先月終わりくらいに、
海外在住のボウエンテクニックの先生から、
講習会開催の連絡をいただきました。
個人的に今後の活動として、
ソフトな手技を交えた形での施術再開の可能性を模索しております。
ボウエンテクニックも、ソフトな手技として大変に役立ちますが、
講座の開催期間中は他の用事が先に入っており、
参加できない旨をおつたえすることになりました。
ここ3ヶ月は中医学および生薬や処方の勉強に時間を費やしてきて、
皮膚の下にある気血津液等の仕組みの知識が揃ってきたと思います。
ボウエンテクニックを創始したオーストラリア人のトム・ボウエン氏は、
西洋の手技療法のみならず経絡を治療に使う日本の指圧にも造詣が深い。
私は、ボウエンテクニックを学んであとのことですが、
ボウエンの手技には経絡技術が必須と痛感してから勉強をし始めました。
経絡の勉強が進むと私の施術技術が飛躍した気がいたします。
もっと早く勉強したらよかったと気に病むところであります。。。
気の通る幹線として経脈があり、支線として分かれる絡脈があります。
それらは経筋と呼ばれ筋肉が連動連鎖して動作する特性を備えており、
患部が頭部のときでも治療点が足の指先という場合も、
この経絡の知識があればスムースに理解応用できます。
3ヶ月ほど、生薬等の座学に熱中してきたため、経絡の学習から離れていました。
ボウエンテクニックの講師さんから講習会のお知らせをいただき、
思い出しながら勉強をしなければと思った次第です。
生薬や方剤を勉強するには座学でテキストを読み下しただけではたらず、
新たな生薬や薬膳等の書籍購入費用のみならず、
生薬サンプルの購入費用や自身で人体実験用の方剤の購入費用などと、
本草薬膳学院の費用意外の研究費が出費加算されたものでして。
経絡について勉強するために必要な書籍は揃っていますし、
経絡人形及び自分自身の身体の実験体もあるわけで、
一銭もかからず勉強できることのありがたさを実感しています。
私独自の経絡のライン上にある経穴を思い出すやり方があります。
スズメは餌をついばむときのくちばしの上げ下げの動作をします。
餌を突っつくときの勢いと、突いたあとの引き上げがセットです。
鍼灸で鍼を打って患部に刺激を優しくあたえる術に[雀啄術]があり、
ちょうどその動きを真似て経穴を順番にタップしていきます。
そのとき親指・人差し指・中指の3本指を合わせて、
あたかもスズメのくちばしのような形にして軽妙にタップします。
くちばしが経穴に当たり、当たってから引く。
当てる強さは軽くてもよく、引き上げるときに勢いを持ってやっています。
たとえば、合谷を含む大腸経をこの動作をするときには、
右手で左手の大腸経を指先から徐々に肘にあがりという流れですね。
このやり方は海外の西洋人の気功をなさる方のyoutube映像で見つけました。
その映像中では任脈の膻中を狙ったり鼠径部の上を狙いタップするものです。
観て真似てみたら、
理想位置にタップがぴしゃっとハマると意外に気分がよく爽快になりまして。
だったら、背中は無理だけど他の経絡や経穴は、
このタップを使って刺激のときの響きを感じ位置を確認していくのもいいし、
経絡図や経絡人形を観ながらタップごとに経穴名を唱えることもできますし。
やってみると、気の流れが順調さが増して身体が軽くなった気がします。
生薬には理気作用という、停滞した気を通す作用をもつ生薬がいくつかあります。
陳皮、紫蘇葉、オレンジなど。
上で説明させていただいた経絡線に沿っておこなう経穴へのタップ方法は、
生薬の理気作用とは異なった効果にあたるのかもしれません。
ですが自衛の経絡の滞りを通すセルフケアとしては有益だろうと実感しています。
皆様も指先をスズメのくちばしにた経穴タッピング、
試してみてください。
また生薬のなかには通経作用といった経絡内の気の通りを活性化させる作用のある生薬もございます。
先だって私が購入した「威霊仙(いれいせん)」も、そうした生薬のうちのひとつです。
体調的に厳しさが強い方であれば、通経作用を持った生薬を構成生薬に含む処方を摂りつつ、
経絡タッピングを行えば願いの効果が増すのではないでしょうか。
余談ですが、
胴体の腎経・胃経・脾経・肝経・胆経・それに肺経・心経をタップするとき、
たとえば右手で右側の中府を、左手で左側の中府をタップするのですが、
同様にタップしようとしても、手の左右のタップする角度や強さなどが、
どうしても均一にならない。
自分の手や胴などねじれがあることを痛感させられました。
右手が利き手でそちら側の屈筋が優位になって、
左右の手のバランスを狂わせているようです。
そういったところを気づいて治すのも、
整体をするものとしては見過ごせません。
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