昨日、施術中にお客様から、
『お腹、温めてます』というお話を聞きました。
私も、500mlのペットボトル2本にお湯を入れたものを
ダウンジャケットの左右のポケットにいれてお腹を温めてます。
お腹を温めること。
中医学でいえば、病が最奥にいたるという最奥がお腹の五臓六腑の本体。
こちらが代謝不足で血流が悪くなると対象臓器が弱ってくる。
そこからしばらくすると発症というように進行するので、
そうならない未病のうちに温めておこうという試みです。
温めたお湯がダウンジャケット内を適度にあたためてくれて、
暖房を使わなくてもあったかに過ごせることもメリットです。
私がペットボトルで熱をというと、
お客様がペットボトルで温灸をする女性の鍼灸師がいて本もたくさんだしておられ、
とおっしゃっておられました。
その先生のお名前をうかがっても存じ上げない先生でしたが、
ペットボトル温灸の既存出版物があることは知っており図書館で予約していたんですが。
まさにその先生のことをお客様が話してくれていたんだなって、
後に予約本を確認して気づきました。
まさに情報通な方だと、つくづく感心しました。
それともうひとつ。
丹田部分に1キログラムの重しを置くことで、
ここを基点に私は動くよう精進しますというマーキング。
1キログラムの重しがあると動くときに『どすっ』ときます。
気功をなさる方々は、呼吸法をもとに下腹部を膨らませてボリューム感をだし、
そちらに『真人(しんじん)』という仮想の生命を宿す修行があります。
布袋さんなどもそういった修練の末に、あのお腹ができたのかもしれませんね。
『真人(しんじん)』を丁寧に居心地良いように暮らさせるよう工夫すると、
腰裏を伸ばして骨盤底筋の上に乗せることでいごこちよい環境をあたえるたくなります。
もし腰椎という腰骨を腹側に押し付ければ、
真人は硬い腰骨でぐいぐいと攻撃されている感じでいごこちが悪いので、
そうさせないやさしさをもちます。
それがまた大腰筋の活性化を促し、
自身の腰痛を起こさせないような姿勢にもなっているのです。
また、私は持っておりませんが、
臍にお灸というのは中国でも健康法としてひろく取り入れられ、
実践されていることなんです。
それなのでポピュラーな専用器具が多数アマゾンにて見つけることができます。
たとえば、、、伝統的なモグサを使うものもありますが電気じかけの小型のカイロのようなものまで。
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