ココ最近の天気、
関東や東京でも不安定ですね。
空をみると雲の隙間からさんさんと陽光がさしますが、
隣にうずたかく黒雲がそびえていることもあって気が抜けません。
個人的には早々に中華街の食材店にでかけ、
小分けした生薬をいくつか手に入れたいと考えています。
生薬サンプル用として小さな筒状のビーズを保存するケースを用意したので、
少しずつ揃えていければと考えています。
今日これから横浜中華街にいくかどうか、思案中です。。。
熱心にご夫婦で互いにケアをしたいとお考えのお客様がおられ、
明日は、かねてからのご要請により
そのお客様のお宅に訪問させていただいての手技講座です。
お客様でもあるご夫婦の友人の方も参加していただけての、
数ヶ月前に施術をさせていただきました状態のご様子と、
現状にもとづいてカンタンな手技の仕方をお伝えする予定。
さて。
お話は変わりますが、
施術を受ける最中か直後に
「からだがふらつく」
「めまいがする」
等の体調不良を訴える方がおられます。
どういったケースが考えられるでしょうか?
後頭骨下にある自律神経の要に刺激が加わった神経系のときもあります。
この場合は身体を左側を下にした側臥位で安静にすることで、
呼吸の安定と心臓が動きやすさが確保されますし、
気逆による嘔吐などが起きづらくなります。
この状態で心身が落ち着くまで待ちます。
他には、
血虚といい、理想より血が足らない状態で、
同時に瘀血により部分的に血のめぐりが停滞させられた状態のとき。
そのとき血の巡りを停滞させる「(※)瘀血」により生成された凝りを緩めたとき。
身体のふらつきやめまいを感じることがあります。
これはどういった仕組みかといえば。
たとえば、
脚の付け根の鼠径部に凝りがあれば、
心臓から遠位にあたる凝りから末端までの血液量は
血行不良により減少することになります。
ただ脚に行き渡らないぶんの血液が
心臓やお腹の中、頭部の血液として使えていたため、
血虚により血液量が少なくても機能できる量だったのです。
その状態で脚にあった瘀血によりできた凝りを
急激に多量に外すとどうなるでしょうか。
血液の量は足らない状態で一定しています。
心臓やお腹の中や頭部などに流れていた血は
脚に取られるといった結果が現れます。
すると全身の血液循環のバランスが変化します。
心臓やお腹の中や頭部の血液が脚に取られると、
たとえば頭部の血液量が急激な減少がおこれば
頭痛やめまい、吐き気などがおこりますし、
お腹の血液量が減って血液の流れが細くなれば、
消化吸収のトラブルへと繋がります。
心臓の血液量が減れば心血虚となり不安や動悸が起こります。
器官や組織の血虚状態により引き起こされた状態変化は、
ある程度の順応性があるため、
しばらくすれば落ち着きを取り戻し、
動けるようになるでしょう。
ですが、、、
「あー、動けるようになって、ほっとしました」
と、手放しで喜んでいいものなのでしょうか?
(※)「瘀血体質」といった瘀血のある方の特徴をいくつかあげれば、
生理前の痛みを感じる女性はそれに当たりますし、
静脈瘤がある、
舌診で舌に黒点が見えたり舌裏の血管が黒・青かったり、
ちょっと身体をぶつけただけでもアザができ、
吸玉療法の痕が極度に消えづらかったり。
血虚体質。
顔に現れるシミやくすみなど。
などなど。
そうしたことから、単純に瘀血により生成された凝りがあれば
がっつり一気にといてしまえばいいのだ
というのは、
ときには上述したような急激な血虚症状を起こし兼ねないリスクがあります。
たとえば、現時点で血虚状態であれば脈診で脈が細くなっているでしょう。
そうした状態下での大きな変化は、身体の恒常性を大幅に乱すこととなり、
その後の継続する不調原因につながることもあります。
様子見をしつつ慎重にリリースするというのが間違いない対応です。
それもあって、
瘀血の凝りは解きすぎず、さりとて量が多ければそこを考えて対処する。
そんなことが気配りとして必要となってきます。
ただ身体の凝りには上述した瘀血の凝りではなく、
ストレス等により生成された気が滞りできる凝りもあります。
この気滞によりできた肝血虚由来の凝りについては急性が多く、
こちらはかっちりリリースをしていくことが望まれます。
気滞の凝りを遺しておいたら、
その凝りはやがて血瘀を生じさせる元となりますから、
そうした慢性化した病となる前に叩くのが「吉」です。
ちなみに
瘀血による凝り、
気滞による凝り。
カンタンな差異を申せば、
瘀血の凝りはその場に留まりここが痛いと言える凝りの事が多くて深層にあり、
気滞の凝りは「筋肉がパンパンに張ってる!」という張る感じの凝りで浅層および中層にあります。
昨今の日々、中医学を学びだすまえは、
血液循環がスムースになるよう瘀血の凝りを砭石でリリースする、
そこに意識が集中されて手技を構成してきましたが。
中医学を学びだしてからは、
血虚状態の人はそもそもそこに対しての手当がなされなければ、
施術をした後の継続的な改善が頭打ちに合うことを学びました。
多くの臨床より漠然とした感覚で、
この方は快方までの道のりが近いとか遠いとか、
ほとんど外れることなくいいあてることができました。
ですがそこに潜む法則性が導き出すことができず、
そのお客様にそうした感覚で選た直感のような証明しづらいことを
面と向かって述べることはできませんでした。
ですが中医学による思考により、
体の生理上の公式が見えてきたぶん、
お客様にご理解いただけるよう
解説しやすくなってきたと思います。
また凝りを解く前段階で、
これはしておかなきゃならないことがある!
ということもございまして。
後日、そのお話をさせていただきます m__m
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