2019年08月01日

無事に5日間、充実した施術の日々を送らせていただきました。

無事に5日間、充実した施術の日々を送らせていただきました。

お越しいただき施術をお受けいただけましたお客様。
ありがとうございます!

そしておひとりのお客様とは、私の連絡ミスで、
お越しいただくことができずに、大変申し訳ありませんでした。
今後は、さらに慎重にご予約の受付について確実な対応に努めていきたいと考えております。



「ベン石のスティック等をメインに活かし用いた施術の組み立てにより、
筋膜リリースをというコンセプトには無理があるのか?!」

実際に、私が自室にて自分の体で試験を繰り返してきました。
この自身への実験段階で十分な成果がうまれていました。
私自身、笑顔で明るい気持ちで施術再開ができなければ、
お客様への施術はうまくいくものではありません。

そして施術をお客様にさせていただくシミュレーションを
イメージのメンタルスクリーン上で繰り返しました。




それに今回はトリガーポイント部分の硬さをゆるめるにとどまらず、
経絡に近い遠位にリリース成果を飛ばすやり方も忍ばせております。

施術を受けている方々にも、腕や肩や足部の問題が見受けられる方々には、
その施術のやり方を使って改善できるようにさせていただきました。

施術の最後に、
お客様に立っていただいて状態を確認させていただいて成果が見受けられました。




このような改善具合の確証を得られるかどうかの臨床は、
自分の体を使って試せて効果が実感できればそれが何よりです。

恥ずかしながら
。。。ここ数ヶ月、左肩の不調があったのです。

その部位をゆるめるため、
カウンターストレインや他様々な手持ちのやり方、
たとえば暖めてみたりその他、いろいろと試したが、
左腕が左肩の痛みで背中に回せない状態でした。
回そうとすると、「おぉ、ててててっ」となり、
施術家の不養生のようなものかと笑われそうです。

そちらが新たなベン石を使ったリリースで、、、
「えっ?マジですか」といううれしい結果でした。
痛みがなくなると、げんきんなものです。
瞬時に不快さは忘れるものです。

鍼灸等の中医学に明るい先生ならご存じかと思いますが、
詳しい説明は割愛させていただきますが六経皮部の図と経筋から展開して
皮膚部分への刺激を送るというやり方です。

これからの進展が喜ばしい方向へ進むことがあればと願って
意識して研究していこうかと考えています。





今回の施術をお客様にさせていただき、
数点の課題もみえてきました。

施術中、眠っておられるお客様が半数以上でていたのが現状ですが、
ベン石でのリリースにおいて、痛みを感じたという方が半数以上でした。

お客様のお体の現状を観察すると。
トリガーポイント部分は灼熱の炎症部分で、
そちらを体の奥に住まわせている状態です。
それほど根付いていなければ難なく解けますが、
それが骨膜に、多重的に筋膜になど癒着が進行がひどいときは。
通常は痛みがひどすぎるから、あまりどの治療院様でも解かないという、
そういったものも多くあって、それでは解けないということもあります。

ただこのたび私が考えて実施させていただいたベン石を活用した施術は、
もともとが痛みの軽減を考慮したものです。
一気に深部までその手を届かそうとせずに、
短期間で回数分けして深めるようゆるめるならば。
ほぼ無痛かそれに近い様子での施術にしていいくことも。
可能性としてはあるのでしょう。
まさにお客様のお体の現状とお通いいただくペースによるところです。

ボウエンテクニック自体も、痛みはほとんどない施術法です。
なおかつボウエンテクニックのチェックや手技をベースにして構築すれば、
施術の流れもつくれますし。


たとえばお客様が1〜2週間以内に体調が安定するまでお通いいただくという
短スパンで施術を受けていただけるお客様であれば、
現時点での持ち技でも痛みが抑えられた施術で行うことは可能でしょう。

トリガーポイントのリリース部位を絞り最小限にして
回数で改善を積み上げればよいのでしょう。
施術の組立を変えてシンプルかつショートなものにしていくこと。

そうすることで一回の施術費用を抑えることもできますし、
今までよりも施術のコマ数多くして、
お客様にも施術提供ができるようになります。



・・・そんなことをすれば、ふつうの施術院の予約や施術のようだぞ、
とお客様に言われたのです。



私もいろいろと熟慮するところなのですが、
予約順番待ちで長期間にわたりお待たせするのは、
施術を受けていただける段でメリットもあるのでご協力を願っていました。

今年の初旬に体験した私の母の介護で、
緊急のときに何らかの情報を欲しているとき、
早々に対応していただけた中医学関係の医院に深く感謝をしました。

あぁ、なんてありがたいんだろうと、
自力では有効だが新たには見つからず打つ手が尽きたときでした。
私のボディワークのこころの師匠から信頼置ける中医学の先生の紹介をいただき、
そちらに望みを託せたとき。

正直、ほっとしました。
母も、そのような気持ちだったと思います。。。
母を、車いすにのせて鍼灸院まで走ったことを思い出します。


そんな緊急のとき、気軽に受け付けてくれず、
延々と待たされたならばと考えると。。。

私の母のような差し迫るような命に関わることはないにせよ、
本当に困ったときに試してみたいと思ったところに問い合わせて
思うようにいかないようであればつらいです。

施術について今までのレベルとはコース分けをしたりして、
やり方を変えてでも。。。。。

施術のご提供の方法のやり方を移行する時期がきたのでしょう。

・・・これから、いろいろと悩み続けるでしょう。



私自身、新たに様々な点に気づかせていただける、
大変貴重な施術をさせていただきました。
posted by スズキ at 12:50| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月10日

中国では民間的にベン石でセルフメディケーションに用いられています

日本は健康保険制度が他国と比べれば大変しっかりしているといいます。

私も母が大変なとき、そのことを実感いたしました。
もっと医療費がかかるのではないかと覚悟していたのですが、
高齢者だったということもあり、
公的な医療費の支払い上限により費用は私が想像していた半分もかかることはありませんでした。

かかったのは私が独自に考えたケアのための費用は惜しみなく使ったので、
そちらはだいぶかかったものの。。。です。


そのような日本の医療制度の中で暮らしていますから、
いざ、病気になった際にはかかりつけ医がおられればそちらへ、
ということになります。

ですがお隣の国、中国ではそうもいかないのです。

西洋医にかかるには、医療保険制度がないため全額負担です。
それもてつだって、なにか体調不良があれば医者に行く前にまずは漢方薬局に足を運びます。
まだそちらに行くほうが病気平癒にかかる費用が抑えられるからですね。

なので、本当に困りに困った時や緊急の怪我等でなければ西洋医という選択は庶民にはない。
そのようなことを太極拳をなさっていた中国人女性に聞いた記憶があります。


そうなると自然に自分で自分の体の体調管理をする気構えがでてきます。
つまり、自分の体にとって効きそうなものかどうかを合理的に検証して、
シビアな目で自分に有利になるものを選択して生活に取り入れるのです。


そのような中国でつくられた健康番組があり、
私が研究している「ベン石」をカッサとして、
または目を冷やす道具として愛用している方の映像がyoutubeにありました。

ちょっと長い映像だということと、中国語だということなので、
早回しでだーっと眺めていただけましたら幸いです。
映像中に、老夫婦が相手の体をベン石でこすっているシーンがあります。
ベン石も、医療的な知識があれば使い方が匠にもなりますが、
そこまで勉強しなくとも、気持ち良い、心地よいというところを大切にして使っていくこともできます。
ベン石という古代中医学の中核を持ったツールが、
今現在の中国の方々の生活には馴染んでいるものなのだなと思いました。


ちなみに後半は漢方で体調回復した女性の話です。
他国の健康番組も、ときには見てみると参考になることがあるかもしれません! ^-^


https://youtu.be/7LS9rXZ7bvo
中华医药 《中华医药》石头宝贝刮出健康 20111221



私の母の兄弟の皆様とお会いする機会や
電話をかけさせていただく機会が今年に入り多くなりました。

今までは私は仕事が一辺倒で、
親戚の集まりにもなかなか参加できなかったのです。
それで彼らの体調についてなどあまりわかっていなかったんだということを改めて実感しています。

体調不良をここ最近覚えておられる叔父さんや叔母様がおられます。
ですが日々、大変充実した時間をお過ごしになられています。

だから私が押取り刀ででかけて施術をさせていただくということもないのですが、
いずれまたお会いできる機会に、
ベン石のカッサを持っていき使い方や効能を書いたペーパーを用意し説明しつつ、
手渡してみようかなと考えています。

実は私自身、自分の身体に少し大きめなベン石のカッサでさすってみると(特に頭部と首、腕、大胸筋部分)、
そのかっさで触れた瞬間に「おぅ、ここ、問題あるんじゃないの?!」という発見があります。
別に痕がつくほどまではこすらないでもいい。
それはベン石のミラクルなところで加圧で筋硬化を緩めるばかりがリリースの仕組みではなくて、
軽くさささっとさするだけでも十分に緩むのです。

それにさするという外圧を感じること自体が大事なこと。
普段の状態ではわからないものの、
外圧を使った圧力を皮膚の上からかけられたときには接触部位に働く観察力が飛躍的に増しますから、
そのおかげで直感的に気づけるのだろうと思います。

それは別段、医療知識があるとかないとかという問題じゃなく、本能的にわかる感じですね。
相応に繊細な感性を持っていたほうが、もちろんいいわけですが、そうでなくとも、
ベン石を使って愛用し続ければ、それで表層筋や中層の中ぐらいまではセルフ筋膜リリース、
できちゃうと思います。

そしておそらく、このベン石を使って、
古代中国では気を滞れば流すツールとして、
瘀血(おけつ)や津液の滞りがあればそれらもベン石で流せていたのでしょう。

そのような様子は、黄帝内経という中医学の古典で現在にも多大な影響を及ぼす本にベン石の効用が語られております。


さすがに複雑な施術法を親戚に伝えるのは難しすぎますが、
ベン石を活かしたセルフメディケーションが中国の民間ではなされているんですよと、
教えてあげることはできるかなと思っています。



ただ、おそらく中国でもそんなにベン石が大々的にメジャーかどうかは、、、「?」ですが、
個人的に使ってみて。

私は、これは本物だと思います。
(ちなみにベン石には偽物も出回っていますから、もし購入を考えた方がおられましたらショップへ念押しするなど注意してくださいね)
posted by スズキ at 17:56| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月28日

病位とは

病の位置についてのお話

私などは病気といわれると、
ついつい風邪とか腹痛とか、、、なんとなく苦しそうなものと感じます。

どこそこの、ここに病があるといった印象よりも、
もう、、、全身的にそこかしこ、
苦しいとかつらすぎるぞ、とか。


正直に言うと、
場所の特定という考えはあまりございませんでした。


ですが、先だってから中医学では自然環境の影響からくるストレスが身体に病をもたらすときがあるという話をさせていただいております。

つまり、外因的な要素で、風にふかれたり、寒かったり、暑かったり、湿ってたり、乾燥してたりといったように
体の外から入り込んでくるストレスより影響を受けることがあると考えています。


たとえば身体の皮膚表面から寒さが入り込んで冷えすぎて体調が悪くなったりすることってありますよね。

寒さという外から来る病の元は、
まずは身体の皮膚の防衛戦を勝ち抜いた末に皮膚の近くに寒さの邪気(寒邪)が陣地を確保することになります。
これを「表」に病が位置する状態と考えます。
頭が痛くなったり、おかんがしたり、関節の節々が痛く感じたり、、、。
これはこれでつらいところではありますが、
この時期に火消しをし、病が重くなることを防ぐ。
大事になってから火消しをするのでは、
治すのも大変さがつきまといます。

寒邪が身体の内部の奥には一気に責めいることができずに、じわじわと時間をかけて攻めてくる。
そこはだいたい何日後にこのような症状がでてきて、それを放置すればさらに重い症状へ移行します。
その奥まった身体の芯のほうへ入り込んだ状態が「裏」にはいられたといった言葉の表現を使います。

身体の表面の表に病がある時と、
じわじわと時間をかけて身体の内部の奥まで寒邪が入り込むときと、
漢方では対処法が違うんです。
表にあるときは発汗させて邪気を外に捨てるような漢方の処方をします。
裏にあるときは嘔吐させて吐かせて捨てたり、お尻のほうから強制的に捨てさせたりする漢方の処方です。


発汗させるのと、
吐かせるのでは、
ずいぶんやり方が違うものですよね。

つまり裏に入るといった奥にくれば腹部の内臓に諸問題を起こすこととなりますから、
筋肉等のこりのみの問題でその改善に発汗をさせればいいということではとどまらなくなるのです。

ただ一気に内臓へと問題が移行する手前の、皮膚の表面から徐々に腹部内臓の裏に入り込む手前の、
ちょうど中間地点にある問題点。
私個人の見方なので、あまり信用ならないかもしれないが、
そこが深層筋の筋膜部の超難易度の高い癒着の部分なのだろうと考えています。

それはそこの部分を徹底して解いていくこと。
その施術により、内臓部位に生じた裏にある問題が改善していった方々を見てきたからです。
なので理論的なことの裏付けがあるわけではないのですが、
この表と裏の間の部位にある深層筋膜癒着部を解いていく。

そこのところに私は今までの施術研究で注力をしてきました。
そして他にはないと同業のお客様がおっしゃっていただけた成果も少しずつあがってきていたように感じております。

だがその深層筋をリリースするための方法が施術者にもお客様にも負担がかなりかかる。
施術者は解くのが技術的に大変な高度なものの考えができないとうまくいかないわけですし、
お客様も深層筋をリリースされるとその奥の裏に問題があるかたの場合は特に数日の好転反応はきびしいものがある。
そこをどうにかもうちょうっと、ソフトにしていけないものだろうか。


といった課題がありました。


現在、以前の施術のしかたから抜けて、
施術をする私自身の身を壊さずにいて、
お客様にも以前のような施術成果を感じていただけるようにするには。。。
という考えで、以前、私がリリースをした技術の代替法を考えています。


以前は、実力主義的な重さや圧での解き方でした。

そこを卒業して、次のリリース法をと考えています。
ですが既存の私ができるような一般的なまたは専門的な手技では、
深層筋にまでリリースが以前ほど届かない。

プルパでのリリースで、ずいぶんカバーできているが、
まだまだ、、、なのです。

世の中には深層筋リリースという用法をいろいろ見てはいますが、
私にはそれを使いたいとは思えなくて。。。。




病気の位置。


なかなか、一度奥が見えてくると、
そこに気づき始めると。
posted by スズキ at 14:26| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月10日

施術者の質問力

先日のこと。
同業者で私と施術の話をする先生と。

「ひとりひとりのお客様。お客様ごとに、施術に対しての希望も違いますし、
 それに前提としてお客様ごとのお体の様子が違ってもいます。
 だから問診することって大事だよね」

という話をしていました。



最近、特に私は考えるというより、感じるのです。
もっとしっかり問診から情報を得ていきたいと。





特にお客様が初回においでなられるとき。


お客様から、

・お体の状況・状態 (チェック項目として40項目ほどあり該当するものにチェック)
・仕事や生活上の際の心身にかかるストレス
・最近、血液検査を受けておられたらその数値を教えていただいたり
・血圧などのバイタルサイン情報を教えていただきます
・主訴、そしてそれが起きた当時の状況や時期など

・施術をうけてどのようなことを期待しておりますか?主だったことを教えてください。

私のところでは、事前にお客様に質問表のフォームとして、
それらの情報をご記入いただいて施術日前日までにお送りいただきますようお願いしています。
事前に情報をいただくことで、私がわからないような問題があれば当日までに調べておきます。
するとベースになる知識を私の頭に入ってます。
質問をさせていただくときに精度があがります。
相当レアなものや、ご記入いただいたところでの情報量が少なく、
推測する部分がほぼほぼのときは当日に質問させていただきます。

そのようなことがらが少なくなく多くのお客様から見受けられることもございまして。
事前調査が、その後の方向性を濃いものにしてくれるのですね。

そして初回の施術ではできるだけ多くの時間を用意するようにさせていただいて、
「2−8の法則」という流れでお話を御伺いできるように心がけます。

こちらからの問いかけを2割で、
それに対するお客様からの回答を8割になるようお話いただくように。

それはお客様自身が、ご自身の状況をつぶさに体験し目撃している本人です。
その話の脈のなかに、多くの施術をおこなうときの方向を示していただけるヒントが含まれているのです。



たとえば、「痛み」の表現ですね。

「なるほど、その部分が痛いのですね。。。
 
 ではそれはどんなふうな痛みの質でしょうか?」


中医学の問診の本を元にしてほんの一部を列挙させていただきますと、



冷痛のばあい、ヒヤッとした、ジンジンする、ぞくぞくする、しんしんする、氷の中にいるような、
灼痛のばあい、ジリジリする、チリチリする、ジンジンする、焼け火箸を当てたような、ずきんずきんする、ドクンドクンする、
張痛のばあい、突っ張る、コリコリする、コチコチする、ゴリゴリする、バリバリする、パンパンする、ズーンとする、通らない感じ、引っかかった感じ、
刺痛のばあい、チクチクする、ズキンとする、ぐりぐりする、きられたような、裂かれたような、差し込むような、
ざん痛のばあい、ピリピリする、ビリビリする、ジーンとする、チリチリする、あちこち痛い、
絞痛のばあい、きゅっとする、ギュッとする、ちぎれるような、引きちぎられそうな、ねじられるような、鷲掴みされた感じ、えぐられたような、動けないほどの、七転八倒、
攣痛のばあい、つれる、ピクピクする、ズーンとする、ジーンとする、虫が這うような、薄皮が一枚ある感じ、
・・・・・・
上記の痛みの表現は、ほんの一部です。
その他多くの痛みの質があり、
その質から代表的な痛みのどれに該当するかを割り出していくのですね。



たとえば他にも私どもの筋膜リリースで多く聞くところでは、
突っ張るような、痛くて伸ばせない、伸ばすと痛い、つれた痛み、引き連れた、ビーンとした痛み、固まった感じ、
といったところが多く耳にする痛みの表現のワードです。
するとこの引っ張られるような痛みというキーが読めれば、

中医学ではこの場合、
次のような病理が潜んでいると申します。

陰虚・血虚で筋を養えていないことを主な病理とし、
肝血虚に多く、脾血虚、腎虚からの気血両虚でもなる。
腹部から脇に向かえば肝の疏泄失調が絡むこともある。


というところが、お客様がお話いただいた痛みの表現から読み取れるというものです。


「どのような質の痛みか」をお客様からの直接の表現を聞くことで、
さまざまな様子をくみとることができるわけです。
その個別具体の情報を把握して、最適な対応策が施せるのですから、
そうなると施術成果も高まります。


私のような施術では西洋医学でなさるような検査はできませんので、
そこはお医者様にお任せするのがよいと思っております。
やはり専門家でなければわからない数値なども多くあり、
大変に有効に人体内部の情報を汲み取ることのできる手段ですから。

そして私どもには私どもなりの情報収集の技のひとつが問診なのです。



またその症状による痛みには各人の軽重の違いがあるもので、
その軽重の様子も、先にお客様がどのような状況下にあるか、
把握をしておかなければ見謝ることがあります。
それは状態としてあまり悪くなさそうなアスリートが「痛い!」というとき、
痛覚神経にまでしっかりと血がめぐって身体のすみずみの情報を収集してくれる力がある。
そのときは、身体に活気が残っていて改善力がもともとあるというところを底上げすれば、
比較的スムースに痛みの課題について新たな別のステップに進むことができるようになります。
それが状態として深く内臓部までの体質に入り込んだ悪化が進んでいる方は
「さほど痛みはないのだが」と言われることがあります。
そのときはたやすい施術で対処することは困難です。



他の問診注意点としては、
断定的に「あなたの症状は具体的にはこうではないですか?」という問いかけより、
もっとお客様に話を聞かせていただけるような問いかけの方が有益な情報がえられるものです。

お客様の状態をできるだけ聞き出そうという姿勢であれば、
お客様が目の前にいてくれたとき、
すでにお客様の姿勢やしぐさや声の調子、顔の歪み、臭いといった他にも様々な情報をすでに提供してくれていますから、
ついそのわかった部分を確認するような断定的な質問もしてみたくなります。

それは施術時間が十分にとれないようなときには、
このような情報を汲み取って確認するという流れは効率がいいので、
私はそれを否定することはできません。
というのも、問診だけで丁寧なやりとりをすれば数時間かかります。
それでは経営上難しいという治療院形態のお店も多くありますので。



また質問をさせていただくとき。

そのひとつ質問の中の問いが、複数あってはならないというのもルールです。

たとえば、
「頭が痛くなるときがあるのですね」といわれれば、
それにそって
「そうなんです、いつも仕事が終わる直前ぐらいなんですが・・・・」のように回答が返ってきます。

それに対し、
「仕事をしているときずっと頭が痛いのですか?」というと、
「いいえ、違います」
というところで会話が終了してしまうことが往々にしてあるのです。
そうなると「仕事終わりぐらいにある頭痛がつらい」という回答にまでたどりつけずに、
次の質問に話が流れてしまう。
つまり「はい、いいえ」と答えられる質問の仕方をすると、
そこで質疑応答が完結してしまいます。
なかには「いいえ、違うんですよ〜。私の場合ですがね、、、」
と話を広げていただける方もおられるのですが、
多くの方は多少緊張気味ですから、質問された回答形式のまま回答して終了となりますから。

そういった質問をしておきながら、
質問をした施術者が「そのようなことだったら、質問したとき言ってくれればよかったのに!」
というケース。
少なくないと聞きます。
それはよくないですね。






質問をさせていただいて、
主訴を確定させていただくために、
お客様から多くの話をお聞きして症状を集め、
重要だと思うものをリストアップしていきます。

そのリストアップされた情報の中から、
主要な問題点を考察していきます。
そして目星を付けてから、
施術で実際にその目星に沿ったアプローチをして、
正誤を判断し微妙な差やぶれなどを確認していくのです。

そういった過程を通り、
目に見えない部分を可視化できるようにするのです。
そして複数の部位が可視化できたときには、
さらに可視化できづらいような場所にも可視化の手が伸びます。



中医学では、その確認作業のときに脈診舌診などを使います。
私は、脈診を習いに行く前は、てっきり脈をみればそれで問診のかわりにもなる部分があるのだろうと勘違いをしておりました。
無知は恐ろしい、、、、。

少しずつ賢くなってがんばっています。 ^-^!



また中医学の診断学の本などを読むと、
そこに科学があるといってよいほどに、
人体をよくシステムとして捉えていて。

問診を通して見えてくる像が、
中医学の診断を元にしていけば鮮明化されるだろうと思います。



あと問診を通して、お客様ご自身が、自分の身体の状態で、
普段ではあまり気にも止めなかったところに何かがありそうだ、
と自分で発している言葉を聞いて直感することがあります。
そしてその直感に基づいて、
自分なりに改善活動をし始めることで、
大変すばらしい変化が得られたという方も多くおられます。

普段は、自分の体の中で気に係る部分は、
上位1〜2番目位で、あとの下位部分はごっそり意識から削除されているのが普通です。

ですがはっきりいって特に急性の問題以外の慢性化した体質改善が必要な課題に置いては、
意識からごっそり抜け落ちた部分の対処を丁寧にして積んでいくことで、
上位1〜2番の問題が氷解することが、実によくあるんです。

話を後ろから考えてみると、
上位1番の主訴を改善するのが目的であれば、
下位にある課題から解いていくのが近道ということが多くあるのだということ。
そして下位の課題が意識に登らないままであれば、、、、
どうあがいてもその問題を解くための足がかりがなくて、
ずっと苦しみ続けてしまうということもあるのです。

そして自分で下位の課題に気づいて、
そして「それはおかしいぞ、変だぞ!」と真剣に考えて脳にそこにある自分らしくない異常事態を改善せよとメッセージを送ると。

するとそこから改善のステップアップをしていけたという人が多くおられるのです。



そういうこともあると考えると、
問診を受けて自己客観性を上げていくこと自体に、
価値のあることのように思えてきますね。
posted by スズキ at 21:14| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月31日

【通っておられるお客様にお願い】お客様に「脈を見せていただいてよろしいでしょうか」とお願いすることがあると思います。

脈診講座に通っていて感じたこと。

脈を取る実技的な技術を磨いていくことは大切。
これは本や映像からは身につくことが難しいのです。
本のなかで脈診をする際の要領の解説に言葉をつくそうとしても、
手で触れてもらった触感が触覚的に得られなければ、
どうしても「これでいいのか?」と不安が抜けないですよね。


だから、脈診講座にご縁があって、ほんとうに幸運でした。

今は、地道に下記の脈の様子を判別できるようになるよう、
ひとつずつ時間をかけて教えていただいている過程です。

まずは理想的な「平脈」と呼ばれる脈の状態を理解しておきます。

その平脈の状態から離れたとき。
「どこか、問題があるんじゃない?」と感じるのです。
それが「病脈」と呼ばれるもので、
下記にその基本となる病脈をかかせていただきますね。

(1)脈の押さえる力具合で位置を探る(浮取・中取・沈取)。
それだけではなく、
(2)脈の長さ(長脈・短脈)、
(3)脈の太さ(大脈・細脈)、
(4)脈の速さ(遅脈・数脈)、
(5)脈の強さ(柔和脈・軟脈・硬脈(弦脈・緊脈)有力脈・無力脈・中空脈)、
(6)脈の流れ(滑脈・渋脈)、
(7)脈のリズム(停止脈)

。。。といったものが基本病脈。

上記に掲げた「基本的な病脈」がいくつか組み合わさることで、
「複合脈」と呼ばれる多様な脈の状態が現れてきます。
そして基本病脈がしっかり理解できれば、
複合脈は自然と導き出せるそうです。

人差し指、中指、薬指を患者さまの所定場所の橈骨動脈の上に置きます。
そのときに病脈が入り込んでいないかをチェック。
それぞれ病脈があらわれる裏に問題となる理由があります。
それらの理由を総合して考慮することで、
その患者様の状態を観ていくわけです。

脈診に知識のない私には、
マジックのように思える。
そう感じられるほど、様々な情報を読み取れます。

ただ脈診の実体を知れば知るほど
中医学の基礎がなければ脈理が理解できずに暗記ものに陥るという、
臨床の場で応用の効かない状況に陥るということがわかってきました。

脈診の先生がいうには、
中医学の基礎がしっかり身につくと、
人体の見え方ががらりと変わっていくといいます。
その見え方がわかってきた延長線上に脈診もあるのでしょう。

ただ「中医学の基礎がわかって身につくまでは3年はかかるだろう」といいます。
資料となるテキストの文献量や難解さを見れば、
3年以上かかるでしょう。


そこまで時間を中医学の基本習得にかけられないなと感じているのですが、、、。
いままでしている平素の施術法の研究時間を確保するだけでも
睡眠時間を削るは、
書籍やセミナー等の費用をかけて金銭的にもキュウキュウになるは、、、。

物理的に何かを手放し何かを手にすると言う置き換えがなされないかぎりは、
手を出すことが難しくなっていまして。
両立できればいいのですが、
それほど器用でもないので。


ですがそのような様々な思いは吹き飛びました。

今回、臨時施術セッションを受付をさせていただき、
いままでお越しいただいていたお客様と話をさせていただいたのです。

そのとき私自身がもっと本腰を入れて中医学の診断を身につけたくなる状況が、
そのときの数名のお客様からあきらかに見えてきました。
今までの私の筋膜リリースでの領分からは、大きく逸脱しています。
私がそこに分け入るべきものではないかもしれません。
またはしゃしゃり出ることで、かえって迷惑をかけそうだからと、
やることを怠けて逃げ腰になっていたのかもしれません。
それをこれからの自分が続けるなら、なんら成長していないような気がします。



私自身、母が他界した当分は、
一定の期間は無気力になり、
仕事の復活まで少し時間がかかると思っていたのです。

そう感じられるほど、
日々、母の命のやりとりを目の前で見つめ続け、
緊迫した施術と薄氷を踏む感情で時を過ごしてきました。

だから自分でもたまたま脈診講座をしていると鍼灸師の先生にお伺いして、
即座に「私も受講可能でしょうか?」といった自分自身に驚いていました。
「えっ、なんだか、自分らしくない。。。」と思いながらも、
早々に講座日程を自分のスケジュールに組み込んでいました。


おそらく脈診のみならず、
中医学の診断の仕方のシステマティックな部分を網羅的に学び出したとき。

私の今までの施術でおこなっていたやり方も、
過不足をなくし新たな視点でものがみえるようになっていくようになり、
施術の精度があがるように思います。
そしてそれにより自ずと結果が伴うようになってくれば、なによりです。

私が納得する結果が出てくるようになるまで、
私の施術に落とし込む試行錯誤が続きますし、
予想外のこともおこってくることでしょう。

そうではございますが、
私自身、いままでは深くは学ぼうとしなかった中医学を学ぼうというきっかけをいただいたのは、
私の施術のこころの師匠からの勧めからのきっかけでしたから。
そちらを学ぶ時間を割いていこうと考えています。


そのため、お通いいただいているお客様に、お願いがあります。

今は私はまだまだ脈診も基礎の基礎しか分かっておりませんが、
お客様に「脈を見せていただいてよろしいでしょうか」とお願いすることがあると思います。
その際は、できましたらご協力いただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
posted by スズキ at 15:38| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月26日

昨日は、久々の複数名の施術をさせていただきました

一昨日前。

久々、電車での移動の小旅行で、
江ノ島にいってきました。

江ノ島駅から歩いてすぐにある、
龍口寺という日蓮宗のお寺に参拝してきました。
こちらのお寺は日蓮聖人の四大法難(松葉谷・伊豆・小松原・龍ノ口)の中でも、
屈指の霊跡とされる寺です。

日蓮上人が当時の為政者にものを申す立正安国論を著したことにより、
死罪を当時の権力者より弾ぜられ刑を処せられることとなった場が龍ノ口でした。
龍ノ口は、鎌倉エリア等の死罪とされた罪人が刑を受ける刑場です。

日蓮上人はそのような処遇を受けるようなこともやむを得ずと考えたかは私にはわかりません。
ですが「やり抜く覚悟」があったのでしょう。
甘えた気持ちなどみじんも感じられません。

ここは自分にとり「覚悟」の気持ちを固める地のひとつなのです。

そのあとは素直に江ノ島へわたり、
夕日をみて帰ってきました。



そして昨日は、
ひさびさの施術です。

今までの施術目標を移行して、
具体的な案件は多数あるのですが。

そのひとつ。
ほぼ一度や二度では対応できないほどの起立筋部分のリリース。
いままでは重量あるブロックをてこを使い必死に解いてきました。
ただし細やかな解き方はブロックを使ったときはしづらい傾向があります。
そちらの改良です。

そのネックは、プルパを自在に使うということでカバーできるようにする。

多くの同業者が私の施術を受けにきていただける目的の重要な部分がココ。

様々、症状が重いお客様が改善するテンポや進度が増したのは、
起立筋の深部までアプローチが進められるようになったときからでしょう。

お客様の中で「いきなり、鈴木さんの施術の効きが化けたね」といわれたのも、
この起立筋の深部層が動き出せるようになってからでした。

人体の体質上の書き換えが進むかどうかは、
この部分の改善を前向きに積み上げているかどうかです。

大きなプルパを使うのは難しく、
工夫や改良が必要ですが、
成果は感じられてきています。





そして、もうひとつくらい昨日してみた施術でこころにのこったものを取り上げるとすると。

これは今だけの、マイブームのようなものですが、
自作ていしんを使ったヘッドマッサージです。

私が自動車免許証の更新時期にきておりまして、
更新時の視力検査にひっかかりそうなのです。
それで自分の頭皮部や表情筋、咀嚼筋群のリリースを、
自作ていしんでおこなうと視力が0.2〜0.3は確実にあがるのです。
(それは私個人のケースです)

皆様にそうなるとは試していないのでわかりませんが、
私はこれで前回の免許更新もクリアしていますので。


ただ前回はヤムナボールを使ってでのリリースでした。
それ以上にピンポイントに入ってきて、
炎症部を癒してくれるリリースがじさくていしんでは
非常にこまわりよく起こせますので。

ただ、1〜2回目のリリースでは鈍痛が、、、きびしい!という感じに私自身もなりました。

ですがその鈍痛部分が退いていくと、首や肩が硬化が著しい部分が、
びっくりするほどゆるんでくるのです。
つまり肩こりや首凝り、または背部痛も併せて頭部の筋肉の凝りが
アシンメトリーに引き連れてしまい頭部の左右前後の傾斜が生まれるから。
そういった側面があるのでしょう。

頭部の刑場が変わってきて落ち着いてくると、
肩こりや首凝りがない状態で安定してきます。
そこまでいくと、視力が上がっているんです。
また私は少しだけ近視が強く乱視傾向があるのですが、そちらも収まって、
像が多重になることもおさまります
おそらくは老眼にも改善が見込めるかもしれませんね。

メリットの実感はそれだけではありません。
思考力も、判断力も、自然にアップしてきます。

頭蓋骨部分の凝りが頭蓋骨のパーツごとの起こるべくして起こる動きを制限を受けてしまうことがあれば、
多岐にわたる問題が生じると言うこと。
そちらを放置しておいたらろくなことが起こらないということなのでしょうね。

当初は、ていしんでの頭部のリリースは、いっさい予定していなかったのですが、
やはりパソコン仕事をなさっておられるお客様や、
歯を悪くして顎関節上の問題は咀嚼筋群に深々と入り込む方は、
リリースが必要だろうということで。

とりあえず、歯を悪くなさった場合には、顎関節ずれがかなり強く入るほどであれば、
頭部の全体ゆがみが非常に大きく出てきてしまいます。

その状態は、見方がわかれば外部からみただけでわかるものですが、
なかなか頭部のリリースをしていただけるところでも、
手で加圧をするか、
またはあってカッサというへら状の道具でこすって内出血のようなあざがつけられてしまうことになるか。
ヤムナボールを利用して、頭蓋骨の骨を正しい位置に押し返して矯正するというのも効果的ですが、
ボールの大きさから米粒ほどのココがリリースしたいなと言うようなピンポイントリリースはできません。
頭部のリリースでは、頭部に鍼を打つというものもあります。
そちらは強力で、美容鍼灸で取り入れているところもありますね。


昨日の施術では、この自作ていしんを生かした頭部のリリースをさせていただいたお客様に、
ボディワイズの施術再開をした際には、それをするのか?と訪ねられました。
なにかの光明を見いだされたのかもしれません。

ひとまずは自身でのケアが苦ではない方ですから、
セルフでやるにも安全なヤムナボール等を使ったリリースを提案させていただきました。

ただ、こちらは繰り返せれば持続的改善の定着は見込めますが、
痛みが強いという点と、
リリースのスパンをあまり起きすぎないほうがいいだろうと思えます。
ただこれだけのために繰り返し私どものところへ通ってくださいというのも、、、
申し訳ないような気いがします。

なので日頃は、ヤムナボールで頭蓋骨を動かしていくような
ボールにDVD付き教材があるのでそちらで自宅でゆるめるようにしていただいて。

それだけでは足らないようであれば、私に施術前にリクエストしていただければ、
そのための時間をやりくりさせていただきます、というのが現実的でしょう。



というようなことがありました。



あとは、やはり一日に複数名の施術は頭の切り替えも体力も必要でへとへとになりますね〜。

最近はひとりだけという施術はさせていただいて、
体を慣らし施術感を取り戻そうとしていたのですが。

短期間に筋力が増していきそうな気がします。

posted by スズキ at 10:06| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月23日

まずは池袋ジュンク堂へ中医学の入門書を求めまして・・・

昨日は、東洋医学関係の本の初心者用の基本書がどれがいいのか探しに池袋ジュンク堂へ。
渋谷ジュンク堂でもいいかと思いつつ脚を運んでいましたが、
品数が多く比較検討するには池袋までいかなければと。


基本書選びでその後の伸びが違うといわれています。

ただ、この本のここはすごくいいなと思うが、
あの本のここがいい、、、といった「帯に短し襷に長し」が感じられます。

全部、買わないとダメだというんですか? ^-^;
それは無理だと思います。。。

そうぶつぶついいながら帰ってきました。

よさそうな本が目移り。
書名を控えてきたので、
自宅でどの本がよいかをネットで調べて出直そうと思います。

図書館にありそうな本もあったから、
そちらを一応手にして検討してみて、
それから買ってみようと思います。

それを含めての仕事なんですね。

 

私が最近、お世話になりました漢方薬局をなさっている先生。

その方は50代になり転業しようと医療系学校に入り、
そしていまは一国一城のお店を持ち、
出版物も多数出しておられます。

そのような人がいるのだと思うと、
「年齢的に50代は頭がものが入りづらくなっているからダメだよ」
などとは言ってられないと感じます。

 

そちらの漢方薬局では月に一度、
素問 傷寒論 金匱要略 を学び、脈診も」という講座をなさっておられるとのこと。

一線で働かれている方々が集まる場ですから、
どのような雰囲気か。
内容はとにかくわからなくとも、
その場に足を運んでみたいと思いました。


それで「傷寒論 金匱要略 」関係の本でわかりやすいものがあればと思ったのですが、
目が点に。





漢字が読めない。
文字が読めない。
意味がわからない。。。


そのうえ、驚くほどの情報量です。
それは文字も読めない幼稚園児が、先端研究所に送り込まれたようなものです。
ただイラスト付きで症状を描いている本などもあって、
そのような図示されたものは、今でも役立ちそうに感じました。

 


ただ、実感できたことがあります。

ここまで事細かに四診をなさって、
その結果から証を見抜かれたなら。

そして漢方ですから日々、一日に一度か数回に分けて、
煎じ薬や丸薬や顆粒エキスをいただくなどするならば。


たとえば、私が施術をさせていただくことが月に一度であったとしたら、
その間の施術成果が徐々に落ち着いてきて、
または下降しだす曲線を描くときがあります。

それが、漢方薬局で処方されたものの力により、
下降曲線を描かずに平行かまたは上昇へと向かえるようにもできるようです。

そうなるかどうかという確固たる判断はまだ申し訳ないのですが実例がないのですが、
ちょうど私の近しいものも施術を受け漢方薬局で大量の一ヶ月分の漢方薬をいただき。

そこで実例、第一号になっていただけそうです。
必ずや快適な方向へと、
ご本人と施術者、漢方薬あわせてひた走って笑顔をつかみに行きたいです。

 

おそらく急性や慢性の筋骨格系にかかわる課題について、
リリースするのは私は長年培ってきたノウハウを持って、
工夫した分だけ対応力もあると思います。

同業者から「えっ?!これ、どうやってといたの?」と、
驚かれることもあります。


そんなとき私の理解が進んで解けたものもありますが、
本当に試行錯誤と苦肉の策が合わさったこともあって、
「とにかく、ゴールに向かって走り続けただけだ」と。
プロとは思えない一言が出てしまうのですが、
あきらめないで対応していこうというスタイルからは、
多くのものが生み出されるということでしょう。

 

ただ糖尿など慢性化した内臓疾患や悪性腫瘍等があるようなとき。

私の施術で代謝力を上げることは確実にできますが、
その代謝が上がったときに体中に体質を変えるための生薬ゆらいの漢方が巡れば。
それをうまく活かしていかれれば、その血が気を運ぶ力となり生命力も増すことへ。

それにより起きるメリットは、
必ずあると感じております。

 

といったこともありまして。

その漢方薬局の先生に私が施術をしていることをおつたえし、
慢性的な疾患等をもたれていたりするお客様には積極的に貴院を伝えたい旨を。
それを快諾いただきまして、「鈴木さんへ」というサイン本まで頂戴しました。

 

私がその漢方薬局を紹介してお世話になりはじめの方々は4名おられるのですが、
そのすべての方が、「漢方は高い、、、けど、行ってよかった!」という前向きな感想をいただいております。

 

 

私がわざわざ中医学を学ばなくても、
そちらの漢方薬局の先生に頼めばいいじゃないか、とおっしゃられそうですが。

そこは違います。

 

まだまだ中医学の入門にまでいってないような状態の私ですが、
それでもすでに街角で歩く人の観察をすると、
今までにはない視点で情報を集め分析しようとしています。

これからの学習なので使い物になるには3年はかかると思います。
ですが密度の濃い時間を過ごすことで、
そのときがきたら、悪性腫瘍について、
慢性疾患についてなど、、、。

私の目でも何かが見えて感じやすくなるでしょう。
それが私の筋膜リリースをする手に、
新たな指示を与えてくれるものと思えてなりません。


そのときのために、
日々、数頁から本を読まなければ。 
そして頭を使わなければ。。。


そのようなことを思う、
今日このごろです。

 
posted by スズキ at 14:42| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月20日

脈診技術は、中医学の幾多の本に支えられて生きるもの。

数日前、補講として「脈診講座」の2回目を受けました。

受講した脈診講座は10回の講座ですが、
私はタイミング悪く途中の3回目からお世話になりました。
初回に実技があったらしく脈の取り方を教えられずに、
浮脈と沈脈の脈理についての座学講義でした。


そのとき、、、ほぼほぼちんぷんかんぷんで、
場違いなところに来てしまったと焦りました。



一応、講座の受講前にノートにテキストを頭に入れようと脈理の表を丁寧に書き写していました。

内容は消化できなくとも作業で手を動かしていくようにして、
頭の理解度は、後からついてきてくれればと思っていたので。

ただ他の受講生の方の質問の仕方を耳にしたところ、
それではまったく追いついていかないどころか、
見当違いのことをしているのではと感じました。




そして数日前に補講をしていただくこととなり、
実技の脈診の仕方を教えていただきました。


6ステップで観ていく感じでした。


脈診について、橈骨動脈の走行についてイメージがつくとわかりやすいものです。

1ステップ。
橈骨の手首あたりの出っ張りを探し出し、その部分に中指で「関上」という橈骨動脈部を捉えます。
指先の爪近くというより、もう少し後ろ当たりで接触します。
指先の骨部分は返しのある針のような形状をしております。
その針の返しがあるほうで橈骨動脈を捉える感じです。

2ステップ。
次に人差し指で「寸口」という部分を探ります。
ちょうど手首部分に数本の濃いもの薄いもの濃いもののような手首線があるのですが、
薄い線上に寸口はあります。
ただ、割合としては少ないのですが橈骨動脈が手首背面へと回り込む量が多いという体質の人もいます。
そうなると「寸口がありません!」ということになりますが、
それは寸口の脈が取れない不健康な人というものではありません。

3ステップ。
次に薬指で「尺中」を橈骨動脈部分で探ります。
この部分は橈骨動脈が奥まったところに走行しています。
なのでちょっと押さえる力加減に工夫が必要です。



ちなみに3本の指を置く位置を詰めるとか開けるとかですが、
身体が小さい人の脈をみるときは、3本の指を狭めることに。
身体が大きい人で脈をみるならば、3本の指の間隔を開ける感じにします。

4ステップ。
まずは「浮脈」というかるーく皮膚の表面あたりに接触する状態です。
初心者はついつい力を入れてしまいやすい。

それで私もなんども注意されました。 ^-^;


5ステップ。
あとは「中脈」といって橈骨動脈に3本の指先を接触させるようにする取り方です。
皮膚や脂肪をかき分けて垂直に指先を押し付けていくと橈骨動脈がでてきます。
やり方は、3本の指を意識するというよりも、
手首から軽く折り曲げて伸ばしてを繰り返す。
それを数度も繰り返せば指先が橈骨動脈にフィットしだします。
ただ尺中だけは、他の押さえる部分よりも奥まった部位にあるため、
この部位を見つけるのは難しいような気がします。


6ステップ。
そしてこの「中脈」の手の押さえのまま、
もちょっと押し込むのが「沈脈」ですね。




「中脈」をとるときに、後で気づいたのですが。
合気の手の内を作っておこなうととてもやりやすくなるようですね。
浮脈をとるときも、この合気の手の内を作り出すようにするのです。




・・・という、脈をとるためのノウハウも教えていただきました。

実際に手を取ってもらって当ててもらったり、
手を当てさせていただいて修正部分を指摘してもらえると、
こういうものなのか!」という実感を体験的に得られる。


いつぞやに、脈の取り方を鍼灸師の友人に習ったやり方とは違っていたが、
それは今回の解剖的にわかりやすい解説をいただいてからなので、
これでいいんだ!」というような納得感がありました。

体験させていただくとわかりやすい。
習ってから、思い出すたびにやってみています。
脈を取りながら電車で腰をかけているのも怪しい感じでしょうが。





脈診を教えていただいている先生の口からは、

脈診の位置づけは、
「 望診→聞診→問診→切診 」という流れの中の最後の切診のパートにあるもので、
その前にする望診・聞診・問診などの中医学の診断法にて判断された状態を確認するのが脈診ですよ、というお話です。
つまり、望診・聞診・問診で得た判断が正しいかどうかを切診のうちの脈診でチェックするというものだといいます。


すると、、、望診・聞診・問診の脈診に至るまでのプロセス、
原理原則そして原典を探らなければ、話にならないのですね。



中医学の基礎を習得することは必須だということでしょう。





そして先日、たまたまとある漢方薬局にいくと、
月一度、勉強会が開催されているといいます。


内容は「素問、傷寒論、金匱要略と脈診」です。

こちらの漢方薬局では日々お客様を的確に判断なさって漢方の処方をしておられます。
おぉ、、、脈診がこの位置にあるというのかということで、
中医学の基礎が整えられた際には
中医学の古典と呼ばれる素問、傷寒論、金匱要略を学ぶことへとステップアップなされるとのことで、
実践的な学びへとつながるわけですね。。


素問は、先日、黄帝内経の問答のようなことで、広く中医学や他のベースが解説されています。
傷寒論、金匱要略は中医学上の病理学概要と病理学各論のような専門書と言えるのかもしれません。

そしておそらくこれらの知恵や知識が身に備わってきたときに、
脈診を持って人の身体内部の状況を推し量れる力が付くものなのでしょう。

なるほど、、、脈診を教えてくれている先生が脈診とはというところで、
この技術だけではどうともならないとおっしゃられていた意味が初めて分かったような気がしました。





となると、脈診を学に際して、付帯的に素問や傷寒論、金匱要略などの知識があらねばならないなら、
ちょっと脈診講座に通って脈がとれるようにという安易さを想像していた私が恥ずかしくなりますね。


要するに、この「脈診」を活用するということは「素問、傷寒論、金匱要略」が理解できているということなんですね。


すでに中医学に精通なさっておられる先生や鍼灸師の脈診講座に通う方々には、
そこは別に普通すぎることで、そこで悩めることでもなかったのでしょう。


そうだと知って、ようやく納得ができました。


なーんだ。
そうだったんだねと思いつつ。
「大きな山が目の前にあらわれたぞ」という感じです。
でも少しずつでも登り続ければ、
いずれは山頂にたどり着けるでしょう。
あきらめないこと、発見しつづけること。
その継続力があるかどうかが試されているのでしょう。





話が、それてすいません。。


私は本来的には筋膜リリースを得意としています。
各種臓器へのアプローチよりも筋膜の癒着による身体操作の制限を緩めたり、血行改善をしていくなど。
筋膜リリースという手を取り、他のところではおこないづらいような器用な対処ができていましたから。
そちらのパートを、得意分野としてやってきました。

ただそれでは未病へのアプローチが不十分だったと、
いわざるをえません。

私には、私の母が症状が出る前の未病のうちに治めることができなかったという後悔は、
生涯にわたって持ち続けることとなるでしょう。




母は一部上場の会社で社員でもあったため会社の健康診断も受け続けてきました。
そしてずっと血液検査も受け続けてきましたし、
大きな疾患がみられることなくパスをし続けておりました。。。

ですがやはり全身隈なく検査をしていったわけではないのです。
経済的にも全身隈なくというのは難しいため、
見過ごさざるを得ないところも出てくるわけです。
特に膵臓部分というのは見つかりづらいようですし。。。

そこにも未病で食い止めようという限界があります。

母なりに、一生懸命に医療関係の力を得て今までやってきたのだと思います。
ですが、それでも未病の時点でその芽を摘み取ることができなかったのです。



私には、もし母がセカンドオピニオン的に、他のやり方も取り入れて自分の体を検査する習慣を持つことができていたら。
もし未病のうちに母の問題をみつけてくださる先生と関われていたならば救われたのではという思いがあります。
いまさら過ぎ去ったことをと言われそうですが、
できれば私が母の介護中に見続けていた苦痛を、
母以外の同様な症状を持つ方々も味わうものでしょう。

そのような方々が、今後、でて欲しくないという願いを持ちました。
それが、せめてもの母へのおくる私の気持ちとなるでしょう。

それにより、未病を検知するためのやり方に真剣に取り組みたいという気持ちになりました。


ただ私が未病を検知できるエキスパート能力をもっている人になる以前に、
そのような能力を持った方々との出会いを求めて動かなければということ。
そのようにしたほうが時短とともに利他するところも大きいの思いますし。

そこは、狙っています。






ですが私が、さっぱり未病を扱うという先生方のおっしゃられる言葉を理解できないのでは、
どのような先生方が自分が求めるような先生で、
もし私の施術を受けていただいているお客様に
ご紹介させていただきたいと思える方であるか。

私が納得できる判断が付けられないのです。




だから、その意味を持って、
新たな未病への学びを、いま、していかなければと決めて動こうと考えているところです。




とりあえず「素問、傷寒論、金匱要略」の、平易な本を今日中に書店に行ってみつけてこなければ。。。
昔のような文字ばかりのほんではなくて、イラスト付きのわかりやすいものだけでも手をつけねばと考えています。



posted by スズキ at 14:49| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月12日

数ヶ月ぶりの、お客様への施術。そこから新たなワークスタイルでわかった点と、興味深い他の療法との掛け合わせ効果の発見!?

昨日、試験的にというわけではありませんが、
長年にわたってボディワイズにお通いいただいておられるお客様が施術を受けにきていただきました。

現状では施術を受け付けてはいないのですが、
このお客様のケースでは、
本当に緊急性を要する状態でありましたから、
私の時間の都合も付けさせていただいてお越しいただきました。



施術法について、
このたびはワークベッドを脚を立てて使うという点が、大きな変更点です。
(以前はワークベッドの脚を畳んで、床面にマットレス替わりとして使っていました)

ワークベッドに横たわっていただくことにより、
私がお客様の状態を視認して観察するとき。
さらに見やすくなったという点があります。

そうなるということは、
ボウエンテクニックのスクールでは普通に脚を立てたワークベッドを使っていたので、
わかってはいたもののてこの作用を活かした錘を重ねてリリースに活かしたずり庄を使えなくなるため
今までは床にワークベッドを敷く感じでつかっていたのですが。

このたびは、合気の手の内をフルに使えば、
ある程度錘を重ねてずり庄を掛けるリリースをカバーするような工夫をいれた上で、
本来のワークベッドの脚を立てた形で利用とさせていただきました。

そのワークベッドを新たな施術法で十分な成果があがるかどうか。
その勝算はもちろんあったのですが、
巨大プルパを利用したことで、それがかないました。
起立筋などの厚みがありコリが芯まで溜まっていて
指でのリリースでははじかれてしまうか表面で影響がしみないものも、
カバーできたのはありがたいなと感じました。
表層部のトリガーポイントを解くには手でもいいが、
深層部のトリガーポイントを解くには手でリリースをして表層や中層を緩めてから、
深層の筋膜へと迫らなければ筋肉と筋肉の隙間、
つまり筋膜と筋膜の隙間にするすると刺激を適切に挟み入れることは、ほぼ難しく、
相当な臨床経験と技量を持っていない限りできないように感じます。

そのような部分を、うまくアプローチできてアプローチに関連した部位の遠方に至るまで、
状態を変えられることに対して安心して解くことができた。



今回はお客様がうつぶせになっていただく際に、
左首筋に伸びずらさがあったため、
うつぶせがつらいということでした。

ワークベッド用のヘッドレストという頭を乗せておいて息を吸える穴のあいたクッションの利用を考えたが、
このたびは「ボディクッション」を使わせていただきました。
ボディクッション.jpg

ボディクッションの、脊柱をゆるまるように伸ばせる優れた機能により、
大幅に背中部のリリースが進むのに役立ちました。
ボディクッションを、貸していただいているY様、ありがとうございます!!



このプルパを操作した私の手は、
合気の手の内を生かしたものです。
それができなければクライアントは筋組織が傷つけられて痛いだけです。
欲しいレベルのリリースは、さほど起こらないのです。
細かいところでは、そこが想定通りに効いていました。

プルパ2.jpg


このたびのお客様は、筋膜リリースは進んでいる人です。
身体の全面にはプルパは鎖骨の内側の付け根の下にある靭帯骨化部分を緩めることにしか使いませんでした。

リリースを起こすべき場所にプルパを設置して、
合気の手の内の握りを数回私がおこないます。
それで骨にばけた硬化萎縮した靭帯が緩んで、
少しずつだが動きがでてきてくれていました。

そのリリースをするときには、かなり順序建てた計算をしながら、
6点ほどのリリースに必要なポイントを、周辺エリアも考慮しながら計画的にアプローチしたため緩んだので。
一般の方が容易に緩められるような質の状態ではありませんでした。
ここは独自の技術の勝利ですね。 

無理にこの関節部分を動かそうとすれば、
激しい痛みがでて動かせませんし、
無理をしては下手をしたら鎖骨という骨折が容易に起こる骨は折れます。
意外にリリースは難しいんですよ。
そういうところがリリースの必須ポイントであることは多くて、
そのような解きづらい部分をひとつずつ解く工夫を独自にする。
それが日々の研究で進化対応する臨床家には大切なんですよね。


この右側の鎖骨のずれは、左首の力みぐせや歪みぐせを付けることで、
首全体の問題を軽減させる効果が見つけられるでしょう。
つまり胸鎖関節という部分をずらすエリアに大きなしこりが付くとき、
かならず首筋の左右どちらかに多大な継続的な負担蓄積が図られます。
それにより、その下に位置する血管やリンパ管に問題を生じさせます。



またたまたま合気道に関心あるお客様なのですが、
ちょっといまのところは身体的負担が蓄積しており受身等がとるにも危険があるので
「太極拳をしたらどうか?」という他の先生のアドバイスもいただいておられて、
私も、その意見に同意します。


基本、起立筋のような抗重力筋を膨張して使うような伸ばす筋の使い方で体を使えて、
はじめてこの方は、身体の細かい歪みを自らが作り出してしまう体癖を捨て去ることができます。
そこへと太極拳の修練をなさってステップアップできるようになれば。
きっと素晴らしいことになってきそうです。

身体の関節が緩みがでやすくて偏りぐせがある歪みパターンを持つ人は、
起立筋のような抗重力筋を膨張して使うような伸ばす筋の使い方が上達すれば、
これほどすばらしい体質はないというようになります。
反面、伸筋を伸長させて使うというのがデフォルトにならなければ、
脊椎の歪みが無意識に作り出されて苦しむことが往々にしてあります。

今回の復調機会で、そこから抜け出して欲しいと切に願っております。





あとは昨日は、お客様の状態をつぶさに見る必要があったので4時間にわたる施術を行いました。
ですが今後は、施術時間の管理と施術に係る施術者と施術を受けるお客様の負担軽減をしていくことが必要だと考えています。
施術時間は1セッションを「90分サイクル」に移行していくことも目標として考えています。
するとポイントを絞ったセッションとなり全身を深く見には困難なところがあります。
そして部分セッションは反動が強いでかたがあるので、施術強度を下げてソフトにする必要が出てきます。

ただ今後長期にわたり私が施術をさせていただくためには、必要な変更点だと思います。

決められた一定時間内に、どのようにしていくかを、選択的に絞って組み立てるという点。
そこは今までは私が極力他の施術をなさる先生方を、意図的に見ないようにしてきたのですが、
他の先生で人気と信頼ある方々はどのようになさっておられるのか。
そこを自分が通って体験してみるなどして調べて、考え方を参考にさせていただいたほうが、
もしかすると、いままでの私の施術の提供よりもお客様に喜ばれることにもなるのではないか。
そのように思えたりすることもあります。


近い将来の私の時間の使い方で、
先だって申し上げました、
身内を介護している人が、
自分でソフトでリラクゼーションできるような安全で気持ちいい施術を覚えてもらえるような、
講習会をおこないたいと考えています。

それは私が自分の母を施術をさせていただいて、
本当にそれが幸せで得ることが大きい貴重な体験であったことを元にして、
真剣にやってみたいと思っているものです。
そういった時間や体力の余力を創り出していくにも、
今までの施術のやり方や時間配分では成り立ちません。

個人的な話で恐縮ですが、
街角で、ベンチに疲れた体を休めるために腰を下ろす年老いたおばあちゃんをみると、
介護していた時の母が、体力的に厳しくなって椅子やマンションの庭先の花壇のレンガに腰掛ける姿とダブって映ってしまいまして。
目尻が熱くなってしまうんですよね。
そんな、お体の負担がある方たちの健康と、そして笑顔を守れるような取り組みを少しでも実現できればと願っていて。
私にとって負担が掛かりすぎないところで、
なにかをさせていただければと思えてなりません。

そこに至るにも、今までの施術時間の費やし方は、
してはならないことと考えているところです。
(お客様方、成果向上は常にお約束いたしますので、どうか温かいお心でご理解賜りますようお願い申し上げます。)






そして、別件ですが、昨日、他に感じたことがありました。


かつて、「ボディワイズは単体にあらず」と、
香港からこられた中国系のお客様が評していただいたことがありました。

それは別にボディワイズ単体では効果がないという意味ではありません。


先方の先生からブログに書くことを了解をいただいていないので
「ある療法」とさせていただきます。

ある療法とボディワイズのセッションを掛け合わせると「大幅に体質改善や身体状態の向上が図られる」
という成果を感じた10数名の「中国系のお客様」から驚いた報告を受けていたことがありました。


つまりそれは、ボディワイズの施術成果が触媒となり、
体質改善と安定化が飛躍して加速したという報告でした。
その進み具合が、かなりめざましくて彼らは一様に驚いていました。



ただ日本でその療法を行なっているところが私が知るところではありませんでしたから、
実質あきらめるしかなかったわけですが。

それがたまたま私が知った治療の処方をする先生のところへ
昨日来たお客様が素直に足を伸ばしていただいたのです。

そして昨日のお会いするときに、そのところの成果を伝えると言っていただいておりました。
それが、、、なんだか、かつてどこかで聞いたことがあるような感触を受けたのです。
それが前説させていただいた中国系のお客様が言っていたような口ぶりでして。。。
昨日お見えになられたお客様にも、なんか起きていたようななにか共通項を感じまして。
それは口ぶりと同時に、身体の様子にも現れてもいました。。。


実際はボディワイズの施術と他の私のお勧めのところを併せると、
どこがどうなってるのかというのはわからないのですが。

丹念にボディワイズでは血液の流れを悪化させる動脈や静脈の血管をせき止める部位のダム化した部分を緩め
体全身に血液が回るように意図したリリースをしていたことによる素地づくりが利いていると言っていただけたこともあります。

というのも、一般的な方々のほぼほぼはだいぶ筋硬化が進んで血管を圧迫して血行を悪化させてもいますが、
それが体調的に問題がありそうな方はほぼ100%そのような血管を圧迫して止血に近いほどの締め付けで
血液の流れの50%を削ってしまったりして、体の末端部まで栄養素を配ったり老廃物を除去したり、
免疫物質を届けたりすることも削られて体調が悪化して冷えるようなところがでてくるのです。
それをボディワイズのワークは、全身を見ていて通せるような施術をしています。


おそらく中国系のかつてお見えになられたお客様同様に、
昨日お見えになられたお客様も、
他の筋膜リリースを受けてこられなかった方々では起こりづらいような変化は、
すばらしい私がお勧めした先方の先生の処方と併せるととてもいい感じになったのでは。。。

と、私は期待をしました。

そのお客様がお帰りになられてから、
かつて来ていただいた中国系の方々の問診票カルテをチェックしてみたとき、
確かに昨日来た方と中国系の方々と体質的な質が似ているところもあったと、
調べてみて分かったのですが。

もしかしたら他の方々にも、この掛け合わせは汎用があるかもしれませんし、
そうなると、面白いことになりそうです。



ということがわかった、貴重なセッションでした。
posted by スズキ at 09:55| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月30日

逆子の特効経穴 「至陰・三陰交」

逆子の改善法についてお問い合わせがありました。


私が思い出したところは以前、本を読んだ、
「逆子は、妊婦の足の小指をつまむといい」と書いてあった一文です。

「へぇ〜、そうなんだ。それで逆子が改善するなんてすごいな」と、わけもわからず感心。


調べてみると、「至陰」という足の小指の爪の外側のツボを刺激するということだった。

至陰を押さえてみると、ちょいと鈍いツーンとくる痛みがでてくる。
ちょっと別なやり方だが、鍼灸師さんのなかではこの部位に血がでるような傷を付けて、
その部分に貯まる悪血を抜くようなやり方で対処しているシーンを見た記憶もあったが。
そこまでくると、しっかりした鍼灸師さんに相談が必要となるでしょう。



あともうひとつ「三陰交」というツボも安定期になったら刺激をするといいといいます。
安定期とは一般的に妊娠5ヵ月(妊娠16週)頃に入った時期です。
安定期前までの逆子は自然に元にもどるということも期待できます。
安定期後には経穴:三陰交を刺激することも有効といわれています。

【三陰交のツボのとり方】は、
内くるぶしのいちばん高いところに小指をおき
指幅4本そろえて人さし指があたっているところが三陰交です。



この二つの経穴を刺激することで、下腹部部分にできた邪気の層の気を抜くことで、
逆子がもどる解説している「邪気論」のような本もありました。



たとえば切迫早産のような状態で入院しているとき。
立つこともはばかられて、寝たままでいなければならないこともある。

そのようなとき本当は信頼できる知識と経験豊富な鍼灸師が出張して、
上記のような至陰や三陰交などを適切な刺激を加えていただければ成果はでやすい。
それに不測のリスクも事前に予測していただけて安全性も担保することもできます。
ですが急場では、手を尽くしても、そのような先生を見つけるのも難しいのが現実。。。

そのようなときは強すぎる刺激はリスクが高いため、
指先をツボに押し当てて繰り返し庄をかけて緩めて、庄をかけて緩めてを繰り返す指針を使ってみたり、
マグレインのようなツボに金属の突起がついたものをツボに貼って刺激をするというものもあるでしょう。
このマグレインは置き針のような効果を得ることができます。



ひとまず、これらで対処してみて、4〜5日してもまったく効果が出る気配がないときは、
やはりもう一度、逆子を改善させる臨床を持つ鍼灸師を探してみて、
出張を願い出るというのが必要となるのだろう。



posted by スズキ at 13:59| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月26日

ソフトタッチのワークイメージを、介護で使えるんじゃないかと

昨日、私がお客様へ施術をさせていただく際に、
さまざまなアドバイスをいただいている同業の先輩からお電話をいただきました。

遠方からスカイプアウトで連絡をいただき、ほんとうに感謝です!!!!



実際に私がこの先輩に施術をさせていただいていました。

その上でのアドバイスのひとつには、
「鈴木君も、もうそろそろ、自身の体に負担のかからない施術方法へとシフトする時期じゃないの?
 そうしたほうがいいわよ。

 私はね。昔に鈴木君のブログを読ませてもらって、
 この人は、施術で死んじゃうタイプだと思ってたのよ。

 私はね。あなたにそうなって欲しくないのよ」

このアドバイスは、先輩から幾度も繰り返し贈っていただいた言葉です。



私がこのたびの母の施術をさせていただいたとき。
症状的に過剰な施術負担をかけ続けるには、
不測の事態が起こりかねないですから。
そのリスクが低減されるような心地よいソフトタッチの庄や接触に、
身体の痛覚神経麻痺が改善させるまで下地を作ってからはハードな庄をかけることがなくなりました。

そしてこんを詰めて長時間の施術時間を与えられる機会という、
私にも今までにはなかった設定での施術でした。
もし何らかの負担が長時間の施術で出たらそのたびに即して出てきた問題を軽減させたり解消させる手を打てる。
だからできたことでもあります。

経絡的に改善させるというには、時間を置くことが治すためのポイントでもあるのです。
そうは理解していても、ソフトタッチの施術での気を流す力を促進させるようなことは、
負担感が母にはなかったようで、リラックスしてここちよいものとして受け入れてくれていました。

指先で触れる点の庄は5グラムどころか、1グラム以下で反応がでます。
それは合気柔術で教わったときの手の使い方をいかしたときに起こりました。
私も、そうしてみた最初では、母が眠れなくてつらいといっていたのが、
瞬時に脳波は起きていても体が寝た状態にすっと入ることができるような姿を見て。

本当に瞬時に劇的に寝ちゃうんです。。。
その技を編み出して持っていて、よかった。。。


寝れたあとは、やはり気分が安定するんですね。

交感神経優位であれば、体は緊張し強く痛みを感じはじめもするのです。
このセッションで副交感神経優位の状態へと導くことは、すごい力があるなと思いました。
本人の意識はあって、周囲の音が聞こえているから寝ている感覚ではないのですが、
筋緊張は確実にゆるめられて、休むことを許された状態になれるときを得られるのですから。


母にしてきたような施術体制をとることは、
なかなか現実的にかなえることは難しいです。
もしかしたら、そのようなことをすれば費用として換算すれば、
ものすごいことになるでしょう。

でも介護をなさっている方が、
自身でそれを身に付けて、
介護を受けておられる方にちょっとやってみて様子をみて欲しいことだなと思いました。



私がやってきたことは、映像にしてみて。
そしてもし実際に身に付けてみたいなと思う人がいたら、
レクチャーをさせていただくようなことへ運ぶことができれば。。。



そんなことを、先輩からの私の体を傷めないようにする施術シフトをしなさいね、というアドバイスを受けて考えていました。


それはどういったものなのでしょう。
ちょっと頭の中で、そのシーンを思い描いたり、
知人の施術をしている人に試しにお伝えさせていただいて様子を見てみたいと思います。

posted by スズキ at 08:42| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月27日

上部頚椎のリリースのやりかた

たまたま一昨日前に直感で得た上部胸椎部分に効くリリース法です。^-^




上部胸椎部分ってほんとうに緩みづらくて、嫌になってしまうほど。
胸椎棘突起を押してみてもびくともしなかったり、押されて痛みが強くて不快だったり。
だからなかなか解けにくい部分の代表格の一つが、ここ。上部胸椎です。



その上部胸椎の簡単なリリースのやり方の解説。

まずいきなりですが合気柔術で教えていただいた手を作ります。
そして次に頭部の百会という左右の耳の穴を結んだラインと眉間の中心から頭のてっぺんに向けたラインが頭上で交わるところをみつけます。

ちょうど頭部にサラダボウルのようなものをかぶせているようなイメージを持ち、
合気柔術の手で時計回りに百会を中心にして2回ほど頭部のサラダボウルを回転させるように頭皮とその下の頭蓋骨が動くかのように
回転刺激を加えます。

そして最後に後頭骨の頂点部分から下方の頚椎や胸椎を撫で下げるようにします。
それを3回ほど。


注意点として。

・側臥位でも座位でもOK。

・頭部の鉢部分を回転させる際の摩擦庄は強すぎず、500グラムほどの一定の庄を続けゆっくりと回転させるのです。
 そのような回転庄を作り出すのが合気柔術の手さばきであれば作れるのです。
 ただ合気柔術をなさっておられなくとも、注意深く500グラムほどの一定の庄を続けるようにしていただければよいようです。

・そして後頭骨の頂点部分から下方の頚椎や胸椎を撫で下げるときには、
 光の水をたたえた滝のごとく水が下方へと流る様をイメージしてみてください。
 動きはさっスイープさせるという感じでもいいですが、
 頭部内部の脳脊髄液が脊柱をつたって下るという解剖学的な体液の流れをイメージしてもいいでしょう。
 これも合気柔術の手で500グラム程度の一定量の庄を保持し続けながら、流します。
 上記と同様に合気柔術をなさっておられなくとも、注意深く500グラムほどの一定の庄を続けるようにしていただければよいようです。



頑固でなかなか解けなかった上部胸椎を挟んだ起立筋部分や頚椎や上部胸椎部分が
この操作をするとゆるんでくれます。
まだ多くの方に利用したわけではありませんので、
一般の方はあまり試していただくことはお勧めできませんが、
施術をなさっている先生がおられれば試しにやってみてください。


「先行してのお詫び」
上記の文章解説ではあまり要領が得られていないので、
再現が難しいとおもえて申し訳ないところです。

ただ私自身、トライしてみて実際になんでこれでこんな簡単にしつこいこの上部胸椎がゆるむの?!って、あっけにとられまして。
そして数名の方にさせていただいたところ、リリースされて楽になるような成績がよく好評です。



あまり参考にはならないかもしれませんが、
上部胸椎部分を緩めるためのなんらかのヒントになれば幸いです。 



posted by スズキ at 05:02| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月11日

膵臓の位置は奥まってて、アプローチにも工夫が必要

合気がけによる協調操作の影響

体内の奥に位置する「膵臓」。

手技療法でのアプローチとしては、
位置的にアプローチしづらいんです。

膵臓の位置は臓器の奥の奥.jpg

狙い打つとしたら。。。

そのような状況でも、
実際は「メカニカルリンク」によるリコイルを使ったアプローチ。


姿勢均整術関係では、たとえば書籍「黒川ノートと身体均整法」には
糖尿病改善のためのテクニックが解説してあります。
その手技では膵臓(インシュリンの排出量等のコントロール)へ影響が出てきます。

・D8-D9棘突起間 または D-11 D-12棘突起間 へのアプローチ

・後頭骨の左右で下がった側を手のひらを当ててそ〜っと下に引き下げて、そ〜っと戻す操作

・経穴 けんすう(腎経)D12-L1棘突起間アプローチ

・経穴 ちくひん(腎経)アキレス腱と内踝の間をさすり上げて指が止まる位置
 経穴 ちき  (脾経)陰りょう泉の下約3住ん
 C1横突起
 を利用するアプローチ

・左ひじ関節 (肘頭)

詳しくは本の方をご覧いただければと思います。


ただ。
実際には慢性的な働きすぎが元でなってしまう沈黙の臓器のダメージを負った場合ですから、
ちょっとやそっとで動きを持った生き返る状態に修正することは難しいようです。

なかなか硬くなりすぎて、にっちもさっちもうまくはいかないとき。

上記の手技療法でも試してみてなかなか思うような成果が出てきません。

もちろん一度や二度ためしただけでは、成果が安定していないのは当然。

ただ加えて「肝臓も引き連れての悪影響」が生じると厄介です。
肝臓に問題が出ると筋肉・靭帯、そして腱などの軟部組織に固くなりすぎたり虚脱してしまうなどの影響がでてきやすくなります。

特に肝臓病を患っている方は、
血液のコンディションが悪化し低血糖症という病に傾くと
神経系の筋肉の力感を正確に感覚が捉えられないようになってくるようです。


そして膵臓は実際にアプローチしてみると、奥深くにある臓器ゆえに、
庄をかけても他臓器に吸収されてしまい影響が与えずらいのです。

私たち施術をするものにしてみても、
他臓器と比べて繊細なモニターをしつつ庄等を送り込み活性化させるにはしづらいのです。



ただ若干のアプローチ可能性があるとすれば、
「腎臓と膵臓の接触関係」をみますと。

「腎臓への操作を与えることで膵臓に影響を及ぼす操作」はできそうです。

「腎臓」は大腰筋という筋肉との関係があります。
大腰筋は「腎経」という経絡を通す筋肉です。

経絡ストレッチや大腰筋操作などにより腎経を効果的な刺激するなどで
腎臓の位置を正すように試みることはできます。

昨今では大腰筋ブーム。
大腰筋ウォーキング等で、
大腰筋のことはご存知の方も多いかもしれません。

うまく大腰筋を使うには「腎臓を立てる」ことが大事です。
それは背中の腰骨を起立筋群を適切に緩めて腰をヨガの立木のポーズのように垂直に立てる感じにするのです。


そのようにすれば少し大腰筋が活発に働きやすい下準備がこさえられた状態です。
そしてこのような大腰筋がつかいやすいお膳立てとして、
横隔膜の上方にある横隔靭帯で大腰筋の上端を上方に引き上げることができます。


実はこのような横隔膜上の操作をすると、
腹腔の内部が広々としてくることで、窮屈で動けなかった臓器も動きやすくなる。
内臓どうしの癒着が起きづらく、はがしやすい状態にもなってくれます。
すると内臓内部の体液の流れが出てくるように思います。

そしてその前のお膳立てのひとつとして
起立筋群を緩め伸ばせるようにしておく、
体前面の屈筋群の状態を緩めておき、特に鼠径部等の大関節前などの奥に入り込んだしこりこそしっかりリリースを図ること。
などをきっちり時間と手間ひまをかけて切り崩し対処しておかなければなりません。
この作業がもっとも大変で、私も独自のスキルを用いなければ難しいものです。


そのような「腹部内部構造を理想に近づけて確立させてから」であれば、
合気の操作が使い勝手が良くなってくる。


自他の動きを協調運動をさせる合気の技で、相手を操作する際に、
まずは術者が自分の内部の大腰筋を目的にかなった動かし方を起こすために横隔膜の一部である横隔靭帯を上方に引き上げて保持し、
その状態で合気の技を手の内から繰り出していきます。

すると不思議なことですが、私が体内の深層筋を操作して相手を操ろうとすれば、
相手も私が繰り出した深層筋部分が協調的に私の動きに同様な作動がなされます。

つまり相手に合気の手の内をしっかり接触させてつなげておきますと、
その状態で私が自分の体内内部を爆発的に動かせばその同様な部分に
術をかけられたものも「ドーン」と衝撃が感じ取れるのです。
その余韻が残り、血液の流れの川が変わっていくきっかけとなれれば。


この考えは私の直感に近いもので取り入れようと務めています。


私は個人的に母の膵臓に問題があるということを知ってから、
合気の手の内で相手とつないで合気をかけるという練習を日々してきたのです。
熱心にその手の内の作りやそれを生かした動き方など工夫しています。





あとプルパの使い方の進化系に、
今はあまり使われなくなった自作ていしんのトントン刺激。
母の施術で応用、利用、進化を遂げているところです。

やはり人一人の命にかかわると思うと、
集中力が違ってきて、
いままでなら思いつかなかった用法が、
こんこんと湧き出てきてくれてありがたいです。

特に腰部からの振動を通したい時には、
自作ていしんがいいですね。
1.7キロのプルパで下地を和らげて、
それからていしんのささやかなインパクト庄を加える。
それでD8などの糖尿病に関係する部分が、
するっと緩まって椎間板を閉じた靭帯や筋が乖離して、
神経圧迫部分を書き換えてくれていくように思います。



そして最後に。
短期間で容易に対処することができるものではない複雑に様々な条件が絡まった状況でも、
<君子は常に吉にして、小人は常に凶なり。>といいます。

気持ち的に負けないよう、
「〜だからダメだ」という凶という面を見るのではなく、
「〜だからよかった」という吉の面を見ていこうと思います。

あとはいつもの施術をしているときのように、
施術が始まるちょっと前まで悲観的に準備を手一杯怠らずにやっていき、
あとは楽観的に行動をすることを心がけたいと思います。
posted by スズキ at 03:30| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月10日

肋骨構造の改善と糖尿病への影響



ときおり整体で「糖尿病が改善する!」という広告文を目にすることがあるかもしれません。
自分がそのような状態でなければ、目にしても意識には残らないものですが。。。


意外に気づくところでは肋骨の、特に肝臓に近い右側肋骨の上がりすぎや硬化硬直固定状態。
そこは改善を要します。

それは常に横隔膜が上下動してくれることで、
肝臓内の動きを活性化してくれるようなマッサージがなされてこその肝臓の健康が保たれるからです。

だったらそのような設定に体を持っていけるように努めればいいのでしょう!


そこまでいえば、整体等の施術で肋骨の可動を増していけるよう調整が必要。
つまり胸郭全体を柔らかくしなやかなものに書き換えていくのが常套手段です。

具体的には、
肋間筋の詰まりや胸肋靭帯等の骨化したような硬さをとったり、
肋軟骨部分の動きを穏やかに骨折をさせないよう動きを付けていって。
特に糖尿病がある方は、腋下部分の上部肋骨が詰まりが強くなっていて、
その部位が解けていなければ
胸隔膜部分が動けなくなって、
連動連鎖がある横隔膜の挙動にも制限がかかります。
また横隔膜上下動を誘発する親玉格の骨盤底筋部分の上下動をしやすいようにと下地づくりをしていったり。

いくつかのやっていくべきことがあるのですね。


そのような作業を施術で適正に押し進めていくと、
強い慢性化や末期の状況で合併症を患っていないという場合には、
血糖値を施術で上下させてちょうどいい所へと改善の余地があるようです。



ただ糖尿病で長患いをしている方々は特に、
上部肋骨の肋間筋部分が首の筋肉の硬化萎縮に関連しているものでもあり、
斜角筋や胸鎖乳突筋や後面の起立筋群や肩甲挙筋等を含めた首の筋肉を緩める必要が出てきます。


そして、、、おおかたが首の筋肉が慢性的に硬いようなときは、
骨盤から頭部まで伸びる起立筋群全体に肥大化または硬化萎縮傾向が見られてます。

起立筋を深層部まで特には丁寧な繰り返しの施術と、
特別なケースバイケースを考慮した独自のリリース法を研究して持っているかどうか。

つまり起立筋の皮膚に近い浅いところがいったんは施術で緩んだとしても、
浅い部分の筋肉群が肋骨の骨の位置を決めるわけではなく、
そこよりも深い深層の骨に近い部分が骨の位置を決める要素になっている。
だから起立筋深層筋部分までリリースができなければ、状態の戻りは早くなる。

それだけでなく、
起立筋の全体像を理解せずに起立筋の硬そうなと思われる一部分だけの部分リリースをすると、
かえって胸郭全体に人為的な新たな複雑な歪みをあたえてしまうことに結果的につながるときがある。
ケガや施術された意外の人為的ではない歪みでは、
重力線に沿った歪みという状態の流れを最低限整えるためのバンド状の決まりきった部位がしこり化してサポートをしてくれる。
そうなるとそのサポートをしてくれているサポーターをつくるにかかった時間の1/10の時間をかけて緩めるようにします。
無理なく変化を与えるといい。

ですが人為的にあまりちゃんとしたプランを持たずに胸郭を刺激してしまうと、
骨が肋骨24本に肋軟骨や胸骨、胸骨柄、胸椎に一部腕の筋肉・鎖骨等の骨の位置や重さも関係する骨組みが非常に複雑なものなので、
案外と収拾がつかない状態で放置せざるを得なくなりますので。



そこは自分で胸郭部を操作して緩めるエクササイズをするときなど、
注意していただきたいところですね。
できるだけはじめは痛みが出ない程度から様子を見ていくことです。
過剰な刺激はあまりよろしくないでしょう。

また上部肋骨の脇の下部分は、肩甲骨の下の肩甲下筋や肩内部の筋、大胸筋や小胸筋等が、
複雑かつ内奥に隠されて見えない重厚に関わっていて問題部分の流れの全体を正確に把握するのは難しいところです。
糖尿病を患っている方の場合には、
自身でのリリースがしづらいところの筆頭に挙げられるようです。

そして本当に肋骨の上部の脇の下部分の肋間筋部分のリリースでは鋭い痛みがでてしまうはずなので。
「絶対に自分では触りたくない箇所」で、「ここは動かしてはいけないんじゃないか?!」と勘違いするほどの場所。

でも、、、ここが動かないと胸郭全体がお寺の釣鐘型という理想系にはなっていけないんですよね。




最後に。
オステオパシーという手技療法は、
19世紀にアメリカのスティル 医学博士によって創始されました。
彼は人間の体は一つのユニットであり、構造と機能とは相互に関係を持ち、自らを防御し、自らを修復しようとする能力を備えている。
と申しました。

骨格的な構造が適正な場に位置することが叶うことで、
運動の性能に限らず内臓機能の状態にまで影響が出るということを示している言葉でしょう。


ひとまず、目に見えていて手で触れて理解しやすい、骨格構造的な自身の理想系を求めてみること。
そこを優先してみてみようというのが、肋骨の様子と糖尿病の関係のあらわれにでたということでしょう。



posted by スズキ at 10:19| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月26日

胃の不調と左首





私の家庭のことですいません。

私は80代の母と暮らしているのですが、
母はいまもがんばって早朝からの仕事にいって働いています。

そのひとつに、たまたま焼き鳥やさんの前で串刺しのパート募集という情報を得て、
早々に履歴書をもって自己アピール。
以前にも焼き鳥屋さんで串刺しのパートをしていたことがあったので、

「これ、私なら得意なのよ!」

と直感したことで飛びついたのでしょう。



一日3時間半というパート時間です。
下を向いた姿勢で串に刺します。
それがけっこう力業ですし、
量が半端ではないのでして。

かなり肩や首や背中がコリコリになります。

それを知って施術を私が定期的にしていたのです。
それで高齢もあり、20代の体力復活とはいかないまでも、
ハードな日々をこなされるためのサポートをさせてもらっていました。



そのようなところですが、
姉が長らく実家に帰ってきておりまして。

そして私がいつもは母に施術をさせていただいて体のメンテをしていたのですが、
姉がどうもその役をやりたいらしく、ちくりとした言葉を私に投げかけてきます。


基本、姉はあまり他人の心持ちに対して配慮のかける傾向があるので。
悪気のないのわわかっています。。。

が、なんらの深い意図・策略はないとわかっているのですが、
「いままで政春は、なーに施術していたのかしらね」と取られかねない発言で、グサッ!

おおよそ母の年齢で相応に快活に動けるよう基礎をつくりだすことも大切でおこなうが、
自分でもどうにかしなければと危機感が失せないように、任せるところは任せておいた。

私に頼りっきりにさせるのはたやすいが、
それではダメなんですよ。。。
自分でやっていっているという実感がなければ、生命に必要な気が回せなくなるんです。

自らの体は自らの工夫で。
そうしたハンドリングの研究を怠ったとき、
他人任せの老化が進むのです。
若さが消えるのです。

「自分の体は自己課題の解決意欲で操作できるのだ」という動機を取り上げてはならない。
そのような配慮まで見越していての、ことも単なる手抜きでしょというのは、つらいよね。。。



ただ言葉に責任を持たない姉は、
そんなことを言ったなんてとっくに忘れているのですが。
言われた私は覚えてますよ〜。


そのようなことで母の不調を気遣いつつも、
姉ががんばろうというならば、、、と、
手を出しづらい状態でありました。




それがつい先日のこと。
母がご飯が食べることもできなくなっているということを本人から聴き、びっくりしました。

脈を診たら沈脈にまで影響がでている危機的状況です。

「ちょっと風邪をひいたので、風邪薬を医者に処方されたものが残っていたから飲んでみたらこうなったのよ」
と本人は語りますが、そこまでの副作用がでるわけはないんです。
風邪薬の主成分では・・・。

でも、とりあえず「あーそうか、そうか。副作用って強いから大変だったね」と受けつつ。。。


あきらかになったことは、
姉が母の施術というかマッサージをすることもなくて放置されていたようで。
それを聞いて「おぃおぃ、いい加減だな。さすが姉だ」と思いました。
が、それをいっても後の祭り。
母への施術を手抜かりした自分を反省するにとどめ施術をするしかありません。




一日で体の全体を改善させるには、
状態がかなり悪かったので。
数日に分けてパーツごとに整えていきました。

最初は、背中側の起立筋群を中心に。
次回は、鼠径部含む腹部と胸部を中心に。
昨日は、一応全体の整える積みのステップで首の芯を中心に、前面と背面、及び上部胸椎と鎖骨下周囲。
今後も、数回全体の統合の施術を進める予定


私の通常行うワークでは、上記とそれ以上のものを一回のなかにほぼすべてを取り入れてトータルでメンテしています。
かなり計算をしつつプログラムを作って、
絶妙な落としどころを見つけていますし、
そのプログラムは私の施術技術の進化により刻々と書き変わっていくものです。

ただこのたびは自分の家での施術です。短期間で施術を受けられる状況です。
そのようなときは施術回をわけておいたほうが施術を受ける方への体には負担が掛かりません。
なかなか遠方から通われてくる方がほとんどの状況ですから、それが実質的に難しいのですが、
母の場合はそれができますので。

詰将棋のように、ひとつずつ、流れが閉じた経絡のラインを回復させていきます。




ご飯を食べることができないというのは、胃がだらりと力を失った状態で垂れ下がっているからです。



人迎という経絡のひとつの胃経部分。


人迎.png

そこをリリースするのを先にするか、後にするか。
そこを迷いました。

ただおそらく膀胱経の背中の起立筋の異様な萎縮傾向が先んじて改善を図らなければ、
事態がこじれる可能性を含んでいます。
なので、初回施術後「まだ胃が、、、不調なのよね」と言われ続けるのも甘んじて受けようということへ腹をくくりました。

リリースする優先順位を決めて、どこをどう体内で直していってもらい、次の施術につなげるかが考慮するに難しさがあります。


初回施術日から5日目の昨日、
ようやく人迎をリリースする段になりました。


プルパをつかった高速微振動でのリリースです。

急所部分ですが、プルパであれば正確にミリ単位かつ、深部の的確さも捉えてリリースができます。

おまけに最近、お客様の施術でかなりこの部分のリリースへの工夫が深まってきたところ。
いままでの私の施術では絶対に手を出せないようなアプローチが、
卒なくできる。

ほんとうに、母は都合のいい感じで、いつも難をうまくするりするりと乗り越えています。
かつて、胸の心臓部分が痛くなって厳しい状況に母がなったときにも、
私が事前にそのことを察知して、前もってその部分のリリースができる技術を創り出しましたから。
そしてとっとと母の施術ではスムースに技を繰り出すので、それほど難しいことをしているようにも思われなかったはず。
でもこのやり方はどの施術のテキストにもないオリジナルでかつ効果的なやり方で、
創作するのもかなり苦心したんですよ。 ^-^;



案の定、
人迎の部位をリリースをした際、
胃や左側内蔵全体が「ぐるぐるぐるぐるーーーーつ」と、
派手な音が聞こえてきて、首で内臓位置がずらされてつっぱって無茶な引き上げがされている部分が元通りに戻っていきました。

じつはこれは高齢では起こることはめったにない。
若い人でも、そういった傾向があります。

深層筋が引き連れているんですね。
長年私が母の体のメンテで深層筋のリリースは、
適宜定期的にしてきたことによる恩恵です。
それに前回に腹部や鼠径部等の胸郭前面をリリースして、
そのような反応が出てきやすくなるようにお膳立てをしておきましたから。


ここまでくると、
ようやく土色になった顔色が若返ってきます。

まだまだ余談は許しませんが、私としては、ひと山は越えた感じでいます。



ただ実は、人迎の部分にきついしこりをつくりだしている人。
最近、爆発的に増えています。


そう。




パソコン業務が多くて下を向く姿勢が多くなった人たち。
特にそれはノートパソコンをつかう人。

それに輪をかけてスマートフォンですね。

人迎の部分は表面に通る部分のリリースでは効きが悪い。
そこの部分をみれば人迎奥には石や鉄のような硬い特記や団子状の硬結になっているのです。


その喉の奥の部位へのリリースは、
急所で人の気を失わせるのもたやすくできる部分。
武術を知っているものはわかりますが、ここで人を容易に殺すこともできるのです。

だからアプローチが危険で難しいため、
その部分が適切に緩められるまで解くことはできないような部分です。

日頃からこの部分に大きなしこりを作らないようにしなければなりません。

いざ、内臓が問題がでて、
もしこの首の奥にできたしこり等に不調原因を作っているならば。

私がここ2ヶ月前のプルパを使った高速微振動でリリースができなかった。
断腸之思で、悔しくて悔しくてしようがなかったのですが、お手上げでした。


日々、街中で歩く人、電車に乗る人を観察すると。
相当にリリースが容易にはできないところまで、
固めてしまう人が多くなっていることが目に付くのです。

頚動脈を、これほど問題をおこすしこりもないので、
脳内への血流が滞ることにもなります。
認知症等の温床にもなりはしないかと。
そのことにも危惧することがあります。



posted by スズキ at 10:42| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月01日

あと7年もたてば65歳以上は3人が1人の割合で認知症だって?!

私がよく観る健康関連のメルマガを読んで驚きました。

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日本人の認知症の近未来について。
いまから7年後の2025年には団塊世代の人が75歳以上の後期高齢者に。
厚生労働省は、認知症患者は同年予想で最大730万人にのぼると発表。
そしてある調査ではその予備群とされる軽度認知障害は580万人を超える見通し。


すなわち認知症患者の数と合計すると総数は『 1300万人 』に達することになります。

国民の9人に1人、65歳以上に絞れば3人に1人が認知症あるいは近似の人

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あと、たった7年もたてば、
65歳以上は3人が1人の割合で認知症となるだろうというのです。。。

国民の9人に1人というのでもびっくりする数字なのです。

つまり65歳以降の3人家族であれば、誰か1人かそれ以上の割合で認知症の問題がでてきてしまう。
老人となった夫婦のどちらかが相方が認知症であれば看ていくことになりますが、
なんら手をこまねいているならば、そのような危機が訪れるのは目に見えている。

こんなにも暗澹たる気持ちになる未来予測はありません。。。

認知症となられたかたを介護なさる家族の方々の苦労は、
計り知れないつらさをあじわうこともあるのだと聞きますから。



また、
イギリスの研究チームが頸動脈の血流をわずか5分間、超音波検査で調べれば、
10年後に認知症を発症するリスクが予測できると発表したそうです。

それはやはり頸動脈の血流に認知症との相関関係があるということでしょう。


人間は、人間関係等の過度なストレスからくる緊張した環境であれば、脳の血流が悪くなります。
または、脳内の血流量が脳の使いすぎにより過剰要求されたときも問題がでてきます。
だから勉強のしすぎや頭がよすぎるというのも実はネックになるのかもしれません。
ほどよく休めて、オンとオフをしっかりするべきなのでしょう。

または、たばこをくわえて、しらずしらず咬筋を硬直化させ続ければ斜角筋が萎縮して頸部椎間板を狭めます。
このタバコの場合には、加えるのが左右どちらかに偏りがある場合、その偏って吸っているほうに特に問題が出ることもあるようです。
斜角筋が萎縮することでの頸動脈の問題と、
後頭骨が下降して頚椎第一を狭めて脳内血流を悪化させる問題と。
そして他にも多数、問題もあるようです。


さまざま気になるようなケースもありますが、最近ではその頸動脈の血流を、
多くの人々が悪化させているように思えます。

それは昨今ではパソコン操作やスマートフォンやタブレット端末等で目線を下方に向けるだけでなく、
頭ごと前にたらすような姿勢を維持する人たちが増えているからです。

それがつづくと、
みぞおちあたりの奥の大腰筋部分が硬化しだして息苦しくなってきますね。
そして頭が前か左右どちらかに傾いていますので、
傾いた頭をささえようと首の筋を硬化させている。

それが頸動脈の血流を悪化させる大きな問題となっています。


また、その頸動脈部分についたしこりは表面部分に留まらず、
のどの気管支や甲状腺等に癒着してしまうほど深層筋が硬化することも
長年ハードにパソコン等を使う者たちからは散見されます。
すると首の表層筋などはたやすくリリースできるでしょう。
セルフでオイルマッサージ等をなさればいいでしょうか。
中層部分までではカウンターストレイン等でどうにかいきます。

でも深層筋まで硬化が進むと、
実際、相当な深い鍼をしても、
なかなかすっきりするような状態にたどり着くことはありません。
私もさまざま試しましたが他の手技療法のやりかたでもそうでしょう。

プルパで、そこへのリリースへ感触をつかめたものの、
施術する側の負担から、ほんとうにここの緻密なアプローチは、
危険と隣りあわせで失敗したらという恐怖に身を震わせてのものです。
これほど神経をすり減らし、心身に疲労をどっとかぶせる施術も少ないといえるものです。
医師でもない私が、実際にこの部分を手を出していいものか、、、
はっきりいってあまりのリスクの高さから手を出すべきではないという判断も正解かもしれない。
他のより安全で快適なやりかたを模索すべきで、そこまでは封印するというのもありかもしれず。
首の深層筋にアプローチできなかった際には悩めなかったのが、
悩めるようになったことは進歩したような気もしますが、これは想像以上につらい判断です。

首の深層筋までいくと他器官や臓器との癒着も大きく影響するシビアさから、
個人的にはそこまで行く前に、皆様に、そうならないほうがしあわせですから、
十分に気をつけましょうと予防を訴えることの大切さを感じざるを得ません。



脳内に血液を送るための心臓からのバイパスとなる首。

頸部をきれいに長くしなやかに伸ばし、胸鎖乳突筋がくっきり浮かびあげるように。
そのような首であれば、おおよそ脳への血流は合格点。

あとは日頃から首を自身でやさしくマッサージを施すなど、
よい習慣をつけていきたいものですよね。
posted by スズキ at 03:01| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月26日

プルパで最終課題の首をリリース!!

昨日の施術にて。

プルパ」を利用して小一時間以上、首、肩の筋肉部分をリリースをおこなわせていただきました。


金剛杭プルパ .jpg



実質、こちらのお客様に取りまして、右首が最後の最後の課題です。


右首はすでに痛みや不快感がなくなってしまうほど麻痺が進み、現状の状態が悪化。
左首は痛みが感じられるので、てっきり左首が悪いのだろうとお客様は思っていたそうです。
(このような勘違いは、しばしば見受けられることで珍しいことでもなく、体内での病巣のカモフラージュされた状態と個人的に呼んでます)


お客様の主訴として、寒さがここの所増してきて、「偏頭痛」になることが多くでてきたそうです。
以前よりもましになったと、そこを強調していただくも、やはりいつまた偏頭痛に襲われるのかをおびえながらの生活は。
つらいものです。。。


と、そういったところからも、
右首の筋が硬化が進み頚動脈の圧迫による狭窄で虚血性頭痛が起きる状態。
そこは実感なさっており、もしや右が問題があるのでは?ということは、
お客様ご本人もうすうす気がついているのですが。


右首は、5年程前には痛みを感じられたのですが、
現在は痛みがなく不快感が左首に張りや緊張として感じられるので。。。

もともとこちらのお客様の右首の硬さはかつて指摘させていただいておりましたが、

そのときは、私にはその右首の石よりかたくなった部分を安全にとくための手段がありません。
腱部石灰化した感じは頚椎の深層部にありそうな雰囲気でもあります。
そのような箇所の硬さは、冷めて鋼鉄と化したっかえ棒と呼んでいい。
まさにそれほどの状態で、かつてはその部分を鍼でお客様はアプローチしておられたそうですが、
どうしても一時はいいのですが、戻ってしまうのですとのことでした。
一時はいいというだけでも、私にはなんてすばらしい技術を持った鍼灸成果だろうと思って聞いていました。

まさにアプローチすることがほんとうに施術者側としては、
緊張の連続で5分もすれば、息が止まっている自分を見つけます。
ほんとうにこれ以上ないような危険な急所のリリースですから。

プルパがなかった当時、
しかたなくその周囲や関連部を遠隔で緩ませるような手で幾度もリリースを繰り返すしかありませんでした。
首のカウンターストレインをしても跳ね返されてしまう。
マッスルエナジーを使っても効き目の実感は私にも疑問で、跳ね返されてしまう。
私の持ち手の施術技術も相応に優れたものをいざとなれば使うというために用意していたものは、
ことごとく跳ね返されてしまう。
それはおそらく他院でもそうであったのでしょう。


ただプルパを用いたとしても、
非常に問題を含んだ箇所であるため、
痛みや不快感が出ることは目に見えていますので。

お客様には、「その部分を解きますか?解いてよろしいでしょうか?」と何度も念押しするほどです。

それが本当に劇的なほど右側の首筋は状態が劣化して筋感覚麻痺が進んだところを解きだし続けると、
やがてはかつて5年ほど前に感じていた右首の尋常ではない痛みを持った炎症が内在しつつける部位にリリースが到達します。


そうなるとどうにか右首の麻痺して硬化が著しく日々進み続けた状況からは離脱できます。

つまり麻痺した筋部はかなりいい加減な負担をさらに強いることがあっても痛みがないため、
どんどんその部位は筋膜の癒着が続き、筋肉が劣化した深層筋を量を増やしつつ肥大し続けます。
麻痺した筋部を持つという恐ろしさは、出火しているのに火災警報機が切られて続々と燃え盛り、
その類焼はその周囲の血管やリンパ管、骨の位置の異常なずれなどを強いるようになってしまう。

私にはそれは生命力を枯渇させられた部位が身体を蝕み続けるような絵にみえています。。。

そこから離れることができるのです。
これは貴重な自己治癒力を発揮する土台ですね。


そして実際の施術作業としてプルパで右側の首の硬化部をゆるめていく。
するとお客様はさっきまで左首が痛いといっていた状況よりも、
右首のほうが深刻であったということをありありと気づきだします。

それはそれは右首は過緊張著しい状態ですから、
本来的に内在するそれらの筋肉部分は血がめぐらず酸素供給がおぼつかない状態。
老廃物もその場に多大に溜まりすぎてます。

そのようなところはリリースされると、
痛みが本当に強いんです。。。

でもその箇所、だいぶプルパで緩めることができ、
硬化著しかった右首の中層の下部まで緩めることができました!


お客様も相当、耐えておられた様子でその姿を察しながら解き進めるのは、
私としてもかなりつらいことで、やりたくはないというのが正直なところです。
ただ、今後のお客様の生活を切り開くにも、
やっていくしかないと私も腹をくくりました。。。


最近、首部分のプルパによるリリースは他のお客様にもおこなっております。
そちらで開発した技術の集大成で対応させていただきました。
その技術を養成しておけたから、対応できる目算が持てたのです。


実は、こちらのお客様。
他の体の部位が若返りしなやかな筋肉におきかえっていますので、
この首部分が、最後の最後の課題だったのです。
うまくこれで「施術終了しても、もう、私は大丈夫、大丈夫!!!」

ということに、なってくれたら、お客様にとりまして、
どれだけ生活の質が上がることでしょう。

そうなってほしいと思いつつ、
同時に、プルパがあってさいわいであったと痛感した一日でした。 ^−^
posted by スズキ at 05:34| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月16日

骨・骨膜への調整が、次期の主流へ!?

骨へアプローチ。
これは少し時間がたてば、
次への潮流となるだろう。

たとえば、いま、アマゾンの洋書を見ていけば骨へのアプローチをなさる施術法のテキストが目白押しですから。

日本にも、それは必ずきます。
ちょっと遅れてですが。。。 ^-^;





とある武道の先生も、相手の骨がきつく痛がるように持てと。
筋肉を攻めてもそうは長いことダメージは続かないのですが、
骨を攻めると骨へ加えられたダメージは長期間持つんですよ。

腱が切れそうになるような部分を狙われると、
軽くつままれただけでも、「ひえぇーーーっ」と叫びたくなるんです。

骨部分は痛みやしびれの影響は筋肉部分よりもずっと続くだけでなく、
筋肉部分をリリースするにも、その筋肉の骨の付着部分の腱を狙うといい。
すこししびれるときもあるが芯を通す力の進行するようであるならば力具合を調整すればいい。



私も、最近はプルパでの施術を修練するために、
そちらに多くの時間を割いているのですが、
少し前までは自作ていしんで”とんとん”していました。



そのときに「骨」や「腱」を狙っていたんですね。
すると長い間、その身体調整の影響が継続するのです!



そして「筋肉部分を狙いすぎる」と、
最後にもっていく着地点の、
身体の左右差のバランス微調整が成り立たないようになってしまうんです。
影響力の強さが裏目にも出るものですから、
ほんとうに何気なくアプローチをしているようにはたから見られていても、
かなり必死になって頭を使ってはいるものです。


骨を狙う意識を努めると、
お客様には筋を狙っているようなものに見えても
私の意識では骨へのアプローチにすることもできる。

そうやって実は骨組みを正し、
身体の柱の立て付けを少しずつ調整していっているんです。


立て付けが悪くなった状態の骨格の組み合わせは、
いっきにそれをまっすぐな状態へ柱を立てるのは難しい。
それは骨以上に凝り固まった筋に阻まれるだけではなく、
悪い立て付けでの身体操作を長年繰り返してきたときは、
理想的な立て付けに骨組みの並びを変えられたら立てません。
「こんなに居心地の悪い姿勢でなんか立てるもんじゃない!」
というのが、理想姿勢で、そちらへと少しずつ施術や運動で持っていく。

それは長期戦になることも、往々にしてあります。

大人になってから、このような姿勢の大改革は、
心身や脳力的にも生易しいものじゃありませんから。。。



筋肉部分が硬化が強いといっても、
筋肉をたたいたとしても長い間は持たないのです。
そこは経験則上、感じ取っていたところでした。



それは筋肉という柔軟な組織がかたくなるには、
その固さでいたほうがいいというメリットがある場合もあるので。

たとえば、筋肉をつっかえ棒にしないとならない姿勢をとる人は、
相当な骨格筋が計算づくで緩められない限りは、
なんどリリースをしても、まったく元通りに近い状態に帰ります。
筋肉が身体を支えるつっかえ棒にして生活をすると、
そんな筋肉のことを、
骨組みの柱のひとつとして脳が受け入れているんでしょう。

構造体として筋肉は硬化して骨ほどうまく身体を支えられるものではありません。
ぐらつきがあるため、ぐらつきを察知したらその瞬間、もっと固まろうとします。
筋トヌースは、そうなった瞬間に、元通りの固さを取り戻すようになっています。
施術院で施術を受けても、ほんとうにすぐ戻っちゃうという人の言葉は、
「確かに、そのような状態ですよね」とうなづくしかないのです。。。

残念なことですが、この状態に長年にわたり陥れば、
自力での改善は難しい人も多いような気がします。
ほんとうに身体のゆがみの蓄積を放つ際には、
さまざまな事態が起きるので紆余曲折しながら、
臨機応変に、あきらめずに対処し続けることが必須です。


話がそれてしまいました。^-^;



ただそのような骨格筋が萎縮硬化して骨状に機能するよう強いられているときは、
骨組みの大本命、骨部分がうまく正しく働いてもおりませんので、
そちらを修正していくことを忘れてはならないのです!

むしろ骨組みを見てアプローチしつつ、それから筋膜を緩めたほうが完成度が高まる。
そのような仕組みなんだなと思います。



ただあまり骨組みへのアプローチはしても、

骨への直接的なアプローチっていったいどのようにすればいい?

となりますよね。





だって、あまりそのような内容の書かれている本もないわけだし。

私は、「マトリックスリパターニング(2006年発刊)」という本をずいぶん昔に買い求め、
そちらでセルフでもできる骨にくわえられたダメージから骨の変形を改善するというやりかたを学んで。

ボディスキャンをおこない、電気的なトリートメント、次に骨へのトリートメントをやっていこうというもの。
実に面白いアイデアだと感心して、それから骨の変形やそれにかけられたストレスを緩めるという意識を持ち始めました。

そのマトリックスリパターニングでの骨へのアプローチは、
強い圧をかけてぐいぐいするというものではありません。
弱い持続圧を基調とする圧のほうが、
よく骨も動くべき方向へと修正移動していってくれる。
実際に自分の身体で試してみても、そのようでした。






骨へのアプローチの意識について、より実体験を深めさせていただいたのは、
一年ほど前に、ロルファーの橘さんが「骨膜」へのアプローチ方法を学び、
そちらを重宝に使っておられるとお聞きしまして。
お忙しい中、数度、そのアプローチも交えてセッションを受けさせていただきました。



「骨」へのアプローチではなく、「骨膜」という膜組織ですね。


「筋」へのアプローチではなく、「筋膜」という膜組織を緩めるほうが身体がよく変わるということを、
多くのロルフィングセッションという実体験から実感している橘さんだから、
「ダメージを受けて変形した<骨>へのアプローチではなく、
ダメージを受けた記憶を持つ<骨膜>の過去のパターンを消す」という発想は受け入れやすかったのでしょう。

筋膜や骨膜のような膜組織は、
過去のパターンをよく記録する性質があります。

橘さんのセッション中は、
できるだけ頭を冴えさせて気づきを得ようと思っては見たものの。
ソフトでここちよいアプローチでほとんど頭がぼーっとしていて、
アプローチしていただいた内容はまったく覚えてはいませんが。 ^-^
私の身体はなにかを感じ取ったことで、賢くなれたと思います。




昨日、施術をなさられるお客様から、
おもしろい施術セミナーに訪れたとお教えいただきました。

ゴムヘッドのハンマーで、
なめらかな手で握りやすそうなサイズの軽い木製ブロック。

こちらの木製ブロックを骨へ当てていく意識を向けて、
ゴムハンマーでとんとんとたたくという施術です。

私も自作ていしんで、とんとんとしながらのリリースの参考になればと思い、
広島でそのようなアプローチをしている先生がだされた本を買い込みました。

ただその本のなかには、よかったよーという体験談しか載っておりませんで。
ちっとも参考にならなかったなぁと思っていたときがありました。。。


が昨日の施術をなさるお客様は、
しっかり勉強のためにそのとんとん療法を受けに行かれてたのだそうで。

なんという積極性、なんというフットワーク。
見習わなければと思うと同時に、ほんと、只者じゃない先生が施術を受けに来てくれているんだと、
改めて痛感した次第です。


そしてそのゴムハンマーと木製ブロックを見せていただいたのですが、
そのときに出たのです。



実はね、これで骨をたたくんです。骨から調整するんですよ」という言葉が!!!



私は、日本にはこれから少しずつ西洋の施術法が後に日本に流れてくるということから、
骨へのアプローチへの転化となるのではと思ってたのですが。

そうじゃないんだ!という流れをお聞きして、
正直、うれしくなりました。 ^-^



骨への適切な調整をしていく方法を会得すると、
ずいぶん改善しやすくなるんですよね。
そちらへの学びを深める機会がでてくるはずです。

そして面白いことに武術系の方々は、
骨を攻めれば勝てることを熟知しておられるので、
骨へのアプローチ意識は日常的なんでしょう。
そこは秘伝扱いの領域なのかもしれません。



posted by スズキ at 09:15| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月04日

プルパで、肩周囲や脇下の徹底リリース! 成果、大!!

先日、当ブログでプルパについて書かせていただきました。

2018年09月28日
プルパの脊柱起立筋の一側ラインの硬化部と石のようなピンポイントしこりのリリースパワー ^-^

金剛杭プルパ .jpg

プルパでは、
・脊柱起立筋の一側ラインをリリースする
・ピンポイントのしこり部分のリリース
などの精密なしあげポイントのリリースを担当していただいております。

ピンポイントリリースでの立ち回りの器用さは、とてもいいですね。


身体の芯が硬化した筋肉が多すぎるときには、
プルパでのリリースでは力不足で適用外となるでしょう。

そこは今までとおりのやり方が必要となります。
錘を使いましたトラクションでのリリースや自作ていしんを使ったインパクト圧。
そちらの活躍する場は、身体の芯の硬さの状態によって使い分けが必要となります。


つまりそれは一本の四角い銘木を用意して彫刻をするがごとくです。

【ファーストステップ】
四角い長方形の木の素材に、これから掘り出す像のイメージを3次元的に描いた図をトレースして墨付けをして下書きをする。
それから素材の木に不要となった部分を荒削りに削っていく一次作業が始まります。
ざっくりとのこぎりやノミを使って取り除いていきます。
そうやって全体のフォルムを描き出していくのです。

【セカンドステップ】
その荒削りが終わると、
もう少し細かく大きめな彫刻刀でざくざくと切り出すのです。
そういった荒削りのフォルムから中間的なイメージ像が描ける状態にすすむのです。

【ラストステップ】
最終的に、より詳細に削りだすところを残したので、
そこで仏像なら慎重に顔の表情部分、手足の指先や衣服のしわなどを彫りだします。
臍の細い彫刻刀などを駆使して、
細部に魂をこめる。
ここが仕上げです。


彫刻に不慣れな方は、
いきなり素材の長方形の木に細かい作業をしてばかりに気が行く人が多いようです。
全体のフォルムを荒削りして要らない部分をとらないといけないのに、
そこをいきなり仕上げに使う細い彫刻刀で取り掛かっては仕事が進みませんよね。
手順を通していかなければ、すんなりとラストステップまでたどり着けないのです。


で、私の施術でたとえるならば
現状では、
【ファーストステップ】
「ボウエンテクニックのムーブ」を使い多様な当たりをつけていく。
ここで浅層部分の見立てをしていき、情報収集をするのと同時に、
患部の熱(冷えすぎやほてりや熱症など怪しいものがないか)を見たり、
ちりちりとするような静電気的な気のもれがないかどうかをみています。
そほのか望診といわれるような顔の表情や身体の左右差や重心の狂いなど、
検査をしつつ調べていきます。

【セカンドステップ】
浅層部分をとってそれよりも奥にある層に突入していく。
そのためには「錘を活かしたずり圧」や「自作ていしんのインパクト圧」が効きます。
これが彫刻で言えばほぞの幅がある程度の広さがある彫刻刀で形を作り出すときにあたります。


【ラストステップ】
「ディテールを描きこむツール」を利用して、細部に埋まりこんだしこり部分を解いていく。
これは印象の強い手先や表情などの作りこみとなるわけですね。
ちなみにそしてそこに至るまでの下作業が十分に済んでからでなければ、
このステップに熱心になってみても手順違いだとしか言いようがありません。
それは下準備としての前段階が整えられ完成してもいないまま、
次の工程に移っては、結果的に二度や三度の手間を費やすことになりますし、
なかなか思った完成に近づけたくとも思うに任せない。
非常に、リリースする側もされる側のお客様にもストレスの溜まることです。



今、主に通っていただいておられるお客様のには
ファーストステップとセカンドステップがお済になられた方が多くおられます。
相応の筋膜の深層筋は緩められていてきれいな整えられた状態の方がほとんどです。

するとより詳細なピンポイントにスポットで狙いを定めてリリースしていくための、
精密なリリースがかなえられるツールがそのようなお客様には必要であったのです。

そのような状況を打開するためのツールを捜し求めていたところに現れてくれたプルパだったんですね。。。
それはアクティベータでも、ゼロプロマッサーでもなくて、、、
プルパという大き目のていしんとして使われるインパクトの強いツールでした。



その活躍は、当初の私の思惑以上のものとなっています。


たとえば、
昨日の施術にて、
肩周囲の根の非常に深いしこりを内在して肥大化した状態を背負う形となった私との同業者の先生のセッションをさせていただいて。
まさにサードステップへ進まれた先生ですから、
ほとんど自作ていしんのインパクト圧を使うことも数少ない様子で、
プルパをフルに活用してのリリースをさせていただきました。
プルパと錘によるずり圧をメインのリリースに構成していき、
自作ていしんや私の自作していた長さのあるていしんでもカバーできなかった部分をプルパでリリースしていきました。

プルパですりすりしながら解くとき以外には、患部に先端部分を軽めに接触させてくるくると右回転させていく作業を多く使いました。
患部の先端を軽めに接触してくるくる回転させるときには左回転にするとリリースの作用ではない状態となりますので注意が必要です。
回転方法も、
ときには螺旋を描くようなイメージにしたり、
ときには回転の円の大きさを大中小に変えたり楕円にしたり、
ときにはより軽い接触に変更してみたり。

自作ていしんでのインパクト圧をかけるときもそうですが、
私自身が木刀での日々の素振りをしているので、
それが目的的に一打を的確に打ち込む気遣いにつながりますし、
その一打を作り出すノウハウもためられてきた素地があって効くことなのです。
それはプルパでも、木刀を握る際の特殊な「手の内」の作り方にも活きますし、
意外にシンプルなやり方のうちには詳細な設定力やそれをかなえる体裁きがあってこそ。

なかなかの集大成だなと思うところです。


そして昨日は、それらのプルパの操り方を最大限引き出して、
いつも何かとお世話いただいている先生の強い肩のネックポイントを持つ施術に当たらせていただいたわけです。

かなり途方もない時間をかけてリリースさせていただき、
お付き合いいただきました。

毎回、ひとりひとりのお客様用に、次回にはどのように現状をさらにモアベターにできるかという課題を設定して、
各人のお客様の次の施術に望むわけですが。

やはり肩部分。

前回は、自作ていしんを駆使することでリリースも進められたところではありますが、
そこをかすんでしまうほどのリリースを起こすにはどうすればいいのだろうか。。。
そのようなことを追い続けているから気が休まらない日々が続くわけですが、
そこへの答えを希求する念が深まっただけ結果は出てくるものだと事実、思います。

こちらの先生の右肩周辺。
すでに多年にわたる筋肉太り状態に陥っているコンディション。
なおかつ日々、ハードな多忙な施術提供をなさって作り出される肩の筋疲労の影響も大きい。
それにより肩の内部や周囲の内側には、
強力な硬さが関節をずれさせたり詰まりをつくりだす変位が起きてしまう。


それらがちょうどプルパの刃の並びをへらのように使うことで、
大胸筋部分の深層をきれいにリリースすることができていって。
ここがかなり肩全体のリリースに効いたところと思いますが、
施術終わりに先生の立ち姿を見たときに首がとても長くなって見えました。

つまり肩を乗せる肋骨部分の自由な緩みが理想に近づいたとき、
どさっと胸が肩の凝りで上に持ち上げられている制約が消えた。
つまり胸郭自体がきれいにあるべきところにまで下げられるようになって、
肩の問題とは胸郭との関連の深さが奥に潜んでいるんだなと痛感しました。


私が見ても、
このたびは、仕上がり具合に「にんまり」してしまいました。



また、余談ですが、
この脇下にできる大きなしこりたち。
これにより肺経の経絡等に悪影響がかならず起きてしまうもので、
それは免疫系の低下につながります。

たとえば乳がんになられているお客様の脇の下の状態を見ると、
脇下のしこりが大きく岩石のようになっていたり、
板状に張り付いていたり。
肩関節が閉じるようにしこりで圧着されていたり、
肩関節がそれによりずらされて肩甲骨があらぬところにいたり。

必ず施術上チェックを詳細にしていけば、
問題箇所が私の目に付いているものです。


ただこの脇下部分の深層部を緩めるためには、
手の指での刺激等では激痛で解けなかったり、
岩石の硬さにも似たほどの硬さで解き得ない。

この日の施術で先生にさせていただいたリリース成果やそのリリースの流れを経験させていただいて、
女性の乳がんにまで発展しそうな脇下のリンパの流れをせきとめ滞らせてしまう方々のサポートもできそうだなと思いました。

乳がんに実際になってしまわれる前の、
前段階の状態での処置を考えて私どもの施術を長年受けてこられる方がおられます。
私もこれは日頃、お客様がお仕事で緊張しすぎているなと思えるような硬さが出れば、
「痛くて、ほんと、ごめんなさい!!」といいながら、
状態が進まないようにきっちりリセットするようにさせていただいておりますので。

そのリセットをされた後には呼吸が楽になって肩こりや首の調子もよくなってきて、
なにか自分の身体にいいことをしたという充実感や実感を持っていただけ安心できるそうです。 ^-^
感謝いたします!!!

あとアドバイスとしては自身の体質が家系上がんになりやすいようだという方のときは、
日頃の脇の下へのヤムナボール等を使ったエクササイズをなさるのがいいでしょう。




そんなこんなで。


本来的な密教法具としてのプルパ本来の使い方ではないので、
作った方が私の使い方を見れば「おぃおーぃ」といわれそうですが、
密教も人様を助けるためのものであり、
私の使用意図もそうですから。


本来の使い方からはとっぴなへんてこな使い方をしていることも、
大目に見て欲しいと思うところでした。 ^-^
posted by スズキ at 11:04| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月18日

骨盤がずれているのは、胸郭がずれちゃっているから?!「骨盤と胸郭の連動」

先日のこと。

驚いたことをお伺いしました。

「 骨盤がずれていると、身体全体がずれるんだから、
  骨盤のずれだけ手当てすればいいんだ! 」

という内容の話で、
ほんとうに骨盤しか触らないそうです。。。

もちろん、骨盤がずれれば身体の全体のゆがみにつながるのは事実でしょう。
ですが、たとえば、身体的に可塑性の高い柔軟な筋組織を持つものであれば、
そのような骨盤のみのケアである程度の成果がだせるケースもあるようです。

ただし、そういった人は、それこそある程度の症状を持っておられる方が多い治療院では稀有な人なので。
そこを期待していいわけがありません。 

骨盤のずれを調整しても、重い大量不良を感じられる方の場合には、
戻りが速攻で現れてきてしまう。
つまり多くが骨盤だけのケアでは、
よくて現状維持か悪化のスピードの減退にとどまります。


以前は私もそういった神業のようなものが、
世の中の七不思議のようにあるのかもしれないと探ってみた。
だが結論からいえば、
やっぱり症状が重い方々には戻りが早すぎで、
状態を上向かせるだけの力が欠けているように感じられました。

もちろん骨盤の変位を正すこと、
つまりちゃんと骨盤が正しい位置に戻って関節も正しく稼動していたり関連筋も設計どおり働くのは健康の基礎。

そこは疑いようのないところです。
ただ実際は骨盤部は起立筋や広背筋や腰方形筋等々の腰部や背部の筋群と密接な関連を胸郭と取り合っています。

だとしたら、、、骨盤と胸郭の正常や異常の状況は密接にリンクしているんですね。


つまり、胸郭のずれや変位のパターンに近しいかクロスパターンのような形で、
骨盤がずれているという関係性を見て取ることができるんです。

そして、骨盤が胸郭部の筋異常による頭部方向への引き上げによりずらされている状態は、
骨盤部の股関節周りの外旋六筋を文字通りリリースできるまで解けば(←これがはっきりいって至難の業です)
腰方形筋や起立筋下部あたりは緩まってくれるものの、その緩み方としても芯のコリを残したままの緩み方です。

ちょっとそれでは改善状態も長くは持たないというわけです。



というと、、、ここまで書けば察しのよい方は、
「じゃあ、胸郭と骨盤ってセットでリリースして欲しいよな〜」
と感じるのではないでしょうか。


それは下記の本に書かれておりますように、
下記書籍を書かれた先生のお調べで、
「胸郭の左側方偏位が90%」とおっしゃられています。





胸郭運動システムの再建法 第2版-呼吸運動再構築理論に基づく評価と治療 Web動画付


ちなみに、この本は図画も多くわかりやすいだけではなく、
出版社のサイトに書籍にスクラッチで封印されたパスワード等をいれることで、
映像で検査の仕方などが参照できるので理解がしやすくて。

本書は理学療法やお医者様向きの本ではあります。

ただ私には他の施術をなさる整体やマッサージ、カイロプラクティック等の先生方にも、
ぜひとも参照して学ぶことで、目からうろこがはがれるものとお勧めしたい一冊です。



そして、そして。
本題に戻りまして。

胸郭が左側が軸となると機能的優位になるような状態を持つ人は90%で、
そうなれるように胸郭の骨組みの並びが偏っているんですね。

つまり胸郭は、左右がきっちり均等にシンメトリーになっている人って、実に少ないんですね。
最低でも90%の人はずれちゃっている傾向があるのだということですから。

私の施術をしてきた感覚では、身体の左右差を整えられたスポーツマンでも、
はっきりとした胸郭部のずれを確認することはほとんどです。

だからたいがいの方は、自分の胸郭はずれているわけがないと思っていても、
私が見つけ出したチェックポイントを、2〜3のポイントを20グラム程度の弱い圧で押しても、
ひぇーーーー^−^;
痛すぎですよ!!
という人がほとんどなんです。

最近はキーボードを使ったデスクワークが事務作業の主流になっているからだけではなく、
スマートフォンの普及に伴ってというところからか、
確実に胸郭の変異は大きくなってきていますね。

だからこそ胸郭をリリースする技術を独自に習得して成果が出せることが、
施術力の発揮やプレゼンにもなるキーになっているんですよね。
ここで施術効果を高める独自性が出せるかどうか。


そして同時に、胸郭部のリリースを骨盤部のリリースとセットにしていると、
改善率が非常にいいように実感しております。

もちろん、時間もかかるし、見立ても複雑になりますから、
それなりの大変さは増すのですが。

施術では骨盤と胸郭の両方のリリースをしていますし、
最後に、かならずそのふたつをうまくあわせられるよう微調整をするのです。
バランスをとるのも、
解剖学上の相関の様子が要点として飲み込めずに感覚的なところに頼るところもありますが、
徐々に多くのお客様の施術を繰り返していくうちにポイントが判明し飲み込めたところがあります。


実は、、、施術院選びには、最近の流行の「骨盤部分のみをみれば・・・」というのも、
とりあえずキャッチーなお客様の心を捉えるためのコピーなのかもしれませんが。


しっかりした施術をなさるところでは、
そこに重きは置くものの、各人の身体の多様性を見て治していくのが良心的だと思います。

私が文頭で述べた骨盤のみでいいと訴えた施術を受けたお客様の評判は、
あまり芳しいものではありませんでした。



おおよそ施術院を選ぶ側のお客様自身が、
大切なお金をお支払いいただくのですから。
しっかりと自分の身体改善につながる良否の判断ができるようになること。

そこは重要だと思えてなりません。

posted by スズキ at 12:46| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする