あると思います。
お客様とお話をしているとき
『漢方薬は副作用がないかあっても些細なものだろうと思うんだけど』
病院でだされるお薬より副作用が少ないといわれるから、
こうした印象があるのでしょうか。
漢方薬でも副作用といえそうな場合もあります。
漢方薬の場合、それを誤治(ごち)と呼びます。
どういった
____________以下の解説はGoogleAI引用__________
「誤治(ごち)」とは、主に漢方医学において、患者の体質や症状(「証(しょう)」)に合わない不適切な処方や治療を行うことで、かえって症状を悪化させたり、新たな病気を引き起こしたりする状態を指します。西洋医学の「誤診」や「医療過誤」に近い概念ですが、漢方では「結果」として症状が悪化することで初めて誤治と判断されることが多いのが特徴です。
誤治の具体例と特徴
体質に合わない処方:例えば、胃腸が弱い人が「葛根湯(かっこんとう)」を服用して胃もたれが悪化するなど、体質に合わない薬を続けることで不調になるケース。
副作用との違い:一般的な副作用とは異なり、漢方医学的に「治療の誤り」と捉えられ、体質をさらに悪化させる「壊病(えびょう)」につながることもあります。
「証」の見極めの重要性:漢方では「めまい」や「冷え」といった個別の症状(症候)だけでなく、患者全体の「証(体質・バランス)」を見極めることが誤治を防ぐ鍵となります。
誤治を避けるために
漢方独自の「証」の判断:症状の裏にある患者全体の「証」を正しく把握し、それに合った処方を行うことが重要です。
結果がすべて:漢方では治療の結果がどうだったかで、処方の正しさが評価される側面があり、医師は常にその責任を自覚する必要があります。
「誤治」は、漢方治療において「体質に合わない治療が、症状を悪化させる」という、専門的な理解が求められる重要な概念です。
____________以上となります________________
漢方薬の処方から構成生薬の『大黄が、甘草が、柴胡が』などと
副作用が起こりやすいものがあります。
副作用の発現時に症状が重篤になる場合もあります。
漢方処方をするということは。
体質を四診でチェックして弁証論治により、
証を立てます。
たとえば陰虚体質とか体質判断を証と呼び、
証から漢方処方の決定へと導き出されます。
弁証論治により導き出さるべき証があやふやなら、
誤治が生まれると危惧されるのです。
ときには誤治の様子を聞き出してから、
証の見立てをさらなる明確化を図ることもあるようです。
弁証論治の立て方の大変さを具体的に数例も見立てたら、
これだけ多量の時間と労力を投入せねばならないものか!とびっくりするでしょう。
私がとある東洋医学系の研究会に参加させていただいたときのこと。
数十枚もの四診について得られたメモ書きを集めて統合していくなか、
中医の基礎を見て取るチカラが存分に発揮できない限り弁証して論ずることができず、
それができたうえで治すための一手を決めておられました。
私のその当時、中医学等の東洋医学の基礎力不足で、
その回のみの単発参加となりましたが、
どれほどの作業、
どれだけの臨床上の知恵や知識が必要か。
そうしたプロセスを見させていただいたとき、
自分の現状では正しい東洋医学概論を持つには足らないと感じました。
そうした参加した回では弁証論治を丁寧になさられ、
漢方薬治療のプロセスを短長期でみられた結果の報告もなされており、
難易度の高い症例もありましたが多くが誤治なく体質バランスが正されて、
同時に症状が消えて治療終了に至りましたという報告が付与されていました。
私は書店で並ぶ東洋医学の教科書等はがっつり頭に入れての参加でしたが、
その程度ではまったく弁証論治をおこなう役割を果たせなかったわけです。
読んでおく基本書の類が別物だということが痛切に感じ取れたものでした。
ちらっと見せていただいたその会で勉強していた友人の教科書をみたとき、
難しすぎてちっともわからないという壁を感じていた記憶があります。
そういった体験を通し、
『漢方薬って副作用など心配ないだろう』や
『漢方薬なら副作用があっても些細なものだろう』とか、
そんな考え方では火傷をするだろうと怖さを感じるようになりました。
なのでちゃんと漢方薬にも副作用があると知るべきことは正しく知ったうえで
対策が打てるようならば使うということのこだわりをもつ必要があるでしょう。
それゆえに、漢方薬利用では
なんとなくレベルの勉強では損します。
徹底的に勉強を進めて用いれば得します。
ただシステマティックに導き出される四診部分と、
あとは臨床上の直感と言えるような観察眼の冴えも培われる必要があります。
四診部分は教科書で学んで理解できるものですが、
臨床に培われる観察眼は試行錯誤の失敗と成功事例の積み重ねで理解を深める必要があります。
そう考えるとやはり自分の体質や身内の体質に向き合って
めげずにアプローチの連打を送り出して、
観察眼を獲得する必要が必須となります。
以下の書籍に漢方薬の副作用について詳細が解説されております。
書名 漢方薬副作用百科: 事例、解説、対策、提言
副作用を知らずして、漢方薬を使用するなかれ、語るなかれ、飲むなかれ!
書誌情報
書籍名 漢方薬副作用百科: 事例、解説、対策、提言
著者 内藤裕史
出版社 丸善出版, 2014
ISBN 4621088602, 9784621088609
ページ数 490 ページ
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話が変わりますが、
個人的に、誤治リスクイメージを漢方薬に持っています。
漢方薬にもちいられる構成生薬の多くは医薬品指定を受けております。
対して食材にも漢方薬に使われる構成生薬となるものもありますが、
そうした多くは医薬品指定はなされず食品扱いです。
食品の場合、誤治リスクが消えるわけではありませんが大幅減です。
医薬品指定の生薬と比較して薬効が高くありません。
極論的な用い方をしないかぎり安全性が高いのです。
ただ弁証論治が正しくなされておれば、
安全性が高い食材を食薬としてもちいて治すことを、
かつて著名な中医学の中興の祖が強く勧めています。
未病状態のときから食薬をもちいて体質管理をする。
そうすれば誤治リスクのある漢方薬という薬を用いなくて済むんですよ、
ぜひともそうしてくださいね、と主張しておられたのです。
人生の質を整える養生を語っておられるおでしょう。
薬膳による食薬が生薬に薬効で切れが落ちるものといった負の印象が、
『確かにそうだなぁ・・・確かに、確かに』
そうして薬膳の意味を咀嚼しなおせたとき、
前年の8月から3ヶ月間は漢方薬の勉強ばかりしておりましたが、
いまは薬膳の勉強にもしっかり時間を使うようになっております。
食品指定の食薬は、けっして薬品指定の生薬に劣るものではない、、
使うと気の時期や状態を未病に焦点を当てるならば同等以上の効能を発揮しますから。
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