2005年07月05日

全身を行き交う第二のネットワーク【経筋帯】--1

54a11feb.jpg
足の太陽(膀胱)経絡筋肉図

経絡線とはツボとツボを結ぶネットワーク。
全身の各部や五臓六腑を協調させるための、
第二の神経のような役割を持っています。

そしてその経絡の線が存在しているエリアが、
経筋帯と呼ばれています。

もともと経筋は筋肉を取り巻く筋膜層の中にある。
筋肉自体は神経組織が比較的少なく、
筋膜層に多く含まれていることからも想像がつく。

----
【経筋帯の見方】

もし膀胱経筋帯上の足が凝っているとき。
その影響は足だけにとどまることはない。
図上の赤い線をたどれば耳裏や目と鼻の間まで、
膀胱経筋帯が伸びている。
そして経筋の影響力が
足の凝りにより背中や肩、首筋、顔にまで
至ることを示しています。

顔や首筋が凝っていてつらいといわれるとき。
痛みが出ている患部のみが問題とは考えません。
その経筋帯の全体を把握して考えていきます。

すると・・・。
足ほど酷使されていて硬くなりやすい部分は、
他にはありませんので足が硬くなっていれば、
多くの問題が脚部硬化から起こります。
体重を支えるための蓄積疲労は相当です。

背中が痛いとか首が痛いとかいわれて、
脚部のリリースに長時間かけています。
つまりこの経筋帯の延長線上をたどり、
大腿二頭筋あたりの強い硬化が問題だ、
とみつけてひたすら対応しているのです。
経筋帯を理解していれば当然のことです。

強く経筋帯を阻害している部分をリリースすれば、
同一経筋帯上の不快な影響も減少していく。
というルールがあります。
posted by スズキ at 00:00| 以前のコンテンツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする