武術は相手がいた場合を想定している。
中国拳法の発祥は健康法ではありません。
戦乱の世を生き抜くため、
『相手を倒し生きる道具』として進化しました。
太極拳教本の多くは「健康増進」を目的に書かれています。
ですが『心意六合拳』『八卦掌』その他の書物を観ると、
人体の急所(目を突く・股間を蹴る・喉を突く・みぞおちを突く)や、
点穴を突いて相手の自由を奪うなど驚く内容です。
練習をするときに心構えがあります。
一人で練習をするときには、
自分の目の前にいる仮想の敵と戦います。
相手に対しての攻撃と同時に、
相手からの攻撃も仮想します。
相手は自分の急所を容赦なく襲います。
だから気が抜けないのです。
身震いするほど真剣に練習しなければなりません。
イメージの敵(小さなスティーブン・セガールみたいな人)が、
私の急所をめがけて襲いかかってきます。^^1
そして実践のとき。
実践は練習とは違います。
もっと頑張れ、ではありません。
敵と対戦するときは一人で練習しているときのことを忘れず、
敵の存在に動揺することなく日頃の実力を十分に発揮せよ、
といいます。
実践は生涯なければ幸い。
でも備えあれば憂いなし。
個人的に孫式太極拳をと考えていました。
ですが八卦掌の創始者の伝説に惹かれて、
本での自学ですが勉強中です。
八卦掌の要素は孫式太極拳に取り入れられています。
あながち当初の目標からすると遠からずなのですが。
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ちなみにワークテクニックを学習・練習するとき。
同様なのです。
一人で本を読んで学習するとき。
人がいなくてもいることを想定して、
相対して練習を行います。
自分の手足を動かして相対する人の体の状態や作用具合を
見極めるようイメージいたします。
その時点でさまざまな観察をしアイデアを出します。
これが学習ですし練習となります。
これを繰り返し初めて人の体に対することができるようになります。
イメージトレーニングをしながらワークテクニックの関連書籍を読むかどうか。
この心構えがあれば自習ができます。
ぜひ整体やマッサージの本を読むとき心がけてくださいね。
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