2005年07月18日

喉が渇いたときだけ水が欲しくなる---2

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砂漠で喉を潤す水は、
誰でも喜んで受け取って飲んでくれます。
ですがプールの中に潜る人に水を飲ませようとしたら、
煙たがられます。

十分足りていると感じていれば、
もう欲しくはないのです。
水や食べ物やお節介も。

学ぶ側の理論を優先しなければ、
議論は空回りするばかり。

『あなたにはこれが足りませんから』といわれても、
自分で足りてると考えていれば受け付けないのです。
周りは辛抱強く温かく見守るしかありません。

ですが『水が足りない』と困り始めたとき、
美味しく水を飲んでくれます。

学ぶ側の姿勢が整いました。
教えることに集中できます。
すると飲み込みが速い。

72歳でも20Kg程度の瞬間圧をかけられても、
平気な顔が出きるまで『学びとれる』ました。

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ただ疑問が起こるかもしれません。
『なんで施術をしてあげなかったの?』と。

施術をしても腕の使い方などを学ばなければ、
だめなんです。
たとえば太極拳や合気道を究めた老人はなぜ健康と体力を維持できるか?
そう疑問を持てば答えは簡単にでるでしょう。

『体の用法』というものがあり、
いかに体に負担を強いないで活かして使うか?
その技術を研究する事自体が技を磨く事です。
技を磨く過程で体の用法が身につき日々実践。
体を楽に合理的に活かす技術を究めています。

彼らの健康と体力維持の秘密の主要部分です。

それにより加齢して体が衰える速度に、
体を活かして使う技術力が勝りました。
この点、気を引き締めて対応すること。

そこに驚きとともに、
明るい未来を抱けるでしょう。

このたび母には、
中国武術や合気道でおこなわれる腕や脚の用法の一部を伝えました。

体を使う技術に関心を持ってもらいたかったからです。

「プールの中にいて水はもうたくさん!」
と言っていた自分が、
「もっと水を飲まなくては。喉が乾いていたんだ」
と気づいてくれれば成功です。

がんばってほしいです。
posted by スズキ at 00:00| 以前のコンテンツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする