2025年07月17日

一般の方も十分読んで楽しめる病理学の入門書:『はじめまして 病理学』はおもしろい!

長時間、勉強する時間がつづく日々。

東京は今日、雨が上がって晴れ。
室温30度。

暑さ対策としてエアコンを使えば部屋は快適ですが、
私はエアコンの冷気に長時間あたると喉や全身のだるさを患います。
そこで気化熱でひんやりさせる高さ60cmの扇風機(冷風機)を購入。
みなさまも愛用なさっておられる方がいるでしょうか。
意外に存在感ある小型脱水機ほどのサイズですが、
この夏、これで乗り切れれば!!


〜〜〜


さて、話が変わりまして、
図書館で以下の本を借りて読ませていただきました。
書名:『はじめまして病理学』
出版社本書掲載ページ: https://www.shorinsha.co.jp/book/b10012285.html
著者:市原真 
出版:照林社

こちらの本を手にしてページをめくっていたら、
(第3章 循環と交通渋滞)という心臓に関しての病理解説の章がありました。
心臓の病理について、
こんなにわかりやすいイラストってあるんだと感動を覚えました。

私が両手の橈骨動脈で脈診をするとき、
脈状が、リズムやテンポの速度、脈の強さ、脈管の位置が浅いか深いか、脈管の中の血液の状態が詰まって硬いか柔和か軟弱ですかすかか、またはじゅるじゅるしてるか、、、等々、
いくつもの評価基準点を順を追ってチェックすることで
循環器上の血液や脈管等の状態を診ていきます。
そのとき私の場合、心電図の波形が頭中に描いて観ています。
重要な情報がその波形からは読みとれるわけです。
それがこちらの本では、
心臓の右心房からでた静脈血が肺に入り、肺で酸素を得た動脈血が左心室に入る図が描かれております。
心臓と肺と全身への血流循環の絵がシンプルに図示されているのです。
この基本の図に対し、たとえば右心房に問題があれば肺に静脈血の血流が減少し、肺から酸素を得て左心室にいく動脈血も減少するなどの病理状態が描かれ解説がついているのです。
本書に解説しているいくつかある循環器上の病理と脈診をするとき得られる情報と相関関係がありそうな点があって、驚きました。
なるほど、この脈の状態であれば、心臓と肺と全身、それらを結び循環する動脈管と静脈管はこのような病理状態を持っているのか!
そうした点が、本書のポップなわかりやすいイラストをみることで把握できました。

これは脈診をするときに有利に働きそうだと喜んでいます。

私同様脈診を勉強なさっておられる方がいたら、
図書館や書店で本書『はじめまして病理学』をチェックしてみてはいかがでしょうか。
専門書レベルの内容ですが、とても砕けたイラストでわかりやすい文体。一般の方にも十分読めて参考にしたくなる内容です。
たとえば(第6章 がんとの戦争)も、これほど平易に解説するってすごいと感心するばかりです。

筋膜リリースをうたう施術院では、実質、なかなか病理研究に時間をかけるなら、手技の技術を磨くための修練をという向きもありますが。
かつて病理学の学術書をみて、しっぽをまいた自分が恥ずかしい。
本書をみて病理学への興味が少しアップした感じです。
とても勉強になりました。
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posted by スズキ at 17:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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