ありがとうございます!!
つわりが大変でしたとおっしゃられていましたが、
安定期の今日は肩や腰のこりはあってもその他は元気そうで。
そのお顔をみて、うれしさを覚えたセッションでした。
東洋医学では食物を(酸、苦、甘、辛、塩辛い)の五つの味に分類します。
酸っぱいものは肝臓。
苦いものは心臓。
甘いものは脾臓。
ピリ辛のものは肺臓。
塩辛いものは腎臓。
それぞれを丈夫にします。
たとえば、
妊娠したら、急に食べ物の好みが変って、
すっぱいものが食べたくなったということがあります。
肝臓の機能をアップさせなければならない生理的な欲求が起きれば、
本能的に酸っぱい(すっぱい)食べ物を選んで食べたくなります。
妊娠中は母体自身の血液を胎児にわけるので、
血液の蔵(蔵血作用)となる肝臓から血を多くそちらへと配達させる必要があります。
肝機能を強化させるためにすっぱいものを食べて血のスムースな疏泄をうながします。
肝臓に血が十分満ちても、肝の血を必要な器官や組織に送り届ける機能が停滞すれば。。。
妊娠中に胎児の栄養として配分すべき血が停滞したら、
胎児の成長に発育の異常が生じてしまうことになります。
そこは、後々を考えれば絶対に避けて通りたいものです。
だからそうならないよう肝の疏泄作用を正常に働かせるため
すっぱいものが食べたくなってきます。
すっぱいものを食べることで肝機能を高い位置に保っているのです。
なので妊娠中にすっぱいものを摂りたいのは肝機能を高め
疏泄作用を正常機能させて胎児に血液を送るためです。
胎児を体内で育てるという劇的状況変化が妊娠中におきています。
だから食べたいものが変ったとか、
いつもなら食べられていたものが受け付けられなくなったとかがでてきますし、
それらはこのような肝機能を上げたいからすっぱいものが食べたくなるという理と同様に、
肝臓を含めた心臓・腎臓・肺臓・脾臓の五臓、それぞれの生理作用を理解していれば、
どの臓器の機能を高めたいといった理由が裏に隠れていることが見いだせるでしょう。
ただ食べたい食べられないといった味覚の急な変化は妊娠中に限ったものではありません。
そこで、その方がどのような食生活において味覚上
すっぱい・あまい・にがい・からい・しおからいのどこかに偏っていれば、
対応する臓器の機能を特別に促進させなければならない理由が隠れている。
そういったケースを読み解くこともできるわけです。
各人にあった薬膳を振る舞うときは、
それぞれの五臓の状態を把握したうえですっぱい・あまい等の五味から食材を選択します。
そうすることで個人に最適な臓器を丈夫に変える目的が達成することができるのですね。
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