2025年07月08日

最重要施術箇所です!仙骨が動き出すまでのステップ(1)〜(3) 特に(3)が難易度が高いが素敵な変化を生み出しますよ!


安易に手出しをしてはならない治療箇所があります。
仙骨がその筆頭かもしれません。
仙骨が傷つけば呼吸が止まり死に至りますから、
強い刺激をあたえることは避けたい部位です。


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(図)


仙骨と腸骨の間にある仙腸関節の可動が左右どちらかまたは両方が少なかったり、
仙腸関節が可動できないほどの関連筋の癒着が進んでいたならば。
体調は不安定さが切れ目なく続きます。
よい感じにやわらぐことが期待できません。
それゆえに仙腸関節を緩めたいわけですが、
それには着眼点がいくつかでてまいります。

(1)大臀筋・中殿筋などが硬化緊張をゆるめること。

   これらは一般的なリリースを丁寧になさればOK

(2)股関節を固定する外旋六筋の硬化緊張をゆるめること。

   特に梨状筋のリリースが必須。
   他の外旋六筋の筋群は奥まっていてリリースにテクニックを要し、
   対応法が慣れていなければ触らないべきでしょう。

(3)仙骨の上に位置する複数の靭帯が、
   硬化緊張するか、またはその靭帯らの骨以上の硬化した部位をゆるめること。

   この仙骨の上にある靭帯は、骨盤の一部または全体の変位があり、
   可動の制限が大きい方がおられる場合。
   その多くは仙骨の上から手で触るとき、
   仙骨の骨を触っていると感じていたらそれが錯覚で、
   仙骨の上に位置する靭帯のひとつまたは複数が骨以上の硬さに変異している。
   そうした可能性が高いため、この部位のトラブルがあることに気づかれない。
   といったことをときどき見受けられます。





『(1)大臀筋・中殿筋などが硬化緊張をゆるめること。
 (2)股関節を固定する外旋六筋の硬化緊張をゆるめること。』
につきましては、手で圧する徒手療法でも対応できます。
外旋六筋を表面だけ解くだけなら徒手テクニックがあれば容易でしょう。
ただ梨状筋の深部骨化が進行していた人では、
徒手テクニックでは刃が立たない。
徒手以外のリリース可能な方法をもちいればいいでしょう。



『(3)仙骨の上に位置する複数の靭帯が、
   硬化緊張するか、またはその靭帯らの骨以上の硬化した部位をゆるめること。』

こちらは、骨以上の硬さに靭帯がばけていますから、
手で押したり引いたりしても動じません。
だからといって無理矢理感高く動かそうとすれば、
仙骨の骨に不注意な傷をつけるおそれがでますからできません。
最悪の施術事故が起こり、お客様の一生を潰しかねませんので、
正しく想像力を持って術後の着地点を考えれば手を出さないというのも、
お客様への危険回避のために忌避箇所とされるのも納得できるでしょう。

ただこの部位も施術回数を持って計画的に可動を拡大させるならば、
改善させることができます。
その下準備は仙骨上の靭帯へのリリース手順は(2)で外旋六筋をきっちりユルユルにしてからです。
これができないうちに仙骨上の靭帯を先行して動かすのは
後々後遺症のような状態を与え続ける危険がでてきます。
それは骨化して弱化した靭帯が正常な長さ以上に伸ばされることで、
その靭帯が過剰に伸びたままになってもとに戻らなくなるからです。
そして私がこの靭帯を緩めるときには、
現在のノウハウでは、
・3種類の砭石温熱器を適温に加温させて2本同時使い
・ヤムナボール
・その他 自作ツールなど
などを複数を精密な部位を対処する工具のようにして、
その場の状況を臨機応変に用いて緩めていくことができます。
(お恥ずかしながらこのノウハウができあがったのは、
 ここ3ヶ月のできごとでありまして。。はい ^^;)




そして実際に骨盤部の仙骨上の靭帯がゆるっゆるになると、
骨盤の形状が軽い押圧でスムースに変形してくれるように。
それがかつてその靭帯が硬かったら、テコでも動けなかったものが、
別人のように変わるわけです。
個人的に、この変化はできるようになった当初大感動いたしました。
ただ5例以上の臨床例が繰り返されれば感動を破り、
そうなると、こうした靭帯が解けるのも当然のことのように感じて、
さらにどう練って変化を進化させるかの課題に取り組み始めました。
当初の感動も消えて、淡々と条件の洗い出し作業に没入しています。


おおよそこの(1)〜(3)までを通しでリリースできたのが、
施術を研究してきた結果の成果物なのでしょうか。。。
おそらくはもう少し長く施術を続けていたら、
骨盤の内側にできている恥骨結合周囲の、
痛みが少なく解けるようなノウハウを研究していたのでしょう。


ちなみにこの(1)〜(3)が整いました!となると、
そのとき同時に肩甲骨を含む胸郭の変位が、
明らかにそれがなされる以前以上にスムースに変化が起こり定着するようです。
そうしたお客様の変化例をお見受けいたしました。


最後に。
(3)の仙骨の上にある靭帯のリリースについて、
多数の手技療法の出版されている本を目を通しても、
その箇所の対応の重要性を書かれているものがなく、
新たに自身で手技療法として参考にできる資料がありませんでした。

実際にリリース後のお客様の変化や安定の状態を観察いたしますと、
ここほど大切な場所は少ないといいえるのです。
なぜ取り上げられていないかが不思議さを感じます。

慢性的な不調感を持った人々には大きな助けとなり、
バレエをなさる方にもいままでできなかったことができるように進化するチャンスです。
または武道をなさる方々にも、とっても役立ってるようです、、。

筋膜リリースも大事ですし、仙骨のケアも大事。
でももしかしたらこの仙骨の上の靭帯の骨化があれば、
さまざまな箇所の筋膜リリースをがんばっても
骨盤の正常な垂直性をサポートできていないため体幹が不安定になります。
で、その体幹の不安定さをカバーするために、骨盤部の傾斜があっても安定させられるよう固定させるサポーターとして活用すべく筋膜の癒着を作り出して対応します。
つまり、この仙骨のケアが適切に成果がでなければ、
必ず筋膜の癒着箇所が自然に作り出されてしまう。
なんども、なんども、です。



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posted by スズキ at 18:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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