まりによる不具合に気づいておられない方が大半のようです。
特にデスクワーク中心でパソコンでキーボードやマウスを使い続ける方々は、
そこをしっかりゆるめるようにしていただければとお勧めいたします。
回外や回内筋などのリリースは、自分で解いてもきびしい痛みが出るところですが、
十分にゆるめられた後は、肩や首のすっきり、呼吸の深さの違いを味わえるでしょう。





余談ですが、私の手が最近冷たくなっているのは、
心経・大腸経に緊張があることを示しております。
経絡上の常識ですから、わかっちゃいるんですが。。。
大判の木製かっさを多用しているとき、
尺骨側を引き手で操作して施術の時に安定する力をだすように操作しているため、
心経・大腸経に芯にくる引き連れが起きて容易には抜けないんです。

にっちもさっちもいかなくなったら、
遠赤外線効果のあるドーム型サウナ・スマーティに半日入ってゆるめるしかないのでしょう。
そうするまえに、心経などの引き連れの不具合が起きないような操作法を見つけたいと粘っているんですが。。。==;
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2023年03月03日

自転車にぶつけられたことによる被害にあわれ転倒したときの作用、その後、継続し続けてしまったプロテクター筋が引き起こした不具合について

こんにちは。
ボディワイズの鈴木です。

数日前の施術でのこと。

詳細は申し伝えることは控えさせていただきますが、
お客様が自転車を運転中、スマートフォンをみながら自転車を高速運転していた少年に追突されたといわれます。
お客様は転倒により左側の膝や肩を強打され、そのときの打ち身による腫れはひどいものだったそうです。
それは今回の施術をお受けいただく3週間前のことです。
お客様は事故後にすぐ施術を受けようかと思ったが、現状の腫れでは施術ができないだろうと考慮し、
腫れが引くまで待ってお越しいただけたといわれます。

現状、お客様が感じられる問題は、体の右半身に強い痛みが点在して階段を上下するのもきついといいます。
右腰が痛い、右膝が痛い、右肩が張りが強く感じる。。。

施術前のチェックをさせていただくと、左右の鎖骨の高さがだいぶ異なっておられます。
そのことからも身体上の強烈なアンバランスが左右屈として内在した状態であることがわかります。

そうした硬さがある部位は、お客様には意外と感じられたようですが、右側の痛みを感じた腰や肩や膝ではありませんでした。
むしろ強く感じた右側半身はさほどの筋硬化は起きておらず、本来のお客様の体質のままの柔軟性が高い状態でした。

対して、打ち身になったところの腫れは左側半身に点在していたのですが、
そうした左側は腰や肩や膝などの痛みの不具合を感じることはないと言われました。
ですが実際にわたしがチェックしていくと、
左側の首、肩、背中、腰、膝周りなどの順に尋常じゃない硬さがみられます。


では、
どうしてお客様の不快感を感じない左側半身が硬く強い張りが入り込んでいたのでしょう。

これはときどき起こる場合もあると知られていることですが、
自転車から路上に投げ出されたお客様が左半身を下に転倒したとき、
第一波として衝撃波が体内に入り込みダメージを体内に取り込みました。
すると体は意識がある場合は本能的に第二波のダメージから身を守ろうとします。
プロテクター筋とも呼ばれる筋群(このときは左側アウター筋群)を刃をも跳ね返すほどの筋緊張をさせるようにさせます。
それはすでにダメージを受けた手負いの部分からさらに繰り返し打ち付けられたら甚大な被害は免れません。
そういったときに本能はそうした場合に自己防衛の方法として筋肉を強烈に硬化させて、
それ以降の体内への衝撃の進入を防ぐようにする機能が人間には備え付けられています。

通常は衝撃が入る難が去れば、プロテクター筋をゆるめて筋硬化のない元の状態に移行してくれるものですが、
それがあまりに突然に舞い降りた恐怖や不安といった感情の高ぶりが強くて、
そのときの記憶など後々まで継続して安全になった後にも身を守り続けろという操作が継続することがあります。
このような仕事はみんな無意識から操作されてなされますから、
本人はそのようなこととなっているとはまったく気づけません。

でも実際、施術者が転倒時に打ち付けた側の左の肩や腰や脚部外側などを触れば、
こちらのお客様の体質上は筋肉が柔軟性が高い方のはずがぎっちぎちに硬化し関節可動域が制限されて動きが悪くなっています。


結果としてお客様が主な不具合として自覚しておられた右側の筋群は左側の筋群が緊張して動けなくなった状態をカバーして一生懸命動こうとしたことによるオーバーワーク気味により起きた筋肉痛。
なので右側半身の部位を、たとえば湿布等でケアしてもなかなかいい改善結果がでなかったわけです。

そしてこのたびのこちらのお客様への施術は、
大胆な強い圧をかけるような筋膜のリリース操作は極端に避けました。
理由は、左側半身の筋硬化が起きた理由が外部からの衝撃進入を防御するためで、
わたしが強めの圧をかければ現状まだ左側半身を固めて身の安全を図ろうとする状態のお客様のプロテクター筋は、
「ほら、また衝撃がきたぞ!」とあわてふためいて、さらなる筋硬化を強いるような本能的な反応が起こります。
そうさせるのは得策ではないため、やさしいムーブをメインにリリースを起こすボウエンテクニックを利用。
するとお客様の防衛反応をうまくかいくぐって鎧となったプロテクター筋を作り出す反応をはずすことに成功。

そうした時点で、およその体全体のバランスを乱していた事故後の反射が切れて、
足を引きずって階段を上り下りされていたところから解放されました。

ちなみに、このときお客様の主訴となる右側半身の肩、腰、脚だけを解くとどうなるか。
そちらを考察してみれば、右半身の柔らかさは増し、左半身の硬さとのコントラストが際だつことがわかります。
たとえれば自動車で言えば、右のタイヤは駆動してがつんと動けるが左のタイヤは駆動部の不具合で固まり動けないまま。
そうした左右のタイヤの回転量の違いが増す状態で動き続けることで、
あらたな身体内部の不具合がでてくるおそれが予想されるでしょう。
ですからこの場合は、お客様が気づかれていない動きが悪くなるほど筋緊張をしたままになった左半身をゆるめるのが正解。
時と場合によりまして、お客様の主訴とは異なる対応をすべきときがあるという好例でしょう。






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2023年02月27日

仙骨の様子を診るためには誤解をぬぐうために必須なこととは、仙骨にあいた8つの神経の出る腔が触診できていることです

骨盤のチェックでみるときのベースは、下図のような腸骨棘という腸骨の前方にあるとげのような突端の位置がどうであるかを調べる方法があります。
books_009~2.jpg

このチェックでも骨盤のずれがあるかどうかを考察できるものですが、
ですがこのチェックだけでは、
左右の腸骨と仙骨が変位しているかを相対性な関係性をもって概観するにとどまります。

たとえば、以下のように腸骨と仙骨の理想位置よりどちらの骨がどのような傾くか、ねじれるかなどを理解を進めるのです。
books_022~2.png

直上図はいすに座り上半身を腰から前傾させるようにして仙骨の状態をチェックしやすくする工夫をした上でみるのです。
そうやって現状を把握するための有利有益な情報を集めます。
繊細かつ精密に正しい位置に導くことが求められる仙骨は情報戦です。
そこにみじんの迷いや誤解が入れば、、、仙骨への調整は成功しないどころか、
失敗して痛い目に遭う。
大事な治療場所ですが難易度がここほど高いところも数少ない治療点となります。


仙骨の様子をみるための、ひとつの指標ですが、
仙骨の背中側の穴が8つあいていますが、その穴が正確に触診できないレベルの凝りが仙骨の上にあれば、
骨に近しい硬化した靱帯・腱がまぎらわしくのっかっているわけです。
そのような骨化した靱帯や腱を仙骨と間違えてはなりません。
この場合は確実に実体を正確に把握していないと理解すべきです。
この仙骨裏の8つの穴があらわれるようにしていくノウハウを持ち、そちらを施して仙骨等の状態の改良を進めた後ならば、
直上図のような理解のままに収まりますから、それに基づく手技アプローチは大変に精度のいい手堅い、得難い施術になります。




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2023年02月14日

仙骨から延びる神経束からの邪気って。。どう制するの?

わたしども東洋医学の施術を学ぶ人は、
ものごとを陰陽に二分して考える習慣がある。


『陰陽』の、
『陰』は目で見える物質としての性質を持つグループのこと。
人体でいえば、血液もリンパ液も脳脊髄液も、
筋肉も腱も靱帯も、歯も骨も軟骨も、
皮膚も頭髪も、
そして各臓器も物質としての様相を持っており陰のグループに入る。

『陽』は目で見えないエネルギーや仕組み・機能などの性質を持つグループのこと。
人体でいえば、神経内部を走る電気を直接肉眼で目視できるものではない。
心臓が血液を循環させる機能とは物質ではないから、陽のグループ入り。
経絡のなかを走行する気は、陽のグループに入る。

※ 陰陽で男性が陽で女性が陰とわけるのですが、
  そこは男性が女性より影が薄くて目に見えないということかもしれない。


陰陽それぞれの要素を持つグループが自転車の両輪となり組み合わさっています。
たとえば血液を循環させるとき。
血管、心臓、血液という陰と、
心臓を制御し動かす電力や電気信号が心臓の血を送るポンプ機能を発揮させる陽の両輪が働くことで
正常な血液の循環が支えられています。
これらのどの要素のひとつが欠けても異常を来すわけです。

ならば病気とは、陰陽の二面でわけて分析する必要があります。

血や筋肉や臓器などの物質としての陰に属するものに問題がでた場合もありますが、
目に見えない陽に属する気(電気エネルギーや経絡や神経内を通る電気信号を含む)に問題がでているときもあります。

後者の陽に属する気が正常ならば正気、気が乱れれば邪気。
正気が満ちたところは、私が手で触れば暖かく適度な湿り気があり柔和な感じをうけます。
邪気に満ちたところは、私が手で触れば冷たく乾燥し硬さを感じます。
正気の流れがある場の細胞組織は健やかで闊達に活動をしている様子。
邪気の流れがある場では気がその場で停滞したり乱反射しております。
邪気が満ちればその場の細胞組織に対して陰陽揃い踏みのエネルギー供給の制限を受ける。
それは電池切れのラジコンカーが転がっているような状態です。
私の感覚ではそのような感触をもつことになります。

腹部の邪気は起立筋や四肢等の緊縮や虚脱で邪気のたまりが現れることで有名なところでしょう。
腹部に邪気がたまる場合は、すでに病の状態は進んできているといえます。

そのほか邪気だまりがでやすいところは、
関節周りの腱の密集や筋の層の折り重なりが近かったり強い場など、
または血管の圧迫等により血流が悪化する場などにも観られるようです。

私自身、そうした邪気の様子をモニターしながら、それを流すために昔は自身の気を使っていました。
ですがそれをすると施術者がよほど屈強で節制された賢者でないかぎり自身の気が枯れて病を得ます。
それで年単位での休業を幾度も繰り返してきた過去があります。

その対策に乗り出しお客様の邪気を、
私の気をもって補う必要がない手技の技術が向上して成果が上がることで、
私の気が枯れて病をえるという悪しきパターンを脱せました。

ただほっとするのもつかの間。。
昨今ですが、
仙腸関節をゆるめるために仙骨部位に今まで以上のアプローチをなす必要がでてきました。
すると仙骨部分から脚部に向けて馬尾神経索などの神経の束がそこにあります。
いままでこれほど仙骨をリリース対象として深く解いたことがなくて気づかなかったのですが、
そこからの邪気の出方が『!!!』とびっくりする場合が散見したのです。
皮膚近くにある太い臀部筋にシールドされていたからわからなかったのか、
大殿筋、中殿筋、そして梨状筋がゆるみだし、
邪気のシールドがほどけたころあいにそのことに気づきました。


・・・・。
この邪気をどうやって正気にすればいいのだろう?

物理的に大判の木製かっさで殿筋群をゆるめたとしても、
これだけの邪気があれば、そこの組織はエネルギー不足になり、
もとのままの冷えて干からびた硬化状態に返ることは想像がつきます。

この場合、電気的な気のトラブルですから、
陰陽の陰からのアプローチではなく『陽のアプローチで見つけるべきな場合』です。

そこでいろいろ試行錯誤して試した結果、
その仙椎部位の邪気があるときには、
腰仙関節上にベン石かネフライトのホットストーンを置き石を用いて5分以上熱を注ぎ陽気を補い、
その後にベン石温熱器でボウエンテクニックで用いるムーブというアプローチ手技の変化したやり方で
特別なアプローチをしていくことで邪気が収まり出すことがわかってきました。
幸いにして、この仕上げ方をすれば前進して勝手にリリースの状態が良好に進むときはあれど、
後退して悪化することは起きていません。
※ これはこの部位への気の流れをただすためのやり方のひとつの例です。
  他の先生方はその方の得意なやり方でこれをかなえることもできると思います。


まさにここ。
脊椎の下端という末端部に、
こんなにねじれを産み続けたり、脊髄神経を緊張しっぱなしにする邪気があったとは。。。
見過ごしてしまいがちな盲点ですね。

手足や首や腰を伸ばしたりなどのストレッチやハンドマッサージはしますが、
本能的に仙骨部分にストレッチやハンドマッサージってしましょうって勧める教えは少ないはず。
この仙骨部位は重要な治療点でもあり、そこに全身に関わる改善点があることは施術者には知られていますが、
そこを深々とリリースするのははばかられるところでもあったようですし、
それ以上に扱いが極端にむずかしく危険もはらんでいる部分なので安易なふれ方は避けるべきと、
施術の専門学校に通っていたときに口を酸っぱくしていわれた記憶があります。
事故ったらこれほどこわいところはない、というのは本当のことなので、
施術専門学校に入りたての生徒には、そういうのも納得です。

一般の方が安易に仙骨をゴシゴシ圧をかけるようなことは絶対お勧めできません。
前進して改善できる可能性より、
人為的に組織へダメージが加える危険がさらに大きい。
無謀にさらされている状態ですから、
観ていたら怖くて止めに入ります。

ですが施術をなさる先生方は別で、
仙骨周囲含めその点を深く改善する技術は学びとしては得難い益をもたらしてくれるでしょう。
しっかりとした研究を身内でなさって成果を出すノウハウを蓄積していくことで、
これからの厳しさの増す施術院の経営にも有利になると思います。
それにお客様の身体状態の改善ステップが明らかに速まるケースもでて、
よろこんでいただけることもでてくるでしょう。


















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2023年02月12日

地震対策、備えあればうれいなし。長期ロードマップを描きつつ、できることから、こつこつと。

いま、南海トラフ地震、首都直下型地震などの発生可能性が高まっているとネット上で語られています。
予測される地震の規模は、推測上のことで様々なデータがあがっており混乱をきたす状況です。
仮に、首都直下型地震により壊滅的な損傷を受けた場合、
その復興まで暮らすこともままならない規模であったなら。

突如起きたときの疎開先を決めなければならないとき、
ふるさとを持つ者であれば、そちらに身を寄せることもできます。
ですが東京や都会暮らしでふるさとを持たない人が増えています。
私もそうした者のひとりです。

そうした際にどのような準備が必要だろうか?
いざとなったときに数時間で決めるのでは心許ない。
そうなったときの身の振り方を考えておくことは大切な備えでしょう。

そこで有楽町交通会館にある『ふるさと回帰支援センター(https://www.furusatokaiki.net/)』に訪れました。
全国の移住希望者を受け入れる地方自治体が集まり、
相談員による相談を受け付けていただけますし、
セミナーが開催され、パンフレットも無料でいただけます。
私は移住希望者を募る各地のパンフレットをごっそりいただきました。
そこからひとまず分析をしようと考えております。



個人的には神社仏閣の多い奈良県に関心があります。
奈良は地盤が強固なため震災に強い。
そこはこのたびの大切な決め手のひとつとなりました。
あとは山間地にて、私が今まで考えてきた施術方法を
書かネット上の成果物として記しているイメージが見えており、
そこに近づいている感覚があります。
このたび研究中の仙骨部位の独自のリリース方法が一定の完成を得たとき、
脳裏に浮かぶ絵に近い場がでてくることもあるのだろうと願っているところです。

それもあってコロナ禍休業中に所有する施術書や医学書をほぼすべてPDFファイル化しました。
移住が必要になったときがあれば、
家から防災準備の食料や備品を持ち出すのがようやっとで、
数百冊の数百キロもの重さの施術書を持ち出せません。
独自の仙骨アプローチを構築できたら、
それにより多くの方々の健康上の改善や向上に寄与できるようにしていきたい。
そんな希望を持っています。



また施術のことにつきまして。
昨日はバレエを熱心になさっておられるお客様が施術を受けにきていただきました。
こちらのお客様の仙骨部位へのアプローチもだいぶ進んできて、
仙骨上にある穴で、経穴でいう『はちりょうけつ』という部位がはっきりと見えてきておりました!

仙骨の上にこびりついていた靱帯の骨のような堅さをもった凝りがきれいにほどけていき、
そうした経穴があきらかな見え方がでてくるといった一連の経過を順調に進んできておられます。
動きが鈍かった仙腸関節もちょっとリリースするだけでスムースに可動域が広がるようになりました。

それと同時に、脊椎全体の椎間板が徐々にゆるみがあらわれてきておられ、本人もその自覚あり。
ここは私が意図的にそこをねらっていなかったため、当初想定していなかった興味深い観察ができました。

胸椎の狭窄化が進んだ椎間板がほころび初めておられました!
これは興味深いことで胸部X線撮影で確認されたこと。
狭窄が進んだ胸部椎間板ほど異常の変更が難しい箇所はないため、
このような変化は胸腺の免疫系、肺の呼吸器系、心臓の循環器系に、
余裕をもたらすことが期待できるでしょう。
これは、ほんとうにうれしいことですね〜。
呼吸器系が手狭になっていた点を改善していただきたく、
正木和美博士の呼吸法をお伝えしてトライしてみてくださいとお願いしました。

実際に仙骨へのアプローチを進めてきて、
お客様の変化を発見して私が教えていただくことや考えを深めさせていただくことが
ここ最近に頻繁に起こってきております。
こうした良好な改善の報告を受けとることができることの喜びは大きいです。
お客様の良好な変化が私自身の自信にもつながります。
ほんとうに、ありがたいと感謝しております。




最後に余談となりますが。
今のような時代だからこそ、
コーチングによる人生行路のロードマップの描き方が活用されるべきと感じています。
私自身、紙に上記のような移住することになった場合、しなくてもいい場合、等々、多種にわたる想定をせねばならない大変さはありますが、
幾枚かのたどり着きたいゴールを描いてからそこに至るためのイベント行動を入れていくロードマップを作ることにしています。

これからの時代、想定をたてづらいのは確かです。
もしかしたら想定を越えることも起こるでしょう。
ですがどんな場合でも先々に自分の使命を感じ幸福を保つためのとりあえずの想定を出していくことは大事なことです。
そうすることで、こころの準備と行動の準備につながるでしょう。

個人的な感覚ではコーチによるしあわせを見失わなず紙にそれを記するロードマップを描くサポートの重要性が高まるときと感じてます。
ここを徹底してやっていくことで、時代の雰囲気に流されない、生き方の創造につなげることができるのではないでしょうか。


以上、施術関係の話はそこそこの今回のブログ。
お読みいただきまして、感謝いたしております。 mm
posted by スズキ at 10:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする