2024年06月30日

外旋六筋のリリースの深さが増したことにより生じた変化とは?!

特殊なペンを利用することで、
外旋六筋(梨状筋、上双子筋、下双子筋、大腿方形筋、外閉鎖筋、内閉鎖筋)のリリース深度が、
このペンを利用する前と後では比較にならないほど向上しました。
それによりもちろん、その周囲の主だった筋肉群もリリースがはかどるようになった。

そのうえで数名の継続セッションで一ヶ月おきに施術を受けに来て頂いている方の
それらの外旋六筋の筋肉群や仙腸関節等の状態をモニターすると、
明らかなる恒常的変化が見受けられることが大多数。

そして最近不思議に思えたことがひとつ。

昨日のお客様は継続セッションをお受け頂いており、
以前より身体の状態をつぶさにくまなくモニターしております。
内科系のトラブルから他のお客様の100倍意識を集中して、
ちりひとつ見逃さない気合で観ております。

なので右側の腹部内奥にある大腰筋の尋常ではないコリを見逃すはずはないのだが。
理論上はそこにお客様の足首や膝内側などの脚部にあるコアのトラブルを表す予兆があらわれていたため、
問題がないわけはないと考えていました。
ですがだいぶ腹部をチェックすることにも基礎が身についてきていたにも関わらず、
そうした右大腰筋のコリは触ることができていなかった。
わたしも職人の手で、ミリ単位より細かい部位のトラブルを見つけるのが得意です。
でも左側大腰筋のコリは以前より見えておりリリース対象として、
毎回のセッションごとにリリースを深めていたのですが、
右側の大腰筋はコリは大きくは現れてこなかったのです。

それゆえにお客様に対し、腰仙関節がリリースが進み、
腸骨の前傾に歯止めがきいた生活ができていることを確認し、
私が想定していた右腹部の大腰筋の硬化があればリリースしようと考えて、

お客様に対し、何度も
私『右のお腹の奥に違和感はありませんか?』
お客様『ないです』
ちょっとしてから、
私『右のお腹の奥に違和感はありませんか?』
お客様『ないです』

と、しつこいやつだと思われそうな会話をした。

だからお客様自身、寝耳に水的な、
なんでそんなところにがっつりしたコリがはびこってるの?
と不思議に思われたことでしょう。
それはリリースを受けるお客様自身が、身体で感じた感想です。


おおよそお客様が現在、お通じがよくなるよう、最大限に工夫した食事をしていることも、
大腸の上行結腸の柔軟化に寄与しているだろう。
ただしそれだけでは説明がつかないほどの厳しい範囲で大腰筋の沈み込みが出現した。
大腸と骨のように硬さが感じられる大腰筋は大腰筋の炎症が元で
大網(だいもう)がおりて内蔵部の癒着を起こしますから、
大腸のコンディションにも影響が出ていたはずです。

そしてこちらのお客様のような状況は、
ここまで極端ではないが、他のお客様にも観られており、
それゆえ、こちらのお客様にも何らかのことがあるのではと推測が強まっていたのです。

外旋六筋が正しく柔軟性を取り戻して腰部の腰椎が正された状態が起きる。

外旋六筋の殿筋群が深部の深部まで快適な状態へと緩められることにより、
体内の腰椎を囲む左右大腰筋と左右起立筋の4本柱が腰椎を支える機能を取り戻す。
そうなったときに、横突棘筋に張り付いて現れることのできなかった右側大腰筋の沈みが浮き出し、
この度の右側大腰筋のコリの発見につながったのかもしれません。



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(骨盤部の腰骨を支える大腰筋と起立筋の4本の柱の図)

ただ、、、こういった画期的な気づきがあるときって、
いままではあっても隠されて見えなかったものが見えだしたら、
自身の身体内部にも同じかまたはそれよりもときには問題ありというときがあります。

神様が、私に、お客様のことで気づけたなら、
自分のこともしっかり気づきなさいというかのようなことが起こることが多々あります。
お客様の変化を目の当たりにすると、
私も自力で外旋六筋を、ペンを使ったレベルのリリースまで緩めたくなりますね。
posted by スズキ at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 施術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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