2005年07月16日

ポテンシャルエナジーとキネティックエナジー---2

筋肉を主導力としていないポテンシャルエナジーのほうが、
筋肉疲労の原因とならないだけではありません。

立ち姿から地べたに腰を下ろすとき。
2つの方法があります。
ひとつはキネティックエナジーを利用し、
つまり筋肉の力を用いて体を縮めて体勢を低くする方法。
動きがぎくしゃくしていることが観察できます。
もうひとつはポテンシャルエナジーを利用し、
膝や股関節を一気にゆるめて体を自由落下させる方法。
動きが重力線に沿った力を与えられて滝の水が落ちるがごとく、
生きた流れが感じられます。

実際にこの二つの方法を試していただければわかりますが、
後者のポテンシャルエナジーを利用したほうがだんぜん速い!
前者のキネティックエナジーを利用する倍近くの速さになるでしょう。

つまりポテンシャルエナジーを、
動作の中にいかにもりこむのか。

筋肉疲労が軽減し疲れない体を持つより効率のいい。
そして素早く流れるような動きをすることができます。

ダンサーやスポーツ選手はポテンシャルエナジーを身につけなければ
一流になれないと断言できるでしょう。

一般の方も、
歩くときキネティックエナジーとポテンシャルエナジーの割合を
考えてほしいのです。

膝を曲げて歩く癖のある方は、
ベースがキネティックエナジーがメインです。
だから非常に疲れる。
それに対してうまく歩く方は、
巧みにポテンシャルエナジーを歩きに取り入れています。
だから疲れないしテンポよくスピーディーに歩けるのです。

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ここまでいいますとお分かりいただけるでしょう。

人間の動きにはキネティックエナジー以上に、
ポテンシャルエナジーを活かす才能が重要です。

筋トレではキネティックエナジーしか対応できない。
ポテンシャルエナジーの真の重要性に気づかなければ、
どうしてもキネティックエナジーに傾倒しがちです。

ですが一歩その考えから外に脚を踏み出してください。

ポテンシャルエナジーという、
無限のポテンシャルのようなエネルギーが眠っています
!!!

そのエネルギーが強力に体のサポートをしてくれるためには、
キネティックエナジーという体のセンサーで直接感じられる筋肉の力感から
離れる必要があります。

ポテンシャルエナジーという地球が潜在的にもつ引きつける力に、
身を任せる練習をおこなえば良いでしょう。

posted by スズキ at 00:00| 以前のコンテンツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする