2026年01月08日

体質改善が進んで体が緩みだして見えてきた内部の課題、痰湿の特異性

個人的なこととなり恐縮いたしますが、
ご近所にお住まいの同業の方に連絡すると、
『いま、腰がやばいことになってる〜』というメールが返ってきました。

腰部の状態はどうだろうか?
不安部分もあったのですが、
ご自身の鋭意研究と試行錯誤の過程により
痰湿体質を画期的にリセットが進んできた人です。

この方の筋膜の癒着をリリースしているのは私ですから、
そこはきっちり状況の進捗をみてあわせ順序立てて解いておりますから。
血管上の筋膜の癒着部に当たった圧迫による血流停滞は
たとえ新たにできても育たせず速やかに除かれています。
そこに痰湿を除去する本人の自助努力が重なったわけです。


筋膜の癒着をリリースすることにより
瘀血体質部分の解放は得意としますが、
痰湿体質が改善する実体験をしている方を拝見して、
瘀血体質と痰湿体質の関連性を深い考察をしております。


施術をしてきたときに瘀血体質について研究は進んでいましたが、
そうした痰湿を同時進行で除去していったというプログラムは初。

私の骨格筋の変容予測というと。。
血流やリンパその他の津液の理想的な循環が起きるとき、
体が若返る。
筋肉はつきたて餅のような柔らかさと温かさと湿を持ち、
一掃されていくでしょう。

そうした流れがあらわれてきます。


すると表層筋はすでにつきたて餅状態に変わっています。
あとは中層筋から深層筋の、芯部にあたる長年にわたり
強固に硬め個体化させてしまった部分がひょっこり頭を出してきます。

現状のこの方の場合、深層筋の芯の凝りがひょっこり現れたときです。
そうした凝りは内部潜伏した強烈な炎症を持った部分ですが、
血流停滞が激しいことで痛覚神経が麻痺を起こしております。
そうした麻痺をした痛覚神経までドクドクと血流が届きだす。
痛覚神経が作動し強烈な痛みを実感している状態に陥ります!

これは、実にしんどい状態です。

筋が部分的に緩んで活性化した箇所と
いまだに硬直して麻痺した患部が隣り合わせで混在している。
するとそれが大腰筋自身の内部で起きている場合と、
大腰筋や横隔膜や腹壁を通しての腰筋との癒着もあります。
それらが徐々に解けて動き出せていく良好な変化があっても
活性化がしんどい痛みを呼び込むのは事実です。
痛みから悪化と誤認されて不安感から筋緊張を起こせば、
改善はもたつくか止まることも考えられるのです。

だから先行して施術者がそうした硬直した筋緊張ある
潜伏した硬化硬直した患部の筋肉を適切にリリースできれば、
そうしたしんどい状態は大幅に期間短縮していきますし、
先ほどまでの痛みがケロッとしてしまうことも起こります。


たぶんそういった解けているところと解けていないところの混在した
宙ぶらりん状態下にあるのだろうと察し夕刻に向かうと連絡しました。
近所ゆえにできる早業です。


後ほど現地到着して体調を観ると歩くのも厳しい前かがみ姿勢で、
顔の浮腫も見えつらい状態です。。。
早々に対応できてよかったです。

リリース箇所は風が吹けば桶屋が儲かるの流れで判断できており、
想定した通りに背部腰筋を手順通りに解放し通してから
大腰筋をほどいてまいります。
背部腰筋はベン石スティックを2本束ねて使いますと
患部にフィットしてリリースが容易となります。
腰筋をリリースし背面のネコが取れた状態に納めます。
それから大腰筋とその関連部を解けば不調は激減する予定でした。
ここからは詳細なリリース上の解説は割愛いたしますが、
大腰筋を解くのに最適なカウンターストレイン等を使い、
部分的に股関節のハマりの悪さを是正する修正を行って、
腹部の張りを消していきました。

腹部の腹鳴の様子を観ると痰や湿がその場に散在しておるのが判ります。
腹部の小腸や大腸、そして内性器や泌尿器などの臓器を癒着固定させるのは、
臓器の壁面にある膜組織通しの癒着から来ることもありますが、
腹鳴の箇所や痛みを訴える箇所を観れば器官や筋組織との膜状癒着のみではなく、
痰がそれら組織を癒合させていることがわかってまいります。

それも御本人が陰虚体質および痰湿体質を解放させる改善を意図して行っている。
だからこそトリモチのように大腰筋や腸組織等を同一化固定させてきたものにも
緩みが生じだしているようです。

それは腹部の熱情報の位置や温度や湿度を摂ることなどにより、明瞭につたわってきます。

普通に筋膜の癒着が起こる場所は、ほとんどが経絡線の上にあります。
腹部の臓器しかない部位にも経絡は走行しておりますが、
痰の上にできた痛みの感じる箇所は経絡線から逸脱した位置にも起こります。
なのでこの位置の深い不快部位の発生は筋膜の癒着にはならず、
痰湿の影響化によるトラブルの内在と考えてよいでしょう。

ただ通常、筋膜の癒着を解いて血管を圧迫されたためおきた血流停滞は改善がしやすいのですが、
痰や湿の場合にはそれを押して緩めたら一旦は形状を変えて移動しても、
すでにそこに痰や湿が溜まりやすいスポットをこさえている体質であれば、
移動した痰は戻ってきますし新手の痰がまたやってきてそこにとどまります。
そういう性状を持つ痰湿体質は、中医学でも改善が長引くものだと知られています。


ですがこの度のご本人、すでに自身の痰湿体質の体質に気づいて手を打っています。
なので下垂したところで癒着した臓器固定も容易に持ち上げることができまして、
正常位置に再配置する手技をしているときの腹鳴からも、
臓器の収まりが正されていった状態がしばらく続けられるだろうとわかりました。


私自身、今までは腹部の大腰筋という2トンの物を移動させるパワー筋肉につき、
そちらへの癒着や大腰筋自体の筋緊張や無力化などの調整が主なものでした。
ですが腹部内部への痰の存在を意識して探ると、痰の溜まりやすい鳩尾下部や
太陽神経叢の前部等があります。

特に女性では内性器の上部や内性器内部にも痰はあらわれます。
子宮筋腫の筋腫や子宮内膜症の内膜部にできたできものが痰です。
こうした痰は病理物質であり、状態が良性のままでおればよいが、
進行すると悪性の腫瘍を作り出すきっかけとなるのが痰の性質です。


中医学を真摯に学びだしたお陰で、
私にも中医学上の内科的なものの見方がうまれてきました。
それにより体内の状態が西洋医学的な見解が強いときは見えてこなかったトラブルが、
中医学では当然のようにそれは痰だから、痰を去痰させる治療を計りなさいと思える。

そうした把握ができるようになってきて、
瘀血や筋膜の癒着では説明がつかなくて困惑していた臨床場面も、
それは瘀血や筋膜の癒着の横にきて硬められた痰だったんだよと。
そう考えると、鮮やかに患部の映像を脳に描くとグレーゾーンだったものが、
きっちりそれぞれが棲み分けされた形で描き出されてきました。
そのことを今回の施術ではよく感じ取れました。


そうした大腰筋を主にした筋膜を緩める施術の手技から
痰湿の患部からの移動操作をする手技の施しを含めることができました。
ちなみに痰湿の患部を解くやり方は私の研究上の自作です。
なにせ広く施術書を読み漁ってきたものの痰湿のことばを手技療法の書でみた試しがない。
ゆえにそれを整える手技は不思議なのですが、存在していないもののようでした。
チネイザンという内蔵アプローチの手技も芳しくありませんし
オステオパシーの内臓マニピュレーションなどで内臓への手技技法のなかにないか探したもののかすっているかな。
オステオパシーの研究では東洋医学や中医学の痰湿のイメージが前提としてなかったのでしょうか?
ただ古来の西洋医学に遡れが体液のトラブルを分類化して捉えていたフシがあるので、
中医学は知らずとも対応意識はあったはずでしょう。
または私がみたテキストはエンタープライズ社やガイア出版などの専門書でしたが、
オステオパシーの学校に通わなければ教えていただけないことなのでしょうか。
オステオパシーの技術はありとあらゆるところへアプローチしている技の宝庫。
そう感じて私の多くの手技技法のベースにオステオパシーの手技をもちいてきましたから、
今回は不思議に感じていました。
すいません、横道にそれました。。。

中医学で痰の性状(生成された痰の硬さ状態の多様さやできる位置の傾向や症状など)を語る内容をよく理解しておくことで、
そうした病理的な『物質』をどうやって扱えば正常な状態に近づけるかを熟考し、
そのうえで具体的な手技に落とし込めばいいのです。

ただしこうした手技をおこなうにも、事前に御本人が痰湿体質への対策をしていなければ、
焼け石に水であるということは云わなけれななりません。
今回は、すでに痰湿体質改善が進行している方ですから。
時間をかけておこなった手技が伸びやかに後々まで好転を誘う作用を期待しています。
経過観察をさせていただいて、私のイメージ通りに治まれば上場でうれしい限りです。



その御蔭でもあると思いたいのですが、
先ほどまでちょっと動くと『ウォ!!うぅやばい。腰ひねったらギックリだ』
といった景色が、
施術後に30分ほど休憩されたあと『まだちょっと不安。。。。で、お腹が空いたんだよね』程度に変化しました。

状態からするとガラスの腰状態であったのは確かなので、
腰部でも頸部でもひねったら魔女の一撃が襲ってくる手前でした。
そこに至る手前で回避できた手伝いができたのは幸いでした。







ここからは余談となりますので、
飛ばしてくださってもOKでございます。😅


その後、同業のものであるため長い話をしておりましたら、
AIを使った広報活動等をやっていく予定だといわれました。

それからClaude、ChatGTP、Geminiなどといろいろと話しを聞かせていただいた次第です。
特にClaudeはカルチャーショックでした。

現状、私はほとんどAIは使ってませんが、
薬膳とAIは相性が悪いわけではないと考えています。
というのも薬膳レシピ等もですが食薬や生薬の情報の本場は中国です。
中国本土の情報をAIで引っ張ってもらい見易く整理した和訳表記をしてもらえれば。

私のようないまは素人に毛が生えた勉強しか進んでないものであっても、
有用性の高い個々への薬膳レシピができるのではと夢想しております。

ただしこれからの時代、様々な業種の知財への触れ方が多様化してきますが、
それでも頭がからでなにを問えばいいかがわからなければAIがあっても活かせません。
陳腐な切り口で問うた質問にはそれにあった程度のことしか返ってきませんから。

まずは基礎勉強を進めなければ話にならないと、
AIプロンプトを書きながら実感いたしました。

ただClaudeは、そうした陳腐な切り口で書いたプロンプトでさえ、
見栄えよいわかりやすい文章で内容を膨らまして返してくれます。
便利さを享受し過ぎるのは問題も含まれると敬遠はするものの、
他者がこれをがっつり使ってこられたら太刀打ちがいかないなと。

Claudeには、正直、あせりました。

飛び込んできた施術を受けたお陰でいい勉強をさせていただきました。


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posted by スズキ at 14:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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