図解 経絡と解剖学
【内容】
ツボがわかる! 伝統中国医学の経絡をわかりやすいイラストで解説する“超”実践書
伝統中国医学の経絡を現代医学との共通言語で解説.著者自身が描いたイラストで,日常的によく使われる経穴(ツボ)の位置と経絡の流れを解剖学的にわかりやすく解説.鍼灸師,あん摩マッサージ指圧師はもちろん,医師やメディカルスタッフ, ヨガやスポーツ,マッサージなど,身体ケアに携わる人にも役立つボディケア・マニュアル.臨床や施術などの実践はもちろん.これから伝統中国医学を学ぼうとする学生のテキストとしても有用な実践書.
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(私見ですが・・・)
経絡や経穴を、いままでの専門書とは違ったアナトミー・トレインや経筋などからの視点をもって、
イラストでわかりやすい解説がしてあるという感じを受けました。
私が中医学を学び始めのとき、
この本のイラストはスッキリ見やすく印象がいい感じ。
筋肉と経絡の位置関係がひとめで見て取れるイラストが、すばらしい!!
中医学を学びはじめの方には親しめるような附帯知識が多数載せてあります。
立ち位置として、経筋など著者の先生が思い入れが高い箇所を詳説してあるように感じられました。
ただ古典からの原文引用があるのですが、
そこは、初学者にはとっつきにくさからハードルが高く感じそうだと思えたのですが。。。
故に、おそらく読者対象が専門的な勉強が進んだ方々にも向けてあるんですよ、というスタンスなのでしょうか。
そして各経絡の代表的な経穴が一部詳細に解説されています。
ただそれは代表から漏れる経穴の多くはまったく解説していないというわけで、
その点について納得がいかないと、私の知り合いの先生は仰っておられました。
経穴の全体を網羅するのは他の専門書にまかせて、本書では独自路線を進もうという割り切りを感じ、
そこは個人的には評価の高いところ。
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