よくお問い合わせやお体の状況報告をご連絡いただいているお客様の
ボディチェックをさせていただきました。
去年はそのお客様のご自宅に足を運んで、
施術法のやり方の簡易講習といった経験をさせていただきました。
今回のささやかなボディチェック企画は、
この方を観る機会でやらせていただくこととなりました。
姿勢の修正をメインに、
一部ですが気づいた左肩等の部分修正を手技でおこなうイメージ。
丁寧にお体の状態を観察し、日頃より食や運動による改善を欠かさない方で、
ボディチェック前に本人が自発的にお話しいただけた
カラダの現状認識が適切な改善方向の道筋を指し示しておられました。
生の観察データからだけでは、そこからどのように原資データを編集して対応する手技を当てるかは見つけだすことはできません。
そこには専門性を持った生理学的・解剖学的な意味合いを読み解釈し、
そのうえで手技療法全般の技法からなにを使うことが最適だろうかと。
手技もひとつの分野では必ず対応の得手不得手がありますので、
さまざまな流派の全体を理解して特徴を把握したしたうえでなければ、
壁に当たるようにできております。
だから広く手技療法全般をある程度の技量を備えて身につけています。
そのうえで選ぶやり方ですから、さっさと問題はとき進められるから、
別段難しいことをしているようには見えない。
それが私個人の目指してきた理想の型です。
ただそうであっても生の身体情報を正確かつ客観的なサポートも受けつつ、
しっかり把握することができていなければ、
原資となる状態の設定が別ものとして手渡されてしまい、
そこからでてくる対処は認識の誤解・誤認が入り込むため切れ味が悪い。
神業的なボディチェック能力をもつ者でもない限り、
本人からの経過を伺うことで、内部に潜む問題の大きさや箇所、深さ、硬軟、寒熱などを知り、
そのうえで実際に手技をするときに触診で問診上の状態通りかどうかの正誤をチェック。
問診どおりの状態として触診で当てられていればいいのですが、
違和感が強い場合にはなにか良からぬものが潜んでいることが推測できます。
こと、このときの推測がはずれてくれればと思いますが、
多くは病位が深く入り込みすぎた状態だったり伝変が進んで次にいったことを示し、
その後の対処に難しさが飛躍的に加えられたことがわかります。
そういったことをわかっている場合には、
すでに体力値が大いに削られているため
解きすぎれば衰弱を加速させるだけです。
薄氷を踏む対応が求められます。
で幸いなこと、この度のお客様はそういった薄氷を踏むことはありません。
がっつり以前から身にまとった左肩の肩甲骨ごとの挙上パターンが再燃され、
そこに骨盤の腸骨を変位させる起点となっていることを気づいてほしくて。
そのための時間を意図して多く注ぎ込みました。
かつて身を守るためにそうした姿勢を採用していたのですが、
難が過ぎた後にも、そのきつい痛みから逃げるためしてきた姿勢を手放せない。
これは本能がなさる技です。
きつい痛みを感じたときの恐怖から逃れたい。
それで無自覚的に体を操作し痛みが軽減する姿勢を見つけ出しました。
無自覚上の自己認識では恐怖から逃げられる姿勢を学習できて安心しています。
ほっとできる変位姿勢です。
ですが厄介なものですが、
そうした状態を(難が過ぎた後にも)続けていこうとします。
過去も現在も未来も時間観念はない脳の記憶では
カラダの状態が左右均衡が取れた状態になると痛みがひどいと学習しますから、
そこに施術者の私が『ここが正解だと思いますよ!』と指示して姿勢を変えたとき。
確かに体幹が落ち着いて、体を押されてもびくともしなくなっています。
対していつもの姿勢では、ささやかな圧を胸骨にかけただけで倒れます。
骨を垂直に並べバランスを重視した操作が必要です。
前後左右上下の八方の重心が生きておれば、
5Kgほどの圧で押されてもびくともしないんです。
しっかり無駄な筋肉の緊張を解ければ30Kg 圧でも、涼しい顔でいられます。
対していつもの姿勢では、軽くちょんとつっつかれただけでよろっとよろける。
そうした差異を体験し体感してもらいました。
そうすることで、
不要な筋緊張からくる見た目にわかる体の変位には重心の乱れを起こし、
体幹の骨格上のねじれや歪みがでることを理解していただければと願いまして。
骨格筋が無駄に使われて緊張が凝りを得られるとき。
実際は体が硬かったときには、そうした病が潜り込んだ分だけ、
体が凝りによりコルセットをつくってもらって楽にささえられていたわけです。
こちらのお客様は、すでにそうしたコルセットが脱げてきておられるのですね。
全身的な筋肉の質も落ち着いてきてました。
こちらの方は自分の体質を知っておられて、
すでにその体質を改善させる手を打っていますからなおさらです。
そうして徐々に体の芯の骨近くにこびりつきまとわりついていた、
多くの強固なコルセットを脱ぎ捨てだすとき。
私もかつて数回感じたことがある状態ですが、
いままでそこに痛みがあったの!?
と思えるところがゴリゴリに激痛になって現れてきます。
アライメント調整のうまい施術者が触れば意味がわかる。
でも通常はいつもだったらこの部分は痛かった覚えがあるが、
まったく覚えのない部位に腰砕けになるほどの激痛です。
強固なコルセットを巻いてきた人限定の激痛なんですが、
こうした場合、大抵は過去に得た手放さなければならない
変位姿勢を手放せというメッセージがこめられているようです。
その証拠に、さっきまでの刺痛が手放す状態に体制を整えたら、
呼吸の入が深く量が増していくことにきづき、
その状態を5分も味わえば刺痛が軽減するか消失しております。
このような方の場合、
施術での他者による修正は一定時間の体の楽さを体感できて快適なものの、
必ず脳の学習した変位状態に引き戻してしまうのが特徴的です。
なので、この方のように普段遣いで体の状態を客観視する観察眼があれば、
脳の恒常から変位状態を生み出すからくりに気づく機会をもてるでしょう。
そしてそうする自分の脳も、別に自分へ苦しみを強いようとしたわけではありません。
痛みからの恐怖を守り続けたいという肯定的な意図を持って
反射的な守護操作を起こし続ける機能の発現があると理解する。
そして『守護機能に対しお疲れ様と深々と感謝』できたときに。。。
それが正解であれば、
がらっと歪曲体型がナチュラル姿勢に変わる。
そういった変化をなさった友人を2〜3名観てきました。
正直に言えば、すでに彼らは他者からの施術を受ける必要はありません。
そうされなくても、すくすくと変化の手押し車は回りつづけていました。
自分の当面のやりくりに必死で必要ない守護までし続けるさせる意識とは、
潜在意識とのアクセスを阻むように感じております。
興味深いことですが催眠療法により意識の裏に隠れた潜在意識とつながり、
そちらからの叡智と作用が働き出すような脳波にいたるとき。
理智によるこころの平穏を感じられ、同期するように身体の様子も。
こういった状態になる方の特徴の一つとしてあげられるのは、
自分の体は自分の管理として責任を持ちたいという思いの強さです。
そうした際の具体的な行動が、
日頃からの自己観察をして慈しむこころを育てることに現れます。
ある意味、こうした自分への観察を大切にできている。
またはこれからでも、そうしていこうと心に決めている。
そういった方々には、ボディチェックという他者の目や手により得た客観情報と、
自分の感じとった情報を突き合わせて理解を立体化していく機会になるでしょう。
そういった含みを感じられる方と、
空間を同じくできることの喜びは大きいものです。
【関連する記事】
- 心的ストレス蓄積の盲点。催眠時がキケンです!!
- 症状もフェーズごとに対処ががらっと違ってくるという例示です
- 消渇(糖尿病)についての考察
- 更年期障害 ≒ 陰虚体質 です
- 特別なアフターの解説が期待できた特別な公演会、いきそびれました・・・😂
- 腎気不固証は尿漏れパッドが味方に!?
- 血虚はわかりやすいけど、瘀血体質は体の内部の血管のリアルを想像しづらいと思います..
- (姿勢・呼吸・こころ・運動・食事)のつぶぞろいのバランスのよさは (腎・肺・心・..
- 身体を全体的に俯瞰して観察するときに大切な心得
- 個人的な中医学と薬膳にかける思い。重苦しくってごめんなさい!
- 伝統的な中医学の認知症という症候群の起こる場合の一例を述べさせていただきますね
- 陽虚体質改善目的のハラルフード店で買ってきた骨付きブロック肉。 そこ以外の学び..
- 手技と薬膳の両輪関係
- AIはガードレーリングをもって活用しよう。 特に健康状態を左右する質問には必要不..
- 現代台湾医療事情 『 中西医結合 』とは?









