2025年06月04日
ベン石を利用しだして変化した私の施術。それって絶大でした!!
数週間前になりますが、
遠方にお住まいで鍼灸先生から連絡をいただきました。
いまはとあるマッサージのお店で店長をなさっておられ、
ご自宅でサロンもなさっておられベン石に興味があるとおっしゃいます。
ベン石が中医学の黄帝内経に施術用具として記されております。
隕石落下時に隕石とその地盤との混合物が生成されたものがベン石です。
ゆえにベン石がとれる地方は限られており、
その地方では古来より治療用具としてベン石がよく用いられており、
伝統ある中医学の治療用具のひとつと言えるでしょう。
ベン石を使った施術でどのような科学的な効果効能が期待できるのか。
中国の公的機関と思われるところで成分分析から
施術使用で期待できることが研究解明されデータが公開されています。
中国人はベン石をさまざまな形状に加工しております。
ベン石の板型、きのこ型、ツバメ型、ナイフ型などのかっさや、
ベン石のヘッドを電熱器で温めてホットストーンマッサージがしやすい
温熱器を様々、中国のショップでネット上でつながり個人輸入しました。
施術用具として豊富なバリエーションを持つベン石は、
使い方がわかってみると実に洗練されているといえる。
私はそうしたベン石を使うことにより、
以前では太刀打ちできなかった部位のリリースがかなえられるようになりました。
たとえば外旋六筋の深部までから、胸椎と肋骨の隙間の奥、肋骨の肋間筋など。
炎症痛が強すぎる部位の神経の興奮は、
ベン石温熱機でホットストーンマッサージすると、
過剰な神経の興奮が大幅に軽減する効果があって
消炎成果があらわれアプローチできるようになる。
胸骨周りの胸肋靭帯の凝りからの影響もある肋軟骨の変異は、
これほど五寸釘を打たれるような痛みがでて厳しいところもない。
ベン石温熱器がなかったときは、お客様の痛みの様子を見て
手技で緩ませるようアプローチしたものの、
すぐに激痛で肋骨や胸骨が動くことなくリリース不可となっていた。
そんなところでさえも、ベン石温熱器でリリースすると、
無痛とは絶対に言えないが、みごとに緩ませることができるようになった。
こうした胸郭がガチガチで可動が低下していては、
施術するも呼吸器としての肺や循環器としての心臓に悪影響があって、
施術の持続性が弱く戻りが大きく早いという特徴があるのです。
それもあってトラブルを起こさないですむような
使い勝手のよい施術ツールとして発達し続けたベン石療法は、
私の施術の幅を飛躍させてくれた立て役者です。
ベン石によるリリースは、
解くに困難なゾーンを安全にアプローチ可能とする力がある。
そうした引き出しがたくさんあるのです。
個人でベン石を使うときもあります。
ベン石温熱器を、疲れ目に当てると、
すーっと鬱滞した滞留物が失せてくれて目が見えるようになる。
やってみると気持ちいいですよ。
首なども凝りが強すぎるところは時間を10分とかふんだんに投資して、
少しだけ熱さを感じるが十分耐えられる程度にして当てておくと。
ベン石の遠赤外線で凝り部分の血行を改善させる力が届くのです。
ホットストーンは皮膚から下方に向けて、
玄武岩なら3から4cmほど浸透するといいますが、
ベン石で私が自分で試してみた結果は玄武岩同様かそれ以上の浸透です。
同時にベン石の含む人体と共鳴する微量元素の存在が影響するのか、
玄武岩以上にベン石は凝り部分をさっくりと緩める結果を出します。
だから経絡や経穴の勉強をするときにベン石の温熱を使うと成果が実感でき、
たのしい学習へとつながります。
お手軽なセルフでおこなうベン石のカッサ療法としては。。。
首のケアにはベン石の板状のかっさで皮膚に直接ソフトタッチでこすります。
だいたい30回こすり、凝りが強ければ90回ほどこすります。
ほとんど押し付ける力を使わずに軽めにこするだけですが
うそのように緩みます(私の首コリは急性で慢性はこの限りではありません)
軽めに皮膚に直接当てて擦ると、人間の耳には聞こえない超音波を発生させ、
この高いエネルギーを放つ超音波が経皮吸収され浸透してゆるむ感じです。
ベン石特有の気を調整するすぐれた機能だといえます。
この高周波は皮膚に接触して擦るとき、
こすられた近位の経穴からエネルギーが入ってくれるようです。
ベン石と皮膚との距離が離れるとその効果が弱まりますから、
皮膚直接にベン石を接触させたほうが改善率がいいようです。
こうやってベン石をしっかり一貫して使い込んでいくと、
観察力を上げて観察すれば、
施術に対して影響力をこれほどだせるのかと驚くことがかならず起こる。
それは今後もみつかることでしょう。
ベン石との出会いは、ベン石に興味を持たれたお客様との御縁も結んでいただきました。
そうした意味合いでも、ベン石には不思議なパワーを感じたりします。
2025年06月02日
手技をおこなうときお客様との接触でつなぐとつかむの差とは
私がお客様に、どういった施術者が有能かと問われたとき。
一つの指標として、次のことを申し上げることがあります。
手技操作をおこなうとき、
患者様の体につなぐかつかむか。
たとえば私がお客様の腕や足を取って操作をします。
一般的には、
お客様の手を「ぐいっ!」とつかむように見えます。
でもそうした手技をする先生のところには、
武術や武道の心得がある人は継続して通うことはないのです。
他者を操作するとき絶対につかんではダメと知っています。
つかむとは、自身の腕の伸筋と屈筋を同時に働かせ、
自身の手の動きが力んで動きに不具合を生じさせます。
同時に、つかむことで相手との接触する触手センサーを固め
使い物にならない。
そのようななまくらな手では、施術事故をおこした先生自身、
自分でその引き金を引いたことに気づかないからです。
私も、そうした先生の手で施術を受けようとすると、
強固な防衛反応を興すため身を固めると、
「鈴木さん、もっと緊張をほどいてくださいね」と。
・・・。
「(おや!?これを私のせいといいますか・・・)」
先生が武芸の達人というとき、
お客様の手に自身の手を接触させてつなぐなら、
情報をえる量が変わります。
なにげなく接触しているようでも、
お客様との接触部から、
体温、湿り気、粘度、
血の量、血液以外の水分量。
取った部位の重心、皮膚のあり方、
中間層や深部層の状態も読めますし。
施術前は脈動が感じられないものが、
施術を進めるにしたがって脈動を感じる。
または研ぎ澄ませれば脳脊髄液の流れの再開を
手の接触部にあらわれたものが感じ取るもので。
通常、筋肉が緩んだらOKではないのです。
血管脈動や脳脊髄液の流れが明瞭に
「ドクンドクン」とわかるため、
これら脈動がでたら患部は後々まで
改善サイクルに乗っていい感じになる。
いわゆるこれが、
リリースの終了で止め時です。
これ以上の刺激をいれると過剰刺激です。
せっかくの脈が止まり、
急激に内部的改善がおかしくなります。
施術者が特別なお客様とつながる手を持って、
適切な量の手技をチェックしています。
古来、武と医は同じ道に通じる(武医同道)といい、
現代人とは身体操作法が異なります。
命のやり取りをする場合もあるため、
合理的で圧倒的な力を自分の内側から取り出せるか。
そうできるよう武芸の達人は、研鑽し続けました。
身体効力を現状より、さらに優るよう磨き続けます。
そうした研鑽をなさっておられる施術家の先生は
概ね痛みの緩和のみにとどまらない施術成果が期待できます。
以前、数回、お話をさせていただいたそうした先生がいて、
その方もこういったことを申されていたことを記憶しています。
こうした操作ができるようになってきだしたときに、
私もこちらの先生のいった意味がわかってきました。
つなぐとつかむの違いを体験してみたい方がいたら、
施術でこちらにお見えになられたときおっしゃってください。
つかむとつなぐではどんな変化がおきるのか。
カンタンな実験をさせていただければと思います。
2025年05月20日
施術院選びの注意点など
施術院を選ぶときや施術を受けるときの心構えのポイントはいくつかあるでしょう。
私が考えるところを書かせていただきます。
・-------------------------------------------------------------・
■ 施術院を選ぶときのポイントは?
(1)完全無欠な施術法、完璧な治療法は存在しないと心得よう。
たいていの代替医療には得手不得手があります。
たとえば、筋膜リリースによる施術技術は筋骨格系に特化していて筋肉関係のトラブルの対処は強い。だが内科系に関わる技術は存在しない。(正確に言えば筋膜リリースも経筋を意識すれば内臓へのアプローチにもなります)
対して漢方は、五臓六腑の不調を気血津液などバランスを調整して整えるのが得意です。
ひとつの施術院ですべてをまかなおうとせず、代替医療のいいとこ取りを狙っていきましょう。
ひとつの施術院ですべてがかなうと強い信念を持つと、他院なら解決方法を持っているのにそちらを利用できなくなります。
すると施術費がもったいないだけでなく、自身の思い描くゴールが遠のくことになるでしょう。
多くの施術院の選択肢から、自分の体に適した対応法であるかどうかを自分の目と足で選ぶ。
(2)施術院側の宣伝に迷わされないように、家族や友人からの口コミ、またはSNSで患者側の意見を参考にしよう。
ただしSNSではステルスマーケティングから、その信頼性が揺らぐ自体勃発していますし、
同業他社によりネガティブな書き込みなども問題になっています。
そう考えると顔の見える人からの紹介が確からしさでは信頼性が高いといえるでしょう。
宣伝が活発なところがいい技術を持っているかといえばそうでもなくて、自分のアドレス程度のしょぼいホームページしか持たない治療院は経験と実績から集客しなくてもやっていける。私はいまだにそうしたホームページ運営を心がけている先生を実際に存じ上げています。
(3)家からの距離が遠すぎないように。
遠すぎると通うのが負担になってしまいます。
体に負担が大きい方は、移動に体力を多大に損なわれます。
(4)専門性がある施術院、専門スタッフや専用機材の充実
施術を受ける前にホームページ等のチェックや電話やメールで問い合わせましょう。
(5)自分と同じ課題を抱える患者数が多いところを選ぶ
自分の課題と同種を持った患者数が多いほうが施術院側の臨床例が豊富で解決方法がそろっている。
(6)宣伝についてだが、そこに極端な意見や主張があれば注意したほうがいい。
「〇〇したければ、✕✕しろ!」という人はやばいです。
盲信者を集める手法だと考えてください。
この命令的決めつけにマッチしない症状をお持ちの方々に対し誤解を与えてはなりません。
(7)身体の不調が治るゴールを、先生と話し合って共有できているか。または先生と自分の願うゴールがずれているか。
施術を受けているうちに問題だった身体の不調場所は改善されゴールに到達したが、新たに別の不具合箇所があらわれた。そうしたことは施術を受けていただいてる期間中にあることです。
ゴールは変わるものです。
ただそうしたゴールを決めるのはお客様です。
自分の価値観や人生観にもとづいてどう生きるかに関わったことといえるでしょう。
そうしたゴール設定やその変更を含め先生と話し合えて共有できるコミュニケーションがとれていること。
(8)気になる症状を先生に話せるか、話せずに自分の胸のうちに留めるか。
自身の身体のことを丁寧に聞く姿勢を持った先生かどうかにもよります。
施術を受けていく期間中には、体調上の変化がでていくものです。いつもと違った状態になったとき、即、連絡そして返答をくれる先生かどうか。
お客様が自分の身体に対し前向きに取り組む姿勢があれば、その姿勢に呼応する先生は、いざというとき安心してつきあえるでしょう。
施術を受けるとき、日頃から自身の状況を先生に伝えるようコミュニケーションをはかれる方は、先生と身体の情報を共有しやすい。
・-------------------------------------------------------------・
■ 施術を受けるときの心構えには?
(1)10年選手の慢性的な腰痛など、施術を受けるときに一喜一憂しないこと。
相当の技術力を持った先生であっても、
状態がよくなるときに現れる一時的な不調感【好転反応】が現れるときもあれば、施術者がミスする可能性もある。
二歩進んで一歩下がることは散見されることとして、
一喜一憂して落ち込まないこと。
施術で次のステップに進む崖を登るようなときあえて厳しい説明をすることがあります。
ネガティブな気持ちが強く受け止める方は、そうしたときに衝撃を受け信頼関係が崩れます。
先生の解説をよく聞いて言葉の真意を理解し、必要以上に怖がらない。
(2)納得できないことには冷静にNOと伝えること。
先生を信じ込みすぎると自ら考えることを辞め、視野が狭まります。
(3)施術を受けつつ身体を良くし続ける仕組みを作るか、運動を積極的にせずにいままでの状態を繰り返し行き来するのか。
施術を受けつつ動けるだけの身体の安定感が得られたら行動的になるか、安静にずっとし続けるか。
中医学では、身体を使いすぎを労逸といい身体を怠けさせ過ぎを安逸といい、双方とも気血の流れを停滞させる原因となります。安逸は決してとるべき良策ではありまあせん。
(4)良質な食事を心がけて取っているか、偏りすぎたり足りていないことはないか。
腸内環境が整えられていますか?乱れていますか?
(5)前向きな姿勢で免疫力を高めるか、あきらめて免疫力を下げるか。
楽観的か悲観的かでも免疫力は変わっていくものです。
悲観すれば気が病んで免疫力が下がります。
施術以外に気持ちいいことや楽しいことで免疫力を高めてストレスを下げることでも施術成果に影響が及ぶことを計算に入れてください。
いつも最良の結果をイメージするか、きまって最悪な結果をイメージするかでも免疫力の上下に差が生まれます。
・-------------------------------------------------------------・
今、私が思いつくところは以上でございます。
ポイントに漏れやダブりがあると思いますが、
だいたいのイメージがお伝えできれば何よりです。
2025年05月19日
施術院選びを慎重になさるお客様。総費用を抑えるばかりではなく、費用と施術効果の総合バランスを考慮しておられるようです
お米の価格は高いままを実感すること、ありませんか?
家庭用精米機で必要な量精米する手間はかかりますが、
ネット通販で玄米30Kg購入しています。
15000円の玄米が、いまは30000円超えです。
そこで七分づきの麦を3割ほど混ぜることにしました。
1Kg400円の麦は30Kgで換算すれば12000円となり、
計算上、食費のセーブに貢献していただけております。
大麦をいただくメリットもあります。
・--------・
■ 大麦
四気五味:甘味・鹹味、涼性
帰経:脾、胃
効能:
1. 熱を取り除き、脾胃の働きを整え、脾の虚弱を補益する
2. 停滞している水分を尿として排泄させることによって、腸内の水分も除き、下痢を止める。慢性下痢に
応用:下痢、排尿困難、糖尿病
・--------・
脾の虚弱を補益する!
それはうれしいですね〜。
麦ごはんで脾が後天の精を生成してくれることは、
気虚体質の私にはねがったりかなったり。
シビアにコストバランスを見直す。
単にコストを落とすだけじゃなく、
狙ったダメージを回復させるメリットも取りに行く計画。
こうなったら積極行動へつながりますね。
話が本題に飛びます。
整体院選びも、そうするべきではないでしょうか。
施術院を選ぶときに、
コスト上の相場はネット検索で数店舗調べればみえてきます。
お金は大事ですから、できるだけセーブしたいのです。
速攻で現状の苦痛を抑えてくれるようなところがいい。
煩わしい通院は極力したくない。
そうした姿勢が大勢を占めるでしょう。
ただ〈コストセーブを先行して考え過ぎると、施術院選びに失敗する〉と。。。
お客様の口から聞こえてくることがあります。
コストと同時に狙ったダメージの解消がかなうかも、
しっかり行動計画に取り込んで考える必要があります。
施術院の費用と成果物のバランスは取られていそうで、
そうともいいづらいケースも観られるのが施術院です。
将来的に高齢となって病気が気になるときにもなれば、
気の知れた施術があると心強いものです。
昨日、新規受付をさせていただいた単発セッションご希望のお客様が
おいでいただけました。
お客様の目的は、
自分の身体を筋膜リリース屋さんの目で調べてもらい、
今後につながる助言がもらえればありがたいとのこと。
施術を通して私が客観的に観察し検証した課題について、
優先度の高いものをお伝えすることができたと思います。
お客様が気にしていた不具合にはそうなる理由がありますから、
そのような主訴は必ず観てお伝えするようにいたしております。
内科系疾患につながるような場合にはいい加減なことはいえず、
お医者様の受診をお勧めいたしておりますが、
筋骨格系上のトラブルは骨格モデルや解剖図等で解説をします。
解剖学的な専門用語を使えませんから概要の説明となりますが、
物質と物理の視点でお伝えしやすいところもありますから。
自身の身体の様子をイメージしやすくなれば幸いです。
私程度の理解した内容の一部であっても、
少しでもお客様の身体の課題に理解が進むことで
次の一手の視野が広がるようにと祈っております。
別のお客様のお話ですが、
私がお体について気付いた点を説明をするときに、
聞き逃すまいということで毎回ボイスレコーダー持参。
少しでも自身に良い説明があれば漏らすまいとがんばる方です。
目的を明確化して、いますべきことに意識を集中できています。
私がお客様の立場でしたら、なかなかそこまではできないはず。
お客様の身体への取組姿勢から、学ばせていただいております。
家庭用精米機で必要な量精米する手間はかかりますが、
ネット通販で玄米30Kg購入しています。
15000円の玄米が、いまは30000円超えです。
そこで七分づきの麦を3割ほど混ぜることにしました。
1Kg400円の麦は30Kgで換算すれば12000円となり、
計算上、食費のセーブに貢献していただけております。
大麦をいただくメリットもあります。
・--------・
■ 大麦
四気五味:甘味・鹹味、涼性
帰経:脾、胃
効能:
1. 熱を取り除き、脾胃の働きを整え、脾の虚弱を補益する
2. 停滞している水分を尿として排泄させることによって、腸内の水分も除き、下痢を止める。慢性下痢に
応用:下痢、排尿困難、糖尿病
・--------・
脾の虚弱を補益する!
それはうれしいですね〜。
麦ごはんで脾が後天の精を生成してくれることは、
気虚体質の私にはねがったりかなったり。
シビアにコストバランスを見直す。
単にコストを落とすだけじゃなく、
狙ったダメージを回復させるメリットも取りに行く計画。
こうなったら積極行動へつながりますね。
話が本題に飛びます。
整体院選びも、そうするべきではないでしょうか。
施術院を選ぶときに、
コスト上の相場はネット検索で数店舗調べればみえてきます。
お金は大事ですから、できるだけセーブしたいのです。
速攻で現状の苦痛を抑えてくれるようなところがいい。
煩わしい通院は極力したくない。
そうした姿勢が大勢を占めるでしょう。
ただ〈コストセーブを先行して考え過ぎると、施術院選びに失敗する〉と。。。
お客様の口から聞こえてくることがあります。
コストと同時に狙ったダメージの解消がかなうかも、
しっかり行動計画に取り込んで考える必要があります。
施術院の費用と成果物のバランスは取られていそうで、
そうともいいづらいケースも観られるのが施術院です。
将来的に高齢となって病気が気になるときにもなれば、
気の知れた施術があると心強いものです。
昨日、新規受付をさせていただいた単発セッションご希望のお客様が
おいでいただけました。
お客様の目的は、
自分の身体を筋膜リリース屋さんの目で調べてもらい、
今後につながる助言がもらえればありがたいとのこと。
施術を通して私が客観的に観察し検証した課題について、
優先度の高いものをお伝えすることができたと思います。
お客様が気にしていた不具合にはそうなる理由がありますから、
そのような主訴は必ず観てお伝えするようにいたしております。
内科系疾患につながるような場合にはいい加減なことはいえず、
お医者様の受診をお勧めいたしておりますが、
筋骨格系上のトラブルは骨格モデルや解剖図等で解説をします。
解剖学的な専門用語を使えませんから概要の説明となりますが、
物質と物理の視点でお伝えしやすいところもありますから。
自身の身体の様子をイメージしやすくなれば幸いです。
私程度の理解した内容の一部であっても、
少しでもお客様の身体の課題に理解が進むことで
次の一手の視野が広がるようにと祈っております。
別のお客様のお話ですが、
私がお体について気付いた点を説明をするときに、
聞き逃すまいということで毎回ボイスレコーダー持参。
少しでも自身に良い説明があれば漏らすまいとがんばる方です。
目的を明確化して、いますべきことに意識を集中できています。
私がお客様の立場でしたら、なかなかそこまではできないはず。
お客様の身体への取組姿勢から、学ばせていただいております。
2025年05月18日
縦隔トラブル。。。対抗しがたし難題です
東洋医学を学び始めて疑問に思うことの(あるある)のひとつ。
東洋医学で言う五臓六腑
五臓(肝臓・心臓・脾臓・肺臓・腎臓)
六腑(胆 ・小腸・胃 ・大腸・膀胱・三焦)
これらが大切な役割を果たしていることは紛れもないことです。
ただこちら五臓と六腑は、正経十二経脈と微妙に当てはまらないところがある。
肝と胆、心臓と小腸、脾臓と胃、肺臓と大腸、腎臓と膀胱がセットとなっており、
六腑となる三焦経が語られるも、心包経が抜け落とされている。
いったこれはどうしたことかと解せないわけです。
(心包経は五臓に入らず、六腑に加わるのが相当かと思います)
心包経が、取るに足りない存在なはずはないのだ。
そうしたことを、ご多分に漏れず私も疑問に感じた。
では心包経でいうエリアはどこか?
人体胸郭内部の話となりますが、
左右の肺の間にある気管支を除いた部分を【縦隔(じゅうかく)】といいます。
東洋医学的にいえばこちらが〈心包経〉にあたるといわれています。
心臓、胸腺、
胸椎や胸骨内部エリア、
そして冠動脈、冠静脈、食道、
胸郭出口の腕神経や血管なども含みます。
心包とは、ただの心臓を包む袋を想像されがちですが、
心臓や胸腺など多くの生命維持に関わる組織が含まれ、
他から与えられるダメージから死守するよう設けられた重要拠点と理解すべきです。
胸郭と呼ばれる胸椎・肋骨・胸骨等の鳥かご状態の骨組みで、
上述した極めて大事な組織をガードをしてくれているエリア。
それゆえに容易には縦隔エリア内の組織にダメージが侵入できない。
ただそうした胸椎や肋骨そして胸骨などに強打されたり、
猫背等の不良姿勢でひどく歪曲化した状態が長期間継続される。
または横隔膜下に蓄積するガスが下方肋骨の肋軟骨ばかりではなく、
骨組織の肋骨部位にも変位をあたえるとき。
または呼吸代謝不良としては、横隔膜の使用抑制があるとき。
それらが様々複合し縦隔エリア内の組織に対し恒常的な負担を強い続け、
縦隔内組織にダメージを与える結果が生じるようです。
外部からの遮蔽性が高い作りで守られた縦隔は、
その内部に癒着や癒合が作られたらどうなるでしょうか。
鳥かごの網目に守られて内部に手が出せない状況と同じことです。
そのようなトラブルをもっていると推察される方がおられた場合、
対処上、肋骨や胸骨や胸椎などの骨を操作したり、
経筋で心包内部へ影響させることはできます。。。
ただ結局は内部トラブルの状態が正確に把握できる手立てはないため
手技も手探りです。
作用させる部位が明確でない手探り施術では、
その手技で目的の治療効果を狙う以上に気を配るのが、
その手技で正常状態の組織にダメージを与えないことです。
正直に言えば、心包エリアの縦隔部には手出ししたくない。
そう考えて安全性の高い対処のみでは、
積年の癒着状態はびくともしないため
焼け石に水で辞めておいたほうが時間のムダが省けるというもの。。。
詳しくはお話できませんがお客様のなかのお一人に、
コロナ禍のときデパートやジムの入口で検温器で体温を測定した結果、
毎回のように想像を絶する低体温との反応がでていた方がおられました。
ただ心臓事態には西洋医の検査で問題はないとおっしゃられます。
私の方でこちらの女性の胸郭部の変位状況を測定し、
呼吸による胸郭の変形率が適正かどうかを観ていく、
その他のことを総合して調べていく過程で、
縦隔内の異常があるのだろう考えられました。
そこで心包経への経絡を使ったアプローチをしてみたり、
固定したままの肋骨拡張型であった肋骨の動きを柔軟に仕上げたり、
横隔膜の動きを骨盤底筋の上下動から見直して指導し手技でもアプローチ。
等々、他にも様々な外的に安全を確保しながらできる手を尽くすことも功を奏したのか、
いまは私がお客様の身体の深部体温を察知すると安定していますし、
体温計でもそうした数値に変わられたそうです。
こちらのお客様の心包経〈縦隔〉対応体験から、
心包経の大切さを感じました。
同時に対処があまりに難解で困難なことを知りました。
長期間かけて病に至るときにはその10分の1の時間をかけてもとに戻すといえる筆頭で、
非常にその内部に入りこまれたダメージは個性的でした。
お客様があきらめずにお通いくださったお陰により、
多くの経験を積ませていただきました。。
毎回のようにさらに核心をつけるよう手技を変え、
テキストにあるやり方は早々に底をつくもので、
結局は必死に解剖図や解剖人形等を見続け思考し、
建築構造や科学系の書を総動員させて独自のやり方を編み出していました。
こうしたこともまだ手探りで、プロトコルとしては不安定さがありますが、
・・・お客様の内部体温の正常化の結果はだせたことで、ほっとひと安心。
心包経周りのコンディションは、だいぶん整えられしなやかになったため、
それにより大動脈と大静脈と心臓を含めた循環器にかかった負担が減った。
それで内部体温の正常化がはかられたというのも、実際は仮説であって、
他の自律神経系の調整がうまく働くようになっただけかもしれませんが、
お客様の目的にそった結果がだせたため、
ほっとひと安心の笑顔を見せていただけるでしょう。
なぜ五臓六腑に心包が抜かれたか。
いまも私にはその回答は調べがついていません。
ただ心包(縦隔)の深刻なトラブルを持たれた方の大変さを痛感しつつも、
その心包が含む組織が多数で強固な胸郭の骨組み内に封印された奥のもの。
これほど施術者の神経をすり減らし悲壮感を感じさせ、
脈や体温や痰や呼吸バイタルの状態など総合してモニターを続けないと解けないところもない。
それに直接触れない骨の内側にできた後縦靱帯骨化のような癒着状態があれば、
そちらの緩ませには難易度が高くて通常の知られた手では太刀打ちできません。
数年前の砭石等を持たなかった私ではお手上げでしたから、
いまはそうしたツールに最大限助けていただくことでどうにかやってこれます。
こうした強固な胸郭骨にも包まれたもどかしさを秘めたところもめずらしい。
こちらの対処の大変さを痛恨した中国の施術者が心包経を封印したのだろうか。
そのような馬鹿なことを真剣に考えたくなるのが、
私にとっての心包〈縦隔〉です。
ちなみに、ネットで調べてみると薬剤師の免許を持たれた漢方薬局さまのサイトでは、
解剖学的にも詳しく縦隔を解説されたものも見受けられます。
外圧をかける手技に不安を感じられる方は、
そうした対処の仕方もあります。
興味がある方は、一度試されてはいかがでしょうか。
私の正確なら、自分の縦隔トラブルを見つけたなら、
ひとまず温熱療法と漢方薬局というセットでできるだけの対処をがんばり、
万策尽きた最後に整体等の手技療法をお願いすることでしょう。
こちらでの整体での手技の難しさとリスクを知ったがゆえに、
慎重になります。。
2025年05月17日
施術者の手の使い方(鎖骨捌き)
施術者の手の使い方(鎖骨捌き)は特殊なものです。
武術で人を投げる手の用法を体得しているかどうか。
ゴルファーがロングショットを見事に遠方まで飛ばす
手の用法をなさっているかどうか。
そして施術者が圧法や擦法などマッサージや加圧をし、
整体の手技での矯正圧を発揮するとき、
カイロプラクターやオステオパスも、
どう活かす手の用法をなさっているかどうか。
その要諦を知ってできるまで修練を積んだ人ならわかっていることです。
一般の方の技とこの手の用法を使いこなす玄人の技が、
極端なまでに違う結果を生むことを。。。
鎖骨の捌き方で、手を活かせるか殺すかが決まってしまうのです。
こちらの操作は文章で書こうとすると
誤解を受けて迷惑をかけそうですから詳細は実地指導に限ります。
たとえば数日前のこと。
私の知り合いの整体の先生が施術をなさる際に、
奥歯を食いしばっていたのを見つけまして。
一生懸命頑張る誠実な先生ですが。。。
そのようなことをし続ければ首が短くなり、
肩が持ち上がったまま下ろせなくなります。
自滅の道を進むこととなります。
そして施術は相手へと計算通りの圧を与え、
成果を出したくてもそれができません。
手の用法を知って用いることがなければ、
相手へと圧をかけているはずが、
ほぼ自分の内部で力がぶつかり相手にまで伝わらないのです。
自分の内側にこもる力の作用は、
自らの筋組織を内攻し強いコリを生じさせるもととなります。
私も整体の専門学校に通っていたころには、
そうした状態でがんばっていました。
それが実際のところ10年以上もそうした使い方をしていて、
自滅していたようなお客様に対して土下座をして謝りたい内容でした。
施術手技の方法は大幅に研究し体得したつもりですが、
手の使い方という手技の結果を出せる鍵で中に入らなければ、
どんなことをしても、実は益は大幅に減じられていたわけです。
どうもおかしいと私自身、自覚がありました。
2時間以上の施術をして3500円という当時でも破格の安さで、
仕事をさせていただいていた時代です。
施術成果を目の当たりにして、こんなものじゃないはずなのだと、
自信喪失から夜中まで勉強し続けても、
施術の専門書にそもそも書かれていなかった鍵になる知恵でした。
施術をすればするほど自分の身体が硬直して呼吸が浅くなり、
身はやつれて朦朧とした状態に陥ってしまう。
自らの身がつらすぎて音を上げていたことを思い出します・・・。
同業の藤田さんという、
当時ゴルフに邁進していた整体師の彼に
手の用法を教えられてできるようになったあと。
施術成果が目に見えて変わったのです。
それに準じて施術費を上げさせていただきました。
それこそ私がみて、成果比が段違いだったからにほかなりません。
これは合気道の初歩で相手に投げを打つ打ち方を習ったならば、
やってはならない手の操作となり注意を受けることになります。
ただしっかりその道場に入門した者以外には伝授されないはず。
私が若いとき合気道の道場通いをしたときもあったのですが、
なんだかそちらでは教えていただいた記憶がありませんで。
入門するところにより、教えが変わるもので、
直接手取り足取り教えるのではなく、
観て倣えというものでしたから。
当時の私には、所作の差異や意味がまったくわかってなくて、
できずじまいのままだったと。
つくづく恥じ入るところです。
すいません、大幅脱線いたしました。
本題に戻ります。
たまたま私の知り合いの整体の先生は、
武術や武道、スポーツなど未経験者です。
整体の講習会でよい先生が指導なさるなら教えていただけても
整体の専門書をよくよく読んでみても書かれていないようです。
手の用法って、万事にすごく大事なこと。
昔の整体師の先生たちは、武道を嗜む先生が多くて、
一般的ではない手の使い方は当然として獲得しているものだ。
そうした認識のため施術の専門書にことさらに語られていないのでしょうか。
それはテクニカルな用法であるため、ゼロから作り出すことは困難でしょう。
ただ、困難ならば乗り越えられないかというとそんなこともなくて。
フェイスブックで理学療法士をなさっておられる先生が、
(大発見!)と題して鎖骨の捌き方を見つけたと描いていました。
よく見つけられたと感心した覚えがあります。
最後に。
鎖骨操作は鍵だといいつつも、
ざっくりいうと鎖骨操作は手を使うときの、
いくつかある注意点のひとつに過ぎません。
手の内と、肘の向きと、鎖骨切部分の前出と、
手の上下の振りと合わせた腰の回転操作です。
それらがそろってできるようになれたときに、
施術の成果は倍どころではない向上を叶えるでしょう。
もしあなたがゴルフをなさっておられれば、
驚異的な飛距離とショットの正確性に驚くはずです。
武術で人を投げる手の用法を体得しているかどうか。
ゴルファーがロングショットを見事に遠方まで飛ばす
手の用法をなさっているかどうか。
そして施術者が圧法や擦法などマッサージや加圧をし、
整体の手技での矯正圧を発揮するとき、
カイロプラクターやオステオパスも、
どう活かす手の用法をなさっているかどうか。
その要諦を知ってできるまで修練を積んだ人ならわかっていることです。
一般の方の技とこの手の用法を使いこなす玄人の技が、
極端なまでに違う結果を生むことを。。。
鎖骨の捌き方で、手を活かせるか殺すかが決まってしまうのです。
こちらの操作は文章で書こうとすると
誤解を受けて迷惑をかけそうですから詳細は実地指導に限ります。
たとえば数日前のこと。
私の知り合いの整体の先生が施術をなさる際に、
奥歯を食いしばっていたのを見つけまして。
一生懸命頑張る誠実な先生ですが。。。
そのようなことをし続ければ首が短くなり、
肩が持ち上がったまま下ろせなくなります。
自滅の道を進むこととなります。
そして施術は相手へと計算通りの圧を与え、
成果を出したくてもそれができません。
手の用法を知って用いることがなければ、
相手へと圧をかけているはずが、
ほぼ自分の内部で力がぶつかり相手にまで伝わらないのです。
自分の内側にこもる力の作用は、
自らの筋組織を内攻し強いコリを生じさせるもととなります。
私も整体の専門学校に通っていたころには、
そうした状態でがんばっていました。
それが実際のところ10年以上もそうした使い方をしていて、
自滅していたようなお客様に対して土下座をして謝りたい内容でした。
施術手技の方法は大幅に研究し体得したつもりですが、
手の使い方という手技の結果を出せる鍵で中に入らなければ、
どんなことをしても、実は益は大幅に減じられていたわけです。
どうもおかしいと私自身、自覚がありました。
2時間以上の施術をして3500円という当時でも破格の安さで、
仕事をさせていただいていた時代です。
施術成果を目の当たりにして、こんなものじゃないはずなのだと、
自信喪失から夜中まで勉強し続けても、
施術の専門書にそもそも書かれていなかった鍵になる知恵でした。
施術をすればするほど自分の身体が硬直して呼吸が浅くなり、
身はやつれて朦朧とした状態に陥ってしまう。
自らの身がつらすぎて音を上げていたことを思い出します・・・。
同業の藤田さんという、
当時ゴルフに邁進していた整体師の彼に
手の用法を教えられてできるようになったあと。
施術成果が目に見えて変わったのです。
それに準じて施術費を上げさせていただきました。
それこそ私がみて、成果比が段違いだったからにほかなりません。
これは合気道の初歩で相手に投げを打つ打ち方を習ったならば、
やってはならない手の操作となり注意を受けることになります。
ただしっかりその道場に入門した者以外には伝授されないはず。
私が若いとき合気道の道場通いをしたときもあったのですが、
なんだかそちらでは教えていただいた記憶がありませんで。
入門するところにより、教えが変わるもので、
直接手取り足取り教えるのではなく、
観て倣えというものでしたから。
当時の私には、所作の差異や意味がまったくわかってなくて、
できずじまいのままだったと。
つくづく恥じ入るところです。
すいません、大幅脱線いたしました。
本題に戻ります。
たまたま私の知り合いの整体の先生は、
武術や武道、スポーツなど未経験者です。
整体の講習会でよい先生が指導なさるなら教えていただけても
整体の専門書をよくよく読んでみても書かれていないようです。
手の用法って、万事にすごく大事なこと。
昔の整体師の先生たちは、武道を嗜む先生が多くて、
一般的ではない手の使い方は当然として獲得しているものだ。
そうした認識のため施術の専門書にことさらに語られていないのでしょうか。
それはテクニカルな用法であるため、ゼロから作り出すことは困難でしょう。
ただ、困難ならば乗り越えられないかというとそんなこともなくて。
フェイスブックで理学療法士をなさっておられる先生が、
(大発見!)と題して鎖骨の捌き方を見つけたと描いていました。
よく見つけられたと感心した覚えがあります。
最後に。
鎖骨操作は鍵だといいつつも、
ざっくりいうと鎖骨操作は手を使うときの、
いくつかある注意点のひとつに過ぎません。
手の内と、肘の向きと、鎖骨切部分の前出と、
手の上下の振りと合わせた腰の回転操作です。
それらがそろってできるようになれたときに、
施術の成果は倍どころではない向上を叶えるでしょう。
もしあなたがゴルフをなさっておられれば、
驚異的な飛距離とショットの正確性に驚くはずです。
2025年05月16日
疲れ過ぎは、魔物に憑かれたようなものだ
私は考えるのですが、
一番恐ろしい魔物は(疲れすぎ)です。
身の回りのお世話をしてくれていた
高感度センサーが役立たなくなった。
それが疲れ過ぎたときに起こります。
気づかないまま魔に入られ同居生活が始まり、
やがて進行すれば病を得るでしょう。
ちなみに高感度センサーとなる神経組織機能のオフ化は簡単です。
呼吸を浅くするか止めればその状態です。
高度センサーがオフ化された状態で負荷が高い作業をするときに
人は容易に後々までつづく筋肉の凝りをこさえるようできてます。
気功や太極拳ではやたら呼吸を止めるな、深い呼吸を意識しようと指導されます。
そういった高度に鋭敏化した感覚神経組織を働かせる仕組みには呼吸が鍵だから、
そこを知っている人は、目ざとく呼吸の質の優劣状況を察知して劣れば注意指導。
ここでとりあげる呼吸とは、
骨盤底が前後にゆりかごのようにスイングする感覚を得るような操作を元にして、
重心の安定と脊椎のしなり及び垂直感覚をえられたものです。
これは立位でも、座位でも。
内丹といった胆力の質量を持って語れる呼吸の用法です。
対して多くの場合行われている肩が上に持ち上げられたままの呼吸は、
それは良識な呼吸とは呼べません。
1時間も2時間も、ましてや5時間もの長時間の緊張した座位では、
腹でする呼吸を維持するのはほぼ不可能でしょう。
この質の劣化した呼吸では重心が上ずったり左右に傾倒してみたり。
脊椎をしなやかかつ垂直性の感覚維持をする神経が働かないために、
そうした歪曲した骨格を作り出すこととなります。
現代社会でのワークスタイルでは、
後者の長時間座位による劣化した呼吸で頑張る人が増えているはず。
特に自宅で勤務することが多くなり、出勤の労がなくなったりする。
そうなると本格的に身体が座位のときによくとる歪曲姿勢で固まり、
それに気づかずに長年にわたり背骨の近くにある深層筋をかためて
その側近にある動脈等を圧して深部血流を悪化させるようであれば。。。
そうなると幹線となる血管の血流停滞は臓器等への肝からの血液の
疏泄がうまく事が運ばれなくなるものでしょう。
そうした深部血流トラブルに至るような、
病が裏に入った状況では対処がしずらく対応リスクも高まります。
できても長期に渡る治療も必要となります。
個人的おすすめしたい対処法は、
こうした魔が深く服内へ入り込む前に未然に防ぐこと。
つまり、疲れ過ぎれば自分の疲労しているかどうかを察知できなくなるものだと知り、
そうした状態となっていやしないかをキャッチできる機会を持つことが最良でしょう。
ひとつめは。
施術を受けるときに、
施術者が(ここが硬さが取り分けて強いですよ)といわれるところと、
自身が感じる不快な張りや痛みが出るところが離れているようなとき。
それもひとつ、自分のなかでダメージを受けた組織エリアを掌握できないほどセンサーが鈍った証拠でしょう。
そうなっているところの特徴として、
触れば皮膚の近くにある浅い部分の筋肉の層は柔和ですが力なく虚脱気味で水っ気が多く感じられます。
弾力性に皮膚部が劣っているでしょう。
多少、他の同位置の部位より冷えがあるように感じられるかもしれません。
そういった傾向が顕著に出ている場合、
施術者としては感覚神経組織が正常に現状を本人に伝えられていないと察して、
言葉がけでそうであるかを本人に確認を取ります。
こうしたところの多くが施術上の効果的な改善を産み落とす改善点となります。
ゆえに、私のところへ同業の先生がお見えになられることも多々あるのですが、
決まっておっしゃられるのは
(自分では悪いところはさほどないと思うけど、どっかあれば教えてください)
です。
優れた同業者の先生たちだからこそ、
患部の感覚神経組織の錯誤、錯覚が自分にだけはないと漠然と感じる自分を二つ返事でぶった斬る。
感覚神経組織のミスがあることを前提と考えておられ、
それで高い施術料金を支払ってまで正確な自己状態を見つめるよう心がけておられます。
ふたつめのやりかたは。
私は疲れが溜まっていくと、
遠赤外線ドーム型サウナで硬直した身体が緩まるまでじっとしていることもあります。
しばらく入っていると、身体の節々の不調感があると感じなかった部位にも微痙攣がおこり、
次第にそれが一段落すむと、身体の固くなった深部の凝りがひょっこり感じ取れるようになります。
そこがわかったらあとはセルフケアが適切かつ効率的にできるような客観的情報をえられたものです。
それがわからず感覚神経組織が劣化した末に生み出した主観という幻想を追えば、
たいていは直すどころか破壊し崩壊に至るものですから。
主観を離れた客観的情報を得ることの大切さは、
そうして得た情報に基づいてケアすれば良好な結果が必ず得られるのです。
あとはみなさまへのおすすめとなりますが、
ご自身が施術者の立場で人を客観視する経験を得られれば、
こうした魔が深く入り込む前に対処する未病先防の賢明さを実感できるでしょう。
体に良いものは深く入ってきてくれてよーしですが、
体に悪いものは入ってきちゃダメーですよと。
そうした体に悪いものが取り込まれて深部侵入をゆるさない姿勢は。
それは快適な生活を続け健康寿命を延ばす鍵になり、
要領を得る修行をしたそのあとはずっと受益し続けることができる。
そういった技術者に多くの人がなっていただけると、
面白い世の中が顔を見せてくれるのではないでしょうか。
今後、そこを視野に入れての活動をマイペースでしていきたいと考えています。
一番恐ろしい魔物は(疲れすぎ)です。
身の回りのお世話をしてくれていた
高感度センサーが役立たなくなった。
それが疲れ過ぎたときに起こります。
気づかないまま魔に入られ同居生活が始まり、
やがて進行すれば病を得るでしょう。
ちなみに高感度センサーとなる神経組織機能のオフ化は簡単です。
呼吸を浅くするか止めればその状態です。
高度センサーがオフ化された状態で負荷が高い作業をするときに
人は容易に後々までつづく筋肉の凝りをこさえるようできてます。
気功や太極拳ではやたら呼吸を止めるな、深い呼吸を意識しようと指導されます。
そういった高度に鋭敏化した感覚神経組織を働かせる仕組みには呼吸が鍵だから、
そこを知っている人は、目ざとく呼吸の質の優劣状況を察知して劣れば注意指導。
ここでとりあげる呼吸とは、
骨盤底が前後にゆりかごのようにスイングする感覚を得るような操作を元にして、
重心の安定と脊椎のしなり及び垂直感覚をえられたものです。
これは立位でも、座位でも。
内丹といった胆力の質量を持って語れる呼吸の用法です。
対して多くの場合行われている肩が上に持ち上げられたままの呼吸は、
それは良識な呼吸とは呼べません。
1時間も2時間も、ましてや5時間もの長時間の緊張した座位では、
腹でする呼吸を維持するのはほぼ不可能でしょう。
この質の劣化した呼吸では重心が上ずったり左右に傾倒してみたり。
脊椎をしなやかかつ垂直性の感覚維持をする神経が働かないために、
そうした歪曲した骨格を作り出すこととなります。
現代社会でのワークスタイルでは、
後者の長時間座位による劣化した呼吸で頑張る人が増えているはず。
特に自宅で勤務することが多くなり、出勤の労がなくなったりする。
そうなると本格的に身体が座位のときによくとる歪曲姿勢で固まり、
それに気づかずに長年にわたり背骨の近くにある深層筋をかためて
その側近にある動脈等を圧して深部血流を悪化させるようであれば。。。
そうなると幹線となる血管の血流停滞は臓器等への肝からの血液の
疏泄がうまく事が運ばれなくなるものでしょう。
そうした深部血流トラブルに至るような、
病が裏に入った状況では対処がしずらく対応リスクも高まります。
できても長期に渡る治療も必要となります。
個人的おすすめしたい対処法は、
こうした魔が深く服内へ入り込む前に未然に防ぐこと。
つまり、疲れ過ぎれば自分の疲労しているかどうかを察知できなくなるものだと知り、
そうした状態となっていやしないかをキャッチできる機会を持つことが最良でしょう。
ひとつめは。
施術を受けるときに、
施術者が(ここが硬さが取り分けて強いですよ)といわれるところと、
自身が感じる不快な張りや痛みが出るところが離れているようなとき。
それもひとつ、自分のなかでダメージを受けた組織エリアを掌握できないほどセンサーが鈍った証拠でしょう。
そうなっているところの特徴として、
触れば皮膚の近くにある浅い部分の筋肉の層は柔和ですが力なく虚脱気味で水っ気が多く感じられます。
弾力性に皮膚部が劣っているでしょう。
多少、他の同位置の部位より冷えがあるように感じられるかもしれません。
そういった傾向が顕著に出ている場合、
施術者としては感覚神経組織が正常に現状を本人に伝えられていないと察して、
言葉がけでそうであるかを本人に確認を取ります。
こうしたところの多くが施術上の効果的な改善を産み落とす改善点となります。
ゆえに、私のところへ同業の先生がお見えになられることも多々あるのですが、
決まっておっしゃられるのは
(自分では悪いところはさほどないと思うけど、どっかあれば教えてください)
です。
優れた同業者の先生たちだからこそ、
患部の感覚神経組織の錯誤、錯覚が自分にだけはないと漠然と感じる自分を二つ返事でぶった斬る。
感覚神経組織のミスがあることを前提と考えておられ、
それで高い施術料金を支払ってまで正確な自己状態を見つめるよう心がけておられます。
ふたつめのやりかたは。
私は疲れが溜まっていくと、
遠赤外線ドーム型サウナで硬直した身体が緩まるまでじっとしていることもあります。
しばらく入っていると、身体の節々の不調感があると感じなかった部位にも微痙攣がおこり、
次第にそれが一段落すむと、身体の固くなった深部の凝りがひょっこり感じ取れるようになります。
そこがわかったらあとはセルフケアが適切かつ効率的にできるような客観的情報をえられたものです。
それがわからず感覚神経組織が劣化した末に生み出した主観という幻想を追えば、
たいていは直すどころか破壊し崩壊に至るものですから。
主観を離れた客観的情報を得ることの大切さは、
そうして得た情報に基づいてケアすれば良好な結果が必ず得られるのです。
あとはみなさまへのおすすめとなりますが、
ご自身が施術者の立場で人を客観視する経験を得られれば、
こうした魔が深く入り込む前に対処する未病先防の賢明さを実感できるでしょう。
体に良いものは深く入ってきてくれてよーしですが、
体に悪いものは入ってきちゃダメーですよと。
そうした体に悪いものが取り込まれて深部侵入をゆるさない姿勢は。
それは快適な生活を続け健康寿命を延ばす鍵になり、
要領を得る修行をしたそのあとはずっと受益し続けることができる。
そういった技術者に多くの人がなっていただけると、
面白い世の中が顔を見せてくれるのではないでしょうか。
今後、そこを視野に入れての活動をマイペースでしていきたいと考えています。
2025年05月12日
呼吸をたいせつにみつめること
〈鶴は万年、亀は千年〉
長寿の動物とされる亀。
目黒不動の心池や洗足池などにも多く生息しています。
晴レノ日に甲羅干しをする姿が愛らしいですね。
ではミドリガメの寿命は、何年ぐらいだと思いますか?
千年?
千年はさすがに無理でしょうが、
一般的に(50年前後)といわれています。
対してねずみは(3〜4年)です。
ミドリガメとねずみの違いとして取り上げられるのが、
《呼吸の数》です。
ミドリガメの呼吸数は、1分間に 2回前後。
ねずみの呼吸数は、 1分間に20回前後。
呼吸数だけで長寿が決まるわけじゃないものの、
それぞれの平均寿命と呼吸数の差には、
呼吸代謝の質的差異が少なからず関わるようです。
ミドリガメの一回の呼吸が深い全身呼吸と、
ねずみのゼーゼーハーハー浅い呼吸の差は、
血中の酸素濃度の差もあらわれてきます。
適正な血中酸素濃度は赤血球中の連鎖が現れづらいが、
血中酸素濃度が低下する浅い呼吸では連鎖が現れます。
連鎖が現れますと髪の毛の10分の1ほどの毛細血管へ赤血球が入れず、
そうした先の細胞には十分な酸素や栄養源も送り届けられません。
そうなると浅い呼吸をなせば細胞が弱っていきます。
人間はというと、
人間の自然呼吸時の1分間に12〜20回前後。
これは短命のねずみの呼吸数に重なります。
ただねずみよりカラダのサイズが大きいことや、
衣食住のアドバンテージから人はねずみよりも長く生きるでしょう。
もし人の平均的な呼吸が、
(1)ミドリガメのようなロングブレス呼吸に変えられれば?
(2)20回を遥かに超えた40〜50回の呼吸数ならば?
と、ここまでは通常の呼吸を教える本で書かれていますよね。
でも呼吸法の本の指導でカバーできる人と、カバーできない人がいます。
呼吸法の大切さを説く先生方は、
長寿のミドリガメを見習いなさいといいます。
ただ実際に修行をすればわかりますが、
呼吸状態を大きく変化させることはメリットばかりではなく、
不慣れな呼吸筋操作があだとなって偏差と呼ばれる不調原因にもなります。
というのも、
私がまちなかで人々を観察すると。
呼吸筋や肋骨や肩甲骨その他の呼吸に関係する組織に独自の個性的なクセがあって、
呼吸筋操作に制限が加えられている方が多くおられます。
私どものお客様の中にも呼吸器関係の組織が制限を受けている方もおられ、
そうした制限箇所を自覚できている初期段階は軽症ですが、
自覚のまったくできないほどの慢性的な呼吸器関係の制限を受けている方もいます。
こうした呼吸器周りの筋肉の癒着の多くは、
カラダの中でももっともセンシティブな痛覚神経が配置されております。
たとえば腋窩の肋間筋が緊縮し炎症が起きていれば、
それを指先で5gの微細な圧を他者から与えられても激痛感が半端ない。
そんなことが起こりやすいのが呼吸器関連の癒着部です。
それで緊張が強く炎症がある呼吸器周りの筋群を
ストレッチやセルフマッサージでケアしようとがんばってみても、
早々に(こっからさきはやってはならないことだ・・・)と恐怖を感じ、
強烈な不快な張りや激痛が襲ってきてがんばれないようになっています。
そうした状態では呼吸法の本を読んで実践しても早々に断念するか、
弱ってもろくなった呼吸筋にダメージが加えられ悪化するでしょう。
そういったケースが全部というわけじゃありませんが、
気になるほどの割合で起こり得るようです。
そうなるとあきらめるしかないと。。。
誰もがゴールに辿り着くことはできますが、
今いる足元を観てゴールとの距離がそれぞれ違っていることを理解する。
そして生身の人は、一歩進むときの一歩分の距離はそんなに違いません。
呼吸器が弱まると気の循環が停滞し胆力も減り、
気が急いてしまう傾向が強まります。
そういわれてもたどりつくか不安であきらめるしかないと。。。
そうならないとも限らないので、気をつけなければなりません。
一度、呼吸器関連の組織に問題が出ると改善可能性が低くなり、
意外に厄介なのです。
上手な施術技術で呼吸器系のリリースを工夫し手技する先生との出会いでも、
簡単には呼吸器の機能が好調になるほどのことも期待は難しいものの、
施術回数が増すことで一人でゴールに進む一歩分の距離が延長される。
ちょっとだけゴールへの加速度が増す感じでしょうか。
私自身の呼吸器系の手技の用法は、
以前はオステオパシーの書籍で学んだものが主でした。
ですがうまくリリースが起きる限界を感じさせられたお客様がいたので、
現在は適宜、胸骨周りの靭帯、鎖骨周りの肋骨との間、肋間筋周りなど、
それぞれマッチした自作物を含めたリリース道具を用い対応しております。
で、呼吸器関係の筋膜リリース箇所が上述したように激痛ですので、
その部位のアプローチをするときに、決まって同意を事前にもらうのです。
本人が息苦しさも感じてない不調実感がない人ほど、慢性で隠れています。
そういった場合にいきなり私がリリースをすると、
施術上の失敗により傷つけられてしまったという誤解が生じますから。
そうならないように、正常の状態と現状の状態との差異があることを告げ、
そうであればわかりましたと了承いただけたときに働かせていただきます。
そういった施術者の他者助力を一部ご利用いただくことも
選択肢に入れていただけますといいでしょう。
20年前と昔のことですがそうした施術をさせていただき、
そうしたうえで既存の呼吸法のトレーニングをすることで、
アマチュアでしたが声楽でステージに立たれた方がいました。
そういった方々は、自分にとって役立つかどうかをシビアに見極めている。
ただ当時の私の技術では、いま考えれば思ったほどの技術提供ができずに、
いまだったらどうなっただろうかと考えることがあります。
長寿の動物とされる亀。
目黒不動の心池や洗足池などにも多く生息しています。
晴レノ日に甲羅干しをする姿が愛らしいですね。
ではミドリガメの寿命は、何年ぐらいだと思いますか?
千年?
千年はさすがに無理でしょうが、
一般的に(50年前後)といわれています。
対してねずみは(3〜4年)です。
ミドリガメとねずみの違いとして取り上げられるのが、
《呼吸の数》です。
ミドリガメの呼吸数は、1分間に 2回前後。
ねずみの呼吸数は、 1分間に20回前後。
呼吸数だけで長寿が決まるわけじゃないものの、
それぞれの平均寿命と呼吸数の差には、
呼吸代謝の質的差異が少なからず関わるようです。
ミドリガメの一回の呼吸が深い全身呼吸と、
ねずみのゼーゼーハーハー浅い呼吸の差は、
血中の酸素濃度の差もあらわれてきます。
適正な血中酸素濃度は赤血球中の連鎖が現れづらいが、
血中酸素濃度が低下する浅い呼吸では連鎖が現れます。
連鎖が現れますと髪の毛の10分の1ほどの毛細血管へ赤血球が入れず、
そうした先の細胞には十分な酸素や栄養源も送り届けられません。
そうなると浅い呼吸をなせば細胞が弱っていきます。
人間はというと、
人間の自然呼吸時の1分間に12〜20回前後。
これは短命のねずみの呼吸数に重なります。
ただねずみよりカラダのサイズが大きいことや、
衣食住のアドバンテージから人はねずみよりも長く生きるでしょう。
もし人の平均的な呼吸が、
(1)ミドリガメのようなロングブレス呼吸に変えられれば?
(2)20回を遥かに超えた40〜50回の呼吸数ならば?
と、ここまでは通常の呼吸を教える本で書かれていますよね。
でも呼吸法の本の指導でカバーできる人と、カバーできない人がいます。
呼吸法の大切さを説く先生方は、
長寿のミドリガメを見習いなさいといいます。
ただ実際に修行をすればわかりますが、
呼吸状態を大きく変化させることはメリットばかりではなく、
不慣れな呼吸筋操作があだとなって偏差と呼ばれる不調原因にもなります。
というのも、
私がまちなかで人々を観察すると。
呼吸筋や肋骨や肩甲骨その他の呼吸に関係する組織に独自の個性的なクセがあって、
呼吸筋操作に制限が加えられている方が多くおられます。
私どものお客様の中にも呼吸器関係の組織が制限を受けている方もおられ、
そうした制限箇所を自覚できている初期段階は軽症ですが、
自覚のまったくできないほどの慢性的な呼吸器関係の制限を受けている方もいます。
こうした呼吸器周りの筋肉の癒着の多くは、
カラダの中でももっともセンシティブな痛覚神経が配置されております。
たとえば腋窩の肋間筋が緊縮し炎症が起きていれば、
それを指先で5gの微細な圧を他者から与えられても激痛感が半端ない。
そんなことが起こりやすいのが呼吸器関連の癒着部です。
それで緊張が強く炎症がある呼吸器周りの筋群を
ストレッチやセルフマッサージでケアしようとがんばってみても、
早々に(こっからさきはやってはならないことだ・・・)と恐怖を感じ、
強烈な不快な張りや激痛が襲ってきてがんばれないようになっています。
そうした状態では呼吸法の本を読んで実践しても早々に断念するか、
弱ってもろくなった呼吸筋にダメージが加えられ悪化するでしょう。
そういったケースが全部というわけじゃありませんが、
気になるほどの割合で起こり得るようです。
そうなるとあきらめるしかないと。。。
誰もがゴールに辿り着くことはできますが、
今いる足元を観てゴールとの距離がそれぞれ違っていることを理解する。
そして生身の人は、一歩進むときの一歩分の距離はそんなに違いません。
呼吸器が弱まると気の循環が停滞し胆力も減り、
気が急いてしまう傾向が強まります。
そういわれてもたどりつくか不安であきらめるしかないと。。。
そうならないとも限らないので、気をつけなければなりません。
一度、呼吸器関連の組織に問題が出ると改善可能性が低くなり、
意外に厄介なのです。
上手な施術技術で呼吸器系のリリースを工夫し手技する先生との出会いでも、
簡単には呼吸器の機能が好調になるほどのことも期待は難しいものの、
施術回数が増すことで一人でゴールに進む一歩分の距離が延長される。
ちょっとだけゴールへの加速度が増す感じでしょうか。
私自身の呼吸器系の手技の用法は、
以前はオステオパシーの書籍で学んだものが主でした。
ですがうまくリリースが起きる限界を感じさせられたお客様がいたので、
現在は適宜、胸骨周りの靭帯、鎖骨周りの肋骨との間、肋間筋周りなど、
それぞれマッチした自作物を含めたリリース道具を用い対応しております。
で、呼吸器関係の筋膜リリース箇所が上述したように激痛ですので、
その部位のアプローチをするときに、決まって同意を事前にもらうのです。
本人が息苦しさも感じてない不調実感がない人ほど、慢性で隠れています。
そういった場合にいきなり私がリリースをすると、
施術上の失敗により傷つけられてしまったという誤解が生じますから。
そうならないように、正常の状態と現状の状態との差異があることを告げ、
そうであればわかりましたと了承いただけたときに働かせていただきます。
そういった施術者の他者助力を一部ご利用いただくことも
選択肢に入れていただけますといいでしょう。
20年前と昔のことですがそうした施術をさせていただき、
そうしたうえで既存の呼吸法のトレーニングをすることで、
アマチュアでしたが声楽でステージに立たれた方がいました。
そういった方々は、自分にとって役立つかどうかをシビアに見極めている。
ただ当時の私の技術では、いま考えれば思ったほどの技術提供ができずに、
いまだったらどうなっただろうかと考えることがあります。
2025年04月20日
経絡の流れが把握できてくると、なんだか以前は思っても観なかったことが起き出しますね
気が流れる道とされる経絡ネットワークは面白いもので、
一昨日前に足のかかとが痛くて不快だ!と訴える方に、
マイナスイオンを活かしたツールで頭蓋骨の縫合部のズレと頬骨の萎縮場所を修正すると、
『あれ!いつも不快感あるかかとがいきなり反応し始めたわ』ということがおこります。
これは経絡のネットワーク上のトラブルの課題ともうひとつ、
脳脊髄液の流れの巡行が改善するような課題のふたつがかかっていたものですが、
足のかかとをさわることなく改善させることができていました。
経絡のネットワークというと経絡一本だけを観察していても見えてこないようで、
頭部について大腸経と胃経で頬周辺、胆経で側頭部の経穴へ刺激を伝えることができ、
それらの経絡が下降して気がつながるラインも複雑にいくつか他の経絡に交わって
別の経絡に影響が流れ着くようなルートの転換が発生するようです。
私もここはいまも流注をも記した専門性高い経絡図を眺めてつながり方を検証していかなければ、
どういったルートで頭部からかかとに影響を与えるものなのかが、
具体的に説明できません。
本当に難しいもので、
経絡や経筋を筋肉連鎖の具体的状況を観察検証して見出した人達の神がかったセンスや偉業には驚かされるばかりです。
ただひとつ言えることは、この方の場合、かかとが不調だからといって、
患部と思えしかかとの靭帯や筋肉や骨格の並びを整えたとしても一時的な修正で楽にはなるが、
早々に元あった不調状態に逆戻りするわけです。
とにかくこうした施術をするときに施術者は直感力ではなく知識と経験がいります。
これが基礎として深い理解にいたったあとに直感の採用は語られるべきでしょう。
余談となりますが、
経穴ができてしまい気の滞りがある患部に対し、
そこの気を通すような手技または手当となる武術上の技かけをすれば、
受けたものはその後に気が正常に巡回し始めて体調が改善し始めます。
武術でこうした気の滞る場所を察知して狙えば、
容易に気の流れがさらに悪化させることもできます。
経絡の中を通る気の流れの停滞を促進させたり、
ときには急所といわれる気の流れを止める場を刺激することもあります。
こうなると気の流れを操れば活殺自在といえるものとなり、
武医同道、といわれるような奥深さが噛みしめることができます。
前者は活人と呼ばれ技を受ければいつの間にか健康になるが、
後者では殺人拳と呼ばれるものとなります。
こうした活人拳としての技の放ち方は意図してできるものがなさるときのみ起こり、
放つものの身体が気が順調に自身の内部を流れるときのみ起こります。
それには骨格が正しい位置取りがなされしなやかかつ柔軟な状態で技を出します。
これができない場合には、相手の気の流れが正確に把握できませんので、
相手が気が滞っている患部の気の流れは悪化していきます。
そういったこともあり、太極拳等の中国武術をしっかり教える先生は、
『ふぁーすん、ふぁーすん(もっと自身の身体の気の流れをよくするようゆるみなさい)』
といった指示をレッスン中に幾度となく訴えてきます。
またふぁーすん状態で技を繰り出すには、
自身の精神やこころの安定も条件に入りますし、
技を出すときにどう自分の身体を操作すれば合理的にチカラが発揮できるかを知ろうと研究しなさいという意味もあります。
これは合気柔術なども力まずに練習しましょうという同様な指示を師範が口を酸っぱくしていってくれる道場もあるようで、上述したふぁーすんと同様のことと思われます。
こうした合気柔術でのレッスンを道場生同士なさっておられ、
その腕前が年季が入って上々となれば、
まさに活人拳の騎手となられることでしょう。
人は緊張した状況で身体操作をおこなえば、ついつい力んでしまいがちで、
力みが身体のどこかひとつに入った瞬間、
身体の全体は不統合の状態に陥り気の流れが滞ります。
自身の気が滞っているものには相手の気を正確に読んでつなぐことはできず、
繰り出される技のたいていが相手の気の流れの停滞を促進させダメージを蓄積させます。
これは施術をする先生でも同様なことがいえると考えられます。
2025年04月18日
肩こりのトリガーポイントのリリースの裏で仕込まれた停滞した気の改善アプローチ
今日はなんだか暑いですね
気・血・津液 のバランスをとることが中医学の基礎と言えます。
気血津液のそれぞれが虚(足らない)したり実(過剰)したり。
それにそれぞれには具体的なネガティブバージョンでの名前もあります。
気は邪気があり、
血は瘀血があり、
津液は痰がある。
私が中医学を勉強しだしたころは、気血津液といわれても、
いまいちそれらそれぞれのステイタスが明瞭に把握できず、
それぞれが人間が生きるうえでどのような機能を担当するのか。
本を読んで字面の回答は得られてわかってみたものの、
それでは正確な役割をそれぞれで関連付けをして機能理解がおいついていなかった。
そうした浅さが目立つなかなら、気血津液という三者三様の魂の鼓動が響いてこなかった。
それでは施術にうまく活用することもできず、
ただの機械的な暗記がなされたにとどまっていました。
それがふしぎと経絡学説をちゃんと理解するよう努めだすと、
気のキャラクターが見えてくるようになりました。
通常身体の部位で凝り固まった箇所があれば
マッサージのような手技で凝りを解消しようとします。
たいてい身体の箇所ごとにどのような手技を加えればいいかには型があり、
その通りの手技を施せばリリースがなされます。
それでも凝りの場、トリガーポイントを見つけだし、
筋膜の癒着状況を把握して過不足の少ない対処です。
それで大変効率的で十分な成果があがるものですが、
上記しました(気)が過剰だったり足らなかったり。
そうした場合には、凝りがあるトリガーポイントだけをリリースしても、
患部の気が恒常的に正常に流れるような変化改善が起きづらいことがあります。
つまりそれは気の過不足が患部の痛みや張りを作り出す現況だった場合です。
そしてそれは稀にあることではなく、実態は頻出するトラブルだったのです。
もうちょっと具体的に説明させていただきますと、
一般的な直感的な対処として、
肩が凝っていれば肩の硬さがガチッと骨になった凝りの部分を解くでしょう。
そうすることで解かれたときは、数分から数時間までは血流が促進されます。
楽になった〜と感じる開放感があじわえます。
ですが肩の深い部分への気が流れるルートを知っていれば、
背中の膀胱経や手や足から頭部に至るまたはその逆に流れる経絡など、
こんなところの気の通りが滞るなどの課題がでたから肩こりになったのか!
という驚くほど遠位に肩へ流れる気を通せんぼしているところがみつかる。
そうした肩へ通じる気の通りに関与する部分の停滞させる箇所を解くとき、
トリガーポイントのリリースのみでは短時間での患部の張りや痛みの戻りがくるが、
肩へ通る気の停滞箇所をスムースに流れるようにしてあげると。
そうした肩の厳しい凝りがトリガーポイントのみの対応に比べ、
大幅に快適な時間が延長されることを身を持って知りました。
気の滞るところを流す方法として、
大変な気を流す効率のよさを発揮する砭石を使ったり、
マイナスイオンを使ったり、
マグネットが効いた排酸棒を使ったり、
特別な石を用いることもありますし、
または手によるポラリティ(極性)を使うこともあります。
肩の凝りを生じさせる気滞箇所へ対処するときには、
気といういわば静電気のような電子の流れですから、
皮膚からちょっと離した箇所(離れ過ぎはダメ)でも効果はあるし、
ときにはかえって皮膚につけない刺激のほうが効果が増量することもあります。
そうしたこともあって、おそらくはお客様にとって、
私が気の停滞箇所を修正している作業中は、
私が休憩しているのだろうというリラックスタイムのように感じるかもしれません。
していることはそのような程度の接触ですが、
その箇所を見つけるためには頭をフル回転させて正解を導き出そうと躍起です。
いま考えると、このようなところに鍼灸師やあんまの先生などの
気を扱う施術をする先生方の技術があるのだろうと。
私の現段階では少しのものでしょうが
そこが実感できるようになってきました。
ただこのような気の停滞を改善した作業を受けた場合、
たとえば肩なら膝や腰のピンポイントに気滞の源があるなど
患部と離れた箇所へのアプローチも多いため、
同業者ならなにを狙っているかわかるものの、
一般の方にはわかりづらいものでしょう。
ましてや気の停滞部分へのアプローチでは、
的確に気を取り入れてくれる経穴部分に必要量の気を送ることが求められるため、
ときにはマイナスイオンペンで気の取り入れ口となる経穴から3ミリ浮かした場所で
マイナスイオンをそこへ送るという操作をするときもあって。
そうなると痛いとかかゆいとか接触されているとかの感覚が皆無なものですから。
単純に肩のトリガーポイントという硬結を緩めたから改善したと思われそうです。
でも、そこの下地作りとして気の流れを正常化させる操作が、
他の多くの患部の対処も同様になされており、
患部の改善に寄与しています。
経絡と気の関係は、とても興味深いものですよね。
気・血・津液 のバランスをとることが中医学の基礎と言えます。
気血津液のそれぞれが虚(足らない)したり実(過剰)したり。
それにそれぞれには具体的なネガティブバージョンでの名前もあります。
気は邪気があり、
血は瘀血があり、
津液は痰がある。
私が中医学を勉強しだしたころは、気血津液といわれても、
いまいちそれらそれぞれのステイタスが明瞭に把握できず、
それぞれが人間が生きるうえでどのような機能を担当するのか。
本を読んで字面の回答は得られてわかってみたものの、
それでは正確な役割をそれぞれで関連付けをして機能理解がおいついていなかった。
そうした浅さが目立つなかなら、気血津液という三者三様の魂の鼓動が響いてこなかった。
それでは施術にうまく活用することもできず、
ただの機械的な暗記がなされたにとどまっていました。
それがふしぎと経絡学説をちゃんと理解するよう努めだすと、
気のキャラクターが見えてくるようになりました。
通常身体の部位で凝り固まった箇所があれば
マッサージのような手技で凝りを解消しようとします。
たいてい身体の箇所ごとにどのような手技を加えればいいかには型があり、
その通りの手技を施せばリリースがなされます。
それでも凝りの場、トリガーポイントを見つけだし、
筋膜の癒着状況を把握して過不足の少ない対処です。
それで大変効率的で十分な成果があがるものですが、
上記しました(気)が過剰だったり足らなかったり。
そうした場合には、凝りがあるトリガーポイントだけをリリースしても、
患部の気が恒常的に正常に流れるような変化改善が起きづらいことがあります。
つまりそれは気の過不足が患部の痛みや張りを作り出す現況だった場合です。
そしてそれは稀にあることではなく、実態は頻出するトラブルだったのです。
もうちょっと具体的に説明させていただきますと、
一般的な直感的な対処として、
肩が凝っていれば肩の硬さがガチッと骨になった凝りの部分を解くでしょう。
そうすることで解かれたときは、数分から数時間までは血流が促進されます。
楽になった〜と感じる開放感があじわえます。
ですが肩の深い部分への気が流れるルートを知っていれば、
背中の膀胱経や手や足から頭部に至るまたはその逆に流れる経絡など、
こんなところの気の通りが滞るなどの課題がでたから肩こりになったのか!
という驚くほど遠位に肩へ流れる気を通せんぼしているところがみつかる。
そうした肩へ通じる気の通りに関与する部分の停滞させる箇所を解くとき、
トリガーポイントのリリースのみでは短時間での患部の張りや痛みの戻りがくるが、
肩へ通る気の停滞箇所をスムースに流れるようにしてあげると。
そうした肩の厳しい凝りがトリガーポイントのみの対応に比べ、
大幅に快適な時間が延長されることを身を持って知りました。
気の滞るところを流す方法として、
大変な気を流す効率のよさを発揮する砭石を使ったり、
マイナスイオンを使ったり、
マグネットが効いた排酸棒を使ったり、
特別な石を用いることもありますし、
または手によるポラリティ(極性)を使うこともあります。
肩の凝りを生じさせる気滞箇所へ対処するときには、
気といういわば静電気のような電子の流れですから、
皮膚からちょっと離した箇所(離れ過ぎはダメ)でも効果はあるし、
ときにはかえって皮膚につけない刺激のほうが効果が増量することもあります。
そうしたこともあって、おそらくはお客様にとって、
私が気の停滞箇所を修正している作業中は、
私が休憩しているのだろうというリラックスタイムのように感じるかもしれません。
していることはそのような程度の接触ですが、
その箇所を見つけるためには頭をフル回転させて正解を導き出そうと躍起です。
いま考えると、このようなところに鍼灸師やあんまの先生などの
気を扱う施術をする先生方の技術があるのだろうと。
私の現段階では少しのものでしょうが
そこが実感できるようになってきました。
ただこのような気の停滞を改善した作業を受けた場合、
たとえば肩なら膝や腰のピンポイントに気滞の源があるなど
患部と離れた箇所へのアプローチも多いため、
同業者ならなにを狙っているかわかるものの、
一般の方にはわかりづらいものでしょう。
ましてや気の停滞部分へのアプローチでは、
的確に気を取り入れてくれる経穴部分に必要量の気を送ることが求められるため、
ときにはマイナスイオンペンで気の取り入れ口となる経穴から3ミリ浮かした場所で
マイナスイオンをそこへ送るという操作をするときもあって。
そうなると痛いとかかゆいとか接触されているとかの感覚が皆無なものですから。
単純に肩のトリガーポイントという硬結を緩めたから改善したと思われそうです。
でも、そこの下地作りとして気の流れを正常化させる操作が、
他の多くの患部の対処も同様になされており、
患部の改善に寄与しています。
経絡と気の関係は、とても興味深いものですよね。
2025年04月17日
右鼠径部奥の腸骨筋トラブルを改善させると、ふしぎな超リラックスモードになりやすくなれる!?
本日は同業者の方の施術でした。
昨今、だいぶん昔に私が開発していた真鍮製のリリースツールが有り、
こちらは特殊な高周波を出せるように細工がしてあって、
硬化が著しい筋膜や腱や靭帯など軟部組織を再生することができます。
しばらく使っていなかったものだったが、
先だって高熱を発した時があり、そのときに寝ていてはたとそのツールを使おうとひらめいた。
右鼠径部奥の腸骨筋トラブルが、おおよそ骨盤の平行性を乱す元凶となり、
この腸骨筋鼠径部直下や鼠径部奥の部分の骨化したといえるような腸骨筋の持ち主は、
3層から5層といったほどの多層構造化した癒着が仕込まれている。
そちらがリリースすることが一般的な施術じゃ難しいほどの硬度になっているのは、
筋肉がどの程度の硬度に化けたかを計測する計測機器で計測しているからわかる。
通常の知られたテクニックでは太刀打ちができないものであろうといえるものです。
すでにほとんどの書店に並ぶ施術書はチェック済みですし、友人の優秀な施術者にも問い合わせ済みで、無理だからそこはやめておけといわれたり、そんなところに硬いものがあるなんて知らんかったといわれるようなことでした。
あまりこの部位に対してのリリースを重視しておられる傾向が少ないのだろうと察します。
まぁ、、、ほんとうに患者様に負担がかかる痛みだしミリ単位以下の緻密さやリリース方向の角度の気の遠くなるほどの計算ができてリリースがかなえられるものだし、超絶時間がかかるから、一般的な施術時間の場合、それに収めることが難しいかと思われます。
それは一層目の皮膚に近いところが溶けると、その内側奥に更に硬い凝りが現れ、その二層目を解いても三層目の癒着がボルトのような局部凝りとして現れてきて、そちらをどうにか解くと四層目のボワッと広がる感触の凝りが現れて、といったような具合に、次から次と、いつで尽くすのかといほどの凝りが見えてくる。
そういうこともあって、意外に、鼠径部を解いたと言っても一層目か二層目で終わるのだろうといままでの当社比で思うところがあります。芯までこの部位にアプローチをかけようという発想自体、かつての私を含め施術者側にあまりいだけないような箇所だといえるのでしょうか。
ただそれでも上述した真鍮製のリリースツールとベン石温熱器との組み合わせで、
リリースができるようになりました。
そうすることがかなって徐々にわかったことがあります。
鼠径部奥の腸骨筋の硬度が強くて癒着層が多層構造化している方の場合、
右側肝臓、胆のう、膵臓あたりの凝りに尋常じゃない萎縮部ができてそれら臓器をあっしているチカラがかかっているようです。
それは具体的に触れてみてもわかりますし、自身がそのように解かれたときに肝臓部位の内側を触れられたら自覚ができるでしょう。
この鼠径部奥をリリースを推し進めていくと、これが現れてくるケースが多く見受けられました。
これの理由は右腸骨の前傾が右腰部の肋骨下部の前出につながるという、
前後屈状況が生じていることが想像できるなら見えてくるものだと理解しています。
ゆえに腸骨筋の鼠径部の癒着による硬化短縮具合に比例して、肝臓部位等を圧しており、
その圧はそれら臓器の活躍には悪影響を及ぼすことが推察されるでしょう。
それはこの手技をする事前に肝臓あたりに手をおいてその硬さや温度を測り、手技が終わり肝臓手前でできていた凝りを緩めたあとに同位置を触れてみれば、その変化を察知することができました。
ただこれが右腸骨の前傾が修正されるほどの右側腸骨筋が深部までリリースされなければ、
右側肝臓、胆のう、膵臓あたりの凝りに尋常じゃないものが奥に隠れて現れていないことから、
右側腸骨筋が右側肝臓、胆のう、膵臓あたりの凝りを燻り出してリリースできる舞台に上げることに必要だということがわかりました。
施術はひとつの突破口を抜けると、芋づる式に他の関連したトラブルが容易に発見できるようになったり、発見できた部位をリリースにまで持ち込むことで変化改善の進行を大きくすることがあります。
この右側腸骨筋が異常なほどの硬さがでてしまう日本人は過半数を上回ります。
それは脚長差をテストするだけでもわかることですが、
骨盤の変位した状況を正確に計測することでもわかることです。
そして右側腸骨筋が異常なほどの硬さにより右腸骨が大きく前傾していた場合、
仙腸関節のリリース等で硬膜内の脳脊髄液の流れを巡行させようとしてみても、
早々にその脳脊髄液の流れは乱れることになります。
そういった興味深い内容について同業者のお客様といろいろ意見を出し合いながら、
施術をさせていただいておりました。
実際に右側腸骨筋が硬かったところを十分芯までリリースを図ると、
右側腸骨の前傾への矯正圧を受け付けるようになり修正されていき、
右側仙腸関節面が正常な状態でハマりだします。
そうなることで仙骨尾骨の左右や前後のズレまたはねじれが修正されると同時に、
脳脊髄液が脳から仙骨までスムースに運べるポンプ活動が正常な起動をはじめます。
すると右鼠径部奥のだいぶ強い炎症を持った箇所で、触れられただけでもひえぇ!
という部分であるにもかかわらず、皆様、痛いけど眠気が勝つといわれる現象が現れるものでした。
これは脳脊髄液が正常に運べるようになると副交感神経のリラックスモードのスイッチがONになりますから、それで起こるものでありましょうか。
本日のお客様も、かなりしっかりと右鼠径部奥のを解かれて痛みが感じられつつも、
途中、寝息を立ててみたり、爆睡して手をばたつかせてみたりを繰り返していました。
他の筋膜の多層化した癒着部位のリリースではこのようなことはあまり起こることはなく、
非常に興味深い治療点だということができるでしょう。
ひとつ注意となりますが、
この右鼠径部奥の部分は、すでに理想的な立ち方や歩き方ができている人でなければ、
絶対に過度なアプローチはしてはならない箇所とも言えます。
そうした見極めの上でアプローチをするならば、問題なくより良い状態にステップアップできるでしょう。
対してまだ立ち方や歩き方がピンときていない段階で、こちらの箇所を深々とリリースを受ければ、過ぎた矯正となり身体がその変化に順応できず、様々なトラブルがおこります。
ときにはギックリ腰になることもありますし、脊椎の側弯の曲がり箇所が複雑に増加することでその後の改善操作が難しくなるものです。
2025年04月13日
経絡による心臓の調子の検査点かつ治療点は?
第六胸椎下の督脈〈霊台〉が、心経と督脈が交わる心臓の検査点であり治療点です。
遠方に住まわれる鍼灸師の友人が心臓のトラブルと呼吸のしづらさが気になるといって連絡をよこしました。
以前、彼が整体の施術をする姿勢を観たことがありますが、
かなりのクセがある刺激の入れ方でした。
施術者自身の身体の片側、特に左側に負荷をかける操作が強く、
横隔膜より上方部分の固定をきつくしていた印象でした。
するとちょうど霊台あたりにねじれが入りますが、
それに関連する胸椎椎間板の詰まりに陥っているのでしょうか。
仮にそうであれば、この霊台は横隔膜の背面との付着部としての関係で、
心臓の不調と横隔膜の引き連れからくる呼吸が制限が併発されることとなります。
ただそこは鍼灸師の先生であるから熟知しているかもしれません。
ですが、、、霊台について、ある経絡学の教科書では心経とのつながりから心臓負担がくるといったことが書かれていなかったり、意外にまちまちなんです。
ですが私のような経絡学習初学者レベルと30年選手との違いから、
私が取り立てて指摘しなくとも、こうした霊台のトラブルについて認識なさっておられるでしょう。
ですが霊台の詰まりがきついときには、
そこに関係する肋間筋および前鋸筋、一部小胸筋や大胸筋など、
いくつかの筋緊張が深くほどかなければ効果が薄まることがあります。
そうなると霊台狙いでの一点アプローチでは成果が不十分となってしまうこともあります。
そこは臨床でより効果を引き上げる工夫が必須ということでしょう。
彼もご自宅の方面で付き合いのある鍼灸師で整体の技術をも得意になさっている施術者に治療をうけているそうです。
そうした背面部の自身では調べにくい点も指摘してもらえていることでしょう。
そちらで症状が快方へと前進していかれればと願っています。
〜〜〜
別の話となりますが、
〈経絡マスター〉という私も愛用する優秀かつ同種アプリでは観られない日本語対応の経絡アプリ。
優秀なアプリだから、初学者には特に利用を勧めたいと願っています。
(上掲させていただいた霊台の画像は、そのアプリからのものです)
そちらを作っている会社より、〈鍼灸専門学校のリストがほしいのだが、、、〉と、
私の方へメッセージ。
ネット検索で鍼灸専門学校の一覧をみつけ、お伝えしましたが、
学校側に中国語ができる先生がいば応答も正確にできるのでしょう。
いつも、ちと、こちらのアプリ営業の方と遣り取りをすると、
翻訳ソフトをかませてあることでチグハグ感あふれるやり取りが展開されてしまう。
正直、それでは営業をかけても、多忙な学務課に門前払いをされそう。。。
日本人営業マンを一人でも雇って任務につけてくれたら、
経絡アプリのスタンダードになるでしょうから、
ちょっともったいないですね〜
ちなみに、こちらのアプリは、皮膚図表示以外にも、骨格図、筋肉図など柔軟な表示が可能で、
経穴の正確な位置がとても理解しやすくなっております。
2025年04月08日
できれば、ナイスな頭の形状でいてほしい! ここ重要点です
東洋医学でいう気血津液。
津液とは、血液以外の有用な体内を巡る液体のことを指します。
リンパ液、細胞液、その他ではあまり聞き慣れないが脳脊髄液などがあります。
詳しい説明は割愛しますが、
脳脊髄液は、頭部の脳を浮かべる液状物質で、
硬膜と軟膜の間に位置し、脊髄神経等の自律神経の栄養源となります。
脳脊髄液が頭部内を正常に流れているかどうかは、
脳脊髄液の流れを読み取る技術を学べばわかります。
それは頭蓋骨の動きからも、仙骨の動きからも、
または個人的によく足首あたりで観たりします。
仙骨が呼吸のリズムに合わせ仙腸関節を固定軸として前後に動く作用が
脊髄を力を伝える媒体となして頭部の後頭骨を動かします。
そのため仙腸関節が固定して動きが低下していれば、
頭蓋骨の後面にある後頭骨が動きが制限されます。
すると頭蓋骨の縫合部を持って拡張収縮作用により、
頭部内にて作られる脳脊髄液を脊髄神経へと押し流す力が欠けてしまう。
そして頭部には頭蓋骨が萎縮した状態やまたは変位固定したため
頭蓋骨の縫合部の拡張収縮が狭いまま頭部内で脳脊髄液の液量が増え過ぎ、
それが大脳皮質等を圧迫することとなります。
私も幼少期から青年期にかけて、
仙腸関節の動きが悪く頭蓋骨の形状が極端に狭く、
脳圧がもろに健康被害や精神的な感情の安定を阻害した状態だったのです。
それは体験していた過去もだいぶ前のことで、
忘れてしまったところも少なくないが、
当時のままでいたらと考えると切迫した苦しさだけは脳裏に蘇ります。
お客様の中でも、以前は脳脊髄液の流れに停滞が見れていたものの、
現状は改善しそれを維持できている人も多々おられます。
ただ虚証が強く呼吸器系のトラブルの根が深い方は、
人体上の仕組みから脳脊髄液の流れがうまく戻るまで期間がかかります。
フェルデンクライスを熱心に自己のトレーニングに取り入れた方がいて、
タイプ的に正常な仙骨の動きを取り戻して内丹を充足させて
脳脊髄液を呼び込むようなエクササイズをし始めていそうという
フェルデンクライスレッスン内容を伺いまして。
ただよく聴いてみれば、そこは私の勘違いだったようですが、
そのお客様には諦めずに頑張ってくださいねと声をかけさせていただきました。
オステオパシーの技術で頭蓋仙骨療法があり、
そちらを使って脳脊髄液の流れを正常にする助けはできるものの、
それを維持促進させるには他の下ごしらえがたんとあるのです。
下ごしらえができれば、別に頭蓋仙骨療法を施さなくても、
頭蓋骨の形状は自然に理想形に形を変える人も散見されますから。
それもあって以前は頭蓋仙骨療法をよくもちいましたが、
そこに貴重な施術時間を多大に割くのは辞めるようになりました。
ただ極端に脳圧が脳脊髄液のたまり過ぎで問題があれば、
そのときには頭蓋仙骨療法をもちいての対処療法は必須ですから。
場合場合でもちいるものと考えています。
脳脊髄液は、血液、リンパ液に続く第三の体液です。
その第三の体液が正常に流れるようになることで、
脳への行き過ぎた圧迫から開放されるでしょう。
そして脳脊髄液の流れが正しいものとなった方には
直感力、判断力、決断力が以前よりも増したという報告を多く受けています。
つい最近も、他のお客様からそのような報告を受けまして。
それらの脳の力がアップしたことにより、
感情面の安定がはかられていくようです。
こうした頭部の正常な働きがなされるかどうか欠かせないもので、
これからのストレスフルな時代には必携アイテムといえるでしょう。
2025年04月04日
腱、靭帯のリリースへ 真鍮のツールとベン石の組み合わせ
赤い筋肉繊維が重なり合う筋群は、
筋繊維に沿ってリリース圧をかける。
それで順序よくリリース深度をもとに解放をかけ合わせていく。
腱、靭帯は、そこが容易に収まる程度の硬度までで食い止められていればいい。
ある程度であれば、靭帯性関節ストレインなどオステオパシー系で強力な対処法が駆使できる。
だが程度を超えた腱、靭帯の場合には、ただ軽く触れるだけでも五寸釘を打たれた痛みがでることもあって、実質、患者様の痛みの質を考えれば対処の手を割けて温存する選択がなされることも多いだろう。
通常、整体専門学校では、治療技術上のトラブルが多発するものは忌避として触るべきではないと指導をされることもあって、私がかつて通った学校では、そういった扱いだった。
それが一般的なことであり、お客様自身はそういったところにダメージがあることさえ、お気づきになられていないでしょうし、忌避として触らないでいいといわれた先生方は、そこについてさらに研究を加えて対処しようとはしないものかもしれません。
私のところではそういった場合もベン石温熱器という、硬度が高まった組織にも柔軟性を与えるよう加熱して対応するようにしています。
だから何もしないでスルーするようなことはなかったのだが、それでも鋼と同様の硬度にさえ感じられる腱や靭帯の骨への付着部周辺はリリースが容易ではありませんし実際的に限度があります。。
限度とは、腱や靭帯は体表近くにある部位もあるが、最深部に潜り込んだ箇所のことです。
ただ温熱以外の対処法をかつて研究していました。
詳細は伝えられませんが真鍮のツールを自作して、リリースができるようにしていたのです。
それでかなり腱等の硬化を緩める成果は上がっていたものの、持続性が長くて4日間という実験結果から、うまく取り入れようにもその4日間内に身体操作上のミスムーブメントの修正ができない場合には徒労に終わるということから使わなくなっていました。
昨今、そこをベン石をうまく真鍮のツールと組み合わせることで、そこの改善する持続性が高まったという結果を導き出せるようになり、使い出しました。
この部位のリリース対処が終われば、ひととおりの筋膜リリース上の懸案事項が終了です。
2025年03月16日
大腰筋や腸骨筋のかっちりとしたリリースは、こころを過度なストレスを低減し安心させてくれる
腹部奥の深層筋といえる大腰筋や腸骨筋などがコリの硬度が岩のようなものへと変質することがあります。
手技療法として、
腹診の本を読み漁り、
内臓マニュピレーションというオステオパシー系の腹部のリリース技術を学びました。
ただそれらが直接的に腹部奥の筋群を解くやり方を学べるものとはなりませんでした。
ですから私なりに詳細にその部位のリリースをかなえるためステップを20ほどに分け、
個人差により分けたステップのいくつかを適応させるようにして安全を図りながら施術。
そうした腹部奥の筋群が、体型上のみならず体質上のトラブルを引き起こすことがわかってまいりました。
ですがこの大腰筋や腸骨筋の岩のような硬さを持ったコリがある場合、注意が必要です。
大腰筋や腸骨筋という体幹部にこさえ続けたコリにより体を支えて使役し続けることを回避するだけの、
身体操作法を自身で積極的になさろうとする方以外にはこの部位は深く解くべきではありません。
理由は。
体幹の歪みを補正するため大腰筋や腸骨筋のコリを作って脊椎の倒壊を防いでおられるなら、
無意識下で必要不可欠だったから作り出したつっかえ棒として使われているものとなります。
がたが来て傾斜している母屋を、急場しのぎにつっかえ棒をかまして倒れないようにすることと同じことをしているのです。
つっかえ棒が倒壊を免れる切り札。
そうしたつっかえ棒を第三者が不用意に引っこ抜けば、倒壊を招くでしょう。
つっかえ棒を取るには、傾斜した母屋の建築物の基礎工事を済ませて整地し、
そのうえで母屋を垂直に立て直すものです。
そうしたらつっかえ棒は、すでに不要物。
それを人に置き換えて考察してみましょう。
お客様の身体操作上の腹部奥の筋群リリース上の適応度を推し量り、
取り除いても倒壊の憂き目が起きないかを質問しつつ観察し判断してまいります。
身体操作の要点を頭だけではなく体的にも理解を深めているか?
現状でのコリを作り続ける急場しのぎの身体操作の尻尾を掴み、
かえってつっかえ棒が設置したままでは、歪みが手放せなくなるようだ。
そうした状態とお見受けいたしましたときには、適量を緩めてまいります。
(急激に、この体幹のコリを取りすぎることは過矯正となります。
通常、人体は第三者からの過剰な矯正が与えられれば体調不良の原因になります。
今までのバランスにしがみつこうとする保守性が乱れ、
身体上の歪みはより複雑化します。
靴のインソール(フットベッド)による矯正は2割矯正がリミットで、
緩やかに時間をかけてその2割矯正に馴染めた頃合いに、
さらに2割矯正を上乗せしていくゆるやかな矯正が理想の結果を生み出します。
慢性化したコリのリリースはそれと同様のペースメークして施術をいたします。
ただそれほど悪化が進行していないようなら、もうちょっとペースをあげます。
しかし悪化進行が激しい方のときには、ペースメークは遅くしなければ、
変化に体がついていけないでしょう。
特に抗重力筋の主要な一角を担う大腰筋や腸骨筋のコリは慎重さが必要です。)
ただお客様のなかには、
お客様自らが本来の理想的な姿勢を熱心に研究する人がおられます。
フェルデンクライス・メソッドやバー・アスティエや気功やヨガやバレエなどで
腹の奥の深層筋にできたつっかえ棒を抜く準備ができているお客様です。
そうしたお客様がお通いいただけたことは、
本当に私にはうれしいことです。
腹部奥の筋群のリリースが可能なお客様です!
そうしたお客様方が、
身体上の安定感が飛躍することに驚きました。
先月・先々月に腹部奥の筋群をリリースさせていただき、
改善が進んだお客様が今月に施術に足をお運びいただくことで、
私は複数名のお客様に起きた変化の様子を観察計測し、実感いたしました。
お一人だけのお客様が特別というわけではなく、
他のお客様からも同様な良化を目にしたり耳にすることのありがたさ!!
お客様自身、毎回の腹部奥の筋群の凝りがリリースされるとき、
まだまだそんなに凝りがあったのか!と驚かれる人もいます。
ですが前回の凝りの部位と同一部位が同様に固まってばかりおりませんで、
新たな深部の凝りがさらに奥からひょっこりと顔を出してきてくれている。
そうしたこりのサイズや温度、硬度、分布などを頭に入れて施術をすると、
こうした消化器等の裏に裏に入り込んだ凝りが緩んで落ち着くことは、
どういった着地点に向かうのか。
抽象的なものの表現で申し訳ありませんが、
お客様ごとに多様な変化の安定を見いだせます。
ただ施術者としまして、
ディープフロントラインの腎経の経絡類に属する大腰筋は、
後天の精を貯める腎臓の気の満ち方からの影響からか、
不思議なことがあります。
中医学的なものの見方?では。
人体のなかを通る気の役割は
電気で動く仕組みの筋肉や各組織の電気的なエネルギー源としてなり、
血液という陰液物質を軽快に目的の組織まで送るとき、重さのない気によって軽快に運ぶ乗り物となり、
同時に気には気持ちや感情などを記憶するレコーダー役にもなります。
大腰筋や腸骨筋が強力な凝りで気の流れが停滞すると、
ケース・バイ・ケースですが施術中に施術者がお客様の記憶や感情なのだろうかという幻影を見ることもでてまいります。
感受性が強い先生は、そうしたことを感じたことがお有りな方もいるでしょう。。。
大腰筋は胸椎10番目から下行って腰椎5番までと体幹に広く付着点を持つ脚部の筋肉です。
大腰筋の極度な凝りがある場合、仕事上等の推進力に躊躇し勇気が発揮できづらくなるものといわれています。
それは腎経のトラブルで生じる感情面の傾向でもいえることですが、
胆力を司る部位を通る脚部の筋肉が硬直して機能性が弱化することからも推測できることでしょう。
つまりこちらの大腰筋の極度な硬化した凝りをリリースすることで、
ときにはかつて得たネガティブな記憶が大腰筋に溜まりやすいものが外へと出ていってくれます。
(そのときに施術者が、その邪気に合うことで、
全身もだが特に患部組織に接触した手が死人の手ほどに冷たくなったり、
交感神経が極度に高まり続ける状態を平静に落とせなくなって激ヤセやらネガティブ思考が巡りだします。
施術者の先生方は対策ができていても身を守るために注意を要するでしょう。
お客様が内臓の疾患がおありになるときは、忌避とさせていただく必要があります)
ただそうした大腰筋内部の凝りが減じられ邪気が外に出ていって減少したお客様は、
メンタル上の安定した状態へと近づかれたかとお見受けされる方もおられました。
これは私がお客様との会話の中で、声のトーンや落ち着きかすれのなさなどの質、
勇敢なことをおっしゃられるじゃないか!と手をたたきたくなるお話などからも感じました。
以前も大腰筋内部はカウンターストレインなどのオステオパシー系の手技やその他の手技を用いて対応したが、
今は段階的にその際の深さが格段に深まったことにより、
こうした感情や勇気のような面の気持ちの変容を語るお客様が複数名どっと出て参られたように感じています。
これは大腰筋がゆるんだからか姿勢が格段に良くなった成果か。。。
特定することは難しいが、単純に腹部奥の筋群に岩のような硬さの凝りがあれば、
胆力を発揮しづらくなるものではないでしょうか。
こうした大腰筋の凝りは伸筋の過緊張を意味しており、
逃げるか戦うかの交感神経優位状態が心身ともに拭えなくなります。
背中側の起立筋等の抗重力筋郡が恒常的な硬化でも同様と思われますが、
大腰筋などの内臓側に位置する抗重力筋は背中側のそれよりも影響が強い可能性があるのか?
計測器での検証は難しいでしょうが、お客様からの体験談でそうみてとることができそうです。
私は長年にわたりアダプトゲンハーブという、抗ストレス作用のあるハーブの研究をしてまいりましたが、
アダプトゲンハーブを摂っても張りの強い緊張の糸が緩まない人たちも数十名見てきました。
つまり過度なストレスを感じないよう感受性を制限するハーブだけじゃ、さっぱり効かない人たちがいました。
推測ですが、そうしたアダプトゲンハーブの利用に足して大腰筋や腸骨筋等の交感神経を過度に継続的にスイッチを入れ続けて心がすり減る状態を、腹部奥の筋群のリリースにより印象が変わってくる可能性があるのでは?
つまり大腰筋や腸骨筋の凝りを緩めてメンタル上の抗ストレス作用が期待できるのだろう。
アダプトゲンハーブの手を借りつつ、身体的な課題にも手を打つことがあればメンタル上の過剰なストレスを最適化してくれるのでしょうか。
そこは私にとって研究課題の一つとなるでしょう。
2025年03月14日
肘関節が痛い! 股関節が痛い! 関節痛って、つらい。 でも関連筋の炎症を解消すれば、それで十分なの?
関節痛は基本的パターンとして以下の4つがあります。
(1)むくみ
(2)血行障害
(3)冷え
(4)炎症
自身の関節痛は4パターンのなかのどれに当てはまりますか?
その視点で考察し対処していかなければならないでしょう。
たとえば、
(1)むくみ(浮腫)。
関節痛患部に水毒と呼べるような体にとって滋養るでもなく代謝にも役に立たない液体が停滞し膨れ上がると、
むくみによる影響から関節部の関節可動域が制限を受け痛みだします。
この場合にはむくみによる関節痛ですから、むくんだ箇所をリンパマッサージ等で流すことは対処的に必要です。
一時的にむくみのトラブルであればこれでOK。
ですがむくみが起きやすい体質では、むくみ体質自体改善をすることがなければこの関節痛は幾度でも繰り返されます。
むくみという体液の循環トラブルが、食事からか運動からか睡眠からか等々細かく検証することが必要。
(2)血行障害。
筋肉のこりがたたって血流すべき動脈の圧迫を強いた状態が継続すれば、筋肉がスムースに使役できるだけの栄養となる血液量が下回ります。
そうなれば筋組織は筋肉を収縮と弛緩の作業を正常稼働できなくなります。
それを推して動こうと試みたときには痛みが起こります。
(3)冷え。
広く関節周囲の血行が障害したり、体質上体温を恒常的に適度な体温の加減を維持できず、全身の冷えが起きる場合。
このときも関節痛としてのトラブルが発生いたします。
やはりむくみと同様、冷える体質を改善させることが望まれます。
(4)炎症。
炎症は、通常の筋組織が受け取るべき血液量を大幅に下回るとき、大量の炎症物質を排出することで、
血が足らない組織に血液を集めようとする生理現象です。
関節痛の話から逸脱いたしますが、
一時的な打撲等による炎症であれば、炎症により患部に血液が多量に供給され、止血作用、組織再生作用などにより自然な治癒がおこります。
ただ過度な筋肉のコリが血管を圧迫して血行障害を被らせた場合、
慢性的な血液が患部組織に対し供給不足が続き炎症する関節周囲箇所の組織は栄養不足と老廃物の蓄積過多により、
自然治癒が起こりづらい状態を維持し続けるときがあります。
関節痛は筋肉痛の一種とだけ捉えられがちですが、
慢性化した関節痛を患われる方の特徴として、
( 炎症 + 冷え + むくみ )
のようなときが多くみうけられ、
こうした場合は、関節痛に関わる関連筋肉を一時的に緩めるトリガーポイントリリースをするだけでは戻りがおこります。
つまり冷えやむくみへの対処が抜けていれば、
炎症が改善できた分は負担が減ったものの、冷えやむくみから起きる関節痛は手つかずのまま放置しているわけです。
そうした場合には、関節痛に関連する筋肉は冷えやむくみによる血流や津液の代謝異常により栄養低下や老廃物の蓄積により、
早々に炎症物質を出すことで血流を増やすよう脳に訴えかけます。
よって炎症が再発するでしょう。
そうしたことも見越して対処対応できるよう試みていきたいですよね。
2025年03月12日
女性専用の骨盤底筋の改善指導をしてくれるサロンがあるそうです
座り続ける仕事をしている方のなかには、
陰部神経に対する過度な刺激を長時間受けることにより
骨盤底筋のトラブルが起こりやすくなります。
骨盤底筋は、内臓を下から支える他に、
肛門や尿道などの『排泄』、
女性には膣という『生殖器』に関係します。
機能解剖的には以下の映像が参考になるでしょう。
興味がありましたらご覧ください。
骨盤底筋の基礎知識と関連する神経を解説してみた
https://youtu.be/-JEL4hkcsKo?si=e9plKtgPaOBBfHYF
骨盤全体が左右の片側または両側において前傾する等の変位が見られる場合にも、
骨盤底筋の張りが違ってきます。
正しい姿勢で胴体を立てられていれば骨盤底筋は内臓を舌から支えるハンモック状に機能します。
対し骨盤が片側または両側が顕著に前傾が見られれば、
骨盤底筋は骨盤同様に前傾しつつ緊張の度合いを強め、
その上に置かれた臓器は前方へと滑り落ちていきます。
骨盤底筋のトラブルには、上述した陰部神経の過度な刺激によっておきた骨盤底筋状態異常の他には、
こうした骨盤が前傾することにより問題が発生することが散見されるでしょう。
骨盤トラブルがどのような状況で起きているかは
骨盤前傾の状態や各臓器の下垂の状態、
大腰筋・腸骨筋の硬化や腹直筋の張り、
尾骨の変位状況、
恥骨結合の変位状況を見れば察しが付くものです。
骨盤底筋ケアは尿失禁トラブルを抑えることになります。
生活を送るうえで改善する必要性・希求性が高いものです。
ですが骨盤底筋群はデリケートゾーンとも呼ばれ、
直接患部に手を当てて手技をおこなうアプローチが必要性が高くとも施術陰では対処できません。
そんなことですがお客様から、いいお話を伺いました。
病院でも骨盤底筋の大切さはわかっているが、
骨盤底筋ケアについて保険点数が微々たるもの。
経営上そこに時間と労力を多くつぎ込むことはできない。
ただそのような現場で働かれていた女性が、
骨盤底筋は大切なところですから
手厚いマンツーマン指導が必要と感じ起業をしている人がいるんですよ。
とのこと!
骨盤底筋といわれても、
具体的な機能や解剖学上の性質等、
専門家でなければわからない点もありますし。
それに骨盤底筋のトラブルは、
各人みんな原因もことなれば症状も違っていて、
自分がどのような状態であるか傾向にあるのか。
そちらを正確に把握できて、
自分の状態改善にフィットした改善を提案されることが望まれます。
マンツーマンは理想的ですし、
デリケートゾーンのことですから、
それはなおさら嬉しいことでしょう。
料金やシステムの詳細は存じ上げませんが、
ホームページがあるようで、
お客様がスマートフォンで検索してくれて。
ちらっと拝見させていただきました。
関心ある方は検索してみてください!
陰部神経に対する過度な刺激を長時間受けることにより
骨盤底筋のトラブルが起こりやすくなります。
骨盤底筋は、内臓を下から支える他に、
肛門や尿道などの『排泄』、
女性には膣という『生殖器』に関係します。
機能解剖的には以下の映像が参考になるでしょう。
興味がありましたらご覧ください。
骨盤底筋の基礎知識と関連する神経を解説してみた
https://youtu.be/-JEL4hkcsKo?si=e9plKtgPaOBBfHYF
骨盤全体が左右の片側または両側において前傾する等の変位が見られる場合にも、
骨盤底筋の張りが違ってきます。
正しい姿勢で胴体を立てられていれば骨盤底筋は内臓を舌から支えるハンモック状に機能します。
対し骨盤が片側または両側が顕著に前傾が見られれば、
骨盤底筋は骨盤同様に前傾しつつ緊張の度合いを強め、
その上に置かれた臓器は前方へと滑り落ちていきます。
骨盤底筋のトラブルには、上述した陰部神経の過度な刺激によっておきた骨盤底筋状態異常の他には、
こうした骨盤が前傾することにより問題が発生することが散見されるでしょう。
骨盤トラブルがどのような状況で起きているかは
骨盤前傾の状態や各臓器の下垂の状態、
大腰筋・腸骨筋の硬化や腹直筋の張り、
尾骨の変位状況、
恥骨結合の変位状況を見れば察しが付くものです。
骨盤底筋ケアは尿失禁トラブルを抑えることになります。
生活を送るうえで改善する必要性・希求性が高いものです。
ですが骨盤底筋群はデリケートゾーンとも呼ばれ、
直接患部に手を当てて手技をおこなうアプローチが必要性が高くとも施術陰では対処できません。
そんなことですがお客様から、いいお話を伺いました。
病院でも骨盤底筋の大切さはわかっているが、
骨盤底筋ケアについて保険点数が微々たるもの。
経営上そこに時間と労力を多くつぎ込むことはできない。
ただそのような現場で働かれていた女性が、
骨盤底筋は大切なところですから
手厚いマンツーマン指導が必要と感じ起業をしている人がいるんですよ。
とのこと!
骨盤底筋といわれても、
具体的な機能や解剖学上の性質等、
専門家でなければわからない点もありますし。
それに骨盤底筋のトラブルは、
各人みんな原因もことなれば症状も違っていて、
自分がどのような状態であるか傾向にあるのか。
そちらを正確に把握できて、
自分の状態改善にフィットした改善を提案されることが望まれます。
マンツーマンは理想的ですし、
デリケートゾーンのことですから、
それはなおさら嬉しいことでしょう。
料金やシステムの詳細は存じ上げませんが、
ホームページがあるようで、
お客様がスマートフォンで検索してくれて。
ちらっと拝見させていただきました。
関心ある方は検索してみてください!
2025年03月05日
大腰筋含む深層筋群〈ディープフロントライン〉がめちゃくちゃ硬い壁で腎虚体質である私自身。脱却したい気持ち、満々です
マイナスイオンパワーって、どういった健康効果を引き出すのでしょうか?
物理の世界でいう物質は、
マイナスイオン(ーイオン)とプラスイオン(+イオン)に分かれ、
電気的な安定と調和をえる性状から引力と斥力を示し分子構造が成り立ち構成されます。
たとえば
水を観察すれば( H2O )となり、
マイナスイオンを持つ水素(H)2つと、
プラスイオンを持つ酸素(O)1つが結びつき、
引力と斥力でバランスを発揮して安定と調和を保つよう構築されています。
ざっくりいえば、そういった把握でもいいでしょう。
ですが水を構成する水素や酸素の電気的な強弱は必ずしも一定ではなく、
物質としての移動中の流れや熱、そして周囲の物質による電気的な作用により、
( H2O )も電気的性質がマイナスやプラスに傾くことがあります。
つまり純粋な真水は、実験室では作れても、自然界の環境下ではありえません。
( H2O )に、さまざまな微生物潜り込み、水に融解した物質が作用すると、
電気的な性質がシンプルな真水状のバランスとは異なってしまうことがあります。
安定の条件として、
マイナスイオンを含む電子は移動現象が起こしやすくプラスイオンに引き寄せられます。
対しプラスイオンはよほどそれが集積して混み合うことがなければ移動が起こりません。
物質内を移動して電気的な流れの方向を作り出すのはマイナスイオンの専売特許。
そうしたマイナスイオンが久しく減少し続けた物質はプラスイオンへと傾きます。
プラスイオンが過多となった物質の脇をマイナスイオンが通ろうとすれば、
そこで電子の流れが横取りされて電気的な流れが停滞または阻害されます。
それは人体という、皮膚という風船の皮に水が詰まった構成物。
身体のなかに在する血液やリンパ液、組織内の細胞液などを覗いてみれば、
そこにもプラスイオンやマイナスイオンの傾向性のばらつきがみえることもあります。
概してプラスイオンに傾倒する液が勢力を増せば、
マイナスイオンの通行を電気的に停滞させたり妨げます。
体内に瘀血などが溜まった体液の酸化した状態となります。
こうした状態では血液の流れをも停滞させることとなって、
血虚した組織エリアが体内にできてしまうこととなります。
そうなると血がその場の酸化したゴミを清掃する行為ができなくなり、
さらに酸化が進行していくことが予想されます。
こうした血液や身体の器官や組織の酸化が長年にわたり進行することで、
邪気と私どもが呼んでいる、独特な濃厚プラスイオンが帯電したエリアが構築され、
ときにはそのエリアが隔離対象となって硬い壁に覆われ密閉されることにもなります。
施術者が患者様の身体を手で接触するときには、
筋膜の癒着硬度を確かめるときは50g圧で上下前後左右斜めに皮膚部位を動かして状態をみます。
酸化した邪気を含んだ組織エリアは、
そうやったときに健康体ではない体液のねばつきや液のチカラ弱さを感じられますが、
皮膚から手を接触せずに数センチ離したところにおいたほうが電気的な反応を感受しやすいのです。
そうしたことをモニターできるのは、
特別な人間だからではなくてもともとそれを見極めて対処できる機能を人は有していたのでしょう。
体内の酸化が顕著なエリアを直接に私が素手で触れリリース圧をかけると。
その酸化度により軽重の差がありますが
たいてい身体と意識の不調に襲われる体調不良を感じます。
急性の酸化なら問題なく払い除けますが、
年数が10年、20年、30年と酸化が濃くなった慢性状態の患部では少なからず
私の電気的な調和が乱れることで呼吸がしづらくなって苦しさが増すことをはじめ、
他にも患部との因果関係を感じ取れる場と共鳴作用を持って不調をきたすものです。
そういったことを乗り越えるよう工夫した末に砭石の利用が有効と気づきました。
砭石温熱器を通して施術ができるまでになって、
直接的に強く酸化した患部を触らないでもケアできるので。
だいぶん邪気により起きうる施術者としての体調不良は軽減していきました。
ですがアナトミートレインでいうディープフロントラインのなかでも、
内臓裏に隠れた大腰筋や腸骨筋などの部分的な酸化度の進んだエリアができるものです。
いままでこうした最奥エリアには有効なリリースの難易度が高すぎてできなかったが、
側臥位のリリースやほかいくつかのプロセスを経てアプローチの手が届き始めました。
すると通常健康体なら溜まるものではない量のプラスイオン帯電した箇所を揺さぶり、
そのうえで物質的なものが飛び出てくるわけではなく濃密なプラスイオンが本体から溢れて抜け出し、
周囲近くにいる電子を持つものからそれを奪うような作用をも発揮するようです。
実際に科学的な検証ができているわけではないたわいない思い込みかもしれないが、
不思議とこのプラスイオンがどーんと外に放出されたときのお客様の脈を診ると、
あきらかに安定の度合いが増していき交感神経の緊張の糸が切れて、
容易に副交感神経の安らぎのスイッチが入ることを見れば。
なんらかの電気的な流通の阻害因子が減少した場合もあると推測できます。
ただしこのディープフロントライン上の濃密な邪気は施術者には命取りになります。
施術者の脈を診れば、単なる偶然とは言い難い気の流れの阻害された状態が読める。
現在、私の体感では砭石の利用で邪気影響を20%ほど軽減させているとしたら、
他の強力な邪気と対抗し無害化できるツールを加える対応をすればいい。
そうなると唯一天然でフラーレン構造を持つ炭素で構成されたパワーストーンがいい!
試しにそのバングルを砭石温熱器に巻いて、
ディープフロントラインの施術を仲間の施術者にしてみました。
すると邪気当たりにより得るだろう苦しさが明らかに半減して感じます。
現状、プラシーボも効いていそうですから追跡してみていく必要はあるものですが、
施術後に施術者の私自身の脈状を診ると邪気にそれが乱されすぎている感じはない。
これで邪気影響を半分にすることができたような気がしています。
患者役の仲間の脈状もディープフロントラインが緩む後では好転の兆しが見える。
ディープフロントラインがほどけたらものすごく眠くなったといって、
施術後に2時間ほど寝てました。
そしてその後の患者役さんの体調は加速度的によくなったら上々ですが、
身体を支え動かす根幹のつっかえ棒が抜けて腹部大動脈等の血管圧迫による血流阻害は低減したものの、
いままで腹の奥にできた凝りに支えられて身体を建ててきたものをざっくり抜き取られたことで。
身体的に全身の支えの機能を調和させて維持できる再バランスができるゆとりができた。
そうなったぶん、しっかりと身体を歪めないで支えることができるように動作改善ができないと、
いままで感じなかった凝りや張り等を感じ取れるようになってしんどくもなります。
患者役本人。
最近、野口体操の本をきっちり読み込み身体の操作に新たな気づいたところも増しておられ、
うまく神様が設計してくれた通りのシンプルかつ酸化が少ない身体に生まれ変わってくれればなにより。
お客様のディープフロントラインをリリースさせていただいた経験が増していくと、
自分のどこに同様なトラブルがあるかが見えだしてくるものです。
同時にどれだけの酸化エリアには邪気溜まりがあるか。
今までにないほどに感じ取れるようになりまして。
惜しむらくは、私自身の徹した腎虚体質の改善が難しい。。。
まさにこのディープフロントライン上の癒着も手伝った弱さからくることがわかり、
できれば自力でディープフロントラインの特定部位の凝りを少しずつでも除去して刷新を促したい。
そこのリリースの仕方や原理原則は徐々に見えてきたが自分で自分への当てはめがまだできません。
自分で自分にディープフロントラインの凝りを除去しようとアプローチをかけようとするも、
その部位は60年前からあるだいぶん慢性化した凝りで、硬度は骨と見間違えるほどになる。
それに自己リリースをしようと使役した手足や胴、頭の経脈のラインが動作して緊張し、
その際の気血の流れが悪化してお客様を解くほどの10分の1も成果があがりません。
せっかく補脾を持って後天の精を増産生成したうえで、
ディープフロントラインを緩めるのが理想とわかってきたから、
身体の内側から鍵がかかった長年苦しめられている腎虚体質を改善したいのだが。。。
老化が進む前の私の腎機能のそのものの活性率は7割ほどが働きが鈍り3割ほどで生きてきた。
それが老化が進み出して活性率が2割になったときは、
ぎょっとするほど見た目も身体内部の状態も落ちていきます。
そうなると自分の身支度も生活を送るにも困難さを感じるレベルでしょうか。
ここはお客様のためということもありますが、まさに自分ごとでもあります。
徹した腎虚体質ではあと数年でどうなるかは、
中医学を学んだ故に、火を見るよりも明らか。
躍動的な人生の現役を続けるには
いま、ここを取り組む必要があります。
これができたら施術者をして学び続けて、
ほんと救われた〜と実感できるでしょう。
自他ともに助けとなるようがんばります!
物理の世界でいう物質は、
マイナスイオン(ーイオン)とプラスイオン(+イオン)に分かれ、
電気的な安定と調和をえる性状から引力と斥力を示し分子構造が成り立ち構成されます。
たとえば
水を観察すれば( H2O )となり、
マイナスイオンを持つ水素(H)2つと、
プラスイオンを持つ酸素(O)1つが結びつき、
引力と斥力でバランスを発揮して安定と調和を保つよう構築されています。
ざっくりいえば、そういった把握でもいいでしょう。
ですが水を構成する水素や酸素の電気的な強弱は必ずしも一定ではなく、
物質としての移動中の流れや熱、そして周囲の物質による電気的な作用により、
( H2O )も電気的性質がマイナスやプラスに傾くことがあります。
つまり純粋な真水は、実験室では作れても、自然界の環境下ではありえません。
( H2O )に、さまざまな微生物潜り込み、水に融解した物質が作用すると、
電気的な性質がシンプルな真水状のバランスとは異なってしまうことがあります。
安定の条件として、
マイナスイオンを含む電子は移動現象が起こしやすくプラスイオンに引き寄せられます。
対しプラスイオンはよほどそれが集積して混み合うことがなければ移動が起こりません。
物質内を移動して電気的な流れの方向を作り出すのはマイナスイオンの専売特許。
そうしたマイナスイオンが久しく減少し続けた物質はプラスイオンへと傾きます。
プラスイオンが過多となった物質の脇をマイナスイオンが通ろうとすれば、
そこで電子の流れが横取りされて電気的な流れが停滞または阻害されます。
それは人体という、皮膚という風船の皮に水が詰まった構成物。
身体のなかに在する血液やリンパ液、組織内の細胞液などを覗いてみれば、
そこにもプラスイオンやマイナスイオンの傾向性のばらつきがみえることもあります。
概してプラスイオンに傾倒する液が勢力を増せば、
マイナスイオンの通行を電気的に停滞させたり妨げます。
体内に瘀血などが溜まった体液の酸化した状態となります。
こうした状態では血液の流れをも停滞させることとなって、
血虚した組織エリアが体内にできてしまうこととなります。
そうなると血がその場の酸化したゴミを清掃する行為ができなくなり、
さらに酸化が進行していくことが予想されます。
こうした血液や身体の器官や組織の酸化が長年にわたり進行することで、
邪気と私どもが呼んでいる、独特な濃厚プラスイオンが帯電したエリアが構築され、
ときにはそのエリアが隔離対象となって硬い壁に覆われ密閉されることにもなります。
施術者が患者様の身体を手で接触するときには、
筋膜の癒着硬度を確かめるときは50g圧で上下前後左右斜めに皮膚部位を動かして状態をみます。
酸化した邪気を含んだ組織エリアは、
そうやったときに健康体ではない体液のねばつきや液のチカラ弱さを感じられますが、
皮膚から手を接触せずに数センチ離したところにおいたほうが電気的な反応を感受しやすいのです。
そうしたことをモニターできるのは、
特別な人間だからではなくてもともとそれを見極めて対処できる機能を人は有していたのでしょう。
体内の酸化が顕著なエリアを直接に私が素手で触れリリース圧をかけると。
その酸化度により軽重の差がありますが
たいてい身体と意識の不調に襲われる体調不良を感じます。
急性の酸化なら問題なく払い除けますが、
年数が10年、20年、30年と酸化が濃くなった慢性状態の患部では少なからず
私の電気的な調和が乱れることで呼吸がしづらくなって苦しさが増すことをはじめ、
他にも患部との因果関係を感じ取れる場と共鳴作用を持って不調をきたすものです。
そういったことを乗り越えるよう工夫した末に砭石の利用が有効と気づきました。
砭石温熱器を通して施術ができるまでになって、
直接的に強く酸化した患部を触らないでもケアできるので。
だいぶん邪気により起きうる施術者としての体調不良は軽減していきました。
ですがアナトミートレインでいうディープフロントラインのなかでも、
内臓裏に隠れた大腰筋や腸骨筋などの部分的な酸化度の進んだエリアができるものです。
いままでこうした最奥エリアには有効なリリースの難易度が高すぎてできなかったが、
側臥位のリリースやほかいくつかのプロセスを経てアプローチの手が届き始めました。
すると通常健康体なら溜まるものではない量のプラスイオン帯電した箇所を揺さぶり、
そのうえで物質的なものが飛び出てくるわけではなく濃密なプラスイオンが本体から溢れて抜け出し、
周囲近くにいる電子を持つものからそれを奪うような作用をも発揮するようです。
実際に科学的な検証ができているわけではないたわいない思い込みかもしれないが、
不思議とこのプラスイオンがどーんと外に放出されたときのお客様の脈を診ると、
あきらかに安定の度合いが増していき交感神経の緊張の糸が切れて、
容易に副交感神経の安らぎのスイッチが入ることを見れば。
なんらかの電気的な流通の阻害因子が減少した場合もあると推測できます。
ただしこのディープフロントライン上の濃密な邪気は施術者には命取りになります。
施術者の脈を診れば、単なる偶然とは言い難い気の流れの阻害された状態が読める。
現在、私の体感では砭石の利用で邪気影響を20%ほど軽減させているとしたら、
他の強力な邪気と対抗し無害化できるツールを加える対応をすればいい。
そうなると唯一天然でフラーレン構造を持つ炭素で構成されたパワーストーンがいい!
試しにそのバングルを砭石温熱器に巻いて、
ディープフロントラインの施術を仲間の施術者にしてみました。
すると邪気当たりにより得るだろう苦しさが明らかに半減して感じます。
現状、プラシーボも効いていそうですから追跡してみていく必要はあるものですが、
施術後に施術者の私自身の脈状を診ると邪気にそれが乱されすぎている感じはない。
これで邪気影響を半分にすることができたような気がしています。
患者役の仲間の脈状もディープフロントラインが緩む後では好転の兆しが見える。
ディープフロントラインがほどけたらものすごく眠くなったといって、
施術後に2時間ほど寝てました。
そしてその後の患者役さんの体調は加速度的によくなったら上々ですが、
身体を支え動かす根幹のつっかえ棒が抜けて腹部大動脈等の血管圧迫による血流阻害は低減したものの、
いままで腹の奥にできた凝りに支えられて身体を建ててきたものをざっくり抜き取られたことで。
身体的に全身の支えの機能を調和させて維持できる再バランスができるゆとりができた。
そうなったぶん、しっかりと身体を歪めないで支えることができるように動作改善ができないと、
いままで感じなかった凝りや張り等を感じ取れるようになってしんどくもなります。
患者役本人。
最近、野口体操の本をきっちり読み込み身体の操作に新たな気づいたところも増しておられ、
うまく神様が設計してくれた通りのシンプルかつ酸化が少ない身体に生まれ変わってくれればなにより。
お客様のディープフロントラインをリリースさせていただいた経験が増していくと、
自分のどこに同様なトラブルがあるかが見えだしてくるものです。
同時にどれだけの酸化エリアには邪気溜まりがあるか。
今までにないほどに感じ取れるようになりまして。
惜しむらくは、私自身の徹した腎虚体質の改善が難しい。。。
まさにこのディープフロントライン上の癒着も手伝った弱さからくることがわかり、
できれば自力でディープフロントラインの特定部位の凝りを少しずつでも除去して刷新を促したい。
そこのリリースの仕方や原理原則は徐々に見えてきたが自分で自分への当てはめがまだできません。
自分で自分にディープフロントラインの凝りを除去しようとアプローチをかけようとするも、
その部位は60年前からあるだいぶん慢性化した凝りで、硬度は骨と見間違えるほどになる。
それに自己リリースをしようと使役した手足や胴、頭の経脈のラインが動作して緊張し、
その際の気血の流れが悪化してお客様を解くほどの10分の1も成果があがりません。
せっかく補脾を持って後天の精を増産生成したうえで、
ディープフロントラインを緩めるのが理想とわかってきたから、
身体の内側から鍵がかかった長年苦しめられている腎虚体質を改善したいのだが。。。
老化が進む前の私の腎機能のそのものの活性率は7割ほどが働きが鈍り3割ほどで生きてきた。
それが老化が進み出して活性率が2割になったときは、
ぎょっとするほど見た目も身体内部の状態も落ちていきます。
そうなると自分の身支度も生活を送るにも困難さを感じるレベルでしょうか。
ここはお客様のためということもありますが、まさに自分ごとでもあります。
徹した腎虚体質ではあと数年でどうなるかは、
中医学を学んだ故に、火を見るよりも明らか。
躍動的な人生の現役を続けるには
いま、ここを取り組む必要があります。
これができたら施術者をして学び続けて、
ほんと救われた〜と実感できるでしょう。
自他ともに助けとなるようがんばります!
2025年02月13日
そのネガティブな行動や思考や身体の状態には『肯定的な意図』が潜んでいませんか?
一昨日前、施術にて。
NLPコーチングを学ばれておられるお客様から
『肯定的な意図』という興味深い言葉を伺いました。
ネットで調べると。。。
【一見ネガティブな考えや行動もその根っこには、本当に望んでいるポジティブな想いがある】ということだそうです。
お客様が述べられた身体についての肯定的意図は印象的でした。
悪性腫瘍という病はネガティブなものとして受け止めますが、
悪性腫瘍内の身体の産物として超危険な酸化毒と化した物質ができてしまったから
身体全体にその物質が巡れば早々に健康を害してしまう。
だから岩のような強固な硬さを持つパッケージ内にその物質を押し込めたのが、癌。
身体が生きたいという思いをうけて、癌をつくっていった。
そういった気付きは実態として賢明な裏付けもあるもので、
真実を含んでいます。
そうした肯定的意図を知ったうえで、付き合っていったら、
荒々しく荒れ狂う印象を癌に持つよりも
癌のやわらかさに感じ入り命を残してくれた感謝の心がうまれる。
そのような内容だったかと記憶しております。
そうした一面に思いを至らせたときには、
当然ネガティブな恐れ、苦痛が多少なりとも
ストレスが低減するように感じられませんか。
そういった目線で、
一見ネガティブな行為、思考、体の状態にも、
ちゃんとしたポジティブな期待を込められた意図がある。
それは未完成で未成熟な表現としてとどまるからネガティブだろう。
ただ自覚的に自身が行為した等に含まれたネガティブな裏側には、
肯定的意図があると気づいたなら。
ストレスもコンパクトになったり、
すっきりと未完成さの過程にあると気づいて完成を得る成熟へ向かう。
整体で、人体の凝りを診ると、
多くの肯定的意図を見つけ出すことができます。
ただその呼称はそっけなくて『補正作用』『補完作用』を担った凝りといいます。
重力線に沿わない骨格構造体を持っているなら、
傾斜したりねじれるなど倒壊の恐れがある部位につっかえ棒役を担った凝りをつくる。
こうした凝りは凝り全体の過半数となり、
骨格構造体の弱化した部位に凝りが現れて身体を立てられるよう補助や助成をしていた。
補完作用を担った凝りは、
軟部組織といわれる筋肉や靭帯を骨のように固め
伸縮性を失わせ痛みや張りを感じさせるネガティブな印象は楽しめない。
ただ骨格構造体が崩壊した弱化したままでも、
それを凝りが支えて補ってくれているから生活ができています。
無自覚のまましている工作も、私は肯定的意図を感じ入ります。
私ども施術者は、お客様の身体の中にある補完作用を担った凝りに対し、
ネガティブな視線ばかりではなく、
ここの部位に筋肉を骨化させたことであなたは動けているのだと実感している。
そうしたポジティブな役割を担っています。
そこを読むことで、現状のお客様の身体からどの箇所でどれくらいの量の凝りを緩めるかを決めます。
これは私がいうところの、施術前に落とし所を決めてから、それに向かって仕上げるということです。
骨格構造体のアライメントにミスがあり、
お客様の中でそうした点の補正するための身体的操作術が育っていないときは、
深々と筋膜をリリースすることは自殺行為。
そのようなことをされた場合には、
その機会に後にまで続く複雑化した歪みやねじれを作らざるを得なくなります。
そういった場所は、
『ここは結果が見える目がないまま不用意に手を出すと、かえって不都合が起きますからね』
といったように念押しをして置く場合があります。
首だったり、膝だったり、股関節などは相当な知識や見立てる力がないと対応が難しいです。
ときにはお客様の中には、全部凝りは抜けと訴えられていました。
そうしたことをすれば、自らを支えてきた凝りを失ってえらいことになってしまわれる。
賢明に身体に向き合うには、だいぶん講習に時間がかかるためざっくりとした絵を描き、
こんなわけなんですよとご説明させていただくことがあります。
十分に補完作用をご理解いただくには時間がかかるものです。
ただそんなときに補完作用というワードで説明するよりも、
肯定的意図を持って使い続けてこられた凝りに評価を与えていただく深慮の深さを得て観ていただけると、
ただただストレスの源としか感じていなかった凝りに対し、
だいぶんストレスが軽減することもあるでしょう。
こうした肯定的意図からつっかえ棒役をかってでてくれた凝りの働きに感謝して、
これは完成した骨格構造体を取り戻すまでの過程であったとわかってからが勝負!
NLPコーチングを学ばれておられるお客様から
『肯定的な意図』という興味深い言葉を伺いました。
ネットで調べると。。。
【一見ネガティブな考えや行動もその根っこには、本当に望んでいるポジティブな想いがある】ということだそうです。
お客様が述べられた身体についての肯定的意図は印象的でした。
悪性腫瘍という病はネガティブなものとして受け止めますが、
悪性腫瘍内の身体の産物として超危険な酸化毒と化した物質ができてしまったから
身体全体にその物質が巡れば早々に健康を害してしまう。
だから岩のような強固な硬さを持つパッケージ内にその物質を押し込めたのが、癌。
身体が生きたいという思いをうけて、癌をつくっていった。
そういった気付きは実態として賢明な裏付けもあるもので、
真実を含んでいます。
そうした肯定的意図を知ったうえで、付き合っていったら、
荒々しく荒れ狂う印象を癌に持つよりも
癌のやわらかさに感じ入り命を残してくれた感謝の心がうまれる。
そのような内容だったかと記憶しております。
そうした一面に思いを至らせたときには、
当然ネガティブな恐れ、苦痛が多少なりとも
ストレスが低減するように感じられませんか。
そういった目線で、
一見ネガティブな行為、思考、体の状態にも、
ちゃんとしたポジティブな期待を込められた意図がある。
それは未完成で未成熟な表現としてとどまるからネガティブだろう。
ただ自覚的に自身が行為した等に含まれたネガティブな裏側には、
肯定的意図があると気づいたなら。
ストレスもコンパクトになったり、
すっきりと未完成さの過程にあると気づいて完成を得る成熟へ向かう。
整体で、人体の凝りを診ると、
多くの肯定的意図を見つけ出すことができます。
ただその呼称はそっけなくて『補正作用』『補完作用』を担った凝りといいます。
重力線に沿わない骨格構造体を持っているなら、
傾斜したりねじれるなど倒壊の恐れがある部位につっかえ棒役を担った凝りをつくる。
こうした凝りは凝り全体の過半数となり、
骨格構造体の弱化した部位に凝りが現れて身体を立てられるよう補助や助成をしていた。
補完作用を担った凝りは、
軟部組織といわれる筋肉や靭帯を骨のように固め
伸縮性を失わせ痛みや張りを感じさせるネガティブな印象は楽しめない。
ただ骨格構造体が崩壊した弱化したままでも、
それを凝りが支えて補ってくれているから生活ができています。
無自覚のまましている工作も、私は肯定的意図を感じ入ります。
私ども施術者は、お客様の身体の中にある補完作用を担った凝りに対し、
ネガティブな視線ばかりではなく、
ここの部位に筋肉を骨化させたことであなたは動けているのだと実感している。
そうしたポジティブな役割を担っています。
そこを読むことで、現状のお客様の身体からどの箇所でどれくらいの量の凝りを緩めるかを決めます。
これは私がいうところの、施術前に落とし所を決めてから、それに向かって仕上げるということです。
骨格構造体のアライメントにミスがあり、
お客様の中でそうした点の補正するための身体的操作術が育っていないときは、
深々と筋膜をリリースすることは自殺行為。
そのようなことをされた場合には、
その機会に後にまで続く複雑化した歪みやねじれを作らざるを得なくなります。
そういった場所は、
『ここは結果が見える目がないまま不用意に手を出すと、かえって不都合が起きますからね』
といったように念押しをして置く場合があります。
首だったり、膝だったり、股関節などは相当な知識や見立てる力がないと対応が難しいです。
ときにはお客様の中には、全部凝りは抜けと訴えられていました。
そうしたことをすれば、自らを支えてきた凝りを失ってえらいことになってしまわれる。
賢明に身体に向き合うには、だいぶん講習に時間がかかるためざっくりとした絵を描き、
こんなわけなんですよとご説明させていただくことがあります。
十分に補完作用をご理解いただくには時間がかかるものです。
ただそんなときに補完作用というワードで説明するよりも、
肯定的意図を持って使い続けてこられた凝りに評価を与えていただく深慮の深さを得て観ていただけると、
ただただストレスの源としか感じていなかった凝りに対し、
だいぶんストレスが軽減することもあるでしょう。
こうした肯定的意図からつっかえ棒役をかってでてくれた凝りの働きに感謝して、
これは完成した骨格構造体を取り戻すまでの過程であったとわかってからが勝負!
2025年02月06日
見えない力の大腰筋上部の強烈な凝りは意念ワークが活躍するセッションでしたが、行うは難しの最高レベルでした
昨日の施術にて。
お客様のプライバシーから詳細はお伝えできませんが
長年、重い負担感を実感なされる腰部を主訴として持たれております。
施術が積み重ねられ、背面からの手は尽くしたと考えられます。
起立筋上のトラブル箇所は理想状態に収められています。
昨日の施術の一昨日前、
6年ぶりの体育会系お客様がお見えになられ、
その施術で本人が申される主訴部位のリリースから
大腰筋のトラブル箇所に新たな視点が臨床が浮かび上がりました。
6年ぶりのお客様自身、セルフメンテナンスの天才です。
実に鋭い直感と思考をもとに試行錯誤のうえ自分の体を再構築して伸ばしていける。
私どもは解剖生理学上の人体の仕組みは当然として、
他にも一般の方が持たれない施術上の検査法や治療法を総合した見立てが道具となり、
そのうえでセルフメンテナンスをさせていただくことで、
リスクヘッジをしてセルフメンテナンスがなりたちます。
というのも、体に対して大切な精密加工された身体上の仕組みにメスをいれる場合、
明瞭に着地点を用意して落とし所を定めない限り、当然として8割失敗するでしょう。
それを知っているため、慎重にメンテナンストラブルにおけるダメージを最小におさえる工夫をしています。
そうしたことなく正解を試行錯誤し獲得して突進できる人は努力に基づく天才肌です。
その体育会系お客様がいうには、
『ここは私の判断として、自分では解けない。だから来ました!』
まさにこの言葉は大正解。
大腰筋の上端の付着部位に強固な凝りが埋め込まれて、常々大腰筋全体をつっぱらかせています。
ちょうどそちらの凝りはつま先でステップを踏むときにこさえられる凝り部分です。
たとえば5センチ程度のハイヒールを履く人も、
アウトボクサーが蝶のように舞い蜂のように刺すときのつま先ステップを踏む人も。
ボディのみぞおち周辺がタイトな方であったため、
凝りが大腰筋の上端にゴツゴツゴツとできていることが触診されました。
観たことがないほどの凝りようでしたから、
本人、必死にこの部分の解放を探ってきたことでしょう。
この不快感、嫌で嫌でというのがつきまとうわけです。
大腰筋付け根の上端部分に起きた腰部の状態が腰椎のねじれと前後弯曲のパターンから、
大腰筋上端付け根の凝りだろうとあたりはつけてみたものです。
確かにこの部位はおなか側からの調整でなければリリースはできないし、
この部位は最深部の内臓裏手の凝りだから埋まってしまいでてきません。
この部位の凝りを表面に出す下準備法は臨床で見つけだしていますから、
そちらを時間をかけて行った結果。
実際にその部位の凝りの激しさから目が点に。。。
この部位は下準備なしで勝手な押圧を加えれれば危険極まりない部位。
セルフメンテナンスには工夫を重ねてやるとしても、
すでに大腰筋の腰椎に付着した付着部位のパンプアップが強く
それがそのまま変質したものを対処するには限界がある部分です。
よくこれは自力じゃ無理って悟れたなと、
そこに私は『おぬし、やるなー』と感心しました。
体育会系の方が通われるジムのプロの格闘家の方々でも、
自分と同様の腰痛がきついっていう人がいるんですとのこと。
この部位の凝りを正確に見つけられる人って一般の方ではいないだろうから、
謎の腰痛として感受しつづけてリングに上がるということなのだろうかと感じました。
施術家の方々でも胃や肝臓・膵臓等の位置に隠れると同時に、
それら臓器にも癒着が進んでしまっている場合もあって隠れ方がはんぱではないから。
で、昨日のお客様。
意外に神様とは、施術前に次の施術のための最良の手助けをしてくれるケースがあり、
もしかしたら一昨日前の体育会系のお客様の施術で得た部分と同様なトラブルが
その中に隠されているのではないだろうか。
そのような直感を持ちました。
昨日のお客様は、大腰筋付け根の部位は非常に匠に隠されてしまっている。
この部位を見出すための下準備をしても患部が浮上することがないことは経験上わかっています。
でしょうが腰部のねじれと前後弯曲のパターンは一昨日前のお客様と同質だということを手立てに、
リリースをするかどうかと提案をさせていただきました。
はっきりいいまして、手がかりとしてはあるものの、
こうした部位は通常、施術の専門学校でもさわるなといいます。
だから丁寧にこの部分をリリースするやり方を教えを受ける機会はないですし、
そうしたトライをしている先生も少ないだろうからノウハウもたまりません。
一旦ここに精力的に硬化が著しい凝りができたら救出されることは期待できず、
老後には腰椎椎間板の狭窄が進行し老人性腰部前後弯曲の状態へとなります。
・・・・・。
私としては超人的な難易度高い部分で、
指先でミリ単位以下も見過ごすことなく臓器を腑分けしていくこと。
それらの臓器と大腰筋付け根の癒着が進行している引っ掛かりがあるのが見える。
そこを無理に引き離せば左側大腰筋付け根の場合は脾臓周囲のリンパ腫が裂けるし、
右側大腰筋上端の付け根なら大動脈・大静脈にこびりつく感じがつたえられてくる。
それらは想定できていたものの、
そこの部位の大腰筋場にある凝りの硬さを体育会系のお客様が見せてくれていたし、
これ以上のレベルが推測できるものだったから。
そのリリースははたして可能だろうかと疑問を持つレベル。
そうした条件下に置かれていると概説をさせていただき、
お客様がそれは危険だからやめてといっていただければ
私としては避けたかったのです。
だったら最初から口をつぐむので正解かとも思えますが、
昨日の下準備をさせていただいての今日だったら、
話の流れから避けることも申し訳ない。
そしてこうした大腰筋のトラブル化した凝りは、
すでにその場の椎骨を固定して動かさないコルセットとかつっかえ棒という形で、
そこがその方の胸郭より上の胸や腕や首や頭部の重さを固着力で安定させている。
そうした安直な安定から切り離されれば、胸椎以上の部分を支えてきた支えを
外的な作業により使用できなくなる体内部の積みの倒壊が起きる。
そこがどうなるだろうかといったリリース後に起きうるトラブルを推測して同時にパッチを当てるかのように
他所の凝りを最新の注意を持って支えを失い倒壊したらどう別の部位で支えを作るかを計算し、
適量を模索しながらリリースをしていかなければならない。
見えないがそこには力学が現存しており、
それらは無自覚のうちにこさえられて立ち上げた凝りに頼って生活を送ってきている。
施術後、お客様は無事に普通に立って歩けて、、、、ということで意念を描いて操作する施術は、
落とし所を見出すことができていたのでしょう。
ずっと、今回のワークではぶつぶつと施術をするときの安全を高めるため声出し確認をし続けて、
脳内は幾重にも重なり関係し続けた内部を多層構造として捉えて大腰筋の凝りを緩めていった。
我ながら驚異的な集中力から体力を消耗しきったため、
施術が終わった瞬間、ほっとしたためいっきに脳内が血が消えて立ち眩みで倒れる寸前でした。
お客様からも、よくお休みになられたほうがいいですよと。。。
この回は極度の精神集中が強いられる施術すぎで、
施術後に気を失って倒れてしまっていた。
腹部が一番邪気が溜まる場所であって、その溜まった邪気が一身に受けることもあり、
危険極まりない施術だということも身を持ってわかりました。
まさに施術者の命を落とす可能性が大きい施術法です。
これはさすがに容易に受けてはならない施術だということを身を以て理解しました。
温熱療法など、施術者の手技に頼らないやり方をアドバイスできるようにして
カバーするよう考えていこうと思いました。
凝りのコンディションとして、深刻な人もいますから、
そうした方々がカバーしうるものかどうか。
難しいことですが、そこを想定しつつものを考えていこうと思っております。
ただこのかいの施術の下地においた参考に、
オステオパシーでは内臓のマニュピレーションというフランスのオステオパスが書かれた書籍があり、
今回はそちらの手技の応用問題でもあった。
加えることの経絡の通る流注の学習から解剖学上の内部の流れがわかったため、
今回のリリースの落とし所がみえていたものでした。
いままで私自身も直感的にここにはなにかがあるだろうということを、
体型的に体育会系の方のお腹の状態が凝りの発見をしやすい人で確証を持たせていただけました。
そうした施術で目の当たりにできたことで現実の大腰筋の上部の凝りとその部位に付着を持つ下部胸椎と上部腰椎の弯曲との関係性を理解できました。
いまもそうした発見の連続ですね。








