2025年07月07日

砭石(砭石温熱器)は、深層筋膜を超音波で緩めるってホントですか!?

砭石(砭石温熱器)は、深層筋膜を超音波で緩めるってホントですか!?

なぜ、深層筋膜の癒着をリリースする施術をする私が砭石を使うのか。
それは砭石の特徴をつぶさに観察すればみえてくるでしょう。

小型べんせき温熱器各種.png砭石温熱器一例

● 砭石の特徴

(1)安全性:砭石(=ビアンストーン)は国家当局の試験に合格しており、有害物質を含んでいません。また、国家医薬品規制当局が発行する医療機器ライセンスも取得している必要があります。
食器の陶磁器よりも、放射線量が少なく安全です。

(2)成分:人体に有益な40種類以上の微量元素とミネラルに加え、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、クロム、ストロンチウム、セレンなど、人体に不可欠な20種類以上の抗老化元素を含有しています。このため、国家質量監督管理総局が発行する生産許可証を取得する必要があります。

(3)遠赤外線:砭石(=ビアンストーン)は独特のエネルギー場を有しており、人体の皮膚に作用すると、非常に広い周波数帯域を持つ極めて遠赤外線を放射します。遠赤外線の周波数範囲は7〜20ミクロンです。

(4)超音波:砭石(=ビアンストーン)が人体に擦れるたびに、健康に有益な超音波パルスを発生させます。超音波パルスの平均発生回数は3708回に達し、周波数範囲は200万〜400万Hzと、あらゆる素材の中で最も高い周波数を誇ります。

(5) 微結晶構造:結晶の大きさが0.03mm未満の方解石微結晶岩石で、肌触りが非常に細かく、に擦り付けると非常に心地よい感触を与えます。


興味深いことではありますが、
砭石は深層筋膜の癒着を緩ませる効果が狙われるというのです。
それは遠赤外線効果だと思われがちです。
ですが実際強い影響を及ぼすのが砭石が唯一出せる〈稀有な超音波〉だといわれています。
浸透性が高い微細高速振動という高いエネルギーを放っており、
経穴にそのエネルギーが送り込まれることで効果的に気の停滞を改善します。
ゆえに砭石と経穴を使ったアプローチの相性は抜群にいい。

砭石を温めて遠赤外線にも深層筋膜のリリースに影響があるといわれ、
それも事実です。
一般では遠赤外線効果が芯まで熱を送ることができるというイメージから
遠赤外線が深層筋膜を緩ませるというざっくりした説明をすることもある。
ですが砭石の発する超音波には皮下に影響する筋膜の深さは高いそうです。

また砭石から発せられる遠赤外線を人体に送り影響させる作用について考察すれば、
人体の微小血管中の微小循環を良好にするというう調査結果がある。


 なぜ砭石を使うと他の石と比してより微小血管の働きがよくなるかは、
 科学的な原理がわかっていません。
 私の推測ですが、
 ひとつには超音波と遠赤外線の相乗効果の高まりによって。
 ただそれだけではなく人体に有益な40種類以上の微量元素とミネラルに加え、
 カルシウム、マグネシウム、亜鉛、クロム、ストロンチウム、
 セレンなど、人体に不可欠な20種類以上の抗老化元素を含有されており、
 これらが人体に含有される配分と酷似した割合で含まれている。
 そうしたことによる<共振の影響>が働くのではないか。


 砭石の調査結果からは、なぜここまで人体に影響を与えるかが判明できない。
 そうした未知の結果が作用するというものだというのが砭石のかわいいところ。

 こうした皮下の奥の部位をよく改善させる力を発揮する砭石は、
 中国では脳梗塞後の後遺症の改善などでも利用され成果をだしています。
 または他の皮下の奥にある内臓への対応でも砭石をもちいられています。

 砭石を用いた<砭法>というトクベツなアプローチ法があります。
 そうした効果を引き出すノウハウが確立している点においても頼もしい。



ただ砭石温熱器ですが、工夫しつつ使い慣れないと、
潜在するポテンシャルを高く引き出せないでしょう。
というのも、意図的に超音波を出すことが計算するよう
それを操っているかどうかで、
実験的に普通の握りで圧をかけたときと、
手の内の手掌腱膜を生かした保持で圧をかけたときでは、
患部のリリースが段違いに変わることが観察されました。
普通に握って患部をゴシゴシしちゃうと超音波がガサツになって、
体内に入ることを拒んでしまうのかもしれませんね。
手の内を決めて一定圧の等速運動をこころがけるとよいでしょう。

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posted by スズキ at 12:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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