竹パウダーが浮腫デトックスに効果絶大!
私はまだ試したことがないんですが、
施術者の友人から、微細で生竹パウダーがむくみに効くとききました。
足や腹などの浮腫に生竹パウダーをこすりつけると、オドロキのすっきり。
中医学で浮腫とは津液が過剰になったケースもありますが、痰飲の痰といわれ不要な排泄物が体内で生成されものときもあります。
過剰な津液の排除に効くのか、痰といわれる体内に停留した排泄しなければならない物質の排泄に効くのか。
前者の津液はさらさらで通りがいいのですが、校舎の痰飲は粘度が高く滞留が強く排泄しづらいという特徴差があって、
竹パウダーによるデトックスが痰飲にまで効くなら画期的でしょう。
ちなみに午後になると足がむくんでパンパンになって、休息すれば改善するときには、津液の代謝トラブルです。
余剰脂肪は痰飲の一種と分類されます。
興味あるところですが、体内に存在する余剰で身体を冷やし代謝を低下させる物質に対し、丁寧な対処を個人でも自宅でできます。
患者様に竹パウダー、特に生の鮮度の高い竹パウダーが手に入るならば、ぜひ、日頃のデトックス習慣に取り入れてほしいですね。
どのような治療も体内に代謝阻害要因となる排泄物の停滞トラブルは問題があります。
ちなみに、もし竹パウダーが痰飲まで効果が発揮できるようであれば、中医学では痰飲は脾の機能停滞で生じます。
たとえば(脾虚)といわれる脾が働きにくい状態で理想的な活動ができていない状態で、痰飲が体内で作り出されるのです。
ですから対処療法的な竹パウダーにより患部を局所的にデトックスすることと、
脾虚の傾向が体質的にみられる証であれば脾を補い機能を正常化できるようにするふたつの作業が大切になってきます。
つまり竹パウダーでむくみがでた部分を、こまめにケアして停滞物を浸潤させ酸化を進行させないことも大事ですが、
脾虚であれば、いつまでもくりかえしむくみが繰り返されてしまうことが延々と繰り返されます。
そうなれば竹パウダーもずっと買い続ける出費がかさむわけで経済的ではないものです。
大本の部分を変えることに視野を広げて取り組むことがしあわせの道でしょう。
脾虚の体質を改善させるために、経絡治療をなさることもできます。
ですがかなり専門的なことでしょう。
対して五行養生学に沿った考えで飲食により脾をアクティベートすることができます。
薬膳の基本的な入門知識を学ばれれば、
脾虚を改善させる食材を知り効率的な調理法もわかります。
これは薬効の強さや早く効くなど目的で作られた漢方薬のような成果は期待できません。
病状が進行しているならば漢方薬を薬局や病院で処方していただくこともいいでしょう。
日頃からの食事で脾に効果がある食材をいただくことで対処したいと考えたならば、
根気よく自分にあった食養生を実践なさることをお勧めいたします。
(根気よく)というのは、
四診というそのものの体質を脈や舌等、さまざまな中医学上の診断で体質の今を診れば、
あきらかに改善がなされているとみてとることができた場合でも、
そのような技術がなければ漢方薬の下薬のような摂ってすぐ効果を実感できませんので。
改善の遅さを感じれば自分には効いてないとあきらめるでしょう。
それって、もったいないことですが、多くはこれで体質の改善の未知が閉ざされます。
薬膳のような食養生も、ちゃんと理論実践でき効果の引き出しとリスク低減を指導できる指導者の管理されたもとで行えれば、
大きく健康上の成果が期待できるでしょう。
また脾という脾臓の臓器及びその消化して生命物質を生成し送り出す機能を持つ五臓のひとつは、
中医学では(木火土金水)の(土)に対応するとされます。
土は、胃と脾のふたつの連携で運用されています。
胃により飲食物を細かくする役割と、脾の機能を働かせるために胃で粉々になったものを取り込み生命エネルギーの気として生成し体組織の生育環境を作り出します。
良い土作りをするのが農業のポイントですが、
人体という生命を育てるにもまっさきに大事に取り組むべきなのは胃と脾という土づくりといいます。
というのも、この土作りができていなければ、胃・脾以外の五臓六腑のすべてにかかわる気の不足をおこします。
たとえば脾虚と他の腎虚などの組み合わさった体質の虚証のときなら、おおむね脾虚の対処を先行するか他との同時進行とすべき。
そうすることで痰飲といわれる体内の不要物質が減少せしむることができるでしょう。
病の多くは、こうした体内にて粘りつく痰飲により起こされるようですから、
ちょっと体調不良が慢性化してるなという人であれば、脾の対処を実践するといいでしょう。
また現在、がんによる体調の不良で悩まれている方にとって、
防がんや抗がんの目的で対処する五臓のまっさきに挙げられるのは脾の対応です。
がんは瘀血という体外に出さねばならない物質が体内に留まり続けることで生じるものとされ、
これが痰飲の生成をする脾を改善することで、進行を押し留める等のことがおきるとされます。
最後に蛇足ですが、
私自身、脾虚になっている状態を見て取れてまして、
6週間をワンクールとして脾臓にいい食材を生かした食養生、
実践しています。
黄色の食べ物が脾に働くため穀類、イモ類、豆類、黄色の柑橘類などが脾に働く食べ物とされます。
それらをスープメーカーによる脾を補う食材のポタージュスープをいただいています。
少量そちらをいただくだけでも「すごい充実した食を得た実感」があります。
これぞ、脾虚が補われようとしたときに出される脳からの「いいね!」ボタンのポチッなんでしょう。
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附則 『中医学の五味と人体の五行』
以下のよく食べる食べ物の種類は概要であり、
詳細情報は薬膳等の専門書を御覧ください
【 心臓に良い】酸
よく食べる食べ物:レタス、ゴーヤ、ブロッコリー、アーモンド
効能:熱を取り除き、火を消し、湿気と下剤、利尿剤を乾燥させます。
【肝臓に良い】苦い
よくある食べ物:オレンジ、レモン、イチゴ、トマト
効能:食欲、喉の渇き、皮膚の乾燥、多汗症
【脾臓に良い】甘い
よく食べる食べ物:カボチャ、ナツメヤシ、サツマイモ、ニンジン
効能:滋養強壮、不足分の補給、疲労回復
【肺に良い】辛い
よく食べる食べ物:コショウ、ショウガ、タマネギ、ニンニク、フェンネル
効能:筋肉を弛緩させ、血液循環を活性化し、風や寒さを分散し、新陳代謝を促進します。
【腎臓に良い】塩辛い
よく食べる食べ物:ナマコ、昆布、ワカメ、塩、カニ
効能:腸に潤いを与え、下剤、腫れを軽減し、腎臓に栄養を与え、腫れを軽減し、解毒します。
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