2026年01月10日

体質別で強い気虚体質の子供に、食べさせたいのは小松菜か、ほうれん草か。  小松菜にしてあげてください!


私の子供の頃、
私は幼少時から脾が弱く消化能力が低かったため、
冷えている体質でした。
脾という消化器機能が低いとき、
舌の中央部に亀裂ができてしまい、
ほうれん草のシュウ酸が染みて痛みを覚えます。

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だから
私が『ほうれん草を食べると、舌が痛く食べられないんだよ〜』
と切実な顔で訴えるも、
ほうれん草はポパイも食べる栄養食材。
ひ弱な私を元気にしてあげたいという親心から、
母親から『ほうれん草を食べなさい、栄養あるんだから!』
プッシュしてきたんですね。

親の気持ちもわかりますし、
ちょっとは口にしますが
進んで食べようとな思えませんでした。



ここで中医学的な食材選びの問題です。


(冷え症)の子供に[ほうれん草]をがっつり食べさせたら、
体調はどうなるか。
『よくなるか』か『悪くなる』のか。



答えは『悪くなる』のです。

理由は、
前提として
ほうれん草は体を冷やす性質を持っているんです。
すると多くのほうれん草をぱくつくと冷えた体が、
さらにぐっと冷え冷えしていきます。

割合、ほうれん草は冷やす作用が強いんですね。

人は体内温度が理想体温から数度下がるだけで
自律神経の働きが弱まって免疫力も後退します。
極端に体温が下がればひっそりと体調悪化です。

確かにわたしが言われるがまま、
がんばってほうれん草を食べて、
体調が下降したことがあったし。
そうなる理由がわかってびっくり。

体を冷ます食材と冷えの体質を持つものとの相性の悪さについて、
両親がそうした知識があったわけではなかったでしょう。
だからこれが親のせいだと責める気持ちはさらさらないが、
中医学的食材選択法が普及してたらよかったのにとは思います。

私が体温が過剰に高い人だったら、
ほうれん草をたくさん食べてもよかったのだが、、、。




では『ほうれん草』じゃなくて『小松菜』だったらどう?


『小松菜』は冷えた子供の頃のわたしが食しても問題なし。
実際、美味しく食べられてもいました。

小松菜は、
体を暖める性質を持っています。
ほうれん草のように体を冷やさず温めてくれるのです。
冷えた体を温めてくれたことで、
理想の体温へと近づかせてくれ体調は安定します。
すると体内の気の推動作用も高まり血が巡ります。
なので小松菜は問題なくいただけますし、
適量を食せば理想体温に近づけられます。
結果、冷えて緊張していた身体がゆるみ、
元気がでてくるのです。




自分の中医学的体質判断ができていれば、
冷えた体質なら暖める食材を摂っていき、
過剰な熱がある体質なら冷ます食材で余計な熱をとります。
冷えすぎ体質では温めたり熱が高すぎ体質では冷まします。

そうした調整の末、
体温の過剰な高低が削られていき、
ジャストな温度に落ち着くときに。

美味しい不味いといった味覚的に
多くは本能的作用からかわかるようです。
体を活気づくようにする食材を食べたらおいしく感じますし、
体のバランスを乱す食材を食べたら美味しくは感じづらくて。

本能の作用とでも申しましょうか、
食材により絶妙かつ適正な体温調整がなされると、
黙っていても元気が内側からみなぎってまいります。


そうかんがえると幼少時の脾の弱く冷えた私には、
温野菜としてか油で炒めた小松菜を出されたなら、
がっつりおいしいといって食べていたのでしょう。


私は食材により体温を調整する技術があると知ってから、
体を涼しくさせるまたは強く冷ますような食材は摂らず、
もし摂ったとしても量を少なくしたり、
体を暖めるチカラが強い食材を摂って穴埋めしています。

食材のすべてにおいて
(体を熱くする、少し暖める、温めも冷ましもしない、涼しく冷ます、寒くする)といった分類があります。
食物性味表といった本や、
ネットの薬膳系食材辞典にも5つの分類が載せてあります。
ぜひ、自身の体質を調べていただき、
冷え過ぎ体質か熱すぎ体質ならばバランスを整えましょう。

ここを徹底してたら、体調が良好になった方々もいました。

通常、薬膳師が個人への薬膳のレシピを作成するとき、
こうした寒熱チェックは絶対にします。
それほどまでに寒熱バランスの整えは、
大切でミスってはならない項目です。


私も昨今、寒熱で食材選択をするようになったおかげもあってか、
消化器の機能がそれ以前より増しているのが判ります。


もしもお子様がおられる方でお子様が強い気虚体質なら、
体を冷ますほうれん草は避けていただき、
体を暖める小松菜等を出してくださいね。
しばらくそうして寒熱バランスを調整し、
体質が落ち着けばほうれん草も問題なくいただけますから。
そうなるまでの前段階でなにを選ぶかが大切なのです。
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posted by スズキ at 16:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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