2023年01月23日

内臓こそコア中のコア!

骨格筋は骨を動かすために起始と終点の二点に付着し、その筋の収縮や弛緩により骨を動かすものです。
ですから骨格筋になんらかの位置のずれがあったとしても、
骨の位置を確認して骨へ筋の付着点を探ればいいわけです。
それでだいたいのどのような状態異常をあらわしているかが読み解くことができます。

ですが筋肉の一種として、骨格筋以外に『腹部内にある内臓』もそれぞれが軟部組織に属するものです。
腹部の内臓も筋肉のかたまりとして仕切られた一区画となるコンパートメントと観てとることができます。
ですが臓器は骨格筋とは位置決めの様子が、異なるところがあります。
たとえば胃ならだいたい左腹部の肋骨直下の位置にいるのだろうと、
おおよそ基準とされるような位置はあります。
ですが胃に異常があれば胃の位置が変わり、熱、水分、硬さなどにも変化が現れます。

骨格筋に癒着がだいぶ進んで来ておれば、それらがリリースされるときによくあらわれる現象があります。
腹部から『ぐるぐるぐるっ』や『ぎゅーぅいん』ほか『ごぼごぼごぼっ』などと音が聞こえると、
手や足、または腰や頸などの凝って内臓の位置ずれを生じさせている関連筋を連鎖して牽引して臓器のずれの解放がおきたことを知り、
そこから筋膜の癒着が解放されたことがわかるのです。

そんなような開放するときの音を目印とするときには、
単純な位置方向への加圧をするだけでは起こらずに、
マイオファッシャルリリースの技法として接触する手や点を特別な方向へとローリングするようにしたり、
マッスルエナジーテクニックの技法をつかうなどして
効果的な筋膜部位のリリースを誘発させるといったテクニックがあり適宜使っていきます。



ただすでに内臓が、その臓器の周囲の筋や骨または臓器同士の癒着がすすみ固着レベルまで進む場合があります。
そうなると骨格筋とは異なったコンタクトのしかたで内臓をリリースする目的課題として注意を払いながら対応してまいります。


そして昨日の施術では。

すでに骨格筋上の表層と中層が多くリリースが進んだ状態が安定し、
そして十分な代謝が促進されるような運動もおこなわれている模様。
骨格筋の硬さが厳しかったときから腹部の硬さが気になってはいて、
適宜負担がかからない程度の加療をしてきました。
ですが内臓は経筋上の牽引問題で、
手足の表層中層筋膜の硬化があれば必ず内臓へとプレッシャーや引き連れのような不具合が表されます。
そういった手足の表層中層が容易に硬化が現れるような状態のまま臓器の癒着を解きすぎると、
かえってそのものの体調に極端な一部の部分リリースをされたことによる不調が現れてきます。
そういった心配もないだろうと観察できるほど、
本人の手足の表層中層などが施術前に立位で姿勢と筋の状態をチェックするときに良好でした。
本人的には右の肩の背部方向が不調だといわれますが、
その部位が問題ありというわけでもなく、
座業の仕事上で座っているときに体をねじる状態を強いたところから生じた骨盤部などの左右のアンバランスが肩にきたもののようです。
ついつい独自の座業のときの座り方があみ出されていき、その状態で{fix!}しちゃうんですよね。
でもそうした{FIX!(固定)}した状態は無意識にしていることが多く、
本人的にはそうしていることに気づいていない場合があるようです。
そんな場合には左右の座骨の接触が安定的に椅子にかからなくなるため、
そのようなときのカンタンな補正方法として内転筋を意識した座り方を試していただくようお願いしたところ、
「やってみます!」とのこと。 ^−^)
ありがとう!です。

そして臓器がだいぶ下垂した状態で恥骨上端や腸骨の脇といった骨盤の内側に対しての癒着があります。
基本はこちらのお客様の骨盤の前傾が改善できるような大型の木製かっさボードをを使った腸骨の位置の改善ができたため、
その部分をほどいていくのも現状ならお客様に対して大きくリリースされたときに起きる不具合もなく、
いい状態の落としどころへと着地してくれるようです。
そちらを確認することができたため、かなり時間をかけて腹部のリリースをがんばりました。

腹部の表層筋の腹直筋の付着点および臍を中心とした不具合ある硬さやしこりを探索しての大型の木製かっさボードを使う
深部への押圧はしない用法での臓器のあるべきように位置を改善させるようなリリースを中心に進めていきました。

一度できれいにリリースができるようなやさしい腹部の凝りではございませんでしたから、
幾度か、同様なリリースをする必要もあります。
ですが私ども施術をする者には、
「内臓は最大のコアの筋群であり、内臓が赤ちゃんのようにしなやかであればそれで全身コンディションは最高!」
という内臓こそコア中のコアという中心部に位置する大切な一軍であるという意識があります。

この部分のリリースに手がだせるようになったことで、
私としては、かなりうれしく感じられた施術となりました。 ^-^
多謝です!



posted by スズキ at 09:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月08日

骨盤部位が整うことで、寒すぎが少しずつ軽減するようなこともあるんですね

昨日の施術でのこと

おおよそ自律神経系のトラブルにより体温調整がうまくできずに、
通年において寒さが強く感じられるお客様がおられます。

血流の代謝自体はすでに良化しておられるところまで進みました。
脈をみると正常なのです。
血行不良が起きているから寒くて仕方がないというわけではない。

そこで起きているだろうと推測するところでは、
交感神経優位の状態でエネルギーを常に過剰に使い続けているモードから抜け出れず、
交感神経優位により血流の量は多く通るものの、
副交感神経になることで消化吸収をして血肉を作り、
エネルギーの蓄積をなすことがしづらくなっている。

そういった傾向に自律神経系のブレが起こしている。

そのような推測を持って、様々なアプローチをしてきましたが、
ようやく私が見ても納得できるような流れを感じられました。

お客様いわく、
『最近、暖かい日が続いてるおかげで、なんだか以前よりも暖かく感じることがあるんで』
といわれる言葉を昨日聞いて、ほっとしました。

状態としては完全に正常と落ち着きを取り戻せたわけではないのですが、
私『あの、うちも昨日は寒さが酷くて分厚い羽毛布団をだしてきたんで。
       日が、温かいわけじゃないですよ。
       お客様の体調が変わったんですね』

そのように私に言われて、
『えっ、そうなの?』的な反応を見せておられました。

秋口に施術をお受けいただいたとき、
『今年の冬の寒さ、、、越せるだろうか・・・』
と切実な不安を語られていました。

寒さの感覚は本人しかわかりません。

じつのところこうなる可能性があることは予測していました。
それは仙骨部位の腰仙関節部のつまりや仙骨や尾骨のねじれが強いタイプで、
その部位に入り込んだ筋が骨化して腸骨や仙骨に深くこびりついていました。
仙骨の動きが脳脊髄液を巡らせる作用を持つ。
自律神経系の神経にとってエネルギー源となる脳脊髄液が運ばれるには仙骨の呼吸等による律動的稼働が必須なのです。

そうした仙骨の位置のズレが骨盤底筋群の上下動に制限が加えて、
それによって腹式呼吸がしにくいこととなる。
結果的に肩を上方へ持ち上げたままで狭い息をすることになります。

そうしたところをリセットするにはどうしても仙腸関節の固着した部位のリリースと、
骨盤を構成する左右にある腸骨のそれぞれの前傾などによる位置の異常をただすことが必要です。

そうでしたから、
最近、大型の木製カッサを利用するなどにより、
その部位のリリースが可能となって前回、こちらのお客様の上記のネック部分を
アプローチさせていただくことができました。
そうなることで胴体の土台となる骨盤が整えられて、
脊椎全体の歪み方が大きく軽減することができました。
そうした傾向が、一ヶ月後の今回の施術までキープできておられました。

お客様は身体操作を教えることの資格をお持ちの方で、
この胴体の土台が整地されてくれば、お客様にとってみれば『こっちのもの!』でしょう。

そしていままで私が施術中に歩き方の要点を幾度か伝えていることも、
体が良化して整えられたことで、はじめて体験知としてピンときたとのこと。
だから『おそらく鈴木さんは、これ、何度か言ってくれてると思うんだけど・・・ようやっとわかったわ』
とこちらを気遣いつつ私がその場で必要だと考えて繰り返して言葉を出した内容を耳にして伝えてくれました。
かつて同様なことを伝えたポイントを耳にしても、体の土台が思うようにいかなければ筋肉を連動して操作する体内に本能レベルで仕込まれた動きがぎこちなくなるか現れなくなる。
それにより、頭ではわかっても体ではそれがわからないという事が出てくる。

反面、骨盤部位が正確に左右の腸骨がわかれて仙骨がそれを統合して脊椎を支え動き出せば、
意外に難しそうだと思えるような太極拳の套路やバレエの動きなども
『あれっ、こんな感じでいいんだ。ならできないことないね』
というように、確実に体に無理なく力を発揮できるようにプログラムされた太極拳等の動作の奥深さを噛みしめる身になる。
ここのステージにたてて太極拳など入門できれば、たのしく体がたくましくなるだろう。

とりもなおさず、
お客様が深刻になって冬を越せるか心配されていたことを覚えており必死に施術対応させていただいた私と、
今年の冬が越せるか心配なんて言ったのか?という感じで今年は寒くないといったお客様の対比がおもしろく感じました。

さらにこの独自手法を磨くことで、こちらのお客様が分厚く着込んだ衣服が、一枚ずつ手放せるようになればうれしいですね。

私としても、この新たに開発して進展していっている骨盤部位の独自手技手法に希望と可能性を感じさせていただくこととなりました。

posted by スズキ at 12:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月04日

昨日、施術研究はじめ。 究極、、、疲れたが成果は実感!

去年の年末より取り組み始めた、日本人特有な粘着質な股関節のずれや骨盤のずれの原因筋となる殿筋のリリース。

これにより私が施術を研究し始めたきっかけとなる職業病といえる腰痛の椎間板ヘルニアからの納得のいく答えがえられるでしょう。

他界した父に毎日手を合わせ「再度、生まれ出るときには、同じことで命がなくなることのないような世界をつくっておくからね」
という念を送りつづけてきました。

それが達成できれば、これで施術のふたを開けられたといった安堵感をえることができます。

リリース法も工夫して進化させるものが納得し得るものと化ければ、
やがては身体操作の誤用を推したため得ていくようになったカルマの根っこをむんずとつかむことになるでしょう。
そうしたところのメカニズムの基本や基礎が単純にいえばあまりにわかってないため得られる病ですから。

そこへやわらかくわかるように見えるようなものがあらわれてしまえば、
そういった腰に負担を強いる重労働から得た椎間板ヘルニアにならないような正しい姿勢が学ばれるようになるでしょう。



ただ一般的になさられる施術法とは異なるため、
何十もの課題が山になって積みあがるのが現状。



効果性は100%自信あるんですが、危険性を低減させることと効率化への取り組み。

そこへの歩みはお客様の施術をさせていただくときに積むのでは申し訳ないのです。
それもあり先々月くらいから月に2〜3回という1週間置きか2週おきに、
この殿筋の深層をリリースさせていただいている元同業者の協力者の方がおられます。


昨日、その方の幼少時よりあり続けていると推測される股関節の根をゆがみとなる殿筋部の部位へとアプローチが深化しました。
その部位へのリリースは他のお客様よりも進んでおられ、仙骨と腸骨の境にきつく接着された仙腸関節を固定させる靭帯群を緩めることに。

まさに幼少より30代後半という慢性化が甚だしい状況下であって、
施術上の危険性を減じつつ効率的なリリースをはかるための計算を緻密に想定してトライさせていただきました。
仙腸関節部の靭帯や腱部の骨化はもろくこれは壊れやすい。


そして酷なことをいうようですが、
不用意に冷えたままのココの組織に対して強圧をすれば、
将来にわたって、その破壊された靭帯や腱は再生されずに具合がわるいままが恒常的に続くのです。
それは組織学としてそういったものですから、
この部位に対しての専門性を持って研究をして長年の経験がなければ触るべきではないといえるでしょう。

ここは自傷したらそれは取り返しがつかないものだということを理解すべきです。


ですがそういったやっかいなところほど、重要過ぎる治療点が埋設してあるものなので、解く側としては大変なのです。


通常いまおいでいただいているお客様は月一のペースでということで、
そのペースをはるかに超えたところですから、その部位のリリースの深度が冴えて増すのは当然のことでしょう。

それゆえに、大腿部の先行リリースによる下地作りから始め、
熱の利用、正確な定量のインパクト圧、ダブルバインド圧法、ボウエンテクニックの仙腸関節リリース方法などを駆使して、
安全性と効率化をはかるように工夫を重ねて通れない壁に穴をあけて通れるようにしたのですが。。。


昨日のリリースは真に芯の部位に肉薄することとなり、そこでのリリースにかかる私への緊張感ははんぱないものになりました。


まさに大腿部と殿筋と腰部のみをリリース個所を限定したもので、いつもよりかは施術時間も短いものであったにかかわらず、
40〜50倍もの緊張がのしかかってきたおかげで、
肉体疲労というより頭脳疲労と精神的重圧によって起きる針の筵状態はものすごいものでした。


知った顔の者への施術だったため、施術が終わった直後に、その場で前倒しにへたへたとゆっくり崩れ落ちておりました。

深部にすすめば施術を受ける者への影響は大きいものとなり、
それがなおさら人為的な施術者という外部の者からの影響はミリ単位の十分の一ほどのものでも収まりが悪ければ致命的です。
狂いも全身に行きわたり飛び火するのがこの個所だからです。



それだけ全開に能力を発揮したことで、施術後のチェックでは今までの動きが失われていた腰仙関節部が動きだしていき、
腰部の状態ばかりではなく腹腔内の手狭で窮屈なエリアだったものが変えられる有益なきっかけとなるまで押しあがりました。

この腰仙関節部位の深部の固着化した異常から、その部位やその上方の椎間板へと問題が流れるわけですから、
こちらを正常化を推し量ることは大切です。
腰椎椎間板ヘルニアになられている方の多くは、この部位に構造的な弱化がレントゲンやCT画像から読み取ることができますので、
まだ過程推論の段階ですが、この部位のリリースを適宜に施すことで、それらは改善への糸口を模索できるようになり、
身体全体の根本的な再編成ができるようになるのではないかと考えております。


この見方がそうであろうという割合を多く含む方向へと進むこととなれば、
私の亡き腰椎椎間板ヘルニアがきっかけで働けなくなった父への土産ができるわけです。

「これが究極のやり方」という主張は下品でしかなく、
そうした言葉を発することは未熟さの現われでしかないと知っております。

なので今回の施術手法も自分なりに面白いやり方を見つけ出したものだということに留まりますが、
多くの方が助かることとなる可能性があるだろうということが経験的に見えてきまして。

ワクワクするところですね。


ただけっこう深部へと解き進む経験が昨日につめたことからも、
これほどまで施術者の神経を削り細らせるものってないんじゃないのか?!って感じました。

施術へのベースの套路となる私の動作用法も大幅に書き換えが迫られましたから、
身体操作だけで46ほどの注意点が心得られていなければできなさそうだし、
道具も市販では買えない自作品がいくつか含まれていて用法も独特だし。


どう考えても巷の施術院等では広まらないだろうな ^-^;



最後に、正月の三日に私の施術の進化の取り組みのためにお付き合いいただきました元同業者の方に、こころより多謝!!
posted by スズキ at 16:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月29日

発見:カラダの不快感のありやなしやの主観の誤認は、凝りや張りばかりじゃなかったんだ。。。

私は最近健康面のケアで取り組んでいると言ったら、
体力勝負や限界突破とは異なりますが「鼻うがい」。

「鼻うがい」は少し前から習慣にしていて、
副鼻腔炎の不快さとおさらばするために取り組み始めました。

お水に塩を溶かし人肌程度に加熱しておきます。
鼻うがいは苦手で、やるときは涙目ですが、
続けてみて気づいたことがありました。

左右、鼻の穴がありますが、
左からのみ鼻がでてくるので、左側が問題があると思っていたのです。
6年ほど前、Bスポット療法を受けたとき、
ファイバースコープで鼻の穴の中をリアルタイムで映像を見せてもらって確認したところ、
左側が右側より内部の通りが狭まっているようだとわかりましたので。
それもあって「左側の鼻が問題ありなんだろう」と確信していたのです。

それが鼻うがいをすると、
右側の鼻の通りに問題があったんだとはじめてきづきました。
右側の鼻に水を入れようとすると、
水がスムースに中に入らずにいる。
それに対して左側はすっと奥まで入ってくれるのがわかります。


「あちゃ〜。。。現実わかってなかったね。これじゃ気持ち悪いところがスッキリするわけないじゃないか」


不快感が出ていると、不快な場所こそ問題ありだと思ってしまう。
拙速ですが、そうした勘違いは少なからずやりやすいもの。
それは施術をいい整体院で指摘を受けてみれば誰もがある経験のはずです。

たとえば昨夜の施術のとき。
右側の半身につらさがあると実感しているという主訴でありましたが、
実際にリリースを進めていくと左側の筋群に硬さがある癒着部位が偏在しており、
そのような部位は気づいていなかったと驚かれていました。
そういった気づけないような
不快感が出ずにしーんとしていて感じられないほうがずっと深刻ということがあるんですね。
※ つまり神経が正常に働けないほど病が進んでいるような場合で、慢性化した腰痛肩こり等があれば散見するものです。



自分では良かれと思って筋の張りや凝りを感じたところを手当てをしていても、
そこ以上に硬い凝りや張りが骨格をずらして軸を乱す主因になっていて部分が延々として体内に残っていますから。
その対応では恒常的な改善にたどり着けることはないためです。

筋肉的なトラブルとしてそうしたケースはよく見られることなので、
私自身、そういう誤認はよくあると思ってますが。。。
まさか副鼻腔炎でもそうしたことがおこるんですね。
内科的な問題もそうしたことがあるのは、
冷静になれば想像がつきますが、
自分でそれを実体験しているときは驚きましたし、意外に感じました。

こういったことがあると実体験できたことは大きい収穫でした。



そこに気づいて鼻呼吸のしやすさがペースアップしました。

・・・こんなにいいとは、盲点でした。^^
posted by スズキ at 09:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月15日

ゴム製ヘッドのハンマーを使って股関節を手動ではめて、片頭痛軽減!?

骨盤部位のリリースの手順

私が学んだボウエンテクニックでは、
骨盤を調整するときの手順が示されています。

(1)尾骨
(2)仙骨
(3)梨状筋
(4)大腿骨 


繊細な脚長差を観て調整する手技で自律神経上の乱れにおよぶ課題を改善できるすばらしいリリース法です。

ただすでに仙腸関節の関節面のサブラクゼーションや梨状筋の異常な緊縮、そして腰背部の筋緊縮化が進んだ腸骨の異常な上行が進むならば、
ボウエンテクニックのリリースのみでは立ちいかないケースのお客様が多数あらわれてくるのも確かなのです。
それは深層筋が緊縮するという裏に病が侵攻した状態が常態化した脊椎の状態があるといえるでしょう。
物理的に深部の筋膜や靭帯等含む軟部組織のコラーゲン線維組織が乾燥硬化が大きなときのことを指します。

そのときには
(1)腰仙関節のリリース
(2)仙腸関節の適切な乖離をおこない可動を確保
(3)外旋六筋の硬化短縮による異常を正常化へ、
などの改善がなせることが必須になります。

そこは状況が、せんだってブログで紹介させていただいた大判の木製かっさボードを独自の用法を工夫してリリースにもちいることで、
対処法が新たに加えられてリリースがすすめられるようになってきました。
2022年12月08日
30センチの長さを超えて安定性と力強さをかなえるマッサージができる!大判木製のかっさボード 各種のご紹介
http://bodywise-note.seesaa.net/article/494589354.html



ただもうひとつ、考慮したい点もあります。

お客様に私としては意図的にムチャぶり質問を送ることがあります。
「股関節の状態がしっかりはまっている感じって、ありますか?」と投げかけます。

すると多くの方は、
股関節の違和感が既出しているほどの異常がない限り、
「股関節がはまっているかどうか、把握できてない感じがします。。。」と返答されます。
股関節のはまりがいい状態も悪い状態でも、同様の返答がなされることが大多数なのです。


そんなときに私がチェックするところとして、
大腿部の外側部({大腿筋膜張筋}・腸脛靭帯・外側広筋)を触ります。
それらの筋の緊張が著しい場合、股関節ははまりが悪い状態をしめしております。



最近、少し取り入れている100円均一で入手可能な「ゴム製ヘッド部のハンマー」を2本同時に使い、
軽く大転子部をトントン軽打することで股関節が内旋してはまりが悪い状態の位置から正常な位置へと導くやり方を自作しました。
その詳細は使ってよくなる方とやりすぎれば返って股関節の設置部急変が過剰によりおきるミスアライメントが生じるため、
直接、お客様の股関節の状態に即して、そのやり方の程度や軽打する方向や程度回数、強さをお伝えする必要があります。
そのためここでは紹介はおひかえさせて致しますが、
昨日のお客様のお一人も、その脚部外側の緊張著しい状態を示しておられました。
そして「片頭痛」にお悩みのときがあります。

以下の図をご覧ください。

少陽胆経の常態化した緊縮による片頭痛の起こり.png

体側部には少陽胆経という経絡がございまして、
経絡とは筋連鎖によるその筋内筋膜を伝う気の流れをしめしています。
そのように経絡とは筋肉との関係を経絡+筋肉=経筋と呼ぶことがあり、
胆経の大腿部外側の経筋部が現状立位するのみで緊縮をしめし過剰緊張が仰向け寝でも常態となります。
それで施術で股関節を正しいところに調整を30分前にしたわけなんですが、
それが立位立脚していただいたところで大腿部外側を触れば即座にその部位に緊張を作り出されています。
つまり股関節の大転子の設定部位が、うまく収まる位置がここだよって根回し的に理想位置にもっていくことができていないのです。

そうなると、実は脚部の筋が身体を移動させるために強力が備えられており、その動的な収縮伸長が収縮で固定されることで、
胆経伝いで頭部の脇の胆経部分は影響力が大きい脚の収縮固定部位方向へと引きつりをおこすこととなりやすくなります。

これを少陽胆経による片頭痛と呼んでおります。
片頭痛になるパターンは多数存在しっますので、
関心を持たれた方はそれを調べていただければよいでしょう。
そのうち中医学的な経絡学説的な視点で調べて起きる片頭痛という多数あるパターンのうちのひとつです。
意外に片頭痛になってしまうと、、、ここ、見落としがちなんです。

ただ胴体の脇を通る胆経に緊縮固定がしてあってもこの少陽胆経により引き起こされる片頭痛はおきます。
こちらのお客様はそれはすでに幾度もの胴体脇のリリースを施術でしており、対処が徹底して済まされて改善していますから、
股関節の内旋によって起きる脚部外側の胆経の緊縮固定を軽減する用法は効果的に働くわけです。
{※ 大腿骨の大転子部位は立位等のとき外旋しておる状態で、しっかりと大腿骨と腸骨の凸凹の関節がはまる仕組みになっています}

それでゴム製ヘッドのハンマーを利用して大転子部等を正常位置に物理的に持っていくことで、
この脚部胆経を緩めておれば頭部胆経への下方(脚部胆経収縮部方向)への位置ずれによって起きる片頭痛が軽減等へと向かうわけです。

この大腿骨の大転子の位置を決めるベルト帯というものがあって、そちらの作用も手伝って間違った大転子が内旋する方向といったいつもの位置にずらされやすくあり、
同時に、この大転子部位を単体で着眼してクリっと外旋させる技ができる者は名代のダンサー等でもなければできないでしょう。
私もそんな器用なことはできませんもの。
なので具体的に手動でゴム製ハンマーを使い軽打して、股関節がはいる方向へと大腿骨の位置を修正する。
それをしばらくの間(自身の運動神経系が改善された位置のパターンを正しく受け入れるまで)やっていただくこと。

ほんとうは、この股関節の入りはオートマチックに入るような仕組みが人体骨格上できているわけですが、
すでに多年にわたって股関節の入りがずれたミスアライメントを繰り返し続ければ、
オートマチックに股関節がはいる感覚を手に入れるまで手動(マニュアル運転)でそれをはめる必要があるということですね。

がんばってトライしていただき、
後日、その結果をお伝えいただく機会をいただければと願っております。


※ 「筋膜リリースガンのような器具で、ゴム製ヘッドのハンマーの代用はできるのか?」について
個人的には、すでに私が試行してみた感想ですが、それはNGです。

それは私が所有する筋膜リリースガンはそこそこいいものですが、それでは過剰な矯正で問題が生じやすいと感じました。
そこでゼロプロマッサーという、圧の強さ(超微圧から超強力圧まで)や打つ周期を選べ、
多様なヘッドの種類を所有して使い分け利用する医療器具として施術院で使われる筋膜リリースガンの原型?でも、試した結果です。
厳密に言って、ゴム製ヘッドのハンマーで一打ずつ特徴づけした圧と方向を分けて手技することが必須のため、
筋膜リリースガン等での圧設定では幅が狭く単調な連打に陥ります。
傾向として「過剰な矯正がなされる結果に陥りやすく、そうしたリスクは避けるべき」でしょう。
股関節を外圧をかけて急激な位置変更をおこなう場合、
それが正しい位置に移動させるものでなければ脊椎全体にわたる変位をおこす恐れがあるためです。
たとえばそれによりぎっくり腰のようなことは多発するので、
楽しそうに軽快に大転子を筋膜リリースガンでぼこぼこっと連打しているネット画像の絵を観て、
・・・骨盤上の影響から整形上の既往症がある人がそれをやったらつらい後遺症が残るんだろうけどと感じました。

ということで、ゴム製ヘッドのハンマーを使っての手動式大転子部分の位置の矯正がベストだろうと感じた次第です。
なにせゴム製ヘッドのハンマーって、100円均一でも手軽に買えるので、新たに筋膜リリースガンなど高価なものを買うよりローコスト。
それだから勧めやすい! ここ、いいところですよね。 ^-^


2014年3月
ゴム製のハンマー を100円ショップで買って来ました

https://bodywise.hatenablog.com/entry/20140303
ゴム製ヘッドのハンマー 100円均一で購入可能.png
posted by スズキ at 07:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月11日

その「咳」がみせる表象がしめす要因は、中医学の場合、どう分けて見るかをご存知ですか? それと見立てと施術技術力は自転車の両輪なんです。

施術上の違いは、どんなところででてくるんでしょうか?

単純なことですが、
その人の現状が正確に把握できている深さに施術の手技は直結してきます。

たとえば、どんなに咳に効く高価だがすばらしい薬で珍重される方剤も、
咳には空咳はじめさまざまな要因があっておきるものです。
すると自分の症状がそのお薬の適用外なら効かないんです。
効かないどころか、薬と思っていただいていたものが、毒にさえ変わりかねません。
どのような咳がでているのか分類上正確な判断がつけられておれば、適用する薬を選べます。

中医学では咳は次のような場合分けをしていきます。

(1)外部から侵入するウイルスや細菌を体外へとだす咳
(2)肺に熱がこもったときの咳
(3)胃に湿熱がこもったときの咳
(4)肝臓に熱がこもったときの咳
(5)すでに内部に細菌やウイルスが侵入して定着した後に出る咳

ちなみに(1)が一番対処が容易でその後、順番に対処の難易度が上がり改善に労や時間が長くかかるという傾向をあらわしています。
平たく言えば、軽症から中程度症状へそして重症という具合に並んでおります。

問診や望診、脈診、舌診、あとはお客様の血液検査等の医学的検査をなさられたデータを総合してみていくことで、
この(1)〜(5)のどの咳にあたるのかを判断していきます。

もちろん咳だけの情報は、体全体の像を観るためのジグソーパズルのワンピースにすぎませんが、
そうしたピースを多数集めて、それを組み合わせていくことで、最終的な像が浮かび上がります。
そうしたうえで手を打つのが定石でしょう。

ただ同じ咳という症状のように現れてきますが、
それが(1)〜(5)にわけられたときには、
それぞれ違う漢方薬の方剤を処方されます。

たとえば、
(1)のウイルスの侵入を防ぐための咳に葛根湯をだされてたならばいいでしょうが、
(5)のすでに体内にウイルスが侵入し定着したときの咳で葛根湯ではかえって症状が重くなります。

なので、私どもの手技療法でも、
(1)の場合と(5)の場合では、対処法はわけています。


ここを分けずにおばかな一つ覚えに徹する手技を繰り返せば、
当然のように人体は改善の道ではなく悪化の道に進むリスクが生じるわけです。

ですが私自身、恥をしのんでいいますが、中医学を勉強する前までは、
まさにおバカな一つ覚えに徹した手技だったといわざるをえません。

中医学を勉強する前は、
咳と聞けば(1)か(5)しか認識できていませんでした。
肺・胃・肝臓の熱が上がりすぎて対処しようとするというなどとは西洋医学的なテキストや筋膜リリース上のボディワークなどには語られておらず、
同時に中医学の入門書は以前から目に通していたがそこにもでてきていません。
中医学の専門書レベルの書物を読みこんで自分の知識と判断力を育てることで、
そこに長い時間と労力を投資しなければ得られるものではなかったのでしょう。

私自身、まだまだ研究段階で偉いことを言える者ではありませんし、
診断は医師のみが許されることですから同業者の施術をするときくらいしか、
詳しく話をさせていただく機会もありません。
そして正直、筋膜リリースをするという筋の状態を改善するというだけうたっている私どもに対して、
お客様がここまで内科系のことについて知っていてほしいと期待されてはいないことが普通でしょう。



そうではあっても、やっぱり中医学の勉強したことは施術に役立つんです。



咳は、幾多ある症状のひとつにすぎず、他の症状も中医学で同様に要因を挙げれば複数出てくるものなのです。
ここを単純にだけとらえるか、しっかり専門的な知識を動員してとらえるかで対処の精度が異なるのです。


たとえば、、、
ずっと長いこと「耳鳴り」が改善目標のお客様がおられました。
すでにお医者様にはかかっておられ、
老化からくる耳鳴りですからしかたありません、気になるなら薬を出しますがといわれたとのこと。

ただ耳鳴りになるだろう要件を中医学ではどういうものかということを事前に調べておりますので、
単なる老化ではなく、別の改善しうる要件に手を尽くされたのちにダメであれば老化だというべき。
そう感じてお話を聞いておりました。

上掲させていただいた咳では(1)〜(5)とわけて別々の対処があるのと同じように
耳鳴りの発生要因も幾多あります。
(ただ耳鳴り改善のためには、中医学で得た選択項目のみで対処しきるものではなくて、
 ニューロマスキュラ・セラピーといった筋膜リリース用の筋知識をあわせて活用して読みとけるものでした)


耳鳴りは、それは他になんらか含まれた内的症状の存在をしめす「表象」のようなものですから、
そのような表象をあらわす原因になるだろういくつもの部位を緩めてためして確認を繰り返して、
幾多ある選択肢の中から、これとこれとこれが影響しているようだから、そこに注力しようとなるわけです。
内科的な側面からも一部見受けられますが、そこは肋骨を持った胸郭全体の柔軟性と可動域をつけることでカバーしていき、
他の肩甲骨上の棘上筋や肩甲挙筋、斜角筋、胸鎖乳突筋等の首の筋、そして腰背部の深部に入り組んでねじられて隆起した筋など、
かなり毎回にわたって必死にリリースを繰り返してきました。
ここまでは、かなりの時間、お客様に施術にお付き合いいただき感謝いたします。
着々と前進して山を掘削するかのように突き崩せていきました。。

ただ骨盤の腸骨の強い前傾と仙骨の捻じれがかかわっておられるように見受けられていたのですが、
私が持っているベン石の温熱器や各種の今まで持って使いこなしたツールでは、
硬くて深部の深部といったエリアには歯が立たないところです。


で、ここで、登場で大きな前進をかなえてくれたのが「大判の木製かっさボード」です。

前回は脚部大腿部、前面と外側面、鼠径部(主に左側)をかなりの時間をかけて緩めた状態は一ヶ月してもいい感じ。
お客様がご自身、しっかり立ち方をコントロールしてやってきたよとおっしゃられた通りのことが起きており、
サポーター役として二人三脚で改善の道を進んでいる実感を心から感じさせていただける瞬間でした。
うれしいんですよね。


おかげで、大腿部のリリースをせずに、
仙骨部、外旋六筋、腰仙関節の奥内部近くまでのリリースを集中させて解かせていただけました。
お客様の脳に(今回はここ!状態がどうであるか気にかけて!)というメッセージは、
実は全身にまんべんなくかけると、どうしても気を配る点が多くなってメッセージが薄まります。
だからある程度のリリースが進んだ時は、意図してこの部位を徹底して改善しますというように、
エリアを狭めたリリースをしていきたい。
そうした体幹部にかかわり体を支える中心軸を部分的なリリースをするには、
すでにそのお客様が立ち方の要領を得ていて、
頭の中での立ち方のノウハウを得ている点と、
運動神経的にも十分にそうしていく練習が積んでおられる点の2つがそろわないと、
それはすべきではありません。
ですが、そこもクリアできておられまして、
仙骨部と腰背部の深層を集中してリリース。

その結果。

「耳鳴り、止んだ」とのこと。 ^-^)「」

老化じゃなかった!
やりましたね!!



私がここまで粘ってリリースを進められるのも中医学上の経絡学説的な指針を考慮して、
自分勝手すぎる憶測ではなく、一定の人体を知るルールを紐解いていけたところからの自信があってこそ。


ただし今回は大判の木製かっさボードの使い方が、自分なりの施術手法に取り入れられると気づけたから、
耳鳴りの改善まで、内部変化を進められたのです。
診断的な知識があってこそ成果が期待できる半面、
手技療法の技術の力がかみ合わなければ結果にはつながりづらい。
まさにそれは自転車のようであり、
四診とそこからくる状態の判断が前輪でハンドルさばきを進め
手技療法の技術力が後輪で前進する推進力をえることができる。


つくづく、そういったものだと感じました。



ちなみに、大判の木製かっさボードですが、
板状かっさ2.png

私の用途ではずり圧のようなねばりつく圧を必要とするため、
木製ですべりがいい状態では筋膜のリリースができるようなつかみが得られません。
それにグリップテープがないとつるつるして持ち手が滑って握りづらいと感じます。

グリップテープ.jpg

そこで、すべりの良さを捨てて、テニスラケットやゴルフクラブにつかうグリップテープを巻いてみました。
こうすることで持ち手もグリップ力が増してつかみやすくなります。
もし私と同様なずり圧をこちらのボードで掛けてみようという方は、
試しにグリップテープ、巻いて使ってみてください!

私の体感ではこれだけでリリース効率や効果が少なくとも3倍アップしました。
posted by スズキ at 11:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月23日

オカリナ型木製マッサージツールを使うことで、腕の炎症系の凝りがあっても痛みが少なくリリースできますよね。興味あれば試してみてください!

オカリナ型の木製マッサージツール。
2年前に購入していたのですが、
どうやって使おうかイメージがわかなくて使ってなくて。
ですがツバメ型ベン石を使っていて、
「なーんだ、広い面を使うばかりじゃなくて」



wumio ツボ押し棒 天然木 押しやすくて流しやすい 絶妙な形 女性でも強指圧 カーブが身体にフィット セルフメンテナンス 自宅 指圧棒 コンパクト ツボ押し グリグリ あんま 指圧代用器


じつは、腕や首をリリースしたいとき。
へら状の突端を持つ部分を持ち手にして、
(b)面を腕に当ててマッサージを加えると、
腕の曲面にジャストフィットするように設置できます。

実際にやってみたらわかりますが、
円筒の腕の形状をフィットできないフラットや出っ張り型のマッサージツールを使ってみたら、
リリース効率がだいぶ悪いんですね。
いくら高度な体さばきをしてずり圧を発生させリリースを試みたとしても、
患部の腕の曲面を点的に圧をかけて解こうと試みるようでは、なかなか思うように解けないんです。


それがこちらのオカリナ型木製マッサージツールは、
下図のような適用により胴の体側部や腕や脚などの曲面で構成される人体をリリースするときに、
工夫して使ってみたら画期的にリリースが起こるんです。

いつもだったら表面が少しこそげ落とせる程度のリリースしかいかないほどの筋硬化が著しい方の筋肉でも、
オカリナ型木製マッサージツールを工夫してもちいたら、画期的なまでに腕や脚部の円筒状の曲面部位の筋膜リリースが効率的かつ気持ちよくできるんです。
患部の一部に強く点であたるようにマッサージツールで圧迫されると痛みがひどく出てしまいがちなのですが、
患部の曲面をしっかりカバーできるよう線や面で覆うようにフィットさせてしまうと
設置面積が大幅に増えることで患部を針で刺すような強烈な痛みはでなくなります。
痛みが半減以下に激減するんです。
それでいてダイナミックに効率よく患部とそれを取り巻く周囲の患部に影響を受けて引き連れた部位のリリースがカンタンにできてしまう。

そのことにいまさらながらに気づいて。。。

「なんだ、、、今まで腕を解くときに、8〜12の手順でリリースをしていたのが、
 軽微な凝りなら4手でさっさと瞬時でトータルリリースができて、しつこい場合も6手で済ませられるじゃないか!」
これは腕の肩関節周囲を除くリリースのことを指しますが、
もともと腕の筋肉は身体上のリリースを加えられて激痛ポイントの筆頭ですから、
それがやさしく痛みの負担が大幅軽減されて解けるというのはお客様にとってうれしいことでしょう。
私にも時間を効率よく配分したいので助かります。

私の場合、このオカリナ型木製マッサージツールを使うときも
手の内といわれる手を巧みに使うノウハウを持って利用しています。
私自身手の内をつくり鍛えるために、3年はみっちり試行錯誤して修練し磨いてきた過去の経験があります。

それだからできるパフォーマンスの高さがあるため、
一般の方がいきなりオカリナ型木製マッサージツールを手にして私と同様な操作は難しいでしょう。

ですが通常、一般の方がセルフメンテでハンドマッサージで自分の凝ったり腱鞘炎気味になったり、
といった満身創痍の腕をどうにかとこうとがんばろうとするとき。
そういったときにこのオカリナ型木製マッサージツールを持っていたら、
リリースの容易さが実感できるでしょう。

自分の手のみを使ってのハンドマッサージより、深く解けるし楽に解けるし。
そしてこちらのオカリナ型木製マッサージツールを使ってリリースを受けたお客様も、
「それってはじめてみたけど、すごく便利そうね」と関心を寄せていただけた方が非常に多いのです。
それこそいつも腕を解かれるとき、私も軽く解くだけじゃその方の呼吸が正常に変わらないようなときは、
緊急要請として痛みがある程度でるのを承知いただいて、その部位を解いていかせてもらいます。

腕が硬い人は呼吸が浅く、血中酸素量が制限を受けるため血の酸化が進んで粘度が高まるものです。
そういったかたは施術を受けてもすぐにまた筋膜の癒着が進む体質なんで、
そこから脱するところまで解く必要があるんです。

通常は痛みが強いからといってそこまでは解く必要がないとマッサージのテキスト等は書かれていますが、
結果、それでお客様の身体状況が状態として平凡な変化で終わるんですね。
それって、私にはすなおに承服していけないところなので、
「もし痛みが強すぎたらすぐに声をかけてくださいね」とお客様にお声がけしていって、
だいぶん、奥まで解かせていただいています。
それが月一でというペースでも着々とカラダの質が変えられていく秘訣の重要なひとつで、
それを欠かせるわけにはいきません。


そういった流れをもった腕のリリースなんですが、
実は、自身の腕でひとりでさんざんオカリナ型木製マッサージツールを使うことで実験をしたら、
腕のリリースが激痛だったことがうそのように、
なんか、たのしくこすってたら「あらっ、解けた」という感じで患部が変わってしまったのです。
いままで持っていたのに使ってなかった、、、
なんてもったいなさすぎることをしたんだ!!
と大反省いたしました。


同時にけだし画期的な形状のマッサージツールを生み出してくれたものだと感動です。


オカリナ型木製マッサージツール.png



ちなみに私はAmazonで2年前に、このオカリナ型木製マッサージツールを203円で購入しました。

いまは長らく月日がっ経ったせいか、物価高のあおりからか、
550円ほどになっているんですね。
ただ腕凝りがある方には、この価格だったら冒険してみてもいいかな?
と思えるところかもしれませんね。

セルフメンテでマッサージをよくなさっておられる方は、
こちらを手にされると便利だと思いますよ。






最後に、余談ですが。

私はツバメ型ベン石を2本使って腕をバインド(2本のツバメ型ベン石で患部の腕の部位を挟み込む)するんですが、
じつはバインドして2本同時に連動的に動かして患部の凝りのリリースをはかるとき。
一本で解くときの4〜5倍真に入ってリリースがかなえられるし痛み方が減少します。
なので私はいつもその2本づかいのバインドしながらのリリースを加える手を使っているのです。

セルフマッサージでは自分の手に2本のオカリナ型木製マッサージツールを使うことはできませんが、
自分の脚部のリリースのときには、セルフマッサージとして
両手でオカリナ型木製マッサージツールを持ってリリース刺激を加えることはできます。

ちなみに、このときの2本のオカリナ型木製マッサージツールを使うなどで、
あたかも足にはいたブーツを脱がせる感じのリリースになるので、
これを施術家の通称では【ブーツ脱がし】といっておるところです。

もし興味があったら、ブーツ脱がしやってみてくださいね。
時短にもなるし、深いリリースもできるし、いいことが多く起こる期待ができますからね。
posted by スズキ at 04:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月21日

硬化委縮があって腸骨に深く根っこをもった癒着ある外旋六筋を解いて股関節の入りを改善。難解なアプローチですが、それでもだいぶものが見えだしてきました。その陰にはあまたの施術道具あり!です

臀部筋群。
臀部筋群.png

人体内部の筋肉でこれほど分厚さがある筋群はないといわれる筋群です。

上図、右側の「表層」の大殿筋はアプローチしやすく分厚いだけしっかりとした圧でリリースをすることができるでしょう。
だが殿筋が硬化し慢性化した筋膜上の癒着が進んでいると、凝りを持った分厚さゆえにこちらを緩めるのも硬さが残ってしまいやすい。
この大殿筋が骨盤部へ加えられる衝撃を跳ね返すプロテクター役も担っているから、そのことも納得ができます。

上図、左側の「深層」の筋群多数の筋で構成されており、<股関節をはめる役割>をもっています。
股関節をはめるための役割を持つ筋群を総称して『外旋六筋』と呼ぶことがあります。

こうした殿筋の深層は直接腸骨や仙骨の骨を取り巻く骨膜に、
きつく癒着が進んでいる方がいたとしたら。
根は深く改善は容易ではないといえます。
私ども施術をするものにしてみても、
大殿筋の硬さやその奥にある大殿筋越しに解かなければならない外旋六筋をどうやってリリースを実現する刺激を与えることができるか。

そのことは真剣に向き合うべき大きな課題のひとつとなっております。

この殿筋の深層が硬化委縮が強い場合、太ももの前側の鼠径部下について、同側か異側か、または両方について、
きびしい柔軟性を失われつつ太く剛直といえそうな筋が眠っていることが多い。
実のところ、この脚の前側の筋が硬化委縮が進むことで腸骨の上前腸骨棘部が地面側へ向かって強固に落とされることで、
臀部の深層にある外旋六筋に異常がでたという流れからきている。

よってこの上前腸骨棘下に深く分厚い存在感があるくさび型ともいえるような筋の柔軟性を取り戻させない限り、
腸骨が天井方向へ大幅に位置が狂うよう移行された状態を恒常的な改善に導くことができません。
その状態での殿筋の外旋六筋をリリースをすることとは、どうしても十二分に股関節がはまり続けてくれるような、
あとあとまで股関節の調子がいい状態が保持できるような結果を生み出せません。

これはバイオメカニクス的な筋や骨格などをつぶさに変位する流れを追っての道理なのです。

強い不調が股関節部に入っておられる方々をそこまで上昇させるには、
課題が山積しているといえる点です。


様々な手技を学び、自身でも創意工夫を重ねて考えてきましたが、
ここまでやれたという感覚は地道に微増するという積み重ねでした。


ただ昨今、ベン石温熱器が手に入り、ずいぶんそこが改善しだして、
他にもホットストーンを活かすことで、微増する改善の幅を伸ばすことができるようになってきたのです。

そして最近、たまたま得て施術に使いだしたフッカネックピローと大判の木製ボードのかっさを使いだしたとき。
そのような微増の幅が伸びたという坂を登る途上から、ひとつ大きなハードルを乗り越えることができた。

そうした感触を得ることができました。

フッカネックピロー.png
大判の木製かっさ.png

先日、国立博物館の国宝展にいき、日本の国宝とされる日本刀をみてきました。
正直、短い要点を解説したプレートを読むだけでは、それら刀の良さは伝わらず、
「みごとなテカリだ・・・くらいしかわからないなぁ」というありさまでした。
それでも磨きをかけられてピンポイントのライトに光が反射する日本刀からは、
その日本刀を手塩をかけて作った刀鍛冶の労や力量が伝わってくるものです。


私の施術に使われる道具が国宝になるわけもないのですし、
他者からみれば滑稽な施術法でもありますが、
つねに自分の内側で湧き出す疑問や課題に対して向き合いつづけるしかなくて。
そうするうちに、
もともとフッカネックピローも施術用に使えるとは思わず手にしてみたものですし、
大判の木製ボードのかっさにいたっては、買ってみて使い方がさっぱりわからずに、
半ば見捨てていた道具でした。
それが再度自身の課題を振り返ってみたときに、
あたかもそうするために準備して手に入れていたような気さえしてきます。

計算づくで施術道具を集めようと動いているようでいても
自身の施術用法にあったものが具体的にどういうものかを描き切ってから、
それを集めたりこさえることが難しいため、
結果的になんらかの直感で手に入れたものに縁を感じて使う感じになっています。
それはそれで意味があると感じてはいますが、
自身がしたい施術をもう少し明瞭に描くことで独自の道具をつくれるようになるのが理想ですね。

ただし結局は道具を使う使い手が巧みな身体操作をするようきびしく修練できないならば、
どんないい道具もプロの施術成果と同等のものが得られることはかなえられません。
施術者自身の身体運用のスキルが歩法や立法などを整えられていかないうちには、
フッカネックピローも大判の木製かっさも魂が宿った活躍はできないため、
鍛錬をもっと積極的にしていかなければと思うこの頃です。
忘れてはならないことは歩法が、施術の魂(いのち)です。


特にここ最近の施術では施術での外旋六筋のリリースに時間を大幅に要しましたが、
一定の私がお客様へ贈るに納得できた仕事ができまいた。
これからは私の施術用法上の身体操作を磨くことで、
手数を無駄なく厳選してまとめていくことが必須だと考えています。

山頂のゴールに到着できたところから、そこまで通ってきたルートを眺めてみて、
冷静にもっと進みやすい道がないかを上から見ることができるようになったとき、
そうした手数の無駄を削ることができてくるものです。
まずはどんなことがあっても、いったん、ゴールまで這ってでも登らないとダメなんですね。。。
そこからの一機の前進なんです。


あと、まったくの余談ですが国宝展でみた日本刀。
一本だけ、私がその日本刀の前に立った時に、
背筋が凍り付いたものがありました。
それはおそらく実際に戦闘で使われてきたものだったのでしょうか。
念が感じられててきて非常にこわかったです。。。
天皇や寺社に奉納される刀は、人を切る穢れがないものです。
そういったものはかつて目にしていたものの、
国宝展の日本刀はそうではなかったんだと気づき拝見するのもはばかれる気持ちになりました。
感覚が鋭い人は、日本刀を多数並べられた部屋は注意なさるか素通りするといいでしょう。
posted by スズキ at 17:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月20日

おしっこの切れをよくしたいなら・・・「気海・関元・中極」をこすってみて!

年齢が中年を過ぎるとき。

同世代の友達との会話です。

相手(男性)『最近さ、おしっこの切れ、悪くなったよなぁ』

私:『年齢的に腎気は落ちていくから仕方ないさぁ』

相手と私:『お互いに、気配りしてやっていかないと』


というところの気配り対処法、経穴編!


おしっこの貯まる場所は膀胱ですから、
もしかしたら経絡では膀胱経が問題か?

というと、任脈線上でした。


おしっこの様子がよくなるツボ3つ.png尿の出の改善に効果的な経穴「気海・関元・中極」

私がもっているベン石療法の本では、おしっこが出なくなるというときに効く「気穴」があると書かれているのですが、
気海がおそらくその同穴だと思われます。(ちがっていたらごめんなさいmm)

こちらの「気穴」のことをしっており、知人に突如として尿がでないといわれたときに使いました。
さいわい、翌日、改善が見られたそうで順調と報告をうけホッとしました。

内臓下垂がみられていたため、その点も同時に処理して正しい位置にしていったのですが、
そちらの内臓下垂が脚部の内またのほうの痛みが強く感じられる部位を通るものだったので、
施術中にいつもはそんなところの痛みなど感じてなかったものが感じられたとき、
そのきつい炎症に驚かれていました。
骨盤の前傾を戻して、腰部の前反りを直してから「気穴」へのアプローチです。

私としても経絡解説で尿欠如にいいと記されている気穴の存在を知っていたため、
ここを最後にアプローチするか最初にすべきかは迷いましたが、
きっとこちらへ適正な刺激で状態を改善させればいいほうへと向くだろうと信じながら施術ができたことは幸いでした。

やはり暗中模索の手探り状態よりも、少しでもこうすれば光明が見えるとわかってそこへ進む方が精神的に余裕をもって対処できますから。



へそ下の気海から恥骨の上端に位置する中極まで、縦のラインでこすれば、自然に関元も刺激していることとなりますので。
「気海・関元・中極」
もしちょっとおしっこの切れが悪く感じだしたら、
セルフ刺激、試してみてください!
posted by スズキ at 12:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月11日

経脈の流れがカラダの内部への邪気の侵攻の深さをあらわし、回復するときの流れを読む見立てとなります

十二経脈の妙

東洋医学では外からの邪(または病邪という)が体内に入ることで、病気になると考えています。
からだの外の空気を体内へと呼吸代謝により取り入れますが、
そのとき病邪は呼吸に乗りまっさきに肺に影響をあたえます。

経絡上でも言えており、まっさきに「肺経」という経絡に影響がでる。

そうした影響は、以下に挙げる十二経脈の順にめぐるときがあります。

つまり「肺経」が問題ありとでたときは、病邪も浅い侵入で、
「肝経」に入り込んだら、最深部まで病邪が達したわけです。

この経絡の並びの順番通りに病邪が侵攻し侵入するわけです。


【十二経脈】

(病邪の経脈を通った侵攻ルート)
太陰肺経 → 陽明大腸経 → 陽明胃経 → 太陰脾経 → 少陰心経 →
 太陽小腸経 → 太陽膀胱経 → 少陰腎経 → 厥陰心包経 → 少陽三焦経 → 少陽胆経 → 厥陰肝経 


そして肝経まで病邪が侵攻した場合、どういう順で改善するかというと、
肝経が改善すれば胆経に病位が移動し、次に三焦経へ、次に心包経へ・・・・そして最後に肺経という流れです。

(病邪の経脈を通った回復ルート)
太陰肺経 ← 陽明大腸経 ← 陽明胃経 ← 太陰脾経 ← 少陰心経 ←
 太陽小腸経 ← 太陽膀胱経 ← 少陰腎経 ← 厥陰心包経 ← 少陽三焦経 ← 少陽胆経 ← 厥陰肝経 


病邪が侵攻した肺経から侵攻する通りが経絡上設置されていて、
病邪が撤退するときもその通りを通って撤退するわけです。

たとえば、肝経にまで病邪が入りこんだときの回復が、
いきなり肺経に一足飛びにはならない。
そうしたケースが多々あるということを理解すべきです。

実際、この通りの流れを通って筋肉の発痛が起こっていることが観察できています。
私が施術をしているとき、特段お客様に小難しい経絡について経脈上は次にここが痛むとかいうことはないのですが、
経絡の良好かどうかを調べるアラーム経穴を使って状態を調べるなどそれぞれの経絡の状態を把握をつとめており、
それを元にして関係する筋肉の状態を観ます。
たとえば腎経が問題ありであれば、経筋にて腎経に属する大腰筋が問題ありとなるケースがでてきます。
もし腎経にほぼ問題なしならば、大腰筋の状態は良好であって調べる必要はありませんからスルーです。

だからたとえばですが膝の内側の腎経の曲泉が痛みがでていたとします。
そしてその膝のリリースをしたら今度はその曲泉が痛みが消失したのだが膝外側の梁丘という胃経の経穴に痛みが飛んだとします。

この場合どう見るかというと、腎経より胃経のほうが経脈の流れでは浅くなった部位に邪が移動したということですから、
これは回復に向いたなという見立てがなせるわけです。

お客様としては魔法のように痛みが消失したほうが安心できるでしょうし、
施術者としては今度はこちらが痛むとか、こちらに不快が飛んだとか繰り返し言われると萎える人もいるでしょう。

そういったときに、この十二経脈の邪の見方がわかっていれば強い味方になるでしょう。

お客様には、このような具合で回復するんですよと説明ができますし、
施術者も、どの経脈から手を付けて治していけばいいかの手順がわかります。
それは手技療法でもそうですし、漢方等でもどの経絡から手を付けるかの手を間違えては何の足しにもなりません。
ここ、積み上げてカラダを直すところでは、ペースを見計らうために重要なんですよね。

奥に入りすぎたグラウディングを乱す邪をいきなり叩くか、入り口の肺経から確実に底上げさせて改善するか。
そういったところの判断材料になるんです。

同業者で鍼灸師の先生といったお客様の場合には、
ここは「いま、肝経から腎経で回復基調ですよ」とか話が出てきます。

このようにして十二経脈の把握ができておれば、この部位の痛みが改善したら、次にどの部位に痛みが飛ぶかを推測でき、
逆に、この部位の邪気が内部へとさらに進む場合、次にどの部位に痛みや不具合がでるか。
この仕組みを知っていればわかってくるのです。


posted by スズキ at 09:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月06日

数日前の施術でのうれしかった話。

数日前の施術で、
うれしかった話。

お客様の、膝内側靭帯の凝りを含めをベン石温熱器で熱と圧の刺激をいれてリリースしていたとき。
(※いままでもお客様の施術を幾度かさせていただいたときも、同様部位のリリースをおこなっていました)

でもそのときは、お客様の反応が違っていました。

お客様からの一声。
「あっ、おなかの大腰筋が、そこを刺激されたらひきつるーっ」


帰り際にも、今日は不思議だったとの感想を述べておられました。

これは{腎経の経絡伝いに、膝裏と大腰筋の2点を通る}ため、相互に関係しあう性質があるからです。

膝内側の腎経を通る気の流れを停滞させる凝りを刺激すると、
そのお客様特有の大腰筋内部の凝りを強めていたところのリリースに通じたのです。

膝内側が大腰筋を足のある方向へと強い牽引をおこなっていたのです。
それを緩めていけば大腰筋が自然に緩みをえます。
つまり大腰筋が凝っているから、その凝りめがけて大腰筋のみ緩めても不十分どころか、
この方の場合は、かえって大腰筋が他動的に施術者によって強制の緩みをあたえられれば、
かえって緩んだ大腰筋は膝の凝りによる強烈な牽引で、
膝の凝り方向へとさらに強くけん引されて正常な位置からずれて、そこで凝りがぶり返すのです。

そういった性質が同一経絡上の相互作用という問題でおこりますので、
こういった場合は必ず同時にその同一経絡上の筋肉の凝りが均衡した割合で解けた状態にします。

これ、施術上での状態をよくしつつ長くより良い状態へと導くための秘訣なんです。

こちらのお客様。
普段より大腰筋部分の凝りは感じておられました。
だったらこの大腰筋部分が主訴となり、こちらの部分のみを解けばいいかというとそうではなく、
大腰筋は腎経の経絡上の筋肉で他の腎経の経絡上にできている凝りや炎症などの問題のあるところを見つけだしていきます。
お客様にしてみれば、膝内側の部分は、私が触れるまでは痛くも痒くもない?・・・
膝内側の不調には自覚がないのですが、ここや後足首の内側の数点の腎経の経絡上が問題が出てきておられます。
そういうときはお客様が不調を訴えられていなかったとしても、より地面に近い部位の凝りが上方へと不調を上げるものです。
だからお客様からすると「別にそんなところを解かれなくてもいいんだけどなぁ」と思われるようなところのリリースを、
かえって主訴部分の10倍の気を使い手間をかけてといていきます。(これが施術の9割の時間に当てられています)

すると主訴の大腰筋を解く段階では、その部位の炎症が10分の1にといった減少が100%起こっています。
そうしたお客様が痛みが感じられない状態にしてから、主訴を解くようにすると、
不調だという炎症が強いところがとかれたとしても痛みが10分の1になっている。
そして腎経の経絡線上を流れる気がスムースに通過できるような良好さから、
自身の持つ身体調整能力が整えられてリバランスが順次進む形になります。



ということで。
腎経でつながった膝内側が解かれた瞬間、大腰筋の凝りがほどけていく!そんな影響があらわれ、
大腰筋が正常な位置に戻ることをお客様が内部感覚で感じ取っていただけたとですね。


これはこちらのお客様にとっていままではあまりなかった感受性が開けた状態でした。


このような体内に設置されているネットワークには、それぞれが機能があります。
たとえば腎経という経絡なら、俗に言われる「グラウンディング」といわれる、
地球に対してつり合いをもって立つために要となる経絡という特徴があります。



施術をする者として、グラウディングには気づきが多く、
概して次のようなことを見出している先生方も多いはずでしょう。

グラウンディングができて呼吸器が強ければ、
そのものの回復力は高く、
逆に、
グラウディングができずに呼吸が弱ければ、
そのものの回復は思わしくない。





その意味も含めて、グラウディングがなされるようなフィジカルが備わったお客様に、
拍手を送りたい気持ちでした。
 ^-^




余談ですが12経絡、それぞれ不調があればどのような感情や性格上の影響が現れるかについて。

経絡関係の一般書では割愛されていますが、
それらは専門書ではとても詳細かつ緻密な裏付けを持って書き記されています。
心理的な占い以上に、ときとしてその人の性格や感情の傾向をしめすもの。
なので心理的アプローチで性格を変えようとしても難しかったものが、
経絡的な問題が解消されてそれが自然に変わったという場合も多々あります。
私もそのような場面をときおり目にしております。

もともと筋膜リリースの祖といえるライヒという方が、
感情のリリースに筋膜リリースをつかっていて効果を大きく表してきたというところから、
筋膜と筋肉の状態、そしてそれが経絡に深くかかわるというところを考察すれば、理解できるところもでてくるでしょう。

こころとからだ、メンタルとフィジカル。

それらの2つのわかれたかのような自分自身は、
つねに相互に影響しあう関係があります。

なのでメンタルが整えばフィジカルも整えられ、
フィジカルが整えばメンタルによい影響がくる。
そういった二手のアプローチがでてくるでしょう。


そういったとき、自分を改善するためのハンドルをメンタルとフィジカルどちかに主にするか。
それを決めることも重要な意味を持つことがあります。
ただ私の感覚では、このメンタルとフィジカルをどちらか一方を選ぶというより、
それぞれをうまい割合で織り交ぜて自己を見つめたほうがすすめられるでしょう。



posted by スズキ at 12:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月30日

同一経絡上に現れた経穴部のトリガーポイントをどうあつかうべきか?

経絡をわかるメリットって、私の施術にも直接活かせてるっていうこともあるんです。


経絡をざっくりいえば、
経絡は内臓と体表に分布しており、気、血を全身に巡行させる通路のようなもの。
そのため内臓の状態が体表部の経絡に反映されるのです。
内臓での気、血の巡行が滞るなら外表となる体表部の経絡に通じてその乱れがあらわれ把握できます。
これをじょうずにもちいて内臓に起きる気血の滞りを改善させる治療に活かすことができます。


私の施術でも経絡は意識しています。
経絡には上流から下流へといった川の流れに似た道筋があります。
しこりなどの症状悪化のあらわれは上流から下流に沿って(=経脈に沿って)硬いしこりなどができることがあります。

たとえば。
厥陰心包経】という経絡を例に。
同一経絡上として上流が経穴(天池)ですぐ次に下流の(曲沢)と並びます。
すると上流の(天池)に凝りがあれば下流の(曲沢)に連続して凝りや張り、引き連れなどの不調が起こることがあります。
ただ同一経絡でみれば上流が(天池)とすればすぐ次の経穴ではなく手首の経穴(大陵)に影響することがよくみられます。
天池と大陵の経穴の間には(曲沢・げき門・間使・内関)といった経穴がありますが、
そこを飛び越えるようにして不調症状を感じることがでてきたりするのです。

厥陰心包経の上流の経穴のコンディションをチェックして凝りなどのトリガーポイントができていたなら、
その下流の経穴にも何らかの凝りなどの症状が現れているのかもしれないと予測できます。
各人の状態によりますが慢性状態なら多くは下流にある経穴に当たる位置に凝りや痛みがでていますから、
同一経絡の上流の不調部位経穴と下流の不調部位経穴には関連性を認められると推測できます。
この両方の経穴部の状況を考えて手順をもってアプローチをしていくのです。

時には上流経穴のトリガーポイントのみアプローチを丁寧にすれば、自然に下流経穴が改善することもあります。
ですがそちらの症状が慢性化していれば、そのような上流のみを手を打てば済ませられることはあまりないのです。
ただ同一経絡上にある両方の不調経穴部を同時期に気血を流れる順を観て解くようにすれば、
徹底的に深堀するようなトリガーポイントアプローチをしなくても気血の流れが順じて改善に向かうようになります。


トリガーポイントアプローチっていっても、本当に深くその部位を解こうとしてはからったとしても、
慢性化した凝りの部位は多層化した膜状の癒着が折り重なり、特に深部の骨に近づくほど水分がなく酸化が進み状態が悪くなっているものです。
そのようなところを魔法のように生まれたての元気印のあかちゃんの筋のように一変させることは、誰もできません。


だからこそこの同一経絡をふさぐようにして滞りをあらわす経穴部に対し、
うまく順序だてて気血の流れを巡行させるようにさせることができると、
お客様自身の経絡中の気血の流れをスムース化させる状態を作り出します。
そうなると、人体の中を24時間の時間をかけて気が一巡します。
そうして巡る際に、今まで滞って気が減退し陥っていた問題が改善させることができます。


これを意識的に使っているかどうかで、施術成果が段違いに変わるでしょう。
カンタンな理解でできるものではありませんが、
数回も同一経絡上の経穴をうまく同時リリースしてその経絡の気血の流れが通ったとき。
施術上では今までの筋膜リリースでは感じられなかった手ごたえを感じることになりました。
それはお客様自身に複雑な話となってしまうためお話しないときがありますが、
同業者で経絡について熟知なさっておられる方には、
私自身、いま、どの経絡のどちらの経穴を解いて、次にどちらの同一経絡上の経穴をとくか、
解説をしながら解かせていただくことがあります。
そういった説明を受けたほうが経絡に熟知している方は、
かえってプラシーボ効果が高まるせいもあると思うのですが、
改善成績が目立って上がることが観察されて興味深く感じています。


ということで。
経穴を通して経絡中の気血の流れを整えたときは、その場で改善を云々言うのではなく、
じつはこういったところを考慮しての施術なのです。
その場である程度お客様の体の不調部位を軽減したり消失させることも大切ですが、
体質改善に大きくかかわる最大期待されるのは経絡を診た施術を取り入れているか?です。



それはつまり、
同一経絡上で起きている上流と下流の経穴にできた凝りの一方が見過ごされていたときは、
こうした経絡中を24時間かけて気が巡っていくことで、各部を正常に気血を養う流れはいまだに滞りつづけています。

そうなるとちょっと不思議と感じていただける
以前と比べるとわたし、体質が変わったような気がする」というお客様からの喜びの声が聞こえてきます。

多くの場合、専門的過ぎる話になりますのでこの度は解説は割愛しますが、
十二経脈の流れを観察していけば、現状のお客様の状態の軽重が見えてきますし、
お客様がおっしゃられるような痛みが出る場所が変わるという裏にある理由も説明される教義があります。

それらがわかっていくと、経絡学説を知る前のころは、
「ただできることは筋膜を深部まで必死に解いていくこと」と筋膜リリースで押し切ってやってきた。
そうすることで偶発的に起きた好転もありましたが、
それが必然的に起こせるような手引書があったのかと知り愕然としました。

個人的な話で恐縮ですが、
5年ほど前は経絡とか経穴といっても知識が浅くて、そこまでのことが見通せていませんでした。
ですが中医学の本を精読したり、あとは中医学系のYouTube映像を講義と思って必死に観ていくうちに、
かつて感じていた疑問に対しての答えがわかりだしました。
そればかりか今まで考えもしなかった奥深い知識があるんだと知ることができて幸運に感じています。

でも、経絡学説ひとつとってみても、
まだまだ私は理解不十分で独学では理解不能のところも多々あって、
他の先生方はどうやって学びを進めているのかを知りたくなることがあります。。。
これは今後の課題ですね。
posted by スズキ at 13:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月24日

施術ではミスアライメントという骨格上の整列がうまくいっていないところを修正しています

アライメントもしくはアラインメント(英: alignment)は、並べる、整列、比較などの意味。転じて以下の意味で使用する。(Wikipediaより)


からだのパーツを、脚部、骨盤部、胴、胸郭、首、頭などのように、
縦方向へ整列させて並べることで私たちは手を自由に操作しうるようになりました。
高度な知能を発達させて道具をつくり使うには、この条件が重要です。

私は施術前にお客様の立位姿勢をチェックさせてもらうとき、
脚部、骨盤部、胴、胸郭、首、頭などの下から上、前から後、左から右などの骨の並びをみています。

アライメント状態.png

その並び方のずれには、千差万別といえる多様なパターンがあって、
そうした並びが正確であればそれを「アライメントが整った状態」と呼び、
そうした並びが乱れた状態であれば「アライメントの狂いが生じている(ミスアライメント状態)」と呼びます。



アライメントの状態は、静止した立位と、動く姿を見ての動作診断、または詳細に観るときは関節可動域の様子を見ます。

特に数歩も目の前で歩いている姿を見せてもらうことは重要で、
その方の体内に位置する骨の並びの癖やずれなどが、
そこにたぶん問題があるなといった違和感として感じ取ることができ、
その時点で体内の骨がスケルトンで診て取れてくるのです。



その時点で、前日までそのお客様の施術をどのようにしようと考えていた流れに沿うか、
それとも、その日その場でのこれから行うべき施術の流れの図を大幅に書き換えていくか。
判断することとなります。

カンペキにアライメントが整えられた状態の人は、私はいままでお会いしたことはありませんが、
もしそういう方がおられれば、私には神にあったかのように感動することでしょう。
あたかもクンダリーニヨガでいう、クンダリーニも整えられて体を自身で調べ整え続けるような、
きわめて安定した優れた身体におけるパフォーマンスを発揮されることでしょう。
それって、並の人物では不可能がたやすくなさられるほどのことでしょうか。。。

対して、私を含め多くの方々がアライメントの狂いが多かれ少なかれ生じております。
私の施術ではそうしたミスアライメント状態を生む主因を見定めて把握していき、
そことの関係から遠方までその乱れが影響として伝播した部分をも解き拭いながら、
徐々に現状のミスアライメント状態からの改善をはかるということをしております。
いわば、身体の部位の並び替えをして整列させるお手伝いをしているわけです。

そして昨今では、筋骨格系の並びがどのように乱れれば、血や津液の流れの滞りを生むという見立てのみではなく、
それが経絡上の気の流れの問題をおこすことで様々な内科的な問題をも引き起こすような様子を秘めているという。
そういった内容について、少しずつ勉強させていただけるようになってきました。
これは使いこなせるような理解の定着が起きるまでには時間が必要ではありますが、
それぞれのお客様が何らかの経絡上の問題を生じたらそこを徹底して学んで記憶をしていくというようにしてから、
徐々に抽象的にしか感じられず覚えが悪かった経絡上の貴重な判断資料の内容が具体的な理解に落とし込めるようになりました。



つまりミスアライメント状態もいくつかのパターンがあり、
そのパターンごとにどの経絡の滞りが起きやすいかの傾向があります。
そういったことを解説してある専門書は既出されていますが、
自身でそこが大事だと実感できるまではその本の価値もわかりませんでしたし使いこなせていませんでした。

またミスアライメント状態が明瞭にわかれば、
縦の並び、横の並び、前後の並びの整列の具合は重力という重みによりまとめられています。
お客様の筋の質や仕事等の日頃なさっておられる緊張した姿勢の様子を参考に頭に入れておき、
「〜もしも、現状でアライメント修正をしなかったらどうなるか?」という推測を立てています。
現状のアライメントから次のステップへと向かう流れは重力との影響に絡めてみるとおおよそが見当がついてきます。

骨格の水平や垂直の軸が傾斜したりねじれるような状態のミスアライメントにより、体内ではつっかえ棒のようなものをつくり整列の乱れを修正します。
傾斜やねじれが起きた体のブロックは位置のエネルギーの高さから重力により下方へと滑り落ちていくもの。
そうした体のブロックの滑り落ちが起きないようにする補佐役として筋緊張状態を作り出してつっかえ棒をつくる、
それが凝りの大部分を占めているのです。
それなのでそのお客様のミスアライメントでおきている骨組みの並びの乱れをどう支えるかを推理していけば、
どこに凝りをつくっているのかはみごとに言い当てることができてしまいます。

ちなみにそういったつっかえ棒をつくるような筋緊張をさせっぱなしの凝りができると、
そして特にその部位が経絡線を踏むような位置にできれば、
経絡内のスムースに流れるべき気の運行は妨げられます。
そうした気が滞る場は「痛み」を特に強く感じるようで不調を訴えられることが多くなります。
posted by スズキ at 13:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月17日

急性の肩の痛みと、慢性化した四十肩や五十肩の違いって・・・?

四十肩や五十肩で困っておられる方もおられるかもしれません。

私の友達でもあり施術を受けにきていただいている方も、そのような不調で困っておられ、施術を受けに来てくれました。

で、肩や腕の課題のみであれば、はっきりいって改善は容易です。
その分野の主だった本はほぼ読み漁り、実際に施術の場で改良の上取り入れてもいますし、
独自の筋膜リリースのテクニックを持ってさらに効きのいい状態へ。
その結果、『これは、しつこいな・・・』というプレッシャーが私にのしかかるケースであっても、
着々と不快さが軽減してお帰りいただけるようになってきました。


つまり【肩や腕の課題のみであれば】というのは、
肩甲骨回りの肩甲下筋や大円筋と小円筋、肩甲挙筋、棘上筋・棘下筋などを筆頭に、
頚椎第一や仙腸関節などを丁寧に観ていくことで急性はカバーできるだろう。


ただ【肩や腕の課題のみであれば】の範囲を逸脱する場合があります。
それは胸郭という胸の肋骨部分自体が変位しておられるケースです。

変位した胸郭.jpg

実際的に多数の方々の身体をチェックすればわかりますが、
理想形の胸郭を持つ人は絶対少数派です。

多かれ少なかれ胸郭のずれが内在しているのが多数派です。

なので胸郭の変位が少ない場合には、
一般的に起きる胸郭変位量が深刻ではないので。
肩関節の関節の接合が浅くなり不安定になっている不安定な関節をカバーするために
その肩関節周囲に自前のギブスと呼べそうな筋や腱や靭帯を緊張させて硬化させて関節をはめています。
そうした場合、腋下から肩関節の直下を触り確かめればボール状だったり棘のような形状の
骨に似た硬さを持つ筋の癒着が密集したものが観察されます。
加えて肩甲骨と肋骨の隙間にある肩甲下筋が粘って肩甲骨を外旋させたところに固定し腕の動きに制限を加えたり、
または大円筋や小円筋が筋張り棘下筋が極度の炎症を持つことも合わせて観察されるでしょう。
それに加えて三角筋や上腕三頭筋(力こぶが出る腕筋の裏側の筋肉です)を緩め、首の芯にできた凝りもとれば、
うまく胸郭と腕とのコネクトが完成して痛みが消える常態にもっていくことができます。

これらを一度でケアするのは、すでに炎症がピークな激痛では難しいため、
相応の量をザックザックと解き進めはしますが、そこはお客様の様子を見て無理強いのないほどを見定め、
次回の施術につながるような仕事の積み上げをしていくのです。
本当に腕の筋肉は激痛ですから。
お客様が、勢いもって耐えるからどんどんやってくれと言われてそれをうのみにしたら、
ひどいことがおこりますので。
お客様にとっては現状のリリースでもかなりの痛みがでていたとしても、
そこは痛みのピークから十分の一ほどになるよう計算してアプローチをかけてその状態なのです。。。

人間は腕を器用に物をつかみ、思考するときにもそれをよくもちいますから、
それはあたかも脳が外部にでて現れている出張器官そのものなのです。
だからこそ痛覚神経を多く配置させて、脳の出張器官を死守しようとします。
なのでこちらは容赦なく解くような場所ではありません。


ただこれが、胸郭の変位の状態が一定量の大きさを持っている場合。
たとえば胸骨が背側に後退した位置にずれている状態をお持ちであれば、
そうなると自然に肩甲骨の外転と上方回旋が常態的に起きており肩関節の関節のはまりが大きく浅めになりますし、
巧く肋骨と肩の接合場に乗せることができない構造になります。
結果、上述したような肩関節のはまりが思わしくないことをカバーしようとして自ら作り出した自前の筋を緊張させてつくるギブスが強くなります。
そうした大きなずれがあったような場合にはただの筋緊張が寝ても休んでも抜けない根深い筋膜の癒着に進むことになります。

つまりこうなった場合、腕や肩の筋の癒着をリリースしても、
その腕や肩の土台になる胸郭変位で腕や肩の乗りが悪いため、そこの問題が生じやすいのです。
だからこの場合の五十肩のステージは急性的なものではなく、
肋骨や鎖骨や胸骨に腕や肩の筋が癒着が経年で進行した慢性化したものである場合が多くなるのです。

この場合は腕や肩の癒着リリースしただけでは、はっきり言って恒常的な改善の定着は不十分でしょう。


ちなみに、じゃ、なぜ、四十肩や五十肩といった、加齢により症状が発症するのかというと、
それは体内で生成できるコラーゲン量の変位により起きるとされることも知られています。

それはたとえば、
男性の場合は、
20歳から40歳にかけて約20%減少し、
40歳から60歳にかけて約25%減少しています。
80歳の頃には、20歳の頃の約40%しかコラーゲンがない状態になります。

50歳なら25%のコラーゲンが若かりしときと比べると減少してしまい、
肩関節の周囲の上述した炎症部を構成する筋や肩関節内部の軟骨組織も減りますから関節の遊び(余裕)が減った状態になっている。
だからそうなると本人が持つコラーゲン量の減少が起きると弱い部分に痛みや不快感のような症状が現れだすのです。。。

だいぶ、身体を健康に保つためには、年を取るって色々実情変化を理解して対策を打つ必要も出てくるものです。
しんどいことですが、ここは神が自身にあたえた生きるための課題として積極的に取り組むしかない部分でしょう。


そして胸郭の状態をかいぜんさせるための仕事は、
私の施術でもある程度のところはカバーできるが、
それはあくまでお客様がその後に胸郭を動かして変位量を減らすためのきっかけづくりにすぎない。
まぁ。。。胸郭変位量があっても伸筋の活かし方が身についているようなバレエ等のレッスンで鍛え抜かれている人に対しては、
最高の援護射撃だといっていただけることを多くありますが、
一般の方ではなかなか伸筋の筋操作といわれても、それを頭で理解した程度じゃ不十分な理解にすぎないものであり、
なかなかバレエ等をなさっている方のようなカラダでわかってそれを腑に落ちておられる方とは違っておりますので。。。


ちなみに胸郭変位量が強く内在するときには、ケースバイケースですが脊椎側弯症の方々がなさるエクササイズが流用でき、
効果的な結果を出せることもあります。

私の友人の場合はそこまで極端な胸郭変位ではないため、そこまで徹底したことをする必要はなく、
ヨガ等で全身や胸郭を伸長させ、肩関節のはめ込みや同様に股関節のはめ込みを正すようにすればいい。
とりあえずそれもあって、先日お客様のKさまから教えていただきました実践的で簡単、なおかつ私が観ても、
これシンプルだけど効果が期待できそう!!という映像をお伝えしておきました。
なので、そちらを本人がやっていこうと思うかどうかは本人次第ですが、
時間をかけて日々そちらエクササイズをやっていただければと願ってます。


ただそういった胸郭変位の量の段階が大きい方の場合には、
自己流のエクササイズをすることでかえって状態が悪化することもでてきます。
すでに五十肩の激痛があれば、なかなかそれで運動したいとか思えないし、肩の可動域が小さいため運動もしづらいので。。。
セルフケアでの効果はあまり期待しづらく、その状態で期間を増せば、問題の五十肩も時間が経過すれば悪化していく可能性も出てきます。
五十肩とか、いったん治ったような感じになって痛みがあったところの消炎がなされることもありますが、
たいていは身体のねじりなどや操作法を無意識に変更して筋肉の痛みが軽減できるようにしているのですが。。。
ただ残念なことに、そうしたことは負担を他の部位に移した代償行為でしかないため、別の部位が時期に痛みが出るか、再度、同様な発痛場所により強い痛みを感じはじめることになります。
そのようなときはたとえば私も所有して参考にしている「胸郭運動システムの再建法」のような本を著している専門家もいて、
ネットを駆使して適切な医療機関を探し出していただくようにしたほうが現実的でしょう。
posted by スズキ at 14:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月16日

人体の構造が根底からずれが生じていたから出る肩こりや腕の挙上の困難等がでてくることがあるわけです。。



からだの水平が数ミリ左右で高さが違う不都合について考えてみてください。

たとえば、東京タワーが建てられたとき。
ほぼ完成近くまで鉄骨を組み合わせたが、
わずか数センチ、設計通りにいかなかった個所が見つかったた。
それで、せっかくほぼ完成までいったものをばらしてしまった。
それから、また立て直したという経緯があります。

結果わかったのは、組み立ての際に5センチ、鉄骨の接合をミスったという事実でした。

巨大なタワーのたった5センチのずれです。

ですが、その5センチのずれは確かにタワーを傾斜させ正確に鉛直線上に立脚する中心軸を台無しにするのです。


人体の東京タワーの鉄骨にあたるものといえば骨格といえるでしょう。

東京タワーの5センチのずれによる影響ははかりしれないもろさを作り出す元凶となりますが、
同様に人体にとって数ミリのずれによる影響がはかりしれないもろさを作り出す元凶となります。

それがわからないうちは、心身の安定的な状態をかなえるために、調身・調息・調心という3つの内容がこの順番に整えられる必要があります。
そのうちのまっさきに満足な状態に至らなければならない調身がかなえられることはありません。
その次の段階に控える調息や調心には進めないのです。

調身とは、漢字をそのまま観察すれば、「調べる + 身体」と読み取れます。
それは禅語のひとつですから倒置されて「身体 + 調べる」ということで身体を調べるという意味に摂れます。

自身が自分の身体の状態をつぶさに調べていますか?
鏡で自分の姿を見て観察するのもいいでしょう。
ビデオや写真に撮って観察するのもいいでしょう。
もし身体的な肩こりや腰痛、その他の問題がある場合、
そういった映像等に映された成果物を分析します。
すると一般の方は筋肉の状態のみを観ることが多いようです。
どこそこの筋に張りがあって特にココが突っ張ってるとか痛いとかは、たいていが骨格筋の炎症です。
ただ施術をする者は、筋肉もみますが、はっきりいえばそこを重視しているわけではありません。
その方の筋肉の情報を読み、その下に位置する骨の並びを分析的に汲み取るようにしています。

肩凝りや腰痛、その他の多くの骨格筋が炎症を持つことによる不調原因が慢性化している場合、
その方の内在する骨格、骨組みは正常な位置に置かれてはいないのです。
関節を挟んで骨の位置が間違った関節のはまりが悪い状態のままに置かれることで、
骨が身体を支える力を失い、そのカバーをするために代償となる筋肉を硬化緊張させてのコルセットを巻き付けているから凝るのです。
骨が身体を動かす力を失い、そのカバーをするために代償となる筋肉を無理やり負担を強いて使っていくことで凝るのです。

脳は骨の位置をどこに定めるかという位置決めをした設計図を持っています。
それは筋肉で位置決めをしてはいません。
もし筋肉でカラダの胴体や首や四肢の位置を決めるなどすれば、筋肉は伸び縮みして変形するのみにあらず、
筋肉は廃用性委縮して力を失った枯れた状態におちいったり、パンプアップして過剰な大きさにもなります。
そのような形状が日々どころか、数分で刻々と変わるような不安定きわまりないものを身体の操作の計測にはつかわないそうなのです。
対して、骨が数時間で凝って短縮したり長さが変わるようなことはありえません。
なので脳が身体を動かす際は、本来的に骨に座標軸を打って、それを動かすのです。
それはあたかも、3次元のCGで人体モデルをつくり、それを操作するときの人体の骨組みとなるワイヤーフレームと同様の操作です。
3Dで人体モデルを作って、その手や足や首や頭、そして胴のワイヤーフレームを動かすための座標を入れることでアニメーションをつくることができます。
筋肉部分はコンピューターが自動で計算して描いてくれる仕組みです。
人体は、筋肉が骨を動かすツールなので、そこだけ違うわけですが、
他の骨格部のワイヤーフレームに座標を入れてアニメートさせるのは、
なんらかわりないもの。

人体の骨格の位置取りがよく調べられていて、正しい位置に置かれていれば、そこに描かれる骨格を動かす座標の指示は必要最小限で済みます。
ですが不正な位置に骨格が置かれたまま骨格を動かすには、場合によって優に数百倍もの複雑な操作をそれはおこなわなければ動かないのです。

そこの点を甘く見てはなりません。
歪んだ体により生じた複雑な操作を正常にできる能力を、人は持ち合わせておりません。
それを放置すれば、状態の複雑さが増していき、それが深層筋の癒着等があちこち数十や数百単位で内部に作られてしまうのです。
そうなれば、一般の方には対処が難しいと言わざるを得ませんが、施術者にもそのリリースがカンタンなものではありません。
運が悪ければ、すでに正常な動きに対応できなくなったそのものの身体操作は、つねにそのものの身体を壊し続けるわけです。
そのものの根底を掘って解くような施術まで対応するところを見つけられた方は幸いですが、
それが見つからなければ、状態は小康状態を続けるか輪をかけて悪化が進むことになります。


自身の身体をつぶさに調べること。
それについて各自がどう関心を持って開眼してくれるものか。
私はそこの大切さを伝えることはできても、受けとるかどうかはその人自身の資質と理解と姿勢の問題です。
そこを施術者の問題だとすり替えがあれば、
その者は自身の身体を徹底して調べる行為はなさらないのでしょう。



自身の身体(特に骨格部)をよく調べていれば、その人は幸いです。
幸の多い人生を自身で築けることが約束されることでしょう。


大変に効率のよい意義深い施術の受け方とは、
自身が調べた体の詳細点を施術者とシェアすることです。
おおざっぱに調べる人は、詳細に調べる者に成果は劣ります。

それは自身の身体がどのような状態に至ればいいかというゴールと現状で調べた自身の身体の距離がわかれば、
そのものはそこを埋めるために具体的な変化をおよぼすために脳をフルに使い始めます。そしてそれにより得た変化変容をスムースに受け入れます。
それが良い方向へと化ける力になります。

おおざっぱに調べた場合には、ほぼほぼ暗闇でろうそくをともし歩くようなもので、
ゴールがどこにあるかはわかっても、自分がそこに近づいていけているのか遠ざかっているかさえわかりません。
そういった場合、ネガティブな結果をだすようなリスクがあると感じれば、そのものは新たなステージへの変化変容は受け入れません。
現状維持のほうが、よほどさらに悪くなって苦しむようなことにならないだけ安心できるというもので、変化に恐怖を感じて現状維持を死守するのです。



ちなみに、たとえば、お客様の中に体を調べる能力が長けた方がおられ、
施術を受けているときは身体をしっかり把握したいと考えて、
なにかとメモを取って日々観察をする。
それを繰り返して自身がどのようなことをすると不調になるか、改善するか、
そういった傾向を理解し、そこが自身の体のタイプとどう関係づけされているかを施術者に聞いて把握していく。
そうやって進まれている方がいて、まさに調身が存分に成されているわけで、フルに脳を使って創造的に身体の冒険も試みておられる。

そうなると私どものような施術者として、そのような方の施術をするのは施術者みょうりに尽きるというほどのことがおこります。
その方が着込んでいた多層的な薄皮の身体的課題がざっくざっくと削り取られ、それは、施術者として、次にお見えになられるときは、
このような状態まで身体内部の代謝やお客様の身体操作へアドバイスをさせていただいた成果で変わるだろうと推測していますが、
それをはるかに凌駕する方がおられるのです。

そういう方は、決まって調身を自ら進んでなさっておられる方です。

ただ、、、座禅をしての調身、、、なんですが、座禅で調身を指導なさられたところでのものでは、
私が求める身体の変化変容の礎になるものとは違っていることがあげられるでしょう。
座禅では、座禅を組むときの姿を鏡やビデオや写真にして眺めることは推奨されてないですし、
身体内部の骨格の左右の逆さのずれや大黒柱の傾斜がどう生じているかなどの量をmmやpで測ってそれを理解しなさいといわれるわけではない。
多少ずれていても気にしすぎはダメだといわれる。

では私が調身するのもコツのようなものもあるとするならば、
それを知りたい方はフェルデンクライスメソッドやアレクサンダーテクニークのほうを学ぶのもいいでしょう。
そこには幾多の自身の身体を客観視して正確な骨格上の座標の情報を吸い上げ理解するためのものがあります。
ただそこはお金を出して学びに行かないとならないため大変です。
そんなとき、自分なりの調身を実践してそれを施術を受けるときに施術者にその見方でいいか他に有益なものもあるのかなど問えば、
非常に具体的な助言を得ることができる可能性もあるでしょう。
そこは各人がかかられている施術者との兼ね合いがあるので、ぜったいアドバイスしてくれるとはいいがたいのですが、
僕らのような骨の位置決めを正す意識で施術をしている者には、お客様側から問われれば多くを返せる内容を把握しています。

ただそういった内容を施術者がつらつらといい続けていてもお客様がそこに関心がなければうざったいだけですし、
施術者もそこでうざったがられてまで話をしたいとは思えないものです。
だからもっとも必要なことは話をしますが、その周辺部の有益な知恵等について積極的に口を出し続けることは、
お客様からのそちらへの質問等があって関心があるのだとわからなければ差し控えます。
じつは調身が実にうまくなされているなぁという方々は、そうした施術者が数百や数千も持っている知恵や知識を、
容易に引き出して自身のものとすることがしやすい。
そして施術者も調身で自身の身体の特徴や傾向を正確に把握できている者に対してなす助言は、
調身で自身の身体の特徴や傾向を正確に把握できた内容に対してのなぞ解きをしていくことで話を進めることができ、
質問した者にとって理由がわかって腑に落ちた瞬間、身体内部の身体マップの地図が理想に変わることがでてきます。

そういったこともありますから、施術を受けておられる方は、日頃からの調身を心がけるといいでしょう。
posted by スズキ at 03:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

病は胃から・・・

本日、施術をお受けいただきましたお客様から、
ここ一ヶ月、夕飯を抜くことで胃を休めて調子がいいとおっしゃられていました。

お客様はダイエットを試みているわけではありません。

以前は朝食を控える試みをしておられたそうです。
ただひとりでの食事では夕飯を控えるほうが、
効果的に胃を休めることができることがわかりましたとのこと。
朝食はしっかりとるのですが、会社への出社のため朝食はそれほどゆっくり食べることができません。
だからこそ効果的に胃を休めることができて体調の良さが健闘されている様子が私にも観察されます。



胃を適度に休めることの効用を中医学では説いています。

それは過度な食べ過ぎにより起こる体長不良へと陥る様々な症状を回避させることにつながるのです。


ということで、もし、そこのことに興味がある方がおられたら、
以下の中医学の先生の映像をご覧いただければわかりやすいでしょう。


病気の原因は胃から来る



posted by スズキ at 01:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月07日

みぞおちの不調原因が、あまりに意外で驚きました

一ヶ月ほど前に腹部奥に体調の異変を感じられ、
すでに西洋医の診断をしっかりCTや超音波による診断や血液検査を受けたうえで、
そちらでは特段の問題がないとおっしゃられたうえで、私の所へおいでいただきました。

本人の自覚する深刻な不調の色は、幸いここ数日内で収まられたとおっしゃれます。


経緯をすでにメールでお客様からお伺いしておりましたため、
その状態の落ち着き報告にホッとさせていただきました。
おかげで私のこころの余裕を持って施術にあたることができました。

施術準備として1週間ほどかけて腹診の専門書を紐解いて、
関連しそうな事柄を大きく広げて実際に触れたときに想定外があっても余裕を持てるようにしておきます。
でも該当しそうなことは実はシンプルで2つの症状に的を絞りました。


■ 心下痞硬(心{臓}の強い邪気が心臓の位置から下降し、胃が虚となり弱った状態)

■ 心下悸(お腹の拍動が亢進してみぞおちがどくどくと強く脈打ち続ける動悸状態。腹部大動脈が関与しています)

胃が弱って精力を失い虚の状態です。そうなった症状のあらわれについて、ご本人からお伺いしていましたし、
みぞおち部分に強いどくどくと脈打つんだとも。
お客様ご自身が、よく身体状態を観察をなさられておられるため、
おおよそその教えていただいた内容に沿って状態と対処法について専門書で調べていきました。


みぞおち.png


そのうえで施術へ。
胃経のどちらかの部位に課題があるか胃自体に不都合がありますから、胃経に関係する経絡のチェックや反射区を調べていきます。
みぞおち奥にはちゃぽちゃぽが多少は感じられたものの、そこを取り立てていうよりも、
腹直筋が過度の緊張がみられ、胸部胸骨の位置が正中位を下方へと強く押し下げ心臓の動悸となり、
結果、腹部大動脈が強い圧迫を受けてしまっています。

筋肉的に観察をすれば、
左側脚部の大腿直筋や外側広筋の大転子下の凝りが激しく、
左側腸骨が異様な前傾がなされて固定しています。
それは左利きの人であっても、
左右の脚の一方がこれほどこの部位のみがパンプアップして緊張が酷な状態は観ることができません。

この左脚外側広筋の硬さは、左右腸骨を下方に(特に左側の傾きはきつい)。
それが、そこの直上の胃や心臓を物理的に左側胴部の下降を強いていることがわかります。
この部位の根があまりにも深かったため、本人になにかこちらの部位に負担をかけたでしょうかと伺いましたところ、
最近は、外出は控えておりした覚えはありませんとのこと。
ですが、施術の後半ごろに、
「あまり関係なさそうだからいわなかったんですが。もしかして・・・30分くらいだけどいつもと違った身体操作をしましたけど、」
というキラーパスを出してくれまして、
「まさにそれだろう!!」といえるものでした。

30分程度のいつもと違ったとある作業をしただけで、左側脚部の胆経はいうに及ばず胃経、脾経、腎経、肝経経脈中を流れる気が停滞して、
これほどの状態を身に降りかかってしまうのか、、、と。

経絡は、たった30分でこれほどのダメージを受けて、深刻な状態に陥ることがあるのか。。。
・・・それが強く印象を持てて実感され、恐怖で一瞬、意識が飛んで崩壊。腰砕けに。
<人体は強靭であるが、崩し方によってはこれほどまでなのか。。>

ただ、そのときお客様は、この状態になった原因を腑に落ち、同様の身体操作を控えるか控えめにすると、
何度か繰り返したこの苦しみはおきなくなると理解できたと思われます。
それが突き止められたようで、そこが私にも救いでした。


ちなみに、ご本人は、すでにだいぶん症状は治まったとおっしゃられております。
ですがそれは体内の骨格を自ら筋緊張部位を内包するよう骨盤や腰椎や胸椎肋骨までを多方面にゆがみ状態を強いて、
苦痛を逃れることができる姿勢にたどり着いただけでした。
人は、身体の左右差や前後の凝りのアンバランスが深刻であれば、
自らの骨格をゆがみを持たせます。
そのときに骨格を直接支える深層筋には急激で過酷な緊張しっぱなし状態を強いています。
そうして崩壊した骨格のゆがみは複雑かつ深部筋の凝りといった本人が自力でマッサージしても手の届かないところに凝りを設置します。
無意識に苦痛を回避しようと工夫して創り出している状態であるのですが、結果的にその工夫は一時しのぎで完全な回復に向かわせるものにはないため、
このたび作り出した深層筋のゆがみが今回引き起こした大変に不快な不調状態を再度畳みかけて引き起こすためのトリガーとしていつづけさせる結果になっています。
胃や脾臓、心臓に負担がかかっているのは脈から推し量れますし、
心下痞硬と心下悸の状態はわたしがみぞおちをさわらせていただき他動的な軽い圧をかければ、
本人も現状もあるんだということがわかります。




こんなとき、腹部アプローチをする前に他の引き連れや緊張をおこした筋部分を隅から隅まで4時間かけてときました。
そうやった準備ができたあとであればみぞおちにかかる負担の状態は軽減をされていったわけで、
手技での肋軟骨下の腹直筋の付着部を緩めるか、念をいれてベン石温熱器を使えば通常はOKです。
ですが、この度は、それをしてもまったく歯が立たない状態で、
お客様本人が本当に苦しかったといっておられたときの状況が手に取るように感じられまして。
「おなか、本当に苦しかったんですね・・・」と。。。

みぞおち部位にある白線部がわずか3センチ内のエリアでもありえない凸凹ができあがっており、
その引きつる状態部とその周囲の力感が失わて虚した筋の部位のコントラストは、ことのほかよくない。

みぞおち部位は急所であり危険回避との強い点圧をかけるには適切ではないということで、
通常はプルパの先でのリリースをすることは忌避しています。
ですが数ミリ単位でできあがった腹直の白線の硬結を、狙い撃ちして解くという、靭帯部の定点リリースを試みることに。
それを30分前後続けて、凸凹の靭帯の粗い硬結を丁寧に取り去っていくと、、、
心下痞硬および心下悸という状態から脱せられました。
もうみぞおちを触って、3キロほどの圧をかけたとしても腹部大動脈の動悸のような振動波は伝わってきません。

通っていただく回数を増やして徐々にとることもできるのですが、
横隔膜が引き連れた状態がひどく差し込んでいるため腹部の腹直筋部分の表面を緩めるだけの手技ではみぞおち奥の胸椎の大きな前弯と狭窄部が不安定な状態を作り出したままお帰りいただくことになります。
それは新たな深い状態のトリガーになりますので、
そうなると、、、本人が無意識なうちにそれに対抗しようと骨格をゆがめて筋の緊張からくる張りを緩めだして複雑な状態になって、
その後が不調の波が上下して長引きます。


それがわかっていたためうちの巨大プルパがなかったら、これは私には手も足も出ない状態だったので、本当にプルパに感謝!

ちなみに44cmのプルパも2本あるのですが、それらのサイズ感と重さでは、邪気が強ければそれに押されて内奥部の変化にまでは至らないのです。
巨大プルパ、もう一本、買おうかと思ってネットで調べても、44cmはあるんですが、、、。
欲している巨大プルパは見つからなくて。ー−;




posted by スズキ at 09:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月21日

脊椎を挟んだ拮抗筋を調整するときの鉄板ルール

下図に中心軸を支える左右ロープがある。

拮抗するロープ.png

図(a)は、
中心軸が垂直に立つよう左右ロープの張力は均等に張られている。

図(b)は、
中心軸は右に傾斜し、左ロープは引っ張られて張りが強まりこちらで中心軸を支えている。
右ロープは、たわんでゆるゆるだから中心軸の支える力にはなっていない。



このような状態が、体内にある左右拮抗する筋肉に対し同様なことが言えるのです。


意外にカラダの左右に対象になって位置する筋肉って多いですよね。
そうではないといえる筋のほうが珍しいといえるほど。
特に脊椎に直接付着点を持つ筋肉のほとんどは拮抗筋ですね。

そんな筋肉のひとつの例をあげてみましょう。
たとえば、昨日のブログで以下の図を掲載させていただきました。

大腰筋と腎臓.png

上図の大腰筋を観てください。
それは既出した(a)の中心軸の図に類似してますね。


では大腰筋が描かれた図の脊椎が、
(b)のごとく傾斜したらどうなるでしょう。

そうなると左右の大腰筋の緊張側と弛緩側は、
● 右大腰筋が緊張側
● 左大腰筋が弛緩側
です。
(※この設定は脚部が左利き、少数派のパターンとなります)

この場合、触診すれば緊張している側の右側大腰筋が硬化していることがわかります。


ならば右側大腰筋を解くことで緩ませていけばいいのでしょうか?


直感的にはそうしたくなるのはわかります。
でも、ちょっと待ってください!

図(b)の張りが強くなって伸びたロープを緩めるだけ緩めたら何が起きるかを考えれば、
なにかおかしなことになりそうだとわかるはず。
張りが強くなったロープの張力で中心軸の傾斜をおさめているのだ。
そのロープの引き張り張力を緩めたなら中心軸の傾斜はさらに増すようになるわけです。

それと同様なことを、人体内部の大腰筋でやってしまったら、
右側大腰筋が硬いのは脊椎が左側に倒れているわけです。
それを支える右側大腰筋が身を挺して固まって脊椎の傾斜度合いを低減させる操作を無にすれば、
脊椎はさらに左側への傾斜が増すんですね。

そうなれば腰椎椎間板の一部にかかる過剰な負担はひどいもので、
問題が深刻になっていくことも想像がつくでしょう。


だったら右側大腰筋の硬化は放置すべきでしょうか?

もちろん、見過ごしておいてよいわけはないのです。
この大腰筋の悪いコンディションがあれば、
呼吸にも、腎機能にも、足の運びにも、精力にも、内臓の位置ずれにも、さまざまな悪影響を内部で引き起こしているんですから。
きっちり通常の大腰筋のあるべき正常な状態になるよう、
小転子部分からみぞおちうらの胸椎10番付近の奥の部位まで数センチ単位で全部チェックして、
問題を見つけて修正を加えていきます。


ただ、このような硬化した側の筋肉を弛緩させれば中心軸の傾斜が増してゆがみが強まるわけです。


だから施術者は、同時にお客様にはさほど痛くもかゆくもない手技を、かならず施すものなのです。

この場合には、左側の弛緩したわんだ大腰筋にしているんです。

筋肉のトヌース(筋の長さ)が左側大腰筋は見失っていますから、それをそのままにしておいても、
自動で修正がなされることはありません。

だから施術中に実際には目立たない手技操作で弛緩してたわんでいる側の大腰筋の筋肉の張りとして機能させる長さを思い出させるよう、
ささっさっと大腰筋の腱部を含め刺激をいれるておくんですね。


この操作をすることで、はじめて図(a)のような状態に脊椎を立たせられるのです。


なので、左右拮抗する筋がある部位に片側に筋肉の硬化があることが分かったとすれば、
そこをリリースすると同時に、対になるたわんだ筋側のトヌースを思い出させるよう神経に刺激をいれることをします。
それが拮抗する筋肉の調整するルールです。


ただ単純に固まった筋肉部位のほうがいたかったり張って不快だったりするためお客様には主訴として訴えられるのですが、
ときどき弛緩側の筋が虚脱が進み過ぎて、仕方なく拮抗筋が硬度を強めて炎症がひどくなっているというときもあります。
それは慢性で起きる痛みの様子では散見されるのです。
そうしたときにこわばりを強くしてどうにか軸を支えてしのごうとしているわけで、
そこに不用意に触ったら、その軸のくずれは致命的になりますから。。。
通常はそうであると見立てたら、虚脱した弛緩側の神経を正常機能させる手技を先にいれておきます。
そうすることで拮抗筋の硬化はすでに半減し痛み等の深いも消えるか半減するわけです。

拮抗筋をどうみたてて、どう処理してさばいていくのか。
その瞬時の経験に裏打ちされた直感がものをいうこととなります。



ちなみに、大腰筋の左側が硬いように思うが、これを解く方法はないか?と質問を受けることも時々あるんです。
解き方としては、オステオパシー系手技のカウンターストレインのやり方がもっともやさしく負担がかからない。
ですからそちらをお勧めすることがあるのですが、
「あまりやりすぎないようにしてくださいね:ほどほどくらいがちょうどいいと考えてくださいね」
という理由は、まさに、上述させていただいた理由。
拮抗した筋がたわんでいる状態が進んでいたらこちらのトヌースを復活させるよう神経に刺激をいれるんですが、
そのやり方はけっこう精妙で何年か施術をたしなんでいただかないと意味が分かりづらいものなのです。
軸ずれが増すような問題がおこらないよう施術の場では私がそれをしていますので大丈夫です。
ですがそれをせずに硬化した拮抗筋の一方の筋のみを解けば、その片務的な操作は軸ずれをしょうじさせるのです。
そのために起きるダメージがでてこないていどに緩めに大腰筋を解く感じでというように、
お客様にそのリリースをなさるときには言葉で必ず付け加えるようにしています。


施術には、実際、大きく刺激をいれていく筋肉への物理的な操作をおこなう場合もあれば、
振れたかどうか、または触れもしないで神経系の部位に修正を加えているときもあります。
どちらかといえば一般の方には前者の操作が手技のイメージになっていると思いますが、
同業者の方が施術を受けているときには触れたかどうかの神経系といえる修正に興味を持つ方がいます。
posted by スズキ at 16:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月20日

腎臓は、心臓とためをはるほど血液循環の重要臓器なんですね

NHK教育で生物についてやってまして。
内容が人体内臓の一部である「腎臓」についてでした。

私自身、生理学の本は読んでいるものの、
改めて番組でわかりやすく解説されると。
ふむふむと納得できるところが多くて。

確か心臓から消化器と肝臓に向けておくられる血液総量はだいたい28%。
対して内臓のひとつとして存在する腎臓におくられる血液総量は23%。

大腸や小腸や胃やらその他が、28%の血液を適宜分配しているということだから、
腎臓の単体で23%の血液が送られるというのには心臓と腎臓が血液の代謝に深くかかわることを意味しています。

血液循環の恒常性が整う条件に、
心臓の機能の正常であるだけでは成立せず、
腎臓の正常な機能発揮があってのことといわれる所以です。


他の腎臓の興味深い特徴として。
たとえば肝臓は、それを構成する代表する組織が3つほどであるのに対し、
腎臓は、たしか18ほどもある
←メモしてなくて違う数字かもしれないが、^-^;;;)
他の消化器等の臓器に比べて圧倒的な複雑な機能を多くの違った組織が支えているのが腎臓という臓器だとのこと。

血液循環を正常に保つには心臓と腎臓の両方を観ることだというのは、
普通にそういうものだと端的に頭に丸暗記していたものの、
腎臓は脳と匹敵する高レベルなやりくりをする臓器だということをテレビを視て痛感しました。
映像内で解説している研究者の方が、脳と同程度の緻密な機能性を持たされている臓器は腎臓しかないと述べたことばに説得力がありました。

というと、、、、、。

最近、血液の循環が滞るようであれば、脳内の血流が乱れ脳機能の発揮を妨げる要因になると思って、
心臓周りの胸郭に生じていた肋間筋の委縮固定による可動が制限(特に胸骨周囲に位置する肋軟骨の変位)されたりといった部位に対し、
独自のリリース法を考案しながら丹念に見ていくようにしていました。



それはそれで大切な欠くことのできない循環器機能向上の要因ですが、
腎機能の問題については、そこまで腎臓を機能的に働きやすい環境を整えようといった考えをもって動いてはいませんでした。

そのような点が手ぬかっていたことに気づきました。


大腰筋と腎臓.png


ボウエンテクニックというテクニックでは腎機能を改善させるテクニックがあります。
お客様がうつ伏せになる状態で、施術者がお客様の片方の下脚を90度立てるようにします。
その下脚を外側にが向けて倒すと同時に下脚の反対側の腎臓の位置に手指をあてた手を動かしてアプローチをします。
「これは腎機能を改善させる効率的なアプローチですからね。やる前に臓器の上に手を添えて熱がないかなどみます」と、
ボウエンテクニック講習会で習ったのです。
それからお客様の状態を観て、腎機能が疲れがあると腎臓上に手をかざして熱がこもっていたり冷えて感じられるとき、
こちらのアプローチをすることはありました。

ただ腸骨が前傾しているお客様の場合、生理的に腎臓裏手の部位に鬼のように分厚い筋肉の凝りを貯めているものです。
すると、正直に言って、単純にボウエンテクニックのやり方を単体でやってみても歯が立たない。
つまり腎機能が向上するようなよい反応が起きている状態の変化がみられません。
これは大腿直筋を使って歩いてしまっている日本人の独自の歩き方の誤用から起きるものなので、
日常的に歩くだけで腎臓裏の筋肉を不用意に委縮させて腎臓を斜めになる状態をきつくさせ不要な圧迫を加えてもいる。

そのようになっているかどうかは、大腰筋の状態を触診でみれば一発でわかります。
そして大腰筋は腎経という腎臓に肝経の深い経絡に関係する筋肉なのです。

大腰筋が委縮してがちがちな感じであたかも骨のように硬くなり始めれば脊椎の椎骨が腰椎の椎間板の可動が失われる。。。


そうか、、、。


左右どちらかの大腰筋が委縮しっぱなしで硬化が恒常化すれば、
経筋の関係で腎経の経絡をもつ大腰筋が腎機能を制限させる作用をあたえるでしょう。
大腰筋の筋肉のコンディションをみることも腎機能の状態が良好かどうかを見分ける手段になるんだなと。
その操作はいつも施術中で大腰筋の状態を観て、腎機能の改善には大事なんですよといいつつ、
それを改善させるという通常のボディワイズの施術中のルーティンって、よかったんだなと実感しました。



大腰筋って大腸や小腸や内性器や胃の裏手といった腹部の内臓裏手に位置する筋肉で、
肩や腰の筋肉のように直感的に直接そこを触ってみて硬さを確かめるというわけにはいきません。

ただ気になることがあるのは、昨今、というかちょっと前に大腰筋ブームがあったのですが。
そのときに、、、大腰筋を直接触って状態をチェックしていく方法とか、、、までは解説していることは、
あまりなされていなかったような気がします。
もちろん私がすべての先生方の指導を知っているわけではないのですが、
私の知り合いの施術者でさえ、大腰筋の状態を正確に全体像を触って把握できる人も一部だといくことを知りまして。

大腰筋のコンディションの良し悪しがわかっていないまま、どのような改善へ手を出しているんだろうかということでして。
大腰筋を伸ばすためのストレッチ法はありますが、それをしていいのは大腰筋の硬化が進んでいない方が成果を得られるものでしょう。
すでに大腰筋の硬化が進んだ方がストレッチをしていけば、
その大腰筋は緩むどころか炎症を強めて状態の悪化はまぬがれません。

大腰筋の状態がわかっていれば安全な改善のアプローチを選択していくノウハウはあります。
ですから自分のリアルな大腰筋の状態がわかってから手技操作するのは施術者としてあたりまえですし、
それはセルフで自分の大腰筋を変化させるつもりなら自分でその大腰筋のコンディションを知ってからするべきでしょう。
それをしないでやりすぎれば下痢や便秘になることもあるし、ぎっくり腰にもなる人がでてくるんですよね。



ということで。

腎臓の状態と大腰筋の筋の柔軟性と正しさとが一致して健康状態が表現されていることでもあります。



そのようなところから、腎臓の大切さを知り、それを筋肉的に見守るためのアラーム筋として大腰筋の健康を観るという視点が。
もっと一般的になればいいと思った次第です。

なので、もし、施術を受けにきたときに大腰筋の見方を知りたいとお客様がおっしゃっていただければ、
どのような姿勢でみれば見やすいかなど実地でお伝えしますので。
気軽におっしゃっていただければ幸いです。



またこれは全くの余談ですが、軽度認知障害から認知症になられた方を、幾名か存じ上げておりますが、
確かに腎機能がすこぶる調子がいいという方はいなかったのです。
どちらかといえば腎虚といえる方が多いようでした。

個人的に私自身、腎虚の性質を生まれてこのかた持っているものですから、
本能的に自分の体質は認知症になりやすいと感じているのかもしれません。
それで脳機能障害を改善させるハーブ(ゴツコラやバコパモニエリのような)を必要と感じたのかも。
自分の腎機能を向上させるために大腰筋をしっかりコンディションを整えることが大事で、
さらに精密に大腰筋の使い方や解き方を探索していこうと考えています。




それにしても、さっこんのNHK教育の生物って、
想像以上にわかりやすく内容も濃い物になっていたんだって知り驚きました。
NHK受信料払って、直接、元が取れた気がした。^-^;
posted by スズキ at 16:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月06日

少しずつボウエンテクニックのkindle版の本、読みこんでおります。 経穴を意識してアプローチするところまで、持ち込みたいとがんばってます!!

ボウエンテクニック。

日本ではマイナーな存在だが、
ボウエンテクニックの発祥の国、オーストラリアはもとより、
ホリスティック医学のひとつとしてアメリカ、ドイツ、イギリスなども受け入れているボウエンテクニック。

経穴へのアプローチを熟知し、オステオパシーやカイロプラクティックなどの手技を研究してきたトム・ボウエンが繰り出す、
なんだかわからないけど、こんなシンプルなセッションなのに、身体に芯から変化が起こる。ミラクルな手技療法
これは多くの手技療法をあつかう洋雑誌マッサージマガジンのような雑誌社の編集さんが、
多くの手技療法がある中で実際にボウエンテクニックのセッションを受けた感想です。

気持ちを持ってかれたといった内容の文章が、洋書のマッサージマガジンに。
それが私のボウエンテクニックを知り興味を持ったはじめになりました。



ボウエンテクニックのセッションをベースにしたオリジナル施術メニューを営業の軸にすること。
そのようにボウエンテクニックのセミナーを受ける前から考えていました。

だから私はボウエンテクニックを学び、
セミナーの卒業証書をいただいたんですが、
だからもっともっとうまくなりたいんです。


ということで。


先日、紹介させていただきましたボウエンテクニックのkindle本。
解剖学的見地から観た2冊と
アプローチする部位がどのような経穴に該当しどのような効果が期待できるかを示したものが1冊を紹介させていただきました。


2022年09月01日
書籍紹介:「Anatomy for Bowen Technique 」「Bowen Technique: SP2 Master’s Anatomy」「Acupoints in Bowen Therapy (Bowen Technique) 」 ボウエンテクニック関係の書籍のご紹介
http://bodywise-note.seesaa.net/article/491184383.html



いま、これらの本に目を通しています。

これらはボウエンテクニックの手技の方法を教えるものではないので、
どちらかといえばボウエンテクニックのファシリテーター向けの本です。
ボウエンテクニックの手技を教える本だけでは、
解剖学的な見地から詳細な解説がないので解剖学の本を傍らにおき、該当する項を参照しつつの勉強が必要です。
そういった手間が、ごっそりなくなる感じの本だなと感じるところです。

「Anatomy for Bowen Technique 」
は、テクニックごとに解剖学的な図が示され、
どの部位のどの組織(筋肉・骨等)にアプローチするかが適切に示されています。
ほんとうに、シンプルにそれだけのための本という感じです。

「Bowen Technique: SP2 Master’s Anatomy」は、
たとえば大腸についてのテクニックはどのような人がそれを必要としているかを明記し、
セッションにより得られる成果、およびそのときの注意点などが詳説されておりました。



たまたま私とほぼ同期でボウエンテクニックの資格を取得した先生と、
もっと骨度法で位置が表される経穴とボウエンテクニックの手技での手の接触場所との合致を意識して学びたかったと話をしたところでした。
その話をしていたときは「Acupoints in Bowen Therapy (Bowen Technique) 」の本があるということは知らなかったのです。
だったからボウエンテクニックの洋書で経穴の国際表記は掲載されているから、
自分で国際表記に該当する漢字表記の経穴名を調べようと思ってたんです。
ですが、「Acupoints in Bowen Therapy (Bowen Technique) 」のIndexの経穴リストに、漢字表記が示されていました。

これがあるほうが私にはボウエンテクニックのセッションを、
自信をもって行うことができます。
私がボウエンテクニックのセミナーで学んだときには、
私どもの中には施術者を生業とする方以外の人たちも対象でしたから、
難しい経穴名をあげると、そこでハードルが高くなるからだと思いますが
手技を教えるときにそのテクニックに該当する経穴名をあげることはありませんでした。
そこが私には「この骨盤の上にアプローチするときはどこに手を接触するのか?」といったときに、
場所の特定がここだといわれてもピンとこずに、あいまいさを感じてしまったのです。
確かに厳密に接触ポイントをあわせなければ成果が出ないかというと、そうでもない。
でも、、、そういった位置の特定が厳密にできないと、
次にその方のセッションをしたとき、同じ経穴の点を刺激したのなら前回と今回の差異がわかるが、
毎回、微妙に接触する点が違っては厳密な比較はできないと思えます。
なので自分で必死に経穴名を調べて、覚えなおそうと考えていた矢先、
本書のIndexの経穴リストを発見しました!!
かなりにんまりしています。 ^-^




個人的な考えなんですが、
筋膜マッサージについて私が20年前に着眼してそこのすばらしさをいってたら、
世の中はいきなり筋膜!!っていうのがメジャーになったのと同様に、
いずれ、ボウエンテクニックのセッションが日本に定着することとなるでしょう。

ホリスティック医学上、目の肥えたアメリカやドイツなどで
ボウエンテクニックは受け入れられたことからもわかるでしょう。
日本の海外の手技療法の受け入れは、5年や10年後に、突如として流行る。
そして内容の深い面をわからないまま飽きられて廃る。^-^;
そんなようなへんてこな国だと思います。
ですが、ボウエンテクニックの優れたセッションができる先生がそれまでに増えていれば、
アメリカ等と同様に定着するに至るようなすぐれた手技療法だと信じて疑わない。


そう考えると、やはりもっと私自身がボウエンテクニック、うまくなりたい!!



もう少しこちらのボウエンテクニックのkindle版の本を勉強したら、
私とほぼ同期でボウエンテクニックの資格を取得した先生のところへ、
勉強もかねてボウエンテクニックのセッションを受けるため予約をいれる予定です。


そのときはM先生、よろしくお願いいたします。




余談ですが、
kindle版英語の書籍ゆえに、
kindleアプリ内の「翻訳する」という機能のお世話になることがあります。
最近、翻訳機能は向上していますが、
解剖学上の専門用語は出てこないときがあるので、
そこは別で調べて読み進める必要があります。
そうなると遅々としてページがめくれません。^-^;

誰か〜、翻訳本、出してください!! 
posted by スズキ at 20:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする