生薬知識を机上で本の絵や写真、映像で済ますわけにはいかない。
生薬の五味(味)、五性(温)を確かめるにも、
生薬を手に入れて体験的な理解を得ることは必要でしょう。
それで。
一昨日前、生薬サンプル購入目的で横浜中華街へ足を運びました。
3連休中日の日曜でしたから中華街で激混みでした。
そこはしんどい思いをしましたが、
一刻も早く入手したい気持ちが勝りました。
中華街には、生薬が500円前後から数千円程度と
50グラム位に小分けした食材店が数店舗あります。
または十全大補湯の生薬をパッケージしたものなど
810円ほどで購入できる。
予算に限りがなければ、
名前を知る生薬を手当たり次第に購入し室内に飾りたいものです。
なかなかそこまでの経済的な投資は現状難しいが、
生薬をいろいろと揃えてみたいと言う人がいたら
中華街食材店散策はお勧めです。
ちなみに私はこの度の購入は25点ほどの生薬で、
13000円ほど。
レジで支払いをするときにお店の女性の店員さん、
「あなた、甘いの食べる?」と
パイナップルがモナカに入ったお菓子をプレゼントしてくれました。
家に帰って頂いてみると美味しかった〜。
次回の購入は10000円未満で収まる予定ですが、
いただいたお店の人の顔を観に、
この店、一択でいこうと思えたショッピングでした。^^
コンパクトなビーズケースに買ってきた生薬を入れて
鑑賞できるようにと考えています。
生薬には中薬の性味帰経効能として
補気薬、補陽薬、化痰薬、安神薬、温裏薬、
理気薬、補血薬、補陰薬、清熱解表薬、瀉下剤、利水剤、
その他、様々な効能をもった生薬ごとに分類できます。
たとえば、気が滞るようであれば
気の通りを改善する理気薬で対処。
理気薬には、木香、陳皮、枳実、香附子、沈香、厚朴等、
香りの通りのいいものが多くあります。
そこで生薬サンプルで香りを嗅ぐと
「うーん、確かに!」
と確認できますよね。
方剤としていくつかの生薬が混合されると、
生薬の個々の存在が薄まるよう感じますが。
実際はそんなことはありません。
方剤を構成する生薬のひとつひとつの粒が読めると、
方剤の作用が自ずと見えます。
それゆえに生薬をしっかり理解することは大事になります。
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