2016年01月28日

尾骨の歪みは、尾骨関連筋等を緩め姿勢を理想化すれば自然に動き正常になることもある



尾骨がしりもちをついた拍子に骨折をしてしまったり、歪んだり。
打ち所が悪いと、強い力でなくとも甚大な影響が及ぶのが尾骨。

ただ実際は座り方が悪かったり、立ち方が悪かったり。
たとえば重心が下丹田にキープできないだけでも、
肛門側へと尾骨は歪み曲がりはじめるものなのです。

外形上どのように私が見ているかといえば、
頭蓋骨の後ろ側にある後頭骨の状態を見れば、
どのような仙骨と尾骨の状態かは書いてある。
そちらをじーっと見つめればおおよその歪み方の見当は着くのです。

多くの肩凝りや腰痛等が慢性化している人、
どこか骨格の歪みがあるような場合も含め、
骨格系の問題がある人のほとんどは私がチェックさせていただいた範囲内では、
尾骨が理想の柔軟性をキープしている人のほうが少ないような気がします。


こんな冷徹な言い方をされると、
ちょっと気分のよくない感じがしてきますよね。。。

私も、相応の肩凝りや腰痛がここ去年の年末から患っているものですから、よくわかります。

どうしても私は臨床家での視点で、冷静に、または冷徹に、
その場に起きている現象を情報として集める習性があるのですが。
もうちょっと温かみのある言い方がないか思案している途中です。




話を続けさせていただきます。

なかには長い年月にわたり、
尾骨矯正を必要とされるほどの歪みを患われたお客様もおられます。

自律神経系の交換神経が過剰に働いて興奮状態から寝付きが悪く不眠に。
睡眠中に摂取した食物を消化器が消化して体に取り込む仕組みなのです。
だから食べても身にならない。
そして興奮状態が続くさなかでは、
ガソリンををダダもれにして走り続ける自動車のようなもの。
休息を取りたいと考えても緊張しきった状態から離れられない。
または後頭骨が歪むことでけいつい第一の歪みがでて頭部の血行不良になり、
大脳への血液流入量も減少するので思考力が低下してしまいます。

尾骨を悪くする以前の快調な状態を知っているため、
その時と今との生活の質のギャップに堪え難い気持ちになります。

そのような深刻なものでもありますので、
私自身、尾骨の歪みを改善させるにはどうすればいいのか?とは、
かなり難しい課題ですが取り組んできました。

ほんとうに今だお二人のお客様ではありますが、
尾骨自体を圧して矯正するということは一切行わず、
尾骨の周囲の硬化した筋肉や靭帯を緩ませることでかなり深刻に歪んだ状態の尾骨が動き出すことを確認いたしました。

私は基本、尾骨は自律神経の最も重要な末端の終着駅。
この部位に与えられた外圧は、すべてがトラウマになるほどの恐怖体験と言えるのではないかと。
それは、あまり昔のことではなく、ここ半年と言ってよいのだろうが、
私自身がどうすれば自分の持分で対処できるか瞑想中に感じ得た言葉。

衝撃的な強さで得られた直感だった。
触ると、それは障りになるといいます。


私の内側の声など、他人に聞こえる訳もないのですが、
私はそれを聴き従うしかない。


お客様からは、いつ尾骨を矯正するのかと問われても、
私は直接的に尾骨をアプローチすることは、
文字通り、私が判断する必要最小限にする。

私の手でする仕事は、後悔はしたくないのです。


私が『もうちょっと、ここまできたら 』 と、
尾骨へのアプローチをする時期を見定めて時期を推し量るとき。
私がそのように言うと、
お客様の表情からは『いつまでつづくのだろう。尾骨の歪みが直るのは。。。つらい。。。』
という思考が伝わってきます。
私がお客様と同様の状況下で苦境を味わうさなかであれば、
怒り心頭のところであってというところであっても不思議はない。
それほどに、つらい状況だということは、私もわかっていますから。。。


それであって気分は私も針のむしろであっても、
いつも私は自分の判断に従うようにしています。

最低限、尾骨を多少なりとも圧するにも、
お客様の身を安全圏に移行させ安全を確保するまではできない。
そう考えて、必死に説得していました。

その安全圏まで持ってきたら、
尾骨に振動を適量吸収させるクッション越しに弱い持続圧を与えて様子を見てと思っていました。
そのようなソフトなところで改善できればうれしいと考えています。
ただ私が施術をしているとき尾骨のコンディションを見たら。。。。


見事に、そのような操作もせずに、
正常位置に自ら戻ってくれていた。


えっ、ほんとに?

そしてお客様にも自分で確認していただきました。



お客様も自分の尾骨を手で触れてチェック。
すると『あれ、鈎手に曲がっていた尾骨が伸びて戻ってる』とのこと。


実は私も狐に化かされた感じなほど、状態が変わってたから。
にわかには信じがたかったのです。

ほんとだ。
お客様も、戻ってるといっている!

(^O^)。うれしい。

私の立場上、結果がでて、ほっとしましたよ。


ただ、どのようなお客様もこのような好機が約束されているものではないでしょう。

こちらの女性のお客様は、体質的にもともと尾骨が動きづらいというものではなく、
当初より動くのは当然だろうという体質をしていたと見ていたのです。
ただ15年以上もその状態でいつづけた恒常性の罠を抜け出すのは容易ではない。
最大級、お客様自身が、私がお伝えするアドバイスを、いつもその場でメモって、
きっちりと自己管理をしていただいた。


とりもなおさず、理想的な立ち方を自らもよく研究して実践されている。
尾骨が歪んでいる状態で、骨を垂直に据えて立つことは生理的に至難の業です。
私が自分の尾骨が、こちらのお客様ほど曲がっていたら、いくらがんばれといわれても、萎えてしまうと思います。
それほど、難しいことだというのは私にはわかります。
かつて、尾骨が歪んだ状態だったらどれほど立ちにくくなるか。
自分の尾骨にキネシオテープで無理矢理歪みを一時的につくり、
人体実験をしたときに、どれほど立ちにくく、
いつもの感じと違っているものなのか。
私は自分の身で体験しないで推測で言葉を発しすぎるのはダメだと思うので、
こういう自虐的なことを時たまするのですが、
ほんとうにこれはつらい。。。と、しんどかった。

そこを押して、お客様は必死に実直に立ち方でも成果をだしてくれていた。
そこから真剣に自分の身に向き合う姿を、私に見せていただけました。

ありがたいです。
泣けてくるほど、そのことが、うれしい。

お客様と協力して得られた成果ですね。
だから喜びも深い。


尾骨が後天的に歪んだという場合。
(※ 先天的な奇形による歪みはここで取り扱えるものとは異なった状況だとお考えください)

理詰めでいえば、尾骨を歪ませる原因物を取り除けばいい。
尾骨につながる緊張して萎縮した筋肉や靭帯がそれにあたります。
それをきっちりと緩めるだけで、尾骨は動くはずです。


これは当然の結果なのです。


ただわかってはいるが、
仙骨や尾骨。
死に至るほどの危険がある骨です。

これほどリスクが大きな、
施術家として触れたくない施術部位はありません。
リスクの内容を知っているから
直接仙骨に、尾骨に、ダメージを加えるタップの仕方はしませんし、
それと同時にその周囲の筋肉や靭帯に触るのもどれほど怖いものか。。。

神経の使い過ぎで厳しい状況にもなりますが、
これは逆に申せば、素人が解き方の知識なく触れる質のものではない。
不用意なことをすれば、惨憺たる結果が待っています。
そうならないための工夫や理解がなければ触るべきではない。


ほんと、臀部のシコリとは。
股関節部分を含み骨盤底筋に関わり、仙腸関節に関係している。
これほどまでに重要な体の支えなり呼吸の中枢となって多層化して複雑に入り組んでいる筋肉の群れる部分は他にあるのだろうか?
まずもって、私にはそれは見当たらないです。
それにものすごいシコリの厚みが分厚くなり、
まさに筋肉が骨に化ける代表格の場所ですから。
一般の方には解こうとしても歯が立たないはず。
それに骨に化けているところを骨と勘違いする。
それは施術者でさえも、ときおり化かされるほどなので。。


それゆえに、これほど臨機応変さと知能指数を試される部位もありません。
それにも増して、これほど解くのに重労働の必須な場所はないですからね。 
日々、更により理想に近づけるよう知恵を絞り試行錯誤をしつづけてます。


その延長線上に、尾骨の歪みを作り出した筋肉や靭帯がうまいこと緩ますことがかなったのでしょう。

この作業を行うために、ぶれを押さえ精度をあげ、
一定以上のパワーを持った透明な圧をかけること。
その工夫ができて、はじめて理詰めで考えた通りの結果を得られました。

理詰めで考えついてみたところで、技術がなければ救えない。
それはお客様もですが、私自身の苛立ちや悲しみもです。

まさに地道に自分の可能性を信じて伸ばしてきて、よかった。
ただこの圧を取り出すのに、いまだに苦労がたえませんので、
研究を深め体裁きを進化させられるかどうかです。
結局は、今のところ、この圧は私の個人技で終わりそうです。
私は今、少し施術を教えさせていただいている人がいますが、
こんなにつらい施術法は覚えてほしいとは思えません。


あまり私がさせていただいたような方法で尾骨の歪みをリリースした例は、
私の調べた範囲ではありますがネット上や友人の施術者から聞くことができませんでした。
私自身、理詰めではそうなるはずだと確信してはいたが、
他でやっておられるという情報がなくて、
多少『それってどういうことなのだろう?』と感じて、暗中模索状態でやってきました。

ということで、
他の施術をなさる先生方も、
尾骨を矯正する方法として、
臀部の主要筋を深部まで解き、
仙尾関節や尾骨に関係する関連筋や靭帯を緩めること。
そして呼吸器関係の胸郭を緩め腰椎を伸ばせるようリリースして立ち方が自然体にできるまでやる。
それで、尾骨に直接的な圧をかけずに緩み出すことも可能であるということもあることをお伝えしたくて。

私以上に解剖学に施術技術に精通している先生方がそのような発想で研究していただければ、
さらに短期間で大きなやり方の進展もあるのでしょう。



まだ、私の場合、このような例は、
私の圧のかけ方が最近、ようやくヨチヨチ歩きから、
もうちょっとよくなってきてくれたおかげで、
それで成り立てられたものなのでわずか2例ほどでしかないのです。

そんな数少ない例で大きな口を叩くんじゃないといわれそうですが。


ですが、私にはたった二例ではなく、
紳士淑女がお一人ずつ、
以前に比べて生活がしやすくなってくれた。

そんな最高の出来事です。
posted by スズキ at 00:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月31日

今年の無念、翌年につないで。 副鼻腔炎と鼻笛



今年の施術課題で、いくつかメインどころが氷解できた年になった。

私は、ただただ努力で愚直に進むしかなかった。
お付き合いいただきましたお客様に、
こころより感謝いたしております。

ありがとうございます!!!


昨日、私の今年、最後の施術でした。
今年最後のお客様。

詳細なことは申せませんが、
いま、一番気になっている症状が副鼻腔炎。
蓄膿症という呼び名で呼ばれている症状です。

副鼻腔炎をお持ちのお客様からお伺いしたり観察させていただいた特徴として、
・臭いが気になる。
 本人が気にするほど周囲の人には気にはならないが、過剰にまで気遣う気持ちがでてつらい
・腹式呼吸がしづらくなっているため、内臓の自力マッサージを横隔膜で受けられづらい
・胸式呼吸が過ぎて肩のこりや首のこりが抜けない
・呼吸系の問題により胸腺が萎縮して免疫力が低下しやすい
・胸郭の形状が理想のたまご型の形状から変位が大きくなる
・胸郭変位や胸骨の位置の具合により、肋骨の動きが制限され心臓が圧迫されて循環器機能が制限を受ける
・疲れやすく集中力が切れやすくなっている

などなど。。。

昨日のお客様は、施術を受け続けたことで、風邪等は引きづらくなり体力も増してきた。
だから体質や体調を向上させようと言う方向性としてはいい。

ただ、副鼻腔炎に関しては大きな変更もない。
私も気がかりでならない。

こちらのお客様。
ネットで副鼻腔炎が治ったという情報をかき集めておられた。
断食がいい、はと麦粉末がいい、その他、さまざまなものだ。
実際に断食をなさって、断食中は体調も良くなった面もある。
だがもともとがスリムな方ですから、体には響いてしまった。。。

それでも副鼻腔炎が改善へと向かうための試みの歩みを止めることはない。

私の拙い考えでは、
単純に副鼻腔だけの問題ではなく、
頭蓋骨全体の歪みからもきている。
鋤骨が中心に位置していないため、
それで鋤骨により狭まった側が症状が悪化しているようだと聞いたことがある。

クラニオセイクラルセラピーでは、鼻の中に指をいれて調整をするのだが、
それは鋤骨の骨折につながるリスクもあり、こちらを骨折すれば再生不能。
日本は医師でなければ体内に指等を入れる治療はできない制限があります。
自身でなさるのならば、自己責任ですからよいのでしょうが、
結果はそのような不安ないなやり方では明るいものではない。

こちらが、ひとつの問題となるでしょう。

ヨガを熱心に修業なさっておられる方は、
鼻にシリコンゴム製のやわらかいカテーテルを入れて磨くような浄化をなさる方もおられるそうです。
私も、このようなシーンは写真で観たことがあります。
成果はいかに、というところですが、
私はヨガに明るくなくて内容をよくは理解しておりません。 
こんど、どのようなものであるか体験者に聞いておきます。 ^-^

副鼻腔炎の不快感が影響して鼻呼吸がしづらくなる。
鼻呼吸をあまり効率的にしておられない方の特有の、
重心が理想よりも上に傾いた胸郭の形状になります。
すると肋骨の蛇腹状の連綿としたそれぞれの動きが
スムースに起こらない不良状態に陥ります。

積極的な胸郭の自在な動きができなければ、
吸気も排気も芳しく無くなる。

それは特に排気すべき酸化した状態の排気が肺内部や副鼻腔内部に残ることを意味しています。


胸郭の形状が口呼吸になりやすいため、
鼻の内部にこもる排気が捨てづらくなり換気が悪くなるのではないか?


副鼻腔炎の問題となる副鼻腔内部の細菌感染した部位。

細菌感染した浄化不足となる換気不足も手伝った状態。
そのようなところから抜けだすために、
どのようなお世話をしていくべきか?

私は施術業ですから、頭蓋骨のズレを少しずつ改善し、
胸郭の形状も動きをつけていくように変化させていく。
それは私のほうでのバックアップすることはできます。

だができれば副鼻腔炎だから鼻をつかう呼吸をしづらいというところが、
もしかしたらそこから悪循環ができてしまっている場合があるとすれば。

鼻呼吸を意図的にすることで腹部腔内の換気をしていくようにしていく。

それは副鼻腔炎を患っているからこそつらいところですが、
十分に鼻呼吸できるような胸郭機能を作り出していくこと。

そちらを先行させていくことはどうだろうか?

私が、その視線で見つけたところが『鼻笛』。

いろいろと私も体にいいというものは、
職業柄と好奇心もありチャレンジャー。
それでも現時点で鼻笛購入に躊躇しているのですが。。。 ^-^;;;;

それで、一人で鼻息を「ふんっ!」と出すようなハミングを練習している。

それも目黒不動尊の独鈷の滝の横で、水音にふんふん言う音をかき消してもらいつつ。
頭がくらくらしつつ、トライしてみた。 ^-^

理詰めと体感で感じたところでは、
これで魂を込めて一曲の名曲を完走できるならば、
画期的なほどに横隔膜当たりが機能を回復させて、
胆力を増すことができる。

それだけではなく副鼻腔の前側・・・というか、、、
どう表現していいかわからないが、
副鼻腔の奥のほうの奥行きを感じるのではなく、
私の体感では副鼻腔の前側部分を押し広げる作用を感じるのです。

そしてこの副鼻腔の前側部分を空圧で押し広げる具合により声の音程が作り出せるのね、、、ということに、
気付きました。 ^-^;

『鼻笛』をしている人にインタビューしている映像では、
鼻笛を練習したら歌がうまくなったんですというのはこのこともあるのか!と腑に落ちた。
単純に息が続くとか声量がましたという物量ではなく、
音程を自在に操る技を身に付けることで正確な音程で歌えるようにもなるし、
コブシがコロコロ回せるようになるという表現力も冴えてくるということだったのだろう。

今の仕事では、日頃、小さな声しかださないもので。

これ、おもしろいなと感じました。


ただ注意点としては、
鼻呼吸を過剰にしすぎれば、
鼻粘膜が弱い人は特に乾燥してしまって。
それが元になり問題が生じることもある。
そのような感触を得ることとなったため、
自己責任の原則で鼻の穴の中にオーガニックコスメの保湿剤を先に塗るようにした方がいいと感じた。
私的には、最近、ぞっこん中のヴェレダ カレンドラケアクリームは、
皮膚をやわらげてくれるし消炎効果や殺菌効果もたかいのでいいのではないかと推測。
ただこれは、医薬品ではないため積極的に参考にしてほしいものではないのですが。
一応念のため、述べておきました。


ただ未だこれで副鼻腔炎の対処になるかどうか定かではないが、
私の知悉な頭では今はこのようなところを考えで練っています。

人それぞれ、自分の着眼点があり、
そこからアプローチ方法を見つけていくものなのでしょうね。

私は私なりに、いつもいくつかの課題を念頭に入れておいて、
そこから解決できるいとぐちがないか探り続けているのです。


鼻呼吸に優先的に移行してトレーニングをする鼻笛レッスン。
腹式呼吸に拠る胆力養成と胸郭の形状の良化変更を促すこと。
そこから新たな副鼻腔炎の改善ステップに進めるのだろうか。


ただこればかりは私が副鼻腔炎ではないため、
自分で仮説検証しようと言っても限度がある。
協力をしていただける方がいなければ進めず。。。



ということもございまして、

もしどなたか、鼻笛でなくとも、
副鼻腔炎が鼻呼吸をすることで、
改善した場合があるという情報をお持ちの方がおられましたら、
ぜひとも教えて下さい。

そしてよろしいものであれば、多くの方とシェアできれば幸いです。


また同時に、そのようなことではダメだろうという点の指摘も、
どのようなケースではどうであったのかという場合分けをなされた情報なら、
それは非常に大きな価値があります。
どうぞよろしくご指導の程をお願いします。

なんらかのヒントをいただければ幸甚でございます。

どうぞよろしくお願いします。 
posted by スズキ at 15:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゼロプロマッサーさん、多謝。

一昨日、遠方でおいそれとは私のところへはお越しいただけない施術家の先生と電話で話をして。

彼は、日頃の施術から体調不良を招いていた。

「縦靭帯骨化症」といえそうな状態へ移行したようだという。


相当に体調的にきつい状態だと思うのだが、
その友人はゼロプロマッサーを購入してた。

img58057861.jpg

だから私はさほど縦靭帯骨化症と聞いても、
驚かなかった。

かえって病名を聞いて、
だったら改善できるし。

よかったじゃないですか!!

そんな気持ちになっていた。

それは丁寧にゼロプロマッサーを使いこなせれば、
徐々にステップを踏んで縦靭帯骨化症ならば改善していく。
そのような例を、私自身がゼロプロマッサーを使い出して日が浅いため、
症例が多いわけではないが、状態がつかめていたからだった。


縦靭帯骨化症は、非常に難解なものでアプローチ法を編み出すのにも苦心するものだった。
特に心臓や肺の裏手にある胸椎部分が骨化が進めば、
物理的に開腹手術などの必要な状態でもなければ手が出せないものだった。
そのような創造性に乏しい視点でしか観れていなかったところから来た、
これが私の施術の限界なんですと説明するときのつらさはたまりません。

お客様の症状からくる原因は突き止めたが、
対処法がないという状態であったのですね。
それを、何度となく繰り返し説明してきた。

表面上は冷静でも、意外に私の内側は熱くて。
無力感に苛まれて、悔しいやらつらいやらで。

それは私自身が、長年、ゼロプロマッサーを使っていなかったときには、
どんな手を考えて品を変えて必死に対処法を模索して実施しても不発だ。
無論、考えぬいて出した手だから成果は私には目についてわかるのだが、
お客様自身が変化改善を感じ取れるまでには至れてはいなかったのです。
靭帯が骨化して冷えきってエネルギーを失った状態を回復させるために。
どのような手立てを打ち出せばいいものか。。。
正直、考えに考えても万策が尽きた。
そのようなお客様にも私自身にもつらい時期を過ごしてきたときがある。




たとえば腰椎部分の縦靭帯の骨化はどうにかアプローチもできたのだが。

腰椎はある程度は臀部筋の深部リリースが決め手になるので、
そちらを高い技術力を用いて一本ずつ計算をしていき複雑に絡み合って癒着した状態から解けばいい。
これは利き足側の臀部は、体が弱っているか問題がありそうな方にはかなり強い問題性が生じていて、
容易に解けるような状態ではないことが多い。
私もこちらを解くのにも研究を続けて30年弱、時間を費やした。
最近、ようやく自分で納得する仕事ができるような気がしてきた。
(まだまだ進化させる予定ですが ^-^)
施術者の身体能力が長けていることと的確な読みが出来なければ、
無理に解こうとしても解けはしないだけでなく、
かえって複雑怪奇なダメージを与えて取り返しがつかなくなるし。
仙骨と尾骨の近所は、本当にシビアでシリアスで厄介なところで。

だが、そのような側面はあっても、
鼠径部や大腿部、そして腹直筋や大腰筋の硬化部などをゆるめてしまえばいい。

それで直接圧を加えるやり方にも移行でき、
十分リリースができることは経験上わかる。

なかなかこちらもハードなやり方だが、
この部分はずい分前に正解を出していた。
手の打ち出し方があったから、よかった。




ただ腹側の肋骨内部から手をあてがって圧をかけるようなことは胸椎部にはできはしない。

だから胸椎部分の左右屈や前後屈こそ、縦靭帯骨化症に至れば、リリースは絶望的だった。
硬さが強くてどんな常套手段として使われるような手技も、効かないか効きが悪くひどい。
・加齢により体内コラーゲン生成能力は減少するためなりやすい。
 (ただ私が街に出て人間観察をするとすでに30代ほどからそのような状況に陥る人が増えているようだ)
・不良姿勢を強いたり不良姿勢と気づけないオーバーワークに拠る
・呼吸器系の症状(特に鼻関係)の悪化からくる
・生来の側わん症から持ち越したもの
・頚椎や胸椎関係の事故や怪我から生じたもの

など。
不調状態が長い年月に渡れば、
免疫力は大きく制限され、呼吸や循環器なども芳しく無くなってくる。

それが胸椎前側の縦靭帯骨化症といえるようなもので。

ただ胸の前側には肋骨で囲まれた胸骨が位置しており、
内臓側から圧をかけられないので、
硬化した患部に摩擦熱を生じさせて溶かしていくにも、打ち手がない。
いかにも、、、厄介でした。

ある程度の身体的なベネフィットがある人は、
実際はカウンターストレイン等の、
患部を遠隔で操作して緩める方法で成果がでたのだが。

すでに骨化が進みすぎて胸椎の椎間関節が微動もしない方の場合。
カウンターストレインで無理、PNFも無理、
他にも手当たり次第、アプローチ法を考えた。

ただ「胸椎の棘突起は骨折しやすい性質をもつ」ので傷つけるほどの圧はご法度。
そのような制約があるため、不用意な圧がかけられない。
多少でも気を抜けば大事故につながりかねないのですね。

たとえば活殺自在の理を知るならば、
棘突起を強圧するというのは殺法に当たります。
つまり活かすどころか殺す方法になりますから。

たまにそのことを知らない施術者がいるようで、
かえって施術を受けたら交感神経過敏な状態で、
つらい状態が増して長く継続したということも。
それはたまに聞く話ですが、やってほしくない。
気を使わなければならないところの筆頭ですね。

棘突起に関しては、
無理するような圧は、無意味かつ後悔を募らせる酷い結果を生む。

苦肉の策でその殺法になるギリギリ手前を狙うようにするのだが、
それが施術をする私の側には、恐怖そのもので怖いから避けたい。
でも殺法のぎりぎりのところに活法の落とし所がるので、
そうも言ってられずに、、、。

ただそのような活法を意識してする調整も、
すでに縦靭帯骨化症が進んだお客様の身体では反応できなくなっている。

簡単明瞭に言えば、
骨化してしまったら、通常の加圧をかけることで緩めるというやり方は、
私のおこなう手技方法では諦めるしかなくなっていたのです。

私は、多くの手技療法の本で参考になりそうなものを探し求めました。
そこには時間もお金も労力もかけた。
それでも解くことはかなわなかった。

(※ 他の先生のことは、私はすべての方を存じ上げているわけではありません。
   単純に私の場合、当時は万策尽きた状態で、できなかったということです)


そのようなさまよい続けてきたところで、
手応えがありありと感じ取れたときがあった。

ゼロプロマッサーを導入してからだった。

私が胸椎前の縦靭帯の骨化状部分のリリースが可能となってきたのは、
お客様自身の体に明らかな好転結果が見受けられたからです。

完成度は100%とは、未だ言えないが、
以前のような手をこまなく状態ではない。

手をかければかけた分だけ成果があがる!!!


以前に私はこちらのブログでゼロプロマッサーについて書いたときがあった。

ゼロプロマッサーとは、
振動の波及力がすばらしいマッサージ器具で、
その振動は優に縦靭帯にまで届いてくれます。

柔軟性を逸した凍りつくほどのエネルギーロスをした縦靭帯の部分に、
ゼロプロマッサーの振動というエネルギーを与えて溶かしていきます。

イメージは多少異なるものの、さく岩機の振動を受け付ける部分は、
泥のような軟体は、それほど砕けるような振動を受け付けたとしても変化しないが、
岩のような剛体は、さく岩機の振動で揺すぶられていき、
あたかも体内の場合は調理用ミキサーのなかで撹拌される硬い骨付きミートのよう。
がりがりがりっと音がしてきそうですが、ですが体の中はほとんどが軟部組織のクッションに浮かべられ、
多くの組成成分上の割合が水分やコラーゲン質でできているので不要な振動は軟部組織に吸収されていく。
だから後々にまで振動の影響が、悪い方面で残ることもさほど心配はいらない。

(※ ただだからといって一般の方が、水面下にどのようなトラップがあるかわからないで、
   ガンガンと強い圧をかけるのは、緑内障等のさまざまな忌避事項と考えるべきものもあり避けるべき)



ゼロプロマッサーの振動は手で作れる質のものとは異なった作用を与えてくれる。
大変に優れた力を発揮してくれるものです。


上記で挙げた友人は、画像診断を受けて
縦靭帯骨化症が問題だと人に言われたときはショックを受けたことでしょう。
この部分が容易にリリースできないことは熟知。
だから少なからずへこむ気持ちになるでしょう。


ですが、
ゼロプロマッサーを活かして利用すれば緩まる。

私がすでに徐々に靭帯骨化を溶かすツールとして成果がだせているスグレモノを
自分が手にしていることへと気づいたのならば、小躍りしたくなるかもしれない。


ゼロプロマッサーは、
私が購入したときは、
使い方の詳細テキストなどは一切添付されていないマッサージ機器。

自力で使い方を編み出していかなければ使い物にはできない。
強烈な初心者お断りとでも言わんばかりのメーカーの姿勢で。

これぞ、業務機。 ^-^;



彼は、普段はあまり道具を使って施術をすることが少なかったため、
道具の握りや加圧時の固定法などを考える課題も多くあるでしょう。
施術者なら常識でしょうが、
圧をかけるときに手持ちのゼロプロマッサーを動かすより、
お客様の体を動かすようにして狙いを定めたほうが効きがよくなる。
紙切り芸のハサミと紙の関係に似ていますね。

工夫すべき点は、私が考えただけでも30以上はありますから。
ただ使い方を解説してくれる親切なメーカーならば、
私もこれほど試行錯誤はしなかっただろうと思う。 ^-^;

工夫の量と質に比例して、道具は息吹を挙げていく。
どのように自分を動かして欲しいかと言葉を発する。
そこに耳を傾ければ、いつしか、
自分の身を黒子に徹するときがきます。
そうなれば伸筋主導の気のめぐりのよい施術に
ゼロプロマッサーが同化していくものでしょう。

特に手の内をどう創りだすかで、
圧の質が生きたり死んだりする。
今も私は圧の質をときどき殺して、
「あちゃー」となりますが、
いつも生かそうと気をつけてます。

日々、握り方等に試行錯誤を加えていき、
自分なりの型を作り楽しんで欲しいです。

そうなると、ゼロプロマッサーが手について、楽しくなってくる。

自分の手足の延長と愛せれば、期待以上に応えてくれるものです。

それに友人の場合は、
彼が日頃からゼロプロマッサーを施術にも活かすようになったら、
お客様へのリリース方法の向上とともに成果があがるものですが、
同時にそれは、自分の体のケアを適える必要な知識と経験を増す。
強烈なゼロプロマッサーを習熟するモチベーションになるだろう。


私自身、ゼロプロマッサーの使い勝手や対応力の素晴らしさを知らなかったとしたら、
友達の症状を聞いたときに希望に満ちた印象を持つことができずにうろたえただろう。

ゼロプロマッサーさん、多謝。
posted by スズキ at 04:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月02日

呼吸関連筋たちの改善と、もう少し拡大して立位での足裏重心がどうかかるかで呼吸を眺めたとき

先日、メールでお客様にお返事をさせていただいた部分の抜粋をのせさせていただきます。
後に思いついたことを一部加筆させていただきました。
また加筆箇所は(  )でくくりました。

まだお会いしてボディチェックをさせていただいていないお客様です。
それゆえ一般的なところでの物言いになってしまい、
個別具体的な状況はわかりません。
それはそれでも一部でも参考になればと思い、
ざっくりと回答させていただいたので項目の箇条書きに書き方が留まりました。

とりあえず、
呼吸がしづらいと感じておられる方は、ご一読を。 ^-^

・----------------------------------------------・

(事前に『漏斗胸』ではないと、医師に確認していただいた後のこと)
※ 漏斗胸とは、胸骨部分が内側に凹んでしまっている状態のこと。
  その場合には、手術対象となる場合も含まれますから、
  自身で胸骨下部の凹みが気になるときは医師に相談を。
  
(また漏斗胸ではないが、『胸郭変異』という症状はより多くの方に見られている状況です。
シンメトリックな動きが必須のバレエをなさっておられる方にも、
実際、体のバランスをこれで崩していることに気付かれていない。
そのようなケースでは練習でどうにかしていくというよりも、
胸郭変異を正常化させることが優先したほうがいい練習になると思います。

と、すぐれたダンス能力をもつ彼女たちでも、気づいていないことが多く、
いわんや、一般の方にて、首こりや肩こり、腰痛、背部痛などが強い人達、
その他、何気ない慢性的な胴体部分の不調を抱えている人の多くに、
事の大小がありますが胸郭変異になっている不都合を抱えているようです。

すると一見すると健康体と見られている方々のなかでも
胸郭変異が見られるということ。
それにより体の重心が高止まりして安定せず、
疲れやすいし、呼吸器系にとどまらず心臓に負担をかけるなどの様子がみられる。
胸郭は正常な左右シンメトリー状態が理想だが、
骨盤の左右の歪みや手の片側を使いすぎたり首や肩のこりなどから肋骨の骨自体が位置ずれを起こす。
この場合は症状とまで明言されることはないケースも多いのであるが、
呼吸のしづらさや自立神経失調症といえそうな不調を覚え、
不眠や疲れやすさや気力減退、精力の減少などの調子の悪さを感じることもあるようです。

また理想的な肋骨は、仰向けに寝ていただいて胸骨部を押すと、
柔軟剤を効かせてふわふわな洗いたてのタオルを10枚重ねした感じで、
ふんわりと沈み込みます。

それが胸郭変異があれば、ふんわりと沈み込まなかったり、左右に沈み込みがずれたり、
手の圧を弾かれて沈み込まずに粘ってしまうような状態です。

胸郭全体は、正常でしなやかな状態ならば、どこを押しても別段痛みも感じません。
「あっ、押されてるな〜」程度です。
ただし問題が出ると極端に鋭い痛みがでるのがこちらの特徴です。
胸郭変異が、肋間筋や横隔膜部分、大胸筋や首筋の筋肉、
それに腕の筋肉などの呼吸関連筋等で起きているとき、
まだ状態としてそれらがいくらかでも柔らかさがあれば強烈な痛みがでるほどの炎症を持っています。
このような場合は、自身でオイルマッサージを丁寧に繰り返すことで緩みが増していく傾向があります。
またすでに柔軟性が低下して筋の伸張性が劣化した場合は、痛覚神経が麻痺を起こして無痛となります。
後者のほうが、状態の変化を作り出すことはかなりのテクニックが必要となります。
セルフではとても難しいので、一部著名なヨガの先生等でもこの障壁を崩せないほどの厄介なものです。)



呼吸関連部と言っていい場所は、
詳細にみていけば数限りないもののように感じています。
そこでそのなかの一部の私が、そのなかでも一般的に主だったものだと思えるものを挙げておきます。

腕のこりや腕と肩の付け根の奥のこり、
肩甲骨周り(特に大円筋や肩甲下筋などの硬化)、
肋間筋の筋緊張や虚脱して伸びきっている部分、
鎖骨上下の可動が可能か、鎖骨の位置が高止まりしていないか

また大腰筋部分が硬化が強すぎるときには
腹部の奥が緊張して硬化が著しい状態になり、
それが横隔膜や骨盤隔膜という直接呼吸に関わる隔膜を動かせないように
動きづらさをだしてしまいます。
そちらは察していただけているようですね。 ^ー^すばらしい。

また単純に腹直筋が硬化していても呼吸がしづらくなります。
その際は腹直筋が骨に付着している胸骨や肋骨部分や恥骨部の付着点が硬化が強いときが見受けられますので、
それらを緩めるようにオイルマッサージ等を試されるのもよいでしょう。

(以上、さらっと書きましたが、どれも本当に実直に解ける量に比例して呼吸のしやすさが増していきます。
ただし腕の片側を使いすぎるとか片方の側ばかりでものを噛むとかいうだけでも、
胸郭は歪み始めるものですから、
解いていく必要性と同時に、新たに歪ませないようにする改善の徹底がなければ問題は早々に再燃します)


あとは大きな姿勢でとらえてみると、
かかとで立つかつまさきで立つかという違いがでてきてしまいます。
うまく深い呼吸ができる人は、
左右のかかとがしっかり息を吸うときに地面を押すことができるようになっています。

(通常、右利きならば利き足側のつま先側にばかり重心をかけてしまう。
腹式呼吸では、つま先側に重心が来ると楽に息が吐ける、かかと側に重心が来ると楽に息が吸える。
それが右利きなら右つま先側と左かかとに乗っかったままで、
前後の揺れの移動が自律的に自発的に起きないようになっている。
この立ち方をしている時点で、腹式呼吸が苦手なんだなと判断されるので、
フットプリントで足裏の地面への接触の様子を見れば、それで呼吸がしにくいかどうかも一目瞭然です。
それが理想通りの足の裏で呼吸をするかのような、息を吸う時はかかとで、吐く時はつま先が両足とも、
しっかり揃えて自発自立で起こるようになれば、黙っていても全身に至るまで体調はよくなるでしょう。 )

ただこの姿勢の改善は、全身のバランスを読みながら調整をしていかなければ
かえって現状のバランスを見失って苦しい状態が上塗りになることがあるので、
できれば信頼の置けそうな施術家をみつけていただき腰部の詰まりをゆるめていただいて、
臀部の深部のコリをゆるめていただいて、脚部の大腿直筋や外側広筋等をゆるめていただいて、
などのすでに硬化した筋肉に自由な動きを与えるような下準備をしてから、
それから、全身のバランスを再構成していくよう修正をなさると安全です。
やっていて迷宮にはいることも少ないでしょう。

(すでに長年に渡り体を歪める姿勢を維持していたならば、その状態で体を支えようと体制が整えられ、
その状態をうまく矯正できなければかえって体調不良の深刻なものを与えられることもある。
その場合には、理にかなったプログラムで少しずつ改善を上乗せするようにしなければダメ。

欲張って一気に治そうと考えていては、
「リバウンド」から状態の改善方向を模索する気力も萎えることが多い。
胸郭変異があると、有無を言わさず安定感を乱すような上半身に重心が留まりつづけるので、
先行して全身の筋骨格系の筋肉や骨格の問題をリセットして置くようにするといいでしょう。
ただし3〜5手とか先々まで読んでリリースしないと、このリセットはできないと思います。
それはすでに歪みがでていて、歪ませる状態が身に板についた状態ですし、
体を歪ませることが無意識に起きてしまう癖が強く体に残っているのです。
つねに歪み運動を加えて体を歪ませ続けているので、
この人はどのような歪みを作り出すのが得意なのかを読み、
それに対処した割合で調整をしなければうまくは先に進めないのです。
動物という動き方のプログラムを脳に神経筋に仕込んでいる関係上、
筋膜をリセットしただけでは
そこへの改善力は十分だと言える人はすでに動きのプログラムに精通して理解のある人という少数派です。
だからこそ、体の使い方について、重箱の隅をつつくようなことをいいます。
今までの体の使い方のパターンに、少しでも別の動きのバリエーションを加えさせて、
定番化した歪みへ向かう動き方のリセットへのきっかけとなればという考えです。

それらは
フェルデンクライス等で、熱心にそれらの癖を抜くことは可能だと思います。
他のボディワークを手を広げてしてみたいとおっしゃられれば、ぜひ!と勧めます。)

(以上、一部抜粋終わり)
・----------------------------------------------・

気づいたら補足の(  )が大きくなりすぎて、
最初のメール転載部分を探すほうが難しくなってしまいました。

保育園に務めている保母さんから、
多くの園児がアレルギー性疾患を持っているんですよと教えていただきました。

アレルギー性疾患を含んだ人のほとんどは、
胸腺部分に負荷がかかるような胸郭の状態であるケース。
つまり漏斗胸まではいかないが、胸郭変異ではあります。
私の少ない臨床例でも、
アレルギー性疾患を持つ小さなお子さんの胸郭を実際にチェックしてみたところでは、
柔らかさがある胸郭ではありましたが、胸骨に圧をかけると左右どちらかに偏った凹みになりました。
胸郭変異傾向があるのだろうと考えて、
注意をパンダのおもちゃを握らして、
ご両親と必死に施術をさせていただいたことがあります。

ただ個人的には、痛みが伴うような施術ですから、
幼い子供には操体法のような痛みのないものでのリリースがよろしいのでしょう。


そう考えててみただけでも、胸郭部分のリリーステクニックの恩恵は、
意外なところでも多くの方々の生活向上に寄与すると思っております。




追記:

---また、余談だが、
私にメールをお送りただきました方は、
自力で自分の体の状態を調べていくと
どうやら筋骨格系の緊張やコリが問題。
その発見をネット上の情報から得られ、
自分自身でもアプローチをしています。

そして万全ではないが、
自分で問題箇所をマッサージしていき、
(※問題箇所=呼吸関連筋たちのこと)
以前よりも楽になったといわれました。

私は今は施術のデモの見学会はせずに、
地道に対面での施術の日々となります。

ですがやる気がある人や、
自分のコンディションをどのようにしたら改善できるかのヒントがほしいなと思う人には、
どのようなことを施術ですることで体が変わっていくものなのか。
私のおこなう施術を見学をするだけでも、
何らかの気づきがあるのかもしれません。

たとえば、
腕を解くというのはかなり悲鳴ものの「痛いな〜」となるのかというのもわかります。
「えっ、ここまでやんないと解けないの?!」という印象でしょう。
それ以前に、骨と筋肉が硬化した部分の区別がつけられる人のほうが少ないものです。
それではセルフマッサージをするにしても、本当にここを圧していて意味あるの?と。
そんなところもでてくるでしょうし、
あまりの硬さに驚くこともあるはず。

それでもしこりは有限ですから無限にあるものじゃないのです。
具体的に自分の体を知らずに、施術家の先生だからといって、
おいそれと信用して、自分の可愛い体を任すのはいただけない。^-^;;
できれば自分の体を正確に把握できて、
どこをどう解いてくださいという指示をできることこそ、
自分の体にしっくりしたいいことを受け取れるようになるのでしょう。
詳細までは知り尽くさなくてよいでしょうが、
私はアウトラインは知っていて欲しいと思う。

なので私が施術をさせていただいているとき、
それとなくかまたは露骨に、
「腕の硬さは右が硬いよね〜」とか
「この場所は、こんな感じですね」などと、
微妙な言葉で実況中継をしていることが多い。

意外に私が自分自身に聞かせているようでいて、
お客様の中にはそのような情報を知りたいひともいるだろうから、
ぶつぶつわざと言っているところもあるのです。


または、、、
重心がちょっとでも狂えば、人の体は支えをなくしたおもちゃのようにぐらつくもの。
胸郭異常があれば少なからず重心がずれていて、体に疲れがたまりやすいのは、
ぐらつく体をつねにぐらつかないように筋緊張を強いて、筋が疲弊するからとか。

実際に通しで施術を見学すれば、長い時間がかかります。
手当をするべき必要な箇所の多さに、ちょっと嫌気が刺しそうなほどでしょうが。


私は、施術を受けると言う前に、
自主的に自分の体と向き合いセルフマッサージ等に余念がない人ほど、
その後の自分自身の体のなかに潜在する問題を明瞭に気付かれるので、
とても素晴らしいことだと思っています。

自分でやり方を試行錯誤して工夫したものは、
自分のかわいい持ち物になります。

他人がやり方を造作なく教え伝えたものは、
他人の意味不明すぎな持ち物でしかないといえるもののときが多いから。

たとえ施術者のように十分なことができていなくても、
自分で自分の体を癒やすための試行錯誤をした人ほど、
自力で自分を変える力を信じられる人です。

私には他人の借り物よりも自分の頭を使って工夫した持ち物の方を、
断然、評価します。

それはそのような評価が高い人は、
後に私がこのようにするといいよ、とアドバイスをするときなどに、
水を得た魚のように「なーるほど、そういう考えもあったのですね」
といって、要領よく自分のものに、他人の知識も昇華させるのです。

現在はデモ見学会などは時間の都合上予定するつもりはありません。

ですが他のアイデアで。

施術は文章化してしまうと立体的な人体とは思えない平坦な感じに。
それではまったく使い物になりづらいよなというのはわかってます。

自分の足や手や頭を使って前進するぞ!という人には、
頑張れという言葉以上の何かを送りたい気持ちになる。

(都合、文章よりも、音声での解説。音声よりも映像・・・だろうか。
一般公開については、
施術技術を要領を得る前に真似られても責任を取れませんからしない方向で)

そのようなことを思う、この頃です。 ^-^
posted by スズキ at 14:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月19日

施術者は、魔法を使うことが仕事ではありませんからね! ^-^

「私は二度と腰痛になりたくないからどうにかしてください」といわれたとします。

施術者のなかには、
愛想よく「わかりました」という人もいるでしょう。

私は「それは魔法使いしかできないことですよ。そのような魔法を使うのは施術者の役割ではないのです」
そのような言葉を返し、ひんしゅくを買うことがあります。

でも、それは考えていただければ当然じゃないですか。

私にはその方の将来がどうなるかはわからないのです。

真摯にお客様の現在の体の状態をお伺いしたとしても、
必要な情報部分が抜け落ちたレポートだけしか提示されないこともあります。
それは自分自身の体について、つぶさに観察をし続ける癖を持つ人が少ない。
だからしかたのないところです。。。
本当に自身の身体について気づきを得ているような覚醒した状態となれれば、
それを覚者といい、目覚めた人として仏陀と呼ばれるようなことなのですね。
だからめったにありえないのかもしれません。
ですから際立った明瞭なお体の状況を伝えてくれるレポートが来たとしても、
それでも私にはよく出来たものではあるが、それを100%とはとらえずに、
安易にわかった気にならないようにして話を聞きたがります。
そうやって、少しでも具体的な理解を深めて正解に少しでも近づこうとする。

そういうものなのですよね。


ひとりひとり、個別に日々を送り、
起きることはまったく違うのです。

それぞれが生活シーンの中で、
毎回シチュエーションが違うし、
毎回いろいろなことが起こります。

もしも腰痛が起きるできごとがあると、
原因と結果の法則で、腰痛が起きます。

腰痛になる原因は、ひとつやふたつじゃありません。

注意深く体を使えば大丈夫なわけではありませんね。
突然の引っ越しでぎっくり腰になることもあります。
また転んで横転して腰を打ち付けることもあります。

体をしなやかに使い切ると讃えられるアスリートも、
しんどい腰痛に苦しんでいる人は多数おられますし。
いわんや専門的な身体操作に長けたものでなければ。

なおさらです。

具体的な問題が起きた場合は、
それぞれのシーンに合わせて、
何を具体的に対応策として考えて実行すればいいか。

当然のようにそれぞれの場合に具体的な対処法は違ってくるものですね。
そのときどきで対処しコントロールできるような考えを共に考えること。
そして、ベストな解決や改善をはかる手助けするのが施術者の仕事です。

そのときにできれば、ひとつでもふたつでも、課題として、
「日頃の自身の身体操作をする場面で、
大腿直筋を過剰に使うシーンがあるから探しておいてください」
というように、言葉をかけます。

事実、そのような課題を実直に観察していく人の後日談を聞くと、
意外なときに使ってしまっていて驚いたという話と、
そのような気づきがあったあとは大腿直筋を使う量が減ったのか
腰部の不快感がめっきり減ったんですよといいます。
そうすることで、ひとつ、
自分を操作して活かす体験を通して自信を得ていく。
そのときの満足感は、頭で考えるだけではなくて、
自分の体を通して得たインテリジェンスは肯定的に受け入れることができ、
体の使い方の現状をさっとモアベターに書き換えるという奇跡が起きます。

それが施術者がしたいところなのです。 ^-^


だから施術者が安易に、
「私が施術したんだから、もう腰痛はおきません!」というのは、
正確な事実をほとんど差っ引いて見るべきものを見ないようにし、
結果的に、問題が発生してしまうものが常ですが、
そのときに具体的な話を深く聞き取り調査もせず。
問題部分を包み隠して視野にもいれていませんね。


それでは、
私が楽しいなと思えるような結果にはなりません。


もちろん施術者は、
腰痛が起きづらくなるよう調整をしていくのは当然です。
それはお客様の期待なさることですし、
その希望を適えるためにベストを尽くしていきたいので。
お客様が嬉しい状態になってほしいから、がんばります。

ただお客様の体はお客様自身がコントロールするものです。
お客様自身が深慮した対処をしていかなければなりません。

いくら施術者が高度な対処法を会得していたとしても、
それを伝えるのは付け焼き刃では物にならないのです。

身体操作感覚は言葉で伝えられません。
よく出来た水泳の解説本を熟読すれば、
それだけで泳げるかといえば違います。

だからお客様自身に、自分の体というハードウエアを、
積極的にハイパフォーマンスを適えるようにするため
動き方のソフトウエア開発をするために、
体を動かす体験を通して試行錯誤を繰り返し、
新たな取り組みを繰り返し体験して体感して。

そうやっていき、
どれだけ前向きに自らが積極的に工夫をしつづけるか。

そのような姿勢を日常的になされるように気配りをし、
生活でをしていこうという心構えができるようになる。

もしもそのようにしようと、お客様が心に決めたとき、
施術者はいい仕事をできたなと思えるときなのですね。



理想を求めることは一筋縄ではないのですが、
本物を、やはり、求めていきたいと思います。
posted by スズキ at 04:04| Comment(3) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月21日

施術中に指先をアンテナとしてセンサーとして使うように

施術中のタッチセンサーとしての指の巧みさ。

体の筋肉の緊張からくる張りや硬度の高さや、
粘りあるいい感じの筋肉か、筋肉が虚脱からくるたるみは触覚からわかるだろう。
筋肉の温感や冷感は、温感センサーとしての指先力。
微弱電流のピリピリした感じを感じる力もあります。

さまざまな情報をキャッチすることができるのが指。

指の触診なんです。

先生ごとに指の使い勝手のよさから使い方は個性があるようですが、
私は情報を読み取ろうとするときは指の関節を伸ばして使うように。

様子は指の屈筋に関する部分は弛緩させておき、
同時に伸筋に関する部分は軽く伸張させてます。

ぴーんと指を緊張させるほどのテンションで伸ばすわけではなくて、
軽くスッと人差し指を中心に人差し指が5ミリほど伸びる感じです。

当てる部分は指先の爪の下部分が当たるようにします。
この部位が当たった瞬間に、
またはこの部位をモニターすべき部位に向けて近づけたときには、
なんらかの情報が体のなかに入り込んできて様子が覗けています。
指先は接触していない遠位からもピュアな情報がわかるのです。
ちょうどラジオ局からケーブル無しに情報が発信されています。
ラジオのアンテナを伸ばせば情報をキャッチできるようなもの。

ここの捉える力は、意外に後々にまで直感を左右させるもので、
指先を当てて皮膚の直下情報を目の当たりにしてしまうと、
接触情報は強烈ですから触れてわかる部位より下部分を感じ取るのは難しくなるのです。

そうなる前に情報をキャッチするようにしていきたいのです。
指先を触診して接触して当てる前にしたいモニター作業があるといえるでしょう。

「そんなことができるの?」といわれそうですが、
指先は根底に流れる知性的な能力が磨かれていて、
人間が生き残るための戦力がここに集中している。
そういっても過言ではない部位だろうと思います。

実際に指先を触れてから火傷をするようなことは
しなくて済むようなしくみも備えられているのか?

不安なものに触れるとき、
意識を指先へ集中させて
情報を探る触手として使います。

五感を少しだけ越えた能力があるのでしょうか。


次に五感のうちの触覚を活かしたモニターですよね。
指先を接触させてわかる情報確認をするのです。

個人的な感覚で一般的なことではありませんが、
遠位から得た情報は皮膚の部位のちょっと深い部分が感じ取れるところがあるのですが、
指先を接触した場合は温感や硬度や緩みたるみや緊張具合からの張りや、
皮膚の直下や数センチ奥程度の部分がわかります。

指先を接触させずにアンテナとして使って情報を読むときは遠位で皮膚の奥を感じ取りますし、
指先を接触させるときは皮膚の状況や皮膚直下から数センチ奥程度を察することができます。
これで皮膚の浅いところから深いところまで概要をキャッチしていくのです。

よほど特異な個性的な体の状態を持たれる方の場合ではなければ、
何百人ものお客様の身体を覗いてパターン化の勘所が見えてくる。
すると相当な確からしさでわかってくるのです。

ただ深層部分は、やはり触れられて具体的な知覚が得られていないため、
情報の確からしさが十分ではないので、「参考として」という立場です。
人体のモニター具合は客観的な事実ではないのですが、
立体的な奥行きを持ったスケルトン仕様で体を覗ける。



ただ注意すべきところは、
向ける部位は「指の腹ではありません」。

指の腹ではなんだかな〜、
くらいも情報が正確につかめないのです。

爪先でギターの弦を爪弾くところ。
その爪先部分という先端を活かす。

爪先を使うときには、
私自身の指の骨に情報が伝わります。
そこから骨や骨膜伝いに脊髄へ振動を伝え電圧が強いものと感じます。
脳内まで瞬時に鋭利な電気が伝わるように入るのです。

指の腹ではこれが起こらないように感じられますので。


ワタシ的には脈診を勉強するとき、
これを気づいたのです。
その後は脈診以外での情報キャッチ精度が増した。

ただ本当に繊細な意識の持ち方次第で、
伸ばした指先の精度やアンテナとしての特性など、
大きく変化してきますから。
自らが発見していく姿勢で、
試行錯誤をしていくことで
学習に余念ないものであれ、


施術者としては、そんな姿勢でいたいものですよね。
posted by スズキ at 11:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月25日

胸郭がはじめから超しなやかなお客様に驚く

先日の初回のお客様。
30代後半男性です。

めったにおられない体の状態だった。
胸郭がしっかり緩んでいる!
実にいい。

胸骨部分を押すと、
気持ちいー感じでくにゃっと動くのだ。
しなやかさがいい。

触っていて「これなのよ、これ!」と。

それが、ほんとに、気持よく動くんです。
私よりもはるかにコンディションがいい。

私が施術をさせていただくことで、
胸郭が固くなっていても緩めるし。
少しずつ着々とか大胆にどっとと。
だから、
緩むのは時間をかければそうなる。

だから私自身が柔らかい胸郭を見たことがないわけじゃないです。 ^-^


ただ施術を受けに来ていただくお客様の多くが、
胸郭部分が固くなっていますねと私がいっても、
「?・・・? ん? なんのことですかぁ?」
という反応が帰ってくる。

極端な話、私と同業者の施術をしていて、
そういう感想が述べられたこともあった。

あまりに胸郭が硬いのに慣れすぎてしまって、
硬い状態が標準であるかのように感じられて、
かえって柔らかい人をみて気味が悪いという。

そんな本末転倒なことを、
施術初心者の方は言っていた。 ^-^;

それほどまでに胸郭のしなやかさが薄くなっている。

おそらくそれは体調がすぐれない方々の多くに共通しているといえよう。

胸郭がしなやかに動くことで肺や心臓、胸腺という、
呼吸器と循環器と免疫系の三点セットの調子がいい。

逆に言えば、胸郭が硬すぎて、上記の三点セットが、
ともに機能低下を起こしてしまう人が多くおられる。

だからこの胸郭全体という部位は、
ことのほか重要極まりないものだ。
しっかり生命力を改善させるのに、
胸郭が硬いままというのはありえないと個人的に考えています。


こちらのお客様。
首筋の長さと中部僧帽筋あたりから
「胸郭がいい感じかな?」と思った。

そして私が、ひたすらに胸郭が柔らかいといって褒め称えても、
さほどそれは当人にはアタリマエのことですから、感動もない。 ^-^;

現在は「なぜ、ここを固めたのだろうか?」というところが幾つか点在していて、
そのように絶賛されたとしてもうれしいというよりも、
不調原因の部分をどうにかして!

ということが先に頭にもたげてくるのだろう。

重心取りや中心軸などのずれや腰椎の椎間板のショートなど、
幾つか気になるところはあるので。

ただし施術でリリースしていくと、
上記の循環器や呼吸器や免疫系が
たくましい状態だということから、
改善の歩みがいい感じに訪れてくれるのではないかと期待した。

できればこのような方が、
胸郭の良い例のサンプルになって、
実物サンプルになってくれれば。

胸郭が硬いと私が申し上げた方が、
「? えっ、ほんとに〜? (うそっぽいぞ)」というような、
私がわざと悪く言って陥れようとなど絶対にしていないことが、
一目瞭然に理解していただけることだろう。

特にしなやかな胸郭を持っていることで、
胸郭部分を拡張と収縮をすることにより、
強力な爆発的な勁力(呼吸力)が発揮できるようになっている。

そこが私よりもかなりいい感じであるから、
お客様を見てだいぶうらましく感じました。

私もちゃんとストレッチしなくっちゃ。


そして最近、ちょっとパソコンのディスプレイを目線の高さにまで持ち上げるように、
ノートパソコンの下に台を置くのをさぼっていた。
それで短期間に胸郭を錆びつかせ、
硬さが問題になることとなるから、
サボっちゃいけないと反省もした。

ディスプレーの設置位置が低すぎれば、
肩甲骨と肩甲骨のあいだの辺りか、
肩甲骨下あたりがきつい張りが出る。
そして第一頚椎の後面が隙間が開きすぎたままで固定され、
後頭骨下から立ち上る動脈血管の血行等を悪化させていく。

それでは頭部に血液が減少して枯れた状態になるのだ。
ドライアイ等もなって当然でしょう。

そんなところから、
ひとつひとつ胸郭を固めないような注意すべきところをきっちり守るようにしたいと思った。

それに最近、小さな格安スマホを手に入れて下を向いて米粒大のディスプレーをみる。
(いまさら、手に入れたの?といわれそうだが。基本、携帯等は嫌いなので持たない)

そしてスマホは体に深刻なほど悪影響を与えるということが、
身を持ってわかった。

携帯やスマホを持った側の肩が上がり、
肩が上がった方の首筋の深層筋が硬化萎縮していく。
その肩の反対側の首筋や肩の筋肉は表層筋が張りが出て嫌な感じがする。

そして上部肋骨が上に持ち上がってしまい位置がずれて元通りに戻れなくなる。
そのような症状を持っている人はかなりおられますね。

ただおそらく上部肋骨が見事にずれてしまわれた場合に、
そちらをうまく下ろすような施術がデキる人は少ないと思います。
一瞬だけの瞬間芸的なことはできるかもしれません。
ただ改善した状態が一日持つということは少ないかもしれません。
私がまったく知らない高度なやり方があれば別ですが。。。
相当にその部位のリリース方法の資料を徹底してかき集め研究をしてきたので。
そう言えると思います。

私自身、実際にその上部肋骨の上方変位部位を下ろす施術をしていますから、
だからこそそれがどれほどまで、私にも、お客様の痛感にもしんどいことか。
知っていますから。

スマホのような機器は使い方に工夫と節度が必要ですね。

胸郭異常をすでに背負っている方には特に、そう感じました。
posted by スズキ at 20:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月03日

アクティベーター CATレジスタードマーク EX - Extended Thrust Chiropractic Adjusting Tool を手に入れました!

最近、私が利用させて頂いているCAT(アクティベーターのようなもの ^-^)が、
相当バネが弱くなってヘタってきた。

アクティベーターCAT

それは私がどんどん使い倒したから、
通常では考えられないほど早々に微妙な状態へ転じたのでしょう。

それだけ活躍してくれたということですね。

ありがとうという、感謝の言葉を送りたいです。



そして一昨日前、
私がCATを購入させていただきました 五十嵐様( http://activator.jimdo.com/ )
から、以下の商品を購入させていただきました。


CATレジスタードマーク EX - Extended Thrust Chiropractic Adjusting Tool
http://www.jtechmedical.com/CAT-Chiropractic-Adjusting-Tool-Family/cat-ex-extended-thrust-chiropractic-adjusting-tool
CT006-CAT-EX.png


いままでのCATよりもバネが強力。
それゆえに驚異的な打力があるのだ。
今まで以上の強力さがあるため、
使いようをちょっと考えなければリスクが出てきそうな強さです。

同時に、
私の握力が ^-^; ・・・手が疲れる。

ただ攻めの研究をするには、
新しい機器を買い付けて、
それの機能を引き出すこと。

損をすることもありますが、
そこをおっかながっていては、
次に進めませんからね。

早く独自のノウハウを手に入れるようにする。

そこに正直でありたいなと思います。

ただ、、、五十嵐さんにCAT EXを使ったら、
「うぉー、くるねぇーーー」と絞りだす声で、
私にものを売ってくれた張本人が目を細めていた。

ちょっとやはり利用を今までと同じようにしてはならないな。

そこまでのことを五十嵐さんは、実質、教えてくれたのです。

多謝。 ^-^

そして自分の体にパチパチ打ち込んで試用しているのですが、
なかなか今までの使っていたものと様子が大きく違っていて。

場所によっては、びくぅーーっとするような衝撃でした。

使うところをしっかり確かめて利用しないといけないですね。

ただ、もちろんのこと、
使いドコロが良ければ、今まで以上の調整成果が期待できる!
そんな頼もしい逸品ですね。
CATレジスタードマーク EX - Extended Thrust Chiropractic Adjusting Tool は。


当分は試験使用を私自身にしてみて、
お客様に利用できる一歩を踏み出すのはもうちょっと先ですね。

リスク部分を削っていこうと思います。


研究、がんばります。




posted by スズキ at 03:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月28日

交流分析的見地から俯瞰してお客様との関係をコントロールすることの大切さ(長文失礼m__m)

クライアントとうまくいかなくなるようなパターン化されたケースがあります。

ここでの設定は、次のような状態を想定しています。

・ すでに施術技術レベルが標準的な状態より上に位置している。
・ お客様に対して誠意ある施術を提供している。
・ お客様の症状が重く10年以上の期間、
  または期間の長さが問題ではないのかもしれないが状態の芳しくないお客様のとき。




初回の施術を受けたとき。
他にはない技術を受けられたことから最初はお客様の期待値が高まってくる。

そのときのお客様からいただくキーワード。
施術者に対して、
「あなたはすごい」「あなたに会えて救われました」「あなたの施術を受けられて本当に良かった」

そして施術者は一生懸命頑張って施術を始める。
それが慢性化した状態で10年もの間、様々な施術院、病院、ヒーリング、心理療法・・・
すでにありとあらゆることを受けてきても治りが悪く、自分の思うようにいかなかった。

それも多くの施術家が外圧をかけられてきた複雑化した体は、
私たち細部まで状態を読み込んで落としこむことで施術方向を決めるものには、つらい。。。
施術という外圧は、二次的被害と言えそうなまでの自然に起きる歪みとは違ったパターンの歪みとなり、
それがまた、複雑な筋肉や関節のかかり具合に変わってしまう。
まるで「どうやって解けばいいのだろうかと思える知恵の輪」を渡されたような、
つらいところまでいかれた方もでてきてしまうほどです。
それで改善が遠のいている人もいます。。。



そのような過酷な条件も整えられたところで、
慢性症状に陥った状態を改善させるためには。

一般的な手順として。
まずは手持ちの定番のセオリー通りの施術技術をきっちり当てはめていく。
そのことでエビデンスとして書籍等に書かれている対応レベルはクリア。

そうすることにより、
改善はあるかもしれません。


すでに10年もの間、多くの整体院等に通われてきたなら、
それは他の腕のいい先生方も、やって当然のことでしょう。

それで改善がなされていないということで、
理詰めで考えれば、これだけじゃ足らない。
だから新たな施術院に可能性を感じて移動。


そのような場合は、やはり体内の患部の状態が一様に深刻なことが多い。
施術者が施術を推し進めていくことで手探りで様子を把握していかなければ、
内側に閉じ込められた問題箇所を探りだすことなどできないという場合がほとんどです。

施術をする過程では、「想定外」が度々でてくる。

その度に、新たに生じた課題に対して、
どのように取り組めばいいか熟慮する。

でも、そのような「想定外」というものなどお客様は最初に想定していないもので、
矢継ぎ早に現れる「想定外」という流れに必死に対応しようとする施術者に対して。

「とっとと直して!」「やっている仕事が遅いんじゃない?」という気持ちになる。
だから、そのように訴えかけるようになります。


ときには施術のはじめの初回では、
「長い間かかったとしてもここで直せればと考えています!」
とお客様がおっしゃられていた言葉をいただいていたりする。
そのような言葉は、臨機応変に変わっていくものですからね。
私はそれほど信じられなくなりました。
私も臨機応変に考える習慣をつけたのです。 ^-^

すると、途中からお客様から
施術者が「責められ」るようになる。

そこで施術者は。
今まで以上にそのお客様のことに責任を感じ、
必死になりふり構わずに頑張って、ちょっと結果が出てくる。

でも、慢性化した状態は一筋縄ではいかないのが普通ですし。
一進一退を繰り返して、
内部にたまった問題箇所の組織修復をはかるようになるので。
好転反応が生じたり。
体のバランスが大きく修正をかけられ
再調整が進むまでは、体の負担感がしんどくなるときがある。

そういった一進一退で、
「一進」があっても「一退」でまた悪くなっていく。
そして「一退」で起きた状況を説明しても理解していただきづらい。
説明と言ってもレントゲン写真の一枚も撮影して明示できるようなものでもないからです。
私どもの経験上このようなことで、といってみても説得力に欠けている。
お客様が施術者に、現状の全責任をとるべきだという言葉で責め続ける。

知らず知らずのうちに、お客様に対して申し訳ないという気持ちが強くなっていく。

本当にこれでいいのか?
何かミスがあったのではないか?



そのようにお客様も言い始める。
実際は施術者の私どものほうが数百倍も施術の理論や技量について熟知しているのだが。

そこでとにかくもう少し頑張ってみようと努力をしていく。

やがてお客様から
「ひどいじゃないか、私は信じて通ってきたのに、全然変わらないじゃないか!」
「もっとひどくなったんじゃないか!」
という怒りの感情が高まった声が現れてくる。


すると施術者は「だが、あなただって、もっと自分自身で出来る努力をしていただけないと・・・」と、
言いたい気持ちがでてきてしまう。

そうなれば、
お客様は怒りで体が硬くなり解けるどころではなくなる。
施術者も冷静に体の状態を読むことができなくなっている。

この時点で、
もう終わっているのです。

・-------------------------------------------------------------・

こんな珍しいケースがあるのか!と驚いた方々。


そうじゃありません。
これは実は珍しいケースではないのです。


実際にときどき施術者の友達に聞くと、
同様なことが起きていることなのです。


それは施術者ばかりでなく、
業種を変えて
カウンセリングをするカウンセラーとクライアントとの間でも、
コーチングをするコーチとクライアントとの間でも。


まさに施術家とお客様との間でも起きてるようなことが起きる。
そのようなことを聞いて、
私も「えっ、そうなの!」と驚きました。
他業種にまで同様なことがあるパターン化されたことなんだ。。。


これが。。。

どのようなお客様がそのようになる傾向があるか。
それをコーチングの先生は、明晰に分析して見ておられ教えてくれました。

それはクライアントの傾向は。。。
「さみしがり屋であったり、
自分自身がどこか満たされていないという気持ちがあるクライアント」
だといいます。
そのような際に起こりやすいことなのです。

そしてこのときにこのクライアントに選ばれるのは、
感受性が鋭く責任感があり、真面目な施術家、またはコーチやカウンセラーやセラピスト。
だそうです。



出会えた最初はクライアントは本心で自分を変えてくれる人と出会えた喜びを伝えます。

それが施術やセッションが進むに連れて、
いつしか「直してくれるはずが、役立たず!」という気持ちになり責める。

責められれば、真面目で責任感がある施術家等ほど、自分の力が足りなかったんじゃないかと自分を責める。

そうすると・・・。
施術家は、自分を責めつつ落ち込むわけです。

ここで施術をする側と受ける側の関係は終わってしまうこともありますよね。


ただ実際は施術家やコーチなど優れたものを探す苦労はハンパではなく大変。
それはすでに長い年月ジプシー状態で苦労して探し続けてきたものですから。
またそのときのあてどもなくさまよう状態に移行することは回避したいなら。

するとお客様が「やはり私はあなたの施術を必要としているんです」という。


そしてまた一番最初に出会えた初回のときの気持ちのように、
これからが第一歩が始まり歩き出すんだという気持ちに変化。

ですが、このようなやりとりは幾度となく繰り返されていく。

ちょっと前に状態の経験が蒸し返されて施術者が怒りの目で睨まれて、
自責の念で、、、。


二度目で互いに凝り、関係が終わるか。。。

それとも、性懲りもなくといっていいほど繰り返される。


最初は、お客様が体のつらい立場です。
そして、施術者はお客様を助けようとする救済者としての役目です。
改善が進まない状態で自責の念で自らを責め続ける施術者が生まれ、
それがいつしかお客様が、施術者を攻撃する役に変わります。
そして施術の依頼を断ろうと告げることになるのですが、
するとお客様が「やはりあなたしかいないような気がします。助けてくれませんか」となり、
また以前の施術を受け付けた初回の状態へと変わっていく。

そんなパターン化したドラマの配役が繰り返されてしまう。
そのようなを進行が、他業種でも同様に起きているのです。



「そうだったのか!!」



ただ、残念なことに、
こころから愛情深い言葉を送るような責任感を持ったとき、
かつて繰り返しつらい思いをした経験を思い出してしまう。

お客様との付き合いが、それ以来、怖くなったといいます。
それで施術を生業にするのをあきらめたり、
お客様との距離を創り、
壁を設けるしかない。


そのようなことをいう人もいたのですね。
人情としてそんな気持ちになるものです。


でも、このようなパターン化された人間関係の上で成り立つ、
特殊なケースだと認識することができれば。

自分が人と接するやり方を考える余裕が出てきます。
しっかり場合分けをした上で対応できますよね。

多くはこのようなドラマの配役に組み込まれないようにする。
それが最良でしょう。

私は施術者としては言葉遣いが慎重で、ともすると弱腰です。
「まかしてください!」と胸を張って言うよりも、
「できることはできますからベストを尽くします!」
と言うべきだと思っています。

そして過剰に私の施術に期待なさる方がおられれば、
「ゴッドハンドじゃないから苦しみ抜いて解いてます」
とか、
「ご縁があって施術を受けに来ていただけて感謝しています」
など、
施術を受ける側とすれば、
「おいおいおいおい、大丈夫かい?」
と言われそうな、思われそうな言葉を語ることがほとんどです。
お客様の期待値をわずかながら?わざわざそいでしまうことで、
お通いいただけないお客様もでてくるわけですが、
それはご縁が薄かったのですからと考えています。

そうすることで、
施術者に頼り切るというよりも頼りなさ気だから自分でも頑張るという意識を深めていただきたい。
そうなれば、あまりキャスティングに駆り出されるということもなくなってしまうようです。



ただ、そのようなスタンスであったとしても、
もしも強い力でキャスティングされそうなら、
私からその舞台を勇気を持って降りることです。

たとえそれが、
正座をして頭を地面にこすりつけてでも、です。




・----------------------


かつてお客様であった方から3年前にメールをいただいたときがあります。

詳細はプライバシーもありますから語れませんが・・・。
15年前ですが私とそちらのお客様との間で、
双方につらい思いをしました。
上述のようなお客様とのやりとりの末、
私が「私の施術ではこれで精一杯です。ごめんなさい」と、
深々と正座して頭を下げて関係を終えた方です。
私の施術技術は今よりも格段に劣りますし、
努力では突き崩せない限界を自覚していました。
筋膜の硬化した部分を緩めることには、
相当研究を独自に加えていたので成果はありましたが、
お客様に納得いただける程ではなかったということです。


私にしてみれば、精神的にぼろぼろになって施術を続けていいか悩み続けた経験になりました。
施術をするものとして、こういったことがごろごろと転がっている状況でも、
必死に這いつくばって、先を目指してほふく前進をするねちっこさがなければ。
自分の身を悪化させて、削っても、どうやっても、逆立ちしても、無理ですし。
「許してください」ということでした。

そのお客様が最後に帰られる際に、
玄関のドアが壊れるほどの大きな音で閉められたのを記憶しております。

そのお客さまのメールには、
私のところを見限られて他に移ったあとのことが語られていました。
「誠実に対応してくれない先生のところは通う気はしない。
だから数回もいかないで、いい先生を見つけに行きます。
ただ仲が良くなった先生とは必ず喧嘩別れをします。
今は以前よりも体調が悪化し、つらいです。」

何年ぶりかのお客様からのメール内容はそのようでした。

どうにかこのメールをいただいたときに、
何かを吹っ切れた感じがあったようです。
それから私のところへお通いいただいて
今、その時だから対応できる施術技術で、
しっかりリリースできたということです。

ただ私も再度お会いするまでは、
正直に申しまして、
信じられないほど、
ブルーな感じでした。
「やっぱり、施術依頼をお断りすべきではないか」と情けないほど迷った記憶があります。


・-------------------------------------------------------------・

ただ施術者が、このような経験をしたことがあるというならば。
このような配役をしてきた経験を持つお客様側もいるのですね。

実際は、施術は将棋のように数百手も先を読み手を打ち続ける。
すると慢性症状に悩むお客様は粘り強く通っていただかなければ、
王手の掛け声をかける前に、このような施術者を責めることへと。

そしてよほどのお人好しでない限り、
この時点で施術者は施術を受け付けることは差し控えさせていただきます。

それは、今の私も同様なのです。

よほどの人間関係が成立していて、
お客様の性格をわかっていればいい。
それは文字通りの身内だけなのです。
でない限り、難しいのです。

そのような親兄弟でもない限りには、
訴訟問題にまで発展するようなところまで、
このような配役が繰り返されるならいきます。

だから、
どちらかがこの配役を交代し続けることを、
冷静になり役をおりなければならないのです。
それは無論、私が、そうするしかありません。



おそらく他の施術をする先生方も、
魔法使いのようなことで難解な状態を変えることができるものではない。
一部は、そんなゴッドハンドもいるのかもしれませんが、
大部分はそのようなところではないのが実情でしょう。

人体の全体性を、そのまますべてを読み、
試行錯誤なしに最短ルートで解けるほど、
人間の体は画一的ではないのですからね。

それぞれが個別にユニークです。
それが慢性化した状態で複雑化が進む症状であればあるほど。

たとえば今の私と同じように詰め将棋をするように、
ひとつひとつ丁寧に王手をかけるようにし計算づくで施術を積み重ねる先生の施術。
王手が数手で達すればいいが、状態の改善を積み重ねて状況を明るくさせる変化を起こして、
それを積んでいく経過を見ていかなければ、その後の状態の予測が立たないこともあります。

すると、、、
慢性疾患を持たれた方のときは、
正直、通り一遍等の施術では改善するよりも症状が悪化する速度のほうが強い場合が多くて、
よほど熱意に燃えた情熱のある先生に当たらなければ、
期待するほどの改善はなされないようなこともあります。

私も、そのお客様の状態や状況に合わせて考えていって、
本当に手をしっかりかけきっているから、
どうにかこうにか状態が上向かせることができるのです。

状態を上向かせた施術経験があればノウハウもわかるが、
同時にどれほどそれに手がかかるものかも熟知している。
だから、通り一遍等では難しくて。。。
と思えたりするわけです。


そうすると、このようなパターン化された状態で
施術をなさる先生との人間関係を築いているなら。

お客様側でも、
「なぜ、このようなつらく悔しい思いを繰り返して受けているのか?」
と、過去を振り返る人もいるはずです。

それでは、いつも核心部分の王手となるところまで、
自身の内奥部分にまで施術を受ける前で終わります。

そのようなところから抜けだすことが、できるかどうか。


・-------------------------------------------------------------・


実は、昨日、私が不覚にもこのようなところに滑り落ちてしまいそうになり、
お客様に対して、かつてしたようなことをせねばならないのかと思うことに。
数十年、不調を抱えておられる男性です。
状態を読むのは至難の業で、
施術方針についての説明が、
毎回、30分から1時間以上もということもザラにありました。
それはすべて王手をとるための準備をしているという説明です。
ただ単純なものではないから、そのことはわかってほしいと。。。

実に奇っ怪な感じの症状を内側に持っておられますから。

ただその説明が済むと、
施術中にはいつも楽しく談笑していました。

ですが、今の眼の前にいるお客様の目をみる。
それが状況が変わっていて、
かつて観たことがある目です。
これは私が手をつくという状態になりました。

正直に言えば、施術者として様々なやりつくせぬ思いが悔しいです。


成果が上がっていなければ、
私がどれほど王手を狙うため詰将棋をしていたと言ったとしても、
お客様の怒りが収まらない。
「とっとと直して!」「やっている仕事が遅いんじゃない?」という気持ちになる。


残念ながら、施術者がお客様のすべての苦しみを肩代わりできるものでもありません。

施術者といえども完全で完璧な神ではありません。
それはいつも無知の知を持ち成長し続けることが
施術者として生きる許可に値することと思います。

だから毎回のように対策を立ててリリースを深め、
成果を量的に増やしていこうと努めているのです。
そのような範疇で、必死に前に向かい続けていく。

頭で考えて、施術のやり方を進化させ練るほうが、
いずれは、必ず一方ならぬものになることと思っています。

だから、私は魔法を使えませんし、使いたくもないのです。

歯を食いしばり施術技術の技量を増やしていく。
自分の提供していけるところは、
そのような範囲に収まるところ。

そこは幾度となく申し上げたつもりでありますが、


激痛が理性をふっ飛ばしてしまうのです。
気持ちはわかります。


無理矢理でも首を解いてもらえれば
首の激痛から逃れることができるかもしれない。
そう言わしめるほど、気が狂いそうになるほど、
想像を絶するつらさなのでしょう。
もし、私だとしても、彼と同じようにしていたことでしょうね。
きっと、そうだと思います。


ただ理詰めで施術者は考えますから、そんなことはありません。
他人がすでに大きな問題を抱えて強い炎症を携える首をいじりすぎるならば、
全脊椎が問題を起こすのは目に見えています。
お客様が「やってくれ!なぜやってくれないのか!」と声を荒らげられても、
それはそのときのことで、その後、その方が一生「なぜやったのか!!」と、
そのようにおっしゃられるよりは、まだ耐えられることです。

頚椎を解くにもこちらのお客様の場合は外傷性の問題が絡み、特殊です。
先に、胸椎や腰椎等の他を解いて問題の頚椎を乗せる台を作らなければ、
不用意に首を触れない状況だと判断していました。
またコアになる腹部にも、力が入らないという問題もありましたから、
首の現状の凝りを抜いて、コルセットとして支えにもなってもうサポート役をなくすのは、
不都合があったのです。



私なりに頭を使い、安全性を損なわないように、今の持てる力のすべてを投入して接した。
それで、およそ10回目の施術となりました。


それで、、、今回のギリギリのところで。
前回の施術が奇跡的なほどの成果が上がっていたため、
激痛が、おさまってくれていたそうです。。。


まだ、手放しに安心できるものではありませんが。

お客様以上に私が、ほっとしました。

一瞬だけ肩の力を抜くことができて、
一呼吸することができました。




ただしもしも激痛がおさまらずに、
私が地べたに頭を擦りつけていたとしたら。


多くの施術院に通われたそうですが、
私が本体だと指摘しているところは、
どこのところでもスルーされていたそうです。
かなり見つけにくい奥の奥にしまわれている。
そのような患部で、私もそこの研究を長年してみても、
解くのは神がかって難しいところです。
これから慎重にみていかなければならない難題でもある。

おそらくよほどの施術院にご縁を後にいただけなければ、、、
と考えると、その後に、こちらのお客様がどうなるのか。。。
その後にメールで状況を問い合わせることもできないですし。
私自身、後悔が残り続けたことでしょう。


まぁ、そのような私の勝手な思いは、
思いやりというよりも思い上がりで、
取り越し苦労なのかもしれませんが。


せめて、あと数回の王手に手が差し掛かるところへまで、
手を伸ばせればというところに来て、ほっとしています。



そういったことがありました。



このようなセラピストとクライアントとの関係があることをお知らせすべきかどうか、
悩みましたが、今の今までそれに足を引かれる私のような者もいるので書かせていただきました。


長々とした文章、お読みいただきまして感謝いたしております。

どうも、ありがとうございます。 m__m
posted by スズキ at 19:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月19日

父のお墓参りという施術修行

皆様、帰省なされた方々はお墓参りへいってきましたか?

私も昨日、
どうにか父親の墓参りに。

昨日いく予定でしたが、雨で延期。
雨の中を道無き道を歩くのは、
相当にきついので。

西小山駅から乗り継いで成田線香取駅。

実は前回、香取駅から降車しようとしたところ、
ICのみで乗降可能な駅だったんですね。
それを知らずに愕然としたことがあった。
佐原に戻り、死ぬほど歩いてひどい目にあった。
そのおかげで佐原の裏道などにも詳しくなった。 。。

そんなことがありましたから、
しっかりSuicaを利用して乗降。
どーだ、これで文句はあるまい!まいったか!!
(なんだか、虚しい・・・^-^;)


まずは香取駅から香取神宮へ。

途中、神道山という古墳地帯。
神社付きの古墳群に立ち寄る。
前方後円墳があった。

さすがに蚊が多くて。
久々に大量献血です。
「ここにいたのか!」
という悲惨な感じ。

古墳地帯は、
里ではみれない、
珍しい虫や節足動物やヒルなどの軟体動物が多数生息している。
それらを見つけるとビビるのだが、今日もまた、見てしまった。
口にできないようなものが! ^-^;

そんな予定外の寄り道をしつつ1時間をかけて香取神宮へ着く。

末社を含めお参りを済ませ、
おみくじを引いて、鹿園へ。

以前、鹿園が香取神宮にもあるのだと聞いたとき。
詳細は語りませんが、ショックを受けたことがあったので
絶対にどのようであるかを確認したかったのです。

今は、しっかりキャベツをごっそり与えられ、
実に平和そうに多数の鹿たちが暮らしていた。
保護管理なさっておられるボランティア風の女性三人組が、鹿園の前で作業をしています。

それをみて安心しました。 ^-^
本当に優しい方々がいるものです。

多謝。



香取神宮境内内の入口近くのベンチに腰掛ける。

そして先ほど引いたおみくじをあけたら、
するとちょうど神宮上空に虹がでていた。


写真では虹に見えないけど、この湾曲線がレインボーカラーでいろどられています!.png
あまりにも見事に虹色が消えていたので、写真をお見せするのも気がひけるのですが。^-^;
真上を見上げて写真撮影をしました。
丸くなった曲線部分が、実は、虹色でレインボーカラー!!
肉眼では、そのように見えていました。 ^-^

縁起がいいです!!!


これから一時間以上かけて、
下小野妙香寺というお寺へ。

いつもは国道55号を利用して徒歩で渡る道を選んでいたが、
とにかく歩道が草木で覆われて車道に出ざるを得ないとこが。
その脇を巨大なトラックが通る、暴走自家用車も走り抜ける。
そんな危険地帯がいくつかあるので、そこは避けたいと思い、
他の道を模索していた。

グーグルマップで調べると・・・。

農道ばかりを通る怪しい指示を出す道が見つかりプリントアウトへ。
目印らしい目印は、畑に囲まれたなかでは期待できるものではない。
迷子になって当然です。

はじめから迷子は覚悟の上で出るしかない。

今回は、いつもと違ったルートを通るオリエンテーション。


神社仏閣巡りをする時限定ですが、
徒歩で汗して苦労してからたどり着くのが好きです。
神社仏閣のお参りは、わざとそうしていたりします。
なんだかさっといってサッと帰るというのもいいが、
必死に現地にたどりついたというのも、いいだろう。
拝殿で手を合わせる瞬間に、ほっと。
『たどりつけた感謝』が芽生えます。


ただ、今日のは特別しんどかった。


周りは田んぼばかりのルートです。
現在位置を知る手立てが一切ない。 ^-^;

野生の勘しか頼ることはできない。
ヘタして手間取って迷子が続くと、
街灯が一切ないところばかりです。
まじめに帰れない野宿になります。
タイムリミットが、日没までです。

都内での迷子では味わえない恐怖。 

ただ野生の勘が鋭かったのか、
神様のご駕籠か。
疑心暗鬼で迷いつつ歩いたが、
最短ルートをきっちり歩けた。

香取神宮で虹がでたおかげか?


妙香寺にて
お線香を父のお墓と数件の縁あるお墓にも。
これで役目が終わり、ほっとしました。。。


帰りは国道沿いの慣れた道を利用した。
帰りのバスの時間がギリギリのライン。
やはり時間が読めないのはきつかった。
というか、、、
疲労がピークに差し掛かっていたのか、
気づいたらいつもの道をひたすら歩行。
帰りのルートの地図を観ていなかった。^-^;

そして佐原香取を通る高速バスで東京。


私のお墓参りは、どこか修行僧のよう。


あれほど必死な顔をするのは、
我ながらめったにありません。


今日は6時間ほどの歩きですが、
かなりしんどく感じました。
本当に鬱蒼とした森に入り遭難した感じも。
数カ所がものすごいプレッシャーを感じた。

脳をフルに使って道が合っているかどうか?
必死にチェックしまくってみても、不安で。
そうなるとスタミナを大幅にすり減らして、
想像以上に疲労が蓄積していく。

メンタルをタフに書き換えたい。
こんなときに、
「困ったことは起こるワケがない!」と気楽でいても、
いつもの私なら絶対にたどりつける能力はあるはずだ。
今まで何度も神がかった感じになりルートを嗅ぎ分け、
気づけば目的地に不思議とついていたことがほとんど。


それなのに実際は気ぜわしくなり精神疲労が積み重なり、
そこからくる筋弱化による軸ズレから肉体的ダメージが。


都内での6時間散歩は、まったく楽しく歩けている。
愛用する都内の地図があればどこでも行けるだろう。

都内では目的地にたどり着いたら交通機関を利用して帰宅もでき安心。
それが香取の街灯のない地で真っ暗闇の行軍をかつてしたことがあり、
側道から足を滑らせて田んぼに落ちたりもしたからひどいものだった。
そのときのことが脳裏によぎり、必要以上に気が急いてばかりだった。


体を整え直すことも課題として感じたが、
メンタル・タフネスが大事だと痛感した。
すばらしい課題をいただいた感じがした。

話は逸れますが
その感性が、私の施術の仕事の最強の強みなのです。
他では気づき得ない道を嗅ぎ分け得る集中力と柔軟性の全ては。
それは何を隠そう、アバウトな内容の地図で遠距離散歩をする。
そこから培われたといっても、過言ではありません。

遠距離散歩をする前と後では、施術技量は天地ほどの差がある。
3次元的な位置関係を読む力、鳥瞰する力、計算力能力などは、
目的地があり地図がアバウトなものしかないときは絶対必要だ。
その右脳で道を読む力は、右脳で施術をする力に、生きている。
個人個人の千差万別の人体の地図を読む力。
些細なご本人には気づかないヒントを得て、
100も積み重ねて観ることでスケルトン化した人体を眺めている。

それができない者が、深層筋をリリースすることは安全性を欠いて、
結果も良好なものではないということは、それが見えるようになり、
はじめて気がついたものだった。

施術での些細な一手まで、統制が取られるならば安全に前進するが、
正確な像が見えていなければ、深層筋を解くことは危険極まりない。
米粒ほどのしこり化した靭帯。
そのようなものまで嗅ぎ分け、
それをサッと拭い去ることを、
一回の施術で数百以上も行う。

それだからお客様が自分の体は変わっていないようだというが、
お客様が変わっているところを見つけてないということであるか、
今まで蓄積なさった筋負担量が多くて感覚の麻痺が進んでいます。

私と肩を並べる施術者や感性の鋭いものが施術を受けたときには、
体の内側が機能的に使えない状態にあった部分を嗅ぎ分けて書き換える技が深層筋を緩める意義があり、
自身の感覚が積み替えられる状態にあることに気づいてくれる。
ただ体の外形から見ていく力しか普段使いの生活では使えていないため、
その分野でのセンサリーアウェアネス的な感性を持つものは少ないですが、
そのような方に出会えて施術の質の良さを評価されるとき。
ほんとうに、うれしいものです。
大きな力を施術中では掛けます。
ですがそれは小さな力を多方向に向けて発射して積み重ね、
大きな力にしたものであり、大雑把な発力ではありません。
複雑に意図された力が交じり合い分かれつつ圧を生みます。

精巧な人体の狂いは、大雑把な力では解けないのです。
知恵の輪を解くほど、知恵の輪をひねる方向や外れる方向を読まなければ。
単なるマッサージで、リリースできるような案件ばかりを扱うものでなく、
日々の仕事で複雑怪奇な臨床で鍛えられるならば、大胆さと繊細さが必要。
その意味は痛感できることでしょう。

だから私と同じ像かそれ以上に詳細に見えている先生方の手は、
やはり私も気づくもので関心、感動して見て取れます。
そうでないようなときには、雑なことをしていると感じている。
もっと、もっと、しっかり奥のヴィジョンを把握してみよう!
そんな言葉をかけたくなるが、このヴィジョンを得ることが、
即、施術に繋がる奥義のようなもので、
それぞれが独自に工夫して得ていくしかないのでしょう。


それもあって、
わざわざ迷子になるようにして、
右脳を揺さぶる訓練をしている。
変わっている趣味ですが、
異様な確率で正解を直感で得られる。
それは裏にしたトランプを見て、
その数字も当てるが、
ダイヤとかクローバーとかも当たる。
ESP能力が磨かれるようなものだ。
自分の中で感じる違和感や整合感から、
それの解を得て正解を出し続けていく。
眉間で感じたり、
筋反射でみたり。
それが仕組みだ。
そんな体質を培うには、長距離散歩はもってこいだった。
適度に疲労して意識が思考停止に近づいていく。
そこでは右脳で嗅ぎ分ける感覚が鋭敏に働く。

このような施術力の向上法もあると参考まで。 ^-^




世の中には小さな力で解くゴッドハンドもいるそうですが、
私は自分の現状のやり方が現代日本人に合ったものであり、
その素晴らしさを信じているので。


近く施術活動に邁進する時間を休め何をすべきかを再考すること。
そして施術をする側ではない別の道で意義ある仕事を模索したい。
そのようなことをしていかねばならないという内容のおみくじが、
香取神宮で授けられました。

私が胸の内で固め描いた内容を見透かされ、
「えっ!なんで、なんで??」という思い。
それと同時に最高の勇気づけをいただいた。
感謝してもしきれない。

おみくじには、身に付ける縁起物が付く。
私がひいたのは米粒2つほどの大きさの『おかめ』さんだった。
いつもほがらかで笑みを讃えていなさい。
そのようなメッセージ。
最大に苦手とするところだが絶対に必要なところだ。
そこもズバッと助言されたかのようだった。
見透かされた。。。 ^-^


最後に余談だが、
散歩途中でいくつか見かけた光景で気になったものがある。
太陽光発電パネルが敷き詰められて発電している休耕地が増えていた。
10ヶ月前に行ったときにはなかったからちょっとびっくりしました。
売電して利益を得るということでしょうが、
売電価格も一定しないリスクがあるのです。
そんななかでも
持続可能な発展を遂げる太陽光発電に投資。

素晴らしいですね。
posted by スズキ at 04:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月12日

「一回だけの施術で、改善できるところまでいくことは難しいでしょう」といわなければならないとき

本日、施術のお問い合せ電話をいただきました。

内容の詳細はプライバシー保護のため述べられませんのでご了承ください。

カイロプラクティックにかかっておられるそうです。
私には直接、お問い合わせをいただきましたお客様のお体を拝見していませんので、
どのような状態かは把握できておりませんが、
どうもそちらで施術を受けてもすぐに戻る。

お体の症状的にはいくつかの気になる点があり、
そちらが改善の道を歩めれば良好なのですが、
期待に沿うほどではないということなのでしょう。

お客様がなんらかのことでお調べいただいたのか「仙腸関節の調整」が、
自身の体を改善させるための鍵になるのではないかと考えたとのことです。

そこでたまたま私のホームページに行き着いていただきまして電話でのお問い合わせ。

その際に、「一回で改善できるものなのか?」という質問がありました。
その主な理由は、飛行機を使わなければ私のところへおいで頂けないところへお住まいとのこと。
そうなれば何度も通ってみるというのでは経済的にも負担が大きいから。
そのお考え、よくわかります。

ただ、私はその「一回で改善できるものなのか?」との質問に対して、
すでに述べられたいくつかのお体の症状や状態が気になるものがあり、
それは体質改善に至るまでの状態の変化がなければ、
戻りやすいという以前に、改善したと言えるものではないと思えました。
そこで私は「残念ですが、一回で改善することができるといえるものではありません」と、
正直に申し上げました。

施術には怪我や事故などを起こされて、
それからの期間が短期間のうちに施術を受けていただいた急性期で施術を受ける場合。

そのときには「一回で改善できるものなのか?」というところでは、
「一回でというのは状態により明言できないが、もともとの体質等が問題がなければそれほどかからない場合があります」
とアドバイスできるケースもあります。

ですがボディワイズに関心を寄せていただけますお客様の場合、
多くはそのような急性期を越して慢性期に入った方が多いのです。

その場合は、「一回で改善できるものなのか?」という問い合わせには、
私はそれほど簡易な問題であるならば私の施術を受けようと思われずに、
他院でケアして改善していることが多いようです、


先日、お試し一回コースという特別な企画をさせていただきました。
その際に、実際に私が施術をさせていただき解説を加えさせていただき、
お客様のお体の状態をできるだけわかりやすく伝えようという試みをいたしました。

慢性期に入っておられる方で症状があるお客様は、
体質的な改善がかなわないと、
なんとかしようもないゆとりのない状態のこともあります。

そのようなときは「一回で改善できるものなのか?」は、
状態が思わしくないお客様に対しては長年の経験から「否定的」です。
改善は私が期待したほどのことは起きません。
私はかなりの改善というところまで行って、
「よ〜し、いいね!!」というものですし。

そのような場合にでも、
一回だけ受けてみたいということは。

その意味合いは、お試し一回コースを受けるつもりでとお考えいただければよいかと思います。
ボディワイズ式での筋膜リリースではお客様のお体の状態を
どうみるのか、そしてどうアプローチをするのか、
という条件を、一度実際に御覧いただけましたら
そこから大きな今後の改善につながるヒントが得られるかもしれない。
ときとして他院では説明されていないことも突っ込んで話しますから、
目からうろこが落ちるような知識をえられることもあるでしょう。
ときには
「ボディワイズを整体と思っていたけど、
まったく違う次元のものだったから受けて参考になった!」
とおっしゃっていただけることもございますし。


ですので、もしも一回で改善というところをお考えの方は、
私のところでは魔法が使えるわけではありませんので、
改善と呼べるほどのことは起きませんというしかありません。m__m


かつて同様の状態のお客様が改善していった道のりに照らしあわせた分は、
だいたい最低でもかかるのかと推測して話していくほうが正直だと思います。
体質を改善しなければならないという大仕事が必要な方は特に、
容易に改善の道筋が推測できるものではなくなります。
体質レベルを変えることの労力はどれほどのものかは、
私がその大変さを知っていますから。
安請け合いはするものじゃないと、心得ているのです。


ですのでお試し一回コースを受けるつもりで、
一回だけセッションを試しに受けてみるという考えでいたのなら。

そうお考えいただけるようであれば、
一回だけの施術を受け付ける価値はあるでしょうし、
受ける側のお客様も得ることはあるでしょう。

そうではなく、あくまでも改善でと期待なさっておられる場合には、
私には手の込んだ入り込んだ患部までケアしていくやりかたは、
患部だけの改善を狙うことは他の部位との調和が乱れて、
他の部分に問題が波及するおそれがあるからしません。
そうするのではなく
体全体の勢力をレベルアップさせて、
その延長線上で患部を安定的に改善できるようにする。
異常値を示す血圧を正常に戻したり、多様な改善がそちらに至るまでに起きていくのです。

それを私は改善と呼んでいますので。

その意味で
「一回だけの施術で、改善できるところまでいくことは難しいでしょう」ということになります。

それに体の歪みや捻れを生じてしまっているケースでは、
直接指導での歩き方や立ち方が正されない限りは、
どんなに歪みやねじれを施術で解いてみたとしても、
何度だって繰り返し元通りにねじれて歪みます。

それは、常日頃から慣れ親しんだ歪んだ状態の姿勢を、
その人自身が無意識に慣れ親しんだからそれがいいと、
自分の身をおとしめるような選択をしてしまっていて、
そこから抜けだせずにいるということです。

そこから抜けだすには、
私には最低でも丁寧な直接指導の立ち居振る舞い講座が必須だと考えています。
映像やプリント等では、、、。
それでちゃんと改善する方は、
限りなく少数派だというのが、
私どもが見ているところです。
posted by スズキ at 03:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月22日

筋膜リリースを受けるだけでは、筋肉は増さない。動き方を磨く楽しみを共に語りたいですね。

個人的に、ちょっと悩ましいことがあります。


お客様のお一人に、
体のコアの部分に十分な支えがなく、
その部分をテクニカルな使い方をし、
鍛える過程がなければならない人がおられます。

そこで、
私としては、
問題があった背中の状態等を改善を観て、
姿勢状態を鑑みた上で、
動きの練習をする時期がきたと告げているのですが。

ですが「私には時間がないから」ということで、
どうも乗り気ではない。




身体トレーニングなどは、
やり慣れていないことだから、
そう感じるところもあるだろう。

別にどちらかのムービングを教えるセッションに参加せよというわけでもなく、
自身で関心を持って体の使い方を学べるリソースになる本を読み込むだけでも、
まったくいいのです。
少しずつでも前進してほしいと期待しています。


筋膜リリースの施術は筋肉が硬直化してバランスを見だしたところを緩める作業はできるが、
不足した筋肉量を補うことはできないのです。


私も人のことは言えませんが、
お客様は、年齢的にコラーゲンの生成量が加速度的に減る年代です。

ただ私とお客様の違いが、一点だけございます。

伸筋と屈筋でいえば、私は伸筋を多少なりとも使いこなせますから、
そちらの筋肉量は加齢しても相応に使う練習をしていて身につけた。
すると高齢となったとしても、伸筋は弱化して落ちてしまいません。
ただお客様のように屈筋主体であれば、
こちらは加齢と共に勢いを減じる筋肉です。
こちらを主体にしていけば、
加齢をしていくような体型に傾向が向いて、
そちらに徐々に導かれてしまうのです。

伸筋は若返りを促す筋肉です。

そちらの使い手になれるには、
時間が必要です。
研究熱心さが必要です。
そして手に入れたものたちをみて、
自身もそのようになりたいというモチベーションを高める経験が必要です。


確かに、ちょっと前までは、頑張って動いてくださいというのも躊躇しました。
それは、相当にお客様のお体が大変だったとお察しいたしましたから。。。

ただ、現状は身体的な様子が以前と比較にならないほど明るくなってきました。

今までは背中にちょっと想像出来なほどのケロイド状の瘢痕化された皮膚が。
それなどはリリース方法などは、どのテキストにも掲載されていないほどだ。
それもどうにか、リリース。
(よく、よく、苦しんできました。私も。^-^-。
どうやって解けばいいの?と信じられないほど、
寝れない日々が続いて、逃げられるならば本気で逃げてみたかった。^-^;
効果が上がるかどうかなんですよ。その思いを誰よりも直接的に伝えてくれた方です。
だから皆目解答がどこにもない難問を、ひたすら考えてひねり出して解いた数学者のよう。。。
毎月お会いして、研究成果をどれほど表せるか。
それが私なりの最良の逃げる手立てだったようだ。
前向きでありつつも、あまりに私もつらくて後ろ向きにも考えつつも、研究し行動し続けてきた。
その末のことですから、よくできたと、我ながら関心したし、
そして、よくここまで育ててくれたと感謝ですよね。。。)

そして胸椎の後弯の強さが、尋常ではなかったところも、動き出すように。
それらが相乗して、立方の改善が顕著に見られた。
(頭、首の位置が前傾していたところから、お客様の注意力もありかなり是正されている!)

その他にも内臓の問題も以前が相当につらい負担がのしかかっていたのだ。
そしてそれも、状態の上向きになっている。それは、わかってきただろう。
(胃が、非常につらい状態であったのは、ありありと察しがつく状態でした)

極端なヤセ型の体型で、
重心が体の芯の下丹田部分に置きづらい。
それは必要な部分のコアにかかる筋量が足りなかったり、
コア部分を使いこなそうとすることに慣れていないから。
そこに焦点を当てて研究する時期が来たような気がする。


自身のコアが養成されて、
どれだけ体が使いやすくなることが愉快なことなのか!
それを味わってほしいと、心から期待しているのです。


筋膜のリリースをすれば、
それで筋肉量が増すわけではありません。

筋肉量は適正につきやすい状態にすることはできるので、
そのような状態にはさせていただいた。
それはアスリートの方々以外にも、
そのような傾向性を語られています。


お客様の年齢的に考えると、
いま、がコア部分の『 貯筋 』をするにも、
あまり悠長なことがいえないようなタイミング。


そして施術も、ここまでリリースができたなら、
新幹線で私のところへおいで頂くところを削り、
そちらの時間を動き方の練習に当てるよう促す。


そのようにすることも、
実際問題として次のステップへお客様が進む契機になるのではないか?
真剣にそのような方法を選択しなければならないのか、悩むところです。。。



こちらのお客様なら、
しっかり体を鍛えようと前向きに気分を整えて接することがあるならば、
必ず見違えるほどの体の若返りと余裕を身につけてくれるはずだと思う。
そのようになっていただけると信じています。


今まで、相当に体的にはつらい思いをしてきたのですから。。。
それはケアをそばでずっとやらせていただいた私にだから、
症状面からだけでなく、察しているところもあるのです。


そこから一気に抜けだして挽回をするには。
お釣りがもらえるほど多くの益を得るには。
今が、最良のタイミングだろうと思います。


私はこちらのお客様とはお付き合いが長いのです。

だからこそこのタイミングを見過ごさずに、トライして欲しいのですね。

やってみると、あまり関心の持てない体の使い方を学ぶのは、
一筋縄ではいかないのです。
はじめは砂を噛むような味気ないものに感じられるかもしれません。
でしたら、いろいろと私に質問を投げかけていただけるなら、
アドバイスはできると思います。

施術をメインで自分の体を良くしていこうという考えは得策ではないでしょう。

積極的に自分の体を向上させる両輪として、
施術者とお客様が噛み合うときが最良です。


私の施術の提供も、
自分の施術の方法を記録しなければなりません。
常々、そちらを志しています。
書き物をするところへ専念する時期を迎えたら、
施術を休業するか制限が加えられます。

そのようになる前に、
すでに伸筋を鍛えるノウハウを取り入れるならば、
私からのアドバイスもさせていただけるでしょう。

私が直接的に関われるうちに、
体の使い方をどう磨こうかという話題で語り合いたいなと思う次第です。


筋膜リリースでは、良質な筋肉を増量できない。
人間とは動物です。
良質な動きが体をよみがえらせるのは確かです。

自己開発と自己探索。
自分の体を使って楽しんでほしいんですよね。
posted by スズキ at 18:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月29日

体質が変わる変位点まで、進もう!

体質が変わる変位点

昨日、施術を受けて頂いているお客様。

体質的に安定するような変化を迎え入れる状況に体が差し掛かっていた。
ほんとうに、おめでとう!
そのように、拍手したくなる。

ただ本人的には、眠くて、だるくて、ちょっとしんどくて。

でも起立筋がしっかりと緩み、
交感神経の緊張しっぱなし状態から、
副交感神経系の身を守り育て若返らせる力を適正に働かせることができるようになった。

そのようであると薄々感じ取られているから、
安心して私も見ていることができる。

身体をみるというのは、私にはフィールドワークになぞらえて感じられる。

ウィキペディアでフィールドワークを調べると次のように書かれていた。
フィールドワーク(英: field work)は、ある調査対象について学術研究をする際に、そのテーマに即した場所(現地)を実際に訪れ、その対象を直接観察し、関係者には聞き取り調査やアンケート調査を行い、そして現地での史料・資料の採取を行うなど、学術的に客観的な成果を挙げるための調査技法である。地学や地理学では巡検ともいう。

あくまでも人体の上でのことだが、
まさしくフィールドワーカーとして、
聞き取り、観察し、掘り返し資料を集めていく。

そこには症状というものでざっくりと語られるもの以前の、
ナマの人間の状態情報が書き込まれているわけだから、
そこからまず様子を観てとろうとしていく。

そんなことを続けていくと、
徐々に人それぞれの体というフィールドワーカーの感覚が育っていく。

そこには山あり谷あり、段差あり、海あり、湿り気、乾燥、熱波、、、
様々のものが艶めかしく見えてくる。

そして体表や中層階の筋肉の層からその下にまで意識が向けられます。
体の深層筋までリリースが進んで、そのような状態が維持できてきた。
そのような状態も見て取ることができるようだ。

それが一定期間続くと、体内の動脈を押しつぶしてきた状況で循環が悪化した状態から抜け出せる。

そしてはじめて体の各所にある『手広い炎症箇所』を、
自らの自律神経の気付き修復改善の作業を活発にしてくれるようになっていく。

体内に溜め込んだ老廃物を排泄し始める。
組織がまだ使えそうだったら血液で浄化して洗い流すし、
栄養不足が甚だしい多年のボロボロ状態だなと感じられれば
そこにある組織を壊していく。
それから血液をどーんとそこに投入して、
体を再構築する。
生まれ変わらせていく。
若返らせてよみがえらせるのです。

そこに差し掛かると、
大脳に血液を渡すよりも
若返らせるほうが先と判断すれば、
体を動かすことを制限させて眠くさせ、
動きを制限させてしまう状態に陥ります。

そしておそらく6〜7割ほども、
書き換えられるようなころになれば、
体のだるさ、眠気はさっぱりと起こらなくなる。

私が考えている施術とは、ココだ。

単純に、体質が安定できるようになって、
自己修復をする能力が適切に発揮できる。

そのようなところから漏れでてしまった、
そんな状況からの復活をみて施術の卒業=終わりを感じる。

ここまでくるのにも、ご本人は、どれほどご努力なされたか!

私は施術のひとつの目安をここにしています。

私としては念のいるような目標値ですが、
体質改善の定義付けは明確です。

体質が書き換えられて安定していく。
そして体が若返るというステージで、
自らの不具合を修正してくれるよう。


なかなか、時間がかかる作業です。
ときには数年もかかるのですが、
そこにはそれだけの時間や労をかけるだけの価値がある。

私はそう考えています。
posted by スズキ at 10:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゼロプロマッサーを家庭で利用。それは非常に優れたツールです!

私ごとですが、
今日、母が夜中の3時半ころに
ゲホゲホッと咳をしていまして。

「寄る年波には勝てない」

そのようなことを言えば叱られそうですが、
やはり大事にしていかなければなりません。

そこでゼロプロマッサーで、
背中と臀部をダダダッとリリース。img58057861.jpg

以前は私が器具なしで体を使って施術をしていたのですから、
結構汗だくです。
それも母は身内ですから、
身内が施術を受けるととにかく過剰にブーブーいいだします。
身内にはどうしても甘えん坊といった反応をしめしてしまう。
そういったことを幾度も経験していますから。

それが、かなり振動が強いゼロプロマッサーですが、
ひたすら「それはいいね。とても楽になるよね」と、
体の方も10分程度で落ち着いた様子です。

施術ポイントを熟知している私です。
即効でリリースができるものですし、
全然、私自身は疲れません。

そして多くのお客様のケアに確実に貢献してきました。


これほど役に立つツールはない。

そう実感を持って感じました。

おそらくゼロプロマッサーは
家庭用で購入する金額ではないでしょう。
業務用で購入するも考えてパスしてしまう友人も多いものです。

私個人の感想ですが、
多くのマッサージ機器の業務用のものを使ってきましたが、
これほど私の手に馴染んだものはなかった。
奇跡的に?手に入れることができて、
このツールの存在に感謝しています。

明日が私の仕事の休日でして、
母にゼロプロマッサーを貸しました。

母が自分で臀部と脚部のリリースをして欲しいのです。


「15分でオーバーヒートするからね。注意してね」
と何度もそれ以上の継続的利用はしないでねと
申し上げた次第ですが。。。

母の行動パターンを熟知している私は堂々とゼロプロマッサーを
壊してしまいそうな・・・恐怖心がふつふつと。。。
かなりハラハラしています。 ^-^;;

コピー用紙にでかでかと15分の利用制限とかいておこう!

いつかもう一台、ゼロプロマッサーを予備で購入して、
故障に備えたい。
ここまで来たら徹底的に
ゼロプロマッサーの使い手になりたいと思うこの頃です。

posted by スズキ at 04:37| Comment(4) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月14日

臀部の深層筋や靭帯が、ボディワイズの最重要リリースポイントです

ボディワイズの施術のもっともリリースに重視しているところは?と質問されれば、
答えはシンプル。

臀部の深層筋や靭帯です!


臀部深層筋リリースがポイント.png

もちろん、体には他にも多くのリリースポイントがあるのです。
脚部の前側や、腰背部、肋骨、腹部みぞおち、首やら、、、あげれば切りが無いほどです。

でも、そのなかでも私がもっとも最重要ポイントと上げるのは、
臀部の深層筋とそこにある靭帯。
小殿筋、中殿筋、梨状筋、双子筋、大腿方形筋、
腸腰靭帯、前・後腸腰靭帯、仙結節靭帯、仙棘靭帯や恥骨大腿靭帯、腸骨大腿靭帯、その他。

臀部深層筋図.png

上図ではとりあえず臀部の深層筋のみを取り上げてみました。
もし靭帯のほうもおしりになられたい向学心のございます方は、
『仙骨 靭帯』のような検索語でチェックしてくださいね。 ^-^

これらが筋膜リリースレベルで緩ませることができれば、
多くの改善困難と思えるような状態が改善しています。

ただしもともと上記に挙げた靭帯は、腱組織の集まりですから固くなれば骨のように詰まる。
伸び縮みがはじめから筋肉ほどにはないものですが、
ちょっとだけは伸び縮みするような設計になっている。
そのちょっとだけの伸び縮みが大事なのですね。
それがそれら靭帯が詰まればちょっとも伸びなくなってしまう。
いかにそれが致命的な関節可動域の制限を生み出すものなのか!

そして歩き方等に私が観て理想形とは言い難い場合には、
多くの場合、
利き足側の臀部筋が硬化してしまっている。

理由は、利き足側の膝を持ち上げるようにして歩く癖から。
足の前側の筋肉、具体的には、大腿直筋や外側広筋等を緊張させて足を持ち上げると、
股関節のハマりが浅くなってしまうように内転してしまうからだ。
股関節のハマりが悪化すれば、股関節のハマりが悪くなり過ぎないようにするため
臀部の深層筋である外旋六筋と呼ばれる股関節をはめるための中殿筋・小殿筋等が、
内部的に過剰伸展させられた状態に陥ったり、筋緊張を強いられたり、
複雑にその筋肉が硬化してしまうようになって股関節がハマりづらくなるように変化する。

そのようなとき、臀部の深層筋はことごとく硬化短縮してしまう。

簡単にいえば大腰筋を利用して歩く技術を持っていない人は、
ほとんどすべてと言って良い人に、
利き足側の臀部の深層筋に筋肉の硬化が大なり小なりみられる。

体の不調が出てくる場合にも多くがこの臀部の深層筋が絡んできます。
慢性的な腰痛や肩こり、膝の痛みや股関節痛など筋骨格系の問題から生じる痛みや不快だけでなく、
内臓の下垂や腹式呼吸の質や量の制限や、姿勢の左右屈や前後屈やねじれなどにも、
ほぼ100%近く、臀部の深層筋や靭帯部分に硬化短縮が見受けられます。

本当に骨と同等かそれ以上の硬さに達する場合も、
よくあることのようです。
ただ、、、実際には硬化短縮があったとしても、
それらがあまりに骨と親しいほどの硬さだから、
「あぁ〜、これは骨だな」と思うことになる。
そしてときには施術家にも、
仙骨周りの靭帯部分が骨化すると、
それを本当に骨だと思い込む人もいます。

それは、何を隠そう、10年前の私です。
実際に、それが勘違いであったと気づく。
それにはその当時でも10年以上かかり、
問題部分を触っていても気づきませんでした。

本当に骨に化けていて、
プロにもわからないほど。
だから素人の方には、まずもって気づけない。

これ以上、厄介なところは、めったにありません。

リリースをするにも、手を使えば極端に痛いから、
なかなか難しい。

私は3キログラムほどのおもりをりようしたり、
最近ではゼロプロマッサーという強烈な振動をつくりだせるマッサージ機器を利用することで、
成果が出せるようになってきています。

本当に、臀部の深層筋や靭帯が、
持続力ある形でリリースできるという技は、
開発が難しいものでした。

数時間や数日ほど、持つような技術はありますが、
一ヶ月以上持つというものでなければ、、、
私のところでは月一ほどの施術予約のサイクルですから、
一回ごとの施術で、改善の上乗せ蓄積ができないのです。

だから長期、臀部の深層筋をリリース状態で持たせる臀部筋の筋膜リリースには、
相当な時間をかけて研究してきてます。
ただ私が数カ月前から導入して、
これいいな〜と言い続けているゼロプロマッサー。
こちらを工夫してリリースすることで、
明らかにリリース深度が飛躍しました。

ゼロプロマッサーを導入する前は、
仙骨という、数ミリでも削ったら人が死に至るリスキーな部分のリリースです。
本当に呼吸ができなくなって、仙骨を壊されれ人は死に至りますから。。。
はんぱでない、リスキーポイントなんです。
特に仙骨周りの靭帯のリリースほど難しい物はなかった。
だって骨以上に硬いものに化けたものを、
柔らかく圧してもうんともすんともいうものではないのです。

危険すぎるため深く臀部の深層筋を解くのが絶対に成果が飛躍すると知っていても
絶対に無理ができない安全第一なところですから。。。
安全を最優先するがゆえに、力の加減をセーブしつつ、
解きたくとも解くことがかなえられないが、
ほんのわずかずつでも進まねばと極度に緊張した状態で息を呑みながらの作業でした。
これくらいしんどくて、気を使う部位は珍しいところですね。



現在も研究している途中ですが、
ゼロプロマッサー導入もさることながら、
さまざまな施術者の私の身体操作上のノウハウの蓄積を増したことで、
リリース深度がかなり高まってきたのが、
今日このごろです。



まさにこの部位が深部に届く割合に比例し、
お客様の身体は元気になっていくのですね。



シンプルに、そこなんだなぁと感嘆します。



posted by スズキ at 02:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月12日

施術中は放鬆 (ふぁー・そん)と戦闘モードの合致した状態

気功をするときも、
太極拳を練習するときも、
大事な注意事項があります。

放鬆 (読み方:fàngsōng:=ふぁー・そん)』することです。
簡体字として「放松」と表記することもあります。

意味は「緩める(ゆるめる)」「リラックスする」ということ。
身体を緩めるということでも、
心をリラックスさせるということにも使います。



放鬆で緩める動作の要点や機能性を、散文的に述べれば。


体の骨格構造体を理想位置に保持します。
それができたのならば、
力を抜いて体の各部を重みにまかせます。
重さに任せきった動きは、
どんなに気持ちがいいか。
実感したものでないとわかりません。

呼吸を整えて、体の関節を逐一緊張から解放させる。

肩の力を抜き、腰の動きに調和させる動きです。
腰が動けば肩も動き、腰が動かなければ肩も動きません。
腰が動かず肩だけ動くということはありません。
腰、股関節、膝、肩、肘が一緒になって、
変化しながら動作をします。

百会と会陰を結ぶラインを感じ取ります。
立位では、かかとに7割、つま先に3割。
その割合で重さのかかり具合を設置しましょう。



そして私が施術をするとき。
積極的にリラックスした放鬆状態を求め、心がけています。
ただやってみると、思った以上に難しい。


放鬆状態に身を置く場合、
放鬆となった手でお客様に触れているだけ。
それだけで、
お客様の身体が緩んでくることがあります。
なんらかの力(気功等をなさる方は「気」というかもしれませんね)が出てくるかのようです。

気が出ているかどうかはさておいて。


施術者が、放鬆した状態で施術をしているかどうかが、
施術成功の鍵になることもあるといえるでしょう。

私が他の施術者の方が施術をしているところを後ろから見学させていただくと、
十分に放鬆状態で作業をなさっておられるのか、
緊張して動きが硬い状態でしているのかは気になります。

放鬆が心がけられていない方は、
多くの場合、施術を続けていくことで、
後々に体に不調を背負う方が出てきます。

ただ放鬆している状態で、
太極拳では戦うのです。
外面には敵に対峙して戦闘モードを見せないかもしれません。

そのような無念無想の様子がいいとされるかもしれませんが、
人気店のレストランの戦場のような活気ある厨房でいい仕事をするものたちは、
自分の仕事に集中しつつ、ときには大声で後輩をしごくような怒号が飛ばして、
時間に追われていてもベストな料理を出そうとしています。
殺気立った雰囲気があるなかでも放鬆している状態。
それが保たれていなければいい仕事ができません。
そのようなレストランの裏方シーンを、
映像で観たことがあります。


つまりある一定以上のテンションを上げた状態で、
創造的な料理という作品に絵を描く繊細な仕事を
雑にならず丁寧迅速にすることができること。

そのような気働きができるのも、
緊張して浮足立つ心境ではできません。
放鬆している状態に心身ともに至り、
その上で活況した戦闘モードになって動き出している。

厨房が戦場。


そのような気持ちと、
私自身の施術をするときの感覚は似ています。

放鬆している状態に心身ともに至り、
その上で活況した戦闘モードで闘いぬきます。
そこに意識が乗ってキープできたときは、
4時間が2〜3分にしか感じられません。

戦闘モードを支える武器となるものは、
戦に負けるようなやわなものは使えず、
工夫を凝らして磨きをかけ続けます。

私の仕事は誰かに後見人等がいてダメ出しをされるわけではないのです。
そして戦闘モードに入らなくても、
そこそこ経験値がありますから、
お客様を納得していただけるような施術を提供できカバーできるでしょう。
そのようにさせていただく自信はあります。

ただ、気持ちが安易に流されやすいほうへと向かえば、
そこで成長曲線は途切れることになるでしょう。
人は成長に気持ちを良くするものです。

戦闘能力を上げるためにはということで、
常に臨機応変に対応できるように考えて、
本質を少しでも見極めようとしていく。

患部の本体のしっぽを握るのは難しいのですが、
戦闘モードで問題と正面切って向き合うときに、
いい仕事を残す目的が達成されるのでしょう。
つまり、その時点での私のベストを少し上回る。
そんなパフォーマンスを続けられるのも、
放鬆と戦闘モードの合致した状態だから。

ただ、やってみればわかりますが、
心身ともにゆるませながら戦闘モードを貫くって。
至難の業だと思います。
私も、甘いところがあるので、
そういったところが成長の伸びしろがいっぱいあるというところでしょう。


余談ですが、
私が施術で圧をかけるとき工夫していることがあります。

圧を、何段階かに分けるということです。

たとえば、
施術に慣れていない場合には、
圧をかけるにも直線的に一打を放つようにする。
その一本調子となりがちです。

ですが慣れてきて研究が進むに連れ、
最初にソフトな圧をかけるように心がけて、
徐々にぐいぐいぐぃっという感じで奥に入るようにする。

二段階に圧を分けるメリットは、
ソフトに圧をかけた瞬間、
どのようにその直下の筋膜が癒着しているかを察知して、
それを実質、理解してそちらのリリースに最適な方向や圧の質等を計算し、
最適化した状態の二段階目の圧を加えるのです。
よーく吟味してから次の手が出せているので、
自信をもって圧の上限を狙えるようになります。

するとずり圧の効果が高まるだけでなく、
安全性も飛躍的に伸びるように感じます。


多くの場合、最初にソフトに圧をかけられているために、
いきなり強い厳しい圧をかけられてしまう恐怖感を低減。

それから圧をかけた手を接触したまま第二弾の圧をかける。

そのような「トン・ドーン」のような二拍で圧を繰り出す。


実際に実地で手とり足取りしてでなければ伝わりづらいかと思いますが、
二拍で圧をかけることを覚えられたとき、
一拍で、一気にドーンと強い力をかけようとするから力みがでるのだと、
気づきを得る方も出てくれるかもしれない。
一気にいこうとすると、相手に触れた瞬間、
押し負けないように頑張ろうとして力むんです。

そこで頑張る気持ちが緊張を呼び負けているんです。

そんなところも圧の良し悪しを左右させるような興味深い研究点ですよね。
posted by スズキ at 08:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月05日

脳から筋肉に送るメッセージをキャッチできる体に戻ろう!

脳から筋肉へ、常にメッセージが送られているんです。

たとえば、
起立筋でみてみよう。

大脳から起立筋へのメッセージ.png


脳から起立筋への命令.png


ずっと、姿勢を維持しつづけようとするには、
脳からのメッセージで必要最小限の力で体を立ててキープしようとしてくれたり、
横になってるなら起立筋を使って体を起こして必要がないからゆるめてくれたり。

脳は、ムダにロスさせるエネルギー制御はさせないように仕組まれているのです。
究極の省エネ装置が積まれていると考えてください。


長生きする人は、最大限、この究極の省エネ装置のお世話になっているのです。




ただ、すでに起立筋の「凝り」がピークになっていて筋肉の弛緩ができなくなる。

長時間のデスクワーク.png

など、現代病とも言えるような原因もあって、
逃げるに逃げられず辛いこともありますよね。。。

ずっと背中が張りっぱなしでいつづけていると、
横になっても起立筋の硬化が緩まない現象が起きてしまいます。

脳は、横になったと判断したら、
起立筋に向かって弛緩させるメッセージを送っているにもかかわらず。。。

筋硬化が血管を圧迫した結果、
筋肉の筋緊張の度合いを調整する器官に血液が神経が働くほどは届かなくなる。
それにより脳のメッセージを受け取れてないか、
仮に受け取っても情報が欠けた状態になります。

そしてもしもこのようなムダに筋硬化を続けているならば、
体の酸化が早まりますから、
それは取りも直さず老化の促進となります。

それに現在、死亡原因のなかの多くに癌がありますが、
癌は熱が低い血行不良箇所にできやすいようですから、
日頃から気をつけていきたいと、切に思うところです。

脳が出した命令を、筋肉が受け取れなくなる現象は、
体内に出来たしこりの量や硬化した性質、そしてできた場所により、
影響が出てくるようです。

硬化ポイント.png

たとえば上記の図では、左肩や左腰、そして右腎臓裏あたりなど、
右利きの人に好発して出てきてしまいやすい筋硬化ポイントです。

ただ実際は、リリースをしていけば、
驚くほどしこりのでき方は個性的です。

急性状態でつらさを覚える人ほど、
しこりの量は少ないものです。
つらさを感じていると訴えてくれる人には、
場合によりますが、リリースがとても楽に進み、
早期に施術の卒業を向かえられます。


ただ、私はつらくないのだがという場合。
意外性を含んでいるときがあります。
私が多く体験したのは、
血圧が上が100を切るほどの低めで、
「私は特に体に問題がなさそうだけど、一応、施術に関心があるから来ました」
という人ほど、しこり化した状態がきつくて、ゆるめるのにも本当に大変です。
痛覚神経が麻痺している状態での言葉ですから、
問題は内在していて厳しいものとなりますから。
このフレーズを聞くと、
私は、長丁場を覚悟し気を引き締めます。




ボディワイズPR.png

先日、私の施術を受けてくれている施術者にいわれたのですが、
「鈴木さんの施術は、1年毎に、5倍以上のリリースの深さへと深化する」と。
意外に施術を受けて解かれている側になると、
どれほど解けたのかを自分を客観視するのは難しいものです。
そのようななか、施術者同志の研究の意味もあり筋硬度計で、
数値で計測をするのですが、その数値では計れない違いを感じると言っていただけました。 ^-^

私は、他の先生がどのような技術で解かれているかを存じ上げません。
つねに当社比で考えるだけですが。
最近、お客様の改善率がいいように感じられています。
その成果は私の施術だけに係るものではないにせよ、
同時期に複数名のお客様が上方にスライドアップする。
それも確かに以前では刃が立たなかったところにも、
かなりきっちり入り込めるようになってきました。

つとにここ4ヶ月くらいから、
私の体はバリバリになったときもありましたが、
私の自己評価もポイントが上がりました。

ありがたいことだと感じている次第です。

posted by スズキ at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月03日

施術姿勢についての考察


私の、気をつけているポイントをいくつかあげておきます。


施術姿勢のポイント一部.png

「つむじ」にぽっかりと穴をあけていきます。
もちろん、イメージです。

ぽっかーんと軽くなり、空気の通り入れられる穴が感じられる。
注意点は、頭頂ではなく、つむじです。


つぎに、
項靱帯という首の後にある靭帯を利くように頸部を素直に伸ばします。

項靱帯図.png

すでに頸部のゆるさ、そして伸びがある人でなければこれは理想形ではできません。
もし頸部のつまりがあるのでしたら、そのつまりをゆるめて頚反射で伸ばせる感じ?にしておいてから、
これをなさると体感ができると思います。
項靱帯が伸ばされると、つられて脊椎全体が方向を上に伸ばせるようになる。

すると体幹がこしらえるようになるわけです。

そして体の重みが活かせるようになります。

また邪気に襲われるといわれている人の多くが、
このスタイルから離れてしまい、
首がしまってしまう状態で施術をしています。



(一部補足:※ この頸部姿勢維持感覚は、施術以外の体捌きでも応用が利きます。頭部の意識が強すぎれば、下丹田の意識が消えますから、身体の全体性上のひとつの注意点であることを、忘れずにいましょう)



次に初心者のときにやりがちなことなのですが、
患部を徹底的に観ないということです。

患部ガン見はダメ.png

ついつい患部を観察したくてじーっとみつめちゃいがちです。

もちろん観察するのは大事です。
でも圧をかけるときには、
すでにどのような方向の圧をどの部位になど、
事前に計算して脳にイメージをリアルに書き終えておくことです。

それができなければ、
最初に述べた項靱帯が生きた姿勢で施術ができないのです。


気をつけていきたいところですね。


posted by スズキ at 10:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月02日

横隔膜が動きづらくって息苦しい人の、影に隠れた問題とは?

慢性的な疾患をお持ちの方や、
日頃からストレスフルな仕事形態で頑張る人たち。

「なんだか私は息苦しい・・・」
「腹から息ができてないんです・・・」
そんな言葉を聞くことがあります。

自分では一生懸命、横隔膜を上下動させようとしておられます。

ですが、そんなことをするとすぐに疲れちゃう。
そして、意識をしなければ横隔膜の上下動がさっぱり感じられない。



それは、なぜ?

横隔膜について、関連付けした知識を増していく必要があります。

ちょっと解剖学的な視点で、呼吸に関係する隔膜をチェックしよう。

隔膜とは、地面に対して水平に位置する筋肉の層状のものです。
隔膜といって膜と書かれてますが、
一定の厚みを持った筋肉の層で構成されている。

代表的にわかりやすいものに目を向ければ、
それが腹部上下の中央に位置する横隔膜ですね。

他にも、喉にある声帯隔膜。そして骨盤の底面にある骨盤隔膜

声帯隔膜・横隔膜・骨盤隔膜.png

声帯隔膜・横隔膜・骨盤隔膜ともども、
一回の呼吸をするたびに、
必ずそれぞれ決まった方向に上下動を繰り返すように作られています。

横隔膜だけが上下動しているわけじゃないのです。
呼吸代謝が制限されてしまっている抑制された状態。

健康な呼吸ができるときには、
3つの隔膜が決まった方向に向かい上下動するように設定してある自立型なしくみ。
それが例えば横隔膜が問題がなくても、
首の周りの筋肉が硬くなって声帯隔膜が上下しづらくなっていたり、
骨盤周囲の筋肉や腹部や脚部の硬化が著しく骨盤隔膜が上下しづらくなっていたり。
そうなれば横隔膜が、引きづられるように動きがとれなくなるのです。

特に注目していただいたほうがいいところは、
次のような仕組みです。

骨盤隔膜と横隔膜との動作の主従関係.png

骨盤隔膜が下に向かって動くとき、
それにつられて横隔膜が同期して同じ方向に向かって動き出します。

・ 骨盤隔膜が下方に動き出す → 横隔膜が下方に動き出せる
・ 骨盤隔膜が上方に動き出す → 横隔膜が上方に動き出せる

骨盤隔膜と横隔膜は、動きの主従関係がきっちりあって、
横隔膜が動きが悪いなと感じている人たちのほとんどは、
骨盤隔膜がほとんど上下動していなかったという人。
実に多いいのです!

つまり息苦しさの解消のため目線を横隔膜だけに向けていたら、
見当違いなアプローチを繰り返すだけになっているのです。


基本、私どもはそのようなことは把握していますから、
お客様に何かいわれるまでもなく息苦しいと言われれば、
徹底的に骨盤隔膜の周囲の筋膜の癒着をリリースします。
臀部筋、脚部内側の筋、腹部の筋、鼠径部、、、その他。
ここが硬くなっていては動けないのが骨盤隔膜ですから。
ただ実際は、骨盤底筋は肛門や外性器に位置する部位に
硬化して動けない骨盤底筋が存在していて周囲の筋肉と
ガッチリ癒着しているわけです。

多くは婦人科系の疾患を持たれた方には、
そのような癒着の傾向は強く現れている。

また精神的に鬱に入る状態の際も、
そのような傾向があります。

また婦人科系の疾患にとどまらず内臓疾患について、厳しい方々にも、
骨盤隔膜が上下動しづらくなっている方が多いようにも見受けられます。

要は骨盤隔膜(またはときには骨盤底筋ともいいます)が、
意外なほど具体的なリリース必須ポイントなんだと言える。
そちらが改善された後に、体質が好転するものも多いので。


ただ、骨盤隔膜部分に問題があると告げられると、
今までまったく気にならなかったところだったが、
いきなりそこにリリースのヒントがあるという思いよりも、
自分の思い通りにならないネガティブなものがそこにあり、
自分ではそこを反転させてよく出来づらいものがあると。
そんな歯がゆい、気にばかりかかってしまうところがある。

そのようなことを気づいてしまうのは、
得策ではないと考えるような範囲内の人は、
私はあまりこの部位について指摘をしません。

ただし、なかには絶対早々にこちらの事情を知っていただき、
自身でリリースに協力していただけるような意識を持っていただいて向き合って欲しい場合。
そのときにはできるだけわかりやすく説明をするようにして、
仕組みの理解を促すようにしていくようにしております。

普段は意図してスルーして解説をしない部分です。
つまり解説したいなというネガティブな情報を、
そこそこ健康な人にでも20〜30は見つけるし
健康でなければ、その数倍やそれ以上見つけてます。
そのようなことをあえて言われれば、
私なら大幅に凹む気持ちになります。

人は、賞賛されれば力が出ますが、
ネガティブな言葉に聞こえることを投げかけられれば力がでなくなります。
不思議と、ネガティブな事実を伝える側も、相当なストレスがかかります。
施術者も、お客様を賞賛したほうが力がいきいきとしてくるようですから。

それでも伝えたほうがいいと踏ん切りをつけるのは、
こちらのピースを外しては先々手詰まり感がでると踏んでのことです。

自身の骨盤隔膜、ここを感じ取ってほしい。

リリースポイントとして、こちらを除外してしまうのは、
とてももったいない!!

と思っていただければということですよね。



だったら本筋では、
そちらに直接圧をかけて骨盤底筋へとアプローチをしたいところです。
ですが、気づかいをしっかりしている指圧の本や施術解説書には、
お客様に恥ずかしい思いをさせるのはNGとあります。
失礼に当たる部分にずけずけと入り込むのはいけない。

まさにそういった部分が骨盤底筋部分です。

ですから私もお客様にこのような部位に問題がありそうだから自身でリリースをお願いします。

問題をお客様に丸投げしているように感じられますが、
私の目的としては、そこではないということは理解いただけましたら幸いです。

施術をする方としても、もどかしいところですが、しかたのないところもあるのです。
せめて、マッサージ方法の詳細をテキスト等にできればいいのでしょうが、、、。
個々の状態が大きく違いすぎて難しい側面もあり、手が出しづらいところもあります。
ただ、リリース補助の方法を考えておかなければなと思うところではあるのです。


息苦しさが強く骨盤隔膜に硬化が著しい方の場合。
私が施術で骨盤隔膜に関連する周囲の筋肉群をゆるめてからでなければ、
セルフで骨盤隔膜にアプローチをしても、なかなか思うようにリリースできないようです。
そのようなことで私どものような筋膜の癒着をリリースする施術で、
十分な問題箇所としての骨盤隔膜に影響する部分をゆるめて
骨盤隔膜が緩みやすいようした準備をする。
それは意義深いことなのだと思います。



決定的に、息苦しさがうそのように低減させていくには。
時間はかかりますが横隔膜に関係する周辺部位にまで手を伸ばして直すのです。
それは骨盤底筋が緩んで上下動が自然に起こるような仕組みに乗せることができる手順を踏むのが必須なのです。

実際には、他にも相応なお客様ごとの個別具体の状態を踏まえていきます。
骨盤隔膜を解いてくださいねとアドバイスできるまでの下ごしらえとして
ステップ数をいくつにも割って計算したうえでの施術をして、
うまくいくようにしていくわけなのです。
そこまでしても、なかなかうまく行かずに不満だなと思うところがあります。


どうにか、現状の私が考えているリリースへの改善の糸口が磨ければと思う次第です。



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今回、声帯隔膜・横隔膜・骨盤隔膜について私が知った本。
ご紹介させてください。
下記の書籍です。

以前も、こちらのブログで取り上げさせていただいたことがあるかも知れないですね。


自然呼吸法の本

本来の正しい呼吸を取り戻し、心身を活性化させ、ストレス撃退! 写真・図版多数収録。生きることは<息する>こと。大事な呼吸法のすべてがわかる! 呼吸で心と身体を鍛え直す!

著者:ドナ・ファーリ (ファーリ,D)
1960年アメリカに生まれる。ヨーガ歴は20年以上の世界的に有名なインストラクター。『ヨーガ・ジャーナル』誌の編集に携ったり、ワークショップを行ったりしている公認セラピストでもある。本としては本書が第1作目



私が持っているのは、上記の本の前に出た出版社では重版未定で、もう書店では売っていない本。

自分の息をつかまえる―自然呼吸法の実践

重版されない理由は、自然呼吸法の本という本に表紙等は一部変わった部分もあるが、
それ以外はほぼ同一の本が出版されたので。 ^-^

重版では書店では平積みしてくれなさそうですが、
表紙が変われば、新刊と間違えておいてくれるのか??
どーんと表紙を変えて、売りだしたのでしょう。

ちなみに自分の息をつかまえる―自然呼吸法の実践は、
アマゾンで中古本として購入しようとすると¥ 12,215より。
体が良ければ¥ 30,237
高額取引されているのですね。
驚きました。

本来は『自然呼吸法の本』が定価で2052円です。
こちらを買っていただければ十分だと私は思うのですが。

書籍の値付けって、魑魅魍魎が跋扈する感じですよね。 ^-^;

posted by スズキ at 14:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月31日

私の施術では「伸筋・骨・重み」の4割ができるようになれれば、上々!

施術をするときの力の発力方法

最近、改めて検討して練っている動き方があります。

施術をする際の動きの質の3評価点.png

胴体主導の意識で、
体の『重み』を最大限活用するというのがテーマ。

身体操作上、奥深い技術を支え適えるための基礎になります。
(※ 中国武術等をなさっておられる方には、
   目新しいものではありません。    )

・--------------------------------------------・

『重み』を活かした動作を創りだすために

(1)立ち方が、しっかり骨を使い立てるようになった。(構造的機能性を発揮している)
   この状態に加え、『伸筋、屈筋の動作が滑らかにできる』ようになったとします。

(2)手足から動く意識を消して、胴体全体を上方に浮かび上がり舞い上がるイメージを持つ。
   浮かび上がった胴体はたやすくイメージ通り動作移動できる。
   胴体のウエイトシフトが楽にでき、『重み』を活かせるようになる。

(3)胴体を動作移動動かした後に、手足が従たるサポーターとして動かされる。


・--------------------------------------------・

空中浮遊の『浮身』を作ることで、
重みを活かせるという考えですが、
現状の私ではここで動きの試作中。

意拳の熊歩や、
月面に降り立つ二ール・アームストロングのような動きのイメージです。
胴体を浮遊釣り上げ、
胴体を先行してい胴体の重さをあますところなく伝えるといった動作です。

おそらく当たらずといえども遠からず。

動きの質を底面の基礎から書き換えようとすると、
体には計り知れない不具合がでてきてしまう。

それでしんどいところが出るのは承知です。

長年繰り返してきた体の動かし方のシステムを変えるということは、
そういったものです。

だから一気呵成に行えばいいものではなく、少しずつ時間をかける。

不具合を興す操作に対し気づきを加算する。
その量がかなりたまってきたときに、
隙だらけで盲点が散々あった状態に、
別れを告げることができるのです。


体の各パーツはそれぞれが機能分化しています。
手は手として、胴は胴として、足は足として、頭は頭として。

それぞれ別個のものとしてみてしまわれがちですが、
どんな動作をするに際しても、
5体すべてが有機的にその動きに絡んでくるようにできている。
ひとつの部位を動かせば、それにつられて連動して動く。

バランスをとるためであったり、
動きの補助のためであったり、
それぞれ多種多様な目的を持ち関連付けされて連動しています。

たとえ「右手の人差し指、一本動かす操作だけ」でも、
それによる運動は5体すべてに及ぶと考えてください。
施術中に、人差し指を握るか、伸ばすかで、
どれほどの重心の狂いが生じるのかを体験。
そんなところから見えるところもあるはず。

上記のような胴体を浮かせるイメージで動きの質を書き換えるには、
さらに複雑な連動を感じ取り修正に次ぐ修正で頭をフルに使います。

それが動きの質の根幹に関わるものほど、
今まで使っていなかった筋肉部位を急激に使い出すことで、
信じられないだるさや筋肉の張り、眠気、筋肉の炎症などがでてきます。
(特にこのたびは、不徳のいたす歯痛が・・・しんどすぎました。。。)
ただおかげで筋肉のつき方の様子も変わってきました。
しっかり伸筋のぶっといところを意図して使う。
使えていなかった伸筋がいきだすということは、
画期的なまでに、後々の生命力の強化に繋がる。
力みが入り余分に付いた部分からの激痛はある。
ですが磨きをかければ、やがてスリムに変わる。

そのようなところまでくれば、
身についたと言える状態です。

これらのことは体のセンサーや観察眼がなければ、
動きの質の改善の意味が、腑に落ちにくいのです。

そこは個人の取り組み姿勢により、
変わってくるところでしょう。

そのようなところを念頭において、
試行してみる方はトライしてくださいね。
お願い致します。



それではここで施術をするものとして、
体の『重み』を活かし施術をするメリットとは。

・体の大きい施術者は、
 自身の体重を容易に相手にかけることができる。

・体の小さな施術者は、
 自身の体重には頼りづらい。

深部に届くずり圧を主体にかける施術では、
後者の場合は身体条件上、素質に頼れません。
他に支えになるものを持たなければなりません。

さもなくば、
いつまでも体の大きい施術者に劣る状態が続きます。

「自分じゃ無理だな・・・」と決めつけてやり過ごすか。
それとも思わぬクリアを狙い知力・修練で限界を越えて、
「できた!!」とぃうとき。

「あっ、私にはできるんだ」
事実がともなって得られる確信です。
自分の成長や成熟を感じられる快感。
それは大きなものですよね。

そんな壁を突き抜ける充実感を味わう。
繰り返されるうちに自分を信じていく。

それは自分で決めた限界は、
研究次第で塗り替えられるものです。

かなりの執着心がないと、
やってられないというものでしょう。^-^



施術で『重み』を自在に使いこなせるならば、
現状の私の考えでは(←現状のといのがキー)、
施術上の及第点です。

圧の質、圧の方向決定、視野や視点の拡大など、多くの発展が見込まれる。


昔から、
重み』をどう引き出せばいいのかを、考えていました。

『重み』を操作する能力が最大限発揮できれば、
現在、私が施術のときに利用している多くの重量感あるブロックも、
私の身体操作で代替できるようになる部分も生まれてくるでしょう。
私の場合それで手技療法ができると胸を張って言うことができます。

または、さらに巧みにブロックを活かしきることができるはずです。

施術時間も、
それでようやく大幅に短縮できる算段です。 ^-^v 

施術上の身体操作は、
「伸筋・骨・重み」などが、
理想の4割ほどもできれば完了です。
完璧に使いこなせるようになりたい。
そんな希望は、一生かけて求めていくものでしょう。



治病目的で施術を願っている人たちは、
どのような施術者を選べばいいのかを判断する必要が出てきます。
そのような方々こそ、シビアに施術者を選択する目を持つことです。
ネット上での口コミは操作しやすいものです。
「伸筋・骨・重み」などが操作しきれているような武術家が
施術家としても開業している場合。
その治療効果の優越性が高いことが多いようです。
または施術の素人である武道家師範が、
施術家以上の治療効果の高い施術をなさる(←これは、私、観たことがあります!)。

つまり、施術家自らの身体操作上で理解したことが、
そのお客様とどのような差異があるのかを察知して、
違和感を埋めていくことが施術になるという先生。

そのような先生も施術の研究もなさっておられるのは当然ですが、
想像を超える切れ味の施術をなさることがあると聞いたことがある。

改善したお客様は、「ここの治療院は、私に合ったところ」程度で、
その技量を支えるバックグラウンドにはさほど興味はないでしょう。

私がそのような施術をする先生のところへおじゃましたら、
卒倒するほど感動することでしょう。
すごさを人に語りたくてウズウズするはず。
それとは違う反応が一般の方々ではなされるようです。

そういった先生はさほど自分をPRしようとはせずに、
マイペースで仕事をなさっておられる。
マスコミにも出ません、口コミもない。
患者が多くなることを嫌う傾向も。。。 ^-^;

ときどき私の施術を初めて受けていただいてお客様がお褒めいただくことがありますが、
「私以上の先生は、いくらでもいます。ただ、少し見つけにくいのです」
ということばは、私以上の先生がいるというのは、私が謙遜しているのではありません。

事実です。
(見つけるのが、半端無く難しいというのは否めませんが。。。)

現状、私は身体操作については、まだ門前の小僧。

深層筋を緩める施術をするというコンセプトのよい先生を見つけたいならば、
性根をいれて身体操作の良し悪しが感じ取り判別できるような研究をすれば、
その施術を自分が受けるべきかどうかの判断は付けられるのです。

そのような目を持った人に吟味され、
認められるにはどうすればいいか?

そうなれればどれほどうれしいか!!


そうなることは強い願いですね。
やりがいを求めて勝負したいです。

そうなったら、
今は、私は本当に人にあまり多く会うようなことがないものですが、
このままではいけないなと感じます。
(見つけるのが、半端無く難しいというのは否めませんが。。。)
というところから、私も脱皮する計画を立てたいと思います。 

こういったことも、
「自分じゃ無理だな・・・」と決めつけてやり過ごさず、
クリアを狙い知力・修練で限界を越えて「できた!!」としていきたいですね。
posted by スズキ at 13:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする