ボウエンテクニックのトム・ボウエン氏も、この脳脊髄液の流れが正常であるかどうか、
重視していたと思われる文献がのこっております。
http://bodywise-note.seesaa.net/article/504672247.html
図解すればいいのですが、手間がかかるので割愛しますが、
脳脊髄液の流れが正常になってきた場合、
前頭骨部分が前に出っ張りだす方がおられます。
昨日のお客様は、そちらを第三の目がと申されていました。
そのような手塚治虫の【三つ目がとおる】的なものでもなくて、
本来の頭蓋構造体として正常機能できるような形態へと戻っただけです。
頭蓋骨は呼吸のリズムで、
規則的に縫合部分を境として伸び縮みすることで、
頭蓋骨全体が硬膜と軟膜の間を脳脊髄液を通過させる推動させるポンプの役割をなします。
そうした頭蓋骨ポンプが活躍するには仙骨・尾骨の前後運動が動力源となります。
仙骨・尾骨が前後運動を正常になさる動作が、頭蓋骨の裏手にある後頭骨が同期運動をさせる仕組みです。
頭蓋骨の不要なるコリがなく、縫合部分に必要不可欠な自由な動きが獲られている場合、
脳脊髄液ポンプの作用で頭蓋骨の前頭骨が前後の動き出しをなさります。
頭蓋骨の凝りが多々あるようであれば、もとより頭蓋骨の脳脊髄液ポンプ作用が機能制限があります。
そうした方であっても、丁寧に頭蓋骨部分の凝りを適正に回を積んで除去して正常化していくならば
その末に頭蓋骨の正常な脳脊髄液ポンプ機能が復活してまいります。
そしてそうなると頭蓋骨の骨相のひとつとして目立つ前頭骨のボリュームが増す方が出てきます。
私どもでは、そうなる変化の可能性は施術をするときから理解しています。
ただこの仙骨・尾骨の前後運動を起こすための腸腰筋(腸骨筋と大腰筋)の充実と正常な作動が発動の基礎となり、腸腰筋が使えてくるようになっているか、またはその修行なりトレーニングを適宜なさっておられなければなりません。
ちなみに昨日のお客様は腸腰筋の動きはバー・アスティエの優秀な先生の指導を受ける等様々勉強なさっておられました。
頭蓋骨の形状が変化して脳脊髄液を巡らせやすくなったとしても、
腸腰筋の筋力不足があれば、十分な脳脊髄液の推動作用は得られない点は注目に値します。
このようにして頭蓋骨の骨相がその方が脳脊髄液ポンプが機能しやすい本来の状態に変化定着すれば、
脳のある頭蓋骨から仙骨尾骨までつづく硬膜に沿って脳脊髄液が満たされるようになります。
それにより自律神経系統の神経及びその他神経叢を滋養して正しい活躍ができるよう図られます。
それまでは脳内に脳脊髄液ポンプが正常に働かず、脳脊髄液が脳内にたまりすぎて自身の脳を圧迫して血行を部分的に阻害することとなります。
そこは大脳新皮質のような硬膜に接触する部位に負荷をかけてしまった結果、大脳新皮質の高度な理解力や判断力、それを下にした決断力が抑制される場合が見受けられます。
そうしたシステム不良による大脳新皮質にはめられた足かせをはずせたときに、自前の力を信じられる自信をもとにした行動力の発揮がスムースに起こります。
そうなるといままでストレスフルで働いていた職場を退職したとか、より自分が活かせる仕事を見つけるために転職活動をはじめているとか、その他、いままでの自分を乗り越えるような環境面での変動をあらわされる方々が増えてまいります。
そうした方々のその後のことを聞くことがあると、大多数、自分に相応しい変化が自然に起こり始めた波に乗れたといった話をきくことができます。
人の存在感の明るさルクス数がちょっと変わったかな?
そういった見た目の変化も現れてくるようですので、環境変化の波にも乗りやすくなるんでしょうか。
私も頭蓋骨の骨相、かつて変わりました。
そうなったあとの方が、生きやすくなりましたね。それは実感します。
おおよそ脳脊髄液の流れが滞りがちであれば、自律神経系統の正常な働きがなされないため、生命活動として不足した状態であったと言えるでしょう。私の幼少期や大学をでて就職したての頃までは、まったくもってこうした不安定さがあった時期でした。肺や心臓、消化器にも影響する虚弱体質から、自分では30歳まで生きていける自信がなかったほどです。
ですが仕事で必死に施術や身体操作の勉強をし、虚弱な体にムチを打ちつつ進んできた頃。
この頭蓋骨の骨相変化に気づきました。それから施術アイデアは、単に書物やセミナーで得るにとどまらず、自分で状況判断がしやすくなったおかげによる推進力がついたように感じています。
ただたまたま私自身、身体操作の勉強と施術の実践がかみあったためグラウディングの質がよくなるに比例して、そうした脳脊髄液システムの機能がよくなることを理解することができました。
それによりたんに脳脊髄液が流れそうな頭蓋骨の骨相を持っていることは健康的な癒やしを全身に届ける基底となりますが、歩き方や立ち方の所作の良質化により満足行く脳脊髄液の流れる状態へと変化させているんですね。
そうしたところを評価できることは興味深いです。
また頭蓋骨の動き等を理解したい方には、オステオパシーの頭蓋仙骨療法のアプレジャー氏の著書等に、そのような詳細を読み溶ける解説がなされております。
科学新聞社の古書的な本にアプレジャー氏の頭蓋仙骨療法の本があるんですが、買った当時は何がなんだかわかりませんでしたが、実際に自分やお客様が変化していく姿を観続けた過程で、本の内容がわかるようになってきました。いまも、この本、売ってるのかなぁ。
私にとって、この本は最高にスピリチュアルな本でもあり、愛着があります。
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