2024年10月25日

代謝不良の冷えた体質では〈コーヒーをいただく制限を設けること〉は必須かも

体調管理に食を考えることは大事。
お客様のなかに、
「最近、コーヒーを飲み過ぎた感じがするから、濃いコーヒーはやめるようにしたら調子がいい」
といわれました。

賢い!!

体質上で寒熱のどちらに自身が属するかを知れば、
コーヒーをいただくと身体を冷ます性質があって。
身体、特に腹部が冷えがつらいときなどはコーヒーをいただくと不調が増してしまうことがあります。

コーヒーの原材料となるコーヒー豆が採れる地域が熱帯です。
熱帯の植物をいただく場合、身体を冷やす作用として働く植物が多く、
コーヒー豆もそのひとつです。
中にはコーヒー豆を発酵させ、寒性を中和させた加工をしたものもあります。
ですが一般的に容易に私の手に入るコーヒーは自身の熱を奪いますから、
身体が虚証にて冷えがあるような傾向のときにコーヒーをいただく。
少量なら兵器でも、一杯、二杯、三杯となれば
さらに身体が冷えて危険なことになります。

身体を冷えから体調不良を得た主因が身体を冷ます性質の強い飲食物を、
気づかないまま大量にいただいていたというケース。
ねほりはほり質問を飛ばすと判明することがあるのです。
コーヒー以外にも一般的に効能が多岐にわたり健康にいいとされるフルーツも、
意外にも、身体が冷えている性質の人が寒性の強いものであれば体調不良を引き起こしてしまうことも。

ただ本人は健康になると信じて食しているため、これでまさか体調悪化しているなどとは考えません。
悪化原因を自問自答してたら、こそっとそれは影に隠れてでてこないので注意が必要です。



ちなみにこれは中医学でいうところの
「五性:寒性、涼性、平性、温性、熱性」の見方です。

身体が冷えてるときは、
身体を寒むくさせたり「寒性」
や涼やかにさせる食物「涼性」は避けましょう。
体を温める「温性」「熱性」の食べ物を意識して食べてることで
熱すぎず寒すぎずバランスがとれた健康的な<平性>にすることができます。

身体の熱が高すぎるときは、
身体を冷ます「寒性」や「涼性」の食べ物をいただくことで、
熱すぎず寒すぎずバランスがとれた健康的な<平性>にすることができます。

つまり自分の身体の状態が冷えてるか熱すぎか、そしてその強さで、
五性のうちどちらをいただくことで〈平性〉にできるかが変わります。



コーヒーは、コーヒー豆自体は涼性です。煎ることで温性に変わります。
ですから私達はコーヒー豆をそのままいただくことはないし、
一見するとホットコーヒーの温性は問題なしとなりそうです。
でも飲みすぎると交感神経を刺激し高ぶらせてエネルギーの消失量が増すこと、
そして利尿作用などの絡みでも体内を冷やす結果となります。
だから温性であっても冷えている人には、量の度を越したら大敵となります。
素直に温性だから問題ないと考えると手痛いしっぺ返しに合うため、
もうちょっと深読みする必要のある食品のひとつです。
そんなトラップがあったか〜!という感じですね。


お客様がコーヒーを飲むのを抑えるようにして調子いいと聞き、
私もこっそりコーヒーをいただく量を制限せねばと思いました。
😅
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posted by スズキ at 11:01| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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