【お知らせ】
明後日の2月9日(金)20:00に、
2月の予約表更新をいたします。
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詳細は以下URLをごらんください。
http://bodywise-note.seesaa.net/article/502286983.html
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ここからが本題。
姿勢を正すアプローチポイントは、
インドのアーユルヴェーダと
中医学の経穴と違わないところがたのしい。
姿勢を正すために必要なアプローチポイントがあります。
クリカティカ・マルマ
そういわれてもピンとくるひとも少ないと思います。
首と頭部の間となる関節の名称です。
『アーユルヴェーダとマルマ療法』という本に解説してあります。
【クリカティカ・マルマ】の制御としては、
『体の姿勢、頭の血行、脳の安らぎと潤滑、
背中と首をまっすぐに保っている上向きに動く風、
そして潜在意識を制御。』
対して
ちょうどクリカティカ・マルマと同位置にある経穴を調べ該当するものといえば、
■ 少陽胆経の【風池】 に当たります。
この経穴の主治は、
『側頭部頭痛、めまい、眼・鼻の疾患、耳鳴、
頸部筋肉痛、感冒、発熱、片麻痺、肩こり、背部痛』
となります。
風池部分にある僧帽筋の上端腱部の凝りが進む場合、
熱も痛みもあまり感じることがない状態に陥ります。
そうして左右の一方または両方の風池箇所が片麻痺か麻痺と言い得る
感覚神経の感受性を失った状態となれば、
姿勢を正すことができなくなります。
アーユルヴェーダのマルマ療法のマルマの制御と経穴の主治との関係性と、
それぞれの見方や捉え方が異なる点が興味深いですよね。
それぞれ同じものを見ても、異なる改善ポイントを抽出なさります。
どちらも正解ということができます。
ただケース・バイ・ケースで、両方を頭に入れておいて、
状況によってどちらの解釈をもって判断するかを臨機応変にできると理想的。
個人的には、同じ身体の箇所を別々の療法でどういった解釈をするのか、
それを調べるのが好きですね。
いろいろと勉強になりますし、気付きが増すんです。
ここで実験です。
右側風池と左側風池を、熱くはあるが熱すぎない程度に加熱します。
すると正常な状態であれば、やや熱いが心地よさを感じます。
それがやや関節のずれを生じて血行が悪化していると、
「あちていぃ、いてて、あちちっ!」とさわぎになります。
それがしばらく熱さに悶絶していたら、
徐々に熱さが引いてきて不快じゃなくなってきます。
硬直して骨っぽくこわばった僧帽筋上端腱部がほどけて、
正常程度の血流がそのエリアに戻ってきたことを示します。
それが関節のずれやつまりが進行して血行の悪化が著しいと、
さほどの熱さも感じることがありません。
これは熱くないからほっと胸をなでおろす感じですが、
実際にはそのような熱感の感受性を失っている側の起立筋は
つねに過緊張となって張り続けています。
放置しておくことはお勧めできません。
それはこのような状態が長期に渡れば、
その部位にあるコリの硬さが進行して、
頭部と頚部の間の関節のズレが大きさを増し、
脊髄神経のとおりに強く悪影響を与えてますから。
ただこうした場合も、丁寧に風池部分に熱を与え、
その部位の組織に軟部組織状態が戻ってきたとき。
「あちていぃ、いてて、あちちっ!」とさわぎになります。
さっきまでは熱もまったく感じなかったので油断してたら、
激熱にびっくりです。
でも、そうなることで正しい姿勢を、
ほんとうにキープしやすくなります。
ですが施術の場では、
ここまで麻痺した部位に熱を丁寧に注ぎ続けることは難しいこともあります。
というのも、
「あちていぃ、いてて、あちちっ!」とさわぎになります。
それが起こる下地にどういったダメージが内在しているか、
それを施術者はわかっているもので改善過程とわかっていたとしても、
お客様には、大抵の場合、そんなことをすんなり信じていただけるものではありません。
つまり皮膚の表面部分に熱が通っても、それはあまり意味も少ないもので、
その下に位置する関節をガチガチにしている腱の骨のように化けた組織に熱を注いで、
そこが本来の軟部組織へと質的転換を起こすのが目的。
そこができれば、すっっと正しい姿勢ができますから。
でも、まじめに熱い!
それは私は、私自身にそれをやってみて激熱を実感していますから知ってます。
おそらく他人にこれをされたら、うらむでしょう。
だって、熱さがしんどすぎて涙が出ましたから。
正常な他の身体の部分に当てても、ちょっと熱いかな程度ですが、
患うとそんなこと信じられないという熱さなんです。
感じ取れ方が、すさまじい。
ただ、これが【クリカティカ・マルマ】の制御で期待できる、
『体の姿勢、頭の血行、脳の安らぎと潤滑、〜
などのネガティブな状態が改善するなら、まぁ、納得感はある。
認知機能が低下した多くの方々に、
クリカティカ・マルマに強い硬結を見つけることができます。
そこを脱せられるならば〜!!
そんな気持ちで気合い入れてケアする場所もあるんですよね。
最後に補足です。
一般の方がこの風池・クリカティカ・マルマの部分を
かってに刺激を加えすぎるとよくありません。
というのも、この腱の部分にはちょうどよい張りは必須ですが、
熱を与えすぎてしまえば過剰に腱が緩み過ぎてしまうことに。
それで適正に頭部を支えられなくなり、
正しい姿勢は新たな崩壊の状態を迎える危険が出てまいります。
そういった斟酌や判断は、難しいところですよね。
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