2025年08月25日

耳鳴りの症状を削るか、耳鳴りにならない体質をとるか。。

市販薬の耳鳴り改善漢方薬処方の多くは、
生薬の配合をみれば当帰芍薬散に近しい。
だが当帰芍薬散は、多少は耳鳴り改善の効果はある。
だが強くはない。

こちらは漢方薬を生業にしている先生の情報です。

当帰芍薬散の効果は、
補血・鎮痛作用、血管拡張作用、利水作用があります。
私のようないまだ素人に毛が生えたくらいの知識では、
補血作用で足りない血を補い、
体内の不要な津液を排泄して流れをスムーズにし、
血管が狭くなったところを拡張させる。
ならば耳のそばの血管の狭くなった部分を拡張させて
血・津液の量を正常に落ち着かせるよう
当帰芍薬散で行おうという意図でしょう。

ただ百戦錬磨の漢方薬を生業にしている先生には、
そのような生薬がもつ効果をそのままあてはめることよりも、
耳鳴りという耳に関係する五臓は腎となります。
これは耳という目に見える器官が体内の腎と関係するとされる。
耳鳴りという耳の不調を腎の不調ととらえて、
腎を改善させることが耳の治療となることがあります。
そのような見立てたのです。
そして臨床的には耳鳴りは多くは、
腎実より、腎虚による影響が多いようです。
腎虚には(腎陽虚・腎陰虚)の2つに分類され、
それぞれ別タイプとして分けて観察していきます。
そこの詳細は割愛いたしますが、

私も身体が疲れ切ったとき耳鳴りが起こりますが、
そのときの様子を判断すれば<腎陽虚>であり、
その場合でもさらに深く考察すれば
対応する漢方処方は(八味地黄丸)となります。

こうなると市販薬では(当帰芍薬散)とされるが、
他の先生の見立てでは(八味地黄丸)となります。
当帰芍薬散と八味地黄丸では、
含まれる生薬がひとつも重なりません。
ここまでまったく様子が異なる漢方薬が
ひょっこり市販で顔をだすものなのか!?



一部の漢方薬は市販でネット通販でも購入できます。
医師薬剤師に相談の上、服用しようというが、
そうしなくても買えてしまうから悩ましい。。。

一般ではパッケージに耳鳴りにいい漢方だと書かれたら
それを信じて買って服用するのは必定です。
ゆえにやはり信頼できる漢方薬局等により
用法用量相談の上に購入することがお勧め。

そう感じた次第です。



手技療法で耳鳴りを改善させることもできるんです。
実際にそれは私も研究し改善例がございます。

ただ手技療法では、経絡的に耳鳴りを改善させるとき、
胆経、三焦経、膀胱経、胃経を使っていました。
大腰筋の異常なテンションにより骨盤変位が起こるため、
大腰筋を正常な状態に必ず仕上げるのですが、
その大腰筋は腎経の経絡に属します。
ただ大腰筋をリリースしたからといって耳鳴りが収まった、、、
というケースは私の場合はございませんでした。
胆経、三焦経が耳周りに耳に関係する経穴が多くあり、
そちらの経絡内の気が滞れば耳鳴りは起こりやすいが、
意外に胃経を丹念にリリースして仕上げたときに、
お客様から「あっ、なんだか耳鳴りが収まったわ」と
その場で報告を受けたことが多かった記憶があります。
その数は一件二件ではございません。


なので私がやっていた経絡をイメージした手技療法では、
腎経で耳鳴りを開放できた実感はなかったのです。
どういったことなのだろう?

耳鳴りは再度起こるケースがあり、
以前よりひどくはないが、
またやってきたということもある。
そう考えれば、
耳周囲の気を滞らせる経穴の調整は(標治)であって、
腎の調整が進むことが(本治)へいたるのでしょうか。

だとしたら症状、この場合は耳鳴りですが、
そちらがひどければ標治を先行させて行い改善を確保し、
そこから次に体質を整えるための腎の調整を本治として続ける。
そういった流れが自然なような気がいたします。


現状の考えで手技をなすならば。
以前のように私の手技療法対処を
耳周りまで経絡が届かない腎経は耳とは関係が薄いと思わずに、
腎経を大切に扱いうことも考慮し腎の本体に視線を配るべきだった。
そうすることで耳鳴りの戻りが軽減することもあるかもしれない。
または手技と腎虚改善の薬膳や漢方などを併用させてみてはどうか。
そのように感じております。
posted by スズキ at 13:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月29日

シリコンカッピングで胸部の前後を挟み込み! 意外や意外、呼吸、楽になるんですね!!

肩関節と股関節のずれかたが同期するという話
先日、フェルデンクライス・メソッドのセミナーを受講したとき、
ATMのなかで(肩関節と股関節の前後の動きと同期)をおこないました。
意外に普段肩関節と胸郭を分離して動かせていないと痛感しました。

GridArt_20250729_085945219.jpg


その理解に立って、
肩関節を前後に動かすためには
左右別々同時期に、
烏口突起より内側(1:)と肩甲骨の上腕骨付け根の真上(2:)で挟み込む刺激を与えます。
(1:前面の黄色い ○ の位置。鎖骨の下で腕と胸の付け根)
(2:背面の黄色い ○ の位置。やや三角筋にかかる位置)

つぎに、上述の刺激を終了させた後に、
左右別々同時期に、
胸鎖関節の下部分(3:)と菱形筋の上(4:)に挟み込む刺激を与えた。
(3:前面の青の ○ の位置)
(4:背面の青の ○ の位置)
挟み込む刺激には、4〜5cm幅のシリコンカッピングを利用しました。
シリコンカッピングをつけるとき、背面を先につけるのがポイントです。


(やりはじめた当初、
 左肩甲骨外方のカッピング箇所はみずぶくれがひどく、
この部位の肩関節の異常がそれにより察せられました。)


7日間、1日に20分ほど上述の挟み込み刺激を与えたら、
胸部肋骨と上腕骨とのスペースの詰まりが解消しました。
おかげで、楽に腕をおろしやすくなってきた。

胸郭と腕との独立を実感できて気づいたことですが、
立位で足が地面を支える股関節のハマりがすこぶる快適になります。


四足の犬や猫なら、人の腕は前足で脚は後足。
立位でも歩くときでも、前足や後足ともに関係が深いことがわかるだろう。
人間も筋肉や骨格上、二足歩行よりも四足で支える骨組みや筋肉の作りです。人間の進化の過程上、四足の期間と二足になった期間では、
前者がまだだいぶんながいといわれていますので。

つまり二足で足で立つ感覚も大事ですが、
肩や腕の関節を正しくはめるようにして使うことがともなって、
理想の二足の立ち方ができるということでしょう。


股関節が正しくはめられているかどうかの感覚は、
私がお客様に「股関節は、どの程度、はまってますでしょうか?」と問いかければ、
「わかりませんけど。。。」または
「歩けてるからハマってるんじゃないですか?」
といった評価がかえってきます。

なかなか自覚しづらいものです。

だったらぜひ、
視覚的に認知しやすい<肩関節が正常な位置で保てるよう注力>しましょう。

肩がはまらず股関節がはまるっていうことはないですし、
股関節がハマっている自覚は、肩関節がハマりが正常化したとき、
自然に訪れるかもしれません。

posted by スズキ at 09:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月27日

体内のプラスイオンとマイナスイオンはバランスよくと虚と実まで見方を広げてみて

ブログで(赤血球の酸化による表面のさび化(プラス電化)の課題)について、考察してきました。
では、ここで赤血球の理解から離れ、
体内の血中でのプラスイオンとマイナスイオンの異なった役割を観察してみましょう。


プラスイオンは老廃物をひきつける働きがあります。
プラス・マイナスのイオンバランスが崩れ、
プラスイオンが過多となれば老廃物の量が増加し固まりをつくりだします。

対してマイナスイオンは押し流す力が強く働き
そうした老廃物を流し去って柔らかさをつくりだします。


というわけでプラスイオンで老廃物を回収し、マイナスイオンがそれを除去します。

ということで、
たとえるなら<一般家庭ごみを集めてゴミ箱に捨てるまでがプラスイオン>の役割。
そうした一般家庭ごみはごみ回収車が各家を回って集め、<ゴミを燃やす焼却炉まで持っていくのがマイナスイオン>の役割。


そう考えていただければ、
プラスイオンが悪だとかマイナスイオンが善だとかいうのはお門違いだとわかるでしょう。
プラスイオンもマイナスイオンも偏りなくバランスが整えられたとき、
各々が役割を果たしてくれるわけですね。


ちなみに凝りが強い場所は、正常なプラスイオン・マイナスイオンの対等状態にくらべて
<マイナスイオンが足らず、プラスイオンが過剰>なエリア。
老廃物がたくさんそこに蓄えられ、そうした老廃物を浄化する回収システムが働きが悪い。
老廃物は粘性があり、寄り集まれば別れた組織を粘着させて一体化させる。
それが凝りです。
この状態とは中医学でいうところの虚実の(実)と呼ばれる状態です。

ちなみに凝りの状態を通り越した組織は筋肉が張りがなくみずっぽい。
正常なイオン数が足りておらず、
プラスイオンもマイナスイオンも全体量が減少している。
プラスイオン・マイナスイオンの対等状態にくらべたら
プラスイオンが足らずマイナスイオンがまあまああるのかまたはその逆かといった様子
です。
家庭ごみは部屋のゴミ箱に捨てられず部屋中で散乱したままでいる。
ゴミ回収車がきても所定の場所に袋にまとめて出しておいてくれないので、
もっていけないでそのまま素通りするでしょう。
これでは各家の部屋中がゴミ屋敷でかなり厄介な状態だとわかるでしょう。
時間が経つごとに部屋内のゴミの散乱が蓄積されますから、
たとえば6畳間のスペースのようにごみを貯めるサイズは限られ、
キャパオーバーがやがて訪れて破綻することは目に見えています。
こちらは中医学でいうところの虚実の(虚)と呼ばれる状態です。


(実)の状態であれば、プラスイオン過多であるから、
マイナスイオンを内外から患部へ補うことが対処法となります。
<補法>ですね。
マイナスイオンが補充されたら、
正常にプラスイオンが集めた老廃物を押し流す。
浄化する機能は早々に復活してくれるでしょう。

(虚)の状態であれば、足らないプラスイオンとマイナスイオンの量を見定め、
それぞれを適正量の補充することは大事なことです。
ですが上述したような、お部屋の内部に溜まりに溜まったゴミが散乱したなら、
まずはそこの清掃とゴミ出しも手を付けなければなりません。
これが俗言う(デトックス)ですね。


プラスイオンやマイナスイオンの足りないものを補うことは物理的にできます。

ですが細胞内や患部エリア内に散乱し蓄積された老廃物の除去は、
そんな生易しい対処でクリーニングできるものではございません。

原理原則的に部屋内にゴミを散乱させた年数と同等か、
ときにはそれ以上の期間が必要となります。
末期では最悪、元通りにはならないこともあります。

初期や中期では、身体の一部には実となり虚もその裏にあるといった、
実と虚が偏在しつつ共生しています。
それが身体の浅層と中層や深層でのことでもあるし、
伸筋と屈筋でわかれているような場合もあるでしょう。
ですが末期となれば虚のより集まりがほとんどです。
経験豊富な施術者なら、これからのプランを脳裏に想像して、
戦いに挑むような気持ちになることでしょう。



ということで、
(実)の方でしたら、わりかし対処も簡単だからといわれるイメージ、
ご理解いただけましたでしょうか。
同時に(虚)のエリアが全体的に量が多く占められた方でしたら、
理にかなった対応技術をもちいても手間暇時間やがかかりますし、
ひとりでは路に迷い、こころがめげそうなこともあるでしょう。


(虚)の状態が恒常化すると不調感を実感できる痛覚の麻痺が起こり、
自分の体調はそこそこいいのだろうと安定しているような勘違いをします。
そうなると本格的な発病をする症状がでる前に手を打つことができません。
そうした未病で引き返す対処がしづらいわけです。
そして(実)の方々は、基本、ちょっとでも身体の安定感が乱れたら、
まさに慌てふためいて痛い、苦しい、どうにかしてくれ〜と訴えます。
痛覚等がしっかり働いてくれている正常な反応がでていますから、
ケアはショットガンでピンポイントを狙い撃ってケアしただけで
驚くほど快調へと復活なさるでしょう。


自分では不調の原因となる病位が(実)か(虚)のどちらにあるかを
判別しづらいこともあるかもしれません。
(実)(虚)も、それぞれさらに細分化されて判断が厳密化される。
ここの判断が優れておられればそれに見合った結果が出るでしょう。




posted by スズキ at 14:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月18日

瘀血と使い古しの潤滑液との関連性は、きっとあると想像しています。



中医学では<血瘀→瘀血→腫瘍>という
状態変化の流れがあるとされます。

瘀血とは、調べてみると様々な説が述べられており、
古くなった血だとか、デトックスを必要とする血液だとか。。
一見もっともそうだがなにをどうすればいいかは、
それがどのような成分で組成されているかわからなければ話になりません。

仮に瘀血を、赤錆たっぷりになったヘモグロビンをもつ赤血球だとみてみましょう。
ヘモグロビンは鉄を含みます。
血をなめると鉄の味がすることでもわかるでしょう。
赤血球はヘモグロビンに酸素を吸着させ、カラダの隅々まで酸素供給を行っています。
ですがそうした赤血球のヘモグロビンの鉄分に赤茶けてぼろぼろに鉄を壊すサビがついて暈が増してしまったとしましょう。
赤血球は、毛細血管の管の直径よりわずかだけ大きめで、毛細血管内に入り込もうとするときにはみずからの身を折り曲げて中に入るようになっております。
これは顕微鏡で観察できることです。
ですが赤錆をつけたヘモグロビンをもつ赤血球は、みずからの身を折り曲げて小さく変形することがかなわなくなり、毛細血管内に入り込んで血液を末端まで供給しづらくなります。
こうした瘀血状の血液に変わってしまった血液を持てば、酸素の供給も二酸化炭素の排泄もしにくくなった組織があらわれていき、こうして酸素や栄養が不足し二酸化炭素やその他老廃物の排泄ができなくなった弱化した組織が占めるエリアが体内にできあがってしまうわけです。
そうした場合、老廃物は強い酸化作用をもつ毒素と化してしまう。そうした組織が他の隣接した組織に影響を与えてはならないということで隔離がなされます。
それが岩石のような硬さで包まれた腫瘍といわれる病理生成物とされます。



と、とりあえず赤錆たっぷりのヘモグロビンをもった赤血球を瘀血とする、これもまたひとつの仮説
つまり仮説が正しいかどうかを検証する必要はありますが、検証するにももっと正当な瘀血の他の仮説を見聞していく必要が出てくるため、今後の私自身の勉強進捗度に期待いたします。

ちなみに瘀血化が進んだ者は、毛細血管内に血流が停滞することで、カラダが冷えだすという特徴を持ちます。
というのは毛細血管内に入ったぎりぎりサイズの赤血球は、毛細血管内で摩擦され熱を生成しながら流れます。これが重要な人体を暖める発熱方法ですが、瘀血であればこの摩擦熱が理想的におこることはなく熱生成が半減するなどの減少するでしょう。
瘀血状態がさらに悪化してほとんど毛細血管内に侵入しづらくなれば、そうした患部には冷たさを感じます。実際はそうした冷たさがでる前は熱がこもる状態となっていて、この熱のこもり方があると異変として問題が察知されることもあるでしょう。熱が移動せずにその場にとどまるといった循環機能に障害を受けた何かのトラブルが起きていると推測されるからです。ただ進行が根まで進めば冷たさが占めるようです。



ここで筋膜リリースをするものの視点を添えて話を進めましょう。

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筋膜リリースは、隣同士の筋肉まるまる一本が癒着したり、筋肉内の筋肉の束(筋束)同士が癒着したり、筋繊維同士レベルが癒着を起こすなど。
大きな筋肉がまるまる一本同士が癒着したときは、比較的急性でリリースは容易ですし筋肉自体は暖かさがありますが、癒着単位が筋束までいくと慢性化が起きて久しい状況で、筋繊維同士が癒着したら骨や石と同じほどの硬さに化けて触れば冷たさを感じます。

筋肉と筋肉の間にも、筋束と筋束の間にも、筋繊維と筋繊維の間にも、すべてに潤滑油がまぶされており、いってみれば筋組織とは潤滑油に浮く組織のようにみえるほど。
その潤滑油は、無色透明でさらさらとした液体です。
この場合、筋肉同士の癒着なら潤滑油の循環は制限は受けていてもまだ代謝できている状態が保たれています。蓄積する老廃物も質のよい休息により排出できるでしょう。潤滑油の色合いが、徐々に血の色のような赤みがかった発色のものが老廃物として見受けられます。
ですが筋束同士の癒着が進むと潤滑油の循環制限は大きくなり停滞が深刻化してきます。蓄積する老廃物は徐々に休息だけではカバーできなくなり、潤滑油の色も赤紫や紫色になり粘性が高くなって流れがさらに悪化していきます。
筋繊維同士が癒着しだしたら潤滑油の循環はほぼほぼ微々たる量と化した状態です。こうなると病が裏に入ったといえるような深部まで筋繊維の凝りが入り込んだ状態となり、潤滑油は新しいものが供給がストップされて久しくなり古くなった潤滑油をずっと使い回して機能させるためその油は黒く酸化した色に変質いたします。粘度も強く自然には流れて代謝することができないものと化しています。

で、こうした場合、筋肉同士の癒着ではさほど瘀血がみられませんので、筋膜リリースを粛々と優先順位決めをして解き進めていく計画でみていけば問題ありません。
ただ筋束同士や筋繊維同士などのレベルへと筋膜の癒着が進行すると、舌の裏側や脈状で瘀血の蓄積を調べると、問題が出てきたり、または深刻化してきている人も見受けられます。

そうした体内の筋膜と筋膜の間に流れる潤滑油と瘀血のコンディションには、関連性の有無はシステム的に明瞭な答えはわかりませんが、部分的に潤滑油がきれいなまま循環していれば血液もきれいなまま循環し続けている。またその逆も言えてそうだとみておりました。
潤滑油が切れるような筋膜の癒着が進んだエリアにある血管は、単純に血行を阻害するような凝りにより血管の圧迫を受けて流れを阻害させられるというのはあるでしょう。
というのもそうした筋膜の癒着をはがした結果、血流が通常化された状態をその場で脈を診てモニターすることができることもありますから(複雑な他の血虚などのトラブルがあるとこの限りではない)。
潤滑油が老廃物化して粘度が高くデトックスがしづらい状態のものが多くあるものはがんになりやすいといったことは昔からいわれるところでもあり、そういった傾向は私も何例か存じ上げておりますので、あるのだと思います。近所に住まわれていた知人のプラモデル屋の店主ですが、私がカッピングをさせていただいたときのカッピングの痕(←潤滑油の色がでる)の黒さは笑えないほどで、若くして他界なさられました。


ただここは完全な私の思い過ごしかと思うが、血液が最初っからそこまで赤錆化したヘモグロビンをもつ赤血球にみずからを変えるのだろうか。もしかしたら潤滑油の酸化が進んだ蓄積物は内臓組織含め筋組織内に蓄積してさまざまなトラブル要因化している。もともとそうした潤滑油はカッピングのマイナスの圧で吸引圧で皮下組織直下へ移動させることができるといった移動がかなうような物質でもあり、何らかの影響でこうした酸化老廃物と化した潤滑油が血管内の赤血球に接触することで、赤血球内部の鉄分に酸化物がふれて赤錆を付したのではないか。というのも、こうした潤滑油が乏しい筋組織は柔軟性を失っている。外圧や内圧、そして柔軟性を逸した筋組織を引き延ばしたらちぎれてしまい毛細血管などが負傷して内部へ変色したどす黒い色をした潤滑油が赤血球に直接ふれて酸化という化学変化を起こすものではないか。

まぁこれは、私が想像しただけの妄想がはいっており、科学的検証をする術を漏っていないため証明することはできないのですが。
なんかしら<赤血球と筋膜を取り巻く潤滑油の健康状態の正比例関係がある>のは確かだと思います。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




こうした赤錆化した赤血球をもとの健康な赤血球に戻したいのですが、
そうしたところでの、気による酸化から還元への転換は、
整体術での骨格矯正以前に下地づくりとしてなしておく必要な部分があります。

5000年の前からつづく中医学の思想では、
<がんは血の病>といっております。
てっきり、血の病といえるようながんの種類があるっていうことか?
等々、がんのことを現している言葉ではないと感じていたが、
どうやらそうではないらしいと思えてきました。

浅く知るだけでは<謎ばかり>でした。
それが少しずつ用語や仕組みが見えてきて、
最新の西洋医の研究成果が手にはいると、
ちょっとずつ見える範囲が増えるように感じております。

ただこれを薬膳でどうやって個別具体のそれぞれの人に、
良質な影響を与えることができるような仕組みとなっているのか?
そこの謎は、いまのところ皆目見当がつきません。。。
これから学ぶ学校で得る資料はある程度専門的なものです。
そこに対して学ぶことができる幸せは感じており、信頼しています。
おそらくはわからないことがあれば、ユーキャンの薬膳コーディネーターはまったく質問しても答えちゃくれなかったが、今回は通信教育であったとしてももうちょっとは質問に答えてくれるだろうと期待しています。ですが私が思っているところと、教科書の内容には隔たりがあって、無回答で突き返されそうな気もする。。

とにかく紙上の勉強はまぁまぁ対応できたとしても料理はずぶの素人。
いかに赤血球の赤錆といったけがれをとれるものか。。。
テキストの通りで、脾で後天の精を十分にすること優先として、そこから瘀血に対応する食材をどうつかえばいいものか。。。
ここって、要するに通信教育で机上の勉強でわかった気になっちゃいけないところだから、自分なりの実験が必要きわまりないものなのでしょう。
どうやればいいものか、、、。
またどうやっておいしい料理をつくれる腕を磨けるか。

独りきりで独り言をいいながら進めていい話ではないような気がする。

posted by スズキ at 12:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月15日

錐体外路系の作動が、筋緊張をほどく立役者なんです。   その1


海外や日本のマッサージ中継をするYouTube映像をみると、
手技を受ける患者様側のカラダが柔らかい。
そうに見えてしまう。

患者様の立ち姿でカラダの姿勢バランスをみると、
大きなゆがみが強くはないモデルさんの施術をする風景。
マッサージを受ける背中へのストロークもなめらか。
数回のストロークで整えられていく。


大きなゆがみがないモデルさんの変化とは。
術者が受け手にふれ、凝りがあったと気づきます。
モデルさんがそこに違和感を感じたとき、
もうそこに緊張させつづける必要がないと受け手の本能が悟ると
自動的に緊張の糸が切れてゆるみだすことがあります。


これは<錐体外路系による筋緊張の調整の作用>による者です。


● 錐体外路系とは、随意運動を円滑にするための神経経路で、錐体路以外の運動に関わる経路の総称です。大脳基底核、小脳、脳幹などが関与し、姿勢の保持、筋緊張の調整、運動の協調など、無意識的な運動制御を担っています。


錐体外路系の作動が悪い状態から、復活のスイッチをいれるきっかけをあたえればいい。
それだけで生理的な反応として自動的にカラダはゆるみます。

そのときは筋肉のよけいな緊張部分が自分が意識と関係なく微妙な痙攣をあらわします。
カラダと意識は分離したかのようで、目を閉じて本人的には意識はあるものの、寝息をたてている。
時間の感覚がまったく通常とは異なっている。
短い時間経過が永遠に感じたり、長い時間経過が一瞬に感じる。
しばらくそのままで錐体外路系の仕事のじゃまをしない。
自分の内側にいる優先順位を心得たドクターが働き出します。
そこが錐体外路系の作用であり自己治癒力の発揮ポイント。

それで元通りになって解決するわけです。

そうした受け手の反応がぞんぶんにおきたら、
マッサージの心地よさが後々までつづきます。





こうした<錐体外路系の作用であり自己治癒力の発揮>が、
(容易に起こりやすいタイプ)と(容易には起こりづらいタイプ)の二手にわかれます。

(容易に起こりやすいタイプ)には、
すでにまぁまぁの量の筋緊張が体内に、蓄積している人です。大量にたまっている人ではないようです。
寝ただけではゆるまることがないため、古い凝りの上に新たな凝りが積み重ねられていきます。

対して、寝たらすっかり筋緊張が落ちる元気なこどものような人は、錐体外路系の作用は日頃から起こっているもので、施術のときにどっとそれがあらわれるという必要はありません。
このときは施術で錐体外路系の作用が起こる必要がないタイプとでもいいましょうか。


錐体外路系の作用が起こりづらくなる要因として、
心理面での恐怖や悲しみや怒りなどの感情と結びついたトラブルから不調になったときは、よほそそうした感情の治癒がなされる下地ができあがっている必要があります。
すでにそうした感情面を拭う準備ができていると、肉体状に起きた筋緊張はさーっと気持ちいいほど解けて消えることがあります。


たとえ容易に表層部の筋肉群に錐体外路系の作用が起こったとしても、慢性化した悪化した筋肉のコンディションが継続しておれば、それらは筋束から筋繊維レベルまで多層化した鎧に化けてべったり粘着して抗しがたくなっています。
この抗しがたくなった場合、内部で一部の気血津液の循環を阻害がおこり、錐体外路系の作用がとどかないエリアが形成されていきます。
これが錐体外路系の作用が(容易には起こりづらいタイプ)です。
そうなれば病の位置は筋骨格系部位に対して起きる炎症にとどまることなく、さらに体内奥へと入り込むためトラブルがでている骨格筋に関連した臓器などの深い位置に病が入り込むことが起こります。

こうした状態がみられるとき。
いつもならニューロマスキュラー・セラピーというトリガーポイントリリースを主としたマッサージの実践で効果的な改善を期待できるのですが、すでに深層も深層。筋肉の層を通り越してしまったようなとき。そこまでいくとトリガーポイントリリースをもってマッサージをするだけでは太刀打ちできません。


そういった場合、血液検査等の検査結果が正常かグレーゾーンぎりぎりだったら大丈夫だろうと思いますか?
意外に臓器の多くは100%フルに活動できているわけではありません。
各臓器の種類によりますが5割や6割が働けなくなるまで達しても残り部分でやりくりしてくれたら日常生活が送れる仕組みです。
ただ不活性部分が5割ならやっていけるが、6割が働かなくなったらとたんその臓器の働きが大きく減じられて症状が現れることがあるのです。
中医学では、不活性部分が内在しているが症状の発症まではいたらないステージを(未病)といいます。
そして『未病先防(みびょうせんぼう)』といい、症状がでるほど発病する手前で治しましょうという基本姿勢があります。


そして未病も骨格筋の表層に凝りがあるという「病が表にある」といったまだまだ表面の位置にトラブルがあるという浅い状態から、すでに「病が裏に入る」といわれるような病が深層筋に達したり臓器にまで侵入したような深い位置にトラブルがある深い状態の二手があります。

一般的な施術をするものとしての感覚では
「病が表にある」ときは容易に錐体外路系の作用がおこると認識しています。
改善しやすいですね。
施術していてエビデンス通りの変化があらわれ、進行のステップも安定して上ることができます。

「病が裏に入る」ときは容易には錐体外路系の作用がおこってくれません。
裏に入られたら、多くは病のエリアは広域に拡散しています。
そういったものをワンショットの部分的な部位の手技による改善で対応するといわれる先生もおられますが、なかなかどうして。おおまかにそうしてベールをはぎ取っても、その奥から新手の病の層がいくつか顔をだしてくることが多いようです。
新手が見えたらそこをたたく、を繰り返すうちに、大本がここだなってわかってきます。すると、この大本に対処できたところでだいぶん新手が出てくる量が減ってくるでしょう。
意外に変化の課程は複雑なものです。
こうしたとき、本人が自分なりにケアしようとしても大変です。どこをどうやって優先順位をつけて改善を図ればいいかの計算がたたなくなるようです。
病が裏に入ったときは、ちょっとやそっと錐体外路系の作用がおこったとしても、すっきりしません。たとえば多大にため込んだ凝り等の負債があるときには、その百分の一を支払っただけ。そうならいまだ百分の九十九がローンで残っています。それではすっきりした感覚があじわえるほどの変化や爽快感を感じるわけがありません。そうなってくると第三者が勇気づけて今後も治療を進めていくペースメーカーとなって牽引する役割をはたすものも必要なのかもしれません。


病が裏に入ったほどにもなると、上述した『慢性化した悪化した筋肉のコンディションが継続しておれば、それらは筋束から筋繊維レベルまで多層化した鎧に化けてべったり粘着して抗しがたくなっています。
この抗しがたくなった場合、内部で一部の気血津液の循環を阻害がおこり、錐体外路系の作用がとどかないエリアが形成されていきます。』といえるような体内の状態が見受けられます。

そうなったところの対処法、どうすればいいのか。
私なりの考えを、後日、書かせていただきますね。
posted by スズキ at 13:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月12日

シリコンカッピング、つかってみたこと、ありますか? あると便利ですよ!!

シリコンカッピングは、通常の吸玉療法として使うこともできますが、エクササイズでも役立つスグレもの!
【カッピング(吸玉療法)】は、てっきり中国が考案したものかと思いきや、一説では元はロシアでおこなわれていたものが中国に伝来し、やがては日本にもというルートで伝来したという。
初期のカッピングでは、ガラスや陶器のカップ内側に軽く揮発性の高いアルコールを薄く塗り火をつけカップ内を真空にしていました。
いまでは手動式・電動式の吸引器を利用して特別な吸引口を持つプラスチック製カップ内の空気を吸い出すような器具も開発されています。
これで自分一人でもカッピングが格段にやりやすくなりました。
【カッピング(吸玉療法)】は、皮膚に吸着した際に、皮下に血のにごった古くなったような物質がたまっていたら皮膚表面に引き上げられて痕となります。
痕は、赤かったり、紫だったり、黒だったり。
それぞれの発色により、状態悪化の軽重が理解でき、<無色(変化なし)→赤→紫→黒>のように色素が濃くなるにつれ悪化進行していると見て取れます。
ですが実際にカッピングをしていくと、
かなり強い虚証で状態悪化が心配される方が無色で痕が残らないことがあります。それは皮膚下にある老廃物を排泄する機能がそもそも弱り切って皮膚上層へ老廃物を移動できないためカッピング痕がでない状況です。こうなるとさらに深刻です。そうした場合でも、丹念にカッピングを繰り返すことで改善することがありますので、そうすると徐々に黒い痕がでてくるようになります。すると改善の階段を一段ステップアップできたもので、ちょっとだけ安心でき、今後の励みにもなるでしょう。



そうしたカッピングですが、昨今は『シリコン製のシリコンカッピング』が手軽さとエクササイズツールとしても流行っております。
手軽さは、カップにアルコールを塗って火をつけたり、吸引器を操作する必要がなく、カップの山の頂上をぺこっと押し込んでつぶしてから肌につけるて離せば簡単に皮膚が吸引される仕組みです。
シリコン製カッピングの道具も、以前は数種類のサイズ違いのカップがセット販売されたものが、けっこう高いな〜と思うような値段でした。それが、シリコン製カッピングのツールも、中国でバッタものがつくられて日本で数種類がセットされた3000円前後のものが手に入りやすくなりました。
日本製のシリコン製カッピングと中国製ではどう違うかというと、両者、利用してみてそう大差がないというのが実感です。

通常の吸引器で吸引するカッピングとの機能性における違いもあります。
カッピングをした際は吸引圧の高低により、低ければ表層筋のアプローチで高ければ中層筋の上部当たりまで影響を与えることができます。
プラスチック製カッピングで電動式吸引器を使うと、驚異的な吸引力です。もう、やめて、たすけて!!と声がでるくらいまで、高い吸引力を発揮してくれます。自分自身にカッピングするときには痛みでちょうどいい程度を調整できますが、他者にやって差し上げるときには負担を耐えられるぎりぎりまで圧をあげたいときは気を使ってやられている人の肩の上方がぴくっとあがったらやめるとか、反射で起きる変化を見逃さないようにしたいところです。
対してシリコン製カッピングは、一般的な吸引器で強い吸引圧を出せるカッピングとは違い、吸引圧の強さからいえばまぁまぁくらいまででしょうか。
深層まではとうてい圧は届きません。
サイズが大きいシリコン製カッピングでは吸引力がそれなりに大きい。ですがシリコン製カッピングは、使っていただければわかると思いますが、吸引圧を強くしすぎるとカップが皮膚に接している部位に引き裂かれそうなイヤな痛みがでて、それがけっこう10〜20分ほど続きます。(たまたまかもしれませんが私が所有している中国製のシリコン製カップのほうが肌のダメージが強く残ります)そうした負担を避けようと考えれば、シリコン製カッピングは、カップサイズが大きいものでも<中層の表面>までの刺激用と考えて、強すぎる吸引は避けたいところでしょう。





一般的にカッピングの用法は、皮膚にカップを吸引させて痕がでるくらいまで待つというものが代表的でしょう。

ただそれだけではございません。



他にも、エステサロンでは背中にオイルを塗って滑りをよくしたところにカッピングをし、施術者がその皮膚を持ち上げたカップを操って上下や左右等移動させておこなう方法があります。
こちらは『スライドカッピング』と呼ばれます。

スライドカッピング映像例


意外に皮膚の上をスライドしていただくと、同じ吸引圧にも関わらず痛いところと痛くないところがあることに気づくでしょう。
皮膚上の張りがきついところが異変を感じます。
・おけつがたまっているところ、
・皮下の筋肉や腱そして靱帯などに炎症している
など。
通常のオイルマッサージでも体内のオイル切れがあるとオイルが経皮吸収されてどんどん皮膚から体内に浸透していき、十分に体内へ油分が吸収されたら浸透が止まりオイルを吸わなくなります。
それがシリコンカッピングを丁寧にしていけば、さらにオイルが体内に浸透し出すことがあります。シリコンカッピングによるスライドカッピングは、筋膜間の油切れを補う経皮吸収を促進する力があり、体内の潤滑油が老廃物と化けたものの排泄を促し、排泄後のスペースに必要な潤滑油を補給する強みがあります。ちなみに圧といえば2種類ありますが、ひとつは皮膚から体の芯へ押し込む押圧と、他は皮膚を体の芯から離れた方向へ引き上げるマイナスの圧です。カッピングの吸引圧はマイナスの圧に含まれます。そしてマイナスの圧は皮膚を持ち上げることにより、詰まって固着し閉じこめられた老廃物を解放するスペースを与えて押し流しやすい状況をあたえてくれます。老廃物の固着したままの皮下組織をただ押圧するよりも効率よくリンパの流れを促進できることで状態の好転をはかりやすくするともいわれております。
このスライドカッピングは、自分では背中はアプローチしづらいものの、手足、首、腹側の胸や腹などはできるでしょう。
ネット上でやり方を解説する映像もあるかもしれませんから、興味ある方はさがしてみてください。

またもうひとつのシリコンカッピングをつかうメリット。
<シリコンカッピングをしながら、軽度のエクササイズをする>ことです。
激しいエクササイズをしたら途中でカッピングがはがれて落ちてしまいますが、ゆるめなエクササイズなら大丈夫です。
シリコン製で体の曲面にも多少ならくっついたままでいてくれます。
シリコンカッピングをしながらの、ながらエクササイズは、シリコンカッピングをしたところに意識が保ちやすくしてエクササイズ時の成果を高めることができます。たとえば、力こぶがでる上腕筋にシリコンカッピングをして、力こぶをだしたりひっこめたりすれば、自身の筋肉の動く様子が認識しやすいことがわかるでしょう。意識の注意を向けた部位に血流は多く供給される仕組みが人体には備わっていますから、エクササイズをするときに強化したかったり改善を促したり意図を持ったトレーニングがシリコンカッピングを張り付けておくだけでかなえられます。またシリコンカッピングをした箇所の血行がよくなりますし、同時にリンパ液の流れが皮膚を持ち上げられたときに促進されます。これにより血液の循環や他の体液の流れを同時に引き上げてくれるでしょう。そして血行をがんばって促したいというときは、ちょっと強めのマイナスの圧が多くは必須となりますが、リンパ液の流れなど血液以外の皮膚直下の液体は軽めのマイナスの圧でも十分な成果が期待できます。(強いマイナスの圧だと、かえってカッピングをしているときに強く奥へと押し込む力が発生し、リンパ液等津液の流れを一時的とはいえ阻害することになります。それにより長期にわたる老廃物の滞留現象がおこるようなケースもあり注意が必要です)
また別法では、シリコンカッピングを右手の二の腕の手の甲側の中央当たりにしたとします。そのシリコンカップを左手で固定して動かないように把持しながら、右手首を背部方向へ曲げたり延ばしたり。そうしていただくと、シリコンカップが当たっている二の腕部位直下の指につながる腱が非常にすぐれたペースでゆるみだします。通常は、二の腕の甲側をゆるめようとすると、直感的にゆるめようとする部位に対し押圧をかけながら動かすストロークを加えるでしょう。ただこの場合、体の芯に向かう外圧が与えられた際には、緊急避難をせねばならぬ非常時と判断されて強烈な皮膚抵抗作用が働き身を守ります。このような反射がおきたら、施術者が強めの圧を力任せにいれてみたとしても、皮膚抵抗がそれを弾き飛ばして身を守る反射により、与えた力のほとんどは患者の身体の内部に入ってはくれないのです。対してマイナスの圧は皮膚抵抗が起こらないかまたは起きても押圧に対して遙かに少なくなります。そのためさっーーーとマイナス圧の刺激は患者様の身体に届けられ、施術者の想定する変化をそっくり受け取ることとなるか、それに近しい変化を与えることが可能となります。(正確に言うと、マイナス圧での刺激を与えるだけでは、雑味のあるぐらつく圧だったり、移動させるスライドカッピングをするときに等加速度運動ではなく加速運動にしてしまうなどをなされば、皮膚抵抗のスイッチはがっちり入りますから。そうさせないためのノウハウや工夫ができて、皮膚抵抗とあらそわないマイナスの圧が作用させることができるようになります。)
皮膚抵抗のスイッチをいれさせずに体に刺激を送り込む技はいくつかあって、日頃、私もそこを工夫してしごとをしています。ただマイナスの圧をつかえば、それだけでも皮膚抵抗の減少がきたいでき、そうなると、比較的弱い圧でも身体内部をうまく凝りや癒着に対し制御、コントロールを加えれば、大きなリターンを受け取ることができることを経験上知っております。

最後に、背中側の肩胛骨周囲は、なかなか手が届きにくいため、セルフケアをするとストレッチポールやランブルローラーで、だいたいここいらだなと当てずっぽうのまま刺激を加えていきます。
ストレッチポール等、刺激を与える時間は一瞬程度か長くても1分だとします。それくらいの短時間リリースでは思ったほどの筋膜の癒着がはがれることもございません。。。残念ですが、検証してみるとそうなんです。
対してシリコンカップを肩胛骨周囲につけるのは、体の固い私にでもできます。正確にどこにつけるかをねらいを定めて、いったんつけちゃえば、そのまま5分〜10分デスクワークをしていてもいい。それだけでも十分手を使い肩胛骨が動くからです。そうしているうちに皮膚の下に滞りがでてたまった老廃物もリンパ液とともにながれていきますから、やる前とやった後では変化を実感できるでしょう。




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2025年07月10日

おなかの奥の奥の凝りがあると、なんで病(やまい)が裏(うら:奥のこと)に入ったというのだろうか。それってリンパ球のアクティベートが失するからということ?


今日も東京、暑いですね〜。
現在、室温33度。

みなさまのお住まいのところではいかがでしょうか?

エアコンをかけて長時間作業は喉がそのうち悲鳴を上げます。
就寝時にエアコンをかけっぱなしにすると、風邪を引きます。
エアコンを使わずに快適に室内ですごし、勉強に集中したい。

でも暑すぎたら集中力保てませんから
ときどきエアコンで涼んで、
別に冷風扇を購入し常用して部屋で勉強を乗り切ろう!
これが現実的な落としどころでしょうか。




ただ、できることなら。。。
電気を使わず室内温度を調整したい!
そんなことを思って調べました。


「室内植物があなたを救う」という本を参考に、
〈スパティフィラム〉が蒸散力が高い植物で有力と知りました。
『蒸散』とは、葉から水分を蒸発させることで、そのときに部屋を冷やしてくれる役割を果たしてくれるのです。
葉っぱサイズが大きいスパティフィラムの蒸散はいいようです。
加えて室内のオゾン、アルコール、アセトン、トリクロロエチレン、ベンゼン、ホルムアルデヒド、窒素酸化物、二酸化硫黄などを除去してくれてシックハウス症候群対策に効果絶大!
窓辺の日光でも育つようです。


武蔵小山の花屋で購入できればと考えてますが、
ダイソーでもスパティフィラムが売ってたんですね。
ダイソーでスパティフィラムを購入して一年育てた方の映像をYouTubeで発見!




【ダイソー100円】観葉植物を1年育てた
https://youtu.be/WunY8lyDlhA?si=zR0MQXAjo4GH6m33

ダイソーで買ったスパティフィラムを机の上に飾るのもいいですよね。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


話は変わります。

暑さが厳しい夏。

快適な室内で長時間過ごしているなら問題ありませんが、
屋外で行動なさる方は大変です。
10分の徒歩移動でも汗だく。
冷たい飲み物を量多めにいただくこともあるでしょう。

夜、寝ていると気づいたら掛け布団や毛布がなくなって、
おなかを出して寝ていれば、おなかを下してしまうとか。

なにげに、おなかを冷やすことがあるのが夏、特に長夏。

そこから体調ががたっと急降下し、
えらい目にあったという方も多くおられるようです。

とうのはおなかの腸に全身のリンパ球の7〜8割にも及ぶからです。
おなかのリンパ球が、最前基地の戦場です。
腸は、消化吸収する栄養物のほかに、不要物、有害物、毒物、病原体などがたくさんまざっているわけで、環境的には外界にいるのとなんらかわらないのです。
常に悪玉菌との戦いを繰り広げていますし、
さまざまな有害物が入ってくるものと戦いつづけているのです。
有害物や病原体を身体の奥底まで取り込まないようにするため、
腸にいる大量のリンパ球はバトル、そしてバトルです。

ですが小腸という高熱下で正常に機能する臓器は、
冷たい飲食物等で冷やされれば腸内リンパ球の働きが鈍ります。
そうなってしまうと、進入する病原体や有害物質を排除できず、
体内の奥を汚染させてしまうのです。

つまり、腸は栄養を吸収する機能がイメージされやすいが、
腸で多量のリンパ球のおかげで有害物質を防御する重要な機能もあなどれません。

ではおなかを冷たい飲食物で壊さなければ大丈夫なのでしょうか。
それだけで十分、リンパ球が腸で働いてくれるものでしょうか。

腸のリンパ液が正しく流れることにより、
リンパ球の代謝が欠かせないわけです。

そうなるには腹部の骨盤底筋群と横隔膜の上下が正しく行われなければなりません。
たとえば腹のみぞおちを含む腹直筋が過緊張で腹式呼吸ができなければ、
または大腰筋や腸骨筋が硬化萎縮して動けなくても腹式呼吸を阻害します。
そうなると夏の冷えた飲食物を取りすぎのとき以外にも、
腸のリンパ球が働きが忌憚に鈍る条件下に置かれていることも出てくるわけです。


私どもが中医学診断の切診のひとつとなる腹診で、
おなかの様子を見させていただくときがあります。
中医学の専門書をごらんいただけば、
おなかのコンディションでこれほどのことがわかるのか!
と驚かれることでしょう。

それはどちらの経絡も腹部で関連する臓器とつながっており、
経絡上での体調不良のあらわれがみえてくることもあります。

それもありますが、よりシンプルな見立てでは、
腸のリンパ球が停滞し、
廃棄すべきリンパ球がたまり新鮮なリンパ球がこられないなら。
全身の7〜8割ものリンパ球が活性して働いてくれないということ。

それって免疫力ががた落ちになっているのは確かでしょう。

腹診でへそ周りの部位に状態の悪化があることは、
もっともよろしくないといわれます。
その意味の後ろ側には、へそ周りの特に多いリンパ球が働けず病原菌や有害物質が、体内奥まで侵入しているという意味があります。
こちらが病がもっとも裏に入ったといわれる状態です。


こうしたおなかの様子にネックがありそうな方には、
『お風呂の中で、おなかゆるめるようにマッサージ、お願いね』
『大腰筋が固すぎるから、セルフで大腰筋をゆるめるやり方教えますから、日頃からやってみてくださいね』
『腹式呼吸に慣れていない状態が長期につづいたから、
 意図的に腹式呼吸をするトレーニング、やってみていただけませんか』
などなど、
その人に必要な腹部の快方からリンパ球のアクティベートをはかるよう促しておりました。


また腹部の硬さですが、
腹部の表層にある腹直筋や腹横筋、腹斜筋などの硬さがあるとき、
大腰筋の腹側の上部が硬さがある中層のとき、
大腰筋や他臓器との癒着がみてとれて冷えが感じられる深層の硬さがあるとき。
リリースを加えていくと、最初は表層が固かったが、それ以上に中層や深層が固かったということがあります。
これはふつうの状態でセルフチェックをするときにはみつからないでしょう。
実際に体調がどれほど弱っているかを知るには、
表層硬化レベルが浅く、そして中層、さらに深層と続きます。

また腹部の中層や深層がなぜセルフチェックで、自分でさわってもわからないかというと、理由があります。
それは腹部奥の筋肉群は首や肩や脚部などの硬さがあれば張りが強まりすぎて、もう、そこより奥の状態を確認できないといったことがおこります。
そうした状態が一時的ならまだしも常態化していたなら、相応にリンパ球は循環が阻害されて免疫の不活性が続いています。
体外から侵入した病原菌含む有害物質(中医学でいうところの外邪です)に抵抗できずに、城門を突破され内部侵入を許してしまったことにより、五臓六腑などへのトラブルも懸念されるでしょう。
すでにそういったことが心配されるわけですが、
そこでしっかり首や肩や脚部や腰部、そして臀部の腹内を牽引し緊張させる凝りの原因筋をゆるめれば、次第に腹の凝りが減少してゆくことがあります。

このような他の組織の凝りにより腹部内奥の腸が牽引されいる状態をゆるめたいとき。
手順を守ってほしいのですが、必ず腹部内奥の凝りを解くのは他の腹部内奥を牽引し緊張させる組織の凝りをぞんぶんにゆるめた後に、腹部の奥の凝りをほどくようアプローチしてください。
この手順が逆になると、和らいだ腸がさらに手足の凝りに引っ張られて苦しむといったよろしくないことがおこります。
特に気にしていただければと思うのは、おなかを深く解くには腰部・臀部の腰仙関節や仙腸関節などに関わる凝りを除去してからお願いいたします。

というのも、腹部の深部に凝りが広がっておられる方は身体が弱っています。
そうした方々の場合、腹部を硬さを高める関連部を先に処置するという手順を踏まずに腹部を過剰に刺激すれば、どうなりうるかと想像すると。
すでに体網が腸の炎症部位まで降りてきて固まったままとなった部分が多数起きているため腸や他臓器や他の組織との癒着が進行しています。
この場合、骨格筋の筋膜同士の癒着のリリースとは異なる扱いが必要となります。骨格筋の癒着のリリースではあまり出血も観られませんが、腹部内奥の癒着したものでは、そうはまいりません。特に腹の部位に手をふれて内部の冷えを感じたり、熱がこもっているのを感じられるときは、そこを不用意にリリースのアプローチをかけるのは内部で臓器や血管、リンパ管、神経などの癒着を無理矢理引きちぎることとなってしまい出血するおそれがあります。
小さめな出血なら体網が降りてきてバンドエイドを貼るように、出血を止めてくれはしますが、このときの体網の固まりはその後もずっとそこに残り続けるため、それ自体が他臓器との癒着を再度起こしやすくしてしまうトラブルメーカーとなってしまいます。
それも当然よくありません。
ですが無理に固まりが強過ぎな腹部を手順を踏まずにさわりますと、小さめな出血ではすまなくなります。。。
骨格筋のリリースとは、こうしたところ含めて別物なのです。
よほどの注意をもって対処していく必要がございます。


ただ、、、こうしたレベルの腹部の硬さがあれば、やっぱり腸の全身の7〜8割あるリンパ球が正常に働いてはくれませんから。
そうした状態で生活し続けるのもつらく感じるでしょう。
腹部内奥のリリースには相応の臨床経験をもっておられる施術者を慎重にみつけていただければさいわいです。
ちなみに筋膜リリースや深層筋のリリースという分野で調べていては、なかなか腹部内奥の石のような硬さとなった凝りのリリースまでは対処しづらいかもしれません。
ただこれは私が調べた筋膜系の専門書で知る範囲内のことで、すべての先生を存じ上げているわけではないのではっきりと断言できるわけではありません。
腹部内の課題が大きめな方の場合、かえって腹診をしっかりなさっていただける先生を選択していただくほうが、安全性が守られて安心して手技を受けられるかもしれません。

そして腹部の内奥のやわらかさや暖かさが常態となるまで体が安定すると、免疫系のメリットのみならず、女性では生理がかるくなったとか、男性ではおしっこの切れがよくなったとか。
うれしいことも起こってくると報告を受けております。


ちょっとの腸の部分の凝りしかなさそうという方は、
少しずつでも腸へのよけいな凝りや緊張を取り除くことで、
リンパ球の働きはスムースになっていきます。
腸を動かせるような腹式呼吸を学び実践していただくのもいいし、セルフケアとして痛くない程度の腹部マッサージを定期的にやっていくことも推奨されるでしょう。
ただ腹部のセルフマッサージって、自分でおなかを押そうとすると、うっと息を止めてしまう強い防御反応がおきてしまいますから。理想は、受け手は仰向けで腰をゆるめて他者からやさしい腹部マッサージを受けるようにできれば、とても効率的です。
そうしたマッサージを他者にする際、重い病の方の腹部を触り続けると邪気が施術する側に入り込み、体調を崩すおそれがあります。そうならないようにするため、私の知り合いの施術者には絹製の薄手の手袋をしてマッサージする方もおられます。すると、幾分か邪気当たりが弱まるともうしておられました。ただそうした邪気が外にでたからか、そうしたマッサージを受けた方は、かなり元気になっておられるそうです。


とにかく、腹部の内奥の凝りの処置は、なかなか難易度が高いと感じられます。

posted by スズキ at 15:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月09日

仙骨の背面にある靭帯のリリースについての考察と懺悔

仙骨の背面にある靭帯のリリース。
そうするためには上述したような
精密な手技ができる身体操作ができるようにしたあとの話です。
安定した手の操作ができなければ、
この部位のリリースはできません。

ただそうであったとしても、
ひとまずどういった靭帯があるのかを具体的に観察してみましょう。


2025_07_09_18.48.47_edit.jpg
(図)

後仙腸靭帯上部
後仙腸靭帯下部
仙結節靭帯
仙棘靭帯
棘上靭帯 仙骨部
(骨盤内筋膜が隠れている)


Visible Bodyという3D解剖図アプリ。
こちらを使って仙骨に付着する靭帯を表示。
すると以下のような靭帯がみうけられます。
Visible Bodyは、目的の筋肉や靭帯、骨等の組織を選択し、
3D化したそのパーツのみを表示し、
ぐるぐると視点を変えて観察できる。
研究するにはとても便利な機能です。
こちらを使って、2時間も3時間も、
各靭帯を回転拡大縮小と表示させて
観察をしていくうちに立体的な把握ができてまいります。
そこができてきたら、それら靭帯と骨との関係を動きや支えからイメージを膨らませていきます。
(だいたいの筋肉はアプライドキネシオロジーの専門書から紐解くことができますが、
 これら靭帯にはそういったものも詳細な解説されるものではなく、
 自力で作用や関連性ある組織との連携などを割り出す必要が出てきます)

これら靭帯をアプローチするときは、
左右差が著しい方も散見されるため、
どこがどのように変位をもたらしているのかを
左右でのバランスや上下の並びでの状態を観て、
正常化するイメージを描き切ったあとにします。
(ただ手技をおこなう過程で、
 一瞬ごとにバランスががらりと変わるときもあるため、
 描いたイメージは固定せずに、臨機応変に書き換えることが必要です。)


基本的に、梨状筋等の外旋六筋をしっかりリリースをしおえると、
仙骨裏に位置する靭帯が一時的な軟化状態を示します。

靭帯部分の深部が骨等にがっつり癒着がなされている場合。
加熱した砭石温熱器2つを使い靭帯の硬化部を挟み込み、
熱を90秒以上注ぎます。
そのときに加える熱は赤い筋肉部分は、
熱さを鋭敏に感じて反応してくれるので、ある意味、お客様の反応を観察して、
行き過ぎを調整することができます。
ですがこの靭帯部分には骨化が強く冷えがあっても、
さほど熱を感じ取れないらしくお客様任せにするのは危険です。
靭帯のときは必ず施術者の指先で温度を確認したあと、
適正な熱を注ぐようにします。
また2つの砭石温熱器で挟み込みをして熱を注ぐと、
少しずつ軟化があらわれてくることがあります。
(軟化促進のムーブを患部にかけてもいますが)
そのときには挟み込みつつ骨から引き離す方向へと
ソフトに引き上げるようにします。
そうする操作を5〜6回繰り返すと、
スムースに緩みやすくなり、
長期にわたり調子がよいようです。


仙骨裏手の固まった靭帯全体を動きをつけるときには、
ヤムナボールやメディシンボールで患部をとらえ
水平へ向かう刺激のずり圧をかけます。
大きく面として患部を捉えるところでは、
ヤムナボールのメソッドは最高です。


ボウエンテクニックではおなじみのレッグロッグで
仙骨裏手の固まった靭帯のアプローチをすると、
とてもリリースがはかどります。
やり方はボウエンで梨状筋をリリースする用法と、
尾骨のリリースの用法などの応用系で対応できます。
細かい作業が必要なときと一定のパワーをかけるときには、
このノウハウで対応がしやすくなります。
またこうしたレッグロッグで患部を触ることにより、
患部が少し上方に持ち上がる状態となるため、
芯のある凝り部分の発見をすることが容易になります。
なので仙腸関節のリリースをするときの操作をしてるとき、
こうした臀筋裏の変位状態も立体的にみて触って記憶に留めておきます。


また仙骨裏にある靭帯は、靭帯組織であるがゆえに、
固まれば骨以上の硬さに陥りますし、
そうした水分が切れてからっから状態では断裂が起こりやすくあります。
そのようにならないよう一度で、一回の施術で全部仕上げようとせずに、
着々と仙骨の上部の方の靭帯から表層から深層へと回を追って仕上げること。
そのようにすると高齢の方でも、問題なく若々しさがある骨盤に生まれ変わります。
それにムリやムラやムチャをしないように安全をみて負担割合が低く解ける分だけ
毎回解いていくことで、自然に骨盤の状態変化に馴染み日常生活に支障が少なくなります。
ただそのようにわけていったとしても、事前のお客様のそれら靭帯の状態具合から、
かなり深部へとその靭帯の病が侵入していてるときは、そうした施術回数を多くし回をわけても、
負担を極力少なくなるようにしたとしても、極端な眠気やだるさが現れることがあります。




あとは別々の仙骨裏にある靭帯に対しての付記、
および私の懺悔となります。


【後仙腸靭帯上部】やその他の靭帯ごとに、
別々の起始と終点があるわけです。
それぞれの靭帯の解き方は、各々まったく異なってきます。
そのため上述させていただきました仙骨裏にある靭帯を、
一本ごとに観察して、仙骨尾骨との関わりなども熟慮し
リリース法を考察していくことからはじまります。
ざっくりと仙骨裏にある靭帯を一体化した靭帯ととらえてアプローチするのは、
危険ですから絶対にしてはなりません。



【後仙腸靭帯上部】
【後仙腸靭帯下部】
といった後仙腸靭帯で括られてはいるが、
実際のところ機能がだいぶ異なるため、
まったくの別物として考察していくべき。
【後仙腸靭帯上部】は、経穴で言う膀胱経八髎穴となります。


【棘上靭帯 仙骨部】といった仙骨の中心を通る部位が歪みがある場合、
腰椎5番と仙骨の腰仙関節上にある棘上靭帯に強烈な詰まりや肥大など、
変異が著しい傾向があります。
腰仙関節の上に位置する棘上靭帯を先に十分緩めたあとに、
棘上靭帯 仙骨部のアプローチはすべきでしょう。


【仙結節靭帯】【後仙腸靭帯下部】は、
場所が明確に理解できていないときは
坐骨(坐骨結節)の骨と誤認され、
まんまとスルーされやすい。
これら2つの靭帯は別組織ですが、比較的機能が似ており、
アプローチも手技の流れ上、同時に見ることが多くなります。
仙尾関節が正常な動きを取り戻すためにも、
これら靭帯の適正な柔軟性を取り戻すには重要です。


以上の靭帯がしっかり緩んでくることで、
骨盤のただしい柔らかさがあらわれます。
仙腸関節の正常な可動ができるようになったからです。



ここからは懺悔となります。

たとえ施術行為としてであっても、
セクシャルな部分に関しては、
米国など早々に訴訟問題となるそうです。
そうしたことを米国で施術者としても働いている師匠から
口を酸っぱくして注意しなさいといわれてきておりまして。
そうしたこともあって、以前から一線のけじめはつけており、
そのためどうしてもアプローチができない箇所がでてきます。
危険な忌避事項部位でも、
場合により力の加減や方向性、皮膚部分への手技で成果をだすなど、
工夫次第で体調を大きく好転させる治療点にすることができます。
ですがセクシャルな箇所は、問題としてそこではないため、
どうしてもしれっとかまたは申し訳なくもスルーする対応をとらせていただいております。

【仙棘靭帯】が緊張萎縮して固定されると尾椎が肛門方向に折れ曲がる。
ここが尾骨の変位に関わってくる。
尾骨が正しい位置に援護するには仙棘靭帯の硬軟緊張虚脱状態を調べます。
ですが生殖器・泌尿器に近づいてくるためアプローチには
お客様からの同意や信頼関係があることが必須となります。
ただなかなか私にはどうもここは訴訟問題になる恐れあり、
新聞等の報道で閉店という汚名だけは絶対に避けたい本能から緊張しまくり、
そこ由来の苦手感があります。
そのため正直に言えば大きく尾骨が肛門側へと変位が大き過ぎるときには、
【仙棘靭帯】の状態が思わしくないことが察せられているものの
アプローチすることができておりません。
それは【骨盤内筋膜】にも同様なことが言えており、
尾骨の変位により肛門側へ著しく曲がっているときにも
【仙棘靭帯】同様にアプローチができてません。




私にとって親族関係があるならまったく問題なく、
ガシガシこれらも普通にアプローチして差し上げられる箇所であり、
ここの状態変化は呼吸の質や重心の安定など、大切な好転要素を持った箇所です。
どうにか、本人に解き方を伝えるなどでならないものかと考えていましたが、
それを同業の施術者にやり方を教えてもうまくいったことがありません。


 たまたまバレエをしておられるお客様の最後の最後の仕上げに、
 この尾骨の変位、つまり【仙棘靭帯】の課題が残っていました。
 どうすればいいか苦慮しますが、バレエをしている方々の中では、
 尾骨矯正をする治療院があってそちらにいくという人もいて。

 ネットで検索していただいてご判断をとお願いいたした次第です。
 ちなみに、カイロプラクティック系統の尾骨矯正と整体や指圧系の先生では、
 用いられる手技のやり方がだいぶ異なります。
 尾骨矯正をお願いしようと考えている方は、
 そうした手技のやり方を先にお問い合わせになられておくほうがいいでしょう。


(最後に、文章中に『絶対にしてはなりません』等の強い言い回しが幾度もでてきました。
 お耳障りとなる表現を使い申し訳ありません。
 ただこの仙骨関係のアプローチは他の部位とは比べ物にならない影響が出る場所故に、
 禁止事項等は明瞭にお伝えすべきと考えて強い表現となっております。
 どうか、ご理解いただけましたらうれしいです。)
posted by スズキ at 18:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

手技をなさる前段階でのこころえ、大事だと思います


くちはばったい言い方をすれば、
(手技)は、<手を最大限に活かしたうえで成立する技>だと思います。

では、手を活かすにはどのような要点が必要でしょうか。

手の解剖生理学的な見地から機能的な動きの条件を理解すること、
同時に筋肉操作特性を理解したうえでぶつからない操作を考慮する必要があります。

そこには本一冊書ける程度のノウハウが盛りだくさんです。
それ文章でひとつずつ丁寧に解説するのは割愛いたします。



主要な項目をいくつかあげるなら、

・筋肉を屈筋と伸筋を同時に固めて力ませない操作法
 一時期に操作する筋肉はひとつだけとする。
 同時に近接する筋肉数本を動かせは、筋肉同士が干渉してブレーキとなり、
 発力が弱まり筋肉の凝りを肥大化させる要因となる。
 筋肉を操作するときの要点は、
 ポッピングというダンスで使う要領や要点と同一です。
 ニュートラルポジションまたはいつでもそこに戻れる計算上にいるところで
 脱力させた筋肉を弾くようにぴくんっと縮める。
 指の手のひら内側に向かえば、関節が曲がるべき方向に曲がるだけだが、
 指の手のひら外側に向かえば、パーンッと跳ね上がった感じにみえます。
 こうするときの筋肉の操作感覚を、正確に微弱から強力まで数値化して、
 その力の発動作用を取り出せるように練習します。
 そのときに大事なことは、ポッピングさせる部位以外は、基本、固定です。
 操作させる筋肉部位以外の他の周囲または遠位のボディパーツがふらつけば、
 正確な圧量と質と方向を絶対に取り出せないため、
 動かない部位を動かすところにつられて動かしてしまわないようにする修練が必要です。
 動かす部位以外のボディパーツの固定ができていないものは、力の強弱が甘くなり、
 結果的に精密な圧を与えることには向かない状態だといえます。


・手の内をつくる:手のひらの内側の一点、労宮を中心に、伸筋部分を引きで螺旋操作し固定してから、屈筋を前へ適量制御しつつ送りだし、最後に労宮を手のひら背面方向へ引き上げる。このときも上で申し上げました、操作する部位の動作は固定し静止したボディパーツ上に成り立つというのは言うまでもございません。
 手の内を作ることの利点として、
 ・相手の芯をとらえて立体的な上下・前後・左右の操作を精密に加えられるようになる。
 ・手の内を作ってしまえば相手の芯を自分とつなげて操作するのが楽だし、
 操作しているときに相手の内部に筋肉の凝りや関節のはまりの異常などがあれば、
 きっちりとそれが把握できるようになる。
 ・手の内をつくれば、指の第三関節からの操作が通常となります。
 ・一般的な<指に力を入れて握る居着く動作はできなくなる>

Screenshot_20250709-090907~3.png
(図)
 

・手の指の力を発力させるには、二の腕の肘から半分の箇所で大部分の操作は決まる。
 指先に力を入れるのは、どんな操作をするときであっても絶対にやってはならない。
 
・手首にある支帯が癒着固定していないか。
 支帯が橈骨や尺骨に癒着していたら、正常な発力のパワーが比して減じられますし、
 手先の動きの精度は濁り正確な操作は不可能です。

・橈骨と尺骨の間にある骨間膜をしっかり開く。
 この骨間膜がシワが寄っていたら、非力な力んだ手の操作しかできなくなります。
 呼吸に異常をきたして浅くなります。

・手首の関節が詰まっていないか。
 手首(特に尺骨部)にはウイークポイントがあり、その箇所を自ら固め、腕全体の緊張を抜けなくしています。

・肩甲骨の位置や動作を手のひらの開きや回転などで操作するのだが、これはまた逆も成り立ちます。ただ修練は要します。肩甲骨の操作で手のひらを操ることができ、これはミリ単位以下の非常に精密な操作を必要とするとき使っています。

・手掌腱膜のしわをパーンと前後左右に引き伸ばしてシワ取りを完了させてから、手の内を操作いたします。

・肘のとんがった骨の先部位を下方に沈没させつづけることは必須
 これができていない状態は脇が甘いと呼ばれ、
 呼吸が浅くなり、重心が下丹田から上の方に持ち上がり、身体全身の安定感を失います。

・鎖骨の内側の付け根(胸鎖関節)を
 胸鎖関節部分から腕の骨は始まります。
 ここを勘違いして、鎖骨の外側の肩鎖関節から外が腕の骨と誤認すれば、
 腕の筋力のパワーの源である広背筋を使えず、
 三角筋が張った小手先の腕の筋肉だけの使用となり、
 この使い方を続ければ肩や首や腕が壊れてしまいます。

・肩甲骨のニュートラルポジションが理想位置にいてはるか。
 姿勢が思わしくなければ、
 肩甲骨の両方または片側が、
 上方に挙上して固定、左右に開いたまま固定、前後が肩甲下筋の癒着で密着固定、
 などなどトラブル状態にあります。
 

以上【 手の操作でくくったざっくりとした知識 】で、
これらは広域に目を広げればよく言われるものです。
そうしたごく一部(25%くらい)を紹介させていただきました。


上述した広域に目を広げたという内容の出どころは、
フェルデンクライス・メソッドのような動きの修練法以外に、
その多くは合気柔術の先生からや中国武術などの動きを教えていただき、
その後に達者な方々の所作と一般の私のようなものの所作の違いを知り、
機能解剖学を持って技や基礎条件を読み解くようにしてきた結果となります。

解剖学等の良書からもいろいろ学べそうですが、
残念ながら解剖学の本をただ眺めていても
操作の秘訣がビビビッとくるものではないのです。
解剖学の図から豊富な気づきが得られるようになるには
基本のみならず応用技術をある程度知ってみることです。

優れた武術やボディワークの術理からは、
目からウロコがはがれびっくりすることも多くあります。

私の手技療法の基礎の手の巧みな操作知識は、
半分は多くの先達の教えをいただいたおかげです。
あとの半分は手技療法をさせていただく立ち位置の仕事から、
私の身体操作上の理解の正誤や未消化の明瞭化がはかられやすかったから。
そのおかげさまで、操作した結果が、直で眼の前に現れることから学びました。
そこは非常に役立つものでありありがたいことでした。
そして随時、気づきより得られた成果は、
手技をする際の成果の層を厚くしてくれました。


またちょっと路がそれますが、
先達の先生方が複雑化した教えでは伝わらなくなるだろうと
簡素化した要点のみをざっくりと教えてくれるものでして。
こうした簡素化したエッセンスにはつっつきやすさはあるが、
本当の先達の技とは、その実似て非なるものだったりします。
しっかり源流を想像して省かれたところを補いつづけなければ、
役に立ちづらいように感じます。
合気柔術の先生なら、合気柔術の稽古で技を深めますが、
施術者なら、施術の臨床で技を深めることもあります。
一回の施術をするときごとに、
10〜20の気づきが得られ、
それを元にして成長がはかられます。




本当に文章だけではイメージがわきづらいですよね。



手首から先を解剖し観察してみましょう。
指の第二関節から先には目立った筋肉が入ってなく、
骨と腱と脂肪、そして爪と皮膚で構成されています。
というと、、、どういうことかというと、
指先の操作をする原動力となる筋肉は、
指先には入っていません。
でも、そんなことをいわれても、
よほどのボディワークマニアでなければ、
読むのに疲れて眠くなるでしょう。

上掲の解説文が文章で書かれれば「?」といったわけわからん、
というところがほぼほぼかもしれません。

ですがある程度身体が使えるレベルになってきた方であれば、
実際に直接に手とり足取りさせていただいて、
こんな感じなんですよとお伝えすれば、
体感的にわかっていただけることです。
というのも、自転車に乗る子供が、最初は補助輪をつけてもらうと、
らくーに乗れるというような感じにできますが、
ちょっとだけ技を知ったものが要領よく補助をさせていただけると、
カンタンになるほどね〜って納得できる技術ですので。


そういった類のエクササイズをつたえる講座があったらありがたいですよね。
私もいまだしっかりそうしたことは学びたい好奇心がありますから、
折を見て身体操作のための勉強をする場に出かけていきたいと思います。






また最後に話がまたそれますが、
先だって身体が痛いと不具合を申される知人の手技療法を得意にする鍼灸師の先生が、
とある武術系の教えを習いに行こうと誘われているといってました。
あからさまに申せば、その友人の身体操作技術のレベルについて存じ上げており、
それに身体の左右のねじれが心臓に負荷をかけるようすとなっていたものの、
そうなるような彼オリジナルの手技のやり方を続けているからというのも知っています。
ときどき折を見て
「身体操作をしっかり学ぶ機会を持てば、
その身が救われるのだからやってみようよ」
というも、、、
先方はほぼ身体操作術のマスターには乗り気になられず、
とても遠方ですからこちらに施術を受けに足を運ぶこともままならず、
繰り返し20年間ほど身体の不調を遠方より電話で訴えてきます。。。


ですが彼が武術系の学びの御縁を活かし真剣に学びに行けば、
そこの流派は端的にノウハウを教えてくださる教練システムですから、
短期間であっても得るところも多いでしょう。
そうすることで手技の技の冴え方は確実に高まることは保証できます。
そしてやがて自分の身を苦しくするのは、
そうすることしかやり方がわからなかったからと気づくかもしれません。
自分の身を楽に変える妙法があるといわれても信じられなかったことも、
しっかり武道場で学ばれて修練をして行く過程で受けれることができるでしょう。

そうなってくれればいいなと思って、
がんばろうよと檄を飛ばした次第です。



やっぱり身体操作の多彩な要点をすでに把握しておられる方は、
自分の肉体というツールを繊細かつ大胆に、
そして具体的かつ合理的に理解しています。
重箱を突っつくような現状把握の分析まで目配りができていたり、
勘所を把握するまで思考を深めることができる人は、
手技をして得ようとする成果の上限をつねに破ろうとなさります。
それが独自の成熟を増すように感じます。
身体操作術の学び方は様々あって、
自分が縁ある興味をもったところにて学ぶのが最良でしょう。
特に施術者は、自分の体を後回しにしがちで、お客様のケアに粉骨砕身務めています。
そうしたときのひと工夫として、自分も施術をしていていままでよりも楽にできるようにしていきたいですよね。

個人的には身体操作術の骨子がわかりだして身にそれが少しずつ定着してきたころから、
施術中の集中力の高さや頭の働き、そして体力的なタフさなど、いずれのレベルも大幅に高まる体験をしました。



それもあってか先月のお客様に、
『鈴木さん、まだ動けそうに見えるんだけど!』と突っ込まれました。

手技療法の興味は、私にとって尽きることはありません。
これからも独学で勉強をし続けてまいります。

で、こうしたことを思えるのも、
身体操作術の勉強をしてきたから。
そう感謝しております。




最後に余談ですが、
こういった手の内を得て手の身体操作をかなえることができなければ、
前日に申し上げた仙骨周りの深部までのリリースはしないほうがいいです。
ですがしっかり解剖上の学びが進んで仮説をうまく立てられるようになり、
上述した身体操作のすべてがマスターできていたら、
仙骨部のリリースをするときに精密な操作が可能となってかなえられます。
ここも大きいですよね。
posted by スズキ at 13:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月08日

最重要施術箇所です!仙骨が動き出すまでのステップ(1)〜(3) 特に(3)が難易度が高いが素敵な変化を生み出しますよ!


安易に手出しをしてはならない治療箇所があります。
仙骨がその筆頭かもしれません。
仙骨が傷つけば呼吸が止まり死に至りますから、
強い刺激をあたえることは避けたい部位です。


GridArt_20250708_172404420.jpg
(図)


仙骨と腸骨の間にある仙腸関節の可動が左右どちらかまたは両方が少なかったり、
仙腸関節が可動できないほどの関連筋の癒着が進んでいたならば。
体調は不安定さが切れ目なく続きます。
よい感じにやわらぐことが期待できません。
それゆえに仙腸関節を緩めたいわけですが、
それには着眼点がいくつかでてまいります。

(1)大臀筋・中殿筋などが硬化緊張をゆるめること。

   これらは一般的なリリースを丁寧になさればOK

(2)股関節を固定する外旋六筋の硬化緊張をゆるめること。

   特に梨状筋のリリースが必須。
   他の外旋六筋の筋群は奥まっていてリリースにテクニックを要し、
   対応法が慣れていなければ触らないべきでしょう。

(3)仙骨の上に位置する複数の靭帯が、
   硬化緊張するか、またはその靭帯らの骨以上の硬化した部位をゆるめること。

   この仙骨の上にある靭帯は、骨盤の一部または全体の変位があり、
   可動の制限が大きい方がおられる場合。
   その多くは仙骨の上から手で触るとき、
   仙骨の骨を触っていると感じていたらそれが錯覚で、
   仙骨の上に位置する靭帯のひとつまたは複数が骨以上の硬さに変異している。
   そうした可能性が高いため、この部位のトラブルがあることに気づかれない。
   といったことをときどき見受けられます。





『(1)大臀筋・中殿筋などが硬化緊張をゆるめること。
 (2)股関節を固定する外旋六筋の硬化緊張をゆるめること。』
につきましては、手で圧する徒手療法でも対応できます。
外旋六筋を表面だけ解くだけなら徒手テクニックがあれば容易でしょう。
ただ梨状筋の深部骨化が進行していた人では、
徒手テクニックでは刃が立たない。
徒手以外のリリース可能な方法をもちいればいいでしょう。



『(3)仙骨の上に位置する複数の靭帯が、
   硬化緊張するか、またはその靭帯らの骨以上の硬化した部位をゆるめること。』

こちらは、骨以上の硬さに靭帯がばけていますから、
手で押したり引いたりしても動じません。
だからといって無理矢理感高く動かそうとすれば、
仙骨の骨に不注意な傷をつけるおそれがでますからできません。
最悪の施術事故が起こり、お客様の一生を潰しかねませんので、
正しく想像力を持って術後の着地点を考えれば手を出さないというのも、
お客様への危険回避のために忌避箇所とされるのも納得できるでしょう。

ただこの部位も施術回数を持って計画的に可動を拡大させるならば、
改善させることができます。
その下準備は仙骨上の靭帯へのリリース手順は(2)で外旋六筋をきっちりユルユルにしてからです。
これができないうちに仙骨上の靭帯を先行して動かすのは
後々後遺症のような状態を与え続ける危険がでてきます。
それは骨化して弱化した靭帯が正常な長さ以上に伸ばされることで、
その靭帯が過剰に伸びたままになってもとに戻らなくなるからです。
そして私がこの靭帯を緩めるときには、
現在のノウハウでは、
・3種類の砭石温熱器を適温に加温させて2本同時使い
・ヤムナボール
・その他 自作ツールなど
などを複数を精密な部位を対処する工具のようにして、
その場の状況を臨機応変に用いて緩めていくことができます。
(お恥ずかしながらこのノウハウができあがったのは、
 ここ3ヶ月のできごとでありまして。。はい ^^;)




そして実際に骨盤部の仙骨上の靭帯がゆるっゆるになると、
骨盤の形状が軽い押圧でスムースに変形してくれるように。
それがかつてその靭帯が硬かったら、テコでも動けなかったものが、
別人のように変わるわけです。
個人的に、この変化はできるようになった当初大感動いたしました。
ただ5例以上の臨床例が繰り返されれば感動を破り、
そうなると、こうした靭帯が解けるのも当然のことのように感じて、
さらにどう練って変化を進化させるかの課題に取り組み始めました。
当初の感動も消えて、淡々と条件の洗い出し作業に没入しています。


おおよそこの(1)〜(3)までを通しでリリースできたのが、
施術を研究してきた結果の成果物なのでしょうか。。。
おそらくはもう少し長く施術を続けていたら、
骨盤の内側にできている恥骨結合周囲の、
痛みが少なく解けるようなノウハウを研究していたのでしょう。


ちなみにこの(1)〜(3)が整いました!となると、
そのとき同時に肩甲骨を含む胸郭の変位が、
明らかにそれがなされる以前以上にスムースに変化が起こり定着するようです。
そうしたお客様の変化例をお見受けいたしました。


最後に。
(3)の仙骨の上にある靭帯のリリースについて、
多数の手技療法の出版されている本を目を通しても、
その箇所の対応の重要性を書かれているものがなく、
新たに自身で手技療法として参考にできる資料がありませんでした。

実際にリリース後のお客様の変化や安定の状態を観察いたしますと、
ここほど大切な場所は少ないといいえるのです。
なぜ取り上げられていないかが不思議さを感じます。

慢性的な不調感を持った人々には大きな助けとなり、
バレエをなさる方にもいままでできなかったことができるように進化するチャンスです。
または武道をなさる方々にも、とっても役立ってるようです、、。

筋膜リリースも大事ですし、仙骨のケアも大事。
でももしかしたらこの仙骨の上の靭帯の骨化があれば、
さまざまな箇所の筋膜リリースをがんばっても
骨盤の正常な垂直性をサポートできていないため体幹が不安定になります。
で、その体幹の不安定さをカバーするために、骨盤部の傾斜があっても安定させられるよう固定させるサポーターとして活用すべく筋膜の癒着を作り出して対応します。
つまり、この仙骨のケアが適切に成果がでなければ、
必ず筋膜の癒着箇所が自然に作り出されてしまう。
なんども、なんども、です。



posted by スズキ at 18:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

施術を受けているときにトイレが近くなり、トイレの回数が増えることってありませんか?

施術を受けているときに感じる尿意って、どうして?
お客様により、施術を受けているときに尿意を催す方が多くおられます。
対して私は大丈夫とおっしゃられる方は少数派ですがおられます。
差異の理由は?


中医学で言う、
【気血津液】のなかの<津液>にリンパ液は属します。
津液に考察を加えるとき、リンパ液の流れに気を配る必要があります。


津液の状態を診ていくときには、この血中塩分濃度の一定をはかる駆け引きをする役割の【抗利尿ホルモン】が、ひとつの鍵となります。




ここから生理学の勉強にお付き合いいただければとお願いいたします。

血液が全身を一周する時間は、約30秒と言われています。
血管の太さによって流れる速さは異なり、太い血管では秒速1メートルにも達することがあります。
体重の約13分の1が血液の量と言われ大人では約4〜5リットルが血液です。
心臓という強いポンプ作用により高速かつ大量に流れるよう設計されています。

対してリンパ液。
リンパ液は全身を一周する時間は、半日から一日がかりです。
全身のリンパ液は大人では約2リットル。

血液とリンパ液を比較すると、
リンパ液は血液の半分を割り込む量で、
全身を巡るスピードが大きく異なります。
血液の流れは脈拍などのバイタルサインとして計測されますが、
リンパ液の流れが健康診断上の検査項目になることはありません。

リンパ液の流れが滞れば、午後に足がぱんぱんにむくんだなどと、
身体的に観て感じられる変化は現れます。
そうしたむくみを軽減させるよう、全身のリンパ液の流れを促すようなリンパマッサージがあることは知られています。
リンパ液の流れを促す専門的な技術を持つものは、滞留しやすい箇所を熟知しており、そのような場所を施術により滞留したリンパ液を押し流します。
リンパ液の全身的な流れがスピードアップすると、体内の水分量を図ろうとして(抗利尿ホルモン)を減少させ、体内の水分を排泄させ調整をはかります。が働きを弱め。
血中の塩分濃度が薄まれば抗利尿ホルモンが減らされて体液量を減らして塩分濃度を基準値に調整します。
血中の塩分濃度が濃くなれば体液量を減らしたくないため抗利尿ホルモンの分泌を増やします。
大量に汗をかいたあとの尿を濃くして量を減らすのは、血中塩分濃度を濃くしすぎないようにするためです。


抗利尿ホルモンといった、利尿に制限を課すホルモンで調整するというと、利尿を促進するホルモンではなくて利尿を制限させて体内から水分を出過ぎるのを制限させる意図を持って作られたシステムだろうが、頭がちょっと混乱しそうなときがありますよね。

施術を受けることで、全身のリンパ液の流れが滞留した箇所が拭われて改善を促されると、抗利尿ホルモンの排出量が減少して排尿で体内の水分を減少させてようとするのです。

ということは、平素からリンパ液の流れが全身的に滞りなく理想的なスピードで流れていれば排尿はなし。
対してリンパ液の流れにおいて停滞箇所があり、循環スピードも遅滞していれば排尿させて体内の血中塩分濃度のバランスを整えようとします。



最後に。
<施術でリンパ液停滞箇所がだいぶんあってリンパ液の循環が遅い方はスピードアップ!>
すると、抗利尿ホルモンの排出がすばやく減少して利尿が促されトイレが近くなります。
お客様のリンパ液が全身または特定箇所の停滞量に比例して
トイレに行く回数が増減してくるのです。
排尿時の尿量も同様に増減する関係があります。

なのでお客様はトイレにいく回数が多いと、
施術を途中で中断させてすまないと感じますが、
これはリンパ液が停滞していたものが改善して調子が良くなってきている証拠です。
これで津液が正常へ向かい陰虚体質から少し回復できたということとなります。
施術者としては、良い施術ができたかどうかのバロメーターともなっています。
posted by スズキ at 14:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月07日

砭石(砭石温熱器)は、深層筋膜を超音波で緩めるってホントですか!?

砭石(砭石温熱器)は、深層筋膜を超音波で緩めるってホントですか!?

なぜ、深層筋膜の癒着をリリースする施術をする私が砭石を使うのか。
それは砭石の特徴をつぶさに観察すればみえてくるでしょう。

小型べんせき温熱器各種.png砭石温熱器一例

● 砭石の特徴

(1)安全性:砭石(=ビアンストーン)は国家当局の試験に合格しており、有害物質を含んでいません。また、国家医薬品規制当局が発行する医療機器ライセンスも取得している必要があります。
食器の陶磁器よりも、放射線量が少なく安全です。

(2)成分:人体に有益な40種類以上の微量元素とミネラルに加え、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、クロム、ストロンチウム、セレンなど、人体に不可欠な20種類以上の抗老化元素を含有しています。このため、国家質量監督管理総局が発行する生産許可証を取得する必要があります。

(3)遠赤外線:砭石(=ビアンストーン)は独特のエネルギー場を有しており、人体の皮膚に作用すると、非常に広い周波数帯域を持つ極めて遠赤外線を放射します。遠赤外線の周波数範囲は7〜20ミクロンです。

(4)超音波:砭石(=ビアンストーン)が人体に擦れるたびに、健康に有益な超音波パルスを発生させます。超音波パルスの平均発生回数は3708回に達し、周波数範囲は200万〜400万Hzと、あらゆる素材の中で最も高い周波数を誇ります。

(5) 微結晶構造:結晶の大きさが0.03mm未満の方解石微結晶岩石で、肌触りが非常に細かく、に擦り付けると非常に心地よい感触を与えます。


興味深いことではありますが、
砭石は深層筋膜の癒着を緩ませる効果が狙われるというのです。
それは遠赤外線効果だと思われがちです。
ですが実際強い影響を及ぼすのが砭石が唯一出せる〈稀有な超音波〉だといわれています。
浸透性が高い微細高速振動という高いエネルギーを放っており、
経穴にそのエネルギーが送り込まれることで効果的に気の停滞を改善します。
ゆえに砭石と経穴を使ったアプローチの相性は抜群にいい。

砭石を温めて遠赤外線にも深層筋膜のリリースに影響があるといわれ、
それも事実です。
一般では遠赤外線効果が芯まで熱を送ることができるというイメージから
遠赤外線が深層筋膜を緩ませるというざっくりした説明をすることもある。
ですが砭石の発する超音波には皮下に影響する筋膜の深さは高いそうです。

また砭石から発せられる遠赤外線を人体に送り影響させる作用について考察すれば、
人体の微小血管中の微小循環を良好にするというう調査結果がある。


 なぜ砭石を使うと他の石と比してより微小血管の働きがよくなるかは、
 科学的な原理がわかっていません。
 私の推測ですが、
 ひとつには超音波と遠赤外線の相乗効果の高まりによって。
 ただそれだけではなく人体に有益な40種類以上の微量元素とミネラルに加え、
 カルシウム、マグネシウム、亜鉛、クロム、ストロンチウム、
 セレンなど、人体に不可欠な20種類以上の抗老化元素を含有されており、
 これらが人体に含有される配分と酷似した割合で含まれている。
 そうしたことによる<共振の影響>が働くのではないか。


 砭石の調査結果からは、なぜここまで人体に影響を与えるかが判明できない。
 そうした未知の結果が作用するというものだというのが砭石のかわいいところ。

 こうした皮下の奥の部位をよく改善させる力を発揮する砭石は、
 中国では脳梗塞後の後遺症の改善などでも利用され成果をだしています。
 または他の皮下の奥にある内臓への対応でも砭石をもちいられています。

 砭石を用いた<砭法>というトクベツなアプローチ法があります。
 そうした効果を引き出すノウハウが確立している点においても頼もしい。



ただ砭石温熱器ですが、工夫しつつ使い慣れないと、
潜在するポテンシャルを高く引き出せないでしょう。
というのも、意図的に超音波を出すことが計算するよう
それを操っているかどうかで、
実験的に普通の握りで圧をかけたときと、
手の内の手掌腱膜を生かした保持で圧をかけたときでは、
患部のリリースが段違いに変わることが観察されました。
普通に握って患部をゴシゴシしちゃうと超音波がガサツになって、
体内に入ることを拒んでしまうのかもしれませんね。
手の内を決めて一定圧の等速運動をこころがけるとよいでしょう。

posted by スズキ at 12:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月05日

経絡を丁寧にタオルでなぞって気の流れをよくするエクササイズ〈以前もブログに書きましたが施術者養成トレーニングに効くのです!〉

経脈が滞りなく、臓腑の気が通り、正気を通し巡らせる。
こうして武術のトレーニングや施術もおこないます。

私は一昨年前の春頃から続ける朝のルーチンがあります。
母譲りのカーブスのながーいタオルを熱湯で濡れタオルにし、
全身の経絡をそれで擦るようぬぐうことで経脈の様子をみています。

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(手足や体の前面、首や頭部はかなり正確に位置を察知してなぞれて状態確認が容易ですが、背中の膀胱経は視認できず難しい。実はこの起立筋部分が正確な把握ができないことによる不案内さが現状ネックとして感じられる)
まずは14本の経絡位置を覚えるためにはじめました。
(数カ月もして〈経脈〉がわかってくると、〈絡脈〉を同様に位置を覚えるようにしました。
 ちなみに経絡は、縦線の経脈と横線の絡脈を合わせた総称です)
それが把握できてきたら、
経脈の上下のつながりや左右二分された状態の差異や経脈の滞りがあるかどうかをチェックするようになりました。
これは経穴の勉強にもなるが、いまだに普段利用頻度が高い経穴以外のものは〈あれっ?これってなんていう経穴だろうか〉となって手が止まってしまう。
それでは時間が膨大にかかってしまうため、正確に経絡のラインを見ることに気を配るようにしています。
こうして経絡を接触し触覚で観ていくと、それだけでネガティブな経脈はある程度の範囲で自動的に復旧しはじめる。

こうするようになって筋肉の凝りの状態があきらかに弱まりだし、肉体上の柔軟性や感受性が高まっていった。
これは気血の流れを正常化させる導引術や気功の流れを、
お金もかからず身体がきれいになよう工夫した健康法といえるでしょうか。
座学で経絡教科書を読んで知識を増すことも大事ですし、
こうした日々の自分の経絡状態をモニターする実践からうまれる智慧や気づきも大事なのです。




施術者として自分の経脈の状態をつぶさにみるようにして1年も経つと、お客様の経脈の状態の良し悪しが手に取るようにつかめた瞬間を迎えることがありました。
まだそこは正確性は未熟ですがこれでだいぶ助けられました。



経脈が滞って、臓腑の気が通れず、正気が巡らず、むしろ邪気に苛まれるというと。
そうなっていればこの経絡を通すようなエクササイズ?をすれば、自らがこうしたバランスの乱れを察知することができるようになっていきます。
人は、肉体上の過去からの負の債務や、そのときどきに異なる労働環境や精神状態などが起因して、
身体状態が乱れをきたすときはでてくるものです。
そうした状態を日々観察して大きくバランスを乱さないよう修正をくわえることで養生法となるでしょう。
個人的な信念ですが、このエクササイズを長年続けることで、
身体への理解が深まりだし、極まれば人生の奇跡を咲き誇らせるでしょう。



さまざまな施術の心得や技術・技量があったとしても、施術者自らの経脈が滞っていては、そこで気血が滞って施術をすると、施術者がお客様の正気を乱してしまうこともある。ときにはお客様の正気を横取りするようなシーンも目にすることがあります。

ときに施術者は過労にさいなまれる肉体労働者でもあって、身体操作が上達する前は自らの体内に邪気を蓄積したりお客様の正気を横取りすることも。
経脈の流れを順調にするには身体操作の上達が100%必須なものです
だから相応に身体操作が上達するに連れ、自らの気を巡りを正せるようになり、施術のときにたまたまその施術者よりも元気があるお客様から気を横取りすることもなくなります。
ただこれは目に見えない世界のお話で、私の独特な見方なのかもしれません。


この経脈へ気を導くこと。これは治療の方法ともなり、
施術者が施術をとりおこなうときにとても役立つ力ともなります。

posted by スズキ at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月04日

時と場合でセルフケアに手軽なシリコンカッピング。最高です!


私自身、施術が一段落ついて気づいたのは、
アドレナリンが切れたとたん、
「あっ、疲れ目じゃん」

疲れ過ぎたらそんなことさえ、
すでに気づかなくなるんです。
施術者として、これは褒められたことじゃありません。。。

目のまぶた裏に血行が阻害されているのか、
チリチリといやな感じがしてきます。

こうしたとき、
人は、よく寝なさいとかいいますが、
休むほどに疲れ目が強まってきます。
よく休むことは少しは正解ですが、半分以上誤答です。

実証傾向が強い場合、休むほどに症状が強まる。
ただ寝るだけとか目にホットタオルを当てるだけなら、
かえって疲れ目がひどくなり異常が長引くこともある。


そうしたときは気血の流れの停滞を早々に改善すべし。


今回は経穴でいう
【攅竹(膀胱経)・晴明(膀胱経)・絲竹空(三焦経)
 ・瞳子髎(胆経)・陽白(胆経)・承泣(胃経)・四白(胃経)】
など<目の主治>をもつ経穴に怪しさが感じられます。
上述した経穴の経絡を
《愛用のシリコンカッピング》をつかって刺激しました。

まずは手にかかわる三焦経を徹底カッピング。
(おもだって三焦経の肩甲骨周りの刺激)
案の定、ひどい疲れ目が「すーっ」と低減します。
3割は不快感が減りましたか。

あとは胆経・膀胱経・胃経とシリコンカッピング刺激。
(胆経は、体側の前鋸筋の上。
 膀胱経は起立筋腰部と肩。
 胃経は鎖骨下と乳下に心下部)
それで4割ほど改善しましたか。

目のまぶた裏がチリチリしたり、
しょぼしょぼしたりはしません。
はっきり物が見えます。

目が疲れているこの状態では脳への血行も阻害されて、
勉強しようにも集中力が続かなかった。
そこも改善しました。



ホッ。。。



デスクワークをしながらの
お手軽シリコンカッピングです。
シリコンカッピングを
3分前後で経絡線上を移動させてつけておくだけ。

カッピング痕もつかない心地よい程度の吸引圧でも、
それで十分に眼精疲労の改善効果が実感できました。

こうした速攻改善理由は、
今回の私の状態は虚証ではなく実証でしたから。
おどろくほど短時間ですっきり楽になりました。

もしあなたが虚証なら、
ここまで速攻は感じられないでしょう。
でも丹念に繰り返せば改善の可能性はあるかも。
シリコンカッピングで経絡刺激。
試す価値はあるでしょう。

以下にシリコンカッピングの映像があったので
貼り付けさせていただきます。


https://youtube.com/shorts/7Xon6Y1plIs?si=URXcDK57cqDxfTjq


今回は改めてシリコンカッピングも使えると実感。

皆様も、セルフケアをお考えならば、
ネット等で調べてみてはいかがでしょう。
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2025年06月30日

どんな手技の下拵えでも仙骨を正常に近づけるアプローチが大切だと思っています

私の施術では、最大限、大切に考えてアプローチしている箇所があります。

施術者にとってべたなお話ですが、
仙骨と腸骨の可動と仙骨と腰椎5番の可動をしっかりつけることです。
この部位が硬直した状態では、もっといい自分へ変わることはできません。
たとえば筋膜リリースをしてもリリース率が大幅減でよくありません。
戻りが早いのは研究で実測して実験を繰り返せばわかります。
その理由は、数々ありますが、いくつかご紹介させていただきますと。。。

これら部位の可動が悪化していると起立筋全体の堅さがあらわれます。
または起立筋をいくらがんばって解こうとしても解けずに凝りに弾き飛ばされます。
脊柱起立筋群の緊張があれば交感神経が過度に優位状態となり、
つねに(逃げるか戦うか)の心身ともやすまらないわけです。
これにより深部までリラックスの波が届くこともありません。
かさねて中医学でみれば起立筋群は、陰陽の陽の気が少なければ取り入れるゆけつという経穴が並びます。
起立筋にトラブルがあると、陽の気の流れが阻害されて気の停滞がから気虚に似た状態が続いています。
このような気の流れが阻害されたままでは、血液を運ぶこともままならなくなるのです。
深い呼吸をしたときは仙骨の下方部位が吸気と呼気のタイミングで前後に動く仕組みで呼吸を助けます。
ですが仙骨ががっちり固まって固定されたままでは、この良質な呼吸運動が妨げられてしまいます。
仙骨と腰椎5番の間が詰まりますと、上部頸椎も同様に詰まり自律神経の状態を悪くさせてしまう。

つまり簡単にいえば、自然治癒力が効率よく発動させたいときには、
仙骨が正常な位置に導かれ可動できるようにすることが必須なのです。

それゆえ仙骨の可動をしっかり確認し、可動が足らなければ確保するような手技をしているかどうか。
どんな手技をするときであっても、この仙骨の可動確保が効いてきます。
この仙骨の手技がすべての結果をだすための下拵えとなるのですね。

仙骨へのテクニックとしては高度な部類に入りますしリスクもあり、
やり方を身につけるには多年にわたる臨床経験が必須です。
仙骨の周囲靱帯が骨ほどの堅さに化けていますから、
それを仙骨と見間違えられやすいため仙骨変位パターンを読むには、
全身の姿勢の状態等から推理できなければだまされます。

仙骨が動きを取り戻すほどリリースをかなえられたなら、
臀部筋がしっかりゆるんでいる状態となります。
これは先ほどまで仙骨のずれが著しかった方のリリースが済んだ後、
臀部筋の柔軟性が取り戻されたときにさわってみていただければ、
別人になったように感じられるでしょう。

ちなみに私がボウエンテクニックという施術を習ったことがありますが、
その施術法を実践運用したトム・ボウエン氏は
施術をするときにはかならず仙骨や尾骨が正常か調べていました。
他の手技療法でも、この仙骨部を至上の施術ポイントとして扱うことも多く観られます。
私も同様にこの部位の取り扱いには特別視することも大きく、
個性的なアプローチを自身で生み出していきました。
その個性的なアプローチと呼べるのは、腸骨と仙骨にまたがる外旋六筋が曲面上の骨の上に位置しているため、
手でのアプローチではそこの部位をなかなかフィットして効率よい手技が行いづらくて、
べんせき温熱器を4種類を使い分けたりそれらで筋を挟み上方へと持ち上げていくなど、
工夫を凝らしています。
外旋六筋それぞれの筋肉において形状や深さや堅さが変わるから、
それぞれを目的にした適切に対応リリースができるようにしています。
つまり工具箱に、たくさんの工具がある理由は、
プラスのドライバーやマイナスのドライバーといった、
ねじ山の形が合えば楽に回せるけどあわなければ回りませんよね。
プラスドライバーで回さないといけないねじをマイナスドライバーで回すのでは
効率が悪いししっかり閉められません。
それと同じことで、研究してみるとこのべんせき温熱器のこの面がこの筋のこの凝りの箇所にフィットしている。
これによりしっかりとしたリリースをかなえてくれ、解くためにかかる時間を短でき、
安全性を高めるリリースができるよう試行錯誤して作り出していきました。
これが功を奏して以前ではリリース範囲の範疇としては取り扱えなかった深層の部位にも手がいくようになり、
さらに仙骨の状態が正常化するようなレベルがあがってきました。
これを研究するには今の時代、3Dの詳細に人体を表示して見せてくれる解剖図ソフトも役立ちますよね。
視覚的に仙骨周りの状態をリアルかつリアルタイムに見抜くシミュレーショントレーニングをすることが大切で、
複雑で股関節と仙骨や腸骨をつなぐ臀部筋の状態を把握するには必須アイテムのように感じられます。
この3Dを視点を変えて眺め、それを私の指先の触覚が感じられるまでするようになるまで半年ほどかかりました。
ただこれが板に付いてくると、私がお客様の臀部筋をみたりさわったりすると同時に、
私の脳内に3Dの骨盤の骨、筋肉、靱帯、神経、血管等が大いにあらわれるようになりました。
こららが正常な状態からどういった感じで変位しているかが映し出されて、
だったらどの手順で変位した状態を正常に戻すのが安全で効率的かということを計算し出すようになります。
で、このような計算ができるようデータを適切に収集して処理することができなければ、
事故リスクが非常に高く一生の後悔となるものと心得て、
深く仙骨周囲を解くことは避けた方がいいでしょう。

Screenshot_20250630-184211~2.png



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2025年06月27日

セルフで筋膜リリースしたい人に勧められるヤムナボールメソッド

お客様からのご質問です。
「痛みのセルフケアの仕方でいいやり方はありませんか?」

【マグバーム】
ちょっとした浅いケアなら、
先だって私もバレエをなさるお客様から紹介いただいた
【マグバーム】をもちいて患部に薄く塗りますと、
早々に痛みの軽減が感じられます。

【キネシオテーピング】
急性でおきた筋肉の疲労や張りは、
対処目的の箇所を調べてキネシオテープを貼るようにします。
いまではネット検索で「キネシオテープ 腰痛」のように調べれば、
貼り方を紹介する解説ページを見つけられるでしょう。

【べんせきによる温熱治療】
少し根深く病が入り込んだ場合には。
炎症箇所や披露蓄積したところへ、
べん石のかっさを暖めて温熱療法をするという手もあります。

【シリコン・カッピング】
おけつとよばれる体内の筋膜と筋膜の間にある潤滑油が酸化し、
強く筋肉や靱帯や関節などの動きの抑制をしたとき。
シリコン製の柔軟性あるカッピングツールでカッピングをします。
カッピングのカップはプラスチック製やガラス製もあるのですが
体は意外に平坦ではなく曲面が多いためシリコン製のほうが使いやすいし、
セルフで背中にカッピングをするときなどでは吸引器がいらない
シリコン製が使いやすいでしょう。私も愛用しています。



以上が急場をしのぐために役立つものでしょう。

ただし<深層筋トラブルが生じたとき>には、
上述したやり方ではカバーできなかったり、
効果が不十分かもしれません。
というのも、
病も急性期では皮膚近くの浅い層にあってそちらのケアで済みますが、
慢性的な疾患となれば病は深層に進入します。
そうなると表層部の患部を癒すだけでは緩和行為にはなっても、
深層に入った病(凝り等)は抜け出せずに進行をし続けくい止められない。
そうした状態にまでスリップダウンしたようなケースで、
どういったケアが必要なのでしょうか。


【遠赤外線サウナによる温熱治療】
お高いところでは、
家庭用ドーム型遠赤外線サウナは強力です。
体力が減少しているときは全身疲労を余儀なくされますが、
温泉や入浴では理論上かなえられないデトックスがはかられます。
皮脂腺に蓄積した酸化した老廃物がこれほどよく排泄できるものはないでしょう。
同時に汗がそこそこ排泄できる熱すぎない温度設定で長時間サウナ入浴し、
発熱するカーボンと患部の距離を縮める工夫をすれば、
患部皮下の脂肪層を通り越して深部まで影響を至らしめることができそう。
それにより深層筋がゆるんだとき、瞬間でどさっと付き物がとれたように、
体内深部の緊張の糸が切れて呼吸が取り戻されて全身が弛緩できるよう改善されます。
ただ一般的に簡単に買えるグッズではないですし、
一部屋をまるまる占有してしまうようなものです。
導入にはハードルが高いが一生ものの力強い健康維持アイテムでしょう。


【オステオパシーのカウンターストレイン・ホームプログラム】
オステオパシーの施術家であれば、
セルフでおこなえる
カウンターストレインによるホームプログラムで、
大腰筋などの深層筋をねらい打ちしてゆるめる方法を知っています。
私も大腰筋の過緊張によりしょうじた腹痛は、
マッサージでは逆効果に陥り状態悪化が起きますので
カウンターストレインを多用して問題箇所の深層筋をゆるめます。
ですがこれには相当、病理上の基礎知識や施術技術が必要となり、
直接やり方を指導される必要があり一般的とはいえません。



等々、他にも際限なくあげることもできます。




と、以上は長々とした前振りとなりましたが、
これからが本題です。

ご存じでしょうか?
【ヤムナボール】です。

私の施術する部屋に師匠からいただいたヤムナボールがあります。
かつてマガジンハウスやクロワッサンなどでヤムナボールを開発した
ヤムナ・ゼイク氏が来日しヤムナボールを使った講習会などを開催。
そのときにヤムナボール付き書籍等が販売されブームになりました。

柔軟性あるボールを体に粘り着かせるようなトラクションをかけることで、
癒着した患部の筋膜をはがすというプログラムです。
ヤムナ・ゼイク氏は、筋膜をリリースする人気の施術者でしたが、
顧客数が多くなりすぎたのです。
そこで考案したのがボールを粘り着かせるようにして、
セルフで筋膜の癒着をゆるめるヤムナボールメソッド。

ヤムナボールメソッドインストラクターにより、
トラクションのかけ方を自身へ施していただくことで、
あーなるほど、なるほど!と、効果を実感していただけるでしょう。

映像や本からだけの体験を通さない知識では
ボールの上に乗ってごろごろと移動してみて
ヤムナボールメソッドは効かないと悲しい誤解する人が続出です。
実際のヤムナボールの利用では、トラクションをしっかりかけて、
ボールがパンッと破裂するようなことがあるほどパワフルなアプローチ。
やり方がわかればセルフでもかなりきっちりと筋膜がリリースできます。
ヤムナボールの特徴として<持続したトラクション圧をかける>と
浅い層の筋膜ばかりではなく深層筋までリリースがおこると実感できます。


以下、クロワッサンが紙面で
ヤムナボールメソッドが取り上げられていたときのもの。
ヤムナ氏の紹介からヤムナボールメソッドによる
具体的な体の箇所に対しておこなう用法解説をした
映像コンテンツがアップされております。

もしヤムナボールメソッドって?と興味関心を持たれた方がおられたら、
ご参考にしていただけましたら幸いです。

クロワッサンがおすすめするヤムナ・ゼイク記事一覧63件
https://croissant-online.jp/tag/%E3%83%A4%E3%83%A0%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%BC%E3%82%A4%E3%82%AF/

以下は上掲したクロワッサン内の映像一部のご紹介映像です。




posted by スズキ at 11:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年06月23日

仙骨と腸骨の可動がかなってそれぞれを機能的に使役できるようになったとき、気が順調に流れ出すもの

暑い日が続きますね。
梅雨も明けないのに、すでに夏ばてしそうです。

利用中のモバイルルーター搭載のバッテリーが膨張し
本体が5ミリほど盛り上がってしまった。。
暴発される前に新しいものにするか、
修理するかを決めなければ。

バッテリーには電気が蓄電されています。
過重に暑くなったり寒くなったりすれば故障しますし、
電気がなくなれば働かないのがバッテリー。

中医学の視点でみれば、
人体は飲食物を元にして脾で後天の精(気)を生成し、
腎が脾で生成した気の余剰を蓄電するバッテリーの役割を果たします。
ただざっくりいうとそうした仕組みですが、
腎は大腰筋の動きと横隔膜の作動を元に気をためたものを送りますから、
大腰筋と横隔膜の動きが正常以下であればトラブルが生じます。
たとえば、思考力を高度に発揮しなければならないときに脳に血液を送りますよね。
血液は、気という運搬車両に乗せられ目的地に送り届けられますから、
気が足らないと脳に要求した十分量の血液が運べません。
これは気虚の特徴で、血液が身体内部に十分な量があっても血液が滞ってしまうのです。
または別の視点でみれば自立神経系のトラブルも起きやすくなります。

じゃ、大腰筋と横隔膜がふつうに動けるようになる条件は?
(大腰筋は腎経の経筋に属します)

そう問えば、仙骨と腸骨が関節をはさみしっかりと別物として使われることが肝要です。
なかなかどうして、これ、うまくできている人はいいです。
ですが私は相当な試行錯誤と修練でそれが定着するようにして、
ようやく少しずつ思うようになってきました。
それは脈を診れば以前の気虚の状態とは違う脈状に変わったことでわかります。

体幹の仙骨と脚の腸骨は、それぞれに役割があるので使い分けが必要です。
それぞれが明瞭に分離することが求められます。
ですが気虚を示される方の多くは仙骨と腸骨ががっちり一体化してしまい、
体幹の力をにごしたり弱める状態です。
この状態では気が病みだすのです。。。

私自身、かつては強い気虚だったり腎虚とさまざま虚証を示す体質でした。
だからそこを抜け出せた今とかつてとのギャップがわかるのです。

すぐれて仙骨と腸骨を機能的にわけて働けるように施術等で整え、
そうなった肉体をどのように合理的に活躍させるのかを学びます。
そのようなところまでステージが上向けば気虚から遠のくことができます。

私の考えでは、
ここからが緩和的な手技からいのちを長らえるような手技に移行するターニングポイント。

ただ私も今の今まで、この仙骨と腸骨をとりわけてさっぱりとしたリリースができるまで、
時間を要してしまいました。
臀部で股関節をつなぐ外旋六筋のリリースをするときの筋膜リリースの圧のやり方を磨き、
独自のリリース圧を加えることで仙骨と腸骨が明瞭にわかれるほどゆるめることができる。

すると虚証でもかなり強い傾向であった方が血色を取り戻すのも用意となることもあって、
そういった方々の変化の変遷をつぶさに観察記録していくことで、
仙骨と腸骨の気との関係が明瞭になってきました。
そして身体操作法を教える先生がいままで固まったままの仙骨と腸骨が動き出したとき、
劇的ないい方向へのばけかたをなさられたことをみて、
仙骨と腸骨の関節が強力に固まった方はまずはここを手技等でリリースするのも勧められると感じました。


自分の仙骨と腸骨が動くか動かないか、自らでは判断できにくい方がおられれば、
たとえば6歳以下のこどものお尻の仙骨をやさしく押してみると、
すっっと抵抗なく力が吸い込まれて仙骨が移動していきます。
そういった状態が理想です。
最近の私の施術を受けていただいたお客様のなかには、
自分の仙骨がいつも以上にぬるっと動いてることに気づかれた方もいるはずです。
ちなみに仙骨と腸骨をうまく理想的な量と質を持って分離することができるとき、
その方の肩胛骨が腸骨と同レベルに自在に動きを手技で持たせることが可能です。

そして現状では脈状で気虚を示し続ける方はほとんどいなくなりました。

ようやっと手技成果が再現性ある状態まで人体のデータをそろえられたのですが、
ボディワイズの施術が終わる前にその手法をお目にかけることができてよかった。。。

体内を流れる気が足らなくなって病いになることが多く見受けられるものの、
気の流れを順調なものへ改善させる仙骨と腸骨の可動とそれぞれの機能発揮があれば、
気の病の探知能力がすぐれて未病先抗の作用が高まるのでしょう。

posted by スズキ at 17:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年06月20日

誰でもとりくみやすいヒーリング・メソッドとしての導引術

黄帝内経(中医学古典書:こうていだいけい)では、
未病を改善させ健康を維持促進させるための方法として、
以下の4種類を組み合わせてきめ細やかに対応します。

■薬物療法(漢方薬や食養生)
■鍼灸療法
■按摩療法
■導引術

漢方薬は、昨今ではみなさまにも、
「風邪の引きはじめは葛根湯!」となじみがあるのではないでしょうか。
鍼灸院や指圧(按摩)院は、どの町にもあって盛況です。

ですが上述列記した最後の(導引術)になじみがある人は少ないかもしれません。

・導引術って、なに?
・それって役立つもの?

未知の術式に対して、興味ばかりではなく、
知りもせずに勝手に胡散臭さを感じて自己防衛をはかることも。。。

でも、内容を知る前にシャッターをガラガラぴしゃ!と締め切るのはちょっと待ってください。
知ってから冷静かつ合理的に判断するほうが賢明だと私は考えるのですが、いかがでしょう。




以下、週間AERA Digitalに、
画家の横尾忠則氏が死の淵を歩く愛猫を導引術でよみがえらせたエピソードが紹介されています。

=================
■編集者が激やせ 横尾忠則も快調になった導引術とは?


https://dot.asahi.com/articles/-/5484?page=1#google_vignette
=================


こうした導引術は、古代中国では皇帝やその一族にのみ伝えられたものが、いまは広く人々の利益を考えて紹介されるようになりました。
導引術による気のトレーニングをすることにより全身の気を活発に巡らせるようにします。
日頃の滞った体内の気のつまりを取り除いて流し、こうすることで順調に若さを保ち、未病を改善へと導いてくれます。
呼吸法と体の動きをあわせた体操かとおもわれるような誰にでもできるエクササイズです。


私も導引術について大学生の時分にご縁があり、とあるパワフルすぎる気功の先生について実習したことがありました。
私が習ったときには、上掲した横尾忠則氏のようになにをしているかわからないようなトレーニングとしか思っていませんでした。
私が習っていた当時は、気の通り道となる経絡や足らない気を取り込みみ過剰な気を排泄する窓となる経穴などの知識や知恵がなかった。それもあってなにをするものかはわからず、見よう見まねでした。
そうした理解が浅かったため、
どうした影響が導引術で得られるかわかっておらず、それが後々の施術で宝物になるとは想像しておりませんでした。
横尾忠則氏が愛猫になさった魔法系アニメでいうローヒールをおこなう感じでしょうか。。。
実際、私が手技がうまくなる前は、この力を活用していて、不思議にも改善したということを体験していた記憶もあります。
ただし私が持つ気が枯渇するといった失態から幾度も数ヶ月や年単位での休業を余儀なくされたことを思い出します。
ですがいまはおかげさまで施術の研究も進み手技による対応能力が高まりました。
大病をなさっておられるお客様以外は、
私の気が枯れることもなくなりました。

実体験があっても不可思議な世界もあるものだと感じています。
私が特別気が強いとか高いとかいうわけではなく、
腎虚体質で気が少ない私でさえも、
導引術のトレーニングをよい指導者の元で学べば、
その後の人生で長きにわたり役立つのです。
導引術とはそういう大変重宝するものといえるでしょう。







【注】経絡や経穴の知恵や知識を下敷きにして動功を練ることで一定量の導引術成果がえられるように感じています。
ですが直伝でしっかりした先生に習うことから受け取るなにかがあるようです。
私が習った先生とは連絡がとれなくなり、いまはお教えいただける機会はなくなりました。
師と仰ぐような先生とは、しっかり連絡をとるようにしないとご縁が風化してしまいます。



私が導引術を先生の手ほどきで学んだときを考えると、すでに先生はご存命鳴られていないことでしょう。
大切にすべき人との付き合い方を知らなかった私が犯した汚点と感じてやみません。


posted by スズキ at 09:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年06月19日

骨盤部の正常化がもたらしてくれるうれしきこと


2ヶ月ほど前に寒川神社に参拝に行きおみくじを引きました。
【もうすぐ完成します】というお告げでした。
仕事のことだと思います。

私が施術を始めた何十年前から思い描いた
難攻不落としか思えなかった【仙骨周囲の深部リリース】の完成です。
寒川神社おみくじに【もうすぐ完成します】というお告げをみたとき、
これから施術の一線を引くタイミングでは、まさか無理だと。
そのおみくじを引いた直後は思いました。

ですがいままで私が追い求めてきた仙骨部位の硬度なリリースが、
ここ1ヶ月ほどでしあがってまいりました。

仙骨はもともと多数の小さなパーツから形成される骨で、
発達過程を通り徐々に癒合してひとつの骨となります。
その際に骨の癒合のときに大きな歪曲があるときは手を出せませんが、
そこは十分に正常で仙骨周りの靱帯や筋組織の状態の悪化からおきた骨盤の可動域の減少や扁平や変形の場合、そして尾骨の変位についての状況もだいぶ改善ができる見通しが立ってきました。
むろん、ひとそれぞれ、骨盤の状態は千差万別で異なります。
一様なやり方ではカバーできません。
ただそれでも外旋六筋のリリースを精緻にすることの延長で、
昨今では骨盤周りの深層筋がきれいにリリースがかなえられ、
仙腸関節や仙尾関節の適正な可動がえられるようになる例が増えてきました。
そうした例が増えていきデータが集まれば
具体的な傾向分析と対策がみえてきます。

ちなみに仙骨周囲の改善は肩胛骨の周りも同時に可動が正しくなるよう手を加えることがポイントです。
一見するとお尻と背中と離れた部分です。
なんら関係ないように思えるでしょうが、
骨盤からは脚が出て、肩胛骨周りは腕が出るといった、
それぞれ四つ足になれば、前足と後足という移動で協力しあう関係であり、
これらが四つ足歩行を反射で互いを操作するような機能が備わっています。
それが二足歩行で手と足というように機能分化したいまでも、
現在進行形で引き継がれています。
だから骨盤を改善させるときには、
前足となる肩胛骨や腕の関節が整えられることが必須となります。
そうせずに骨盤だけ調整してもすぐに以前得た歪曲した骨盤に戻る。
そうした現象を目の当たりにすることとなります。
ただ脚に仙骨・腸骨と腕に肩胛骨をしっかり関節を適正に動けるよう教育をほどこしつつ
リリースをしていったとき。
改善状態が施術後も以前の数倍のスパンで維持され続け、
想定内のこととはいえ興味深い結果を得ることができました。

実際、実技上のリリースは、
かねてより研究してきた技術の集大成を発揮したものといえ、
ひとくちでそれを解説することは難しいのです。
いま用いている手技はレッグロッグをしててこを使ったやり方や、
べん石温熱器を4種類、計5本をもちいています。
べん石温熱器が4種類必要なのは骨盤内部の湾曲部や細いほぞなどに対し、
最適な形状をもちいることが鍵となるからです。
ほかは部分的にアクティベーターをもちいたり、
マイナスイオンペンを活用することもありますが、
仕上がりの良さはべん石温熱器をもちいたものがダントツで、
それを観て極力べん石温熱器を多用して解放するように施術の場でも修練を積んでいるところです。

そんなこともあり施術前と施術後の差異を、
筋肉の硬度を計測する計測器で厳密に調べても驚かれるほどの好転がみられ、
その結果から、仙骨と腸骨の間にある関節がみじんも動けなかった方の骨盤が、
ゆるやかにしなやかに動き出した状態を目の当たりにしたときは感動しました。
お客様自身は見えてないからなんていうことのないことだと思いますが、
この変化が含む意味や意義を知るものはそのものの健康上を方向付けることと、
天使が祝福しているかのようなシーンとしてみつめることでしょう。


そうした一例として述べさせていただきますが、
私の施術を昨年からうけはじめていただいた女性のお客様。
一昨日前ほどに最後の施術をさせていただきましたが、
こちらへお見えいただいた初回での印象が強烈だった人のうちでも筆頭として記憶しております。
私が他のお客様でこちらのお客様と同様の症状を患っておられる方がおられ、
徹底的にその方に対応させる施術技術を調べ上げてからの施術の取りかかりでした。
そこは、このお客様にしてみても私にしても対処しやすい点はあったものの、
難病指定の症状故に一筋縄ではいかないとは覚悟していました。
それが先月あたりに骨盤部のリリースが、ほぼ7割方快方に向かうことができ、
自転車事故で新車を手に入れて体がゴリゴリになったトラブルを経てもあまりある
印象の変化を感じさせていただけることとなりました。
初回施術で訪れたお客様は、気血両虚の非常につらい虚症でしたが、
それが大変魅力的な血色を整えられたお顔に変身しておられました。
本人もトイレの鏡に映った自分に数日前に気づいておられたとのこと。
かつて漢方や鍼灸や健引きや整体やボディワークなどなど、
多種多様な治療院を巡ってケアをしてこられた方です。
いい治療をする先生方も多かったでしょうが、
それをしても対応に結果を出すことがむずかしいことでしたのでしょう。
こちらのお客様が腹部の不調があることは、
腹診をしてへそ裏にて異変をみられわかっておりました。
病が裏に入るといわれるようなもっとも奥にまで病が入り込んだものです。
こうした場合、骨盤部の仙腸関節が極端にずれた状態で固定していますから、
この部位が正常化した状態にお連れできるかどうかが、ひとつの試金石となります。
いきなりそこをふれたら、かえってとんでもないことになるため、
時間と手間をかけさせていただいて骨盤がゆるやかになるまでの道のりを歩いてきました。
お客様自身、自立した考えをお持ちの方で自分の体によいだろうことは積極的にとりいれ、
そこで得た身体操作スキルの向上も骨盤の改善状態の保持に最大貢献してくださってます。
こちらのお客様の最後の施術をさせていただいたときに腹診をさせていただいたとき。
へそ裏の冷たさやこわばりが消えて暖かくなっていた。
これはこちらのお客様の初回を知れば驚きのことです。
暖かさがよみがえりだした腹部を手で触れたとき、
骨盤のリリースがうまくなれてよかったとかみしめました。
すばらしい思いを私にもプレゼントしてくださり感謝の言葉しか出てきません。

いまさらですが、
仙骨と腸骨が正常に稼働できるよう自由になったとき。
こんなにすばらしいことが起こることを目の当たりにして、
あきらめずにやってこれてよかったとしみじみ感じました。
posted by スズキ at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年06月17日

鎖骨、ずれ、ありませんか?

鏡で自分の鎖骨や胸骨を診て違和感を感じたら、専門的な手技等で改善を図ることも検討していただければとお願いいたします。

鎖骨と胸骨の位置や可動など理想状態は、円滑な血液の流れと安定した感情をかなえるために必要不可欠です。

腕や肩が不用意に持ち上がり続けることで、
胸骨と鎖骨に正しい位置からズレたままに固定するクセが付き負担が蓄積してまいります。
一過性であれば取り返しも尽きますが、
長期に渡る胸骨や鎖骨が変位すれば、胸骨や鎖骨の位置ズレを固定する靭帯や筋肉が骨の硬さ以上に変質し、
容易には取り返しがつかぬ状態に陥ります。

たとえば鎖骨の左右差がでることで、体幹の左右屈を助長します。
鎖骨が上に移動し固定すれば重心が上振れしたまま固定され不安定さがあらわれます。
そして上部肋骨内の肺に不必要な緊縮状態を生み呼吸も深まりません。
鎖骨や胸骨が正しい位置にあればできる腕の操作もできなくなり、脇が甘い状態です。
広背筋が作用しづらくなるため腕力も弱くなり、それをカバーするため肩の上振れ固定がなされます。

肩を持ち上げて力を出そうとしても、力むばかりでさほど力が発力されず、さらに肩を上に持ち上げて対応しようとして肩の位置が上方へ狂います。

鎖骨の左または左右両方が上方に変位固定したなら、循環器にトラブルが起こりやすくなります。
具体的にいえば腕と頭部へと血流を送る血管が圧迫されることとなり、心臓へと逆流しようとするため関係する動脈を痛めることもありますし、
腕と頭部への血流量が減少します。
脈を診て、左右で脈の差異が大きいようであれば、鎖骨裏手にある前斜角筋と中斜角筋あたりの凝りと鎖骨とが粘着している場合があります。

そういったこともありますが、実は鎖骨と胸骨の様子を観察することで、
胸椎の前後左右捻転といった変位が疑われます。
生理的に腰椎と頚椎は変位しやすい構造ですがもとに戻すことも比較的容易です。
対して胸椎は肋骨と胸骨という胸郭の鳥かごが形成されており、
この鳥かごのような構造も左右対称で柔軟性があれば大きく拡大と縮小を示します。
これもひとつのテンセグリティ構造によるものです。
テンセグリティ体は、正常に稼働できる状態であれば、たった一部分のパーツを拡大と縮小の作業をしても、その影響は全体に広がり、全体の拡大と縮小をかなえることができます。
ただテンセグリティ構造体の特徴として、たった一部でも強力な固定がなされれば、
全体が動けなくなる性状を持っております。
この後者の状態にお客様が陥っているかどうか。
それは鎖骨の高さと内向や胸骨の左右前後等の変位を視覚的精密に調べたり、
鎖骨や胸骨が変位するにかかわる靭帯や筋肉(主に靭帯)を触って状態を確認してわかります。
お客様自身は、理想形の鎖骨や胸骨の状態を触ったことがない場合、比較対象ができないものですが、主に靭帯が鎖骨と胸骨の変位があれば靭帯の炎症痛に特有な鋭い刺されるような痛みを感じるでしょう。その痛みが強ければ、すでに鎖骨や胸骨にトラブルが内在しているでしょう。

ここまでは一般的な生理学範囲でもありますが、
整体では同時に、身体の前面と背面の影響を関係性を見抜きます。
身体上の前後で観察すれば、胸骨が胸椎の真ん前にある骨です。
胸骨の変位状態を、(胸骨柄、胸骨、剣状突起)に分けて精密な観察ができます。
この胸骨の変位状態を精密に調べることにより、
内部で起きているだろう状態を推測することができます。
胸椎内側を通る後縦靭帯の萎縮やねじりが見えてきます。
特に胸骨柄と胸骨の間にある関節が詰まりすぎにより固定された場合、上部胸椎部位に同様の変位した傾向がみられます。
施術をするものにはこの意味が何を示すか、ご存知でしょう。
胸腺にトラブルが生じて免疫低下や、
胸椎の神経根から心臓に向かう神経を圧すれば循環器にも影響があらわれることも危惧されます。
これにより体質的に抵抗力が低下した状態に固定されてしまうでしょう。

これが代謝力がよい若いうちだったり、アドレナリンが多く排出されているうちはいいが、
中高年になってもずっとこの鎖骨と胸骨の変位があり続ければ、上記したネガティブな影響が進行蓄積していったときは特にがくんと抵抗力が目減りする人も出てくるようです。

こうしたところは食養生で対処できる種類のものではありません。
それは中国古典医学書の黄帝内経で多様な治療法を述べているなかに方剤利用の薬物療法の他に、鍼灸や導引、あん摩のような手技療法ももちいて病の予防をせよということからも想像できるでしょう。


ただし鎖骨と胸骨のズレは、一般には盲点となった腕の使い方の問題も含み、そのことの徹底改善が必須です。
そして同時にスマートフォン等を持ち続けているときには適宜お風呂でスマートフォンを固定して持つ手の側の鎖骨や肩、首、前鋸筋部分等の広域をマッサージするようにしたほうがいいでしょう。
posted by スズキ at 08:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする