2005年06月25日

骨盤を活かす脚部の筋肉たち--2

江戸時代以前の大腰筋をフル活用した歩き方なら、
利き足を使い過ぎて骨盤底面部を癒着促進させなくてすんだのですが。。。
残念です。

この骨盤底面の付着部の癒着をリリースすれば、
骨盤のゆがみが減少させることができます。
体を立てる能力を取り戻すことができます。

この骨盤底面付着部を解かれた後に、
太股の裏や会陰部分などを深くまで触ってみてください。
ときとしてマシュマロのような柔らかさに転じています。
同時に骨盤底筋群も和らぎ腹式呼吸が楽になります。
長時間立ったり歩いたりしても、
絶妙に骨を使い支えることができるので疲れません。
骨盤を微塵も傾いたままにしない繊細な制御を、
この筋肉達がかなえてくれるようになるわけです。
もちろんそうするための練習は必要ですけど。
このこの骨盤底面の癒着がある上で立つ練習をする以上の成果が、
リリース後に感じ取れることになるでしょう!

私自身も自分の体でこの部分をリリースする前と後を比較したことがあります。
その感触の違いに驚いた記憶があります。
奇跡が起きた感じでした。^^1

ただこの付着部。
体調回復やバランス能力や胆力回復に大変重要な部分です。
重要な部分とは体全体に大きな変化をもたらす箇所であり、
左右の脚バランスが収拾つかなくなりつらい目にあう場所。
不用意にリリースすれば内臓の下垂を助長させられます。
やり方を知らなければ解放に危険をともなう場所です。
その意味においてこの部分を直接マッサージにて解くのは、
ロルファーの先生方や、
筋膜リリースに精通している方々くらいではないでしょうか?

カウンターストレインなどで骨盤低面部をリリースをする場合、
直接筋膜リリースマッサージを加えるより効果が減ぜられるように感じます。
ただお客様の状態が重くないときにはこれだけで対処することも可能でしょう。
理論的にはある程度これでもリリースできるはずです。

そしてカウンターストレインでのリリースでは直接マッサージで起こるほどの
リスクはないように思います。
骨盤底面を解く作業に慣れていないワーカーの方は
カウンターストレインでリリースする練習をして感触をつかむ。
その次に直接法をとっていくようにすればよいのではと考えます。
私はこのステップを踏んだのですが数年かかりましたけど。。。--1
posted by スズキ at 00:00| 以前のコンテンツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする