中心となって働く筋肉は「大胸筋」だとイメージしているとき。
大胸筋とは胸の前面にある筋肉肋骨全面を覆う筋肉です。
この方が腕力を発揮するときに大胸筋に多大な力が発揮される。
人は「この筋肉を使おう!」とのイメージに沿って、
筋肉の動きを制御する傾向があるからです。
ですが大胸筋は胸椎には付着点を持ちません。
腕と脊椎を結んでいない筋肉。
大黒柱からは離れた存在です。
中心軸とはかぶることのない、
コアとはいいがたい筋肉です。
大胸筋の付着点は肋骨と上腕骨上部です、
この大胸筋を過度に使えば肋骨を痛めます。
肋間筋を固め呼吸を縮小させアレルギー体質へと近づきます。
中心として利用すべき筋肉を間違えれば、
必ず無理や摩擦を被るのです。
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それに対して。。。
コアの筋肉は十分に頼りにできるからほんとうに強いのです。
体の中心を通る骨という数トンかかってもへこたれない強度を、
分けてもらえますから。
脊椎に根付いたコアの筋肉のタフさは、
それ以外の筋肉とは強度の違いは桁違いです。
体幹力とでもいいましょうか。
コアの筋肉を利用できる感覚を身につけることは、
人それぞれで簡単に身につく人もいれば難しい人もいます。
今までの身体に対しての真摯な取り組み姿勢が、
その決定因子になると思います。
ですがひとまずは、
手や足のコアになる筋肉がどこにあるのかを、
正確な位置や作用は把握しておくに越したことありません。
なかには頭の中で『へぇ〜。ここがコアのか』と気づくだけで、
動きの質が格段に変わってしまったラッキーな人もいますから。
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