「なんと!?首の裏側の筋肉が緩むまで、そんなに時間かかってるの。時間がかかりすぎじゃない?」
そのようなツッコミが入りそうですね。
ですがそうした施術の進行はそれぞれのお体に沿った形で次にどう繋げるうかという具体的な
手や足を置いて登り続けるクライマーのようなものです。
それをたとえれば、
(1)低い山を登る方
(2)10合目まである高い山を1合目で満足できる方
(3)10合目まであるなら10合目まで登ろうとする方
【(1)低い山を登る方 】はゴールが近くて、
自分の身体の内部感覚は最良の身体活動ができる条件と大きな食い違いがありません
そういったケースでは、早々に改善を定着させますし、部分のトリガーポイントのリリースで十分対応できます。
ですからそういったときは、筋膜リリースを意図するマッサージをせずに、
オステオパシー系の手技のカウンターストレインやマッスルエナジーテクニック、靭帯性関節ストレインによる対応でいい。
それで「おぉ〜、すごい」といった様子が身体の(常態)へと変わります。
それは一時的な変化ではなく、そのままいい状態にいつづけられるという常態化が図られるのです。
結果的に、そのような対応のほうがお客様にとって経済性も高くよろこばれるところです。
【(2)10合目まである高い山を1合目で満足できる方】は、
自身の身体状況が適切に把握できていないことが多いように感じます。
施術をする先生によっては、私のように当初に10合目までのゴールを告げれば、
お客様にとって脅された感じを持たれるのを防ぎたいという理由と、
お客様自身が自分がそこまでたどりつけるか大きな大きな不安を持って動けなくなってほしくないためと、
自分の体が快適とはいえない地点にアンカーを降ろされて動けなくなることを避ける理由。
施術者の言葉で苫米地英人氏がいうようなコンフォートゾーンから外に出されることは避けるべきです。
施術を継続的なセッションとしてお受けいただけている方に対しては
リリースが終わってから具体的な問題点をお伝えする事が多くあります。
そうなるとゴール設定が適切に定まらず、近場の変化で落ち着くようなときもあるようです。
【(3)10合目まであるなら10合目まで登ろうとする方】です。
お身体の状態として、いくつもの壁が立ちはだかるため、
苦難の末にたどり着けるのが10合目の頂点です。
または10合目付近までお越しになられてから周囲を高いところから見回すことができるときです。
上述した2年間施術をお受けいただけましたし、
施術にとどまらず同時並行でご自身のちからで<ずんずん上へとよじ登る様子>を見せていただいておりました。
安心してがんばりを魅せていただきましたし、私も高みに登らねばと触発されるほどです。
そこで首の柔らかさの一声に様々な感慨を持って
「やりましたー!すごいですね」と私は文字通り拍手しておりました。
お客様は、いまだから初期段階の状況を振り返って「こんなに普通の人の首ってやわらかいんですね!」
とおっしゃられたのでしょう。
転んでもただでは起きないと自称なさるお客様ですから、
身体の改善プロセスを実体験なされたことからも、
あのときといまとの違いを手で触って感じ取られ、
これが実はさらなるすばらしい高みもあると知る序章に変わることもあるかもしれません。
たくさんのセルフワークグッズを有効活用して、
自身の身体の変化を促された有効な運動を踏まえつつ。
自分史は、自分で書き換えられます。
過去から現在、そして過去の継続から生きやすいならばそのままでもいい。
ですがもし気に入らない点があるなら、どうせならば。
どうしたら自分史を書き換えることができるでしょう?
そんな案件を考え深堀りしていきます。
過去の延長線上に乗る変化程度なら負担は少ないけど、
過去の延長線から大幅に変わるような変革レベルなら。
自然と現場の自分がいたら過去からの変化のままをつらぬく恒常性に支配されます。
そこに深く定着している自身を引っ剥がすには、
ときとして悩みの解決よりいったんすべてをがちゃんと破壊しちゃらにしてからじゃないと
すっきりした自分の根っこに根ざした選択枝が見えてこないようです。
自分の中の記憶をがちゃんとしていくと、
新たな展開を生むこれからの自身のエピソードを受け入れやすいもの。
こちらのお客様は
「まず具体的な体へ感情のこりがこびりついた気持ちのところをがちゃんと壊していこう。
そうするから未来が実は得られるようにもなるのではないか?!」
そういった信念をもって、この二年。
つらぬかれてきましたね〜。
施術をするものとしては、そういった変化過程を通って落ち着いて願いを定着するひともいます。
確かに、おられるのです。
ですが眼の前のお客様が絶対にそうであるかは施術を進めて結果が出るまではわからないのです。
そんな有り様ですから自分勝手な想像で甘言をもって語るのは潔しとできるものではありません。。。
基本、営業ベタと同業者の有人からもいわれる所以です。。。
ゆえに、お客様ご自身の突破力で振り切った姿に、
私自身が勇気づけられました。
多くのお客様から同様な勇気づけをいただきます。
私自身が自分史を思うがままに書き換える勇気です。
多謝です!
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