お客様へのメールで少し書かせていただきました。
中医学の基礎用語や知識はあまり世に広められていないと思いますから、
そうした用語をさけて解説するのは難しくなります。
特に深く理解し尽くしておられたら噛み砕く解説もできるでしょう。
ですが私の現状の理解した段階では
うまく伝わりづらいかと思いますが、
お読みいただけましたら幸いです。
『血虚』とは、(血が不足している状態)のことをいいます。
血虚の体質を分類すると、
《肝血虚》および《心血虚》の2つにわかれます。
血が全身的に足りていない場合でも、
さらにもっと足りてない場所はどこ?
ということさらに血が不足して影響を受けた臓器はどこか?というわけ方です。
肝血虚は、肝の機能を働かせるのに必要な部位の血が事欠いている。
心血虚は、心の機能を働かせるのに必要な部位の血が事欠いている。
となりますね。
肝は血液を必要な組織に送り出す疏泄作用があります。
疏泄が失調した状態を自律神経の失調したものといい、
たとえば夜に寝てたらふくらはぎをつる《 こむら返り 》は疏泄作用のトラブルを起こしている指標となります。
ふくらはぎへと必要だけの血液を送り届けろとメッセージを受け取ったにもかかわらず、
肝血虚では肝の血が不足して送り出せなくなっているという状態です。
肝と筋肉の関係は深く、肝血虚となって各筋肉へ必要量を要求されても送れなくなると、
筋肉が張る・突っ張る状態となります。
脳からは使ってない筋肉ならゆるめよとメッセージがでてますが、
そのメッセージを筋肉の硬軟を調整する神経が受け取るにも血が必須です。
肝血虚であれば、そうした筋肉の状態を調整するために必要な神経機能の動作に必要量が確保できないところがでてまいります。
筋肉が弛緩できないままです。
無駄に緊張させる仕事を続けて栄養を無駄に捨て続けます。
そうした状態に陥った負の連鎖ですね。
その状態が継続すれば容易に緩むことがない筋肉のコリに転じます。
つまりコリを作り出しやすい人のタイプは《肝血虚》の方が多くおられます。
整体院やマッサージを定期的に受けることは、
コリに気づいてコリが深部まで侵入しないよう定期的なリセットができるでしょう。
その意味で価値あることと私はお勧めしたいと思います。
そこにプラスして肝血虚対策、お勧めしたいと思います。
コリができる原因論として肝血虚がひとつ絡んできているとすれば、
血が不十分な血虚体質を改善すること。
そこにも着眼していただきたいところでしょう。
そしてこうした血虚体質が多年にわたりますと、
血瘀と呼ぶ血流を停滞させる病理物質を体内で生成します。
これが瘀血体質の方のことですが、
いきなり血瘀をいきなり取り去れば、
非常に強い血虚状態に陥り危険な状態となります。
ですので先行してかまたは血瘀を除去すると同時に血を増やす措置が必須です。
そうすることでセーフティに改善することがかなうでしょう。
肝血虚の方であれば、現状の肝血虚状態を軽くする方向へと、
補血作用をもつ食薬や方剤などの方法をもちいるのも手でしょう。
現在は私はこういったことを勉強しているところであります。
血虚体質が軽減するにつれて、凝りができても溶けやすい体質になってまいります。
凝りが蓄積しない状態維持で、体は改善へのプラスのループにのるでしょう。
それゆえに私は肩や腰や首など、様々筋肉が凝りやすいと思われる方は、
自分が血虚体質かどうかを体質診断の映像を参考にチェックしてみてください。
もし強い血虚体質であれば施術で凝りを緩めても一時的な不調感の軽減にしかなりません。
そうしたときは血虚体質を改善させる手も同時にもちいることで、
安定した体調管理がずっとしやすくなるはずです。
心血虚。
こちらは心とは心臓、そして心と脳は感情を司りつながるものと中医学では考えており、
心の血が不足していれば、肉体的な不調も現れますが、
他に(感情面の不安定さが際立)って感じ取れます。
不安になる原因がなくても「なんだか不安で、不安でしかたないのよ。。。」
という精神状態となるのです。
落ち着かない、上半身へと重心が移動してふらつく、虚熱を感じる(虚熱:熱く感じるが体温計では体温上昇が認められない熱のこと)
こうした状態が長丁場であれば、
それにさらに感情を揺るがす外的または内的影響を与えられれば。
感情が疲れ果ててしまいかねません。
感情がつかれた状態は、感情のみのトラブルかといえばそうではありません。
こころがつかれたらでる反応が身体にあらわれてでてまいります。
施術家であれば、こうした様子は手に取るようにわかるものです。
もちろん、心血虚も、肝血虚で説明させていただきました通り。
足らない量の血を補うことで改善してまいります。
最後に。
血虚体質の方が血が補えているかどうか、
脈診をして確認できれば容易に知ることができます。
血は気虚といった気という目で見ることができない存在ではなく、
物質でありますから単純に脈の強さに現れ把握がしやすいのです。
気の量が足りてるかどうかを脈でみるほうが難しいので
こちらは専門家がいてほしいところです。
一般的にも自分で脈を診るやり方が身につけられれば、
改善の指標として定量的に使うことができるでしょう。
東洋医学系の先生で脈診ができる方がいれば、
脈診指導をお願いするのもよいでしょう。
脈診は、私は本からや映像からは正確に学ぶのはムリじゃないかなと体験上感じています。
ただ脈診が的確にできておられる人から習うと、
不思議とできそうな自信がわいてきます。
そうした基礎経験値が高まったところで
東洋学術出版社よりでている「脈診 基礎知識と実践ガイド」を読み込めば、
相当な力になるでしょう。基礎力がなければ難しい本ですが、大変な良書です。
ちなみに著者の山田先生は中医学系の先生です。
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