2025年12月08日

未病を把握する目となるレーダーチャート・サンプルからみえてくるものとは?という例示、瘀血体質、痰湿体質の傾向が強いとき気をつけるべきこととは?


体質診断シートをチェックし、
瘀血体質が強い結果》と《痰湿体質が強い結果》のチャートを打ち出しました。



Screenshot_20251208-064807~2.png



Screenshot_20251208-064435~2.png



この両者よりみえてくるものは?

《瘀血体質が強い結果》からは『血瘀(けつお)』という、
粘りつくか強固な塊となり固定性の血が変化した病理物質ができている可能性があります。

血瘀は体内で血の循環を滞らせる性状があります。

それにより循環器系のトラブルがすでに発生しているか、
今後に向けてそのようなことになるリスクが見受けられます。

血瘀は腫瘍の生成に関わる病理物質のひとつです。
瘀血体質が強ければ腫瘍生成のリスクもあります。
判明した際には病院等への検査を勧めることが必要なときもあります。



《痰湿体質が強い結果》からは痰が生成されて体内に相応の量があると予測されます。

痰というと、多くの方は風邪をひいたときにでるものというイメージでしょうか。
ウイルスや細菌を免疫細胞が駆逐した残骸です。
他にも痰は生成ルートがあります。
消化器が不良のときに痰が生み出され、
肺へと上行して一定量が貯えられた後に、
口から外へと捨てられてもいるのです。
ですが他にも消化器の消化不良から作られる痰は、
脂肪になり、ガングリオンやこぶになったり。
さまざまな形に変化しながら体内を遊走し移動しています。
こうした痰は体内にて病理物質として生成され腫瘍生成の引き金になっております。

血瘀のように、ひとところに定着せず、体内を遊走する性質があるのは対処が厄介です。
血瘀により引き起こされた筋膜の癒着は特定部位に定着しています。
どのような身体の箇所に血瘀が定着するかは研究されていて、
プロで筋膜リリースを得意とするものであれば、
手技によりかなりの部位を段階をへて解放対処できます。


対して特定部位に固定されない痰は位置が移動するものですから、発見が難しい。
痰かなとリリースしているそばから、ジュルジュルと体内を移動して逃げ回るものです。
ちょっと固めのジェルがリンパ管等に入り込んでいるイメージならわかりやすいですが、
痰は脂肪がさまざまな箇所に現れるのと同様に、さまざまな箇所に移動できるわけです。

痰のもつ遊走性という性質から整体等の手技療法で瘀血を改善例を出せても、
痰の除去をうたわれることがない理由の一つにもなっております。

手技療法的には対処療法的アプローチとしては苦手分野となります。



それにも増して。
痰とは、腫瘍生成の引き金となる病理物質で、、、厄介です。




痰湿体質の人はどういったタイプの体型や性格などというわけ方もありますが、
現実をみていけば痰湿体質に同時に多種類にわたる体質が同居しているときは、
他の同居した体質の側面が外側によくあらわれてしまい痰湿体質が隠れる人もいたのです。
意外にこのケースはレアではないようなので驚きました。

隠れ痰湿体質です。
これもまた厄介なことです。



過去のことですが、
施術をしているときに瘀血体質を秘めた方のリリースをだいぶん終えた状態まで進み、
これなら腫瘍生成のおそれは少ないと感じるまで至った矢先に、
検査で腫瘍生成の手前段階だという方がおられました。

私はそのときは痰の病理物質が腫瘍生成に関係するとは知らず、
血瘀の取りこぼしがあったのではないかと考えていたものです。
正直に言えば、自責の念によるショックを受けておりました。
『重だるいんだ』と語ることが痰湿タイプのキーワードとなりますが、
体調をチェックして話を伺う際にお客様の口からときおり耳にしていました。

もし痰湿体質を見逃さないよう体質診断シートでチェックできていたら、
痰湿体質の傾向がみえてくることだろうと思います。




私ごとですが中医学上の体質診断について理解を深めたことで、
改めて瘀血体質以外にも腫瘍生成の可能性があると知り、
そうした痰湿体質の対処法も勉強することができました。
体質の悪化が進展して痰湿に至るため、
対処は簡単ではないこともでてくるでしょう。

ですが痰湿体質の点数が下がっていくことで、
痰湿が改善しているとわかれば張り合いも感じるでしょう。





あとは体質診断シートなんですが、
人によって採点が辛めにチェックしたり甘めでチェックをスルーするといった、
チェックする人のもつ見栄や感覚でおこなった結果がわかることもあるシートです。
出力結果の正確さは、揺れております。

私がみてもこの結果はおそらくだいぶん差っ引かれてるなと、
そうした方がいるのもわかりました。

これはけっしてご本人が悪いわけではなく、
判断基準を鮮明に解説するのも難しいため、
中医学を学んでいれば精度が高い結果が出ますが、
そうでなければ印象が先行して全体が把握できず相応に結果がぶれることになります。
例外的に優れた観察眼で私どもが驚く方もおられますが、割合として多くはおられません。
そこは許容範囲内であればよしとするべきところと腹をくくるしかありません。


そうしたところを舌診、脈診、その他により施術者の客観的な専門の目により、
確からしさを担保していくわけです。

体質診断シートでは強い気虚体質とでたが、舌をみたらそうでもないなど、
あきらかに体質診断シート結果と施術者の望診や切診等の結果が違っていれば、
もういちど体質診断シートを施術者が付帯する状況を解説しつつチェックしてもらう。
そうすることで正確さや精度が飛躍的に向上するといえるでしょう。


体質診断シートのみでは
確からしさの精度が不足することもあります。
ですが一定量の気づきを与えてはくれるので、
そこをどうみて使っていくかを考えなければなりません。



ただ最後に言えることとしては、
東洋医学の一般書に掲載される体質チェック項目数では、
正直に私の感想を述べさせていただけるならば
正確さや精度を云々語る前なのかもしれません。
がんじゅうふぁみりーさまの作成したシート内容は、
長年にわたり研究にまた研究を重ねて磨き上げられ、
大変に優れた体質結果を教えてくださいます。
それはがんじゅうふぁみりーさまの過去の映像から現在まで、
1700本を越えるものをすべて拝見させていただきました。
それにより3年前と今では説明の内容は同一でも、
解説に磨きがかけられた箇所を随所に見て取れます。
それで体質診断シートについても過去から今が最適化されて進化しておられる。

それゆえに私もブログにその映像を貼り付けさせていただきました次第です。

その意味で考えれば、
先ほどから体質診断シートのみではと尊大なことをいう私は、
感謝が足りていないといわれそうです。
ただただひとえに私なりの磨きをかけようという執念や意欲の現れとして、
お許しいただけましたらと切望する限りです。


【関連する記事】
posted by スズキ at 13:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック