2025年08月15日

身体を冷ます性質をもった食物素材をとって、寒熱のバランスを平らにしよう

先日の熊本豪雨により、
刈り取り前の稲が泥を被り脱穀が難しくなり収量が減るとの被害がでました。被害にあわれた農家様の心中、さっしてあまりあります。

お米の貴重さ。
痛切に感じるこの頃です。。。



私ごとで恐縮ですが、
昨日、始めて政府備蓄米を食しました。

西小山のアジア食材店から買ってきた、
何年産・精米業者等書かれてない怪しめ米です。
一昼夜、吸水させるとブランド米より強めの白濁した色へ。
お米のでんぷん質が経年で変質したのでしょう。
実食感想は、普通においしい。
食感はブランド米に劣りますが、
ブランド米の半額の値段ですし、十分に納得できます。


ここで昨日、亜東書店で買ってきた【薬膳食典 食物性味表】で
「うるちまい(白米)」を調べると、


【 うるちまい(白米) 】
五性:平
五味:甘
帰経:脾胃肺
効能:補中、益気、健脾、和胃、止瀉
適応:脾胃虚弱、消化不良、煩渴、消渴、泄瀉、虚労、 嘔吐、口渇、自汗 ※粥は益精強志


となっております。


政府備蓄米は保管時は玄米で保管され、
業者にわたりそれが精米されて出荷されました。
発芽できる玄米であれば2年は栄養を内部で保てますが、
3年以上となれば発芽率が下がるときがあります。
仮に栄養上の成分の変化が発芽率に影響するとしたら、
食養生の上述した効能の効力が低減しかもしれません。
気になりネットで調べても、そこは回答されてません。。。
真実を知りたい、この頃です。


ちなみに。
【 うるちまい(白米) 】
(五性:平 )の「五性」とは、
食材が持つ「体を温める」「冷やす」といった性質のことです。
具体的には、「寒性」「涼性」「平性」「温性」「熱性」の5つに分類されます。
うるちまいの「平」とは身体を暖めるでもなく涼めるでもないといったもの。

猛暑のときはうるちまいに、あわ、緑豆(豆が剥いて半分になったもの)、大麦、小麦などは身体を冷ます「涼性」です。
うるちまいにオオムギなどをお好みで適量混ぜるといいでしょう。
それにより過剰な体熱を冷まし<寒熱のバランス>を整えることができます。
posted by スズキ at 11:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 中医学診断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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