2026年01月21日

施術する先生もおちいりやすい自覚症状トラップ。そこを脱するには『直感利用がカギ』?  (私の場合です)

初回施術前に、問診をさせていただきます。

問診の内容を大まかにおつたえすれば、
家族歴、既往歴、現病歴、主訴、自覚症(現症)。

具体例示(まったくの仮例です)すれば、
家族歴:お父さんが腰痛症で手術をしたことがあったとか、
既往歴:幼少期に小児喘息を患っていた
現病歴:先日の人間ドックによる採血で肝臓の数値が思わしくなかった
自覚症:在宅でパソコンを長時間使う仕事で片頭痛が繰り返され徐々に悪化している

といった様子です。


一般的なことですが、
緊急性から依頼者の意識は自覚症の片頭痛が拡大され他は見えなくなるのが通常です。
昨日起きた片頭痛がまた今日明日襲ってくるかもしれないという悩みがあれば、
既往症となって改善した幼少期の小児喘息の話など頭から消し飛んでいるはず。

施術をする先生でも
お客様をみれば自覚症の他に現れている無自覚症の気配や予兆を汲み取れるが、
いざ自分が患って自覚症を得たとなると無自覚症の気配や予兆は汲み取れません。
こうなることは生物的な本能のなせる技だと思います。
私も自分が現在進行形で強烈に吐くほどの片頭痛症状に襲われたならば、
無自覚症の気配や予兆をみていく冷静さは欠いてしまう。
実際は無自覚症の気配や予兆が治療の根っこにあるときがほとんどです。
そこがわかっていなければ自覚症の片頭痛は繰り返されることがわかっています。
自覚症をみただけでは治療方針は決められないことが多く、
無自覚症を汲み取ることでそれが決まるということがあります。
施術者の施術とセルフケアの結果の差異は、ここで決まります。


よい施術者は、
問診としてお客様から聴く自覚症の主観情報も大事に念頭に入れますが
望診や切診や聞診といったお客様の体から表出された客観情報を取り込みます。
お客様の主観と客観情報を集めることで、総合的な判断材料としてケアプランを考えます。
改善後のゴールへたどり着くためのマイルストーンを仮設定してから手を付けます。
そうしないまま手を出すような見立てでは、
途中でこんがらがって崩壊するリスクが生じますから。
無自覚症の声を大事に汲み取れるよう務めていきます。



そのことを知って施術現場で実践しているベテラン施術者でも
いったん現症で片頭痛が襲われれば苦悶とあせりの渦の中からはい出せないのです。

心身ともに、けっこうなしんどさです。

こうした状態でも舌診や脈診は普通にできるものですが、
そうしたら舌をみたら地図状苔で脾胃が傷んでいるとか
脈が軟脈で沈脈かつ血液がどろっとジュルジュルしてると発見したら、
精神不安が助長されて現在の症状が急悪化するに違いないと感じます。

私自身、身体はひ弱なものですからそういった困難な状態に陥ることは少なくありません。

そうした状態になるとき。
自身の顕在意識では現在の症状ばかりみて危険を訴えるものの、
自身の潜在意識では確実に無自覚症から状態を汲み取る目を活性化させており、
お客様におこなうゴールのセッティングから、そこへたどり着くための仮説検証を行っています。
そうした見えざる神の手のような意志も働いていることを知り、
軽い瞑想や身体集中によるトランスに入ることで、
自覚症及び無自覚症をも統合した判断に基づいた計算式がぱっと眼の前に現れてきます。


その時点ですでにゴールにたどり着いた解決後の意識から、
現在までのタイムラインの図を描いてみえています。
二手に分かれた道があってもいくべき道に標識を立てられます。
というのも、病が悪化でたどる道(伝変)にはパターンがあり、
それがわかっているからこそ計算したり判断できるだけのことなのです。
これは特別な超能力ではなく、公式化された知識を元に活用すると誰でもできることです。


私の自覚してなしているやり方では
こうした自己の潜在意識との会話が成立しやすいように、
日頃からエリクソンの催眠等を参考にして軽いトランスにはいり
こころとからだから発せられる虫の知らせや予兆、気配を求める操作に
慣れていく必要があります。

こうした左脳と同時に右脳の扉も開かれ、
膨大な潜在意識データも活用できた総合判断の結果のことを、
私達は『直感』と呼ぶのかもしれません。



こうした修練に慣れないうちに片頭痛に見舞われたとしたら、
いきなり潜在意識にレスキューしてくれるよう依頼しても
現れたメッセージの解釈に幅がありすぎて見当がつかなかったり。
それ以前に、
心身からのメッセージを受け取る感受性が高まるトランスモードに入れないかもしれません。
こうしたモードに入るには、
気の流れを制御することで脳の状態を安定させる技術も必要です。

それゆえに施術を長年してきた人が、
『お客様の頭蓋骨の形状なら潜在意識を活用できる土台がある』といってみたりすることも。
頭部内の脳脊髄液の過剰なたまりや頭部への血流代謝の異常があれば、
直感を獲得しづらいようなノイズが邪魔してしまうようなのです。

そこが整えられたならば、
あとはちょっとした修練をしていけばいいのだろうというような、
直感を得られやすい人かどうかの見分けをしてしまうでしょうね。
ですが直感力を得られやすくなったとしても、
それは筋トレで筋肉を充実させる事ができるのと同様に、
直感力を磨く目的を持ったトレーニングで鍛え上げる必要があります。
びしばし直感力を鍛えれば自己の殻を脱ぎ捨て活躍する力になります。
でも鍛えなければ脳梁の架け橋が活性できず萎えてしまいますから、
直感力があっても鈍ったり浅かったりしてしまうのです。

これはもったいないと思うんですが、いかがでしょうか。




以上、施術をする先生でも自覚症がでると、ぶんぶん振り回されて困り果てて、
どうにか逃れる手立てを工夫して見つけ出したというお話でした。
posted by スズキ at 11:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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