情報提供しているサイトもみつかります。
ですがそれは同じ経穴でも主治の内容が異なった表記方法をとられていて判断が必要になり複雑化し、
私にもわかる漢字表記の誤記などのミスが見つかることが少なくないため信頼性が担保できません。
それで多くの方が学ばれている【経穴マップ】という経穴の専門書を元にデータベース化をはかりました。
まずは表計算アプリのGoogleスプレッドシートにて経穴データを入力。
CSVデータでエクスポートし、データベース機能を持つNotionにインポートしました。
Notionでデータベースのデータとして扱えば
(並べ替え機能)で各経絡の垣根をまたいで部位ごとにまとめた表示ができますし、
(フィルター機能)で必要な検索条件を複数個も組み合わせてデータを抽出等可能。
一覧性に優れたテーブルビューという表計算のような表示も、
経穴ごとに分けられたボードビューという看板形式の表示も。
ギャラリービューで画像も扱うことができます。
複数のビューを設定して登録し、呼び出すことができます。
ビュー内の表現方法では、
必要な項目以外をビュー内の表示から隠せば見せないこともできますし、
項目(列)を並べ替えて意識に沿った並びにすることもマウスで簡単です。
※ シンプルに【経絡名】と【経穴名】の項目を表示させたビューをつくれば、
経穴の名前を暗記するときに役立つでしょう。
【単語帳作成もらくらくできます】
私は手書きで5日間かけて経穴単語カードを作りました。
ですが主治や特別な主治、備考欄は書き込めてません。
Notionでは経絡経穴単語カードを作るのも簡単です。
(☑チェックボックス)を新たに設けることで、
理解した経穴に☑とチェックして自動で非表示にすることもできます。
手書きカードでは書き込めなかった主治等も確認しての理解が確認できます。
苦手な経穴だけ表示されるため、それらのみを繰り返し見て覚えることができます。
英単語の単語カードを作って、覚えたカードは外してわからない単語だけ残す。
それと同様の学習ができます。
【頻出する読み方がわからない漢字を読み上げさせて耳で聞こう】
たとえば入力されたデータに(咳嗽=がいそう)など、
普段遣いされない用語があって読めないとき。
読み方がわからない漢字を選択し反転させて、
【読み上げる】機能を呼び出して読み方を音声で聞き取ることもできます。
たとえば(嗄声)ってどう読むか?
(させい)と読みますがど忘れしたとき便利。
読めない漢字が頻出する経穴勉強には意外と役立ちます。
【実際に使ってみると】
具体的にフィルター機能や並べ替え機能を使ってみましょう。
たとえば主治に(咳嗽)を含む経穴を調べたければ、
フィルター機能で(咳嗽)を含む設定を走らせれば、
各経絡にまたがり36経穴と抽出結果が返されます。
36経穴がどの部位に分布するものかを知りたければ、
部位項目で並べ替え機能を使えば、主だって上胸部に分布しているとわかります。
36経穴がどの経絡に多く分布するかを見たければ、
経絡項目で並べ替え機能を使えば、肺経に多く分布しているとわかります。
手書き単語カードでこうした抽出をするには作業時間が膨大にかかります。
Notionでは設定操作が慣れれば1分前後です。
Googleスプレッドシートでも、これらの設定操作ができないわけではないが、
Notionのほうがあきらかに直感的かつ効率よく情報を扱うことができます。
フィルター機能や並べ替えを駆使すれば複雑な条件設定もサクサクといった感じ。
調べるのがたのしくなってきます。
こうしたすべての経穴の全体像の把握は、利用の初歩段階です。
運用に際して各経穴の理解を他の専門書などを参考に肉付けして深める必要があります。
だからNotionでデータとして扱ってよろこんでいるということに、
眉をひそめられることもあるでしょう。
ただひとまず自分がいま立つ場所を見据えて、
一歩ずつゴールに向かって歩き続けることができることです。
ひとまずは他との競争はペンディングして、
昨日の自分より今の自分がひとつ賢くなることに注力することが正解だと思います。
各お客様の施術前に、以前のお客様の特徴を想起してどの経穴へアプローチするか。
それをNotion中のデータベース化した経穴シートで調べるようにしてみました。
いままで私の脳で主要経穴の100前後の経穴の注目にとどめていたところが、
400前後の経穴全体を総チェックして該当経穴が出力されるように変わりました。
Notionでくまなく抽出された経穴データを元にし経絡を眺めるようにすると、
新たな興味深い考察も生まれるようになり施術に役立ちました。
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