2021年09月20日

施術はオーダーメイドって、どんなイメージ?

昔話となりましたが、
「ためしてガッテン」等の健康を扱った番組で、
この食材がダイエット効果抜群といわれるとスーパーマーケットでは、その食材が品薄になりました。

その番組中に科学的検証をしたデータをもとに、これだけの人に効果があったんです!といわれると、
それなら私にも効くんじゃないかとココロがあおられます。

実際に効果がでたと実感する人もいますが、
なかには逆にかえって太ってショックを受けたひとも。。。
そういった話は枚挙にいとまがない。


つまり、大勢の人に効果があったんですよといわれても、
自分に逆効果ではやっても「財布に厳しく」「時間も無駄に」「心は悲しい」だけ。

逆効果になると承知の上で、おこなうものはいないはず。
行動する前に、もっと自分の現状の状態を知る必要があったのです。



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ボディチェックをするときの範囲について。


以前はカラダのアライメント(ゆがみ)がどう出るか。
つまり筋骨格系の並びがよく、垂直性が保たれているか。
(重心位置:上半身の右側前方に重心が設置されている{これもゆがみの元ですよね})
(体の傾き:たとえば顔が左右どちらかに倒れている、右肩が左肩より高い)
(指針になる骨や筋に問題はないか:脊椎の椎間は正しく整合性をもって並んでいるか。詰まりやねじれ、左右に屈してはいないか。特に仙骨・尾骨に捻じれ等が起きていないか、)
(関節の可動域:腕を挙上したり、足を持ち上げてもらうときの可動域と、曲げた際に痛みや張りなどの不調は感じないか)
その他。

その多くは「形を整える」面でのチェックが主でした。
「筋膜の癒着」による凝りにより、
筋のバランスが崩れてしまうなら、
筋が骨の位置をずらして体がゆがむことになります。

体中の様々な筋膜の癒着を分類し、
どの部位がどのような癒着が好発し、
それをどのようにリリースするとよいか。
そこを追究し、成果を積み上げてノウハウを構築していったわけです。
いまも形を整えるという視点は、ミリ単位を半分にして検知してとか、
微妙な線が伸び縮みさせながら継続して持ち続け伸ばしています。


ですが。
たとえば、このような形成的な改善をという視点だけでは、
内科的なカラダの内部をはかり知ることができません。
そこは自分の範疇じゃないといいたくとも、
いままでお付き合いがあるお客様が癌となり、
そして私の母が癌であると発覚した苦い経験も。

そうなれば内科的な情報が喉から手が出るほど欲しくなりました。


母が他界後、脈診講座を通い、
中医学診断の本を脈診同期の鍼灸師兼薬学の先生に聞いて揃えて学びだしました。


今まで概要の解説された中医学の一般書は目を通しても、
専門書になるとハードルがエベレスト登頂級でした。
背景の理論の煩雑さに当惑し分厚い内容量に打ちひしがれて。


結果、まるまる二年弱、仕事を休んで(脈診以外は)独学しました。


始めた最初は、本に書かれた文字が悪魔の呪文に見えたものが、
ねちっこく触れ続けて親しみが感じられるという瞬間がきます。

そこからの気血津液の状態がわかることの意味。
陰陽・虚実、その間にある平らな状態に持っていくにはという考え。

たとえば、脈を診るとき、これから脈を診ますというとお客様が急に緊張されて脈状が急いて虚の者も平らに見えるようなこともあり、
「脈を診ますね〜」といわずにチェックする技をあみ出して施術中にみています。

形成以外の結果から、
お客様の体力の状態や内臓の好不調、
病が深いか浅いか慢性か急性か、
気血がどの体の脈部分でネガティブであるか、
などなどをかき集めています。

※ 脈診のみで見ているわけではなく、四診(問診・聞診・望診・切診)という他の技術も、水面下で情報取集に活用されています。


するとたとえば。
以前はお客様に対して直感的には現状は好転反応が起きているところと判断したときは、
「不安を持たなくてもいいと思うのですが、、、でも、何かあったら速攻で連絡してくださいね」

と言えていたのが、脈で気血の流れが以前の状態と現状とを比較検討すると明らかに平らに安定してきている。
虚に触れていた細く沈んだ脈管状態から力強くリズミカルな脈と変わっているとわかりますと。
「不安を持たなくてもいいと思うのです。ただ、何かあったら連絡してくださいね」

と、お客様へお伝えする言葉には不安げな個所を抜いてお伝えすることができています。


または脈を診て、脈状が弱く脈管を通る血液量が減少していると、
血を貯蔵する肝臓に問題があるか気をおくる側に問題があるのか。
などと当たりを付けて、肝臓の硬化や腫れを診たり。


施術中の水面下でこなしている判断と対応の量は、お客様の現状の情報と過去にあった私の記憶する情報と。
さまざまな、そのお客様の内部からキャッチした、そのお客様のためだけの対処を探索して手を打ちます。




「ココナッツが効く!」と書かれている本も、
ココナッツの特性上の陰陽の別や原産地で暑寒を読み栄養成分の特徴とそれに対する臓器の反応など等などをチェック。
最近では食材の陰陽を解説した図鑑のようなものが発刊されておりますから、
そちらを入手されればいいでしょう。
お客様の現状の体調を気血津液で過不足をみてそれが合うかどうかを照らし合わせればいいのです。
そしてこのようなお客様の状態を知る手掛かりとしては、外見からわかるものでは不十分なのです。
ですから四診断などで内部を覗き、情報をキャッチして整理して分析し、思考する技術を用いると。。。

「あなたは、ココナッツ。あってると思うけど、あなたの中医学で言う「胃」が弱っているから、摂りすぎないでね」

といなったりするわけでしょう。

実際にココナッツの情報とあなたの体の情報を的確にリストアップさせて突き合わすことで、
そのようなチェックが可能なのです。




もちろん、私が日頃ブログで書いている、
バコパやゴツコラ、その他のものも同様です。
何人にもそれが等しく思った効果が出るというものはない。

そもそも体が、いま、それを欲している状態かどうか見えてからとれば<薬>にもなるし、見えてなければ<毒>にもなる。
そのことはどのような食材に関しても言えることです。

ゴツコラは食品として東南アジアでは日常のものです。
副作用的なものも一般的な量の摂取ではなくて、
上薬といって常時とって健康を増進させたい養生にいいものとなります。
なのであまり気にせず食材としておいしくいただくのが吉です。
それで長寿や美肌等になるわけですし。


ただバコパは、もうちょっと効果がガツンとくる感じがしております。
私がこちらを食すと、脈が急に強まり血流量がゴツコラの比ではなくあがるようなこともあります。
なので私がバコパをとるときには、自分の体の状態をよく情報を中医学の診断法で集めてからが重要になるでしょう。
こちらもゴツコラ同様にインドでは聖なるハーブ(ブラフミー)と呼ばれもちいられるものですが、
体験的に語りかけていくと、こちらはどうやら見えてからとれば<薬>にもなるし、見えてなければ<毒>にもなる。
そういえるようなところもあるはずです。
<薬>になるといえるよう、自分の体にマッチしたときには、すばらしい効能をもたらしてくれる。
非常に興味深いハーブです。




また同様に、筋膜リリースを得意とするからそれが万能かというとそうではありません。
そこもまたお客様の現状の体と心の状態により、効果的に効いていく人と、他を選ぶほうがいい人に分かれます。
どうしても筋膜リリースを得意とするものの立場で、そちらを勧める側になると、
万人に向いてる側面を推す力が強くなるものです。

ただそこの対抗策として、多様に言いすぎるとごちゃつくので黙ってますが、
実際の施術では筋膜リリース以外の手技が、常時、1/2〜1/4という量を用いていて、
筋膜リリースではカバーできない部分を補っているのです。 ^-^

だから一般的な筋膜リリースをなさっておられる先生が覗きにきてくれたときに、
かなりそのことに驚いていました。
オステオパシーや均整術、その他のボディワーク系の技法を多く取り入れた末にいまの私の施術がおこなわれています。

お客様は、筋膜リリースを買いに来たわけじゃなく、体がさらに思うような改善した状態を求めてきてくれたわけです。

そこを念頭に入れて仕事をしていたら、自然に手技の引き出しが多くなったようです。
posted by スズキ at 18:50| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月17日

犬猫には、鎖骨がなかった! 鎖骨が、単純な移動にしか使えない前脚を、複雑な器用な動作を可能とする腕に変えた立役者です

カンタンな解剖学的な出題です。


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ねずみや犬猫、そして牛や馬など。
それらの動物は人間のように【鎖骨】は、ありますか?

(ヒント:前足を移動手段として主にもちいる動物です)


■ 解答 ■

犬猫は、鎖骨はありません。
鎖骨は肩甲骨と対になって動く性質があります(肩帯といいます)。
肩帯-鎖骨+肩甲骨.jpg
鎖骨がない代わりに肩甲骨は肋骨部位に靭帯で貼り付けられるかのように固定されています。
肩甲骨が固定されているぶん、単純な動きしかできません。

カンタンな実験ですが、あなたの肩甲骨を完全に肋骨に張り付くように固定した状態にすると、
「はいっ!」と元気に真上へ向けて手を上に挙上するのもおぼつかないし、
ドアノブを握って引きつける腕力は1/10以下になるでしょう。
ハイハイをするような動作をかろうじてできる程度になります。



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対してチンパンジーやオラウータン。
それらの動物は人間のように【鎖骨】は、ありますか?

(ヒント:前足を移動手段にも用います。
     加えて手として道具を持ち木登りのときに手掌で木枝をつかむ動物です)


■ 解答 ■

チンパンジーやオラウータンは、鎖骨があります。
チンパンジーらは、前足を移動手段以外の機能を発揮させるのに鎖骨をもちいます。
鎖骨を動かすことで手を体幹の前面部から動きだせます。
鎖骨はまっすぐな棒ではなく、ブーメランのようなカーブを持ちます。
このカーブを活かすと、引き押しがしやすいんですよね〜。
犬猫は肩甲骨の背骨近くが立ちあがる、立甲した状態です。
それが鎖骨のカーブを活かした回転や肩鎖関節部の後方への引きができるおかげで、
立甲した状態でいつづける必要がなくなりました。

ゴリラは前腕が重く、主に移動手段としてつかう傾向があります。
そのぶん、軽妙に鎖骨の細やかな操作ができるチンパンジーとの違いはあるようです。


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ここまで述べて、
「人間は鎖骨があるから器用に手を使えるんだね!」と落ち着きます。


ただ施術をするときに、
鎖骨が鎖骨の下にある鎖骨下筋、広頚筋などの筋肉の凝りや胸鎖関節部の靭帯が骨化して関節としての動きが失われていると。。。


鎖骨可動の制限.jpg

犬猫のような単純な移動にのみ前腕を使うほどの機能制限は受けてはいないものの、
この状態は、実は鎖骨を持っていない犬猫寄りに肩帯が追いやられているのですね。

私ども施術者が、鎖骨の可動をよくするために、鎖骨下筋や広頚筋を緩めるときは、
けっこう痛みが感じられるものです、、、。


鎖骨に可動を付ける手技は、鎖骨関連の筋や靭帯や関節等が正常はまったくの無痛です。
無痛というか、、なんだか気持ちがいい。

正常な状態から離れていればいるほど、痛みが強く出るものなのですが、
自分の腕はそれなりに使えているし動かせてるから、おかしくなってるわけがない。

そのような自信があるから、
鎖骨の可動を付ける手技では、状態が悪ければ悪いほど痛みが強くあり、だいぶひどいことをするものだと。
そう、思われているんだろうなと察しています。。。

鎖骨下筋や広頚筋に凝りやだまや骨化が進んでいるデスクワークの方も多いものでして。
長時間、腕を緊張させた状態で保持するよう強いられていたためできた職業病のようなもので、
本当にお疲れ様です!


慢性化した状態では細い筋が癒着が進み通常の施術ではリリースができないレベルです。

鎖骨はカーブしている内角に、不用意に外圧をかければカンタンにぽっきり骨折します。
ムリな圧はかけられない。
状態が悪ければ激痛だから工夫なしにはリリースできない。

結果的に、私はベン石温熱器等で鎖骨の役目を制限する筋や靭帯に注熱しています。
ベン石の特殊な筋を緩める周波数も手伝って、他の石にはない成果がでてくれます。
激痛を軽減させつつ、安全にリリースができるような柔軟度をあげて捕まえられる。

そしてリリースが進んで鎖骨が普通に動けるようになって、
犬猫のような肩甲骨の内角が立ちぎみになっている状態が改善すれば、
肋骨の動きが正常化してくれる。
ときどき肩甲骨の内側が立っている状態がいいのだといわれる方がいますが、、、。
それは時と場合によります。
そうすることで肩甲骨を浮かべて技を繰り出すこともありますが、
平素からそれでは問題がありです。
解剖学的な骨格の稼働できるポジションを理解していれば、
鎖骨の動きを封じてしまっている腕が機能的に使えない体だといえるのです。




先日、バレエをなさっているお客様の鎖骨のリリースをしているときに、
「ぉおおっ、痛いわ〜」といわれていて。

「この鎖骨の状態では腕をきれいに思い通りに使えませんよ!」というだけ言ったのですが、
言葉で言われただけではわかりづらいかなと思いまして。

ただすでに何度か鎖骨のリリースがなされている方ですから、カンタンかつ安全に鎖骨をまるっと摘まみ上げることができました。
そうやって持ち上げてみると、先ほどのねばりついた鎖骨の凝りがあったときは激痛でも、
すでにそのときの痛みはなくなってます。
正常化したわけですね。


犬猫をほうふつさせる肩甲骨が肋骨に張り付かせていると鎖骨が機能できていないということなんです。
肩甲骨が思うがままにローテーターカフとして活躍してくれて腕が自在にいきて美しさが表現できるようになります。
そのためには鎖骨が肩甲骨と対になって、上方から肩帯をみると◇の形状になっていることがわかりますが、
この🔶の形状をいなすなど変形させることが、人間の器用な腕の動きの原動力なんです。




以上。
ベン石温熱器があると、安全に、そして効率的に鎖骨の動きをかなえてくれるような施術ができます。
他の玄武岩でも効果はあるが、ベン石がダントツ。
鎖骨の動きに問題があってという人は、万年肩こりから抜け出せないため、首にも異常がでてきますので。
なのでベン石温熱器を巧みに使ってケアしてくれるような施術院が、
最近は少しずつ増えてます。
私が知っている先生も使ってます!!
そのような治療院を選ぶといいですよ。 ^-^


ただ鎖骨が動かせるような可動が可能となって稼働しても。。。
すでに鎖骨が動けないときの動きの抑制がなされた状態が運動神経に学習されていると、
容易に戻りがあらわれるという不都合が感じられる人がいるようです。

特にバレエや武道をしている方々では、
動くようになったところから、
さらに一歩進んだ機能を取り戻していくことが、醍醐味です。
 
「機能を付与する」のではなく、一度手放した「機能を取り戻す」というニュアンス。
失った自覚がなかった分、取り戻して自然に近づいた自身を感じられたときの喜び。


それは「驚き」といってもいい。


ほんとうにそこがわかるところまでこれて、よかった。


もしそこを体験してみたいぞという方がいたら、連絡してくださいね。 ^-^
posted by スズキ at 13:47| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月08日

「腰が張って痛い」という不調で、ときどきある身過ごされがちなケース。肘の問題。




ひと月前のことです。
左腰が張って軽くしびれが足先まできてつらいというお客様。
一年ぶりのお客様で、この左腰が近場の整骨院やマッサージなどを受けても治らず、
徐々に悪化して不調の根が拡張していくのが感じられていった。
それで半年間、日々、苦悶のときを過ごしたそうです。

ほんとうにそのときの体と心の状態をおつたえいただいているときの様子から、
なんで改善しないのかがわけがわからなくなっていて。。
先が見えないつらさが抜けないままでいるつらさがつたわってきました。。。

今の県をまたいでの移動がはばかられる時期だが、
わざわざ和歌山から脚を運んでいただきました。




左腰部の張りが強く、それが徐々に皮膚の委縮や左側腸骨のずれを引き起こしてきたため、
座骨神経痛に似た不調もともないだしていました。

8件の地元の治療院を巡ったのですが、
行ったその日はよかったものの、次の朝には完全に戻っているというのの繰り返しだそうです。

仕事の形態がリモートワークに変わって、
以前にも増してプログラムを書く仕事に長時間を割く日々が続き、
椅子にじっと座っているのが苦痛で仕方がない。



ボディチェックをして、もしやこれは・・・というあたりがつけることができました。

結果から申し上げますと、
右ひじの内側の腱部にボール状に発達した凝りが盛り上がっており、
こちらの影響が腰に出たということのようです。
ボウエンテクニックによる肘内側のリリースができるムーブテクニックを何度か私が施すと、
それと同時に腰の不調が低下している実感を得ておられました。

肘自由来の腰痛.jpg

8件もの施術院に行って、改善どころか不調の深刻さが増し続けたというのは、
主訴である左腰部へアプローチをかけてもらちが明かないことをしめしています。

治療院へいくと不調か所を訴え、するとその部分を治療してくれたといいます。

そこまではメールで予約をいただくときに状況を伝えてくれたメッセージに書かれておりました。

だったら、主たる原因は、首後ろか膝裏か、そしてもしかすると肘内側か。
そのような推測をさせていただきました。
こちらのお客様のお体のパターンは十分に把握しておりますから、
屈曲と伸展をする関節のどちらかが屈曲過多へと陥り、
そこから抜け出せずにずぶずぶと入り込んだのだろう。

屈曲する関節の不調を広く全身から集めていくことで、
改善すべきアプローチポイントがみつかるでしょう。
ちなみに左腰部の痛みは腰はもともと耐える力が強い個所で、
他の屈曲場所に蓄積した負担でそこが正常に動けなくなっているのをカバーする補助をおこなって痛みがでる。
そうしたケースが多いことは、記憶しておくとよいでしょう。

腰が痛いから腰が悪いという考えでいては、
その痛む腰にシップ等を貼ってみても治りが悪いならば。
腰がどこか他の部位のサポート役になって、頑張りすぎた結果で傷んだんだなと思って探るようにすると、
意外に「あっ、こんなところに!!」という、そこを変えないと腰がずっと調子がいいままになれないポイントをみつけられます。
そこを見つけられると、より具体的に改善維持のための対策を考えられるようになるものです。
そこが見つからないと、今回のいろいろな治療院で施術を受けても一進一退ということがおこります。


首後ろ、膝裏、肘内側、そして座骨神経痛のような状態とのことで仙骨(仙腸関節)の確認をしていくと、
肘内側という屈曲する内側部位に緊張著しくなった凝り」の違和感を感じました。

膝裏、首後ろなどにも問題はあったものの、肘内側は特別な不調が示されています。


「首後ろ、膝裏、肘内側のどちらかに問題がありそうだから、セルフチェックして!」と、
私からメールの返信をさせていただくときにお伝えしておいたのですが、
本人がその部位にチェックをいれたときには別段不都合を感じはしなかったものの。

私が固まった肘内側の腱をはじくようにクリックをしたときに、
本人ははじめてここが異常あるだろうと感じ取ったようです。

「いやぁ、おかしいな。私も自分でもんだり、さすったりして異常がないか調べたんだけど、ぜんぜんみつからなかったよ」
とのこと。

このようなことは、意外によくあることで、
自分で触ってみたときは、無意識下で不快さがでないようセーブをしがちなんです。
他者が触ると、そのようなセーブのコントロールは利きませんから、客観的にそれをありのままに知ることとなります。



リモートでの作業環境及び作業姿勢、労働時間などの状況をお伺いすると、
同僚がコロナの新規感染者となって改善後も後遺症に苦しむようになり、
その仕事がぜんぶ自分に回ってきてやらざるをえなくなっていたそうです。

自宅ではノートパソコンで12時間勤務が続き、背中を丸めての作業姿勢。
椅子の高さと位置が合わずに、つねにつま先立ちの座り方。(これをすると膝裏に、大ダメージをあたえひかがみができる)

あとマウスが半分壊れかけを使い続けていたようで、それにいらだちつつ作業。
デスク上のスペースがかなり狭いようで、マウスを走らせるのも難しいようだ。
「ぐあぁ!!!」と叫びながら右手に緊張が過剰に走るストレスを感じて仕事をしていたといいます。


とのことで原因は「壊れかけのマウス?」と仮説を立てさせていただき、
「トラックボールマウスを試してみていただけませんか?」とお願いしました。



また右ひじの凝りがひどく、一度でリリースがし切るほどの強さでアプローチするよりも、
本人にボウエンテクニックの肘内側を緩めるリリーステクニックを特別におつたえして、
定期的に一定の成果が感じられ安定するまで続けてもらうようにしていただきました。



その結果が、先ほど届きました。


施術を受けてから継続して左腰の不調はうそのように消えています。
導入したトラックボールに慣れたおかげで作業効率が飛躍したそうです。 
肘内側の腱を緩めるテクニックは2時間仕事をしたら休憩をとることと決めて、そのときにやるようにしてくれました。
そのせいか、肘内側のスチールのようなキンキンになって縮み細くなり張っていた腱が緩まったそうです。
治った後の同僚は、後遺症の不調が続いているため長時間の集中がいるが、徐々によくはなってきている。

等々の内容でホッとすることができるご報告でした。




いまの時代は特別なスキルを持った者が、
突然、コロナの感染により仕事の戦線を離脱を余儀なくされることが起こりうる。
その覚悟で見ていかなければならないのだと気づかせていただきました。


posted by スズキ at 01:01| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月01日

首の深部のこわばりをリリースすることで「風の道の通り」をよくしたい!

首のリリースについての考察。

首のリリースといっても、実際は背中の凝りや前胸部の凝り、腋下の凝りなどが首を絞めつけているため、
単純に首にある硬化した凝り部分「だけ」を緩めるアプローチは、そこの患部が解けづらいだけではなく、
首がかえって強い力でさらなる締め付けを受けることもあります。

手間暇がかかりますが、その前段階に注力し時間と労力をかけておきます。
そういった前段階をすますだけでも理想的なところまで引き上げるには丁寧な対処で2時間弱はかけていくのです。
丁寧な対処には今まで研究してきた筋膜リリースの技法やオステオパシーの技術などのノウハウがぞんぶんに使われています。

「通常の施術で首をここまで解くところはないよ」と、私よりも目上の女性のお客様がおっしゃられました。
このような下準備は、他の施術院では難しく、同様に私の所でも近い将来、そこまでのことは対応できなくなると思います。

そうであるがゆえに、いまの時期はお客様にとっても、私自身にとっても、非常に貴重な経験を積み重ねているときです。



またブログで先日から申し上げていますが、
ベン石温熱器とベン石スティックなどの加熱して筋癒着のリリース負荷を大幅に軽減させ、
ミリ単位のピンポイントにアプローチを集めることもできるようなツールをもちいること。
そしてそのツールの操作を朝顔の手のおこない安定的な空間固定ができるようトレーニングしたこと。
それにボウエンテクニックのムーブをリリースのベースに置いて検査兼リリースができるようにしたため。

それでようやく首のリリースの様子が変わってきました。


先日、ブログで頸動脈、経静脈を圧迫する斜角筋等を緩めてといったことを描きました。
ですがそれはたまたま軽度認知力の後退が起こらないために首の血管を圧迫して脳への血流停滞を防ごうという主題でのこと。

下図でご覧いただくとわかりますが、血管は喉の奥の組織の気管よりだいぶ浅いところへ浮いているように見えるでしょう。
だから実際は、首凝りの本体が根っこのようにさらに奥まった部分にまで入り込むこともあるわけです。


気管.jpg


首の前側にある甲状腺、気管という組織が極度に固められた
筋肉のせいで圧迫される等の悪影響がでていることが見つかることもあります。

甲状腺は、舌骨等の舌を動かす筋肉群の凝りがあると、
より強く圧迫され虐げられる感じになりますね。

気管では。。
気管の外側は 気管軟骨輪 と呼ばれるC字形の 硝子軟骨 が連続して積み重なり、
軟骨と軟骨の間を 輪状靱帯が結ぶ構造になっております。
頸部 の動きに伴う屈曲が容易な柔軟性を保ちながら、つぶれないような強度を確保しています。

気管軟骨輪というガラスでできた軟骨カバーされて気管が保護されいるのです。
ただそれが首の凝りが深部にまで入り込んで、運悪く?輪状靭帯が動けなくなり固定し始めると、
気管軟骨輪の下にある気管が圧迫されます。

気管軟骨輪の圧迫による気管を通る「風の道」に起きた不具合です。


息は私たちが生まれてから死ぬまで、絶えず風となり「風の道(気管)」を行きかいます。


風の道が途絶えれば、それは死を意味するわけです。
だから唯一、ガラス質の強固な軟骨で管が閉じないよう強力な工夫がなされているのです。


ですがそのような重要な風の道にさえ、影響がでることがあります。

すぐ頭に浮かぶのは、肥満体形の方が寝ているときに喉や気管に圧迫があり、少しの間、無呼吸状態に陥ることでしょう。

ですがそこまで極端なケースではなくても、私が、お客様や他、テレビやラジオ、または街中で声を出して話をする人の発声中に起きる
風の道が縮められて(つぶされて)細い状態になった人の声を聴くことがあります。
ただし本人的にはいきなり首を絞めつけられて息苦しさがでた状態ではなく、真綿で首を徐々に時間をかけて絞めていったようなことで、
その息苦しさに対して慣れが生じているので。
あまり気づかれていないということが多くあります。
なかにはその風の道を通せんぼする割合が1/4もの量に達し、
いままでの呼吸の低空飛行でどうにかやっていた状態をも下回った生活に陥る境を下った人もいて。
そうなると、俄然、恐ろしい息苦しさが、どっと襲ってくるのです。

でもそのようなつらさまでいかない人でも、
長時間のデスクワークやスマートフォンやタブレットを使って肩甲骨や鎖骨の外旋固定があれば、
すでに多かれ少なかれ構造的に考えれば気管への圧はかかっているようです。


私どもは、そのようなことを、中医学でいう聞診のひとつとしてチェックして、
喉への凝りの達し具合を推測するわけです。
もしかしたら私どもの所で施術を受けてくれている歌を歌われる方ならば、
この見分け方ができるかもしれませんね。


喉にある甲状腺や気管をつぶすような深部への凝りができると、
その部分はもう、施術では事故の危険があるポイントですから触れないままにするしかない。
それはそうでしょう。
喉の部分といったら生命にかかわる急所のひとつです。

それに首横の凝りが進んで数年も立つと、骨と同様な硬さまで、気管周りの組織が固まるところもでてきます。
短時間でちゃっちゃと画一的な解き方があるわけもないのです。


私も、他のカラダの部位はたいてい心穏やかに解くことができますが、
この喉の奥は触りたくない。
正直に言えば、なんでここを凝らせるんだよ〜と泣き言を言いたくなる唯一の怖いところなのです。

私も、この部位へのアプローチについて文献を当たっても望むものもなく、
考えあぐねて手足が出したくとも出せないときが、15年以上続きました。
そして今も、風の道を通りよくするための手技について考え続けてます。


要するに、ここが支障してしまうと肺が強くてがんばってくれてもその効率を落としてしまい、
細胞を働かせる血中酸素量を低下させ、老廃物として排泄したい血中二酸化炭素量を増やすのです。
そこから先、どのようなことが起きるかは、生理学を詳しい人ならば想像がつきますよね。。。


そういったこともありますので、
気管という風の道を正常化させ、
理想の呼吸代謝ができているようキープすることを心がけていきましょう!

お客様から「私の首の前は、十分理想的ですから、解いていただかなくても結構です」といわれ、
私がその部位をチェックして「いいですね!最高です!!」
そんな笑顔の会話をしましょう。




最後に。
私は最近、運動と言えば、散歩とその歩いているときにする朝顔の手の操作練習ぐらいですが、
朝顔の手の操作練習が効いて、首の深部の凝りが少しずつほどけてきたのです。
非常にありがたいことで、お客様が朝顔の手の操作の練習を私のようにおこなえば、
手技で首の深層筋をアプローチするときの助けになるでしょう。

私は施術で前傾で力仕事をするといった、カラダの裁きがよくなければひどい首凝りを創る仕事を長年してきたので。
カンタンにさっさと凝りが消えることはないのですが、時間をかけてやるうちに着々と少なくなる様子が観察できています。

なので私ほどの首の深部に凝りを抱えてはいない人なら、朝顔の手の操作の練習をすることで、
セルフリリースが完了できるかもしれませんね。

手技療法では、着実に理想に向けて改変する技術を発揮することで、
セルフリリースで起こりがちな不測の変化で一時的か継続的な不具合を生じることも少ない。

でしょうが手技療法では、コロナの今ですと多くの方々に接することは私にはできませんから。。。

個人個人が、自分で自分を癒せる方法があれば、多くの人が助かるはず。
そこに光明を見出せればと思っています。
posted by スズキ at 12:57| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月30日

インディアンヘッドマッサージとは、インドのマッサージ法で、アメリカインディアン由来ではありません。 ^-^ あとバコパ摂取報告、

インデアンヘッドマッサージという言葉を数日前のこちらのブログで小さく書かせていただきました。

2021年08月27日
合気柔術の朝顔の手の操作をヒントにしたシャンプーで頭部のリリースが進むと、決断力が増す?!

http://bodywise-note.seesaa.net/article/483124973.html


「インデアンヘッドマッサージって?」という疑問を持った方がいて、
アメリカインディアンがしていたヘッドマッサージのことかと誤解された可能性が。。
ほんと、紛らわしいんですよね。

私も、はじめそう思った口です。 ^-^;
「アメリカインディアンの、あのトサカのような髪飾りを乗せたら首凝りとかするのかな?」と。


ですがこちらインディアンヘッドマッサージ(Indian Head Massage)は、
インドのアーユルヴェーダ医などでもおこなわれるマッサージ法のひとつです。


YouTubeにアップされている〜インディアンヘッドマッサージ(Indian Head Massage)〜のデモ映像を貼り付けておきますね。




https://youtu.be/mJ5owBLUOi4
Indian Head Massage Demonstrations


映像をご覧いただくとわかると思いますが、
ヘッドマッサージといっても始まりは首の裏面に、
その下部に当たる上部胸郭エリアを含めたマッサージから始めます。

頭部の凝りは、頭皮等の部分的な凝りで成り立つわけではないのです。

首凝りや背部の凝り、または前胸部の凝りが頭皮を引き下ろし「牽引による張り」が頭部の凝りを起こす主たる原因になります。
まずは頭部をいきなりアプローチする前に、首や背部をほどくような手技を念入りにすること。


それがこちらのデモ映像をみると伝わってきますね。











私がインディアンヘッドマッサージに、いま、着眼しているのは「脳の認知力低下を防ぐ手のひとつとして」です。


アルツハイマー型認知症は、
神経細胞の老廃物アミロイドβが脳内に溜まり神経細胞が死滅していきます。
一度死滅した神経細胞は、決して元通りになることはないので。


そして、やはり。。。
軽度認知障害(MCI)の期間でも脳内にスムースな血行を妨げられれば、
神経細胞の老廃物といわれるアミロイドβが排泄しづらくなるそうです。



「だったらアミロイドβが脳内に蓄積して脳神経を死滅させないためには、
 脳への血流を促進するインディアンヘッドマッサージも役に立つのではないか?」
という目で、セルフワークとしてインディアンヘッドマッサージを取り入れることができないかと試しているところです。




また、他にも先だってブログで書かせていただきましたように、
バコパという脳の認知力を高めるハーブも試しています。

コロナで施術が少なくなっているいまであれば、
バコパの容量をどのくらいがよいかを試せます。

ひどい目にあうとわかっていても多少のムチャをして、結果を観る。
副作用的にもどうなるものか。
効能について詳細に書かれた本はあるのですが、
ネガティブな情報についてはあまり書かれてない。

そしてそのような情報があっても、日本人に試してどうなるかというデータはないはずで、
日本人の体質を持つものが被験者になってみる必要があります。

それもあってバコパを摂取しようとしているのですが、
ひとつ、驚くような気づきがありました。


バコパを栽培する鉢を、10前後に分けて、どれがもっとも良質な薬効を得られるような成果物をもたらすことになるか。
その試験をしていたら、野生動物がとあるひと鉢のみ食すという様子を見て、たぶんこれが薬効が強いといえそうだと。
そう考えたことがあったと数日前のブログに書かせていただきました。

以前は、その厳選されたもの以外の鉢から採取したバコパを摂取していました。
それはそれで、自身の左手の脈と頸動脈の脈状をモニターすることで、
その上がり具合に驚かされることがありました。


多様な条件で育てられて成長するバコパのなかで。
野生動物が選んだもの以外の鉢のバコパは、
苦い野菜程度の感じといったほどのものでしたが。。。

野生動物が厳選したバコパの鉢のものを摂取したところ。
まったく別物のような反応を私自身の身体が起こしました。

苦みの味が格別に濃かった。
咀嚼してとるようにしているのですが、吐く寸前でした。
臓腑の奥へ落ちたとき、どーんという入って落ちた感じと、
胃の底をぐいっとつかまれるほどの違和感が現れました。

多少、空きっ腹でとったのが悪かったのかもしれませんが、
ムリを承知で15センチのバコパの弦を食す実験のつもりが、
必死になって1/4を摂ったとき、
カラダの奥の声が「それ以上はやめておけ」と聞こえました。
こんな適量の探り方もあるのかと、初めての体験でした。



バコパ.jpg
( コーヒーカップに入った摂取断念したバコパ  )




別の鉢のバコパを摂ったときとは、
あまりに摂取直後のカラダの反応の違いが大きくてビビりました。。。
やむなく当初の15センチのバコパを食すのは断念しました。


そして摂取後の15分経過したころから、
抗ストレス作用によりココロが落ち着き、
視力がパッと明るくなってきた感じです。
カラダがスッとして力みがさらに抜かれた感じに、
自然にいざなわれていったような体験をしました。


その後、数時間、胸やけ状態は続きましたが、
他の体調面と精神面も好調になったと感じる。
かなりいいですね。



これは特別な鉢以外のバコパを摂取しても、
ここまでの変化は感じられませんでしたし、
もちろんバコパのサプリを摂ったときもこれほどのことはありませんでした。


この反応を感じて、
はじめてバコパがメディカルハーブと思えました。 ^-^;

改めてメディカルハーブといわれるハーブも、
その育て方でまったく違った作用のものとなることを思い知りました。



私の頸動脈の流れを抑制させる首凝り状態の条件の悪さから、
すでにアミロイドβが脳内で排泄できずに溜まっている量は少なくはないと考えられます。
幼少時に首が斜していた子供でしたから。
それに施術業でカラダが前傾した作業が長時間続き、
体裁きがまずいやり方の期間が15年以上続きました。
それらの期間内、頸動脈の問題が出てたと思います。


カラダが40代以降、50代を過ぎると加速してコラーゲンの生成量が減少した結果、
脳内の血管が弾力が落ちて血行等の停滞がおきるため、
アミロイドβが脳内に溜まりやすいのですし、
できれば私は以前の幼少時から蓄積したそれを処理するべきでしょう。

規定量以上の量を摂って、そのリスクを観るという実験は断念して、
バコパの適正量は脈の変化等から見つけ出せるものでもあるため、
そちらをモニターして適量を見定めていこうと思います。


ムリして多量に摂っても、気分が悪くなって吐くと思います。
そうなるすれすれを狙うというのも、けっこうキツイですが。

脳の健康によいとされるアーユルヴェーダ系のハーブとして、
バコパの力を垣間見れて、うれしかったですね〜。



とりあえずゴツコラ(和名:つぼくさ)が、いま、鋭意栽培中で、
ストックが増えたらそちらもあわせていただくようにしてみて。
体内のコラーゲン生成量を増量させて、同時に髄の状態の健康を図りたいと思っています。



「インディアンヘッドマッサージ」も「バコパの摂取実験」も、
頭部のなかにある脳の健康を増すための一助となるかどうかの検証です。

時間ができたいまだからこそ、
様々な試みとして挑戦し取り組むことができます。
たとえ今すぐ結果があらわれなくとも、
私のいま、もっとも関心があるっことです。

そこにかかわり続けられること自体、
しあわせだと感じています。



そのようなことが強く感じられる、この頃です。
posted by スズキ at 13:14| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

半年前の施術はかなり痛かった記憶があるが、今回はさほどじゃなかった。とのことの理由


「筋膜のリリース」といっても、
そこには、どれだけの「量」の癒着がほどけたかのみに着眼するだけではなく「質」にこだわる視点も出てきます。

ならば、
筋肉の繊維の流れの整列、深部・中部・浅部と多層化された筋膜深さのバランス、患部周囲のリンパや血管神経との関係、靭帯や腱や関節の間に挟まるクッションなどを整える作業などなど。
捉え方を細分化して検証していけば、
それぞれの先生方において、それぞれの筋膜のリリースの結果は別物になってあらわれるものです。



つまり「筋膜リリース」とはざっくりとしたお題目のようなもので、
それを取り扱う先生ごとに、用途や用法が違ってきて、取り扱う項目分けの別もでてくるのだと思います。
その視点で探り続けることで、独自のおもしろいアプローチ法に各々の先生方は着手していくのでしょう。



施術者が自分なりの課題を持って創意工夫をして解決して結果を得ることで、
より人体のあるべき姿へ近づけようとしています。



ただそこには他の先生との比較もあるが、
他にひとりの施術者が時系列上の深化の変遷もあらわれてきます。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



一昨日前の顔見知りでお世話にもなっている方への施術にて。

背中等の圧をかける手技で、
半年以上前の前回に受けたときと、
今回受けたときでは感じ方が違うといっておられました。

前回の施術をさせていただいたときも、
・背中へのホットストーンの敷石利用、
・ベン石温熱器とベン石スティックの利用
・その他の当時の最新の工夫

熱が筋膜の慢性化した癒着した部位は足らなくなっており、
筋膜のコラーゲン組織が冷めて収縮性を失い硬直しています。
なので熱を患部にあたえて冷え取りをなして正常な暖かさを担保させることで、
代謝が滞って神経系も含めた過剰な緊張の張りにより痛みが発する防衛反射を緩めることもできる。

以前からお客様に「筋膜リリースをするときは、麻酔がほしい」と苦笑まじりに言われていました。

麻酔は私には使えませんが、熱を一定時間患部にあたえて代謝を起こさせることにより、
実質、麻酔ではないがパンパンにつっぱらかって触れられたら即激痛という状態を脱するよう下準備はさせていただいております。

それができたため、以前にも増して深層の部位にまで筋膜の癒着部をリリースすることができるようになったのです。

その時点で、私の手技後の感触では、以前より4〜6割ほど増した感じでしょう。
手間暇時間がホットストーンの設定や研究にかかりましたが、
十分なお客様にも私にもよろこばしいリターンをえられたと思います。



この下準備がなければ、今おこなっている頚部のリリースはできないので重要なこれからの施術の基礎となりました。






今回の施術では、別にもいくつか取り組んで伸ばした施術上の工夫があります。


たとえば、

【ボウエンテクニックの仙腸関節の詰まり等をゆるめるテクニック】

背中のリリースの前に、ボウエンテクニックの講習会で学んだレッグロックを使った非常に効果的な仙腸関節の調整をしていた点。

仙腸関節がずれた状態であれば臀部の筋緊張からくる腰部や脚のハムストリングスなども引き連れて神経が過剰に高ぶり続けます。
それを効率よく適切に仙腸関節の異常をチェックして数手の手技で緩めていきます。
すると腰背部全体に変化が起こります。
施術でうつ伏せでいれば、胴体を垂直に立てて体幹をキープする必要がないにもかかわらず、
いったん仙腸関節の異常が生じると寝て体幹部を緩めて弛緩させていいにもかかわらず緊張が抜けなくなります。
その状態に陥っていれば、横たわっても立って緊張し続けているときと同様な筋が使われ続けてしまいます。
非常に無駄なロスが多い作業を、無意識に手放せない体になっていたのです。
寝つきが悪い人、寝ても身体が復活しない人などの多くはこの状態でしょう。

施術終わりの直前にも、仕上げとして再度、このボウエンの仙腸関節のリリースが必要かどうかチェックしています。
この仙腸関節部のリリースをラストに挟むことで、いままで施術後に頭がくらくらするような状態に陥りやすいお客様が、
それがさほどおきなくなるという狙いもあります。
この仙腸関節を解くときに腰仙関節も調整を同時にしていて、
それにより後頭骨と第一頸椎の隙間を根から調整し施術後のふらつきを減少させるかほぼ起きないように仕上げています。



【あとは・・・】

専門的なことを描きすぎても得体のしれないブログになると同業の先生に指摘されて、
詳細の解説は割愛させていただきますが、

・皮膚の連結をとらえて関連する周辺を含めてリリース

・リリースの患部周囲に影響範囲を限る固定点をもうけることで部分リリーススポットがクールに解けるように

・いままでの垂直加圧とずり圧から、患部へかける熱量が格段に伝えよく強烈に作用されるスクリュー圧へ

・特に四肢を通して四肢およびそれに関する胴の部位において、
 四肢を持って関節を正常位置につなげる操作を丹念におこない、いっきに深層部のゆがみの変化を起こすこと


などがおおものといえる、ここ半年に施術課題として取り組み臨床まで落とし込めた点です。
これらはすべて<お客様に対しての痛み等の負担が軽減するかまったくないようなリリース法>なのです。
筋膜の癒着部を安全にリリースできる伸びが増すことにもなりました。


このような新たなこころみを有機的に施術に取り入れたことで、
一昨日前のお客様には以前の施術との変化を感じたのでしょう。



ただ今回のお客様のコンディションは、ココロが安定し、以前よりも過緊張で起きるゆがみが少ない状態だったし、
左脚部大腿部が左側腸骨の上前腸骨棘を下方に落とし込んで左右屈や前後屈などを起こし腰椎のねじれを作っていたが、
そこのリリースに丁寧な対応を股関節や足首、膝、脛骨腓骨、その骨間膜などから鼠径部の問題など1時間半かけた。

この部位は急性とはいえない昔からの癒着が表層にあらわれ炎症もあらわれている。
今回はこの部位のリリースが丁寧におこなうかどうかで、
施術後の状態が天地ほどの差が出るといえるような違いとなる。

これですっきり左右の骨盤の傾斜を消せるまで微調整をするのに時間をかけたものの、
寝ている状態と意識はあって耳は聞こえていて周囲の様子は察知するがカラダが寝ている状態を行き来しておられまして。
それによって、
「今日は脚はあっさりとしか解かなかったね」という、言葉が。^-^;

慢性の凝りと急性の凝りが左脚部の前に溜まって炎症の強い部位があったのですが、
その部位をアプローチするときに、寝ている状態と特別な意識状態を繰り返していました。


カラダが寝て意識がある状態に移行するのはボウエンテクニックの特徴です。
その意識状態になると時間の経過感覚が消え失せるので、
それででた言葉だったのでしょう。

おもしろいですね〜。

またこの意識があるがカラダが寝切る状態のときに、身体内部の微調整が自動でおこなわれます。
カラダの部分部分が、ぴくぴくと微痙攣をおこして凝りを自らほどいていく、良質なリリースが起こされている。

その様子を観察しつつ施術は進められました。



それらが総合されて、
今回の施術は彼にとって痛みや負担がないまま終わり、
ちょっとあっけにとられた様子が見受けられました。


ちなみに半年前のそのお客様の身体は、肉体的なストレスも蓄積していたかもしれませんが、
それ以上に肩の力が緊張として抜けなくて上半身が実になって下半身が虚というアンバランスがあり、
上半身の筋に入り込んだひどい炎症が、脇や前胸部、首、喉、その他にそこかしこに散らばっていたのです。
その部位がリリースされるとき痛みがひどかったんですね。
急性の炎症は、一円玉ほどの重さの圧をかけられても激痛なんです。

それが今季は彼の仕事上のストレスが急激に消え去ったおかげか、
上半身の凝りを貯めるようなプロテクター筋のショッキングな塊が消えてました。
それが本人には気づかないうちに起きていたことで、
それもあって、より痛みの抑えられた施術となって感じられたのでしょう。



めでたし、めでたし。 ^-^
posted by スズキ at 11:34| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月29日

半年前の施術と昨日の施術で感じた変化のフィードバックから「首以外は痛みなくあっけなかったな〜」とのこと。

昨日の施術で。

お客様という側面もありますが、
定期的に外食等を申し合わせ互いの情報交換をさせていただきます。

昨日、10枚に及ぶ過去からの運転免許書を持ってきてくれました。
過去からの自身の顔の位置、肩の位置等がそこにあらわれています。

彼の仕事に活きると思うのですが、
物事のアバウトな把握にとどめず、
「正確に」そして「細密に」かつ「実証的に」。

自身の身体に対してもそのような感性が活かされています。
自身が施術を受けて感じたことをフィードバックをしてくれるのです。

前半、今回は左脚部前が硬化が強く左側腸骨前方が下降し、
それが全身の左右屈に影響を与えている。
それをリセットさせるため、1時間半をかけ左脚前側を精密なリリースをしていった。

そのとき彼は、寝息を立てていたときと、意識はあるがカラダが寝ている状態でして、
そうなると時間の経過感覚が消え失せてます。

それもあってさ「らっとした施術でしたね」と。 ^-^;

前回の施術では彼のカラダの芯に軸ずれをもたらす起立筋群を含む膀胱経の左にきびしい状態があった。
そのためそこから派生した急性用で負担影響が出た部位を各適切に解き進めていく。
そうなると急性の緊張しっぱなしによる凝りが大半を占めるため痛みの表れが出てきた。

だが今回は、痛みは、とある一部を除き、ほぼなくてかえってそのことに当惑していた?

私が
・「朝顔の手の操作」を施術に活かす、
・ボウエンテクニックの手技でもちいる「ムーブの変形」を多用する
・その他、経絡の特別な性質をもちいた扱い方
それらにより癒着した筋膜のリリース深度が深まっただけではなく、
お客様への圧の当たりの感覚は変化が起こっている。


ただ一部を除き痛みがなかったという、一部とは。。。


それは「頚部」のことです。

頚部脈管.jpg

前回の彼の施術では頚部はリリースをしていたが、
それは半年以上前の施術であり、
それ以降に急速に研究が進んだ上記にあげた朝顔の手の操作やムーブを使ってはいなかった。

それでは頚部の深層に変化を加えるのは危険がある。
その時々の私が安全に施術で解ける範囲内のことを施術の現場でもちいてますので、
以前は経静脈に筋が癒着が進んだ部分を解放するまでにとどまっていたのです。

肩が右に上がり、首が右へと曲がり続けているため、
頸椎の椎骨内を通る椎骨動脈の右側の詰まりがでている。
主だって椎骨動脈は、椎骨のそれぞれの頚椎椎間板の詰まり等の位置ずれに影響されることにとどまらず、
後頭骨が下方に食い込んで第一頸椎のずらしを作ることで悪影響を及ぼします。

頚部の横に主要頸動脈がありますが、
左側頸動脈は斜角筋および胸鎖乳突筋、肩甲挙筋と首の横に位置する筋の根深い凝りが影響して血流を部分的に停滞させている。
頸動脈の血管を首の骨化と言える硬さに変わった筋肉が圧迫してもいますが、
長い年月をかけたデスクワーク中心の労働をなさっておられる方の多くには。
さらに、首の骨化した筋に頸動脈の脈管が部分癒着しているところがあります。

それに首は神経が点在しており、それら神経が首の筋膜に癒着が進んでもいますので。
そこが特にリリースには不快さが跳ね上がる影響が現れるものとなり、ムリができない。

そのような現状把握は、脈をとることが慣れてきたおかげで、以前より以上にできています。
いまは朝顔の手の操作で精密な方向や力の加減で目的の筋を把握し、
ボウエンテクニックのムーブで患部状態を直前の状況把握をまさにおこなったという状態検査とリリースを一体化させたことができています。
リリースをおこなうのは私の指ではありません。
頚部の筋膜リリースには指先はなじまないのです。
だからもちいるツールとしてたどり着いたのが、
ベン石温熱器と加温されたベン石スティックで、
首をリリースする前には首から腰部にまで延びる起立筋群を30分以上ホットストーンの敷石で加温させ緩めておく下準備をするのです。
このようにしておくと交感神経優位の状態が落ち着き、副交感神経へとスイッチが入るため、
首のなかの癒着をはがすときにお客様への頚部へ触る際のショックが大きく軽減できます。


私の記憶では、彼の頚部の施術をした前回のとき。
頚部のリリースにベン石温熱器とベン石スティック、そして起立筋部のホットストーンは用いていました。

それにより初めて経静脈という頸動脈に比して浅い部位に位置する血管の圧迫部を外すことができたのです。

ただそれより奥に位置する頸動脈はその動脈周囲にある神経の絡みつきもあり、
その部分を検査とリリースが一体化できたものでなければ解くのはできません。
そういったところであったため、
首に内包した凝り状態の前回は中間層にまでリリースを進められたという状況。

そこより奥まで手技の圧や手を伸ばせば、
それでは雑味のある手圧によって与えられた衝撃により頚部の頚椎ずれが人為的に引き起こされ、
障害が出てしまうことが推測されます。

頚部は、マジメに他者圧迫が入れば危険な結果を引き起こす筆頭です。
一時的な意識障害(気を失う)やその後に継続し続けるむち打ち症に似た悪影響が残されます。


ボウエンテクニックのムーブを朝顔の手の操作でおこなうという工夫を重ねることで、
患部の現状把握の密度を高め、それと同時に施術をするという流れをもたせることで、
障害リスクを削ることができ、首の癒着した筋同士や血管の癒着部のリリース深さを増すことができるようになりました。

その結果、首の筋肉が、気管支を強く圧迫していた気道の悪影響を低減させることもできましたし、
首前は舌に関する筋が複数配置されており、それらの快方も進ませることができました。

それらは以前の私の技術で触れば災いがでるため、ダメージがあるなとはわかっても触らなかった個所です。
触れなかった個所といってもいいでしょう。

というか、通常の整体院ではこのような部位のリリースをするという概念がないのです。
頚部が解かれて変わったという口コミを得た同業者の方からの問い合わせが、
おかげさまで徐々に増えています。



考え方として、そういった難易度の高いところに手を出さなければいい、、、という意見もあります。
作業の手間もかかりますし、下準備として陰の研究には膨大な労力を惜しまないようにする必要もあります。
そればかりではなく、手技の性格上、深刻なダメージを含んだ首という、
すでに壊れかけた組織か壊れた状態といえる筋の動きが影響がでて、
頸動脈等の脈管や首の神経などに手技は触りが出てしまう危険もあるので、責任問題へと及ぶことも考えられます。

ただ大阪府知事 吉村 洋文氏がコロナ対応で、
「できない理由をさがすのではなく、できるための理由を探すんだ」と言ってましたが、
私にとって施術の勉強でもそのような考えが必要なこともあるのです。


実際に頚部リリースをさせていただくようになり、
どのような部位に凝りが頻出して、それにより各人がどのように影響しているのか。
それらは施術の教科書にないようなことが判明してきて、それがわかることで次に進める。
そのような良質な研究の繰り返しで理解深度がでてきています。



昨日の彼の場合。
数十年もの期間、コンピューター関係の第一線で働かれている。
システム設計とシステムエンジニアとしての立場もあります。
それはデスクワーク中心ということで、
その業種についたときの免許写真から彼の首のゆがみが現れました。

だからすでに首の芯に入る筋のコリの癒着は動脈の脈管にべったり。
数十年もかけて癒着を進めて深めている場合は、
そのような組織は凝りが常態化して慢性的にその周囲の組織との間が近接し、
本来はあるべき油が刺してあって組織同士の間仕切りが失せてしまいます。

本人的に、それに不具合を感じる人もいれば、
不快さに慣れてしまって不具合さえ感じられない麻痺が進んでいる人もいます。
後者の麻痺が出ている方のほうが、癒着化が進んでいる状態としては深刻です。

ただ最近では、
携帯電話(スマートフォン)を持って歩き見る人が増えていて、
この場合には手でスマートフォンを持ち上げ続けることから、
長時間のデスクワーク以上に斜角筋や肩甲挙筋の凝りを創り
頸動脈の脈管との癒着が進みますので注意が必要でしょう。



彼の場合、特に左が厳しさがあって、声帯隔膜への引き連れる影響が出ている。
そういった、前回の施術では触れられていなかった場所のリリースにも入って、
そのときに頚部の炎症部の麻痺が進んで痛み等の不快さが失せたところに痛覚がよみがえると。。。

別にそれほど痛さもないだろうと油断した炎症の麻痺したところへ血流が出始める。
すると「えっ!?なんで、なんで、なんで。なんで、こんな痛いわけなの!!」と、
あわてさせられるというところがあります。



今回の彼が感じた痛みがでたところは、こういった炎症が麻痺したところが感度が戻った首でした。


強烈な炎症があるのみではなく、骨以上の硬さにばけているため、かなり圧の制御を繊細にします。
圧が弱弱しければ患部には変化の兆しは見えません。
もし筋肉の長さや緊張度を調整するゴルジ繊維の誤動作程度なら、頚部のカウンターストレインで、
それは十分にやさしい負担のない調整で済ませることができます。
ただすでに数十年も硬くしたまんまでそこの組織に栄養を送り老廃物を破棄する代謝が理想を下回っている場合。
そして組織同士の隔てを作る潤滑油が抜けきっているときには、
触れ合気をかけて対処するという、痛み具合を低減させる工夫を取り入れて発痛のコントロールをしたとしても解けません。



解かないままですませるか、解いて先に進むか。



その判断は施術を受ける本人に任されるものですが、
過去からの免許書の写真を持ってきて、この首の状態を改善したいと真剣に取り組んでいるというのですから。
解かないですませていいですかという話にはなりません。 ^-^)



施術のはじめ前に、右肩甲骨が外旋する位置ずれが常態化しており、
そのままの位置にとどめれば首へのダメージ影響は再発する恐れが大きいとして、
それを食い止めるためのノウハウの一環として、右手で朝顔の手の操作の練習をしてねと勧めました。

あとは左脚部の腓骨脛骨の動きが起きていないことにより、全身への左右のずれが生じてましたから、
その点の意図的な操作ができるように頑張ろうということで、やり方を。
ただ、手の練習はどなたでもできるものでしょうが、足は、、かなり難易度が高いので。
こちらを彼がどう変化させて新たな意図的に選ぶ理想の下脚部の操作を身に着けるのか?

そこは興味を持って見つめていきたいと思いました。




私の個人的に受けたフィードバックとしてのうれしかったところは、
施術後に以前はカラダに負担が感じられたが、
前回よりも、リリースをされた筋膜の層は深まったにも関わらず
今回はそのようなこともなく「あれ?」というほどだといいます。


細かいところまでしっかと感じ取れる彼からのフィードバックは、
私には想定内のことでもありましたが。。。
ですがここまで施術上の負担が軽減してあっけなかったといわれるとは思ってもいなくて。


少しずつこれで万人受けしそうな施術になってきたなと感じられ、
おもしろいところへ落とし込めてきたなと。
その適切なフィードバックに感謝して、
さらに技を磨こうと考えました。
posted by スズキ at 21:17| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月19日

脛の脛骨と腓骨に挟まれた筋肉、前脛骨筋・後脛骨筋等の緩めていいところまでの下準備にこぎ着けたこと

昨日の施術にて。

コロナのなかですが月一度の定期的に
アフターフォローの施術で、ここ半年以上受けていただいているお客様がおられます。

私の施術をお受けいただいているお客様のほとんどの方々が、
東京品川の私のところへとお越しいただく際に、8割方のお客様は1時間以上の時間かかります。

こちらのお客様は東急線沿線にお住まいで、おいでいただく移動時間が最もかからないお客様です。
「私は、おそらく鈴木さんの所へくるのにも一番近いのでは?」とおっしゃっていただき、
足を運んでいただいておりまして、、、感謝いたしております。



これから書かせていただくことには個人情報にかかわり
詳細を書かせていただくことはできないことをご了承ください。

ただ、とてもうれしいことがありました。 ^_^)


私は手(や頸動脈)の『脈診』をさせていただいても、
お客様から口を開いてぜひわかったことを教えてとおっしゃられない限り、詳細をお話することはありません。

問題はない「平脈」という理想の脈状の場合は「大丈夫ですよ〜」の一言でいいわけですが、
脈管の硬さが硬かったりぐにゃぐにゃしていたり、脈が速かったり、脈管が太く大きくなったり細く小さくあったり、
他にも様々な状態を読み込んで、それらひとつずつに背景となる問題ある状態が隠れています。


たとえば、たいしたカラダの問題がなくて既往症がない基礎疾患がないといわれる人の脈を診てみると。
おっしゃられるとおりに問題がないようなケースもあります。
ですが、繊細に脈状を読むと、気血津液の基準が下がってたり行き過ぎていたということが見えてきます。

私が脈診を学びだした段階で、多くのお客様や元気な知人等の脈診をして気づいたことですが、
バイタルサイン測定も大事ですが、そこにあらわれない状態が読み取れるって便利だなと。

そう感じたものです。

そして元気な知人という中には同業者の整体やカイロプラクティックの先生方が過半数だったため、
左右の脈の差があるのはおそらくこういうことで、気の送りが弱っているので肝臓が、
そして脈を診るにも強めに脈管部を押し込まないとわからない沈脈なのだから、、、
などと知っていることを様々な同業の方で、私がまだ脈診の修行の身とわかっているとのことで。
脈を診て、そこからわかることを解説するのにも40〜50分かかってしまったことがあります。

それを施術中にするようになると、施術の手技をする時間を削られてしまいそうだから、
よほど知りたいという申し出をいただかない限り、私自身の胸の内で得た情報を参考とさせていただいて、
それを手技に活かすということに徹底しています。


昨日お越しになられたお客様は、自身の血液循環の様子がたぶん何らかの問題があるだろうということを、
いくつかのわかりやすいエピソードを交えてお話をいただいておりました。

私が脈をみると、そのような傾向が見受けられております。


それもあって胸郭の拡大固定の改善や起立筋部位の深部にわたっての凝りが骨化したような状態を、
そして首の頸動脈では左右の脈が別物さ加減がかなりの強さにわたっていたところから頚部のリリースが、
そこは私の内心、早急に推し進めて解いていければ安心できるのだが。。と思えていたところがあります。

循環器上の血の巡りの悪化が、カラダの皮膚近くの冷たさでとどまっている場合はいいのですが、
それが特定の血流がその人にとって滞りやすい臓器に血の巡りの悪化が起こると、
それが続けば厳しいことも起きるようですから。

私は脈をさりげなく観させていただくのですが、
半年以上前のときにはあまり脈でわかったことについて詳細解説をしたくない点がありました。



ただ、それが昨日、お見えになられたときの、左右の鎖骨がベストポジションでした!
左側が末端がXp、右側がYp、かなりの強い位置の変位があったかつてのことを、よく覚えています。
腕の脈も「えっ、平脈???多少、軟脈で沈だが、今までのことと比べれば、非常にいい成績だ!」


内心、私はそのことに感動していたわけです。


いままでならば腋下の凝りが何度解いてもかつての強い凝りが、解かれた凝りの下から現れるということを延々繰り返し、
蓄積した癒着し骨化した筋膜の在庫を削りとって、削り取って、、を繰り返してました。
お客様にとって、これはかなりの苦痛をともなうことなのです。
よくがんばられました。

そのような前段階を経て、
昨日は案の定、腋下の凝り続けていた部位が緩みをたたえた状態で保持されていました。
それにより鎖骨の外方の末端、肩鎖関節部分が正しい位置に、私が姿勢を修正する前にいてくれたのでしょう。

一ヶ月の期間を通して、この状態を、お客様の自分の身体を愛する思いを実らせて、
とてもやさしさを持って手をかけてこられたことがわかります。


年齢が進むにつれて、体内のコラーゲン生成の量が減少し、体内水分量が減り、代謝力は減じられるのです。
他、様々な理由から、一定以上の年齢が過ぎたときには、
「現状維持」が主たる目的になり「確実な改善曲線を描きだす」という変化を、その身であらわされることは少ないのです。

たとえば60代半ば以降のお客様が一般的な施術院で施術を受けて改善したといってみても、
それは施術直後に視られる一過性のことで戻りが強いものです。

カラダのゆがみが元あったゆがみに近づいていくというのも、
そのようなゆがみを付けておいたほうが動作のミスを補正するプロテクターとして有利だったり安心だったりするなどの
補完作用が強力に働きますから。
ゆがみは自ら無意識下で作られて極力の現状維持という、自分にとっての安心感ある親しんだ状態へ戻る。

そこのしくみを熟知していれば、お客様自身が確実に改善された状態を意図して維持し続けたことがわかります。
ゆがんだ体でいるほうが、何も考えないでも体をそれなりには支えてくれるものなので、
思考を放棄したところでの楽さはあるのです。
お客様自身が責任をもって自身の身体の改良に着手して、
自分の身体に気づき、セルフケアもしていたといいます。


また、今回は右肩が柔軟で状態が良かったが、
左肩が凝りがありました。
それについて、本人から「私、バックなど荷物を左肩にひっかけて持ち上げるからかしら?」という発言が。。。

私が、そのようなところを見つけて指摘をすると、
人は、人情的にも「いやいや、そればかりじゃないだろうからもっとよく観なさいよ」という気持ちになる。
素直に聞き入れてみたい自分と、そうでもないという自分があらわれてバトルをすることがよくあるのです。
それが、自分でとりあえず正解かどうかはさておいて、仮説を打ち出してそれを検証するという手順を踏んで自己観察が始まると。。。
自分が述べた言葉には、ストレスなく自信をもってあってたら勝利として喜び、
そのプラスの感情は一瞬で賢明な動作や姿勢、所作の選択をするよう脳内のパターンを強力に書き換えてくれるのです。


なのでバックを左ばかりじゃなくて、右にもかけたら、左の肩の凝りは減るかどうか検証してみたくなる。
そうなってくれたら、私はそばで、ほほえんでいれば十分です。


そのようなところも、みずから試行していかれる姿を、帰り際のバックの肩へのかける様子で見せてくれました。 ^-^
ありがとうございます!


そのような以前とは違った安定した身体状況を見て、
いつもなら、かなり念入りに解き続ける定番の個所は解く必要性が大幅に減じられました。

そこで昨日は、前脛骨筋・後脛骨筋といった腓骨と脛骨の間にある骨間膜や筋肉を、非常に時間をかけてリリース。
この部分は手技で靭帯性関節ストレインや施術者の指だけで解くなどは、
ほぼできないといえるほどの硬化が進んでいたもので。
ムリに圧をかけて行けば、骨間膜に傷がつく恐れがあります。

ただ、ありがたいことに、ベン石温熱器の小型のもので加温し緩めた状態を作ってから、というノウハウを独自に開発。
そのうえベン石ではかえって芯に届かせづらいところへのリリースには「排酸棒」で。
それにより精密に傷つけないよう解き進みました。

この部分のリリースは、マジメに後脛骨筋の硬化が数十年以上の慢性化した凝りなので。
そこへのアプローチは、改善成果があらわれづらい。
それだけじゃなく、脛骨と腓骨の隙間に入り込んだ前脛骨筋の後面と後脛骨筋の前面ほど掘り出すのが難しい場所はない。
「排酸棒」を使えばいくばくかのリリースのしやすさは得られるでしょうが、
それでもほとんど解けてはくれないはずです。
それはなぜかというと、脛骨と腓骨の隙間が狭く、そこにリリースが起こるように手をあてがったとしても、
深い部分に癒着が沈殿している状態で、そこには圧等を届かせられることは難しいだろう。

ムリにここを解こうとすれば、脛骨腓骨の、腓骨に対して変位が起こされて、リリースどころか、
カラダのゆがみが助長されてぎっくり腰になって終わりということに陥ってしまう場所ですから。


ただし最近、このようなリリースが不能だよと言ってしまうしかなかったところにも、
リリースのメスを入れることができるよう、私の手の使い方を磨いてきました。
それと頼もしいこのようの場のリリースにも対応できる、本当に便利な施術道具のおかげで。
着々とその場所のリリースを進行させていくことができました。

そして、もしお客様のカラダの状態が芯がまだ硬すぎるという時点では、
この前脛骨筋、後脛骨筋のリリースは痛みが強く出すぎてできないのだ。
それがすでに積み重ねられた施術での筋膜リリースの量により、
血液循環が非常にスムース化されていける傾向に導き出されて。。。

並大抵ではない慎重さで、私も息を止めてミリの半分の精度でこの場所を強圧することで解いていきました。
この部位だけで1時間以上時間をかけて多層化された癒着の層を、着々と解いたため、よい仕上がりになった。
特に前脛骨筋の緩さは、私にもこのお客様のこの部位の硬さは、十中八九かなり昔に作られた慢性化過ぎる凝りで。

このような条件下では、弱い圧では、筋膜をはがしリリースして緩めるには、あまりにも意味を成しません。
だから、時間をふんだんにこの部位のリリースにかけようと腹を決めて、
骨化した筋膜の解けるやり方を30年以上研究した成果をつぎ込みました。

そのときにお客様から「第二の心臓につながる部分を解いてくれてるんですね!」と。

まさに私の意図として、脛骨と腓骨を別々に動かすためという目的がひとつと、
もうひとつがお客様のおっしゃられた「第二の心臓」の活性化を目論んでのことです。

よく、よく。
施術者の意図をよくわかっている方です。


かつての施術でも、当然、この前脛骨筋のリリースは試み続けました。

ですが胸郭の状態が拡張し固定しているという胸骨や肋骨、肋軟骨がことごとくずれている点が、
そのお客様が被る悪影響に直結しているものでしたから。
胸郭部分が硬化が強すぎて呼吸筋が理想量からだいぶ削られた状態でしか代謝されておらず、
血中酸素量に問題があるというのがわかる。

この部分が復活して血中酸素量をあげられるほど呼吸筋の活躍を目の当たりにできて、
凝った筋内部に酸素を持ったさらさらな血が入れなければ。。
どのみち、前脛骨筋のリリースをお客様に痛みをこらえてもらって解いたとしても。。
即座にまた骨化が現れていたちごっこがはじまるだけです。

そのようなところは解くための準備がなされてから解くべき。


この前脛骨筋等の部分のしこりの入り方は深く、昔に高めのヒールを履いたことがあったのでしょうか?
脛骨と腓骨の二つの骨が一体化しており、別々の動き方を拒んでいます。
この状態では
1. 大腰筋が使えてない
2. 呼吸がしづらいまま
3. 腸骨の正常な動き回転が起きない
その他、いくつもの制約や制限が加えられる状態です。


そのようなところですが、
まさに機能が前脛骨筋と後脛骨筋への深層へリリースが進められて正解のところまできました!



私的には、この前脛骨筋等は、ずっとやむを得ない気持ちで、脛骨と腓骨の機能が削られてるけどしかたがないし、
第二の心臓として、足先まで流れた血液が、ふくらはぎのミルキングアクションが、ほぼほぼうまく活用できずに、
足先へ流れた静脈血を心臓に戻す力が減少しているのをわかっているから解きたいけど、
いまは我慢して、そこに至る基盤を整える突貫工事を徹底するしかないとしてやってきました。
(※ ミルキングアクションとは血管に作用するふくらはぎの筋肉のポンプ作用の事です)

また首凝りの芯が骨化したほどの癒着があるときには、前脛骨筋等は解きすぎれば、
首へ危険な状態に陥るリスクが非常に増すので。そのような点も考慮しなければといてはならないかと思います。


そして、そこにようやく、安全で、そしてどうにかリリースが耐えられるような状態に下地を作れて、手を伸ばすことができました。

そして施術の最後に軽くだけさりげなく左右の脈を診させていただきましたら。
先ほどは沈脈といった力が失われた虚証に陥っていたものでしたが、
それもすこやかに平らかになってバランスが安定していることがみることできました。
左右の腕の脈の状態が、かなりちぐはぐしていたところも、均衡が取れてきている。
いい感じですね〜。


^-^



お客様が、自身の身体の状態をどこへ落ち着かせたいかで、
施術での手助けのし方は変わって、関わり方もでてくるものですが。
私の感じでは長きにわたる施術の道のりが、報われたような気がして。

お客様も幸いですが、私もこれはと思えるようなうれしいことでした。



posted by スズキ at 15:16| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月18日

排酸棒をつかったらセルフワークでボウエンテクニックの手技が効果的に実践できた!

セルフワークでボウエンテクニックを。。

ボウエンテクニックの手技について、知らない人は、ごめんなさい!!
効果的に少ない刺激でカラダの状態を改善できる施術手法とお考え下さい。 m__m


独り暮らしの人にとって、
他者への施術法を学んでも活かしようがない。

私には、わかる。。。
私の立場が、そうだからです。


私の場合。
長時間の施術は施術をする私の頚部の硬化が著しくなり、
みずからの頸動脈や気管支を詰まらせる。
食道まで圧迫感を感じはじめたら、マズい状況だ。




まぁ、、、深層筋をリリースするという手技は、
通常、長くても90分で終了させて休養を取らなければならないのだから。
それが常識で、間、かならず20分は休むことが必要だから、
そこを目をつぶってやっています。

だから苦しむようなことになっても、
そこは承知の上です。

私が深層筋の施術の修練は今年で終わるでしょう。
その道理がわからなければ具体的な次が見えない。

私はそのような知識やノウハウを携えて、
ボウエンテクニックのようなソフトな手技、施術へ変更する予定でいます。
長く充実した施術ができるスタイルへと
移行する道を模索しようと考えています。


それはハードな施術をする先生たちの皆さんは、
高齢になれば現状維持の施術は難しいことですから、
避けては通れない路ですが。

私は、深層筋をリリースできて見えることがあって、
そこが得られたらボウエンテクニックのような
ソフトな手技に移行しようと。
施術をはじめた当初から考えていました。



だからこそセルフワークでも
ボウエンテクニックの手技に真剣に取り組めれば、
自分自身と向き合う時間となるでしょう。


自分の手掌でボウエンテクニックの特徴であるムーブという刺激を加えようとしても、
自分自身に向けておこなおうとすると、思うように刺激がまったく入ってはくれない。
自分の手ではできない手技が多すぎて、どうにか工夫をせねばと考えていた。


そうして、ようやく一つの回答が得られました。


「排酸棒をつかえばいいじゃないか!」




両手で一本ずつ排酸棒を持ってボウエンテクニックのムーブを自分に施すと。。。

「あっ、これ、ボウエンテクニックになってるじゃん!」


カラダの状態からボウエンテクニックだけでは補えない箇所もあるから、
そこも排酸棒を活かして独自の深層筋をリリースする手技をおこなうと。。。

排酸棒を思いついた当初、ここまでうまくはまると思っていなかったほど、
カラダが楽になっていく。


ボウエンテクニックは。
手技としては経穴を経絡ラインをとらえつつ刺激をおこなうようなもので、
うまく刺激が入ると、どうしても自力で緊張が抜けずにこわばっていた肩や首や腰などが、
どさっと思い重しをおろせたかのように緩み、落ち着いた場所へと移動していく。

人は、カラダの緊張を無意識に必要なものとして作り出した場所に置いては、
みずから緊張していると気づけずにいる。
そういったところは、ストレッチやマッサージ等でぐいぐいとかのびーとかしても、
緊張の糸が張りっぱなしで硬化が抜けないのです。
加重な負荷をかければかえって神経の緊張は増し、
一時は楽に感じても、しばらくするとさらにきつくなって身を縛ることに気づくはずです。

そういうのは、よくないですよね。



そういったものを効率的に抜いてしまうのがボウエンテクニックの手技のいいところ。
自律神経系でいえば交感神経が優位になりすぎているため抜け出せない筋硬化部分が、
交感神経のスイッチが切れてリラックスして復活モードの副交感神経へと移行する。
それは目には見えないが、大切な治療モードの神経系の移行が起こっているのです。


排酸棒をもっておこなうボウエンテクニックのセルフワークでも、
そのような神経の緊張が抜けてクリアになる状態を体験できました。
それを感じた瞬間、これは自身へのセルフケアと勉強にいいと実感。


小一時間、セルフワークでボウエンテクニックをしてうとうとしていたら、
首筋の凝りが半減かそれ以上に。
芯の凝りがリセットへ向かってくれました。

ボウエンテクニックの場合は、首にかける圧を少なくしながらも効果が出せるときがある。
慢性的な凝りと化した人は、すでにその部位が骨化していて、
それでの対処は効果的ではないので筋膜を深層までリリースする直接圧が妥当だが
私の場合は、急性でできた首凝りですから。
芯の部分は柔らかみがあるので、ボウエンテクニックの手技でも対応できるのです。



posted by スズキ at 11:10| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月15日

【施術のお稽古】握らず、つまむのが極意 ^ー^

【施術のお稽古】は。
いきなりできなくてもいいので、
「そういうことがあるのだな」と知ることが大切。
すると最初はできなくてあたりまえですが、
そのことを知らなければ、なんら違和感を持たないですることに対し、
「あれっ?なんかもうひとつ、必要かな。。」という目ができること。

それができると、大胆に不都合となる癖づけをしすぎることがないのです。

一度付けた癖は、ほんとうにそれを抜くのが難しいんで、
癖付けられる前に『型』を見て、知って、稽古すること。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



体力測定で、握力計をにぎる。
「ぎゅーっ」と力いっぱい握ると、成人男性では50Kg前後、成人女子では30Kg前後。

握力計をにぎる.png




変なことをいいます。

一部の施術をする先生は、
最初のトレーニング段階で握らないトレーニングをするのです。





考えてみてください。

50Kgの握力を持つ男性に、ちからまかせに「ぎゅーっ」と握られたら。。
けっこう痛いんじゃないでしょうか?
自分の右手で左手をギュっと力を込めて握っても不快さがありますが、
それが他人にされると不快感は即効で恐怖心に変わるのです。
その瞬間、筋肉をきゅっと委縮させて抵抗しようとします。
皮膚抵抗値も、その時点で平素よりも高まっていくのです。

そこは動物として身を守る的な条件反射による仕事です。
無意識のうちに、その流れは遂行されてしまうのです。

すると施術者が刺激を送り作用を起こそうとしたくても、
患者側はカラダの表面で外部刺激をブロックしています。
カラダの内部に有効な影響を浸潤させられなくなります。


「だったら、そんなぎゅっとにぎらなきゃいいんじゃない?」と考えるでしょう。

それでだいぶ持たれたときの不快感は軽減できます。
一般的には、これでよしとされるところでしょうか?

ただ人の握力は繊細にコントロールできるようでいてそうでもない、って知ってますか?
人体の質量や形状や持ち手などの異なる腕、頭、足などを持ち上げる必要がでてきます。
そしてこれも人それぞれ、重さも形状も違うのです。

それに見合った絶妙な握力加減なんか調整できませんよ〜。
そんなことできている人、存じ上げません。
基本、施術をするときに適当に「こんなもんじゃない?」という目分量で手足を握ってしまいます。
まぁ、患者様側はよほどでもない限り耐えてくれますが、不快さを感じてないわけではないのです。
というのも、
さっきの握ったときの握力が10キロだったが、急に5キロになって、次に15キロになどとなるわけです。
支えてもらう握力の強弱があると、やられる側とすれば、
「強く握られるんじゃないかな?」とか「握力が下がりすぎて落とされるんじゃないかな?」とか。
自分で予測できない他者のやることです。
この時点で身を緩めるリスクを本能は感じ取り、筋硬化という鎧をつけざるをえなくなります。

「じゃ、施術者側が5キロの握力をキープし続ければいいじゃない?」と考えていただくことも。。
でも、それは施術中ですから、手放して元の位置に戻したり、再度持ち上げるを繰り返すうちに、
確実に数キロ単位で握力はばらつきをしめしてしまうのです。

そのばらつきの量にもよりますが、
やはり自分では予測できない他者からの刺激は攻撃にも相通じるものです。
その攻撃にも通ずる刺激の与え方は、施術をする側には


握力でぎゅっとする方法で患者様をつかみたくない。

そこを避ける通り道を模索するわけです。





下図をご覧ください。




握るとつまむ.jpg

左図:一般的には指先へ力を込めて「ぎゅっ」と『握る感じ』で工具を扱うでしょう。
ですがぎゅっと力を入れて握るとわかるのですが、その時点で【手首が固まってる】のです。

右図:工具の柄を包み込むようにし手の型を固定します。
それから手の指を工具の柄に添えた状態のまま、握るときの反対方向へベクトルを感じます。
私のイメージでは、持っている・握っているのではなく、『つまんでいる』。
このときは【手首はしなやかなままで思う通りに動かせる】のです。


手首の柔軟性は施術をするときに、身体の凹凸に絶妙に沿わせたり、圧を正確に方向づけしてかけるにも最重要といえるものです。
手首が硬くなると頭部を乗せる首本体もぎっちぎちになって、視野狭窄が起きます。
患者様のカラダの生情報が見えなくなります。
一瞬ごとに刺激を送れば変化が起きるのです。

そこを汲み取るときに施術者側が手首を固め、その結果から頭部の首を固めるなら、
施術の勝負に重要な情報収集ができず気づかず勝負は独りよがりのまま敗退します。



握ると屈筋操作・ひっかけてねばりつかせてつまむのは伸筋操作。

うまく後者の伸筋操作をこころがけたいですよね。

ここの『型』が身についただけでも、
自身の身体全体の気の流れは着実に変わるでしょう。


文章で読んでもイメージしづらいと思いますが、
いろいろとこの感覚は応用が利く範囲が広いので。
関心ある方には直接の機会を得てお伝えできればと思います。



【補足】
昨日のブログの尺骨を取ることと握らずに尺骨にフィットさせてることを同時にすると、
患者様の腕はよく施術者の操作につき従ってくれます。
患者様が仰向けに寝た状態で、
術者があっちに、こっちにとポイントを押さえて動かすにつれて、患者様の肩はなめらかに動き始めるよう変化します。
これは要領さえつかめれば誰にでもすぐできることです。

この状態で術者の手掌腱膜の中心を一点に決め、肘固定をして動かさずに患者様の尺骨保持のまま円運動をすることで、
肩に作られたバリヤーで動けなくなったブロックが崩されさらに患者様の肩の動きはスムースに。
みるみるうちに変わっていくことがあります。

ただし注意しなければならない点があります。

患者様が立位状態で、術者がこの手掌腱膜の回転操作をすると、
患者様の重心を奪いつんのめらせたり、
やりすぎると合気の投げ技になり、
もんどりうつことになり危険です。


尺骨をとらえられるよう持ち手の位置を追究すると、さほど力が使われなくても技が決まります。
施術ではこの投げにつながる円運動があることを知っておいて、危険のないよう使うようにします。

ちなみに、患者様の腕を「握る」とこのような投げ技となることはありません。 ^-^
そして患者様の肩のゆるみ具合も悪くなります。
posted by スズキ at 10:36| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月05日

ぱっと外から観ただけでは隠れていたムシは見つけ出せない。それは身体の奥に沈んだ病も同じことだと思います。

いま、趣味で栽培している『オーヤトゥルシー』というホーリーバジル系のバジル。

とてもいい香りで気に入ってます。

ただ屋上のスペースも限られており、種を200粒購入。
プラスチック製中程度の大きさの植木鉢に密に撒き順調に根付いて伸びました。

ところが。
ヨウトウムシ、アオムシが大発生。
葉もボロボロ状態。
ヨウトウムシは花の付け根より少し下を噛み切ってしまい、
花も落とされる始末。

その落とされた葉や茎は、
部屋で容器に水を入れて浮かべ芳香剤代わりにしています。




いまのこの植物上の環境は、これらの虫たちには。
密に植えられた、風通しが悪い、食べ物が豊富にある、そして天敵がいない。

パラダイス。

なーるほど。
パラダイス。


いくら害虫を駆除しても、終りがない。
新手の卵が植え付けられてはまた戦いが続くのです。


そんな矢先、
農業系の専門誌をみると、
イノシシから農作物を守る達人が初心者に対策の秘策を教えるページを読みました。
そこに、いいヒントが。。

猪の被害対策の達人が、
初心者さんに「イノシシの目線になるように」つたえて、被害の出る農耕地を見渡すように言いました。

初心者さんはイノシシの背丈に身を潜めて、
畑を塞ぐ柵の高さを観た。
「この柵じゃ、低いから食べに行けるぞ」
(この時点で、イノシシが苦になる柵の高さがわかったわけです)

イノシシの目線から、自分の畑を見ると、
採っていきやすいところにおいしそうな作物がある。
それじゃ、食べに行くよな〜
とイノシシの気持がわかってきた。
何度かぱくついたら、また来たくなって被害が続く。
当然だよな〜と思えて来ました。

イノシシの目線のまま、どうしたら畑から作物を取りづらくなるか、考えてみて。

それができたら、イノシシの被害が消える。それがわからなければ、被害は続くんだ。

といいいます。



そういわれて、私もハッとしました。

うちのオーヤトゥルシーは、ムシたちの目で見てヨウトウムシやアオムシにはパラダイス。
そうなると「こんなところに住めるか!」と虫たちがぼやく環境に変える工夫をすること。


そこまでわかってくると、
密に植えられたところから、大胆に間引いて風通しを良くする。
本数を減らすことで、隠れる場もなくなる。

実は、市販でヨウトウムシ・アオムシを駆除するスプレー式の園芸薬剤があるので、
それをとっとと散布すればすぐにこの問題は終わるのです。
ですが極力、薬剤は使いたくないと粘ったことで、
いつもの自分の目線からではなくムシの目線が大事だと気づきました。
また農家が農薬を使いたくなる気持ちも、わかりました。。
どれほど捕殺駆除が、しんどいことか。
やったことがない人にはわからない。



ここで、人へと視点を変えて観てみましょう。

人は、時として病を得る事があります。

とうとつにその病が自分の身体を蝕み、
自分を苦しめるヨウトウムシやアオムシにやられたかのように「それを叩かなければならない」と感じることがある。
病を叩かねばと躍起になって、いろいろな薬やケアで終りが迎えられるまで叩き続けます。

そのときの目線は、
人がヨウトウムシ等を駆除しなきゃいけないと忌々しく思って延々に戦い、被害はとめどなく終わらないとき。
それと似ているような気がします。

ムシの側の目線になったつもりで、
その場の環境を眺めてみるように。
病の目線で自分の状態を眺めてみよう。

たとえば「いつも左腰のここがことあるごとに痛みがでるんだ」という悩みがあるとき。
痛みが出ているところの、その場の環境やそうなった経過を探っていくと、
解消の緒が冷静に見つけ出せることも出てくるかもしれません。




あと、余談ですがもう一つ。
ヨウトウムシやアオムシをだいぶ駆除したからもう大丈夫だろうと思っても、
葉や茎がぼろぼろになるペースは続いたのです。
目視してもムシたちが見えない感じだが、間違いなくいる。

そう感じて、手で葉を掻き分けてかき分けて。
手を使って探り出すようにして探索の手を伸ばしたら、
葉の裏に葉のすきまに、ところどころにごっそりといるのがわかりました。
目でぱっと見るだけでは見つからない。

かき分けて奥の奥まで覗き見ていくこと。
そのような必死に手をかけて探索をして、
はじめて前進なんだなとわかってきました。

病や疾患の目線で環境を探るときも、
それらがいる場を手でかなりガサガサと書き分けない限りわかるものじゃない。
「目でぱっとみてわかったつもり」では、
あとからあとから虫食いの新手は収まらないのと同じことが起きるのです。

そこを痛感。





私も施術では、手で触って、皮膚の下の温度、硬さ、ゲル状湿り気、層の分離、様々な視点で情報を読み取るようにしています。
そのように心がけてはいたつもりですが。
今回のムシの駆除では、手でほんとうにがさがさとオーヤトゥルシーがぽっきりいく寸前まで探すと、
ぞくぞく隠れたムシが見つかるというのがわかってきて。
ここまでがっつりとがさがさと施術中に人の体のトリガーポイントの探索がなされていただろうかと。
振り返りました。

もちろん、そんなガサガサした手では、やられれば相当に不快ですから。
やってはならない禁じ手です。

だが、代替え案で不快感を落としつつ探索を深めるやり方を見つけ出せないだろうか?
それができれば、体の奥のトリガーポイントなどからその周囲の血管、リンパ、神経など、情報を得ることもできるようになるのでは。
動脈や神経等の、傷害すると命に関わるものは体表からもっとも奥の部分を通り、
そこの情報を正確にキャッチする、それも手だけで触診で、、、となると難易度は高いものでしょう。

でも、この深さの組織の状態が病が沈んで進行したときに、モンダイが潜り込んでいるところなのです。
どうにか探り出す手を持ちたいです。

そのように感じるようになりました。



posted by スズキ at 17:32| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月27日

第二頚椎を触って、脊椎全体をイメージチェック!

とある人体の感じ方と介入のしかた。

頭蓋仙骨治療というオステオパシー系の施術があります。
そのなかにざっくりいうと「後頭骨」と「頚椎」の間が詰まった形でずれている状態を解消するための手技があります。
それは仰向けに寝たクライアントの首の裏側になる環椎あたりに指を置くやり方です。
(※ 首の真後ろのうなじあたりの頚椎に指を当ててください。首の横から当てると、頸動脈の止血となりますから要注意!)

頭を後斜めからみた図.png

今回は仰向けに寝たクライアントの首の裏側の、その環椎のもう一つ下の、第二頚椎という骨に指先を当ててみます。
この部分は脊髄神経以外にも多くの神経が束上に通っているところで、カラダの末端から脳まで、
ひっきりなしに重要なデータのやり取りがなされる通り道となっています。


第二頚椎を触り椎骨全体チェック中.png


そういった重要個所に施術者が指先を当て体を緩めリラックスした状態になり
第二頚椎から下にある第三頚椎、第四頚椎、(以下中略)・・・・第五腰椎、仙骨のように脊椎ラインがどうなっているか。
イメージしながら一つずつの個所に意識のスポットライトを当てていきます。
すると不思議なことに、たとえば第11胸椎が捻じれている状態に感じるぞ。。。と、
その部分にフォーカスしてスポットライトに浮かぶ異常に気付く。

「ちょっとそんなこと、ありえないでしょ〜」

といわれそうです。
ですが、確かにこの第二頚椎を術者が人差し指と中指を適切な力具合でソフトにあて、
ひとつずつの椎骨の状態を診ていくと、変な感じの違和感が見えてきてしかたがない。


そこで答え合わせとして、実際に胸椎のゆがみがどうなってるかをチェックします。
すると、多くはずれたり捻じれたりというサブラクゼーション状態が観察できます。

そこまでは教えられたものなので、多くのご存知の先生方が使っているテクニック。

では、第二頚椎の接触を通して状態の異常を見つけ出せた。
その気づきによりお客様にその個所に意識を集めるようにお願いしてみます。
意識するというのもがっちり強烈にというわけではなく、
自分の見えない手でその違和感が出た椎骨部分を触って状態を気づき観察できている。
そのようなイメージを持ってもらう。
特に注意するのは、いつもの呼吸が速く浅い人では、いつもより深くゆっくりした呼吸にしてもらうこと。

そうして施術者が第二頚椎に接触して「理想の位置にずれた椎骨が戻ってくれたら、最高!」とイメージ付きで思念し、
お客様にも改善が促されるような意識の強さを集めてもらうと。。。



その状態で、お客様のカラダが、どこかぴくぴくっと小さな自発痙攣が起きて、
その痙攣が終わったころに目的の改善を望んだ椎骨を触ると。。。



確かに、先ほどあった大胆なずれやねじれが、こじんまりとしたずれ程度になっており、
そのずれが大きかった時のその椎骨周辺の起立筋群の異常な凝り具合も収まっています。


不思議な手法ですが、圧をかけることなく、
それ以前に患部に触ることもなく。
そのようなイメージで念じることが効いて、
異常個所が正常化していくというリリース法があるのです。


人の身体って、不思議なことが他にもたくさん。

なんか、興味深いですね〜!
posted by スズキ at 17:58| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月25日

お客様から「施術を習ってみたいのだが、いかがなものでしょうか」とのご要望をいただきました!ありがとうございます!

一昨日前の施術終わりのとき。

あまり詳しくはいえませんが、
施術業をなさっておられないお客様から。

「施術を習ってみたいのだが、いかがなものでしょうか」

とのお話をいただきました。


気心が知れておりますお客様ですし、
真剣に考えてみて口にしたお言葉だと思いました。

ので。
「はい。いいですよ〜」

とのこと。
もちろん、そのお客様自身、本業のお仕事も多忙ですし施術のレクチャーに割ける時間も限られているので、
徹底した施術教練をしたいわけではありません。

ただ、ご自身の身体が私が見ても根本部分が大きく変化し安定化しています。
仕事が美に関することでセンスのかたまりのような方です。
すでに多くのカラダ関係の本も手にされて読まれています。

そのような前提がありますから、
なんら違和感もなく時間をみて今度ね。
という感じに落ち着きました。

数年前にボウエンテクニックの手技を習っていました。
その技術をそのまま教えるのはNGとされています。

それにボウエンテクニックの手技のしかた。
昨今は、私がそちらに合気柔術の手をいれようとして
我流になりすぎまして。
ボウエンテクニックの手技の技術自体、
そのまま教えられる自信もありません。 ^-^;

だからボウエンテクニックの基本思想の骨子は生かしつつも独自に別物へ創作の手を伸ばし、
そちらを伝えれば安全かつ効果的なやり方でつたえられるでしょう。

というイメージを私の頭の中で描きました。


思うのはカンタン、でも実際やっていくのは困難さもでてきます。




ですが最近になって誰もが自身の身体をよく知るきっかけを得て知恵を増し、
自分で自分を助けられるようになっていくのが理想かなと思うこともあって。

お客様から「そう考えてるなら、ちゃんとそれをものにしなさい!」という、
強力な何物にも負けず突き進もうと思えるような援護射撃をいただいたと受け止めています。


ただ困っていることは、そのような新たな施術技の創作は、
通常営業で多くのお客様にかかわっているときにヒントをいただけ短期間に大化けできます。
確実に施術を日々していたときのほうが、毎回の施術ごとに変化し手が変わる自分がいます。

それがいまのような状況下では、
施術をする機会が減れば気づき情報の集積が不十分となり、
質的変化が熟成するには時間がかかるのです。

いまは、そこをどのように別のところから気づきの情報を多く持ってきてつかうか。
そこに意識を置いています。

おかしなことを言うようですが、植物の栽培を専門的なところまで学ぶと。
植物が健康に育つ外的・内的環境づくりと人の健康と重なり合うところが、
ちらほら見えてくるものです。
もしかしたら、そちらからのヒントを開花させて、
人体内部の植物的神経や植物性筋肉のとらえの基礎を充実させてみるなど。

など、様々な視点を駆使して施術量が減っているところをカバーしながら、
施術創作をしようと思っているこの頃です。

^-^

posted by スズキ at 17:18| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月07日

くさび型ブロックを使った施術。 集中力で心身が削られましたが、シミュレーション通りの成果がでました ^ー^

一昨日はアフターフォローの施術でした。

施術最初、くさび型ブロックを使ってのリリースを試みさせていただきました。

骨盤部は、腸骨が左右とも後方が上方へとそそりあがりがあり、主に座骨の位置と股関節のはずれが入るように圧をかけた状態に。
「微妙な骨盤のずれを左右にわけてバランスよく調整する」とはいっても、
恥骨結合と上前腸骨棘の位置を見定めればさほど難しいことはない。


ただ肩甲骨部位の調整の難しさは、骨盤の比ではない。

肩の挙上がつよく肩甲骨の位置のタイプで、
仰向けでの施術前にくさび型ブロックを使い修正を加えた状態でボウエンテクニックと部位リリースを骨へと当てる骨膜部のリリースまでという、
新たな方法での施術を取り組ませていただきました。

施術を受けるときに肩甲骨の位置が上方または外旋、その両方のような形でずれている場合。
ほぼ100%骨盤の腸骨が同様か、または左右パターンが逆転した形でそのずれを継承して問題がでています。
そしてここはケースバイケースですが、肩甲骨のずれと同期して側頭骨も同様のパターンか左右逆転した状態で変位している場合があります。

もちろん左右の肩甲骨のずれ方は各々ちがいがありますから、
その違いを理解して調整する必要が出てきます。

右肩甲骨が外側に3センチ、上方に2.5センチ、下方先端が外方へ10度捻じれ。
左肩甲骨が外側に2センチ、上方に 2センチ、下方先端が外方へ7度捻じれ。
などと読み取れたとします。

すでに何十年もずれた状態が慢性化しているケースでは、
胸鎖関節の付け根位置で、鎖骨を水平位置にあわせる修正では問題がでてきます。
それは胸骨柄の位置が、生理的に正しいはずの位置より上方へとずれが5ミリ〜3センチなど数センチ単位で位置ずれがでています。

そうなると胸骨柄自体が上下の位置のみならず水平が傾き前後のずれもでてきております。

その状態を読んで、本来の位置に近づけるようくさび型ブロックを肩に差し込み微調整を加えていきます。
この修正をされたお客様としては、強制的にいつもよりだいぶ肩が下方で内側へと窮屈になるようにされて違和感は感じたはずです。

ただ実際それでも呼吸が深くできる位置に鎖骨、肩甲骨が修正された位置におかれ、
それと同時に上部胸椎部周囲の起立筋のテンションの異常を低減しているため、
その状態で私が手掌のみによる精密なリリースを加えた際の筋肉の緩み方をしていった。

いつもであれば施術の初めはボウエンテクニックでカラダの緊張具合を数センチ単位で調べていき、
その調べた状態から修正点やバランスをどうすれば理想形へと改善できるか。
つまりやや乱暴な言い方をすれば、ペットボトルがつぶされて変形しているとすれば、
そのペットボトルの原型はどうであるか想像して、その原型と変形の違い、差のある部位を知ります。
同時に、どのような順番でつぶされた力が入ったか、どのような角度でどのような強さで、どのような時間継続して、
などを感じ取りつつ。
これをするには変形していない原型のペットボトルが正確に観え、現状の変形したものと質感を持ったイメージを
オーバーラップさせれば把握することができる。

たとえば変形したペットボトルのずれが出ているものに対して、内部に空気を送り込んで膨らますことで、
幾分か内圧がペットボトルの凸凹させられた部分を平らかな元の状態に戻してくれる。

そのようなことを人体の、骨盤と肩甲骨といった、骨盤は脚に、肩甲骨は腕にという非常に動的に多きさをもったパーツの付け根に当たり、
手足の動きがスムースなキネシオロジー的に理想の動きができていればさほど骨盤や肩甲骨に負担は強いられないだろう。
それが手足の動き、使い方に本人が気づく気づかないは問題なく、理想的な動きと離れている量が多ければそれに比例して骨盤や肩甲骨に負荷が蓄積していく。
その負荷とは初期では筋が柔軟性を保持したままパンプアップする程度であるが、
徐々に肩関節、股関節などの大関節のはまりが悪くなるような位置に置かれるようなしこりを作ってしまう。

そしてこの肩甲骨と骨盤は、いわば4輪自動車のタイヤ部分。
タイヤの付き方が悪ければ走りに影響するし燃費もよくない。
同時に、すれて摩耗が強くなるタイヤやブレーキ関係の部分に問題がでてしまう。
それと同時に前輪と後輪を連動させる駆動軸に異常がでてきてしまう。
人体でいえば、それは脊椎の位置がずらされた状態に持っていかれるという影響が出るということです。

だからこそ肩甲骨と骨盤を、理想形の位置に修正してのリリースには意義があるだろうと考えていました。




ベン石温熱器でリリースを加えるのですが、それをせずに中盤までほとんど私の手掌のみで精密さを高めてのリリースをしていきました。

ただそのおかげで、、、施術終わった直後からの2日間、
私は極度の頭痛とそれにともなう吐き気で戻すなど、施術直後から寝込みました。-.-;
私もちょっと信じられないほどの集中力をつかいます。
そのハードさで、施術時間が終わりましたといった瞬間、
お客様が「くらくらするといけないから、ゆっくり起き上がります!」という横で、
私が「あっ、やばい、施術ちゅうの緊張が抜けた瞬間くらくらしだした!」というありさま。
お客様が帰られたすぐ後に、気絶するように缶ジュースのクリームソーダを飲んで糖分を補給し、意識を失って倒れてました。

今日は本当は人と会う予定があったのですが、。
自分都合でドタキャンすることはめったにないのですが、
体力の消耗と、身体へのダメージからごめんなさいとなりました。

久々です。
ここまでの施術での燃え尽きた感じは。。。




精密の度合いをあげるというには、取り組まなければならない個人的な課題でもあろうと最近考えていたのです。
つらい施術になるんじゃないかなと、その日のそのお客様の様子を見た瞬間に私がいま研究しているところに、
みごとというほど当てはまっていたところを観て。
施術前から察していたんですが、案の定でした。

ただお客様としても、通常の手技ならリリースの手が伸ばせない箇所に改善の手を連打することができました。
お客様は気づかれたかどうか、というところですが、
たとえば
第一番目に自身の大腿部の鼠径部直下から8センチほどまでのしこりの根です。
ここはくさび型ブロックを当ててなければ現れてはこないリリース可能なサインが浮かび上がり、
私も多少、「鼠径靭帯で絞められていた血管やリンパが通せる深さまできてるよ〜」
第二番目に首です。
首の斜角筋でいえば前斜角筋と中斜角筋の間を通る腕へ通る血管やそこと関係する腕の神経など。
一見すると肩甲骨を下方(足のある方向)に押し下げられているから斜角筋のテンションが上がるのではと思われそうですが、
回旋して肩甲骨下端が外へ逃げるようにずれているところを修正したことでかえって斜角筋の異常なテンションを下げることができました。
他にもありますが、
これらは骨盤と肩甲骨という、「骨」というカラダの内部にある組織の位置を正すことで呼吸の深さを増すような位置に持っていくことで、
胸郭の動きの自由度をあげるといった、、、
いわば、変形したペットボトルのなかに空気をいっぱい入れて内圧で凸凹を調整したやり方を、意図的にもちいています。
骨盤と肩甲骨がずれるとき、呼吸の質が100%悪くなりますから、息が据えてそうな胸郭のふくらみがあったとしても、
そこに呼吸代謝として二酸化炭素を捨てきれずに再度それを血に流し続けています。
その状態から抜け出した状態を求めていくには、という課題で、長いこと考え続けて見つけたやり方です。

ですが次からは手掌でのリリースは、手掌でなしたポイントの把握と私の手が新たな施術の感覚がつかめたので。
ベン石温熱器に持ち換えることでも、十分な成果が出せるでしょう。
継続的にくさび型ブロックを使うかどうかは、使ったほうがよい人とさほどそれを必要としない体質の人と、
二手にわかれるというところと、なかにはブロックテクニックによる違和感を感じて受け付けない人などもいるでしょう。

もし緊急事態宣言が終了して本営業になったとき、この扱いをどうすべきかは思案するところです。

ですが非常に優れたノウハウを施術の引き出しに入れることができたことは、大変な喜びを感じています。
よくもまぁ、こんな変わったやり方を思いついたと、われながら感心します。。。.




また、もちろんのこと、一昨日前のお客様の施術をする前に、
何十、何百回とその施術シミュレーションを繰り返しています。
そして十分な成果と安全性を確保できると考えるまで練れたため施行させていただきました。
そういったシミュレーションで描いた施術成果をあげることはできたため、挑む価値はありました。

そしてお客様自身、自身でも実直に私がお伝えした身体の使い方の所作を受けて自身なりにアレンジされている。
そのような動きへの積極性が高いお客様でなければ、今回、くさび型ブロックをもちいるという判断はしませんでした。
その点を深くお客様に感謝いたしております。



私が今のスタイルでの施術をするのは、長くて2年と感じています。
それまでに一定のモノを見出していきたい。
そのような気持ちから、いまも飽くなきチャレンジと進化をと考えています。
posted by スズキ at 05:14| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月11日

「水やり10年」のごとく 、ひとつのことを考え続け深みを出そうとするときは時間がかかってしまうことがあります。。。

園芸や農業の世界では、
「水やり10年」という言葉があります。

栽培している植物に、
どのタイミングでどれだけの水をあげればいいか。
たとえばバジルを育てるときに、
水をいつも多めにあげておけば枯れないが、
根が育たないため病害虫やちょっとした日照りにも弱くなってしまう。
さりとて水を切らして放置すれば枯れて再生不能に。

それがわかるようになるには、
特別な専門性の高い栽培知識と同時に「鋭い観察力」が必要です。

栽培している植物の状態を多彩な視点で情報をキャッチできなければ、
専門知識という基礎力が活かせません。

観察力をもって栽培をしても、
つい水やりをしすぎて根腐れを起こさせたなど、
かえって人的な操作が過剰にまで入らないほうがうまくいくこともある。

ただ、そうした失敗も観察力をもって意図的になされたものであれば、
まったく同じ事は二度とやることもない。

観察力を活かして体験値を増やせたから、
1から10のうちの2〜3がミスっていたからそこを修正すれば成功するということもわかる。
誰かが「それはやっちゃダメ、危険だから」と言っても、
それをうのみにして手を出さないのは施術の初心者です。
まだ経験が浅ければ、そのような忌避事項の通りにする。
それが正解です。

ただそれでは成長戦略上、万年初心者でいたいならそれでもいいのですが、
多くは2〜3の驚異的な破壊力をもつ地雷が潜んでるが、
そこを細心の注意力をもって爆破させないようパッチを当てて危険を回避するなら。
「禁じ手」が「画期的なまでの生きた手」に化けることも歴史としてございます。
そこがわかるまでは基本に忠実に理解を深め続けること。


そのような「含み」があります。


そうした観察力に裏打ちされた着想から発展した仕事は、
一見すると力技で押し切ろうとしているように見えても、
鍛えられたものだから危なっかしく見えても着地する地点をめがけて降りることができます。

元気な植物に水をあげるより、
葉色が黄ばみ元気を失った課題を持った植物を持ったときのほうが、水やりが格段に難しくなります。
そのような難易度が高い状態の植物を必死に手当てする気持ちで観察して意図的な人的手出しをする。
ここでは水やりですが、それにもかかわらず幾度も枯らしてしまう。
そうした末に、わかってみればたいていは非常にシンプルな解法が見えてきます。


その技術が身に備わり、ものが見えるのが「水やり10年」。

そういうことでしょう。





「施術」もこれと同様のことが言えます。


最初は基本となる専門知識や経験が身につくことが前段階として必須です。
専門知識を身につけるには「特別な観察力」を磨き「観察した経験」が必要です。
そこで積み上げた知恵や技術をストックすることで対応力の選択肢を増やします。
天才でない限り、地道な行脚となりますが、それでも少しずつ進んできている実感を持てることもあります。




昨日、施術にて。

以前よりお越しいただいているお客様です。
お客様には一回ごとの施術で登ってきた私自身の施術力の成長の歩みです。

課題としていくつか解消すべき点がありました。
ただ上述した「水やり10年」のごとく、
カンタンな決まり事として解けるものではありません。

植物ならば枯れて残念に思い落ち込むこともありますが、
お客様に対してはそれでは済まないのです。

体位により変わりますがうつ伏せにて頸椎部分を観察します。
おおよそ第二頚椎の右への椎骨自体のずれ幅が6ミリほどでしょう。
ただ第二頚椎の棘突起先端部の回旋によるずれは1.5〜2センチ弱。
この第二頚椎のずれから環椎(第一頸椎)の水平軸の乱れと位置ずれ。
今まではこれらの部分の状態は硬い閉じられた後頭結節。
だったら、この後頭結節を無理やりでもこじ開ければいいのではと思われるかもしれません。
でもそれは植物の根をダメにしてしまうような人為的な水のあげかたと同じこと。
落としどころをつかめないまま手を出せば、植物が枯れるように、人も同じです。

こちらのお客様もこのもっとも施術上、難易度が高いと言って過言ではない。
第一頸椎は、そのような個所です。


昨今、こちらのお客様の状態が上向き、
必要な筋肉量の増加、呼吸器まわりの開放など、
第一頸椎部分を動かせる土台作りが進みました。

タイムリーにベン石温熱器で加熱して緩めて排酸棒でディテールを緩めるというやり方で、
部分への対応ができるだろうというところまできました。

私自身の身体(このときは頭部ですね)で試したのですが、
気を失うほどの激痛が襲ってきたのです。。。
私が相当これらの部分が硬かったためですが、
私以外の方々でも硬い方は少なくありません。

私は自分で自分に激痛アプローチをしているわけですから、
誰かに「いたいじゃないか!」と恨み言を言うわけにもいきません。

私はこの痛みに耐えて3週間かけて解ききりました。。。。。
だがお客様にこれを耐えてくださいというのは、無理だろうなと思いました。
というのも、激痛を感じつつも3週間かけて一日に30分〜1時間30分解くと決めて解いたわけです。
それで解けたわけですから。。。
一番痛かったのは、私の場合は、初日から4日目まででした。
痛すぎて涙がでてきましたから。。。
凝りの部分が表面が解けて中層の凝りが出てきて、そして深層の骨膜との癒着部が出てくる。
そしてこの深層の骨膜と筋膜または腱膜が癒着している部分が神経が鋭く痛みを感じ取るようになっております。
激痛が出て、そこのエリアが解けるとリリースを受けても痛みの具合の小康状態となり、やがて骨膜部に凝りのほどかれる部分が出るとまたもや激痛。
そういったところです。


帽状腱膜等頭部の白い部分は激痛.png

ただ、実質、この頭部の絵で赤い色ではなく頭部の上部や後頭部、耳の周りなどの白い色の部分は、
もし頭部の骨膜と癒着が進んでいたら激痛なんです。

だったら、排酸棒を使って軽擦でかるくこする感じで済ませばいいんじゃない?


いや、いや、それでは解けていません。 -.-;
お客様自身がセルフで解くのでは、実際は解き方のスペシャリストではないし、
どのような危険がそこに含まれているかは解き進めなければわかりません。
そのようなリスクも少なくはなく、私が3〜4割ほどのある程度の部分を解ける引水役をするかどうかで、
違ってくるでしょう。
そうしてから「この部分をこのようなイメージでご自身でも解いてください」とお願いされたほうが感じがつかめるでしょう。
それがないまま、頑張って解きましょうといわれても、、、「?」と不安が脳裏によぎるでしょう。
不安感は継続の手を止めることになるでしょう。
どこをどうやればいいか、そして、そうすればどうなるのか?
改善する実感がなければ、ただただ、痛みのサインに耐えるなどできません。
そして少しでも気になることが出てきたら、自身の今の身体状態を熟知して助言をもらえなければ、
解き進めて頭部の形が変わるような夢を思い描くなどできないでしょう。
それに私が見立てたところのポイントの指摘もなければ、、、。


そこをしたいわけじゃなくて、しっかりとほどく方法を知りたくて、
ベン石温熱器で加熱してから排酸棒を使うと、表層の皮膚近くにある張りがあれば表皮や真皮エリアのきつい痛部分は回避できて、
その奥のより硬さがあるところの深部にアプローチの層を深めることが容易になりました。

だが本格的な痛みが骨膜部への癒着が進んだ個所にあります。



そんなところのリリース法をどうすればいいかという難題が課題として頭から寝ても覚めても離れないでいました。

ですが江の島弁財天に参拝に行った時の帰りの階段を下るときに、
こころより感謝してしたりないことですが、
重要なそのような部位のリリース法のヒントをいただきました。m__m

以前、トントンとショックレスハンマーを使って、真鍮製のツールやホットストーンを軽打して患部を緩めるということをしていました。
ただ頭部でそれを直接やろうとしても、、、どうしても、結果がでないのです。
結果が出ないどころか、頭部へのトントンをすれば激痛が5倍ほどに増していく感じです。
それで解けるには解けるのだが、これでは無理。
特に頭部の側頭筋あたりのリリースが危険すぎます。。。

そこをクリアするための方法です。

まだ試行錯誤は続けている段階ですが、
昨日のお客様のリリースでは現状から鑑みて私は後頭結節が緩めば上々だと落としどころを決めていたのですが。
第二頚椎が、そのとき一時的なのかもしれませんが、大幅にずれた状態に見えたところが、まっすぐにうまく修正されて頭部を乗せています。
そのときの修正は、第二頚椎をまっすぐな位置に行くようにぐいぐいと押すような加圧はせず、
その第二頚椎をずらしてしまう要素部分を徹底的に微調整をつけながら解いていきました。

上部頚椎に加圧や瞬間スラストを加えて調整をする方法もありますが、
それは私がやるには危険な行為ですので避けています。
関節部にかかわるスラストは硬く固形化した筋膜部が棘のようにはがれて悪さをすることもあります。
いっときは瞬間加圧させられると、筋組織が硬いままではダメージを負うのが必至というときは、
強制的にその部位の塊を緩めるという反射に似た反応を起こす作用があります。
それで目的の頚椎部位が緩むかもしれません。
ですがそうしても、
元よりあった頚椎部分をずらしてしまう周囲の筋肉等は硬いまま残っている影響から、
元のずれた状態に必ず早々に戻ってしまいます。
関節部のスラスト操作での事故リスクをとりたくないということと、
早々の戻りがあるなら筋膜リリースとしての意味を見出せません。
そのような考えもあって、そのような矯正方法はしておりません。


このたびの外堀を埋めて本丸をとるような、周囲の頚椎のずれを起こす首や頭部、その他の関連部分を処理することで目的の頚椎がまとまった状態に位置が整えられたときには。
頚椎の一点に大きな負担がしいられ変更を受けるときの、周囲のずれを生み出す要素との温度差から、
お客様が感じる修正後の急激な状態変化により生じる悪影響が抑えられる。
その点も大きいですし、カラダの整えられた状態が外堀をしっかり埋めてあげておくと長く改善した状態が継続できます。
その調整のついた調子いい状態のときに、本来の身体のバランスはどこに位置すべきか、どのような身体操作がよいのか。
などの観察が進むタイミングです。


そのような観察がうまくなされておれば、その調子のいい状態が、その後に継続し、
ときにはさらに自己のバランスを修正し続ける調整力で体内の芯から体が変わりだす人もいるのです。



こういった外堀を埋めることで第二頚椎が正しい位置に修正できたら、環椎の位置ずれへの好転も起きているでしょう。
環椎は指先で外側から触診できない骨ですから、そうなっているのでは?という推測となりますが、
後頭骨のずれがねじれとして、まだかなり気になる量があるにせよ、後頭結節の部分が今までにない柔軟度を示してくれたことで、
第二頚椎が自己調整してちょうどいいところに収まったのと同様な調整が環椎にも起きています。

これだけ環椎がずれておられれば頭部内部に送り込めていた血液量は大幅に低減化されつづけてきたことでしょう。
それは環椎部分が頭部、または脳内へ血液を通すための調整弁の役割をもっているからです。
そこがずれて動脈管が圧迫を受けていると、どうしても脳内への血流量が削られることになります。







お客様曰く、
「私が、体調が思わしくなくなった学生時代のころ。まさに、この首の後ろ!ここから悪く成ってったのよ」と。


以前、その言葉はお客様から一度だけ聞いた記憶がります。
ただそのときは重いブロックのようなものを使って強いずり圧でといていたとき、
また真鍮製の握り棒みたいなものを使ってトントンと衝撃圧でリリースを図っていたときかもしれません。

いずれにせよ、そのお客様の以前に体調を根本から変調をきたす始まりがこの上部頚椎部分だといわれて、
そのときの私の施術技術ではカウンターストレイン等オステオパシーの技術や他の多くの手技を研究して取り組んだものの、
容易には状態が改善する兆しはみてとることができないものでした。
相当に根深いものをその体の奥にしまい込んでいるため、
他のお客様方よりも相当な手を尽くした記憶があるものの少しずつの歩みでした。

それがホットストーンを使い、ベン石の温熱器を使い、そして排酸棒を使い、、、など、
ここ最近のリリース方法での改善成績はかつてよりも大きなものと、私は実感しています。



ひたすらお客様のカラダへの観察の眼を尖らせて、
同時にどのようにすればうまくリリースが可能となるかの試行錯誤や情報収集という観察にも膨大な労力を使い続けてきました。

それがようやくこちらのお客様の課題の解法に、ひとつ近づけたような気がしました。


ただ、もちろんこの課題に取り組んでいるのはお客様ご自身もがんばっておられます!


施術でお客様と話をしていて「『観察力』が大事だよね〜」という話をしていました。

お客様は、自身の身体についてどれだけしっかりと観察をしていって、そこから得た理解に基づいて身体を再構築するか。
または最適なケアをするか。
そのような意図で「観察力」をもっとパワーアップしようと考えているんですと申されていました。


お客様の持つ、真剣なまなざしの観察力、そしてそれに基づいた自身の身体を底上げからステップアップへと導くことへ繋がるでしょう。




そのようなことを感じさせていただける、私にとって意義深い施術でした。



ですが今回の施術では頭部のリリースはお客様がかなり痛みに頑張って耐えてくれたから、
という献身的かつ協力していただけたおかげでもあります。

私が自分自身の頭部を解いたときの痛みとくらべれば、
私は黙ってても腱膜の神経に響いて痛みで涙がぼろぼろ出てました。
お客様の得た痛みは私と比べておおよそ1/5ほどの痛みに減じられた状態にまで工夫していけてアプローチしたのですが。。。
また頭部の筋肉は、側頭筋、咬筋、後頭骨につながる首の筋以外は薄い部分が大半を占めており、
その解剖図で色が白く見える部分は初回は非常に痛みが強く出て驚くものですが、
早々に薄さが際立つ組織であるがゆえにざっくりとごっそりと筋膜等の癒着がはがされるときの痛みがどーんとくるものです。
なので何度かこの部分はコリコリとしっかり解いていく、頭部の頭骨の骨膜に癒着して身動きが取れなかった頭皮が緩みだし、
それと同時に痛みの質が不安になるほどのものではなくなります。
個人的に、この操作を丁寧にして日々頭皮への血行を促進できるよう計算しながらおこなえば、
・・・年齢が進んで毛が薄くなるところがある人の時は、生えてきそうな気が、ふつふつとしています。

実は、この方向性でちゃんとした成果が、私以外の第三者で数名出るようなことがあれば。
「頭皮が硬くなって薄毛になったとき(※)」には、頭蓋骨が締め付けられる状態で骨が縫合部分で開閉がおきづらくなり、
脳脊髄液の脊髄への送り出しが減少気味となって自律神経系の機能に悪影響を与えている証拠にもなるのです。
なので自律神経系のネックが頭皮での見た目が改善することでわかるというもの。
そこはお客様自身も、体調変化を感じ取れることになるはずで、個人的に興味あります。
(※)遺伝的に薄毛になるというものであれば、この限りではありません。





実際問題、成果はでて、お客様の顔かたちをシンメトリーに変えるイメージは得られたものの、
これはまだ痛みの度合いがハード過ぎて万人受けするものではありません。
小顔矯正にも匹敵する顔の造作を変えられるため、
我慢強さのある女性は耐えられる方もおられますが。
男性は、果たして耐えられるのだろうか。。。。?

そこをクリアするためにも、リンゴが落ちて気づいたようなヒントを見つけられるよう、
さらに世の中にある私には未知のものにも深く関心を示して縁あるものから汲み取っていこうと思っています。

当面の目標は、「排酸棒の持ち手部分の細工をさらに加える」必要がでてきました。


施術上の課題は、尽きるようなことがあるのでしょうか。 ^-^;


posted by スズキ at 06:10| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月06日

排酸棒で頚椎2番が解けて感じた、首凝りのやわらぎと、右側の副鼻腔の改善した話

先日、頭頸部の凝り部分を排酸棒でリリースをしつづけていて。

それが功を奏したのですが、
右側環椎のちょい脇辺りが「ぺきっ」という音を立てました。

詰まりがあって頭部の水平面が乱れていた元凶の個所が動き出したのです。

それは頚椎の2番が後頭骨との密接な関係があるところで、頭の骨組織に影響を与えていて、
その部位を徹底的にリリースをかけたから起きたことです。

おもしろいものでこの後頭部の後頭結節の筋肉の硬さがあるとすい臓の故障があるかどうか、みてとれる。
摘まみ方にちょっとしたコツがあるのですが、この部分をつままれると痛みが出るのでわかります。
そのような個所でもあります。


頚椎2番が頚部張力を筋肉的に決めるもので、この部位が硬ければ首が脱力できない。。。
そして頚椎2番が不調があって1〜7番までの頚椎が緊張が続く場合、
頚椎の緊張が胸椎や腰椎などの緊張する原因になってしまうのです。


なので、背中の全体の柔軟性のありなしにも関わりますし、
脊椎が硬ければ四肢末端もそれにならうので硬さがでます。


そう考えると、頚椎2番て大事なリリースポイントですよね。


ただ、頚椎部分に係る深い部分を解くときには、
私は心臓部分が不整脈様の変調をきたしてみたり、
緊張を手放すという大きな変化に突進する予感は
その大変化に抵抗をしようとする無意識下のフルブレーキを踏まれた反動もあります。


そこは事前に予測した範疇で、無事に抜け出ることができました。



右側副鼻腔に狭さを感じていたため、
5年前に、6スポット治療|耳鼻咽喉科 青山セントラルクリニックに一度、
お客様と申し合わせて診ていただいたことがありました。

そのときはマイクロスコープで鼻の奥を診ていただきました。
継続的に通い続けるほどではないけど右側の副鼻腔が狭くなっていると指摘を受けました。

私も、どうもそこに不調感があると感じて、どうしたものかな〜と思っていたところです。

ただ6スポット治療が、目から涙と吐き気と、、、
つらい治療だったので一回で通院終了したことを覚えています。


そしてこの度、頚椎2番の操作を深めにしていくノルマを5日間継続したのちに、
上述したように第一頸椎横かなと思える深い部分がぺきっとなった瞬間。

右側副鼻腔炎かどうかを疑うような不調感が、大幅に減じられました。

1/10くらいにまでといいたいところですが、
1/3くらいが減ったような気がしています。 ^-^;
それでも、大きいです!
鼻呼吸が、昨今楽になってきたところが、さらに上乗せして楽に感じられます!!


これはすばらしくうれしいです。



皆様も、毎日続けて排酸棒で頚部・頭部を適切なリリースを加えていけば、
気になっていたところが改善される実感ができるかもしれません!!


もちろんやり方のノウハウをもっていたほうが効率はいいわけですが、
私も排酸棒は使い方のノウハウマニュアルなど本は観たことがなく、
YouTube映像も断片的なご紹介を少し出た程度の中国語でしたから。

興味を持たれた方は、ぜひ。



ちなみにですが、頚椎第二は頭部をスマートフォンを見るときに前傾させたとき負担がかかる場所です。
ここを長期にわたりキビシイ負荷を蓄積させることで、
私が頚椎2番がリリースされて改善していった逆の道をたどることになります。
スマートフォンは仕事でも使わなければならないという人も多いので、
そういった負担は明日に持ち越さないように。

頚椎2番の後頭結節部分を排酸棒で緩める習慣をつけるといいでしょう。





ちなみに、安価だった下記を販売しているショップ。
もう、売り切れてましたね。



何名かのお客様が、とりあえず手にしてみないと、いいかどうかもわからないということで買って試しておられるとのこと。
ありがたいことに連絡をいただいております。

「とりあえず、やり方はわからないままやってるけど、こんど、施術を受けに行くときにでもおしえてね」

とのこと。


了解です!! ^-^
posted by スズキ at 10:35| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月04日

首は、硬いから解こうとすると、かえってつらくなることがでてくる繊細な部位なのです。

首、肩が激しい痛みが感じられるとき。
ほんと、耐えがたい痛みを感じるときがあるんですよね。

じゃ、痛みを感じている頭頸部のみを、ぐいぐい圧をかけたり、
マッサージ機を使うなどして。
主訴である首を、まずは解きたくなります。
それは本能的な反応で痛いところに手を当てることもあるはずです。


では痛みのある首のみを解くのでよいのか?

それは場合によるのです。


首が問題で首が痛いとき、
そのときは、単純に首へのアプローチで、(ある程度)かたがつきます。


ですが首の痛みが出る原因が、別の部位から飛び火したものであるときは違ってきます。
そのときに首のみを緩めると、一時的にときんだ時は解放されたかのように感じますが、
そう時を置かないうちに、首の痛みがぶり返します。
そしてその痛みが、先ほど解く前以上に強烈になる場合も出てくるのです。


施術家の方々にはなじみはある方も多数おられるのですが、
以下の3つの状態にわけて状態を当てはめてみることがあります。


(1)頭頸部由来から体のゆがみが生じたとき(首周囲の筋の炎症が初期におこり、悪化し進めば骨盤部等へ凝りや痛みをあたえる)

(2)骨盤のずれから体のゆがみが生じたとき(骨盤周囲の筋の炎症が初期に起こり、悪化すれば頚部等への凝りや痛みをあたえる)

(3)頭頸部と骨盤の両方からの影響から体のゆがみが生じたとき(複合型)
   (頭部周辺か骨盤周辺のそれぞれどちらか、または両方に痛み等の不快感を感じるが、痛みの強さが強い部分が悪い部分とは限らない)





以前の緊急事態宣言は終わりが事前にわかっていましたが、
この度はそうではないという特殊性を強く感じています。
それがあって緊急の施術はアフターフォローであればご予約を受付したほうがいいのではと思い始めていた。
そのように私が考えていたときのことで。
タイムリーに緊急の施術のご予約を受け付けさせていただきました。

それにて昨日、緊急で施術のご予約をいただきました。


「頚部と上背部の強く不快な痛み」から、
せっかく始められたすばらしい運動の試みを続けていいかどうか迷っておられました。


その高度な運動の魅力はすばらしいもので続けたい気持ちが強いが、
「頚部と上背部の強く不快な痛み」が相当な強さで襲ってくるから、
痛みに対しての我慢強さがある方ですが、
あわないようだったら辞めるべきか考えるほどの痛みだったのです。


結局は右側の梨状筋というお尻のなかにある安定的に力強く股関節の接合を維持するための筋肉が、
通常のこちらのお客様では観たことがないような硬化し膨れ上がった状態となっていました。
この右梨状筋の影響で骨盤の水平ラインが傾斜して、脊椎をゆがみを作り出してねじりだし、それが上背部と頚部に影響し痛みとして出た。
という流れです。

痛みの源流をたどればお尻の部分の「骨盤の問題」。
首などに痛みがでていましたが、その痛みに見合っただけの硬化委縮が進んでいるわけではありませんでした。
首や上背部が緩いというわけではありませんが、おおよそ本人が感じるほどの痛みを引き出すトリガーポイントにはなっていない状況でした。




ただ本人の感覚として、
主訴となる痛みがある不調部分は「頚部と上背部の強く不快な痛み」であり、
骨盤部分にある不調には自覚的な問題を感じていないようです。

なのでストレッチポールで頚部を緩めるようにしようかと思うとおっしゃっておられました。

私がもし施術の勉強をしていなければ、
やはり同様に痛みが出てしまった部分の炎症を和らげるよう患部へとリリース操作を加えたでしょう。
本能的なものですよね。痛みがあって、そこをまっさきに緩めたくて手を出すということは。


ですがこの度のケースで、首や上背部のみを解こうと、
丹念にセルフワークとして加圧していくような手技を加えていくとどうなるか?


頚部等を解いている瞬間は血行がよくなって気持ちもいいのですが、
徐々に頚部をしこり化させて安定して頭部の重みをささえる部位を取り除かれる。
すると痛みの源流となる骨盤部の問題(この度は右側の梨状筋ですね)が
起立筋群という牽引ロープでもって頚部をゆがませる力を強めることになります。
そうなると首をコリコリ解けば解くほど頚椎の椎骨の環椎部分の骨のずれがあらわれたり、
上部胸椎の骨部といった骨のずれがでてきて固定されるようになってしまいます。



「懸命に解いてるつもりなのに、なぜ、成果が出ないの!?」
という迷宮に入る気持ちに陥る場面です。

私もよくこの状態に陥ってパニックをおこします。
施術をするという形でお客様のカラダを客観視するときは冷静に物が観れて判断できるのですが、
いざ、自分の身体が芯に響くほどの鋭い痛みなどが襲ってくると、、、迷宮に入ってなかなかでてこれなくなります。
徐々に改善してきて精神的な余裕やゆとりがでてくると、「まだまだ愚かなものだな」と、苦笑いをします。
なのでお客様の感じられている身体状況と精神状態は察せられているところなのです。 ^-^;




一生懸命に頚部をストレッチやストレッチポール等で緩めては状態が悪化する仕組みに乗っかると、
セルフワークの成果が実感できず、脳への血行不良を加速させて精神的にきつさを感じるようなこともでてきます。
脳に血流が十分満たされていないときには、自然にリラックスできない交感神経が優位な状態が続くようにできていて、
身体を深く休めたくて休んでも、復活した感じが持てないのです。


ただ骨盤の奥の梨状筋が過度に硬くなったままという状態が抜ければ、
そこが地雷となって被害が飛び火しているわけですから状況は改善します。
このお客様の場合にも、日々の運動を楽しみながらおこなっても、
運動終わりのセルフワークが的を得て骨盤部のピンポイントを射るようなリリースがクリアできていれば、
早々に今日一日の疲れをリセットでき復活できるはずです。


なのでその運動をしてもOKでしょう!

そして梨状筋が凝ったらそこを見つけだして丹念にゆるめる。
それから頚部や上背部もストレッチポールをかける。
このながれで運動後のケアをすれば当面の間は問題なくいけると思います。




施術でしっかりと骨盤部の梨状筋、それに外旋六筋といわれる筋肉のいくつかを適宜リリースを加えていきました。
これでほっとしていただけたはずです。




首を単独で緩めすぎることで、かえって自分の首を絞めているとき。
別の所に首を不調にさせる原因が潜んでいることが多々あります。

首は解くのはほんとうに判断が難しい場合が多いのです。
施術をするものだからこそ、そのことがよくわかります。
十分な注意力と専門的な知識をもっていないと、やっかいなことをたびたび引き起こすのです。
施術をする先生でも、その方の力量が問われる個所といえるでしょう。





posted by スズキ at 14:09| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月30日

排酸棒で頭部のこりをセルフリリース、その後【 左側頭部の裏手にまで変化が届く! 】



愛用中の排酸棒.png

排酸棒を3本使って、表情筋含め頭頸部のリリースを続けています。

日によって、施術時間は30分〜1時間30分と伸縮しますが、
やっていて、気づいた点がありますのでお伝えいたします。


私は左側のおでこに大学生時代に電気工事のバイトをして、
その工事現場で負傷したときにこさえたコブがあります。
こちらは長年にわたるため骨の骨膜やその下の骨部の変形が定着して、
左側の表情筋の緊張度を高める要素となっています。

同時に古傷かしたものでは、その状態を維持し続けたままの治癒の流れから切り離されます。

そうなるとその部位に代謝が悪化する現象が起き、
脂肪等の老廃物を含む代謝阻害要因となる真皮より深めなエリアができてきます。

そちらはお客様から指摘を受けてきになってはいたものの、
私自身、どのような対処をすればいいのか。。。
美顔かつ美容等の首から上の施術を研究したことがなくて。
ベン石温熱器で、加熱温度を気持ちいいほどにして圧することはあっても、
それ以上のことはできないでいました。


それが、排酸棒を使って左側側頭筋を深く緩めだしたとき、
古傷化した左おでこのこぶの上が「どくんっどくんっ」という脈動にあわせた痛みを感じはじめました。


この脈動は悪化する際のダメージを受けたときにおきる質のものではないようです。
俗にいう『治療脈』というもので、代謝が弱まった部位に血液等の流れが復活したときにおこる脈です。
その治療脈が継続して起こりだしました。

不安で不幸になるレベルのになる痛み方ではないので、
さほど気にならないものの、
いままで貯め込んだ負の緊張エネルギーがどれだけ大きな量を持ち、それが骨まで達していたのか。。。
放置し続けたため、左側頭部の裏手にある硬膜が委縮し影響をだしていたことはわかっていました。

私は施術の仕事を、昔、一年間もの長期にわたって休業したことがあるのです。
そのときはこの左側頭部の裏手奥にかかる委縮化が一気に進んだ時期です。
多くの負の様相をあらわす症状が噴き出していました。
言葉で書くのもつらくなるようなものでもありますが、
生きているのが不思議なくらいの状態を味わったときでした。。。
そのコブの患部周囲を徐々に機能を制限させるような固定化を進めるといった、
異常な拘束を受け入れていき、徐々にそこにあたえたロープで血が出るほど拘束され締め付けられたところの感覚を、削いでいった。
痛覚という不快さがあるというしあわせと、それが消える不安と同時に神経が麻痺が進んだことによる安堵感。
事態は圧倒的に末期的な悪化促進へと進んでいたわけですから、複雑な思いがよぎります。

そうやって後の自分の人生上の爆発が再発しそうな不安要素を秘めたものを継続的に背負い続ける足かせも、
それもまた自身のものと受け止めて前を向くしかない。

そういった割り切りは必要で、そこにばかり気をとられては人生を棒に振るだけです。



そのような変な状態に陥っていることが、なぜ、わかるのか。
それはお客様の頭蓋仙骨治療を練習する前に、じぶんの頭部でさんざん一人きりの自主練をしています。
なので、自分の状態がどうであるかを、よく把握していますから。。。
このようなことを自身で視えていないまま、
いくつかの意識が跳ぶほどのことが起きてしまえば。
不安の増大がいちじるしく精神的に耐えられないのではと感じました。
施術の勉強をしていて、自身を救えた気持ちにできたのは、よかった点です。



ちなみに、外見上、このような影響があると視認しやすいところでは、
左側のもみあげ部分は髪の毛の伸びる量が右に比べてかなり低いのです。
右のもみあげと左のもみあげの長さでは、一ヶ月すると左が育ってないのがわかります。


ここまで頭部に深化し進行した凝りがあると、手技でも下手な動かし方をすれば、
改善よりも改悪へ向かうリスクが高く、私には手出しができなかったのです。


今回、排酸棒で、左首筋の斜角筋と僧帽筋、肩甲挙筋、頭板状筋、他を解き進めて、
頭頸部の皮下の層がけん引されたゆがみの力が減じられたことを感じました。
そのときに直感的に感じたのは、

「これだったら、左側側頭筋の奥へ手が出せるんじゃないか?」


というような感触。
頭頂骨と側頭骨のずれたかみ合わせ部の隙間をあけるよう、
長時間の乖離するための低い圧力でコンタクトしていくと。。。

1/10ミリほどの間が、空き浮く感じに。
そして左側ではなく右側側頭骨の回転が起こり始めました。

その時点で、課題は左側頭部の裏手にネックの根があるものの、
すでに他に悪影響が飛び火しているものと理解し実感しました。
それ以降、右側の顎関節部にクリック音のようなカキッとなりだし、
徐々に顎関節の詰まりを解放していく方向へ進んでいるのもわかります。

これもまた左側の側頭骨の影響の支配下で、
その支配下が先に動き出してくれるようなときは、
調和を持たせた状態で変化や改善が進行できるのです。
うまくいく期待感が高まる明るい兆しです。



正直に言うと、左側のおでこのこぶから派生した問題は、
深く複雑化した部位だったから、
ベン石温熱器で進行を止めるか少しだけ解けるか、
というところでだいぶ満足していたのですが。

排酸棒をもちいたらアプローチ感があるような手出しができていることに、
驚いてしまいました。
「やっぱり、適材適所で道具は選ぶようにするのがいい」と納得しました。

緊急事態宣言下でなければ、これだけ自分の身体に心身の余裕をもって手をかけられていなかったでしょう。
ハードな施術をしながら治療脈がで続けるようにするのは難しいため、
十分な身体を休められる今のタイミングだから。
長年の私が課題としていた根深い左側頭骨の深部にわたる影響も、
ゴールデンウイーク終わりまでに、ひと段落つけられるまでかたがつけられるように思います。






そしてまさか、、、なんですが。

排酸棒を使って頭頸部リリースをして、
ダイエット効果が引き出せているようです。


以前、一回目の緊急事態宣言のころ。
自宅で再生野菜を試みようとして野菜を育て始めたころで、
なにかご飯を頂く量がいつもより増えていくことに。
・・・それで、お腹周りが、たるっとなったのです。


そしてこの度の第三回目の緊急事態宣言。



Innsky ノンフライヤー 1.5L電気フライヤー【2020年最新版】LEDディスプレイ 油無し エアフライヤー 過熱保護レシピ45種

上記のエアフライヤーを買って、ハンバーグ等を油揚げせずに自宅でおいしくいただけるようになって。
だいぶ食が進むようになったのです。 ^-^;

前回の緊急事態宣言で食べていたときよりも
今のほうが倍ほどお腹がすく感じで食べてるのですが。。。


以前よりも代謝が改善しているし、
短時間睡眠ですが睡眠の質がよくなりました。
骨で立つ感覚が増しています。

また頬骨のずれを修正することで、鼻呼吸をするときの通りを改善させて副鼻腔の広がりを作り出していく。
それで呼吸の質も改良中です。

体内への意識、特に骨内部ですが、そちらへの気の配りからくる世界が広がるような認識も増しています。
ゆえに、カラダの内部の筋肉の凝り部分へ血流が行きわたり始める好転反応状態に移行中。

眠くなって、起きられなくて落ちるという、状態を、一部の身体の変化改善の進行中のお客様同様に感じています。



そのような変化を続けるがゆえに、
お腹が以前ようなたるっとなる感じはありません。
かえって首筋が伸びるようになって、全身的に細くなるよう見える感じがあるものの、
体幹力が増したのでやつれている感じもないし。

これは「ダイエット法」として、人に勧めたくなる変化ですね、これは。


また頭頸部の後頭骨の下端の筋の付着点を、適宜、しっかりゆるめれば、
頭皮が全体的に緩みだします。
それは頭皮の張りが強くなりすぎて血液量が減ったために起きる、
頭髪が細くなったり量が減ったりする人には好印象な成果がでるはず。
育毛効果が期待できる法」となる可能性、あるように感じました。


私が散歩途中で見かける「自律神経を整える」「育毛」と看板に書かれた整骨院の前を通ると、
どんな感じの育毛法なんだろうと興味津々です。
しっかりとした長年の経験を積んだ整骨院の先生だと、聞いていますので。
私は排酸棒を手にしたのも最近ですから、
そのような臨床経験の豊富な先生にはかなうことはないのですが、
私の施術仲間との会話で。
「育毛成果が高い確率で約束できて結果が出せるなら。十分、それだけで食べていけるよね」
と話したことを思い出します。



最近は、残念ながら新たな運動を実際にしてみる機会もないため、
特別なにかをしていってるといえば、
排酸棒でのフェイシャルおよび頭頸部のリリースのみ。



頭部のマッサージは、全身の経絡がそこに集まっているため、
全身の経絡上のコンディションを上向かせることにもつながります。

自律神経系が、それにともなって安定的に向上した状態に移行していけます。
そこが実によく効果がでてきているのが、自分の脈を診て気血の様子からもわかります。



私が独自に様々なツールを手にして、
工夫してそれらを使いこなしてきた延長線上に排酸棒を握っているので。
一般的な効果的に排酸棒をつかうやり方とは違ったやり方になっていると思います。
ただ他のツールでの臨床結果がよかったノウハウを多数引き出しに入れているため、
それもまた、興味深い独自の成果を出せる下地になっているのでしょう。



まじめに、美顔器としてのみならず、痩身や育毛に排酸棒は使えるのか。


その視点で検証、研究してみます。
posted by スズキ at 12:31| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月28日

排酸棒をもちいてお客様の鎖骨リリース、順調でした。 ^-^

昨日の施術にて。

お客様より胃に関連する部位のリリースを希望していただいております。

そのためには。
胃経上にある経絡線上の筋連鎖を妨げている箇所をみつけ修復を図るというアプローチも。



以前、私が書いたブログに鎖骨を排酸棒で調整するという内容があります。
胃経は鎖骨の真下あたりの位置に、大変重要な経穴があるのですが、
鎖骨という骨がその経穴をふたをするような位置にいるとき。

物理的に圧等をかけて鎖骨の下にある経穴へ適切かつ適量の刺激を加えるのは難しいのです。


2021年04月21日
「コロナ下での大変さ」と「排酸棒を複数使うと鎖骨も解きやすいのですね」
http://bodywise-note.seesaa.net/article/481115974.html



だったら、どうすればいいの?


鎖骨が、鎖骨下の肋骨1番や胸骨柄などの隣接する別の骨と癒着をするときに、
鎖骨を理想的な可動域にまで位置を動かせないため問題が生じるということですから。

鎖骨を、まず、まっさきに動かせるように仕上げていけばいいのです。


鎖骨を動かしていこう.png


これは慢性化した鎖骨の骨どおしの癒着が進んでいるとき。
そちらのリリースは簡単なことではありません。

古典的とはいわないまでも、
やり方のひとつとして、鎖骨の真ん中あたりを鎖骨の骨を施術者が上下を指でつまみ上げて乖離させる。
そのようなやり方がアプローチとしては一般的かもしれません。

もう少し丁寧に視れば、鎖骨が付着点をもつ靭帯部分の癒着による凝りを、
オステオパシー系の手技で靭帯部のリリースを先行しておこない緩める。
そのようなことから始めます。

それで少しずつ鎖骨も胸鎖関節部の拘縮した凝りが少なくなる等により、
鎖骨の動きが改善していくのです。

ただしそのようなアプローチで、鎖骨の関節可動域が理想の半分まで進んだとしても、鎖骨の骨の裏側に位置する胃経の経穴に、
ピンポイントかまたはその周辺ぐるりを緩めようとしても、まだまだかなり鎖骨が患部の胃経の経穴部への圧を拒むかのようです。
これではまだ不十分。



なので先だってブログにも一部書かせていただいた鎖骨へ排酸棒を使ったアプローチをしていきます。

まずは鎖骨を解く前に、腕の末端から肩部(一部肩甲骨や腋下の肋骨部位を含む)を緩めます。
そこを手を抜いて鎖骨のみを胸鎖関節部を瞬間高速加圧でリリースをかけるやり方もありますが、
手の末端部までの筋緊張がゴリゴリで緩まっていないと、早々にそれでは元の鎖骨の変位状態へと戻りやすいのです。

なので、先行して解く部分を先に十分緩めておいてから鎖骨のリリースに映ります。

やり方はシンプルです。

ただ鎖骨は骨折しやすい個所ですから一般の方は、実際に自身ではやらずに、
「そのような緩める作法があるのか」というやりかたの存在を認知していただくにとどめたほうがいいでしょう。
同業者の方は、自己責任の上、このやり方をお試しいただきたたき台としてもちいていただければさいわいです。



排酸棒を2本(〜3本)用意します。
まずはお客様が仰向けに寝る姿勢。
(座位では、お客様が急に前後等姿勢を変更なさる恐れがあり、その時点で鎖骨に骨折等の危険が及びます。)
鎖骨の中間位の上下に排酸棒を鎖骨の下に潜り込む方向へ密着させるように設置します。

鎖骨を上下の排酸棒をつかって挟みつつ、上下の排酸棒の当たっている組織の必ず柔らかいほうから詰まりを緩めます。
鎖骨の上下の緩めようとする側の排酸棒を、リズミカルに加圧・減圧を痛みの様子をみながら繰り返します。
「多少の痛みは感じられるが、痛すぎない程度」を目安にしてください。
そのときアプローチ中の側の腕を持ち上げることで、鎖骨を体幹から引きあげ、鎖骨部のリリースが進むようにします。
極力、排酸棒を握る手は、排酸棒をむんずと力を込めて緊張気味に握るのはやめて、
手の小指側を尺骨側に引手を感じ、橈骨を親指側を前へと押し出すように感じながら操作するといいでしょう。
そのように排酸棒を握る理由:患部のこわばりが強いと、握り方が悪いとリリースには歯が立ちません、特に鎖骨下の鎖骨下筋のアプローチはそうです。安定した圧が出せなければ痛みが出ます。

柔らかい側の患部を緩めるよう先行してアプローチすれば、硬さが強かったもう一方の側も緩みだし落ち着いていきます。
そのようにこわばりが強い炎症が激しい側を後からリリースをするほうが、お客様の感じるリリース全体の痛みが格段に下がります。


ある程度のリリースが進んだら、加圧と減圧を繰り返す段から、鎖骨の骨に沿う排酸棒の先端を動かすずり圧(ボウエンテクニックのムーブならなおよし)をかけます。

それからまた加圧と減圧の上下動や、横向きの鎖骨に沿ったずり圧を丁寧に繰り返すことで、
鎖骨の上下の筋が深部まで緩みだします。




このやり方で、昨日のお客様の鎖骨は正常な状態まで可動が現れました。

そのおかげで鎖骨を上方にうまくずらせて、的確に胃経の経穴:缺盆(けつぼん)の横向きの段々になった個所をたやすく解かすことができました。
これで私が見つけたところでは、胃経のラインの体表に現れた経穴部は、すべてツボを消すことができました。 ^-^


ここまでくるまで、「ベン石温熱器でどうにかならないか」とか「ベン石スティックでは?」など、
多くの施術ツールを買って自分に試してはボツるを繰り返し、20ほどのツールを試した感じになります。



そしてそのお客様から、「鈴木さんの施術は、進化ではなく、『深化』だよね」と言っていただけました。
筋膜リリース以外の多くに手を出すのではなく、そこを一点、どんどん深く掘り進んでいく。

ほんとうにうまいこと言うな。 ^-^


笑点の座布団運びのように、座布団を差し出したくなりました。


私が、様々な道具を手を出しているようにみえても、
そうする目的は単純にひとつなのです。

カラダの深部にできた埋設物を掘り出していくこと。
本来はその人にはそれが必要ではなく不要なはずで持っていてはいけないものだった。

そこを呪術でもなければマジックでもない、誰にでも対応可能な再現できるノウハウをつくりだすことに終始しています。

「鎖骨の下を解く」という筋の下ではなく骨の下を探るという部分は人体には他にもいくつかあるのですが、
鎖骨の下は私にとって特にリリース難易度が高いもの。

鎖骨部を通る経絡の「胃経」、「腎経」そして肩甲骨の一端である烏口突起下の「肺経」・「大腸経」なども
鎖骨の不自由な可動制限があれば悪影響をあらわすものでしょう。

なので、ひとまず私が観て鎖骨の可動が完璧な状態にというのはうれしいことでした。
こちらのお客様、非常に研究熱心でカラダのことをメモってくれて貴重な情報をつたえていただいております。
身体操作について、きっちりポイントを把握して身につけていかれてます。

そういった土壌がカラダに備わっておられるから、鎖骨のリリースがより安全かつスムースにいったことと感じています。


また、、、この鎖骨下の経穴がいくつかあるのですが、それらはすべて呼吸器だったり肺に影響が根深いもので、
この部分がネックとなれば花粉症などのアレルギーが現れやすくなります。
逆をいえば、ここがしっかりほどかれて気血の流れをここを順調に通してあげるようにできたら。。。
おおよそ他のお客様たちも、この部位の改善が深化すると花粉症等アレルギーが収まるということをみてきました。

私もときどき花粉症時期の始まりに疲れ果てた体をしていると、目のかゆみや鼻水がでてひどいことがあります。
そんなとき、今だったら排酸棒のお世話になりますが、それを知らなかった当時は鎖骨を骨折させないよう注意を払って、
ぎりぎりのリリースを自身に施して花粉症の症状を消していました。速攻で消えてくれますが、相当に激痛な解き方です。
お客様に私自身にしていたことをすれば、訴えられそうなのでできない、というレベルのものです。

でも排酸棒でうまく順序だててリリースを積めば、私自身に課した激痛な鎖骨部及び胸骨、上部肋骨の腋下などを解くのも、
痛すぎない程度にしても効果が出せそうな気がします。

排酸棒は、私にとって施術に活かせるポテンシャルの高さを読むことができるものの、
それはベースに施術の型を知っているから。
すると、「この患部はこのように排酸棒を応用しよう」と発想がでてくるのです。

排酸棒を買っても、排酸棒の使い方の詳細を教えてくれる教材がない。
それは私の自由な発想で使いこなす上限を削らせずに役立ってくれています。 ^-^


posted by スズキ at 15:37| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月26日

頚部後面の上端部を緩めてたら、腰が凝っていたのが、しっかり緩んできた! その腰の緩むレベルが高くてびっくり。

私はカラダがかなり硬いほうだと自覚しています。
立位体前屈で、どうにか指先がちょこっと床につく程度。

ムリをしてもっと曲げようとすると、
股関節から曲げるのがセオリーだとわかってやってみても
「もう、これ以上やったら明日がひどいことになりそう・・・」
とやめてしまいます。 ^-^;

お風呂でゆるめてがんばっていけばどうにかなるのはわかっていますが、
なにか、このままがんばりすぎると腱や靭帯が伸びて戻らなくなりそう。
そのような不穏なものを感じて厳しいところまではやらないでいました。



そういう私の状態が前提ですが、


ここ1カ月、骨で立つ感じを以前より明確な規定をして使いだした点も影響があると思いますが、
頭部後ろ側の後頭骨に癒着した筋肉群を緩めていってどんな変化が起きたのかをお伝えします。


起立筋と僧帽筋、頭板状筋、斜角筋など、背骨を挟む両サイドの筋肉群が頭部(主に後頭骨下端)に付着している部位が徐々に深く解けてきました。

いままでもベン石温熱器等でこの部位は解いたものの、
後頭骨の骨膜付近までには緩めるための圧が届かず、
ゆるめても一週間程度で戻りが感じられ、
2週間は持たなかった印象があります。

今回の排酸棒をもちいたリリースでは、
ベン石温熱器や他の板状のかっさで解いたときよりも、
ざっくりと深部まで筋の奥まで圧が届く構造であるおかげもあって。
筋肉が頭部の骨に付着する付着点に接合した「腱」へ届きました。
筋肉のリリースに重要な個所である腱を適切な技術で緩めれば容易に戻って硬くなることはありません。

それもあって粛々と日々、30分前後時間をかけて首後ろをリリースしています。


首後ろの付け根を説いたら腰が緩んだ!.png

すると起立筋全体がほどけてきたことを感じ取ることができるように。
そのおかげだと思いますが、
ここひと月は6〜8時間の長時間のデスクワークをしているのですが、
それでも背中の張りは以前より半減しています。


それは弓矢を射る弓の弦の上の縛りがきつければ、その弓の弦の全体が強く張るという仕組みに似ています。

首後ろの『項靭帯』という馬の「たてがみ」が生えるところの下に頭部を靭帯で支え吊る仕組みがありますが、
この項靭帯が緩みだしたとき。

腰部分の腰椎の棘突起のそれぞれが以前よりも柔軟性がでてきたようです。
すると腰椎部分の棘突起を結ぶ靭帯が委縮して固まった緊張がほどけだしてきました。
それがかえって腰椎棘突起が急激に徐々に固まってきた状態を逆行することとなり、
その変化の起こりが大きかったため排泄系の大腸部に以前には体験したことがないパターンの不調が発生。

便秘でもなければ下痢でもないのだが、体内の宿便のようなものの動きがでてきた感じをうけました。
当初、何が起きているかが見当がつかなかったため、今回はちょっと焦りました。
腰痛等の痛覚に訴える場合は、それを逃れるようにするのノウハウは熟知してますが、
内科的な部位での急激な変化は容易に読み切れるものではないための焦りです。


ただ腰部の棘突起の詰まりが徐々に改善してきたことで、
腰部の起立筋、そして腰方形筋までもが着実に緩みだしてきた。


それにつれてお腹の不調が徐々に改善しました。
ただまだ以前から蓄積してきた腰部の問題はだいぶ量があって、
それは上部頚椎周辺の閉じた詰まりが開けてきたとき、
さらに本格的な改善へと移行する期待がもたれています。


腰部へ腰筋や腰部筋肉の白色部分をしっかり緩めるよう努めたことがかつてありましたが、
今回のような深い骨盤の前傾改善へ対抗できるまでの変化が感じられたことがありません。


そういったところを考えてみて、
頚椎第一を詰まらせ続けた筋肉のリリースは、
私が期待していた以上に身体の基底部を安定させるカギになっている。


そのように感じました。


いままで施術でのアプローチは「腰仙関節」(腰椎5番目と仙椎1番目の間にある関節)を重点的に観るようにしてきました。

腰仙関節のほうが私には施術後のお客様のカラダの状態に反動がどうでるかが読めるため、
安全に対処できやすかったということと、
この度、私が自身を解いている頚部上端の後面(頚椎第一周囲)の凝りの深い部位をとくときは、
時に頭部の傾斜がパターンが急激に変わって頸動脈部分の圧迫等の反動がおきるリスクを嫌ってのことです。

ですがもし、私や数名の同業の有志の先生に頼んでこの部位をしっかり解くことで、安全性と効果をチェックしていけば、
対応もスムースに安全に頚部の後ろの問題という首凝りや鼻の問題やのどの問題を軽減させることもできる。
そのうえ全身のバランスの修正ができるような状態の変更が進むことで
腰仙関節を必死に強い力で加圧して解かなくてもよく、しこり化が戻りづらいリリースとなることに気づき始めました。


ここは反応が非常に大きく出るため、よくなる場合もかえって体調を崩されるような場合も、でてくる。
非常に対応がシビアになってくるので、ここをいきなり触るのは厳禁といえる人もいるようなところだ。

時間をかけて研究が進めば、
私にとっても新たな得意分野を得られるようになるかもしれません。



いいですね。
興味深い!!
posted by スズキ at 10:28| Comment(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする